JP2005076487A - 多気筒エンジンのシリンダヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】多気筒エンジンのシリンダヘッドにおいて、フランジ取付ボルトがブローバイガス通路に貫通しない構成とし、従来のシール部材を不要とし、部品点数を低減するとともに、組付工数を低減し、また、吸気マニホルドの取付フランジの取付(締付)ピッチを均等とし、フランジ取付ボルトの締付面圧の均一化を図り、更に、取付フランジの全長を短くし、エンジン全体のコンパクト化を図ることにある。
【解決手段】多気筒エンジンの各気筒を気筒列方向で等間隔に配設し、各気筒間の中央にはヘッド取付ボルトが挿通するヘッド取付孔を備えたヘッド取付ボス部を配設し、このヘッド取付ボス部の内側にフランジ取付ボス部をオフセットさせて配設し、ヘッド取付ボス部とフランジ取付ボスとのオフセット量を各気筒の気筒列方向の中心から離間するに従って増大させている。
【選択図】図1

Description

この発明は、多気筒エンジンのシリンダヘッドに係り、特に吸気マニホルドの取付フランジが取り付けられるフランジ取付ボス部やブローバイガス通路を備えた多気筒エンジンのシリンダヘッドに関するものである。
車両の多気筒エンジンにおいては、シリンダブロックにヘッド取付ボルトによってシリンダヘッドが固設され、このシリンダヘッドには、各気筒間で上下方向に指向するブローバイガス通路を備えるとともに、壁面に吸気マニホルドの取付フランジを取り付けるフランジ取付ボス部を備えている。
即ち、図10、図11において、102は車両(図示せず)に搭載される多気筒用(第1〜第4気筒(#1〜#4))のエンジン、104はシリンダブロック、106はこのシリンダブロック104にヘッド取付ボルト(図示せず)によって固定されるシリンダヘッドである。エンジン102は、第1〜第4気筒(#1〜#4)が気筒列方向である長手方向Xに直列に配置され、この第1〜第4気筒(#1〜#4)の第1〜第4シリンダ軸線C1〜C4間の各第1〜第3気筒間ピッチP1〜P3を所定の間隔に設定して構成されている。
シリンダヘッド106は、鋳造で製作され、図10に示す如く、第1〜第4気筒(#1〜#4)の気筒列方向である長手方向Xに対し幅方向Yが短く、平面視において略長四角形状に形成され、幅方向Yの両側に位置して長手方向Xに指向する吸気側壁108及び排気側壁110と、この吸気側壁108及び排気側壁110の両端部に連設して幅方向Yに指向する一端壁112及び他端壁114とにより構成されている。
シリンダヘッド106には、図10、図11に示す如く、吸気側壁8側で燃焼室(図示せず)に連通して第1〜第4気筒(#1〜#4)に対応した第1〜第4吸気ポート116−1〜116−4と吸気側壁108の壁面で吸気側フランジ取付面118とが形成され、また、排気側壁110側で燃焼室に連通して各気筒に対応した各排気ポート(図示せず)と排気側壁110の壁面で排気側フランジ取付面(図示せず)とが形成されている。
吸気側フランジ取付面118には、第1〜第4吸気ポート116−1〜116−4周りの第1〜第4フランジ取付座120−1〜120−4が備えられ、図示しないが、吸気マニホルドの取付フランジが複数のフランジ取付ボルトで取り付けられる。
シリンダヘッド106の上部位には、図10に示す如く、一端壁112及び他端壁114と平行で且つ第1〜第4気筒(#1〜#4)に対応した位置で、第1〜第4軸受部122−1〜122−4が設けられているとともに、この第1〜第4軸受部122−1〜122−4の各中央部位で第1〜第4気筒(#1〜#4)に対応した第1〜第4プラグ筒部124−1〜124−4が第1〜第4軸受部122−1〜122−4と一体的に夫々設けられている。
また、シリンダヘッド106上部位においては、図10に示す如く、第1気筒(#1)に対応して、第1軸受部122−1に連設した一対の第1吸気一側タペット壁126−1A・第1吸気他側タペット壁126−1B及び一対の第1排気一側タペット壁126−1C・第1排気他側タペット壁126−1Dが設けられている。第2気筒(#2)に対応して、第2軸受部122−2に連設した一対の第2吸気一側タペット壁126−2A・第2吸気他側タペット壁126−2B及び一対の第2排気一側タペット壁126−2C・第2排気他側タペット壁126−2Dが設けられている。第3気筒(#3)に対応して、第3軸受部122−3に連設した一対の第3吸気一側タペット壁126−3A・第3吸気他側タペット壁126−3B及び一対の第3排気一側タペット壁126−3C・第3排気他側タペット壁126−3Dが設けられている。そして、第4気筒(#4)に対応して、第4軸受部122−4に連設した一対の第4吸気一側タペット壁126−4A・第4吸気他側タペット壁126−4B及び一対の第4排気一側タペット壁126−4C・第4排気他側タペット壁126−4Dが設けられている。
シリンダヘッド106においては、図10に示す如く、上面106Aから下面106Bに貫通してヘッド取付ボルト(図示せず)を挿通するように、第1気筒(♯1)側で長手方向Xの一端部位において幅方向Yに指向した第1ヘッド取付列128−1で、第1吸気側、第1排気側ヘッド取付孔130−1A、130−1Bを備えた第1吸気側、第1排気側ヘッド取付ボス部132−1A、132−1Bが設けられている。第1気筒(♯1)と第2気筒(♯2)間の中央部位において幅方向Yに指向した第2ヘッド取付列128−2で、第2吸気側、第2排気側ヘッド取付孔130−2A、130−2Bを備えた第2吸気側、第2排気側ヘッド取付ボス部132−2A、132−2Bが設けられている。第2気筒(♯2)と第3気筒(♯3)間の中央部位において幅方向Yに指向した第3ヘッド取付列128−3で、第3吸気側、第3排気側ヘッド取付孔130−3A、130−3Bを備えた第3吸気側、第3排気側ヘッド取付ボス部132−3A、132−3Bが設けられている。第3気筒(♯3)と第4気筒(♯4)間の中央部位において幅方向Yに指向する第4ヘッド取付列128−4で、第4吸気側、第4排気側ヘッド取付孔130−4A、130−4Bを備えた第4吸気側、第4排気側ヘッド取付ボス部132−4A、132−4Bが設けられている。そして、第4気筒(♯4)側での長手方向Xの他端部位において幅方向Yに指向した第5ヘッド取付列128−5で、第5吸気側、第5排気側ヘッド取付孔130−5A、130−5Bを備えた第5吸気側、第5排気側ヘッド取付ボス部132−5A、132−5Bが設けられている。
各ヘッド取付孔130には、図示しないが、シリンダヘッド106をシリンダブロック104に固設するヘッド取付ボルトが挿通して設けられる。
