JP2005097332A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 (A)式(1)及び/又は(2)のオルガノポリシロキサン、
Figure 2005097332

(B)式(3)の分岐状オルガノポリシロキサン、
Figure 2005097332

(C)ケイ素原子結合加水分解性基を分子中に2個以上有するシラン化合物及び/又はその部分加水分解物、
好ましくは(D)シランカップリング剤
を含有してなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【効果】 非汚染性に優れたシリコーンゴムとなり、シール性が良好で、耐候性に優れる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、建築用シーリング材、コーティング材等の建築用ゴム部材に好適に使用される非汚染性に優れた硬化物を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関する。
各種建造物におけるコンクリート、サッシなどのジョイント部、ガラス回りなどは、現在、合成ゴムなどのシーリング材で充填施工する方法が一般的であり、このシーリング材としては、シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系、アクリル樹脂系、SBR系、ブチルゴム系など、各種のものが知られているが、接着性、耐熱耐候性、耐久性という面からは縮合硬化型のシリコーン系シーリング材が広く使用されている。
しかし、従来より外壁目地に使用されているシリコーン系のシーリング材には、目地周辺に汚れが広がるという問題が発生している。この現象は建物の立地条件(外部環境、方位)、目地設計(形状、接着体)等に大きく依存し、一般に建物周辺の大気汚染度、降雨の流れ具合、降雨後の乾燥度と著しく相関があることが判明している。この対策として、落とし目地や孫目地等の降雨が直接目地に触れないような目地への設計変更、硬化後のシーラントの表面に塗布剤による障壁を作り、汚染を防止する方法等があるが、前者は設計仕様の変更を伴うため建物の意匠上の問題が残り、後者は塗布という工程の増加が総合工賃のアップにつながるため一般的なものとはなっていない。
本発明者らは、上記の問題を解決するため、酸化チタン、酸化亜鉛等の光触媒活性を有する粒子が分散、含有された硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物によりシーリング材、コーティング材などの建築用ゴム部材を製造した場合、これに紫外線が照射されることで表面が改質されて親水化され、非汚染性が付与されることを先に提案している(特開平9−227779号公報:特許文献1参照)。また、その非汚染性の更なる改良方法として、分子内に反応性基を有するオルガノポリシロキサンを使用すると、非汚染性が更に向上されることを先に提案している(特開2003−119388号公報:特許文献2参照)。これらの方法によって従来のシリコーンシーラントに比して非汚染性は大幅に改良されたものの、更なる非汚染性の向上が求められている。
特開平9−227779号公報 特開2003−119388号公報
本発明は、上記要望に応えるためになされたもので、非汚染性に優れた硬化物を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)下記一般式(1)及び/又は(2)で示されるオルガノポリシロキサン、(B)下記組成式(3)で示される分岐状オルガノポリシロキサン、(C)ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に2個以上有するシラン化合物及び/又はその部分加水分解物、及び必要により(D)シランカップリング剤を配合してなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物が、シーリング材、コーティング材などの建築用ゴム部材として使用した場合に、従来のものに比べて生産性向上及び低コスト化を実現しつつ、格段に汚染性が改善され、しかもシーリング材の強度が向上し、耐候性に優れることを見出した。
即ち、上記室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、組成物中のオルガノポリシロキサン製造方法の簡略化及び低コスト化を実現し、更には分子内に多分岐を持たせることにより、シーリング材表面への分岐状オルガノポリシロキサンの移行時間・表面固定化を早め、シーリング材の強度等においても良好な非汚染性に優れた硬化物となり得ることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、(A)下記一般式(1):
Figure 2005097332
(式中、R1は炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価の飽和炭化水素基であり、Xは10以上の整数である。)
