JP2005061052A - 型枠パネル及びそれを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎 - Google Patents

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Abstract

【課題】 線材で形成した格子体に網状物を固定して構成される型枠パネルであって、外部から受けた力や衝撃によって網状物が格子体から容易に外れないようにしたもの及びそれを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎を提供する。
【解決手段】 型枠パネルは、対向する一対の格子体1,1aで網状物2を挟むことにより構成されている。一方の格子体1の各縦線材11に他方の格子体1aの各縦線材11aが、横線材12,12aの軸線方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体1,1aを横線材12,12aの軸線方向にずらして重ね合わせることにより、網状物2の一部は、隣接または近接して並設した縦線材11,11a同士間に挟み込まれて、横線材12,12aの軸線方向と交差する方向に曲げられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、型枠パネル及びそれを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎に関する。
更に詳しくは、線材で形成した格子体に網状物を固定して構成される型枠パネルであって、外部から受けた力や衝撃によって網状物が格子体から容易に外れないようにしたもの及びそれを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎に関する。
また、型枠パネルの張設作業を円滑に行うことができ、またコンクリート打設後の基礎の面もフラットに美しく構築できるようにした型枠パネル及びそれを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎に関する。
一般的に建築物や土木構造物は、土台であるコンクリート製の基礎の上に構築される。従来、基礎を作る際に使用されるコンクリート型枠としては、軽量で安価などの理由から、木製であるベニヤ板が使用されていた。
しかしながら、ベニヤ板は地中で腐蝕するため、コンクリートを固化させた後に撤去する必要があり、これが工期を長期化させる要因となっていた。また撤去されたベニヤ板は再利用されずに焼却処分していたため、結果的に貴重な木材資源を浪費することになり、地球環境保全という観点からも好ましいものではなかった。
そこで近年では、例えば特許文献1(図6参照)に示すように、金網5を用いた型枠用パネルBが使用されている。この型枠用パネルBを使用したコンクリート型枠は「捨て型枠」とも称されるように、コンクリートと共に地中に埋設されるため、ベニヤ板の撤去作業が必要だった従来方法と比べ、工期を大幅に短縮できるようになった。
特許第3090909号公報
図7は、特許文献1で提案されている型枠用パネルの製造方法を示す斜視説明図である。図7に示すように、現在使用されている型枠用パネルBの多くは、各線材41,42,43,44で形成された格子体4に金網5を溶接して構成されている。図8は、組上がり時における図7のI−I部分に対応する断面を示す概略説明図である。なお、説明の都合上、図8では溶接箇所6を丸点で印を付け、左右方向の横線材41にハッチングを入れて示している。
そして、現場に搬送された型枠用パネルBは、図6に示すように、予め打設されたコンクリート面C上の梁配筋(図面では表れない)等に、ワイヤー71等で結束されながら所要距離を隔てて対向するように複数張設される。次いで、対向する型枠用パネルB,B間に、セパレータ72が橋渡されるように所要数取り付けられる。
セパレータ72の取付作業が完了したら、通常、型枠用パネルの上縁側に単管パイプ73が取り付けられることにより、コンクリート型枠の建て込み作業が完了する。そして、コンクリート型枠内にコンクリートを打設・固化させることにより、コンクリート製の基礎が完成する。