図10に示す如く、第1吸気側、第1排気側ヘッド取付孔130−1A、130−1Bの各中心を通る第1ヘッド取付列128−1の第1ヘッド取付中心線E1と第2吸気側、第2排気側ヘッド取付孔130−2A、130−2Bの各中心を通る第2ヘッド取付列128−2の第2ヘッド取付中心線E2との間は、第1ヘッド取付ピッチQ1で離間している。第2ヘッド取付列128−2の第2ヘッド取付中心線E2と第3吸気側、第3排気側ヘッド取付孔130−3A、130−3Bの各中心を通る第3ヘッド取付列128−3の第3ヘッド取付中心線E3との間は、第2ヘッド取付ピッチQ2で離間している。第3ヘッド取付列128−3の第3ヘッド取付中心線E3と第4吸気側、第4排気側ヘッド取付孔130−4A、130−4Bの各中心を通る第4ヘッド取付列128−4の第4ヘッド取付中心線E4との間は、第3ヘッド取付ピッチQ3で離間している。そして、第4ヘッド取付列128−4の第4ヘッド取付中心線E4と第5吸気側、第5排気側ヘッド取付孔130−5A、130−5Bの各中心を通る第5ヘッド取付列128−5の第5ヘッド取付中心線E5との間は、第4ヘッド取付ピッチQ4で離間している。
図11に示す如く、シリンダヘッド106の吸気マニホルド取付面118においては、第1吸気ポート116−1の一側であるシリンダヘッド106の長手方向Xの一端部位において上下方向に指向する第1フランジ取付列134−1で、第1上側、第1下側フランジ取付孔136−1A、136−1Bを備えた第1上側、第1下側フランジ取付ボス部138−1A、138−1Bが設けられている。第1吸気ポート116−1の他側である第2吸気ポート116−2の一側において上下方向に指向する第2フランジ取付列134−2で、第2上側、第2下側フランジ取付孔136−2A、136−2Bを備えた第2上側、第2下側フランジ取付ボス部138−2A、138−2Bが設けられている。第2吸気ポート116−2の他側である第3吸気ポート116−3の一側において上下方向に指向する第3フランジ取付列134−3で、第3上側、第3下側フランジ取付孔136−3A、136−3Bを備えた第3上側、第3下側フランジ取付ボス部138−3A、138−3Bが設けられている。第3吸気ポート116−3の他側である第4吸気ポート116−4の一側において上下方向に指向する第4フランジ取付列134−4で、第4上側、第4下側フランジ取付孔136−3A、136−3Bを備えた第4上側、第4下側フランジ取付ボス部138−3A、138−3Bが設けられている。そして、第4吸気ポート116−4の他側であるシリンダヘッド106の長手方向Xの他端部位において上下方向に指向した第5フランジ取付列134−5で、第5上側、第5下側フランジ取付孔136−3A、136−3Bを備えた第5上側、第5下側フランジ取付ボス部138−3A、138−3Bが設けられている。
図11に示す如く、第1上側、第2下側フランジ取付孔136−1A、136−1Bの各中心を通る第1フランジ取付列134−1の第1フランジ取付中心線F1は、シリンダヘッド6の一端壁112側に位置している。第2上側、第2下側フランジ取付孔136−2A、136−2Bの各中心を通る第2フランジ取付列134−2の第2フランジ取付中心線F2は、第2ヘッド取付中心線E2と一致している。第3上側、第3下側フランジ取付孔136−3A、136−3Bの各中心を通る第3フランジ取付列134−3の第3フランジ取付中心線F3は、第3ヘッド取付中心線E3と一致している。第4上側、第4下側フランジ取付孔136−4A、136−4Bの各中心を通る第4フランジ取付列134−4の第4フランジ取付中心線F4は、第4ヘッド取付中心線E4と一致している。第5上側、第5下側フランジ取付孔136−5A、136−5Bの各中心を通る第5フランジ取付列134−5の第5フランジ取付中心線F5は、シリンダヘッド6の他端壁114側に位置している。
第1フランジ取付中心線F1と第2フランジ取付中心線F2間の第1フランジ取付ピッチR1と、第4フランジ取付中心線F4と第5フランジ取付中心線F5間の第4フランジ取付ピッチR4とは、同一に設定されている。第2フランジ取付中心線F2と第3フランジ取付中心線F3間の第2フランジ取付ピッチR2と、第3フランジ取付中心線F3と第4フランジ取付中心線F4間の第3フランジ取付ピッチR3とは、同一に設定されている。ここで、第2フランジ取付ピッチR2(又は第3フランジ取付ピッチR3)>第1フランジ取付ピッチR1(又は第4フランジ取付ピッチR4)の関係にある。
各フランジ取付孔136には、図示しないが、吸気マニホルドの取付フランジを取り付けるフランジ取付ボルトが螺着して設けられる。
シリンダヘッド106の吸気側においては、図10、図11に示す如く、上面106Aから下面106Bに貫通するように、第1気筒(#1)と第2気筒(#2)との間で、第1上側通路140−1Aと第1下側通路140−1Bとからなる第1吸気側ブローバイガス通路142−1が形成され、また、第2気筒(#2)と第3気筒(#3)との間で、第2上側通路140−2Aと第2下側通路140−2Bとからなる第2吸気側ブローバイガス通路142−2が形成され、更に、第3気筒(#3)と第4気筒(#4)との間で、第3上側通路140−3Aと第2下側通路140−3Bとからなる第3吸気側ブローバイガス通路142−3が形成されている。
また、シリンダヘッド106の排気側においては、図10、図11に示す如く、上面106Aから下面106Bに貫通するように、第1気筒(#1)と第2気筒(#2)との間で、第1排気側ブローバイガス通路144−1が形成され、また、第2気筒(#2)と第3気筒(#3)との間で、第2排気側ブローバイガス通路144−2が形成され、更に、第3気筒(#3)と第4気筒(#4)との間で、第3吸気側ブローバイガス通路144−3が形成されている。
第1吸気側ブローバイガス通路142−1は、第2フランジ取付列134−2の第2吸気側ヘッド取付ボス部138−2A近傍で且つ壁面の吸気側フランジ取付面118側に位置し、第2ヘッド取付中心線E2上に位置している。また、第1排気側ブローバイガス通路144−1は、第2フランジ取付列134−2の第2排気側ヘッド取付ボス部138−2B近傍で且つ壁面の排気側フランジ取付面側に位置し、第2ヘッド取付中心線E2上に位置している。
第2吸気側ブローバイガス通路142−2は、第3フランジ取付列134−3の第3吸気側ヘッド取付ボス部138−3A近傍で且つ壁面の吸気側フランジ取付面118側に位置し、第3ヘッド取付中心線E3上に位置している。また、第2排気側ブローバイガス通路144−2は、第3フランジ取付列134−3の第3排気側ヘッド取付ボス部138−3B近傍で且つ壁面の排気側フランジ取付面側に位置し、第3ヘッド取付中心線E3上に位置している。
