JP2005085568A - 光電複合通信システム、その光電複合接続ケーブル、その光電複合分岐装置、および、その光電複合変換装置 - Google Patents

光電複合通信システム、その光電複合接続ケーブル、その光電複合分岐装置、および、その光電複合変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 構築・変更が容易な光電複合通信システムを提供する。
【解決手段】 電源線および光ファイバを略同軸に設けた光電複合接続ケーブル600のケーブル部の両端に設けた光電複合プラグ部に、電源線に通電可能な一対の電源端子と、光ファイバに接続する光プラグを設ける。広帯域分岐カプラなどにて光信号を他の光コネクタに分岐する光電複合分岐装置400および光電複合コンセント500、外部通信信号を光信号に変換するインターフェース装置300、商用交流電源を受給するとともに光信号を電気多重化あるいは電気信号を光信号に変換する光電複合変換装置230に、光電複合接続ケーブル600の電源端子が接続する電源端子受け金具および光プラグが接続する光コネクタを設け、それぞれ光電複合接続ケーブル600にて接続可能とし、枝分かれ状に光電複合通信システム100を構築する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力を供給しつつ信号の送受信が可能な光電複合通信システム、その光電複合接続ケーブル、その光電複合分岐装置、および、その光電複合変換装置に関する。
従来、例えばホームネットワークシステムなどとして、光ファイバなどの信号線を家屋内に配線し、各部屋に配設した端末装置により信号を送受信させるシステムが知られている。このシステムは、信号線にテレビなどの放送受信器やパーソナルコンピュータなどの端末装置を接続し、端末装置で映像出力させたり、インターネットを利用したり、LAN(Local Area Network)にて信号を送受信させたりするなどを可能としている(例えば、非特許文献1、特許文献1および特許文献2)。
また、電力を供給するための電源線を配線する作業を考慮し、電源線と信号線とを一体化して複合ケーブルとして屋内に配線し、商用交流電力を供給するための端子とともに、信号線に接続され信号を送受信する端子を一体的に設けた複合コンセントを用い、電力や信号を各部屋の端末装置にて取得する構成も知られている(例えば、特許文献3および特許文献4参照)。
非特許文献1に記載のものは、各種アンテナにて受信した放送信号や電話回線を、配信盤に集約させて分配するスター型のシステムである。配信盤には、各種アンテナが接続されるとともに電話線が接続され、放送信号や電話回線を集約する。そして、この配信盤から放射状に各部屋に信号線を配線し、この信号線の末端に各種端末装置が信号を取得可能に接続するための各種ソケットを複数有した複合コンセントを接続している。
特許文献1に記載のものは、屋外からの光ファイバなどから分岐された光引き落とし線を屋内に引き込み、適宜光分岐カプラを用いて適宜分岐させ、屋内に配管したチューブ内に分岐した複数の光ファイバを配線し、適宜各部屋に引き込む。この引き込んだ光ファイバから信号を端末装置により取得したり、光ファイバに光カプラを設けて分岐された信号を端末装置により取得したりして、端末装置で適宜信号処理可能とする構成が採られている。
特許文献2に記載のものは、各種アンテナから取得した放送信号を伝送する光ファイバなどの信号線と、商用交流電源とを混合器に集約させる。そして、この混合器から電源ケーブルおよび信号線を一体的に設けた光電複合ケーブルを屋内に配設し、光電複合ケーブルに光分岐器を備えた光電複合分岐器を適宜設けて各部屋に分配し、末端に電源ケーブルに接続する端子および信号線に接続する端子を有する複合コンセントを設け、電力や信号を取得可能としている。
特許文献3および特許文献4に記載のものは、光ファイバおよび電源線を一体的に設けた複合ケーブルの一端に、光ファイバの端部に接続する光フェルールと、電源線の端部に接続する電源端子とを有したプラグを設ける。そして、屋内などに配設され電源線の端部が接続されるコンセントの端子に電源端子と、配設された光ファイバの端部が接続する光フェルールとを備えた複合コンセントにプラグを着脱可能に取り付けることで、信号や電力を取得可能としている。
http://www.mew.co.jp/press/0206/0206-2.htm(2003年5月20日) 特開平5−346511号公報(第4頁右欄−第8頁左欄、図1〜図4) 特開平9−224241号公報(第3頁、図1〜図4) 特開平7−13043号公報(第3頁左欄−第4頁右欄、図1) 特開2002−216883号公報(第2頁右欄−第4頁右欄、図1、図2)
ところで、非特許文献1や特許文献1に記載のように、国内でのネットワーク構築が進むにつれて屋内に電源線を配線する他に信号線を別途配線することは配線作業が煩雑となる。このことから、特許文献3や特許文献4に記載のような複合ケーブルなどを用い、特許文献2に記載のように、電源線と信号線とを一体的に配線することも考えられる。
しかしながら、特許文献2に記載のように電源線と信号線とを光電複合ケーブルにて一体的に配線し、光電複合ケーブルに光電複合分岐器を設けて複数の部屋に光電複合ケーブルを分岐させて末端に光電複合コンセントを設け、各部屋で電力および信号を取得可能とする構成としても、新たに分岐させたり光電複合コンセントを設けることが困難である。すなわち、例えば配線されていない部屋や1つの部屋でもさらに複数の光電複合コンセントを設けたい場合など、家屋の構造体内に配設した光電複合ケーブルを露出させ、この露出させた光電複合ケーブルに新たに光電複合分岐器を設けて光電複合ケーブルを分岐させ、光電複合コンセントを設けて光電複合ケーブルを再び家屋の構造体内に埋設させるなどの作業が必要となり、極めて煩雑な作業が要求される。
特に、電源線と信号線とが一体化した光電複合ケーブルに、新たに光電複合分岐器を設けるためには電力を分岐させる技術および知識の他、信号線を分岐させる技術および知識が必要となり、分岐作業が困難であるなどの問題がある。
本発明の目的は、構築・変更が容易な光電複合通信システム、その光電複合接続ケーブル、その光電複合分岐装置、および、その光電複合変換装置を提供することである。
本発明の光電複合通信システムは、電源端子および光信号が入力可能な光端子を備えた光電複合プラグ部、前記光電複合プラグ部の電源端子間を通電可能に接続する一対の電源線および前記光電複合プラグ部の光端子間に光を伝送するための光ファイバを備えた光電複合接続ケーブルと、前記光電複合プラグが電気的かつ光的に接続される複数の光電複合コネクタ、および、いずれか1つの光電複合コネクタに入力された電源および光信号を他の光電複合コネクタに分岐する電源および光信号の分岐部を備えた光電複合分岐装置と、前記光電複合プラグに電気的かつ光的に接続される複数の光電複合コネクタ、電源が供給される電源線接続ターミナル、電気信号が入出力可能な電気信号入出力端子、および、前記光電複合コネクタに入力された光信号を電気信号に変換して前記電気信号入出力端子へ出力するとともに前記電気信号入出力端子に入力された信号を光信号に変換して前記光電複合コネクタへ出力する光電変換部を備え、電源線と光信号とを複合して光電複合コネクタに接続する機能を有した光電複合変換装置と、を具備し、前記光電複合変換装置の前記電気信号入出力端子が互いに電気的に接続され、これら光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置が前記光電複合接続ケーブルにより相互に接続されたことを特徴とする。
この発明では、一対の電源線および光ファイバを設けた光電複合接続ケーブルに設けた光電複合プラグ部に、電源線に通電可能に接続された電源端子および光ファイバに光信号が伝送可能に接続された光端子を設ける。そして、分岐部にて電源および光信号を他の光電複合コネクタに分岐する光電複合分岐装置、および、電源が供給され光信号を電気信号に変換および電気信号を光信号に変換する光電複合変換装置に、光電複合接続ケーブルの光電複合プラグ部が電気的かつ光的に接続される光電複合コネクタを設け、光電複合接続ケーブルにより光電複合分岐装置および光電複合変換装置を相互に接続する。
この接続により、光電複合変換装置から光電複合接続ケーブルを介して光電複合分岐装置に電力が供給可能となるとともに、相互間で光信号の送受信が得られるネットワークが容易に構築される。そして、各接続が同一構成であることから、光電複合接続ケーブルおよび光電複合分岐装置にて分岐増設や縮小化が光電複合接続ケーブルの着脱にて容易に得られ、電源を供給しつつ信号が送受信可能な所望の構成のネットワークが容易に構築される。
そして、本発明では、前記光電複合分岐装置は、前記光電複合接続ケーブルが着脱可能に接続された構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合分岐装置に光電複合接続ケーブルの接続状態を着脱可能な構成とする。このことにより、光電複合変換装置および光電複合分岐装置の光電複合接続ケーブルによる相互の接続および分岐が容易に得られる。
また、本発明では、任意の外部通信信号を所定の光信号に変換するインターフェース装置を具備し、前記光電複合接続ケーブルにより、前記インターフェース装置と前記光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置とが相互に接続可能に構成された構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合接続ケーブルにより、任意の我部通信信号を所定の光信号に変換するインターフェース装置と光電復号変換装置および光電複合分岐装置とを互いに接続する。このことにより、例えばアンテナにて取得する放送信号の電気信号、ケーブルテレビジョンから取得する電気信号、電話回線網に対応する電話信号の電気信号およびインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークに対応するネットワーク信号の電気信号など、電力を供給するとともに受信可能とするネットワーク構成として、各種信号を確実に受信させることが容易に得られる。
さらに、本発明では、前記インターフェース装置は、外部より入力される外部通信信号を電気信号に変換するとともに電気信号を外部信号に変換する機能と、外部通信信号を光信号に変換して前記光電複合コネクタに出力するとともに前記光電複合コネクタに入力される光信号を外部信号に変換して任意の外部通信手段と相互通信する機能と、を備えた構成とすることが好ましい。
この発明では、インターフェース装置として、外部より入力される外部通信信号を電気信号に変換するとともに電気信号を外部信号に変換する機能と、外部通信信号を光信号に変換して光電複合コネクタに出力するとともに光電複合コネクタに入力される光信号を外部信号に変換して任意の外部通信手段と相互通信する機能とを設ける。このことにより、各種外部通信信号の確実な送受信を可能とするネットワーク構成が簡単な構成で容易に得られ、汎用性の向上が容易となる。
そして、本発明では、前記インターフェース装置の光電変換部は、前記光電複合変換装置の光電変換部と同一である構成とすることが好ましい。
この発明では、インターフェース装置の光電変換部として光電複合変換装置の光電変換部と同一の構成とする。このことにより、共用が図れ、製造性の向上やコストの低減が容易に図れるとともに、光電複合変換装置にてインターフェース装置を代用させることも可能となり、ネットワーク構成の構築自由度が向上する。
