JP2005074655A - 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法 - Google Patents

反応液、インクセット及びインクジェット記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005074655A
JP2005074655A JP2003304575A JP2003304575A JP2005074655A JP 2005074655 A JP2005074655 A JP 2005074655A JP 2003304575 A JP2003304575 A JP 2003304575A JP 2003304575 A JP2003304575 A JP 2003304575A JP 2005074655 A JP2005074655 A JP 2005074655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
reaction liquid
weight
water
surface tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003304575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4111104B2 (ja
Inventor
Masaya Shibatani
正也 柴谷
Kunihiko Matsuhashi
邦彦 松橋
Hiroyuki Onishi
弘幸 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003304575A priority Critical patent/JP4111104B2/ja
Publication of JP2005074655A publication Critical patent/JP2005074655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4111104B2 publication Critical patent/JP4111104B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0011Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
    • B41M5/0017Application of ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, on the substrate prior to printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 水性顔料インクを用いるインクジェット記録に最適で、記録媒体として一般事
務用紙や塗工印刷用紙などの普通紙を用いても、画像濃度が高く、ブリードがなく、粒状
感が目立たず高精細で、耐擦性にも優れた高品位の画像を提供し得る反応液、インクセッ
ト及びインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】 インク凝集剤、ヒドロキシアルキルセルロース及び水を含有させた反応液
を用いる。さらに、ポリオレフィン系樹脂粒子を含有させると、耐擦性の点で一層効果が
ある。また、この反応液の表面張力を、該反応液と併用する水性顔料インクの表面張力の
平均値よりも大とすることにより、ドットの形成位置のずれ、ドットの真円性の低下、粒
状感の増大などの不都合を効果的に防止することができる。インク凝集剤としては、多価
金属塩やカチオン性ポリマーが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録において、画質の向上を目的として使用される反応液、
並びにこれを用いたインクセット及びインクジェット記録方法に関する。
インクジェット記録方式は、記録ヘッドからインクの液滴を吐出させ、紙等の記録媒体
にインクを付着させて画像を記録する印刷方式である。インクジェット記録用のインクと
しては、染料系あるいは顔料系の色材を水性媒体中に溶解又は分散させた水性インクが一
般的であり、染料インクと顔料インクに大別される。これまで、記録画像の色再現性等に
優れる染料インクが多用されてきたが、インクジェット記録技術のデジタル写真サービス
や商業印刷等への用途拡大等により、記録画像の保存性が重要視されるようになってきて
おり、染料インクに比して記録画像の耐水性や耐光性等に優れる顔料インクが使用される
ようになってきている。
一般に、顔料インクは、染料インクに比して記録画像の画像濃度(発色性)に劣り、耐
擦性にも問題がある。即ち、染料インクによる画像形成は、記録媒体上に付与された染料
インク中の色材(染料)が記録媒体の内部にまで浸透し、これにより記録媒体が染色され
ることによりなされるのに対し、顔料インクによる画像形成は、記録媒体上に付与された
顔料インク中の色材(顔料)が記録媒体上に留まり(顔料は染料に比べて粒径が大きく、
記録媒体の内部に浸透しにくい)、この顔料自体の発色によりなされるものであるため、
顔料インクによる画像は、染料インクによる画像に比して、画像濃度が不十分で入射光の
乱反射による色見の相違が起こりやすく、また、顔料の記録媒体への定着性が不十分でわ
ずかな摩擦でも顔料が剥がれることがある。従って、顔料インクを用いるインクジェット
記録においては、画像濃度及び耐擦性を如何にして高めるかが重要な技術課題となってい
る。
また従来から、画像濃度が高く、ブリードのない高品位のカラー画像が得られるインク
ジェット記録方法として、インクと、インク中の色材成分を瞬間的に凝集させる凝集剤を
含む反応液(プリント性向上液などとも呼ばれる)との2液を用いる方法が知られている
。該凝集剤としては種々のものを利用することができ、例えば、マグネシウム塩等の多価
金属塩(特許文献1参照)、ポリアリルアミン、ポリアミンスルホン酸塩等のカチオン性
ポリマー(特許文献2〜9参照)等が挙げられる。この2液を用いる方法は、特に、イン
クジェット記録方式に適合した特性を付与されていない普通紙(一般事務用紙やオフセッ
ト用塗工印刷用紙など)に対して有効であり、この方法によれば、高価で特殊なインクジ
ェット専用紙を用いなくても、比較的安価な普通紙で高品位のカラー画像を得ることがで
きる。
特開2001−1627号公報 特開平8−104000号公報 特開平8−216388号公報 特開平8−281929号公報 特開平9−277507号公報 特開平10−166559号公報 特開平10−226057号公報 特開平10−146991号公報 特開平10−151772号公報
上記のような2液を用いるインクジェット記録方法によれば、上述した顔料インクの欠
点を解消して、その特長を充分に活かすことができると考えられる。しかし、顔料インク
と従来の反応液とを併用してインクジェット記録を行った場合、画像濃度については改善
が見られるものの、耐擦性については改善が見られず、顔料インクによる記録画像の耐擦
性には依然として問題が残る。そこで、耐擦性の改善を図るべく、インクあるいは反応液
中に、顔料の記録媒体への固着剤として樹脂を添加する方法が考えられる。しかし、固着
剤として例えばポリアリルアミン等を用いても、このような固着剤は記録媒体の表面に留
まらずに内部にまで浸透してしまい、耐擦性の改善にほとんど効果がなかった。このよう
な記録媒体内部への浸透分を考慮して、多量の固着剤をインクや反応液中に含有させると
、粘度などの諸物性が大きく変化してインクの保存安定性、吐出安定性が低下し、記録ヘ
ッドの吐出口の目詰まりや飛行曲がりなどの不都合が生じるおそれがある。
従って、本発明の目的は、水性顔料インクを用いるインクジェット記録に最適で、記録
媒体として一般事務用紙や塗工印刷用紙などの普通紙を用いても、画像濃度が高く、ブリ
ードがなく、耐擦性にも優れた高品位の画像を提供し得る反応液並びにこれを用いたイン
クセット及びインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明者は、水性顔料インクを用いるインクジェット記録に最適な反応液について種々
