JP2005087075A - 貝の選別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンパクトかつ軽量で、ハンドリング性に優れ、しかも、貝の割れ及び貝の閉塞の問題も改善できる貝の選別装置を提供する。
【解決手段】 搬送方向18に直交する方向に隙間Gをあけて平行に、かつ搬送方向18に沿って下方に傾斜して配置された回転する複数の選別ローラー19〜30と、選別ローラー19〜30を回転する回転駆動手段31とを備え、隣り合う選別ローラー19〜30の少なくとも1つを、隣り合う選別ローラー19〜30間に位置する貝13、13aに上方向の力を作用する回転方向で回転し、供給された貝13、13aを、隣り合う選別ローラー19〜30間で整列させながら、隙間G以上の厚さを有する貝13は落下させることなく下流端まで搬送し、隙間G未満の厚さを有する貝13aを落下させて分離する。
【選択図】 図1
【解決手段】 搬送方向18に直交する方向に隙間Gをあけて平行に、かつ搬送方向18に沿って下方に傾斜して配置された回転する複数の選別ローラー19〜30と、選別ローラー19〜30を回転する回転駆動手段31とを備え、隣り合う選別ローラー19〜30の少なくとも1つを、隣り合う選別ローラー19〜30間に位置する貝13、13aに上方向の力を作用する回転方向で回転し、供給された貝13、13aを、隣り合う選別ローラー19〜30間で整列させながら、隙間G以上の厚さを有する貝13は落下させることなく下流端まで搬送し、隙間G未満の厚さを有する貝13aを落下させて分離する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、漁船の船上に設置され、漁船の近傍の海底で収穫された貝を砂やごみと共に供給して、所定のサイズ以上の貝を選別する貝の選別装置に関する。
従来、船を使用して海で捕獲した貝の選別方法として、以下の方法が知られている。即ち、潜水夫が貝が生息している海底に潜り、大きくて長い網籠を持って海底を歩きながら、船上に接続された吸引ホースにより海底の表層部を掘り起こしながら、掘り起こされた貝を砂やごみと共に、網籠内に取り込み、網籠内が所定の量になると、浮上して船上に持ち上げてもらい、船上に設けられた貝の選別装置により所定のサイズの貝に選別している。
このような貝の選別装置の一例として、貝が通過可能な多数の選別孔が形成され、その内周壁面には投入部から排出部に向けて螺旋状の搬送用羽根が取付けられた選別ドラムを、外部回転駆動源を介して水平軸回りに回転するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の貝の選別装置として、投入ホッパーの下方に1段又は2段に設けられた矩形板状の篩網を、往復動させ、かつ、上下動させる揺動機構を備えたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
このような貝の選別装置の一例として、貝が通過可能な多数の選別孔が形成され、その内周壁面には投入部から排出部に向けて螺旋状の搬送用羽根が取付けられた選別ドラムを、外部回転駆動源を介して水平軸回りに回転するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の貝の選別装置として、投入ホッパーの下方に1段又は2段に設けられた矩形板状の篩網を、往復動させ、かつ、上下動させる揺動機構を備えたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記従来の貝の選別装置においては、未だ解決すべきそれぞれ以下のような問題があった。
特許文献1に記載のものにおいては、特に、装置の占有容積が大きく、しかも、装置の重量が重くなるため、漁期の開始時及び終了時に装置を船に積み込んだり、また、船から下ろしたりするのに大変な手間を要した。また、口を開いた貝や死んだ貝等が選別孔に閉塞し易いという問題もあった。
また、特許文献2に記載のものにおいては、特許文献1に記載のものに比較してコンパクト、かつ軽量にでき、しかも、閉塞の問題もかなり改善されるが、篩網の揺動によって貝が割れ易いという問題があった。
特許文献1に記載のものにおいては、特に、装置の占有容積が大きく、しかも、装置の重量が重くなるため、漁期の開始時及び終了時に装置を船に積み込んだり、また、船から下ろしたりするのに大変な手間を要した。また、口を開いた貝や死んだ貝等が選別孔に閉塞し易いという問題もあった。
また、特許文献2に記載のものにおいては、特許文献1に記載のものに比較してコンパクト、かつ軽量にでき、しかも、閉塞の問題もかなり改善されるが、篩網の揺動によって貝が割れ易いという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、コンパクトかつ軽量で、ハンドリング性に優れ、しかも、貝の割れ及び貝の閉塞の問題も改善できる貝の選別装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の貝の選別装置は、種々のサイズの貝を洗浄水と共に供給して、所定の厚さ以上の前記貝を選別する貝の選別装置であって、搬送方向に直交する方向に所定のローラー間隔をあけて平行に、かつ搬送方向に沿って下方に傾斜して配置され、しかも、回転する複数の選別ローラーと、前記複数の選別ローラーを回転する回転駆動手段とを備え、隣り合う前記選別ローラーの少なくとも1つを、隣り合う前記選別ローラー間に位置する前記貝に上方向の力を作用する回転方向で回転し、供給された前記貝を、隣り合う前記選別ローラーの回転により隣り合う該選別ローラー間で整列させながら、隣り合う該選別ローラーの隙間以上の厚さを有する前記貝は落下させることなく下流端まで搬送し、一方、前記隙間未満の厚さを有する前記貝を落下させて分離する。
