JP2005094225A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 公衆電話回線網に接続されていても、自動的にIPネットワーク網に接続が切り換わるので、気がつかないうちに間違って公衆電話回線網を使用する不具合を解決できる通信端末装置を提供する。
【解決手段】 IPネットワーク網と公衆電話回線網に接続を切り換える接続切換手段と、オフクックにより通信網を捕捉するオフフック手段と、ダイヤルトーンを検出するダイヤルトーン検出手段とを備えた通信端末装置であって、前記オフフック手段は、オフフックすることにより前記公衆電話回線網を捕捉し、前記公衆電話回線網は、前記オフフック手段による前記公衆回線網の捕捉によりダイヤルトーンを送出し、前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換える構成となっている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、IP電話、IP電話アダプタ、IPテレビ電話等の通信端末装置に関し、特に、公衆電話回線網に接続されていても、自動的にIPネットワーク網に接続が切り換わるので、気がつかないうちに間違って公衆電話回線網を使用する不具合を解決できる通信端末装置に関するものである。
現在、IP電話が爆発的な勢いで普及している。そして、今まで一般加入者回線網に接続して使用していた一般の電話機をそのまま使用しIP網に接続するための機器としてIP電話アダプタがある。IP電話アダプタはIPネットワークと一般加入者電話網とに接続する機能を備えており、どちらのネットワークに接続するかを決める方法としては色々あり、その方法は、IP電話アダプタの仕様で決まる。通常は、IPネットワークに接続して通信を行う方が通話料が安いため、電話をかける場合には、特別な操作をしなければIPネットワークに繋がるように設定されている。そのため待機状態でもIPネットワークに接続されているのが普通である。
なお、先行技術としては、1.特開2002−158799公報(電話回線接続ポートに接続された電話回線の種類を判定するため、まずSWをオンしてダイヤルトーンの有無を検出し、ダイヤルトーンが検出されればアナログ電話回線であると判定できるが、検出されなかった場合、SWをオフしてSWをオンし、TEレイヤ起動シーケンスを実行し、このTEレイヤ起動シーケンスにより同期が確立できれば、ISDN回線であると判定できるが、同期が確立できなかった場合は回線未接続状態と判定する。そして、判定の結果アナログ電話回線と判定されたときはSWのみオンし、ISDN回線と判定されたときはSWのみオンする)、2.特開2002−158847公報(IPネットワークに接続されたリアルタイム型のネットワークファクシミリ装置で、G3ファクシミリ通信で発生する音の音データを保持するシステム制御部、前記音データをD/A変換して出力する音声コーディック、スピーカを備え、IPネットワークを介して画データパケットを通信する場合、IP通信のシーケンスに応じ、システム制御部で保持している音データを音声コーディックへ転送し、G3ファクシミリ通信の音をスピーカで発生させる)等が挙げられる。
特開2002−158799公報 特開2002−158847公報
一方、一般公衆回線から電話を受ける場合には、IPネットワークから一般公衆回線へ接続を切り換える必要がある。この場合の課題として、どの時点でふたたびIPネットワークへ接続を戻すかがある。
すなわち、一般公衆回線網から呼び出し信号が到来した場合は、通常はハンドセットをオフフックし、その着呼に応答して通話が始まり、オンフックで通話が終了した場合に接続をIPネットワークへ戻せばいいのだが、呼び出し信号に対して応答しない間に相手側が電話をきった場合、呼び出し信号は止まるが、その場合にどの時点で接続をIPネットワークへ戻すかが問題である。
従来では、単純に呼び出し信号が止まってからある一定時間(完全に呼び出し信号が止まったことを保障するためには長めの時間設定が必要になる)が経過した後に接続をIPネットワークへ切り換えていた。
しかしながら、切り換える前にユーザが電話をかけることになると接続が一般公衆回線になったままなので、IPネットワーク経由で電話をかけているつもりが、実際には一般公衆回線経由で電話がかかっているという不具合が実際に発生していた。