第3吸気側ブローバイガス通路142−3は、第4フランジ取付列134−4の第4吸気側ヘッド取付ボス部138−4A近傍で且つ壁面の吸気側フランジ取付面118側に位置し、第4ヘッド取付中心線E4上に位置している。また、第3排気側ブローバイガス通路144−3は、第4フランジ取付列134−4の第4排気側ヘッド取付ボス部138−4B近傍で且つ壁面の排気側フランジ取付面側に位置し、第4ヘッド取付中心線E4上に位置している。
また、シリンダヘッド106の吸気側には、第1〜第4吸気ポート116−1〜116−4のポート開口の上側の中央部位で且つ第1〜第4気筒(#1〜#4)の第1〜第4シリンダ軸線C1〜C4上に、第1〜第4燃料噴射弁取付孔146−1〜146−4を備えた第1〜第4燃料噴射弁取付ボス部148−1〜148−4が設けられている。
また、従来、エンジンのシリンダヘッドには、ブローバイガス通路周りに厚肉部位を設け、この厚肉部位には装備品用を取り付ける取付ボスを設けることで、鋳造時における取付ボスへの湯廻りを良好にするものがある。
特開2000−329000号公報
ところで、従来、多気筒エンジンのシリンダヘッドにおいては、図10、図11に示す如く、特に、吸気マニホルドの取付フランジを取り付ける複数のフランジ取付列中の第2フランジ取付列と第1ブローバイガス通路とが同じに位置に配設され、また、複数のフランジ取付列中の第4フランジ取付列と第3ブローバイガス通路とが同じに位置に配設されていることから、第2、第4フランジ取付列で取り付ける各フランジ取付ボルトが第1、第3ブローバイガス通路に貫通してしまい、このため、第2、第4フランジ取付列に取り付ける各フランジ取付ボルトにシール部材が必要になり、よって、部品点数が増加するとともに、組付工数が増加するという不都合があった。
また、各フランジ取付ボルトが第1、第3ブローバイガス通路に貫通しないように、各フランジ取付座をシリンダヘッドの外側に配設しようとする場合に、吸気マニホルドの取付フランジがシリンダヘッドの外面から張り出してしまい、このため、吸気マニホルドの取付フランジの取付(締結)ピッチが不均等となり、フランジ取付ボルトの締付面圧が不均一になってしまい、また、吸気マニホルドの取付フランジの全長が長くなってエンジン全体が大型化になるという不都合が生じた。
この発明は、多気筒エンジンのシリンダブロックにヘッド取付ボルトによって固設され、前記多気筒エンジンの各気筒間で上下方向に指向するブローバイガス通路を備えるとともに、壁面には吸気マニホルドの取付フランジを取り付けるフランジ取付ボス部を備えた多気筒エンジンのシリンダヘッドにおいて、前記多気筒エンジンの各気筒を気筒列方向で等間隔に配設し、前記各気筒間の中央には前記ヘッド取付ボルトが挿通するヘッド取付孔を備えたヘッド取付ボス部を配設し、このヘッド取付ボス部の内側に前記フランジ取付ボス部をオフセットさせて配設し、前記ヘッド取付ボス部と前記フランジ取付ボスとのオフセット量を前記各気筒の気筒列方向の中心から離間するに従って増大させたことを特徴とする。
この発明の多気筒エンジンのシリンダヘッドは、各気筒間の中央にはヘッド取付ボルトが挿通するヘッド取付孔を備えたヘッド取付ボス部を配設し、ヘッド取付ボス部の内側にフランジ取付ボス部をオフセットさせて配設し、ヘッド取付ボス部とフランジ取付ボスとのオフセット量を各気筒の気筒列方向の中心から離間するに従って増大させることから、フランジ取付ボルトがブローバイガス通路に貫通しない構成とし、これにより、従来のシール部材を不要とし、部品点数を低減するとともに、組付工数を低減し、また、吸気マニホルドの取付フランジの取付(締付)ピッチを均等とし、フランジ取付ボルトの締付面圧の均一化を図り、更に、取付フランジの全長を短くし、エンジン全体のコンパクト化を図ることができる。
この発明は、エンジン全体のコンパクト化を図る目的を、ヘッド取付ボス部とフランジ取付ボスとのオフセット量を変更することで実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図7は、この発明の第1実施例を示すものである。
図1〜図5において、2は車両(図示せず)に搭載される多気筒用(第1〜第4気筒(#1〜#4))のエンジン、4はシリンダブロック、6はこのシリンダブロック4にヘッド取付ボルト(図示せず)によって固定されるシリンダヘッドである。エンジン2は、第1〜第4気筒(#1〜#4)が気筒列方向である長手方向Xに直列に配置され、この第1〜第4気筒(#1〜#4)の第1〜第4シリンダ軸線C1〜C4間の第1〜第3気筒間ピッチP1〜P3を長手方向Xで等間隔に配設して構成されている。
シリンダヘッド6は、鋳造で製作され、第1〜第4気筒(#1〜#4)の気筒列方向である長手方向Xに対し幅方向Yが短く、平面視において略長四角形状に形成され、幅方向Yの両側に位置して長手方向Xに指向する吸気側壁8及び排気側壁10と、この吸気側壁8及び排気側壁10の両端部に連設して幅方向Yに指向する一端壁12及び他端壁14とにより構成されている。
シリンダヘッド6には、図1、図2、図6、図7に示す如く、下面6Bに開口した燃焼室16が形成され、また、吸気側壁8側で燃焼室16に連通して第1〜第4気筒(#1〜#4)に対応した第1〜第4吸気ポート18−1〜18−4と吸気側壁8の壁面である吸気側フランジ取付面20とが形成され、また、排気側壁10側で燃焼室16に連通して各気筒に対応した各排気ポート22と排気側壁10の壁面である排気側フランジ取付面24とが形成されている。
吸気側フランジ取付面20は、図1、図2に示す如く、第1〜第4吸気ポート18−1〜18−4周りの第1〜第4フランジ取付座20−1〜20−4と、この第1〜第4フランジ取付座20−1〜20−4に連設して下側の連結取付座20−5とが一体的になって形成されている。第2〜4フランジ取付座20−2〜20−4と下側の連結取付座20−5との間には、空隙部CLが設けられている。この下側の連結取付座20−5を具体的に説明すると、後述する第2下側フランジ取付ボス部52−2Bと第3下側フランジ取付ボス部52−3Bとはシリンダヘッド6の長手方向に沿って直線状に延びる第1リブ74−1を介して連結されており、第3下側フランジ取付ボス部52−3Bと第4下側フランジ取付ボス部52−4Bとシリンダヘッド6の長手方向に沿って直線状に延びる第2リブ74−2を介して連結されており、第4下側フランジ取付ボス部52−4Bと第5下側フランジ取付ボス部52−5Bとはシリンダヘッド6の長手方向に沿って直線状に延びる延びる第3リブ74−3を介して連結されており、第5下側フランジ取付ボス部52−5Bと第5上側フランジ取付ボス部52−5Aとはシリンダヘッド6の上下方向に沿って外側に湾曲して形成される第4リブ74−4を介して連結されている。