請求項2記載の貝の選別装置は、請求項1記載の貝の選別装置において、隣り合う前記選別ローラーの前記ローラー間隔を調整可能に構成している。
請求項3記載の貝の選別装置は、請求項1及び2記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの傾斜角度を3〜15°の範囲で調整可能にしている。ここで、選別ローラーの傾斜角度を3°未満とすると、処理能力が低下し、一方、選別ローラーの傾斜角度が15°を超えると、選別効率が低下する。
請求項4記載の貝の選別装置は、請求項1〜3記載の貝の選別装置において、前記回転駆動手段は、前記選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部に一部巻き付けられる無端ベルトと、該無端ベルトを駆動するベルト駆動機構とを備えている。
請求項3記載の貝の選別装置は、請求項1及び2記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの傾斜角度を3〜15°の範囲で調整可能にしている。ここで、選別ローラーの傾斜角度を3°未満とすると、処理能力が低下し、一方、選別ローラーの傾斜角度が15°を超えると、選別効率が低下する。
請求項4記載の貝の選別装置は、請求項1〜3記載の貝の選別装置において、前記回転駆動手段は、前記選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部に一部巻き付けられる無端ベルトと、該無端ベルトを駆動するベルト駆動機構とを備えている。
請求項5記載の貝の選別装置は、請求項1〜4記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの回転方向は同一としている。
請求項6記載の貝の選別装置は、請求項1〜4記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの回転方向は順次、逆としている。
請求項7記載の貝の選別装置は、請求項1〜6記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーへの前記貝の供給は、設置面直上に供給部を有する無端式のポケットコンベアを介して行なう。
請求項6記載の貝の選別装置は、請求項1〜4記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの回転方向は順次、逆としている。
請求項7記載の貝の選別装置は、請求項1〜6記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーへの前記貝の供給は、設置面直上に供給部を有する無端式のポケットコンベアを介して行なう。
請求項8記載の貝の選別装置は、請求項7記載の貝の選別装置において、前記ポケットコンベアの供給部の直上には、作業者がスコップにより前記貝を投入可能な投入ホッパーが設けられている。
請求項9記載の貝の選別装置は、請求項1〜8記載の貝の選別装置において、前記複数の選別ローラーの下方に、前記ローラー間隔よりローラー間隔が狭い、別の複数の選別ローラー及び該別の複数の選別ローラーを回転する別の回転駆動手段を設け、前記貝の選別を複数段で行なう。
請求項9記載の貝の選別装置は、請求項1〜8記載の貝の選別装置において、前記複数の選別ローラーの下方に、前記ローラー間隔よりローラー間隔が狭い、別の複数の選別ローラー及び該別の複数の選別ローラーを回転する別の回転駆動手段を設け、前記貝の選別を複数段で行なう。
請求項1〜9記載の貝の選別装置は、搬送方向に直交する方向に所定のローラー間隔をあけて平行に、かつ搬送方向に沿って下方に傾斜して配置された複数の選別ローラーを有し、隣り合う選別ローラーの少なくとも1つを、隣り合う選別ローラー間に位置する貝に上方向の力を作用する回転方向で回転しているので、隣り合う選別ローラー間に供給された貝は整列されながら搬送され、選別ローラーの隙間以上の厚さを有する貝は落下することなく下流端まで搬送され、一方、選別ローラーの隙間未満の厚さを有する貝は搬送途中にて落下して分離される。従って、回転する複数の選別ローラーによって貝を選別するので、従来の選別孔による閉塞の問題もなく、かつ、篩網の揺動によって貝が割れ易いという問題も解消でき、しかも、コンパクトで軽量な装置にでき、この結果、装置を船に積み込んだり、また、船から下ろしたりする手間がかからない。
特に、請求項2記載の貝の選別装置は、隣り合う選別ローラーのローラー間隔を調整可能に構成しているので、サイズを変えた貝の選別ができ、これにより、装置の使い勝手が向上する。
