JP2005094374A - パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005094374A
JP2005094374A JP2003325192A JP2003325192A JP2005094374A JP 2005094374 A JP2005094374 A JP 2005094374A JP 2003325192 A JP2003325192 A JP 2003325192A JP 2003325192 A JP2003325192 A JP 2003325192A JP 2005094374 A JP2005094374 A JP 2005094374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
regular
data
information processing
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003325192A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tsubota
晃治 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003325192A priority Critical patent/JP2005094374A/ja
Publication of JP2005094374A publication Critical patent/JP2005094374A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】 ユーザが設定すべきパスワードが未設定のままパスワード保護機能付き情報処理装置が使用されることを避ける。
【解決手段】 複合機1は、設定記憶部13と、正規パスワード管理部12aと、正規パスワード設定要求部12bとを備える。設定記憶部13は、ユーザの設定した正規パスワードを示す正規パスワードデータ13bを記憶する。正規パスワード管理部12aは、正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータ13bが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワード設定要求部12bに設定要求処理を実行させる。正規パスワード設定要求部12bは、設定要求処理として、正規パスワードの設定をユーザに促すための正規パスワード設定画面を操作表示部15に表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護するパスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、コピー機などの情報処理装置の中には、複数のユーザによって共用される情報処理装置が知られている。このような情報処理装置においては、ユーザの限定が可能であるものや、ユーザごとの使用量等の管理が可能であるものがある。これらの情報処理装置においては、当該情報処理装置の実際の使用に先駆けて、ユーザが、自身又は自身の属するグループ等に割り当てられたユーザパスワード等の情報を入力しなければならないように構成されたものも知られている。
また、近年の情報処理装置は、一般に、さまざまな動作条件を設定できるようになっており、それらの動作条件の中には、変更すると、通常の処理結果が得られなくなってしまう動作条件も含まれている。このため、特殊な動作条件の設定を行う場合には、管理者パスワード等の特定の情報を入力しなければならないように構成された情報処理装置も存在している。
特許文献1には、上記のような情報処理装置の一例が開示されている。特許文献1の情報処理装置(コピーシステム)では、パスワード入力待機状態において管理者パスワードが入力された後に、管理者モードボタンと環境設定ボタンとが押下された場合には、管理者のみが利用可能な環境設定受付状態に移行するようになっている。
一方、上記パスワード入力待機状態において、ユーザパスワードが入力された場合には、管理者モードボタンと環境設定ボタンとの押下により、管理者のみが利用可能な環境設定受付状態に移行しない状態での動作を開始し、かつ、所定のリセットイベントが発生した際には、パスワード入力待機状態に戻るようになっている。
これにより、上記コピーシステムでは、管理者が、管理者のみにその利用が許可されている特殊機能を簡単な操作で利用することができるようになる。
ここで、上記コピーシステムにおける、工場出荷時の状態からの動作について、図7に基づいて説明する。
工場出荷時の状態において、上記コピーシステムは、内蔵のハードディスクに、パスワードモードがユーザパスワード無効モードであることを示す情報を含む動作条件情報と、管理者パスワードのみが設定されているパスワード管理テーブルとが、記憶されている。そして、上記コピーシステムをユーザパスワード有効モードで動作させるためには、管理者パスワードを知っている管理者によって、少なくとも1つのユーザパスワードを設定する作業と、パスワードモードをユーザパスワード有効モードに変更するための作業が、行われなければならないようになっている。なお、管理者パスワードは、上記コピーシステムに添付されたマニュアル等に記してある。
これらの作業を行う際、管理者は、上記コピーシステムの電源を投入した後、操作ユニットの管理者モードボタンを押下する。この操作がなされた場合、電源投入時に行なわれるパスワードモードチェックにおいて、ユーザパスワード無効モードであると判断されるので、図7の下側に示した処理を行う。すなわち、上記コピーシステムは、基本操作画面が表示されている基本操作画面表示状態になる。そして、この状態で管理者モードボタンが押下された場合には、ステータス表示・環境設定処理が開始される。
ステータス表示・環境設定処理が開始されると、環境設定ボタンが有効なステータス表示画面が表示されているステータス表示状態となるので、管理者は、ステータス表示画面上の環境設定ボタンを押下する。この操作により、上記コピーシステムは、管理者パスワード入力画面が表示されている管理者パスワード入力待機状態となるので、管理者は、管理者パスワードの入力を行う。
管理者が入力した管理者パスワードが正しいものであった場合には、上記コピーシステムは、環境設定基本画面が表示される環境設定受付状態となるので、管理者は、表示される環境設定基本画面を操作することにより、幾つかのユーザパスワードを設定するための作業と、パスワードモードをパスワード有効モードに変更するための作業とを行った後、決定ボタンを押下する。
そして、管理者は、リセットボタンを3秒以上連続して押下しておくか、そのまま放置しておく。リセットボタンが3秒以上連続して押下された場合と、何も入力がなされずに所定時間以上が経過した場合(リセットイベントが発生した場合)とには、パスワードモードチェックが行なわれる。
この時点では、パスワードモードがユーザパスワード有効モードに変更されているので、上記コピーシステムは、図7の上側に示してあるように、パスワード入力画面が表示されているパスワード入力待機状態からの動作を開始することになる。
特開2003−91507号公報(公開日2003年3月28日)
上記コピーシステムでは、新たな管理者パスワードの設定が可能であり、新たな管理者パスワードが設定された場合には、その新たな管理者パスワードによってパスワード管理テーブル内の既存の管理者パスワードを書き換える。
ところが、上記コピーシステムのような機器の実際の利用状況をみると、管理者パスワードの設定が変更されることなく、工場出荷時に設定されたそのままの管理者パスワード(デフォルトパスワード)が永続的に用いられているケースが多い。
ここで、デフォルトパスワードは、上述のように、上記コピーシステムに添付されたマニュアル等に記してある。したがって、デフォルトパスワードは、一般に、誰でも容易に知ることができる。
そのため、デフォルトパスワードが永続的に用いられている上記のような状況においては、誰でも、デフォルトパスワードを用いて、本来、管理者しか変更できないような環境設定を容易に変更できてしまう。
また、上記コピーシステムのような機器のみならず、一般に、ユーザがパスワードを設定することを前提としたパスワード保護機能付き情報処理装置においては、ユーザがパスワードを設定するのを忘れるなどして、本来、ユーザが設定すべきパスワードが未設定のまま使用されているような状況は多い。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが設定すべきパスワードが未設定のままパスワード保護機能付き情報処理装置が使用されることを避けることができるようにすることを目的としている。
