JP2005101504A - レーザ装置 - Google Patents

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泰造 江野
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Abstract

【課題】
発光手段の偏光状態に拘らず、又複数の発光素子を具備する発光手段に於いても、又波長の異なる複数のレーザ光線を発する発光素子を具備する発光手段に於いても、確実に而も高精度に射出されるレーザ光線の定出力制御を行えるレーザ装置を提供する。
【解決手段】
レーザ光線5を分割して得られるモニタ光6を基にレーザ発振器1の出力を制御するレーザ装置に於いて、レーザ光線を発する発光手段11と、前記レーザ光線の光路に配設され該レーザ光線の一部をモニタ光として反射する光束分割手段3と、前記モニタ光を受光する受光手段4を具備し、前記光束分割手段は前記レーザ光線に対して入射したレーザ光線の偏光状態に拘らず反射率が略一定となる入射角の反射面を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明はレーザ装置、特にレーザ出力制御を行うレーザ装置に関するものである。
図13によりレーザの出力制御を行っている従来のレーザ装置について概略を説明する。
図13中、1はレーザ発振器、2は電源、制御部を含む駆動装置、3は光束分割手段、4は前記光束分割手段3に対向して設けられた受光器である。
前記レーザ発振器1から出力されるレーザ光線5の光路中に前記光束分割手段3が45゜の反射面を持つ様に配設され、該光束分割手段3は前記レーザ光線5の一部、例えば2%〜5%を反射し、該レーザ光線5の大部分を透過する。前記受光器4は前記光束分割手段3で反射された反射光6(以下モニタ光6)を受光し、受光強度信号として前記駆動装置2に入力する。
該駆動装置2は前記モニタ光6の光強度が一定となる様に前記レーザ発振器1を定出力制御(APC:Auto power control)する。
図14は前記レーザ発振器1が半導体レーザ励起固体レーザである場合を示している。図14中、図13中で示したものと同一のものには同符号を付してある。又、図14で示すレーザ発振器1は、半導体レーザからのレーザ光線の周波数を変換する内部共振型SHG方式のLD励起固体レーザである。
図14中、8は発光部、9は光共振部である。前記発光部8は発光手段としてLD発光器11、集光レンズ12を具備し、更に前記光共振部9は第1の誘電体反射膜13が形成されたレーザ結晶14、非線形光学媒質(NLO)15、第2の誘電体反射膜16が形成された凹面鏡17を具備している。前記光共振部9に於いてレーザ光線でポンピングし、共振、増幅して出力している。尚、前記レーザ結晶14としては、Nd:YVO4 、前記非線形光学媒質15としてはKTP(KTiOPO4 :リン酸チタニルカリウム)が挙げられる。
前記LD発光器11は、例えば励起光として波長809nmの直線偏光のレーザ光線を射出する為のものであり、発光素子として半導体レーザ11aが使用されている。尚、レーザ発光手段は半導体レーザに限ることなく、レーザ光線を生じさせることができれば、何れのレーザ発光手段をも採用することができる。
前記レーザ結晶14は光の増幅を行う為のものである。該レーザ結晶14には、発振線が1064nmのNd:YVO4 が使用される。その他、Nd3+イオンをドープしたYAG(イットリウム アルミニウム ガーネット)等が採用され、YAGは、946nm、1064nm、1319nm等の発振線を有している。又、発振線が700〜900nmのTi(Sapphire)等を使用することもできる。
前記第1の誘電体反射膜13は、前記LD発光器11からのレーザ光線に対して高透過であり、且つ前記レーザ結晶14の発振波(基本波)に対して高反射であると共に、波長変換光、例えば第2次高調波(SHG:SECOND HARMONIC GENERATION)に対しても高反射となっている。
前記凹面鏡17は、前記レーザ結晶14に対向する様に構成されており、前記凹面鏡17の前記レーザ結晶14側は、適宜の半径を有する凹球面鏡の形状に加工されており、前記第2の誘電体反射膜16が形成されている。該第2の誘電体反射膜16は、前記レーザ結晶14の発振波(基本波)に対して高反射であり、SHGに対して高透過となっている。
