JP2005062280A - 画像形成装置および画像担持体の停止制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像担持体の停止制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ブレードクリーニング装置を用いた画像形成装置について、画像担持体に対するクリーニングブレード当接放置に起因する画像担持体の表面摩擦係数μの低下による負荷変動を確実に低減化できる手段構成を提供する。
【解決手段】画像担持体1と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレード6aとを有し、前記クリーニングブレード6aは画像担持体と当接領域Wを形成する画像形成装置において、前記画像担持体1が一旦停止した後に、該画像担持体1を、画像形成時と同じ方向aに少なくとも前記当接領域幅W以上回転させ、次に逆方向bに回転させ、停止させる、画像担持体停止時制御シーケンスを持つこと。
【選択図】図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式等によって画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置に係り、特に、電子写真感光体・静電記録誘電体等の潜像担持体、あるいは中間転写体等の画像担持体にクリーニングブレード等の弾性もしくは可撓性を有するクリーニング部材を当接させることによって画像担持体上の現像剤を除去する方式の画像形成装置、およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
転写方式の、例えば電子写真画像形成装置において、潜像担持体である感光体あるいは中間転写体等の画像担持体の繰り返し使用のために、画像担持体の面に形成担持させた現像剤像としてのトナー像を記録媒体としての転写材に転写した後の、該画像担持体上の転写残トナーを除去(清掃)するクリーニング装置としては種々知られている。
【0003】
一般的にはブレードクリーニング装置が汎用されている。この装置は、クリーニング部材として可撓性(ゴム弾性)を有するクリーニングブレードを画像担持体に所定の圧接状態で当接させて画像担持体面を拭掃することで画像担持体上から転写残トナーを掻き取って除去するものである。また、クリーニングブレードはクリーニング効率向上のために一般に画像担持体に対して画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させた配設形態が採られている。
【0004】
上記のようなブレードクリーニング装置を用いた画像形成装置においては、画像形成装置の停止状態時(画像担持体回転停止状態時)において、画像担持体のクリーニングブレード当接領域(ニップ領域)に対応する画像担持体面領域の滑り性(摩擦係数μ)が他の画像担持体面領域と比較し異なった状態に変化してしまい、これが原因して次の画像形成時の画像上にスジや画像ブレ(濃度変動等)が発生することが知られている。
【0005】
上記の画像担持体面領域の滑り性の変化現象は、クリーニングブレード当接領域に残っていた粒径の小さい微粉トナーや外添剤などの残渣がクリーニングブレードの感光ドラム面に対する圧接力で押し付けられていたために凝集化する等により画像担持体上のその部分だけが変化していることが分かっている。一般には、画像担持体のクリーニングブレード当接領域に対応する画像担持体面領域の摩擦係数μが他の画像担持体面領域の摩擦係数μよりも低く変動する。
【0006】
そのため、画像形成装置が再駆動されて画像担持体が回転し、低摩擦係数化した前記のクリーニングブレード当接領域に対応する画像担持体面領域がクリーニングブレードとの当接部に回帰した時に、画像担持体とクリーニングブレード間の摩擦力が変化し、その画像担持体面領域がクリーニングブレードとの当接部を通過する一瞬間、画像担持体の回転スピードが速めに変化する。そのときに画像担持体上に画像を形成していた部分、および転写材に画像を転写していた部分において画像担持体回転周期のスジや画像ブレ(濃度変動等)が発生するのである。
【0007】
ここで、ひとたび低摩擦係数化した前記クリーニングブレード当接領域に対応する画像担持体面領域の摩擦係数は、画像担持体の繰り返しの回転過程で他の画像担持体面領域の摩擦係数に同化していくが、いわゆる「前回転工程」期間の画像担持体繰り返し回転位ではまだ他の画像担持体面領域の摩擦係数に同化しない。前回転はドラム4〜5周くらいである。同化するには、少なくとも10周位は必要である。通常は16周程度である。1枚がドラム4周に相当する。枚数換算では、前回転直後の1枚目は目立つが、3〜4枚目くらいになると目立たなくなる。
【0008】
上記のような画像形成装置停止状態時のクリーニングブレード当接領域に対応する画像担持体面領域の滑り性の変化現象に起因するスジや画像ブレの発生は、特に、高速化に適した方式の多色画像形成方式として、複数例えば4つの感光ドラムを並べて配置した所謂タンデム型の画像形成装置であって、4つの感光ドラムの駆動方式として1つのモーターで4つの感光ドラムを駆動する「1モーター方式」を採用している画像形成装置に顕著に発生することがあった。
【0009】
すなわち、これは、駆動系を同一とする全ての感光ドラムの摩擦係数μが低下した部分が同一の周期で現れるため、同じタイミングでクリーニングブレードが通過する際に駆動負荷変動を起こす。したがって、駆動系全体の負荷変動の大きさは同一駆動系に属する感光ドラムの数に従い増幅されることなる。そしてこの変動時において露光装置の描く感光ドラム上の潜像にブレが生じて、画像上に感光ドラムピッチのスジとして現れる。このような原理のため、特にハーフトーンパターンにて顕著に発生する。
【0010】
これを根本的に回避するためには、画像形成装置停止状態時にクリーニングブレードを画像担持体面から待避させることが最も確実であるが、待避機構にコストがかかることと、当接状態の精度を確保することが難しくクリーニング不良につながり、ひいては画像の質を劣化させる。また、再度クリーニングブレードを当接させる際には、清掃されていない領域を作らないために待避前にクリーニングされている画像担持体エリアに当接させる必要がある。
【0011】
また、一定時間間隔で当接位置を微動する手段をとった場合には、定期的な制御のために、制御装置に常に電力を供給する必要があり、さらに、微動駆動のために駆動電力も定期的に必要になる。その結果、待機時間における電力消費が増大する。
【0012】
また特許文献1には、画像担持体の停止時に画像担持体を逆回転させることで、クリーニングブレードの画像担持体との当接エッジ部に溜まった凝集トナーをクリーニングブレードのエッジ部から取り除くことが記載されている。
【0013】
図11はこの従来例を説明するための、クリーニングブレードのエッジ部の拡大模式図である。1は画像担持体、6aはゴム性のクリーニングブレード、Wはクリーニングブレード6aと感光体ドラム1の当接部である。図11の▲1▼は画像形成実行中の当接状態であり、画像担持体は矢印aの方向に正回転駆動されている。クリーニングブレード6aはその先端側エッジ部を画像担持体1に対して画像担持体の画像形成時の正回転方向においてカウンターに所定の押圧力をもって当接させて配設してある。クリーニングブレード6aの先端側エッジ部は、画像担持体に対する当接圧と、画像担持体の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため画像担持体に引きずられることで歪が発生して画像担持体に密着する。この当接させたクリーニングブレード6aのエッジ部によって画像担持体面が拭掃されて画像担持体上から転写残トナーが掻き取られる。
【0014】
クリーニングブレード6aのエッジ部手前では、ブレードで堰きとめられることで、トナーtが溜まっている。このようなトナーtの溜まりがある状態のままで画像担持体を回転停止状態にしておくと、そのトナーtが凝集して画像担持体面に固着化状態になり、次の画像担持体の正回転起動時にクリーニングブレード6aのエッジ部をすり抜けてしまうことがある。そのすり抜けた凝集トナー付着部分が画像形成装置停止状態時のクリーニングブレード当接領域に対応する画像担持体面領域の滑り性変化部分となる。
【0015】
そこで、従来例では、図11の▲2▼のように、画像担持体の停止は画像担持体を画像形成時の正回転方向aとは逆方向bに逆回転させることで、クリーニングブレード6aのエッジ部手前に溜まっているトナーtをそれが凝集する前にエッジ部から除去して画像担持体を停止状態にするものである。
【特許文献1】
特開平08−063071号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11の従来例のように、画像担持体の停止時に画像担持体の逆回転bを行っても、クリーニングブレード6aのエッジ部手前に溜まっているトナーtの微粉や外添剤が凝集してしまい、次の画像担持体の正回転起動時にクリーニングブレード6aのエッジ部をすり抜けて、スジ状の画像欠陥が発生することがあり、万全という訳ではなかった。
