JP2005074106A - カウンセリングツールおよびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】色相的にはある程度距離がある色同士であっても、バランスのとれた色の組み合わせとなるよう的確にアドバイスできるカウンセリングツールを提供する。
【解決手段】特定の色相座標軸に沿う帯状領域が、赤み系の素肌を示す領域Aと、黄味系の素肌を示す領域Bとに分割されており、上記帯状領域と平行に延びる第2の帯状領域が、上記領域Aの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第1の色領域と、上記領域A、領域Bのどちらの素肌の色と組み合わせて用いてもよい第2の色領域と、上記領域Bの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第3の色領域とに分割されており、上記3つの色領域内に、互いに色の異なる複数の化粧品の色を示す色表示部24〜28が、それぞれの色に応じた配置で並んだ状態で表示されているカウンセリングツールである。
【選択図】図1
【解決手段】特定の色相座標軸に沿う帯状領域が、赤み系の素肌を示す領域Aと、黄味系の素肌を示す領域Bとに分割されており、上記帯状領域と平行に延びる第2の帯状領域が、上記領域Aの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第1の色領域と、上記領域A、領域Bのどちらの素肌の色と組み合わせて用いてもよい第2の色領域と、上記領域Bの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第3の色領域とに分割されており、上記3つの色領域内に、互いに色の異なる複数の化粧品の色を示す色表示部24〜28が、それぞれの色に応じた配置で並んだ状態で表示されているカウンセリングツールである。
【選択図】図1
Description
本発明は、化粧品販売店の店員等が顧客に提示するウンセリングツールおよびその使用方法に関するものである。
アイカラー、リップカラー、フェイスカラー等のメイクアップ化粧品は、化粧品の種類ごとに、それぞれ豊富な色が用意されており、顧客は、自分の好みで、あるいは専門の美容部員等によるカウンセリングを受けて、自分に適した色のメイクアップ化粧品を選択することができるようになっている。
しかしながら、メイクアップ化粧品のそれぞれの色を全くランダムに選択すると、場合によっては、色に統一感が欠け、ちぐはぐな印象になってしまうおそれがある。そこで、例えば「ピンク系のファンデーションにはパープル系のリップカラーが似合う」とか「イエロー系のファンデーションにはグリーン系のアイカラーが似合う」といった色の相性を、美容部員等が予め記憶しておき、顧客に逐次アドバイスを与えるようにしているが、ファンデーション、リップカラー、アイカラー、フェイスカラー、フェイスシャドウといった豊富なメイクアップ化粧品について、最適な色合いで組み合わせていくことを的確にアドバイスを与えることは、容易ではない。
そこで、メイクアップ化粧品の色見本を、素肌が赤み系の人に好ましい色系列と、素肌が黄み系の人に好ましい色系列に分けて提示することが提案されている。また、色見本を、特定の色相座標軸に沿って並べ、近い位置関係にある色同士を組み合わせると、バランスのよい仕上がりが得られるようにした化粧品推奨ツールも提案されている(特許文献1)。
特開2002−315623号公報
しかしながら、ただ色相的に近い色同士を組み合わせるだけでは、組み合わせの選択幅が狭く、調和こそとれるものの、個性に乏しいメイクアップとなりがちで、顧客が、自分の好きな色を生かしながら、印象的なメイクアップに仕上げることがむずかしいことが判明した。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、色相的にはある程度距離がある色同士であっても、バランスのとれた色の組み合わせとなるよう的確にアドバイスできるカウンセリングツールの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、一端が青色で、赤みが強いほど青色側に位置し、他端が緑色で、黄味が強いほど緑色側に位置するよう設定された直線状の色相座標軸を想定し、その色相座標軸に沿う帯状領域が、赤み系の素肌を示す領域Aと、黄味系の素肌を示す領域Bとに分割されており、上記帯状領域と平行に延びる第2の帯状領域が、上記領域Aの