JP2005093166A - インバータ用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 本発明は、インバータに複数個の三相負荷を接続する電線を、小さなスペースで各三相負荷に配索可能なインバータ用コネクタを提供する。
【解決手段】 インバータ10に設けられた複数組の出力端子群がU,V,Wの各相毎に互いに並んで配されており、インバータ10に取付けられる機器側コネクタハウジング15には、複数組の機器側端子金具がU,V,Wの各相毎に互いに並んで配置された状態で保持されており、この機器側コネクタハウジング15に嵌合する電線側コネクタハウジング42に備えられたバスバー群55A〜55Fは、機器側端子金具23と接続する端子金具部60においてはU,V,Wの三相に分散して配され、電線13と接続する電線接続部58においては三相負荷毎にU,W,Wの三相がまとめて配されている。これにより、インバータ10と複数個の三相負荷とを接続する電線13を、小さなスペースで各三相負荷に配索できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インバータ用コネクタ装置に関する。
ガソリンエンジンとモータとを組み合わせて動力源とするハイブリッド車においては、1個のインバータ装置1に、エンジン始動用及び駆動力アシスト用の2個の三相モータを接続する場合がある。このときインバータ1のU相、V相及びW相の各出力端子は2台の三相モータに対応して2本ずつ設けられ、計6本の出力端子1Aが設けられる。これら出力端子1Aは、インバータ主回路の構造を簡素化するため、同相の出力端子1Aが隣り合うように6個並んで設けられることが一般的である。例えば、U、V、Wの各相の出力端子1Aが2本づつ設けられて、それらをU1,U2,V1,V2,W1,W2としたとき、U1,U2が隣り合わせに並び、次にV1,V2が隣り合わせに、さらにW1,W2が隣り合わせに並ぶのである。
ところで、この種のインバータ装置1からの出力を三相負荷に接続するには、コネクタ装置2が用いられる。上記構成のインバータ装置1の場合には、例えば6本の端子金具を備えた機器側コネクタハウジング3Aがインバータ装置1のケーシング1Bに取り付けられ、モータ側からの電線4がやはり6本の端子金具(図示せず)を備えた電線側コネクタハウジング5Aに接続され、双方のコネクタハウジング3A,5Aを嵌合させることでインバータ装置1とモータとの接続が完了する(図19参照)。
なお、この種のコネクタ装置2としては、特許文献1に挙げたものが知られている。これは、電線4端末に取り付けられた電線側コネクタ5と、機器側に取り付けられた機器側コネクタ3とからなり、電線側コネクタハウジング5Aには複数個の電線側端子(図示せず)を収容可能な端子収容室(図示せず)が設けられており、機器側コネクタハウジング3Aには上記電線側端子(図示せず)と接続可能な機器側端子(図示せず)が複数個設けられたものである。
特開2002−8787公報
ところが、インバータ主回路基板からは、U、V、Wの各相の出力端子1Aが2本づつ並んで設けられているから、電線側コネクタハウジング5Aから導出される電線4も、U、V、Wの各相が2本づつ並んで延びる形態になる。一方で、モータ側へはU,V,Wの三相毎にまとめて配索する必要があるから、電線側コネクタハウジング5Aから導出した後に、電線4を大きく曲げてモータ毎の電線4に分ける必要がある。
しかしながら、これらの電線4は電流容量が大きいため太く、しかもシールド電線としてある場合には一層太くせざるを得ない。このため、各電線4は非常に曲げにくいため、各モータ毎に分ける部分で非常に嵩高くなってしまう。更に、2本ずつ並んで延びる電線4を三相ごとにまとめるため、電線4同士が交錯して重なりあう部分が生じるので、やはり嵩高くなる。このように、電線4を配索するために大きなスペースが必要になるという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、インバータに複数個の三相負荷を接続する電線を、小さなスペースで各三相負荷に配索可能なインバータ用コネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、インバータ装置内のインバータ主回路基板に設けられた出力端子群を、複数個の三相負荷に個別に接続するためのインバータ用コネクタ装置であって、前記出力端子群がU,V,Wの各相毎に互いに並んで導出された複数組の出力端子からなるものにおいて、前記インバータ装置のケーシングに取り付けられる機器側コネクタハウジングと、この機器側コネクタハウジングに保持されU,V,Wの各相毎に互いに並んで配置された複数組の機器側端子金具と、前記機器側コネクタハウジングに嵌合する電線側コネクタハウジングと、この電線側コネクタハウジングに保持され、一端側に前記両コネクタハウジングの嵌合時に前記機器側端子金具と導通する端子金具部が形成されると共に、他端側には前記三相負荷からの電線が接続される電線接続部を有する複数本のバスバー群とを備え、そのバスバー群は、前記端子金具部側においてはU,V,Wの三相に分散して配され、前記電線接続部側においては前記三相負荷毎に前記U,V,Wの三相がまとめて配されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のインバータ用コネクタにおいて、前記バスバー群は、前記電線側コネクタハウジングにモールド成型により一体的に保持されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、インバータ装置内のインバータ主回路基板に設けられた出力端子群を、複数個の三相負荷に個別に接続するためのインバータ用コネクタ装置であって、前記出力端子群がU,V,Wの各相毎に互いに並んで導出された複数組の出力端子からなるものにおいて、前記インバータ装置のケーシングに取り付けられる機器側コネクタハウジングと、この機器側コネクタハウジングに保持され、一端側に前記機器側コネクタハウジングの相手方コネクタとの接続部に位置する端子金具部が形成されると共に、他端側には前記インバータ主回路基板の出力端子群に接続されるインバータ側端子部が形成された複数本のバスバー群とを備え、そのバスバー群は、前記インバータ側端子部においてはU,V,Wの各相に分散して配され、前記端子金具部においては前記三相負荷毎に前記U,V,Wの三相がまとめて配されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載のインバータ用コネクタにおいて、前記バスバー群は、前記機器側コネクタハウジングにモールド成型により一体的に保持されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のインバータ用コネクタ装置において、前記機器側コネクタハウジングを包囲状態に保持する導電部材製のシールドシェルが設けられ、このシールドシェルが前記インバータ装置のケーシングに取り付けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2又は4に記載のインバータ用コネクタ装置において、隣接する前記バスバーの間に絶縁性のセパレータを挟んだ状態でモールド成型されていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、機器側コネクタハウジングと電線側コネクタハウジングとを嵌合すると、電線接続部に接続された電線は、電線側コネクタハウジングから導出された時点で、既に各負荷毎にU,V、Wの各相にまとめられた状態になっている。この結果、電線を各負荷毎に配索する際に電線を大きく曲げる必要がないので、小さなスペースで電線を各負荷毎に配索することができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、バスバー群は電線側コネクタにモールド成形により一体的に保持されているので、バスバー群を電線側コネクタに圧入接合する場合に比べて製作工程が少なく、生産性の向上、製品コストの低減を図ることができる。また、バスバー群と電線側コネクタとの接合保持力が強力になるので、ガタツキなどの発生を防止することができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、機器側コネクタハウジングに設けられた端子金具部は、各負荷毎にU,V、Wの各相にまとめて配された状態になっている。このため、機器側コネクタハウジングと、例えば電線端末に取り付けられた電線側コネクタハウジングとを嵌合させると、電線側コネクタハウジングからは、電線が各負荷毎にU,V、Wの各相にまとめられた状態で導出される。この結果、電線を各負荷毎に配索する場合に電線を大きく曲げる必要がないため、小さなスペースで電線を各負荷毎に配索することができる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、バスバー群は機器側コネクタにモールド成形により一体的に保持されているので、バスバー群を機器側コネクタに圧入接合する場合に比べて製作工程が少なく、生産性の向上、製品コストの低減を図ることができる。また、バスバー群と機器側コネクタとの接合保持力が強力になるので、ガタツキなどの発生を防止することができる。
<請求項5>
請求項5の発明によれば、機器側コネクタハウジングをシールドすることができる。
<請求項6>
モールド成型の際には、射出圧によってバスバーが変形して他のバスバーと接触することが懸念される。バスバー同士の接触を回避する方法としては、バスバー間のピッチを大きくすることが考えられるが、この場合、インバータ用コネクタが幅広化又は嵩高化してしまう。その点、本発明では、バスバー間をセパレータで仕切ったので、射出圧によるバスバー同士の接触を確実に回避でき、これにより、バスバー間のピッチを狭めることが可能となり、インバータ用コネクタ装置の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図10によって説明する。以下、図1における右方を前方又は手前方とし、左方を後方又は奥方とする。
[インバータ10]
まず、本実施形態のインバータ用コネクタ12が取り付けられるインバータ10について説明する。インバータ10は、図示しないインバータ主回路をケーシング11に収納したものである。このケーシング11の正面には、ケーシング11の外部と内部とを連通させる図示しない連通孔が設けられている。ケーシング11内には、インバータ主回路(図示せず)に直結されて、U、V、Wの各相毎に2本づつ互いに一列に並んで設けられた、図示しない計6個の第1〜第6の出力端子が配されている。第1及び第2の出力端子はU相の出力端子であり、第3及び第4の出力端子はV相の出力端子であり、第5及び第6の出力端子はW相の出力端子である。各出力端子は、上述の連通孔(図示せず)に臨むように設けられている。