請求項3記載の貝の選別装置は、選別ローラーの傾斜角度を3〜15°の範囲で調整可能にしているので、貝の処理量や貝の形状等の処理条件に適した選別ローラーの傾斜角度を選定でき、これにより、選別効率が向上する。
請求項4記載の貝の選別装置は、選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部の一部に無端ベルトを巻き付けて選別ローラーを回転するので、選別ローラーを介して貝に衝撃を与えることがなく、このため貝の割れを抑えることができる。
請求項3記載の貝の選別装置は、選別ローラーの傾斜角度を3〜15°の範囲で調整可能にしているので、貝の処理量や貝の形状等の処理条件に適した選別ローラーの傾斜角度を選定でき、これにより、選別効率が向上する。
請求項4記載の貝の選別装置は、選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部の一部に無端ベルトを巻き付けて選別ローラーを回転するので、選別ローラーを介して貝に衝撃を与えることがなく、このため貝の割れを抑えることができる。
請求項5記載の貝の選別装置は、選別ローラーの回転方向を同一としているので、選別ローラーの回転機構が簡略化されると共に、すべての選別ローラーを有効に利用できるため、処理能力が大きくなる。
請求項6記載の貝の選別装置は、選別ローラーの回転方向を順次、逆としているので、隣り合う選別ローラー共、その間に位置する貝に上方向の力を作用することができ、この結果、整列の効果が大きくなり、選別の精度が向上する。
請求項7記載の貝の選別装置は、選別ローラーへの貝の供給を、設置面直上に供給部を有する無端式のポケットコンベアを介して行なうので、選別ローラーへの貝の供給作業が簡略化される。
請求項6記載の貝の選別装置は、選別ローラーの回転方向を順次、逆としているので、隣り合う選別ローラー共、その間に位置する貝に上方向の力を作用することができ、この結果、整列の効果が大きくなり、選別の精度が向上する。
請求項7記載の貝の選別装置は、選別ローラーへの貝の供給を、設置面直上に供給部を有する無端式のポケットコンベアを介して行なうので、選別ローラーへの貝の供給作業が簡略化される。
請求項8記載の貝の選別装置は、ポケットコンベアの供給部の直上に、作業者がスコップにより貝を投入可能な投入ホッパーを設けているので、ポケットコンベアへの貝の供給作業が容易となる。
請求項9記載の貝の選別装置は、複数の選別ローラーの下方に、ローラー間隔が狭い、別の複数の選別ローラー及び別の複数の選別ローラーを回転する別の回転駆動手段を設けて、貝の選別を複数段で行なうので、貝の選別効果が向上する。
請求項9記載の貝の選別装置は、複数の選別ローラーの下方に、ローラー間隔が狭い、別の複数の選別ローラー及び別の複数の選別ローラーを回転する別の回転駆動手段を設けて、貝の選別を複数段で行なうので、貝の選別効果が向上する。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置の正面図、図2は同貝の選別装置の平面図、図3は同貝の選別装置の左側面図、図4は同貝の選別装置の右側面図、図5(A)、(B)はそれぞれ、同貝の選別装置の選別ローラーの回転駆動手段の構成を示す模式的正面図、側面図、図6は同貝の選別装置の選別ローラーの構成図、図7は選別ローラーの回転による整列及び分離のメカニズムの説明図、図8は本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置の変形例の構成図、図9(A)は本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置の選別ローラーの回転方向を示す説明図、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、同貝の選別装置の変形例に係る選別ローラーの回転方向の説明図である。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置の正面図、図2は同貝の選別装置の平面図、図3は同貝の選別装置の左側面図、図4は同貝の選別装置の右側面図、図5(A)、(B)はそれぞれ、同貝の選別装置の選別ローラーの回転駆動手段の構成を示す模式的正面図、側面図、図6は同貝の選別装置の選別ローラーの構成図、図7は選別ローラーの回転による整列及び分離のメカニズムの説明図、図8は本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置の変形例の構成図、図9(A)は本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置の選別ローラーの回転方向を示す説明図、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、同貝の選別装置の変形例に係る選別ローラーの回転方向の説明図である。
図1〜図7に示すように、本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置10は、例えば、漁船11の船上(甲板)12に設置され、漁船11の近傍の海底(図示せず)で収穫された種々のサイズの貝13、13aを砂やごみ等と共に供給して、所定のサイズ(例えば、貝の厚さ=殻幅Tが13mm)以上の貝13を選別する装置である。