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第1の色領域と、上記領域A、領域Bのどちらの素肌の色と組み合わせて用いてもよい第2の色領域と、上記領域Bの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第3の色領域とに分割されており、上記3つの色領域内に、互いに色の異なる複数の化粧品の色を示す色表示部が、それぞれの色に応じた配置で並んだ状態で表示されているカウンセリングツールを第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記化粧品が、少なくとも、ファンデーション、アイカラー、リップカラー、フェイスカラーの4種類からなり、各化粧品ごとに、上記色相座標軸に平行に並べられているカウンセリングツールを第2の要旨とし、上記化粧品が、ネイルカラーであるカウンセリングツールを第3の要旨とし、上記化粧品が、ヘアカラーであるカウンセリングツールを第4の要旨とする。
さらに、本発明は、上記第1〜第4のいずれかの要旨であるカウンセリングツールの使用方法であって、カウンセリングを受ける顧客の素肌の色が、上記カウンセリングツールの領域A、Bのいずれに属するかを特定し、領域Aに属する場合は、第1および第2の色領域に属する色の化粧品を用いることを推奨し、領域Bに属する場合は、第2および第3の色領域に属する色の化粧品を用いることを推奨するカウンセリングツールの使用方法を第5の要旨とする。
すなわち、本発明の化粧品カウンセリングツールは、メイクアップ化粧品等の好ましい色の組み合わせを推奨するのに、従来、素肌が赤み系であるか黄み系であるかの2つで分けるか、色相の近いもの同士を組み合わせるという、選択幅の狭い提案しかできなかったのに対して、化粧品の色を、赤み系の素肌の色と組み合わせるのに最適な色群と、黄み系の素肌の色と組み合わせるのに最適な色群と、どちらの色と組み合わせてもよい色群の三つの群に分けて提示したものである。したがって、この化粧品カウンセリングツールによれば、化粧品の色を選択する場合に、色の組み合わせの幅が広がり、色相的には離れた色同士も、バランスよく組み合わせることができるため、より自由度の高い化粧を推奨することができる。
そして、上記化粧品カウンセリングツールの使用方法によれば、顧客に対し、色相的に離れた色同士であっても、バランスのとれた仕上がりとなる組み合わせを一目でわからせることができるため、熟練したカウンセラーでなくても、的確なカウンセリングを簡単に行うことができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明のカウンセリングツールは、例えば、1枚の剛性シートで構成することができる。図1は、その一例であるカウンセリングツールの表面を示し、図2は、その裏面を示している。
図1において、1は見出し枠で、その上段には、「カラーシステムの考え方」という見出し2が表示されており、下段には、「流行色にとらわれない不変的な美しさを実現する」という、この考え方の目的を示す文3とともに、「肌ベースにあわせた色選び」という項目4と、「色トーンでまとめる色選び」という項目5とが、並べて表示されている。なお、上記項目4は、内側がピンク色に着色された四角枠6で囲われており、上記項目5は、内側が淡い緑色に着色された四角枠7で囲われている。そして、その下には、「カラーシステム」という見出し8が表示されており、内側が黄色に着色された四角枠9で囲われている。
そして、その下には、生まれもった肌の色をベースとして、この肌の色に適した、各メイクアップ化粧品の色を並べて示す一覧表10が表示されている。
上記一覧表10の左端に、縦一列で並ぶ各欄には、上から順に、「生まれもった肌色」、「色選びの基準」、「ファンデーション」、「アイライトベース」、「アイカラー」、「リップカラー」、「フェイスカラー」の項目11〜17がそれぞれ表示されている。そして、上記一覧表10の最上段の、左右方向に延びる帯状領域内に、「肌の色(生まれもった)に映えるコーディネート」という見出し18が表示されている。
そして、その下の、「生まれもった肌色」の項目11から右方向に延びる帯状領域内が、左右2つに分割されており、左側の領域Aに、「ブルーベース(赤み、ピンクみの肌)」という文字19が表示され、右側の領域Bに、「イエローベース(黄み系の肌)」という文字20が表示されている。