検討した結果、ヒドロキシアルキルセルロース水溶液の粘度特性(チキソトロピー性)に
注目し、これが水性顔料インクによる画像の耐擦性の改善に有効であるとの知見を得た。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、少なくとも色材として顔料を含有する水
性インクと併用されるインクジェット記録用反応液であって、少なくとも、インク凝集剤
、ヒドロキシアルキルセルロース及び水を含有することを特徴とする反応液を提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、上記反応液と、少なくとも色材として顔料を含有する水性インクとか
らなるインクジェット記録用インクセットであって、該反応液の表面張力が該水性インク
の表面張力の平均値よりも大きいことを特徴とするインクセットを提供するものである。
また、本発明は、上記反応液と、少なくとも色材として顔料を含有する水性インク、あ
るいは上記インクセットを用いるインクジェット記録方法であって、記録媒体の被記録面
上で該反応液と該水性インクとを接触させるように、該反応液及び該水性インクを該被記
録面上に付与することを特徴とするインクジェット記録方法を提供するものである。
本発明によれば、反応液中に含有された多価金属塩等のインク凝集剤のインク凝集能に
より、画像濃度が高く、ブリードのない高画質が得られると共に、顔料の固着剤として反
応液中に含有されたヒドロキシアルキルセルロースの作用により、顔料インクによる記録
画像の耐擦性を大幅に改善することができる。反応液中にポリオレフィン系樹脂粒子をさ
らに含有させた場合には、記録画像の耐擦性を一層高めることができる。また、本発明の
反応液及びインクセットは、顔料の固着剤として、最小限の含有量で十分な耐擦性の改善
効果が得られるヒドロキシアルキルセルロースが選択されているので、この種の固着剤を
含有させることにより懸念される保存安定性や吐出安定性の低下が抑えられ、記録ヘッド
から該反応液を吐出させても目詰まりや飛行曲がりなどの不都合を招くおそれが少ない。
また、反応液の表面張力を、該反応液と併用するインクの表面張力の平均値よりも大とす
ることにより、従来の2液を用いるインクジェット記録方法で見られた不都合、例えば、
ドットの形成位置のずれ、ドットの真円性の低下などを効果的に防止することができ、粒
状感の目立たない高精細の画像が得られる。本発明は、特に、水性顔料インクを用いて普
通紙に対してカラーインクジェット記録を行う場合に有効であり、この場合は、顔料イン
クの特長である耐水性や耐光性などの良さと相俟って、画質が良好で且つ長期間に亘って
画像の変質が起こりにくく、保存性に優れた画像が得られる。
以下、先ず、本発明の反応液について説明する。本発明の反応液は、インク凝集剤、ヒ
ドロキシアルキルセルロース及び水を必須成分として含有する。
上記インク凝集剤は、インク中の色材、その他の成分の分散状態を破壊し、それらを凝
集させる作用を有するもので、多価金属塩が好ましく用いられる。多価金属塩は、二価以
上の多価金属イオンとこれに結合する陰イオンとから構成される水に可溶な塩である。多
価金属イオンの具体例としては、Ca2+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Zn2+、Ba2+、F
2+、Zr2+等などの二価金属イオン、Al3+、Fe3+、Cr3+、Zr3+、Zr4+などの
三価以上の金属イオンが挙げられる。一方、陰イオンの具体例としては、Cl-、NO3 -
、I-、Br-、ClO3 -、CH3COO-、F-、SO4 2-、SO3 2-などが挙げられる。水
溶性多価金属塩は、無水物でもよく、水和物でもよい。
なかでも、Mg2+より構成される金属塩、とりわけ、硫酸マグネシウム(MgSO4
は、得られる記録物の品質、記録ヘッドに対する影響(腐食性)、安全性(毒性)、コス
トという4つの観点から、好適な結果を与える。
また、上記インク凝集剤としては、カチオン性ポリマーを用いることもできる。インク
凝集剤として、反応液中に多価金属塩及びカチオン性ポリマーの両方を含有させてもよい
。カチオン性ポリマーとしては、例えば、ポリアリルアミン、ポリアミンスルホン酸塩、
ポリアリルアミン塩酸塩等が挙げられ、本出願人の先の出願に係る特開平10−1209
56号公報の〔0076〕及び〔0077〕に記載されているものも本発明で好ましく用
いられる。
上記インク凝集剤の含有量は、所定の効果が得られるように適宜調整すればよく、好ま
しくは上記反応液に対して0.5〜20重量%である。インク凝集剤の含有量が0.5重
量%未満では、画像濃度などの画質面での改善効果に乏しく、20重量%超では、保存安
定性や吐出安定性の低下、記録ヘッドの構成部品の腐食などを招くおそれがある。
また、上記ヒドロキシアルキルセルロースは、主として色材(顔料)の記録媒体上への
定着性を改善するための固着剤として作用するもので、記録画像の耐擦性の改善に必須の
成分である。固着剤としてヒドロキシアルキルセルロースを含有させた反応液は、適度な
チキソトロピー性を有し、記録媒体上に付与された直後に見かけ粘度が上昇するようにな
るので、固着剤の記録媒体内部への浸透を効果的に抑制できると共に、記録媒体上で接触
したインク中の分散剤などの樹脂成分を保護コロイドとして取り込むため、優れた耐擦性
を発揮できる。また、この反応液は、記録媒体内部に浸透し耐擦性の発現にほとんど寄与
しない固着剤の発生を考慮する必要がないので、必要以上に固着剤を添加する必要がなく
、インクジェット記録液として必要な保存安定性、吐出安定性を備える。ちなみに、同じ
くセルロース系樹脂であるカルボキシアルキルセルロース(例えば、カルボキシメチルセ
ルロース、CMC)は、上記多価金属塩(インク凝集剤)と反応して反応液がゲル化する
おそれがあるため、反応液中に含有させることは好ましくない。
上記ヒドロキシアルキルセルロースとしては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース(
HEC)、ヒドロキシメチルセルロース(HMC)、これらのカチオン化物等が挙げられ
、これらのうちの1種を単独で、あるいは2種以上を併用して反応液中に含有させること
ができる。なかでも、カチオン化HECは本発明で好ましく用いられる。
上記ヒドロキシアルキルセルロースは、上記反応液に対して好ましくは0.01〜10
重量%、さらに好ましくは0.1〜0.8重量%となるように反応液中に含有される。ヒ
ドロキシアルキルセルロースの含有量が0.01重量%未満では、記録画像の耐擦性の改
善効果に乏しく、10重量%超では、粘度上昇によりチキソトロピー性が高まり、記録ヘ
ッドで吐出不良を起こすおそれがある。
本発明の反応液には、上記のインク凝集剤及びヒドロキシアルキルセルロースの他に、
さらに、ポリオレフィン系樹脂粒子を含有させることが好ましい。これにより、記録画像
の耐擦性をより一層高めることができる。ポリオレフィン系樹脂粒子としては、例えば、
ビックケミージャパン製のAQUACERシリーズやCERAFLOURシリーズ等のワ
ックスエマルジョンが挙げられる。これらのなかでも、最低造膜温度(MFT)が、反応
液やインク付与後の記録媒体の強制乾燥時の乾燥温度(紙面温度)を超えるものが好まし
く、具体的には、記録媒体の種類にもよるが、90〜130℃の範囲にあるものが好まし
い。このようなワックスエマルジョンとしては、例えばAQUACER531、AQUA
CER513等のノニオン系ワックスエマルジョンが挙げられる。
上記ポリオレフィン系樹脂粒子は、反応液を記録ヘッドから安定して吐出させる観点か
ら、平均粒子径が200nm以下であることが好ましい。
上記ポリオレフィン系樹脂粒子は、上記反応液に対して1〜10重量%の割合で反応液
中に含有させることが好ましい。ポリオレフィン系樹脂粒子の含有量が1重量%未満では
、記録画像の耐擦性の向上に効果がなく、10重量%超では、記録ヘッドからの安定吐出
に問題が生じるおそれがある。
本発明の反応液には、上述したインク凝集剤、ヒドロキシアルキルセルロース、ポリオ
レフィン系樹脂粒子及び水の他に、保湿や浸透調整などのために、通常、高沸点有機溶剤