しかしながら、特許文献1に提案されているような従来の型枠用パネルは、図8に示すように、単に溶接で金網5を格子体4に固定しているだけである。しかも、一般的に金網5は細い線材で形成されており、溶接作業によって線材が溶融して逆に破れやすくなることがあるため、過度の溶接はできない。このため、線材に対する金網5の固定は必ずしも十分とは言えず、例えば型枠の組み立て作業中に型枠パネル同士が引っ掛かったり、ぶつかったりした場合、金網5が線材から外れたり、金網5の一部が凹んだりする恐れがあった。
また、セパレータ72(図6参照)の端部を型枠用パネルBの線材に係止させる際、通常、先端が尖っている特殊な工具等を使用して金網5の一部を破断させ、セパレータ72を通すための孔を形成する。しかし、線材に対する金網5の固定が十分でないと、工具を金網の網目に引っ掛けて破断させる際に、金網5自体が線材から外れる恐れがあった。
これに対し、例えば特許文献2には、図9で示す部分拡大断面図のように、線材である縦線材81と横線材82で金網5を表裏面側から挟み込んだ状態で溶接して、型枠用パネルCを構成することが提案されている。これによれば、金網5は縦線材81と横線材82によって表裏面から挟まれた状態で固定されるので、線材に対する金網5の固定強度は多少向上すると思われる。
特許第3090909号公報
しかしながら、特許文献2に記載のもの(図9参照)では、実際に縦線材81と横線材82が重なり合って金網5を挟んでいる箇所は、縦線材81と横線材82が交差する部分(点)でしかないため、それほど強度が向上するとは言い難い。
しかも、溶接によって金網5が波状に固定されている特許文献1記載のもの(図8参照)と相違して、特許文献2に記載のもの(図9参照)では、横線材82の軸線方向に対して金網5が平面的(フラット)に張設されている。このため、金網5は張設方向の耐力に劣り、例えば金網5の張設方向と交差する方向から金網5に力が加わった場合、金網5は力が加わった部分へ向けて直線的にずれて、その部分に凹みが生じやすい。
(本発明の目的)
そこで本発明の目的は、線材で形成した格子体に金網等の網状物を固定して構成される型枠パネルであって、外部から受けた力や衝撃によって網状物が格子体から容易に外れないようにしたものを提供することにある。
本発明の他の目的は、型枠パネルの張設作業を円滑に行うことができ、またコンクリート打設後の基礎の面もフラットに美しく構築できるようにした型枠パネルを提供することにある。
本発明の他の目的は、上記した型枠パネルを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎を提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
平行に設けてある各第1線材が、平行に設けてある各第2線材と交差することで形成されている格子体に、網状物を固定することで構成される型枠パネルであって、
対向する一対の格子体で網状物を挟むことにより構成され、
一方の格子体の各第1線材に他方の格子体の各第1線材が、第2線材の軸線方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体を第2線材の軸線方向にずらして重ね合わせることにより、
網状物の一部は、隣接または近接して並設した第1線材同士間に挟み込まれて、第2線材の軸線方向と交差する方向に曲げられていることを特徴とする、
型枠パネルである。
第2の発明にあっては、
縦線材が横線材と交差することで形成されている格子体に網状物を固定することで構成される型枠パネルであって、
対向する一対の格子体で網状物を挟むことにより構成され、
一方の格子体の各縦線材に他方の格子体の各縦線材が、横線材の軸線方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体を横線材の軸線方向にずらして重ね合わせることにより、
網状物の一部は、隣接または近接して並設した縦線材同士間に挟み込まれて、横線材の軸線方向と交差する方向に曲げられていることを特徴とする、
型枠パネルである。
第3の発明にあっては、
対向する格子体の各横線材は、網状物を間に挟んだ状態で向かい合わせになっていることを特徴とする、
第2の発明に係る型枠パネルである。
第4の発明にあっては、
線材を格子状に組み合わせて形成してある格子体が向かい合わせに配置してあり、格子体の間で網状物を挟んで形成されている型枠パネルであって、
上記向かい合う格子体を構成している線材が広がり方向に並列になっている箇所では、上記網状物は並列になっている線材の箇所で曲げられて該線材間で挟まれていることを特徴とする、
