JP2005077579A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スループットダウンを最小限に抑え、かつ効果的にブレード捲れを防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 像担持体2と、中間転写ベルト7と、ローラ部材7aと、温度検知部1aと、転写部と、クリーニング部1と、制御部211とを有し、制御部211は、外部装置22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、温度検知部1aが検知する温度Tが所定温度より低い場合は、転写材Pへの画像形成を開始させ、外部装置22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、温度検知部1aが検知する温度Tが所定温度以上である場合は、転写材Pへの画像形成を開始させないことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図9

Description

本発明は、例えば複写機あるいはプリンタ等とされる電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置に関するものである。
従来から、カラー画像形成装置として、第一の像担持体である感光体ドラム表面のトナー像を、第二の像担持体である中間転写体表面に一旦転写(以後一次転写と呼ぶ)し、その後、中間転写体表面のトナー像を紙などの転写材に、再度転写(以後二次転写と呼ぶ)させ、定着装置によりトナー像を転写材上に永久固着させる方式が知られている。
また、転写材に転写されず、中間転写体表面に残存したトナーを除去するクリーニング手段として、クリーニングブレード方式が広く実用化されている。このクリーニングブレード方式は、ウレタンゴムなどの弾性材料からなる板状クリーニング部材のエッジを中間転写体に当接させて付着トナーを掻き落とし除去する方式であり、構成が簡単で、かつ低コストであり付着トナー除去機能も優れている。
また、画像形成装置はあらゆる温度の環境においても正常に動作させるということは困難であるので、動作可能の温度範囲においてだけ画像形成装置を動作させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平02−16576号公報
しかしながら、上記構成のカラー画像形成装置において以下のような問題が生じる。
カラー画像形成装置は、高画質化と印刷のスピードアップを求められ、それに伴い定着装置は大型化が進み、熱容量の大きいものを備えることが必要とされている。そして定着装置の大型化と熱容量増大に伴い、定着装置に近接するユニットや部品は、定着装置から発せられる熱により高温になりやすい。それにより、高温環境下で数時間以上に及ぶ連続印字を行った場合、ゴムなどの弾性材料からなるクリーニングブレードは、温度上昇によってブレード材質が軟化してしまうことがある。ブレード材質が軟化すると、クリーニングブレードのスティック−スリップ運動や異音(ブレード鳴き)、異常振動(ビビリ)が発生しやすくなったり、ブレードが座屈してブレード捲れ(クリーニングブレードが中間転写体の回転方向に沿うように反転する)の問題が生じたりする可能性が高くなる。ブレード捲れが生じると、画像不良が発生したり、本体故障として印字動作をストップしたりする場合がある。
この問題を解決するために、連続印字によって機内の温度が一定以上に上昇した場合、印字を一定時間強制停止し、冷却ファンを駆動させて機内冷却を行う方法等が考えられる。しかし、連続印字中に印字を強制的に停止することは、ユーザーを待たせるためユーザビリティを低下させる。また、この場合、十分な長さの冷却時間を設けないと、かえって捲れを誘発する可能性がある。
その理由を以下に説明する。
クリーニングブレードは、ゴム等の弾性材料にて形成された板状クリーニング部材のエッジを中間転写体に当接させて付着トナーを掻き落とし除去している。捲れが生じる条件は、温度上昇によりブレード材質が軟化していることと、クリーニングブレードのエッジ部と中間転写体の当接部分の摩擦力が大きくなることである。ここで、摩擦力が最も大きくなる瞬間は、駆動開始時となる。その理由は、中間転写体が停止している状態から駆動状態に移行する瞬間の静止摩擦係数が、中間転写体が定常速度で駆動している間の動摩擦係数より大きいからである。従って、クリーニングブレードは、中間転写体が停止状態から駆動状態に移行する瞬間に、最も大きな摩擦力(最大静止摩擦力)を受け、最も捲れの生じる可能性が高い。そのため、中間転写体が停止状態から駆動状態に移行する機会を多くすることは、捲れを誘発する可能性を大きくすることになる。
従って、一旦中間転写体を停止させた場合、十分な冷却時間を設けてから駆動状態に移行する必要がある。しかしながら、連続印字中に印字を強制的に停止し、更に冷却時間を十分長く設ける事は、スループットのダウンに繋がり、ユーザーにストレスを与える。
