JP2005101112A - フレキシブルプリント基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 渦巻き状に巻きつけた状態で繰り返し回転させた際の耐久性が低下せず、かつ組み立てに手間がかからない上、片面板に比べて配線数を向上することができる、新規なフレキシブルプリント基板を提供する。
【解決手段】 長さ方向の一端側に設けた折目線VLに沿って二つ折り可能で、かつ二つ折りした際に互いに重なる一対の、直線状の可とう配線部材101、102と、
両可とう配線部材101、102の、折目線VL側の一端から、その長さ方向と交差する一方向へ突設した第1および第3接続部11、13と、
両可とう配線部材101、102のそれぞれ他端から反対方向へ突設した第2および第4接続部12、14と、
を1枚のベースフィルムにて一体に形成するとともに、導体配線16a、16bと、端子部15a〜15dとを形成したフレキシブルプリント基板1である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、新規な構造を有する接続用のフレキシブルプリント基板に関するものである。
近時、従来の折り畳み式のものに代わって、例えば図4に示すように、プッシュボタンHP1aなどを配置した第1本体HP1と、表示画面HP2aなどを配置した第2本体HP2とを、両本体の面方向と直交する方向に軸線XLを向けた1軸の回転ヒンジで繋ぎ、両本体HP1、HP2を、上記軸線XLを中心として相対回転させて開閉するようにした構造を有する携帯電話HPが普及しつつある。
かかる構造の携帯電話HPにおいて両本体HP1、HP2間を電気的に接続するために、現在は、一対のコネクタ間に、直径が0.2mm程度のごく微細な同軸ケーブルを数十本、平行に配置した構造を有する、ブーメランタイプと呼ばれる接続部品を使用している。ブーメランタイプの接続部品は、個々の同軸ケーブル間を互いに固定しないことで、一対のコネクタの、両本体の相対回転に伴うねじれに柔軟に対応することができる。
しかしブーメランタイプの接続部品は、各同軸ケーブルの中心の導線を、それぞれのコネクタの、対応する個々の端子に結線するとともに、外側のシールド線を、コネクタのシールド端子に結線する作業に大変な手間がかかるという問題がある。また個々の同軸ケーブルの中心線を、隣り合うもの同士やシールド線などと接触しないように間隔を維持しつつコネクタの各端子に確実に結線するためには、作業性の点や電気絶縁上の点で、端子間にある程度のスペースを設ける必要があり、そのためコネクタのサイズを小型化できる範囲に限界があって、それ以上の小型化が難しいという問題もある。これらの問題は、携帯電話の多機能化にともなって両本体間で接続すべき回線数が増加するほど顕著化する。
そこで発明者は、例えば特許文献1に記載されているように、従来の折り畳み式の携帯電話において、第1本体と第2本体との間のヒンジ部での電気的な接続に使用しているフレキシブルプリント基板を、上記構造の携帯電話に適用することを検討した。
すなわち図5(a)に示すように、その片面に、両本体内の一対の回路部材間を接続するための導体配線91を形成した直線状の可とう配線部材92と、当該可とう配線部材92の、長さ方向の一端側に、その長さ方向と交差する一方向へ突設した、上記導体配線91を、一方の本体内の回路部材と接続するための端子部93を有する接続部94と、上記可とう配線部材92の他端側に、上記と反対方向へ突設した、導体配線91を、他方の本体内の回路部材と接続するための端子部95を有する接続部96とを、一枚のベースフィルムにて一体に形成したフレキシブルプリント基板9を使用することを検討した。
かかるフレキシブルプリント基板9は、図5(b)に示すように可とう配線部材92を渦巻き状にセットするとともに、両接続部94、96をそれぞれ外側に折り曲げて、図示しない両本体内の回路部材に接続した状態とすると、例えば図中に実線の矢印で示すように上側の接続部94とそれに接続した回路部材、ひいては上側の本体を、下側の接続部96とそれに接続した回路部材、そして下側の本体に対して、上記軸線XLを中心として、可とう配線部材92の渦巻きを締める方向、および緩める方向に回転させることが可能である。
特開2002−300247号公報(請求項1〜3、第0011欄〜第0014欄、図1)
ところが、上記特許文献1に記載のフレキシブルプリント基板では、配線数が十分でないという問題がある。そこでフレキシブルプリント基板を2枚、重ねることを検討したが、携帯電話の回転ヒンジの部分という限られたスペース内に、ばらばらの2枚のフレキシブルプリント基板をきれいに渦巻き状にセットして収容するのは困難であり、組み立てに手間がかかって生産性が低下するという新たな問題を生じることがわかった。