さらに、本発明では、前記光電変換部は、電気信号として入力される通信信号を、前記光電複合コネクタから入力される光信号とは異なる波長の光信号として出力する構成とすることが好ましい。
この発明では、光電変換部により、電気信号として入力される通信信号を、光電複合コネクタから入力される光信号とは異なる波長の光信号として出力させる。このことにより、入力する通信信号と入力される光信号との間で電気信号や光信号が影響し合って誤送受信が生じることが容易に防止される。
また、本発明では、前記光電複合コネクタは、商用交流電源が供給される電源コンセントに接続可能な互換形状に構成された構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合コネクタとして、商用交流電源が供給される電源コンセントに接続可能な互換形状とする。このことにより、例えば電気機器の電源コードを接続して単に電力供給させることも可能となり、汎用性が向上する。
さらに、本発明では、前記光電複合接続ケーブルの光電複合プラグは、対をなす電源端子の中間に位置して前記光端子が配設され、前記光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置の光電複合コネクタは、対をなす電源端子の中間に位置して光信号の受け部が配設された構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合接続ケーブルの光電複合プラグとして、対をなす電源端子の中間に位置して光端子を配設し、光電複合変換装置および光電複合分岐装置の光電複合コネクタとして、対をなす電源端子の中間に位置して光端子の受け部を配設している。このことにより、光端子および光端子の受け部が電源端子に囲まれる状態となり、簡単な構成で保護される状態が得られ、構成の簡略化が容易に図れる。
そして、本発明では、前記複数の光電複合変換装置は、漏洩遮断器を介して電源線接続ターミナルに電力が供給される構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合変換装置の電源線接続ターミナルに、漏洩遮断器を介して電力を供給させる。このことにより、例えば光電複合接続ケーブルを介して光電複合分岐装置およびインターフェース装置を接続する状態が不良であったり、光電複合変換装置、光電複合分岐装置およびインターフェース装置が損傷したり、接続する電気機器が損傷するなどにより、電力の漏洩や短絡などが生じるような場合では漏洩遮断器にて電力供給が遮断されるので、良好な電力供給が容易に得られる。
さらに、本発明では、前記複数の光電複合変換装置は、漏洩遮断器とともに一体的に容器内に収容された構成とすることが好ましい。
この発明では、複数の光電複合変換装置を漏洩遮断器とともに一体的に容器内に収容する。このことにより、例えばインターフェース装置や電気機器からの電気信号が変換された光信号を集約し、光電複合分岐装置にて適宜分岐・多重しつつ、電源を供給するとともに送受信させる構成が一体的となり、ネットワーク構築が容易となる。
また、本発明では、前記光電複合接続ケーブルを介した接続状態、または電力を供給する電気機器の接続状態を検出する接続状態検出手段を具備した構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合接続ケーブルによる例えば光電複合変換装置、光電複合分岐装置あるいはインターフェース装置の接続状態や、電力を供給する電気機器の接続状態を検出する接続状態検出手段を設ける。このことにより、電力を供給しつつ送受信可能とするネットワークの確実な構築が得られる。
さらに、本発明では、前記接続状態検出手段は、接続状態として接続されていないことを認識すると前記光電複合変換装置の電源線接続ターミナルへの電力の供給を通電・遮断する電力通電・遮断手段を備えた構成とすることが好ましい。
この発明では、接続状態として接続されていないことを認識すると、電源線接続ターミナルへの電力の供給を遮断する遮断手段を接続状態検出手段に設ける。このことにより、例えばリレー回路などの簡単な構成を設けることで、確実に接続不良などの防止や電力を供給する電気機器の非接続状態における不要な電力供給などが防止される。
そして、本発明では、前記電力通電・遮断手段は、前記光電複合変換装置への受信に基づき、所定の時間内に前記光信号が受信された場合に通電し、所定の時間内に前記光信号が受信されない場合に電力を遮断する構成とすることが好ましい。
この発明では、電力通電・遮断手段は、光電複合変換装置への受信に基づき、所定の時間内に光信号を受信する場合は通電し、所定の時間内に光信号を受信できない場合に電力を遮断させる。このことにより、確実に電源を供給しつつ信号を送受信するネットワークの構築が得られる。
また、本発明では、前記接続状態検出手段は、前記光電複合接続ケーブルの光電複合プラグ部の電源端子が設けられた面に一対設けられた接続端子と、前記光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置の光電複合コネクタが設けられた面に設けられ前記接続端子が着脱可能に電気的に接続する一対の端子受け部と、前記光電複合変換装置に設けられ前記端子受け部間に電圧を印加する検出電圧印加部と、前記光電複合変換装置の端子受け部間の電圧値に基づいて前記電源線接続ターミナルへの電力供給を遮断する遮断手段と、を具備した構成とすることが好ましい。
この発明では、光電複合接続ケーブルの光電複合プラグ部の電源端子が設けられた面に一対設けた接続端子が、光電複合変換装置および光電複合分岐装置の各光電複合コネクタが設けられた面の一対の端子受け部に着脱可能に電気的に接続することで、光電複合変換装置に設けた検出電圧印加部により光電複合変換装置の端子受け部間に電圧を印加させ、遮断手段により端子受け部間の電圧値に基づいて電源線接続ターミナルへの電力供給を遮断させる。このことにより、簡単な構成で確実な接続不良の防止や電力を供給する電気機器の非接続状態における不要な電力供給の防止などが容易に得られる。
さらに、本発明では、前記検出電圧印加部は、前記光電複合変換装置に供給される電力を用いる構成とすることが好ましい。
この発明では、検出電圧印加部による電圧の印加として、光電複合変換装置に供給する電力を用いる。このことにより、別途電源を設ける必要がなく、接続不良や非接続状態時の不要な電力供給の防止などが簡単な構成で容易に得られる。
また、本発明の光電複合通信システムは、電源線が接続され電力を供給するとともに光信号を受信して送信する光電複合変換装置を備え、少なくとも電気信号を光信号に変換して出力するインターフェース装置および電気機器が前記電力を受給可能で前記光信号を送受信可能に接続される光電複合分岐装置が、前記光電複合変換装置に電力を供給させる電源線および光信号を伝送可能な光ファイバを略同軸上に設けた光電複合接続ケーブルにより接続される光電複合通信システムであって、前記光電複合変換装置、前記インターフェース装置および前記光電複合分岐装置の前記光電複合接続ケーブルによる接続状態を検出し、接続されていないことを認識すると前記光電複合変換装置に接続される電源線の接続状態を開成する接続状態検出手段を備えたことを特徴とする。
この発明では、電源線が接続され電力を供給するとともに光信号を受信して送信する光電複合変換装置、少なくとも電気信号を光信号に変換して出力するインターフェース装置、および、電気機器が電力受給可能で光信号を送受信可能に接続される光電複合分岐装置が、電源線および光ファイバを略同軸上に設けた光電複合接続ケーブルにより接続される接続状態を、接続状態検出手段により検出する。そして、接続状態検出手段は接続されていないことを認識すると光電複合変換装置に接続される電源線の接続状態を開成させる。このことにより、供給する電力の漏洩や短絡などを確実に防止するとともに、光信号による確実な送受信が得られ、電力を供給するとともに信号を送受信可能な良好なネットワーク構築が得られる。
本発明の光電複合接続ケーブルは、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられることを特徴とする。
この発明では、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられるものである。このことにより、動作の異なる光電複合変換装置および光電複合分岐装置さらにはインターフェース装置を、1種類で相互に接続して電力を供給するとともに信号を送受信可能なネットワーク構造の光電複合通信システムの構築が簡単な構成で容易に得られる。
本発明の光電複合分岐装置は、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられることを特徴とする。
この発明では、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いるものである。このことにより、光電複合変換装置からの電力の供給および光信号の送受信可能な接続状態が光電複合変換装置から枝分かれ状のネットワーク構造で光電複合通信システムが構築され、光電複合通信システムの構築が容易となるとともに、増設や縮小化などの光電複合通信システムの構造変更も容易となる。
本発明の光電複合変換装置は、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられることを特徴とする。
この発明では、請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられるものである。このことにより、電力を供給するとともに、例えば外部から入力される電気信号および外部と送受信される電気信号が集約されて誤送受信などがなく異なる信号でも適切な通信状態が得られる光電複合通信システムの構築が容易に得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態における光電複合通信システムを図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態において、家屋に構築する構成について説明するが、例えば集合住宅や都市などの地域における光電複合供給するシステム構成などにも適用できる。
図1は、本発明の光電複合通信システムにおける第1の実施の形態に係る概略構成を示す模式図である。図2は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する情報分電装置の光電複合変換装置についての概略構成を示す模式図である。図3は、本実施の形態における光電複合変換装置を示す側面図である。図4は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する光電複合分岐装置についての概略構成を示す模式図である。図5は、本実施の形態における光電複合分岐装置を示す側面図である。図6は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する光電複合コンセントについての概略構成を示す模式図である。図7は、本実施の形態における光電複合コンセントを示す正面図である。図8は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する光電複合接続ケーブルについての概略構成を示す模式図である。図9は、本実施の形態における変換プラグを示す正面図である。