【0017】
以下、この原因を説明する。すなわち、画像形成装置の印字スピードのアップにともない画像担持体の回転速度を上げ、高画質化用の球形や小径トナーをクリーニングするためにクリーニングブレードの当接圧を上げたところ、図8の▲1▼に示すように、クリーニングブレード6aのブレード先端部の歪が大きくなってきた。この歪は、画像担持体1の正回転方向aに対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が画像担持体1に引きずられることで発生する。画像担持体1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく画像担持体1の正回転方向aに移動し、歪んだブレードエッジ部と画像担持体1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0018】
ここで、画像担持体の停止は従来技術のように画像担持体を画像形成時の正回転方向aとは逆方向bに逆回転させて行った。図8の▲2▼は逆回転bが開始された瞬間の様子である。ブレードエッジ部と画像担持体1の間に溜まっていた微粉トナーや外添剤tは、歪んだブレードエッジ部の蹴り戻しにより加圧Fされ、凝集してしまった。図8の▲3▼は逆回転b後の様子である。凝集した微粉トナーや外添剤tは、画像担持体1に固着していた。次の画像担持体の正回転起動時において、この固着した微粉トナーや外添剤tは、クリーニングブレード6aをすり抜けてしまい、前述したように、このときの回転負荷変動により露光がブレてしまい、スジ状の画像欠陥が発生した。
【0019】
図8の▲3▼のようにひとたび画像担持体1に凝集固着した微粉トナーや外添剤tはその後のクリーニングブレード6aとの繰り返しの摺擦で何れは削れて消失する。すなわち、摺擦回数で良化する。少なくともドラム10周、すなわち10回以上の繰り返しの摺擦が必要である。
【0020】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブレードクリーニング装置を用いた画像形成装置について、画像担持体に対するクリーニングブレード当接放置に起因する画像担持体の表面摩擦係数μの低下による負荷変動を確実に低減化できる手段構成を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする画像形成装置および画像担持体の停止制御方法である。
【0022】
(1)画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
前記画像担持体が一旦停止した後に、該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させ、次に逆方向に回転させ、停止させる、画像担持体停止制御シーケンスを持つことを特徴とする画像形成装置。
【0023】
(2)前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0024】
(3)前記画像担持体が一旦停止後の該画像担持体の回転の速度は、画像形成時の回転速度より遅いことを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
【0025】
(4)前記画像担持体が一旦停止後の該画像担持体を回転させるまでの時間は、該画像担持体が画像生成時の回転速度に立ち上がるまでの時間より短いことを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の画像形成装置。
【0026】
(5)前記画像担持体を前記逆方向に回転させてから停止させるまでの該画像担持体の移動角度は、クリーニングブレードの当接位置と転写手段の位置からなる角度より小さいことを特徴とする(1)から(4)の何れかに記載の画像形成装置。
【0027】
(6)前記画像担持体を前記逆方向に回転させてから停止させるまでの間には、少なくとも、現像剤担持体を離間または、現像装置の回転を停止させることを特徴とする(1)から(5)の何れかに記載の画像形成装置。
【0028】
(7)複数の画像担持体と、前記複数の画像担持体を回転駆動するための駆動源と、前記駆動源から前記複数の画像担持体に駆動を伝達する一連の駆動伝達手段とを有し、前記複数の画像担持体が前記駆動源から前記駆動伝達手段によって同一周期で回転駆動されることを特徴とする(1)から(5)の何れかに記載の画像形成装置。
【0029】
(8)前記画像担持体の一旦停止時間は1分以内であることを特徴とする(1)から(7)の何れかに記載の画像形成装置。
【0030】
(9)前記画像担持体がドラム状もしくは無端ベルト状の潜像担持体あるいは中間転写体であることを特徴とする(1)から(7)の何れかに記載の画像形成装置。
【0031】
(10)画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
前記画像担持体を一旦停止させた後に、該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させ、次に逆方向に回転させ、停止させるように前記駆動源を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0032】
(11)前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させていることを特徴とする(10)に記載の画像形成装置。
【0033】
(12)画像担持体と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させ、クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
前記画像担持体を一旦停止させるステップと、次に該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させるステップと、次に逆方向に回転させるステップと、次に停止させるステップを有することを特徴とする画像担持体の停止制御方法。
【0034】
(13)画像担持体と、前記画像担持体の駆動手段と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニング部材とを有する画像形成装置において、駆動停止状態にある前記画像担持体を駆動させて新たに画像を形成する所定時間前に、前記画像担持体に対するクリーニング部材の当接幅、もしくはそれ以下の長さ単位で画像担持体を少なくとも一度微動させるシーケンスを持つことを特徴とする画像形成装置
(14)画像形成前、微動後所定時間後に、前記画像担持体から画像を転写させる記録媒体を装置に通さず、画像担持体上に画像を形成せず、画像担持体を一回転以上させるシーケンスを持つことを特徴とする(13)に記載の画像形成装置。
【0035】
(15)一回転以上画像担持体を回転させる際に画像担持体上に画像を形成するために必要な電圧印加を少なくとも1種類行うことを特徴とする(14)に記載の画像形成装置。
【0036】
(16)画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させ、クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
前記画像担持体が一旦停止した後に、該画像担持体を、画像形成時と逆方向に回転させ、駆動停止状態にさせた後、前記画像担持体を駆動させて新たに画像を形成す際の、該画像担持体の回転の速度は画像形成時の回転速度より遅くすることを特徴とする画像形成装置。
【0037】
(17)前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させていることを特徴とする(16)に記載の画像形成装置。
【0038】
(18)前記画像担持体が停止前に逆回転した距離より、画像形成前に遅くした正回転の距離の方が長くなることを特徴とする(17)に記載の画像形成装置。
【0039】
(19)画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させ、クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
前記画像担持体が一旦停止した後に、該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させ、次に逆方向に回転させ、駆動停止状態にさせた後、前記画像担持体を駆動させて新たに画像を形成する際の該画像担持体の回転の速度は画像生成時の回転速度より遅くすることを特徴とする画像形成装置。
【0040】
(20)前記画像担持体が停止前に逆回転した距離より、画像形成前に遅くした正回転の距離の方が長くなることを特徴とする(16)に記載の画像形成装置。
