JP2005061537A - ボールジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールシートをハウジングに対して良好に固定することができるボールジョイントを得ることにある。
【解決手段】ボールシート3は、ボールスタッド2の球状部12aと相対回転自在且つ揺動自在に嵌合する球面状のボール嵌合凹部3aを有する。ハウジング4は、ボールシート3を収容するシート収容凹部4aを有する。ボールシート3の外周面32に、その周方向に沿う外周溝6を形成する。ボールシート3の外周面32とハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42との間に接着層5を設けることで、ボールシート3をハウジング4に対して固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに相対変位する2つの部分を回転可能かつ揺動可能に接続するために使用されるボールジョイントに関する。
ホールジョイントは、例えば、車両の懸架機構部におけるスタビライザとショックアブソーバとの接続部や、スタビライザとサスペンションアームとの接続部等のように、互いに相対変位する2つの部分を回転自在且つ揺動自在に接続するために用いられる。
この種のボールジョイントは、ボールスタッド、合成樹脂製のボールシート、及び金属製のハウジング等を備えて構成されている。ボールスタッドの一端側には、雄ねじ部が設けられている。雄ねじ部には、ナットが螺合される。ボールスタッドの軸線方向中間部には、鍔状のナックル部が設けられており、このナックル部とナットとの間に、取付相手部材を挟み込んだ状態で、ナットを締め付けるようにしている。また、ボールスタッドは、他端側に球状部を有している。
ハウジング内には、ボールシートが収容されている。ボールシートは、ボールスタッドの球状部と相対回転自在且つ揺動自在に嵌合する球面状の凹部を有している。ボールスタッドの球状部は、円周方向に自由に摺動できるように、ボールシートの凹部に嵌合している。これにより、ボールスタッドは、ボールシートに対し、首振り運動(揺動)と、ボールスタッドの軸線を中心とした回転運動が同時に可能となっている。(例えば、特許文献1又は2参照。)。
実用新案登録公報第2601387号(段落0008〜段落0014、図1) 特開平8−82318号公報(段落0026〜段落0035、図1)
ところで、合成樹脂製のボールシートは、射出成形によって一体に形成されているため、雄型を取り外す際に変形することがある。よって、ボールシートは、雄型を取り外す際の変形を見越して形成する必要がある。また、ボールシートは、弾性変形させながらハウジング内に圧入することで、ハウジング内に収容させている。よって、ボールシートは、雄型を取り外す際の変形を見越して設計通りに形成したとしても、ハウジング内に収容させる際に変形することがある。
そのため、ボールシートは、ボールジョイントとしてアッセンブリするまでその形状が確定せず、場合によっては、ボールシートとハウジングとの間に隙間が生じて、ボールシートがハウジングに良好に固定されないことがある。
ボールシートをハウジングに接着層を介して固定する方法としては、従来、ボールシートの端面にピンを設け、このピンをハウジングに形成された穴に通し、加熱或いはプレスにより熱かしめする方法が知られている。しかしながら、この方法では、ボールシートの端面側の一部(ピン)がハウジングの外部に露出することとなるため、この部分に過大な外部入力が直接作用したときにボールシートが破壊されるおそれがある。
この発明は、このような事情にもとづいてなされたものであり、ボールシートをハウジングに対して良好に固定することができるボールジョイントを提供することを目的とする。
第1の観点に基づく本発明のボールジョイントは、球状部を有するボールスタッドと、前記球状部と相対回転自在且つ揺動自在に嵌合する球面状のボール嵌合凹部を有するボールシートと、前記ボールシートを収容するシート収容凹部を有するハウジングと、を具備し、前記ボールシートの外周面に、その周方向に沿う外周溝が形成されているとともに、前記ボールシートの外周面と前記ハウジングのシート収容凹部をなす内周面との間に接着層が設けられている。
