JP2005055998A - アクセス権設定装置、アクセス権設定方法、及びそのプログラム - Google Patents

アクセス権設定装置、アクセス権設定方法、及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】矛盾のないアクセス権の設定を支援するアクセス権設定装置を提供する。
【解決手段】文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定する場合に、アクセス権設定装置2は、アクセス権の優先順位を指定する優先情報を予め記憶し、複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出し、検出された重複部分についてアクセス権の内容が矛盾するか否かを判定し、矛盾する場合に、記憶されている優先情報に基づいていずれのアクセス権を有効化するか決定する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定装置、アクセス権設定方法、およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
文書ファイルに含まれる複数の領域に対して、複数のアクセス権が設定される場合がある。例えば、複数の文書領域に対して、2種以上の権限(閲覧、編集、又はコピー等の許可/不許可)を指定したアクセス権が設定される。また、文書領域の他に、対象者及び有効期間等を指定して、アクセス権が設定される場合もある。
このように、複数の条件(領域、対象者、有効期間など)が互いに入り組んだ状態でアクセス権が設定された場合に、これらの条件を単に羅列して表示しただけでは、設定された条件の把握が困難であり、設定されたアクセス権の間に矛盾が生じる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した背景からなされたものであり、矛盾のないアクセス権の設定を支援するアクセス権設定装置、アクセス権設定方法、およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[アクセス権設定装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかるアクセス権設定装置は、文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定装置であって、アクセス権の優先順位を指定する優先情報を記憶する記憶手段と、複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出する重複検出手段と、前記重複検出手段により検出された重複部分について、前記記憶手段により記憶された優先情報に基づいて、いずれのアクセス権を有効化するか決定する決定手段とを有する。
【0005】
好適には、前記重複検出手段により検出された重複部分について、アクセス権により付与される権限が一致するか否かを判定する一致判定手段をさらに有し、前記決定手段は、前記一致判定手段により権限が異なると判定された重複部分について、いずれのアクセス権を有効化するか決定する。
【0006】
好適には、前記アクセス権の設定条件は、文書内の領域を指定する条件を含み、前記重複検出手段は、それぞれのアクセス権の設定領域が重なり合う重複領域を検出し、前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複領域について、いずれのアクセス権を有効化するか決定する。
【0007】
好適には、前記アクセス権の設定条件は、アクセス権の対象者を指定する条件を含み、前記重複検出手段は、それぞれのアクセス権の対象者が重なり合う重複対象者を検出し、前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複対象者について、いずれのアクセス権を有効化するか決定する。
【0008】
好適には、前記アクセス権の設定条件は、アクセス権の有効期間を指定する条件を含み、前記重複検出手段は、それぞれのアクセス権の有効期間が重なり合う重複期間を検出し、前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複期間について、いずれの設定条件を有効化するか決定する。
【0009】
好適には、前記重複検出手段により設定条件の重複部分が検出された場合に、この重複部分のアクセス権に対する優先情報の入力を受け付ける入力手段をさらに有し、前記記憶手段は、前記入力手段により入力された優先情報を記憶し、前記決定手段は、前記記憶手段により記憶された優先情報に基づいて、いずれのアクセス権を有効化するか決定する。
【0010】
好適には、前記重複検出手段により重複部分が検出された場合に、検出された重複部分をアクセス権設定者に通知する通知手段をさらに有し、前記入力手段は、前記通知手段により重複部分が通知された場合に、優先情報の入力を受け付ける。
【0011】
