JP2005049469A - 管楽器型の電子楽器 - Google Patents

管楽器型の電子楽器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005049469A
JP2005049469A JP2003204001A JP2003204001A JP2005049469A JP 2005049469 A JP2005049469 A JP 2005049469A JP 2003204001 A JP2003204001 A JP 2003204001A JP 2003204001 A JP2003204001 A JP 2003204001A JP 2005049469 A JP2005049469 A JP 2005049469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
musical
pitch
sound
tone
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003204001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821117B2 (ja
Inventor
Shinya Sakurada
信弥 櫻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2003204001A priority Critical patent/JP3821117B2/ja
Publication of JP2005049469A publication Critical patent/JP2005049469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821117B2 publication Critical patent/JP3821117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】原音に対して自動的に付加される付加音に関する各種設定を簡単な操作で設定できるようにする。
【解決手段】生成したい楽音に関する各種設定情報を指定する複数の設定操作子のうち操作された設定操作子の組み合わせを判定し、判定された設定操作子の組み合わせが所定の組み合わせである場合に、入力された音高と複数の演奏操作子の操作状態の組み合わせに応じて決定された楽音の音高に対して所定の関係にある付加音を生成する。そして、生成した付加音を楽音と共に発生する。このようにして、楽音に関しての各種設定情報を指定する複数の設定操作子のうち操作された設定操作子の組み合わせに応じて、楽音と共に付加音を発生させるか否かを指示する。こうすると、演奏者は使い慣れた既存の設定操作子を利用することができ、素早く簡単に付加音に関する各種設定を行うことができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏者が与える振動音の音高と演奏者による演奏操作子の操作状態の組み合わせとに応じて、電子的に楽音を発生する管楽器型の電子楽器に関する。特に、演奏者の演奏操作に応じて発生される演奏楽音などの原音に対して自動的に付加されるハーモニー楽音に関する各種設定を、簡単な操作で設定することのできるようにした管楽器型の電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2003−91284号公報
【特許文献2】特開2000−250533号公報
従来から、アコースティックの自然楽器を模擬して構成されており、自然楽器に対応して設けられた演奏操作子の操作に応じて電子的に楽音を発生する電子楽器が知られている。そうした電子楽器として、最近では例えばトランペットやトロンボーンあるいはフルートなどの管楽器を模擬した構成の電子楽器が登場してきている(例えば、上記特許文献1参照)。管楽器を模擬したこの種の電子楽器では、演奏者が与える振動音の音高と演奏者によって操作される演奏操作子の操作状態の組み合わせとによって決定される音高や発生タイミングなどに従って、所望の音色の楽音(これを演奏楽音と呼ぶ)を発生する。また、例えばピアノなどの鍵盤型の電子楽器において、演奏者が鍵盤等で演奏した演奏楽音(原音)に対してその高音側や低音側あるいはその両方にハーモニーを構成する音高の楽音(これを前記演奏楽音に対してハーモニー楽音と呼ぶ)を自動的に付加して発音することのできるようにしたオートハーモニー機能を具えた電子楽器が従来から知られている(例えば、上記特許文献2参照)。このオートハーモニー機能で付加するハーモニー楽音に関する各種設定は、該電子楽器に設置されている例えばディスプレイなどの表示装置上にハーモニータイプ表示画面などの各種画面を演奏者が適宜に指定することに応じて表示し、演奏者は表示された各種画面を見ながらハーモニータイプ(例えばデュアルやトリオなど)やハーモニー楽音の音色などのハーモニー楽音に関する各種設定を行うことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の管楽器型の電子楽器においては、そもそもハーモニー楽音を自動的に付加するオートハーモニー機能を具えたものがなかった。