本発明は、このような不具合を解消するためのものであり、公衆電話回線網に接続されていても、自動的にIPネットワーク網に接続が切り換わるので、気がつかないうちに間違って公衆電話回線網を使用する不具合を解決できる通信端末装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、IPネットワーク網と公衆電話回線網に接続を切り換える接続切換手段と、オフクックにより通信網を捕捉するオフフック手段と、ダイヤルトーンを検出するダイヤルトーン検出手段とを備えた通信端末装置において、前記オフフック手段は、オフフックすることにより前記公衆電話回線網を捕捉し、前記公衆電話回線網は、前記オフフック手段による前記公衆回線網の捕捉によりダイヤルトーンを送出し、前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、IPネットワーク網と公衆電話回線網に接続を切り換える接続切換手段と、オフクックにより通信網を捕捉するオフフック手段と、ダイヤルトーンを検出するダイヤルトーン検出手段とを備えた通信端末装置において、前記接続切換手段は、待機状態では前記IPネットワークに接続するとともに、前記公衆電話回線網からの呼び出し信号を検出した場合には、前記IPネットワーク網から前記公衆電話回線網に接続を切り換え、前記オフフック手段は、前記呼び出し信号に対して応答することなしに前記呼び出し信号が停止した直後にオフフックした場合、前記公衆電話回線網を捕捉し、前記公衆電話回線網は、前記オフフック手段による前記公衆回線網の捕捉によりダイヤルトーンを送出し、前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2の通信端末装置が、さらにダイヤルトーンを送出するダイヤルトーン送出手段を備え、前記接続切換手段が前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えた場合には、前記ダイヤルトーン送出手段はダイヤルトーンを送出することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項3の通信端末装置において、前記ダイヤルトーン送出手段は、前記公衆電話回線網が送出するダイヤルトーンと異なる信号を送出することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜4いずれかの通信端末装置が、さらに自装置が送出するダイヤル番号を検出するダイヤル番号検出手段を備え、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合、前記ダイヤル番号検出手段が、自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号を検出した場合には、前記接続切換手段は、前記公衆電話回線網への接続を継続することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項5の通信端末装置において、前記ダイヤル番号検出手段が、自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号ではないダイヤル番号を検出した場合には、前記接続切換手段は、前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項1〜6いずれかの通信端末装置において、前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換える一方、前記ダイヤル番号検出手段が自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号を検出した場合には、前記IPネットワーク網から前記公衆電話回線網へ接続を切り換えることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項1〜7いずれかの通信端末装置において、前記ダイヤルトーン検出手段が前記公衆電話回線網からのダイヤルトーンを検出した場合には、警告音を送出するかまたは警告情報を表示する警告手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、請求項1〜8いずれかの通信端末装置がIP電話であることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項1〜8いずれかの通信端末装置がIP電話アダプタであることを特徴とする。
請求項1および2の発明によれば、公衆電話回線網に接続されていても、自動的にIPネットワーク網に接続が切り換わるので、気がつかないうちに間違って公衆電話回線網を使用する不具合を解決できる。
請求項3および4の発明によれば、公衆電話回線網の交換機が送出するダイヤルトーンと異なるダイヤルトーンを送出するので、ユーザはIPネットワークに接続されているのが確実にわかる。
請求項5の発明によれば、公衆電話回線網への接続が必要な電話番号の場合に、IPネットワーク網への自動切換えを防ぐことができる。
請求項6の発明によれば、公衆電話回線網への接続が必要ではない場合は、速やかにIPネットワーク網へ接続を切り換えることができる。
請求項7の発明によれば、IPネットワーク網へ接続が切り換わった場合でも、公衆電話回線網へ自動的に接続を切り換えているので、ユーザが接続するネットワークを意識しなくてもよい。
