JP2005086963A - グロメット - Google Patents

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Masayuki Kondo
昌幸 近藤
Masashi Tsukamoto
真史 塚本
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Abstract

【課題】組付け性が向上されると共に低コスト化されたグロメットを提供する。
【解決手段】自動車のパネル50に装着されるグロメット1において、剛性を有するインナ部10と、このインナ部10を覆い且つ弾性を有するアウタ部20とを備えるものとして構成され、インナ部10に、前記パネル50に装着可能なクリップ部15が設けられた。前記インナ部10は、基部11と、この基部11から延設される前記クリップ部15とを備え、基部11と、クリップ部15とは、一体に成形された。前記アウタ部20と、前記パネル50との間から、アウタ部20の内側20nに水が浸入されることを防止する止水部30が、アウタ部20に備えられ、止水部30は、ポリエチレン、ウレタンなどの柔軟性を有する材料が用いられて形成された。前記インナ部10は、前記アウタ部20の側部からスライドされつつアウタ部20内に挿入された。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車の車両からドアまたはドアから車両にかけて電線が配索されるときに用いられ自動車のパネルに装着されるグロメットに関するものである。
図4は、従来のグロメットの一形態を示すものである。
このグロメット61は、ゴム製もしくはエラストマ製のグロメット本体81と、グロメット本体81に取り付けられて電線91を保護する樹脂製のカバー71とを備えるものとして構成される。このグロメット61は、自動車(図示せず)のドア(図示せず)に固定される。
グロメット61内に挿通される電線91が被水されることを防止するために、ゴム製もしくはエラストマ製のグロメット本体81に、止水突起81aおよびリップ81bが設けられている。グロメット61は、金属製ねじ111が用いられて自動車のドアパネル(図示せず)に取り付けられる。ねじ111による締付力により、グロメット61に設けられた止水突起81aおよびリップ81bが変形することで、グロメット61と、不図示のドアパネルとの密着性が確保され、防水が行われる。
ゴム製もしくはエラストマ製の止水突起81aおよびリップ81bが不図示のドアパネルの表面に押し当てられ、止水突起81aおよびリップ81bが押し潰されることで、グロメット61と、不図示のドアパネルとの間の密封が行われる。また、止水突起81aや、リップ81bに、ねじ111の締付力を確実に伝達させるために、グロメット本体81に金属板81Mがインサート成形されている。
図5は、従来のグロメットの他の形態を示すものである。
ゴム製もしくはエラストマ製のグロメット本体82を備えるグロメット62が、車両(図示せず)のドアパネル102に固定されることで、グロメットの防水構造が構成される。グロメット62内に挿通される電線92が被水されることを防止するために、ゴム製もしくはエラストマ製のグロメット本体82に、止水突起82aおよびリップ82bが設けられている。
グロメット62内に挿通される電線92は、ドアパネル102に設けられた貫通孔102aに通される。また、グロメット62は、金属製ねじ112が用いられて車両のドアパネル102に取り付けられる。ねじ112による締付力により、グロメット62に設けられた止水突起82aおよびリップ82bが変形することで、グロメット62と、ドアパネル102との密着性が確保され、防水が行われる。ゴム製もしくはエラストマ製の止水突起82aおよびリップ82bがドアパネル102の表面102bに押し当てられ、止水突起82aおよびリップ82bが押し潰されることで、グロメット62と、ドアパネル102との間の密封が行われる。
また、上記形態以外の従来のものとして、品番数を削減させて品番管理を容易にさせると共に、信頼性、生産性、汎用性などを大幅に向上させることのできるドアハーネス及びドアハーネスの形成方法というものもある(例えば特許文献1参照)。
特開平11−321483号公報(第1,3頁、第1−18図)
しかしながら、図4に示す上記従来のグロメット61にあっては、金属板81Mが使用されていることから、グロメット61の質量が大きくなり、グロメット61全体の重量が重くなるということが問題とされていた。また、金属板81Mにインサート成形が行われることにより、金属板81Mを備えるグロメット61が形成されるから、インサート成形が行われることによるグロメット61のコストが高くなるということが問題とされていた。すなわち、インサート成形が行われることにより、グロメット61が製造されるときに必要とされる人件費や管理費などが、部品代としてグロメット61に加算されていた。このようなことから、グロメット61の低コスト化は、行われ難いということが問題とされていた。