で示されるオルガノポリシロキサン及び/又は下記一般式(2):
Figure 2005097332
(式中、R1、Xは上記の通りであり、Yは酸素原子又は炭素原子数1〜6のアルキレン基であり、nは独立に0又は1である。)
で示されるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)下記組成式(3):
(RR2 2SiO1/2a(R2 2SiO)b(R23SiO)c(R2SiO3/2d(R3SiO3/2e(SiO2f(O1/2H)g (3)
(式中、Rは炭素原子数1〜10の一価の炭化水素基であり、R2は炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価の飽和炭化水素基であり、R3は炭素原子数2〜6の置換もしくは非置換の一価の脂肪族不飽和炭化水素基であり、分子中に含まれる飽和炭化水素基に対する脂肪族不飽和炭化水素基のモル比は0.05以上である。なお、式中の(O1/2H)以外の酸素原子は隣接する構造単位と共有されてシロキサン結合を形成するものであり、(O1/2H)は他の構造の酸素原子と結合してシラノール基(≡SiOH)を形成するものである。また、a+b+c+d+e+f+g=1であり、a,c,f,gは0より大きく1未満の数であり、b,d,eは0以上1未満の数である。)
で示される分岐状オルガノポリシロキサン:5〜30質量部、
(C)ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するシラン化合物、その部分加水分解物又はこれらの混合物:0.1〜30質量部、
(D)シランカップリング剤:0〜10質量部
を含有してなることを特徴とする非汚染性に優れた硬化物を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供する。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、非汚染性に優れたシリコーンゴムとなり得、しかもシール性が良好であり、このためコーティング、目地への充填に使用した場合、建物、目地、及び目地周辺の汚染を起こさず、ゴム自体も汚染されにくく、また耐候性にも優れるものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
[(A)成分]
本発明における(A)成分のオルガノポリシロキサンは、下記一般式(1)及び/又は一般式(2)で示されるものである。
Figure 2005097332
(式中、R1は炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価の飽和炭化水素基であり、Yは酸素原子又は炭素原子数1〜6のアルキレン基であり、Xは10以上の整数であり、nは独立に0又は1である。)
上記式(1)、(2)中、R1は炭素原子数1〜10、特に1〜6の置換又は非置換の一価の飽和炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、及びこれらの基の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子などで置換された基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基等が挙げられ、一般式(1)、(2)中の複数のR1は同一の基であっても異種の基であってもよい。好ましくはメチル基である。
また、Yは酸素原子又は炭素原子数1〜6のアルキレン基であり、アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基等が挙げられる。好ましくは酸素原子、エチレン基である。
Xは10以上の整数、好ましくは200〜3,000の整数であり、特にこれらのジオルガノシロキサンの25℃における粘度が25〜1,000,000mPa・sの範囲となる数が好ましく、より好ましくは500〜500,000mPa・sの範囲となる数である。また、nは独立に0又は1である。
[(B)成分]
本発明における(B)成分のオルガノポリシロキサンは、下記組成式(3)で示される分岐状オルガノポリシロキサンである。
(RR2 2SiO1/2a(R2 2SiO)b(R23SiO)c(R2SiO3/2d(R3SiO3/2e(SiO2f(O1/2H)g (3)
(式中、Rは炭素原子数1〜10の一価の炭化水素基であり、R2は炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価の飽和炭化水素基であり、R3は炭素原子数2〜6の置換もしくは非置換の一価の脂肪族不飽和炭化水素基であり、分子中に含まれる飽和炭化水素基に対する脂肪族不飽和炭化水素基のモル比は0.05以上である。なお、式中の(O1/2H)以外の酸素原子は隣接する構造単位と共有されてシロキサン結合を形成するものであり、(O1/2H)は他の構造の酸素原子と結合してシラノール基(≡SiOH)を形成するものである。また、a+b+c+d+e+f+g=1であり、a,c,f,gは0より大きく1未満の数であり、b,d,eは0以上1未満の数である。)