請求項8の発明によれば、警告音により意図しない公衆電話回線網の使用を防ぐことができる。
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明を実施した通信端末装置としてのIP電話の概略ブロック図である。
図1に示すように、このIP電話においては、CPU(中央処理装置)1は、装置全体を制御するものであり、その実行プログラムはROM(リード・オンリー・メモリ)3に記憶され、CPU1は、その実行プログラムをROM3から読み出し、その実行プログラムに含まれる命令を逐次解釈して装置全体の制御を行うものである。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)5には、その制御に必要なワークエリアが形成されるともに、保存パラメータやそのほか制御に必要ないろいろなパラメータや管理情報等が記憶されるものである。
操作入力・表示部7は、各種の操作キーと操作ガイダンス等を表示する表示器からなり、オペレータが装置を操作するためのものである。ハンドセット9は、音声通話をするいわゆる受話器なるものであり、音声を出力するスピーカや音声を入力するマイク等から構成される。通話回路11は、マイク等から入力された音声信号を接続切換部13を通してNCU部15またはIP部17に送出し、逆にNCU部15またはIP部17から入力されて接続切換部13を通った音声信号をハンドセット9のスピーカ等に出力するものである。また、通話回路11は、音声信号を増幅したりあるいは減衰することにより音量を調整したり、音声信号の周波数特性を変化させることにより音質を良くしたりする回路も含まれているのが一般的である。また送話器から受話器への音の回り込みを制御するいわゆる側音制御もこの部分で行うのが一般的である。
IP部17は、IPネットワークに接続する場合に使用される。IP部17は、通話回路11から送られてきたアナログの音声信号をデジタルデータに変換し、さらに必要であれば符号化圧縮する。次に、音声信号データを送信用のIPパケットに埋め込み、順次回線接続I/F19に送り出す。また、回線接続I/F19から入力される受信用のIPパケットから音声信号データを取り出し、必要であれば復号伸張し、さらにデジタルの音声信号データをアナログの音声信号に変換し、通話回路11に送出する。
また、IP部17は、呼制御を行うための制御用IPパケットを組立て、順次回線接続I/F19に送り出すと共に、回線接続I/F19から入力される受信した制御用IPパケットを分解する。このような制御用IPパケットの送出、受信はIP部17とは独立した別の手段で構成してもよい。IP部17の動作制御はCPU1で行われる。
NCU部15は、公衆電話回線網に接続するときに使用される。NCU部15は、ハンドセット9のオフフック動作による回線を捕捉するために直流電流を流すオフフック部15a、交換機からの呼び出し信号を検出するダイヤルトーン検出部15b、音声のアナログ信号を伝達しかつ一次側(回線側)と二次側(回路側)を電気的に絶縁するトランス部15cから構成されている。NCU部15は、通話回路11から送られてきたアナログの音声信号を回線接続I/F19に送り出し、また回線接続I/F19から入力されるアナログ音声信号を通話回路11へ送出する。なお、ダイヤルトーン検出部15bは、アナログオペアンプ(信号増幅用)、コンパレータ(2値化、デジタル化)、周波数カウンタ(信号の周波数を測定する)から構成することができる。
接続切換部13は、公衆電話回線網を使用する場合にはNCU部15を選択し、IPネットワーク網を使用する場合にはIP部17を選択するように接続を切り換える動作を行う。具体的には、接続切換部13は、メカニカルリレー、半導体リレーなどのスイッチ素子、あるいはソフトウェアで切り換えるソフトウェアスイッチで構成することができる。また、接続切換部13は、図1に示す位置に配置する以外に、NCU部15あるいはIP部17と回線接続I/F19の間に配置してもよい。
回線接続I/F19は、IP部17から入力される送信用IPパケットをIPネットワーク網に送出する一方、IPネットワーク網から入力される受信用パケットをIP部17に送出する。また、回線接続I/F19は、NCU部15から入力されるアナログ音声信号を公衆電話回線網に送出する一方、公衆電話回線網から入力されるアナログ音声信号をNCU部15に送出する。接続回線としてNTT等が供給している公衆電話回線網を使用する場合には、デジタル信号とアナログ信号を相互に変換するXDSLモデムがVoIP手段に含まれる。また接続回線がLAN等であれば、回線接続I/F19は、LAN用のI/F(イーサネット(登録商標)、トークンリング、FTTH等)となる。また、その両方を備えていてもよい。
なお、図1に示すように、CPU1、ROM3、RAM5、操作入力・表示部7、IP部17、通話回路11は、内部バス21によって相互に接続されている。また。接続切換部13には、ダイヤルトーン送出部23およびダイヤル番号検出部25が接続されている。