貝の選別装置10は、貝13、13aが砂やごみ等と共に供給され、かつ洗浄水の一例である海水14が供給され、下端部に排出口15が形成された投入ホッパー16と、投入ホッパー16の排出口15の直下に供給部17が形成され、搬送方向18に直交する方向に所定のローラー中心間隔(ローラー間隔)Sをあけて平行に、かつ搬送方向18に沿って下方に傾斜して配置され、しかも、回転する複数(本実施の形態では12本)の選別ローラー19〜30と、選別ローラー19〜30を回転する回転駆動手段31とを備えている。
貝の選別装置10は、貝13、13aが砂やごみ等と共に供給され、かつ洗浄水の一例である海水14が供給され、下端部に排出口15が形成された投入ホッパー16と、投入ホッパー16の排出口15の直下に供給部17が形成され、搬送方向18に直交する方向に所定のローラー中心間隔(ローラー間隔)Sをあけて平行に、かつ搬送方向18に沿って下方に傾斜して配置され、しかも、回転する複数(本実施の形態では12本)の選別ローラー19〜30と、選別ローラー19〜30を回転する回転駆動手段31とを備えている。
図5(A)、(B)及び図7に示すように、貝の選別装置10においては、回転駆動手段31により選別ローラー19〜30を、上流側から下流側に見て、反時計方向に回転させて、隣り合う選別ローラー19〜30間に位置する貝13、13aや砂やごみ等に、選別ローラー19〜29の回転により下方向の力を作用すると同時に、選別ローラー20〜30の回転により上方向の力を作用することによって、隣り合う選別ローラー19〜30間で貝13、13aや砂やごみ等を整列させながら、隣り合う選別ローラー19〜30の隙間G(例えば、13mm)以上の殻幅Tを有する貝13は落下させることなく下流端まで搬送し、一方、隙間G未満の殻幅Tを有する貝13a(稚貝)及び砂やごみ等を落下させて分離することができるように構成されている。装置に使用する材料は海水による腐食を考慮して、ステンレス又は合成樹脂としている。
貝の選別装置10は、さらに、選別ローラー19〜30の下方に配置され、選別ローラー19〜30により分離された貝13a及び砂やごみ等を受けて海に排出する排出シュート32と、選別ローラー19〜30の搬送下流側の端部の直下に供給部33aが設けられた貝排出シュート33と、貝排出シュート33の下流側下方に配置され貝排出シュート33を介して排出される貝13を貯留する貝貯留ボックス34とを備えている。以下、これらについて詳しく説明する。なお、選別ローラー19〜30による貝13、13aの搬送方向18の水平方向をX方向とし、X方向に直交する水平方向をY方向とし、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向と定義する。
図1〜図4に示すように、投入ホッパー16、選別ローラー19〜30、回転駆動手段31、排出シュート32及び貝排出シュート33は、漁船11の船上12に設置された取付け架台35に設けられている。取付け架台35は、排出シュート32及び貝排出シュート33を固定し、船上12に固定された固定部36と、投入ホッパー16、選別ローラー19〜30及び回転駆動手段31が設けられ、固定部36の上部に固定部36に対してX−Z面で傾斜可能に取付けられている傾動部37とを有している。
図1〜図6に示すように、傾動部37の下流側には、各選別ローラー19〜30の下流側の軸端を回転支持する前側軸受フレーム38が設けられており、前側軸受フレーム38の下部はY方向に間隔Kをあけて設けられた対となるピン39により固定部36に対して回動可能に取付けられている。一方、傾動部37の上流側には、各選別ローラー19〜30の上流側の軸端を回転支持する後側軸受フレーム40が設けられており、後側軸受フレーム40の下部はY方向に間隔Kをあけて設けられた対となるジャッキアップ機構41により、傾動部37は固定部36に対して接離可能に取付けられている。従って、ピン39及びジャッキアップ機構41によって、傾動部37は固定部36に対して傾動することができ、これにより選別ローラー19〜30の傾斜角度αを3〜15°の範囲で調整することができる。
図2及び図4に示すように、後側軸受フレーム40の後端上部にY方向に間隔をあけて設けられた対となる矩形板状の取付けブラケット42、43上に、ブラケット44を介して投入ホッパー16が設けられている。図1及び図3に示すように、投入ホッパー16の底部は傾斜角度βで傾斜しており、底部には厚さ3mm程度のゴム板45が貼りつけられており、ゴム板45は投入時の緩衝材として作用する。投入ホッパー16の前部には、下端部に形成される排出口15の高さh(例えば、100mm)を調整する(一例として、30mm程度)矩形板状のシャッター46が上下動可能に取付けられている。シャッター46の前側上端部には、U字状の操作用の取手47が固定されている。シャッター46を投入ホッパー本体48に固定できるように、投入ホッパー本体48の前部の4個所にZ方向に細長い長孔49が形成されている。なお、投入ホッパー16の排出口15は幅Wであり、幅WのY方向の両端位置はそれぞれ、選別ローラー19、30の内側で、かつ選別ローラー20、29の外側に位置している。