ここで、RR2 2SiO1/2がM単位、R2 2SiO及びR23SiOがD単位、R2SiO3/2及びR3SiO3/2がT単位、SiO2がQ単位である。
上記式(3)中、Rは炭素原子数1〜10、特に1〜3の一価の炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基などのアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基等が挙げられ、メチル基、ビニル基が好ましい。R2は炭素原子数1〜10、特に1〜6の置換又は非置換の一価の飽和炭化水素基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、及びこれらの基の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子などで置換された基、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基等が挙げられる。また、R3は炭素原子数2〜6、特に2〜5の置換もしくは非置換の一価の脂肪族不飽和炭化水素基であり、例えばビニル基、アリル基等のアルケニル基が挙げられる。入手の容易さ、生産性、コストの面から、R2がメチル基、R3がビニル基であることが好適である。ここで、式(3)中の複数のR2、R3は、同一の基であっても異種の基であってもよい。
上記式(3)中、a+b+c+d+e+f+g=1であり、a,c,f,gは0より大きく1未満の数であり、b,d,eは0以上1未満の数である。a,b,c,d,e,f,gの好ましい数は、a、c、fが0.01〜0.99、特にaが0.05〜0.5、cが0.05〜0.5、fが0.05〜0.5の範囲の数、gが0.01〜0.4、特に0.05〜0.3の範囲の数、bが0〜0.5、特に0〜0.4の範囲の数、d、eが0〜0.4、特に0〜0.2の範囲の数であり、このような分岐状オルガノポリシロキサンの25℃における粘度については特に限定しないが、上記条件下でより低い粘度、好ましくは10〜50,000mPa・sの範囲となる数であることが好ましい。また重量平均分子量としては、500〜100,000、特に1,000〜50,000であることが好ましい。上記粘度より高粘度となった場合、溶剤等を添加することにより溶解し、低粘度化してもよい。
また、分子中に含まれる飽和炭化水素基に対する脂肪族不飽和炭化水素基のモル比率(脂肪族不飽和炭化水素基/飽和炭化水素基)は0.05以上であり、特に0.05〜1の間が良好であり、とりわけ0.1〜0.5であることが好ましい。この比率が0.05未満であると、目地及び目地周辺の非汚染性が低下してしまう。
一方、gの値が0.4を超えてしまうと、カートリッジ内での保存性、シーリング材としての耐久性等が低下してしまうおそれがある。
また、上記式(3)中のM単位/Q単位の比率は、0.6〜1.2が好ましく、0.8〜1.1がより好ましく、特に好ましくは0.85〜1.00の範囲である。M単位/Q単位の比率が小さすぎると、分子の粘度が高すぎ、大量の溶剤希釈が必要になるおそれがあり、また大きすぎると分岐状高分子のシーリング剤表面への移行が遅くなり、目地周辺の非汚染性が低下してしまうおそれがある。
このような分岐状オルガノポリシロキサンとしては、下記に例示するものを挙げることができる。
Figure 2005097332
(式中、a,b,c,d,f及びgは上記と同じ。)
(B)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して5〜30質量部、好ましくは10〜20質量部の範囲である。5質量部未満では非汚染性が低下し、30質量部を超えると得られる硬化物が脆くなってしまう。
[(C)成分]
本発明における(C)成分は、ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するシラン化合物及び/又はその部分加水分解物である。
シラン化合物としては、下記一般式で示されるものが好ましい。
4 hSiR5 4-h
(式中、R4は一価炭化水素基であり、R5は加水分解性基である。hは0,1又は2であり、好ましくは0又は1であり、特に好ましくは1である。)
ここで、シラン化合物及びその部分加水分解物が有する加水分解性基R5としては、加水分解可能な基であれば特に限定されないが、ケトオキシム基、アセトキシ基、アルコキシ基、イソプロペノキシ基であることが好ましい。
また、加水分解性基以外のケイ素原子に結合した残余の基R4は、一価炭化水素基であれば特に限定されるものではないが、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、ビニル基等のアルケニル基、フェニル基等のアリール基などの炭素原子数1〜10の一価炭化水素基が例示される。