この発明の目的は、組み立てに手間がかからない上、配線数を向上することができる、新規なフレキシブルプリント基板を提供することにある。
請求項1記載の発明は、二つの回路部材間を接続するための導体配線を備えた直線状の第1可とう配線部材と、この第1可とう配線部材の一端から、その長さ方向と交差する一方向へ突設した、上記導体配線を、一方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第1接続部と、第1可とう配線部材の他端から、上記第1接続部と、第1可とう配線部材を挟んで反対方向へ突設した、導体配線を、他方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第2接続部とを1枚のベースフィルムにて一体に形成した第1基板部材と、
この第1基板部材と略線対称の平面形状を有し、二つの回路部材間を接続するための導体配線を備えた直線状の第2可とう配線部材と、この第2可とう配線部材の一端から、その長さ方向と交差する一方向へ突設した、上記導体配線を、一方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第3接続部と、第2可とう配線部材の他端から、上記第3接続部と、第2可とう配線部材を挟んで反対方向へ突設した、導体配線を、他方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第4接続部とを1枚のベースフィルムにて一体に形成した第2基板部材とを、
第1接続部と第3接続部の側端縁で互いに接合して、当該側端縁を折目線として二つ折りにした形状を有しているとともに、両可とう配線部材のうちの一方を他方よりも長めに形成してあることを特徴とするフレキシブルプリント基板である。
また請求項2記載の発明は、第1および第2基板部材を1枚のベースフィルムにて一体に形成して、第1接続部と第3接続部の側端縁の接合部に相当する位置に設けた折目線に沿って二つ折りした請求項1記載のフレキシブルプリント基板である。
また請求項3記載の発明は、導体配線と端子部とを、ベースフィルムの、一対の可とう配線部材を折目線に沿って二つ折りして互いに重ね合わせた際に外側となる面に形成した請求項1記載のフレキシブルプリント基板である。
さらに請求項4記載の発明は、折目線に沿って二つ折りして重ね合わせた第1接続部と第3接続部とを、回転ヒンジの軸に固定した状態で、第1および第2可とう配線部材を、当該軸の周囲に渦巻き状に巻きつけて使用することを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント基板である。
請求項1の構成では、それぞれが可とう配線部材を有する第1基板部材と第2基板部材とを2枚、重ねているため配線数を向上することができる。また、個々の可とう配線部材はそれぞれ第1接続部と第3接続部の側端縁の接合部以外では互いに固定していない上、一方を他方より長めに形成しているため、渦巻き状に巻いた際の自由度が高く、良好な可とう性を有している。このため可とう配線部材の耐久性を向上して、導体配線が早期に断線するのを防止することができる。
しかも両可とう配線部材は、上記のように側端縁の接合部で一体に繋がれているため、携帯電話などの回転ヒンジの部分に渦巻き状に巻いて収容する際の作業性を向上することができる。よって請求項1記載の発明によれば、渦巻き状に巻いた状態で繰り返し回転させた際の耐久性に優れ、かつ組み立てに手間がかからない上、配線数を向上することができる、新規なフレキシブルプリント基板を提供することができる。
また請求項2の構成では、第1基板部材と第2基板部材とを1枚のベースフィルムにて一体に形成して、第1接続部と第3接続部の側端縁の接合部に相当する位置に設けた折目線に沿って二つ折りしているため、両接続部を接合する手間を省いて生産性を向上することができる。
また請求項3の構成では、一対の可とう配線部材を、導体配線を形成した凹凸面が外側、反対側の、ベースフィルムのままの滑らかな面が内側になるように互いに重ね合わせているため、携帯電話などの回転ヒンジの部分に渦巻き状に巻いた状態で収容する際や、この状態で繰り返し回転させる際に、両可とう配線部材を、互いに引っかかりなくよりスムースに動かすことができる。このため収容時の作業性をさらに向上するとともに、導体配線の断線をさらに確実に防止できると言う利点がある。
さらに請求項4の構成では、折目線に沿って二つ折りして重ね合わせた第1接続部と第3接続部とを、回転ヒンジの軸に固定しつつ、第1および第2可とう配線部材を軸の周囲に渦巻き状に巻きつけることができるため、巻きつけの作業性をさらに向上することができる。しかも、巻きつけ後の屈曲軌道を安定できて耐屈曲性をさらに向上することもできる。
