JP2005088786A - 車両盗難防止方法および車両盗難防止システム - Google Patents

車両盗難防止方法および車両盗難防止システム Download PDF

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Abstract

【課題】 たとえ本物のキーが盗まれた場合であっても車両の盗難を防止する。
【解決手段】 車両盗難防止システムは、車両のエンジンの作動の許否を制御する車両制御部50および車両端末30と、車両端末30に通信ネットワーク10を介して接続された管理サーバー端末40とを有する。管理サーバー端末40は、エンジンの作動ロックを解除させる際に、管理サーバー端末40が予め記憶している動作パスワードを車両端末30に送信する。車両端末30は、エンジンの作動ロックを解除させる際に、管理サーバー端末40から受信した動作パスワードと車両端末30が予め記憶している動作パスワードとを照合して、両者が一致している場合に車両制御部50にロック解除信号を送信する。車両制御部50は、車両端末30からロック解除信号を受信した場合にエンジンの作動ロックを解除させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の盗難を防止する盗難防止方法および盗難防止システムに関するものである。
従来から、車両の盗難防止システムとしてイモビライザーと呼ばれる電子式移動ロック装置が用いられている。
イモビライザーは、キー内部に埋め込まれたトランスポンダ(電子チップ)に記録されている固有の認証IDコードと、車両側のコントローラに予め記録されている認証IDコードとを電子的に照合し、両者の認証IDコードが一致した場合にはエンジンの点火回路をオンにしてエンジンを作動可能にし、一致しない場合にはエンジンの点火回路をオフのままにしてエンジンを作動不能にする装置である。
このイモビライザーによれば、たとえ第三者が歯形を不正に複製したキーで車両内に侵入できたとしても、そのキーは所定の認証IDコードを記憶したトランスポンダを備えていないためエンジンを始動することができないので、車両を自走させて持ち去ることを防ぐことができる。また、その認証IDコードは、暗号化技術を用いて作成された複雑なものであるので、それを複製することは困難である。そのため、イモビライザーは、現在存在する車両盗難セキュリティシステムの中でも最も防犯効果が高いシステムの一つであると考えられている。
また、車両窃盗の犯行抑止力を高めることを可能にする車両用セキュリティシステムが、特許文献1に開示されている。図8は、特許文献1に開示された車両用セキュリティシステムを示す図である。
この車両用セキュリティシステムの動作は以下の通りである。車両101が盗難され、それに気付いた車両101の所有者から基地局102に携帯電話機103を介して盗難の連絡があった場合には、基地局102は、テレマECU111にイモビ指示信号を送信する。そして、テレマECU111は、ボデーECU112から暗号要求信号x1の送信があった場合でも、応答信号y1を送信しない。この時、ボデーECU112では、暗号要求信号x1を送信してから所定期間内に応答信号y1を受信しないため、車両盗難があったものと判断し、エンジンECU115に応答信号x2を送信しないようにする。そして、エンジンECU115では、暗号要求信号x2を送信してから所定期間内に応答信号y2を受信しないため、車両101が盗難されたと判断し、エンジンを作動させないようにする。
特開2003−146185号公報
しかしながら、車両がイモビライザーを備えていた場合であっても、その車両の本物のキー自体が盗まれた場合には、窃盗犯はそのキーを使用して車両内に簡単に侵入することができ、さらにはその認証IDコードが車両側のコントローラの認証IDコードと一致することから、エンジンを始動させて車両を持ち去ることが可能である。
さらに、車両を自走させて持ち去るのではなく、車両をレッカー車のクレーンで持ち上げて、レッカー車に車両を積み込んで運び去るという窃盗手口に対しては、車両がイモビライザーを備えていてもその効果は発揮されない。
また、特許文献1に開示された車両用セキュリティシステムは、車両が盗難された後に、それに気付いた車両の所有者が、それ以降に車両のエンジンを作動させないように車両のコントローラを遠隔的に操作する手段を提供するものであり、車両が盗難されてしまうことを未然に防止するものではない。また、この車両用セキュリティシステムによっては、盗難されて元の場所から移動した車両の現在位置を知ることはできない。
そこで本発明は、たとえ本物のキーが盗まれた場合であっても車両の盗難を防止することができる盗難防止方法および盗難防止システムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、レッカー移動等により車両が移動させられたとしても、ユーザーがその事実を知ることができ、車両の現在位置を知得することが可能な盗難防止方法および盗難防止システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車両盗難防止方法は、共に車両に設置された、前記車両のエンジンの作動の許否を制御する車両制御部および該車両制御部に電気的に接続された車両端末と、前記車両端末に通信ネットワークを介して接続された管理サーバー端末とを有する車両盗難防止システムを用いた車両盗難防止方法であって、前記管理サーバー端末が動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信するステップと、前記動作パスワードを受信した前記車両端末が前記動作パスワードを記憶した後に前記車両制御部にロック信号を送信するステップと、前記ロック信号を受信した前記車両制御部が前記車両のエンジンの作動をロックさせるステップとを含むロックステップと、前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信するステップと、前記動作パスワードを受信した前記車両端末が、前記車両端末が記憶している前記動作パスワードと前記車両端末が前記管理サーバー端末から受信した前記動作パスワードとを照合して、両者が一致している場合に前記車両制御部にロック解除信号を送信するステップと、前記ロック解除信号を受信した前記車両制御部が前記車両のエンジンの作動ロックを解除させるステップとを含むロック解除ステップとを有する。