図2は、本発明を実施したIP電話アダプタの概略ブロック図である。
図2に示したIP電話アダプタは、図1に示したIP電話における通話回路11とハンドセット9とトランス部15cがない代わりに電話接続I/F27がある構成となっている以外は同じ構成である。この電話接続I/F27は、一般の電話機と接続するためのアナログI/Fであり、アナログの音声信号を入/出力する。
図3は、本発明を実施したIPテレビ電話の概略ブロック図である。
図3に示したIPテレビ電話は、図1に示したIP電話に、画像処理回路29、画像表示部31、カメラ33を追加した構成となっている。このカメラ33は、被写体を次々に画像データに変換するものである。その画像データは、画像処理回路29で送信データ用に画像処理される。画像処理されたデータは、IP部17で符号化圧縮され、画像信号データを送信用のIPパケットに埋め込み、順次回線接続I/F19に送り出す。また、回線接続I/F19から入力される受信用のIPパケットから画像信号データを取り出すとともに復号伸張し、画像処理回路29に送出する。画像処理回路29は、画像表示部31に合わせた画像処理を行い、画像表示部31に画像データを送出し、画像表示部31は、画像データを連続的に表示することにより動画像を得ることが出来る。
なお、公衆電話回線網に接続して通話を行う場合のシーケンス、動作等は一般的に広く知られているのでここでは説明を省略する。
次に、図4、図5を参照して、IP電話等で使用されるプロトコルについて説明する。
呼設定手段は標準で規定されている標準用呼制御用プロトコル(SIP、H.323、MEGACOなど)を使用して呼設定を行い通信あるいは通話を可能にするものである。
図4は、IP電話等で使用されるSIPのプロトコルスタックを示す図である。
図4に示されているように、呼・セッション制御用プロトコルとしてSIPを使用する場合、Network Layer(ネットワーク層)においてIP(Internet Protocol)が使用される。また、この場合、Transport Layer(トランスポート層)においてUDP(User Datagram Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、またはSCTP(Stream Control Transmission Protocol)が使用される。また、この場合、SIPメッセージを記述する制御情報記述プロトコルとしてSDP(Session Description Protocol)が使用される。また、この場合、UDP(トランスポート層)とともに、動画/音声の送受信プロトコルとして、RTP(Realtime Transport Protocol)が使用される。
図5は、IP電話等で使用されるSIPの通信モデルの1つのプロトコル図である。
まず発呼側からINVITEというリクエストメッセージを送出する。INVITEは、セッションの起動信号であり、それには発呼側が受信可能なセッションの属性がSDPで示されている。具体的には発呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示するものである。着呼側はINVITEを受信し、呼び出し状態になったことを通知するために180 Ringingを発呼側へ送信する。この180 Ringingで着呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示してもよいが、通常は、次の200 OKで提示する。次に着呼側が通話可能状態になったことを通知するために200 OKを発呼側へ送信する。それには着呼側が受信可能なセッションの属性がSPDで示されている。この200 OKで着呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示する。
次に、発呼側がACKを着呼側へ送信し、これにより通信に利用可能な属性がネゴシエーションされる。本発明では便宜上ここまでを接続フェーズと定義している。次にメディア(音声、画像、動画等)の転送が開始される。本発明ではこのメディアの転送期間中を便宜上、データ送受信フェーズと定義している。通信を終了するときには止める側がBYE信号を送信することにより通信終了を要求し、それを受信した側は、その応答である200 OK信号を送信して通信を終了する。本発明ではこのフェーズを便宜上、切断フェーズと定義している。
図6は、図1に示したIP電話の動作フローチャートである。この動作制御は、主にCPU1で行われる。
図6のステップ101において、接続切換部13は、通常の待機状態ではIPネットワークを選択している。これは、電話をかける場合にはIPネットワークを使用するほうが電話料金が安いため、通常はIPネットワークを使用する頻度が高いからである。
