JP2005086488A - 電子スチルカメラおよび画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】夜景を背景とする撮影時のノイズを抑えるようにした電子スチルカメラを得る。
【解決手段】CPU18は、一度の撮影開始指示に応じて、フラッシュ撮影およびフラッシュオフ撮影を続けて行う。フラッシュ撮影時において、CPU18は、主要被写体である人物が適正に露光される最低限の撮像感度を設定する。最低限の撮像感度にすることで、ノイズの影響を極力抑えることができる。フラッシュオフ撮影時において、CPU18は、手ブレが問題とならない露光時間(たとえば、1/4秒)で背景となる夜景が適正に露光されるように、撮像感度をISO400相当に高める設定をする。夜景露光時の手ブレを軽減できる上に、主要被写体である人物11に重畳するノイズが目立たなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子スチルカメラおよび電子画像を処理するプログラムに関する。
CCDイメージセンサなどで構成される撮像素子は、限られた素子サイズの中で画素数を増加させると、1画素当たりの受光面積が小さくなる。このため、各画素の集光量が減少することにより、素子サイズが大きな撮像素子に比べて撮像感度が低下する。このような撮像素子を備える電子カメラで、夜景を背景とするスローシンクロ撮影をする場合を想定する。撮影時に閃光装置を発光させると、閃光装置による照明光が届きやすい近景に対応する主要被写体は適正露出で撮影される。照明光が届きにくい背景で適正露出を得るためには、長い露光時間が必要である。露光時間は、撮像素子の感度が低いほど長く必要であるが、長い露光時間は手ブレ発生の要因になりやすい。露光時間を短縮させるために撮像感度を高めると、撮影画像にノイズが重畳しやすくなるという問題もある。
特許文献1には、閃光装置を発光させる撮影と閃光装置を発光させない撮影とをそれぞれ行い、両撮影画像の相関を検出し、検出した相関に基づいて撮影画像を補正する技術が記載されている。
特開2000−102022号公報
閃光装置を発光させて撮影した画像と、閃光装置を発光させないで撮影した画像とを用いて撮影画像を補正しても、補正前の画像のノイズが消えることはない。
本発明による電子スチルカメラは、被写体像を撮像する撮像手段と、主要被写体を照明する閃光装置を用いる撮影時の撮像感度を所定範囲の中で最低の第1の撮像感度に設定するとともに、閃光装置を用いない撮影時の撮像感度を所定の露光時間で夜景を適正露出にする第2の撮像感度に設定する感度制御手段と、一度の撮影指示に応じて、閃光装置を用いる撮影と閃光装置を用いない撮影とを続けて行うように、撮像手段および感度制御手段をそれぞれ制御する撮影制御手段とを備えることを特徴とする。
上記電子スチルカメラはさらに、主要被写体までの距離を検出する測距手段と、測距手段による測距値および閃光装置のガイドナンバーを用いて露出演算を行う演算手段とを備えてもよい。この場合の感度制御手段は、演算手段によって演算され、主要被写体を適正露出にするために必要な最低の撮像感度を第1の撮像感度とすることもできる。
電子スチルカメラはさらに、撮影レンズのフォーカス調節を行うフォーカス調節手段を備えてもよい。この場合の撮影制御手段は、閃光装置を用いる撮影時のフォーカス位置を主要被写体に対応させるとともに、閃光装置を用いない撮影時のフォーカス位置を主要被写体および無限遠のいずれか一方に対応させるように、フォーカス調節手段をさらに制御することもできる。
上記所定の露光時間は、手ブレ限界の露光時間としてもよい。
本発明による画像処理プログラムは、所定範囲の中で最低の第1の撮像感度に設定された撮像手段によって閃光装置を用いて撮影された第1の画像のデータと、手ブレ限界の露光時間で夜景を適正露出にする第2の撮像感度に設定された撮像手段によって閃光装置を用いずに撮影された第2の画像のデータとを、対応する画素データを足し合わせるように合成する処理をコンピュータ装置で実行することを特徴とする。
本発明による電子スチルカメラは、被写体像を撮像する撮像手段と、主要被写体を照明する閃光装置を用いる撮影時の撮像感度を所定範囲の中で最低値に設定する感度制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明による電子スチルカメラでは、夜景を背景とする撮影画像のノイズを抑え、高品位の画像を得ることができる。