本発明は、上述した問題を解決するためのものであり、その目的とする処は、スループットダウンを最小限に抑え、かつ効果的にブレード捲れを防止することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)転写材に画像を形成する画像形成装置において、像担持体と、前記像担持体が担持する複数のトナー像が順次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを張架するローラ部材であって、前記中間転写ベルトとともに回転するローラ部材と、前記ローラ部材の近傍に設けられ、前記ローラ部材の温度を検知する温度検知部と、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に転写させる転写部と、前記転写部より前記中間転写ベルトの回転方向の下流に設けられ、前記中間転写ベルトと接しつつ前記中間転写ベルト上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材を有するクリーニング部と、前記画像形成装置を制御する制御部であって、前記温度検知部が検知する温度に基づいて前記複数のトナー像が前記中間転写ベルトに転写されるタイミングを調整するか否かを決定する制御部とを有し、
前記制御部は、外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度より低い場合は、転写材への画像形成を開始させ、前記外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度以上である場合は、転写材への画像形成を開始させないことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記温度検知部は、前記ローラ部材のうち、前記クリーニング部の最も近くに位置するローラ部材の近傍に設けられていることを特徴とする前記(1)項記載の画像形成装置。
(3)前記温度検知部は、前記クリーニング部材の近傍に設けられていることを特徴とする前記(1)項記載の画像形成装置。
(4)転写材に画像を形成する画像形成装置において、像担持体と、前記像担持体が担持する複数色のトナー像が順次転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを張架するローラ部材であって、前記中間転写ベルトとともに回転するローラ部材と、前記ローラ部材の近傍に設けられ、前記ローラ部材の温度を検知する温度検知部と、前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に転写させる転写部と、前記転写部より前記中間転写ベルトの回転方向の下流に設けられ、前記中間転写ベルトと接しつつ前記中間転写ベルト上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材を有するクリーニング部と、前記画像形成装置を制御する制御部であって、前記温度検知部が検知する温度に基づいて前記複数のトナー像が前記中間転写ベルトに転写されるタイミングを調整するか否かを決定する制御部とを有し、
前記制御部は、転写材への画像形成が終了した際に前記温度検知部が検知する温度が所定温度より低い場合であって、転写材への画像形成が終了してから所定時間以内に外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合は、転写材への画像形成を開始させ、転写材への画像形成が終了した際に前記温度検知部が検知する温度が所定温度以上である場合であって、転写材への画像形成が終了してから所定時間以内に前記外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合は、転写材への画像形成を開始させないことを特徴とする画像形成装置。
(5)前記温度検知部は、前記ローラ部材のうち、前記クリーニング部の最も近くに位置するローラ部材の近傍に設けられていることを特徴とする前記(4)項記載の画像形成装置。
前記温度検知部は、前記クリーニング部材の近傍に設けられていることを特徴とする前記(4)項記載の画像形成装置。
(7)前記制御部は、転写材への画像形成が終了した際に前記温度検知部が検知する温度に応じて前記所定時間を異ならせることを特徴とする前記(4)項記載の画像形成装置。
(8)像担持体と、前記像担持体が担持するトナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトとともに回転するローラ部材と、前記ローラ部材の近傍に設けられ、前記ローラ部材の温度を検知する温度検知部と、前記中間転写ベルトの近傍に設けられ、前記中間転写ベルトの速度を検知する速度検知部と、前記中間転写ベルトと接しつつ前記中間転写ベルト上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材を有するクリーニング部と、前記画像形成装置を制御する制御部であって、前記温度検知部が検知する温度および前記速度検知部が検知する速度に基づいて前記複数のトナー像が前記中間転写ベルトに転写されるタイミングを調整するか否かを決定する制御部とを有し、