(光電複合通信システムの構成)
図1において、100は光電複合通信システムで、この光電複合通信システム100は、例えば商用交流電源を配電するとともに、各種信号を送受信可能に伝送するシステムである。この光電複合通信システム100は、情報分電装置200と、各種インターフェース装置300と、光電複合分岐装置400と、光電複合分岐装置としての光電複合コンセント500と、光電複合接続ケーブル600と、を備えている。
情報分電装置200は、各種インターフェース装置300や光電複合コンセント500などからの光信号を集約し、商用交流電源とともに配信する。この情報分電装置200は、家屋101の所定の位置に設けられ、容器である情報分電容器201と、漏洩遮断器としての主ブレーカ210と、漏洩遮断器としての複数の副ブレーカ220と、複数の光電複合変換装置230と、を備えている。
情報分電容器201は、例えば絶縁性の合成樹脂などにて前面が開閉可能に箱形状に形成され、家屋101の例えば商用交流電源線202が屋外から引き込まれる位置などに配設される。
主ブレーカ210は、情報分電容器201内に配設され、屋外から引き込まれた商用交流電源線202が接続される。この主ブレーカ210、規定値以上の電流が流れると、電流を遮断する。この主ブレーカ210には、規定値が主ブレーカ210より小さい電流値に設定され規定値以上の電流が流れると電流を遮断する複数の副ブレーカ220が電源線212にて並列に接続されている。そして、副ブレーカ220には、それぞれ光電複合変換装置230が接続されている。これら光電複合変換装置230は、それぞれ電気信号線240にてバス接続されて電気信号を送受信可能となっている。
光電複合変換装置230は、例えば図2に示すように、ケース体231を有している。このケース体231は、例えば絶縁性の合成樹脂などにより略矩形性状に形成されている。そして、ケース体231の一外面には、一対の電源線接続ターミナル232が設けられている。この電源線接続ターミナル232は、例えばケース体231の外面に一連に突設された台座232Aに、導電性のねじ232Bが螺合する図示しない雌ねじを有した導電性の金属板が設けられ、主ブレーカ210あるいは副ブレーカ220からの電源線221が接続可能となっている。
さらに、ケース体231には、電源線接続ターミナル232が設けられた面に、電気信号入出力端子235が設けられている。この電気信号入出力端子235は、他の光電複合変換装置230の電気信号入出力端子235に電気信号線240にてバス接続され、他の光電複合変換装置230と電気信号が入出力可能となっている。
また、光電複合変換装置230のケース体231の他の一外面には、例えば図3に示すように、一般的に利用されている電源コンセントと互換形状すなわち同形状に形成された所定の間隔の一対の電源端子挿入口233が開口形成されている。そして、ケース体231内には、電源端子挿入口233に臨んで電源端子受け部としての導電性の一対の電源端子受け金具234が配設されている。これら電源端子受け金具234は、電源線接続ターミナル232と例えば電源線232Cにて通電可能にそれぞれ接続されている。
さらに、ケース体231には、電源端子挿入口233が開口する面に、一対の電源端子挿入口233間に位置して光信号の受け部としての光コネクタ236が配設されている。この光コネクタ236は、一端に光ファイバ236Aが接続される略円筒状の光フェルール236Bを有している。これら電源端子挿入口233に臨む電源端子受け金具234と光コネクタ236とにて、本発明の光電複合コネクタが構成される。
さらに、光電複合変換装置230のケース体231内には、通信制御回路部237と、光電変換部238と、波長分割多重(Wavelength Division Multiplex:WDM)カプラ239と、が配設されている。
通信制御回路部237は、例えばコンバータなどを備え、電源線232Cから供給される商用交流電源を順変換により制御用の低電圧の直流電力を取得する。なお、通信制御回路部237は、電源線232Cからの商用交流電源から電力を取得する構成に限らず、例えば蓄電池などから電力を取得する構成としたり、別途外部から引き込まれる別の電源線から電力を取得する構成とするなどしてもよい。この通信制御回路部237は、電気信号入出力端子235および光電変換部238に接続され、電気信号入出力端子235から電気信号を取得して多重化状況に対応して処理し光電変換部238へ出力するとともに、光電変換部238から入力される電気信号を多重化された電気信号として電気信号入出力端子235へ出力する。
光電変換部238は、通信制御回路部237およびWDMカプラ239に接続され、通信制御回路部237から出力される電気信号を光信号に変換するE/O変換部238Aと、WDMカプラ239から出力される光信号を電気信号に変換するO/E変換部238Bとを備えている。
WDMカプラ239は、光電変換部238および光コネクタ236に光ファイバ236Aを介してそれぞれ接続され、波長多重により、光ファイバ236Aを介して光電変換部238のE/O変換部238Aから入力される光信号を光ファイバ236Aを介して光コネクタ236へ出力するとともに、光ファイバ236Aを介して光コネクタ236から入力される光信号を光ファイバ236Aを介してO/E変換部238Bへ出力し、双方向通信可能となっている。
各種インターフェース装置300は、外部通信信号である各種信号を光信号に変換するインターフェースである。これらインターフェース装置300としては、例えば図1に示すように、放送信号インターフェース装置310と、CATVインターフェース装置320と、電話インターフェース装置330と、NWインターフェース装置340と、などにて構成される。これらインターフェース装置300は、光電複合変換装置230と同様に構成されている。
すなわち、放送信号インターフェース装置310は、各種アンテナ311にて受信し変換した外部通信信号としての各種放送信号を光信号に変換して出力する。放送信号としては、例えば超短波のVHF(Very High Frequency)を変換したVHF信号や極超短波のUHF(Ultrahigh Frequency)を変換したUHF信号、放送衛星からの信号を変換したいわゆるBS(Broadcasting Satellite)信号などである。この放送信号インターフェース装置310は、光電複合変換装置230と同様に図示しない絶縁性のケース体を有している。このケース体には、一面に光コネクタ236が間に位置する状態に電源端子受け金具234がそれぞれ臨む一対の電源端子挿入口233が開口形成されている。さらに、ケース体には、電源端子挿入口233が開口する一面には、光コネクタ236が配設されている。これら電源端子挿入口233に臨む電源端子受け金具234と光コネクタ236とにて、本発明の光電複合コネクタが構成される。また、ケース体の例えば一面と反対側の面には、各種アンテナ311に接続されたアンテナ線312がそれぞれ接続可能に複数設けられ、各アンテナ311から出力される放送信号がそれぞれ入力される図示しない放送信号入力端子が設けられている。
さらに、ケース体内には、放送信号変換部が配設されている。この放送信号変換部は、放送信号入力端子および光コネクタ236にそれぞれ接続され、入力される電気信号である放送信号をそれぞれ所定の波長の光信号に変換して光コネクタ236の光フェルールへ出力する。なお、変換された光信号には、各放送信号毎で異なる光信号である旨のアドレス情報などのヘッダ情報が放送信号変換部にて付加される。そして、この放送信号変換部は、電源端子受け金具234に接続されて光電複合変換装置230の通信制御回路部237と同様に制御用の低電圧の直流電力を取得可能となっている。
なお、放送信号インターフェース装置310は、アンテナ線312が放送信号入力端子に直接接続されて放送信号を光信号に変換する構成に限らず、例えばアンテナ線312が接続されて所定の電気信号に変換するインターフェースを介して所定の電気信号を放送信号入力端子から入力して光信号に変換する構成とするなどしてもよい。また、変換する光信号としては、各放送信号毎に異なる波長の光信号に変換して波長により放送種別を認識できるようにする構成とするなどしてもよい。
CATVインターフェース装置320は、ケーブルテレビジョン(cable television:CATV)から配信されるCATV信号を光信号に変換して出力する。このCATVインターフェース装置320は、光電複合変換装置230と同様に図示しない絶縁性のケース体の一面に、光電複合変換装置230と同様に、光コネクタ236が間に位置する状態に電源端子受け金具234が臨む一対の電源端子挿入口233が設けられている。また、ケース体の例えば一面と反対側の面には、屋外から引き込まれたCATV線321である同軸ケーブルや光ファイバケーブルが接続可能に設けられ、配信されるCATV信号が入力される。
また、ケース体内には、CATV信号入力端子に接続されたCATV信号変換部が配設されている。このCATV信号変換部は、電源端子受け金具234に接続されて光電複合変換装置230の通信制御回路部237と同様に制御用の低電圧の直流電力を取得可能となっている。そして、CATV信号変換部は、例えば同軸ケーブルを介して入力されるアナログのCATV信号を所定の波長、例えば放送信号インターフェース装置310で変換する波長と同一の波長の光信号に変換したり、光ファイバケーブルを介して入力されるデジタルのCATV信号を同一の波長の光信号に変換したりする。この変換される光信号についても、CATV信号が変換されたものである旨の情報などのヘッダ情報が付加される。なお、変換される光信号は、放送信号インターフェースと異なる波長に変換してよい。
さらに、ケース体内には、CATV信号変換部および光コネクタ236に接続されたWDMカプラが配設されている。同軸ケーブルからのCATV信号が変換された光信号と、光ファイバケーブルからのCATV信号が変換された光信号とを多重化して光コネクタ236へ出力する。
そして、CATVインターフェース装置320は、放送信号インターフェース装置310と同様に、同軸ケーブルや光ファイバケーブルなどが直接接続される構成に限らず、例えばCATV信号をインターフェースを介して所定の電気信号に変換しておき、この電気信号をCATV信号入力端子に入力させて光信号に変換する構成とするなどしてもよい。
電話インターフェース装置330は、電話回線網からの電話信号を光信号に変換するとともに、所定の光信号を電話信号に変換する。この電話インターフェース装置330は、同様、一面に光コネクタ236が間に位置する状態に電源端子受け金具234がそれぞれ臨む一対の電源端子挿入口233が開口形成された図示しない絶縁性のケース体を有している。そして、ケース体の例えば一面と反対側の面には、屋外から引き込まれる電話線331が接続可能に設けられ、電話線331から電話信号が入力されるとともに電話線331へ電話信号を出力する電話信号入出力端子が設けられている。また、ケース体内には、通信制御回路部と、電話信号変換部と、WDMカプラと、が配設されている。