上述した様に、前記レーザ結晶14の前記第1の誘電体反射膜13と、前記凹面鏡17の前記第2の誘電体反射膜16とを組合わせ、前記LD発光器11からのレーザ光線を前記集光レンズ12を介して前記レーザ結晶14をポンピングさせると、該レーザ結晶14の前記第1の誘電体反射膜13と、前記第2の誘電体反射膜16との間で光が往復し、光を長時間閉込めることができるので、光を共振させて増幅させることができる。
前記レーザ結晶14の前記第1の誘電体反射膜13と、前記凹面鏡17とから構成された光共振器内に前記非線形光学媒質15が挿入されている。該非線形光学媒質15にレーザ光線の様に強力なコヒーレント光が入射すると、光周波数を2倍にする第2次高調波(SHG)が発生する。該第2次高調波(SHG)の発生は、SECOND HARMONIC GENERATIONと呼ばれている。従って、前記レーザ発振器1からは、波長532nmのレーザ光線が射出される。
前記したレーザ発振器1は前記非線形光学媒質(以下波長変換素子)15を、前記レーザ結晶14と前記凹面鏡17とから構成された光共振器内に挿入しているので、内部型SHGと呼ばれており、変換出力は、励起光電力の2乗に比例するので、光共振器内の大きな光強度を直接利用できるという効果がある。
図14で示した固体レーザ装置に於いて、前記波長変換素子15で発生した第2次高調波(以下波長変換光)は前記波長変換素子15の前記凹面鏡17側の端面、及び前記レーザ結晶14側の端面の両方から射出される。前記凹面鏡17側の端面から射出された波長変換光は、直接前記第2の誘電体反射膜16、前記凹面鏡17を透過して射出される。又、前記レーザ結晶14側から射出された波長変換光は前記レーザ結晶14を透過して前記第1の誘電体反射膜13で反射され、前記波長変換素子15、前記第2の誘電体反射膜16、前記凹面鏡17を透過して射出される。
前記レーザ結晶14には波長板作用があり、前記波長変換光が前記レーザ結晶14を透過することで、偏光面が回転し楕円偏光となる。従って、前記凹面鏡17から射出される波長変換光は、楕円偏光成分、即ちP直線偏光、S直線偏光の両直線偏光成分を含むレーザ光線となる。
P直線偏光、S直線偏光はそれぞれ反射面に対する入射角度により反射率が変化するという特性を持っている。図15は、P直線偏光、S直線偏光の入射角の変化に対応した反射率の変化を示している。図15から、P直線偏光、S直線偏光共に入射角が0から略10°迄は反射率が略一定であり、S直線偏光については入射角が90°迄漸次増加し、P直線偏光については約56°迄反射率が減少し、約56°で反射率が略0となり、以降90°迄増加し、入射角90°でS直線偏光と反射率が一致する。
又、図16に示される様に、反射面に反射防止膜(ARコート)を施した場合、成膜した反射防止膜の反射抑止波長λ1 が、対象波長λ0 よりずれた場合P直線偏光とS直線偏光とでは反射率の相違が生じ、反射率の相違はずれ量に対応して増大してくる。
又、P直線偏光成分、S直線偏光成分の割合は、前記レーザ発振器1の温度によって変化する。従って、光路に対して45°に配設されている前記光束分割手段3で反射されるレーザ光線は、出力されるレーザ光線5の光強度が一定であっても、P直線偏光成分、S直線偏光成分の割合の変動により、モニタ光6の光強度が変動することになる。例えば、入射角56°の近傍ではP偏光成分は殆ど反射されず、受光されるのはS偏光のみとなり、実際のレーザ光線の強度は検出し得ない。この為、高い精度で定出力制御を行えないという問題があった。
又、複数の半導体レーザ11aを具備した発光手段に於いて、定出力制御を行う場合、個々の半導体レーザ11aの定出力制御を行うことは困難であるので、全体の定出力制御を行うことになる。特に、半導体レーザ11aを列、或はマトリックス状に配列した半導体レーザアレイでは、個々の半導体レーザ11aを独立して発光させることはできず、個々の半導体レーザ11aを定出力制御することはできない。この為、個々の半導体レーザ11aの個々の出力変動、P直線偏光成分、S直線偏光成分の割合を監視することは困難であり、上記した光束分割手段3によりモニタ光6を得て、レーザ発振器1の出力制御を行うことは困難であり、又精度が悪いという問題がある。従って、従来では定電流制御を行うに止まっている。