本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護するパスワード保護機能付き情報処理装置であって、上記の課題を解決するために、正規パスワードを示す正規パスワードデータを記憶するための正規パスワード記憶手段と、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を行う正規パスワード設定要求手段と、前記正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、前記正規パスワード設定要求手段に前記設定要求処理を実行させる正規パスワード管理手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置の制御方法方法は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護するパスワード保護機能付き情報処理装置の制御方法であって、正規パスワードを示す正規パスワードデータが正規パスワード記憶手段に記憶されているか否かを、正規パスワード管理手段が判別するステップと、正規パスワードデータが記憶されていないと前記正規パスワード管理手段が判別した場合に、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を正規パスワード設定要求手段が行うステップとを含むことを特徴としている。
上記パスワード保護機能付き情報処理装置は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部をパスワードによって保護するものである。このようにパスワードによって保護される処理としては、例えば、当該情報処理装置あるいは当該情報処理装置を含む機器の環境設定を変更するような処理が考えられる。ただし、本発明の対象とする処理は、このような処理に限らず、パスワードが入力された場合にのみ実行を許可する必要のある処理に広く適用できる。
また、上記パスワード保護機能付き情報処理装置は、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護を行う。これにより、正規パスワードを設定した者や、その者から正規パスワードを知らされた者等の特定の者のみが、保護を解除することができるようになる。
ここで、上記の構成及び方法では、正規パスワードデータを記憶するための正規パスワード記憶手段と、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を行う正規パスワード設定要求手段とを備えるとともに、正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワード設定要求手段に設定要求処理を実行させる正規パスワード管理手段を備えている。
これにより、ユーザが正規パスワードを設定するのを忘れるなどして、正規パスワードが未設定のまま当該パスワード保護機能付き情報処理装置が使用されることを避けることができる。
なお、前記設定要求処理としては、上記パスワード保護機能付き情報処理装置に画面による情報の表示を行う表示手段をさらに備えておき、正規パスワードの設定をユーザに促す正規パスワード設定画面を表示するための表示データを前記表示手段に対して出力する処理を含むような処理とすることができる。
あるいは、前記設定要求処理としては、上記パスワード保護機能付き情報処理装置に、画面による情報の表示を行う表示手段を有する外部の情報処理装置に対してデータを送信する送信手段をさらに備えておき、正規パスワードの設定をユーザに促す正規パスワード設定画面を表示するための表示データを、前記送信手段を介して前記外部の情報処理装置に対して送信する処理を含むような処理とすることができる。
このような設定要求処理により、ユーザに対して正規パスワードの設定を促すことができる。
本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、上記パスワード保護機能付き情報処理装置において、ユーザによるパスワード入力操作を受け付けるとともに、そのパスワード入力操作に応じたパスワードデータを生成する入力手段と、正規パスワードによって保護される処理について、その保護が設定されているか解除されているかを示す保護状態データを記憶する保護状態記憶手段と、前記パスワードデータと、前記正規パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであると判別した場合に、前記保護状態記憶手段の保護状態データを保護解除状態にする保護状態変更手段とをさらに備える構成としてもよい。
また、本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、仮パスワードを示す仮パスワードデータを記憶するための仮パスワード記憶手段をさらに備え、前記保護状態変更手段は、さらに、前記パスワードデータと、前記仮パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであると判別した場合に、前記保護状態記憶手段の保護状態データを限定的に保護解除状態にする構成としてもよい。
上記の構成では、当該パスワード保護機能付き情報処理装置の工場出荷段階において、予め仮パスワード記憶手段に仮パスワードを設定しておくとともに、ユーザが当該パスワード保護機能付き情報処理装置の使用開始にあたってとりあえず実行する必要が生じる処理を、仮パスワードによって保護解除する、といったことが可能になる。
仮パスワードは、例えばマニュアル等に記載されていることが多く、このような状況において、仮パスワードが永続的に利用されると、パスワードにより保護している意義が低減し、セキュリティや装置管理等の観点から好ましくない。
これに対して上記の構成では、正規パスワード管理手段が正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワードの設定をユーザに促す設定要求処理を行うため、正規パスワードが未設定のまま、仮パスワードが永続的に利用されることを回避することができ、セキュリティの向上や装置管理の適性化を図ることができる。
また、本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、前記正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていると判別した場合に、仮パスワードを無効化する仮パスワード無効化手段をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成では、正規パスワードが設定されることにより仮パスワードを無効化し、パスワードを正規パスワードに一本化することができる。
本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、上記パスワード保護機能付き情報処理装置において、前記パスワード管理手段は、当該情報処理装置に電源が投入されることにより前記判別を行うようにしてもよく、ユーザが特定の操作を行った場合に前記判別を行うようにしてもよい。
本発明の画像処理装置は、上記パスワード保護機能付き情報処理装置を備え、実行する処理の少なくとも一部が、上記パスワード保護機能付き情報処理装置によって保護されることを特徴としている。
上記の構成では、上記パスワード保護機能付き情報処理装置の機能により、正規パスワードが未設定のまま当該画像処理装置が使用されることを避けることができる。
なお、上記パスワード保護機能付き情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記パスワード保護機能付き情報処理装置をコンピュータにて実現させるパスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びそのパスワード保護機能付き情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、正規パスワードを示す正規パスワードデータを記憶するための正規パスワード記憶手段と、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を行う正規パスワード設定要求手段と、正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワード設定要求手段に設定要求処理を実行させる正規パスワード管理手段とを備える構成である。