図1は、この発明のフレキシブルプリント基板1の、実施の形態の一例を示す平面図である。
上記例のフレキシブルプリント基板1は、
・ 直線状の第1可とう配線部材101と、この第1可とう配線部材101の一端から、その長さ方向と交差する一方向(図では下方)へ突設した第1接続部11と、第1可とう配線部材101の他端から、上記第1接続部11と反対方向(図では上方)へ突設した第2接続部12を有する第1基板部材1aと、
・ 直線状の第2可とう配線部材102と、この第2可とう配線部材102の一端から、その長さ方向と交差する一方向(図では下方)へ突設した第3接続部13と、第2可とう配線部材102の他端から、上記第3接続部13と反対方向(図では上方)へ突設した第4接続部14を有する第2基板部材1bと、
を1枚のベースフィルムにて一体に形成したものである。
また上記のうち第1〜第4接続部11〜14の、図において手前側の面には、それぞれ図示しない、回路部材上の回路と接続するための端子部15a〜15dを設けるとともに、第1、第2可とう配線部材101、102の同じ面には、端子部15a−15b間、および端子部15c−15d間を繋ぐ導体配線16a、16bを形成してある。また、図示しない裏面側は何も形成せず、ベースフィルムの滑らかな面をそのまま残してある。
つまりフレキシブルプリント基板1は、その全体を片面板の構成としてある。このため第1、第2可とう配線部材101、102の可とう性をさらに高めて、その耐久性を向上することができる。また片面板の構成とすることで、フレキシブルプリント基板1の生産性を向上することもできる。
また第1および第3接続部11、13間は、その側端縁に相当する位置に設けた折目線VLに沿うスリットSLを形成して分離してあり、両接続部11、13を任意の方向に折り曲げて、端子部15a、15cを、回路部材上の回路と接続できるようにしてある。なお図では、端子部15a〜15d、導体配線16a、16bをいずれも一枚の平板状に略記してあるが、実際には端子部15a〜15dは、複数の端子を規則的に配列した端子列からなる。また導体配線16a、16bは、上記端子列の個々の端子を、端子部15a−15c間、端子部15b−15d間で、例えば1対1で電気的に接続するための、複数の微細配線の集合体である。
上記のフレキシブルプリント基板1を使用するには、まず折目線VLに沿って、第1、第2可とう配線部材101、102の導体配線16a、16bと、第1〜第4接続部11〜14の端子部15a〜15dとが、図2(a)に示すようにいずれも外側となるように折り曲げて重ね合わせる。次いで、重ね合わせた第1接続部11と第3接続部13とを、図2(b)に白抜きの矢印で示すように、回転ヒンジの軸HG1と、当該軸HG1と一体形成した鍔部HG2とに設けたスリットHG3に差し込んで固定した状態で、軸HG1を図中に太線の矢印で示す方向に回転させることで、図3に示すように重ね合わせた第1、第2可とう配線部材101、102を、軸HG1の周囲に渦巻き状に巻きつけた状態とする。
そしてこの状態で、図示していないが回転ヒンジを組み立てるとともに、第1〜第4接続部11〜14をそれぞれ任意の方向に折り曲げて両本体内の回路部材に接続した状態とする。
そうすると、例えば図中に実線の矢印で示すように第2および第4接続部12、14とそれに接続した回路部材、ひいては上側の本体を、第1および第3接続部11、13とそれに接続した回路部材、そして下側の本体に対して、上記軸HG1の中心線と一致する前記軸線XLを中心として、可とう配線部材101、102の渦巻きを締める方向、および緩める方向に回転させることができる。
また、上記フレキシブルプリント基板1においては、両可とう配線部材101、102のうち、渦巻き状に巻きつけた状態で外側に位置する第2可とう配線部材102を、内側に位置する第1可とう配線部材よりも長めに形成してある。つまり図1中のL、Lを、L<Lとしてある。これにより、図3に示すように渦巻き状に巻きつけた状態で、両可とう配線部材101、102間に十分な隙間を持たせるとともに、第2および第4接続部12、14の巻きつけ方向の位置ずれを極力なくすることができる。L、Lにどの程度の差をつけるかは特に限定されないが、例えば両可とう配線部材101、102をおよそ3回、渦巻き状に巻きつける場合には、長い方の寸法Lを、短い方の寸法Lに対して1.04倍〜1.08倍程度に設定するのが好ましい。
フレキシブルプリント基板1のもとになるベースフィルムとしては、柔軟な樹脂のフィルムを使用する。とくに寸法安定性、耐熱性、耐久性、柔軟性等を考慮してポリイミドフィルムが好ましい。また、端子部15a〜15dや導体配線16a、16bは、銅箔等の金属薄膜にて形成すればよい。形成方法としては、サブトラクティブ法やアディティブ法などの、従来公知の種々の方法を採用することができる。