更に又、波長の異なる(色の異なる)レーザ光線を発する複数の半導体レーザ11aを具備した発光手段を用いる場合に於いて、前記光束分割手段3での光損失を抑制する為、該光束分割手段3の反射面に反射防止膜を形成する場合、複数の波長に対する反射防止膜の形成は困難であり、又高価なものとなる。尚、適正な反射防止膜を形成しても2%以下の反射率はあり、モニタ光6の光量としては充分である。
特開平9−258280号
本発明は斯かる実情に鑑み、発光手段の偏光状態に拘らず、又複数の発光素子を具備する発光手段に於いても、又波長の異なる複数のレーザ光線を発する発光素子を具備する発光手段に於いても、確実に而も高精度に射出されるレーザ光線の定出力制御を行える様にするものである。
本発明は、レーザ光線を分割して得られるモニタ光を基にレーザ発振器の出力を制御するレーザ装置に於いて、レーザ光線を発する発光手段と、前記レーザ光線の光路に配設され該レーザ光線の一部をモニタ光として反射する光束分割手段と、前記モニタ光を受光する受光手段を具備し、前記光束分割手段は前記レーザ光線に対して入射したレーザ光線の偏光状態に拘らず反射率が略一定となる入射角の反射面を有するレーザ装置に係り、又前記入射角は約10°以下であるレーザ装置に係り、又前記発光手段が、半導体レーザ励起固体レーザを有するレーザ装置に係り、又前記発光手段が、複数の半導体レーザ励起固体レーザを有するレーザ装置に係り、又複数の半導体レーザは複数の波長の異なるレーザ光線を発するレーザ装置に係り、又前記発光手段を収納するケースを具備し、前記光束分割手段は前記ケースのレーザ光線照射窓に設けられた透明部材であるレーザ装置に係るものである。
又本発明は、前記光束分割手段からの前記モニタ光を前記受光手段に導く導光光学手段を具備するレーザ装置に係り、又前記光束分割手段は、入射角が10°以下になる様設けられたファイバ端面であるレーザ装置に係るものである。
又本発明は、前記導光光学手段は導光ファイバであるレーザ装置に係り、又前記導光ファイバに反射鏡を介してモニタ光が入射される様にしたレーザ装置に係り、更に又前記導光ファイバの端面内面に先端周面からモニタ光が入射する様にしたレーザ装置に係るものである。
本発明によれば、レーザ光線を分割して得られるモニタ光を基にレーザ発振器の出力を制御するレーザ装置に於いて、レーザ光線を発する発光手段と、前記レーザ光線の光路に配設され該レーザ光線の一部をモニタ光として反射する光束分割手段と、前記モニタ光を受光する受光手段を具備し、前記光束分割手段は前記レーザ光線に対して入射したレーザ光線の偏光状態に拘らず反射率が略一定となる入射角の反射面を有するので、照射されるレーザ光線の偏光状態が変動してもモニタ光は照射される光強度を正確に反映し、精度の高い出力制御を行うことが可能となる。
又、本発明によれば、前記光束分割手段の反射面をレーザ光線に対し前記入射角に設定すると、反射率は波長に対しても変化しないので、波長の異なる複数のレーザ光線を発する発光素子を具備する発光手段に於いても、確実に而も高精度に射出されるレーザ光線の定出力制御を行うことができる。
又、本発明によれば、前記導光光学手段は導光ファイバであるので、受光器の配設位置の自由度が向上し、モジュールの小型化が図れる等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1、図2に於いて、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1中、図13中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
レーザ発振器1が発するレーザ光線5の光路上に光束分割手段3を配設する。該光束分割手段3は、前記レーザ光線5が反射面に略10°以内の角度で入射する様に、設けられている。前記光束分割手段3に対向して設けられ、前記光束分割手段3からの反射光を受光する受光器(受光手段)4が設けられている。
図15に見られる様に、反射面に対してレーザ光線が略10°以内の入射角で入射した場合、反射率はP直線偏光、S直線偏光共に一定である。更に、本発明者は、レーザ光線が略10°以内の入射角で入射した場合、波長に拘らずP直線偏光、S直線偏光共に反射率が一定であることも確認している。
本発明は、このレーザ光線の反射特性を利用したものである。
即ち、前記光束分割手段3の反射面にレーザ光線5が略10°以内の角度で入射する様になっているので、該レーザ光線5の偏光状態が変動し、P直線偏光成分、S直線偏光成分の割合が変化したとしても、P直線偏光、S直線偏光のそれぞれの反射率は変化しないので、前記光束分割手段3で反射されるレーザ光線、即ちモニタ光6は常に前記レーザ光線5の光強度を正確に反映するものとなる。