[インバータ用コネクタ12]
次に、本実施形態のインバータ用コネクタ12について説明する。インバータ用コネクタ12は、インバータ10の各出力端子(図示せず)に接続された機器側コネクタ14と、ワイヤーハーネスを構成する第1〜第6の電線13A,13B,13C,13D,13E,13Fの端末部に接続された電線側コネクタ41とからなる。
[機器側コネクタ14]
まず、機器側コネクタ14について説明する。機器側コネクタ14は、第1〜第3の計3個の機器側コネクタハウジング15A,15B,15Cを備え、これらを金属製の機器側コネクタシールドシェル31によって一括に包囲した形態である。第1〜第3の機器側コネクタハウジング15A〜15Cには、1つ当たり2個であって計6個の機器側端子金具23A〜23Fが設けられている。3個の機器側コネクタハウジング15A〜15C及び6個の機器側端子金具23A〜23Fは全て同一の構造なので、以下、機器側コネクタハウジング15及び機器側端子金具23としてまとめて説明する。
機器側コネクタシールドシェル31は、金属製であり、左右方向に細長い箱状をなし、背面側が開口している。機器側コネクタシールドシェル31の背面側には、機器側コネクタシールドシェル31を上述したケーシング11にネジ止めするための、左右に突出した計2個の取付基部37,37が設けられており、各取付基部37,37には、上下の両端部寄りに挿通孔38Aが設けられている。さらに、機器側コネクタシールドシェル31の箱状の部分には、機器側コネクタシールドシェル31をケーシング11にネジ止めするための挿通孔38Bが2個設けられている。この機器側コネクタシールドシェル31は、ケーシング11に、挿通孔38A及び挿通孔38Bに螺合されたボルト39で固定されている。インバータ10の連通孔(図示せず)と機器側コネクタシールドシェル31の開口部との隙間はシールリング40により防水されている。
機器側コネクタシールドシェル31の上面側には、断面が略長円形の筒状をなす第1〜第3のフード部32A,32B,32Cが左から順に3個並んで形成されており、各フード部32A〜32Cの内部には、キャビティ33が形成されている。
上述のキャビティ33内には機器側コネクタハウジング15が上方から落としこまれている。機器側コネクタハウジング15は合成樹脂製であり、断面が略長円形をなす下筒部16Aと、左右一対の端子収容筒部16Bとが一体に形成されている。この下筒部16Aの上端部に形成された保持リブ20が、キャビティ33内に突出して形成されたストッパ34に係止して抜け止めされている。下筒部16Aの、前方側の側面及び左右方向の側面の計3カ所には、上方へ片持ち状に延出する撓みロック片21と、この撓みロック片21を左右両側から挟むように位置する保護リブ22が設けられている。この撓みロック片21は、キャビティ33内に設けられた図示しない抜け止め防止手段に係止して、機器側コネクタハウジング15が上方へ抜けるのを防止している。
第1のフード部32Aのキャビティ33には第1の機器側コネクタハウジング15Aが落とし込まれ、第2のフード部32Bのキャビティ33には第2の機器側コネクタハウジング15Bが落とし込まれ、第3のフード部32Cのキャビティ33内には、第3の機器側コネクタハウジング15Cが落とし込まれている。
機器側コネクタハウジング15の各端子収容筒部16Bの前方(図2の右方)の側面にはリブ17が上下方向に設けられており、後方(図2の左方)の側面には、角筒状の型抜き孔18が端子収容筒部16Bからやや後方へ突出して設けられ、この型抜き孔18内には上方へ片持ち状に延出するランス19が一体に形成されている。この端子収容筒部16Bには、機器側端子金具23が下方から挿入されている。挿入された機器側端子金具23は、機器側端子金具23に設けられた後述するランス孔29をランス19に係止させることで抜け止め(落下)を防止した状態で機器側コネクタハウジング15に保持される。
第1及び第2の機器側端子金具23A,23Bは第1の機器側コネクタハウジング15Aに保持され、キャビティ33内で互いに並んで配されている。第323C及び第4の機器側端子金具23C,23Dは第2の機器側コネクタハウジング15Bに保持され、キャビティ33内で互いに並んで配されている。第5及び第6の機器側端子金具23E,23Fは第3の機器側コネクタハウジングに保持され、キャビティ33内で互いに並んで配されている。
上述した機器側端子金具23は、肉厚の板材からなる端子本体24と、端子本体24よりも肉薄の弾性接触片25とを組み付けて構成されており、側方から見て略L字形に形成されている。端子本体24は、雌型接続部26と、この雌型接続部26から下方へ延出され、さらに略直角に曲げ加工されて後方へ延出される延出部27とからなる。雌型接続部26は、上下方向に貫通した角筒状をなし、この雌型接続部26の後面壁28には、端子収容筒部16Bのランス19に係止されて抜け止め(落下)を防止するランス孔29が形成されている。延出部27の端部には上下方向に貫通する円形孔30が形成されている。
第1の機器側端子金具23Aの円形孔30は、インバータ10の第1の出力端子(図示せず)に固定され、第2の機器側端子金具23Bの円形孔30は第2の出力端子(図示せず)に固定されている。また、第3の機器側端子金具23Cの円形孔30は第3の出力端子(図示せず)に固定され、第4の機器側端子金具23Dの円形孔30は第4の出力端子(図示せず)に固定されている。そして、第5の機器側端子金具23Eの円形孔30は第5の出力端子(図示せず)に固定され、第6の機器側端子金具23Fの円形孔30は第6の出力端子(図示せず)に固定されている。
第1及び第2の出力端子は、インバータ10のU相の出力端子なので、第1及び第2の機器側端子金具23A,23Bは、U相の端子金具が互いに並んだ状態になっている。同様に、第3及び第4の出力端子は、インバータ10のV相の出力端子なので、第3及び第4の機器側端子金具23C、23Dは、V相の端子金具が互いに並んだ状態になっている。そして、第5及び第6の出力端子は、インバータ10のW相の出力端子なので、第5及び第6の機器側端子金具23E、23Fは、W相の端子金具が互いに並んだ状態になっている。
機器側コネクタシールドシェル31の背面よりの位置で、第1のフード部32Aと第2のフード部32Bとの間には、軸線が上下方向を向いた円筒状のネジ取付部35が設けられており、第2のフード部32Bと第3のフード部32Cとの間にも軸線が上下方向を向いた円筒状のネジ取付部35が設けられている。これらのネジ取付部35には上下方向に貫通するネジ孔36が形成されており、機器側コネクタ14に、電線側コネクタ41を取付可能となっている。
[電線側コネクタ41]
次に、電線側コネクタ41について説明する。電線側コネクタ41は、合成樹脂製の電線側コネクタハウジング42を、金属製の電線側コネクタシールドシェル68と、第1及び第2の電線側シールドシェル81A,81Bとによって一括に包囲した形態になっている。電線側コネクタハウジング42は、金属製の第1〜第6の6個のバスバー55A,55B,55C,55D,55E,55Fと、各バスバー55A〜Fを挟持する樹脂製の第1〜第3の3個のセパレータ63A,63B,63Cとを一体にモールド成形したものである。
[電線側コネクタハウジング42]
電線側コネクタハウジング42は、合成樹脂製であり、インバータ10を包囲するケーシング11の外周のうち、正面から左側面に至る略90°の範囲に亘って沿うように屈曲した形状となっている。電線側コネクタハウジング42は、ケーシング11の正面に位置する略板状のバスバー収納部43と、ケーシング11の左側面に位置する略直方体状の電線接続部44と、バスバー収納部43の下面から突出して3個並んで形成された、断面が長円形の筒状をなす第1ないし第3の嵌合部45A,45B,45Cとから構成され、これらの各嵌合部45A〜45Cは左から順に第1嵌合部45A、第2嵌合部45B及び第3嵌合部45Cのように並んで形成されている。
各嵌合部45A〜45Cの外周における上端よりの部分には、周方向に張り出した基部46が形成され、基部46の下方には周方向に延びる一対のシールリング保持リブ47が形成され、このシールリング保持リブ47の間に長円形のシールリング48が装着されている。各嵌合部45A〜45Cのシールリング保持リブ47よりも下方の外周面には、上下方向に延びるリブ49が、6本形成されている。3個の嵌合部45A〜45Cの基部46はバスバー収納部43の背面側で連結されて基台部50を形成している。基台部50のうち、第1の嵌合部45Aと第2の嵌合部45Bとの間には、基台部50から後方に半円状に突出して全体として円形をなす第1の取付基部51Aが形成され、この第1の取付基部51Aには、電線側コネクタ41と機器側コネクタ14とをネジ止めするための挿通孔52が上下方向に貫通して形成されている。また、基台部50のうち、第2の嵌合部45Bと第3の嵌合部45Cとの間には、基台部50から後方にわずかに突出して全体として円形をなす第2の取付基部51Bが形成され、この第2の取付基部51Bにも、電線側コネクタ41と機器側コネクタ14とをネジ止めするための挿通孔52が上下方向に貫通して形成されている。
ケーシング11の正面に位置するバスバー収納部43は、左方から右方に向かうにしたがって、前後方向の厚みが段階的に薄くなるように形成されており、バスバー収納部43の左端から第1嵌合部45Aの右端までの領域Aが最も厚く、第1嵌合部45Aの右端から第2嵌合部45Bの右端までの領域Bは領域Aよりも薄く、第2嵌合部45Bの右端からバスバー収納部43の右端までの領域Cは領域Bよりも薄くなっている(図9参照)。
ケーシング11の左側面に位置する電線接続部44は、略直方体状をなし、背面側には、上下に突出して電線側シールドシェル取付基部53,53が形成されている。電線側シールドシェル取付基部53,53の4カ所の角部には、電線側コネクタシールドシェル68及び電線側シールドシェル81A,81Bをネジ止めするための袋ナット54が、合計4個、電線側コネクタハウジング42にインサート成形により埋設されており、奥方に向かって開口している。
上記の電線接続部44の背面側からは、第1〜第6の電線13A〜13Fが、上下方向に二列に配されると共に、各列に3本ずつ左右方向に並んで後方へ突出している。上方の列には、右から順に第1の電線13A、第2の電線13B及び第3の電線13Cと並んでおり、下方の列には、右から順に第4の電線13D、第5の電線13E及び第6の電線13Fと並んでいる。