そこで、管楽器型の電子楽器に対してもオートハーモニー機能を具えるように構成してよい。ただし、そうした場合には、オートハーモニー機能で付加するハーモニー楽音に関する各種設定を管楽器型の電子楽器に対して行うために各種の設定操作が当然に必要とされる。そこで、従来知られた鍵盤型の電子楽器のように、管楽器型の電子楽器に対しても例えばディスプレイなどの表示装置を設置し、そこにハーモニータイプ表示画面などの各種画面を表示することによって、演奏者は表示された各種画面を見ながらハーモニー楽音に関する各種設定を行うことができるようにすることが考えられる。しかし、従来の画面表示に従っての各種設定は操作に手間取るものであり、また設定内容を切り換える際には非常に時間がかかるものであった。また、管楽器型の電子楽器は鍵盤型の電子楽器などと異なって、ハーモニー楽音に関する各種設定のために専用の操作子や大きなディスプレイなどを電子楽器本体に対して新たに設置することは当該電子楽器に小さなスペースしかないといった制約があることから非常に困難であり、また当該電子楽器の小型化、軽量化、低コスト化などの観点からも新たに設置することは難しい、という問題点があった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、管楽器型の電子楽器に対して演奏者の演奏操作に応じて発生される演奏楽音などの原音に対して所定音色のハーモニー楽音を付加するオートハーモニー機能を具えた場合において、該オートハーモニー機能で付加するハーモニー楽音に関する各種設定を既存の操作子を用いて簡単な操作で設定することのできるようにした管楽器型の電子楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る管楽器型の電子楽器は、生成したい楽音に関する各種設定情報を指定する複数の設定操作子と、音高を入力する音高入力手段と、複数の演奏操作子の操作状態を検出する操作子状態検出手段と、前記音高入力手段により入力された音高と前記操作子状態検出手段により検出された複数の演奏操作子の操作状態の組み合わせに応じて楽音の音高を決定する音高決定手段と、前記音高決定手段により決定された音高に従う楽音を生成する楽音生成手段とを有する管楽器型の電子楽器であって、前記複数の設定操作子のうち操作された設定操作子の組み合わせを判定する判定手段と、前記判定手段により判定された設定操作子の組み合わせが所定の組み合わせである場合に、前記音高決定手段により決定された音高に対して所定の関係にある付加音を生成する付加音生成手段と、前記付加音生成手段で生成した付加音を前記楽音生成手段で生成した楽音と共に発生する楽音発生手段とを具える。
【0006】
本発明によると、入力された音高と演奏操作子の操作状態の組み合わせとに応じて決定された音高の楽音を生成する管楽器型の電子楽器において、前記楽音に関しての各種設定情報を指定する複数の設定操作子のうち操作された設定操作子の組み合わせに応じて、前記楽音と共に付加音を発生させるか否かを指示することができるようになる。すなわち、前記複数の設定操作子のうち操作された設定操作子の組み合わせを判定し、判定された設定操作子の組み合わせが所定の組み合わせである場合に、前記音高決定手段により決定された音高に対して所定の関係にある付加音を生成する。そして、生成した付加音を前記楽音生成手段で生成した楽音と共に発生する。こうすると、演奏者は付加音に関する各種設定を当該管楽器型の電子楽器に対して行うために既存の設定操作子を組み合わせて操作するだけでよい。したがって、演奏者は使い慣れた設定操作子を利用できることから素早く簡単に付加音に関する各種設定を行うことができるようになる。
【0007】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
【0009】
図1は、この発明に係る管楽器型の電子楽器の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。本実施例に示す電子楽器は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU1は、この電子楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、通信バス1D(例えば、データ及びアドレスバスなど)を介してリードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、記憶装置4、演奏指示受付インターフェース5、パネル操作子6、表示機7、音源8、DSP(Digital Signal Processorの略)9、外部インターフェース11がそれぞれ接続されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(インタラプト処理)における割込み時間や各種時間を計時するタイマー1Aが接続されている。例えば、タイマー1Aはクロックパルスを発生し、発生したクロックパルスをCPU1に対して処理タイミング命令として与えたり、あるいはCPU1に対してインタラプト命令として与える。CPU1は、これらの命令に従って後述する「メイン処理」(図2参照)などの各種処理を実行する。