【0041】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施例〉
(1)画像形成装置例
図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は、複数の画像担持体(潜像担持体)である感光ドラムを上下に並べて配置したタンデム型で、中間転写ベルト方式の電子写真カラー(多色画像)プリンタである。
【0042】
PY・PM・PC・PBkはそれぞれイエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色のトナー画像を形成する第1〜第4の4つの画像形成部(画像形成ユニット)であり、画像形成装置本体内に下から上に順に並列配置されている。
【0043】
これらの第1〜第4の4つの画像形成部PY・PM・PC・PBkは互いに形成するトナー画像の色が上記のように異なる他は、同一の構成・電子写真作像機能を有している。すなわち、第1〜第4の各画像形成部はそれぞれ、第1の画像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)1、一次帯電手段としての帯電ローラ2、露光手段としてのレーザー照射装置3、現像手段としてのトナー現像装置4、一次転写手段としての一次転写ローラ5、クリーニング手段としてのブレードクリーニング装置6等からなる。第1〜第4の各画像形成部のトナー現像装置4に収容させている現像剤はそれぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーである。各色のトナーは平均粒径6μmの球形トナーを用いた。外添剤はシリカである。
【0044】
本実施例の画像形成装置は、第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PBkにおいて、それぞれ、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、ブレードクリーニング装置6の4つのプロセス機器を一括して画像形成装置本体に対して着脱交換自在のプロセスユニット(プロセスカートリッジ)としてある。
【0045】
30は第2の画像担持体としてのエンドレスベルト状の中間転写ベルトであり、上記の第1〜第4の4つの画像形成部PY・PM・PC・PBkの感光ドラム1側(プリンタ前面側)においてこの4つの画像形成部の全体部に亘らせて、不図示の複数の支持ローラ間に懸回張設させて縦方向に配設してある。第1〜第4の各画像形成部において、一次転写ローラ5はそれぞれこの中間転写ベルト30を介して感光ドラム1に圧接させてある。各感光ドラム1と中間転写ベルト30との接触部が一次転写部である。
【0046】
本実施例の画像形成装置において、第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PBkの感光ドラム1の駆動方式は、図2のように、1つのモーター11で4つの感光ドラム1を駆動する「1モーター方式」としている。「1モーター方式」は、比較的高価な駆動源たるモーターの数が他の方式に比べ少ないことや、モーターが複数ある場合の制御系(各モーターの回転速度検知機構やその制御機構)も1つで済むことから、一般にコスト面で有利とされている。すなわち、本実施例の画像形成装置では1つの駆動モーター11を駆動源としており、該モーター11の駆動力がギア列12を介して各感光ドラム1のドラムギアGY・GM・GC・GBkに伝達されて4つの感光ドラム1が同一周期で回転駆動される。
【0047】
CPU(コンピュータ)80は画像形成装置全体の作像動作のシーケンス制御を司る。駆動モーター11もこのCPU80で、正回転駆動制御、逆回転駆動制御、停止制御される。駆動モーター11が正駆動制御されることで、4つの感光ドラム1は図1・図2において矢印aの反時計方向に正回転駆動状態になる。駆動モーター11が逆駆動制御されることで、4つの感光ドラム1は逆回転駆動状態になる。駆動モーター11が停止制御されることで、4つの感光ドラム1は回転停止状態になる。
【0048】
CPU80は画像形成トリガ(プリントジョブ開始信号)を受け取ると、駆動モーター11のドライバーに正回転駆動するように信号を送る。これにより駆動モーター11が正回転駆動制御されて、第1〜第4の各画像形成部の感光ドラム1は図1・図2において矢印aの反時計方向に、例えば100mm/secの周速度で正回転駆動状態になる。
【0049】
またCPU80は中間転写ベルト30の不図示の駆動機構を起動させて各感光ドラム1の正回転方向aに順方向の矢印cの時計方向に感光ドラム1と略同速で回転駆動される。
【0050】
第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PBkにおいて、正回転駆動された各感光ドラム1はその回転過程でそれぞれ不図示の電源回路から帯電バイアスが印加される帯電ローラ2により所定の極性及び電位に一様に一次次帯電処理され、その帯電処理面に対してLEDアレイ装置3によりそれぞれフルカラー画像の色分解成分像である、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像パターンにしたがった光像露光LY・LM・LC・LBkがなされ、各感光ドラム1上に画像情報の静電潜像が形成される。その静電潜像がそれぞれ現像装置4によってトナー画像として現像されることで、第1〜第4の4つの画像形成部PY・PM・PC・PBkの各感光ドラム1の面にそれぞれ電子写真プロセスによりフルカラー画像の色分解成分像である、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー画像が所定のシーケンス制御タイミングにて形成される。
【0051】
そして、第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PBkにおいて、各感光ドラム1の面に形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー画像が、各感光ドラム1の正回転方向に順方向の矢印の時計方向に感光ドラム1と略同速で回転駆動される中間転写ベルト30の面に対して、第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PBkの一次転写部において一次転写ローラに不図示の電源回路から印加される一次転写バイアスによって順次に重畳転写される。これにより回転駆動される中間転写ベルト30の面に未定着のフルカラートナー画像(鏡像)が合成形成される。
【0052】
第1〜第4の各画像形成部PY・PM・PC・PBkにおいて、中間転写ベルト30に対するトナー画像の一次転写後に各感光ドラム1上に残った転写残トナーはブレードクリーニング装置6のクリーニングブレード6a(図4)によって除かれて、該装置6内の貯留部6bに貯留される。
【0053】
32は2次転写ローラ、32aは対向ローラである。対向ローラ32aは中間転写ベルト30の下端側において中間転写ベルトの内側に配設してあり、2次転写ローラ32は対向ローラ32aとの間に中間転写ベルト30を挟ませて該中間転写ベルト30の外面に当接させて配設してある。2次転写ローラ32と中間転写ベルト30との接触部が二次転写部である。
【0054】
40は画像形成装置本体の下部に配設した給紙カセットであり、最終記録媒体としての転写材Pを積載収容させてある。CPU80は所定のシーケンス制御タイミングにて搬送手段(ピックアップローラ)31を駆動させて給紙カセット40内の転写材Pを1枚分離給紙させ、所定のタイミングにて二次転写部に給送する。中間転写ベルト30上に合成形成された未定着のフルカラートナー画像はこの二次転写部において二次転写ローラ32に不図示の電源回路から印加される二次転写バイアスによって転写材Pの面に一括転写されていく。
【0055】
二次転写部を通過した転写材Pは中間転写ベルト30の面から分離されて搬送ベルト35によって定着装置7に送られる。
【0056】
中間転写ベルト30上に残った転写残トナーはブレードクリーニング装置33のクリーニングブレードによって除かれ、廃トナーボックス34に送られて貯留される。
【0057】
定着装置7に送られた転写材P上の未定着のフルカラートナー画像は定着装置7により熱および圧を加えられて転写材Pに溶融固着され、シートパス41を通って画像形成装置本体の上面に配設した排紙トレイ36上にカラー画像形成物として排出される。
【0058】
(2)画像形成装置の動作工程
図3にこの画像形成装置の動作工程図を示した。
【0059】
1)前多回転工程
画像形成装置の始動(起動)動作期間(ウォーミング期間)である。画像形成装置のメイン電源スイッチのONにより、画像形成装置を起動させて、所要のプロセス機器の準備動作を実行する。
【0060】
2)待機(スタンバイ)