前記制御部は、外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度以上、かつ前記速度検知部が検知する速度から前記中間転写ベルトが停止していると判断される場合には、転写材への画像形成を開始させず、前記外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度より低い、または前記速度検知部が検知する速度から前記中間転写ベルトが回転していると判断される場合には、転写材への画像形成を開始させることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、スループットダウンを最小限に抑え、かつ効果的にブレード捲れを防止することができる画像形成装置を提供することができる。
すなわち、本発明によれば、中間転写体駆動停止から駆動開始に移行する瞬間の温度を、例えば50℃未満に抑え、かつ最も効果的なタイミングで、無駄なく冷却を行うことができ、それによってスループットダウンを最小限に抑えつつ、ブレード捲れを防止することができる。
これによって、ユーザーはプリントを途中で中断されることが無くなる。また、本発明の冷却は、数時間以上の連続プリントが完全に終了した後にしか実行しないため、強制的に印字を停止する制御と異なり、多くのユーザーは冷却制御が行われていることに気づかないと考えられる。
従って、本発明は、強制的に印字を停止する制御に比べ、本制御はブレード捲れを効果的に防止すると共に、ユーザーがプリント待ちでストレスを感じる可能性を大幅に軽減することができる。
以下、実施例を用いて、本発明の実施の形態について述べる。
以下、本発明に関るカラー画像形成装置を図面に則して詳しく説明する。
図1は、本実施例の画像形成装置におけるプリント制御に関するブロック図である。
21は画像形成装置、22は、外部装置であるホストコンピュータ、211は、画像形成装置21を制御する制御部であって、サーミスタ1aが検知する温度Tに基づいてローラ部材7a、7b、7cの回転速度を制御する制御部であるプリンタコントローラ、212は画像形成部、212aはレーザドライバ、212bは高電圧制御部、212cはモータ制御部、212dは各種センサである。
各種センサ212dには、例えばローラ部材の近傍に設けられ、ローラ部材の温度を検知する温度検知部であるサーミスタ1aや、中間転写ベルト7の近傍に設けられ、中間転写ベルト7の速度を検知する速度検知部である速度センサ(図示せず)等が含まれる。
各ブロックは、画像形成装置21、ホストコンピュータ22に大別され、画像形成装置21は更にプリンタコントローラ211と画像形成部212によって構成されている。
まずプリンタコントローラ211は、ホストコンピュータ22から、任意のアプリケーションで作成された画像データを受け取り、画像データを2値化してレーザ信号を作り出す。2値化されたレーザ信号は、画像形成部212のレーザドライバ212aに送られる。これにより、レーザドライバ212aがレーザ駆動信号に従うことで、画像形成部212の感光体ドラム2上にレーザ光が照射される。それと同時に、プリンタコントローラ211内のプログラムに従って、画像形成動作を行うために必要な各種制御信号が、高電圧制御部212b、モータ制御部212cに送られて、後に詳述する画像形成動作を行う。それに対し、画像形成部からは、各種センサ212dからの信号がフィードバックされて、適宜プリンタコントローラ211内で調整を行う。
図2は、本実施例の画像形成部を示す概略構成図である。
1は、クリーニング部であるクリーニング装置、1aは、駆動ローラ7aの近傍に設けられ、駆動ローラ7a表面の温度を検知する温度検知部であるサーミスタ、2は、像担持体である感光体ドラム、3は帯電ローラ、4は露光装置、5は反射鏡、6は現像装置、6Yはイエロー現像装置、6Mはマゼンタ現像装置、6Cはシアン現像装置、6Bkはブラック現像装置、7は、像担持体が担持する複数のトナー像が順次転写される中間転写体である中間転写ベルト、7aは、中間転写ベルト7を張架するローラ部材であって、中間転写ベルト7とともに回転するローラ部材の一つである駆動ローラ、7bは、中間転写ベルト7を張架するローラ部材であって、中間転写ベルト7とともに回転するローラ部材の一つである二次転写対向ローラ、7cは、中間転写ベルト7を張架するローラ部材であって、中間転写ベルト7とともに回転するローラ部材の一つである張架ローラ、8は二次転写ローラ、9は、高圧電源である二次転写ローラ用電源、10は定着装置、11は環境センサ、12は吸気ファン、13は排気ファン、Aは潜像形成部、Bは一次転写ニップ部、Cは二次転写ニップ部、Pは転写材である。
二次転写対向ローラ7bと二次転写ローラ8とは、中間転写ベルト7上に転写されたトナー像を転写材P上に転写させる転写部(二次転写部)を構成する。
本実施例のカラープリンタの構成は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で第一の像担持体である感光体ドラム2上にトナー像を現像し、第二の像担持体である中間転写ベルト7上で重ね合わせて転写材Pに再度転写する構成である。転写材Pに転写されたトナー像は、定着装置10によって加熱・加圧されて永久定着像が得られる。転写材Pに転写しきれず、中間転写体7上に残ったトナーは、クリーニング装置1で除去され、次のプリントプロセスに備える。
まず、感光体ドラム2上にトナー像を現像する工程について説明する。