[電線側コネクタシールドシェル68]
電線側コネクタシールドシェル68は、導電性の薄い板材からなり、外枠69と内板70との2部品からなる。
外枠69は、電線側コネクタハウジング42のうちバスバー収納部43との対応部分の前面、上面、下面及び右側面を覆う水平枠部71と、電線側コネクタハウジング42のうち電線接続部44との対応部分の左側面、上面及び下面を覆う電線接続枠部72と、電線側コネクタハウジング42のうち嵌合部45の基部46との対応部分の前面、左側面及び右側面を覆う嵌合枠部73とからなる。
内板70は、電線側コネクタハウジング42のうちバスバー収納部43との対応部分の背面を覆う水平板部75と、電線側コネクタハウジング42のうち電線接続部44との対応部分の右側面及び背面を覆う電線接続板部76と、電線側コネクタハウジング42のうち嵌合部45の基部46との対応部分の背面、左側面及び右側面を覆う嵌合板部77とからなる。
外枠69の外周部には板状の各結合片74Aが複数個設けられており、内板70外周部にも、この各結合片74Aと対応する位置に板状の各結合片74Bが複数個設けられている。外枠69と内板70とは、夫々、電線側コネクタハウジング42に対して前方と後方から組み付けられ、外枠69の各結合片74Aと、内板70の各結合片74Bとが前後に重なって一緒に、内板70におけるインバータ10との対向面側へほぼ直角に曲げこまれて、内板70の各結合片74Bが、外枠69の各結合片74Aと内板70との間で挟みつけられることにより合体されて結合片74となっている。これにより、外枠69と内板70とは電線側コネクタシールドシェル68を構成すると共に、この電線側コネクタシールドシェル68が電線側コネクタハウジング42を包囲する形態で組み付けられている。
上述した内板70のうち嵌合板部77には、電線側コネクタハウジング42の第1及び第2の取付基部51A,51Bに設けられた挿通孔52,52に対応して、電線側コネクタ41と機器側コネクタ14とをネジ止めするための挿通孔79,79が上下方向に貫通して計2個形成されている。
上述した内板70のうち電線接続板部76の背面側は、略矩形をなし、電線接続板部76の背面の中央寄りやや上方には、第1の電線案内溝78Aが左右方向に設けられると共に左方に開口しており、この第1の電線案内溝78Aに挿通されて、第1〜第3の電線13A〜13Cが後方に突出している。また、電線接続板部76の背面の中央寄りやや下方にも、第2の電線案内溝78Bが左右方向に設けられると共に左方に開口しており、この第2の電線案内溝78Bに挿通されて、第4〜第6の電線13D〜13Fが後方に突出している。
電線接続板部76の背面の4個の角部には、後述する電線側シールドシェル81A,81Bをネジ止めするための計4個の挿通孔80,80,80,80が設けられており、各挿通孔80と電線側コネクタハウジング42に埋設された各袋ナット54とが整合している。
第1の電線側シールドシェル81Aは、導電性の薄い板材からなり、略矩形状をなす基板82と、基板82の一方の長辺側から後方へ突出して設けられた、断面が略長円形の筒状をした嵌合部83とからなる。嵌合部83には、電線側コネクタ41から後方へ突出する第1〜第3の電線13A〜13Cが挿通されている。基板82のうち、嵌合部83が形成されているのとは反対側の長辺側の2個の角部には、電線側コネクタシールドシェル68とネジ止めするための計2個の挿通孔84,84が設けられており、袋ナット54,54とが整合するように第1の電線側シールドシェル81Aと電線側コネクタシールドシェル68とが重ね合わされている。そして、ボルト85が奥方から、第1の電線側シールドシェル81Aの挿通孔84,84及び電線側コネクタシールドシェル68の挿通孔80,80に挿通され、電線側コネクタハウジング42の袋ナット54,54に螺合して締め付けられて、第1の電線側シールドシェル81Aと電線側コネクタシールドシェル68とが固定されている。このようにして、第1〜第3の電線13A〜13Cは、電線側コネクタ41からひとまとまりになって後方へ導出されている。
一方、第2の電線側シールドシェル81Bは、導電性の薄い板材からなり、略矩形状をなす基板82と、基板82の一方の長辺側から後方へ突出して設けられた、断面が略長円形の筒状をした嵌合部83とからなる。嵌合部83には、電線側コネクタ41から後方へ突出する第4〜第6の電線13D〜13Fが挿通されている。基板82のうち、嵌合部83が形成されているのとは反対側の長辺側の2個の角部には、電線側コネクタシールドシェル68とネジ止めするための計2個の挿通孔84,84が設けられており、袋ナット54,54とが整合するように第2の電線側シールドシェル81Bと電線側コネクタシールドシェル68とが重ね合わされている。そして、ボルト85が奥方から、第2の電線側シールドシェル81Bの挿通孔84,84及び電線側コネクタシールドシェル68の挿通孔80,80に挿通され、電線側コネクタハウジング42の袋ナット54,54に螺合して締め付けられて、第2の電線側シールドシェル81Bと電線側コネクタシールドシェル68とが固定されている。このようにして、第4〜第6の電線13D〜13Fは、電線側コネクタ41からひとまとまりになって後方へ導出されている。
第1〜第3の電線13A〜13Cは、金属細線をメッシュ状に編み込んだ筒状のシールド部材86によって一括シールドされている。このシールド部材86の前端部はかしめリング87によって第1の電線側シールドシェル81Aの嵌合部83にかしめ付けられている。同様に、第4〜第6の電線13D〜13Fは、金属細線をメッシュ状に編み込んだ筒状のシールド部材86によって一括シールドされており、このシールド部材86の前端部はかしめリング87によって第2の電線側シールドシェル81Bの嵌合部83にかしめ付けられている。これにより、シールド部材86と、第1及び第2の電線側シールドシェル81A,81Bと、電線側コネクタシールドシェル68とは電気的に接続されている。
第1の電線13Aは図示しない第1のモータのU相に接続されており、第2の電線13Bは第1のモータ(図示せず)のV相に接続されており、第3の電線13Cは第1のモータ(図示せず)のW相に接続されている。また、第4の電線13Cは図示しない第2のモータのU相に接続されており、第5の電線13Eは第2のモータ(図示せず)のV相に接続されており、第6の電線13Fは第2のモータ(図示せず)のW相に接続されている。
[バスバー55A,55B,55C,55D,55E,55F]
さて、第1〜第6の6本のバスバー55A,55B,55C,55D,55E,55Fは、導電性材料からなる細長い板材を曲げ加工したものであって、長さや端部の形状が互いに異なって形成されている。以下に、各バスバー55A〜55Fの構造について説明する。
第1のバスバー55Aは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延びる水平部56Aと、この水平部56Aの右端から下方へ垂直に延びる垂直部57Aと、水平部56Aの左端から奥方へ延びる電線接続部58Aとを有する。垂直部57Aの略中央部には、斜め手前下方へ延びる傾斜部59Aと、傾斜部59Aの下端から下方へ垂直に延び且つ傾斜部59Aの板幅よりも幅狭に形成された端子金具部60Aが設けられている。端子金具部60Aの上端部にはシールリング61Aが接着されている。また、電線接続部58Aの端部には圧着部62Aが形成されており、圧着部62Aをかしめることで第1の電線13Aが第1のバスバー55Aに圧着されている。
第2のバスバー55Bは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延び且つ第1のバスバー55Aの水平部56Aよりも長い水平部56Bと、この水平部56Bの右端から下方へ垂直に延びる垂直部57Bと、水平部56Bの左端から奥方へ延び且つ第1のバスバー55Aの電線接続部58Aよりも長い電線接続部58Bとを有する。垂直部57Bの下端側には、垂直部57Bの上端側の板幅よりも幅狭に形成された端子金具部60Bが設けられ、第1のバスバー55Aの端子金具部60Aと同じ高さになるように形成されている。端子金具部60Bの上端部にはシールリング61Bが接着されている。また、電線接続部58Bの端部には圧着部62Bが形成されており、圧着部62Bをかしめることで第2の電線13Bが第2のバスバー55Bに圧着されている。
第3のバスバー55Cは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延び且つ第2のバスバー55Bの水平部56Bよりも長い水平部56Cと、この水平部56Cの右端から下方へ垂直に延びる垂直部57Cと、水平部56Cの左端から奥方へ延び且つ第2のバスバー55Bの電線接続部58Bよりも長い電線接続部58Cとを有する。垂直部57Cの略中央部には、斜め奥下方へ延びる傾斜部59Cと、傾斜部59Cの下端から下方へ垂直に延び且つ傾斜部59Cの板幅よりも幅狭に形成された端子金具部60Cが設けられ、第1のバスバー55Aの端子金具部60Aと同じ高さになるように形成されている。端子金具部60Cの上端部にはシールリング61Cが接着されている。また、電線接続部58Cの端部には圧着部62Cが形成されており、圧着部62Cをかしめることで第3の電線13Cが第3のバスバー55Cに圧着されている。
第4のバスバー55Dは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延び且つ第1のバスバー55Aの水平部56Aよりも短い水平部56Dと、この水平部56Dの右端から下方へ垂直に延び且つ第1のバスバー55Aの垂直部57Aよりも短い垂直部57Dと、水平部56Dの左端から奥方へ延び且つ第1のバスバー55Aの電線接続部58Aと同じ長さの電線接続部58Dとを有する。垂直部57Dの略中央部には、斜め手前下方へ延びる傾斜部59Dと、傾斜部59Dの下端から下方へ垂直に延び且つ傾斜部59Dの板幅よりも幅狭に形成された端子金具部60Dが設けられ、第1のバスバー55Aの端子金具部60Aと同じ高さになるように形成されている。また、電線接続部58Dの端部には圧着部62Dが形成されており、圧着部62Dをかしめることで第4の電線13Dが第4のバスバー55Dに圧着されている。