この吸気側フランジ取付面20には、図5に示す如く、吸気マニホルド26の取付フランジ28が複数のフランジ取付ボルト30で取り付けられる。また、排気側フランジ取付面24には、図示しないが、排気マニホルドの取付フランジが複数のフランジ取付ボルトで取り付けられる。
シリンダヘッド6の上部位には、図3〜図5に示す如く、一端壁12及び他端壁14と平行で且つ第1〜第4気筒(#1〜#4)に対応した位置で、第1〜第4軸受部32−1〜32−4が設けられているとともに、この第1〜第4軸受部32−1〜32−4の各中央部位で第1〜第4気筒(#1〜#4)に対応した第1〜第4プラグ筒部34−1〜34−4が第1〜第4軸受部32−1〜32−4と一体的に設けられている。
また、シリンダヘッド6上部位においては、図3、図4に示す如く、第1気筒(#1)に対応して、第1軸受部32−1に連設した一対の第1吸気一側タペット壁36−1A・第1吸気他側タペット壁36−1B及び一対の第1排気一側タペット壁36−1C・第1排気他側タペット壁36−1Dが設けられている。第2気筒(#2)に対応して、第2軸受部32−2に連設した一対の第2吸気一側タペット壁36−2A・第2吸気他側タペット壁36−2B及び一対の第2排気一側タペット壁36−2C・第2排気他側タペット壁36−2Dが設けられている。第3気筒(#3)に対応して、第3軸受部32−3に連設した一対の第3吸気一側タペット壁36−3A・第3吸気他側タペット壁36−3B及び一対の第3排気一側タペット壁36−3C・第3排気他側タペット壁36−3Dが設けられている。そして、第4気筒(#4)に対応して、第4軸受部32−4に連設した一対の第4吸気一側タペット壁36−4A・第4吸気他側タペット壁36−4B及び一対の第4排気一側タペット壁36−4C・第4排気他側タペット壁36−4Dが設けられている。
第1気筒(#1)に対応した一対の第1吸気一側タペット壁36−1A・第1吸気他側タペット壁36−1B及び一対の第1排気一側タペット壁36−1C・第1排気他側タペット壁36−1Dには、一対の第1吸気一側タペット38−1A・第1吸気他側タペット38−1B及び一対の第1排気一側タペット38−1C・第1排気他側タペット38−1Dが設けられている。第2気筒(#2)に対応した一対の第2吸気一側タペット壁36−2A・第2吸気他側タペット壁36−2B及び一対の第2排気一側タペット壁36−2C・第2排気他側タペット壁36−2Dには、一対の第2吸気一側タペット38−2A・第2吸気他側タペット38−2B及び一対の第2排気一側タペット38−2C・第2排気他側タペット38−2Dが設けられている。第3気筒(#3)に対応した一対の第3吸気一側タペット壁36−3A・第3吸気他側タペット壁36−3B及び一対の第3排気一側タペット壁36−3C・第3排気他側タペット壁36−3Dには、一対の第3吸気一側タペット38−3A・第3吸気他側タペット38−3B及び一対の第3排気一側タペット38−3C・第3排気他側タペット38−3Dが設けられている。そして、第4気筒(#4)に対応した一対の第4吸気一側タペット壁36−4A・第4吸気他側タペット壁36−4B及び一対の第4排気一側タペット壁36−4C・第4排気他側タペット壁36−4Dには、一対の第4吸気一側タペット38−4A・第4吸気他側タペット38−4B及び一対の第4排気一側タペット38−4C・第4排気他側タペット38−4Dが設けられている。
シリンダヘッド6の上部位の吸気側においては、図2〜図5に示す如く、一対の第1吸気一側タペット壁36−1A・第1吸気他側タペット壁36−1Bの周辺で、一対の第1一側オイル溜め壁40−1A・第1他側オイル溜め壁40−1Bが第1軸受部32−1に連設されている。一対の第2吸気一側タペット壁36−2A・第2吸気他側タペット壁36−2Bの周辺で、一対の第2一側オイル溜め壁40−2A・第2他側オイル溜め壁40−2Bが第2軸受部32−2に連設されている。一対の第3吸気一側タペット壁36−3A・第3吸気他側タペット壁36−3Bの周辺で、一対の第3一側オイル溜め壁40−3A・第3他側オイル溜め壁40−3Bが第3軸受部32−3に連設されている。そして、一対の第4吸気一側タペット壁36−4A・第4吸気他側タペット壁36−4Bの周辺で、一対の第4一側オイル溜め壁40−4A・第4他側オイル溜め壁40−4Bが第4軸受部32−4に連設されている。具体的には、第1一側オイル溜め壁40−1Aは第1プラグ筒部34−1の一側壁と後述する第1ヘッド取付ボス部46−1の他側壁とを連結するとともに第1吸気一側タペット壁36−1Aの中心側を取り囲むように形成されており、第1他側オイル溜め壁40−1Bは第1プラグ筒部34−1の他側壁と後述する第2ヘッド取付ボス部46−2の一側壁とを連結するとともに第1吸気他側タペット壁36−1Bの中心側を取り囲むように形成されている。第2一側オイル溜め壁40−2A・第2他側オイル溜め壁40−2B、第3一側オイル溜め壁40−3A・第3他側オイル溜め壁40−3B、第4一側オイル溜め壁40−4A・第4他側オイル溜め壁40−4Bについても、同様に形成されているので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
シリンダヘッド6においては、図1〜図4に示す如く、上面6Aから下面6Bに貫通してヘッド取付ボルト(図示せず)を挿通するように、第1気筒(♯1)側で長手方向Xの一端部位において幅方向Yに指向した第1ヘッド取付列42−1で、第1吸気側、第1排気側ヘッド取付孔44−1A、44−1Bを備えた第1吸気側、第1排気側ヘッド取付ボス部46−1A、46−1Bが設けられている。第1気筒(♯1)と第2気筒(♯2)間の中央部位において幅方向Yに指向した第2ヘッド取付列42−2で、第2吸気側、第2排気側ヘッド取付孔44−2A、44−2Bを備えた第2吸気側、第2排気側ヘッド取付ボス部46−2A、46−2Bが設けられている。第2気筒(♯2)と第3気筒(♯3)間の中央部位において幅方向Yに指向した第3ヘッド取付列42−3で、第3吸気側、第3排気側ヘッド取付孔44−3A、44−3Bを備えた第3吸気側、第3排気側ヘッド取付ボス部46−3A、46−3Bが設けられている。第3気筒(♯3)と第4気筒(♯4)間の中央部位において幅方向Yに指向する第4ヘッド取付列42−4で、第4吸気側、第4排気側ヘッド取付孔44−4A、44−4Bを備えた第4吸気側、第4排気側ヘッド取付ボス部46−4A、46−4Bが設けられている。そして、第4気筒(♯4)側での長手方向Xの他端部位において幅方向Yに指向した第5ヘッド取付列42−5で、第5吸気側、第5排気側ヘッド取付孔44−4A、44−4Bを備えた第5吸気側、第5排気側ヘッド取付ボス部46−5A、46−5Bが設けられている。