図1、図2及び図4〜図6に示すように、回転駆動手段31は、後側軸受フレーム40の後側のY方向中央部に設けられたブラケット50に取付けられた減速機付きモータ51と、減速機付きモータ51の出力軸51aに取付けられたベルトプーリー52と、後側軸受フレーム40の下部にY方向に間隔pをあけて回転可能に設けられた6個のベルトプーリー53〜58と、上側のベルトプーリー53〜58と下側のベルトプーリー52との高さ方向の中間位置に、Y方向に間隔Mをあけて設けられた方向転換用のベルトプーリー59、60と、選別ローラー19〜30の搬送上流側の端部の円周部の下部に巻き付けられて当接し、ベルトプーリー52、59、53〜58、60により駆動される無端ベルト61とを備えている。無端ベルト61は直径が5mm程度の丸ベルトからなる。
従って、選別ローラー19〜30を駆動する無端ベルト61のベルト駆動機構66は、減速機付きモータ51及びベルトプーリー52〜60を有している。減速機付きモータ51は速度制御可能な構造としており、これにより、選別ローラー19〜30の回転速度Nは、例えば、30〜200rpmとなっている。図5(A)に矢印で示す通り、選別ローラー19〜30の回転方向は反時計方向、ベルトプーリー52〜58の回転方向は時計方向、ベルトプーリー59、60の回転方向は反時計方向である。なお、ベルトプーリー59、60は、無端ベルト61の張力を調整できるように、移動可能に取付けられている。
図2及び図6に示すように、各選別ローラー19〜30は、外径D( 例えば、30mm)、内径d(例えば、10mm)、長さL(例えば、600mm)を有するスリーブ状の樹脂パイプからなるローラー本体62と、ローラー本体62の内径dに嵌入して設けられ、搬送方向両端部がそれぞれ前側軸受フレーム38、後側軸受フレーム40に回転支持される長尺の回転軸63とを備えている。ローラー本体62と前側軸受フレーム38との間の回転軸63の外周には、小さな外径T(例えば、T=D/2程度)を有するスリーブ状のスペーサー64が間装されており、これにより、隣り合う選別ローラー19〜30のスペーサー64の間に落下空間65が形成されることになり、隙間Gから落下しなかった貝13はこの落下空間65から落下するように構成されている。
図1〜図4及び図7に示すように、隙間Gから落下して分離された隙間G未満の厚さを有する貝13a及び砂やごみ等は、傾斜角度γに形成され、排出口32aが海面上に位置する排出シュート32を介して、海に排出されるように構成されている。断面凹状の排出シュート32は、取付け架台35の固定部36のブラケット67に取付けられており、幅H、水平投影長さnとしている。排出シュート32の幅Hはローラー本体の長さLと略同じとしている。選別ローラー19〜30での整列、分離を効果的に行なえるように、選別ローラー19〜30の回転速度N(rpm)、傾斜角度α、外径D、長さL等が適宜決定される。
図1〜図3に示すように、隣り合う選別ローラー19〜30が形成する落下空間65の直下には、傾斜角度δを有する貝排出シュート33の供給部33a(上流端部)が位置している。幅Qで、緩衝材としてのゴムが内張りされた断面凹状の貝排出シュート33の下流端の直下には、直方体状の貝貯留ボックス34が配置されている。なお、取付け架台35の固定部36の下部の4隅に設けられた脚部68は、固定部36の高さを調整可能な構造となっている。また、貝の選別装置10の運転時には、投入ホッパー16内に海水14を供給すると共に、排出シュート32及び貝排出シュート33にも海水注入パイプ(図示せず)を介して海水14を供給し、排出シュート32及び貝排出シュート33を洗浄して排出シュート32及び貝排出シュート33への堆積を防止している。
次いで、本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置10の使用方法及び作用(又は動作)について、図を参照しながら説明する。
(1)貝の漁期の開始時期(例えば、11月)になると、貝の選別装置10を港に停泊している漁船11の船上12に手作業で積み込み、必要に応じて、取付け架台35の固定部36の脚部68の高さを調整する。
(2)漁船11を漁場に移動し、潜水夫が海底に潜って、大きくて長い網籠を持って海底を歩きながら、吸引ホースにより海底の表層部を掘り起こしながら、掘り起こされた貝を砂やごみと共に、網籠内に取り込む。
(1)貝の漁期の開始時期(例えば、11月)になると、貝の選別装置10を港に停泊している漁船11の船上12に手作業で積み込み、必要に応じて、取付け架台35の固定部36の脚部68の高さを調整する。
(2)漁船11を漁場に移動し、潜水夫が海底に潜って、大きくて長い網籠を持って海底を歩きながら、吸引ホースにより海底の表層部を掘り起こしながら、掘り起こされた貝を砂やごみと共に、網籠内に取り込む。
(3)貝の選別サイズや漁場の条件や処理条件等を考慮して、シャッター46を上下動して投入ホッパー16の排出口15の大きさを調整し、さらに、選別ローラー19〜30の回転速度Nや傾斜角度αを設定する。
(4)投入ホッパー16内、排出シュート32及び貝排出シュート33に海水14を供給する。