また、図5の如く、電線92がドアパネル102の貫通孔102aに通された後に、ねじ締め作業が行われることにより、グロメット62がドアパネル102に固定されるから、グロメット62の車両への組付け作業が煩雑化されて、車両組付け工数が増すということが問題とされていた。このことから、グロメット62が車両のドアパネル102に装着されるときに、組付け作業の効率が低下し、結果として、自動車のコストダウンが図られ難いということが問題とされていた。
本発明は、上記した点に鑑み、組付け性が向上されると共に低コスト化されたグロメットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るグロメットは、自動車のパネルに装着されるグロメットにおいて、剛性を有するインナ部と、該インナ部を覆い且つ弾性を有するアウタ部とを備えるものとして構成され、該インナ部に、前記パネルに装着可能なクリップ部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、自動車のパネルに対するグロメットの組付け性が向上される。パネルに装着可能なクリップ部が、グロメットのインナ部に設けられているから、インナ部を備えるグロメットは、自動車のパネルに容易に装着されることとなる。また、弾性を有するアウタ部を備えるグロメットとされていることから、自動車のドアが開閉されるときに、グロメットは、自動車のドアの開閉動作に柔軟に対応するものとなる。
請求項2に係るグロメットは、請求項1記載のグロメットにおいて、前記インナ部は、基部と、該基部から延設される前記クリップ部とを備え、該基部と、該クリップ部とは、一体に成形されたことを特徴とする。
上記構成により、インナ部が形成されるときに、インナ部を構成する基部と、この基部から延設されるクリップ部とは、一体に成形されるから、インナ部が製造されるときの生産性は向上される。これにより、インナ部のコストは、低減化される。また、これに伴って、インナ部を備えるグロメットの価格の低減化が図られる。
請求項3に係るグロメットは、請求項1又は2記載のグロメットにおいて、前記アウタ部と、前記パネルとの間から、該アウタ部の内側に水が浸入されることを防止する止水部が、該アウタ部に備えられ、該止水部は、柔軟性を有する材料が用いられて形成されたことを特徴とする。
上記構成により、止水部は、柔軟性を有する材料が用いられて形成されているから、止水部は、小さい力で変形されることとなる。従って、アウタ部と、止水部とを備えるグロメットがパネルに装着されたときに、アウタ部の内側に水が浸入するということは、アウタ部に備えられた止水部により確実に防止されることとなる。これにより、グロメットのシール性が向上される。自動車のパネルにグロメットが固定されるときに、グロメットのインナ部のクリップ部がパネルに係り合わせられると共に、グロメットの止水部がパネルに密着されることで、グロメットと、パネルとの間の密封が行われる。
請求項4に係るグロメットは、請求項3記載のグロメットにおいて、前記柔軟性を有する材料として、ポリエチレンまたはウレタンが用いられたことを特徴とする。
上記構成により、低硬度とされ、柔軟性、止水性などの点で優れるポリエチレンまたはウレタンが用いられて、止水部が形成されるから、止水部は、小さい力で容易に変形されることとなる。これにより、止水部を備えるグロメットがパネルに装着されたときに、パネルに対するグロメットのシール性は、保たれることとなる。また、ポリエチレンまたはウレタンは、低価格な材料とされていることから、止水部の価格は低く抑えられる。従って、止水部を備えるグロメットは、高価なものとされることなく、低価格なものとして提供されることとなる。
請求項5に係るグロメットは、請求項3又は4記載のグロメットにおいて、前記止水部を装着可能な係合部が、前記アウタ部に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、止水部は、確実にアウタ部に装着されることとなる。アウタ部の係合部に止水部が装着されることで、アウタ部から止水部が容易に分離されるということは、回避される。従って、アウタ部とインナ部とを備えるグロメットから、止水部だけが不用意に見失われるといった不具合の発生は、未然に防止されることとなる。
請求項6に係るグロメットは、請求項1〜5の何れか1項に記載のグロメットにおいて、前記インナ部は、前記アウタ部の側部からスライドされつつ該アウタ部内に挿入されたことを特徴とする。
