JP2005093039A - 光記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 再生専用領域と記録可能領域の両方を持ち、記録再生装置により正常に追記及び再生が可能な光記録媒体、特にハイブリッドディスクの提供。
【解決手段】 (1)再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列が20セクタ以上形成されていることを特徴とする光記録媒体。
(2)再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する10セクタ分の情報ピット列が、2周以上の異なるトラック上に繰り返し形成されていることを特徴とする光記録媒体。
【選択図】 図1
【解決手段】 (1)再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列が20セクタ以上形成されていることを特徴とする光記録媒体。
(2)再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する10セクタ分の情報ピット列が、2周以上の異なるトラック上に繰り返し形成されていることを特徴とする光記録媒体。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録可能領域と、予め情報が記録された再生専用領域(ROM領域)とを持つ光記録媒体に関する。
昨今における情報量の増大とパーソナルコンピュータの急速な普及に伴い、高密度かつ高速で大量のデータの記録、再生が可能であるディスクドライブが商品化され普及してきている。情報の提供及び配布には前記ディスクドライブ装置に対してCD−ROMやDVD−ROMといった再生専用ディスクが汎用されており、該ディスク中に含まれているアプリケーションソフトや音楽、画像(静止画、動画)、文書等の各種情報を一度に速く読み出し、ハードディスク等の他ドライブへ高速で転送することが可能となっている。また、これら各種情報のバックアップ及び保存を行うのに、CD−R/RW、DVD+R/RW、DVD−R/RW、DVD−RAMといった記録再生ディスクも使用されている。
最近では前記の再生専用ディスクの機能に加え、一つの光ディスク中に記録可能領域と予め情報が記録された再生専用(ROM)領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能なハイブリッドディスクも普及し始めている。このディスクでは、例えば、当該ディスク中に含まれているコンピューターソフトを利用して同一ディスク上に必要な情報を追記することにより当該ディスクの使い勝手を向上することができ、また、例えば前記コンピューターソフトの古いコンテンツを新しいバージョンにアップグレードさせることにより、新たに余分なROMディスクを所持・使用する必要が解消されるなどの利点を持つ。
しかし前述のように一つの光ディスク上に記録可能領域と再生専用領域を持つハイブリッドディスクでは、記録再生装置によってマルチセッションによる追記及び再生を行うと不具合を生じる場合がある。これは基板成形時に、ディスクの最内周にあるPMA(プログラム・メモリ・エリア)に予め形成されたピット列が異常転写される場合があるためである。
しかし前述のように一つの光ディスク上に記録可能領域と再生専用領域を持つハイブリッドディスクでは、記録再生装置によってマルチセッションによる追記及び再生を行うと不具合を生じる場合がある。これは基板成形時に、ディスクの最内周にあるPMA(プログラム・メモリ・エリア)に予め形成されたピット列が異常転写される場合があるためである。
通常、マルチセッションによる記録が可能なディスクには、情報記録時にその記録情報のセッション数や記録時間に関する情報が、データエリア中の記録可能領域に記録される情報とは別にPMAに記録され、第1セッションに関しては、10セクタ分(トラック約1周強)記録される。このためハイブリッドディスクでは、第1セッションとなるROM領域中に形成される記録時間に関する情報を、データエリアに形成される情報そのものとは別にPMAに予めピット列として10セクタ分設定しなければならない。
ところが、ハイブリッドディスクの基板をポリカーボネート等の樹脂を材料として成形する際に、スタンパから基板を離形する際のずれや樹脂材料の硬化の度合により、予め形成されたピット列の異常転写が発生する場合がある。この異常転写は半径方向に生じるが、内周側のPMAに形成されたピット列の方が外周側のデータエリアにあるピット列よりも発生し易い。