第5のバスバー55Eは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延び且つ第2のバスバー55Bの水平部56Bよりも短く、第1のバスバー55Aの水平部56Aよりも長い水平部56Eと、この水平部56Eの右端から下方へ垂直に延び且つ第1のバスバー55Aの垂直部57Aよりも短い垂直部57Eと、水平部56Eの左端から奥方へ延びかつ第2のバスバー55Bの電線接続部58Bと同じ長さの電線接続部58Eとを有する。垂直部57Eの下端側には、垂直部57Eの上端側の板幅よりも幅狭に形成された端子金具部60Eが設けられ、第1のバスバー55Aの端子金具部60Aと同じ高さになるように形成されている。また、電線接続部58Eの端部には圧着部62Eが形成されており、圧着部62Eをかしめることで第5の電線13Eが第5のバスバー55Eに圧着されている。
第6のバスバー55Fは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延び且つ第3のバスバー55Cの水平部56Cよりも短く、第2のバスバー55Bの水平部56Bよりも長い水平部56Fと、この水平部56Fの右端から下方へ垂直に延び且つ第1のバスバー55Aの垂直部57Aよりも短い垂直部57Fと、水平部56Fの左端から奥方へ延び且つ第3のバスバー55Cの電線接続部58Cと同じ長さの電線接続部58Fとを有する。垂直部57Fの略中央部には、斜め奥下方へ延びる傾斜部59Fと、傾斜部59Fの下端から下方へ垂直に延び且つ傾斜部59Fの板幅よりも幅狭に形成された端子金具部60Fとが設けられ、第1のバスバー55Aの端子金具部60Aと同じ高さになるように形成されている。また、電線接続部58Fの端部には圧着部62Fが形成されており、圧着部62Fをかしめることで第6の電線13Fが第6のバスバー55Fに圧着されている。
[セパレータ63A,63B,63C]
上記した第1〜第6のバスバー55A〜55Fは、第1〜第3のセパレータ63A,63B,63Cに挟持されている。以下に各セパレータ63A〜63Cの構造について説明する。第1〜第3の3個のセパレータ63A〜63Cは絶縁性材料(合成樹脂)からなり、全体として上記バスバー55A〜55Fの水平部56A〜56F、垂直部57A〜57F及び電線接続部58A〜58Fと対応するように屈曲した板状をなし、端部の形状や長さが互いに異なっている。第1のセパレータ63Aは、インバータ10を覆うケーシング11と対向し、第2のセパレータ63Bは第1のセパレータ63Aに対して、インバータ10とは反対側に重ねられ、第3のセパレータ63Cは、第2のセパレータ63Bに対して、第1のセパレータ63Aとは反対側に重ねられている。
第1のセパレータ63Aは、第1のバスバー55Aを上方からスライドさせて収容するため第1の収容部64Aと、第4のバスバー55Dを下方からスライドさせて収容するため第4の収容部64Dとを備える。
第1のセパレータ63Aは、インバータ10を覆うケーシング11と対向する内壁65Aと、内壁65Aに対してケーシング11とは反対側に位置する外壁66Aと、内壁65Aと外壁66Aとの間をつなぐと共に、第1の収容部64Aと第4の収容部64Dとを仕切る仕切壁67Aとから構成される。
内壁65Aは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延びる水平部65A−Aと、水平部65A−Aの右端から下方へ突出した突出部65A−Bと、水平部65A−Aの左端から奥方へ延びる電線収容部65A−Cとを有する。突出部65A−Bは、水平部65A−Aから手前下方へ傾斜した傾斜部65A−Dと、傾斜部65A−Dの下端から下方へ垂直に延び且つ略台形状をした電線側端子ガイド部65A−Eとから構成される。電線収容部65A−Cの端部には、上下方向の略中央部に、水平方向に延びたスリット(図示せず)が形成されている。
外壁66Aは、板面を垂直に向けると共に、左右方向に延び且つ内壁65Aの水平部65A−Aよりも短い水平部66A−Aと、水平部66A−Aの右端から下方へ突出した突出部66A−Bと、水平部66A−Aの左端から奥方へ延び且つ内壁65Aの電線収容部65A−Cよりも長い電線収容部66A−Cとを有する。突出部66A−Bは、水平部66A−Aから手前下方へ傾斜して延びる傾斜部66A−Dと、傾斜部66A−Dの下端から下方へ垂直に延び且つ略台形状をした電線側端子ガイド部66A−Eとが設けられている。電線側端子ガイド部66A−Eの左側面には、傾斜したリブ66A−Gが右方に突出して設けられている。電線収容部66A−Cの端部は、第1の電線13A及び第4の電線13Dを収容するために、奥左方へ傾斜した後、再び奥方へ延出されている。電線収容部66A−Cの端部には、上下方向の略中央部に、水平方向に延びたスリット(図示せず)が形成されている。
仕切壁67Aは、内壁65A及び外壁66Aの上下方向の略中央部に水平方向に延びて形成されており、内壁65Aの右端から下方に延びて、傾斜したリブ66A−Gへと連なっている。
第1の収容部64Aは、外壁66Aの上部及び右端と、内壁65Aの上部と、仕切壁67Aとから構成され、上方及び右方に開口している。第2の収容部64Bは、外壁66Aの下部と、内壁65Aの下部と、仕切壁67Aとから構成され、下方に開口している。
第2のセパレータ63Bは、第2のバスバー55Bを上方からスライドさせて収容するための第2の収容部64Bと、第5のバスバー55Eを下方からスライドさせて収容するための第5の収容部64Eとを備える。
第2のセパレータ63Bは、第1のセパレータ63Aの外壁66Aと対向する内壁65Bと、内壁65Bに対して第1のセパレータ63Aの外壁66Aとは反対側に位置する外壁66Bと、内壁65Bと外壁66Bとの間をつなぐと共に、第2の収容部64Bと第5の収容部64Eとを仕切る仕切壁67Bとから構成される。
内壁65Bは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延びる水平部65B−Aと、水平部65B−Aの右端から下方へ突出した突出部65B−Bと、水平部65B−Aの左端から奥方へ延びる電線収容部65B−Cとを有する。突出部65B−Bは、水平部65B−Aから下方へ垂直に延び且つ略矩形状をなす基部65B−Hと、基部65B−Hの下端に左右に2個並んで形成された、略台形状をなす電線側端子ガイド部65B−Eとから構成される。また、電線収容部65B−Cの端部には、上下方向の略中央部に、水平方向に延びたスリット(図示せず)が形成されている。
外壁66Bは、板面を垂直に向けると共に、左右方向に延び且つ内壁65Bの水平部65B−Aと同じ長さの水平部66B−Aと、水平部66B−Aの右端から下方へ突出した突出部66B−Bと、水平部66B−Aの左端から奥方へ延び且つ内壁65Bの電線収容部65B−Cよりも長い電線収容部66B−Cとを有する。突出部66B−Bは、水平部66B−Aから下方へ垂直に延び且つ略矩形状をなす基部66B−Hと、基部66B−Hの下端に左右に2個並んで形成された、略台形状をなす電線側端子ガイド部66B−Eとから構成される。電線収容部66B−Cの端部は、第2の電線13B及び第5の電線13Eを収容するために、奥左方へ傾斜した後、再び奥方へ延出されている。また、電線収容部66B−Cの端部には、上下方向の略中央部に、水平方向に延びたスリット(図示せず)が形成されている。
仕切壁67Bは、内壁65B及び外壁66Bの上下方向の略中央部に水平方向に延びて形成されており、内壁65Bの右端から下方に延びて、電線側端子ガイド部65B−E,66B−Eへと連なっている。
第2の収容部64Bは、外壁66Bの上部及び右端と、仕切壁67Bとから構成され、上方及び右方に開口している。第5の収容部64Eは、外壁66Bの下部と、内壁65Bの下部と、仕切壁67Bとから構成され、下方に開口している。
第3のセパレータは、第3バスバーを上方からスライドさせて収納するための第3収容部64Cと、第6バスバーを下方からスライドさせて収容するための第6収容部64Fとを備える。
第3のセパレータ63Cは、第2のセパレータ63Bの外壁66Bと対向する内壁65Cと、内壁65Cに対して第2のセパレータ63Bの外壁66Bとは反対側に位置する外壁66Cと、内壁65Cと外壁66Cとの間をつなぐと共に、第3の収容部64Cと第6の収容部64Fとを仕切る仕切壁67Cとから構成される。
内壁65Cは、板面を垂直に向けると共に左右方向に延びる水平部65C−Aと、水平部65C−Aの右端から下方へ突出した突出部65C−Bと、水平部65C−Aの左端から奥方へ延びる電線収容部65C−Cとを有する。突出部65C−Bは、水平部65C−Aから奥下方へ傾斜して延びる傾斜部65C−Dと、傾斜部65C−Dの下端から下方へ垂直に延び且つ略台形状をなす電線側端子ガイド部65C−Eとから構成される。また、電線収容部65C−Cの端部には、上下方向の略中央部に、水平方向に延びたスリット(図示せず)が形成されている。
外壁66Cは、板面を垂直に向けると共に、左右方向に延び且つ内壁65Cの水平部65C−Aよりも長い水平部66C−Aと、水平部66C−Aの右端から下方へ突出した突出部66C−Bと、水平部66C−Aの左端から奥方へ延び且つ内壁65Cの電線収容部65C−Cよりも長い電線収容部66C−Cとを有する。突出部66C−Bは、水平部66C−Aから奥下方へ傾斜して延びる傾斜部66C−Dと、傾斜部66C−Dの下端から下方へ垂直に延び且つ略台形状をなす電線側端子ガイド部66C−Eとから構成される。電線側端子ガイド部66C−Eの右側面には、傾斜したリブ66C−Gが左方に突出して設けられている。電線収容部66C−Cの端部は、第3の電線13C及び第6の電線13Fを収容するために、奥左方へ傾斜した後、再び奥方へ延出されている。また、電線収容部66C−Cの端部には、上下方向の略中央部に、水平方向に延びたスリット66C−Fが形成されている。
仕切壁67Cは、内壁65C及び外壁66Cの上下方向の略中央部に水平方向に延びて形成されており、内壁65Cの右端から下方に延びて、傾斜したリブ66C−Gへと連なっている。
第3の収容部64Cは、外壁66Cの上部及び右端と、仕切壁67Cとから構成され、上方及び右方に開口している。第6の収容部64Fは、外壁66Cの下部と、内壁65Cの下部と、仕切壁67Cとから構成され、下方に開口している。
[各バスバー55A〜55Fと、各セパレータ63A〜63Cとの組付]
各バスバー55A〜55Fと各セパレータ63A〜63Cとは、以下のように組み付けられる。
第1のセパレータ63Aには、第1のバスバー55Aと第4のバスバー55Dとが組み付けられる。即ち、第1の収容部64Aに上方から第1のバスバー55Aを嵌め込み、第4の収容部64Dに第4のバスバー55Dを下方から嵌め込む。第1のバスバー55Aと第4のバスバー55Dとを組み付けた状態では、2個の端子金具部60A,60Dは左右に並んで、電線側端子ガイド部65A−E,66A−Eと対応する位置で第1のセパレータ63Aから下方に突出する。第1のバスバー55Aの端子金具部60Aの左側面は、第1のセパレータ63Aのリブ66A−Gの右側面に案内されている。また、2個の電線接続部58A,58Dは、上下に並んで、電線収容部65A−Cと電線収容部66A−Cとの間に収納され、第1の電線13A及び第4の電線13Dが後方へ向かって第1のセパレータ63Aから突出している。