本発明によれば、ボールシートをハウジングに対して良好に固定することができるボールジョイントが得られる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、ボールジョイント1は、ボールスタッド2、合成樹脂製のボールシート3、金属製のハウジング4、ボールシート3とハウジング4との間に設けられた接着層5、及びゴム製のダストカバー8等を備えている。
ボールスタッド2は、鋼などの金属製のスタッドボルト11と、熱硬化性合成樹脂材料又は熱可塑性合成樹脂材料からなるボール部材12とを備えている。スタッドボルト11は、軸部11aを有している。軸部11aの一端側(図1において上側)の外周面には、雄ねじ部11bが設けられている。この雄ねじ部11bには、ナット(図示せず)が螺合される。スタッドボルト11の軸線L方向中間部には、軸部11aと一体に形成された鍔状のナックル部11cが設けられている。このナックル部11cと前記ナットとの間に取付相手部材(図示せず)を挟み、前記ナットを締め付けることによって、スタッドボルト11が取付相手部材に固定される。なお、ナックル部11cは、スタッドボルト11の軸部11aと一体に成形される場合もあるし、或いは、ナット等のように軸部11aとは別体の部品を雄ねじ部11bに螺合させるとか、リング状部品をボールスタッド2に圧入する等の固定手段によって、軸部11aに固定されることもある。
ボール部材12は、球状部12aと、この球状部12aと一体に形成された円筒状の筒状部12bとを有している。球状部12aは、スタッドボルト11の軸部11aの他端側(図1において下側)を覆っている、球状部12aにより仮想される球の中心O1は、スタッドボルト11の軸線L上に位置している。筒状部12bは、スタッドボルト11の軸部11aの一部を全周にわたって囲む形状に形成されている。筒状部12bの外周面には、ダストカバー8の一端部を支持する第1のずれ止め凹部24が形成されている。
なお、ボールスタッド2は、金属製の球状部を有するものとしてもよい。このようなボールスタッド2は、例えば、軸部と球状部を鍛造或いは削りだし等によって一体に形成することで実現できる。
ハウジング4は、ボールシート3を収容するシート収容凹部4aを有している。詳しくは、ハウジング4は、有底円筒状のハウジング本体13と、このハウジング本体13の開口端を水平方向外側に向けて曲面状に折り曲げてなる縁部14とを有している。よって、ハウジング本体13と縁部14との間は、曲面からなるR部(ラウンドコーナー)15となっている。有底円筒状のハウジング本体13の内部は、シート収容凹部4aとなっている。また、ハウジング本体13の外面には、ロッド状のフレーム16(一部のみ図示)が設けられている。フレーム16は、例えば、ハウジング本体13の外周面と直交するように設けられている。
ボールシート3は、例えば、ポリアセタール等からなる。ボールシート3は、ボールスタッド2の球状部12aと相対回転自在且つ揺動自在に嵌合する球面状のボール嵌合凹部3aを有している。ボールスタッド2の球状部12aは、円周方向に自由に摺動できるように、ボールシート3のボール嵌合凹部3aに嵌合している。
ボールシート3は、ボールスタッド2をフレーム16と直交するように配置した状態(図1参照)におけるボールスタッド2の軸線L方向に沿って2つに分割されてなる第1及び第2のボールシート部材17,18を有して構成されている。本実施形態では、ボールシート3は、端面33を分断するように縦方向に半分に分割されてなる第1及び第2のボールシート部材17,18を有して構成されている。
これらのボールシート部材17,18は、例えば、射出成形により形成することができる。第1のボールシート部材17の接合面17aには、第1の係合部としての係合突起19が少なくとも1つ設けられている。本実施形態では、ボール嵌合凹部3aを挟んで対向する接合面17aの両側に一対の係合突起19が設けられている(図1参照)。また、第2のボールシート部材18の接合面18aには、一対の係合突起19と嵌合する第2の係合部としての一対の係合凹部20が、一対の係合突起19と対応するように設けられている(図3参照)。第1及び第2のボールシート部材17,18は、互いの接合面17a,18aを接触対向させるとともに、係合突起19を係合凹部20に係合させることで、ボールシート3を構成している。