ところが、ハイブリッドディスクの基板をポリカーボネート等の樹脂を材料として成形する際に、スタンパから基板を離形する際のずれや樹脂材料の硬化の度合により、予め形成されたピット列の異常転写が発生する場合がある。この異常転写は半径方向に生じるが、内周側のPMAに形成されたピット列の方が外周側のデータエリアにあるピット列よりも発生し易い。
図1、図2にハイブリッドディスクのPMAにおけるピット列の異常転写の例(図1はピット列の表面、図2はピット列の断面を示す)を、図3に該異常転写されたPMAのEFM(8−14変調)信号の例を示す。
PMAにおける異常転写が大きいと、記録再生装置によりPMAを正確に読み取ることができない現象が生じ、ROM領域中に存在する情報量や光ディスクの残容量(記録可能容量)を認識できず、マルチセッションによる追記が不可になったり、再生させた光ディスクがブランクディスクと認識されたりする場合がある。また、PMAに形成されるピット列が外周方向へ大きく異常転写されて隣の未記録トラックまで侵食する場合や、新たに追記する情報の記録時間に関する情報をPMAに追記できなかったり、或いは追記できても、追記した新しい情報を認識できず追記情報の再生が不可になる場合もある。
PMAに予め形成されたピット列の異常転写は、成形時の樹脂材料温度や金型の温度、型締め力などの条件を最適化することにより防止、抑制することができ、これまでに様々な技術が開発されてきた。しかし、長時間に亘り繰り返し基板成形を行っていると成形条件及び環境が変動するため、大量生産中に異常転写が発生する可能性は依然として高い。
PMAにおける異常転写が大きいと、記録再生装置によりPMAを正確に読み取ることができない現象が生じ、ROM領域中に存在する情報量や光ディスクの残容量(記録可能容量)を認識できず、マルチセッションによる追記が不可になったり、再生させた光ディスクがブランクディスクと認識されたりする場合がある。また、PMAに形成されるピット列が外周方向へ大きく異常転写されて隣の未記録トラックまで侵食する場合や、新たに追記する情報の記録時間に関する情報をPMAに追記できなかったり、或いは追記できても、追記した新しい情報を認識できず追記情報の再生が不可になる場合もある。
PMAに予め形成されたピット列の異常転写は、成形時の樹脂材料温度や金型の温度、型締め力などの条件を最適化することにより防止、抑制することができ、これまでに様々な技術が開発されてきた。しかし、長時間に亘り繰り返し基板成形を行っていると成形条件及び環境が変動するため、大量生産中に異常転写が発生する可能性は依然として高い。
本発明は、再生専用領域と記録可能領域の両方を持ち、記録再生装置により正常に追記及び再生が可能な光記録媒体、特にハイブリッドディスクの提供を目的とする。
上記課題は、次の1)〜2)の発明によって解決される。
1) 再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列が20セクタ以上形成されていることを特徴とする光記録媒体。
2) 再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する10セクタ分の情報ピット列が、2周以上の異なるトラック上に繰り返し形成されていることを特徴とする光記録媒体。
1) 再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列が20セクタ以上形成されていることを特徴とする光記録媒体。
2) 再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する10セクタ分の情報ピット列が、2周以上の異なるトラック上に繰り返し形成されていることを特徴とする光記録媒体。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明の光記録媒体の典型例としては、記録可能領域と予め情報が記録されたROM領域とを持つハイブリッドディスクが挙げられる。
このようなディスクの基板は、まずガラス原盤へのフォトレジスト材料塗布、レーザー露光、現像、電鋳の各工程を経てスタンパを作製し、このスタンパを用いて一般的な方法で作製できる。そして、この基板上に記録層などの種々の層を積層することにより目的とするディスクが得られる。