(5)回転駆動手段31の減速機付きモータ51を駆動して、選別ローラー19〜30を図5(A)に示す回転方向に回転する。
(4)投入ホッパー16内、排出シュート32及び貝排出シュート33に海水14を供給する。
(5)回転駆動手段31の減速機付きモータ51を駆動して、選別ローラー19〜30を図5(A)に示す回転方向に回転する。
(6)海底で作業している潜水夫は、網籠内が所定の量になると、浮上して網籠を船上に持ち上げる。
(7)船上の作業員が網籠内の貝13、13aを砂やごみと共に、貝の選別装置10の投入ホッパー16内にスコップ等を用いて投入する。
(8)投入ホッパー16内の貝13、13aは砂やごみと共に、排出口15から選別ローラー19〜30の上流部、即ち、ローラー本体62の上流端部に落下する。
(7)船上の作業員が網籠内の貝13、13aを砂やごみと共に、貝の選別装置10の投入ホッパー16内にスコップ等を用いて投入する。
(8)投入ホッパー16内の貝13、13aは砂やごみと共に、排出口15から選別ローラー19〜30の上流部、即ち、ローラー本体62の上流端部に落下する。
(9)選別ローラー19〜30のローラー本体62の上流端部に供給された貝13、13aを含む供給物は、図2、図6及び図7に示すように、搬送方向18に沿って下流側に搬送されるが、選別ローラー19〜30のローラー本体62の隙間Gより小さい貝13aや砂やごみは隙間Gから下方の排出シュート32に落下する。
一方、隙間Gより大きい貝13は、貝13の形状と重心位置gとの関係により、隣り合う選別ローラー19〜30のローラー本体62間で整列されながら、即ち、常に貝13の背側が上側で、貝足側が下側にされながら、ローラー本体62の下流側端で落下空間65を経由して貝排出シュート33へ落下する。
一方、隙間Gより大きい貝13は、貝13の形状と重心位置gとの関係により、隣り合う選別ローラー19〜30のローラー本体62間で整列されながら、即ち、常に貝13の背側が上側で、貝足側が下側にされながら、ローラー本体62の下流側端で落下空間65を経由して貝排出シュート33へ落下する。
(10)排出シュート32に落下した小さい貝13aを含む小物類は、海水注入パイプを介して供給される海水14により、排出シュート32に堆積することなく、海水14と共に海面に排出される。
(11)貝排出シュート33に落下した大きな貝13は、海水注入パイプを介して供給される海水14により、貝排出シュート33に堆積することなく、海水14と共に貝貯留ボックス34内に排出される。
(11)貝排出シュート33に落下した大きな貝13は、海水注入パイプを介して供給される海水14により、貝排出シュート33に堆積することなく、海水14と共に貝貯留ボックス34内に排出される。
(12)貝貯留ボックス34が貝13でいっぱいになると、別の空の貝貯留ボックス34と交換する。
(13)前記(6)〜(12)を所定回数繰り返し、行なう。
(14)潜水夫による貝取り作業が終了すると、投入ホッパー16内、排出シュート32及び貝排出シュート33への海水14の供給を停止し、減速機付きモータ51の運転を停止して、貝の選別作業を終了する。
(13)前記(6)〜(12)を所定回数繰り返し、行なう。
(14)潜水夫による貝取り作業が終了すると、投入ホッパー16内、排出シュート32及び貝排出シュート33への海水14の供給を停止し、減速機付きモータ51の運転を停止して、貝の選別作業を終了する。
(15)漁船11を港に入港し、貝13の入った貝貯留ボックス34を陸揚げして一日の全ての作業を終了する。
(16)漁期(例えば、11月〜5月)の間、前記(2)〜(15)を所定期間繰り返す。
(17)漁期が終了(例えば、5月)すると、船上12に設置されている貝の選別装置10を漁船11から手作業で荷卸しし、元あった保管場所まで搬送する。
(16)漁期(例えば、11月〜5月)の間、前記(2)〜(15)を所定期間繰り返す。
(17)漁期が終了(例えば、5月)すると、船上12に設置されている貝の選別装置10を漁船11から手作業で荷卸しし、元あった保管場所まで搬送する。
図8には、本発明の一実施の形態に係る貝の選別装置10の変形例の貝の選別装置70の構成を模式的に示す。貝の選別装置70が貝の選別装置10と主として異なる点は、船上12で作業員が網籠内の貝を砂やごみと共に、スコップ等を用いて投入する作業を楽に行なえるように、投入ホッパー71の位置を低くした点である。なお、その他の点は、貝の選別装置10に準じている。
図8に示すように、貝の選別装置70は、取付けフレーム72に取付けられ、上流側に投入ホッパー71の下端と僅少の隙間をあけて配置された水平部73及び水平部73に接続され、下流側に沿って上昇する傾斜部74を備えたポケットコンベア75と、取付け架台76に固定され、ポケットコンベア75の排出部の下流側に設けられた供給シュート77と、取付け架台76に固定され、供給シュート77の供給端の下方に上流部が配置された選別ローラー78〜89と、取付け架台76に固定され、選別ローラー78〜89の下方に配置された排出シュート90と、取付け架台76に固定され、選別ローラー78〜89の下流端部の直下に供給部が設けられた貝排出シュート91と、貝排出シュート91の先端部の下方に配置された貝貯留ボックス92とを備えている。