第2のセパレータ63Bには第2のバスバー55Bと第5のバスバー55Eとが組み付けられる。即ち、第2の収容部64Bに上方から第2のバスバー55Bを嵌め込み、第5の収容部64Eに第5のバスバー55Eを下方から嵌め込む。第2のバスバー55Bと第5のバスバー55Eとを組み付けた状態では、2個の端子金具部60B,60Eは左右に並んで、電線側端子ガイド部65B−E,66B−Eと対応する位置で第2のセパレータ63Bから下方に突出する。また、2個の電線接続部58B,58Eは、上下に並んで、電線収容部65B−Cと電線収容部66B−Cとの間に収納され、第2の電線13B及び第5の電線13Eが後方へ向かって第2のセパレータ63Bから突出している。
第3のセパレータ63Cには第3のバスバー55Cと第6のバスバー55Fとが組み付けられる。即ち、第3の収容部64Cに上方から第3のバスバー55Cを嵌め込み、第6の収容部64Fに第6のバスバー55Fを下方から嵌め込む。第3のバスバー55Cと第6のバスバー55Fとを組み付けた状態では、2個の端子金具部60C,60Fは左右に並んで、電線側端子ガイド部65C−E,66C−Eと対応する位置で第3のセパレータ63Cから下方に突出する。第6のバスバー55Fの端子金具部60Fの右側面は、第3のセパレータ63Cのリブ66C−Gの左側面に案内されている。また、2個の電線接続部58C,58Fは、上下に並んで、電線収容部65C−Cと電線収容部66C−Cとの間に収納され、第3の電線13C及び第6の電線13Fが後方へ向かって第3のセパレータ63Cから突出している。
尚、第1〜第6のバスバー55A〜55Fのうち、第1〜第3のセパレータ63A〜63C内に収容される部分には、予め接着剤(図示せず)を塗布しておいてもよく、この接着剤により、第1〜第6のバスバー55A〜55Fを第1〜第3のセパレータ63A〜63Cの第1〜第6の収容部64A〜64F内に固定することができる。また、第1〜第6のバスバー55A〜55Fのうち、第1〜第3のセパレータ63A〜63Cから突出し且つ電線側コネクタハウジング42に埋設される部分にも、予め接着剤(図示せず)を塗布しておいてもよく、この接着剤により、電線側コネクタハウジング42と第1〜第6のバスバー55A〜55Fとの間に隙間を確実にシールすることができる。
第1のセパレータ63Aと第2のセパレータ63Bと第3のセパレータ63Cとを、この順番に奥側から重ね合わせる。このとき、第1のセパレータ63Aの外壁66Aの外面又は第2のセパレータ63Bの内壁65Bの外面に予め接着剤(図示せず)を塗布しておいてもよく、また、第2のセパレータ63Bの外壁66Bの外面又は第3のセパレータ63Cの内壁65Cの外面との間に予め接着剤(図示せず)を塗布しておいてもよい。この接着剤により、樹脂モールドする際に、第1〜第3のセパレータ63A〜63Cが位置ズレすることを防止できる。
第1のバスバー55A及び第4のバスバー55Dには斜め手前下方に傾斜した傾斜部59A、59Dが設けられており、第1のセパレータ63Aにはこれに対応して、斜め手前下方に傾斜した傾斜部65A−D,66A−Dが設けられている。また、第3のバスバー55C及び第6のバスバー55Fには斜め奥下方に傾斜した傾斜部59C,59Fが設けられており、第3のセパレータ63Cにはこれに対応して、斜め奥下方に傾斜した傾斜部65C−D,66C−Dが設けられている。これにより、第1のバスバー55A及び第4のバスバー55Dを第1のセパレータ63Aに組み付け、第2のバスバー55B及び第5のバスバー55Eを第2のセパレータ63Bに組み付け、第3のバスバー55C及び第6のバスバー55Fを第3のセパレータ63Cに組み付けた後、第1〜第3のセパレータ63A〜63Cを奥側から順に重ね合わせると、第1〜第6のバスバー55A〜55Fの端子金具部60A〜60Fは、同一平面上に並び、左右方向に一列に配された状態になっている。
第1〜第3のセパレータ63A〜63Cと、第1〜第6のバスバー55A〜55Fとをモールド用の金型(図示せず)にセットする。このとき、第1のセパレータ63Aの内壁65Aの外面又は第3のセパレータ63Cの外壁66Cの外面に予め接着剤(図示せず)を塗布しておいてもよく、この接着剤により第1〜第3セパレータ63A〜63Cと機器側コネクタハウジング15との間に隙間が空くのを防止できる。金型にセットした状態では、各端子金具部60A〜60Fと、第1〜第6の電線13A〜13Fとは、いずれも、金型に形成された位置決め溝(図示せず)に嵌合される。この状態で溶融した樹脂を金型内へ注入する。その樹脂が硬化すると第1〜第3のセパレータ63A〜63C及び第1〜第6のバスバー55A〜55Fを包囲する電線側コネクタハウジング42が成型される。
成型の際には第1〜第3のセパレータ63A〜63C及び第1〜第6のバスバー55A〜55Fに対して樹脂の射出圧が作用するが、第1〜第6のバスバー55A〜55Fの大部分は第1〜第3のセパレータ63A〜63Cの内部に収容されているため、第1〜第6のバスバー55A〜55Fが射出圧によって変形することはない。また、第1〜第3のセパレータ63A〜63Cの外に突出している端子金具部60A〜60Fと第1〜第6の電線13A〜13Fとは、いずれもモールド金型の位置決め溝に嵌合されて遊動規制されているので、端子金具部60A〜60Fと第1〜第6の電線13A〜13Fとは射出圧を受けても変形することはない。
[作用及び効果]
機器側コネクタ14に対し、上方から電線側コネクタ41を嵌合させる。嵌合に際しては、各嵌合部45A〜45Cを各フード部32A〜32Cに嵌合させ、対応する各端子収容筒部16Bに対して被せるように嵌め込む。すなわち、第1の嵌合部45Aを第1のフード部32Aに嵌合させ、第2の嵌合部45Bを第2のフード部32Bに嵌合させ、第3の嵌合部45Cを第3のフード部32Cに嵌合させる。
すると、第1〜第6のバスバー55A〜55Fの各端子金具部60A〜60Fが各端子収容筒部16B内に挿入して各機器側端子金具23A〜23Fの雌型接続部26内に進入し、その各端子金具部60A〜60Fに対して各弾性接触片25が弾性接触する。これにより、第1〜第6のバスバー55A〜55Fと各機器側端子金具23A〜23Fとが接続される。すなわち、第4のバスバー55Dと第1の機器側端子金具23Aとが接続され、第1のバスバー55Aと第2の機器側端子金具23Bとが接続され、第5のバスバー55Eと第3の機器側端子金具23Cとが接続され、第2のバスバー55Bと第4の機器側端子金具23Dとが接続され、第6のバスバー55Fと第5の機器側端子金具23Eとが接続され、第3のバスバー55Cと第6の機器側端子金具23Fとが接続される。
機器側コネクタ14と電線側コネクタ41とが嵌合すると、機器側コネクタシールドシェル31のネジ孔36,36と、電線側コネクタハウジング42の挿通孔52,52と、電線側コネクタシールドシェル68の挿通孔79,79とが整合した状態に組み付けられる。その後、ネジ孔36,36、挿通孔52,52及び挿通孔79,79の上方から、ボルト88,88を螺合して、機器側コネクタ14と電線側コネクタ41とを固定する。
以上により、インバータ10のU相の出力端子のうち、第1の出力端子は、第1の機器側端子金具23A及び第4のバスバー55Dを介して第4の電線13Dに接続される。一方、第2の出力端子は、第2の機器側端子金具23B及び第1のバスバー55Aを介して第1の電線13Aに接続される。
また、インバータ10のV相の出力端子のうち、第3の出力端子は、第3の機器側端子金具23C及び第5のバスバー55Eを介して第5の電線13Eに接続される。一方、第4の出力端子は、第4の機器側端子金具23D及び第2のバスバー55Bを介して第2の電線13Bに接続される。
そして、インバータ10のW相の出力端子のうち、第5の出力端子は、第5の機器側端子金具23E及び第6のバスバー55Fを介して第6の電線13Fに接続される。一方、第6の出力端子は、第6の機器側端子金具23F及び第3のバスバー55Cを介して第3の電線13Cに接続される。
このように、本実施形態のインバータ用コネクタ12によれば、電線側コネクタ41から導出された時点で、第1〜第3の電線13A〜13Cがまとめられた状態になっており、各電線はU、V、Wの各相に対応しているので、第1のモータに配索可能となっている。また、第4〜第6の電線13D〜13Fもまとめられた状態になっており、各電線はU、V、Wの各相に対応しているので、第2のモータに配索可能となっている。このため、電線13A〜13Fを大きく曲げる必要がないので、小さなスペースで各電線13A〜13Fを各モータに配索することができる。
本実施形態のインバータ用コネクタ12によれば、各バスバー55A〜55Fはモールド成形により電線側コネクタハウジング42に一体的に保持されているので、各バスバー55A〜55Fを電線側コネクタハウジング42に圧入接合する場合に比べて製作工程が少なく、生産性の向上、製品コストの低減を図ることができる。また、各バスバー55A〜55Fと電線側コネクタハウジング42との接合保持力が強力になるので、ガタツキなどの発生を防止することができる。
本実施形態のインバータ用コネクタ12は、機器側コネクタハウジング15を機器側コネクタシールドシェル31で包囲し、これをインバータ10のケーシング11に取付ているので、インバータ10から各モータに至る導電経路をシールドすることができる。
また、モールド成型の際には、バスバーが射出圧により変形して他のバスバーと接触するのを回避する手段としては、バスバー間のピッチを大きくすることが考えられるが、この場合、電線側コネクタハウジング42が嵩高くなってしまう。この点、本実施形態では、各バスバー55A〜55Fの間を第1〜第3のセパレータ63A〜63Cで仕切ったので、射出圧によって各バスバー55A〜55F同士の接触を確実に回避できる。これにより、各バスバー55A〜55F間のピッチを狭め、電線側コネクタハウジング42の小型化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図11ないし図18によって説明する。以下、図11における右方を前方又は手前方とし、左方を後方又は奥方とする。
[インバータ100]