【0010】
ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種プログラムや、演奏者による演奏操作に応じて発生する演奏楽音あるいは演奏楽音に対して自動的に付加されるハーモニー楽音に用いられる音色などの演奏条件に関する各種データ等を格納するものである。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
【0011】
記憶装置4は上記したROM2やRAM3と同様に、演奏楽音やハーモニー楽音の生成の際に用いる音色などの演奏条件に関する各種データ等、あるいはCPU1が実行する各種の制御プログラム等を記憶するものである。前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この記憶装置4(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それを前記RAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、記憶装置4はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD−ROM・CD−RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Diskの略)等の着脱自在な様々な形態の外部記録媒体を利用する記憶装置であってもよい。あるいは、半導体メモリなどであってもよい。
【0012】
演奏指示受付インターフェース5は複数の演奏操作子5Aのそれぞれの操作状況に従って演奏操作子5Aの操作状態の組み合わせを入力する操作子状態検出のためのインターフェースであると同時に、マイクロフォン5Bからの音声入力に従う音高を入力する音高入力のためのインターフェースである。この実施例に示した管楽器型の電子楽器では、演奏者が与える音声などの振動音の音高と演奏者によって操作される演奏操作子の操作状態の組み合わせに従って決定される音高で演奏楽音を発生する。そこで、演奏指示受付インターフェース5では、これらの情報を演奏操作子5A及びマイクロフォン5Bから取得する。演奏操作子5Aは演奏楽音の音高を選択する際に操作状態が参照される複数のスイッチが配置されており、各スイッチに対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子5Aは楽音演奏時における音高指定のために使用できるのは勿論のこと、演奏を行う際に用いる音色やリズムなどを入力するための入力手段として使用することもできる。
【0013】
ここで、当該電子楽器における演奏楽音発生のための操作方法、つまり演奏方法について簡単に説明しておく。ただし、ここではトランペットを模擬した電子楽器、つまり演奏操作子5Aとして第1〜第3演奏ピストンの3つの操作子を具えたトランペット型の電子楽器を例に説明する。まず、演奏者は、発生させようとする楽音の音高周波数を有する音声をマイクロフォン5Bに向かって発する。このマイクロフォン5Bに向かって発する音声は例えば鼻歌だけであってもよいし、「アー」「ウー」などの単純なものであってもよい。要は、特定の周波数を有しているものであればどのような音声を発してもよい。このマイクロフォン5Bへの音声の入力と同時に、演奏者は自然楽器のトランペットなどと同様にして第1〜第3演奏ピストンを押圧操作する。この第1〜第3演奏ピストンの非操作状態と操作状態との組み合わせによって発生楽音の音高として、複数の音高の候補が同時に指定される。その複数の音高の候補の中から、前記入力された音声の周波数に最も近い周波数の音高が発生楽音の音高として決定される。こうした音高決定の方法については公知であることから、ここでの説明を省略する。そして、前記決定された音高を有する予め選択された所定の音色(例えば、トランペット音など)での演奏楽音が音声に同期して発生される。また、この際にオートハーモニー機能を実行するように設定されている場合には、上記発生される演奏楽音と組み合わされてハーモニーを形成するハーモニー楽音が上記演奏楽音に対して付加されて発生される。このハーモニー楽音は、予め選択された演奏楽音とは異なる別の音色(例えば、トロンボーン音など)で発生される。
【0014】
図1の説明に戻って、パネル操作子6は演奏者が演奏する曲の設定、演奏楽音やハーモニー楽音に用いる音色といった各種演奏条件等を設定する、などの設定操作を行うための各種操作子を含んで構成される設定操作子である。この実施例においては演奏楽音やハーモニー楽音に用いる音色を設定するために用いられる設定操作子として、例えばボイスボタン、△/▽ボタン、ダイヤルなどの操作子が配置されている。勿論、これ以外にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するために用いる各種操作子を含んでいてよい。パネル操作子6の各操作子の操作状態が検出されると、その操作状態に応じたスイッチ情報が通信バス1Dを介してCPU1に出力される。表示機7は例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成される小さなディスプレイであって、演奏楽音やハーモニー楽音に用いる音色や演奏テンポなどの各種演奏条件の設定状態、あるいはCPU1の制御状態などを表示する。