上記本発明の車両盗難防止方法によれば、管理サーバー端末から車両端末に送られてきた動作パスワードと、車両端末が記憶している動作パスワードとが一致しなければ、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号が車両端末から車両制御部に送信されず、エンジンは作動しない。そのため、車両のキーの合鍵が使用された場合のみならず、たとえ本物のキーが使用された場合であっても、それだけではエンジンを作動させることができず、車両を自走させて持ち去ることはできない。よって、車両の盗難をより確実に防止することが可能になる。
また、前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含んでおり、前記管理サーバー端末は、前記ユーザー端末の個体情報、前記ユーザー端末が前記通信ネットワークを介して前記管理サーバー端末にアクセスするための認証パスワード情報、および前記車両の個体情報の3つの情報を互いに関連付けて格納したデーターベースを備えており、前記ロックステップにおいて前記管理サーバー端末が動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信するステップと、前記ロック解除ステップにおいて前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信するステップとは、前記ユーザー端末から前記管理サーバー端末に前記3つの情報が送信され、前記管理サーバー端末が、前記データーベースに格納されている前記3つの情報と前記ユーザー端末から受信した前記3つの情報とを照合して、両者が一致していると判断した場合に行われる構成としてもよい。
この構成によれば、ユーザー端末を用いて上記の3つの情報を管理サーバー端末に送信しなければ、動作パスワードが管理サーバー端末から車両端末に送信されないので、車両の盗難に対するセキュリティをより高めることができる。
また、前記車両端末は、前記ユーザー端末に電気的に接続されており、前記ユーザー端末を介して前記管理サーバー端末と通信を行う構成としてもよい。
さらに、前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含み、前記車両端末はGPS受信機を備えており、前記車両端末が、前記車両が移動させられていることを前記GPS受信機によって検知した場合に前記車両制御部に車両移動検知信号を送信するステップと、前記車両移動検知信号を受信した前記車両制御部が、前記エンジンが作動中か否かを判断し、前記エンジンが作動中でない場合に前記車両端末にエンジン非作動中信号を送信するステップと、前記エンジン非作動中信号を受信した前記車両端末が、前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信するステップと、前記エンジン非作動中信号を受信した前記管理サーバー端末が、前記ユーザー端末に、前記車両が移動させられている旨を示す車両移動情報を送信するステップとを含む車両移動通知ステップをさらに有する構成としてもよい。
この構成によれば、車両を自走させるのではなく、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた場合であっても、その事実がユーザー端末を介してユーザーにすみやかに知らされる。その事実を知ったユーザーは、管理サーバー端末を管理する管理センターを通じてGPS受信機の位置を検出し、車両の現在位置を確認することが可能である。
さらには、前記車両端末が前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信するステップは、前記GPS受信機によって検知した前記車両の現在位置情報を、前記エンジン非作動中信号とともに前記管理サーバー端末に送信することを含み、前記管理サーバー端末が前記ユーザー端末に前記車両移動情報を送信するステップは、前記車両の現在位置情報を前記車両移動情報とともに前記ユーザー端末に送信することを含む構成としてもよい。
これにより、ユーザーは、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた事実に加えて、その車両の現在位置をすみやかに知ることができる。
また、本発明の車両盗難防止システムは、共に車両に設置された、前記車両のエンジンの作動の許否を制御する車両制御部および該車両制御部に電気的に接続された車両端末と、前記車両端末に通信ネットワークを介して接続された管理サーバー端末とを有する車両盗難防止システムであって、前記管理サーバー端末は、前記車両のエンジンの作動をロックさせる際に、動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信する動作と、前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる際に、前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信する動作とを行うように構成されており、前記車両端末は、前記車両のエンジンの作動をロックさせる際に、前記管理サーバー端末から受信した前記動作パスワードを記憶した後に前記車両制御部にロック信号を送信する動作と、前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる際に、前記管理サーバー端末から受信した前記動作パスワードと前記車両端末が記憶している前記動作パスワードとを照合して、両者が一致している場合に前記車両制御部にロック解除信号を送信する動作とを行うように構成されており、前記車両制御部は、前記車両端末から前記ロック信号を受信した場合に前記車両のエンジンの作動をロックさせる動作と、前記車両端末から前記ロック解除信号を受信した場合に前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる動作とを行うように構成されている。