また導体配線16a、16b上には、図示していないが、樹脂フィルムなどからなるカバーレイを形成するのが好ましい。これにより、第1、第2可とう配線部材101、102を渦巻き状に巻きつけた際に、導体配線16a、16bが接触して短絡等を生じるのを防止することができる。また、二つ折りして重ねた第1、第2可とう配線部材101、102間の滑りを良くして、よりスムースに動かすことができる。また第1〜第4接続部11〜14の、端子部15a〜15dを形成した側と反対側の面には、補強のために、樹脂フィルムなどからなる補強板を積層するのが好ましい。カバーレイや補強板のもとになる樹脂フィルムとしては、それぞれ前記と同じ理由で、ポリイミドフィルムが好ましい。
また導体配線16a、16b上には、これも図示していないがシールド層を設けることによって、外部からの電磁波や、近接する配線からのノイズの干渉を受けないようにするのが好ましい。シールド層は、例えばカバーレイの内面に金属薄層を設けたり、あるいは次に述べるようにカバーレイとなる樹脂フィルムを積層、接着するために用いる接着剤の一部として、金属粉末を含む材料を適用したりすることによって形成できる。
またサブトラクティブ法などにおいて、端子部15a〜15dや導体配線16a、16bのもとになる銅箔等の金属箔をベースフィルムの表面に積層、接着したり、あるいはカバーレイや補強板となる樹脂フィルムを積層、接着したりするためには接着剤を用いる。かかる接着剤としては、各層の前記特性を損なわないために、硬化性樹脂系の接着剤が好ましく、とくにエポキシ樹脂系の接着剤が好ましい。
なお上記では第1基板部材1aと第2基板部材1bとを1枚のベースフィルムにて一体に形成していたが、別体に形成したものを折目線VLに相当する部分で互いに接合して、この発明のフレキシブルプリント基板を形成しても良い。
実施例1
ベースフィルムとしての、厚み12.5μmのポリイミドフィルムの片面に、厚み10μmのエポキシ樹脂系の接着剤層を介して、厚み18μmの銅箔を積層した片面板を用いて、サブトラクティブ法によって銅箔をパターン形成して、上記ベースフィルムの片面に、図1に示す平面形状を有する端子部15a〜15d、導体配線16a、16bを形成した。
次に上記ベースフィルムの、導体配線16a、16bを形成した領域に、厚み12.5μmのポリイミドフィルムを、厚み20μmのエポキシ樹脂系の接着剤層を介して積層、接着して導体配線16a、16bを被覆するカバーレイを形成したのち打ち抜き加工して、図1に示す平面形状を有するフレキシブルプリント基板1を製造した。なお一対の可とう配線部材101、102は、巻き付けの外側となる第2可とう配線部材102の長さを、内側となる第1可とう配線部材101の長さの1.05倍とした。
比較例1
一対の可とう配線部材101、102の長さを全く同じにしたこと以外は実施例1と同様にして、フレキシブルプリント基板を製造した。
比較例2
ベースフィルムとしての、厚み12.5μmのポリイミドフィルムの片面に、厚み10μmのエポキシ樹脂系の接着剤層を介して、厚み18μmの銅箔を積層した両面板を用いて、サブトラクティブ法によって銅箔をパターン形成して、上記ベースフィルムの片面に、図5(a)に示す平面形状の導体配線91と端子部93、95とを形成した。
次に上記ベースフィルムの、導体配線91を形成した上に、厚み12.5μmのポリイミドフィルムを、厚み30μmのエポキシ樹脂系の接着剤層を介して積層、接着して導体配線を被覆するカバーレイを形成したのち打ち抜き加工して、図5(a)に示す平面形状を有し、かつ片面板の構造を有するフレキシブルプリント基板を製造した。
トータルコスト評価
上記実施例1、比較例1、2で製造したフレキシブルプリント基板の製造から、図4に示す携帯電話HPの回転ヒンジの部分に収容する作業を完了するまでに要したトータルコストを評価した。なお実施例1、比較例1で製造したフレキシブルプリント基板は、図2(b)、図3に示す回転ヒンジの軸HG1の周囲におよそ3回、渦巻き状に巻きつけた状態で、携帯電話の回転ヒンジの部分に収容した。また比較例2で製造したフレキシブルプリント基板は同じものを2枚重ねにし、上記と同じ回数分の渦巻き状にセットした状態で、携帯電話の回転ヒンジの部分に収容した。そして実施例1に要したトータルコストを1.0とした際の、各比較例のトータルコストの比を算出して評価を行った。
耐久性評価
上記のようにして実施例1、比較例1、2で製造したフレキシブルプリント基板を組み込んだ携帯電話の回転ヒンジの部分を、渦を巻き込む方向に180°回転させ、次いで元の状態に戻す操作を4万回、繰り返した。そして4万回までに破断した場合は繰り返し回数を計数して耐久性を評価した。