通信制御回路部は、電話信号入出力端子に接続された通信制御回路部が設けられている。この通信制御回路部は、電源端子受け金具234に接続されて光電複合変換装置230の通信制御回路部237と同様に制御用の低電圧の直流電力を取得可能となっている。そして、通信制御回路部は、電話信号入出力端子および電話信号変換部に接続され、電話信号入出力端子から電話信号を取得して適宜処理し電話信号変換部に出力するとともに、電話信号変換部から入力される信号を電話回線網に対応した電話信号に適宜変換して電話信号入出力端子へ出力する。
電話信号変換部は、ケース体内に配設され、通信制御回路部およびWDMカプラに接続されている。この電話信号変換部は、通信制御回路部から出力される電話信号を、例えば放送信号インターフェース装置310やCATVインターフェース装置320と同一の波長でヘッド情報が付加された光信号に変換するT/O変換部と、WDMカプラから出力される光信号を電気的な電話信号に変換するO/T変換部とを備えている。ここで、電話信号から変換する光信号の波長は、電話信号へ変換する光信号の波長と異なる。なお、電話信号変換部は、放送信号インターフェース装置310やCATVインターフェース装置320と異なる波長の光信号に変換してもよい。
WDMカプラは、図示しない光ファイバを介して電話信号変換部から出力される電話信号の光信号と、光コネクタ236から入力される光信号とを多重化し、双方向通信可能としている。
そして、電話インターフェース装置330は、放送信号インターフェース装置310やCATVインターフェース装置320と同様に、電話線が直接接続される構成に限らず、例えば電話信号をインターフェースを介して所定の電気信号に変換しておき、この電気信号を電話信号入出力端子に入力させて光信号に変換する構成とするなどしてもよい。
NWインターフェース装置340は、例えばインターネットなどのネットワーク(network:NW)に各種ネットワーク信号を送受信するための図示しないターミナル装置に各種LANケーブル341などを介して接続され、ネットワークからのネットワーク信号を光信号に変換するとともに、所定の光信号をネットワーク信号に変換する。このNWインターフェース装置340は、同様に、一面に光コネクタ236が間に位置する状態に電源端子受け金具234がそれぞれ臨む一対の電源端子挿入口233が開口形成された図示しない絶縁性のケース体を有している。そして、ケース体の例えば一面と反対側の面には、ターミナル装置からのLANケーブル341などが接続可能に設けられ、LANケーブル341などからネットワーク信号が入力されるとともに、LANケーブル341などへネットワーク信号を出力するNW信号入出力端子が設けられている。また、ケース体内には、通信制御回路部と、NW信号変換部と、WDMカプラと、が配設されている。
通信制御回路部は、光電複合変換装置230と同様に、電源端子受け金具234に電源線を介して接続されて制御用の低電圧の直流電力を取得可能となっている。この通信制御回路部は、NW信号入出力端子およびNW信号変換部に接続され、NW信号入出力端子からNW信号を取得して適宜処理しNW信号変換部に出力するとともに、NW信号変換部から入力されるNW信号を適宜処理してNW信号入出力端子へ出力する。
NW信号変換部は、ケース体内に配設され、通信制御回路部およびWDMカプラに接続されている。このNW信号変換部は、通信制御回路部から出力される電気信号を、例えば放送信号インターフェース装置310やCATVインターフェース装置320、電話インターフェース装置330と同一の波長でヘッド情報が付加された光信号に変換するI/O変換部と、WDMプラグから出力される光信号をNW信号に変換するO/I変換部と、を備えている。このNW信号変換部は、電話信号変換部と同様に、NW信号から変換する光信号の波長をNW信号へ変換する光信号の波長と異なる状態に変換する。なお、NW信号変換部は、放送信号インターフェース装置310やCATVインターフェース装置320などと異なる波長の光信号に変換してもよい。
WDMカプラは、図示しない光ファイバを介してNW信号変換部から出力されるNW信号の光信号と、光コネクタ236から入力される光信号とを多重化し、双方向通信可能としている。
光電複合分岐装置400は、例えば図4および図5に示すように、情報分電装置200の光電複合変換装置230と同様に絶縁性の合成樹脂にて略矩形状に形成された分岐ケース体410を有している。この分岐ケース体410には、光電複合変換装置230と同様に、電源端子受け金具234が臨む対をなす電源端子挿入口233が複数対、例えば3面にそれぞれ一対ずつ設けられている。なお、3面に限らず1面のみあるいは複数の面でもよく、また1面に複数対設けてもよい。そして、各電源端子受け金具234は、分岐ケース体410内に配線された電源線411によりそれぞれ接続されている。さらに、分岐ケース体410には、光電複合変換装置230と同様に、対をなす電源端子挿入口233の間に位置して光コネクタ236がそれぞれ設けられている。
また、分岐ケース体410内には、広帯域分岐カプラ420が配設されている。この広帯域分岐カプラ420は、光コネクタ236にそれぞれ接続され、いずれかの光コネクタ236から入力される光信号を他の光コネクタ236に分岐する。
光電複合コンセント500は、例えば図6および図7に示すように、光電複合分岐装置400と同様に絶縁性の合成樹脂にて略矩形状に形成されたコンセントボックス510を有している。このコンセントボックス510には、光電複合分岐装置400と同様に、電源端子受け金具234が臨む対をなす電源端子挿入口233が複数対、例えば一面に一対、この一面に連続する面となる正面511に3対設けられている。なお、2面に限らず、複数面に設けたり、それぞれの面に複数設けるなど、適宜設定できる。そして、各電源端子受け金具234は、コンセントボックス510内に配設された電源線512によりそれぞれ接続されている。さらに、コンセントボックス510には、光電複合分岐装置400と同様に、対をなす電源端子挿入口233の間に位置して光コネクタ236がそれぞれ設けられている。
また、コンセントボックス510内には、広帯域多分岐カプラ520が配設されている。この広帯域多分岐カプラ520は、光コネクタ236にそれぞれ接続され、いずれかの光コネクタ236から入力される光信号を他の光コネクタ236にそれぞれ分岐する。
光電複合接続ケーブル600は、情報分電装置200の光電複合変換装置230と光電複合分岐装置400、光電複合コンセント500および各種インターフェース装置300との間、光電複合分岐装置400間、光電複合分岐装置400と光電複合コンセント500および各種インターフェース装置300との間などを接続する。この光電複合接続ケーブル600は、例えば図8に示すように、ケーブル部610と、このケーブル部610の両端に一体的に設けられた光電複合プラグ部620と、を備えている。
ケーブル部610は、光ファイバ611と、電源線612とが同軸状に設けられ被覆部材613にて被覆されている。光電複合プラグ部620には、絶縁性の合成樹脂材料にてケーブル部610の端部に一体に形成され、一対の電源端子621が突設されている。これら電源端子621は、各種インターフェース装置300、情報分電装置200の光電複合変換装置230、光電複合分岐装置400および光電複合コンセント500に設けられた電源端子挿入口233間の距離と同距離で一対突設され、電源端子挿入口233に挿入されて電源端子受け金具234に接続可能に形成されている。また、光電複合プラグ部620には、電源端子621間に位置して光プラグ622が設けられている。この光プラグ622は、光フェルール623を有している。そして、光プラグ622は、電源端子621が電源端子挿入口233に挿入された際に、光コネクタ236に接続して光フェルール236B,623が略当接して光信号を伝達可能となるように構成されている。
なお、これら光コネクタ236および光プラグ622の構成については、従来のいずれの構成を利用できる。例えば、光プラグ622の光フェルール623を覆う進退可能な保護部材を設け、光プラグ622が光コネクタ236に接続する際に保護部材が相対的に移動して光フェルール236B,623が略当接するなどの構成を利用することができる。
そして、家屋101の例えば外部から屋内に引き込まれる位置に設置された情報分電装置200の各光電複合変換装置230に光電複合接続ケーブル600の一端が接続され、各光電複合接続ケーブル600が家屋101の壁内や天井、床下などに配線される。この配線された光電複合接続ケーブル600の他端に光電複合分岐装置400が接続され、さらに光電複合分岐装置400にそれぞれ光電複合接続ケーブル600が接続されて枝分かれ状に光電複合接続ケーブル600が配線され、配線先に光電複合コンセント500や各種インターフェース装置300が接続され、図1に示すように、光電複合通信システム100が屋内に設置される。なお、各種インターフェース装置300は、アンテナ線312やCATV線321、電話線331、LANケーブル341などが引き込まれる位置などに設置され、これらインターフェース装置300に光電複合接続ケーブル600および光電複合分岐装置400をつなぎ合わせて情報分電装置200の光電複合変換装置230に接続される。また、光電複合コンセント500は、コンセントボックス510の正面511が例えば家屋101の壁面などに臨んで壁内などに埋設され、同様に光電複合接続ケーブル600および光電複合分岐装置400をつなぎ合わせて情報分電装置200の光電複合変換装置230に接続される。なお、これらの接続部分は、壁内、天井、床下などに配置されるので、各接続端子および接続部分などにカバーなどの塵埃防護手段を設けることが好ましい。
(光電複合通信システムの設置)
次に、上記光電複合通信システム100の設置について説明する。
まず、あらかじめ主ブレーカ210、副ブレーカ220および光電複合変換装置230が組み付けられた情報分電装置200を、家屋101の所定位置に設置し、主ブレーカ210に商用交流電源線211を接続する。また、家屋101の所定の位置に、各インターフェース装置300および光電複合コンセント500を適宜設置する。
そして、情報分電装置200の光電複合変換装置230に光電複合接続ケーブル600をそれぞれ接続し、この光電複合接続ケーブル600の端部に光電複合分岐装置400を接続して光電複合接続ケーブル600を分岐しつつ、光電複合コンセント500に接続する。さらに、各インターフェース装置300を近接する光電複合コンセント500に光電複合接続ケーブル600にて接続し、家屋101に光電複合通信システム100を構築する。
ここで、上述したように、情報分電装置200の光電複合変換装置230、各インターフェース装置300、光電複合分岐装置400および光電複合コンセント500における各電源端子挿入口233および光コネクタ236の形状および配置位置が共通である。このことから、光電複合接続ケーブル600の電源端子621を電源端子挿入口233に挿入して電源端子受け金具234に接続させるとともに、光電複合接続ケーブル600の光プラグ622を光コネクタ236に接続して光フェルール236B,623を略当接させて光信号を伝達可能とする。
これら光電複合接続ケーブル600の接続により、情報分電装置200に供給される商用交流電源が光電複合コンセント500の電源端子受け金具234に供給されるとともに、各インターフェース装置300で取得した各種信号を情報分電装置200に集約してから光電複合コンセント500の光コネクタ236に供給される。
(光電複合通信システムの動作)
次に、上記光電複合通信システム100の動作について説明する。