上記本発明の車両盗難防止システムによれば、管理サーバー端末から車両端末に送られてきた動作パスワードと、車両端末が記憶している動作パスワードとが一致しなければ、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号が車両端末から車両制御部に送信されず、エンジンは作動しない。そのため、車両のキーの合鍵が使用された場合のみならず、たとえ盗難された本物のキーが使用された場合であっても、それだけではエンジンを作動させることができず、車両を自走させて持ち去ることはできない。よって、車両の盗難をより確実に防止することが可能になる。
また、前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含んでおり、前記管理サーバー端末は、前記ユーザー端末の個体情報、前記ユーザー端末が前記通信ネットワークを介して前記管理サーバー端末にアクセスするための認証パスワード情報、および前記車両の個体情報の3つの情報を互いに関連付けて格納したデーターベースを備えており、前記管理サーバー端末が行う、前記車両のエンジンの作動をロックさせる際に、動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信する動作と、前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる際に、前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信する動作とは、前記ユーザー端末から前記管理サーバー端末に前記3つの情報が送信され、前記管理サーバー端末が、前記データーベースに格納されている前記3つの情報と前記ユーザー端末から受信した前記3つの情報とを照合して、両者が一致していると判断した場合に行われるように構成されていてもよい。
この構成によれば、ユーザー端末を用いて上記の3つの情報を管理サーバー端末に送信しなければ、動作パスワードが管理サーバー端末から車両端末に送信されないので、車両の盗難に対するセキュリティをより高めることができる。
また、前記車両端末は、前記ユーザー端末に電気的に接続されており、前記ユーザー端末を介して前記管理サーバー端末と通信を行うように構成されていてもよい。
さらに、前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含み、前記車両端末はGPS受信機を備えており、前記車両端末は、前記車両が移動させられていることを前記GPS受信機によって検知した場合に前記車両制御部に車両移動検知信号を送信し、前記車両制御部は、前記車両移動検知信号を受信すると、前記エンジンが作動中か否かを判断し、前記エンジンが作動中でない場合に前記車両端末にエンジン非作動中信号を送信し、前記車両端末は、前記エンジン非作動中信号を受信すると、前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信し、前記管理サーバー端末は、前記エンジン非作動中信号を受信すると、前記ユーザー端末に、前記車両が移動させられている旨を示す車両移動情報を送信するように構成されていてもよい。
この構成によれば、車両を自走させるのではなく、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた場合であっても、その事実がユーザー端末を介してユーザーにすみやかに知らされる。その事実を知ったユーザーは、管理サーバー端末を管理する管理センターを通じてGPS受信機の位置を検出し、車両の現在位置を確認することが可能である。
さらには、前記車両端末は、前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信する際に、前記GPS受信機によって検知した前記車両の現在位置情報を前記エンジン非作動中信号とともに前記管理サーバー端末に送信し、前記管理サーバー端末は、前記ユーザー端末に前記車両移動情報を送信する際に、前記車両の現在位置情報を前記車両移動情報とともに前記ユーザー端末に送信するように構成されていてもよい。
これにより、ユーザーは、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた事実に加えて、その車両の現在位置をすみやかに知ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、管理サーバー端末から車両端末に送られてきた動作パスワードと、車両端末が記憶している動作パスワードとが一致しなければ、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号が車両端末から車両制御部に送信されず、エンジンは作動しないので、たとえ本物のキーが盗まれた場合であっても車両の盗難を防止することができる。
また、エンジンが作動中でない場合に車両が移動させられている場合にはユーザー端末に車両が移動させられていることを示す車両移動情報が送信されるので、レッカー移動等により車両が移動させられたとしても、ユーザーは、その事実を知得することができる。
さらに、車両の現在位置情報をその車両移動情報とともにユーザー端末に送信する構成とすることにより、ユーザーは、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた事実に加えて、その車両の現在位置をすみやかに知ることができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る盗難防止システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の盗難防止システムは、車両(不図示)の所有者が所持するユーザー端末20と、車両内に設置される車両端末30および車両制御部50と、ユーザー端末20および車両端末30との間で「情報」のやり取りを行う管理サーバー端末40とを有している。ユーザー端末20、車両端末30、および管理サーバー端末40は、インターネット等の通信ネットワーク10を介して相互に接続されている。また、車両端末30と車両制御部50とは車両内において互いに電気的に接続されている。