本発明による画像処理プログラムでは、夜景を背景とする高品位の画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による電子スチルカメラのブロック図である。電子スチルカメラを制御するCPU18は、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づいて制御信号を各ブロックへ出力する。撮像素子10は、CCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子10は、撮影レンズ(不図示)を通過した被写体光による像を撮像し、撮像信号をアナログ信号処理回路11へ出力する。撮像素子10は、ドライバ16からの駆動信号によって所定の動作タイミングで駆動される。ドライバ16は、タイミングジェネレータ17で生成されるタイミング信号によって駆動される。
アナログ信号処理回路11は、アナログ撮像信号に対してゲインコントロール、雑音除去等のアナログ処理を施し、アナログ処理後の信号をA/D変換回路12へ出力する。A/D変換回路12は、アナログ撮像信号をディジタル信号に変換する。アナログ信号処理回路11およびA/D変換回路12は、タイミングジェネレータ17で生成されるタイミング信号によってそれぞれの動作タイミングが制御される。
電子スチルカメラは、撮像感度を所定の範囲内で変更可能に構成されている。撮像感度とは、撮像素子10の各画素に蓄積される信号電荷を検出する感度、もしくはアナログ信号処理回路11内の増幅回路のゲインを変化させる被制御量のことをいう。撮像感度は、相当するISO感度値で示される。
ASICなどで構成される画像処理回路13は、ディジタル変換後の信号に所定の画像処理を行う。画像処理は、輪郭補償処理、ガンマ補正処理、ホワイトバランス(WB)調整処理を含む。バッファメモリ19は、画像処理回路13によって信号処理される前の画像データや信号処理された後の画像データを一時的に格納する。圧縮回路14は、バッファメモリ19に格納されている画像データをJPEGなどの形式で圧縮する圧縮処理、圧縮処理後のデータを伸長する伸長処理を行う。圧縮処理や伸長処理が行われた画像データも、バッファメモリ19内に格納される。
表示画像作成回路20は、バッファメモリ19に一時格納されている画像データを用いてモニタ21に表示するための表示画像データを生成し、生成した表示画像データを表示モニタ21へ出力する。表示モニタ21は、LCDなどで構成され、入力された表示画像データによる再生画像を表示する。
記録媒体27は、電子スチルカメラに着脱可能なフラッシュメモリなどによって構成される。記録媒体27は、バッファメモリ19に格納されている画像データを記録する。
半押しスイッチ28は、不図示のレリーズボタンの押下げ操作に連動して半押し操作信号をCPU18へ出力する。レリーズスイッチ29は、レリーズボタンの押下げ操作に連動して全押し操作信号をCPU18へ出力する。メインスイッチ22は、電源オン/オフを切換えるための操作信号をCPU18へ出力する。モードスイッチ30は、閃光装置の動作モード切換え操作に応じて、少なくとも夜景を背景とする撮影モードのオン/オフを切換えるための操作信号をCPU18へ出力する。
CPU18は、電子スチルカメラに撮影レンズ(不図示)が装着されると、レンズ通信回路23を介して撮影レンズ側のCPUと通信を行うように構成されている。レンズに設定されている絞り値や距離環などの情報がCPU18に送信される。CPU18はさらに、電子スチルカメラに閃光装置(不図示)が装着されると、閃光装置通信回路24を介して閃光装置側のCPUと通信を行うように構成されている。閃光装置のガイドナンバなどの情報がCPU18に送信される。閃光装置は、CPU18から閃光装置通信回路24を介して送信される発光タイミングおよび発光量を示す制御信号に基づいて、所定の光量で発光するように構成されている。
測光回路25は、被写体光量を検出して被写体輝度を算出し、算出結果をCPU18へ出力する。焦点検出装置26は、撮影レンズによる焦点検出状態を検出し、検出情報をCPU18へ送出する。
上述した電子スチルカメラは、夜景を背景とする撮影モードがオンにされると、閃光装置を発光させるフラッシュ撮影と閃光装置を発光させないフラッシュオフ撮影とを続けて行う。夜景を背景とする撮影モードがオフにされると、閃光装置を発光させるフラッシュ撮影および閃光装置を発光させないフラッシュオフ撮影のうち、いずれか一方の撮影を行う。撮影時に閃光装置を発光させるか否かは、モードスイッチ30により設定されている閃光装置の動作モードによって決定される。