次に、IP電話以外の相手装置が発呼してきた場合には、公衆電話回線網から呼び出し信号が到来する(ステップ103)。この時、呼び出し信号検出部が呼び出し信号を検出し、その結果をCPU1または接続切換部13に通知した場合には、CPU1から命令された接続切換部13はIPネットワーク網から公衆電話回線網に接続を切り換える(ステップ105)。
次に、この状態でユーザが相手装置よりの発呼による呼び出し信号に対して応答してハンドセットを取り上げるか否かが判定され(ステップ106)、この場合、通常はユーザがハンドセットを取り上げるので(ステップ106のはい)、オフフック部15aがオフフック動作を遂行する。すなわち、NCU部15に回線から出力される直流電流を流すことにより回線を閉結する。回線の閉結はメカニカルリレー、半導体リレーが行い、直流電流はトランスあるいは電流を流すように構成された半導体回路に流すようにする。ハンドセットが持ち上げられたかどうかは、ハンドセットを置く受け台側にメカニカルなスイッチを設けることにより検出できる。メカニカルスイッチはハンドセットを持ち上げるとオフフック信号を出力し、CPU1はこれを検出して回線を閉結する。またハンドセット自体にオフフック部15aが内臓されている場合、ハンドセットを持ち上げるとハンドセット内部の直流電流回路が回線からの直流電流を流して回線を直接閉結する。オフフック部15aは、また実際に直流電流が流れているかどうかを検出する電流検出手段を含む構成でもよい。
そして、直流電流が流れ回線が閉結されると、呼び出し信号に応答することになり通話が開始される(ステップ107)。そして、通話が終了するとユーザはハンドセットをオンフックすることにより、オフフック部15aは回線からの直流電流を遮断し、回線を開放する(ステップ109)。接続切換部13は、このオンフックを検出、すなわち直流電流の遮断を検出して、公衆電話回線網からIPネットワークへ接続を切り換える。
しかし、場合によっては呼び出し信号に対して応答しない場合もある(ステップ106のいいえ)。この場合、相手装置側は呼び出しを継続するがこちらが電話に出ない場合には発呼を中断する(ステップ111)。これにより着呼側(自装置)への呼び出し信号は停止することになる。この時、接続切換部13は、公衆電話回線網からIPネットワークへ接続を切り換えるために、その切り換える時間を測定するためにある一定時間タイマーを走らせる(ステップ113)。そして、呼び出し信号が停止して、タイマーが動作している間に、ユーザが電話をかけるためにハンドセットをオフフックしたか否かが判定され(ステップ115)、タイマーが動作している間にユーザが電話をかけるためにハンドセットをオフフックしない場合(ステップ115のいいえ)、上記ある一定時間経過した後に、接続をIPネットワークへ切り換え、自装置は待機状態に戻り、次に電話をかける動作あるいは電話を受ける動作の準備が整う(ステップ117)。
一方、呼び出し信号が停止し、この一定時間が経過する前にユーザが電話をかけるためにハンドセットをオフフックすると(ステップ115のはい)、接続切換部13は、まだ公衆電話回線網を選択しているため、公衆電話回線を閉結して捕捉する(ステップ119)。回線が閉結されると公衆電話回線網側にある交換機から、ダイヤル信号を受け取る準備が整っていることを知らせる信号であるダイヤルトーン信号が送出される。ダイヤルトーン検出部15aは、このダイヤルトーン信号を検出し、検出した結果をCPU1あるいは直接に接続切換部13に知らせる。CPU1から命令された接続切換部13は、その結果、公衆電話回線網からIPネットワークへ接続を切り換える(ステップ121)。
この時、ダイヤルトーン送出部23は、IPネットワーク側がダイヤル番号を受け取る準備が整っていることを示すダイヤルトーン信号(第2のダイヤルトーン信号)を装置内で発生し送出する(ステップ123)。このIPネットワーク側のダイヤルトーンは、公衆電話回線網の交換機が送出するダイヤルトーン(通常は400Hzの連続トーン)と区別できる信号を送出する。従って、ユーザは、公衆電話回線網の交換機が送出するダイヤルトーンと異なるダイヤルトーンを送出するので、IPネットワークに接続されているのが確実にわかる。
このダイヤルトーン送出部23は、周波数ジェネレータ、アンプから構成される。例えば400Hz近傍の周波数を持ち、かつカデンスを持つ信号、400Hzからかけ離れた周波数を持つ信号、音楽、音声等が考えられる。
この時、ダイヤル番号検出部25が、自装置が発生する公衆電話回線網へのダイヤル番号の送出を検出したか否かが判定され(ステップ125)、自装置が発生する公衆電話回線網へのダイヤル番号の送出を検出した場合には(ステップ125のはい)、接続切換部13はIPネットワークから公衆電話回線網へ接続を切り換える(ステップ127)。ダイヤル番号検出部25はダイヤルパルス方式またはDTMF方式のダイヤル番号を検出する。具体的には、ダイヤルパルスの場合は、直流電流のオンオフを検出し、DTMF信号はDTMFレシーバによって検出する。