また、本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置の制御方法方法は、正規パスワードを示す正規パスワードデータが正規パスワード記憶手段に記憶されているか否かを、正規パスワード管理手段が判別するステップと、正規パスワードデータが記憶されていないと正規パスワード管理手段が判別した場合に、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を正規パスワード設定要求手段が行うステップとを含む方法である。
上記の構成及び方法では、ユーザが正規パスワードを設定するのを忘れるなどして、正規パスワードが未設定のまま当該パスワード保護機能付き情報処理装置が使用されることを避けることができるという効果を奏する。
本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、上記パスワード保護機能付き情報処理装置において、ユーザによるパスワード入力操作を受け付けるとともに、そのパスワード入力操作に応じたパスワードデータを生成する入力手段と、正規パスワードによって保護される処理について、その保護が設定されているか解除されているかを示す保護状態データを記憶する保護状態記憶手段と、パスワードデータと、正規パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであると判別した場合に、保護状態記憶手段の保護状態データを保護解除状態にする保護状態変更手段とをさらに備える構成としてもよい。
また、本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、仮パスワードを示す仮パスワードデータを記憶するための仮パスワード記憶手段をさらに備え、保護状態変更手段は、さらに、パスワードデータと、仮パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであると判別した場合に、保護状態記憶手段の保護状態データを限定的に保護解除状態にする構成としてもよい。
上記の構成では、当該パスワード保護機能付き情報処理装置の工場出荷段階において、予め仮パスワード記憶手段に仮パスワードを設定しておくとともに、ユーザが当該パスワード保護機能付き情報処理装置の使用開始にあたってとりあえず実行する必要が生じる処理を、仮パスワードによって保護解除する、といったことが可能になる。
また、上記の構成では、正規パスワード管理手段が正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワードの設定をユーザに促す設定要求処理を行うため、正規パスワードが未設定のまま、仮パスワードが永続的に利用されることを回避することができ、セキュリティの向上や装置管理の適性化を図ることができる。
また、本発明のパスワード保護機能付き情報処理装置は、正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていると判別した場合に、仮パスワードを無効化する仮パスワード無効化手段をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成では、正規パスワードが設定されることにより仮パスワードを無効化し、パスワードを正規パスワードに一本化することができる。
本発明の画像処理装置は、上記パスワード保護機能付き情報処理装置を備え、実行する処理の少なくとも一部が、上記パスワード保護機能付き情報処理装置によって保護される構成である。
上記の構成では、上記パスワード保護機能付き情報処理装置の機能により、正規パスワードが未設定のまま当該画像処理装置が使用されることを避けることができる。
本発明の実施の一形態について図1から図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本発明に係るパスワード保護機能付き情報処理装置は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部をパスワードによって保護するものである。このようにパスワードによって保護される処理としては、例えば、当該情報処理装置あるいは当該情報処理装置を含む機器の環境設定を変更するような処理が考えられる。ただし、本発明の対象とする処理は、このような処理に限らず、パスワードが入力された場合にのみ実行を許可する必要のある処理に広く適用できる。
本実施形態では、上記パスワード保護機能付き情報処理装置を備え、コピー機能、プリンタ機能、ファックス機能、電子メール機能を有するとともに、通信ネットワークに接続されることによって複数のユーザや利用部門によって共用される複合機について説明する。
パスワード保護機能付き情報処理装置が扱うパスワードの種類としては、ユーザによって設定されるパスワードのみであってもよいが、複合機の工場出荷段階において予め設定されるパスワードが含まれていてもよい。ここでは、これら両方の種類のパスワードを扱うものとし、前者を「正規パスワード」、後者を「仮パスワード」と称することにする。
図1に、本実施形態の複合機(画像処理装置)1を含むドキュメントシステムのブロック構成を示す。このドキュメントシステムには、LANなどの通信ネットワーク3を介して複合機1と通信可能であり、複合機1の各種設定等を行うためのパーソナルコンピュータ2が含まれる。
パーソナルコンピュータ(ホストPC)2は、複合機1からみて外部の情報処理装置であり、ディスプレイなどの表示部2a、及びキーボードなどの入力部2bを備えている。パーソナルコンピュータ2は、通信ネットワーク3を介して複合機1とのデータ通信が可能である。
複合機1は、通信制御部(送信手段)11と、中央制御装置12と、設定記憶部13と、記憶部14と、操作表示部(表示手段、入力手段)15と、スキャナ部16と、プリント部17とを備えている。ここで、上記パスワード保護機能付き情報処理装置は、通信制御部11と、中央制御装置12と、設定記憶部13と、記憶部14と、操作表示部15とを含んで構成される。
なお、複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、ファックス機能、電子メール機能などの機能を実現するための構成要素を備えているが、これらの構成要素は一般的なものであるため、ここではこれらの構成要素に含まれるスキャナ部16及びプリント部17のみを図示し、他の構成要素については図示及び説明を省略する。
中央制御装置12は、複合機1の各種制御プログラムや、後述するパスワード保護機能付き情報処理装置を実現するためのパスワード保護機能付き情報処理プログラムを実行することにより、各種制御や情報処理を行うものである。この中央制御装置12は、各種プログラムを実行するためのCPU(central processing unit)や、それらのプログラムが記憶されたROM(read only memory)、プログラムを実行するためのワークエリアとして機能するRAM(random access memory)等を備えて構成されている。
中央制御装置12は、通信制御部11、操作表示部15、スキャナ部16、プリント部17、設定記憶部13、記憶部14の制御をはじめとする複合機1全体の制御を行うとともに、設定記憶部13及び記憶部14へのデータの格納、設定記憶部13及び記憶部14からのデータの読み出し、読み出したデータのデータ処理などを行う。
中央制御装置12は、パスワード保護機能付き情報処理プログラムの実行により、正規パスワード管理部(正規パスワード管理手段)12a、正規パスワード設定要求部(正規パスワード設定要求手段)12b、正規パスワード設定部(正規パスワード設定手段)12c、動作制限部(動作制限手段)12d、保護状態変更部(保護状態変更手段)12e、仮パスワード無効化部(仮パスワード無効化手段)12f、環境設定変更部(環境設定変更手段)12gの各機能ブロックとして機能する。このとき、中央制御装置12は、通信制御部11、設定記憶部13、記憶部14、操作表示部15とともに、パスワード保護機能付き情報処理装置を構成する。
この場合、パスワード保護機能付き情報処理プログラムが、中央制御装置12、通信制御部11、設定記憶部13、記憶部14、操作表示部15からなるコンピュータに読み込まれて実行されることにより、このコンピュータにおいて、上記の各機能ブロックが実現される。
パスワード保護機能付き情報処理プログラムは、そのプログラムを記録した記録媒体から上記コンピュータに供給されてもよく、通信ネットワーク3を介してコンピュータに供給されてもよい。