結果を表1に示す。
Figure 2005101112
表より、実施例1と同じ構造で、一対の可とう配線部材101、102の長さのみを同じにした比較例1のフレキシブルプリント基板は、トータルコストは実施例1と同じであったが、2.8万回の繰り返し曲げによって導体配線が破断してしまった。また比較例2は、4万回の繰り返し曲げによって導体配線が破断しなかったが、片面板を2枚、必要とする上、組みつけに手間がかかったためトータルコストが実施例1の1.7倍かかってしまった。これに対し実施例1のフレキシブルプリント基板はトータルコストが低い上、4万回の繰り返し曲げによって導体配線が破断せず、良好な耐久性を示した。
この発明のフレキシブルプリント基板の、実施の形態の一例を示す平面図である。 同図(a)は、上記例のフレキシブルプリント基板を、折目線に沿って折り曲げた状態を示す平面図、同図(b)は、折り曲げたフレキシブルプリント基板の、重ね合わせた第1接続部と第3接続部とを回転ヒンジの軸に設けたスリットに差し込んで固定する途中の状態を示す斜視図である。 第1接続部と第3接続部とを回転ヒンジの軸に固定して、第1および第2可とう配線部材を、当該軸の周囲に渦巻き状に巻きつけた状態を示す斜視図である。 この発明のフレキシブルプリント基板が使用される、携帯電話の一例を示す斜視図である。 同図(a)は、従来の、片面板の構成であるフレキシブルプリント基板の一例を示す平面図、同図(b)は、上記フレキシブルプリント基板を渦巻き状にセットした状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 フレキシブルプリント基板
1a 第1基板部材
1b 第2基板部材
101 第1可とう配線部材
102 第2可とう配線部材
VL 折目線
11 第1接続部
12 第2接続部
13 第3接続部
14 第4接続部
15a〜15d 端子部
16a、16b 導体配線

Claims (4)

  1. 二つの回路部材間を接続するための導体配線を備えた直線状の第1可とう配線部材と、この第1可とう配線部材の一端から、その長さ方向と交差する一方向へ突設した、上記導体配線を、一方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第1接続部と、第1可とう配線部材の他端から、上記第1接続部と、第1可とう配線部材を挟んで反対方向へ突設した、導体配線を、他方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第2接続部とを1枚のベースフィルムにて一体に形成した第1基板部材と、
    この第1基板部材と略線対称の平面形状を有し、二つの回路部材間を接続するための導体配線を備えた直線状の第2可とう配線部材と、この第2可とう配線部材の一端から、その長さ方向と交差する一方向へ突設した、上記導体配線を、一方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第3接続部と、第2可とう配線部材の他端から、上記第3接続部と、第2可とう配線部材を挟んで反対方向へ突設した、導体配線を、他方の回路部材上の回路と接続するための端子部を有する第4接続部とを1枚のベースフィルムにて一体に形成した第2基板部材とを、
    第1接続部と第3接続部の側端縁で互いに接合して、当該側端縁を折目線として二つ折りにした形状を有しているとともに、両可とう配線部材のうちの一方を他方よりも長めに形成してあることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  2. 第1および第2基板部材を1枚のベースフィルムにて一体に形成して、第1接続部と第3接続部の側端縁の接合部に相当する位置に設けた折目線に沿って二つ折りした請求項1記載のフレキシブルプリント基板。
  3. 導体配線と端子部とを、ベースフィルムの、一対の可とう配線部材を折目線に沿って二つ折りして互いに重ね合わせた際に外側となる面に形成した請求項1記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 折目線に沿って二つ折りして重ね合わせた第1接続部と第3接続部とを、回転ヒンジの軸に固定した状態で、第1および第2可とう配線部材を、当該軸の周囲に渦巻き状に巻きつけて使用することを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント基板。
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