上記構成により、アウタ部に対するインナ部の組付け性が向上される。また、アウタ部に対するインナ部の組付け性が向上されるから、グロメットの生産性は、向上される。従って、アウタ部と、インナ部とを備えるグロメットの価格は、低く抑えられることとなる。また、価格が低く抑えられたグロメットが提供されることとなる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、パネルに装着可能なクリップ部が、グロメットのインナ部に設けられるから、自動車のパネルに対するグロメットの組付け性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、インナ部を構成する基部と、この基部から延設されるクリップ部とは、一体に成形されるから、インナ部が製造されるときの生産性を向上させることができる。また、インナ部のコストを低減化させることができる。また、これに伴って、インナ部を備えるグロメットの価格の低減化を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、止水部は、柔軟性を有する材料が用いられて形成されているから、小さい力で止水部を変形させることができる。これにより、グロメットのシール性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、低硬度とされ、柔軟性、止水性などの点で優れるポリエチレンまたはウレタンが用いられて、止水部が形成されるから、小さい力で容易に止水部を変形させることができる。これにより、止水部を備えるグロメットがパネルに装着されたときに、パネルに対するグロメットのシール性が保たれる。
請求項5記載の発明によれば、アウタ部の係合部に止水部が装着されるから、アウタ部とインナ部とを備えるグロメットから、止水部だけが不用意に見失われるといった不具合の発生を、未然に防止させることができる。
請求項6記載の発明によれば、アウタ部に対するインナ部の組付け性を向上させることができる。
以下に本発明に係るグロメットの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るグロメットの一実施形態を示し、(a)はグロメットを示す断面図、(b)は(a)のC部を示す拡大断面図、図2は、図1の矢視Aに沿ってグロメットを眺めた状態を示す説明図、図3は、図1の矢視Bに沿ってグロメットを眺めた状態を示す説明図である。図1(a)に示すグロメットの断面図は、図2および図3に示すグロメットのI−I断面図とされている。
図1〜図3に示すグロメット1は、自動車(図示せず)のドアなどを構成するパネル50(図1)に装着される。ドアパネル50は、不図示のドアのインナパネルとされる。このグロメット1は、自動車の車体ボディ(図示せず)と、ドア(図示せず)とを開閉自在に繋ぐドアのヒンジ側のパネル側板部52の表面53に装着される。符号52は、自動車のドアを構成するインナパネルの側板部とされている。
グロメット1内に、複数のケーブル41が束ねられた状態で挿通される。ケーブル41は、電気信号などが送信される軟導線などの導体と、導体を外部のものから保護すると共に導体の漏電を防ぐ合成重合体製の絶縁被覆体とを備えるものとして構成されている。ケーブル41と異なる他形態の電線も使用可能とされる。
図1(a)の如く、このグロメット1は、一定の剛性を有する合成樹脂製の基部11を主体としたインナ部10と、インナ部10の基部11の外側部12と、インナ部10の基部11の外周部14と、インナ部10の基部11の内側部13の一部を覆い且つゴム弾性を有する合成ゴム製のアウタ部20とを少なくとも備えるものとして構成されている。ゴム製のアウタ部材20は、樹脂製のインナ部材10と別体のものとして形成されている。
また、ゴム製のアウタ部材20は、略平板状の基部21と、基部21の周縁部21eから折り返されて基部21と略平行に形成され基板部11を抱持可能な側板部22と、基部21の略中央部21cから基部21に対し略直角に延設され内部に各ケーブル41が挿通される中空の連結部23と、連結部23に続き内部に各ケーブル41が挿通される中空の蛇腹部24とを備えるものとして形成されている。
略傾斜円板状の一側壁24mと、略傾斜円板状の他側壁24nとを備える中空の略算盤玉状の屈曲・伸縮自在部24aが設けられ、各ケーブル41が折曲げ自在に挿通可能とされるように各屈曲・伸縮自在部24aが並設されることで、蛇腹部24が形成される。グロメット1を構成するアウタ部材20の蛇腹部24内に挿通された各ケーブル41が曲げられたときに、各ケーブル41に対応して、グロメット1のアウタ部材20の蛇腹部24は、自在に曲げられるものとされている。アウタ部材20の蛇腹部24の他端部24qと、アウタ部材20の基部21とは、略円筒状の連結部23によって一体に繋げられている。
各ケーブル41は、アウタ部材20の蛇腹部24の一端部24p(図3)に設けられた略円形の開口部24bから蛇腹部24の収容部24c内に導入され、連結部23の収容部23c内を通り抜けて、連結部23の略円形の開口部23aおよび基板部11の略中央部11cに設けられた略円形の貫通孔11aから導出される。