(C)成分の具体例としては、テトラキス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(ジメチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、エチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルイソブチルケトオキシム)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シランなどのケトオキシムシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシランなどのアルコキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシランなどのアセトキシシラン、及びメチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシランなどのイソプロペノキシシラン、並びにこれらのシランの部分加水分解縮合物が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を併用してもよい。
(C)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して0.1〜30質量部の範囲、好ましくは1〜15質量部の範囲で使用される。0.1質量部未満では十分な架橋が得られず、目的とするゴム弾性を有する組成物が得難く、30質量部を超えると得られる硬化物は機械特性が低下する。
[(D)成分]
(D)成分のシランカップリング剤は、本発明の組成物において接着性付与成分としての作用を有する成分である。シランカップリング剤としては、公知のものが好適に使用され、ビニルシランカップリング剤、(メタ)アクリルシランカップリング剤、エポキシシランカップリング剤、アミノシランカップリング剤、メルカプトシランカップリング剤等が例示され、具体的には、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が例示される。
このシランカップリング剤の配合量は、(A)成分100質量部に対して0〜10質量部であり、配合する場合、0.01〜10質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜5質量部使用される。充填剤及び被着体によりシランカップリング剤を使用しなくてもよく、使用する場合、10質量部を超えると価格的に不利となる。
[その他の成分]
また、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物には、上記成分以外に補強等の目的で1種以上の充填剤を用いることが好ましい。このような充填剤としては、例えば、煙霧質シリカ、沈降性シリカ、これらのシリカ表面を有機珪素化合物で疎水化処理したシリカ、ガラスビーズ、ガラスバルーン、透明樹脂ビーズ、透明樹脂バルーン、酸化鉄、煙霧状金属酸化物、湿式シリカ、石英粉末、カーボンブラック、タルク、ゼオライト及びベントナイト等の補強剤、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維及び有機繊維などの繊維質充填剤、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、セライト等の塩基性充填剤、酸化チタンなどの光触媒活性を有する充填剤等が例示される。これらの充填剤のうち、シリカ、炭酸カルシウム、ゼオライト等が好ましく、特に表面を疎水化処理した煙霧質シリカ、炭酸カルシウムが好ましい。
上記充填剤の配合量は、目的や充填剤の種類により選択すればよいが、(A)成分100質量部に対して1〜500質量部、特に5〜100質量部であることが好ましい。
また、本発明のオルガノポリシロキサン組成物には、非汚染性を損なわない範囲において、上記成分以外に一般に知られている添加剤、可塑剤、縮合触媒などの種々の化合物を添加することは任意である。例えば、添加剤としては、チクソ性向上剤としてのポリエーテル、可塑剤としての非反応性のシリコーンオイル、イソパラフィンが挙げられ、必要に応じて防かび剤、抗菌剤なども添加される。触媒としては、有機スズエステル化合物、有機スズキレート化合物、アルコキシチタン化合物、チタンキレート化合物、グアニジル基を有するケイ素化合物などが挙げられる。また、ポリエチレングリコール又はその誘導体からなるチクソトロピー性付与剤、ベンガラ及び酸化セリウムなどの耐熱性向上剤、耐寒性向上剤、脱水剤、防錆剤、γ−アミノプロピルトリエトキシシランなどの接着性向上剤、トリオルガノシロキシ単位及びSiO2単位及び/又はモノオルガノシロキシ単位よりなる網状ポリシロキサンなどの液状補強剤などを必要に応じてその所定量を添加することができる。
[オルガノポリシロキサン組成物]
本発明の非汚染性に優れた室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、上記成分の所定量をニーダーミキサー、プラネタリーミキサー、品川ミキサー等の混練り機で混合することにより得ることができる。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、建築用ゴム部材として使用することが好適であり、特にシーリング材、コーティング材などに好適に使用される。