各ヘッド取付孔44には、図示しないが、シリンダヘッド6をシリンダブロック6の固設するヘッド取付ボルトが挿通して設けられる。よって、各気筒間の中央には、ヘッド取付ボルトが挿通するヘッド取付孔44を備えたヘッド取付ボス部46が配設される。
図3、図4に示す如く、第1吸気側、第1排気側ヘッド取付孔44−1A、44−1Bの各中心を通る第1ヘッド取付列42−1の第1ヘッド取付中心線E1と第2吸気側、第2排気側ヘッド取付孔44−2A、44−2Bの各中心を通る第2ヘッド取付列42−2の第2ヘッド取付中心線E2との間は、第1ヘッド取付ピッチQ1で離間している。第2ヘッド取付列42−2の第2ヘッド取付中心線E2と第3吸気側、第3排気側ヘッド取付孔44−3A、44−3Bの各中心を通る第3ヘッド取付列42−3の第3ヘッド取付中心線E3との間は、第2ヘッド取付ピッチQ2で離間している。第3ヘッド取付列42−3の第3ヘッド取付中心線E3と第4吸気側、第4排気側ヘッド取付孔44−4A、44−4Bの各中心を通る第4ヘッド取付列42−4の第4ヘッド取付中心線E4との間は、第3ヘッド取付ピッチQ3で離間している。そして、第4ヘッド取付列42−4の第4ヘッド取付中心線E4と第5吸気側、第5排気側ヘッド取付孔44−5A、44−5Bの各中心を通る第5ヘッド取付列42−5の第5ヘッド取付中心線E5との間は、第4ヘッド取付ピッチQ4で離間している。
第1ヘッド取付ピッチQ1と第2ヘッド取付ピッチQ2と第3ヘッド取付ピッチQ3と第4ヘッド取付ピッチQ4とは、同一に設定されている。
また、図3に示す如く、第1シリンダ軸線C1は、第1ヘッド取付中心線E1と第2ヘッド取付中心線E2との中間に位置している。 第2シリンダ軸線C2は、第2ヘッド取付中心線E2と第3ヘッド取付中心線E3との中間に位置している。よって、第2ヘッド取付中心線E2は、第1シリンダ軸線C1と第2シリンダ軸線C2との間を2等分する位置に配設されている。第3シリンダ軸線C3は、第3ヘッド取付中心線E3と第4ヘッド取付中心線E4との中間に位置している。よって、第3ヘッド取付中心線E3は、各気筒の気筒列方向Xの中心となるものであり、第2シリンダ軸線C2と第3シリンダ軸線C3との間を2等分する位置に配設されている。第4シリンダ軸線C4は、第4ヘッド取付中心線E4と第5ヘッド取付中心線E5との中間に位置している。よって、第4ヘッド取付中心線E4は、第3シリンダ軸線C3と第4シリンダ軸線C4との間を2等分する位置に配設されている。
図1、図2に示す如く、シリンダヘッド6の壁面である吸気マニホルド取付面20においては、吸気マニホルド26の取付フランジ28を取り付けるように、第1吸気ポート18−1の一側であるシリンダヘッド6の長手方向Xの一端部位において上下方向に指向する第1フランジ取付列48−1で、第1上側、第1下側フランジ取付孔50−1A、50−1Bを備えた第1上側、第1下側フランジ取付ボス部52−1A、52−1Bが設けられている。第1吸気ポート18−1の他側である第2吸気ポート18−2の一側において上下方向に指向する第2フランジ取付列48−2で、第2上側、第2下側フランジ取付孔50−2A、50−2Bを備えた第2上側、第2下側フランジ取付ボス部52−2A、52−2Bが設けられている。第2吸気ポート18−2の他側である第3吸気ポート18−3の一側において上下方向に指向する第3フランジ取付列48−3で、第3上側、第3下側フランジ取付孔50−3A、50−3Bを備えた第3上側、第3下側フランジ取付ボス部52−3A、52−3Bが設けられている。第3吸気ポート18−3の他側である第4吸気ポート18−4の一側において上下方向に指向する第4フランジ取付列48−4で、第4上側、第4下側フランジ取付孔50−3A、50−3Bを備えた第4上側、第4下側フランジ取付ボス部52−3A、52−3Bが設けられている。そして、第4吸気ポート18−4の他側であるシリンダヘッド6の長手方向Xの他端部位において上下方向に指向した第5フランジ取付列48−5で、第5上側、第5下側フランジ取付孔50−3A、50−3Bを備えた第5上側、第5下側フランジ取付ボス部52−3A、52−3Bが設けられている。
図1、図2に示す如く、第1上側、第1下側フランジ取付孔50−1A、50−1Bの各中心を通る第1フランジ取付列48−1の第1フランジ取付中心線F1は、第1ヘッド取付中心線E1よりもシリンダヘッド6の内側である中央側、つまり、気筒列方向である長手方向Xの中央側の第3ヘッド取付列42−3側に第1取付オフセット量M1だけオフセットして位置している。第2上側、第2下側フランジ取付孔50−2A、50−2Bの各中心を通る第2フランジ取付列48−2の第2フランジ取付中心線F2は、第2ヘッド取付中心線E2よりもシリンダヘッド6の内側である中央側、つまり、気筒列方向である長手方向Xの中央側の第3ヘッド取付列42−3側に第2取付オフセット量M2だけオフセットして位置している。第3上側、第3下側フランジ取付孔50−3A、50−3Bの各中心を通る第3フランジ取付列48−3の第3フランジ取付中心線F3は、第3ヘッド取付中心線E3と一致している。第4上側、第4下側フランジ取付孔50−4A、50−4Bの各中心を通る第4フランジ取付列48−4の第4フランジ取付中心線F4は、第4ヘッド取付中心線E4よりもシリンダヘッド6の内側である中央側、つまり、気筒列方向である長手方向Xの中央側の第3ヘッド取付列42−3側に第3取付オフセット量M3だけオフセットして位置している。第5上側、第5下側フランジ取付孔50−5A、50−5Bの各中心を通る第5フランジ取付列48−5の第5フランジ取付中心線F5は、第5ヘッド取付中心線E5よりもシリンダヘッド6の内側である中央側、つまり、気筒列方向である長手方向Xの中央側の第3ヘッド取付列42−3側に第4取付オフセット量M4だけオフセットして位置している。ここで、第1取付オフセット量M1=第4取付オフセット量M4>第2取付オフセット量M2=第3取付オフセット量M3の関係がある。
図1に示す如く、第1フランジ取付中心線F1と第2フランジ取付中心線F2間の第1フランジ取付ピッチR1と、第2フランジ取付中心線F2と第3フランジ取付中心線F3間の第2フランジ取付ピッチR2と、第3フランジ取付中心線F3と第4フランジ取付中心線F4間の第3フランジ取付ピッチR3と、第4フランジ取付中心線F4と第5フランジ取付中心線F5間の第4フランジ取付ピッチR4とは、同一に設定されている。