所定の始動動作期間終了後、画像形成装置の駆動が停止し、画像形成トリガ(プリントジョブ開始信号)が入力されるまで画像形成装置を待機状態に保持する。
【0061】
3)前回転工程
画像形成トリガの入力に基づいて、画像形成装置を再駆動させて、所要のプロセス機器のプリントジョブ前動作を実行する期間である。
【0062】
より実際的は、▲1▼画像形成装置が画像形成トリガを受信、▲2▼フォーマッタで画像を展開(画像のデータ量やフォーマッタの処理速度により展開時間は変わる)、▲3▼前回転工程開始、という順序になる。
【0063】
なお、前記1)の前多回転工程中に画像形成トリガが入力している場合は、前多回転工程の終了後、前記2)の待機無しに、引き続き前回転工程に移行する。
【0064】
4)プリントジョブ実行
所定の前回転工程が終了すると、引き続いて画像形成プロセスが実行されて、画像形成済みの転写材が出力される。
【0065】
連続プリントジョブの場合は画像形成プロセスが繰返されて所定枚数分の画像形成済みの転写材が順次に出力される。
【0066】
5)紙間工程
連続プリントジョブの場合において、一の転写材Pの後端と次の転写材Pの先端との間隔工程である。
【0067】
6)後回転工程
1枚だけのプリントジョブの場合その画像形成済みの転写材が出力された後(プリントジョブの終了)、あるいは連続プリントジョブの場合その連続プリントジョブの最後の画像形成済みの転写材が出力された後(プリントジョブの終了)も画像形成装置を引き続き駆動させて、所要のプロセス機器のプリントジョブ後動作を実行する期間である。
【0068】
7)待機
所定の後回転工程終了後、画像形成装置の駆動が停止し、次の画像形成トリガが入力されるまで画像形成装置を待機状態に保持する。
【0069】
前回転工程から後回転工程までが一の画像形成プロセスAであり、次が画像形成トリガが入力されることで次の画像形成プロセスBが実行される。
【0070】
(3)クリーニングブレード当接放置に起因する負荷変動の低減化対策
図4は感光ドラム1に対するブレードクリーニング装置6部分の拡大模型図である。クリーニングブレード6aとして、本実施例ではウォーレス硬度70度のウレタンゴムを用いた。6cはこのクリーニングブレード6aの支持部材であり、クリーニングブレード6aの先端側エッジ部を感光ドラム1に対して感光ドラム1の画像形成時の正回転方向aにおいてカウンターに所定の押圧力をもって当接させてクリーニング装置の筐体にしっかりと固定支持させてある。本実施例においてクリーニングブレード6aと感光ドラム1との当接圧は70g/cmであった。
【0071】
6dは掻き落としたトナーが吹き出さないようにするシールの役割をするシールシート(スクイシート)であり、クリーニングブレード6aよりも感光ドラム正回転方向aの上流側において先端部を感光ドラム1に対して感光ドラム正回転方向aに順方向に当接させクリーニング装置の筐体先端部に両面テープ等によって取りつけてある。このスクイシート6dは柔軟性を有するシートであり、例えば厚さ30μm〜100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムである。
【0072】
一次転写部から感光ドラム1面に付着して感光ドラム1の正回転で搬送されてきる転写残トナーはスクイシート6dを潜り抜け、クリーニングブレード6aによって感光ドラム1面から除かれて、貯留部6bに貯留される。図には省略したけれども、クリーニング装置6の筐体内に、クリーニングブレード6aによって感光ドラム1面から除去された廃トナーを貯留部6bの奥へ搬送する搬送部材を配設してある。
【0073】
以下、従来の比較例も含め感光ドラム1の回転の各種制御例と、スジ画像の状況と説明する。
【0074】
1)比較例1〈正回転a→停止放置〉
図5は、感光ドラム1の正回転aでプリントした後の感光ドラム1の停止時間を変化させたときのクリーニングブレード当接放置に起因するスジ画像の評価結果である。評価した画像は、1秒〜6分停止させた後の、1枚目のハーフトーン画像である。クリーニングブレード当接放置で生じる凝集トナー部分のブレード当接部すり抜けによる露光ブレのスジは、以下のように良悪を判断した。
【0075】
◎は全く無し。○は近づけて良く見ると、微かにスジ有り。△はスジが見える。×ははっきりスジが見える。
【0076】
横軸が感光ドラム停止時間、縦軸がスジの良悪を示している。このグラフから2〜3分以上停止させると、スジが発生することがわかる。スジが発生している感光ドラム上の位置には微粉トナーや外添剤が凝集しており、この結果から、停止時間が長くなると、より凝集していることがわかる。
【0077】
この感光体ドラム1の〈正回転a→停止放置〉の制御に関し、クリーニングブレード6aと感光体ドラム1の当接部Wを観察した様子の模式図を図6に示す。
【0078】
図6の▲1▼は、プリント中に感光ドラム1が正回転aしている様子であり、クリーニングブレード6aの先端部の歪がある。この歪は、クリーニングブレード6aの先端部が感光ドラム1の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が感光ドラム1に引きずられることで発生する。感光ドラム1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく感光ドラム1の正回転方向に移動し、歪んだブレードエッジ部と感光ドラム1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0079】
図6の▲2▼は、プリントが終了し、感光ドラム1が停止している様子を示している。停止中は、ブレード6aと感光ドラム1の間に溜まっていた微粉トナーや外添剤tは、歪んだブレード6aにより、放置している間加圧され、徐々に凝集する。図5の結果から、1分以下の停止であれば、ブレード6aは静止したままなので、凝集も悪化せず、クリーニングすることができることがわかる。2〜3分放置すると感光ドラム1との固着が進み、クリーニングされにくくなっていることもわかる。
【0080】
図6の▲3▼は、5分停止した後に、次のプリントを開始した直後の様子である。微粉や外添剤tが停止中に完全に凝集し感光ドラム1に固着してしまい、クリーニングブレード6aをすり抜けるところである。
【0081】
図6の▲4▼は、微粉や外添剤tがブレード6aをすり抜けてしまった様子である。このドラム1に固着した微粉や外添剤tは、感光ドラム1を1周し、再びクリーニングブレード6aに戻ってくる。このとき、微粉や外添剤tはクリーニングブレード6aをすり抜けてしまい、感光ドラム1の回転負荷変動により露光がブレてしまい、スジ状の画像欠陥が発生する。
【0082】
この比較例1により、感光ドラム1が正回転aで停止した場合は、ブレード6aの歪みを保ったままであれば、1分以内停止させても、クリーニングブレード6aをすり抜けるほど凝集していないことがわかった。
【0083】
2)比較例2〈正回転a→減速正回転a→停止〉
図7は正回転aの感光ドラム1を停止する前に、正回転aの1/4速に減速してから停止させた様子である。
【0084】
図7の▲1▼は、プリント中に感光ドラム1が正回転aしている様子であり、クリーニングブレード6aの先端部の歪がある。この歪は、クリーニングブレード6aの先端部が感光ドラム1の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が感光ドラム1に引きずられることで発生する。感光ドラム1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく感光ドラム1の正回転方向に移動し、歪んだブレードエッジ部と感光ドラム1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0085】
図7の▲2▼は、停止する前1/4速、すなわち、25mm/secに減速した様子である。このときは印字を既に終了しているため、新たな廃トナーを除去する必要もなく、微粉トナーや外添剤tがエッジ部の隙間に入ろうとする勢いも、減速されて殆どなくなっている。しかしながら、図7の▲1▼で既に、微粉トナーや外添剤tが、この隙間に入り込んでいる。
【0086】
図7の▲3▼は、プリントが終了し、感光ドラム1が停止している様子を示している。停止中は、ブレードと感光ドラムの間に溜まっていた微粉トナーや外添剤は、歪んだブレード6により、放置している間加圧され、徐々に凝集する。
【0087】
図7の▲4▼は、5分停止した後に、次のプリントを開始した直後の様子である。微粉や外添剤tが停止中に完全に凝集し感光ドラム1に固着してしまい、クリーニングブレードをすり抜けるところである。
【0088】
図7の▲5▼は、微粉や外添剤tがブレードをすり抜けてしまった様子である。この感光ドラム1に固着した微粉や外添剤tは、感光ドラム1を1周し、再びクリーニングブレード6aに戻ってくる。このとき、微粉や外添剤tはクリーニングブレードをすり抜けてしまい、回転不可変動により露光がブレてしまい、スジ状の画像欠陥が発生する。