上記室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、室温で放置することにより硬化するが、その成形方法、硬化条件などは、組成物の種類に応じた公知の方法、条件を採用することができる。
以下、合成例及び実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、粘度は25℃での測定値を示したものである。
[合成例1]
ポリマーAの製造
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積5リットルの三つ口フラスコに、オクタメチルシクロテトラシロキサン2,752g、蒸留水1.8g、水酸化カリウム0.08gを仕込み、150℃で5時間反応させた。これを80℃まで冷却してエチレンクロロヒドリン4.0gを加え、更に80℃で3時間反応させた後、減圧加熱により低揮発分を留去して粘度70,000mPa・s、不揮発分99.8%の無色透明液体(両末端水酸基封鎖ポリジメチルシロキサン、屈折率1.402)を2,400g得た。
[合成例2]
ポリマーBの製造
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積3リットルの三つ口フラスコに、トリメチルクロロシラン250g、ジメチルジクロロシラン284g、テトラクロロシラン374.2g、キシレン500gを仕込み、滴下ロートに仕込んだ水1,000gを徐々に滴下した。滴下終了後、反応容器を加熱し、内液を5時間還流させ、熟成させた。その後、酸性の内液を中和させるため分液ロートに移し、10%水酸化カリウム水溶液を添加し、中性になるまで処理した。得られた上層の溶液に硫酸ナトリウムを添加し、水分を取り除き、粘度6mPa・s、不揮発分51.2%(下記組成式で表されるポリシロキサン、ケイ素結合炭化水素基中のビニル基含有量0モル%)の無色透明液体を921g得た。
Figure 2005097332
[合成例3]
ポリマーCの製造
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積3リットルの三つ口フラスコに、トリメチルクロロシラン250g、メチルビニルジクロロシラン71g、テトラクロロシラン374.2g、ジメチルジクロロシラン130g、キシレン500gを仕込み、滴下ロートに仕込んだ水1,000gを徐々に滴下した。滴下終了後、反応容器を加熱し、内液を5時間還流させ、熟成させた。その後、酸性の内液を中和させるため分液ロートに移し、10%水酸化カリウム水溶液を添加し、中性になるまで処理した。得られた上層の溶液に硫酸ナトリウムを添加し、水分を取り除き、粘度8mPa・s、不揮発分52.1%(下記組成式で表されるポリシロキサン)の淡黄色透明液体を932g得た。
Figure 2005097332
[合成例4]
ポリマーDの製造
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積3リットルの三つ口フラスコに、トリメチルクロロシラン250g、メチルビニルジクロロシラン142g、テトラクロロシラン374.2g、ジメチルジクロロシラン130g、キシレン500gを仕込み、滴下ロートに仕込んだ水1,000gを徐々に滴下した。滴下終了後、反応容器を加熱し、内液を5時間還流させ、熟成させた。その後、酸性の内液を中和させるため分液ロートに移し、10%水酸化カリウム水溶液を添加し、中性になるまで処理した。得られた上層の溶液に硫酸ナトリウムを添加し、水分を取り除き、粘度10mPa・s、不揮発分52.5%(下記組成式で表されるポリシロキサン)の淡黄色透明液体を940g得た。
Figure 2005097332
[合成例5]
ポリマーEの製造
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積3リットルの三つ口フラスコに、トリメチルクロロシラン250g、メチルビニルジクロロシラン284g、テトラクロロシラン374.2g、キシレン500gを仕込み、滴下ロートに仕込んだ水1000gを徐々に滴下した。滴下終了後、反応容器を加熱し、内液を5時間還流させ、熟成させた。その後、酸性の内液を中和させるため分液ロートに移し、10%水酸化カリウム水溶液を添加し、中性になるまで処理した。得られた上層の溶液に硫酸ナトリウムを添加し、水分を取り除き、粘度23mPa・s、不揮発分50.1%(下記組成式で表されるポリシロキサン)の淡黄色透明液体を915g得た。
Figure 2005097332
[合成例6]
ポリマーFの製造
温度計、撹拌機、冷却器を備えた内容積2リットルの三つ口フラスコに、ポリマーAを1,000g、テトラメトキシシランを76g仕込み、120℃で24時間反応させた。反応後、減圧加熱によりメタノールと過剰のテトラメトキシシランを留去して粘度75,000mPa・s、不揮発分99.9%の無色透明液体(両末端トリメトキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン)を975g得た。