まず、テレビやラジオなどの受信装置や冷蔵庫や掃除機などの電気機器、電話機、コンピュータなどの電源の供給により動作する図示しない端末装置に設けられた電源コードを光電複合コンセント500に接続する。そして、端末装置の電源コードのプラグが光電複合接続ケーブル600の光電複合プラグ部620と同一構造であれば、端末装置に商用交流電源が供給されるとともに、光電複合コンセント500の光コネクタ236とにて光信号の送受信が可能となる。また、端末装置の電源コードが一般的な一対の電源端子621のみを備えた構成の場合には、商用交流電源のみが供給される。この端末装置では、光電複合通信システム100を利用して光信号の送受信を実施する場合、例えば電源コードが接続されない位置の光コネクタ236に端末装置に設けられた光通信用のケーブル線を接続する。
なお、端末装置の電源コードが一般的な構成の場合、例えば図9に示すような変換プラグ650を用い、この変換プラグ650を光電複合コンセント500に接続してもよい。この変換プラグ650は、電源端子受け金具234が臨む対をなす電源端子挿入口233と、光コネクタ236と同一直線状に位置しないように変位して設けている。すなわち、一般的な電気機器の電源コードのプラグを電源端子挿入口233に挿入可能とするとともに、光コネクタ236に光通信用のケーブル線を接続可能な位置関係とする。また、変換プラグ650の他の面には、情報分電装置200の光電複合変換装置230などの各電源端子挿入口233および光コネクタ236の形状および配置位置に対応して、光電複合接続ケーブル600の光電複合プラグ部620と同様に一対の電源端子621間に光プラグ622が配設されている。
そして、光コネクタ236および光プラグ622が光ファイバ651で接続されるとともに、電源端子受け金具234および電源端子621がそれぞれ電源線652にて接続されている。このことにより、一般的な電源コードおよび光通信用のケーブル線を備えた端末装置でも、変換プラグ650を利用することで、光電複合通信システム100にて商用交流電源が供給されるとともに光信号による送受信が可能となる。
(光電複合通信システムの作用効果)
上述したように、上記第1の実施の形態では、電源線612および光ファイバ611を略同軸上に設けた光電複合接続ケーブル600のケーブル部610の両端に設けた光電複合プラグ部620に、電源線612に通電可能に接続された電源端子621および光ファイバ611に光信号が伝送可能に接続された光プラグ622を設ける。そして、広帯域分岐カプラ420や広帯域多分岐カプラ520にて光信号を他の光コネクタ236に分岐する光電複合分岐装置400や光電複合コンセント500、電気信号を光電変換部にて所定の波長の光信号に変換する各種インターフェース装置300、電力が供給され光信号を電気信号に変換および電気信号を光信号に変換する光電複合変換装置230に、光電複合接続ケーブル600の電源端子621が着脱可能な電気的に接続する電源端子受け金具234が臨む電源端子挿入口233および光プラグ622が着脱可能に接続される光コネクタ236をそれぞれ設けている。このため、光電複合接続ケーブル600が光電複合分岐装置400や光電複合コンセント500、各種インターフェース装置300および光電複合変換装置230のいずれにも接続でき、電力を供給するとともに光信号の送受信が得られる光電複合通信システム100が容易に構築できるとともに、分岐増設や縮小化が光電複合接続ケーブルの着脱により容易にでき、光電複合通信システム100の構成変更が容易にできる。
また、光電複合分岐装置400や光電複合コンセント500により、光電複合変換装置230に光電複合接続ケーブル600が枝分かれ状に接続されて電力の供給および光信号の送受信を可能とするネットワーク構成が構築されるので、従来のスター型の構成に比して情報分電装置200から導出する光電複合接続ケーブル600の本数が減少し、光電複合通信システム100の設置作業性が向上し、容易に構築できるとともに、光電複合接続ケーブル600の利用数の減少に伴うコストの低減が容易に図れる。
そして、光電複合接続ケーブル600の光電複合プラグ部620の電源端子621の構成を、商用交流電源が供給される一般的な電源コンセントに接続可能な互換形状の対をなす構成と、光電複合接続ケーブル600が接続される光電複合分岐装置400や光電複合コンセント500、各種インターフェース装置300、光電複合変換装置230の電源端子受け金具234を電源コンセントと互換形状の一対の電源端子挿入口233に臨む対をなす構成としている。
このため、1種類の光電複合接続ケーブル600でネットワーク構築できる光電複合通信システム100に、単に電力供給のために電気機器の電源コードを接続させたり、信号の送受信のために電気機器の光プラグ622を接続させたりするのみにも対応でき、汎用性を向上できる。
また、光電複合接続ケーブル600の対をなす一対の電源端子621間に光プラグ622が位置する状態に配設して光電複合接続ケーブル600の光電複合プラグ部620を構成し、光電複合分岐装置400や光電複合コンセント500、各種インターフェース装置300、光電複合変換装置230の各対をなす電源端子受け金具234間に光コネクタ236を配設している。
このため、別途保護するための特別な構成を用いなくても、光プラグ622が電源端子621にて保護されて損傷を防止できる構成が容易に得られ、また保護するための構成の簡略化を容易に図ることもでき、光電複合接続ケーブル600の構成の簡略化が図れ、製造性の向上、コストの低減、および、小型軽量化が容易に得られる。さらには、光電複合接続ケーブル600の接続の際、電源端子621が電源端子受け金具234に接続する時に光プラグ622の光コネクタ236との接続が案内され、接続作業も容易となり、光電複合通信システム100の構築や変更が容易にできる。
そして、商用交流電源が供給され分電する情報分電装置200の光電複合変換装置230の電源線接続ターミナル232に、主ブレーカ210および副ブレーカ220を介して商用交流電源を供給させる。
このため、接続不良や各構成部位の損傷、接続する電気機器の損傷などにより、供給する電力の漏洩や短絡などが生じても、主ブレーカ210あるいは副ブレーカ220にて電力供給が遮断されるので、良好な電力供給を容易に得ることができる。
また、光信号を電気信号に変換してバス接続された複数の光電複合変換装置230を主ブレーカ210および副ブレーカ220とともに一体的に情報分電容器201に収容して情報分電装置200を構成している。
このため、各種インターフェース装置300からの電気信号が変換された光信号を集約し、光電複合分岐装置400や光電複合コンセント500にて適宜分割・多重しつつ、商用交流電源を接続する電気機器に供給するとともに送受信させるための情報分電装置200の構成が一体化して、光電複合通信システム100を設置する作業が容易となり、容易に構築できる。
さらに、光電複合コンセント500として、光電複合接続ケーブル600が接続される構成と同様に、電気機器の電源コードが接続される構成、すなわち電源端子受け金具234を電源端子挿入口233に臨む対をなす構成としている。
このため、電力を供給するとともに光信号を適宜分岐・多重する構成として電気機器を接続できる構成と共通化させることができ、構成の簡略化ができ、光電複合通信システム100の構築が容易にできるとともに、光電複合分岐装置400および光電複合コンセント500の製造性の向上およびコストの低減も容易に図れる。
そして、インターフェース装置300として、アンテナにて取得する放送信号を光信号に変換する放送信号インターフェース装置310、CATVから取得するCATV信号を光信号に変換するCATVインターフェース装置320、電話回線網に対応する電話信号を光信号と相互に変換する電話インターフェース装置330、および、インターネットやLANなどのネットワークに対応するネットワーク信号を光信号と相互に変換するNWインターフェース装置340などを用い、放送信号、CATV信号、電話信号およびNW信号で異なる光信号である旨のアドレス情報なとを付与した光信号に変換される。このため、電力を供給するとともに信号を送受信可能とする光電複合通信システム100として、各種信号を確実に送受信したい端末へ送受信させることが容易にできる。
また、端末装置の電源コードが電源コンセントに接続する互換形状の一般的な構成の場合には、例えば図9に示す変換プラグ650を用いる。すなわち、一面に電源コンセントと同一の電源端子受け金具234が臨む一対の電源端子挿入口233と光コネクタ236とを異なる位置に設け、他面に光電複合接続ケーブル600の光電複合プラグ部620の構成である光プラグ622が間に位置する一対の電源端子621を設け、それぞれを接続させて変換プラグ650を構成する。このことにより、一般的な電源コードのものでも電力の受給および光信号の送受信が得ら、汎用性を向上できる。
さらには、光電複合接続ケーブル600の電源端子621が電源コンセントに接続可能な互換形状としていることから、単に電力供給のみで光信号による送受信が不要な端末装置でも光電複合コンセント500に接続することで電力供給されて動作することができ、汎用性をさらに向上できる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態における光電複合通信システムを図面に基づいて説明する。この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の構成において、光電複合コンセント500に電気機器が接続された状態で電力が供給される構成としたものである。なお、本実施の形態についても家屋101に構築する構成に限らず、いずれのシステム構成としてもよい。
図10は、本発明の光電複合通信システムにおける第2の実施の形態に係る概略構成を示す模式図である。図11は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する情報分電装置の光電複合変換装置についての概略構成を示す模式図である。図12は、本実施の形態における光電複合変換装置を示す側面図である。図13は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する光電複合分岐装置についての概略構成を示す模式図である。図14は、本実施の形態における光電複合分岐装置を示す側面図である。図15は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する光電複合コンセントについての概略構成を示す模式図である。図16は、本実施の形態における光電複合コンセントを示す正面図である。図17は、本実施の形態における光電複合通信システムを構成する光電複合接続ケーブルについての概略構成を示す模式図である。
なお、第1の実施の形態の構成と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
(光電複合通信システムの構成)
図10において、700は光電複合通信システムで、この光電複合通信システム700は、第1の実施の形態における光電複合通信システム100に接続状態検出手段800を設けた構成である。すなわち、光電複合コンセント500に電気機器が接続された状態で接続状態検出手段800により電力を供給する構成としたものである。