なお、上記「赤み、ピンクみの肌」と、「黄み系の肌」の区分は、以下の考え方にもとづく仮想上の色相座標軸に沿って行われている。すなわち、上記色相座標軸とは、「赤」、「青」、「黄」の3原色を円周上に等間隔に配置し、原色間の色相の変化を段階的に表示した色相環を、「青」と「緑」のところで割って得られる直線状の座標軸(図5参照)で、一端が「青色」で他端が「緑色」になっている。したがって、この座標軸では、色相の「赤み」が強いほど青色側(左側)に位置し、色相の「黄み」が強いほど緑色側(右側)に位置するのであり、上記一覧表10は、左右方向が、この色相座標軸に沿う構成になっている。
つぎに、「色選びの基準」の項目12から右に延びる帯状領域内は、左右方向に3つに分割されており、、左から順に、「ブルーベース(B)」、「ニュートラル(N)」、「イエローベース(Y)」の文字21〜23がそれぞれ表示されている。
その下の、「ファンデーション」の項目13から右に延びる帯状領域内には、メイクアップの下地として肌にするファンデーションの実際の色(9色)を表示する色表示部24が、上記色相座標軸に沿って、それぞれの色相に応じて列状に並べられている。これにより、色相の赤みが強い色ほど左側に位置し、色相の黄みが強い色ほど右側に位置している。なお、各色表示部24の下部には、その色記号(カネボウ社規定による)24aが付記されている。
その下の、「アイライトベース」の項目14から右に延びる帯状領域内には、メイクアップにおいて、瞼のくすみを改善し、アイカラーの発色をクリアにするとともに、瞼の乾燥を防ぐために用いられるアイライトベースの実際の色(4色)を表示する色表示部25が、前記色相座標軸に沿って、それぞれの色相に応じて列状に並べられている。これにより、上記ファンデーションの色表示部24と同様、色相の赤みが強い色ほど左側に位置し、色相の黄みが強い色ほど右側に位置している。なお、各色表示部25の下部には、その色を特定するための色番号25aが付記されている。
その下の、「アイカラー」の項目15から右に延びる帯状領域内には、メイクアップにおいて目元をきれいに仕上げるためのアイカラーの実際の色(10色)を表示する色表示部26が、前記色相座標軸に沿って、それぞれの色相に応じて列状に並べられている。これにより、上記ファンデーションの色表示部24等と同様、色相の赤みが強い色ほど左側に位置し、色相の黄みが強い色ほど右側に位置している。なお、各色表示部26の下部にも、その色を特定するための色番号26aが付記されている。
その下の、「リップカラー」の項目16から右に延びる帯状領域内には、メイクアップにおいて口元をきれいに仕上げるためのリップカラーの実際の色(17色)を表示する色表示部27が、前記色相座標軸に沿って、それぞれの色相に応じて列状に並べられている。これにより、上記ファンデーションの色表示部24等と同様、色相の赤みが強い色ほど左側に位置し、色相の黄みが強い色ほど右側に位置している。なお、各色表示部27の下部にも、その色を特定するための色番号27aが付記されている。
その下の、「フェイスカラー」の項目17から右に延びる帯状領域内には、メイクアップにおいて顔全体をきれいに仕上げるためのフェイスカラーの実際の色(13色)を表示する色表示部28が、前記色相座標軸に沿って、それぞれの色相に応じて列状に並べられている。これにより、上記ファンデーションの色表示部24等と同様、色相の赤みが強い色ほど左側に位置し、色相の黄みが強い色ほど右側に位置している。なお、各色表示部28の下部にも、その色を特定するための色番号28aが付記されている。
そして、これらの色表示部24〜28のうち、上記赤み系の素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な色群が、赤色の太線30で囲われており、その最下端に、「ブルーベース(B)」の文字31が表示されている。また、上記赤み系、黄み系、どちらの素肌の色と組み合わせてもよい色群が、緑色の太線32で囲われており、その最下端に、「ニュートラル(N)」の文字33が表示されている。そして、上記黄み系の素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な色群が、茶色の太線34で囲われており、その最下端に、「イエローベース(Y)」の文字35が表示されている。
また、上記カウンセリングツールの裏面は、図2に示すように、上部に、「色選びのバイブル」という見出し40が、帯状枠41に囲われた状態で、大きく表示されており、枠内が、うすい黄土色で着色されている。そして、その下に、「色の性質を生かす効果」という説明書き42が表示されており、その下に、「1.肌色の3要素」、「2.色選びは・・・」、「3.色の組み合わせ」という3つの項目43〜45に分けて、色選びの考え方の説明がなされている。