型枠パネルである。
第5の発明にあっては、
線材を格子状に組み合わせて形成してある格子体が向かい合わせに配置してあり、格子体の間に網状物が挟まれており、上記向かい合う格子体を構成している線材が広がり方向に並列になっている箇所では、上記網状物は並列になっている線材の箇所で曲げられて該線材間で挟まれている型枠パネルであって、
該型枠パネルは、連結される両側に連結部を有し、連結部の一方は、一方の格子体が無く他方の格子体と網状物が有り、連結部の他方は、一方の格子体が有り他方の格子体と網状物が無い構成を有し、型枠パネルを連結したとき、連結部は向かい合う格子体の間で網状物が挟まれる構成となっており、連結された型枠パネルの両面は本質的に面一となることを特徴とする、
型枠パネルである。
第6の発明にあっては、
網状物が全面にわたって固定されている一方の格子体に対して、対向する他方の格子体は型枠パネルが張設される方向と本質的に平行にずらして固定されていることを特徴とする、
第1,2,3または第4の発明に係る型枠パネルである。
第7の発明にあっては、
第1,2,3,4,5または第6の発明に係る型枠パネルを用いたことを特徴とする、
建築用型枠である。
第8の発明にあっては、
第7の発明に係る建築用型枠を用いて構築したことを特徴とする、
コンクリート製の基礎である。
本発明でいう「格子体」及び「網状物」としては、その格子体と網状物で形成した型枠パネルで建築用型枠を構成し、その型枠内にモルタル類を流し込んで充填したときに、このモルタル類の圧力により変形しにくい強度と網目の大きさを有していれば、その種類は特に限定するものではない。
格子体(具体的には、格子体を構成する線材)と網状物の材料としては、金属、プラスチック(繊維強化プラスチック(FRP)等)、木材、あるいはそれらの組み合わせ等やその他の材料を挙げることができる。
網状物の具体例としては、エキスパンドメタル、パンチングメタル、亀甲金網、クリンプ金網、ラス、溶接金網等を挙げることができる。
また本明細書及び特許請求の範囲で使用している「線材」の用語は、「ロッド」、「鉄筋」、「鉄線」も含む広い概念として使用しており、使用する線材の太さや形状を特に限定するものではない。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している「縦線材」及び「横線材」の用語は、使用状態時の線材の方向を限定的に示しているものではない。したがって、縦線材を横向きや斜め方向に向くように、あるいは横線材を縦向きや斜め方向に向くように、型枠パネルを使用することもできる。
(作 用)
本発明に係る型枠パネルは、次のように作用する。
(a)本発明に係る型枠パネルは、対向する一対の格子体で網状物を挟むことにより構成されている。そして、一方の格子体の各第1線材(縦線材)に他方の格子体の各第1線材(縦線材)が、第2線材(横線材)の軸線方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体を第2線材(横線材)の軸線方向にずらして重ね合わせることにより、網状物の一部は、隣接または近接して並設した第1線材(縦線材)同士間に挟み込まれて、第2線材(横線材)の軸線方向と交差する方向に曲げられている。
したがって、網状物の張設方向と交差する方向から網状物に力が加わった場合でも、曲げられている部分が第1線材(縦線材)に引っ掛かって、網状物は力が加わった部分へ向けてずれにくく、結果的にその部分に凹みは形成されにくい。
(b)線材を格子状に組み合わせて形成してある格子体が向かい合わせに配置してあり、格子体の間で網状物を挟んで形成されている型枠パネルについても、上記した型枠パネルと同様に作用する。即ち、向かい合う格子体を構成している線材が広がり方向に並列になっている箇所では、上記網状物が並列になっている線材の箇所で曲げられて該線材間で挟まれているので、同様に網状物の張設方向と交差する方向から網状物に力が加わった場合でも、曲げられている部分が並列になっている線材に引っ掛かって、網状物は力が加わった部分へ向けてずれにくく、結果的にその部分に凹みは形成されにくい。
(c)対向する格子体の各横線材が網状物を間に挟んだ状態で向かい合わせになっているものは、上記したように縦線材同士で網状物を挟み込んでいると共に、対向する格子体の各横線材で網状物を挟んでいるので、線材に対する網状物の固定がより強固である。