プリンタコントローラ211からの各種制御信号に基づき、感光体ドラム2は矢印R1方向に回転し、帯電器3により一様帯電され、露光装置4から反射ミラー5を介してレーザビームによる画像露光Lが与えられ、静電潜像が形成される。現像器6(イエロー現像器6Y、マゼンタ現像器6M、シアン現像器6C、ブラック現像器6Bk)は、感光体ドラム2上の静電潜像に、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像を現像する。
次に、感光体ドラム2から中間転写ベルト7への転写工程について説明する。
感光体ドラム2上に現像されたトナー像は、一次転写ニップ部Bにおいて、中間転写ベルト7がR2方向に4周回転する間にその表面上に順次一次転写され、中間転写ベルト7上には4色が重畳されたフルカラートナー像が形成される。中間転写ベルト7は、厚み75μmの単層シームレスの樹脂ベルトであり、カーボン分散により抵抗調整を行ったポリイミドで形成されている。この中間転写ベルト7は、駆動ローラ7a、二次転写対向ローラ7b、張架ローラ7cによって張架されており、駆動ローラ7aの回転駆動によって中間転写ベルト7は矢印R2方向に回転する。また、駆動ローラ7aには、その表面温度を検知するサーミスタ1aが設置されている。サーミスタ1aは、常時駆動ローラ7aの表面温度をモニタしており、所定の温度上昇をした場合に画像形成装置21は色ずれ補正を行う。
その理由と詳細について説明する。
駆動ローラ7aの温度が上昇してゴム部分が膨張すると、駆動ローラ7aの外形が変化し、ベルト搬送スピードが変化してしまう。ベルト搬送スピードが変化すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像を重ね合わせるタイミングが変化してしまうため、色ずれの画像不良として現れる。従って、駆動ローラ7aの表面温度を常にモニタし、色ずれ防止制御を適正なタイミングで行う。色ずれ防止制御は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像のテストパターンを中間転写体上に形成し、その印字タイミングを不図示のセンサによって検知し、プリンタコントローラ211にフィードバックしている。
このフィードバックされた結果に基づき、プリンタコントローラ211はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー像の印字タイミング、則ち感光体ドラム2上に露光するレーザの発光タイミングを、色ずれ量をなくすよう調整する。以上の制御を適切なタイミングに行うことにより、環境等が変動しても色ずれのない良好な画像を得ることが出来る。
次に、中間転写ベルト7から転写材Pへの転写工程について説明する。
中間転写ベルト7上のフルカラートナー像は、二次転写ニップ部Cにおいて、給送される転写材Pに、一括して転写される。二次転写ローラ8は、画像転写時のみ転写材Pの背面側から中間転写ベルト7に当接する。二次転写ローラ8は、二次転写対向ローラ7bを対向電極とし、二次転写ローラ用電源9から正極性バイアスを印加される。トナーの二次転写の効率は、本実施例に示す画像形成装置では約90%である。
図3は、図2の画像形成部が具備する二次転写部における中間転写体から転写材へのトナー転写後の模式図である。
31はトナー、32は残留トナーである。
中間転写ベルト7から転写材P上には約90%のトナー31が転写され、残りの約10%の残留トナー32は中間転写ベルト7上に残留する。転写材P上に転写されたトナー31(トナー像)は、定着装置10に到達し、転写材P上に加熱・加圧されて永久定着像が得られる。中間転写ベルト7上に残った残留トナー32は、クリーニング装置1で除去され、次のサイクルに備える。
次に、転写材Pに転写されたトナー像31を定着する工程について説明する。
図4は、図2の画像形成部が具備する定着装置の詳細図である。
41は定着ローラ、42は加圧ローラ、43はハロゲンヒータ、44は非接触式温度検知手段である。
定着装置10は、トナー像と接する側の定着ローラ41、定着ローラ41に圧接回転し、トナー像を担持した転写紙Pを圧接する加圧ローラ42で構成されている。
定着ローラ41は内部にハロゲンヒータ43を有し、ローラ表面温度を非接触式温度検知手段44で検知し、トナー溶融可能な最適温度(本実施例では180℃)に制御している。転写材P上のトナー31(トナー像)は、挟持搬送された定着ローラ41と加圧ローラ42の間を通過することにより加熱・加圧され、転写材P上に永久固着される。
次に、クリーニング装置1の詳細について説明する。
図5は、図2の画像形成部が具備するクリーニング装置の詳細図である。
51はケーシング、52は、転写部より中間転写ベルト7の回転方向の下流に設けられ、中間転写ベルト7と接しつつ中間転写ベルト7上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材であって、ウレタンゴムなどからなるクリーニングブレード、53は、クリーニングブレード支持板金等の支持部材、Fはクリーニングブレード当接圧、Gはクリーニングブレード自由長、θはクリーニングブレード当接角、μは、クリーニングブレード52のエッジ部に働く力である。