ボールシート3と球状部12aとの摺動面には、グリース等の潤滑油が塗布される。そのため、ボールシート3のボール嵌合凹部3aをなす内面31には、図3及び図5に示すように、ボール嵌合凹部3aの底部の中心O2からボール嵌合凹部3aの内面31に沿って放射状に延びる複数のグリース逃がし溝21が互いに均等な間隔をおいて形成されている。本実施形態では、8つのグリース逃がし溝21は、ボールシート3を上方から俯瞰した状態において、互いに45°ずつずれるようにボール嵌合凹部3aをなす内面31に形成されている(図5参照)。なお、図3では、第2のボールシート部材18のみを示しているが、第1のボールシート部材17にも同様にグリース逃がし溝21が形成されている。
図2に示すように、ボールシート3の外周面32には、その周方向に沿う少なくとも1つの外周溝6、例えば2つの外周溝6が互いに平行に形成されている。外周溝6の断面形状は、例えば、略半円形状とされている。外周溝6は、接着層5を形成する接着剤の粘性(流動性)を考慮すると、幅が広く(0.8mm以上)、深さが深い(0.3mm以上)のが好ましく、このようにすることにより、接着剤を良好に流動させることができる。一方、ボールスタッド2を良好に支持するために、ボールシート3は剛性が高い方がよく、これを考慮すると、外周溝6は、幅が狭く(2mm以下)、深さが浅い(0.8mm以下)のが好ましい。よって、外周溝6は、最大溝幅が0.8mm以上2mm以下、溝の最も深い部分の深さが0.3mm以上0.8mm以下とするのが好ましい。
また、ボールシート3の外周面32には、少なくとも1つの接着剤逃がし溝22、例えば8つの接着剤逃がし溝22が互いに平行に形成されている。これら接着剤逃がし溝22は、ボールシート3とハウジング4との間に設けられる接着層5を形成する接着剤の余剰分を外周溝6から逃すものであり、外周溝6と交差する方向に形成されている。これら接着剤逃がし溝22は、例えば、2つの外周溝6を繋ぐように、外周溝6と略直交する方向に設けることができる。
接着剤逃がし溝22は、ボールシート3をハウジング4に挿入する際のエア抜きの役割も果たしている。このため、ボールシート3及びハウジング4は、ボールシート3をハウジング4に収容させた状態において、接着剤逃がし溝22が外部と連通するように形成する必要がある。本実施形態では、ハウジング本体13と縁部14との間が曲面からなるR部15とされているので、これを実現するためには、ボールシート3をハウジング4に収容させた状態において、接着剤逃がし溝22の開口端側の端部が、R部15のR止まり(R部15(屈曲領域)の外面と縁部14(水平領域)の下側外面との境界部分)15aを通る面上に位置する高さ(図4参照)又は前記R止まり15aよりも上方に位置するように、ボールシート3及びハウジング4を各々設計すればよい。
本実施形態では、8つの接着剤逃がし溝22は、ボールシート3を上方から俯瞰した状態において、互いに45°ずつずれるようにボール嵌合凹部3aの外周面32に形成されている(図5参照)。接着剤逃がし溝22は、その数が多い程、接着剤の流動性を向上させることができる、よって、接着剤逃がし溝22は、外周面32の使用可能スペースやボールシートの強度を考慮した上で、できるだけ多く形成するのが好ましい。また、接着剤逃がし溝22は、ハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面41に形成してもよい。なお、図2では、第1のボールシート部材17のみを示しているが、第2のボールシート部材18にも同様に外周溝6及び接着剤逃がし溝22が形成されている。
ところで、接着剤逃がし溝22とグリース逃がし溝21とを対向させて設けると、その部分が肉薄で脆弱となる。そのため、接着剤逃がし溝22は、互いに隣り合うグリース逃がし溝21の間の領域と対向するように形成するのが好ましい。本実施形態では、ボールシート3を上方から俯瞰した状態において接着剤逃がし溝22とグリース逃がし溝21とが互いに22.5°ずつずれるように、接着剤逃がし溝22とグリース逃がし溝21とが交互に形成されている。
また、ボールシート3は、開口端を外側に折り曲げてなる縁部23を有している。この縁部23は、ボールシート3をハウジング4のシート収容凹部4a内に収容した状態において、ハウジング本体13の開口端からから上方に突出する(図1参照)。この縁部23の下面には、ダストカバー8の他端部を支持する第2のずれ止め凹部25が周方向に沿って形成されている。