好適には、前記記憶手段は、付与される権限が最も少ないアクセス権を有効化させる優先情報を記憶し、前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複部分について、この優先情報に基づいて、付与される権限が最も少ないアクセス権を有効化するよう決定する。
【0012】
好適には、前記記憶手段は、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化させる優先情報を記憶し、前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複部分について、この優先情報に基づいて、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化するよう決定する。
【0013】
好適には、前記記憶手段は、前記重複領域または前記重複期間を有するアクセス権について、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化させる優先情報を記憶し、前記決定手段は、この優先情報に基づいて、重複領域または重複期間について、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化するよう決定する。
【0014】
[アクセス権設定方法]
また、本発明にかかるアクセス権設定方法は、文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定方法であって、複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出し、検出された前記重複部分について、アクセス権の優先順位を指定する優先情報が記憶されたデータベースを参照し、このデータベースに予め記憶された優先情報に基づいていずれのアクセス権を有効化するか決定する。
【0015】
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを含み、文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定装置において、複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出するステップと、検出された前記重複部分について、アクセス権の優先順位を指定する優先情報が記憶されたデータベースを参照し、このデータベースに予め記憶された優先情報に基づいていずれのアクセス権を有効化するか決定するステップとを前記アクセス権設定装置のコンピュータに実行させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
[背景]
まず本発明の理解を助けるために、具体例を挙げてその背景を説明する。
例えば、文書ファイルに複数の機密部分が含まれている場合に、これらの機密部分について、閲覧(View)、印刷(Print)、複製(Copy)、及び編集(Edit)等の許可/禁止(権限)がアクセス権として設定される。また、文書ファイルの各機密部分に対して、閲覧者および有効期間を指定してアクセス権が設定される場合もある。
このように、文書ファイルに含まれる複数の機密部分に対して複数の条件(対象者および有効期間など)でアクセス権が設定されると、設定されたアクセス権の条件が交錯し、設定結果の確認が困難になる。そのため、設定された複数のアクセス権がその重複部分で矛盾してもこれに気付かない可能性もある。
【0017】
そこで、本実施形態のアクセス権設定装置2は、設定条件の重複部分を検出し、検出された重複部分について、予め登録された優先情報に従い、いずれのアクセス権を有効化するかを決定する。また、予め登録された優先情報ではいずれのアクセス権を有効化すべきであるか決定できない場合に、アクセス権設定装置2は、重複部分をアクセス権設定者に通知して、優先情報の入力を促す。
【0018】
[実施形態]
次に、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明にかかるアクセス権設定方法が適応されるアクセス権設定装置2のハードウェア構成を例示する図である。
図1に示すように、アクセス権設定装置2は、CPU202およびメモリ204などを含む制御装置20、通信装置22、プリンタ23、HDD・CD装置などの記録装置24、および、LCD表示装置あるいはCRT表示装置およびマウス・キーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26から構成される。
【0019】
[アクセス権設定プログラム5]
図2は、制御装置20(図1)により実行され、本発明にかかるアクセス権設定方法を実現するアクセス権設定プログラム5の構成を示す図である。
図2に示すように、アクセス権設定プログラム5は、ユーザ・インタフェース部(UI部)510、設定入力部520、設定条件データベース(設定条件DB)530、重複検出部540、一致判定部550、優先情報データベース(優先情報DB)560、及び決定部570から構成される。