クリーニング装置1は、中間転写ベルト7側に開口部を有するケーシング51を有し、この開口部にクリーニングブレード52を支持部材53によって取り付けている。クリーニング装置1は中間転写ベルト7の支持枠体(図示せず)に装着されており、クリーニングブレード52は一辺のエッジを、中間転写ベルト7を挟んで駆動ローラ7aに対向するように当接しており、中間転写ベルト7上の残留トナー32がエッジに達するとこれにより掻き落とされる。掻き落とされた残留トナー32はケーシング51内に落下し、残留トナー32を排出するための搬送手段であるスクリュー(不図示)により、クリーニング装置1から排出される。
本実施例のクリーニングブレード52は、材質がポリウレタンゴムからなり、物性値はA硬度が73°(JISの加硫ゴムの試験方法に従って実測)、反発弾性率が50%である。弾性体からなるブレード方式は、他の方式に比べてトナー除去の性能が高く、更に構造が単純で小型であり、コスト面からも有利であるため、広く普及している。
ここで、クリーニングブレード52は、走行する中間転写ベルト7の表面に対してカウンタ方向から圧接させる方式を採用しており、中間転写ベルト7の駆動中、及び駆動開始時に矢印方向に力μを受ける。なお、各設定値は、クリーニングブレード当接圧F=1000gf(=9.8N)、クリーニングブレード当接角θ=30°、クリーニングブレード自由長G=10mm、およびクリーニングブレード52の板厚2mmとしている。
次に、画像形成装置本体内の冷却方法について説明する。
本実施例に示す画像形成装置は、環境センサ11により外気の温度を常に検知している。ここで環境センサ11にて検知した温度の値が25℃以上である時、冷却手段である吸気ファン12と排気ファン13が作動し、本体内に外気を取り入れる。画像形成動作停止中は、熱源である定着装置10のハロゲンヒータ43を切って外気を取り入れ、温度を下げることが出来る。
図6は、本実施例の画像形成部における画像形成動作停止時のクリーニングブレード温度変化を示すグラフである。
縦軸は、中間転写ベルトの駆動ローラ7a表面の温度を検知するサーミスタ1aによって検知したクリーニングブレード温度であり、横軸は冷却時間である。
図7は、本実施例の画像形成部における連続印字時のクリーニングブレード温度変化を示すグラフである。
連続印字中の吸気ファン12と排気ファン13の効果は、画像形成装置本体内の温度上昇を軽減し、最終的に温度上昇を57℃程度に留めることである。
縦軸は、中間転写ベルトの駆動ローラ7a表面の温度を検知するサーミスタ1aによって検知したクリーニングブレード温度であり、横軸は連続印字枚数である。
本実施例に示す画像形成装置21は、環境温度30℃の環境下でA4サイズ紙を約1000枚以上連続印字した場合、温度は、52℃に達する。その後温度上昇は緩やかになってゆき、約3000枚の印字で57℃に到達する。その後は、3000枚以上連続プリントしても約57℃で飽和しており、それ以上上昇することはない。
以上、本実施例に示す画像形成装置の構成について説明した。
以下は、本発明の解決しようとしている課題である、クリーニングブレード捲れの発生過程と、本実施例の画像形成装置の特徴である、クリーニングブレード捲れ防止制御について説明する。
まず、クリーニングブレード捲れについて説明する。
図8(a)は、クリーニングブレードが座屈して捲れる直前の模式図、図8(b)は、クリーニングブレードが捲れた状態の模式図である。
ブレード捲れが生じる条件は、温度上昇によりブレード材質が軟化していることと、図4中矢印で示すように、クリーニングブレード52のエッジ部と中間転写ベルト7の当接部分の力μが大きくなることである。また、力μは、中間転写ベルト7が停止状態から駆動状態に移行する駆動開始時に、エッジ部に最も強くかかることになる。
本実施例に示す画像形成装置21は、クリーニングブレード温度が50℃以上であり、駆動停止状態から駆動状態に移行した場合、捲れが発生する。
まず、温度上昇により、クリーニングブレード52の構成部材であるウレタンゴムの硬度が低くなる。この状態において、駆動ローラ7aが駆動を開始し、駆動開始時の力μがかかると、図8(a)に示すようにクリーニングブレード52が座屈する。その後クリーニングブレード52は、駆動ローラ7aの回転に引き連れられて折れ曲がり、図8(b)に示すように完全に捲れてしまう。ブレード捲れが生じると、中間転写ベルト7上の残留トナー32をクリーニングすることが出来なくなり、画像不良が発生する。または、駆動ローラ7aの回転トルクが異常に高くなり、モータの回転が停止し装置故障として扱われる。以上、ブレード捲れの現象と、ブレード捲れの生じやすい条件について説明した。
これに対し、連続印字中にブレードが座屈するまでの温度閾値は高く、60℃以上まで耐えることが出来る。従って本実施例に示す画像形成装置21は、吸気ファン12、排気ファン13の働きにより連続印字中にクリーニングブレード52が座屈して捲れることはない。
本実施例の制御は、駆動停止状態から駆動状態に移行する瞬間の温度を管理し、クリーニングブレード捲れを回避することを目的とする。
図9に、本実施例におけるクリーニングブレード捲れ防止制御のフローチャートである。
(Step101)
まず、プリンタは、ユーザからの画像形成命令(以後JOBと呼ぶ)を実行し、一つのJOBを完全に終了させる。その後Step102へ進む。
(Step102)
次に、実行待機中の次のJOBがあるかどうかを判断する。
ここで次のJOBが無い場合は、Step105に進む。