また、ダイヤル番号検出部25が、自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号ではないダイヤル番号を検出した場合には(ステップ125のいいえ)、前記接続切換部13は、前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換える(ステップ129)。
また、ダイヤルトーン検出部15bが交換機のダイヤルトーンを検出してもすぐにはIPネットワークへ接続を切り換えることをしないで、ダイヤル番号検出部25が、自装置が発生する公衆電話回線網へのダイヤル番号の送出を検出した場合には(ステップ125のはい)、IPネットワークへ接続を切り換えずにそのまま公衆電話回線網への接続を継続するようにしても良い。
また、この時、自装置が発生するダイヤル番号が公衆電話回線網へのダイヤルではない場合には、接続をIPネットワークへ切り換える。自装置が発生するダイヤル番号が公衆電話回線網へのダイヤルかどうかの判断は、ダイヤル番号で判断するダイヤル番号種別判断手段を備えればよい。ダイヤル番号種別判断手段は実際には、CPU1が入力されたダイヤル番号とメモリに記憶されている番号を比較して判断する。例えば110番、119番等のように1で始まる番号の場合は公衆電話回線網への発呼と判断する。また0000番のように、公衆電話回線網へ接続するための専用番号をあらかじめ決めておくことも出来る。
また、またダイヤルトーン検出部15bが交換機のダイヤルトーンを検出した場合に、公衆電話回線網を使用していることをユーザに知らせるための警告手段を設けている。例えば、警告音(ブザー、スピーカ等から音を発生する)を鳴動させたり、あるいは表示部に警告情報を表示したり、LED、ランプ等の光りによる警告することが考えられる。
図7は、本発明の具体的な実施例におけるSIPの制御用パケットの構造を示す図である。図7に示されているように、SIPの制御用パケットには、IPヘッダと、UDP(TCP)ヘッダと、SIPメッセージとが含まれている。
図8は、本発明の具体的な実施例におけるSIPのデータ用パケットの構造を示す図である。図8に示されているように、SIPのデータ用パケットには、IPヘッダと、UDPヘッダと、RTPヘッダと、音声・画像データとが含まれている。
図9は、本発明の具体的な実施例におけるUDPデータグラムの構造を示す図である。図9に示されているように、UDPデータグラムには、送信ポート番号と、宛先ポート番号と、データ長と、チェックサムと、データとが含まれている。
図10は、本発明の具体的な実施例におけるSIPで使用されるIPデータグラムの構造を示す図である。図10に示されるように、IPパケットの構成は、バージョン情報と、ヘッダ長情報と、サービスタイプ情報と、トータル長情報と、識別子(ID)と、フラグ情報と、フラグメント・オフセット情報と、生存時間(TTL)情報と、プロトコルタイプ情報と、ヘッダチェックサム情報と、送信元アドレスと、宛先アドレスと、オプションと、パディングと、データ領域とからなる。
以上、実施例としてIP電話を、その標準プロトコルとしてSIPを例にとって記載しているが、その他に標準プロトコルとしてH.323、HTTP、MEGACO等があり、また標準プロトコルではなく、その他のローカルのプロトコルでも本発明の実施は可能である。
また端末装置としてはIP電話以外にIP電話アダプタ(図2)、IPテレビ電話(図3)、IP携帯電話、IP携帯端末装置、インターネットファックス等に代表されるIP端末装置に適用可能であり、その端末装置で使用される標準プロトコルあるいはローカルプロトコルにも適用できる。
本発明を実施したIP電話の概略ブロック図である。 本発明を実施したIP電話アダプタの概略ブロック図である。 本発明を実施したIPテレビ電話の概略ブロック図である。 IP電話等で使用されるSIPのプロトコルスタックを示す図である。 IP電話等で使用されるSIPの通信モデルの1つのプロトコル図である。 図1に示したIP電話の動作フローチャートである。 本発明の具体的な実施例におけるSIPの制御用パケットの構造を示す図である。 本発明の具体的な実施例におけるSIPのデータ用パケットの構造を示す図である。 本発明の具体的な実施例におけるUDPデータグラムの構造を示す図である。 本発明の具体的な実施例におけるSIPで使用されるIPデータグラムの構造を示す図である。
符号の説明
1…CPU、3…ROM、7…表示部、9…ハンドセット、11…通話回路、13…接続切換部、15…NCU部、15a…オフフック部、15b…ダイヤルトーン検出部、15c…トランス部、17…IP部、21…内部バス、23…ダイヤルトーン送出部、25…ダイヤルトーン検出部、25…ダイヤル番号検出部、29…画像処理回路、31…画像表示部、33…カメラ

Claims (10)