従って、駆動装置2は、受光器4から入力される受光信号を基に該受光器4の受光強度が一定となる様に前記レーザ発振器1の出力を制御することで、レーザ発振器1を高精度で定出力制御することができる。
尚、前記光束分割手段3は、前記レーザ光線5を僅かに反射できればよいので、例えば前記レーザ発振器1等を収納する筐体のレーザ光線射出窓を閉塞する為に設けられた透明部材、例えばガラスを利用してもよい。射出窓のガラスを前記レーザ光線5に対して約10°以下に傾けて取付け、ガラスからの反射光をモニタ光6として利用してもよい。
図3は図14で示した半導体レーザ励起固体レーザに本発明を実施した第2の実施の形態を示している。図3中、図14中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
図3で示すレーザ発振器1は、半導体レーザからのレーザ光線の周波数を変換する内部共振型SHG方式のLD励起固体レーザであり、LD発光器11から発せられた励起光がレーザ結晶14で基本光に変換され、更に基本光が非線形光学媒質15で第2次高調波に波長変換される。
前記LD発光器11、前記レーザ結晶14、前記非線形光学媒質15、凹面鏡17等は一体化されたレーザ発振器1として構成され、電子冷却素子(TEC)等の冷却器19に設置される。
駆動装置2は入出力部21を介して前記LD発光器11、前記冷却器19を駆動制御可能であり、前記LD発光器11、前記第1の誘電体反射膜13、前記非線形光学媒質15の温度を検出する温度センサ22が設けられ、該温度センサ22及び受光器4は前記入出力部21を介して前記駆動装置2に接続されている。
尚、図3中、23は凹面鏡17に対向して設けられたフィルタであり、該フィルタ23は前記レーザ発振器1から漏れ出る不要な励起光や基本波等の赤外光をカットし、SHG光のみを出射させる。
前記レーザ発振器1、前記入出力部21、前記冷却器19は密閉、好ましくは液密となっているケース24に収納され、モジュール化される。該ケース24のレーザ光線射出窓には光束分割手段3が光路に対して約10°以下の角度を有する様に設けられ、前記光束分割手段3で反射されたモニタ光6が前記受光器4に入射する様になっている。
半導体レーザ11aから射出された励起光は、前記レーザ結晶14により基本光に変換され、更に前記非線形光学媒質15で波長変換され波長変換光が発生する。波長変換光の一部は、前記非線形光学媒質15の第2の誘電体反射膜16側の端面から直接該第2の誘電体反射膜16を経て照射されるが、波長変換光の残りは前記レーザ結晶14を透過し、第1の誘電体反射膜13で反射され、前記非線形光学媒質15を透過して前記第2の誘電体反射膜16を経て照射される。前記レーザ結晶14には波長板作用があるので、波長変換光の残りが前記レーザ結晶14を透過することで、射出される波長変換光の残りはP直線偏光成分、S直線偏光成分を含む楕円偏光となる。
前記レーザ発振器1から射出される波長変換光(レーザ光線5)の一部は前記光束分割手段3により反射され、該光束分割手段3で反射された前記モニタ光6は前記受光器4で受光され、受光信号が前記入出力部21を介して前記駆動装置2に送出される。該駆動装置2は受光信号を基に前記入出力部21を介して前記LD発光器11の出力を制御する。又、前記LD発光器11、前記レーザ結晶14、前記非線形光学媒質15の温度は前記温度センサ22により検出され、該温度センサ22の検出温度に基づき前記冷却器19が前記入出力部21を介して駆動制御され、前記LD発光器11、前記レーザ結晶14、前記非線形光学媒質15が所定温度に維持される様に冷却される。
前記レーザ光線5は楕円偏光となっており、又前記レーザ結晶14の波長板作用は該レーザ結晶14の温度によって変化するので、前記レーザ光線5のP直線偏光成分、S直線偏光成分の割合も変化する。
前記光束分割手段3の反射面は前記レーザ光線5に対して約10°以下の傾きを有しているので、前記光束分割手段3の反射率はP直線偏光、S直線偏光に対して一定であり、前記光束分割手段3で反射される前記モニタ光6は前記レーザ光線5の光強度を正確に反映したものとなる。従って、前記駆動装置2は前記レーザ発振器1を定出力制御により精度よく駆動することができる。