次のJOBがある場合は、画像形成動作は停止せず、継続してプリント動作を行う(Step103へ進む。)。
(Step103)
Step103では、まず後回転に入るかどうかの判断を下す。
後回転とは、回転が停止するまでの予備回転時間を意味する。この予備回転時間中に各種ローラに印加されている電圧をOFFにしたり、モータを順次停止する。
次のJOBのデータ処理量が少なく、すぐに次のJOBを始められる場合は、Step104へ進む。次のJOBのデータ処理量が多く、すぐに次のJOBを始められない場合は、後回転を実行し、Step105に進む。
これによって、すぐに次のJOBを始められる場合は、サーミスタ1aが検知する温度Tがいかに高くても画像形成動作を停止しない制御ができる。
(Step104)
Step104では、後回転に入らずに画像形成動作を続行し、次のJOBを開始する。その後Step101へ進む。
(Step105)
Step105では、画像形成動作を停止する。即ち感光体ドラム2への潜像形成を停止、現像バイアスをオフにしてトナー供給を停止し、像担持体である感光体ドラム2と中間転写ベルト(ITB)7の駆動と定着装置10のハロゲンヒータ43を停止する。その後Step106へ進む。
(Step106)
Step106では、温度検知手段であるサーミスタ1aによって検知された温度Tが、50℃未満であるかどうかをプリンタコントローラ211で判断する。温度Tが50℃未満であった場合、本体を冷却する必要がないため、JOB待機状態に移行する(Step108へ進む)。温度Tが50℃以上であったときは、JOB待機状態に移行せず冷却を続ける(Step107へ進む)。
これによって、プリンタコントローラ211は、ホストコンピュータ22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、サーミスタ1aが検知する温度Tが所定温度(例えば50℃)より低い場合は、転写材Pへの画像形成を開始させ、ホストコンピュータ22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、サーミスタ1aが検知する温度Tが所定温度(例えば50℃)以上である場合は、転写材への画像形成を開始させない制御ができる。
(Step107)
Step107では、冷却手段である吸気ファン12と排気ファン13により、本体内に外気を取り入れ、冷却を行う。その後Step106へ進む。
(Step108)
Step108では、画像形成動作を停止したまま待機する。その後Step109へ進む。
(Step109)
Step109では、次のJOBがあるかどうかをプリンタコントローラ211が判断する。次のJOBがない場合、JOBの待機状態を維持する(Step108へ進む。)。次のJOBがある場合、Step110へ進む。
(Step110)
Step110では、画像形成動作を開始する。即ち像担持体である感光体ドラム2と中間転写ベルト(ITB)7の駆動と、定着装置10のハロゲンヒータ43の稼働と、感光体ドラム2への潜像形成を開始し、現像バイアスをオンにしてトナー供給を開始し、JOBを実行する。
このとき、温度Tは50℃未満であるので、クリーニングブレード捲れは発生しない。その後Step101へ進む。
以上、本実施例の画像形成装置におけるクリーニングブレード捲れ防止制御について説明した。
なお、クリーニングブレード捲れを防止するために、上記説明したものの他の手段として、クリーニングブレード52にサーミスタを直接取り付けて温度をモニタしても良い。
また、駆動ローラ7aがクリーニングブレード52に近接していない画像形成装置21では、クリーニングブレード温度Tとの関係が直線的である、他の部材の温度を参照しても良い。その例として、中間転写ベルト7の温度が挙げられる。クリーニングブレード52に常に接触している中間転写ベルト7の温度は、常にクリーニングブレード温度Tとほぼ等しい。また、中間転写ベルト7を駆動しているローラや、常に接触している二次転写ローラ8、感光体ドラム2等の部材の温度を参照しても良い。また、クリーニングブレード付近の雰囲気温度を検知しても良い。
また、本実施例のクリーニングブレード捲れ防止制御は、Step105において感光体ドラム2への潜像形成、現像バイアス、中間転写ベルト(ITB)7の駆動と定着装置10のハロゲンヒータ43を全て停止した。
しかし、次のような場合は、中間転写ベルト7のみ駆動を停止せずに冷却を行っても良い。例として、中間転写ベルト7を駆動させることにより、吸気ファン12、排気ファン13からの外気が効率的に中間転写ベルト7の熱を奪い、冷却効率が向上する構成である場合、定着装置10と中間転写ベルト7が近接しており、中間転写ベルト7が停止することにより局所的に加熱されてしまう構成である場合等である。
また、プリンタコントローラ211に図示していないタイマを設け、プリンタコントローラ211は、転写材Pへの画像形成が終了した際にサーミスタ1aが検知する温度Tが所定温度(例えば50℃)より低い場合であって、転写材Pへの画像形成が終了してから所定時間(例えば90秒)以内にホストコンピュータ22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合は、転写材Pへの画像形成を開始させ、転写材Pへの画像形成が終了した際にサーミスタ1aが検知する温度Tが所定温度(例えば50℃)以上である場合であって、転写材Pへの画像形成が終了してから所定時間(例えば90秒)以内にホストコンピュータ22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合は、転写材Pへの画像形成を開始させない制御を行うようにしてもよい。