(d)網状物が全面にわたって固定されている一方の格子体に対して、対向する他方の格子体が型枠パネルが張設される方向と本質的に平行にずらして固定されているものは、他方の格子体がずれて突出している方向とは逆方向に、一方の格子体がずれて突出している。これにより、型枠パネルを複数張設して建築用型枠を形成する際に、この互いにずれて突出している格子体部分を重ね合わせることで、型枠パネルを重ねた部分(連結部)を本質的に型枠パネル一枚分の厚さにして、連結された型枠パネルの両面を本質的に面一とすることができる。
(e)型枠パネルが、連結される両側に連結部を有し、連結部の一方は、一方の格子体が無く他方の格子体と網状物が有り、連結部の他方は、一方の格子体が有り他方の格子体と網状物が無い構成を有し、型枠パネルを連結したとき、連結部は向かい合う格子体の間で網状物が挟まれる構成となっており、連結された型枠パネルの両面は本質的に面一となるものについても、上記した型枠パネルと同様に作用する。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係る型枠パネルによれば、網状物の張設方向と交差する方向から網状物に力が加わった場合でも、曲げられている部分が第1線材(縦線材、並列になっている線材)に引っ掛かって、網状物は力が加わった方向へずれにくく、結果的にその部分に凹みは形成されにくい。このように、本発明に係る型枠パネルによれば、外部から受けた力や衝撃によって網状物が格子体から容易に外れないような、十分な強度を備えている。
(b)対向する格子体の各横線材が網状物を間に挟んだ状態で向かい合わせになっているものは、線材に対する網状物の固定をより強固にできる。
(c)網状物が全面にわたって固定されている一方の格子体に対して、対向する他方の格子体が型枠パネルが張設される方向と本質的に同一方向にずらして固定されているものは、隣り合う型枠パネルの両端部分を重ねながら複数張設して建築用型枠を形成する際に、型枠パネルを重ねた部分を本質的に型枠パネル一枚分の厚さして、連結された型枠パネルの両面を本質的に面一とすることができる。
したがって、型枠パネルを重ねると重ねた部分が型枠パネル二枚分の厚さになるものと相違して、型枠パネルを直線的に張設することができる。
また、ずらしている部分を目安に型枠パネル同士を重ね合わせれば良いので、重ねる位置が容易に判断でき、張設作業を円滑に行うことができる。
更に、型枠パネルを段差を生じさせることなく直線的に張設して建築用型枠を形成することができるので、コンクリート打設後の基礎の面もフラットに美しく構築できる。
(d)型枠パネルが、連結される両側に連結部を有し、連結部の一方は、一方の格子体が無く他方の格子体と網状物が有り、連結部の他方は、一方の格子体が有り他方の格子体と網状物が無い構成を有し、型枠パネルを連結したとき、連結部は向かい合う格子体の間で網状物が挟まれる構成となっているものは、連結された型枠パネルの両面を本質的に面一とすることができるので、上記した型枠パネルと同様の効果が得られる。
(e)上記したような効果を有する型枠パネルを使用した建築用型枠及びコンクリート製の基礎を得ることができる。
本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る型枠パネルの第1の実施例を示す部分拡大説明図、
図2は、型枠パネルの製造方法を説明するための分解斜視説明図、
図3は、型枠パネルの製造方法を説明するための部分拡大説明図であり、組上がり時における図2のII−II部分に対応する断面の一部を示している。
なお、図3では、金網2と横線材12,12aの位置関係がよく分かるように、横線材12,12aにハッチングを入れて示している。
図1に示す型枠パネルA1は、図2に示すように、第1線材である縦線材11(11a)と、第2線材である横線材12(12a)を交差させて形成した一対の格子体1(1a)で、網状物である金網2を挟んで溶接することで構成される。
なお、格子体1と格子体1aは同一形状であるが、説明の都合上、異なる符号(1と1a)を付している。これは、構成部材である縦線材11(11a)と横線材12(12a)についても同様である。
金網2は、柔軟性、可撓性または変形性を有している。具体的に言えば、金網2はエキスパンドメタルを使用している。