[実施例1]
ポリマーAを100質量部、ポリマーD溶液を30質量部(ポリマーD純分:15.75質量部)と表面がジメチルジクロロシランで処理された乾式シリカ(日本アエロジル製、エロジルR972)10質量部を均一に混合し、これにビニルトリメチルエチルケトオキシムシラン6質量部、ジブチルスズジオクトエート0.05質量部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1.0質量部を減圧下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[実施例2]
実施例1において、ポリマーDの代わりにポリマーE(ポリマーE純分:15.0質量部)を用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[実施例3]
実施例1において、ポリマーDの添加量を9.6質量部(ポリマーD純分:5.0質量部)とした以外は、実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[実施例4]
実施例1において、ポリマーDの添加量を57.2質量部(ポリマーD純分:30.0質量部)とした以外は、実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例1]
実施例1において、ポリマーDの代わりにポリマーB(ポリマーB純分:15.4質量部)を用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例2]
実施例1において、ポリマーDの代わりにポリマーC(ポリマーC純分:15.6質量部)を用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例3]
実施例1において、ポリマーDの添加量を5質量部(ポリマーD純分:2.6質量部)とした以外は実施例1と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例4]
ポリマーAを100質量部と表面がジメチルジクロロシランで処理された乾式シリカ(日本アエロジル製、エロジルR972)10質量部を均一に混合し、これにビニルトリメチルエチルケトオキシムシラン6質量部、ジブチルスズジオクトエート0.05質量部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1.0質量部を減圧下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
これらの実施例、比較例の組成物について、透明性を目視で確認した。また、組成物を2mm厚のシート状に成形し、23±2℃、50±5%RHの雰囲気で7日間硬化してそのゴム物性(硬さ、伸び、引張強さ)をJIS−K6249に準じて測定した。同時に25×100×5mm厚のガラス板を用いて接着厚み1mm、接着面積2.5cm2の剪断接着試験体を作製し、上記と同様の硬化条件にて硬化させて剪断接着力、凝集破壊率を測定した。また、これらの組成物を白ガラス板上に30×30×2mm厚に塗布し、室温下に放置してゴム弾性体とし、これを2年間屋外暴露し、目視にて汚染性を評価した。これらの結果を表1に示す。
Figure 2005097332
*) ○:汚染なし、△:若干汚染あり、×:汚染あり
[実施例5]
ポリマーAを100質量部とポリマーDを30質量部と表面がジメチルジクロロシランで処理された乾式シリカ(日本アエロジル製、エロジルR974)10質量部を均一に混合し、これにメチルトリアセトキシシラン5質量部、ジオクチルスズジラウレート0.05質量部、イソパラフィン(ハイドロシールG400H)10質量部を減圧下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[比較例5]
実施例5において、ポリマーDを添加しない以外は実施例5と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例6]
実施例5において、ポリマーDの代わりにポリマーBを用いた以外は実施例5と同様の手法で組成物を調製した。
[実施例6]
ポリマーAを100質量部とポリマーDを30質量部と表面がジメチルジクロロシランで処理された乾式シリカ(日本アエロジル製、エロジルR974)10質量部を均一に混合し、これにメチルトリメトキシシラン6質量部、ジイソプロピルチタンビスアセチルアセトネート2.5質量部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.0質量部を減圧下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[実施例7]