まず、本実施形態のインバータ用コネクタ104が取り付けられるインバータ100について説明する。インバータ100は、図示しないインバータ主回路をケーシング101に収納したものである。このケーシング101の正面には、ケーシング101の外部と内部とを連通させる連通孔103が設けられている。ケーシング101内には、インバータ主回路(図示せず)に直結されて、U、V、Wの各相毎に2本づつ互いに一列に並んで設けられた、図示しない計6個の第1〜第6の出力端子が配されている。第1及び第2の出力端子はU相の出力端子であり、第3及び第4の出力端子はV相の出力端子であり、第5及び第6の出力端子はW相の出力端子である。各出力端子は、上述の連通孔103に臨むように設けられている。
[インバータ用コネクタ104]
次に、本実施形態のインバータ用コネクタ104について説明する。インバータ用コネクタ104は、インバータ100の各出力端子(図示せず)に接続された機器側コネクタ135と、ワイヤーハーネスを構成する第1〜第6の電線102A,102B,102C,102D,102E,102Fの端末部に接続された第1及び第2の電線側コネクタ105A,105Bとからなる。
[電線側コネクタ105A,105B]
まず、第1及び第2の電線側コネクタ105A,105Bについて説明する。第1の電線側コネクタ105Aは第1〜第3の電線102A〜102Cの端末部に接続されていると共に、第1の電線側コネクタハウジング108Aを第1の電線側コネクタシールドシェル106Aによって一括に包囲した形態であり、左から順に第1〜第3の計3個の電線側端子金具115A,115B,115Cが設けられている。第2の電線側コネクタ105Bは第4〜第6の電線102D〜102Fの端末部に接続されていると共に、第2の電線側コネクタハウジング108Bを第2の電線側コネクタシールドシェル106Bによって一括に包囲した形態であり、左から順に第4から第6の計3個の電線側端子金具115D,115E,115Fが設けられている。第1〜第6の電線102A〜102F、第1及び第2の電線側コネクタ105A,105B、第1及び第2の電線側コネクタハウジング108A,108B、第1〜第6の電線側端子金具115A〜115F並びに第1及び第2の電線側コネクタシールドシェル106A,106Bは全て同一の構造なので、以下、電線102、電線側コネクタ105、電線側コネクタハウジング108、電線側端子金具115及び電線側コネクタシールドシェル106としてまとめて説明する。
電線側コネクタシールドシェル106は、金属製であり、底面が開口した左右に細長い箱状をなしている。電線側コネクタシールドシェル106の上部には、断面が長円形をした筒状の嵌合部107が突出して設けられている。この嵌合部107には、電線側コネクタハウジング108が下方から組み付けられている。
電線側コネクタハウジング108は、合成樹脂製であり、3つの円筒部109,109,109が、軸線を上下方向に向けるとともに、左右に並んで、外壁を接して連結した状態で一体成形されている。電線側コネクタハウジング108の上下方向の中央部には、周方向に突出して1対のシールリング保持リブ110が設けられており、このシールリング保持リブ110の間に、シールリング111が装着されている。各円筒部109のうち、シールリング保持リブ110よりも下方には、上下方向に延びたリブ114が、手前側の側壁と、奥側の側壁とに1つずつ、計2個設けられている。各円筒部109が外壁を接している部分の手前側及び奥側には、シールリング保持リブ110を基部として上方へ片持ち状に延出されたランス112が、電線側コネクタハウジング108の手前側に2個、奥側に2個、計4個設けられている。手前側に設けられたランス112の左右及び奥側には、ランス112を三方から取り囲むように保護リブ113が設けられており、奥側に設けられたランス112の左右及び手前側には、ランス112を三方から取り囲むように保護リブ113が設けられている。これらのランス112は、電線側コネクタシールドシェル106の嵌合部107の上端縁に係止して電線側コネクタハウジング108の落下を防止している。
電線側コネクタハウジング108の円筒部109には、電線側端子金具115が上方から差し込まれている。この電線側端子金具115は、肉厚の板材からなる端子本体120と、端子本体120よりも肉薄の弾性接触片121とを組み付けて構成されている(図15、図17参照)。端子本体120は、角形嵌合部117と、この角形嵌合部117の上方に位置する圧着部116とからなる。角形嵌合部117は、上下方向に貫通した角筒状をなし、この角形嵌合部117の後面壁124にはランス孔125が形成されており、このランス孔125に、円筒部109の内壁の下端部に設けられた、下方に片持ち状に延出するランス126が係止することにより、電線側端子金具115が上方へ抜け止めされている。
一方、圧着部116には電線102がかしめ付けられて、円筒部109から上方に導出されている。この電線102には円筒状のゴム栓118が外嵌されている。このゴム栓118は円筒部109の内周面後端部に密着しており、このゴム栓118により上方外部から円筒部109内への浸水が防止されている。なお、ゴム栓118は電線102に外嵌されると共に円筒部109内に係止された円筒状のホルダ119により抜け止めされている。第1の電線102Aは第1の電線側端子金具115Aと接続されており、第2の電線102Bは第2の電線側端子金具115Bと接続されており、第3の電線102Cは第3の電線側端子金具115Cと接続されており、第4の電線102Dは第4の電線側端子金具115Dと接続されており、第5の電線102Eは第5の電線側端子金具115Eと接続されており、第6の電線102Fは第6の電線側端子金具115Fと接続されている。
各円筒部109からは各電線102が上方へ導出されているので、各電線側コネクタハウジング108からは計3本の電線102が上方へ導出された状態になっている。これら3本の電線102は金属細線をメッシュ状に編み込んだ筒状のシールド部材128によって一括シールドされている。このシールド部材128はかしめリング127によって嵌合部107にかしめ付けられており、これにより、シールド部材128と電線側コネクタシールドシェル106とは電気的に接続されている。
一方、各電線102の他方の端部は、図示しない三相モータに接続されている。具体的には、第1の電線102Aは図示しない第1のモータのU相に接続されており、第2の電線102Bは第1のモータ(図示せず)のV相に接続されており、第3の電線102Cは第1のモータ(図示せず)のW相に接続されている。また、第4の電線102Dは図示しない第2のモータのU相に接続されており、第5の電線102Eは第2のモータ(図示せず)のV相に接続されており、第6の電線102Fは第2のモータ(図示せず)のW相に接続されている。
電線側コネクタシールドシェル106の左右方向に面した側面には、上下方向に延びる一対のスリット133,133が、それぞれの側面の側端縁に平行に形成されている。上記のスリット133,133には、後述する一対のカムフォロア139,139と協同してカム機能を発揮する第1及び第2のスライドレバー129A,129Bが案内されている。第1の電線側コネクタシールドシェル106Aには第1のスライドレバー129Aが組み付けられ、第2の電線側コネクタシールドシェル106Bには第2のスライドレバー129Bが組み付けられている。第1及び第2のスライドレバー129A,129Bは同一の構造を有するので、以下、スライドレバー129として説明する。
このスライドレバー129は、左右方向に長い板状をなす2枚のカム板131,131と、これらの両カム板131,131の端部を連結する連結板132とからなる。スライドレバー129は、上記のスリット133,133にカム板131,131を嵌合させた状態で電線側コネクタシールドシェル106に組み付けられており、このスリット133,133に案内される事により、嵌合位置と、初期位置との間で左右方向に移動しうるようになっている。この初期位置については、第1のスライドレバー129Aの初期位置は、嵌合位置よりも左方にあり、第2のスライドレバー129Bの初期位置は、嵌合位置よりも右方にある。
各カム板131,131には、連結板132で連結されていない側の端部寄りの下端縁に開口すると共に、連結板132で連結されている側の端部に向かって上方へ斜めに延びるカム溝130が形成されている。
電線側コネクタシールドシェル106の上面には、左右の両端部寄りに、電線側コネクタ105と機器側コネクタ135とをネジ止めするための計2個の挿通孔134が形成されている。
[機器側コネクタ135]
次に、機器側コネクタ135について説明する。機器側コネクタ135は、支持台143と、支持台143に載置された機器側コネクタハウジング149とを備え、これら支持台143及び機器側コネクタハウジング149を金属製の機器側コネクタシールドシェル136によって一括に包囲した形態である。機器側コネクタハウジング149は、第1〜第6の計6本のバスバー159A,159B,159C,159D,159E,159Fをモールド成型することにより形成されている。
機器側コネクタシールドシェル136は、金属製であり、概ね左右方向に細長い箱状をなし、背面側が開口している。機器側コネクタシールドシェル136の背面側には、機器側コネクタシールドシェルを上述したケーシング101にネジ止めするための、左右に突出した計2個の取付基部140,140が設けられており、各取付基部140,140には、上下の両端部寄りに2個の挿通孔141A,141Aが設けられている。さらに、機器側コネクタシールドシェル136の箱状の部分の上端中央部には、機器側コネクタシールドシェル136をケーシング101にネジ止めするための挿通孔141Bが設けられている。この機器側コネクタシールドシェル136は、ケーシング101に、挿通孔141A,141A及び挿通孔141Bに螺合されたボルト146で固定されている。
機器側コネクタシールドシェル136の上面側には、左右に細長い直方体状の第1及び第2の嵌合部137A,137Bが、左から順に並んで形成されており、各嵌合部137A,137Bには、断面が長円形状のキャビティ138,138が形成されている。各嵌合部137A,137Bの左右両端寄りには、機器側コネクタ135と電線側コネクタ105とをネジ止めするためのネジ孔148A,148Aが2個ずつ設けられており、計4個設けられている。
第1及び第2の各嵌合部137A,137Bには、前方側の側面及び後方側の側面に、一対のカムフォロア139,139が突設されている。各カムフォロア139,139は、軸線を前後方向に向けた円柱形をなしている。
機器側コネクタシールドシェル136の箱状の部分には、左右の両端寄りに、支持台143をネジ止めするためのネジ孔148B,148Bが計2個設けられている