パスワード保護機能付き情報処理プログラムを記録する記録媒体は、上記コンピュータと分離可能に構成してもよく、上記コンピュータに組み込むようになっていてもよい。この記録媒体は、記録したプログラムコードをコンピュータが直接読み取ることができるようにコンピュータに装着されるものであっても、外部記憶装置としてコンピュータに接続されたプログラム読み取り装置を介して読み取ることができるように装着されるものであってもよい。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
なお、複合機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、適宜選択可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、適宜選択可能である。さらに、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された搬送波あるいはデータ信号列の形態でも実現され得る。
中央制御装置12における上記の各機能ブロックに関する詳細は、後述する。
通信制御部11は、通信ネットワーク3を介してして、外部の情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ2とのデータ通信を行う。具体的には、通信制御部11は、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)のプロトコル制御を行うことにより、パーソナルコンピュータ2とのデータの送受信を行う。なお、ここでは、通信制御部11として、TCP/IPによるデータ通信を行うものを想定しているが、これに限らず、通信制御部11は、セントロニクス・インタフェースやUSBインタフェースを介したデータ通信を行うものであってもよい。
設定記憶部(正規パスワード記憶手段、保護状態記憶手段、仮パスワード記憶手段)13は、例えば、フラッシュROMやEEPROM(electrically erasable and programmable ROM)、ハードディスク等で構成され、複合機1の各種設定が記憶されている。この各種設定としては、例えば、複合機1に与えられたIPアドレスやネットワークに関する設定、ファクシミリ機能や電子メール機能によってファクシミリ送信や電子メール送信を行う際に用いる送信先のアドレス等の環境設定を示す環境設定データ13aが含まれる。また、設定記憶部13には、正規パスワードデータ13b、仮パスワードデータ13c、保護状態データ13dなども記憶されるが、これらに関する詳細は、後述する。
操作表示部15は、例えば、液晶ディスプレイと操作キーとによって構成されているものや、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイからなるものがある。この操作表示部15は、表示機能と入力受付機能とを有するものである。表示機能は、ユーザに対して、複合機1の操作情報やエラー情報などの各種情報を伝達するための画面表示を行う機能である。入力受付機能は、ユーザからの各種入力操作を受け付け、その入力操作に応じた入力信号を生成して中央制御装置12に送る機能である。この入力受付機能には、ユーザによるパスワード入力操作を受け付ける機能も含まれ、パスワード入力操作を受け付けた際には、その入力操作に基づいたパスワードデータを生成する。
スキャナ部16は、図示しない原稿台やCCD(charge coupled device)などを備えて構成されており、原稿台にセットされた原稿をCCDによって読み取り、画像データを生成して中央制御装置12に送る。この画像データは、図示しない画像処理装置によって画像処理が施されるなどした後、プリント部17等に送られ、プリント部17において用紙に印刷出力される。
プリント部17は、送られてくる画像データに基づく画像を用紙に印刷出力するためのエンジンであり、レーザビーム方式やインクジェット方式などの印刷方式による印刷を実行する。
記憶部14は、例えばハードディスクからなり、スキャナ部16によって読み取った画像データや、外部から受信した画像データを記憶するためのものである。また、記憶部14は中央制御装置12とともに、Webサーバとして機能する。このWebサーバは、通信ネットワーク3上でWebページを構築する。そして、パーソナルコンピュータ2上で起動されるブラウザが、上記Webページに対してアクセスすることにより、リモートで複合機1の操作や設定が可能となっている。
次に、設定記憶部13の各データ、及び中央制御装置12において実現される各機能ブロックについて説明する。
環境設定データ13aは、上述したように、複合機1の環境設定等を示すデータである。
正規パスワードデータ13bは、正規パスワードを示すデータである。この正規パスワードは、複合機1のユーザが設定するものである。また、この正規パスワードは、パスワードによって保護されている複合機1の処理を全て解除するためのものであり、複合機1のユーザのうち、複合機1の管理者となるユーザのみが用いるためのパスワード(管理者パスワード)である。したがって、正規パスワードデータ13bは、複合機1の工場出荷段階では設定されておらず、ユーザが複合機1の利用を開始する際に、管理者となるユーザによって設定されることが想定されている。
仮パスワードデータ13cは、仮パスワードを示すデータである。この仮パスワードは、複合機1の工場出荷段階において設定されるものであり、複合機1のマニュアルに記載されるなどしてユーザに通知される。この仮パスワードは、ユーザが複合機1の利用を開始する際に最低限必要となる初期設定等の処理の保護のみを解除するためのものである。
保護状態データ13dは、パスワードによる保護が可能な複合機1における各処理の保護状態、つまり、各処理について保護が設定された状態にあるか、保護が解除された状態にあるかを示すデータである。各処理について保護が設定された状態とは、ユーザがその処理を実行するための操作を行ったとしても、その処理を実行しない状態を意味し、保護が解除された状態とは、ユーザの操作に基づいてその処理を実行する状態を意味する。
なお、環境設定データ13a、正規パスワードデータ13b、仮パスワードデータ13c、保護状態データ13dは、設定記憶部13において、それぞれに対応して予め定められたアドレスに記憶されている。したがって、中央制御装置12によって上記各データを書き込み又は読み出しするためには、各データに対応する所定のアドレスにアクセスすればよい。
正規パスワード管理部12aは、設定記憶部13に正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワード設定要求部12bや動作制限部12dに対して設定要求処理の実行を指示する設定要求処理実行信号を出力する。
上記の判別は、正規パスワード管理部12aが、正規パスワードデータ13bに対応するアドレスにアクセスし、そのアドレスに正規パスワードデータ13bとして有効なデータが格納されているか否かを判別することにより行う。
また、上記の判別を正規パスワード管理部12aが行うタイミングとしては、例えば、複合機1に電源が投入された時点や、ユーザが複合機1に対して所定の操作を行った時点などが考えられる。
正規パスワード設定要求部12bは、上記正規パスワード管理部12aからの設定要求処理実行信号に基づき、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を行う。
設定要求処理は、例えば、正規パスワードの設定をユーザに促すための正規パスワード設定画面(図3参照)を操作表示部15に表示させるために、正規パスワード設定画面の表示データを操作表示部15に対して出力する処理である。この場合の表示データは、操作表示部15において表示することのできるデータである。
あるいは、設定要求処理は、例えば、正規パスワードの設定をユーザに促すための正規パスワード設定画面をパーソナルコンピュータ2の表示部2aに表示させるために、正規パスワード設定画面の表示データを、通信制御部11を介してパーソナルコンピュータ2に対して送信する処理である。この場合の表示データは、HTML(hypertext markup language)データなどである。なお、上記表示データをパーソナルコンピュータ2に対して送信する処理は、パーソナルコンピュータ2においてブラウザが起動され、そのブラウザが複合機1の構築するWebページを表示している場合に実行される。
なお、正規パスワード設定画面の表示データは、例えば記憶部14に予め記憶されている。また、正規パスワード設定画面の表示は、操作表示部15又はパーソナルコンピュータ2の表示部2aの一方に対して行えるようになっておればよく、両方に対して行えるようになっていなくてもよい。