格子体1,1aは、等間隔で複数並設した直線状の線材11(11a)を、同じく等間隔で複数並設した直線状の線材12(12a)に直角に配列して(交差させて)井桁に組み、その各線材11,12(11a,12a)の交点を電気溶接して構成した溶接金網を使用している。なお、説明の都合上、図2において左下から右上方向に配設された線材を縦線材11(11a)、左上から右下方向に配設された線材を横線材12(12a)とする。
そして、図2に示すように、金網2を間に挟むようにして、一対の格子体1,1aを対向させる。その際、縦線材11,11aが内側(金網2側)に向くように、各格子体1,1aを配置する。
次いで、図3(a)から(b)に示すように、一方の格子体1の各縦線材11に他方の格子体1aの各縦線材11aが、横線材12,12aの軸線方向または長さ方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体1,1aを横線材12,12aの軸線方向にずらして重ね合わせる。そして、所要箇所(各格子体1,1aの線材が重なり合った部分等)を溶接して、格子体1,1aに金網2を固定する。
このようにして(図1参照)、対向する格子体1,1aの各縦線材11,11aを、横線材12,12aの軸線方向にずらして位置させると共に、各格子体1,1aの横線材12,12aを金網2を間に挟んだ状態で重ね合わせ固定する。
このようにすれば、図3(b)に示すように、金網2の一部は、隣接または近接して並設した縦線材11,11a同士間に挟み込まれて、横線材12,12aの軸線方向と交差する方向に曲がった状態となる。
言い換えれば、向かい合う格子体1,1aを構成している縦線材11,11aが広がり方向に並列になっている箇所では、金網2は並列になっている縦線材11,11aの箇所で曲げられて縦線材11,11a間で挟まれている。
これにより、金網2全体としては波形状に起伏した状態となっている。以下、説明の都合上、この曲がった部分を曲部13とする。
なお、型枠パネルA1の製造方法は、上記したものに限定するものではなく、例えば先に金網2を一方の格子体1aへ(一対の格子体1,1aによる金網2の挟み込みに支障のない箇所を)溶接して固定した後に、更に他方の格子体1を重ねて溶接しても良い。
また図1に示すように、本実施例では対向する格子体1,1aの各横線材12,12aは重なり合うような位置にあるが、重なり合わないように横線材12,12aの位置をずらして型枠パネルを構成することもできる。
更に、本実施例では、格子体として線材を直角に配列させて組んだものを使用しているが、特にこれに限定するものではなく、網目が菱形状になるように線材を斜めに組んで構成した格子体を使用することもできる。
(作 用)
特許文献2(図9参照)に記載の従来の型枠パネルCと比較しながら、本実施例に係る型枠パネルA1の作用を説明する。
特許文献2に記載のもの(図9参照)では、金網5を挟んでいる箇所が縦線材81と横線材82が交差する部分でしかない。
これに対し本実施例では、図1に示すように、対向する格子体1,1aの各横線材12,12a(背面側の横線材12aは隠れて見えず)で金網2を挟んでいると共に、図3(b)に示すように、隣接または近接する縦線材11,11a同士で金網2を挟み込んでいる。即ち、本実施例では、格子状に配置された線材全体で金網2を両側から挟んでいるため、従来のものに比べて、線材に対する金網2の固定が強固である。
しかも、図3(b)に示すように、金網2の一部は、隣接または近接して並設した縦線材11,11a同士間に挟み込まれて、横線材12,12aの軸線方向と交差する方向に曲げられ曲部13を構成している。したがって、従来のものと相違して、金網2の張設方向と交差する方向から金網2に力が加わった場合でも、曲部13が縦線材11,11aに引っ掛かって金網2は張設方向へ外れにくいため、結果的に力が加わった部分に凹みが形成されにくい。このように、本実施例に係る型枠パネルA1は、特に金網2に対する外部からの力や衝撃に対して十分な強度を備えている。
そして、施行時、現場に搬送された型枠パネルA1は、従来工法と同様に(図6を参照)、予め打設されたコンクリート面C上の梁配筋(図面では表れない)等に、ワイヤー71で結束されながら所要距離を隔てて対向したするように複数張設される。次いで、対向する型枠パネルA1,A1間に、セパレータ72が橋渡されるように取り付けられる。
なお、張設する型枠パネルA1の向きは、図1に示すように縦線材11,11aが上下方向になるようにしても良いし、図1の状態から90度反転させて横線材12,12aが上下方向になるように使用しても良い。また、対向させる面も表または裏のどちらの面であっても良い。