ポリマーAを100質量部とポリマーDを30質量部と表面がジメチルジクロロシランで処理された乾式シリカ(日本アエロジル製、エロジルR974)10質量部を均一に混合し、これにビニルトリイソプロペノキシシラン6質量部、テトラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン0.7質量部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1.0質量部を減圧下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[実施例8]
ポリマーFを100質量部とポリマーDを30質量部と表面がジメチルジクロロシランで処理された乾式シリカ(日本アエロジル製、エロジルR974)10質量部を均一に混合し、これにメチルトリメトキシシラン3質量部、ジイソプロピルチタンビスアセチルアセトネート2.5質量部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.0質量部を減圧下で均一になるまで混合して組成物を調製した。
[比較例7]
実施例8において、ポリマーDを添加しない以外は実施例8と同様の手法で組成物を調製した。
[比較例8]
実施例8において、ポリマーDの代わりにポリマーBを用いた以外は実施例8と同様の手法で組成物を調製した。
これらの実施例、比較例の組成物について透明性を目視で確認した。また、組成物を2mm厚のシート状に成形し、23±2℃、50±5%RHの雰囲気で7日間硬化してそのゴム物性(硬さ、伸び、引張強さ)をJIS−K6249に準じて測定した。同時に25×100×5mm厚のガラス板を用いて接着厚み1mm、接着面積2.5cm2の剪断接着試験体を作製し、上記と同様の硬化条件にて硬化させて剪断接着力、凝集破壊率を測定した。またこれらの組成物を白ガラス板上に30×30×2mm厚に塗布し、室温下に放置してゴム弾性体とし、これを2年間屋外暴露し、目視にて汚染性を評価した。これらの結果を表2に示す。
Figure 2005097332
*) ○:汚染なし、×:汚染あり

Claims (5)

  1. (A)下記一般式(1):
    Figure 2005097332
    (式中、R1は炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価の飽和炭化水素基であり、Xは10以上の整数である。)
    で示されるオルガノポリシロキサン及び/又は下記一般式(2):
    Figure 2005097332
    (式中、R1、Xは上記の通りであり、Yは酸素原子又は炭素原子数1〜6のアルキレン基であり、nは独立に0又は1である。)
    で示されるオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)下記組成式(3):
    (RR2 2SiO1/2a(R2 2SiO)b(R23SiO)c(R2SiO3/2d(R3SiO3/2e(SiO2f(O1/2H)g (3)
    (式中、Rは炭素原子数1〜10の一価の炭化水素基であり、R2は炭素原子数1〜10の置換もしくは非置換の一価の飽和炭化水素基であり、R3は炭素原子数2〜6の置換もしくは非置換の一価の脂肪族不飽和炭化水素基であり、分子中に含まれる飽和炭化水素基に対する脂肪族不飽和炭化水素基のモル比は0.05以上である。なお、式中の(O1/2H)以外の酸素原子は隣接する構造単位と共有されてシロキサン結合を形成するものであり、(O1/2H)は他の構造の酸素原子と結合してシラノール基(≡SiOH)を形成するものである。また、a+b+c+d+e+f+g=1であり、a,c,f,gは0より大きく1未満の数であり、b,d,eは0以上1未満の数である。)
    で示される分岐状オルガノポリシロキサン:5〜30質量部、
    (C)ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するシラン化合物、その部分加水分解物又はこれらの混合物:0.1〜30質量部、
    (D)シランカップリング剤:0〜10質量部
    を含有してなることを特徴とする非汚染性に優れた硬化物を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. 前記式(1)、(2)及び(3)で示されるオルガノポリシロキサンのR1、R2がメチル基、R3がビニル基であることを特徴とする請求項1に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  3. 更に、充填剤として、炭酸カルシウム又は表面を疎水化処理したシリカを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  4. 建築ゴム部材用である請求項1,2又は3に記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  5. シーリング材、コーティング材用であることを特徴とする請求項4記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
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