本発明は、夜景を背景とする撮影モードにおける撮影、すなわち、一度の撮影開始指示に応じてフラッシュ撮影およびフラッシュオフ撮影を続けて行うとともに、それぞれの撮影時に必要最低限の撮像感度にすることに特徴を有する。
CPU18で行われる撮影処理の流れについて、図2のフローチャートを参照して説明する。CPU18は、夜景を背景とする撮影モードに設定された状態で、半押しスイッチ28から半押し操作信号が入力されると図2による処理を開始する。なお、モードスイッチ30による閃光装置の動作モード設定は、あらかじめ図2による処理と別に行われている。
図2のステップS11において、CPU18は、シャッターボタン(レリーズボタン)が押下される、すなわち、レリーズスイッチ29から全押し操作信号が入力されると、ステップS12へ進む。ステップS12において、CPU18は、焦点検出装置26から入力される焦点検出情報に基づいて、主要被写体である人物までの測距処理を行い、ステップS13へ進む。測距値は、フォーカスレンズを合焦位置へ移動させる際のレンズ駆動量の演算や露出演算に使用される。
ステップS13において、CPU18は、最低設定感度において人物に適正露光を与えられるか否かを判定する。最低設定感度は、電子スチルカメラに設定できる撮像感度の最低値であり、本実施形態ではISO50相当である。CPU18は、閃光装置のガイドナンバおよび測距値を用いて露出演算を行い、設定されているシャッタ速度(たとえば、1/60秒)および設定されている絞り値で主要被写体が適正露出となる場合にステップS13を肯定判定し、ステップS14へ進む。ステップS14において、CPU18は、撮像感度を最低値のISO50相当に設定し、ステップS17へ進む。
一方、CPU18は、主要被写体が適正露出とならない場合(主として閃光装置による発光量が不足する場合)にステップS13を否定判定し、ステップS15へ進む。ステップS15において、CPU18は、主要被写体を適正露出にするために最低限必要な撮像感度を算出し、ステップS16へ進む。ステップS16において、CPU18は、撮像感度をステップS15で算出した値に高める設定を行い、ステップS17へ進む。
ステップS17において、CPU18は、閃光装置を発光させてフラッシュ撮影を行う。具体的には、撮影レンズ内のフォーカスレンズ(不図示)を主要被写体に対応する合焦位置へ移動させ、ドライバ16に電荷蓄積開始を指示し、閃光装置通信回路24を介して閃光装置へ発光指示を送信し、電荷蓄積を開始してから経過した時間がシャッター速度に対応する時間(この場合は1/60秒)に達すると、ドライバ16に電荷蓄積終了を指示する。CPU18はさらに、ドライバ16に対して電荷読み出し(吐き出し)を指示してステップS18へ進む。これにより、バッファメモリ19にフラッシュ撮影による画像データ(画像1とする)が格納される。
図3は、画像1を説明する図である。図3において、主要被写体である人物11は、閃光装置からのフラッシュ光が照射され、適正に露光されている。背景の街灯12および建物13は、露光アンダーになっている。
図2のステップS18において、CPU18は、撮像感度を夜景露光用の値(たとえば、ISO400相当)に設定し、ステップS19へ進む。夜景露光用の撮像感度値は、あらかじめCPU18内に格納されている。なお、測光回路25から入力される輝度情報に基づいて露出演算を行い、夜景露光用の撮像感度を決定してもよい。
ステップS19において、閃光装置を発光させないフラッシュオフ撮影を行う。具体的には、撮影レンズ内のフォーカスレンズ(不図示)を無限遠に対応するフォーカス位置へ移動させ、ドライバ16に電荷蓄積開始を指示し、電荷蓄積を開始してから経過した時間がシャッター速度に対応する時間(たとえば、1/4秒)に達すると、ドライバ16に電荷蓄積終了を指示する。CPU18はさらに、ドライバ16に対して電荷読み出し(吐き出し)を指示してステップS20へ進む。これにより、バッファメモリ19にフラッシュオフ撮影による画像データ(画像2とする)が格納される。
図4は、画像2を説明する図である。図4において、主要被写体である人物11は、フラッシュ光が照射されないので露光アンダーになっている。背景の街灯12は、ランプ部分が夜景撮影として適正に露光されている。背景の建物13についても、夜景撮影として適正に露光されている。
図2のステップS20において、CPU18は、画像1および画像2を合成してステップS21へ進む。2つの画像の合成処理は、両画像間で対応する画素データをそれぞれたし合わせることによって行う。