従って、第1取付オフセット量M1、第4取付オフセット量M4と第2取付オフセット量M2=第3取付オフセット量M3とのオフセット量にあっては、各気筒の気筒列方向である長手方向Xの中心となる第3ヘッド取付列42−3から離間するに従って増大するように設定されている。この場合、M1(又はM4)=M2(又はM3)*2の関係にある。また、各気筒の気筒列方向である長手方向Xの中心側の各気筒間である第2気筒(♯2)と第3気筒(♯3)との間において、第3フランジ取付列48と第3ヘッド取付列42とを一致させ、つまり、第3上側、第3下側フランジ取付ボス部52−3A、52−3Bを、第3吸気側、第3排気側ヘッド取付ボス部46−3A、46−3Bと一致させて前記中心側の第2気筒(♯2)と第3気筒(♯3)間の中央部位に配設している。
シリンダヘッド6の吸気側においては、各気筒間で上面6Aから下面6Bに上下方向に貫通するように、第1気筒(#1)と第2気筒(#2)との間で、第1上側通路54−1Aと第1下側通路54−1Bとからなる第1吸気側ブローバイガス通路56−1が形成され、また、第3気筒(#3)と第4気筒(#4)との間で、第2上側通路54−2Aと第2下側通路54−2Bとからなる第2吸気側ブローバイガス通路56−2が形成されている。
第1吸気側ブローバイガス通路56−1は、第2フランジ取付列48−2の第2吸気側ヘッド取付ボス部46−2A近傍で且つ壁面の吸気側フランジ取付面20側に位置し、第1通路中心線G1が第2ヘッド取付中心線E2よりもシリンダヘッド6の一端側の外側、つまり、第2フランジ取付列48−2とは逆側に第1通路オフセット量S1だけオフセットして位置している。第2吸気側ブローバイガス通路56−2は、第4フランジ取付列48−4の第2吸気側ヘッド取付ボス部46−4A近傍で且つ壁面の吸気側フランジ取付面20側に位置し、第2通路中心線G2が第4ヘッド取付中心線E4よりもシリンダヘッド6の他端側の外側、つまり、第4フランジ取付列48−4とは逆側にに第2通路オフセット量S2だけオフセットして位置している。ここで、第1通路オフセット量S1=第2通路オフセット量S2の関係がある。
また、シリンダヘッド6の吸気側フランジ取付面20の壁面には、第1吸気ポート18−1と第2吸気ポート18−2との間で第2上側フランジ取付ボス部52−2Aの斜め上側且つ内側、つまり、第3ヘッド取付列42−3側に第1燃料デリバリパイプ取付穴58−1を備えた第1燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1が設けられ、また、第3吸気ポート18−3と第4吸気ポート18−4との間で且つ第4上側フランジ取付ボス部52−4Aの斜め上側で且つ内側、つまり、第3ヘッド取付列42−3側、第2燃料デリバリパイプ取付穴58−2を備えた第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−2が設けられている。
第1パイプ取付穴58−1の中心を通る第1パイプ取付中心線H1は、第2ヘッド取付中心線E2よりもシリンダヘッド6の内側である中央側、つまり、第2フランジ取付列48−2と同じ側に第1パイプオフセット量T1だけオフセットして位置している。第2パイプ取付穴58−2の中心を通る第2パイプ取付中心線H2は、第4ヘッド取付中心線E4よりもシリンダヘッド6の中央側、つまり、第4フランジ取付列48−4と同じ側に第2パイプオフセット量T2だけオフセットして位置している。ここで、第1パイプオフセット量T1=第2パイプオフセット量T2の関係がある。
従って、図1に示す如く、第1パイプ取付中心線H1と第2シリンダ軸線C2との間の第1間隔U1は、第1間隔U1>第1パイプオフセット量T1の関係にある。また、第2パイプ取付中心線H2と第4シリンダ軸線C4との間の第2間隔U2は、第2間隔U2>第2パイプオフセット量T2の関係にある。よって、第1間隔U1=第2間隔U2の関係にある。
また、シリンダヘッド6の吸気側には、第1〜第4吸気ポート18−1〜18−4の各ポート開口の上側の中央部位で第1〜第4気筒(#1〜#4)の第1〜第4シリンダ軸線C1〜C4上に、第1〜第4燃料噴射弁取付孔62−1〜62−4を備えた第1〜第4燃料噴射弁取付ボス部64−1〜64−4が設けられている。
従って、第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部68−1、68−2は、第2、第4燃料噴射弁取付ボス部64−2、64−4よりも第2、第4フランジ取付列42−2、42−2に近接して配設されている。
第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部68−1、68−2には、図5に示す如く、燃料デリバリパイプ66の第1、第2パイプブラケット68−1、68−2が第1、第2パイプ取付ボルト70−1、70−2によって取り付けられる。
また、第1〜第4燃料噴射弁取付ボス部64−1〜64−4には、図5に示す如く、第1〜第4燃料噴射弁72−1〜72−4が取り付けられる。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
シリンダヘッド6において、図1〜図4に示す如く、第1〜第4気筒(♯1〜♯4)を気筒列方向である長手方向Xで第1〜第4気筒間ピッチP1〜P4の等間隔で配設し、この各気筒間の中央にはヘッド取付ボルト30が挿通するヘッド取付孔44を備えたヘッド取付ボス部46を配設し、そして、特に、第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4の内側に第2、第4フランジ取付ボス部52−2、52−4をオフセットさせて配設し、この第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4と第2、第4フランジ取付ボス部52−2、52−4とのオフセット量Mを各気筒の気筒列方向である長手方向Xの中心である第3フランジ取付ボス部52−3から離間するに従って増大させたことから、フランジ取付ボルト30が第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2に貫通しない構成とし、従来のシール部材を不要とし、部品点数を低減するとともに、組付工数を低減し、また、吸気マニホルド26の取付フランジ28の取付(締付)ピッチを均等とし、フランジ取付ボルト30の締付面圧の均一化を図り、更に、取付フランジ28の全長を短くし、エンジン全体のコンパクト化を図ることができる。