ポケットコンベア75及び投入ホッパー71の組み合わせにより、人手による供給高さを、供給シュート77の高さV(例えば、600〜1000mm)から、投入ホッパー71の上端位置の高さR(例えば、300〜400mm)に低くすることができ、これにより、投入ホッパー71への投入作業が簡略化される。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の貝の選別装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、貝の選別装置10、70を船上12に設置して使用したが、これに限定されず、必要に応じて、陸上で使用することもできる。また、砂やごみ等と一緒にして貝を選別したが、これに限定されず、状況に応じて、貝のみを選別することもできる。
前記実施の形態においては、貝の選別装置10、70を船上12に設置して使用したが、これに限定されず、必要に応じて、陸上で使用することもできる。また、砂やごみ等と一緒にして貝を選別したが、これに限定されず、状況に応じて、貝のみを選別することもできる。
貝の選別装置10においては、隣り合う選別ローラー19〜30間の隙間Gを一定としたが、これに限定されず、必要に応じて、隙間Gを調整可能に(即ち、ローラー中心間隔Sを調整可能に)構成することもできる。例えば、各選別ローラー19〜30の回転軸63の両端部がそれぞれ、前側軸受フレーム38及び後側軸受フレーム40を水平方向に移動可能で、且つ、前側軸受フレーム38及び後側軸受フレーム40に固定可能な構造とすることができる。なお、この場合、隙間Gの大きさに応じて、選別ローラー19〜30の本数を増減することが必要となる。
選別ローラー19〜30の傾斜角度αを3〜15°の範囲で調整可能にしたが、これに限定されず、状況に応じて、傾斜角度αを一定に固定することもできる。
選別ローラー19〜30の傾斜角度αを3〜15°の範囲で調整可能にしたが、これに限定されず、状況に応じて、傾斜角度αを一定に固定することもできる。
回転駆動手段31は、選別ローラー19〜30の搬送上流側の端部の円周部の一部に巻き付けられる無端ベルト61と、無端ベルト61を駆動するベルト駆動機構66とを設けたが、これに限定されず、必要に応じて、その他の構造(例えば、ギア)の回転駆動手段を用いて選別ローラー19〜30を回転することもできる。
無端ベルト61を選別ローラー19〜30の搬送上流側の端部の円周部の一部に巻き付けたが、これに限定されず、状況に応じて、選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部に断面凹状のベルト溝を形成し、無端ベルトがこのベルト溝に嵌入するように構成することもできる。
無端ベルト61を選別ローラー19〜30の搬送上流側の端部の円周部の一部に巻き付けたが、これに限定されず、状況に応じて、選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部に断面凹状のベルト溝を形成し、無端ベルトがこのベルト溝に嵌入するように構成することもできる。
図5(A)に示すように、選別ローラー19〜30の回転方向を反時計方向としたが、これに限定されず、必要に応じて、時計方向とすることもできる。また、図9(A)に示すように、選別ローラー19〜23(24〜30も同じ)の回転方向を同一としたが、これに限定されず、必要に応じて、図9(B)に示すように、順次逆方向に回転することもできる。この場合には、図5(A)に示すように、無端ベルト61aを選別ローラー19〜30に巻き付ける方向を2点鎖線で示す通りとする。ただし、図9(B)に示すように、隣り合う選別ローラー間に位置する貝に両方共、下方向の力を作用する隣り合う選別ローラー19、20(21、22)間には、断面山形のブロック部材93を設け、貝13等が入り込んで割れや閉塞によるトラブルを起こさないようにしている。
選別ローラー19〜23(24〜30も同じ)の外径Dを同一としたが、これに限定されず、必要に応じて、図9(C)に示すように、小さい外径の選別ローラー20a、22aを設けて、交互に外径Dを変えることもでき、さらに、図9(D)に示すように、選別ローラー20a、22aの回転方向を時計方向とし、隣り合う選別ローラー19、20a(21、22a)間には、貝13等が入り込んで閉塞によるトラブルを起こさないように、断面山形のブロック部材93aを設けることもできる。
選別ローラー19〜30の下方に排出シュート32を設け、排出シュート32に落ちたものを海に捨てたが、これに限定されず、必要に応じて、排出シュート32の代わりに、ローラー中心間隔Sよりローラー間隔が狭い、別の複数の選別ローラー及びこの別の複数の選別ローラーを回転する別の回転駆動手段を設け、貝の選別を複数段(2段又は3段)で行なうことができるように構成することもできる。
洗浄水として海水14を使用したが、これに限定されず、状況に応じて、水道水や工業用水やその他の流体を使用することもできる。
洗浄水として海水14を使用したが、これに限定されず、状況に応じて、水道水や工業用水やその他の流体を使用することもできる。