【0015】
音源8は複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、通信バス1Dを経由して与えられた演奏者による演奏操作子5Aの操作及びマイクロフォン5Bからの音声入力に応じて決定された音高や発音指示などを含む演奏信号、あるいは自動的に付加されたハーモニー楽音に関するハーモニー信号などを入力し、これらの信号に基づいて楽音信号を発生する。音源8から発生された楽音信号はDSP9により所定のディジタル信号処理が施され、該信号処理された楽音信号がアンプやスピーカなどを含むサウンドシステム10に与えられることによって演奏楽音やハーモニー楽音として発音されることになる。
【0016】
なお、演奏信号やハーモニー信号の形式はSMF(Standard MIDI Fileの略)形式のようなディジタル符号化されたものであってもよいし、PCM、DPCM、ADPCMのような波形サンプルデータ方式からなるものであってもよい。また、効果回路(図示せず)を音源8とサウンドシステム10との間に配置して前記音源8から発生された楽音信号に対して各種効果を与えるようにしてもよい。前記音源8とDSP9とサウンドシステム10(更に効果回路)の構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源8はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、また専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよい。
【0017】
外部インターフェース11は当該電子楽器と外部機器(図示せず)などとの間で音色など各種データ等を送受信するための、例えばMIDIインターフェースや通信インターフェースなどである。MIDIインターフェースは、外部機器(この場合には、MIDI機器等)からMIDI規格の制御情報(MIDIデータ)を当該電子楽器へ入力したり、あるいは当該電子楽器からMIDI規格の制御情報を他のMIDI機器等へ出力するためのインターフェースである。他のMIDI機器はユーザによる操作に応じてMIDI形式のデータを発生する機器であればよく、鍵盤型、ギター型、管楽器型、打楽器型、身振り型等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態からなる)機器であってもよい。通信インターフェースは、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワークに接続されており、該通信ネットワークを介して外部機器(この場合には、パーソナルコンピュータやサーバコンピュータ等)と接続され、当該外部機器で発生させた自動演奏データを電子楽器側に取り込むための通信インターフェースである。また、通信インターフェースは、通信ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータから各種プログラムや各種データ等を当該ミキサー本体にダウンロードするためにも用いられる。なお、通信インターフェースは、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。
【0018】
なお、上記外部インターフェース11をMIDIインターフェースで構成した場合、該MIDIインターフェースは専用のMIDIインターフェースを用いるものに限らず、RS232−C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースを用いてMIDIインターフェースを構成するようにしてもよい。この場合、MIDIイベントデータ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。MIDIインターフェースとして上記したような汎用のインターフェースを用いる場合には、他のMIDI機器はMIDIイベントデータ以外のデータも送受信できるようにしてよい。勿論、データフォーマットはMIDI形式のデータに限らず他のデータ形式であってもよく、その場合はMIDIインターフェースと他のMIDI機器はそれにあった構成とする。
【0019】