この光電複合通信システム700は、情報分電装置710と、図示しない各種インターフェース装置と、光電複合分岐装置720と、光電複合分岐装置としての光電複合コンセント730と、光電複合接続ケーブル740と、を備えている。なお、図10は、説明の都合上、各種インターフェース装置300の接続状態を省略して示す。
情報分電装置710は、第1の実施の形態の情報分電装置200と同様に、情報分電容器201内に主ブレーカ210および副ブレーカ220が収容されているとともに、接続状態検出手段800を構成する検出電圧印加部としてのコンバータ801および遮断手段としてのリレー回路802と、光電複合変換装置711と、が一体的に収容されている。これらコンバータ801およびリレー回路802により、本発明の電力通電・遮断手段が構成される。
コンバータ801は、主ブレーカ210に電源線212を介して副ブレーカ220に並列に接続され、商用交流電源が供給される。このコンバータ801は、商用交流電源を低電圧の直流電源に順変換する。
リレー回路802は、各副ブレーカ220に電源線221を介して直列に接続されている。さらに、リレー回路802には、光電複合変換装置711が直列に接続されている。そして、リレー回路802は、所定の信号が入力されることにより閉成して副ブレーカ220から光電複合変換装置711への商用交流電源を供給させる。
光電複合変換装置711は、図11および図12に示すように、光電複合変換装置230の構成に、接続状態検出手段800を構成する検出部810を設けた構成である。具体的には、このケース体231の電源線接続ターミナル232が設けられた一外面に、電源線接続ターミナル232と同一構造の一対の検出部ターミナル811が設けられている。すなわち、検出部ターミナル811は、ケース体231の外面に一連に突設した台座811Aに、導電性のねじ232Bが螺着される図示しない導電性の金属板が設けられている。そして、一対の検出部ターミナル811は、いずれか一方がコンバータ801に接続され、直流電源が供給される。さらに、いずれか他方の検出部ターミナル811はリレー回路802に接続され、コンバータ801から供給される直流電源電圧が検出部ターミナル811からリレー回路802に印加されることにより、リレー回路802が閉成して副ブレーカ200から光電複合変換装置711へ商用交流電源を供給する状態となる。
また、ケース体231の電源端子挿入口233が設けられた面には、電源端子挿入口233を囲むように平面視で略楕円形状に端子挿入口812が開口形成されている。そして、ケース体231には、端子挿入口812の長手方向に位置して一対の端子受け金具813が配設されている。これら端子受け金具813は、検出部ターミナル811と例えばケース体231内に配線されたリード線814にて通電可能にそれぞれ接続されている。
各種インターフェース装置は、第1の実施の形態と同様に、図示しない、放送信号インターフェース装置、CATVインターフェース装置、電話インターフェース装置およびNWインターフェース装置などが利用される。これらインターフェース装置には、第1の実施の形態の構成に、光電複合変換装置711に設けられた検出部810と同様に、端子挿入口812が電源端子挿入口233を囲むように設けられている。なお、各インターフェース装置の端子挿入口812に臨む一対の端子受け金具813は、リード線などにて互いに接続されている。
光電複合分岐装置720は、図13および図14に示すように、第1の実施の形態の光電複合分岐装置400に接続状態検出手段800を構成する延長部820が設けられている。具体的には、分岐ケース体410には、電源端子挿入口233が設けられた面に、光電複合変換装置711および各種インターフェース装置と同様に、各電源端子挿入口233を囲むように平面視で略楕円形状の端子挿入口812および端子挿入口812に臨む一対の端子受け金具813がそれぞれ設けられている。そして、各端子受け金具813は、分岐ケース体410内に配線されたリード線814により、各端子挿入口812に対応してそれぞれ接続されている。
光電複合コンセント730は、図15および図16に示すように、第1の実施の形態の光電複合コンセント500に、光電複合分岐装置720と同様の延長部820が、同様に電源端子挿入口233を囲む状態に端子挿入口812がそれぞれ設けられている。そして、各端子挿入口812に臨んで設けられた一対の端子受け金具813が、光電複合分岐装置720と同様に、コンセントボックス510内に配線されたリード線814により、各端子挿入口812に対応してそれぞれ接続されている。
光電複合接続ケーブル740は、図17に示すように、第1の実施の形態の光電複合接続ケーブル600に接続状態検出手段800を構成する連結部830が設けられている。具体的には、ケーブル部610に光ファイバ611および電源線612とともに略同軸上にリード線831を設けている。そして、光電複合プラグ部620には、一対の電源端子621を囲むように、円弧状の一対の接続端子832がそれぞれ設けられている。これら接続端子832は、略楕円形状の端子挿入口812に挿入して端子受け金具813に接続可能に、一対で略楕円形状を構成するように形成されている。そして、各接続端子832は、リード線831にそれぞれ接続されている。
(光電複合通信システムの設置)
次に、上記光電複合通信システム700の設置動作について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様に、情報分電装置710を家屋101の所定位置に設置して主ブレーカ210に商用交流電源線211を接続する。また、家屋101の所定の位置に、各インターフェース装置および光電複合コンセント730を適宜設置する。
そして、情報分電装置710の光電複合変換装置711に光電複合接続ケーブル740をそれぞれ接続し、この光電複合接続ケーブル740の端部に光電複合分岐装置720を接続して光電複合接続ケーブル740を分岐しつつ、光電複合コンセント730に接続する。さらに、各インターフェース装置を近接する光電複合コンセント730に光電複合接続ケーブル740にて接続し、家屋101に光電複合通信システム700を構築する。
ここで、情報分電装置710の光電複合変換装置711、各インターフェース装置、光電複合分岐装置720および光電複合コンセント730における各電源端子挿入口233、光コネクタ236および端子挿入口812の形状および配置位置が共通である。このことから、光電複合接続ケーブル740の電源端子621を電源端子挿入口233に挿入して電源端子受け金具234に接続しつつ、接続端子832を端子挿入口812に挿入して端子受け金具813に接続させるとともに、光電複合接続ケーブル740の光プラグ622を光コネクタ236に接続させて光信号を伝達可能とする。
これら光電複合接続ケーブル740の接続により、インターフェース装置の端子受け金具813は互いに接続された状態となることから、光電複合接続ケーブル740や光電複合分岐装置720を介して光電複合変換装置711の検出部ターミナル811間が短絡した状態となる。このことにより、コンバータ801から供給される直流電源がリレー回路802に供給され、リレー回路802が閉成し、副ブレーカ220から光電複合変換装置711へ商用交流電源が供給される。このことにより、商用交流電源が供給された光電複合変換装置711は、光電複合接続ケーブル740や光電複合分岐装置720を介してインターフェース装置に商用交流電源を供給する。そして、商用交流電源が供給されるインターフェース装置は、商用交流電源から制御用の低電圧の直流電力を取得し、各種信号を光信号に相互に変換制御可能とし、光信号は情報分電装置710に集約される。
また、光電複合コンセント730は、端子受け金具813間が開放した状態であることから、インターフェース装置が接続されない系の光電複合変換装置711の検出部ターミナル811間は開放状態となっている。このため、リレー回路802にはコンバータ801からの直流電源が供給されず、開放状態を維持する。このことにより、副ブレーカ220から光電複合変換装置711には商用交流電源が供給されず、インターフェース装置が接続されない系に接続する光電複合コンセント730の電源端子受け金具234には商用交流電源が供給されない。このことにより、電源を必要とする機器などが接続されない系に無用に商用交流電源が供給されない状態となり、例えば各部位の損傷や接続不良などによる漏電や短絡などの不都合を防止できる。
(光電複合通信システムの動作)
次に、上記光電複合通信システム700の動作について説明する。
まず、電源の供給により動作する図示しない端末装置の電源コードを光電複合コンセント730に接続する。なお、この端末装置の電源コードのプラグには、光電複合接続ケーブル740の一対の接続端子832と同様の接続端子832が設けられている。そして、これら接続端子832は、インターフェース装置の端子受け金具813と同様に、リード線などにて互いに接続されている。なお、端末装置の電源コードが一般的な構成など、互いに接続する一対の接続端子832を有しない構成の場合には、例えば図9に示す変換プラグ650に互いに接続する一対の接続端子832を一対の電源端子621を囲むように設けた図示しない変換プラグなどを用いるとよい。
この端末装置の電源コードの接続により、互いに接続する接続端子832が光電複合コンセント730の端子受け金具234に接続して端子受け金具234を接続端子832にて短絡する。このことにより、各種インターフェース装置の接続の場合と同様に、光電複合接続ケーブル740や光電複合分岐装置720を介して光電複合変換装置711の検出部ターミナル811間が短絡した状態となる。このことにより、端末装置が接続された系の光電複合変換装置711の検出部ターミナル811からリレー回路802にコンバータ801からの直流電源が供給され、リレー回路802が閉成し、副ブレーカ220から光電複合変換装置711へ商用交流電源が供給され、光電複合接続ケーブル740や光電複合分岐装置720を介して光電複合コンセント730の電源端子受け金具234に商用交流電源が供給され、端末装置に供給される。
さらに、端末装置が接続された系における光電複合変換装置711に商用交流電源が供給されることにより、通信制御回路に電力が供給され、インターフェース装置から出力される光信号を取得し適宜電気信号に変換するとともに電気信号を光信号に変換する。そして、変換された光信号は、光電複合接続ケーブル740や光電複合分岐装置720を介して光電複合コンセント730の光コネクタに伝送され、端末装置へ出力される。また、端末装置から出力される光信号は、逆に光電複合変換装置711に入力され適宜電気信号に変換するとともに電気信号を光信号に変換し、インターフェース装置が接続する系の光電複合変換装置711からインターフェース装置へ出力され、外部と送受信可能となる。
(光電複合通信システムの作用効果)
上述したように、上記第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態の作用効果に加え、以下に示すような作用効果をも奏する。
すなわち、電力の供給により動作する電気機器である端末装置の接続状態を検出する接続状態検出手段800を設けている。
このため、上述したように、電源を必要とする端末装置が接続されない系に無用に商用交流電源が供給されない状態となり、例えば各部位の損傷や接続不良などによる漏電や短絡などの不都合を防止できる。特に、光電複合変換装置711を複数設け、各光電複合変換装置711の電気信号入出力端子235同士をバス接続した並列の構成であることから、各系毎に電力供給状態を簡単な構成で設定できる。