アクセス権設定プログラム5は、例えば記録媒体240(図1)またはネットワークを介して制御装置20に供給され、メモリ204にロードされて実行される。
【0020】
アクセス権設定プログラム5において、UI部510は、UI装置26(図1)のマウス又はキーボードを制御して、アクセス権の設定条件等の入力を受け付け、設定入力部520に対して出力する。また、UI部510は、UI装置26の表示装置を制御して、「設定画面」(不図示)または「かぶり通知画面」(後述)等を表示させ、これに対するアクセス権設定者の入力を受け付ける。
【0021】
設定入力部520は、UI部510から入力された設定条件に応じて、選択された文書ファイルに対してアクセス権を設定し、設定条件DB530内の設定テーブル(後述)を更新する。
【0022】
重複検出部540は、設定条件DB530に格納されている設定テーブルを参照して、設定条件の重複部分を検出し、一致判定部550に対して出力する。設定条件の重複部分とは、アクセス権の設定条件(文書内の領域、対象者、有効期間など)が共通する部分であり、例えば、複数のアクセス権が同一の文書内領域に設定されている場合や、複数のアクセス権が同一の対象者に設定されている場合に発生する。特に、対象者の範囲が、社員区分(管理職、一般社員など)、職種(技術、営業、総務、人事など)、性別、年齢等の互いに重なりを有するグループとして取り扱われる場合に、設定条件の重複部分が生じやすい。
【0023】
一致判定部550は、重複検出部540から入力された重複部分について、アクセス権により付与される権限の一致/不一致を判定し、判定結果をUI部510および決定部570に対して出力する。権限が閲覧、印刷、複製、及び編集などのように複数ある場合には、一致判定部550は、例えば、全ての権限が一致するか否かを判定する。なお、一致判定部550は、予め指定された一部の権限についてのみ、一致/不一致を判定してもよい。
【0024】
優先情報DB560は、アクセス権の優先情報を記憶する。アクセス権の優先情報は、設定条件の重複部分について、いずれのアクセス権を有効化すべきであるかを指定する情報であり、予めアクセス権設定者により入力される。
例えば、優先情報DB560は、文書ファイルの機密度が高く慎重にアクセス権設定を行う必要がある場合には、付与される権限が最も少ないアクセス権を有効化する優先情報を記憶させる。また、優先情報DB560は、業務の円滑化を重視する場合には、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化する優先情報を記憶する。
【0025】
決定部570は、一致判定部550から不一致である旨が入力されると、優先情報DB560を参照して、この設定条件の重複部分について有効化すべきアクセス権を決定し、決定されたアクセス権を有効化するために設定条件DB530内の設定テーブルを更新する。
【0026】
図3は、設定条件DB530が記憶する設定テーブル532を例示する図である。
図3に例示するように、設定条件DB530は、アクセス権設定番号(アクセス権No)、アクセス権が設定される文書内の領域(機密部分)、アクセス権が設定される対象者の範囲(対象者範囲)、アクセス権により付与される権限(権限内容)、及びアクセス権の有効期間を互いに対応付ける設定テーブル532を記憶する。
「アクセス権No」は、アクセス権設定情報(権限および設定条件)の入力順に割り当てられるシリアル番号であり、アクセス権の識別情報として用いられる。
「機密部分」は、アクセス権が設定される文書内の領域を示す。
「対象者範囲」は、アクセス権が設定される対象者の範囲を示し、例えば、「管理職A」または「技術担当A」などのように、対象者が属するグループとして入力される。対象者のグループは、互いに異なる基準に基づいて区分されたものであってもよく、例えば、職階により区分される「管理職」または「一般社員」などのグループと、職種により区分される「技術担当」または「営業担当」などのグループとがグループとして併存してもよい。
「権限内容」は、アクセス権により付与される権限の具体的な内容を示し、例えば、「V」及び「E」は、それぞれ閲覧可能及び編集可能を示し、「ALL」は、閲覧、印刷、複製及び編集の全てが可能であることを示す。
「有効期間」は、設定されたアクセス権の有効期間を示し、有効期間の指定がない場合(「null」の場合)には、無期限にアクセス権が有効であることを示す。なお、有効期間は、始期及び終期が定められていない無期限のもの、期間の始期のみが定められたもの、期間の終期のみが定められたもの、及び、期間の始期及び終期が定められたものを含む。
【0027】
図4は、優先情報DB560により記憶される優先情報を例示する図であり、(A)は、文書内の各領域に対応する優先情報を例示し、(B)は、対象者グループに対応する優先情報を例示し、(C)は、有効期間に対応する優先情報を例示する。
図4(A)に例示するように、優先情報DB560は、文書内の領域に対応付けて、優先すべきアクセス権(権限の組合せ)を指定する優先情報を記憶する。これにより、領域毎の機密度に応じたアクセス権設定ポリシーを規定することができる。