図1に示した管楽器型の電子楽器はオートハーモニー機能を具えており、演奏者が与える振動音の音高と演奏者による所定の演奏操作子の操作状態の組み合わせとに応じて電子的に所定の音色で演奏楽音(原音)を発生すると共に、該演奏楽音(原音)に加えて所定の音色でのハーモニー楽音を発生する。そこで、当該電子楽器で実行される「メイン処理」について、図2を用いて説明する。図2は、「メイン処理」の一実施例を示すフローチャートである。該「メイン処理」では、オートハーモニー機能を使用するように設定したり、発生させるハーモニー楽音に用いる音色などの演奏条件を設定するための各種設定処理や、演奏楽音やハーモニー楽音を同時にあるいは単独に発生するための演奏処理などを実行する。以下、図2に示したフローチャートに従って、当該処理の詳細な動作を説明する。なお、この「メイン処理」は当該電子楽器本体の電源がオンされるのと同時に処理が開始されて、当該電子楽器本体の電源がオフされるまで繰り返し処理が続けられるものである。
【0020】
ステップS1では、初期化を実行する。初期化としては、例えばRAM3に記憶されている各種データなどを消去する、あるいは当該電子楽器に設定済みである機器設定をクリアするなどの処理がある。ステップS2では、「パネル設定処理」を実行する。詳しくは後述するが(後述の図3参照)、当該パネル設定処理ではパネル上に配置された設定操作子(パネル操作子6)の操作状況を当該処理と同時に並行処理されている操作子スキャン処理(図示せず)から取得し、該取得した各設定操作子の操作状況に応じて当該電子楽器に対して機器設定を実行する。ステップS3では、「演奏処理」を実行する。詳しくは後述するが(後述の図5参照)、当該演奏処理では演奏操作子5Aの操作状況を当該処理と同時に並行処理されている操作子スキャン処理(図示せず)から取得し、該取得した演奏操作子5Aの操作状況及びマイクロフォン5Bから取得した音高情報とに従って演奏楽音を生成しスピーカから発音させる処理を実行する。また、当該電子楽器がオートハーモニー機能を使用するように機器設定されている場合には、上記演奏楽音に加えてハーモニー楽音を生成し、演奏楽音とハーモニー楽音とをスピーカから同時に発音させる処理を実行する。
なお、上述した管楽器型の電子楽器が自動伴奏機能を具えているような場合には、上記ステップS3の「演奏処理」において演奏者による演奏操作に基づいて演奏楽音やハーモニー楽音を発音させると共に、予め選択された所定の演奏データに従う伴奏などを自動的に演奏して発音させることができるようにしてあってもよい。
【0021】
次に、上述した「メイン処理」において実行される「パネル設定処理」(図2のステップS2参照)について説明する。図3は、「パネル設定処理」の一実施例を示すフローチャートである。この「パネル設定処理」は、当該電子楽器に対しパネル操作子6の操作に応じた機器設定を行う処理である。
【0022】
ステップS11では、パネル入力があるか否かを判定する。すなわち、パネル操作子6のうちのいずれかの設定操作子が演奏者により操作されたか否かを判定する。演奏者によるパネル操作子6の操作がなく「パネル入力なし」と判定した場合には(ステップS11のNO)、パネル操作子6の操作がない、つまりオートハーモニー機能を実行するための機器設定操作が全くなされていないものと判断することができるので、当該電子楽器に対して機器設定を行うことなく当該処理を終了する。一方、演奏者によるパネル操作子6の操作があり「パネル入力あり」と判定された場合には(ステップS11のYES)、該パネル入力がパネル操作子6上のおずれの設定操作子が操作されたことによるものかを判定する(ステップS12、ステップS13、ステップS14)。すなわち、ステップS12〜ステップS14のそれぞれの処理において、パネル上に配置された複数の設定操作子のうち、パネル入力がいずれの設定操作子が操作されたことにより検出されたものであるかを判定する。
【0023】
パネル操作子6のうち設定操作子「△/▽ボタン」が押されたことにより「パネル入力あり」と検出された場合には(ステップS12のYES)、ステップS15の処理へ行く。「△/▽ボタン」が操作されたことによるものではなく設定操作子「ダイヤル」が操作されたことによる場合には(ステップS13のYES)、上記した「△/▽ボタン」が押されたことによる場合と同様にステップS15の処理へ行く。「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」が操作されたことによるものではなく設定操作子「ボイスボタン」が離されたことによる場合には(ステップS14のYES)、ステップS22の処理へ行く。上記「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」又は「ボイスボタン」のいずれかが操作されたことによって「パネル入力あり」と検出されたものではなかった場合、つまり上記以外の他の設定操作子が操作されたことによる場合や、「ボイスボタン」が離された場合には(ステップS14のNO)、操作された設定操作子の指示に応じた処理を実行する。こうしたものとしては、例えば当該電子楽器に設定済みであるオートハーモニー機能を実行する機器設定状態(後述する「モードA」又は「モードB」)を解除する処理などがある。以上のようにして、演奏者により操作されたパネル操作子6の種類に応じてそれぞれ異なる機器設定処理を実行する。
【0024】