図5は、合成処理後の画像を説明する図である。図5において、主要被写体である人物11は、画像1による画素データによって適正露光が得られている。背景の街灯12および建物13は、それぞれ画像2による画素データによって夜景撮影として適正に露光されている。画像1および画像2間で共通に露光アンダーの部分は、画素データをたし合わせた後も露光アンダーである。
図2のステップS21において、CPU18は、合成処理後の画像データについて所定の画像処理および圧縮処理を行うように指示し、処理後の画像データをファイルとして記録媒体27に記録し、図2による処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子スチルカメラは、一度の撮影開始指示(ステップS11)に応じて、閃光装置を発光させるフラッシュ撮影(ステップS17)、および閃光装置を発光させないフラッシュオフ撮影(ステップS19)を続けて行うようにした。この結果、撮影するたびに閃光装置の発光/非発光の設定を変えて2回のレリーズ操作を行うことなしに、フラッシュ撮影画像およびフラッシュオフ撮影画像をそれぞれ得ることができる。
(2)フラッシュ撮影時において、主要被写体である人物11が適正に露光される最低限の撮像感度を設定した(ステップS14、ステップS15およびステップS16)。一般に、撮像素子10の感度を高く設定するとノイズによる画質劣化が生じやすくなる。これに対して本実施形態では、最低限の撮像感度に設定するようにしたのでノイズの影響を極力抑えることができ、人物11に関して高品位の画像を得ることができる。
(3)フラッシュオフ撮影時において、手ブレが問題とならない露光時間(たとえば、1/4秒)で背景となる夜景が適正に露光されるように、撮像感度をISO400相当に高める設定をした(ステップS18)。フラッシュオフ撮影時の撮像感度S(OFF)は、フラッシュ撮影時の撮像感度S(ON)、手ブレ限界の露光時間Limit,および撮像感度S(ON)で夜景の適正露光に必要な時間Tを用いて次式(1)で算出される。
S(OFF)=S(ON)×T/Limit (1)
たとえば、Limitを1/4秒、Tを2秒、S(ON)をISO50相当とすれば、S(OFF)=50×8=400(ISO)相当が得られる。夜景露光時の手ブレを軽減できる上に、主要被写体である人物11は露光アンダーなので、人物11に重畳するノイズが目立たない。
(4)フラッシュ撮影による画像1(図3)のデータと、フラッシュオフ撮影による画像2(図4)のデータとを対応する画素ごとにそれぞれたし合わせて合成した(図5)ので、主要被写体である人物11、および背景となる夜景12、13に関して適正露光が得られる。いわゆるスローシンクロ撮影の場合と同様の作画効果が得られるが、従来のスローシンクロ撮影画像に比べて、主要被写体に重畳されるノイズが少ない上に、背景となる夜景の手ブレも生じにくく、高品位の画像を得ることができる。
(5)フラッシュオフ撮影時(ステップS19)に、撮影レンズ内のフォーカスレンズ(不図示)を無限遠に対応する位置へ移動させるようにしたので、背景にピントを合わせて撮影することができる。
上述した説明では、閃光装置を発光させるフラッシュ撮影を行った後に、閃光装置を発光させないフラッシュオフ撮影を行うようにしたが、撮影順序を逆にしてもよい。
電子スチルカメラは、閃光装置を内蔵するカメラであっても、外付けの閃光装置を使用するタイプのカメラでもいずれでもよい。
フラッシュオフ撮影時(ステップS19)のフォーカス調節位置は、無限遠に対応するフォーカス位置へ移動させずに、フラッシュ撮影時(ステップS17)の主要被写体に対応するフォーカス位置のままにしてもよい。
フラッシュオフ撮影時(ステップS19)のフォーカス調節位置を、無限遠に対応するフォーカス位置、および主要被写体に対応するフォーカス位置のいずれかに選択できるようにしてもよい。
上記電子スチルカメラは、フラッシュ撮影による画像1(図3)のデータと、フラッシュオフ撮影による画像2(図4)のデータとを合成し、合成処理後の画像(図5)のデータを記録媒体27に記録するようにした。この代わりに、画像1(図3)のデータと、フラッシュオフ撮影による画像2(図4)のデータとをそれぞれ記録媒体27に記録してもよい。この場合には、画像データによる画像の再生表示を行う画像再生装置(画像処理装置)で、フラッシュ撮影による画像1のデータと、フラッシュオフ撮影による画像2のデータとを合成させる(ステップS20に相当)とよい。