、低沸点有機溶剤、界面活性剤などを含有させる。
上記高沸点有機溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン等の多価アルコール類;エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチエレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレング
リコールモノブチルエーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類、尿素、2−ピロ
リドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、トリ
エタノールアミン等が挙げられる。高沸点有機溶剤は、反応液の乾燥を防ぎ、記録ヘッド
の目詰まりを防止する点で特に有効である。高沸点有機溶剤の含有量は特に限定されない
が、上記反応液に対して好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは5〜30重量%で
ある。
上記低沸点有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコ
ール、iso−プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−
ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノール等が挙げられる。低沸点有機溶剤は
、反応液の乾燥時間を短くする効果がある。低沸点有機溶剤の含有量は特に限定されない
が、上記反応液に対して好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは5〜30重量%で
ある。
上記界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩等のアニオン
性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド
等の非イオン性界面活性剤;サーフィノール82、104、440、465、485(以
上、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンSTG、オルフィンE1
010(以上、日信化学社製)等のアセチレングリコ−ル系界面活性剤;BYK347、
348(以上、ビックケミージャパン製)等のシリコーン系界面活性剤;カチオン性界面
活性剤;両イオン性界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤は、反応液の濡れ性(表面張
力)の調整に有効である。界面活性剤の含有量は、通常、上記反応液に対して0.01〜
20重量%程度である。
本発明の反応液には、上述した成分以外に、必要に応じ、粘度調整剤、pH調整剤、防
腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、消光剤、防黴剤、防腐剤、消泡剤、抑泡剤
等の公知の各種添加剤を含有させることができる。
本発明の反応液は、上述の如き組成であることに加えて、粒状感の目立たない高精細の
画像を得る観点から、その表面張力が、該反応液と併用される水性インクの表面張力の平
均値(併用される水性インクが1色の場合は該水性インクの表面張力の測定値)よりも大
きいことが好ましい。反応液とインクの2液を用いてインクジェット記録を行った場合、
記録媒体上には短時間で多量の液体が付与されることになるため、特に、記録媒体として
インク吸収性に乏しい普通紙を用いた場合には、記録直後の記録媒体上に多量のインクや
反応液が残留し、これらが流動することにより、ドットの形成位置が本来の位置(液滴の
着弾位置)からずれたり、真円形状であるべきドット形状が乱れたり、隣接するドット同
士がくっついて広がったりするという問題が生じるおそれがあるところ、上記のように、
反応液の表面張力をこれと併用するインクの表面張力よりも大とすることで、このような
問題を回避することが可能となる。
上記効果を一層確実に奏させるようにする観点から、上記反応液の表面張力と上記平均
値との差は5〜25mN/mの範囲にあることが好ましい。
また、上記反応液の表面張力自体は、吐出安定性を確保すると共に、記録媒体内部への
浸透性を高めて記録直後の記録媒体の乾燥性を高める観点から、25〜50mN/mの範
囲にあることが好ましい。表面張力の調整は、界面活性剤の種類、含有量などを適宜調整
することにより行うことができる。
次に、本発明において、上記反応液と併用するインクについて説明する。本発明に係る
インクは、少なくとも色材として顔料を含有する水性インク(水性顔料インク)である。
顔料の含有量は、通常、水性インクに対して0.5〜30重量%程度である。顔料として
は、例えば、酸化チタン及び酸化鉄、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法等の公知
の方法によって製造されたカーボンブラックなどの無機系顔料;アゾ顔料(アゾレーキ、
不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えば、フ
タロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔
料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料等
)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート等)、ニトロ顔
料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどの有機系顔料などが挙げられる。有機系顔料と
しては、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー等の有彩色の色調の従
来公知の有機系顔料を何ら区別することなく用いることができる。また、これら有彩色の
有機系顔料は、複数混合して用いてもよい。
上記顔料は、水溶性樹脂等の分散剤が無添加あるいはごく少量添加の水性媒体中に分散
及び/又は溶解が可能ないわゆる自己分散型顔料(表面改質顔料などとも呼ばれる)でも
よく、自己分散型ではない顔料(樹脂分散型顔料)でもよい。自己分散型顔料は、顔料粒
子表面にアニオン性基が結合されているものが好ましい。このアニオン性基としては、例
えば、−COOM、−SO3M、−PO3HM、−PO32(各式中、Mは、水素原子、ア
ルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを表わす)等が挙げられる。
樹脂分散型顔料を使用する場合は、該樹脂分散型顔料と共に、分散剤として、高級脂肪
酸塩や高級アルコール硫酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、あるいはポリアクリル
酸塩などのアニオン性高分子等のアニオン性基含有物質を併用することが好ましい。アニ
オン性基を持たない分散剤を使用する場合は、インク中にアニオン性化合物を含有させる
ことが好ましい。勿論、分散剤としてアニオン性基含有物質を使用し、さらにこれ以外の
アニオン性化合物を含有させてもよい。
このようなアニオン性化合物を含有する水性顔料インクと、本発明の反応液とを記録媒
体上で接触させることにより、反応液中に含まれる上記インク凝集剤由来のカチオンと、
自己分散型顔料あるいは分散剤のアニオン性基とが、イオン的相互作用により瞬時に会合
体を形成し、これにより高い画像濃度が実現される。
上記水性インク中に含有される分散剤としては、水溶性樹脂ならどのようなものでも使
用可能であるが、重量平均分子量は1,000〜30,000の範囲のものが好ましく、
さらに好ましくは3,000〜15,000の範囲のものである。具体的には、スチレン
、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、α、β−エチレン性不
飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等の疎水性単量体、または、アクリル酸、ア
クリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマ
ール酸、フマール酸誘導体から選ばれる2つ以上の単量体からなるブロック共重合体、グ
ラフト共重合体、あるいは、ランダム共重合体、また、これらの塩等が挙げられる。これ
らの樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶でアルカリ可溶型樹脂である。更に、親水性
単量体からなるホモポリマー、あるいは、それらの塩でもよい。また、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロース、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物等の
水溶性樹脂も使用することが可能である。分散剤は、通常、顔料に対して固形分換算で0
.1〜10重量%の割合で水性インク中に含有される。
本発明に係る水性インクには、上述した顔料及びこれを分散させるための水、分散剤の
他に、必要に応じ、高沸点有機溶剤、低沸点有機溶剤、界面活性剤、粘度調整剤、pH調
整剤、防腐剤、酸化防止剤等の各種添加剤を含有させることができる。これらについては
、上述した反応液に使用可能なものと同様のものを使用することができる。
インクジェット記録用インクセットとして、上述した反応液と水性顔料インクとからな
るインクセットを用いることができる。インクセットを構成する水性顔料インクは特に限
定されず、1色でもよいし、2色以上でもよい。例えば、上記反応液と、シアン、マゼン
タ、イエロー及びブラックの4色の水性顔料インクとの組み合わせからなるインクセット
とすることができる。
上記インクセットにおいては、上述した理由により、反応液の表面張力が、水性顔料イ
ンクの表面張力の平均値(使用する水性顔料インクが1色の場合は該水性顔料インクの表
面張力の測定値)よりも大きいことが好ましい。特に好ましいインクセットは、反応液の
表面張力が水性顔料インクの表面張力の平均値よりも大であることに加えて、反応液の表
面張力自体が25〜50mN/mの範囲にあり、水性顔料インクの表面張力(インクセッ
トが複数色の水性顔料インクを有する場合は全ての水性顔料インクの表面張力)自体が2
0〜50mN/mの範囲にあり、且つ該反応液の表面張力と上記平均値との差が5〜25
mN/mの範囲にあるものである。このようなインクセットは、記録ヘッドからの吐出安
定性に優れており、目詰まりや飛行曲がりなどを起こすおそれが少なく、良好な画質の記
録物を提供することができる。
次に、上記反応液と水性顔料インク、又は上記インクセットを用いる本発明のインクジ
ェット記録方法について説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、記録媒体の被記録面上で上記反応液と上記水性顔
料インクとを接触させるように、該反応液及び該水性顔料インクを該被記録面上に付与す
るもので、公知のインクジェットプリンタを用いて実施することができる。
インクジェットプリンタは、周知のように、記録ヘッド(インクジェットヘッド)の吐
出口からインクの液滴を吐出させ、これを記録媒体に付着させて画像を形成する印刷装置
である。インクジェットプリンタには、記録ヘッドのノズルから一定時間間隔でインクを
吐出し続け、吐出されたインク液滴を偏向させることにより画像を形成するコンティニュ
アス方式のものと、画像データに対応してインクを吐出させるオンデマンド方式のものと
があるが、本発明では、細かい打ち込み制御が可能で廃液量が少ないオンデマンド方式の
インクジェットプリンタが好ましい。また、記録ヘッドのインク吐出方式には、ピエゾ素
子などの圧電素子を利用した電気−機械変換方式や、ヒータなどの電気−熱変換素子を利
用した電気−熱変換方式などがあり、本発明では、いずれの方式の記録ヘッドを搭載した
インクジェットプリンタでも使用できる。尚、一般に、水性顔料インクを使用する場合に
は、吐出安定性等の観点から、電気−機械変換方式の記録ヘッドを使用することが好まし
い。
記録媒体としては、シリカなどの多孔質粒子を主体とするインク受容層を有する公知の
インクジェット専用紙は勿論のこと、インクジェット記録方式に適合した特性が付与され
ていない普通紙も本発明で好適に使用できる。本発明に使用可能な普通紙としては、例え
ば、上質紙、再生紙、コピー用紙、ボンド紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、
樹脂被覆紙(レジンコート紙)、バライタ紙、板紙、和紙、不織布や、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム等が挙げら
れる。
上記反応液は、記録媒体の被記録面の全面に均一な付着量で付着させてもよく、インク
を付着させる箇所にのみ選択的に付着させてもよい。反応液の付着量は、所定の効果が得
られる範囲で適宜調整すればよく、好ましくは固形分換算で0.05〜5g/m2である
本発明においては、上記反応液と上記水性顔料インクとを記録媒体の被記録面上で接触
させるようにこれらを付与すればよく、付与する順番は特に限定されないが、記録画像の
耐擦性を一層高める観点から、水性顔料インク、反応液の順で記録媒体に付与することが
好ましい。
また、接触させる2液のうちの一方を付与してから他方を付与するまでの時間について
は、吐出量や記録媒体の種類などにより変わってくるが、5ms〜60秒であることが好
ましく、50ms〜500msであることがさらに好ましい(msは1/1000秒を意味する
)。このタイムラグが5msより短いと、先に付与された一方の液滴が記録媒体内部に浸
透する前に、他方の液滴がこの一方の液滴に着弾する場合が出てくるため、インクや反応
液が記録媒体上に溢れて画質や乾燥性に悪影響を及ぼすおそれがある。逆に、タイムラグ
が60秒を超えると、先に付与された一方の液滴が記録媒体内部に完全に浸透した後に他
方の液滴が吐出されることなるため、所定の画質向上効果が得られなくなるおそれがある
尚、上記反応液及びインクは、記録媒体に付与されると速やかに浸透するので、乾燥器
などを用いての強制乾燥は基本的に不要であるが、例えばフィルムのような液浸透性の低
い記録媒体を使用した場合などは、必要に応じ強制乾燥を行ってもよい。
本発明のインクジェット記録方法は、例えば、次のようにして実施することができる。
図1は、本発明のインクジェット記録方法の実施に使用可能なインクジェットプリンタ
の概略構成を示す斜視図である。このインクジェットプリンタ10は、紙送りモータ11
で駆動されるプラテンローラ12により記録媒体Mを矢標X方向に搬送し、キャリッジ1
3上に搭載された記録ヘッド20が、記録媒体Mの被記録面に、インクタンク30から供
給される反応液及び各色水性顔料インクをそれぞれ吐出した後、これを図示しない排紙口
より搬出するようになしてある。キャリッジ13は、キャリッジベルト14を介してキャ
リッジモータ15に連結されており、ガイドレール16上を摺動して、矢標X方向と直交
する矢標Y1又はY2方向に主走査するようになっている。
図2は、記録ヘッド20の吐出口形成面20aの概略正面図である。図2中、Nzはノ
ズルの吐出口を示し、21及び26は、反応液を吐出する吐出口列であり、22,23,
24,25は、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(
K)の水性顔料インクを吐出する吐出口列である。
このような構成のインクジェットプリンタ10において、記録ヘッド20は、矢標Y1
方向に走査される場合、記録媒体Mの被記録面に対して、先ず、吐出口列22,23,2
4,25より各色水性顔料インクを吐出し、続いてこのインク付着領域に対して、吐出口
列26より反応液を吐出する。矢標Y1方向に走査される場合は、吐出口列21は使用し
ない。記録ヘッド20は、記録領域の矢標Y1方向終端に到達し、記録媒体Mが矢標X方
向に所定量搬送された後、矢標Y2方向に走査される。矢標Y2方向に走査される場合は
、先ず、吐出口列25,24,23,22より各色水性顔料インクを吐出し、続いてこの
インク付着領域に対して、吐出口列21より反応液を吐出する。矢標Y2方向に走査され