上述のように、ボールシート3は、ハウジング4のシート収容凹部4a内に収容されているとともに、ボールシート3とハウジング4との間には、接着層5が設けられており、ボールシート3は、この接着層5によりハウジング4に固定されている。本実施形態では、接着層5は、ボールシート3の外周面32及び端面33とハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42との間に設けられている。
接着剤としては、ダストカバー8の材質を侵さない(劣化させない)ものが好ましい。また、接着剤は、1つの液剤で接着剤としての効果を奏するいわゆる1液性の接着剤であっても、2つの液剤を混合させることで硬化するいわゆる2液性の接着剤であってもよい。また、接着剤は、固有の硬化時間を有している。よって、接着剤は、生産ラインの都合等に合わせて、その硬化時間が24時間のものや48時間のもの等、適宜選択すればよい。なお、ボールシート3は、一体でも成立する。ボールシート3の樹脂露出だけを回避したい場合には、ボールシート3は、一体物であってもよい。
ダストカバー8は、ボールシート3の上方に設けられている。ダストカバー8は、その一端側が第1のずれ止め凹部24に支持されているとともに、他端側が第2のずれ止め凹部25に支持されている。ダストカバー8は、潤滑油が上記摺動面から流出するのを抑制するとともに、塵埃等の異物が外部から上記摺動面に侵入することによる上記摺動面の磨耗抑制のために設けられている。ダストカバー8は、柔軟性のあるゴム等の材料からなり、ボールスタッド2の回転運動と首振り運動に柔軟に追従できるようにしている。
ボールジョイント1は、以下のようにして組立てる。
まず、接合面17a,18aを接触対向させた状態で、係合突起19を係合凹部20に係合させる。これにより、第1及び第2のボールシート部材17,18によってボールシート3が組立てられる。
ハウジング4のシート収容凹部4a内に所定量の接着剤を入れる。その後、ハウジング4のシート収容凹部4a内にボールシート3を収容(圧入)する。これにより、接着剤は、ボールシート3の外周面32及び端面33とハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42及び底面との間に広がる。また、この接着剤は、ボールシート3の外周面32の一部をなす外周溝6の内部にも入り込む。接着剤の余剰分は、外周溝6を介して接着剤逃がし溝22に逃げる。そのため、接着剤の余剰分がボールシート3とハウジング4との間を圧迫するようなことはない。
接着剤が完全に硬化するまで、所定の時間常温放置する。なお、加熱処理する等して、接着剤を早く硬化させるようにしてもよい。これにより、ボールシート3とハウジング4との間は接着剤が硬化してなる接着層5により良好に埋められる。
ところで、ボールシールを形成しているポリアセタールと接着剤とは一般的に親和性が乏しく、これらの間に安定した接着力(固定力)を確保するのが難しい。本実施形態では、上述のように、接着層5がボールシート3の外周面32に沿う外周溝6の内部にも入り込むため、接着層5のうちの外周溝6の内部に入り込んだ部分がキーの役割を奏する。すなわち、ボールシート3がハウジング4に対して軸線L方向の移動するような負荷がボールジョイント1に与えられても、接着層5のうち外周溝6の内部に入り込んだ部分がボールシート3の外周溝6に引っ掛るため、ボールシート3の軸線L方向の動きが抑制される。よって、ボールシート3をハウジング4に対して良好に固定することができる。
ボール嵌合凹部3a内にグリースを塗布する。その後、ボールスタッド2の球状部12aをボール嵌合凹部3aに嵌合させる。これにより、ボールシート3と球状部12aとの摺動面にグリースが広がる。なお、グリースの余剰分はグリース逃がし溝21に逃げる。
以上により、ボールスタッド2は、ボールシート3に対し、首振り運動(揺動)と、ボールスタッド2の軸線Lを中心とした回転運動が同時に可能となる。最後に、ダストカバー8を取り付ける。
上述のように、本実施形態のボールジョイント1によれば、ボールシート3の外周面32に、その周方向に沿う外周溝6が形成されている。したがって、接着剤が硬化してなる接着層5のうち外周溝6の内部に入り込んだ部分がキーの役割を奏するので、ボールシート3をハウジング4に対して接着層5で固定するものであるにもかかわらず、ボールシート3をハウジング4に対して良好に固定することができる。