決定部570は、文書内の領域に対応する優先情報を参照し、重複部分について、優先順位の高い権限を付与するアクセス権を有効化する。
なお、優先情報DB560は、文書内領域の包含関係に応じて、有効化するアクセス権を決定する優先情報を記憶してもよい。例えば、優先情報DB560は、第1の領域が第2の領域に包含される場合に、第1の領域に設定されたアクセス権(すなわち、より狭い領域に設定されたアクセス権)を有効化させる優先情報を記憶する。
【0028】
図4(B)に例示するように、優先情報DB560は、対象者のグループに対応付けて、優先すべきアクセス権を指定する優先情報を記憶する。これにより、対象者のグループ毎にアクセス権設定ポリシーを規定することができる。
決定部570は、対象者のグループに対応する優先情報を参照し、重複部分について、優先順位の高い権限を付与するアクセス権を有効化する。
【0029】
図4(C)に例示するように、優先情報DB560は、アクセス権の有効期間に対応付けて、優先すべきアクセス権を指定する優先情報を記憶する。これにより、期間毎にアクセス権設定ポリシーを規定することができる。例えば、有効期間が既定値よりも長い場合には、機密度が高い場合が多いので、権限の最も少ないアクセス権を有効化する。
決定部570は、対象者のグループに対応する優先情報を参照し、重複部分について、優先順位の高い権限を付与するアクセス権を有効化する。
【0030】
図5は、優先情報DB560により記憶される対象者グループ間の優先情報を例示する。
図5に例示するように、優先情報DB560は、互いに重複する対象者グループ間の優先順位を記憶する。これにより、同一対象者が、複数のグループに属する場合であっても、矛盾無くアクセス権を設定することができる。例えば、「技術担当」に対して設定されたアクセス権の設定条件と、「一般社員」に対して設定されたアクセス権の設定条件とが重複した場合に、決定部570は、本例の優先情報を参照し、「技術担当」であり、かつ、「一般社員」である対象者については、「技術担当」して設定されたアクセス権を有効化する。
【0031】
[アクセス権設定動作]
以下、アクセス権設定装置2の全体動作を説明する。
図6は、アクセス権設定装置2(アクセス権設定プログラム5)の動作(S10)を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップ100(S100)において、文書ファイルにアクセス権を設定する設定者が、UI装置26(図1)を用いて、文書内の領域(機密部分)、対処者、及び有効期間を指定として権限内容(V,Eなど)を入力すると、文書内領域、対象者、有効期間および権限内容をアクセス権設定情報として設定入力部520に対して出力する。
設定入力部520は、入力されたアクセス権設定情報に応じて、文書ファイルにアクセス権を設定し、設定条件DB530の設定テーブル532を更新する。
【0032】
ステップ105(S105)において、重複検出部540は、設定条件DB530内で設定テーブル532の更新を検知すると、設定条件の重複部分を検出し、一致判定部550に対して出力する。具体的には、重複検出部540は、文書内領域、対象者および有効期間の全てが共通する部分を重複部分として検出する。
【0033】
ステップ110(S110)において、一致判定部550は、重複検出部540から入力された重複部分の1つを選択し、この重複部分に設定された各アクセス権の内容(権限)を特定する。続いて、一致判定部550は、特定された権限が互いに一致するか否かを判定する。
ステップ115(S115)において、一致判定部550は、重複部分に設定された少なくとも1つの権限が異なる場合に、この重複部分を示す情報をUI部510および決定部570に対して出力し、S120の処理に移行する。また、一致判定部550は、重複部分に設定された権限が全て一致する場合に、S150の処理に移行する。
【0034】
ステップ120(S120)において、UI部510(通知手段)は、一致判定部550から重複部分を示す情報が入力されると、「かぶり通知画面」をUI装置26(図1)に表示して、重複部分を設定者に通知する。
【0035】
ステップ125(S125)において、決定部570は、一致判定部550から重複部分を示す情報が入力されると、優先情報DB560を参照して、この重複部分に対応する優先情報を検索する。
アクセス権設定プログラム5は、優先情報が発見された場合に、S140の処理に移行し、これ以外の場合に、S130の処理に移行する。
【0036】
ステップ130(S130)において、UI部510(通知手段)は、優先情報が発見されなかった旨を優先情報DB560から入力されると、「かぶり通知画面」上で優先情報の入力を促すメッセージを表示する。
ステップ135(S135)において、UI部510(入力手段)は、優先情報の入力を受け付け、優先情報DB560に対して書き込む。
【0037】
ステップ140(S140)において、決定部570は、優先情報DB560に記憶されている優先情報を参照して、この重複部分について有効化すべきアクセス権を決定する。