る場合は、吐出口列26は使用しない。
入力画像データに基づき、このような記録ヘッド20の双方向(Y1及びY2)走査と
、各走査終了時の記録媒体MのX方向への搬送とが繰り返されることにより、所定の画像
が形成され、最終的に記録物が得られる。
以下に、本発明の実施例及び本発明の効果を示す試験例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるものではない。
〔実施例1〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例1のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 4重量%
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・オレフィン系界面活性剤 0.01重量%
(日信化学製、サーフィノール485)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例2〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例2のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 4重量%
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・オレフィン系界面活性剤 0.01重量%
(日信化学製、サーフィノール485)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例3〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例3のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 4重量%
・ポリオレフィン系樹脂粒子 3重量%
(ビックケミージャパン製、AQUACER513、MFT125℃)
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・オレフィン系界面活性剤 0.01重量%
(日信化学製、サーフィノール485)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例4〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例4のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 3重量%
・ポリオレフィン系樹脂粒子 3重量%
(ビックケミージャパン製、AQUACER513、MFT125℃)
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・オレフィン系界面活性剤 0.01重量%
(日信化学製、サーフィノール485)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例5〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例5のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 4重量%
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・フッ素系界面活性剤 0.8重量%
(大日本インキ製、メガファックF144D)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例6〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例6のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 4重量%
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・フッ素系界面活性剤 0.8重量%
(大日本インキ製、メガファックF144D)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例7〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例7のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 4重量%
・ポリオレフィン系樹脂粒子 3重量%
(ビックケミージャパン製、AQUACER513、MFT125℃)
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・フッ素系界面活性剤 0.8重量%
(大日本インキ製、メガファックF144D)
・純水 バランス
計100重量%
〔実施例8〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを実施例8のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液) 3重量%
・ポリオレフィン系樹脂粒子 3重量%
(ビックケミージャパン製、AQUACER513、MFT125℃)
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・フッ素系界面活性剤 0.8重量%
(大日本インキ製、メガファックF144D)
・純水 バランス
計100重量%
〔比較例1〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを比較例1のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・オレフィン系界面活性剤 0.01重量%
(日信化学製、サーフィノール485)
・純水 バランス
計100重量%
〔比較例2〕
下記成分を混合し常温で30分攪拌した後、5μmのメンブランフィルターで濾過する
ことにより反応液を調製し、これを比較例2のサンプルとした。
(反応液組成)
・硫酸マグネシウム 10重量%
・ポリアリルアミン(固着剤として使用、日東紡製) 2重量%
・グリセリン 18重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3重量%
・トリエタノールアミン(pH調整剤) 0.1重量%
・オレフィン系界面活性剤 0.01重量%
(日信化学製、サーフィノール485)
・純水 バランス
計100重量%
水性顔料インクを吐出するインクジェットプリンタ(セイコーエプソン製、PM400
0PX)を用い、記録媒体(王子製紙製、OKトップコートN、坪量157g/m2)の
被記録面に所定の画像を印刷した。次いで、インクジェットプリンタ(セイコーエプソン
製、EM930C)のシアンインクと上記反応液とを入れ替えたものを用い、これらの画
像印刷部分に対し、該反応液を付着量が固形分換算で1g/m2となるように付着させた
。インク付与と反応液付与との間のタイムラグは、およそ50秒であった。このようにし
て、上記各反応液をそれぞれ使用した記録物を作製した。該記録物は、各例毎に、YMC
K各色のOD=1のカラーパッチを印刷したもの(記録物A)と、高精細カラーデジタル
標準画像[(ISO/JIS-SCID)、画像名称「ポートレート」(サンプル番号1、画像の評価
認識番号N1)]をMCマット紙用印字モード(推奨きれいモード)で印刷したもの(記
録物B)との画像が異なる2種類を作製した。尚、ここで使用したYMCK各色の水性顔
料インクの表面張力の平均値は28.9mN/mであった。
協和界面科学製サーフィステンションメーターCBVP−A3を用いて、上記各反応液
の液温25℃での表面張力を測定し、下記の方法により保存安定性を評価した。また、上
記各記録物について、画像濃度、ブリード、粒状感、ドット真円性、耐擦性(サザーラン
ド耐擦性試験機、爪擦り、消しゴム擦り)を下記の方法により評価した。これらの結果を
下記〔表1〕に示す。
(保存安定性の評価方法)
上記反応液をサンプル瓶に100g採取し、サンプル瓶を密封した状態で、室温25℃