上述した支持台143は、細長い箱状をなし、背面側に開口している。支持台143の正面側の側面には、左右の両端寄りに計2個の挿通孔144,144が設けられており、その中に金属製のカラー145,145が埋め込まれている。各カラー145,145には支持台取付ボルト147,147が奥方から螺合されており、この支持台取付ボルト147,147により支持台143と機器側コネクタシールドシェル136とが固定されている。
支持台143の上方には、樹脂製の機器側コネクタハウジング149が載置されている。この機器側コネクタハウジング149は、左右に細長い板状のバスバー収納部156と、バスバー収納部156の左右の両端部寄りに、上方に向かって突出して形成され、断面が長円形の筒状をした計2個の第1及び第2の機器側端子収容部150A,150Bと、バスバー収納部156の左右の両端部及び中央部に、奥方に向かって突出して形成され、断面が長円形をした計3個の第1〜第3のインバータ用端子収納部157A,157B,157Cとから構成される。
バスバー収納部156の左端よりには、第1の機器側端子収容部150Aが形成されており、バスバー収納部156の右端寄りには、第2の機器側端子収容部150Bが形成されている。第1及び第2の機器側端子収容部150A,150Bは同一の構造なので、以下、機器側端子収容部150として説明する。
機器側端子収容部150は、軸線を上下方向に向けた3本の端子収容筒部151,151,151が側面を接した状態で断面が長円形状の外壁に包囲された形態をなしている。端子収容筒部151,151,151にはキャビティ152が形成されており、キャビティ152の中には板状の第1〜第6の機器側端子金具162A,162B,162C,162D,162E,162Fが臨んでいる。
機器側端子収容部150の下端部には、周方向に突出した一対のシールリング保持リブ153Aが形成されており、長円形状のシールリング153Bが保持されている。シールリング保持リブ153Aの下側には、バスバー収納部156から前方に突出して設けられた板状の支持基台154が設けられており、機器側端子収容部150と支持基台154とは一体化しており、支持基台154の下方には、上下方向に延びて3本の補強リブ155,155,155が形成されている。
バスバー収納部156の奥方には、左から第1〜第3のインバータ側端子収納部157A,157B,157Cが形成されている。第1〜第3のインバータ側端子収納部157A〜157Cは断面が長円形をしており、その奥方の端部には、周方向に突出した1対のシールリング保持リブ158A,158Aが形成され、長円形状のシールリング158Bが保持されている。第1〜第3のインバータ側端子収納部157A〜157Cの奥方に面する側面からは、板状の第1〜第6のインバータ側端子160A,160B,160C,160D,160E,160Fが、各インバータ側端子収納部160A〜Cにつき2個ずつ、計6個、奥方に突出している。
第1のインバータ側端子160Aの後端部に形成され,上下方向に貫通する円形孔161は、インバータ100の第1の出力端子(図示せず)に固定され、第2のインバータ側端子160Bの後端部に形成され,上下方向に貫通する円形孔161は、インバータ100の第2の出力端子(図示せず)に固定されている。また、第3のインバータ側端子160Cの後端部に形成され,上下方向に貫通する円形孔161は、インバータ100の第3の出力端子(図示せず)に固定され、第4のインバータ側端子160Dの後端部に形成され,上下方向に貫通する円形孔161は、インバータ100の第4の出両区端子(図示せず)に固定されている。そして、第5のインバータ側端子160Eの後端部に形成され,上下方向に貫通する円形孔161は、インバータ100の第5の出力端子(図示せず)に固定され、第6のインバータ側端子160Fの後端部に形成され,上下方向に貫通する円形孔161は、インバータ100の第6の出力端子(図示せず)に固定されている。
[バスバー159A,159B,159C,159D,159E,159F]
さて、第1〜第6の6本のバスバー159A〜159Fは、導電性材料からなる細長い板材を曲げ加工したものであって、長さや端部の形状が互いに異なって形成されている。以下に、各バスバー159A〜159Fの構造について説明する(図14参照)。
第1のバスバー159Aは、側方から見て略L字状に形成されており、垂直方向に延びる垂直部163と、垂直部163から略直角に曲げ加工されて後方へ延出された第1のインバータ側端子160Aとからなる。垂直部163の略上半分には、垂直部163の板厚よりも肉薄に形成された第1の機器側端子金具部162Aが設けられている
第2のバスバー159Bは、板面を水平に向けると共に左右方向に延びる水平部164と、この水平部164の右端から垂直に延び、且つ第1のバスバー159Aの垂直部163よりも長い垂直部163と、水平部164の左端から斜め奥上方に傾斜した段差部165と、段差部165から後方へ延出された第2のインバータ側端子160Bとからなる。垂直部163の略上半分には、垂直部163の板厚よりも肉薄に形成された第2の機器側端子金具部162Bが設けられている。
第3のバスバー159Cは、板面を水平に向けると共に左右方向に延び、且つ第2のバスバー159Bの水平部164よりも短い水平部164と、この水平部164の左端から垂直に延び、且つ第1のバスバー159Aの垂直部163よりも短い垂直部163と、水平部164の右端から斜め奥下方に傾斜した段差部165と、段差部165から後方へ延出された第3のインバータ側端子160Cとからなる。垂直部163の上から略三分の二には、垂直部163の板厚よりも肉薄に形成された第3の機器側端子金具部162Cが設けられている。
第4のバスバー159Dは、板面を水平に向けると共に左右方向に延び、且つ第3のバスバー159Cの水平部164と同じ長さの水平部164と、この水平部264の右端から垂直に延び、且つ第1のバスバー259Aの垂直部163よりも短い垂直部163と、水平部164の左端から斜め奥下方に傾斜した段差部165と、段差部165から後方へ延出された第4のインバータ側端子160Dとからなる。垂直部163の上から略三分の二には、垂直部163の板厚よりも肉薄に形成された第4の機器側端子金具部162Dが設けられている。
第5のバスバー159Eは、板面を水平に向けると共に左右方向に延び、且つ第2のバスバー159Bの水平部164と同じ長さの水平部164と、この水平部164の右端から垂直に延び、且つ第1のバスバー159Aの垂直部163と同じ長さの垂直部163と、垂直部163から後方へ延出された第5のインバータ側端子160Eとからなる。垂直部163の略上半分には、垂直部163の板厚よりも肉薄に形成された第5の機器側端子金具部162Eが設けられている。
第6のバスバー159Fは、第1のバスバー159Aと同じ形状であり、側方から見て略L字状に形成されており、垂直方向に延びる垂直部163と、垂直部163から略直角に曲げ加工されて後方へ延出された第6のインバータ側端子160Fとからなる。垂直部163の略上半分には、垂直部163の板厚よりも肉薄に形成された第6の機器側端子金具部162Fが設けられている。
[バスバー159A〜159Fの組付]
各バスバー159A〜Fは、モールド用の金型(図示せず)に以下のようにセットする。まず、第1のバスバー159Aを左端にセットし、このとき、垂直部163が垂直方向を向き、第1のインバータ側端子160Aが水平方向を向くようにする。また、第6のバスバー159Fを右端にセットし、垂直部163が垂直方向を向き、第6のインバータ側端子160Fが水平方向を向くようにする。
次に、第2のバスバー159Bを第1のバスバー159Aの右側に、垂直部163が垂直方向を向き、第2のインバータ側端子160Bが水平方向を向くようにセットする。そして、第5のバスバー159Eを第6のバスバー159Fの左側に、垂直部163が垂直方向を向き、第5のインバータ側端子160Eが水平方向を向くようにセットする。このとき、第2のバスバー159Bの水平部164の上に第5バスバー159Eの水平部164が重なるようにする。
第2のバスバー159Bの右側に、第3のバスバー159C及び第4のバスバー159Dを左から並べてセットする。このとき、第3及び第4のバスバー159C,159Dの垂直部163が垂直方向を向き、第3及び第4のインバータ側端子160D,160Eが水平方向を向くようにセットすると共に、第5のバスバー159Eの水平部164の上に第3及び第4のバスバー159C,159Dの水平部164が重なるようにセットする。
上記のように各バスバー159A〜159Fをセットすると、各バスバー159A〜159Fの各インバータ側端子160A〜160Fは左右方向に一列に並ぶと共に、2つずつ3組に分かれて並んだ状態になる。具体的には、第1及び第2のインバータ側端子160A,160Bが1組となっており、第3及び第4のインバータ側端子160C,160Dが1組となっており、第5及び第6のインバータ側端子160E,160Fが1組となっている。一方、各バスバー159A〜159Fの各機器側端子金具部162A〜162Fは、高さが揃った状態で左右方向に一列に並ぶと共に、3つずつ2組に分かれて並んだ状態になっている。具体的には、第1、第3及び第5の機器側端子金具部162A,162C,162Eが1組となっており、第2、第4及び第6の機器側端子端子金具部162B,162D,162Fが1組となっている。
金型にセットした状態では、各インバータ側端子160A〜160F及び各機器側端子金具部162A〜162Fはいずれも、金型に形成された位置決め溝(図示せず)に嵌合される。この状態で溶融した樹脂を金型内へ注入する。その樹脂が硬化すると第1〜第6のバスバー159A〜159Fを包囲する機器側コネクタハウジング149が成形される。
上記のように機器側コネクタハウジング149を成形すると、第1のインバータ側端子収納部157Aからは第1及び第2のインバータ側端子160A,160Bが突出し、第2のインバータ側端子収納部157Bからは、第3及び第4のインバータ側端子160C,160Dが突出し、第3のインバータ側端子収納部157Cからは、第5及び第6のインバータ側端子160E,160Fが突出した状態になっている。そして、第1の機器側端子収容部150Aには、第1、第3及び第5の機器側端子金具部162A,162C,162Eが収容されており、第2の機器側端子収容部150Bには、第2、第4及び第6の機器側端子金具部162B,162D,162Fが収容された状態になっている。
[作用及び効果]