ここで、「情報」とは、車両の個体情報(車両の車体ナンバー等)と、ユーザー端末20の個体情報(例えばユーザー端末20が携帯電話である場合にはその電話番号、また、ユーザー端末20が電子メールの送受信機能を備えている場合にはその電子メールアドレス等)と、ユーザー端末20が管理サーバー端末40にアクセスする際に必要な認証パスワードと、車両端末30が車両制御部50のロックを解除する場合やロックする場合に必要な動作パスワードとを含む。
なお、これらのユーザー端末20、車両端末30、車両制御部50、および管理サーバー端末40には、それぞれ、下記に説明する動作を各々実行するための制御プログラムが格納されている。その制御プログラムはハードウェアであるこれらの装置の動作を制御するものであり、プログラム制御されたこれらの装置はそのプログラムにより指令される特定の処理を行う。
ユーザー端末20は、通信ネットワーク10に接続が可能な携帯電話等の移動通信端末であり、管理サーバー端末40にアクセスし、管理サーバー端末40や車両端末30との間で情報のやり取りを可能にする機能を備えている。
車両端末30は、管理サーバー端末40から送信されてくる動作パスワードを受信する機能と、その動作パスワードを記録しておく機能とを備えている。車両端末30は、さらに、エンジン動作をロックさせるロック信号およびそのロックを解除するロック解除信号を車両制御部50に対して送信することができる機能を備えている。また、車両端末30は、それが取り付けられる車両の個体情報が記憶されている。さらに、車両端末30は、GPS受信機(不図示)を備えており、車両制御部50と協働して、エンジンが動作していないにもかかわらずレッカー移動等によって車両が移動した場合にその旨の情報を管理サーバー端末40に送信する機能を備えている。
管理サーバー端末40は、この盗難防止システムを用いた盗難防止サービスを提供する管理センターに設置される、ワークステーション・サーバー等からなる情報処理装置である。管理サーバー端末40は、ユーザー端末20の個体情報、車両の個体情報、認証パスワード、および動作パスワードを互いに関連付けて格納するデーターベース(不図示)を有している。また、管理サーバー端末40は、ユーザー端末20および車両端末30とそれぞれ情報のやり取りを行うためのインターフェース機能を備えている。
さらに、管理サーバー端末40は、次回に車両のエンジンを作動させる際にロックを解除するための動作パスワードを生成して記憶するとともに、それを車両端末30に送信する機能を備えている。管理サーバー端末40は、動作パスワードを生成する度に異なる動作パスワードを生成して車両端末30に付与することにより、管理サーバー端末40から車両端末30に送信された動作パスワードを他人が不正な手段で入手した場合に対する信頼性を高めている。
車両制御部50は、車両端末30に接続されており、車両端末30からロック解除信号が送信されてこない限り、エンジンの作動を禁止する機能を備えている。また、車両のエンジンが作動しているか否かの情報を車両端末30に送信する機能も備えている。
次に、本実施形態の盗難防止システムの各種動作について説明する。
<エンジンのロック動作>
図2は、図1に示した盗難防止システムによる、エンジンの作動をロックする動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザーは、ユーザー端末20を通信ネットワーク10を介して管理サーバー端末40に接続する(ステップA101)。接続が完了した後に、ユーザーは、ユーザー端末20を特定する個体情報(例えばユーザー端末20が携帯電話である場合にはその電話番号など)と、エンジンをロックしようとする車両の個体情報(車体ナンバー等)と、ユーザー端末20が管理サーバー端末40にアクセスするために必要な認証パスワードとをユーザー端末20に入力し、それらの情報をユーザー端末20から管理サーバー端末40に送信する(ステップA102)。
次に、管理サーバー端末40は、アクセスしてきたユーザー端末20の認証パスワードが正しいか、そのユーザー端末20の個体情報がデーターベースに登録されているか、および送信されてきた車両の個体情報がそのユーザー端末20の個体情報と関連付けられて登録されているか(すなわち、ユーザーがエンジンをロックしようとする車両がそのユーザーが所有する車両であるか)を確認する(ステップA103)。管理サーバー端末40は、それらを全て満たしていると判断した場合には、次回にロックを解除するための新たな動作パスワードを生成し、これを車両端末30に送信する(ステップA104)。このとき、管理サーバー端末40は、その新たに生成した動作パスワードを記憶しておく。
車両端末30は、管理サーバー端末40から送られてきた動作パスワードを記憶し(ステップA105)、エンジン作動をロックするためのロック信号を車両制御部50に対して送信する(ステップA106)。
車両制御部50は、車両端末30からロック信号を受信すると、エンジン作動をロックする(ステップA107)。これにより、その車両のエンジンは、エンジンを一旦停止した後は次に車両端末30からロック解除信号を受信するまで作動不能になる。
<エンジンのロック解除動作>
図3は、図1に示した盗難防止システムによる、エンジンを作動させるためのロックを解除させる動作を説明するためのフローチャートである。
まず、上述したロック解除動作と同様に、管理サーバー端末40へのユーザー端末20の接続(ステップB101)と、ユーザー端末20から管理サーバー端末40への、ユーザー端末20の個体情報、車両の個体情報、および認証パスワードの送信(ステップB102)と、管理サーバー端末40によるそれらの情報の確認(ステップB103)とを行う。