  1. IPネットワーク網と公衆電話回線網に接続を切り換える接続切換手段と、オフクックにより通信網を捕捉するオフフック手段と、ダイヤルトーンを検出するダイヤルトーン検出手段とを備えた通信端末装置であって、
    前記オフフック手段は、オフフックすることにより前記公衆電話回線網を捕捉し、前記公衆電話回線網は、前記オフフック手段による前記公衆回線網の捕捉によりダイヤルトーンを送出し、前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えることを特徴とする通信端末装置。
  2. IPネットワーク網と公衆電話回線網に接続を切り換える接続切換手段と、オフクックにより通信網を捕捉するオフフック手段と、ダイヤルトーンを検出するダイヤルトーン検出手段とを備えた通信端末装置であって、
    前記接続切換手段は、待機状態では前記IPネットワークに接続するとともに、前記公衆電話回線網からの呼び出し信号を検出した場合には、前記IPネットワーク網から前記公衆電話回線網に接続を切り換え、前記オフフック手段は、前記呼び出し信号に対して応答することなしに前記呼び出し信号が停止した直後にオフフックした場合、前記公衆電話回線網を捕捉し、前記公衆電話回線網は、前記オフフック手段による前記公衆回線網の捕捉によりダイヤルトーンを送出し、前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えることを特徴とする通信端末装置。
  3. 前記通信端末装置が、さらにダイヤルトーンを送出するダイヤルトーン送出手段を備え、前記接続切換手段が前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えた場合には、前記ダイヤルトーン送出手段はダイヤルトーンを送出することを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末装置。
  4. 前記ダイヤルトーン送出手段は、前記公衆電話回線網が送出するダイヤルトーンと異なる信号を送出することを特徴とする請求項3に記載の通信端末装置。
  5. 前記通信端末装置が、さらに自装置が送出するダイヤル番号を検出するダイヤル番号検出手段を備え、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合、前記ダイヤル番号検出手段が、自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号を検出した場合には、前記接続切換手段は、前記公衆電話回線網への接続を継続することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の通信端末装置。
  6. 前記ダイヤル番号検出手段が、自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号ではないダイヤル番号を検出した場合には、前記接続切換手段は、前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換えることを特徴とする請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 前記接続切換手段は、前記ダイヤルトーン検出手段が前記ダイヤルトーンを検出した場合には前記公衆電話回線網から前記IPネットワーク網へ接続を切り換える一方、前記ダイヤル番号検出手段が自装置が前記公衆回線網へ送出するダイヤル番号を検出した場合には、前記IPネットワーク網から前記公衆電話回線網へ接続を切り換えることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の通信端末装置。
  8. 前記ダイヤルトーン検出手段が前記公衆電話回線網からのダイヤルトーンを検出した場合には、警告音を送出するかまたは警告情報を表示する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の通信端末装置。
  9. 前記通信端末装置がIP電話であることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の通信端末装置。
  10. 前記通信端末装置がIP電話アダプタであることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の通信端末装置。
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JP2015192324A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 キヤノン株式会社 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム

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