また、各ケーブル41は、連結部23の略円形の開口部23aおよび基板部11の略中央部11cに設けられた略円形の貫通孔11aの近傍で緩やかに曲げられ、各ケーブル41は、アウタ部材20に内装されたインナ部材10の内側部13に沿って一列に並設された状態で延長される。
各ケーブル41は、インナ部10と、インナ部10を抱持するアウタ部20と、アウタ部20に備えられた止水部30とを備えるグロメット1の内側部20nを経て、グロメット1を構成するアウタ部材20の側部20aの幅狭な開口部20bから延出される。このようにして、不図示の自動車の車両からドアにかけて各ケーブル41が配索される。又は、不図示の自動車のドアから車両にかけて各ケーブル41が配索される。
各ケーブル41は、自動車(図示せず)のドアのパネル側板部52に通されることなく、グロメット1内において、ドアパネル50の側板部52の外側面53に沿って一列に並ばされた状態で配索される。これにより、各ケーブル41は、自動車のドアパネル50の表面53から甚だしく突出されることなく、薄い状態でドアパネル50の表面53に配索される。従って、ドアパネル50に配索される各ケーブル41の省スペース化が図られることとなる。
図5に示す従来のものにおいては、ドアパネル102に貫通孔102aが設けられ、電線92は、グロメット62内からドアパネル102内に通されている。これに対し、図1(a)に示すグロメット1においては、ドアのパネル側板部52に各ケーブル41などが挿通されない構造のドアに用いられるものとされている。このようなことから、グロメット1は、いわゆる貫通レスグロメットなどと呼ばれている。
インナ部材10の基部11に、自動車のドアパネル50の取付孔55に容易に装着可能な一対のクリップ部15,15が設けられている。クリップ部15は、インナ部材10を備えるグロメット1が、ドアパネル50に容易に装着・固定されるためのクランプ部15として機能する。
このような形態のグロメット1が構成されて、自動車部品組付けメーカに納入されていれば、自動車のドアパネル50に対するグロメット1の組付け性を向上させることができる。自動車のドアパネル50の取付孔55に装着可能な一対のクリップ部15が、グロメット1のインナ部材10に設けられているから、インナ部材10を備えるグロメット1は、自動車のドアパネル50に容易に装着される。従って、グロメット1が自動車のドアパネル50に装着されるときに、ドアパネル50に対するグロメット1の組付け工程が迅速化される。このようなクランプ固定による貫通レスグロメットの取付構造が構成されていれば、不図示の車両のドアパネル50に対するグロメット1の取付作業を簡略化させることができる。
また、本発明のグロメットにおいては、従来のグロメット61(図4),62(図5)のパネル装着時に必要とされていた各ねじ111(図4),112(図5)が、不要なものとされることから、本発明のグロメットにおいては、部品点数を削減化させることができる。これにより、グロメット1(図1〜図3)のコスト削減化が図られる。グロメットの固定構造が簡素化されることにより、グロメット1の低コスト化が図られることとなる。また、パネル装着用の取付ねじが不必要とされたことにより、グロメット1の梱包が簡素化されることも期待される。このような梱包の簡素化も、グロメット1の価格の低減化につながることとなる。また、これに伴って、グロメット1が装着される自動車のコストダウンが図られる。
また、図1(a)に示す形態のグロメットの取付構造とされていれば、各ケーブル41をドアパネル50内に引き通すといった作業が無くされるから、自動車のドアに対するワイヤハーネス40の装着作業は、効率よく迅速に行われることとなる。これも、自動車のコストダウンにつながる。また、弾性を有するアウタ部材20を備えるグロメット1とされていることから、自動車のドアが開閉されるときに、グロメット1は、自動車のドアの開閉動作に柔軟に対応するものとなる。
図示されたワイヤハーネス40は、複数の断面略円形のケーブル41を備えるものとして構成されているが、このワイヤハーネス40に代えて、例えば丸導体のリボン電線からなる回路体、フレキシブルフラット回路体、フレキシブルプリント回路体なども使用可能とされる。フレキシブルフラット回路体は、「Flexible Flat Cable」 を意味し「FFC」と略称される。また、フレキシブルプリント回路体は、「Flexible Printed Circuit」を意味し「FPC」と略称される。
図1および図2の如く、合成樹脂製のインナ部材10は、略板状の基板部11と、基板部11の内側部13から基板部11に対し略直交する方向に沿って延設された一対のクリップ部15,15とを備えるものとして構成されている。基板部11と、一対のクリップ部15とは、射出成形法に基づいて一体に成型され、これらのものは、一つのものとして形成されている。インナ部材10は、生産性に優れる射出成形が可能な熱可塑性の合成樹脂が用いられて形成されている。