図4は第3の実施の形態を示しており、該第3の実施の形態ではLD発光器11が複数の半導体レーザ11aを直線的或はマトリックス状に有し、更に各半導体レーザ11aに対応するレーザ結晶14と非線形光学媒質15を一体化し、前記レーザ結晶14の端面に第1の誘電体反射膜13を形成し、前記非線形光学媒質15の端面に第2の誘電体反射膜16を形成し、レーザ発振器1をチップ化したものを直線的或はマトリックス状に配列して波長変換部25を構成したものである。
個々の前記半導体レーザ11aから発せられる励起光は円柱状のコリメートレンズ26により略平行光束とされ、前記波長変換部25に入射され、波長変換され、更にコリメートレンズ27により1本のレーザ光線5′に束ねられ、光ファイバ等の導光手段28に入射される。前記レーザ光線5′が入射する様に光束分割手段3が設けられ、該光束分割手段3は全ての前記レーザ光線5′に対して約10°以下の入射角となる様に設置される。
尚、個々の前記半導体レーザ11aは同一波長のレーザ光線を発するものでもよく、或は波長の異なるレーザ光線を発するものでもよい。波長の異なる半導体レーザ11aを用いる場合、半導体レーザ11aの点滅により、種々の色のレーザ光線を照射することができ、本発明を投影機等の光源に対しても実施可能となる。
図4で示される第3の実施の形態は、比較的高いレーザ光線強度を要求する場合、例えばレーザ手術装置の様な医療機械に実施される。複数のレーザ光線5が束ねられて使用される様な場合、個々のレーザ光線について定出力制御するよりは束ねられたレーザ光線5′の総合出力の定出力制御を実施することが好ましい。
前記光束分割手段3で反射されたモニタ光6は、個々のレーザ光線5の偏光状態、波長に拘らず、それぞれのレーザ光線5について同一の反射率で反射されるので、レーザ光線5′が前記光束分割手段3で反射されたモニタ光6は、レーザ光線5′の総合出力に正確に対応したものとなる。
而して、個々のレーザ光線5の偏光状態、波長の長短に拘らず、正確にレーザ光線5′の総合出力について精度の高い定出力制御を行うことができる。
尚、本実施の形態では、別途光束分割手段3を設けることなく、前記導光手段28の入射側の端面をレーザ光線の入射角に対して10°以下となる様に設定し、前記導光手段28の端面を光束分割手段3としてもよい。
図5、図6は第4の実施の形態を示しており、該第4の実施の形態では発光手段が複数の半導体レーザ11aを具備した場合で、光束分割手段3はレーザ光線5が束ねられる前の状態で分割する様に配設されたものである。該第4の実施の形態では、前記光束分割手段3で分割されたモニタ光6を受光器4に導く導光光学手段29を具備している。該導光光学手段29を設けることで、受光器4が設けられる位置の制約が少なくなり、設計上の自由度が増す効果がある。
図7(A)は前記導光光学手段29として集光レンズ31を用いた場合を示しており、図7(B)は導光光学手段29として射出側に向って断面が減少する台形プリズム32を用いた場合を示しており、図7(C)は導光光学手段29として射出側に向って断面が減少する中空部材であり、内面が反射面となっているダクト33を用いた場合を示しており、図7(D)は導光光学手段29として回折光学部材34を用いたものである。
図8は第5の実施の形態を示しており、前記光束分割手段3で反射されたモニタ光6を受光器4に導く導光光学手段29として、反射鏡35,36,37を用いたものである。該反射鏡35,36,37で順次反射させ、前記モニタ光6を前記受光器4に導くことで、該受光器4を前記光束分割手段3の近傍に配設する必要が無くなり、前記受光器4の設置に自由度が増し、モジュール38の小型化が進められる。
尚、前記反射鏡35,36,37は、前記反射鏡35又は前記反射鏡35,36のみとして、前記反射鏡35で反射されたモニタ光6、或は前記反射鏡36で反射されたモニタ光6を光ファイバ等の導光手段で前記受光器4に導いてもよい。
図9、図10は第6の実施の形態を示しており、図8中で示される前記反射鏡35としてマイクロミラー39を用い、光ファイバ41の一端面を該マイクロミラー39に対峙させ、該マイクロミラー39で反射したモニタ光6を前記光ファイバ41に入射させ、該光ファイバ41によりモニタ光6を前記受光器4に導く様にしたものである。第6の実施の形態では前記光ファイバ41の端面を前記光束分割手段3の近傍に配設できることから、モニタ光6が拡散する前にモニタ光6を前記光ファイバ41に入射させることができるので、前記光ファイバ41の配設位置精度は厳しくなく、前記モジュール38の製作が容易になる。