CDフォーマットの光ディスクを例に取ると、記録可能領域に1回だけ記録ができるCD−R型では、ポリカーボネート基板上に有機色素記録層、Al反射層及びアクリル樹脂保護層などを積層することにより、また、記録可能領域に繰り返し記録/消去ができるCD−RW型では、ポリカーボネート基板上に無機誘電体保護層、無機相変化記録層、無機誘電体保護層、Al反射層及びアクリル樹脂保護層などを積層させることにより所望の光ディスクが得られる。
本発明の光記録媒体の典型例としては、記録可能領域と予め情報が記録されたROM領域とを持つハイブリッドディスクが挙げられる。
このようなディスクの基板は、まずガラス原盤へのフォトレジスト材料塗布、レーザー露光、現像、電鋳の各工程を経てスタンパを作製し、このスタンパを用いて一般的な方法で作製できる。そして、この基板上に記録層などの種々の層を積層することにより目的とするディスクが得られる。
CDフォーマットの光ディスクを例に取ると、記録可能領域に1回だけ記録ができるCD−R型では、ポリカーボネート基板上に有機色素記録層、Al反射層及びアクリル樹脂保護層などを積層することにより、また、記録可能領域に繰り返し記録/消去ができるCD−RW型では、ポリカーボネート基板上に無機誘電体保護層、無機相変化記録層、無機誘電体保護層、Al反射層及びアクリル樹脂保護層などを積層させることにより所望の光ディスクが得られる。
上記ハイブリッドディスクのROM領域に記録される情報は、アプリケーションソフトウェアや音楽、画像、各種データなどのコンテンツが一般的である。
また、ROM領域は信号幅がnT(nは所定の値:CDの場合n=3〜11、Tはクロック時間:信号の変調に用いるクロックの周期に相当する時間)に該当するピットで形成されている。この部分は、0信号及び1信号で構成される2値パルス信号の変調信号により形成された、所定周波数のクロックに基づいてランダムな長さを持つピットが様々なピット間隔で存在している。
ROM領域に記録される情報のセッション数及び記録時間に関する情報は、上記と同様のピットによりPMAに形成される。通常、記録可能なディスクには、情報記録時にその記録情報のセッション数や記録時間に関する情報が、記録可能領域(データエリア)に記録される情報とは別にPMAに10セクタ分(トラック約1周分)記録されるため、前記ROM領域に含まれる記録情報に関する情報は予めPMAにピット列として形成しておく必要がある。
また、ROM領域は信号幅がnT(nは所定の値:CDの場合n=3〜11、Tはクロック時間:信号の変調に用いるクロックの周期に相当する時間)に該当するピットで形成されている。この部分は、0信号及び1信号で構成される2値パルス信号の変調信号により形成された、所定周波数のクロックに基づいてランダムな長さを持つピットが様々なピット間隔で存在している。
ROM領域に記録される情報のセッション数及び記録時間に関する情報は、上記と同様のピットによりPMAに形成される。通常、記録可能なディスクには、情報記録時にその記録情報のセッション数や記録時間に関する情報が、記録可能領域(データエリア)に記録される情報とは別にPMAに10セクタ分(トラック約1周分)記録されるため、前記ROM領域に含まれる記録情報に関する情報は予めPMAにピット列として形成しておく必要がある。
本発明者は、PMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列を20セクタ以上形成させること、更には、該情報について、10セクタ分の情報ピット列を単位として、これを2周以上の異なるトラック上に繰り返し形成することが、記録再生装置により正常な記録及び再生を行うのに有効であることを確認し本発明に至った。
ROM領域と記録可能領域を持つハイブリッドディスクでは、当該ディスクの基板をポリカーボネート等の樹脂材料を用いて成形する際にピット列の異常転写が発生する場合がある。通常、ハイブリッドディスクのピット列の深さは、記録可能領域の案内溝(グルーブ)の深さよりも深く設定されている。そのためスタンパから基板を離形する際に打ち抜きが水平方向からずれたり、樹脂材料の硬化の具合がピット部とグルーブ部で異なることにより異常転写が発生する。この異常転写は半径方向に生じ、内周側へ行くほどピット列の異常転写が大きくなる。即ちハイブリッドディスク基板では、内周側に位置するPMAに形成されるピット列が最も大きく異常転写される。