インナ部材10が形成されるときに、インナ部材10を構成する略板状の基板部11と、この基板部11から延設される一対のクリップ部15とは、射出成形法に基づいて一体に成形されるから、インナ部材10が製造されるときの生産性を向上させることができる。合成樹脂材料が用いられて行われる射出成形法は、複雑な成形体が形成されるときに、効率よく大量に成形体を生産できる成形法とされている。従って、合成樹脂製のインナ部材10が形成される際に必要とされる人件費などが抑えられ、インナ部材10が製造されるためのコストは、低く抑えられる。
また、インナ部材10を構成する基板部11と、一対のクリップ部とは、別々の部品とされることなく、射出成形法に基づいて一つのものとして一体成形されるから、部品点数が増加するということは回避される。従って、インナ部材10のためにかけられる管理費などは、低く抑えられる。これにより、インナ部材10のコストを低減化させることができる。また、これに伴って、インナ部材10を備えるグロメット1の価格の低減化を図ることができる。
また、図4の如く、従来のグロメット61においては、複数の金属製ねじ111が用いられて、金属板81Mを備えるグロメット61がボディへ固定されていたが、樹脂製クランプ部15(図1,図2)が設けられた樹脂製基板部11を備えるグロメット1とされていれば、グロメット1は、軽量化されることとなる。従って、グロメット1が装着される不図示の自動車の軽量化に寄与されることとなる。
クリップ部15は、グロメット1がドアパネル50に取り付けられたときに、弾性体とされる止水部材30を十分に変形させることが可能な剛性をもつ材料が用いられて形成されている。また、クリップ部15は、グロメット1がドアパネル50に取り付けられたときに、十分な剛性をもつ構造のものとされている。一対のクリップ部15,15は、アウタ部材20の裏面側の側板部22に設けられた略円環状の大きな開口部22c(図2)から突出されている。
図1(a)の如く、基板部11に立設されたクリップ部15は、基板部11から略直角に立ち上がる支柱部15aと、この支柱部15aの先端部15cから基板部11に向けて傾斜して延設された一対の係止羽根15d,15dとを備えるものとして構成されている。
クリップ部15の支柱部15aは、基板部11における根元部15bから先端部15cまで略真直ぐに延長されている。また、支柱部15aの先端部15cから基板部11に向けて、一対の係止羽根15d,15dが斜めに延長されている。一対の係止羽根15d,15dは、支柱部15aの先端部15cに設けられた付根部15eを中心として開閉自在なものとされている。また、係止羽根15dに着座部15fが設けられ、着座部15fの先に係止片15gが延長形成されている。
一対の係止羽根15dの着座部15fが、ドアパネル50の取付孔55の周縁部55fに係り合わせられ、一対の係止羽根15dの係止片15gがドアパネル50の取付孔55の内周部55gに当接されることで、一対の係止羽根15dは、確実にドアパネル50の取付孔55に係り合わせられる。
図1(a)の如く、アウタ部20と、ドアパネル50との間から、アウタ部20の内側部20nに水などが浸入されることを防止する止水部30(図1〜図3)が、グロメット1のアウタ部20に備えられている。グロメット1を構成するアウタ部20の裏面側に、止水部30が設けられている。グロメット1のアウタ部20と、ドアパネル50(図1(a))との間の隙間が無くされ、両者の間が確実に密封された状態とされるために、止水部30は、柔軟性を有する材料が用いられて形成されている。
柔軟性を有する材料が用いられて止水部30が形成されているから、止水部30は、小さい力で変形されることとなる。従って、インナ部10と、インナ部10を抱持するアウタ部20と、アウタ部20に設けられた止水部30とを備えるグロメット1がドアパネル50に装着されたときに、アウタ部20の内側部20nに水などが浸入するということは、アウタ部20に備えられた止水部30により確実に防止されることとなる。これにより、グロメット1のシール性を向上させることができる。
図2および図3の如く、グロメット1が平面視されたときに、止水部30の平面形状は、略円環状もしくは略楕円形状の縁部分の如く形成される。このような形態で、アウタ部20に止水部30が設けられていれば、図1(a)の如く、ドアパネル50にグロメット1が装着されるときに、細長い紐状の止水部材30(図1〜図3)の略全域において、止水部材30に均一に加圧力が加えられる。
この貫通レスグロメットの固定シール構造は、グロメット1を構成するゴム製のアウタ部材20および樹脂製のインナ部材10により、シール部材とされる止水部材30がインナ部材10およびアウタ部材20に固定され、グロメット1を構成する樹脂製インナ部材10のクランプ部15により、グロメット1がパネル50に嵌め合わせられる構造のものとされている。