ステップ145(S145)において、決定部570は、有効化することを決定したアクセス権を設定条件DB530に通知して、設定テーブル532内の設定条件または権限を更新する。また、UI部510は、「かぶり通知画面」において、有効化されたアクセス権を設定者に通知する。
ステップ150(S150)において、アクセス権設定プログラム5は、全ての重複部分について有効化すべきアクセス権を決定したか否かを判断し、全ての重複部分について決定された場合には、処理を終了し、これ以外の場合に、S110の処理に戻り、次に重複部分を選択する。
【0038】
このように、アクセス権設定プログラム5は、設定条件の重複部分を検出し、検出された重複部分の中からアクセス権が矛盾する重複部分を選択し、この重複部分について有効化するアクセス権を決定する。
【0039】
[かぶり通知画面]
図7は、UI部510により表示されるかぶり通知画面600を例示する図である。
図7に例示するように、UI部510は、プレビュー画面610、詳細情報エリア620、および結果表示エリア630を含むかぶり通知画面600を表示する。
プレビュー画面610には、文書ファイルが表示される。UI部510は、このプレビュー画面610内に、アクセス権が設定された領域612aおよび領域612bの範囲を表示し、その重なり部分を反転表示する。また、この反転表示部分に設定されている「アクセス権No」が、重複通知メッセージ614として表示される。
また、UI部510は、重複部分の設定条件および権限を詳細情報エリア620に表示する。この詳細情報エリア620は、クリッカブルエリアであり、クリックに応じて、優先するアクセス権の指定を優先情報として受け付ける。UI部510は、詳細情報エリア620で設定者のクリックを検知すると、表示を反転させてそのアクセス権が優先適用された旨を示す。また、UI部510は、優先適用されたアクセス権を結果表示エリア630に表示する。
【0040】
以上説明したように、本実施形態におけるアクセス権設定装置2は、設定条件の重複部分を検出し、検出された重複部分の中からアクセス権が矛盾する重複部分を選択し、この重複部分について有効化するアクセス権を決定する。また、アクセス権設定装置2は、かぶり通知画面600を表示して、重複部分を通知し、優先情報の入力を受け付ける。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかるアクセス権設定装置によれば、矛盾のないアクセス権の設定を支援する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアクセス権設定方法が適応されるアクセス権設定装置2のハードウェア構成を例示する図である。
【図2】制御装置20(図1)により実行され、本発明にかかるアクセス権設定方法を実現するアクセス権設定プログラム5の構成を示す図である。
【図3】設定条件DB530が記憶する設定テーブル532を例示する図である。
【図4】優先情報DB560により記憶される優先情報を例示する図であり、(A)は、文書内の各領域に対応する優先情報を例示し、(B)は、対象者グループに対応する優先情報を例示し、(C)は、有効期間に対応する優先情報を例示する。
【図5】優先情報DB560により記憶される対象者グループ間の優先情報を例示する図である。
【図6】アクセス権設定装置2(アクセス権設定プログラム5)の動作(S10)を示すフローチャートである。
【図7】UI部510により表示されるかぶり通知画面600を例示する図である。
【符号の説明】
2・・・アクセス権設定装置
5・・・アクセス権設定プログラム
510・・・UI部
520・・・設定入力部
530・・・設定条件データベース
540・・・重複検出部
550・・・一致判定部
560・・・優先情報データベース
570・・・決定部
600・・・かぶり通知画面

Claims (13)

  1. 文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定装置であって、
    アクセス権の優先順位を指定する優先情報を記憶する記憶手段と、
    複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出する重複検出手段と、
    前記重複検出手段により検出された重複部分について、前記記憶手段により記憶された優先情報に基づいて、いずれのアクセス権を有効化するか決定する決定手段と
    を有するアクセス権設定装置。
  2. 前記重複検出手段により検出された重複部分について、アクセス権により付与される権限が一致するか否かを判定する一致判定手段
    をさらに有し、
    前記決定手段は、前記一致判定手段により権限が異なると判定された重複部分について、いずれのアクセス権を有効化するか決定する
    請求項1に記載のアクセス権設定装置。
  3. 前記アクセス権の設定条件は、文書内の領域を指定する条件を含み、