また、本実施形態のボールジョイント1では、ボールシート3をハウジング4に対して接着層5によって良好に固定することができるため、ボールシートをハウジングに熱かしめにより固定する方法のように、ボールシートの一部(ピン)をハウジングの外部に露出させる必要がない。よって、ボールシート3の剛性を良好に保ち、露出部分(ピン)及びその近傍からの破壊を無くすことができる。しかも、ボールシート3のピンとハウジング4に形成された穴との位置合わせ(軸線Lを中心とする回転方向の位置合わせ)が不要であるので、組立てが容易である。さらに、ボールシート3の一部がハウジング4の外部に露出しないので、ボールシートをハウジングに熱かしめするボールジョイントと比べて、外気温等の影響を受け難くすることができる。
しかも、ボールシート3の外周面32に、接着層5を形成する接着剤の余剰分を外周溝6から逃す逃がし溝が外周溝6と交差する方向に形成されている。よって、接着剤に余剰分が生じても、この余剰分が硬化して、ボールシート3とハウジング4との間を圧迫するのを抑制できる。
さらに、ボールシート3は、ボールスタッド2の軸線L方向に沿って2つに分割されてなる第1及び第2のボールシート部材17,18を有して構成されているため、一体型のボールシート3と比べて、型を取り外す際に生じる変形が少ない。しかも、ボールシート3をハウジング4内に圧入する際の変形も抑制できる。
また、ハウジング4内に収容された時点では第1及び第2のボールシート部材17,18の外周面32が規制される。そのため、ボールシート3を第1及び第2のボールシート部材17,18のような半割別体によって形成しても、一体型のボールシート3と同様の作用・効果が得られる。
さらに、一体型のボールシート3は、ハウジング4に圧入する際に割れることがある。これに対し、本実施形態では、ボールシート3は、ボールスタッド2の軸線L方向に沿って2つに分割されてなる第1及び第2のボールシート部材17,18を有して構成されているため、ハウジング4に圧入する際に割れ難い。
しかも、一体型のボールシート3は、縁部23の先端部に射出成形時の型のパーティングラインが存在するため、縁部23の先端部に型合わせにより発生する微小段差が生じ、この微小段差がダストカバー8を傷つけることがある。よって、一体型のボールシート3を適用する場合には、ボールシート3によるダストカバー8の傷つきを抑制するような対策が必要である。これに対し、第1及び第2のボールシート部材17,18は、例えば、ボールシート3の内面側となる部分を上型、外面側となる部分を下型とすることで成形することができる。よって、パーティングラインは、縁部23の先端部には生じない。よって、ダストカバー8の傷つきが抑制できる。また、ボールシート3によるダストカバー8の傷つきを抑制するような対策は不要であるので、製造工程を低減できる。
さらに、ボールシート3を型から外したりハウジング4に圧入したりする際、ボールシート3には弾性変形させるような負荷がかかる。そのため、従来、グリース逃がし溝21等のように部分的に剛性を低減させてしまうものの形成は、ボールシート3の厚さによってその深さが制限されている。これに対し、本実施形態では、ボールシート3を型から外したりハウジング4に圧入したりする際にボールシート3にかかる負荷を低減することができるため、グリース逃がし溝21等の部分的に剛性を低減させてしまうものの深さを一体型のボールシート3よりも深く(ボールシート3の肉厚の約半分程度の深さに)形成することができる。また、グリース逃がし溝21等の形状(深さ)を一定とする場合には、ボールシート3の厚さを薄くすることができる。
また、ボールシート3は、ボールシート3から型を取り外したり、ボールシート3を弾性変形させながらハウジング4に圧入したりするため、一体型のボールシート3では、ボール嵌合凹部3aの開口部の大きさを狭くすることには制限がある。これに対し、本実施形態では、ボールシート3を第1及び第2のボールシート部材17,18のように半割別体から形成しているため、ボール嵌合凹部3aの開口部の大きさを一体型のボールシート3よりも狭くすることができる。よって、ボールスタッド2に要求される振動角が満たされる、つまり、開口部がボールスタッド2の動きを妨げない範囲内であれば、ボール嵌合凹部3aの開口部の大きさをより狭くすることで、球状部12aのボールシート3からの不用意な脱落を抑制できる。