貝の選別装置70において、選別ローラー78〜89への貝13、13a等の供給は、設置面(船上12)直上に供給部を有する無端式のポケットコンベア75と、ポケットコンベア75の水平部73直上に設けられた投入ホッパー71を介して行なうように構成したが、これに限定されず、必要に応じて、投入ホッパー71を省略して、ポケットコンベア75の水平部73に直接供給することもできる。
10:貝の選別装置、11:漁船、12:船上、13、13a:貝、14:海水(洗浄水)、15:排出口、16:投入ホッパー、17:供給部、18:搬送方向、19〜30:選別ローラー、20a、22a:選別ローラー、31:回転駆動手段、32:排出シュート、32a:排出口、33:貝排出シュート、33a:供給部、34:貝貯留ボックス、35:取付け架台、36:固定部、37:傾動部、38:前側軸受フレーム、39:ピン、40:後側軸受フレーム、41:ジャッキアップ機構、42、43:取付けブラケット、44:ブラケット、45:ゴム板、46:シャッター、47:取手、48:投入ホッパー本体、49:長孔、50:ブラケット、51:減速機付きモータ、51a:出力軸、52〜60:ベルトプーリー、61、61a:無端ベルト、62:ローラー本体、63:回転軸、64:スペーサー、65:落下空間、66:ベルト駆動機構、67:ブラケット、68:脚部、70:貝の選別装置、71:投入ホッパー、72:取付けフレーム、73:水平部、74:傾斜部、75:ポケットコンベア、76:取付け架台、77:供給シュート、78〜89:選別ローラー、90:排出シュート、91:貝排出シュート、92:貝貯留ボックス、93、93a:ブロック部材
Claims (9)
- 種々のサイズの貝を洗浄水と共に供給して、所定の厚さ以上の前記貝を選別する貝の選別装置であって、
搬送方向に直交する方向に所定のローラー間隔をあけて平行に、かつ搬送方向に沿って下方に傾斜して配置され、しかも、回転する複数の選別ローラーと、
前記複数の選別ローラーを回転する回転駆動手段とを備え、
隣り合う前記選別ローラーの少なくとも1つを、隣り合う前記選別ローラー間に位置する前記貝に上方向の力を作用する回転方向で回転し、供給された前記貝を、隣り合う前記選別ローラーの回転により隣り合う該選別ローラー間で整列させながら、隣り合う該選別ローラーの隙間以上の厚さを有する前記貝は落下させることなく下流端まで搬送し、一方、前記隙間未満の厚さを有する前記貝を落下させて分離することを特徴とする貝の選別装置。 - 請求項1記載の貝の選別装置において、隣り合う前記選別ローラーの前記ローラー間隔を調整可能に構成したことを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項1及び2のいずれか1項に記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの傾斜角度を3〜15°の範囲で調整可能にしたことを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の貝の選別装置において、前記回転駆動手段は、前記選別ローラーの搬送上流側の端部の円周部に一部巻き付けられる無端ベルトと、該無端ベルトを駆動するベルト駆動機構とを備えていることを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの回転方向は同一としたことを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーの回転方向は順次、逆としたことを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項1〜6 のいずれか1項に記載の貝の選別装置において、前記選別ローラーへの前記貝の供給は、設置面直上に供給部を有する無端式のポケットコンベアを介して行なうことを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項7記載の貝の選別装置において、前記ポケットコンベアの供給部の直上には、作業者がスコップにより前記貝を投入可能な投入ホッパーが設けられていることを特徴とする貝の選別装置。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の貝の選別装置において、前記複数の選別ローラーの下方に、前記ローラー間隔よりローラー間隔が狭い、別の複数の選別ローラー及び該別の複数の選別ローラーを回転する別の回転駆動手段を設け、前記貝の選別を複数段で行なうことを特徴とする貝の選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003323454A JP2005087075A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 貝の選別装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2003-09-16 JP JP2003323454A patent/JP2005087075A/ja active Pending
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