セパレータ72の取付作業が完了したら、通常、型枠パネルA1の上縁側に単管パイプ72が取り付けられることにより、コンクリート型枠の建て込み作業が完了する。そして、コンクリート型枠内にコンクリートを打設・固化させることにより、コンクリート製の基礎が完成する。
図4は、本発明に係る型枠パネルの第2の実施例を示し、型枠パネルの重ね合わせ部分を示す一部拡大説明図、
図5は、図2に示す第1の実施例に係る型枠パネルの端辺部を重ねて接合した場合の重ね合わせ部分を示す一部拡大説明図である。
なお、図4及び図5では、型枠パネルA1,A2,A3の位置関係がよく分かるように、横線材12,12aにハッチングを入れて示している。また、図4で図示している二つの型枠パネルA2,A3は同一形状のものであるが、説明の都合上、異なる符号(A2,A3)で示している。
なお、実施例2の作用のうち、実施例1で示した作用と同様のものは説明を省略する。また、実施例1で示してある箇所と同等箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
型枠パネルを複数張設してコンクリート型枠を形成する際、連結部である隣り合う型枠パネルの両端部分を重ね合わせる。
例えば、図5に示すように、実施例1で説明した型枠パネルA1,A1を重ねると、重ねた部分が型枠パネル二枚分の厚さになる。このため、外側(例えば図5で上側)に重ねた型枠パネルA1の更に右側に重ねる次の型枠パネル(図示せず)は、前の型枠パネルA1の内側に重ねないと、型枠パネルA1,A1の張設位置が外側へ次々とずれてしまう。よって、型枠パネルA1を、内側、外側・・・と端辺側を互い違いに張設しないと、型枠パネルA1・・・を直線的に張設することができないため、その作業性は煩雑で手間がかかる。
そこで本実施例では、図4(b)に示すように、型枠パネルを重ねる部分(連結部)が本質的に型枠パネル一枚分の厚さになるように、型枠パネルA2,A3を構成している。
即ち、図4(a)の左側に示す型枠パネルA2のように、金網2が全面にわたって固定されている一方の格子体1aに対して、対向する他方の格子体1は、型枠パネルA2が張設される方向と本質的に平行(図4で左側)にずらしてある。
これにより、図4(a)の左側に示す型枠パネルA2は、一方の格子体1aが右端側へずれて突出しており、また他方の格子体1は左端側へずれて(図4(a)の右側に示す型枠パネルA2のように)突出している。
言い換えれば、型枠パネルA2,A3は、連結される両側に連結部を有し、連結部の一方は、一方の格子体1が無く他方の格子体1aと網状物2が有り、連結部の他方は、一方の格子体1が有り他方の格子体1aと網状物2が無い構成を有している。
したがって、図4(b)に示すように、互いにずれて突出している部分を重ね合わせることで、重ね合わせた部分を本質的に型枠パネル一枚分の厚さにして、連結された型枠パネルA2,A3の両面を本質的に面一とすることができる。
このように、型枠パネルを重ねると重ねた部分が型枠パネル二枚分の厚さになるものと相違して、型枠パネルA2,A3を直線的に張設することができる。
また、ずらしている部分を目安に型枠パネルA2,A3同士を重ね合わせれば良いので、重ねる位置が容易に判断でき、張設作業を円滑に行うことができる。
更に、型枠パネルA2,A3を段差を生じさせることなく直線的に張設して建築用型枠を形成することができるので、コンクリート打設後の基礎の面もフラットに美しく構築できる。
その他の作用・効果は、既に説明した実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
本発明に係る型枠パネルの第1の実施例を示す部分拡大説明図。 型枠パネルの製造方法を説明するための分解斜視説明図。 型枠パネルの製造方法を説明するための部分拡大説明図であり、組上がり時における図2のII−II部分に対応する断面の一部を示している。 本発明に係る型枠パネルの第2の実施例を示し、型枠パネルの重ね合わせ部分を示す一部拡大説明図。 図2に示す第1の実施例に係る型枠パネルの端辺部を重ねて接合した場合の重ね合わせ部分を示す一部拡大説明図。 特許文献1に提案されているコンクリート型枠を示す斜視説明図。 特許文献1に提案されている型枠パネルの製造方法を示す分解斜視説明図。 組上がり時における図7のI−I部分に対応する断面を示す概略説明図。 特許文献2に提案されている型枠パネルの部分拡大断面図。