【0089】
この比較例2により、感光ドラム1を正回転aで減速して停止した場合は、ブレード6aと感光ドラム1の隙間にトナーtが介在しているため、放置すると凝集して、クリーニングブレードをすり抜けてしまうことがわかった。
【0090】
3)比較例3〈正回転a→逆回転b→停止〉
図8は、感光ドラム1の正回転aを停止する前に、逆回転bさせてから停止させた様子である。これは従来例(特許文献1)としてすでに説明したが、ここでもう一度、詳しく説明する。
【0091】
図8の▲1▼は、プリント中に感光ドラム1が正回転aしている様子であり、クリーニングブレード6aの先端部の歪がある。この歪は、クリーニングブレード6aの先端部が感光ドラム1の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が感光ドラム1に引きずられることで発生する。感光ドラム1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく感光ドラム1の正回転方向に移動し、歪んだブレードエッジ部と感光ドラム1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0092】
図8の▲2▼は、逆回転bが開始された瞬間の様子である。ブレード6aと感光ドラム1の間に溜まっていた微粉トナーや外添剤tは、歪んだブレードの蹴り戻しにより加圧Fされ、凝集してしまった。
【0093】
図8の▲3▼は逆回転b後の様子である。凝集した微粉トナーや外添剤tは、ブレードの当接位置から離れても、そのまま感光ドラム1に固着していた。次の印刷時において、この固着した微粉トナーや外添剤tは、クリーニングブレードをすり抜けてしまい、このときの回転負荷変動により露光がブレてしまい、スジ状の画像欠陥が発生した。但し、スジはこの固着部分のみ発生し、感光ドラム周期で1本のみであった。すなわち、逆回転bにより歪みが開放されたブレードは、微粉トナーや外添剤を凝集させるほどの圧は残っていないので、逆回転させれば、放置でスジを悪化させることはない。
【0094】
この比較例3により、感光ドラム1を正回転aから逆回転bさせると、ブレード6aと感光ドラム1の隙間にトナーtが介在しているため、逆回転b時のブレードの蹴り出しにより、微粉トナーや外添剤tが瞬時に加圧され(図8の▲2▼)、凝集してクリーニングブレード6aをすり抜けてしまうことがわかった。また、感光ドラム逆回転b後のブレード当接位置では、ブレードか歪んでいないので、当接位置での凝集は発生しないことが分かった。
【0095】
4)比較例1〜3のまとめ
[a]正回転aで停止
・ブレード形状が変わらないので、1分以内は凝集しない
・放置すると、歪んだブレードの加圧が蓄積して凝集する
[b]正回転aからの減速
・ブレードに挟まった微粉や外添剤は除去できない
[c]正回転aから逆回転b
・ブレードの蹴り出し加圧Fのため、すぐに凝集する
・ブレードの歪みがないので、放置しても当接位置では凝集しない
すなわち、[c]において、逆回転b時に、ブレード6aと感光ドラム1の間に介在している微粉トナーや外添剤tをできるかぎり減らせば、停止後、放置しても、微粉トナーや外添剤の凝集を防ぐことができることが分かる。
【0096】
さらに詳しくは、図8の▲1▼において、正回転aから1分以内に、ブレード6aと感光ドラム1の間に介在している微粉トナーや外添剤tを減らし、図8の▲2▼の逆回転bを行えば、放置してもスジが出ないことがわかる。しかしながら、正回転aから減速しても、ブレードに挟まった微粉トナーや外添剤tを除去できない。
【0097】
そこで、本発明の具体例を以下説明する。
【0098】
5)実施具体例1〈正回転a→1秒停止→減速正回転a→逆回転b→停止〉
図9は感光ドラムの正回転後、1秒停止してから、1/4速に減らした正回転を行い、逆回転させた様子である。
【0099】
図9の▲1▼は、プリント中に感光ドラム1が正回転aしている様子であり、クリーニングブレード6aの先端部の歪がある。この歪は、クリーニングブレード6aの先端部が感光ドラム1の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が感光ドラム1に引きずられることで発生する。感光ドラム1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく感光ドラム1の正回転方向に移動し、歪んだブレードエッジ部と感光ドラム1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0100】
図9の▲2▼は正回転a後に停止させた様子である。ここの停止は上述したように、1分以内であれば微粉トナーや外添剤tは凝集しない。ここでは1秒停止させた。
【0101】
図9の▲3▼は正回転aで1/4速すなわち、25mm/secで40msec感光ドラム1を減速正回転aさせた様子である。このときは印字を既に終了しているため、新たな廃トナーを除去する必要もなく、微粉トナーや外添剤tがエッジ部の隙間に入ろうとする勢いも、減速されて殆どなくなっている。しかも、感光ドラム1がゆっくり回転しているため、ブレード6aと感光ドラム1が密着しやすくなり、図9の▲3▼に示すように、ブレード6aと感光ドラム1が密着することで、新たに微粉トナーや外添剤が入りにくくなっている。
【0102】
さらに、図9の▲4▼において、ブレードと感光ドラム1の間に挟まっていた微粉トナーや外添剤tは、感光ドラム1の移動にともない、当接部の下流側に押し出されていた。ブレード6aの感光ドラム1に対する当接領域Wの幅(ニップ幅)は約500μmであり、本実施例の移動距離は、25×60=1500μmなので、微粉トナーや外添剤を当接領域(ニップ)から押し出すには十分であった。
【0103】
図9の▲5▼は、次に逆回転bさせたときの様子である。逆回転の速度は正回転と同じ100mm/secであり、400msec回転させた。ブレード6aと感光ドラム1の間に微粉トナーや外添剤tは、ほとんと挟まっていない。よって、歪んだブレードの蹴り戻しがあっても凝集しなかった。ブレード当接部付近にいた微粉トナーや外添剤tは、ブレードの当接位置から離れると、凝集していないので、そのまま感光ドラム1に散らばり、固着しなった。よって、次の印刷時において、この微粉トナーや外添剤tは、クリーニングブレード6aをすりぬけることもなく、スジ状の画像も出なかった。なお、逆回転により歪みが開放されたブレードは、微粉トナーや外添剤を凝集させるほどの圧は残っていないので、逆回転したことで、放置しても、スジ状の画像は発生しない。
【0104】
6)実施具体例2〈正回転a→1秒停止→減速正回転(立ち上がり前)a→逆回転b→停止〉
本実施具体例2は、感光ドラム1の正回転停止後の減速正回転aを、駆動モーター11の立ち上がりを利用したものである。具体的には、立ち上がりが遅い駆動モーターを用い、通電時間を短くし、速度が上がる前を利用する。これにより、回転を遅く制御した実施具体例1と同様の効果をえることができる。
【0105】
図7は、駆動モーター11の通電時間と感光ドラム1上の回転速度を示したグラフである。例1は、実施具体例1の1/4速、すなわち25mm/secに制御したものであり、立ち上がりが早いモーターである。一方、本実施具体例2は、例2に示すように立ち上がりが遅いモーターを用いた。プリント後に一旦停止させるので、通電時間を30msecにすることで、平均20m/sec位の速度で回転させることができる。
【0106】
すなわち、本実施具体例2は、感光ドラム1を、プリントした正回転a後、1秒停止してから、モーター11の立ち上がり前の減速正回転aを利用し、逆回転bさせた制御である。ブレード当接部の様子は、実施具体例1(図9)と同じなので省略する。
【0107】
また、本実施具体例2では、感光ドラム1の逆回転bを行うことで、クリーニングブレードから廃トナーが感光ドラム上に出てくることがある。クリーニングブレードから出てきた廃トナーは、中間転写ベルト30を汚す恐れがある。この汚れを防ぐには、逆回転bする感光ドラム1の移動角度をクリーニングブレード6の当接位置と一次転写ローラ5とが成す角度以下にすることが望ましい。
【0108】
また、感光ドラム1を逆回転bをすると、現像装置4からトナーが溢れる可能性がある。そこで、現像装置(現像剤担持体)4を感光ドラム1から離間させたり、現像装置(現像剤担持体)4の回転を停止させることが望ましい。
【0109】
上述した実施具体例1や同2は中間転写ベルト30をもつ画像形成装置であるが、中間転写ベルト系ではなく中間転写ドラム系、直接紙転写系の画像形成装置でも効果を発揮することができる。
【0110】
また実施具体例1や2の画像形成装置は「1モーター方式」であったが、感光ドラムごとにモーターをもたせた「個別モーター方式」でも、同様の効果が得られる。
【0111】
また、第2の画像担持体としての中間転写ベルト30と、これをクリーニングするブレードクリーニング装置33との関係においても、本発明を適用して同様の効果が得られる。
【0112】
〈第2の実施例〉
第1の実施例は、感光ドラム1が停止する時の駆動制御を工夫し、露光ブレの原因となる凝集を散らし、露光ブレを軽減した。第2の実施例は、感光ドラム1が起動する時の駆動制御を工夫し、同様に露光ブレを対策するものである。
【0113】
(1)画像形成装置例
図12は本実施例における直接紙転写系電子写真レーザープリンタの概略構成模型図である。このプリンタは、画像担持体としての感光ドラム1が矢印aの時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。感光ドラム1は、その回転過程で、不図示の電源回路から所定の帯電バイアスが印加された帯電ローラ(クリーニングローラ)2による所定の極性・電位の一様帯電処理を受け、その一様帯電面に、レーザースキャナ3により出力される画像情報に基づいたレーザー光Lによる走査露光を受ける。これにより感光ドラム1面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。この静電潜像がトナー現像装置4によってトナー像として反転現像あるいは正規現像される。現像装置4において、tは現像剤としての収容トナー、4aは回転現像スリーブである。感光ドラム1面の静電潜像を感光ドラム1との間に不図示の電源回路から所定の電位差を印加された現像スリーブ4aを介してトナーtを用いて現像しトナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期して転写材P(記録用紙など記録媒体)を給紙ユニット40より感光ドラム1と転写ローラ5間に搬送する。感光ドラム1上に形成したトナー像は転写手段として感光ドラム1との間に不図示の電源回路から所定の電位差を印加された転写ローラ5により転写材Pに転写される。その後転写材Pを搬送ガイド8にてガイドし、定着ユニット7にて熱及び圧を加え転写トナー像を転写材Pに定着する。そしてこの転写材Pを排紙ローラ対9によって排出部10へと排出する。また転写材分離後の感光ドラム1面はブレードクリーニング装置6で転写残トナーが除去されて、繰り返して作像に供される。
【0114】
次に感光ドラムまわりの構成およびクリーニングプロセスについて説明する。図13は感光ドラムまわりの拡大図である。
【0115】
taは感光ドラム1上に現像スリーブ4aがトナーtを用いて形成したトナー像である。このトナー像taは転写ローラ5によって転写材Pに転写されるが、一部は感光ドラム1上に残る。tbは転写されずに残ったトナーを表す。ブレードクリーニング装置6のクリーニングブレード(クリーナブレード)6aはこの転写されなかったトナーtbを感光ドラム1から掻き落とすために設けられており、シールシート6dは掻き落としたトナーtcが吹き出さないようにするシールの役割をするものである。クリーニングブレード6aが適切なクリーニング効果を発揮するには回転する感光ドラム1に対して図に示すように回転方向aに対して逆目に当接していなくてはならない。そのため順方向にめくれてしまわないように当接幅Wを有するように当接している。
【0116】
本実施例におけるプリンタの動作工程は前述した第1の実施例における画像形成装置の動作工程(図3)と同様である。
【0117】
(2)実施具体例3〈微動駆動X→停止(1秒以内)→起動(画像形成)〉
画像形成プロセスAが一旦終了し、次の画像形成プロセスBが始まるまでの間(待機状態)感光ドラム1は回転を停止しており、その間、W領域はクリーニングブレード6aが感光ドラム1に当接した状態になり、そのため前述したように微粉トナーや外添剤が凝集化し、他の感光ドラム1上のW領域以外の領域と摩擦係数が異なる領域となる。
【0118】
待機状態後の次の画像形成プロセスBはプリンタ制御手段(不図示)としてのコンピュータからの命令によって励起される。画像形成プロセスBのシーケンスを以下のようにすることで、摩擦係数が他の領域と異なる部分を広げ、かつ摩擦係数の変動を緩和する。
【0119】
すなわち、図14において、画像形成トリガはコンピュータから印字命令および画像情報が転送された後、画像形成装置において印字準備が整ったことを示す内部信号である。
【0120】
画像形成の準備が整ったら感光ドラム1の微動駆動Xを所定時間行う。この時間は感光ドラム1を駆動するモーターの立ち上がりカーブおよび感光ドラム1までの駆動経路の伝達応答特性を考慮して、感光ドラム1上でほぼW幅回転する値にする。この微動駆動X後に、一旦、停止させる。これは、停止させることで次の起動時に、再び静止摩擦力を確保し、凝集物を散らしやすくするためである。
この静止摩擦力を用いることで、凝集物が散らされる範囲が約2W幅となる。なお、1分以上停止させると、微動駆動の停止位置で凝集化する恐れがある。よって、停止時間は、1分以内にするとこが望ましい。
【0121】
感光ドラム1の上記の微動駆動および、一旦停止が済んだ後に、感光ドラムも前回転工程Mを行う。この段階ではまだ感光ドラム1にレーザーは照射せず、転写材Pも感光ドラム1と転写ローラ5の間の転写ニップに介在しない。前回転工程Mは感光ドラム一回転以上分行われ、その結果、摩擦係数の異なるエリア(微動によって2W程度の範囲になっている)が再度クリーニングブレードを通過する。前回転工程に続き画像形成のレーザー照射が始まり、感光ドラム1にレーザー照射され、画像が形成された領域が感光ドラム1と転写ローラ5間の転写ニップに至るタイミングで転写材Pが当該転写ニップに搬送される。
【0122】
なお、図13に示すDエリアのシーケンスは全体のシーケンスの一例を示すために便宜上記述したもので、ここでは言及しない。
【0123】
この動作の結果期待される摩擦係数の変動は図15の通りである。図15は摩擦係数が他の領域と異なる部分がクリーニングブレード6aに回帰したタイミング近辺の感光ドラム1の回転速度の変動を表す概念グラフである。微動シーケンスを加えることによって、速度変動幅そのものは小さくならないが、範囲が広がることで視覚的には速度変動による画像の乱れのシャープさが緩和され、画質は改善する。
【0124】
さらに、前回転シーケンスを加えることによって、摩擦係数そのものの変動が小さくなるため、速度変動幅そのものも広がり、さらに、範囲も広がるため画像の乱れのシャープさはさらに緩和される。
【0125】
また、前回転の際にプロセス電圧(帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアス等の少なくとも1つ)を印加することによって、感光ドラム1上に付着した残渣などが拡散し摩擦係数変動緩和効果を高める。例えば、帯電や転写のバイアスを印加すると、付着物が電界より帯電ローラや転写ローラへ感光ドラム1表面から移動したり、付着物の電荷が除電され、感光ドラムから除去されやすくなったりする。また、現像ローラを感光ドラム1に接触しているときに、現像バイアスを印加すると、付着物がトナーで塗されて、感光ドラムから除去されやすくなったりする。
【0126】
〈第3の実施例〉
第3の実施例は、感光ドラム1が停止時及び、起動時の両方の駆動制御を工夫し、同様に露光ブレを対策するものである。
【0127】
(1)実施具体例4〈正回転a→逆回転b→停止(放置)→減速正回転a→正回転a〉
図16は停止時に感光ドラムの正回転後、逆回転させる。その後、次の画像形成の起動時に1/4速に減らした正回転を行い、凝集化した物を散らしている様子である。なお、画像形成のため1/4速後は等速の正回転にしている。
【0128】
図16の▲1▼は、プリント中に感光ドラム1が正回転aしている様子であり、クリーニングブレード6aの先端部の歪がある。この歪は、クリーニングブレード6aの先端部が感光ドラム1の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が感光ドラム1に引きずられることで発生する。感光ドラム1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく感光ドラム1の正回転方向に移動し、歪んだブレードエッジ部と感光ドラム1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0129】
図16の▲2▼は逆回転bが開始された瞬間の様子である。ブレード6aと感光ドラム1の間に溜まっていた微粉トナーや外添剤tは、歪んだブレードの蹴り戻しにより加圧Fされ、凝集してしまった。
【0130】
図16の▲3▼は逆回転b後の様子である。 このときの逆回転の速度は正回転と同じ100mm/secであり、400msec回転させた。凝集した微粉トナーや外添剤tは、ブレードの当接位置から離れても、そのまま感光ドラム1に固着していた。一方、放置中の当接位置には固着しない。逆回転bにより歪みが開放されたブレードは、微粉トナーや外添剤を凝集させるほどの圧は残っていないので、逆回転させれば、当接位置において放置でスジを悪化させることはない。
【0131】
以上から、感光ドラム1を正回転aから逆回転bさせると、ブレード6aと感光ドラム1の隙間にトナーtが介在しているため、逆回転b時のブレードの蹴り出しにより、微粉トナーや外添剤tが瞬時に加圧され(図16の▲2▼)、凝集してしまう。また、感光ドラム逆回転b後のブレード当接位置では、ブレードか歪んでいないので、当接位置での凝集は発生しないことが分かった。
【0132】
そこで、実施具体例4では、逆回転時に固着した凝集化tを、次の印刷時に更に散らすため、減速正回転を行う。図16の▲4▼は、次の印刷の起動時を示している。この減速回転の速度は25mm/secであり、2500msec回転させた。回転時間は、図16の▲3▼で逆回転させた距離より長くする必要がある。この場合、1/4速で減速正回転なので、逆回転の時間400msecに対し、4倍の1600msec以上必要である。凝集化tは、図16の▲5▼でブレードを通過したのち、減速正回転により幅広く散らされる。言い換えると、凝集化tは、減速正回転により等速回転のときよりも、広い幅にブレードで引き伸ばされて、散らされる。この減速正回転を追加することで、画像の乱れのシャープさはほぼ改善される。これは、第2の実施例の図15に示したように、摩擦係数の変動範囲が減速正回転により広げられ、速度変化による画像の乱れが緩和されるためである。なお、減速正回転後は、等速の正回転に戻し、画像形成を行った。本実施例では、減速から等速の正回転は停止させずに、連続して行った。
なお、図16の▲5▼のように、凝集化tを通過してしまえば、減速正回転を一旦停止させて、再び等速の正回転で画像形成を行っても同様の効果がある。このとき、1分以上停止させると、減速正回転の停止位置で凝集化する恐れがある。よって、減速と等速の間の停止時間は、1分以内にするとこが望ましい。
【0133】
(2)実施具体例5〈正回転a→1秒停止→減速正回転a→逆回転b→停止(放置)→減速正回転a→正回転a〉
図17は停止時に感光ドラムの正回転後、1秒停止してから、1/4速に減らした正回転を行い、逆回転させる。その後、次の画像形成の起動時に1/4速に減らした正回転を行い、凝集化した物を散らしている様子である。なお、画像形成のため1/4速後は等速の正回転にしている。
【0134】
図17の▲1▼は、プリント中に感光ドラム1が正回転aしている様子であり、クリーニングブレード6aの先端部の歪がある。この歪は、クリーニングブレード6aの先端部が感光ドラム1の正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、先端のエッジ部が感光ドラム1に引きずられることで発生する。感光ドラム1から除去された微粉トナーや外添剤tは、同じく感光ドラム1の正回転方向に移動し、歪んだブレードエッジ部と感光ドラム1の隙間に入り込みやすくなっている。
【0135】
図17の▲2▼は正回転a後に停止させた様子である。ここの停止は上述したように、1分以内であれば微粉トナーや外添剤tは凝集しない。ここでは1秒停止させた。
【0136】
図17の▲3▼は正回転aで1/4速すなわち、25mm/secで40msec感光ドラム1を減速正回転aさせた様子である。このときは印字を既に終了しているため、新たな廃トナーを除去する必要もなく、微粉トナーや外添剤tがエッジ部の隙間に入ろうとする勢いも、減速されて殆どなくなっている。しかも、感光ドラム1がゆっくり回転しているため、ブレード6aと感光ドラム1が密着しやすくなり、図17の▲3▼に示すように、ブレード6aと感光ドラム1が密着することで、新たに微粉トナーや外添剤が入りにくくなっている。
【0137】
さらに、図17の▲4▼において、ブレードと感光ドラム1の間に挟まっていた微粉トナーや外添剤tは、感光ドラム1の移動にともない、当接部の下流側に押し出されていた。ブレード6aの感光ドラム1に対する当接領域Wの幅(ニップ幅)は約500μmであり、本実施例の移動距離は、25×60=1500μmなので、微粉トナーや外添剤を当接領域(ニップ)から押し出すには十分であった。
【0138】
図17の▲5▼は、次に逆回転bさせたときの様子である。逆回転の速度は正回転と同じ100mm/secであり、400msec回転させた。ブレード6aと感光ドラム1の間に微粉トナーや外添剤tは、ほとんと挟まっていない。よって、歪んだブレードの蹴り戻しがあっても凝集しなかった。ブレード当接部付近にいた微粉トナーや外添剤tは、ブレードの当接位置から離れると、凝集していないので、そのまま感光ドラム1に散らばり、固着しなった。
【0139】
更に、実施具体例5では、感光ドラム1上に散らされて小さくなった凝集化tを、次の印刷時に更に散らすため、減速正回転を行う。図17の▲6▼は、次の印刷の起動時を示している。この減速回転の速度は25mm/secであり、2500msec回転させた。回転時間は、図17の▲5▼で逆回転させた距離より長くする必要がある。この場合、1/4速で減速正回転なので、逆回転の時間400msecに対し、4倍の1600msec以上必要である。凝集化tは、図17の▲7▼でブレードを通過したのち、減速正回転により幅広く散らされる。言い換えると、凝集化tは、減速正回転により等速回転のときよりも、広い幅にブレードで引き伸ばされて、散らされる。この減速正回転を追加することで、画像の乱れのシャープさはほぼ改善される。これは、第2の実施例の図15に示したように、摩擦係数の変動範囲が減速正回転により広げられ、速度変化による画像の乱れが緩和されるためである。なお、減速正回転後は、等速の正回転に戻し、画像形成を行った。
【0140】
〈その他〉
1)画像担持体としての潜像担持体や中間転写体はドラム型にすることもできるし、無端ベルト型にすることもできる。潜像担持体は静電記録誘電体とすることもできる。画像担持体は何等かの作像手段にてトナー像(現像剤像)を形成担持させることができるものである。
【0141】
2)実施例の画像形成装置においては、現像剤としてのトナーは前記したように、平均粒径6μmの球形トナーを用いている。本実施例における、トナーの平均粒径の測定方法と、球形トナーの定義を下記する。
【0142】
▲1▼.トナーの平均粒径測定方法
測定装置としては、コールターカウンターTA−2型(コールター社製)を用い、個数平均分布、体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−1パーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接続し、電解液は一級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調整する。
【0143】
測定法としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくは、アルキルベンゼンスルホン酸塩を、0.1〜5ml加え、更に測定試料を0.5〜50mg加える。
【0144】
試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−2型により、アパーチャーとして100μアパーチャーを用いて2〜40μmの粒子分布を測定して、体積平均分布を求める。これらの求めた体積平均分布より体積平均粒子を得る。
【0145】
▲2▼.球形トナー
トナーの球形度を表す形状係数として、SF−1及びSF−2を用いた。SF−1はトナーの丸さ度合いを表すものであり、完全な球形で100となり、値が大きくなるに連れて球形から不定形になる。SF−2はトナーの凹凸度合いを表すものであり、完全な球形で100となり、この値が大きくなるに連れてトナー表面の凹凸が顕著になる。
【0146】
球形トナーとしてのSF−1及びSF−2の値は、
SF−1値=100〜160
SF−2値=100〜140
であり、より好ましくは、
SF−1値=100〜140
SF−2値=100〜120
である。
【0147】
SF−1及びSF−2の値は、日立製作所製FE−SEM(S−800)を用いて、倍率500倍に拡大したトナー像を無作為に100個サンプリングし、その画像情報をインターフェイスを介してニコレ社製画像解析装置(LUZEX3)に導入して解析を行い、下式より算出した値である(図18、図19参照)
SF−1値=
{(MXLNG)/AREA}×(Π/4)×100
SF−2値=
{(PERI)/AREA}×(1/4Π)×100
AREA:トナー投影面積
MXLNG:絶対最大長
PERI:周長
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像形成時の回転後に画像担持体を停止させ、クリーニングブレードと画像担持体を密着性を保てるような微小回転をおこない、ブレードに挟まった微粉トナーが外添剤を除去する。次に、これらを除去した後に画像担持体を逆回転させることで、これらの凝集を回避し、ブレードの歪みを開放し、放置によるブレード加圧の凝集も防止する。これにより、画像担持体の部分的な表面摩擦係数μの低下による負荷変動を、低コストで低減でき、露光時のブレによるスジ状の画像欠陥を生じることなく常に良好な画像を出力することができる。
【0149】
また本発明によれば、クリーニング部材の当接離間制御装置無しに、実用的に良好な画像を得ることができるため、当接離間制御機構を省くことができ、大幅なコストダウンおよび信頼性の向上が図られる。また、画像形成の直前における制御のみで済むため、待機時間の消費電力を最低限に押さえることができ、また、待機時の微動による騒音も回避できる。
【0150】
さらには画像形成インターバルが長いケースにおいては、常時一定期間にて微動している方式に比べ製品耐久寿命が伸びることにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における画像形成装置の概略構成図
【図2】4つの感光ドラムを駆動する「1モーター方式」の駆動系の概略図
【図3】画像形成装置の動作工程図
【図4】ブレードクリーニング装置部分の拡大模型図
【図5】比較例1での停止時間とスジ画像の関係図
【図6】比較例1の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図7】比較例2の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図8】比較例3の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図9】実施具体例1または2の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図10】実施具体例2におけるモーターの立ち上がりの説明図
【図11】従来例の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図12】第2の実施例(実施具体例3)における画像形成装置の概略構成図
【図13】その部分拡大図
【図14】画像形成装置制御シーケンス図
【図15】画像担持体の速度変動を表す図
【図16】実施具体例4の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図17】実施具体例5の感光ドラム停止制御におけるブレード先端部の概略図
【図18】トナー形状係数SF−1の説明図
【図19】トナー形状係数SF−2の説明図
【符号の説明】
1・・感光ドラム、2・・帯電ローラ、3・・露光装置、4・・現像装置、5・・一次転写ローラ、6・・クリーニング装置、6a・・クリーニングブレード、7・・定着装置、11・・駆動モーター、12・・ギア列、30・・中間転写ベルト、31・・ピックアップローラ、32・・二次転写ローラ、33・・中間転写ベルトクリーニング装置、34・・廃トナーボックス、35・・紙搬送ベルト、36・・排紙部

Claims (20)

  1. 画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
    前記画像担持体が一旦停止した後に、該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させ、次に逆方向に回転させ、停止させる、画像担持体停止制御シーケンスを持つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像担持体が一旦停止後の該画像担持体の回転の速度は、画像形成時の回転速度より遅いことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像担持体が一旦停止後の該画像担持体を回転させるまでの時間は、該画像担持体が画像生成時の回転速度に立ち上がるまでの時間より短いことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像担持体を前記逆方向に回転させてから停止させるまでの該画像担持体の移動角度は、クリーニングブレードの当接位置と転写手段の位置からなる角度より小さいことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像担持体を前記逆方向に回転させてから停止させるまでの間には、少なくとも、現像剤担持体を離間または、現像装置の回転を停止させることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 複数の画像担持体と、前記複数の画像担持体を回転駆動するための駆動源と、前記駆動源から前記複数の画像担持体に駆動を伝達する一連の駆動伝達手段とを有し、前記複数の画像担持体が前記駆動源から前記駆動伝達手段によって同一周期で回転駆動されることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像担持体の一旦停止時間は1分以内であることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像担持体がドラム状もしくは無端ベルト状の潜像担持体あるいは中間転写体であることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
    前記画像担持体を一旦停止させた後に、該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させ、次に逆方向に回転させ、停止させるように前記駆動源を制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 画像担持体と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させ、クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
    前記画像担持体を一旦停止させるステップと、次に該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させるステップと、次に逆方向に回転させるステップと、次に停止させるステップを有することを特徴とする画像担持体の停止制御方法。
  13. 画像担持体と、前記画像担持体の駆動手段と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニング部材とを有する画像形成装置において、
    駆動停止状態にある前記画像担持体を駆動させて新たに画像を形成する所定時間前に、前記画像担持体に対するクリーニング部材の当接幅、もしくはそれ以下の長さ単位で画像担持体を少なくとも一度微動させるシーケンスを持つことを特徴とする画像形成装置
  14. 画像形成前、微動後所定時間後に、前記画像担持体から画像を転写させる記録媒体を装置に通さず、画像担持体上に画像を形成せず、画像担持体を一回転以上させるシーケンスを持つことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 一回転以上画像担持体を回転させる際に画像担持体上に画像を形成するために必要な電圧印加を少なくとも1種類行うことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させ、クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
    前記画像担持体が一旦停止した後に、該画像担持体を、画像形成時と逆方向に回転させ、駆動停止状態にさせた後、前記画像担持体を駆動させて新たに画像を形成す際の、該画像担持体の回転の速度は画像形成時の回転速度より遅くすることを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させていることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記画像担持体が停止前に逆回転した距離より、画像形成前に遅くした正回転の距離の方が長くなることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 画像担持体と、前記画像担持体を回転駆動する駆動源と、前記画像担持体上に接触させて現像剤を除去するクリーニングブレードとを有し、前記クリーニングブレードは前記画像担持体の画像形成時の回転方向においてカウンターに当接させ、クリーニングブレードは画像担持体と当接領域を形成する画像形成装置において、
    前記画像担持体が一旦停止した後に、該画像担持体を、画像形成時と同じ方向に少なくとも前記当接領域幅以上回転させ、次に逆方向に回転させ、駆動停止状態にさせた後、前記画像担持体を駆動させて新たに画像を形成する際の該画像担持体の回転の速度は画像生成時の回転速度より遅くすることを特徴とする画像形成装置。
  20. 前記画像担持体が停止前に逆回転した距離より、画像形成前に遅くした正回転の距離の方が長くなることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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