また、設定要求処理には、中央制御装置12の実行可能な処理を制限する処理が含まれていてもよい。この処理は、後述する動作制限部12dにおいて行われる。
また、設定要求処理は、正規パスワード設定画面を操作表示部15に表示させる前に、正規パスワードが設定されていない旨のメッセージを表示するとともに、正規パスワードの設定を行うか、正規パスワードの設定を行わずに操作を続行するか、などをユーザに選択させる選択画面(図6参照)を操作表示部15に表示させ、ユーザが正規パスワードの設定を選択した場合に正規パスワード設定画面を操作表示部15に表示させてもよい。
上記表示データが送られてきた操作表示部15では、表示データに基づいて正規パスワード設定画面を表示するとともに、ユーザによるパスワード入力操作を受け付ける状態になる。そして、ユーザが操作表示部15に対してパスワード入力操作を行うと、操作表示部15では、ユーザの入力操作に基づいたパスワードデータを生成し、正規パスワード設定部12cに対して出力する。
また、上記表示データが送られてきたパーソナルコンピュータ2では、ブラウザにより、表示データに基づいて正規パスワード設定画面を表示するとともに、ユーザによるパスワード入力操作を受け付ける状態になる。そして、ユーザがパーソナルコンピュータ2の入力部2bに対してパスワード入力操作を行うと、パーソナルコンピュータ2では、ユーザの入力操作に基づいたパスワードデータを生成し、複合機1に対して出力する。
操作表示部15やパーソナルコンピュータ2から上記パスワードデータが送られてくると、正規パスワード設定部12cが、そのパスワードデータに基づき、正規パスワードとして適正なものが入力されたか否かを判別する。例えば正規パスワードが5桁の文字によって構成されるものと定められている場合には、5桁分の文字が入力されていない場合や、入力された文字列の構成が単純なもの(例えば、全ての文字が同一「11111」、昇順「12345」又は降順「54321」等)である場合には、その文字列は正規パスワードとして適正ではないと判別し、その他の場合には適正であると判別する。
正規パスワード設定部12cは、正規パスワードとして適正なものが入力されたと判別した場合には、そのパスワードデータを、正規パスワードデータ13bとして、設定記憶部13の所定のアドレスに書き込む。
仮パスワード無効化部12fは、設定記憶部13に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていると判別した場合に、仮パスワードを無効化する。設定記憶部13に正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かの判断は、正規パスワード管理部12aと同様、正規パスワードデータ13bに対応するアドレスにアクセスし、そのアドレスに正規パスワードデータ13bとして有効なデータが格納されているか否かにより行う。また、仮パスワードの無効化は、例えば、仮パスワードデータの削除や無効なデータへの変換(上書き)により行う。このように、正規パスワードが設定されることにより仮パスワードを無効化することにより、パスワードを正規パスワードに一本化することができる。
保護状態変更部12eは、操作表示部15から送られてくるパスワードデータと、設定記憶部13に記憶されている正規パスワードデータ13b又は仮パスワードデータ13cとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが正規パスワード又は仮パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが正規パスワード又は仮パスワードであると判別した場合に、設定記憶部13の保護状態データ13dを保護解除にする。なお、保護状態変更部12eは、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであると判別した場合には、保護状態データ13dを限定的に保護解除にする。なお、限定の内容については後述する。
動作制限部12dは、中央制御装置12や複合機1の各部において行う処理を制限する。この制限は、保護状態データ13dに基づいて行う。つまり、保護状態データ13dにおいて保護が設定された状態にある処理については、ユーザがその処理を実行するための操作を行ったとしても、その処理の実行を禁止する。一方、保護状態データ13dにおいて保護が解除された状態にある処理については、その処理の実行を許可する。
例えば、制限を受ける処理が、複合機1の環境設定を変更する処理である場合には、環境設定データ13aの内容を書き換える環境設定変更部12gに対して、その書換え処理の禁止を指示する信号を送ることにより、その書換え処理を禁止する。
また、動作制限部12dは、正規パスワード管理部12aから設定要求処理実行信号が送られてきた場合に、設定要求処理の一環として上記のような制限を行ってもよい。これにより、より確実にユーザに対して正規パスワードの設定を促すことができる。
次に、図2及び図3に基づいて、正規パスワードが設定されるまでの処理フローの一例について説明する。なお、ここでは、操作表示部15によって正規パスワードの設定を行うことを想定する。
複合機1の電源が投入され(S100)、ユーザが操作表示部15を操作することにより、キーオペレータ設定モードを選択したとする(S101)。ここで、キーオペレータとは、複合機1の管理者を意味し、キーオペレータ設定モードとは、正規パスワードによって保護が解除されることにより実行可能となる設定モードのことである。
このキーオペレータ設定モードにおける処理としては、例えば、次のような環境設定の変更処理が考えられる。すなわち、ユーザや利用部門ごとに定められ、コピー枚数などを制限するために使用される管理番号の登録/変更/削除、管理番号の登録されていないユーザや利用部門からの利用制限の有効化/無効化、ユーザや利用部門ごとの利用集計枚数の消去、電子メール送信先アドレスの登録/変更/閲覧/削除、複合機の操作表示部の表示言語設定の変更、正規パスワードの変更などの処理が考えられる。これらの処理は、環境設定変更部12gが環境設定データ13aを書き換えることによって行われる。
なお、このようなキーオペレータ設定モードを実行するユーザが、複合機1の管理者であるとみなすことができる。したがって、以下では、上記のユーザを管理者と称する。
管理者がキーオペレータ設定モードを選択すると、正規パスワード管理部12aが、設定記憶部13に正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かの判別(正規パスワード登録判定)を行う(S102)。このとき、正規パスワードデータ13bが記憶されていると判別されると、操作表示部15が、キーオペレータ設定画面を表示するとともに、管理者による上記環境設定の変更操作を受け付ける状態となる。これにより、キーオペレータ設定モードとなる(S107)。
一方、ステップS102において、正規パスワードデータ13bが記憶されていないと判別されると、正規パスワード管理部12aは正規パスワード設定要求部12bに対して設定要求処理実行信号を出力する。そして、正規パスワード設定要求部12bが、正規パスワード設定画面の表示データを操作表示部15に出力し、操作表示部15が図3に示すような正規パスワード設定画面を表示するとともに、管理者によるパスワード入力操作を受け付ける状態になる(S103)。
管理者は、正規パスワード設定画面を見て、正規パスワードの設定が必要であることを知る。そこで、管理者は、正規パスワードとなる所定桁数(例えば5桁)の文字列を決め、これを操作表示部15を操作して入力する(S104)。この入力操作を受けた操作表示部15は、入力された文字列に対応するパスワードデータを生成し、正規パスワード設定部12cに送る。
正規パスワード設定部12cは、操作表示部15から送られてきたパスワードデータに基づき、管理者の選んだ文字列が正規パスワードとして適正なものであるか否かを判別する(S105)。そして、適正ではない場合には、ステップS103からの処理を繰り返す。
管理者の選んだ文字列が正規パスワードとして適正なものであると判別した場合には、正規パスワード設定部12cは、操作表示部15から送られてきたパスワードデータを、正規パスワードデータ13bとして設定記憶部13に保存する(S106)。そして、上記ステップS107のキーオペレータ設定モードとなる。
なお、ここでは、管理者がキーオペレータ設定モードを選択することにより、正規パスワード登録判定を行っているが、これに限らず、複合機1の電源が投入されることにより、正規パスワード登録判定を行うようにしてもよい。この場合には、正規パスワードを登録するまでは複合機1を使用することができなくなる。これにより、複合機1の利用開始にともなって確実に正規パスワードが登録されることになり、複合機1の利用開始時点から正規パスワードによる適正な管理が可能になる。