詳しく説明すると、自動車のドアパネル50にグロメット1が固定されるときに、グロメット1のインナ部材10のクリップ部15がドアパネル50の取付孔55に係り合わせられるのと同時に、ドアパネル50の表面53に当接されつつあったグロメット1の止水部30のリップ部33が押し潰されて弾性変形を起こし、止水部30のリップ部33がドアパネル50の表面53に密着されることで、グロメット1と、ドアパネル50との間の密封が行われる。このような貫通レスグロメットの防水構造が構成されることにより、ドアパネル50に対するグロメット1のシールが確実に行われる。
ゴム製の止水部材30(図1(a))のリップ部33が、押し潰されることなく自然状態とされたときに、リップ部33の先端部33pは、図示された位置よりもドアパネル50の側板部52の内側面54近傍に位置するものとされている。図示されたゴム製の止水部材30のリップ部33は、ドアパネル50の側板部52に当接されて押し潰されたものとして示されている。止水部材30のリップ部33が押し潰されることで、止水部材30と、ドアパネル50との間が確実に密封される。
また、止水部材30のリップ部33が押し潰されたときに、止水部材30の係止部35の一面36(図1(a)(b))は、インナ部材10の内側面13に確実に接し密着する。また、止水部材30のリップ部33(図1(a))が押し潰されると共に、止水部材30の係止部35の一面36と、インナ部材10の内側面13とが接して密着することとなり、止水部材30の先端部33pと、止水部材30の係止部35側の他端部33qとの間で、止水部材30全体が押し潰された形状とされたときに、止水部材30の括れ部35b(図1(b))は、止水部材30の断面内側および外側に向けて押し広げられる。
そのときに、アウタ部材20(図1(a))の側板部22に設けられた幅狭な周溝25bの内面25d(図1(b))と、止水部材30(図1(a))に設けられた括れ部35bの外面35d(図1(b))とが密着されることで、アウタ部材20と、止水部材30とのシール性が保たれる。このようにして、グロメット1の内側部20nへ水が浸入するということは、押し潰された止水部材30により確実に防止される。
止水部材30(図1,図2)の材料として、例えば、ホットメルト材、発泡ホットメルト材、発泡ホットメルト接着剤などの柔軟性を有する材料が挙げられる。発泡ホットメルト材もしくは発泡ホットメルト接着剤について詳しく説明すると、これらのものは、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などのベースポリマーに、石油樹脂、水添石油樹脂、水添テルペン樹脂、ロジンエステルなどの粘着付与剤が添加され、機械的に発泡させて気泡が含有されたものや、発泡剤が添加されて化学的に発泡されたものとされる。ポリオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、塩素化ポリオレフィンなどが挙げられる。また、ベースポリマーとして、エラストマが用いられたものも使用可能とされる。
ベースポリマーと、粘着付与剤との配合比率について説明すると、ベースポリマーが15〜80wt%に対し、粘着付与剤は、85〜20wt%の添加量とされる。また、このような材料に、さらに、鉱物油、合成ワックス、天然ワックスなどの可塑剤が添加されたものも使用可能とされる。そのような材料の配合比率は、ベースポリマーが15〜80wt%に対し、粘着付与剤が85〜20wt%、可塑剤が0を超え10wt%以下とされる。
止水部材30は、アウタ部材20と別体のものとして形成されているが、例えば、アウタ部(20)と、止水部(30)とが一体とされたグロメット(1)も使用可能とされる。例えばホットメルト材からなる止水部材30が、ゴム材またはエラストマ材からなるアウタ部材20に組み付けられ、これらのものが同時に加熱されることで、止水部材(30)がアウタ部材(20)に一体化されたものも使用可能とされる。また、例えばホットメルト接着剤がグロメット(1)を構成するアウタ部(20)の側板部(22)の外面(22b)に塗布され、これが加熱されることで、リップ状の止水部が、アウタ部(20)の側板部(22)の外面(22b)上に形成されたものも使用可能とされる。ホットメルト接着材は、環境に優しいものとされ、接着時間が短いものとされている。
アウタ部材20は、柔軟性、弾性特性などの点で優れた材料とされるEPDMなどのゴム材料またはエラストマ材料が用いられて形成されている。「EPDM」は、エチレンプロピレンゴムの略称とされる。EPDMは、耐熱性、耐候性、耐寒性に優れるものとされていることから、自動車のドアなどに用いられる弾性体として、適したものとされている。また、EPDMは、ガス透過度が小さく、シール性に適したものとされている。