管理サーバー端末40は、確認の結果、それらを全て満たしていると判断した場合には、管理サーバー端末40に記憶されている動作パスワードを車両端末30に送信する(ステップB104)。
一方、上記の判断段階(ステップB103)においていずれか1つでも満たしていないと判断したときは、管理サーバー端末40は車両端末30への動作パスワードの送信を行わず、ユーザー端末20に対してその旨の情報(動作パスワード不送信情報)を送信する。
車両端末30は、管理サーバー端末40から送られてきた動作パスワードと、車両端末30が記憶している動作パスワードとを照合し、両者が同一であることを確認する(ステップB105)。両者が同一である場合には、車両端末30は、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号を車両制御部50に送信する(ステップB106)。
車両制御部50は、車両端末30からロック解除信号を受信すると、エンジン作動のロックを解除する(ステップB107)。これにより、その車両のエンジンは作動可能になる。
一方、両者が同一でない場合には、車両端末30はそのロック解除信号を車両制御部50に送信せず、管理サーバー端末40に対してその旨の情報(ロック解除信号不送信情報)を送信する。管理サーバー端末40は、車両端末30からロック解除信号不送信情報を受信すると、その車両端末30に関連付けられているユーザー端末20にそのロック解除信号不送信情報を送信する。
<車両移動通知動作>
図4は、図1に示した盗難防止システムにより、車両のエンジンがロックされている状態において車両が移動された場合にこれをユーザーに通知する動作について説明するためのフローチャートである。
車両端末30は車両のスイッチがオンの間はもちろん、スイッチがオフの間も動作しており、車両端末30が備えているGPS受信機によって、車両が移動しているかどうかを検知している。車両端末30は、車両の移動を検知すると、車両移動検知信号を車両制御部50に送信する(ステップC101)。
車両制御部50は、車両端末30から車両移動検知信号を受信すると、エンジンが作動しているかどうかを車両端末30に知らせる。具体的には、エンジンが作動している場合にはその旨の信号(エンジン作動中信号)を車両端末30に送信し、エンジンが作動していない場合にはその旨の信号(エンジン非作動中信号)を車両端末30に送信する。
車両制御部50から車両端末30にエンジンが作動していない旨の信号(エンジン非作動中信号)が送信された場合には(ステップC102)、車両端末30は、エンジンが動作していないにもかかわらず車両が移動されていると判断し、そのエンジン非作動中信号を管理サーバー端末40に送信する(ステップC103)。
管理サーバー端末40は、エンジン非作動中信号を車両端末30から受信すると、車両が移動されている旨を示す情報(車両移動情報)を生成し、それをユーザー端末20に送信する(ステップC104)。車両が移動されている旨の情報は、例えば「車両が移動されています」等の音声情報や文字情報からなる。ユーザー端末20が携帯電話(PHS(登録商標)等も含む)である場合には、管理サーバー端末40はユーザー端末20の携帯番号にダイヤルし、「車両が移動されています」等の音声情報をユーザー端末20に送信する。また、ユーザー端末20が電子メールの受信機能を備えている場合には、「車両が移動されています」等の文字情報をそのユーザー端末20が有する電子メールアドレスに送信する。
この車両移動通知動作により、ユーザー端末20を所持するユーザーは自分の車両が何者かによって移動させられていることを知ることができる。この場合、そのユーザーは、管理サーバー端末40を管理している管理センターにその旨を連絡する。すると、管理センターは、その車両の車両端末30が備えているGPS受信機を検知することによってその車両の現在位置を調べ、その位置をユーザーに知らせる。このようにして、ユーザーは、自分の車両が移動させられた場合であってもその車両の現在位置を知ることができる。
なお、上記の車両移動通知動作において、車両端末30が、管理サーバー端末にエンジン非作動中信号を送信する際に、GPS受信機(不図示)によって検知した車両の現在位置情報をエンジン非作動中信号とともに管理サーバー端末40に送信し、管理サーバー端末50が、ユーザー端末20に車両移動情報を送信する際に、その車両移動情報とともに車両の現在位置情報をユーザー端末20に送信してもよい。この場合、車両の現在位置情報はGPS座標の数値データや車両の現在位置を示す地図情報であってもよく、そのような車両の現在位置情報は、GPS座標の数値データを読み上げる音声情報や、その数値データを示す文字情報、あるいは地図情報を示す画像情報としてユーザー端末20に送信される。
このように構成されている場合には、ユーザーは、自分の車両が何者かによって移動させられている事実に加えて、その車両の現在位置をすみやかに知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、管理サーバー端末40から車両端末30に送られてきた動作パスワードと、車両端末30が記憶している動作パスワードとが一致しなければ、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号が車両端末30から車両制御部50に送信されず、エンジンは作動しない。動作パスワードは、ユーザー端末20を用いたエンジンのロック解除動作を経ていなければ管理サーバー端末40から車両端末30に送信されない。したがって、車両のキーの合鍵が使用された場合のみならず、たとえ盗難された本物のキーが使用された場合であっても、それだけではエンジンを作動させることができず、車両を自走させて持ち去ることはできない。よって、車両の盗難をより確実に防止することができる。