次に、図4に基づいて、正規パスワードが設定されるまでの処理フローの他の例について説明する。なお、ここでは、パーソナルコンピュータ2によって正規パスワードの設定を行うことを想定する。
この処理フローでは、複合機1の電源が投入され(S200)、まず、複合機をネットワーク接続するためにIPアドレス等のネットワーク設定を行う(S210)。これらの設定は、操作部から入力してもよいし、MACアドレスを用いてパーソナルコンピュータから設定してもよい。なお、この処理フローでは、パーソナルコンピュータ2においてブラウザを起動しており、そのブラウザが複合機1の構築するWebページを表示しているものとする。
IPアドレスが設定されると、正規パスワード管理部12aが、設定記憶部13に正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かの判別(正規パスワード登録判定)を行う(S202)。このとき、正規パスワードデータ13bが記憶されていると判別されると、通常動作モードとなる(S207)。
一方、ステップS202において、正規パスワードデータ13bが記憶されていないと判別されると、正規パスワード管理部12aは正規パスワード設定要求部12bに対して設定要求処理実行信号を出力する。そして、正規パスワード設定要求部12bが、正規パスワード設定画面の表示データを、通信制御部11を介してパーソナルコンピュータ2に対して出力する。これにより、パーソナルコンピュータ2の表示部2aが図3に示すような正規パスワード設定画面を表示するとともに、パーソナルコンピュータ2の入力部2bが管理者によるパスワード入力操作を受け付ける状態になる(S203)。
管理者は、正規パスワード設定画面を見て、正規パスワードの設定が必要であることを知る。そこで、管理者は、正規パスワードとなる所定桁数(例えば5桁)の文字列を決め、これをパーソナルコンピュータ2の入力部2bを操作して入力する(S104)。この入力操作を受けたパーソナルコンピュータ2は、入力された文字列に対応するパスワードデータを生成し、複合機1に送る。
正規パスワード設定部12cは、パーソナルコンピュータ2から送られてきたパスワードデータに基づき、管理者の選んだ文字列が正規パスワードとして適正なものであるか否かを判別する(S205)。そして、適正ではない場合には、ステップS203からの処理を繰り返す。
管理者の選んだ文字列が正規パスワードとして適正なものであると判別した場合には、正規パスワード設定部12cは、パーソナルコンピュータ2から送られてきたパスワードデータを、正規パスワードデータ13bとして設定記憶部13に保存する(S206)。そして、上記ステップS207の通常動作モードとなる。
なお、この処理フローでは、パーソナルコンピュータ2から複合機1に対してリモート接続を行うことにより正規パスワードの設定を行っているので、少なくとも、IPアドレスの設定等は正規パスワードを設定することなく実行可能となっている。正規パスワードの設定後は、IPアドレス等も正規パスワードの入力を行わないと設定できないようにしてもよい。
また、この処理フローでは、管理者が複合機1の構築するWebページにアクセスする方法は、例えば次の通りである。
複合機1を購入等した際に、管理者がディーラー(販売会社)に対して管理者登録を行うと、ディーラーは管理者に対してリモートキーオペレータのアドレスを提供する。この操作は、E−mailなどを利用して行う。リモートキーオペレータのアドレスは、例えば、管理者が複合機1に登録したアドレスが「192.168.10.1」だとすると「http://192.168.10.1/Keyoperate.html」といったものである。
そして、管理者は、パーソナルコンピュータ2上で起動しているブラウザに対して、ディーラーから提供されたアドレスを入力する。これにより、ブラウザが上記アドレスにアクセスし、パーソナルコンピュータ2の表示部2aには、Webページとしてキーオペレータ設定画面が表示されることになる。
このとき、正規パスワードが登録されていない場合は、上記ステップS203のように、正規パスワード設定画面が最初に表示されることになり、管理者は、正規パスワードを設定しないと、キーオペレータの各種設定を行うことができない。
これにより、リモートキーオペレータのアドレスを管理者のみが知ることができ、また、正規パスワードの登録を管理者に促すことにより、管理者により正しく正規パスワードを設定できるようになるので、正しく複合機1を管理することができる。
次に、図5及び図6に基づいて、正規パスワードが設定されるまでの処理フローのさらに他の例について説明する。なお、ここでは、操作表示部15によって正規パスワードの設定を行うことを想定し、操作表示部15の表示画面の推移を図6に示す。
複合機1の電源が投入されると(S300)、まず、正規パスワード管理部12aが、設定記憶部13に正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かの判別(正規パスワード登録判定)を行う(S301)。このとき、正規パスワードデータ13bが記憶されていると判別されると、通常動作モードとなる(S312)。
一方、ステップS301において、正規パスワードデータ13bが記憶されていないと判別されると、正規パスワード管理部12aは正規パスワード設定要求部12bに対して設定要求処理実行信号を出力する。そして、正規パスワード設定要求部12bが、まず、選択画面の表示データを操作表示部15に出力する。そうすると、操作表示部15は、正規パスワードが登録されていない旨のメッセージと、「正規パスワード設定」ボタン、「続行」ボタン、「キャンセル」ボタンとを表示するとともに、上記各ボタンの押下による選択操作を受け付ける状態になる(S302)。
「正規パスワード設定」ボタンが押下されると、正規パスワード設定要求部12bは、正規パスワード設定画面の表示データを操作表示部15に出力し、操作表示部15が正規パスワード設定画面を表示するとともに、管理者によるパスワード入力操作を受け付ける状態になる(S304)。
管理者は、正規パスワード設定画面を見て、正規パスワードの設定が必要であることを知る。そこで、図2のステップS104〜S106と同様にして、パスワードの入力・適正判断・保存の処理を行う(S305)。
そして、操作表示部15がキーオペレータ設定画面Aを表示し、第1のキーオペレータ設定モードとなる。この第1のキーオペレータ設定モードは、全ての保護が解除されており、設定画面に表示された全ての設定を行うことができるモードである。
そして、第1のキーオペレータ設定モードにおける管理者の設定操作が終了すると、複合機1の再起動又は通常動作モードへの移行を行う(S307)。
ステップS303において「続行」ボタンが押下されると、操作表示部15が仮パスワード入力画面を表示するとともに、管理者によるパスワード入力操作を受け付ける状態になる(S308)。
管理者は、仮パスワード入力画面を見て、仮パスワードの入力が必要であることを知る。そこで、管理者は、マニュアル等に記載された仮パスワードを操作表示部15を操作して入力する。この入力操作を受けた操作表示部15は、入力された文字列に対応するパスワードデータを生成し、保護状態変更部12eに送る。保護状態変更部12eは、操作表示部15から送られてくるパスワードデータと、設定記憶部13に記憶されている仮パスワードデータ13cとが一致するか否かにより、管理者の入力したパスワードが仮パスワードであるか否かを判別し、管理者の入力したパスワードが仮パスワードであると判別すると、設定記憶部13の保護状態データ13dを保護解除にする。ここでは、保護状態変更部12eは、管理者の入力したパスワードが仮パスワードであるので、保護状態データ13dを限定的に保護解除にする(S309)。これにより、動作制限部12dは、環境設定変更部12gの処理のうち、一部の処理(例えば、ネットワーク設定や表示言語設定)については実行を許可し、他の処理(例えば、部門番号設定やパスワード変更、メールアドレス設定)については実行を禁止する。
そして、操作表示部15がキーオペレータ設定画面Bを表示し、第2のキーオペレータ設定モードとなる。この第2のキーオペレータ設定モードは、動作制限部12dが実行を許可した上記一部の処理に対応するボタンが選択可能となり、動作制限部12dが実行を禁止した上記他の処理に対応するボタンは選択不能となっているモードである。