また、第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2を第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4の外側にオフセットさせて配設するとともに、第2、第4フランジ取付ボス部52−1、52−4を第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4の内側にオフセットさせて配設したことから、フランジ取付ボルト30と第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2の干渉を回避することができるとともに、取付フランジ28の全長を短くすることができる。
更に、各フランジ取付ボス52と各ヘッド取付ボス部46とのオフセット量Mは、各気筒の気筒列方向である長手方向Xの中心である第3フランジ取付ボス52−3から離間するに従って増大されたことにより、シリンダヘッド6の全長をより短くすることができる。
更にまた、各気筒に対応する各吸気ポート18の各ポート開口の上側の中央部位には第2、第3燃料噴射弁取付ボス部64−2、64−3を夫々設け、第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4の内側に第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2を配設し、この第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2を第2、第3燃料噴射弁取付ボス部64−2、64−3よりも第2、第4フランジ取付ボス部46−2、46−4に近接させて配設したことから、第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2と第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2との干渉を回避することができるとともに、第2、第3燃料噴射弁72−2、72−3と第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2とのクリアランスにより、燃料デリバリパイプ66の組付性を向上させることができる。
即ち、この第1実施例においては、第1フランジ取付列48−1を第1ヘッド取付列42−1から内側に第1オフセット量M1でオフセットして位置し、第5フランジ取付列48−5を第5ヘッド取付列42−5から内側に第4オフセット量M4でオフセットして位置し、また、第2フランジ取付列48−2を第2ヘッド取付列42−2から内側に第2オフセット量M2でオフセットして位置し、第3フランジ取付列48−3を第3ヘッド取付列42−3から内側に第3オフセット量M3でオフセットして位置し、そして、第1オフセット量M1(又は第1オフセット量M1)=第2オフセット量M2(又は第3オフセット量M3)*2の関係としているので、この第2オフセット量M2(又は第3オフセット量M3)*2の分だけ従来のシリンダヘッドの構成よりもシリンダヘッド6の長手方向Xの長さを短くし、吸気マニホルド26の取付フランジ28全体をコンパクトな構成とすることができる。
また、各第1〜第4フランジ取付ピッチR1〜R4が略等間隔となって、フランジ取付ボルト30の取付(締付)面圧分布が均一化し、また、第2、第4フランジ取付ボス部52−2、52−4付近において、第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4から反対側にオフセットして第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2を設けていることから、第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2と第2、第4ヘッド取付ボス部46−2、46−4とが互い違いになり、お互いが干渉せず、シール部材を使用しないでフランジ取付ボルト30の締め付けが可能となる。
更に、第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2をシリンダヘッド6から張り出す必要がなくなり、シリンダヘッド6をコンパクトな構成とすることができる。
更にまた、第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2を、第2、第4フランジ取付ボス部48−2、48−4と同じ方向にオフセットして取り付けたので、第1、第2ブローバイ通路56−1、56−2と第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2とは近接しているが、お互いのオフセット方向を逆側にしたので、お互いの干渉を回避することができるとともに、燃料噴射弁72との距離を確保することができる。
また、第1、第2燃料デリバリパイプ取付ボス部60−1、60−2は、第1、第2ブローバイガス通路56−1、56−2に重なることがなくなり、また、各燃料噴射弁72に対しても一定のクリアランスを確保することができるので、組付性を向上することができる。
つまり、シリンダヘッド6の中心において、各ヘッド取付ボス部46は中心に、他のボス部が中心側にオフセットして位置し、これら各ボス部が所定のオフセット量だけ内側に位置し、外側のオフセット量=内側のオフセット量*2となることから、取付フランジ28がコンパクトとなり、よって、エンジン2のコンパクト化を図り、フランジ取付ピッチRを均等にし、取付(締付)面分布の均一化を図ることができる。また、ブローバイガス通路56を各ボス部とは逆側にオフセットして取り付けているので、フランジ取付ボルト30とブローバイガス通路56との干渉を回避し、シリンダヘッド6のコンパクト化を図ることができる。更に、燃料デリバリパイプ取付ボス部60をブローバイガス通路56とは逆側にオフセットして取り付けたので、燃料デリバリパイプ取付ボス部60とブローバイガス通路56との干渉を回避し、燃料噴射弁72と燃料デリバリパイプ取付ボス部60とのクリアランスを確保することができる。
これにより、多気筒用(特に4気筒)のエンジン2のシリンダヘッド6において、フランジ取付ボス部52とブローバイガス通路56等を、コンパクトで且つ信頼性を確保して構成することができる。