さらに、プリンタコントローラ211は、転写材Pへの画像形成が終了した際にサーミスタ1aが検知する温度に応じて所定時間を異ならせるようにしてもよい。例えば、図6のグラフから、温度Tが57℃であれば所定時間を90秒、温度Tが53℃であれば所定時間を60秒、温度Tが51℃であれば所定時間を30秒というようにプリンタコントローラ211にテーブルを備え、画像形成が終了した際の温度Tに応じて十分な冷却時間をとれるように所定時間を異ならせれば、よりスループットダウンを小さく抑え、かつ効果的にブレード捲れを防止することができる。
また、プリンタコントローラ211を、サーミスタ1aが検知する温度Tおよび速度センサ(図示せず)が検知する中間転写ベルト7の速度に基づいて駆動ローラ7aの回転速度を制御するプリンタコントローラ211とし、ホストコンピュータ22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、サーミスタ1aが検知する温度Tが所定温度(例えば50℃)以上、かつ速度センサ(図示せず)が検知する速度から中間転写ベルト7が停止していると判断される場合には、転写材Pへの画像形成を開始させず、ホストコンピュータ22から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、サーミスタ1aが検知する温度Tが所定温度(例えば50℃)より低い、または速度センサ(図示せず)が検知する速度から中間転写ベルト7が回転していると判断される場合には、転写材Pへの画像形成を開始させるようにしてもよい。
以上のように、本発明の特徴は、中間転写体駆動停止から駆動状態に移行する瞬間の温度のみを、所定温度(例えば50℃)未満に保つ事である。本発明の目的は、最も効果的なタイミングで冷却を行うことであり、それによってスループットダウンを最小限に抑えつつ、クリーニングブレード捲れを防止することである。従って、強制的に印字を停止する制御に比べ、本発明は、ユーザがプリント待ちでストレスを感じる可能性を大幅に軽減できるという効果がある。
本実施例の画像形成装置におけるプリント制御に関するブロック図 本実施例の画像形成部を示す概略構成図 図2の画像形成部が具備する二次転写部における中間転写体から転写材へのトナー転写後の模式図 図2の画像形成部が具備する定着装置の詳細図 図2の画像形成部が具備するクリーニング装置の詳細図 本実施例の画像形成部における画像形成動作停止時のクリーニングブレード温度変化を示すグラフ 本実施例の画像形成部における連続印字時のクリーニングブレード温度変化を示すグラフ (a)クリーニングブレードが座屈して捲れる直前の模式図、(b)クリーニングブレードが捲れた状態の模式図 実施例におけるクリーニングブレード捲れ防止制御のフローチャート
符号の説明
1 クリーニング装置
1a サーミスタ
2 感光体ドラム
3 帯電ローラ
4 露光装置
5 反射鏡
6 現像装置
6Y イエロー現像装置
6M マゼンタ現像装置
6C シアン現像装置
6Bk ブラック現像装置
7 中間転写ベルト
7a 駆動ローラ
7b 二次転写対向ローラ
7c 張架ローラ
8 二次転写ローラ
9 二次転写ローラ用電源
10 定着装置
11 環境センサ
12 吸気ファン
13 排気ファン
21 画像形成装置
22 ホストコンピュータ
211 プリンタコントローラ
212 画像形成部
212a レーザドライバ
212b 高電圧制御部
212c モータ制御部
212d 各種センサ
31 トナー
32 残留トナー
41 定着ローラ
42 加圧ローラ
43 ハロゲンヒータ
44 非接触式温度検知手段
51 ケーシング
52 クリーニングブレード
53 支持部材
L 画像露光
A 潜像形成部
B 一次転写ニップ部
C 二次転写ニップ部
P 転写材
F クリーニングブレード当接圧
G クリーニングブレード自由長
θ クリーニングブレード当接角
μ クリーニングブレードのエッジ部に働く力

Claims (8)

  1. 転写材に画像を形成する画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体が担持する複数のトナー像が順次転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを張架するローラ部材であって、前記中間転写ベルトとともに回転するローラ部材と、
    前記ローラ部材の近傍に設けられ、前記ローラ部材の温度を検知する温度検知部と、
    前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に転写させる転写部と、
    前記転写部より前記中間転写ベルトの回転方向の下流に設けられ、前記中間転写ベルトと接しつつ前記中間転写ベルト上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材を有するクリーニング部と、