このように正規パスワードを登録していない状態では、メールアドレス設定によるアドレス帳の登録などの操作が行えないので、アドレス帳を用いたファックス機能やScan to Email機能を使うことができなくなる。これは、仮パスワードでアドレス帳を登録し、その後、仮パスワードでアドレス帳の内容が改竄されたりするのを防止するためである。
そして、第2のキーオペレータ設定モードにおける管理者の設定操作が終了すると、複合機1の再起動又は通常動作モードへの移行を行う(S307)。
なお、ステップS303において「キャンセル」ボタンが押下されると、動作制限モードに移行し、複合機1の基本機能(例えば、コピー機能、プリンタ機能)のみの使用が可能な制限状態で複合機1を動作させるようにする。(S311)。
以上のように、通信制御部11と、中央制御装置12と、設定記憶部13と、記憶部14と、操作表示部15とを含んで構成され、複合機1に含まれているパスワード保護機能付き情報処理装置は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護する装置である。このパスワード保護機能付き情報処理装置は、正規パスワードを示す正規パスワードデータ13bを記憶するための設定記憶部13と、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を行う正規パスワード設定要求部12bと、設定記憶部13に正規パスワードデータ13bが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータ13bが記憶されていないと判別した場合に、正規パスワード設定要求部12bに設定要求処理を実行させる正規パスワード管理部12aとを備えている。
この構成では、ユーザが正規パスワードを設定するのを忘れるなどして、正規パスワードが未設定のまま複合機1が使用されることを避けることができる。
また、上記パスワード保護機能付き情報処理装置は、正規パスワードによって保護される処理について、その保護が設定されているか解除されているかを示す保護状態データ13dを記憶するように設定記憶部13が構成されており、ユーザによるパスワード入力操作を受け付けるとともに、そのパスワード入力操作に応じたパスワードデータを生成する操作表示部15と、上記パスワードデータと、設定記憶部13に記憶された正規パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであると判別した場合に、設定記憶部13の保護状態データ13dを保護解除にする保護状態変更部12eとを備えている。
そして、上記パスワード保護機能付き情報処理装置は、仮パスワードを示す仮パスワードデータ13cを記憶するように設定記憶部13が構成されており、保護状態変更部12eは、さらに、上記パスワードデータと、設定記憶部13に記憶された仮パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであると判別した場合に、設定記憶部13の保護状態データ13dを限定的に保護解除状態にする構成としてもよい。
この構成では、複合機1の工場出荷段階において、設定記憶部13に仮パスワードを設定しておくとともに、ユーザが複合機1の使用開始にあたってとりあえず実行する必要が生じる処理を、仮パスワードによって保護解除する、といったことが可能になる。
仮パスワードは、例えばマニュアル等に記載されていることが多く、このような状況において、仮パスワードが永続的に利用されると、パスワードにより保護している意義が低減し、セキュリティや装置管理等の観点から好ましくない。
これに対して上記の構成では、正規パスワードデータ13bが記憶されていないと正規パスワード管理部12aが判別した場合に、正規パスワードの設定をユーザに促す設定要求処理を行うため、正規パスワードが未設定のまま、仮パスワードが永続的に利用されることを回避することができ、セキュリティの向上や装置管理の適性化を図ることができる。
なお、本実施形態では、仮パスワードデータと正規パスワードデータとを別々に記憶するようにしたが、仮パスワードデータに正規パスワードデータを上書きするようにすることも考えられる。
本発明は、ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護するパスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として利用可能である。
本発明の実施の一形態に係る複合機を含んだドキュメントシステムの構成を示すブロック図である。 図1のドキュメントシステムにおいて、正規パスワードを設定するための処理フローの一例を示すフローチャートである。 図1の複合機において表示される正規パスワード設定画面の例を示す図面である。 図1のドキュメントシステムにおいて、正規パスワードを設定するための処理フローの他の例を示すフローチャートである。 図1のドキュメントシステムにおいて、正規パスワードを設定するための処理フローのさらに他の例を示すフローチャートである。 図5の処理フローにともなって、図1の複合機において表示される表示画面の推移を示す図面である。 従来のコピーシステムの状態遷移図である。
符号の説明
1 複合機
2 パーソナルコンピュータ(外部の情報処理装置)
2a 表示部(表示手段)
2b 入力部(入力手段)
3 通信ネットワーク
11 通信制御部(送信手段)
12 中央制御装置
12a 正規パスワード管理部(正規パスワード管理手段)
12b 正規パスワード設定要求部(正規パスワード設定要求手段)
12c 正規パスワード設定部
12d 動作制限部
12e 保護状態変更部(保護状態変更手段)
12f 仮パスワード無効化部(仮パスワード無効化部手段)
12g 環境設定変更部
13 設定記憶部(正規パスワード記憶手段、保護状態記憶手段、仮パスワード記憶手段)
14 記憶部
15 操作表示部(表示手段、入力手段)

Claims (12)

  1. ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護するパスワード保護機能付き情報処理装置において、
    正規パスワードを示す正規パスワードデータを記憶するための正規パスワード記憶手段と、
    正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を行う正規パスワード設定要求手段と、
    前記正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていないと判別した場合に、前記正規パスワード設定要求手段に前記設定要求処理を実行させる正規パスワード管理手段とを備えることを特徴とするパスワード保護機能付き情報処理装置。
  2. 画面による情報の表示を行う表示手段をさらに備え、
    前記設定要求処理は、正規パスワードの設定をユーザに促す正規パスワード設定画面を表示するための表示データを前記表示手段に対して出力する処理を含むことを特徴とする請求項1に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  3. 画面による情報の表示を行う表示手段を有する外部の情報処理装置に対して、データを送信する送信手段をさらに備え、
    前記設定要求処理は、正規パスワードの設定をユーザに促す正規パスワード設定画面を表示するための表示データを、前記送信手段を介して前記外部の情報処理装置に対して送信する処理を含むことを特徴とする請求項1に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  4. ユーザによるパスワード入力操作を受け付けるとともに、そのパスワード入力操作に応じたパスワードデータを生成する入力手段と、
    正規パスワードによって保護される処理について、その保護が設定されているか解除されているかを示す保護状態データを記憶する保護状態記憶手段と、
    前記パスワードデータと、前記正規パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが正規パスワードであると判別した場合に、前記保護状態記憶手段の保護状態データを保護解除状態にする保護状態変更手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  5. 仮パスワードを示す仮パスワードデータを記憶するための仮パスワード記憶手段をさらに備え、