また、接続状態検出手段800にて検出する接続状態として接続されていない状態では、副ブレーカ220および光電複合変換装置711間に直列に接続したリレー回路802にて光電複合変換装置711の電源線接続ターミナル232への商用交流電源の供給を遮断する。
このため、回路構成が簡単なリレー回路802を用いることで、確実に電力供給させる端末装置の非接続状態の系における不要な電力供給を防止できる。
さらに、光電複合接続ケーブル740の光電複合プラグ部620の一対の電源端子621が設けられた面に一対の接続端子832を設けるとともに、光電複合変換装置711、各種インターフェース装置、光電複合分岐装置720および光電複合コンセント730の電源端子受け金具234が臨む電源端子挿入口233が設けられた面に、接続端子が着脱可能に挿入されて接続されて電源端子受け金具234に接続する一対の端子受け金具813が設けられた端子挿入口812を設ける。また、端末装置の電源コードのプラグを光電複合接続ケーブル740の光電複合プラグ部620と同様の構成として一対の接続端子832を接続する。
このため、簡単な構成で単に端末装置の電源コードを接続するのみで電力を供給する端末装置の非接続状態における不要な電力供給の防止が容易にできる。
そして、端末装置の電源コードが電源コンセントに接続する互換形状の一般的な構成の場合には、例えば図9に示す変換プラグ650に互いに接続された一対の接続端子832を設けた変換プラグを用いる。このことにより、一般的な電源コードのものでも電力供給されて動作することができ、汎用性を向上できる。
また、端子挿入口812を楕円形形状とし、一対の接続端子832を円弧状に形成しているため、簡単な構成で比較的に高い強度が得られ、例えば肉厚に形成する必要がなくなり、構成の簡略化や小型軽量化、さらには製造性の向上、コストの低減が容易に図れる。
さらに、端子挿入口812を電源端子挿入口233を囲む状態に設け、接続端子832が電源端子621を囲む状態に設けている。このため、電源端子621が接続端子832に保護される状態となり、別途電源端子621を保護する構成を設ける必要がなく、構成の簡略化などが容易に図れる。
そしてさらには、接続状態を検出する構成として、低電圧の直流電源を供給する構成としているため、漏電による他の部位の損傷などをも防止できる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明の光電複合通信システムにおいて、上述した各実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
すなわち、家屋101に構築して商用交流電源を供給する構成について説明したが、供給する電力としては商用交流電源に限らず、直流電源、あるいは高電圧電源など、いずれの電源を供給する構成とすることができる。また、変換する電気信号としても、放送信号、CATV信号、電話信号、NW信号に限らず、例えば製造装置の制御信号など、他のいずれの電気信号をも対象とし、いずれの組み合わせでもよい。さらには、いずれかの電気信号のみを対象としてもよい。
そして、光電複合変換装置230,711、各種インターフェース装置300、光電複合分岐装置400,720および光電複合コンセント500,730に電源端子受け金具234が臨む一対の電源端子挿入口233を設け、光電複合接続ケーブル600,740に一対の電源端子621を設けて接続する構成としたが、反対の構成としてもよい。具体的には、光電複合変換装置230,711、各種インターフェース装置300、光電複合分岐装置400,720および光電複合コンセント500,730に、例えば図18および図19に示す光電複合分岐装置910のように一対の電源端子621を設け、光電複合接続ケーブル600,740に例えば図20に示す光電複合接続ケーブル920のように電源端子受け金具234が臨む一対の電源端子挿入口233を設けてもよい。さらには、一対の一方を電源端子621とし他方を電源端子受け金具234が臨む電源端子挿入口233としてもよい。この構成によれば、商用交流電源電流が流れる側と、アース側との接続方向を一定とすることができる。
また、光電複合変換装置230,711には、電源端子受け金具234が臨む一対の電源端子挿入口233を設け、光電複合変換装置230,711に接続される上流側を一対の電源端子621として、電力を供給する下流側を電源端子受け金具234が臨む一対の電源端子挿入口233を設ける複合型としてもよい。この構成では、電力を供給する側の端子部分が外部に露出せず、漏電や短絡などの不都合をより防止できるとともに、接続方向が明確となり、光電複合通信システム100,700の構築作業性がより向上できる。
そして、電源端子挿入口233および電源端子621として電源コンセントに互換形状としたが、いずれの形状とすることができる。
また、電源端子挿入口233間に光コネクタ236を位置させ、電源端子621間に光プラグ622を位置させて説明したが、いずれの位置関係としてもよい。
さらに、電源端子挿入口233を設けた側に光コネクタ236を設け、電源端子621を設けた側に光プラグ622を設けて説明したが、逆の構成としてもよい。
また、光コネクタ236は、例えば接続コート600,740や端末装置の電源コードが接続された際に後退して電源端子621や接続端子832が確実に接続されるようにするとよい。
さらには、例えば図21に示す光電複合分岐装置930のように、あらかじめ分岐ケースから端部が突出しないように構成するなどしてもよい。
さらに、光電複合変換装置230,711、各種インターフェース装置300、光電複合分岐装置400,720および光電複合コンセント500,730を光電複合接続ケーブル600,740にて接続して説明したが、例えば図22に示す複合コンセント940に示すように、光電複合接続ケーブル600,740の一端側が融合した一体型の構成で光電複合接続ケーブル600,740が着脱可能ではない構成としてもよい。すなわち、図22に示す複合コンセント940は、光電複合コンセントの光電複合変換装置230に接続される上流側の光コネクタ236および電源端子受け金具234に代えて、光電複合接続ケーブルの一端側である一端に光電複合プラグ部620を有したケーブル部610を接続する。そして、光ファイバ611を広帯域多分岐カプラ520に接続するとともに、電源線612を電源線512に接続させる。
この構成によれば、光電複合接続ケーブル600,740を用いることなく一端の光電複合プラグ部620を上流側に順次接続していくのみでよく、光電複合通信システム100,700の構築作業性の向上が図れる。
また、第2の実施の形態において、インターフェース装置に設けた端子受け金具813をリード線などにて互いに接続して説明したが、例えばインターフェース装置のみが接続される系においては、端子受け金具813を互いに接続させず、光電複合変換装置711から商用交流電源を供給させないようにしてもよい。この場合には、インターフェース装置が電力を要求する場合、蓄電池などにて電力を確保するなどの構成とする。この構成によれば、インターフェース装置のみが接続される系における漏電や短絡などの不都合を防止できる。
なお、インターフェース装置のみが接続される系に端末装置が接続されると、端末装置のプラグにより接続状態検出手段800が接続状態を検出して光電複合変換装置711から電力が供給されることとなる。
さらに、光電複合接続ケーブル740の接続端子832に代えて端子受け金具813が臨む端子挿入口812とし、光電複合変換装置711、インターフェース装置、光電複合分岐装置720および光電複合コンセント730の端子受け金具813が臨む端子挿入口812に代えて接続端子832とした逆の構成としてもよい。そしてさらには、一対のうちの一方が接続端子832で他方を端子受け金具813が臨む端子挿入口812としてもよい。この構成の場合には、商用交流電源が供給される側とアース側との接続方向や接続状態検出のための直流電源が供給される側と接続により直流電源電流が流れる側の接続方向を一定とすることができる。
また、接続状態検出手段として、各光電複合変換装置711内に図示しない光信号検出装置を設け、また光電複合コンセント730に接続される家電端末側に接続端子812から流れる直流電源で作動する図示しない光信号発信装置を設け、光信号検出手段が光信号を受信した場合、その受信された光信号検出装置につながるリレー回路802を閉成する構成としてもよい。
これは、家電端末が光複合コンセント730に接続されている場合では、家電端末に光発信信号装置に直流電源が供給され、その系につながる光電複合変換装置711にある光信号検出装置に光信号が発信される。この発信した光信号を光信号検出装置が受信した場合には、その系に主電源(交流電源)を送るためにリレー回路802が閉成される。逆に、家電端末がつながっていない系については、光信号を受信しないのでリレー回路802は開成したままである。
また、本発明では、光電複合変換装置と、WDMカプラを用いて説明したが、カプラを使用せず、送受信を2本のファイバで実施してもよい。
また、本発明の光電複合システムないで使用される光分岐手段として、送受信方向を分離する受動部品(サーキュレータ)、光の偏波分離を利用する方法を用いてよい。
さらには、上述したように、インターフェース装置300としてインターフェースを用いて変換した電気信号を光信号に変換させる構成とする場合、インターフェース装置300に代えて光電複合変換装置230を利用してもよい。この場合、電源線接続ターミナル232に電源線を接続しなければよく、好ましくは電源線接続ターミナル232を外部から接触不可能に絶縁処理するとよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順などは、本発明の目的を達成できる範囲で他の構成に変形、改良などの変更をするなどしてもよい。
本発明は、家屋101に構築して、商用交流電源を供給するとともに、放送信号、CATV信号、電話信号およびNW信号を光信号にて送受信可能とするホームネットワークに利用する構成の他、例えば集合住宅の各戸に商用交流電源を供給するとともに送受信可能とする地域ネットワークや、都市における商用交流電源の供給および送受信を可能とする地域ネットワーク、さらにはインターネットのように、地域ネットワーク同士をさらにネットワーク化したりすることもできる。また、供給する電源として、他のいずれの交流電源の他、直流電源を供給する構成などとすることもできる。さらには、送受信させる信号としては、例えば製造装置の制御信号などを対象とすることもできる。