図8は、この発明の特別構成であり、第2実施例を示すものである。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、吸気マニホルド26の取付フランジ28には、シリンダヘッド6の、例えば、第1、第2吸気側ブローバイガス通路56−1、56−2に対応した第2、第4フランジ取付列48−2、48−4の第2、第4フランジ取付ボルト30−2、30−4を第1、第2吸気側ブローバイガス通路56−1、56−2から外すように、外側(各端部側)に斜めに指向させる第1、第2ボルト頭部接合傾斜面82−1、82−2を備えた第1、第2ボルト頭部収容孔部84−1、84−2を形成する。また、シリンダヘッド6の吸気側フランジ取付面20には、前記第1、第2ボルト頭部収容孔部84−1、84−2に対応して第2、第4フランジ取付ボルト30−2、30−4を螺着する第1、第2フランジ傾斜取付孔86−1、86−2を形成した。第1、第2ボルト頭部接合傾斜面82−1、82−2は、第1、第2フランジ傾斜取付孔86−1、86−2の軸方向に対して直交方向に形成され、第2、第4フランジ取付ボルト30−2、30−4の各頭部を面接触させる。
この第2実施例の構成によれば、第1、第2吸気側ブローバイガス通路56−1、56−2に対応した第2、第4フランジ取付ボルト30−2、30−4が第1、第2吸気側ブローバイガス通路56−1、56−2から外れて外側に取り付けられ、この第2、第4フランジ取付ボルト30−2、30−4が第1、第2吸気側ブローバイガス通路56−1、56−2と接続することがないので、シール部材を不要にするとともに、第1、第2ボルト頭部傾斜収容孔部84−1、84−2の第1、第2ボルト頭部接合傾斜面82−1、82−2によって第2、第4フランジ取付ボルト30−2、30−4を斜めにして確実に取り付けさせることができる。
図9は、この発明の特別構成であり、第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、第1〜第5フランジ取付列48−1〜48−5における第1上側〜第5上側フランジ取付孔50−1A〜50−5Aと第1下側〜第5下側フランジ取付孔50−1B〜50−5Bとの第1〜第5フランジ取付中心線F1〜F5を、シリンダヘッド6の第1〜第4吸気ポート18−1〜18−5の中心を通って水平方向に指向する水平中央線Lに直交する垂直線V(各ブローバイガス通路56に対応する部位においては、このブローバイガス通路56の中心線と同じ)に対して角度θだけ、例えば、シリンダヘッド6の他端部側に傾斜させ、各吸気ポート18の周辺でひし形状に各フランジ取付孔50を配設した。
この第3実施例の構成によれば、フランジ取付ボルト30を第1、第2吸気側ブローバイガス通路56−1、56−2から外れるように取り付けることができるとともに、各フランジ取付ボルト30が各吸気ポート18の周辺近傍に配設されるので、シリンダヘッド6の上側・下側において各吸気ポート18周りでボルト締付面圧を強く且つ均一にすることができる。
ヘッド取付ボス部とフランジ取付ボスとのオフセット量を変更し、エンジン全体のコンパクト化を図る構造を、車両のエンジンのみならず、他のエンジンにも適用することができる
第1実施例において各部の寸法関係を説明するシリンダヘッドの正面図である。 第1実施例においてシリンダヘッドの正面図である。 第1実施例において各部の寸法関係を説明するシリンダヘッドの平面図である。 第1実施例においてシリンダヘッドの平面図である。 第1実施例においてシリンダヘッドの斜視図である。 第1実施例においてシリンダヘッドの長手方向での概略断面図である。 第1実施例においてシリンダヘッドの幅方向での概略断面図である。 第2実施例においてシリンダヘッドの概略平面図である。 第3実施例においてシリンダヘッドの概略正面図である。 従来においてシリンダヘッドの平面図である。 従来においてシリンダヘッドの正面図である。
符号の説明
2 エンジン
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
18 吸気ポート
20 吸気側フランジ取付面
26 吸気マニホルド
28 取付フランジ
32 軸受部
42 ヘッド取付列
46 ヘッド取付ボス部
48 フランジ取付列
52 フランジ取付ボス部
56 ブローバイガス通路
60 燃料デリバリパイプ取付ボス部
64 燃料噴射弁取付ボス部
66 燃料デリバリパイプ
72 燃料噴射弁

Claims (5)

  1. 多気筒エンジンのシリンダブロックにヘッド取付ボルトによって固設され、前記多気筒エンジンの各気筒間で上下方向に指向するブローバイガス通路を備えるとともに、壁面には吸気マニホルドの取付フランジを取り付けるフランジ取付ボス部を備えた多気筒エンジンのシリンダヘッドにおいて、前記多気筒エンジンの各気筒を気筒列方向で等間隔に配設し、前記各気筒間の中央には前記ヘッド取付ボルトが挿通するヘッド取付孔を備えたヘッド取付ボス部を配設し、このヘッド取付ボス部の内側に前記フランジ取付ボス部をオフセットさせて配設し、前記ヘッド取付ボス部と前記フランジ取付ボスとのオフセット量を前記各気筒の気筒列方向の中心から離間するに従って増大させたことを特徴とする多気筒エンジンのシリンダヘッド。
  2. 多気筒エンジンのシリンダブロックにヘッド取付ボルトによって固設され、前記多気筒エンジンの各気筒間で上下方向に指向するブローバイガス通路を備えるとともに、壁面には吸気マニホルドの取付フランジを取り付けるフランジ取付ボス部を備えた多気筒エンジンのシリンダヘッドにおいて、前記多気筒エンジンの各気筒を気筒列方向で等間隔に配設し、前記各気筒間の中央には前記ヘッド取付ボルトが挿通するヘッド取付孔を備えたヘッド取付ボス部を配設し、前記ブローバイガス通路を前記ヘッド取付ボス部の外側にオフセットさせて配設するとともに、前記フランジ取付ボス部を前記ヘッド取付ボス部の内側にオフセットさせて配設したことを特徴とする多気筒エンジンのシリンダヘッド。
  3. 前記各気筒の気筒列方向の中心側の前記気筒間において、前記フランジ取付ボス部を、前記ヘッド取付ボス部と一致させて前記中心側の気筒間の中央部位に配設したことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジンのシリンダヘッド。
  4. 前記フランジ取付ボスと前記ヘッド取付ボス部とのオフセット量は、前記各気筒の気筒列方向の中心から離間するに従って増大されたことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジンのシリンダヘッド。
  5. 前記各気筒に対応する各吸気ポートの各ポート開口の上側の中央部位には燃料噴射弁取付ボス部を夫々設け、前記ヘッド取付ボス部の内側に燃料デリバリパイプ取付ボス部を配設し、この燃料デリバリパイプ取付ボス部を前記燃料噴射弁取付ボス部よりも前記フランジ取付ボス部に近接させて配設したことを特徴とする請求項2に記載の多気筒エンジンのシリンダヘッド。
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