ROM領域と記録可能領域を持つハイブリッドディスクでは、当該ディスクの基板をポリカーボネート等の樹脂材料を用いて成形する際にピット列の異常転写が発生する場合がある。通常、ハイブリッドディスクのピット列の深さは、記録可能領域の案内溝(グルーブ)の深さよりも深く設定されている。そのためスタンパから基板を離形する際に打ち抜きが水平方向からずれたり、樹脂材料の硬化の具合がピット部とグルーブ部で異なることにより異常転写が発生する。この異常転写は半径方向に生じ、内周側へ行くほどピット列の異常転写が大きくなる。即ちハイブリッドディスク基板では、内周側に位置するPMAに形成されるピット列が最も大きく異常転写される。
PMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列は通常10セクタ形成されるが、ピット列の異常転写が大きいと、10セクタ分のピット列のみでは記録再生装置で正確に読み取れない場合がある。その結果、記録再生装置が当該ハイブリッドディスクの記録可能領域を0と認識してマルチセッションによる追記が不可となったり、ROM領域に存在するはずの情報を認識せずブランクディスクと判別したりする現象が生じる。
そこで、通常PMAの1トラック目(1周目)に形成されるROM領域に関する情報ピット列10セクタ分と同じものを、2トラック目(2周目)にもう1回形成すると、このピット列は1トラック目の10セクタのピット列より異常転写の程度が小さいため、記録再生装置が2トラック目のピット列を正確に読み取る確率が1トラック目より大きくなり、正常な記録再生の確実性が向上する。更にROM領域に関する情報ピット列を形成する10セクタ単位のピット列を徐々に増やして行くと、PMAに形成されるピット列の異常転写は外周方向へ行くほど小さくなるので、記録再生をより正確に実施することが可能となる。
そこで、通常PMAの1トラック目(1周目)に形成されるROM領域に関する情報ピット列10セクタ分と同じものを、2トラック目(2周目)にもう1回形成すると、このピット列は1トラック目の10セクタのピット列より異常転写の程度が小さいため、記録再生装置が2トラック目のピット列を正確に読み取る確率が1トラック目より大きくなり、正常な記録再生の確実性が向上する。更にROM領域に関する情報ピット列を形成する10セクタ単位のピット列を徐々に増やして行くと、PMAに形成されるピット列の異常転写は外周方向へ行くほど小さくなるので、記録再生をより正確に実施することが可能となる。
本発明によれば、再生専用領域と記録可能領域の両方を持ち、記録再生装置により正常に追記及び再生が可能な光記録媒体を提供できる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1〜3、比較例1
1.2mm厚のポリカーボネート基板上の半径位置24mmから30mmまでのROM領域中に、所望のアプリケーションデータをCDフォーマットに従うウォブルピットに変換させたものを第1セッションとして配置させ、半径30mm以降の記録可能領域には深さ1030Åの案内溝を有するハイブリッドディスク基板を成形した。ROM領域のピット深さは2980Åとした。
ROM領域の記録時間情報を有するピット列を、10セクタ分を1単位として、PMA(半径位置22.94mm)に、10セクタ=1トラック(比較例1)20セクタ=2トラック(実施例1)、30セクタ=3トラック(実施例2)、50セクタ=5トラック(実施例3)、それぞれ配置させた。
成形した基板の表面をAFM(原子間力顕微鏡)により観察したところ、何れのディスクもPMAに形成されているピット列が内周方向に異常転写しており、その大きさは最内周ピット列で0.15μmであった。
これらの基板上に、スピンコート法を用いたフタロシアニン系色素塗布液による膜厚約130nmの記録層、スパッタリング法による膜厚約110nmのAg反射層を順次積層させた。
更に、その上に紫外線硬化樹脂のスピンコートによるオーバーコート及びハードコートを形成し、実施例1〜3及び比較例1の各ハイブリッドディスクを得た。
1.2mm厚のポリカーボネート基板上の半径位置24mmから30mmまでのROM領域中に、所望のアプリケーションデータをCDフォーマットに従うウォブルピットに変換させたものを第1セッションとして配置させ、半径30mm以降の記録可能領域には深さ1030Åの案内溝を有するハイブリッドディスク基板を成形した。ROM領域のピット深さは2980Åとした。
ROM領域の記録時間情報を有するピット列を、10セクタ分を1単位として、PMA(半径位置22.94mm)に、10セクタ=1トラック(比較例1)20セクタ=2トラック(実施例1)、30セクタ=3トラック(実施例2)、50セクタ=5トラック(実施例3)、それぞれ配置させた。