「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」が操作された場合(ステップS12のYES又はステップS13のYES)に実行するステップS15では、これらの設定操作子の操作時において「ボイスボタン」が同時に押され続けられている状態であったか否かを判定する。すなわち、「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」のいずれかと「ボイスボタン」とが同時に操作された状態であったか否かを判定する。「ボイスボタン」が押され続けられている状態ではなかったと判定した場合には(ステップS15のNO)、当該電子楽器に対する機器設定状態(モードとも呼ぶ)が現在「音色設定モード」に設定されているか否かを判定する(ステップS16)。現在「音色設定モード」に設定されていない場合には(ステップS16のNO)、「音色設定モード」以外のその他のモードにおいて上記設定操作子の操作量に応じた例えば音量などの各種設定を変更するための変更処理を行う(ステップS17)。現在「音色設定モード」に設定されている場合には(ステップS16のYES)、「音色設定モード」において上記設定操作子の操作量に応じて演奏楽音に用いる音色を選択変更する(ステップS18)。つまり、「音色設定モード」は演奏者による演奏操作に応じて発生される演奏楽音の音色を設定するためのモードである。
【0025】
他方、上記ステップS15において、「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」の操作時に「ボイスボタン」が押され続けられている状態であると判定した場合には(ステップS15のYES)、当該電子楽器に対する機器設定状態が現在「モードA」又は「モードB」のいずれかのモードに既に設定されているか否かを判定する(ステップS19)。この実施例において、「モードA」とは演奏楽音(原音)に対して1オクターブ上のハーモニー楽音を付加した演奏を実行するためのモードであり、「モードB」とは演奏楽音(原音)に対して1オクターブ下のハーモニー楽音を付加した演奏を実行するためのモードである。当該電子楽器が「モードA」又は「モードB」のいずれかのモードに機器設定済みでない場合には(ステップS19のNO)、当該電子楽器に対する機器設定状態を「モードA」又は「モードB」のいずれかのモードに設定する(ステップS20)。例えば、演奏者が「ボイスボタン」を押しながら「△ボタン」を押した場合には「モードA」にモードの設定を行い、「ボイスボタン」を押しながら「▽ボタン」を押した場合には「モードB」にモードの設定を行う。演奏者が「ボイスボタン」を押しながら「ダイヤル」を操作した場合には、ダイヤルの回転方向にあわせて「モードA」又は「モードB」のいずれかにモードの設定を行う。当該電子楽器に対する機器設定状態が既に「モードA」又は「モードB」のいずれかのモードに設定済みである場合には(ステップS19のYES)、「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」の操作に応じてハーモニー楽音に使用する音色を選択変更する(ステップS21)。
【0026】
上記ステップS14において、「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」のいずれかが操作されたのではなく、「ボイスボタン」が離された場合(ステップS14のYES)に実行されるステップS22では、「ボイスボタン」が押され続けられている間に「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」が操作されることによる同時入力が行われたことがあったか否かを判定する(ステップS22)。「ボイスボタン」を押しているときに「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」のいずれかが操作される同時入力がなかった場合には(ステップS22のNO)、当該電子楽器に対する機器設定状態を「音色設定モード」に設定する(ステップS23)。
【0027】
以上のように、「ボイスボタン」と「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」のいずれかを同時に操作することにより、演奏楽音(原音)に対して1オクターブ上(モードAに設定されている場合)又は1オクターブ下(モードBに設定されている場合)のハーモニー楽音を付加した演奏を実行するように当該電子楽器に対して機器設定することができる。また、モードA又はモードBのいずれかにモードが設定されている場合に「ボイスボタン」と「△/▽ボタン」又は「ダイヤル」のいずれかを同時に操作することにより、ハーモニー楽音に用いる音色の変更を行うことができるようになっている。
【0028】