    前記重複検出手段は、それぞれのアクセス権の設定領域が重なり合う重複領域を検出し、
    前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複領域について、いずれのアクセス権を有効化するか決定する
    請求項1または2に記載のアクセス権設定装置。
  4. 前記記憶手段は、文書内の領域の包含関係と、優先順位とを対応付けた優先情報を記憶し、
    前記決定手段は、前記重複検出手段により包含関係にある領域が検出された場合に、この包含関係と対応付けられた優先順位に基づいて、いずれのアクセス権を有効化するか決定する
    請求項3に記載のアクセス権設定装置。
  5. 前記アクセス権の設定条件は、アクセス権の対象者を指定する条件を含み、
    前記重複検出手段は、それぞれのアクセス権の対象者が重なり合う重複対象者を検出し、
    前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複対象者について、いずれのアクセス権を有効化するか決定する
    請求項1または2に記載のアクセス権設定装置。
  6. 前記アクセス権の設定条件は、アクセス権の有効期間を指定する条件を含み、
    前記重複検出手段は、それぞれのアクセス権の有効期間が重なり合う重複期間を検出し、
    前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複期間について、いずれの設定条件を有効化するか決定する
    請求項1または2に記載のアクセス権設定装置。
  7. 前記重複検出手段により設定条件の重複部分が検出された場合に、この重複部分のアクセス権に対する優先情報の入力を受け付ける入力手段
    をさらに有し、
    前記記憶手段は、前記入力手段により入力された優先情報を記憶し、
    前記決定手段は、前記記憶手段により記憶された優先情報に基づいて、いずれのアクセス権を有効化するか決定する
    請求項1〜6のいずれかに記載のアクセス権設定装置。
  8. 前記重複検出手段により重複部分が検出された場合に、検出された重複部分をアクセス権設定者に通知する通知手段
    をさらに有し、
    前記入力手段は、前記通知手段により重複部分が通知された場合に、優先情報の入力を受け付ける
    請求項7に記載のアクセス権設定装置。
  9. 前記記憶手段は、付与される権限が最も少ないアクセス権を有効化させる優先情報を記憶し、
    前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複部分について、この優先情報に基づいて、付与される権限が最も少ないアクセス権を有効化するよう決定する
    請求項1〜6のいずれかに記載のアクセス権設定装置。
  10. 前記記憶手段は、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化させる優先情報を記憶し、
    前記決定手段は、前記重複検出手段により検出された重複部分について、この優先情報に基づいて、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化するよう決定する
    請求項1〜6のいずれかに記載のアクセス権設定装置。
  11. 前記記憶手段は、前記重複領域または前記重複期間を有するアクセス権について、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化させる優先情報を記憶し、
    前記決定手段は、この優先情報に基づいて、重複領域または重複期間について、付与される権限が最も多いアクセス権を有効化するよう決定する
    請求項3または6に記載のアクセス権設定装置。
  12. 文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定方法であって、
    複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出し、
    検出された前記重複部分について、アクセス権の優先順位を指定する優先情報が記憶されたデータベースを参照し、このデータベースに予め記憶された優先情報に基づいていずれのアクセス権を有効化するか決定する
    アクセス権設定方法。
  13. コンピュータを含み、文書ファイルに対して複数のアクセス権を設定するアクセス権設定装置において、
    複数のアクセス権の設定条件が重なり合う重複部分を検出するステップと、
    検出された前記重複部分について、アクセス権の優先順位を指定する優先情報が記憶されたデータベースを参照し、このデータベースに予め記憶された優先情報に基づいていずれのアクセス権を有効化するか決定するステップと
    を前記アクセス権設定装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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