本発明の第1の実施の形態における光電複合通信システムの概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合変換装置の概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合変換装置を示す側面図である。 前記実施の形態における光電複合分岐装置の概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合分岐装置を示す側面図である。 前記実施の形態における光電複合コンセントの概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合コンセントを示す正面図である。 前記実施の形態における光電複合接続ケーブルの概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における変換プラグを示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態における光電複合通信システムの概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合変換装置の概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合変換装置を示す側面図である。 前記実施の形態における光電複合分岐装置の概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合分岐装置を示す側面図である。 前記実施の形態における光電複合コンセントの概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合コンセントを示す正面図である。 前記実施の形態における光電複合接続ケーブルの概略構成を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施の形態における光電複合分岐装置の概略構成を示す模式図である。 前記実施の形態における光電複合分岐装置を示す側面図である。 前記実施の形態における光電複合接続ケーブルの概略構成を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施の形態における光電複合分岐装置の概略構成を示す模式図である。 本発明のさらに他の実施の形態における光電複合コンセントの概略構成を示す模式図である。
符号の説明
100,700…光電複合通信システム、201…容器である情報分電容器、210…漏洩遮断器としての主ブレーカ、220…漏洩遮断器としての副ブレーカ、230…光電複合変換装置、232…電源線接続ターミナル、234…電源端子ともなる電源端子受け部としての電源端子受け金具、235…電気信号入出力端子、236…光コネクタ、236B,623…光フェルール、238…光電変換部、300…インターフェース装置、310…インターフェース装置である放送信号インターフェース装置、320…インターフェース装置であるCATVインターフェース装置、330…インターフェース装置である電話インターフェース装置、340…インターフェース装置であるNWインターフェース装置、400,720…光電複合分岐装置、420…分岐部としての広帯域分岐カプラ、500,730…光電複合分岐装置としての光電複合コンセント、520…分岐部としての広帯域多分岐カプラ、600,740…光電複合接続ケーブル、610…ケーブル部、611…光ファイバ、612…電源線、620…光電複合プラグ部、621…電源端子受け部ともなる電源端子、800…接続状態検出手段、801…検出電圧印加部としてのコンバータ、802…遮断手段としてのリレー回路、813…接続端子ともなる端子受け部としての端子受け金具、832…端子受け部ともなる接続端子

Claims (19)

  1. 電源端子および光信号が入力可能な光端子を備えた光電複合プラグ部、前記光電複合プラグ部の電源端子間を通電可能に接続する一対の電源線および前記光電複合プラグ部の光端子間に光を伝送するための光ファイバを備えた光電複合接続ケーブルと、
    前記光電複合プラグが電気的かつ光的に接続される複数の光電複合コネクタ、および、いずれか1つの光電複合コネクタに入力された電源および光信号を他の光電複合コネクタに分岐する電源および光信号の分岐部を備えた光電複合分岐装置と、
    前記光電複合プラグに電気的かつ光的に接続される複数の光電複合コネクタ、電源が供給される電源線接続ターミナル、電気信号が入出力可能な電気信号入出力端子、および、前記光電複合コネクタに入力された光信号を電気信号に変換して前記電気信号入出力端子へ出力するとともに前記電気信号入出力端子に入力された信号を光信号に変換して前記光電複合コネクタへ出力する光電変換部を備え、電源線と光信号とを複合して光電複合コネクタに接続する機能を有した光電複合変換装置と、を具備し、
    前記光電複合変換装置の前記電気信号入出力端子が互いに電気的に接続され、これら光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置が前記光電複合接続ケーブルにより相互に接続された
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  2. 請求項1に記載の光電複合通信システムであって、
    前記光電複合分岐装置は、前記光電複合接続ケーブルが着脱可能に接続された
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光電複合通信システムであって、
    任意の外部通信信号を所定の光信号に変換するインターフェース装置を具備し、
    前記光電複合接続ケーブルにより、前記インターフェース装置と前記光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置とが相互に接続可能に構成された
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  4. 請求項3に記載の光電複合通信システムであって、
    前記インターフェース装置は、外部より入力される外部通信信号を電気信号に変換するとともに電気信号を外部信号に変換する機能と、外部通信信号を光信号に変換して前記光電複合コネクタに出力するとともに前記光電複合コネクタに入力される光信号を外部信号に変換して任意の外部通信手段と相互通信する機能と、を備えた
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の光電複合通信システムであって、
    前記インターフェース装置の光電変換部は、前記光電複合変換装置の光電変換部と同一である
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  6. 請求項1、請求項2、請求項4および請求項5のいずれかに記載の光電複合通信システムであって、
    前記光電変換部は、電気信号として入力される通信信号を、前記光電複合コネクタから入力される光信号とは異なる波長の光信号として出力する
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の光電複合通信システムであって、
    前記光電複合コネクタは、商用交流電源が供給される電源コンセントに接続可能な互換形状に構成された
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  8. 請求項7に記載の光電複合通信システムであって、
    前記光電複合接続ケーブルの光電複合プラグ部は、対をなす電源端子の中間に位置して前記光端子が配設され、
    前記光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置の光電複合コネクタは、対をなす電源端子の中間に位置して光信号の受け部が配設された
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の光電複合通信システムであって、
    前記複数の光電複合変換装置は、漏洩遮断器を介して電源線接続ターミナルに電力が供給される
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  10. 請求項9に記載の光電複合通信システムであって、
    前記複数の光電複合変換装置は、漏洩遮断器とともに一体的に容器内に収容された
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の光電複合通信システムであって、
    前記光電複合接続ケーブルを介した接続状態、または電力を供給する電気機器の接続状態を検出する接続状態検出手段を具備した
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  12. 請求項11に記載の光電複合通信システムであって、
    前記接続状態検出手段は、接続状態として接続されていないことを認識すると前記光電複合変換装置の電源線接続ターミナルへの電力の供給を通電・遮断する電力通電・遮断手段を備えた
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  13. 請求項12に記載の光電複合通信システムであって、
    前記電力通電・遮断手段は、前記光電複合変換装置への受信に基づき、所定の時間内に前記光信号が受信された場合に通電し、所定の時間内に前記光信号が受信されない場合に電力を遮断する
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の光電複合通信システムであって、
    前記接続状態検出手段は、前記光電複合接続ケーブルの光電複合プラグ部の電源端子が設けられた面に一対設けられた接続端子と、前記光電複合変換装置および前記光電複合分岐装置の光電複合コネクタが設けられた面に設けられ前記接続端子が着脱可能に電気的に接続する一対の端子受け部と、前記光電複合変換装置に設けられ前記端子受け部間に電圧を印加する検出電圧印加部と、前記光電複合変換装置の端子受け部間の電圧値に基づいて前記電源線接続ターミナルへの電力供給を遮断する遮断手段と、を具備した
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  15. 請求項14に記載の光電複合通信システムであって、
    前記検出電圧印加部は、前記光電複合変換装置に供給される電力を用いる
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  16. 電源線が接続され電力を供給するとともに光信号を受信して送信する光電複合変換装置を備え、少なくとも電気信号を光信号に変換して出力するインターフェース装置および電気機器が前記電力を受給可能で前記光信号を送受信可能に接続される光電複合分岐装置が、前記光電複合変換装置に電力を供給させる電源線および光信号を伝送可能な光ファイバを略同軸上に設けた光電複合接続ケーブルにより接続される光電複合通信システムであって、
    前記光電複合変換装置、前記インターフェース装置および前記光電複合分岐装置の前記光電複合接続ケーブルによる接続状態を検出し、接続されていないことを認識すると前記光電複合変換装置に接続される電源線の接続状態を開成する接続状態検出手段を備えた
    ことを特徴とした光電複合通信システム。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられる
    ことを特徴とした光電複合接続ケーブル。
  18. 請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられる
    ことを特徴とした光電複合分岐装置。
  19. 請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の光電複合通信システムに用いられる
    ことを特徴とした光電複合変換装置。
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