さらに、第1のボールシート部材17の接合面17aに少なくとも1つの係合突起19を設けるとともに、第2のボールシート部材18の接合面18aに係合突起19と対応するように係合突起19と嵌合する係合凹部20を設けている。そのため、係合突起19と係合凹部20とを係合させることで、第1及び第2のボールシート部材17,18をボールシールとしての一体物として取り扱うことができる。
また、本実施形態では、ボールシート3をハウジング4に収容させた状態において、接着剤逃がし溝22が外部と連通するように設けられている。そのため、ボールシート3をハウジング4に圧入する際に、ボールシート3をハウジング4内に圧入することにより密閉されるハウジング4内の空気を、接着剤逃がし溝22を介して外部に逃がすことができる。よって、ボールシート3をハウジング4内(シート収容凹部4a内)に容易に収容させることができる。また、ダストカバー8は接着剤に対して耐性を有しているため、接着剤が接着剤逃がし溝22からオーバーフローしたとしても、ダストカバー8が劣化するといったことはない。
以下、本発明の第2の実施形態を、図6及び図7を参照して説明する。
本実施形態では、第1のボールシート部材17の接合面17aに、ボール嵌合凹部3aを挟んで対向する両側に2つずつ、合計4つの係合突起19を設けている(図6及び図7参照)。また、他方のシート部材である第2のボールシート部材18の接合面18aには、4つの係合突起19と対応するようにこれら係合突起19と嵌合する4つの係合凹部20を設けている(図7参照)。係合突起19は、断面長方形状の突起とし、係合凹部20は、係合突起19と嵌合する断面長方形状の溝状の凹部としている。
また、本実施形態では、外周面32をボールシート3の外周面32の周方向に沿うように断続的に設けている。さらに、外周溝6が係合凹部20と干渉しないように、外周溝6は、接合面18a付近を避けて形成している。他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態によれば、複数の係合突起19及び係合凹部20を、ボール嵌合凹部3aを挟んで対向する両側に縦方向に並べて配置しているため、第1及び第2のボールシート部材17,18との間の係合を第1の実施形態よりも安定させることができる。
以下、本発明の第3の実施形態を、図8〜図10を参照して説明する。
本実施形態では、第2のボールシート部材18の接合面18aのボール嵌合凹部3aを挟んで対向する両側に、ボール嵌合凹部3aの深さと同程度の長さを有する第2の係合部としての一対の細長な係合突起20を夫々設けている(図9参照)。また、第1のボールシート部材17の接合面17aには、係合突起20と嵌合する第1の係合部としての一対の係合溝19を、これら係合突起20と対応するように設けている(図8及び図9参照)。
また、図10に示すように、係合突起20の断面形状は、接合面18a側に設けられたネック部20aと、係合突起20の先端側に設けられたネック部20aよりも幅広な幅広部20bとを有する形状としている。係合溝19の断面形状は、接合面17a側に設けられたネック部19aと、係合溝19の底部側に設けられたネック部19aよりも幅広な幅広部10bとを有する形状としている。
また、本実施形態では、外周溝6が係合溝19と干渉しないように、外周溝6は、接合面17a付近を避けて形成している。他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態によれば、ボール嵌合凹部3aの深さと同程度の長さを有する細長な係合突起20及び係合溝19を設けているため、第1及び第2のボールシート部材17,18との間の係合を第1の実施形態よりもさらに安定させることができる。また、係合突起20がネック部20a及び幅広部20bを有しているとともに、係合溝19がネック部19a及び幅広部19bを有している。そのため、第2のボールシート部材18を第1のボールシート部材17に一旦係合させると、係合突起20の幅広部20bが係合溝19のネック部19aに引っ掛るため、第2のボールシート部材18の第1のボールシート部材17からの不用意な脱落を抑止することができる。