すなわち、「1.肌色の3要素」の項目43の下に設けられた帯状枠内には、「肌の色は赤(ヘモグロビン)、黄、茶(メラニン)の3要素からできています。ブルーベースは赤み、ピンクの肌色で、イエローベースは黄み、茶系の肌色です。」という文46が表示されている。そして、枠内は、うすい緑色で着色されている。
また、「2.色選びは・・・」の項目44の下に設けられた帯状枠内には、「肌の色と同系色のトーンで選びます。」という文47が表示されている。そして、この枠内も、うすい緑色で着色されている。
さらに、「3.色の組み合わせ」の項目45の下に設けられた帯状枠内には、「肌色のベース色と同系色のコーディネートでまとめます。」という文48が表示されている。そして、この枠内も、うすい緑色で着色されている。
そして、その下には、「応用:好みの色をつけて似合う方法」という見出し50が表示されており、その下の帯状枠内に、「ファンデーションは肌の色に合わせます。」という文51が表示されている。また、その下の2つの帯状枠内に、「例:好きな色が肌トーンと違う場合は好きな色トーンでまとめます。(アイ・リップ・フェイスカラー)」という文52と、「例:アイと口紅の好きな色のトーンがバラバラの場合は強調したい部分の色トーンでまとめます。(アイ・リップ・フェイスカラー)」という文53とが、それぞれ表示されている。そして、いずれの枠内も、うすい緑色で着色されている。
上記カウンセリングツールを用い、美容部員等は、顧客に対し、例えば、つぎのようにして、メイクアップ化粧品の色の組み合わせについて、カウンセリングを行うことができる。すなわち、まず、顧客の素肌の色が、ブルーベースであるか、イエローベースであるかを特定する。容易に特定しにくい場合は、現在使用しているファンデーションの色記号から、素肌の色を近似的に特定する。そして、素肌の色が、例えばブルーベースであると特定された場合は、その下の、色選びの基準として示されている、ブルーベースに属する色(赤色の太線30で囲われた領域内の色)か、ニュートラルに属する色(緑色の太線32で囲われた領域内の色)の範囲内で、各メイクアップ化粧品の色を選択して組み合わせることを推奨する。なお、このとき、ファンデーションの色をブルーベースに属する色から選択した場合は、他のメイクアップ化粧品の色を、ファンデーションと同様、ブルーベースに属する色から選択し、ファンデーションの色をニュートラルに属する色から選択した場合は、他のメイクアップ化粧品の色を、ニュートラルに属する色から選択させることが好適である。
また、素肌の色が、反対に、イエローベースであると特定された場合は、その下の、色選びの基準として示されている、ニュートラルに属する色(緑色の太線32で囲われた領域内の色)か、イエローベースに属する色(茶色の太線34で囲われた領域内の色)の範囲内で、各メイクアップ化粧品の色を選択して組み合わせることを推奨する。このときも、他のメイクアップ化粧品の色は、ファンデーションの色が属するグループから選択させることが好適である。
また、顧客によっては、素肌の色を基準とせず、素肌の色がブルーベースに属する色であっても、メイクアップ化粧品として、イエローベースに属する色を使うことを希望する場合もある。その場合は、カウンセリングツールの裏面に表示された文51〜53の表示を参考にして、顧客の希望を優先しながらカウンセリングを行う。例えば、アイカラー、リップカラーともにイエローベースの色を希望する顧客に対しては、イエローベースに属する色でまとめることを推奨する。また、アイカラーとしてイエローベースの色を希望し、リップカラーとしてブルーベースの色を希望する顧客に対しては、強調したい方を選択させ、その色のベースでまとめることを推奨する。
このように、上記カウンセリングツールは、メイクアップ化粧品の色を、赤み系の素肌の色と組み合わせるのに最適な色群(ブルーベース)と、黄み系の素肌の色と組み合わせるのに最適な色群(イエローベース)と、どちらの色と組み合わせてもよい色群(ニュートラル)の三つの群に分けて提示しているため、メイクアップ化粧品の色を選択する場合に、色の組み合わせの幅が広がり、色相的には離れた色同士も、バランスよく組み合わせることができる。したがって、より自由度の高い化粧を、何ら手間をかけることなく、短時間で推奨することができ、カウンセリングの効率がよい。そして、顧客も、一目で、その色の組み合わせのよい、悪いがわかるため、納得して色を選択することができる。