EPDMなどのゴム材料またはエラストマ材料が用いられて形成されたアウタ部材20は、ゴム弾性などに優れたものとされ、アウタ部材20は、屈曲自在なものとして形成されている。アウタ部材20は、略扁平な基板部11と、この基板部11に対し略直交する方向に沿って延設され自動車のドアの開閉動作に追従する蛇腹部24とを少なくとも備えるものとして形成されている。従って、自動車のドアが開閉されるときに、アウタ部材20は、自動車のドアの開閉動作に対し、柔軟に追従することとなる。
また、止水部材30は、低硬度とされ、柔軟性、止水性などの点で優れた重合体材料とされるポリエチレンまたはウレタンが用いられて形成されている。柔軟性、止水性などの点で優れ低硬度なポリエチレンまたはウレタンが用いられて、グロメット1の止水部材30が形成されるから、止水部材30は、小さい力で容易に変形可能とされる。これにより、止水部材30を備えるグロメット1がドアパネル50に装着されたときに、ドアパネル50に対するグロメット1のシール性は、保たれることとなる。また、ポリエチレンまたはウレタンは、低価格な材料とされていることから、止水部材30の価格は低く抑えられる。従って、止水部材30を備えるグロメット1は、高価なものとされることなく低価格なものとして、自動車部品組立メーカなどに提供されることとなる。
発泡ポリエチレンが用いられて止水部材30が形成されている。発泡ポリエチレンとして、発泡倍率が2〜3倍のものが用いられた。また、発泡ポリエチレンとして、例えば各分子を架橋させて発泡させるものが用いられた。発泡ポリエチレンは、可撓性、弾性特性に優れるものとされている。ポリエチレン系材料として、例えば、イノアックコーポレーション製:ポリエチレンタイプRP300Sなどが挙げられる。また、発泡ウレタンが用いられて形成された止水部材30も準備された。発泡ウレタンも、可撓性、弾性特性に優れたものとされている。ウレタン系材料として、例えば、イノアックコーポレーション製:ポリウレタンタイプEST−3などが挙げられる。
図1(a)(b)の如く、止水部材30の係止部35を装着可能な係合部25が、アウタ部材20の裏面側に設けられている。止水部材30の係止部35を装着可能な係合部25は、アウタ部材20の側板部22に設けられている。止水部材30の係止部35は、アウタ部材20の側板部22の係合部25に係止されるから、止水部材30は、確実にアウタ部材20に装着されることとなる。アウタ部材20の係合部25に止水部材30が装着されることで、アウタ部材20から止水部材30が容易に分離されるということは、回避されることとなる。従って、アウタ部材20とインナ部材10とを少なくとも備えるグロメット1から、止水部材30だけが不用意に見失われるといった不具合の発生を、未然に防止させることができる。
図1(a)(b)の如く、係合溝部25は、止水部材30の係止突条部35に対応した幅広の周溝25aと、止水部材30の括れ部35bに対応した幅狭の周溝25bとを備える断面略T溝状のものとして形成されている。幅広の周溝25aと、幅狭の周溝25bとの間に、アウタ部材20の係合溝部25から止水部材30の係止突条部35が抜け出されることを防止する段差部25cが設けられている。
図2,図3の如く、インナ部材10は、アウタ部材20の側部20aに設けられた幅広な開口部20cから、インナ部材10を構成する略楕円板状の基板部11の横方向に沿って、スライドされつつアウタ部材20内に挿入される。図1(a)の如く、インナ部材10の基板部11は、基部21と、基部21に略平行に設けられた側板部22とを少なくとも備える略扁平な袋状のアウタ部材20内に挿入される。
このような構造をしたグロメット1が構成されていれば、アウタ部材20に対するインナ部材10の組付け性を向上させることができる。インナ部材10は、アウタ部材20の側部20aに設けられた幅広な開口部20cから、インナ部材10を構成する略楕円板状の基板部11の横方向に沿って、スライドされつつアウタ部材20内に挿入されるものとして形成されているから、インナ部材10は、アウタ部材20に容易に組み付けられることとなる。
また、アウタ部材20に対するインナ部材10の組付け性が向上されるから、グロメット1の生産性は、向上される。従って、アウタ部材20と、インナ部材10とを少なくとも備えるグロメット1の価格は、低く抑えられることとなる。また、価格が低く抑えられたグロメット1が、自動車部品組立メーカなどに提供されることとなる。
グロメット1を構成するアウタ部材20の基部21の内面21aに、インナ部材10の基板部11の外側面12が当接される。また、グロメット1を構成するアウタ部材20の側板部22の内面22aに、インナ部材10の基板部11の内側面13が当接される。
以下に、インナ部材10と、インナ部材10を抱持するアウタ部材20と、インナ部材10およびアウタ部材20に装備されシール性を保つ止水部材30とを備えるグロメット1の組立方法の一例について説明する。また、そのようなグロメット1がドアパネル50に固定されるときの取付方法の一例について説明する。