以下、本発明の第4の実施形態を、図11を参照して説明する。
本実施形態では、ハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42に、底部側に寄せて内周溝7が形成されている。内周溝7は、断面形状が、例えば、縁部14側からハウジング本体13の底部側に向けて拡開するように傾斜する(内側から外側に向けて傾斜する)傾斜部を有する略直角三角形状となるように形成されている。他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態では、ハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42に、その周方向に沿う少なくとも1つの内周溝7を形成するとともに、ボールシート3の外周面32とハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42との間に接着層5を設けることで、ボールシート3がハウジング4に対して固定されている。すなわち、接着剤は、内周溝7内にも入り込むこととなる。よって、接着剤が硬化してなる接着層5のうち内周溝7の内部に入り込んだ部分がキーの役割を奏し、ハウジング4のボールシート3に対する軸線L方向の移動が抑制される。よって、ハウジング4をボールシート3に対して良好に固定することができる。
以下、本発明の第5の実施形態を、図12及び図13を参照して説明する。
本実施形態では、ハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42に、ボールジョイント1の外周溝6と対向する内周溝7が形成されている。外周溝6及び内周溝7の断面形状は、略半円形状とされている。他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態では、接着層5がボールシート3の外周面32に沿う外周溝6の内部及びハウジング4の内周面41に沿う内周溝7の内部に入り込む。そのため、接着剤が硬化してなる接着層5のうち外周溝6の内部に入り込んだ部分がキーの役割を奏し、ボールシート3のハウジング4に対する軸線L方向の移動が抑制される。同様に、接着剤が硬化してなる接着層5のうち内周溝7の内部に入り込んだ部分がキーの役割を奏し、ハウジング4のボールシート3に対する軸線L方向の移動が抑制される。よって、ボールシート3とハウジング4との相対的な移動をさらに良好に抑制することができるため、ボールシート3をハウジング4に対してさらに良好に固定することができる。
以下、本発明の第6の実施形態を、図14を参照して説明する。
本実施形態では、ハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42に、ボールジョイント1の外周溝6と対向する内周溝7が形成されている。外周溝6及び内周溝7の断面形状は、略四角形状とされている。他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。本実施形態では、第5の実施形態と同様の効果が得られる。
以下、本発明の第7の実施形態を、図15を参照して説明する。
本実施形態では、ハウジング4のシート収容凹部4aをなす内周面42に、ボールジョイント1の外周溝6と対向する内周溝7が形成されている。外周溝6及び内周溝7の断面形状は、略半楕円形状とされている。他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。本実施形態では、第5の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明のボールジョイントでは、外周溝6及び内周溝7の断面形状は、略半円状、略楕円形状、略四角形状、略三角形状に限定されるものではない。外周溝6や内周溝7は、例えば、略半円状、略楕円形状のように開口端側から底部側に向かって拡開する部分や、略四角形状のように水平に延びる部分を持つもの等、接着剤が硬化してなる接着層5のうち外周溝6や内周溝7の内部に入り込んだ部分がキーの役割を奏するような形状であればよい。