成形した基板の表面をAFM(原子間力顕微鏡)により観察したところ、何れのディスクもPMAに形成されているピット列が内周方向に異常転写しており、その大きさは最内周ピット列で0.15μmであった。
これらの基板上に、スピンコート法を用いたフタロシアニン系色素塗布液による膜厚約130nmの記録層、スパッタリング法による膜厚約110nmのAg反射層を順次積層させた。
更に、その上に紫外線硬化樹脂のスピンコートによるオーバーコート及びハードコートを形成し、実施例1〜3及び比較例1の各ハイブリッドディスクを得た。
上記各ハイブリッドディスクについて、PMA中に形成された情報ピット列の最外トラックに該当する箇所を再生し、EFM信号のジッタを観察したところ、表1に示す通りROM領域の記録時間に関する情報のセクタ数が多いほど、即ち該情報を有するトラックがより外周側に存在するほど、PMAの最外トラックの3Tジッタが小さくなった。
続いて、これらのディスクについて、記録再生装置及びマルチセッション記録が可能な記録用ソフトを用いて追記を実施したところ、比較例1ではROM領域の第1セッションに関する情報を正確に読み取れなかったことから、ディスクの残容量を0と誤認識し追記動作が不可であった。これに対し、実施例1〜3ではROM領域の第1セッションに関する情報を正確に読み取り、正常に追記動作を行うことができた。特に、PMAにおいて、第1セッションであるROM領域の記録時間に関する情報を表すピット列の繰り返し回数が多いほど、即ち、セクタ(トラック)数が多いほど、PMA中の情報をより早く読み取ることができるため、ディスク投入後に追記動作を開始するまでの時間がより早くなるという効果が得られた。
続いて、これらのディスクについて、記録再生装置及びマルチセッション記録が可能な記録用ソフトを用いて追記を実施したところ、比較例1ではROM領域の第1セッションに関する情報を正確に読み取れなかったことから、ディスクの残容量を0と誤認識し追記動作が不可であった。これに対し、実施例1〜3ではROM領域の第1セッションに関する情報を正確に読み取り、正常に追記動作を行うことができた。特に、PMAにおいて、第1セッションであるROM領域の記録時間に関する情報を表すピット列の繰り返し回数が多いほど、即ち、セクタ(トラック)数が多いほど、PMA中の情報をより早く読み取ることができるため、ディスク投入後に追記動作を開始するまでの時間がより早くなるという効果が得られた。
Claims (2)
- 再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する情報ピット列が20セクタ以上形成されていることを特徴とする光記録媒体。
- 再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域を持ち、該記録可能領域に新たな情報を付加することが可能な光記録媒体において、予めPMAに形成されるROM領域に関する10セクタ分の情報ピット列が、2周以上の異なるトラック上に繰り返し形成されていることを特徴とする光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003329124A JP2005093039A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003329124A JP2005093039A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005093039A true JP2005093039A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34458456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003329124A Pending JP2005093039A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005093039A (ja) |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003329124A patent/JP2005093039A/ja active Pending
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