    前記保護状態変更手段は、さらに、前記パスワードデータと、前記仮パスワードデータとが一致するか否かにより、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであるか否かを判別するとともに、ユーザの入力したパスワードが仮パスワードであると判別した場合に、前記保護状態記憶手段の保護状態データを限定的に保護解除状態にすることを特徴とする請求項4に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  6. 前記正規パスワード記憶手段に正規パスワードデータが記憶されているか否かを判別するとともに、正規パスワードデータが記憶されていると判別した場合に、仮パスワードを無効化する仮パスワード無効化手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  7. 前記パスワード管理手段は、当該情報処理装置に電源が投入されることにより前記判別を行うことを特徴とする請求項1に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  8. 前記パスワード管理手段は、ユーザが特定の操作を行った場合に前記判別を行うことを特徴とする請求項1に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置を備え、実行する処理の少なくとも一部が、前記パスワード保護機能付き情報処理装置によって保護されることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1から8の何れか1項に記載のパスワード保護機能付き情報処理装置をコンピュータにて実現させるパスワード保護機能付き情報処理プログラムであって、コンピュータを前記各手段として動作させるためのパスワード保護機能付き情報処理プログラム。
  11. 請求項10に記載のパスワード保護機能付き情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. ユーザの操作に応じて行う処理の少なくとも一部を、ユーザにより設定された正規パスワードによって保護するパスワード保護機能付き情報処理装置の制御方法において、
    正規パスワードを示す正規パスワードデータが正規パスワード記憶手段に記憶されているか否かを、正規パスワード管理手段が判別するステップと、
    正規パスワードデータが記憶されていないと前記正規パスワード管理手段が判別した場合に、正規パスワードの設定をユーザに促すための設定要求処理を正規パスワード設定要求手段が行うステップとを含むことを特徴とするパスワード保護機能付き情報処理装置の制御方法。
JP2003325192A 2003-09-17 2003-09-17 パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Withdrawn JP2005094374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003325192A JP2005094374A (ja) 2003-09-17 2003-09-17 パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003325192A JP2005094374A (ja) 2003-09-17 2003-09-17 パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005094374A true JP2005094374A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34455718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003325192A Withdrawn JP2005094374A (ja) 2003-09-17 2003-09-17 パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005094374A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8387134B2 (en) 2005-08-23 2013-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and method of controlling authentication process
JP7451345B2 (ja) 2020-08-07 2024-03-18 東芝テック株式会社 パスワード機能を有する情報処理装置、及びパスワード設定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8387134B2 (en) 2005-08-23 2013-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and method of controlling authentication process
JP7451345B2 (ja) 2020-08-07 2024-03-18 東芝テック株式会社 パスワード機能を有する情報処理装置、及びパスワード設定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4325682B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP4334332B2 (ja) データ保護装置及び画像形成装置
US7729000B2 (en) Image forming apparatus performing image formation on print data, image processing system including plurality of image forming apparatuses, print data output method executed on image forming apparatus, and print data output program product
JP5474916B2 (ja) 情報処理装置および複合機
JP4684786B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム
JP4298371B2 (ja) 画像形成装置及び当該装置におけるプログラム起動方法、画像形成システム及びそのプログラムと記憶媒体
JP2007241939A (ja) 画像形成装置
JP2008153790A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP4236668B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007079693A (ja) 画像処理装置
US8164764B2 (en) Image processing apparatus and image processing system
JP2006013627A (ja) 画像処理装置及び画像出力装置
JP4282577B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、及び中継装置
JP2008207347A (ja) 画像形成装置、機密プリント実行方法および機密プリント実行プログラム
JP2007312166A (ja) 画像処理システム
JP4715323B2 (ja) 画像処理装置、データ管理プログラムおよびデータ管理方法
JP4381329B2 (ja) 通信システム
JP2005094374A (ja) パスワード保護機能付き情報処理装置、その制御方法、このパスワード保護機能付き情報処理装置を備えた画像処理装置、パスワード保護機能付き情報処理プログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4869434B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP4386762B2 (ja) データ処理装置及び画像形成装置
JP4353858B2 (ja) データ処理装置
JP4155918B2 (ja) 画像処理装置
JP2006094067A (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP7248947B2 (ja) 画像形成装置およびホーム画面表示プログラム
JP4532215B2 (ja) 印刷システムおよびデータ処理装置およびデータ処理装置の制御方法およびプログラムおよび印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205