また、係合突起19及び係合凹部20の形状、数、及び形成位置は任意である。また、係合突起19及び係合凹部20は省略することもできる。また、ボールシート3は、第1及び第2のボールシート部材17,18を接合させてなるものであっても、一体に形成されたものであってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るボールジョイントを示す縦断面図。 本発明の第1の実施形態に係るボールジョイントが備える第1のボールシート部材を外周面側から見た側面図。 本発明の第1の実施形態に係るボールジョイントが備える第2のボールシート部材を接合面側から見た側面図。 本発明の第1の実施形態に係るボールジョイントの一部を拡大して示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係るボールジョイントを示す横断面図。 本発明の第2の実施形態に係るボールジョイントが備える第1のボールシート部材を接合面側から見た側面図。 本発明の第2の実施形態に係るボールジョイントを示す横断面図。 本発明の第3の実施形態に係るボールジョイントが備える第1のボールシート部材を接合面側から見た側面図。 本発明の第3の実施形態に係るボールジョイントを示す横断面図。 本発明の第3の実施形態に係るボールジョイントが備えるボールシートの一部分を示す横断面図。 本発明の第4の実施形態に係るボールジョイントを示す縦断面図。 本発明の第5の実施形態に係るボールジョイントを示す縦断面図。 本発明の第5の実施形態に係るボールジョイントの一部を示す縦断面図。 本発明の第6の実施形態に係るボールジョイントの一部を示す縦断面図。 本発明の第7の実施形態に係るボールジョイントの一部を示す縦断面図。
符号の説明
1…ボールジョイント、 2…ボールスタッド、 3…ボールシート、 4…ハウジング、 5…接着層、 6…外周溝、 7…内周溝、 12a…球状部、 17…第1のボールシート部材、 18…第2のボールシート部材、 17a,18a…接合面、 19…第1の係合部、 20…第2の係合部、 22…接着剤逃がし溝、 32…外周面、 41…内周面

Claims (6)

  1. 球状部を有するボールスタッドと、
    前記球状部と相対回転自在且つ揺動自在に嵌合する球面状のボール嵌合凹部を有するボールシートと、
    前記ボールシートを収容するシート収容凹部を有するハウジングと、を具備し、
    前記ボールシートの外周面に、その周方向に沿う外周溝が形成されているとともに、前記ボールシートの外周面と前記ハウジングのシート収容凹部をなす内周面との間に接着層が設けられていることを特徴とするボールジョイント。
  2. 前記ボールシートの外周面に、前記接着層を形成する接着剤の余剰分を前記外周溝から逃す逃がし溝が前記外周溝と交差する方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
  3. 前記ハウジングのシート収容凹部をなす内周面に、前記ボールジョイントの外周溝と対向する内周溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
  4. 球状部を有するボールスタッドと、
    前記球状部と相対回転自在且つ揺動自在に嵌合する球面状のボール嵌合凹部を有するボールシートと、
    前記ボールシートを収容するシート収容凹部を有するハウジングと、を具備し、
    前記ハウジングのシート収容凹部をなす内周面に、その周方向に沿う内周溝が形成されているとともに、前記ボールシートの外周面と前記ハウジングのシート収容凹部をなす内周面との間に接着層が設けられていることを特徴とするボールジョイント。
  5. 前記ボールシートは、2つに分割されてなる第1及び第2のボールシート部材を有して構成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載のボールジョイント。
  6. 前記第1及び第2のボールシート部材は、互いに対向する接合面を夫々有しており、前記第1のボールシート部材の接合面に第1の係合部が設けられているとともに、前記第2のボールシート部材の接合面に前記第1の係合部と嵌合する第2の係合部が前記第1の係合部と対応するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載のボールジョイント。
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