、湿度25%の環境に1週間放置した。そして、1週間放置後の反応液を5μmのメンブ
ランフィルターで濾過し、凝集沈降物の発生程度、濾過のし易さについて下記評価基準に
より評価した。
評価基準
A:凝集沈降物が全く見られず、濾過は、反応液の調製直後と同様に、スムーズに短時
間で行うことができた。保存安定性良好。
B:凝集沈降物がわずかに見られるが、濾過はスムーズに短時間で行うことができた。
実用上問題なし。
C:凝集沈降物が大量に発生しており、濾過に長時間を要する。実用不可。
(画像濃度の評価方法)
上記記録物AのYMCKの各カラーパッチについて、グレタグマクベス社製のスペクト
ロリーノSPM−50を用い、視野角2度、光源D50、フィルター無しの条件で反射光
学濃度(OD値)を測定し、下記評価基準により評価した。
評価基準
A:YMCKの4色のOD値の合計が7.5を超える。発色性良好。
B:4色のOD値の合計が7.5〜6.0。実用上問題なし。
C:4色のOD値の合計が6.0未満(平均でOD値1.5未満)。実用不可。
(ブリードの評価方法)
上記記録物AのYとCのカラーパッチが隣接する部分(画質低下が最も判別し易い部分
)をそれぞれ目視により観察して、それらの色境界での不均一な色混じりの程度を下記評
価基準により評価した。
評価基準
A:色混じりの無い、良好な画質が得られた。
B:色混じりが僅かに生じた。実用上問題なし。
C:色の境界がはっきりしないほど色混じりが起こった。実用不可。
(粒状感の評価方法)
上記記録物Bの画像を目視で観察して、粒状感が目立たないものをA、粒状感が若干目
立つものをB、粒状感が目立つものをCとした。
(ドット真円性の評価方法)
上記記録物AのYMCK各カラーパッチ印刷部分の中間調領域について、光学顕微鏡を
用いてインクのドット径(キャリッジの移動方向の径X、用紙の搬送方向の径Y)を測定
し、そのインクドットの「X/Y比1.0の真円ドット」に対する歪み率〔{|(インク
ドットのX/Y比)−1.0|/1.0}×100%〕を求めて、該歪み率が10%以内
のものをA(真円あるいは真円に極めて近い)、該歪み率が10%超20%以内のものを
B、該歪み率が20%を超えるものをCとした。
(耐擦性の評価方法)
次の3つの方法で上記記録物Aのカラーパッチ印刷部分を擦った後、その状態を目視で
観察し、印刷部分に傷がないものをA(耐擦性良好)、印刷部分に細かい傷が見られるも
のをB(実用上問題なし)、印刷部分の一部が剥がれて欠損しているものをC(実用不可
)とした。
・サザーランド耐擦性試験機:試験機として東洋精機製NO.468を用いて、JIS−
K5701に基づき上記記録物Aの印刷部分を擦る。
・爪擦り;上記記録物Aの印刷部分を爪で軽く擦る。
・消しゴム擦り;印刷部分を上にして上記記録物Aを傾斜角度60度で固定し、該印刷部
分を、幅20mmの消しゴムを用いて1kgの荷重を掛けながら10往復擦る。
Figure 2005074655
上記〔表1〕において、実施例5〜実施例8は、粒状感及びドット真円性の点で他の実
施例より劣る結果となっている。これは、これらの反応液の表面張力が、インクの表面張
力の平均値(28.9mN/m)を下回ることによるものである。尚、実施例5〜実施例
8の反応液と、表面張力の平均値が28.9mN/mである上記YMCK4色の水性顔料
インクとを組み合わせたインクセットは、いずれも本発明のインクセットの技術範囲に属
しないものである。
本発明を適用可能なインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。 図1に示す記録ヘッドの吐出口形成面の概略正面図である
符号の説明
10…インクジェットプリンタ
11…紙送りモータ
12…プラテンローラ
13…キャリッジ
14…キャリッジベルト
15…キャリッジモータ
16…ガイドロール
20…記録ヘッド
20a…吐出口形成面
21〜26…吐出口列
30…インクタンク
Nz…吐出口
M…記録媒体

Claims (11)

  1. 少なくとも色材として顔料を含有する水性インクと併用されるインクジェット記録用反
    応液であって、少なくとも、インク凝集剤、ヒドロキシアルキルセルロース及び水を含有
    することを特徴とする反応液。
  2. 上記インク凝集剤が多価金属塩及び/又はカチオン性ポリマーであることを特徴とする
    請求項1記載の反応液。
  3. 上記ヒドロキシアルキルセルロースがカチオン化ヒドロキシエチルセルロースであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の反応液。
  4. さらに、ポリオレフィン系樹脂粒子を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の反応液。
  5. 表面張力が、上記反応液と併用される上記水性インクの表面張力の平均値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の反応液。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の反応液と、少なくとも色材として顔料を含有する水性
    インクとからなるインクジェット記録用インクセットであって、該反応液の表面張力が該
    水性インクの表面張力の平均値よりも大きいことを特徴とするインクセット。
  7. 上記反応液の表面張力が25〜50mN/mの範囲にあり、上記水性インクの表面張力
    が20〜50mN/mの範囲にあり、且つ該反応液の表面張力と上記平均値との差が5〜
    25mN/mの範囲にあることを特徴とする請求項6記載のインクセット。
  8. 上記水性インクが、少なくとも、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色以上
    の水性インクの組み合わせからなることを特徴とする請求項6又は7記載のインクセット
  9. 請求項1〜5の何れかに記載の反応液と、少なくとも色材として顔料を含有する水性イ
    ンクとを用いるインクジェット記録方法であって、記録媒体の被記録面上で該反応液と該
    水性インクとを接触させるように、該反応液及び該水性インクを該被記録面上に付与する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  10. 請求項6〜8のいずれかに記載のインクセットを用いるインクジェット記録方法であっ
    て、記録媒体の被記録面上で上記反応液と上記水性インクとを接触させるように、該反応
    液及び該水性インクを該被記録面上に付与することを特徴とするインクジェット記録方法
  11. 記録媒体の被記録面上に上記水性インクを付与した後、該水性インクの付着領域に上記
    反応液を付与することを特徴とする請求項9又は10記載のインクジェット記録方法。
JP2003304575A 2003-08-28 2003-08-28 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法 Expired - Fee Related JP4111104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003304575A JP4111104B2 (ja) 2003-08-28 2003-08-28 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003304575A JP4111104B2 (ja) 2003-08-28 2003-08-28 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005074655A true JP2005074655A (ja) 2005-03-24