貫通レスグロメットの固定シール方法について説明すると、グロメット1を構成するゴム製のアウタ部材20および樹脂製のインナ部材10により、シール部材とされる止水部材30をインナ部材10およびアウタ部材20に固定させ、グロメット1を構成する樹脂製インナ部材10のクランプ部15により、グロメット1をドアパネル50に固定させる。このようにすることで、グロメット1内部と、ドアパネル50との間がシールされる。
詳しく説明すると、先ず、アウタ部材20の係合部25に、止水部材30の係止部35を係り合わせる。止水部材30は、ホットメルト法に基づいた成形方法により形成する。グロメット1のおよびこれの周辺部の設計仕様などにより、ホットメルト法以外の他の成形方法に基づいて、グロメット1の止水部30を形成したものも使用可能とされる。次に、基部21および基部21に対して略平行な側板部22を少なくとも備える略扁平な袋状のアウタ部材20内に、基板部11を少なくとも備えるインナ部材10を挿入させる。このようにして、グロメット1を組み立てる。
このように、インナ部材10と、アウタ部材20と、止水部材30とが、別部品のものとして形成されていれば、例えば自動車が分解されてリサイクルが行われるときに、グロメット1の分解作業は、比較的、簡単に行われることとなる。従ってリサイクルに適したグロメット1が自動車部品組付けメーカなどに提供されることとなる。なお、グロメットの設計仕様などにより、インナ部(10)およびアウタ部(20)が、例えば二色成形法に基づいて成形されたグロメット(1)も使用可能とされる。
次いで、このグロメット1のアウタ部材20の各開口部23a(図1(a),図2),24b(図3)に各電線41を挿通させて、各電線41およびグロメット1を備えるワイヤハーネス40を構成する。グロメット1のアウタ部材20に各ケーブル41が貫通された状態で、グロメット1はワイヤハーネス40に装備される。その後、グロメット1のクランプ部15を、ドアパネル50の貫通孔55に嵌め込む。
ドアパネル50の側板部52における正規の貫通孔55に、クランプ部15が嵌合されているか否かを盲目作業などにより確認する。また、グロメット1がドアパネル50の側板部52の正規の位置に固定されているものか否かを、目視などにより確認する。このような確認作業を終えることで、ドアパネル50に対するグロメット1の取付作業が終了する。
図1〜図3に示すグロメット1は、自動車(図示せず)の前側のヒンジを備えるドアに装着されるグロメット1とされているが、本発明のグロメットは、例えば自動車のスライドドア(図示せず)にも適用可能とされる。また、本発明のグロメットにおいては、止水部30の小型化も可能とされるから、本発明のグロメットは、例えば平面確保が困難な小型車のドアや、バックドア(図示せず)などへも適用可能とされる。
本発明に係るグロメットの一実施形態を示し、(a)はグロメットを示す断面図、(b)は(a)のC部を示す拡大断面図である。 図1の矢視Aに沿ってグロメットを眺めた状態を示す説明図である。 図1の矢視Bに沿ってグロメットを眺めた状態を示す説明図である。 従来のグロメットの一形態を示す分解斜視図である。 従来のグロメットの他の形態を示す断面図である。
符号の説明
1 グロメット
10 インナ部材(インナ部)
11 基板部(基部)
15 クランプ部(クリップ部)
20 アウタ部材(アウタ部)
20n 内側部(内側)
20a 側部
25 係合溝部(係合部)
30 止水部材(止水部)
50 ドアパネル(パネル)

Claims (6)

  1. 自動車のパネルに装着されるグロメットにおいて、剛性を有するインナ部と、該インナ部を覆い且つ弾性を有するアウタ部とを備えるものとして構成され、該インナ部に、前記パネルに装着可能なクリップ部が設けられたことを特徴とするグロメット。
  2. 前記インナ部は、基部と、該基部から延設される前記クリップ部とを備え、該基部と、該クリップ部とは、一体に成形されたことを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 前記アウタ部と、前記パネルとの間から、該アウタ部の内側に水が浸入されることを防止する止水部が、該アウタ部に備えられ、該止水部は、柔軟性を有する材料が用いられて形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載のグロメット。
  4. 前記柔軟性を有する材料として、ポリエチレンまたはウレタンが用いられたことを特徴とする請求項3記載のグロメット。
  5. 前記止水部を装着可能な係合部が、前記アウタ部に設けられたことを特徴とする請求項3又は4記載のグロメット。
  6. 前記インナ部は、前記アウタ部の側部からスライドされつつ該アウタ部内に挿入されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のグロメット。
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