また、車両を自走させるのではなく、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた場合であっても、その事実が車両移動情報によってユーザー端末20を介してユーザーにすみやかに知らされる。ユーザーは、管理センターを通じて車両の現在位置を確認することができる。さらに、車両移動情報とともに車両の現在位置情報がユーザー端末に送信される構成とした場合には、ユーザーは、車両がレッカー車等を用いて持ち去られた事実とその車両の現在位置とをすみやかに知ることができる。
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態に係る盗難防止システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態の盗難防止システムでは、車両端末30自体はインターネット等の通信ネットワーク10に接続されず、車両端末30はユーザー端末20を介して通信ネットワーク10に接続されるように構成されている。つまり、本実施形態では、車両端末30と管理サーバー端末40との間の情報のやりとりはユーザー端末20を介して行われる。また、本実施形態における車両端末30には、それが取り付けられている車両の個体情報(車両の車体ナンバー等)が記憶されている。
本実施形態の盗難防止システムにおける通信ネットワーク10、ユーザー端末20、車両端末30、管理サーバー端末40、および車両制御部50のその他の構成と機能は、図1に示した第1の実施形態の盗難防止システムと同様であるので、それらに関する詳しい説明は省略する。
次に、本実施形態の盗難防止システムの各種動作について説明する。
<エンジンのロック動作>
図6は、図5に示した盗難防止システムによる、エンジンの作動をロックする動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザーは、ユーザー端末20を車両端末30に接続する(ステップA201)。車両端末30にユーザー端末20が接続されると、車両端末30は、車両端末30に記憶されている車両の個体情報をユーザー端末20に送信する(ステップA202)。
次に、ユーザーは、ユーザー端末20を通信ネットワーク10を介して管理サーバー端末40に接続する。接続が完了した後に、ユーザーは、ユーザー端末20を特定する個体情報(例えばユーザー端末20が携帯電話である場合にはその電話番号など)と、ユーザー端末20が管理サーバー端末40にアクセスするために必要な認証パスワードをユーザー端末20に入力し、それらの情報と、ユーザー端末20が車両端末30から受信した車両の個体情報とをユーザー端末20から管理サーバー端末40に送信する(ステップA203)。
管理サーバー端末40は、アクセスしてきたユーザー端末20の認証パスワードが正しいか、そのユーザー端末20の個体情報がデータベースに登録されているか、および送信されてきた車両の個体情報がそのユーザー端末20の個体情報と関連付けられて登録されているか(すなわち、ユーザーが使用しようとする車両がそのユーザーが所有する車両であるか)を確認する(ステップA204)。管理サーバー端末40は、それらを全て満たしていると判断した場合には、次回にロックを解除するための新たな動作パスワードを生成し、これを車両端末30に送信する(ステップA205)。このとき、管理サーバー端末40は、その新たに生成した動作パスワードを記憶しておく。
一方、上記の判断段階(ステップA204)においていずれか1つでも満たしていないと判断したときは、管理サーバー端末40はユーザー端末20への動作パスワードの送信を行わず、ユーザー端末20に対してその旨の情報(動作パスワード不送信情報)を送信する。
ユーザー端末20は、管理サーバー端末40から動作パスワードを受信した場合には、その動作パスワードを車両端末30に送信する(ステップA206)。車両端末30は、ユーザー端末20から送られてきた動作パスワードを記憶し(ステップA207)、エンジン作動をロックするためのロック信号を車両制御部50に対して送信する(ステップA208)。
車両制御部50は、車両端末30からロック信号を受信すると、エンジン作動をロックする(ステップA209)。これにより、その車両のエンジンは、エンジンを一旦停止した後は次に車両端末30からロック解除信号を受信するまで作動不能になる。
<エンジンのロック解除動作>
図7は、図5に示した盗難防止システムによる、エンジンを作動させるためのロックを解除させる動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザーは、ユーザー端末20を車両端末30に接続する(ステップB201)。車両端末30にユーザー端末20が接続されると、車両端末30は、車両端末30に記憶されている車両の個体情報をユーザー端末20に送信する(ステップB202)。
次に、ユーザーは、ユーザー端末20を通信ネットワーク10を介して管理サーバー端末40に接続する。接続が完了した後に、ユーザーは、ユーザー端末20を特定する個体情報(例えばユーザー端末20が携帯電話である場合にはその電話番号など)と、ユーザー端末20が管理サーバー端末40にアクセスするために必要な認証パスワードをユーザー端末20に入力し、それらの情報と、ユーザー端末20が車両端末30から受信した車両の個体情報とをユーザー端末20から管理サーバー端末40に送信する(ステップB203)。
管理サーバー端末40は、アクセスしてきたユーザー端末20の認証パスワードが正しいか、そのユーザー端末20の個体情報がデータベースに登録されているか、および送信されてきた車両の個体情報がそのユーザー端末20の個体情報と関連付けられて登録されているか(すなわち、ユーザーが使用しようとする車両がそのユーザーが所有する車両であるか)を確認する(ステップB204)。管理サーバー端末40は、それらを全て満たしていると判断した場合には、管理サーバー端末40に記憶されている動作パスワードをユーザー端末20に送信する(ステップB205)。
一方、上記の判断段階(ステップB204)においていずれか1つでも満たしていないと判断したときは、管理サーバー端末40はユーザー端末20への動作パスワードの送信を行わず、ユーザー端末20に対してその旨の情報(動作パスワード不送信情報)を送信する。