機器側コネクタ135と電線側コネクタ105とは、以下のように嵌合させる。まず、第1の嵌合部137Aに第1の電線側コネクタ105Aを嵌合させる。第1のスライドレバー129Aが初期位置にある状態で、第1の電線側コネクタ105Aを第1の嵌合部137Aに対して上方から接近させ、カム溝130の入り口をカムフォロア139に嵌合させる。初期位置にある第1のスライドレバー129Aを右方へ押すと、カム溝130とカムフォロア139との係合によるカム作用により、第1の電線側コネクタ105Aが第1の嵌合部137Aに引き寄せられる。第1のスライドレバー129Aを完全に右方に押し切ると、カム溝130の奥端にカムフォロア139が到達し、第1の嵌合部137Aと第1の電線側コネクタ105Aとの嵌合が完了する。すると、第1,第3及び第5の機器側端子金具部162A,162C,162Eが、各角形嵌合部117内に進入し、第1,第3及び第5の機器側端子金具部162A,162C,162Eに対して各弾性接触片121が弾性接触する。これにより、第1の電線側端子金具115Aと第1のバスバー159Aとが接続され、第2の電線側端子金具115Bと第3のバスバー159Cとが接続され、第3の電線側端子金具115Cと第5のバスバー159Eとが接続される。
第1の嵌合部137Aと第1の電線側コネクタ105Aとが嵌合すると、第1の嵌合部137Aのネジ孔148Aと、第1の電線側コネクタシールドシェル106Aの挿通孔134とが整合した状態に組み付けられる。その後、ネジ孔148A及び挿通孔134の上方からボルト166を螺合して、第1の嵌合部137Aと第1の電線側コネクタ105Aとを固定する。
次に、第2の嵌合部137Bに第2の電線側コネクタ105Bを嵌合させる。第2のスライドレバー129Bが初期位置にある状態で、第2の電線側コネクタ105Bを第2の嵌合部137Bに対して上方から接近させ、カム溝130の入り口をカムフォロア139に嵌合させる。初期位置にある第2のスライドレバー129Bを左方へ押すと、カム溝130とカムフォロア139との係合によるカム作用により、第2の電線側コネクタ105Bが第2の嵌合部137Bに引き寄せられる。第2のスライドレバー129Bを完全に左方に押し切ると、カム溝130の奥端にカムフォロア139が到達し、第2の嵌合部137Bと第2の電線側コネクタ105Bとの嵌合が完了する。すると、第2,第4及び第6の機器側端子金具部162B,162D,162Fが、各角形嵌合部117内に進入し、第2,第4及び第6の機器側端子金具部162B,162D,162Fに対して各弾性接触片121が弾性接触する。これにより、第4の電線側端子金具115Dと第2のバスバー159Bとが接続され、第5の電線側端子金具115Eと第4のバスバー159Dとが接続され、第6の電線側端子金具115Fと第6のバスバー159Fとが接続される。
第2の嵌合部137Bと第2の電線側コネクタ105Bとが嵌合すると、第2の嵌合部137Bの孔148Aと、第2の電線側コネクタシールドシェル106Bの挿通孔134とが整合した状態に組み付けられる。その後、ネジ孔148A及び挿通孔134の上方からボルト166を螺合して、第2の嵌合部137Bと第2の電線側コネクタ105Bとを固定する。
以上により、インバータ100のU相の出力端子のうち、第1の出力端子は、第1の機器側端子金具部162A及び第1のバスバー159Aを介して第1の電線102Aに接続される。一方、第2の出力端子は、第2の機器側端子金具部162B及び第2のバスバー159Bを介して第4の電線102Dに接続される。
また、インバータのV相の出力端子のうち、第3の出力端子は、第3の機器側端子金具部162C及び第3のバスバー159Cを介して第2の電線102Bに接続される。一方、第4の出力端子は、第4の機器側端子金具部162D及び第4のバスバー159Dを介して第5の電線102Eに接続される。
そして、インバータのW相の出力端子のうち、第5の出力端子は、第5の機器側端子金具部162E及び第5のバスバー159Eを介して第3の電線102Cに接続される。一方、第6の出力端子は、第6の機器側端子金具部162F及び第6のバスバー159Fを介して第6の電線102Fに接続される。
このように、本実施形態によれば、機器側コネクタハウジング149に設けられた各機器側端子金具部162A〜162Fは、各負荷毎にU,V、Wの各相にまとめて配された状態になっているため、機器側コネクタハウジング149と、例えば電線102端末に取り付けられた電線側コネクタハウジング108A,108Bとを嵌合させると、電線側コネクタハウジング108A,108Bからは、各電線102が各負荷毎にU,V、Wの各相にまとめられた状態で導出される。この結果、各電線102を各負荷毎に配索する場合に電線を大きく曲げる必要がないため、小さなスペースで各電線102を各負荷毎に配索することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)第1実施形態及び第2実施形態では、各電線がシールド機能を持たず、第1〜第3の電線をまとめてシールド部材によって一括に包囲し、第4〜第6の電線をまとめてシールド部材によって一括に包囲するようにしたが、これに限られず、電線としてシールド電線を用いてもよい。
(2)第1実施形態及び第2実施形態では、三相負荷の数は2個であったが、本発明によれば三相負荷の数は3個以上でもよい。
(3)第1実施形態では、電線側コネクタ41から導出される各電線13A〜13Fは、機器側端子金具23雌型接続部26の突出方向と直交する方向に導出されていたが、これに限られず、機器側コネクタ14の機器側端子金具23の突出方向と平行な方向に導出されてもよい。
(4)第2実施形態では、各バスバー159A〜159Fは、樹脂によりモールド成型されて機器側コネクタハウジング149を形成し、この機器側コネクタハウジング149を構成する樹脂により各バスバー159A〜159F間は絶縁されるものとしたが、これに限られず、機器側コネクタハウジング149を形成した後、各バスバー159A〜159F間に例えば樹脂製のセパレータを嵌め込むことにより、各バスバー159A〜159F間を絶縁するものとしてもよい。、また、予め各バスバー159A〜159F間にセパレータを挟んだ状態にしておいてからモールド成型するものとしてもよい。
(5)第2実施形態では、電線側コネクタハウジング108A,108Bに角形嵌合部117を嵌め込む構成にしたが、これに限られず、角形嵌合部117を樹脂によりモールド成型して電線側コネクタハウジング108A,108Bを形成するものとしてもよい。
第1実施形態において、電線側コネクタを機器側コネクタから外した状態をあらわす斜視図 機器側コネクタの分解斜視図 バスバー群及びセパレータの分解斜視図 電線側コネクタシールドシェル及び電線側コネクタハウジングの分解斜視図 電線側コネクタを機器側コネクタから外した状態をあらわす縦断面図 電線側コネクタを機器側コネクタから外した状態をあらわす横断面図 電線側コネクタを機器側コネクタに組み付けた状態をあらわす縦断面図 電線側コネクタを機器側コネクタに組み付けた状態をあらわす横断面図 電線側コネクタの水平断面図 電線側コネクタの電線接続部の縦断面図 第2実施形態において、電線側コネクタを機器側コネクタから外した状態をあらわす斜視図 電線側コネクタの分解斜視図 機器側コネクタの分解斜視図 バスバー群の斜視図 電線側コネクタを機器側コネクタから外した状態をあらわす縦断面図 電線側コネクタを機器側コネクタから外した状態をあらわす横断面図 電線側コネクタを機器側コネクタに組み付けた状態をあらわす縦断面図 電線側コネクタを機器側コネクタに組み付けた状態をあらわす横断面図 従来のインバータ用コネクタをあらわす平面図
符号の説明
10,100…インバータ
12,104…インバータ用コネクタ
13,102…電線
14,135…機器側コネクタ
23…機器側端子金具
41,105…電線側コネクタ
55,159…バスバー
60…端子金具部
86,128…シールド部材
115…電線側端子金具
162…機器側端子金具部

Claims (6)

  1. インバータ装置内のインバータ主回路基板に設けられた出力端子群を、複数個の三相負荷に個別に接続するためのインバータ用コネクタ装置であって、前記出力端子群がU,V,Wの各相毎に互いに並んで導出された複数組の出力端子からなるものにおいて、
    前記インバータ装置のケーシングに取り付けられる機器側コネクタハウジングと、
    この機器側コネクタハウジングに保持されU,V,Wの各相毎に互いに並んで配置された複数組の機器側端子金具と、
    前記機器側コネクタハウジングに嵌合する電線側コネクタハウジングと、
    この電線側コネクタハウジングに保持され、一端側に前記両コネクタハウジングの嵌合時に前記機器側端子金具と導通する端子金具部が形成されると共に、他端側には前記三相負荷からの電線が接続される電線接続部を有する複数本のバスバー群とを備え、そのバスバー群は、前記端子金具部側においてはU,V,Wの三相に分散して配され、前記電線接続部側においては前記三相負荷毎に前記U,V,Wの三相がまとめて配されていることを特徴とするインバータ用コネクタ装置。
  2. 前記バスバー群は、前記電線側コネクタハウジングにモールド成型により一体的に保持されていることを特徴とする請求項1記載のインバータ用コネクタ装置。
  3. インバータ装置内のインバータ主回路基板に設けられた出力端子群を、複数個の三相負荷に個別に接続するためのインバータ用コネクタ装置であって、前記出力端子群がU,V,Wの各相毎に互いに並んで導出された複数組の出力端子からなるものにおいて、
    前記インバータ装置のケーシングに取り付けられる機器側コネクタハウジングと、
    この機器側コネクタハウジングに保持され、一端側に前記機器側コネクタハウジングの相手方コネクタとの接続部に位置する端子金具部が形成されると共に、他端側には前記インバータ主回路基板の出力端子群に接続されるインバータ側端子部が形成された複数本のバスバー群とを備え、
    そのバスバー群は、前記インバータ側端子部においてはU,V,Wの各相に分散して配され、前記端子金具部においては前記三相負荷毎に前記U,V,Wの三相がまとめて配されていることを特徴とするインバータ用コネクタ装置。
  4. 前記バスバー群は、前記機器側コネクタハウジングにモールド成型により一体的に保持されていることを特徴とする請求項3記載のインバータ用コネクタ装置。
  5. 前記機器側コネクタハウジングを包囲状態に保持する導電部材製のシールドシェルが設けられ、このシールドシェルが前記インバータ装置のケーシングに取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインバータ用コネクタ装置。
  6. 隣接する前記バスバーの間に絶縁性のセパレータを挟んだ状態でモールド成型されていることを特徴とする請求項2又は4に記載のインバータ用コネクタ装置。
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