JP4111104B2 JP4111104B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=34408222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003304575A Expired - Fee Related JP4111104B2 (ja) 2003-08-28 2003-08-28 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4111104B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7396120B2 (en) 2002-10-25 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording method and recording product
JP2009297924A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp クリアインク組成物
JP2010115854A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Seiko Epson Corp インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置
JP2013188958A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Dnp Fine Chemicals Co Ltd インクジェット記録方法、及びインクジェット記録用インクセット
JP2013538132A (ja) * 2010-06-14 2013-10-10 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 前処理組成物
US8814318B2 (en) 2010-06-14 2014-08-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing method with pre-treatment composition
US8829095B2 (en) 2010-06-03 2014-09-09 Seiko Epson Corporation Clear ink composition
JP2015147405A (ja) * 2014-01-10 2015-08-20 セイコーエプソン株式会社 記録方法及びインクセット
US9278515B2 (en) 2010-06-14 2016-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing method
JP2016060125A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 キヤノン株式会社 画像形成方法
US9493685B2 (en) 2010-06-14 2016-11-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pre-treatment composition
JP2017047651A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 セイコーエプソン株式会社 記録方法
WO2017122818A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物の製造方法
CN107160859A (zh) * 2017-05-23 2017-09-15 江南大学 一种带有两次分步印花喷头组件的数字喷墨印花机和印花方法
CN107175926A (zh) * 2017-05-23 2017-09-19 江南大学 一种双喷头组交替印花数字喷墨印花机与印花方法
CN107187219A (zh) * 2017-06-09 2017-09-22 江南大学 一种转动循环印花数字喷墨印花机与印花方法
JP2018094902A (ja) * 2016-02-25 2018-06-21 株式会社リコー 被印刷物の表面処理用液体組成物、インクセット、記録方法、記録装置
WO2018142726A1 (ja) 2017-02-01 2018-08-09 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、及び前記前処理液を含むインキセット
JP6388243B1 (ja) * 2017-12-25 2018-09-12 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、及び前記前処理液を含むインキセット
JP2019035021A (ja) * 2017-08-15 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 記録液セット、および画像形成方法
JP2020059142A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録用前処理液、インクジェット記録液セット、印刷物及びインクジェット記録方法
WO2021117517A1 (ja) 2019-12-09 2021-06-17 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7396120B2 (en) 2002-10-25 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording method and recording product
JP2009297924A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp クリアインク組成物
US8529042B2 (en) 2008-06-10 2013-09-10 Seiko Epson Corporation Clear ink composition
JP2010115854A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Seiko Epson Corp インクジェット記録方式の印刷方法及び印刷装置
US8829095B2 (en) 2010-06-03 2014-09-09 Seiko Epson Corporation Clear ink composition
US8814318B2 (en) 2010-06-14 2014-08-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing method with pre-treatment composition
JP2013538132A (ja) * 2010-06-14 2013-10-10 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 前処理組成物
US8851652B2 (en) 2010-06-14 2014-10-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pre-treatment composition
US9278515B2 (en) 2010-06-14 2016-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing method
US9493685B2 (en) 2010-06-14 2016-11-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Pre-treatment composition
JP2013188958A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Dnp Fine Chemicals Co Ltd インクジェット記録方法、及びインクジェット記録用インクセット
JP2015147405A (ja) * 2014-01-10 2015-08-20 セイコーエプソン株式会社 記録方法及びインクセット
JP2016060125A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 キヤノン株式会社 画像形成方法
JP2017047651A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 セイコーエプソン株式会社 記録方法