ユーザー端末20は、管理サーバー端末40から動作パスワードを受信した場合には、その動作パスワードを車両端末30に送信する(ステップB206)。車両端末30は、ユーザー端末20から送られてきた動作パスワードと、車両端末30が記憶している動作パスワードとを照合し、両者が同一であることを確認する(ステップB207)。両者が同一である場合には、車両端末30は、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号を車両制御部50に送信する(ステップB208)。
車両制御部50は、車両端末30からロック解除信号を受信すると、エンジン作動のロックを解除する(ステップB209)。これにより、その車両のエンジンは作動可能になる。
一方、両者が同一でない場合には、車両端末30はそのロック解除信号を車両制御部50に送信せず、ユーザー端末20に対してその旨の情報(ロック解除信号不送信情報)を送信する。
以上説明したように、本実施形態によっても、管理サーバー端末40から車両端末30に送られてきた動作パスワードと、車両端末30が記憶している動作パスワードとが一致しなければ、エンジン作動のロックを解除するためのロック解除信号が車両端末30から車両制御部50に送信されず、エンジンは作動しない。動作パスワードは、ユーザー端末20を用いたエンジンのロック解除動作を経ていなければ管理サーバー端末40から車両端末30に送信されない。したがって、車両のキーの合鍵が使用された場合のみならず、たとえ盗難された本物のキーが使用された場合であっても、それだけではエンジンを作動させることができず、車両を自走させて持ち去ることはできない。よって、車両の盗難をより確実に防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る盗難防止システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した盗難防止システムによる、エンジンの作動をロックする動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した盗難防止システムによる、エンジンを作動させるためのロックを解除させる動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した盗難防止システムにより、車両のエンジンがロックされている状態において車両が移動された場合にこれをユーザーに通知する動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る盗難防止システムの構成を示すブロック図である。 図5に示した盗難防止システムによる、エンジンの作動をロックする動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示した盗難防止システムによる、エンジンを作動させるためのロックを解除させる動作を説明するためのフローチャートである。 従来の車両用セキュリティシステムを示す図である。
符号の説明
10 通信ネットワーク
20 ユーザー端末
30 車両端末
40 管理サーバー端末
50 車両制御部


Claims (10)

  1. 共に車両に設置された、前記車両のエンジンの作動の許否を制御する車両制御部および該車両制御部に電気的に接続された車両端末と、前記車両端末に通信ネットワークを介して接続された管理サーバー端末とを有する車両盗難防止システムを用いた車両盗難防止方法であって、
    前記管理サーバー端末が動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信するステップと、前記動作パスワードを受信した前記車両端末が前記動作パスワードを記憶した後に前記車両制御部にロック信号を送信するステップと、前記ロック信号を受信した前記車両制御部が前記車両のエンジンの作動をロックさせるステップとを含むロックステップと、
    前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信するステップと、前記動作パスワードを受信した前記車両端末が、前記車両端末が記憶している前記動作パスワードと前記車両端末が前記管理サーバー端末から受信した前記動作パスワードとを照合して、両者が一致している場合に前記車両制御部にロック解除信号を送信するステップと、前記ロック解除信号を受信した前記車両制御部が前記車両のエンジンの作動ロックを解除させるステップとを含むロック解除ステップと、を有する車両盗難防止方法。
  2. 前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含んでおり、
    前記管理サーバー端末は、前記ユーザー端末の個体情報、前記ユーザー端末が前記通信ネットワークを介して前記管理サーバー端末にアクセスするための認証パスワード情報、および前記車両の個体情報の3つの情報を互いに関連付けて格納したデーターベースを備えており、
    前記ロックステップにおいて前記管理サーバー端末が動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信するステップと、前記ロック解除ステップにおいて前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信するステップとは、前記ユーザー端末から前記管理サーバー端末に前記3つの情報が送信され、前記管理サーバー端末が、前記データーベースに格納されている前記3つの情報と前記ユーザー端末から受信した前記3つの情報とを照合して、両者が一致していると判断した場合に行われる、請求項1に記載の車両盗難防止方法。
  3. 前記車両端末は、前記ユーザー端末に電気的に接続されており、前記ユーザー端末を介して前記管理サーバー端末と通信を行う、請求項2に記載の車両盗難防止方法。
  4. 前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含み、前記車両端末はGPS受信機を備えており、
    前記車両端末が、前記車両が移動させられていることを前記GPS受信機によって検知した場合に前記車両制御部に車両移動検知信号を送信するステップと、
    前記車両移動検知信号を受信した前記車両制御部が、前記エンジンが作動中か否かを判断し、前記エンジンが作動中でない場合に前記車両端末にエンジン非作動中信号を送信するステップと、
    前記エンジン非作動中信号を受信した前記車両端末が、前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信するステップと、
    前記エンジン非作動中信号を受信した前記管理サーバー端末が、前記ユーザー端末に、前記車両が移動させられている旨を示す車両移動情報を送信するステップとを含む車両移動通知ステップをさらに有する、請求項1または2に記載の車両盗難防止方法。
  5. 前記車両端末が前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信するステップは、前記GPS受信機によって検知した前記車両の現在位置情報を、前記エンジン非作動中信号とともに前記管理サーバー端末に送信することを含み、
    前記管理サーバー端末が前記ユーザー端末に前記車両移動情報を送信するステップは、前記車両の現在位置情報を前記車両移動情報とともに前記ユーザー端末に送信することを含む、請求項4に記載の車両盗難防止方法。
  6. 共に車両に設置された、前記車両のエンジンの作動の許否を制御する車両制御部および該車両制御部に電気的に接続された車両端末と、前記車両端末に通信ネットワークを介して接続された管理サーバー端末とを有する車両盗難防止システムであって、
    前記管理サーバー端末は、前記車両のエンジンの作動をロックさせる際に、動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信する動作と、前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる際に、前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信する動作とを行うように構成されており、
    前記車両端末は、前記車両のエンジンの作動をロックさせる際に、前記管理サーバー端末から受信した前記動作パスワードを記憶した後に前記車両制御部にロック信号を送信する動作と、前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる際に、前記管理サーバー端末から受信した前記動作パスワードと前記車両端末が記憶している前記動作パスワードとを照合して、両者が一致している場合に前記車両制御部にロック解除信号を送信する動作とを行うように構成されており、
    前記車両制御部は、前記車両端末から前記ロック信号を受信した場合に前記車両のエンジンの作動をロックさせる動作と、前記車両端末から前記ロック解除信号を受信した場合に前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる動作とを行うように構成されている、車両盗難防止システム。
  7. 前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含んでおり、
    前記管理サーバー端末は、前記ユーザー端末の個体情報、前記ユーザー端末が前記通信ネットワークを介して前記管理サーバー端末にアクセスするための認証パスワード情報、および前記車両の個体情報の3つの情報を互いに関連付けて格納したデーターベースを備えており、
    前記管理サーバー端末が行う、前記車両のエンジンの作動をロックさせる際に、動作パスワードを生成して記憶した後に前記車両端末に前記動作パスワードを送信する動作と、前記車両のエンジンの作動ロックを解除させる際に、前記管理サーバー端末が記憶している前記動作パスワードを前記車両端末に送信する動作とは、前記ユーザー端末から前記管理サーバー端末に前記3つの情報が送信され、前記管理サーバー端末が、前記データーベースに格納されている前記3つの情報と前記ユーザー端末から受信した前記3つの情報とを照合して、両者が一致していると判断した場合に行われるように構成されている、請求項6に記載の車両盗難防止システム。
  8. 前記車両端末は、前記ユーザー端末に電気的に接続されており、前記ユーザー端末を介して前記管理サーバー端末と通信を行うように構成されている、請求項7に記載の車両盗難防止システム。
  9. 前記車両盗難防止システムは前記管理サーバー端末に通信ネットワークを介して接続されたユーザー端末をさらに含み、前記車両端末はGPS受信機を備えており、
    前記車両端末は、前記車両が移動させられていることを前記GPS受信機によって検知した場合に前記車両制御部に車両移動検知信号を送信し、
    前記車両制御部は、前記車両移動検知信号を受信すると、前記エンジンが作動中か否かを判断し、前記エンジンが作動中でない場合に前記車両端末にエンジン非作動中信号を送信し、
    前記車両端末は、前記エンジン非作動中信号を受信すると、前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信し、
    前記管理サーバー端末は、前記エンジン非作動中信号を受信すると、前記ユーザー端末に、前記車両が移動させられている旨を示す車両移動情報を送信するように構成されている、請求項6または7に記載の車両盗難防止システム。
  10. 前記車両端末は、前記管理サーバー端末に前記エンジン非作動中信号を送信する際に、前記GPS受信機によって検知した前記車両の現在位置情報を前記エンジン非作動中信号とともに前記管理サーバー端末に送信し、
    前記管理サーバー端末は、前記ユーザー端末に前記車両移動情報を送信する際に、前記車両の現在位置情報を前記車両移動情報とともに前記ユーザー端末に送信するように構成されている、請求項9に記載の車両盗難防止システム。


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