符号の説明
A1,A2,A3 型枠パネル
1,1a 格子体
2 金網
11,11a 縦線材
12,12a 横線材
13 曲部

Claims (8)

  1. 平行に設けてある各第1線材(11)(11a)が、平行に設けてある各第2線材(12)(12a)と交差することで形成されている格子体(1)(1a)に、網状物(2)を固定することで構成される型枠パネルであって、
    対向する一対の格子体(1)(1a)で網状物(2)を挟むことにより構成され、
    一方の格子体(1)の各第1線材(11)に他方の格子体(1a)の各第1線材(11a)が、第2線材(12)(12a)の軸線方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体(1)(1a)を第2線材(12)(12a)の軸線方向にずらして重ね合わせることにより、
    網状物(2)の一部は、隣接または近接して並設した第1線材(11)(11a)同士間に挟み込まれて、第2線材(12)(12a)の軸線方向と交差する方向に曲げられていることを特徴とする、
    型枠パネル。
  2. 縦線材(11)(11a)が横線材(12)(12a)と交差することで形成されている格子体(1)(1a)に網状物(2)を固定することで構成される型枠パネルであって、
    対向する一対の格子体(1)(1a)で網状物(2)を挟むことにより構成され、
    一方の格子体(1)の各縦線材(11)に他方の格子体(1a)の各縦線材(11a)が、横線材(12)(12a)の軸線方向に隣接または近接して並設するように、一対の格子体(1)(1a)を横線材(12)(12a)の軸線方向にずらして重ね合わせることにより、
    網状物(2)の一部は、隣接または近接して並設した縦線材(11)(11a)同士間に挟み込まれて、横線材(12)(12a)の軸線方向と交差する方向に曲げられていることを特徴とする、
    型枠パネル。
  3. 対向する格子体(1)(1a)の各横線材(12)(12a)は、網状物(2)を間に挟んだ状態で向かい合わせになっていることを特徴とする、
    請求項2記載の型枠パネル。
  4. 線材(11)(12)(11a)(12a)を格子状に組み合わせて形成してある格子体(1)(1a)が向かい合わせに配置してあり、格子体(1)(1a)の間で網状物(2)を挟んで形成されている型枠パネルであって、
    上記向かい合う格子体(1)(1a)を構成している線材(11)(11a)が広がり方向に並列になっている箇所では、上記網状物(2)は並列になっている線材(11)(11a)の箇所で曲げられて該線材(11)(11a)間で挟まれていることを特徴とする、
    型枠パネル。
  5. 線材(11)(12)(11a)(12a)を格子状に組み合わせて形成してある格子体(1)(1a)が向かい合わせに配置してあり、格子体(1)(1a)の間に網状物(2)が挟まれており、上記向かい合う格子体(1)(1a)を構成している線材(11)(11a)が広がり方向に並列になっている箇所では、上記網状物(2)は並列になっている線材(11)(11a)の箇所で曲げられて該線材(11)(11a)間で挟まれている型枠パネルであって、
    該型枠パネルは、連結される両側に連結部を有し、連結部の一方は、一方の格子体(1)が無く他方の格子体(1a)と網状物(2)が有り、連結部の他方は、一方の格子体(1)が有り他方の格子体(1a)と網状物(2)が無い構成を有し、型枠パネルを連結したとき、連結部は向かい合う格子体(1)(1a)の間で網状物(2)が挟まれる構成となっており、連結された型枠パネルの両面は本質的に面一となることを特徴とする、
    型枠パネル。
  6. 網状物(2)が全面にわたって固定されている一方の格子体(1a)に対して、対向する他方の格子体(1)は型枠パネルが張設される方向と本質的に平行にずらして固定されていることを特徴とする、
    請求項1,2,3または4記載の型枠パネル。
  7. 請求項1,2,3,4,5または6記載の型枠パネルを用いたことを特徴とする、
    建築用型枠。
  8. 請求項7記載の建築用型枠を用いて構築したことを特徴とする、
    コンクリート製の基礎。


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