更に、図11、図12は第7の実施の形態を示しており、該第7の実施の形態では、前記マイクロミラー39を省略し、光ファイバ41のみでモニタ光6を受光器4に導く様にしたものである。
前記光ファイバ41の端面41aを所要の角度とし、該端面41aの内面(光ファイバ41内部側の面)を先端周面41bを透して前記光束分割手段3に対峙させたものである。
前記光束分割手段3で分割されたモニタ光6は前記先端周面41bを透って前記光ファイバ41に入射し、前記端面41aで反射され、前記光ファイバ41内部を伝播し、前記受光器4に導かれる。
第7の実施の形態では、前記レーザ発振器1と前記光束分割手段3との間は前記光ファイバ41の先端部が入るだけの隙間があればよく、前記モジュール38を更に小型化できる。尚、前記端面41aに効率よくモニタ光6が入射できる様、先端周面41bにAR膜(反射防止膜)をコートしてもよい。
尚、第6、第7の実施の形態に於ける導光光学手段29は、光ファイバに代えアクリル樹脂等の透光性を有する材料(導光ファイバ)であってもよい。
本発明の第1の実施の形態を示す概略構成図である。 該本発明の第1の実施の形態に於ける光束分割手段部分の説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明の第3の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明の第4の実施の形態を示す概略構成を示す平面図である。 該本発明の第4の実施の形態を示す概略立面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は導光光学手段を示す説明図である。 本発明の第5の実施の形態を示す概略構成を示す平面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す概略構成図である。 該本発明の第6の実施の形態の要部拡大図である。 本発明の第7の実施の形態を示す概略構成図である。 該本発明の第7の実施の形態の要部拡大図である。 従来例を示す概略構成図である。 他の従来例を示す概略構成図である。 入射角に対応した偏光の反射率を示す線図である。 反射防止膜を施した場合の、波長と反射率との関係を示す線図である。
符号の説明
1 レーザ発振器
2 駆動装置
3 光束分割手段
4 受光器
5 レーザ光線
6 モニタ光
11 LD発光器
13 第1の誘電体反射膜
14 レーザ結晶
15 非線形光学媒質
16 第2の誘電体反射膜
19 冷却器
22 温度センサ
29 導光光学手段
35 反射鏡
36 反射鏡
37 反射鏡
38 モジュール
39 マイクロミラー
41 光ファイバ

Claims (11)

  1. レーザ光線を分割して得られるモニタ光を基にレーザ発振器の出力を制御するレーザ装置に於いて、レーザ光線を発する発光手段と、前記レーザ光線の光路に配設され該レーザ光線の一部をモニタ光として反射する光束分割手段と、前記モニタ光を受光する受光手段を具備し、前記光束分割手段は前記レーザ光線に対して入射したレーザ光線の偏光状態に拘らず反射率が略一定となる入射角の反射面を有することを特徴とするレーザ装置。
  2. 前記入射角は約10°以下である請求項1のレーザ装置。
  3. 前記発光手段が、半導体レーザ励起固体レーザを有する請求項1のレーザ装置。
  4. 前記発光手段が、複数の半導体レーザ励起固体レーザを有する請求項1のレーザ装置。
  5. 複数の半導体レーザは複数の波長の異なるレーザ光線を発する請求項4のレーザ装置。
  6. 前記発光手段を収納するケースを具備し、前記光束分割手段は前記ケースのレーザ光線照射窓に設けられた透明部材である請求項1のレーザ装置。
  7. 前記光束分割手段からの前記モニタ光を前記受光手段に導く導光光学手段を具備する請求項1のレーザ装置。
  8. 前記光束分割手段は、入射角が10°以下になる様設けられたファイバ端面である請求項1のレーザ装置。
  9. 前記導光光学手段は導光ファイバである請求項7のレーザ装置。
  10. 前記導光ファイバに反射鏡を介してモニタ光が入射される様にした請求項9のレーザ装置。
  11. 前記導光ファイバの端面内面に先端周面からモニタ光が入射する様にした請求項9のレーザ装置。
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