    前記画像形成装置を制御する制御部であって、前記温度検知部が検知する温度に基づいて前記複数のトナー像が前記中間転写ベルトに転写されるタイミングを調整するか否かを決定する制御部とを有し、前記制御部は、外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度より低い場合は、転写材への画像形成を開始させ、
    前記外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度以上である場合は、転写材への画像形成を開始させないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記温度検知部は、前記ローラ部材のうち、前記クリーニング部の最も近くに位置するローラ部材の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記温度検知部は、前記クリーニング部材の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 転写材に画像を形成する画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体が担持する複数色のトナー像が順次転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを張架するローラ部材であって、前記中間転写ベルトとともに回転するローラ部材と、
    前記ローラ部材の近傍に設けられ、前記ローラ部材の温度を検知する温度検知部と、
    前記中間転写ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に転写させる転写部と、
    前記転写部より前記中間転写ベルトの回転方向の下流に設けられ、前記中間転写ベルトと接しつつ前記中間転写ベルト上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材を有するクリーニング部と、
    前記画像形成装置を制御する制御部であって、前記温度検知部が検知する温度に基づいて前記複数のトナー像が前記中間転写ベルトに転写されるタイミングを調整するか否かを決定する制御部とを有し、
    前記制御部は、転写材への画像形成が終了した際に前記温度検知部が検知する温度が所定温度より低い場合であって、転写材への画像形成が終了してから所定時間以内に外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合は、転写材への画像形成を開始させ、
    転写材への画像形成が終了した際に前記温度検知部が検知する温度が所定温度以上である場合であって、転写材への画像形成が終了してから所定時間以内に前記外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合は、転写材への画像形成を開始させないことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記温度検知部は、前記ローラ部材のうち、前記クリーニング部の最も近くに位置するローラ部材の近傍に設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記温度検知部は、前記クリーニング部材の近傍に設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、転写材への画像形成が終了した際に前記温度検知部が検知する温度に応じて前記所定時間を異ならせることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 像担持体と、
    前記像担持体が担持するトナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトとともに回転するローラ部材と、
    前記ローラ部材の近傍に設けられ、前記ローラ部材の温度を検知する温度検知部と、
    前記中間転写ベルトの近傍に設けられ、前記中間転写ベルトの速度を検知する速度検知部と、
    前記中間転写ベルトと接しつつ前記中間転写ベルト上のトナーを回収するための板状のクリーニング部材を有するクリーニング部と、
    前記画像形成装置を制御する制御部であって、前記温度検知部が検知する温度および前記速度検知部が検知する速度に基づいて前記複数のトナー像が前記中間転写ベルトに転写されるタイミングを調整するか否かを決定する制御部とを有し、
    前記制御部は、外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度以上、かつ前記速度検知部が検知する速度から前記中間転写ベルトが停止していると判断される場合には、転写材への画像形成を開始させず、
    前記外部装置から画像形成を行うべき旨の指示を受信した場合であって、前記温度検知部が検知する温度が所定温度より低い、または前記速度検知部が検知する速度から前記中間転写ベルトが回転していると判断される場合には、転写材への画像形成を開始させることを特徴とする画像形成装置。
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