上述したステップS20による処理、およびステップS21による処理を行う画像処理プログラムをパソコンなどに実行させることによって、画像再生装置(画像処理装置)を構成してもよい。
一度の撮影開始指示に応じてフラッシュ撮影とフラッシュオフ撮影とを続けて行うようにしたが、スローシンクロ撮影と同様の作画を必要としない場合には、主要被写体である人物11を適正に露光するように最低限の撮像感度を設定し、フラッシュ撮影のみを行ってもよい。最低限の撮像感度に設定することでノイズの影響を極力抑え、人物11に関して高品位の画像を得ることができる。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。撮像手段は、たとえば、撮像素子10およびアナログ信号処理回路11によって構成される。感度制御手段、撮影制御手段および演算手段は、たとえば、CPU18によって構成される。測距手段およびフォーカス調節手段は、たとえば、焦点検出装置26およびCPU18によって構成される。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による電子スチルカメラのブロック図である。 CPUで行われる撮影処理の流れを説明するフローチャートである。 フラッシュ撮影された画像を説明する図である。 フラッシュオフ撮影された画像を説明する図である。 合成処理後の画像を説明する図である。
符号の説明
10…撮像素子
11…アナログ信号処理回路
18…CPU
19…バッファメモリ
24…閃光装置通信回路
25…測光回路
26…焦点検出装置
29…レリーズスイッチ
30…モードスイッチ

Claims (6)

  1. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    主要被写体を照明する閃光装置を用いる撮影時の撮像感度を所定範囲の中で最低の第1の撮像感度に設定するとともに、前記閃光装置を用いない撮影時の撮像感度を所定の露光時間で夜景を適正露出にする第2の撮像感度に設定する感度制御手段と、
    一度の撮影指示に応じて、前記閃光装置を用いる撮影と前記閃光装置を用いない撮影とを続けて行うように、前記撮像手段および前記感度制御手段をそれぞれ制御する撮影制御手段とを備えることを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 請求項1に記載の電子スチルカメラにおいて、
    前記主要被写体までの距離を検出する測距手段と、
    前記測距手段による測距値および前記閃光装置のガイドナンバーを用いて露出演算を行う演算手段とをさらに備え、
    前記感度制御手段は、前記演算手段によって演算され、前記主要被写体を適正露出にするために必要な最低の撮像感度を前記第1の撮像感度とすることを特徴とする電子スチルカメラ。
  3. 請求項1または2に記載の電子スチルカメラにおいて、
    撮影レンズのフォーカス調節を行うフォーカス調節手段をさらに備え、
    前記撮影制御手段は、前記閃光装置を用いる撮影時のフォーカス位置を前記主要被写体に対応させるとともに、前記閃光装置を用いない撮影時のフォーカス位置を前記主要被写体および無限遠のいずれか一方に対応させるように、前記フォーカス調節手段をさらに制御することを特徴とする電子スチルカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電子スチルカメラにおいて、
    前記所定の露光時間は、手ブレ限界の露光時間であることを特徴とする電子スチルカメラ。
  5. 所定範囲の中で最低の第1の撮像感度に設定された撮像手段によって閃光装置を用いて撮影された第1の画像のデータと、手ブレ限界の露光時間で夜景を適正露出にする第2の撮像感度に設定された前記撮像手段によって前記閃光装置を用いずに撮影された第2の画像のデータとを、対応する画素データを足し合わせるように合成する処理をコンピュータ装置で実行することを特徴とする画像処理プログラム。
  6. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    主要被写体を照明する閃光装置を用いる撮影時の撮像感度を所定範囲の中で最低値に設定する感度制御手段とを備えることを特徴とする電子スチルカメラ。
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