また、上記カウンセリングツールは、対面式販売で用いる以外に、セルフ方式においても、これをテスター陳列台近傍等に備えておけば、顧客自身がこれを見ながら、自分に合った、バランスのよい色合いのメイクアップ化粧品を選択することができるという効果を奏する。
なお、上記の例では、カウンセリングツールを一枚の剛性シートで構成したが、必ずしもシートの形態をとる必要はなく、メイクアップ化粧品の種類ごとに、別々のシートもしくはカードにまとめたものや、それらを冊子状に綴じたものであっても差し支えない。また、印刷物に限らず、TVモニターや、CRT、液晶モニター等の画像装置、コンピュータ等を利用して表示される画面も、本発明のカウンセリングツールに含まれるものとする。
そして、上記の例では、色表示する化粧品として、ファンデーション、アイライトベース、アイカラー、リップカラー、フェイスカラーの5種類を用意したが、これに限ることなく、適宜の種類を、適宜の数だけ用意することができる。ただし、最適な色の組み合わせを検討し、推奨するものであるから、2種類以上の化粧品の色を組み合わせて提示できるようになっていることが望ましい。なお、素肌の色の特定が困難な場合、すでに述べたように、現在使用しているファンデーションの色で、素肌の色を近似的に特定することができる。したがって、ファンデーションの色表示は、できるだけ設けておくことが好ましい。
また、本発明のカウンセリングツールは、上記の例に示したような、いわゆるメイクアップ化粧品だけでなく、肌との関係において色を選択して用いる、ネイルカラーやヘアカラーといった製品に対しても、適用することができる。したがって、本発明において、「化粧品」には、上記ネイルカラーやヘアカラーも含まれる。
例えば、ネイルカラーの色を提示したカウンセリングツールの例を、図3に示し、ヘアカラーの色を提示したカウンセリングツールの例を、図4に示す。これらの図においても、それぞれの色表示部60、61が、ブルーベースに属する色群(赤色の太線30で囲われた領域内の色)と、ニュートラルに属する色群(緑色の太線32で囲われた領域内の色)と、イエローベースに属する色群(茶色の太線34で囲われた領域内の色)の3つに区分されているため、顧客の素肌の色を基準にして、上記の例と同様にして、好ましい色の選択を推奨することができる。
そして、上記の例では、化粧品推奨ツールにおいて、仮想上で設定した色相座標軸に沿って、各色表示部24等の配列を行ったが、実際に、例えば図5に示すような色相座標軸をツール本体に表示し、この色相座標軸の表示に従って、各色表示部24等を配列するようにしてもよい。
24〜28 色表示部
Claims (5)
- 一端が青色で、赤みが強いほど青色側に位置し、他端が緑色で、黄味が強いほど緑色側に位置するよう設定された直線状の色相座標軸を想定し、その色相座標軸に沿う帯状領域が、赤み系の素肌を示す領域Aと、黄味系の素肌を示す領域Bとに分割されており、上記帯状領域と平行に延びる第2の帯状領域が、上記領域Aの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第1の色領域と、上記領域A、領域Bのどちらの素肌の色と組み合わせて用いてもよい第2の色領域と、上記領域Bの素肌の色と組み合わせて用いるのに最適な第3の色領域とに分割されており、上記3つの色領域内に、互いに色の異なる複数の化粧品の色を示す色表示部が、それぞれの色に応じた配置で並んだ状態で表示されていることを特徴とするカウンセリングツール。
- 上記化粧品が、少なくとも、ファンデーション、アイカラー、リップカラー、フェイスカラーの4種類からなり、各化粧品ごとに、上記色相座標軸に平行に並べられている請求項1記載のカウンセリングツール。
- 上記化粧品が、ネイルカラーである請求項1記載のカウンセリングツール。
- 上記化粧品が、ヘアカラーである請求項1記載のカウンセリングツール。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載されたカウンセリングツールの使用方法であって、カウンセリングを受ける顧客の素肌の色が、上記化粧品カウンセリングツールの領域A、Bのいずれに属するかを特定し、領域Aに属する場合は、第1および第2の色領域に属する色の化粧品を用いることを推奨し、領域Bに属する場合は、第2および第3の色領域に属する色の化粧品を用いることを推奨することを特徴とするカウンセリングツールの使用方法。
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