US10501654B2 (en) 2016-01-15 2019-12-10 Toyo Ink Sc Holdings Co., Ltd. Pretreatment solution, ink set and method for producing printed matter
EP3517584A1 (en) * 2016-01-15 2019-07-31 Toyo Ink SC Holdings Co., Ltd. Pretreatment solution, ink set and method for producing printed matter
JP7088269B2 (ja) 2016-01-15 2022-06-21 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物の製造方法
JP2021054084A (ja) * 2016-01-15 2021-04-08 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物の製造方法
JP2017128117A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物の製造方法
CN108472974A (zh) * 2016-01-15 2018-08-31 东洋油墨Sc控股株式会社 前处理液、墨水组、及印刷物的制造方法
CN108472974B (zh) * 2016-01-15 2020-04-07 东洋油墨Sc控股株式会社 墨水组、及印刷物的制造方法
WO2017122818A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物の製造方法
JP7061277B2 (ja) 2016-02-25 2022-04-28 株式会社リコー 被印刷物の表面処理用液体組成物、インクセット、記録方法、記録装置
JP2018094902A (ja) * 2016-02-25 2018-06-21 株式会社リコー 被印刷物の表面処理用液体組成物、インクセット、記録方法、記録装置
WO2018142726A1 (ja) 2017-02-01 2018-08-09 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、及び前記前処理液を含むインキセット
US11352518B2 (en) 2017-02-01 2022-06-07 Toyo Ink Sc Holdings Co., Ltd. Pretreatment liquid and ink set comprising same
CN107175926A (zh) * 2017-05-23 2017-09-19 江南大学 一种双喷头组交替印花数字喷墨印花机与印花方法
CN107160859A (zh) * 2017-05-23 2017-09-15 江南大学 一种带有两次分步印花喷头组件的数字喷墨印花机和印花方法
CN107187219A (zh) * 2017-06-09 2017-09-22 江南大学 一种转动循环印花数字喷墨印花机与印花方法
JP7130926B2 (ja) 2017-08-15 2022-09-06 コニカミノルタ株式会社 記録液セット、および画像形成方法
JP2019035021A (ja) * 2017-08-15 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 記録液セット、および画像形成方法
JP6388243B1 (ja) * 2017-12-25 2018-09-12 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、及び前記前処理液を含むインキセット
JP2019111763A (ja) * 2017-12-25 2019-07-11 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、及び前記前処理液を含むインキセット
WO2019130704A1 (ja) 2017-12-25 2019-07-04 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液及びインキセット
US11512216B2 (en) 2017-12-25 2022-11-29 Toyo Ink Sc Holdings Co., Ltd. Pretreatment liquid and ink set
JP2020059142A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録用前処理液、インクジェット記録液セット、印刷物及びインクジェット記録方法
JP7180262B2 (ja) 2018-10-05 2022-11-30 コニカミノルタ株式会社 インクジェット記録用前処理液、インクジェット記録用前処理液の製造方法、インクジェット記録液セット、印刷物及びインクジェット記録方法
WO2021117517A1 (ja) 2019-12-09 2021-06-17 東洋インキScホールディングス株式会社 前処理液、インキセット、及び印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4111104B2 (ja) 2008-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4111104B2 (ja) 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法
JP6375019B1 (ja) インクジェット用水性インキ、及び印刷物の製造方法
JP6388249B2 (ja) インクセット及びそれを用いた記録方法
US7909449B2 (en) Ink jet recording apparatus and ink jet recording method
JPH0881611A (ja) 液体組成物、インクセット及びこれを用いた画像形成方法と装置
JPH08174997A (ja) 液体組成物、インクセット及びこれを用いた画像形成方法と装置
JPH0872393A (ja) 液体組成物、インクセット、及びこれらを用いた画像形成方法と装置
JP2004010633A (ja) インクジェット記録方法、及びインクジェット記録用インクセット
JP2022113704A (ja) 記録方法
JPH0820720A (ja) 液体組成物、インクセット及びこれを用いた画像形成方法
JP4111103B2 (ja) 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法
JPH08224955A (ja) 液体組成物、インクセット及びこれを用いた画像形成方法と画像形成装置
JP5655553B2 (ja) 水性インクジェット用顔料インク
JP3461202B2 (ja) 液体組成物、インクセット及びインクジェット記録方法
JP2003094793A (ja) 画像形成に用いられる反応性材料
JP6388245B1 (ja) インクジェット用水性インキ、及び印刷物の製造方法
JP2000212486A (ja) 超浸透性顔料系インク組成物
JP4136814B2 (ja) インクセット及びインクジェット記録方法
JP2005074656A (ja) 反応液、インクセット及びインクジェット記録方法
JPH09188062A (ja) 画像形成方法
JP2004035718A (ja) インクジェットインク組成物及びインクジェット記録方法
JPH0880664A (ja) 液体組成物、インクセット、及びこれらを用いた画像形成方法と装置
JPH0820159A (ja) 液体組成物、インクセット及びこれを用いた画像形成方法
JP2004035863A (ja) インクジェット用インク、並びに、インクジェット記録方法
JP3406917B2 (ja) インクジェット記録方法、インクジェット記録装置およびブリーディングの軽減方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees