JP2005062212A - コンバーターレンズ及びそれを有する投影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で歪曲収差の発生が少なく、例えば拡大投射型のプロジェクション装置に好適な、高精細な画像投影を行うことができる投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズ及びそれを有する投影装置を得ること。
【解決手段】画像表示素子3の有効画面の中心3aを投影レンズMLの光軸からずらして配置し、画像表示素子3が形成する画像情報を投影レンズMLでスクリーンSに投影する投影装置の投影レンズMLのスクリーンS側に着脱可能に装着するコンバーターレンズCLであって、コンバーターレンズCLが、コンバーターレンズCLを投影レンズMLに装着したときに投影レンズMLの光軸に対して偏心した偏心レンズを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像表示素子3の有効画面の中心3aを投影レンズMLの光軸からずらして配置し、画像表示素子3が形成する画像情報を投影レンズMLでスクリーンSに投影する投影装置の投影レンズMLのスクリーンS側に着脱可能に装着するコンバーターレンズCLであって、コンバーターレンズCLが、コンバーターレンズCLを投影レンズMLに装着したときに投影レンズMLの光軸に対して偏心した偏心レンズを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示素子が表示する画像情報を所定面上、例えばスクリーン面上に投影する投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より液晶表示素子などの表示面に基づく画像情報をスクリーンに拡大投射する液晶プロジェクター(投影装置)が種々と提案されている。
【0003】
特に近年、液晶プロジェクターの低価格化が進み、家庭でも大画面の映像を容易に楽しむようになってきた。
【0004】
これらのプロジェクターは一般的に、ワイド側において投影距離が約4〜5mで100インチ程度の拡大像が得られる。したがって、会議室などの比較的広い部屋で大人数で画像を見る場合には問題ないが、個人の部屋で映画鑑賞などを行うような場合には、投影距離が部屋の長さに比べてやや長すぎるため、若干扱いづらい。このような要求に対して、ズーム部を有する投影レンズのワイド化が考えられる。しかしながら、投影レンズではRGB3色の色合成のためバックフォーカスが非常に長く、また、レンズ枚数が増えて構成が複雑になる等の理由から、投影レンズのワイド化が困難であった。
【0005】
こうした状況において、簡単な構造で、かつ、投影レンズの光出射側に容易に着脱可能で個人の部屋のような狭い空間でも大画面の映像が実現できるフロント方式のワイドコンバーターレンズが知られている(特許文献1)。
【0006】
図15は、特許文献1で提案されているワイドコンバーターレンズの要部断面図である。
【0007】
図15に示すワイドコンバーターレンズは、スクリーン側より順に、負の屈折力を持つ単レンズよりなる第1レンズ群と、正の屈折力を持つ2枚のレンズより成る(1枚のときもある)第2レンズ群とより構成されている。
【0008】
そして、ワイドコンバーターレンズを構成する各レンズ群の焦点距離、各レンズ面の曲率半径、材料のアッベ数、レンズ全長等を適切に設定して、投影レンズの前(光出射側)に着脱可能で、比較的大きな倍率が得られるフロント方式のワイドコンバーターレンズを達成している。
【特許文献】
特開平05−088080号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
拡大型の液晶プロジェクター(投影装置)では投影画像を上方のスクリーンに斜方向から投影している。この為、投影画像素子をマスターレンズ系(投影レンズ)の光軸に対して垂直方向にずらして配置することが多い。こういった投影装置に用いられる光学系として、屈折レンズがすべて投影レンズの光軸を軸とした回転対称面で構成された回転対称光学系ではイメージサークルが大きくなって画角が大きくなる。この為、投影レンズの光出射面側に装着するワイドコンバーターレンズの有効径が非常に大きくなってしまい、また、スクリーン側から逆トレースしたとき、ワイドコンバーターレンズのスクリーン側の光線入射高が高いため軸外収差のうち特に歪曲収差の発生が大きくなる。このときの歪曲収差の発生を少なくしようとするとレンズ枚数が増えて、レンズ系全体が大型になってくるという問題があった。
【0010】
本発明は、小型で歪曲収差の発生が少なく、例えば拡大投射型のプロジェクション装置(投影装置)の投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、画像表示素子の有効画面の中心を投影レンズの光軸からずらして配置し、その画像表示素子が形成する画像情報を投影レンズでスクリーンに投影する投影装置における投影レンズのスクリーン側に着脱可能なコンバーターレンズであって、
コンバーターレンズは、コンバーターレンズを投影レンズに装着したときに投影レンズの光軸に対して偏心した偏心レンズを有することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0013】
図1は、実施形態1のコンバーターレンズを投影レンズ(マスターレンズ)の光出射側に装着したときの要部断面図、図2は、図1の系の光路図、図3は、図1の系の投影像の歪曲図、図4は、図1の系のスポットダイヤグラムである。
【0014】
図5は、実施形態2のコンバーターレンズを投影レンズ(マスターレンズ)の光出射側に装着したときの要部断面図、図6は、図7の系の光路図、図7は、図7の系の投影像の歪曲図、図8は、図7の系のスポットダイヤグラムである。
【0015】
図9は、実施形態3のコンバーターレンズを投影レンズ(マスターレンズ)の光出射側に装着したときの要部断面図、図10は、図9の系の光路図、図11は、図9の系の投影像の歪曲図、図12は、図9の系のスポットダイヤグラムである。
【0016】
図13は、投影装置の要部概略図である。
【0017】
図1、図5、図9のレンズ断面図、図2、図6、図10の光路図において、MLは投影レンズ(マスターレンズ)であり、正の屈折力を有している。CLはコンバーターレンズであり、投影レンズMLのスクリーンS側(光出射側)に着脱可能に装着されている。コンバーターレンズCLは投影レンズMLに装着したとき投影レンズMLによる投影像を拡大するワイドコンバーターレンズとして使用している。3は画像表示素子であり、透過型の液晶パネル(パネル)から成っている。Sはスクリーンである。
【0018】
各実施形態では、投影レンズML又は投影レンズMLにコンバーターレンズCLを装着した光学系(合成光学系)によって投影画像素子3による画像情報をスクリーンS上に拡大投影している。
【0019】
9はマスターレンズMLの光軸である。パネル3の中心位置3aはマスターレンズMLの光軸9から垂直方向にずれた位置にある。パネル3から画像情報を有して射出する光は画像光としてマスターレンズMLに入射したあと屈折し、スクリーンS側に射出され、コンバーターレンズCLによりスクリーンSに拡大して斜方向から投影される。
【0020】
尚、各実施形態においては、コンバーターレンズCLを投影レンズMLによる投影像を縮小させるテレコンバーターレンズとして構成することもできる。
【0021】
各実施形態のコンバーターレンズCLは、それを構成する複数のレンズのうち、1以上のレンズがコンバーターレンズCLを投影レンズMLに装着したとき、投影レンズMLの光軸9に対して偏心して装着されるように構成されている。又、コンバーターレンズCLは投影レンズMLに装着したとき、投影レンズMLの光軸9に対して偏心した1以上の偏心レンズ(偏心レンズ群)を有している。
【0022】
図1の実施形態では3つの偏心レンズ群CL1、CL2、CL3、図5、図9の実施形態では4つの偏心レンズ群CL1、CL2、CL3、CL4を有している。尚、レンズ群は複数のレンズに限定されず1つのレンズより成る場合もある。
【0023】
そしてこのときの1以上の偏心レンズ群(図1の実施形態1では偏心レンズ群CL2、CL3、図5の実施形態2では偏心レンズ群CL2、CL3、図9の実施形態3では偏心レンズ群CL2、CL4)は、光軸が一致する2以上のレンズより成り立っている。
【0024】
1以上の偏心レンズ群は、コンバーターレンズCLを投影レンズ群MLに装着したとき、投影レンズMLの光軸9に対して平行偏心又は/及び傾き偏心している。1以上の偏心レンズ群は、スクリーンS側の面の面頂点が投影レンズMLの光軸9に対して垂直方向に位置するように平行偏心している。
【0025】
また、1以上の偏心レンズ郡のうち最もスクリーンS側の偏心レンズ群は、最もスクリーンS側のレンズの光軸が投影レンズMLの光軸9に対して投影画像素子3の中心3aの光軸からのずれた方向と反対方向に位置するように平行偏心している。
【0026】
コンバーターレンズCLを構成する各レンズのうち、マスターレンズMLの光軸9から偏心している任意の1つの偏心レンズ群のマスターレンズMLの光軸9に対する垂直方向の偏心量を△Yi、任意の1つの偏心レンズ群のうち、スクリーンS側のレンズ面の有効値をφiとするとき、
【0027】
【数2】
【0028】
を満足している。
【0029】
ワイドコンバーターレンズCLを達成する偏心レンズ群のうちマスターレンズMLの光軸9に対して垂直方向に偏心している偏心レンズ群は、パネル3側から光線トレースしてスクリーンS上での投影した投影像の偏心歪曲は、水平方向には対称だが、垂直方向には非対称な歪曲となっている。いま、条件式(1)の上限値を超える領域では、ワイドコンバーターレンズCL内の偏心レンズ群の偏心量が大きすぎるため、前記偏心歪曲の非対称性がさらに大きくなり、球面レンズ又は球面レンズと非球面レンズから成るワイドコンバーターレンズCLではその補正が非常に困難となる。また、条件式(1)の下限値を超える領域では、ワイドコンバーターレンズCL内の偏心レンズ群の偏心量が小さすぎて、偏心による小型化及び性能改善の効果が低くなる。
【0030】
更に好ましくは、条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0031】
【数3】
【0032】
次に各実施形態のコンバーターレンズCLの特徴について説明する。
【0033】
図1、図2の実施形態1において、ワイドコンバーターレンズCLは、負の屈折力を有する第1レンズ4、負の屈折力を有する第2レンズ5、正の屈折力を有する第3レンズ6、負の屈折力を有する第4レンズ7、正の屈折力を有する第5レンズ8より成っている。第2レンズ5と第3レンズ6は光軸が一致した偏心レンズ群CL2を構成しており、また、第4レンズ7と第5レンズ8は光軸が一致した偏心レンズ群CL3を構成している。10は第1レンズ4(偏心レンズ群CL1)の光軸、11は偏心レンズ群CL2の第2レンズ5と第3レンズ6の共通の光軸、12は偏心レンズ群CL3の第4レンズ7と第5レンズ8の共通の光軸であり、4つの光軸9、10、11及び12は投影レンズの光軸と一致しない又は同一直線上に存在せず、各同軸レンズ群の偏心は、マスターレンズMLの光軸9に対する垂直方向への平行偏心と、各同軸レンズ群のスクリーンS側の面頂点を回転中心とした傾き偏心の両方を足したものである。偏心レンズ群のマスターレンズMLの光軸に対する垂直方向の偏心量△yi(mm)は、前述の条件式(1)を満足している。
【0034】
図2の実施形態1における光路図において、マスターレンズMLの光軸9から中心位置3aが垂直方向にずれた位置にあるパネル3により形成される画像光はマスターレンズMLによって屈折しスクリーンS側に射出されたあと、マスターレンズMLのスクリーンS側に配置されたコンバーターレンズCLにパネル3側の第5レンズ8から入射し、コンバーターレンズCLによる屈折のあと、スクリーンS側の第1レンズ4から射出し、スクリーンSに投影される。
【0035】
図2に示すように、コンバーターレンズCLを通過する光線の領域は、パネル3の中心位置3aがマスターレンズMLの光軸9に対して垂直方向にシフトしているために、パネル3のシフト方向と逆方向に偏っている。このため、コンバーターレンズCLを構成する各レンズの位置を光線の通る領域側にずらして配置し、これによりコンバーターレンズCLの最もスクリーンS側の第1レンズ4の有効径が小さくなるようにしている。
【0036】
コンバーターレンズCLを構成する各レンズをマスターレンズMLの光軸9上に配置した場合では、スクリーンS側の第1レンズ4の有効径が大きくなり、スクリーンS側から光線を逆トレースしたとき、スクリーンS側からの入射光がコンバーターレンズCLに入射する光線の光軸からの高さが高くなる。この結果、軸外収差のうち特にディストーションと倍率色収差が悪化してくる。
【0037】
実施形態1では、前述の如く、コンバーターレンズCLを構成する各レンズをそれぞれ偏心させることにより、主に前記2つの収差を改善している。特に拡大率の高いコンバーターレンズCLの場合は、コンバーターレンズCLのスクリーンS側からの入射光の光軸からの高さが高くなり、有効径の大型化と歪曲・倍率色収差の増大が大きな問題となる。これに対して、実施形態1では、上述のようにコンバーターレンズCLを構成する各レンズを偏心させることで有効径の小型化と収差の改善を図っている。
【0038】
図3は、パネル3の原画像をマスターレンズMLとワイドコンバーターレンズCLにより拡大投影してスクリーンS上で投影像の歪みを計算した偏心歪曲図であり、上述のように水平方向には対称で垂直方向には非対称な歪曲となっている。
【0039】
図4は、スクリーンS側から逆トレースした場合のパネル3上でのC線、d線及びF線のスポットダイヤグラムである。
【0040】
次に図5、図6の実施形態2について説明する。
【0041】
ワイドコンバーターレンズCLは、負の屈折力を有する第1レンズ16、正の屈折力を有する第2レンズ17、負の屈折力を有する第3レンズ18、負の屈折力を有する第4レンズ19、正の屈折力を有する第5レンズ20、正の屈折力を有する第6レンズ21により成っている。第2レンズ17と第3レンズ18はそれぞれの光軸が一致した偏心レンズ群CL2を構成しており、また、第4レンズ19と第5レンズ20はそれぞれの光軸が一致した偏心レンズ群CL3を構成している。
【0042】
23は第1レンズ16(偏心レンズ群CL1)の光軸、24は偏心レンズ群CL2の第2レンズ17と第3レンズ18の共通の光軸、25は偏心レンズ群CL3の第4レンズ19と第5レンズ20の共通の光軸、26は第6レンズ21(偏心レンズ群CL4)の光軸であり、該5つの光軸9、23、24、25及び26は同一でないこと又は同一直線上に存在せず、各同軸レンズ群の偏心は、マスターレンズMLの光軸9に対して偏心している。第1レンズ16はマスターレンズMLの光軸9の垂直方向への平行偏心と傾き偏心の両方の偏心、第2レンズ17と第3レンズ18は同軸で第2レンズ17のスクリーンS側の面頂点を回転中心として傾けた偏心、第4レンズ19と第5レンズ20は同軸で第4レンズ19のスクリーンS側の面頂点を回転中心として傾けた偏心、第5レンズ21はマスターレンズMLの光軸9の垂直方向への平行偏心と傾き偏心の両方に偏心している。マスターレンズMLの光軸9の垂直方向に平行偏心している偏心レンズ群の平行偏心の偏心量△yi(mm)は、条件式(1)を満足している。
【0043】
図6の実施形態2における光路図において、マスターレンズMLの光軸9から垂直方向にずれた位置にあるパネル3により形成される画像光は正の屈折力を有するマスターレンズMLによって屈折しスクリーンS側に射出されたあと、マスターレンズMLのスクリーンS側に配置されたワイドコンバーターレンズCLによりスクリーンS側に屈折して射出され、スクリーンS上にパネル3の画像が拡大投影される。
【0044】
図7は、パネル3の原画像をマスターレンズMLとワイドコンバーターレンズCLにより拡大投影してスクリーンS上で投影像の歪みを計算した偏心歪曲図であり、上述のように水平方向には対称で垂直方向には非対称な歪曲となっている。
図8は、スクリーンS側から逆トレースした場合のパネル3上でのC線、d線及びF線のスポットダイヤグラムである。
【0045】
次に図9、図10の実施形態3について説明する。
【0046】
ワイドコンバーターレンズCLは、負の屈折力を有する第1レンズ30、負の屈折力を有する第2レンズ31、正の屈折力を有し、パネル3側の面37に軸対称非球面形状のレプリカを成形した第3レンズ32、この第2レンズ31と第3レンズ32は貼り合わせている。正の屈折力を有する第4レンズ33、負の屈折力を有する第5レンズ34、正の屈折力を有する第6レンズ35、負の屈折力を有する第7レンズ36より成っている。第2レンズ31と第3レンズ32はそれぞれの光軸が一致して貼り合わせられて偏心レンズ郡CL2を構成している。第5レンズ34と第6レンズ35及び第7レンズ36はそれぞれの光軸が同一直線上に存在し、偏心レンズ群CL4を構成している。
【0047】
39は、第1レンズ30(偏心レンズ群CL1)の光軸、40は偏心レンズ群CL2の第2レンズ31と第3レンズ32の共通の光軸、41は第4レンズ33(偏心レンズ群CL3)の光軸、42は偏心レンズ群CL4の第5レンズ34と第6レンズ35及び第7レンズ36の共通の光軸であり、該5つの光軸9、39、40、41及び42の光軸は同一でないこと又は同一直線上に存在せず、各同軸レンズ群の偏心は、光軸9に対する垂直方向への平行偏心と、各同軸レンズ群のスクリーンS側の面頂点を回転中心とした傾き偏心の両方を足したものである。
【0048】
図10は、実施形態3における光路図であり、マスターレンズMLの光軸9から垂直方向にずれた位置にあるパネル3により形成される画像光は正の屈折力を有するマスターレンズMLによって屈折しスクリーンS側に射出されたあと、マスターレンズMLのスクリーンS側に配置されたワイドコンバーターレンズCLによりスクリーンS側に屈折して射出され、スクリーンS上にパネル3の画像が拡大投影される。
【0049】
ここで、ワイドコンバーターレンズCLに含まれる各レンズ30から36がマスターレンズ系9の光軸に対して垂直な方向の偏心が、実施形態1、2の偏心方向と違って上側にシフトしているのは、貼り合わせレンズのパネル3側の面37を非球面としているためで、非球面形状の効果とレンズ偏心の作用により諸収差を改善しているためである。面37の軸対称非球面形状は、ワイドコンバーターレンズCLに入射する光のマスターレンズML光軸9からの光線高さの高い領域で大きく発生する歪曲の改善に特に効果がある。
【0050】
図11は、パネル3の原画像をマスターレンズMLとワイドコンバーターレンズCLにより拡大投影してスクリーンS上で投影像の歪みを計算した偏心歪曲図であり、上述のように水平方向には対称で垂直方向には非対称な歪曲となっている。
【0051】
図12は、スクリーンS側から逆トレースした場合のパネル3上でのC線、d線及びF線のスポットダイヤグラムである。
【0052】
図13は、3板式のカラー液晶プロジェクターに本発明のコンバーターレンズを適用した実施形態の要部概略図である。
【0053】
同図において、100は照明系、MLは投影レンズ、CLは投影レンズMLに着脱可能なコンバーターレンズである。照明系100は白色光源LSからの光をダイクロイックミラー102、103を用いて、青、緑、赤の色光に分離して後述する液晶パネルPB、PR、PGをそれぞれ照明している。113、114は第1、第2フィールドレンズであり、液晶パネルPB、PR、PGに基づく画像をダイクロプリズムDCPを介して投影レンズMLに導光している。
【0054】
光源LSからの光束はダイクロミラー102により青光(B光)が透過し、緑光(G光)と赤光(R光)が反射する。
【0055】
ダイクロミラー102からのG光とR光のうち、R光はダイクロミラー103で反射し、G光は透過する。ダイクロミラー102を透過したB光はミラー104とコンデンサーレンズCBを介してB光用の液晶パネルPBを照明している。ダイクロミラー102、103で反射したR光はコンデンサーレンズCRを介してR光用の液晶パネルPRを照明している。
【0056】
ダイクロミラー102で反射し、ダイクロミラー103を透過したG光はコンデンサーレンズCGを介してG光用の液晶パネルPGを照明している。
【0057】
B光用の液晶パネルPBからの光束は、B光透過でR光反射のダイクロイックミラー105を透過し第1フィールドレンズ113を介して色合成用の接合面にダイクロイック膜を施した2つのプリズム121、122を接合したダイクロプリズムDCPに入射している。R光用の液晶パネルPRからの光束は、ダイクロイックミラー105で反射し、第1フィールドレンズ113を介してダイクロプリズムDCPに入射している。G光用の液晶パネルPGからの光束はミラー106で反射し、第2フィールドレンズ114を介してダイクロプリズムDCPに入射している。
【0058】
各液晶パネルPB、PR、PGに基づく画像をダイクロプリズムDCPのダイクロ面DCPaで合成し、該合成した画像を投影レンズMLとコンバーターレンズCLを介してスクリーンS面上に拡大投影している。
【0059】
次にコンバーターレンズの実施形態1〜3に相応する数値実施例1〜3及び、コンバーターレンズを装着するマスターレンズMLの数値実施例を示す。
【0060】
各数値実施例においてiはスクリーン側から光学面の順序を示し、rは光学面の曲率半径、dは第i面と第(i+1)面との間の間隔、nとνはそれぞれd線に対する光学部材の材質の屈折率、アッベ数を示す。FnoはFナンバー、ωは半画角である。
また、マスターレンズの数値例において、最も像側の5つの面は色合成プリズム等に相当して設計上設けられたガラスブロックを構成する面である。
【0061】
数値実施例3において示す非球面形状は、非球面を設定している面の面頂点からその面の光軸の垂直な方向への入射光線の入射高をr、面頂点曲率半径の逆数をc、円錐定数をK、4次の非球面係数をA、6次の非球面係数をB、8次の非球面係数をC、10次の非球面係数をD、12次の非球面係数をE、14次の非球面係数をF、16次の非球面係数をG、18次の非球面係数をH、20次の非球面係数をJとしたとき、
【0062】
【数4】
【0063】
で表される軸対称非球面形状である。また、「e−z」の表示は「10−Z」を意味する。
【0064】
dY及びtiltはそれぞれ、コンバーターレンズにおける偏心量を示しており、図14に表すように、dYはマスターレンズMLの光軸AXに対する垂直方向の平行偏心量、tiltは各同軸レンズ群の面頂点を回転中心とした傾き角(°)である。
【0065】
(数値実施例1)
第1面〜第10面はコンバーターレンズCLを構成する面であり、第11面〜第37面はマスターレンズMLを構成する面である。
【0066】
【表1】
【0067】
(数値実施例2)
マスターレンズML
数値実施例1と同じ
【0068】
【表2】
【0069】
(数値実施例3)
マスターレンズML
数値実施例1と同じ
【0070】
【表3】
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、小型で歪曲収差の発生が少なく、例えば拡大投射型のプロジェクション装置に好適な、高精細な画像投影を行うことができる投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコンバーターレンズを含む系の要部断面図
【図2】実施形態1のコンバーターレンズを含む系の光路説明図
【図3】実施形態1のコンバーターレンズを含む系の投影像の歪曲説明図
【図4】実施形態1のコンバーターレンズを含む系のスポットダイアグラム
【図5】実施形態2のコンバーターレンズを含む系の要部断面図
【図6】実施形態2のコンバーターレンズを含む系の光路説明図
【図7】実施形態2のコンバーターレンズを含む系の投影像の歪曲説明図
【図8】実施形態2のコンバーターレンズを含む系のスポットダイアグラム
【図9】実施形態3のコンバーターレンズを含む系の要部断面図
【図10】実施形態3のコンバーターレンズを含む系の光路説明図
【図11】実施形態3のコンバーターレンズを含む系の投影像の歪曲説明図
【図12】実施形態3のコンバーターレンズを含む系のスポットダイアグラム
【図13】投影装置の要部断面図
【図14】本発明のコンバーターレンズの偏心を説明する図
【図15】従来のワイドコンバーターレンズの構成図
【符号の説明】
ML 投影レンズ(マスターレンズ)
CL コンバーターレンズ
CL1〜CL5 偏心レンズ群
S スクリーン
3 液晶パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示素子が表示する画像情報を所定面上、例えばスクリーン面上に投影する投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より液晶表示素子などの表示面に基づく画像情報をスクリーンに拡大投射する液晶プロジェクター(投影装置)が種々と提案されている。
【0003】
特に近年、液晶プロジェクターの低価格化が進み、家庭でも大画面の映像を容易に楽しむようになってきた。
【0004】
これらのプロジェクターは一般的に、ワイド側において投影距離が約4〜5mで100インチ程度の拡大像が得られる。したがって、会議室などの比較的広い部屋で大人数で画像を見る場合には問題ないが、個人の部屋で映画鑑賞などを行うような場合には、投影距離が部屋の長さに比べてやや長すぎるため、若干扱いづらい。このような要求に対して、ズーム部を有する投影レンズのワイド化が考えられる。しかしながら、投影レンズではRGB3色の色合成のためバックフォーカスが非常に長く、また、レンズ枚数が増えて構成が複雑になる等の理由から、投影レンズのワイド化が困難であった。
【0005】
こうした状況において、簡単な構造で、かつ、投影レンズの光出射側に容易に着脱可能で個人の部屋のような狭い空間でも大画面の映像が実現できるフロント方式のワイドコンバーターレンズが知られている(特許文献1)。
【0006】
図15は、特許文献1で提案されているワイドコンバーターレンズの要部断面図である。
【0007】
図15に示すワイドコンバーターレンズは、スクリーン側より順に、負の屈折力を持つ単レンズよりなる第1レンズ群と、正の屈折力を持つ2枚のレンズより成る(1枚のときもある)第2レンズ群とより構成されている。
【0008】
そして、ワイドコンバーターレンズを構成する各レンズ群の焦点距離、各レンズ面の曲率半径、材料のアッベ数、レンズ全長等を適切に設定して、投影レンズの前(光出射側)に着脱可能で、比較的大きな倍率が得られるフロント方式のワイドコンバーターレンズを達成している。
【特許文献】
特開平05−088080号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
拡大型の液晶プロジェクター(投影装置)では投影画像を上方のスクリーンに斜方向から投影している。この為、投影画像素子をマスターレンズ系(投影レンズ)の光軸に対して垂直方向にずらして配置することが多い。こういった投影装置に用いられる光学系として、屈折レンズがすべて投影レンズの光軸を軸とした回転対称面で構成された回転対称光学系ではイメージサークルが大きくなって画角が大きくなる。この為、投影レンズの光出射面側に装着するワイドコンバーターレンズの有効径が非常に大きくなってしまい、また、スクリーン側から逆トレースしたとき、ワイドコンバーターレンズのスクリーン側の光線入射高が高いため軸外収差のうち特に歪曲収差の発生が大きくなる。このときの歪曲収差の発生を少なくしようとするとレンズ枚数が増えて、レンズ系全体が大型になってくるという問題があった。
【0010】
本発明は、小型で歪曲収差の発生が少なく、例えば拡大投射型のプロジェクション装置(投影装置)の投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、画像表示素子の有効画面の中心を投影レンズの光軸からずらして配置し、その画像表示素子が形成する画像情報を投影レンズでスクリーンに投影する投影装置における投影レンズのスクリーン側に着脱可能なコンバーターレンズであって、
コンバーターレンズは、コンバーターレンズを投影レンズに装着したときに投影レンズの光軸に対して偏心した偏心レンズを有することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0013】
図1は、実施形態1のコンバーターレンズを投影レンズ(マスターレンズ)の光出射側に装着したときの要部断面図、図2は、図1の系の光路図、図3は、図1の系の投影像の歪曲図、図4は、図1の系のスポットダイヤグラムである。
【0014】
図5は、実施形態2のコンバーターレンズを投影レンズ(マスターレンズ)の光出射側に装着したときの要部断面図、図6は、図7の系の光路図、図7は、図7の系の投影像の歪曲図、図8は、図7の系のスポットダイヤグラムである。
【0015】
図9は、実施形態3のコンバーターレンズを投影レンズ(マスターレンズ)の光出射側に装着したときの要部断面図、図10は、図9の系の光路図、図11は、図9の系の投影像の歪曲図、図12は、図9の系のスポットダイヤグラムである。
【0016】
図13は、投影装置の要部概略図である。
【0017】
図1、図5、図9のレンズ断面図、図2、図6、図10の光路図において、MLは投影レンズ(マスターレンズ)であり、正の屈折力を有している。CLはコンバーターレンズであり、投影レンズMLのスクリーンS側(光出射側)に着脱可能に装着されている。コンバーターレンズCLは投影レンズMLに装着したとき投影レンズMLによる投影像を拡大するワイドコンバーターレンズとして使用している。3は画像表示素子であり、透過型の液晶パネル(パネル)から成っている。Sはスクリーンである。
【0018】
各実施形態では、投影レンズML又は投影レンズMLにコンバーターレンズCLを装着した光学系(合成光学系)によって投影画像素子3による画像情報をスクリーンS上に拡大投影している。
【0019】
9はマスターレンズMLの光軸である。パネル3の中心位置3aはマスターレンズMLの光軸9から垂直方向にずれた位置にある。パネル3から画像情報を有して射出する光は画像光としてマスターレンズMLに入射したあと屈折し、スクリーンS側に射出され、コンバーターレンズCLによりスクリーンSに拡大して斜方向から投影される。
【0020】
尚、各実施形態においては、コンバーターレンズCLを投影レンズMLによる投影像を縮小させるテレコンバーターレンズとして構成することもできる。
【0021】
各実施形態のコンバーターレンズCLは、それを構成する複数のレンズのうち、1以上のレンズがコンバーターレンズCLを投影レンズMLに装着したとき、投影レンズMLの光軸9に対して偏心して装着されるように構成されている。又、コンバーターレンズCLは投影レンズMLに装着したとき、投影レンズMLの光軸9に対して偏心した1以上の偏心レンズ(偏心レンズ群)を有している。
【0022】
図1の実施形態では3つの偏心レンズ群CL1、CL2、CL3、図5、図9の実施形態では4つの偏心レンズ群CL1、CL2、CL3、CL4を有している。尚、レンズ群は複数のレンズに限定されず1つのレンズより成る場合もある。
【0023】
そしてこのときの1以上の偏心レンズ群(図1の実施形態1では偏心レンズ群CL2、CL3、図5の実施形態2では偏心レンズ群CL2、CL3、図9の実施形態3では偏心レンズ群CL2、CL4)は、光軸が一致する2以上のレンズより成り立っている。
【0024】
1以上の偏心レンズ群は、コンバーターレンズCLを投影レンズ群MLに装着したとき、投影レンズMLの光軸9に対して平行偏心又は/及び傾き偏心している。1以上の偏心レンズ群は、スクリーンS側の面の面頂点が投影レンズMLの光軸9に対して垂直方向に位置するように平行偏心している。
【0025】
また、1以上の偏心レンズ郡のうち最もスクリーンS側の偏心レンズ群は、最もスクリーンS側のレンズの光軸が投影レンズMLの光軸9に対して投影画像素子3の中心3aの光軸からのずれた方向と反対方向に位置するように平行偏心している。
【0026】
コンバーターレンズCLを構成する各レンズのうち、マスターレンズMLの光軸9から偏心している任意の1つの偏心レンズ群のマスターレンズMLの光軸9に対する垂直方向の偏心量を△Yi、任意の1つの偏心レンズ群のうち、スクリーンS側のレンズ面の有効値をφiとするとき、
【0027】
【数2】
【0028】
を満足している。
【0029】
ワイドコンバーターレンズCLを達成する偏心レンズ群のうちマスターレンズMLの光軸9に対して垂直方向に偏心している偏心レンズ群は、パネル3側から光線トレースしてスクリーンS上での投影した投影像の偏心歪曲は、水平方向には対称だが、垂直方向には非対称な歪曲となっている。いま、条件式(1)の上限値を超える領域では、ワイドコンバーターレンズCL内の偏心レンズ群の偏心量が大きすぎるため、前記偏心歪曲の非対称性がさらに大きくなり、球面レンズ又は球面レンズと非球面レンズから成るワイドコンバーターレンズCLではその補正が非常に困難となる。また、条件式(1)の下限値を超える領域では、ワイドコンバーターレンズCL内の偏心レンズ群の偏心量が小さすぎて、偏心による小型化及び性能改善の効果が低くなる。
【0030】
更に好ましくは、条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0031】
【数3】
【0032】
次に各実施形態のコンバーターレンズCLの特徴について説明する。
【0033】
図1、図2の実施形態1において、ワイドコンバーターレンズCLは、負の屈折力を有する第1レンズ4、負の屈折力を有する第2レンズ5、正の屈折力を有する第3レンズ6、負の屈折力を有する第4レンズ7、正の屈折力を有する第5レンズ8より成っている。第2レンズ5と第3レンズ6は光軸が一致した偏心レンズ群CL2を構成しており、また、第4レンズ7と第5レンズ8は光軸が一致した偏心レンズ群CL3を構成している。10は第1レンズ4(偏心レンズ群CL1)の光軸、11は偏心レンズ群CL2の第2レンズ5と第3レンズ6の共通の光軸、12は偏心レンズ群CL3の第4レンズ7と第5レンズ8の共通の光軸であり、4つの光軸9、10、11及び12は投影レンズの光軸と一致しない又は同一直線上に存在せず、各同軸レンズ群の偏心は、マスターレンズMLの光軸9に対する垂直方向への平行偏心と、各同軸レンズ群のスクリーンS側の面頂点を回転中心とした傾き偏心の両方を足したものである。偏心レンズ群のマスターレンズMLの光軸に対する垂直方向の偏心量△yi(mm)は、前述の条件式(1)を満足している。
【0034】
図2の実施形態1における光路図において、マスターレンズMLの光軸9から中心位置3aが垂直方向にずれた位置にあるパネル3により形成される画像光はマスターレンズMLによって屈折しスクリーンS側に射出されたあと、マスターレンズMLのスクリーンS側に配置されたコンバーターレンズCLにパネル3側の第5レンズ8から入射し、コンバーターレンズCLによる屈折のあと、スクリーンS側の第1レンズ4から射出し、スクリーンSに投影される。
【0035】
図2に示すように、コンバーターレンズCLを通過する光線の領域は、パネル3の中心位置3aがマスターレンズMLの光軸9に対して垂直方向にシフトしているために、パネル3のシフト方向と逆方向に偏っている。このため、コンバーターレンズCLを構成する各レンズの位置を光線の通る領域側にずらして配置し、これによりコンバーターレンズCLの最もスクリーンS側の第1レンズ4の有効径が小さくなるようにしている。
【0036】
コンバーターレンズCLを構成する各レンズをマスターレンズMLの光軸9上に配置した場合では、スクリーンS側の第1レンズ4の有効径が大きくなり、スクリーンS側から光線を逆トレースしたとき、スクリーンS側からの入射光がコンバーターレンズCLに入射する光線の光軸からの高さが高くなる。この結果、軸外収差のうち特にディストーションと倍率色収差が悪化してくる。
【0037】
実施形態1では、前述の如く、コンバーターレンズCLを構成する各レンズをそれぞれ偏心させることにより、主に前記2つの収差を改善している。特に拡大率の高いコンバーターレンズCLの場合は、コンバーターレンズCLのスクリーンS側からの入射光の光軸からの高さが高くなり、有効径の大型化と歪曲・倍率色収差の増大が大きな問題となる。これに対して、実施形態1では、上述のようにコンバーターレンズCLを構成する各レンズを偏心させることで有効径の小型化と収差の改善を図っている。
【0038】
図3は、パネル3の原画像をマスターレンズMLとワイドコンバーターレンズCLにより拡大投影してスクリーンS上で投影像の歪みを計算した偏心歪曲図であり、上述のように水平方向には対称で垂直方向には非対称な歪曲となっている。
【0039】
図4は、スクリーンS側から逆トレースした場合のパネル3上でのC線、d線及びF線のスポットダイヤグラムである。
【0040】
次に図5、図6の実施形態2について説明する。
【0041】
ワイドコンバーターレンズCLは、負の屈折力を有する第1レンズ16、正の屈折力を有する第2レンズ17、負の屈折力を有する第3レンズ18、負の屈折力を有する第4レンズ19、正の屈折力を有する第5レンズ20、正の屈折力を有する第6レンズ21により成っている。第2レンズ17と第3レンズ18はそれぞれの光軸が一致した偏心レンズ群CL2を構成しており、また、第4レンズ19と第5レンズ20はそれぞれの光軸が一致した偏心レンズ群CL3を構成している。
【0042】
23は第1レンズ16(偏心レンズ群CL1)の光軸、24は偏心レンズ群CL2の第2レンズ17と第3レンズ18の共通の光軸、25は偏心レンズ群CL3の第4レンズ19と第5レンズ20の共通の光軸、26は第6レンズ21(偏心レンズ群CL4)の光軸であり、該5つの光軸9、23、24、25及び26は同一でないこと又は同一直線上に存在せず、各同軸レンズ群の偏心は、マスターレンズMLの光軸9に対して偏心している。第1レンズ16はマスターレンズMLの光軸9の垂直方向への平行偏心と傾き偏心の両方の偏心、第2レンズ17と第3レンズ18は同軸で第2レンズ17のスクリーンS側の面頂点を回転中心として傾けた偏心、第4レンズ19と第5レンズ20は同軸で第4レンズ19のスクリーンS側の面頂点を回転中心として傾けた偏心、第5レンズ21はマスターレンズMLの光軸9の垂直方向への平行偏心と傾き偏心の両方に偏心している。マスターレンズMLの光軸9の垂直方向に平行偏心している偏心レンズ群の平行偏心の偏心量△yi(mm)は、条件式(1)を満足している。
【0043】
図6の実施形態2における光路図において、マスターレンズMLの光軸9から垂直方向にずれた位置にあるパネル3により形成される画像光は正の屈折力を有するマスターレンズMLによって屈折しスクリーンS側に射出されたあと、マスターレンズMLのスクリーンS側に配置されたワイドコンバーターレンズCLによりスクリーンS側に屈折して射出され、スクリーンS上にパネル3の画像が拡大投影される。
【0044】
図7は、パネル3の原画像をマスターレンズMLとワイドコンバーターレンズCLにより拡大投影してスクリーンS上で投影像の歪みを計算した偏心歪曲図であり、上述のように水平方向には対称で垂直方向には非対称な歪曲となっている。
図8は、スクリーンS側から逆トレースした場合のパネル3上でのC線、d線及びF線のスポットダイヤグラムである。
【0045】
次に図9、図10の実施形態3について説明する。
【0046】
ワイドコンバーターレンズCLは、負の屈折力を有する第1レンズ30、負の屈折力を有する第2レンズ31、正の屈折力を有し、パネル3側の面37に軸対称非球面形状のレプリカを成形した第3レンズ32、この第2レンズ31と第3レンズ32は貼り合わせている。正の屈折力を有する第4レンズ33、負の屈折力を有する第5レンズ34、正の屈折力を有する第6レンズ35、負の屈折力を有する第7レンズ36より成っている。第2レンズ31と第3レンズ32はそれぞれの光軸が一致して貼り合わせられて偏心レンズ郡CL2を構成している。第5レンズ34と第6レンズ35及び第7レンズ36はそれぞれの光軸が同一直線上に存在し、偏心レンズ群CL4を構成している。
【0047】
39は、第1レンズ30(偏心レンズ群CL1)の光軸、40は偏心レンズ群CL2の第2レンズ31と第3レンズ32の共通の光軸、41は第4レンズ33(偏心レンズ群CL3)の光軸、42は偏心レンズ群CL4の第5レンズ34と第6レンズ35及び第7レンズ36の共通の光軸であり、該5つの光軸9、39、40、41及び42の光軸は同一でないこと又は同一直線上に存在せず、各同軸レンズ群の偏心は、光軸9に対する垂直方向への平行偏心と、各同軸レンズ群のスクリーンS側の面頂点を回転中心とした傾き偏心の両方を足したものである。
【0048】
図10は、実施形態3における光路図であり、マスターレンズMLの光軸9から垂直方向にずれた位置にあるパネル3により形成される画像光は正の屈折力を有するマスターレンズMLによって屈折しスクリーンS側に射出されたあと、マスターレンズMLのスクリーンS側に配置されたワイドコンバーターレンズCLによりスクリーンS側に屈折して射出され、スクリーンS上にパネル3の画像が拡大投影される。
【0049】
ここで、ワイドコンバーターレンズCLに含まれる各レンズ30から36がマスターレンズ系9の光軸に対して垂直な方向の偏心が、実施形態1、2の偏心方向と違って上側にシフトしているのは、貼り合わせレンズのパネル3側の面37を非球面としているためで、非球面形状の効果とレンズ偏心の作用により諸収差を改善しているためである。面37の軸対称非球面形状は、ワイドコンバーターレンズCLに入射する光のマスターレンズML光軸9からの光線高さの高い領域で大きく発生する歪曲の改善に特に効果がある。
【0050】
図11は、パネル3の原画像をマスターレンズMLとワイドコンバーターレンズCLにより拡大投影してスクリーンS上で投影像の歪みを計算した偏心歪曲図であり、上述のように水平方向には対称で垂直方向には非対称な歪曲となっている。
【0051】
図12は、スクリーンS側から逆トレースした場合のパネル3上でのC線、d線及びF線のスポットダイヤグラムである。
【0052】
図13は、3板式のカラー液晶プロジェクターに本発明のコンバーターレンズを適用した実施形態の要部概略図である。
【0053】
同図において、100は照明系、MLは投影レンズ、CLは投影レンズMLに着脱可能なコンバーターレンズである。照明系100は白色光源LSからの光をダイクロイックミラー102、103を用いて、青、緑、赤の色光に分離して後述する液晶パネルPB、PR、PGをそれぞれ照明している。113、114は第1、第2フィールドレンズであり、液晶パネルPB、PR、PGに基づく画像をダイクロプリズムDCPを介して投影レンズMLに導光している。
【0054】
光源LSからの光束はダイクロミラー102により青光(B光)が透過し、緑光(G光)と赤光(R光)が反射する。
【0055】
ダイクロミラー102からのG光とR光のうち、R光はダイクロミラー103で反射し、G光は透過する。ダイクロミラー102を透過したB光はミラー104とコンデンサーレンズCBを介してB光用の液晶パネルPBを照明している。ダイクロミラー102、103で反射したR光はコンデンサーレンズCRを介してR光用の液晶パネルPRを照明している。
【0056】
ダイクロミラー102で反射し、ダイクロミラー103を透過したG光はコンデンサーレンズCGを介してG光用の液晶パネルPGを照明している。
【0057】
B光用の液晶パネルPBからの光束は、B光透過でR光反射のダイクロイックミラー105を透過し第1フィールドレンズ113を介して色合成用の接合面にダイクロイック膜を施した2つのプリズム121、122を接合したダイクロプリズムDCPに入射している。R光用の液晶パネルPRからの光束は、ダイクロイックミラー105で反射し、第1フィールドレンズ113を介してダイクロプリズムDCPに入射している。G光用の液晶パネルPGからの光束はミラー106で反射し、第2フィールドレンズ114を介してダイクロプリズムDCPに入射している。
【0058】
各液晶パネルPB、PR、PGに基づく画像をダイクロプリズムDCPのダイクロ面DCPaで合成し、該合成した画像を投影レンズMLとコンバーターレンズCLを介してスクリーンS面上に拡大投影している。
【0059】
次にコンバーターレンズの実施形態1〜3に相応する数値実施例1〜3及び、コンバーターレンズを装着するマスターレンズMLの数値実施例を示す。
【0060】
各数値実施例においてiはスクリーン側から光学面の順序を示し、rは光学面の曲率半径、dは第i面と第(i+1)面との間の間隔、nとνはそれぞれd線に対する光学部材の材質の屈折率、アッベ数を示す。FnoはFナンバー、ωは半画角である。
また、マスターレンズの数値例において、最も像側の5つの面は色合成プリズム等に相当して設計上設けられたガラスブロックを構成する面である。
【0061】
数値実施例3において示す非球面形状は、非球面を設定している面の面頂点からその面の光軸の垂直な方向への入射光線の入射高をr、面頂点曲率半径の逆数をc、円錐定数をK、4次の非球面係数をA、6次の非球面係数をB、8次の非球面係数をC、10次の非球面係数をD、12次の非球面係数をE、14次の非球面係数をF、16次の非球面係数をG、18次の非球面係数をH、20次の非球面係数をJとしたとき、
【0062】
【数4】
【0063】
で表される軸対称非球面形状である。また、「e−z」の表示は「10−Z」を意味する。
【0064】
dY及びtiltはそれぞれ、コンバーターレンズにおける偏心量を示しており、図14に表すように、dYはマスターレンズMLの光軸AXに対する垂直方向の平行偏心量、tiltは各同軸レンズ群の面頂点を回転中心とした傾き角(°)である。
【0065】
(数値実施例1)
第1面〜第10面はコンバーターレンズCLを構成する面であり、第11面〜第37面はマスターレンズMLを構成する面である。
【0066】
【表1】
【0067】
(数値実施例2)
マスターレンズML
数値実施例1と同じ
【0068】
【表2】
【0069】
(数値実施例3)
マスターレンズML
数値実施例1と同じ
【0070】
【表3】
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、小型で歪曲収差の発生が少なく、例えば拡大投射型のプロジェクション装置に好適な、高精細な画像投影を行うことができる投影レンズの光出射側に着脱可能なコンバーターレンズを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のコンバーターレンズを含む系の要部断面図
【図2】実施形態1のコンバーターレンズを含む系の光路説明図
【図3】実施形態1のコンバーターレンズを含む系の投影像の歪曲説明図
【図4】実施形態1のコンバーターレンズを含む系のスポットダイアグラム
【図5】実施形態2のコンバーターレンズを含む系の要部断面図
【図6】実施形態2のコンバーターレンズを含む系の光路説明図
【図7】実施形態2のコンバーターレンズを含む系の投影像の歪曲説明図
【図8】実施形態2のコンバーターレンズを含む系のスポットダイアグラム
【図9】実施形態3のコンバーターレンズを含む系の要部断面図
【図10】実施形態3のコンバーターレンズを含む系の光路説明図
【図11】実施形態3のコンバーターレンズを含む系の投影像の歪曲説明図
【図12】実施形態3のコンバーターレンズを含む系のスポットダイアグラム
【図13】投影装置の要部断面図
【図14】本発明のコンバーターレンズの偏心を説明する図
【図15】従来のワイドコンバーターレンズの構成図
【符号の説明】
ML 投影レンズ(マスターレンズ)
CL コンバーターレンズ
CL1〜CL5 偏心レンズ群
S スクリーン
3 液晶パネル
Claims (12)
- 画像表示素子の有効画面の中心を投影レンズの光軸からずらして配置し、該画像表示素子が形成する画像情報を該投影レンズでスクリーンに投影する投影装置における該投影レンズのスクリーン側に着脱可能なコンバーターレンズであって、該コンバーターレンズは、該コンバーターレンズを該投影レンズに装着したときに該投影レンズの光軸に対して偏心した偏心レンズを有することを特徴とするコンバーターレンズ。
- 前記コンバータレンズは前記偏心レンズを複数備え、その複数の偏心レンズの光軸は一致することを特徴とする請求項1のコンバーターレンズ。
- 前記偏心レンズは、前記投影レンズの光軸に対して平行偏心又は/及び傾き偏心していることを特徴とする1又は2のコンバーターレンズ。
- 前記偏心レンズは、スクリーン側の面の面頂点が前記投影レンズの光軸に対して垂直方向に位置するように平行偏心していることを特徴とする1又は2のコンバーターレンズ。
- 前記コンバータレンズは前記偏心レンズを複数備え、その複数の偏心レンズのうち最もスクリーン側の偏心レンズの光軸は、前記投影レンズの光軸に対して、前記画像表示素子の中心の光軸からのずれ方向と反対方向に位置するように平行偏心していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項のコンバーターレンズ。
- 前記コンバーターレンズは、前記スクリーン側から順に、負の屈折力の第1レンズ、負の屈折力の第2レンズ、正の屈折力の第3レンズ、負の屈折力の第4レンズ、正の屈折力の第5レンズから成り、
該第2レンズと該第3レンズのそれぞれの光軸は一致しており、該第4レンズと該第5レンズのそれぞれの光軸は一致しており、
該第1レンズの光軸、該第2レンズと該第3レンズの共通した光軸、該第4レンズと該第5レンズの共通した光軸の3つの光軸はそれぞれ同一でないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項のコンバーターレンズ。 - 前記3つの光軸は、前記コンバーターレンズを前記投影レンズに装着したとき、いずれも前記投影レンズの光軸と一致しないことを特徴とする請求項7のコンバーターレンズ。
- 前記コンバーターレンズは、前記スクリーン側から順に、負の屈折力の第1レンズ、正の屈折力の第2レンズ、負の屈折力の第3レンズ、負の屈折力の第4レンズ、正の屈折力の第5レンズ、正の屈折力の第6レンズから成り、
該第2レンズと該第3レンズのそれぞれの光軸は一致しており、該第4レンズと該第5レンズのそれぞれの光軸は一致しており、
該第1レンズの光軸、該第2レンズと該第3レンズの共通した光軸、該第4レンズと該第5レンズの共通した光軸、該第6レンズの光軸の4つの光軸はそれぞれ、同一でないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。 - 前記コンバーターレンズは、スクリーン側から順に、負の屈折力の第1レンズ、負の屈折力の第2レンズと正の屈折力の第3レンズを貼り合わせた貼り合わせレンズ、正の屈折力の第4レンズ、負の屈折力の第5レンズ、正の屈折力の第6レンズ、負の屈折力の第7レンズから成り、
該貼り合わせレンズの画像表示素子側の面は軸対称非球面形状であり、
該第2レンズと該第3レンズはそれぞれ光軸が一致して貼り合わされており、該第5レンズと該第6レンズ及び該第7レンズはそれぞれの光軸が同一直線上にあり、
該第1レンズの光軸、該貼り合わせたレンズの光軸、該第4レンズの光軸、該第5レンズと該第6レンズ及び該第7レンズの共通の光軸の4つの光軸は、それぞれ同一でないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。 - 前記4つの光軸は、前記コンバーターレンズを前記投影レンズに装着したとき、いずれも前記投影レンズの光軸と一致しないことを特徴とする請求項9又は10のコンバーターレンズ。
- 投影レンズと、有効画面の中心を該投影レンズの光軸からずらして配置した画像表示素子と、請求項1から12のいずれか1項のコンバーターレンズとを有し、該画像表示素子が形成する画像情報を該コンバーターレンズを介して該投影レンズでスクリーンに投影することを特徴とする投影装置。
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