ここで、パネル操作子の操作に応じた音色の設定操作について簡単に説明する。図4は、設定操作子の操作に基づく音色決定についての一実施例を示す動作フローである。演奏楽音に使用する音色は、機器設定として「音色設定モード」が設定されている場合において「△/▽ボタン」や「ダイヤル」を操作することにより、図示のような複数種類の音色(ここでは、トランペット、トロンボーン、ストリングス、フルート)の中から順次に選択して変更することができる。例えば「▽ボタン」あるいは「ダイヤル」を上から下へと操作した場合にはその操作量に応じて、トランペット、トロンボーン、ストリングス、フルートの順に(図中の左側に実線で示す矢印参照)音色を変更していくことができる。一方、「△ボタン」あるいは「ダイヤル」を下から上へと操作した場合にはその操作量に応じて、トランペット、フルート、ストリングス、トロンボーンの順に(図中の左側に点線で示す矢印参照)音色を変更していくことができる。他方、ハーモニー楽音に使用する音色は、機器設定として「モードA」あるいは「モードB」が設定されている場合において「ボイスボタン」と「△/▽ボタン」あるいは「ダイヤル」とを同時に操作することにより、図示のような複数種類の音色(ここでは、トロンボーン、チューバ、ピアノ、グロッケン(鉄琴))の中から順次に選択して変更することができる。この場合においても「△/▽ボタン」あるいは「ダイヤル」の操作量に応じて、トロンボーン、チューバ、ピアノ、グロッケンの順(図中の右側に実線で示す矢印参照)又はその逆の順に(図中の右側に点線で示す矢印参照)音色を変更していくことができる。
【0029】
ハーモニー楽音に使用する音色については、演奏楽音に使用する音色にハーモニーとしてマッチする推奨の音色が予め対応付けられており、演奏楽音に使用する音色の選択にあわせて対応する音色が自動的に選択される。演奏楽音に使用する音色が金管楽器系の音色である場合には、ハーモニー楽音に使用する音色として同じ金管楽器系の音色を使用すると音の厚みを増す効果がある。そこで、例えば演奏楽音に使用する音色が「トランペット」である場合にはハーモニー楽音に使用する音色として「トロンボーン」を、演奏楽音に使用する音色が「トロンボーン」である場合にはハーモニー楽音に使用する音色として「チューバ」をそれぞれ対応付けておくとよい。また、演奏楽音に使用する音色が持続系の音色である場合には、ハーモニー楽音に使用する音色として打楽器・打弦系の音色を使用すると音にきらびやかさを増す効果がある。そこで、例えば演奏楽音に使用する音色が「ストリングス」である場合にはハーモニー楽音に使用する音色として「ピアノ」を、演奏楽音に使用する音色が「フルート」である場合にはハーモニー楽音に使用する音色として「グロッケン」をそれぞれ対応付けておくとよい。勿論、こうした演奏楽音に使用する音色とハーモニー楽音に使用する音色との対応付けを、演奏者が適宜に設定することができるように構成してあってよいことは言うまでもない。
【0030】
次に、上述した「メイン処理」において実行される「演奏処理」(図2のステップS3参照)について説明する。図5は、「演奏処理」の一実施例を示すフローチャートである。この「演奏処理」は、当該電子楽器が上記機器設定に基づき実際に楽音を発音する処理である。
【0031】
ステップS30では、音声の音高抽出があるか否かを判定する。すなわち、マイクロフォン5Bから演奏者の発した音声の入力をうけた場合には、該入力された音声が一定以上の音量であったときに当該音声の音高(ピッチ)の検出が行われることから、こうした音声の音高抽出があったか否かをまず最初に判定する。音声の音高抽出がなかった場合には(ステップS30のNO)、演奏者の演奏操作による演奏楽音の発生及びオートハーモニー機能によるハーモニー楽音を発生することなく当該処理を終了する。上述したように、この実施例に示す管楽器型の電子楽器においては、演奏者が与える振動音の音高と、演奏者によって操作される多数の演奏操作子の操作状態の組み合わせとに従って演奏楽音を発生することから、演奏者による音声の入力がない場合には演奏楽音を発生することがない。また、こうした演奏者の演奏操作による演奏楽音の発生がなければ、当該演奏楽音に付加するハーモニー楽音も発生しないのは当然である。したがって、演奏者による音声の入力がない場合にはハーモニー楽音も発生しない。
【0032】
音声の音高抽出があった場合には(ステップS30のYES)、演奏操作子の操作状況と抽出した音高に関する所定情報(音高情報)とに基づき演奏楽音の音高を決定し(ステップS31)、該決定した演奏楽音の音高で設定済みの演奏楽音用の音色で演奏信号を生成する(ステップS32)。このようにして、演奏者の演奏操作による演奏楽音を発生するための準備を行う。そして、当該電子楽器に対する機器設定状態が現在「モードA」に設定されているか否か(ステップS33)、又は「モードB」に設定されているか否か(ステップS35)を判定する。「モードA」に設定されている場合には(ステップS33のYES)、発生する演奏楽音の音高に対して1オクターブ上である音高を決定し、該決定した1オクターブ上の音高で選択済みのハーモニー楽音用の音色でハーモニー信号を生成する(ステップS34)。他方、「モードB」に設定されている場合には(ステップS35のYES)、発生する演奏楽音の音高に対して1オクターブ下である音高を決定し、該決定した1オクターブ下の音高で選択済みのハーモニー楽音用の音色でハーモニー信号を生成する(ステップS36)。このようにして、演奏者の演奏操作による演奏楽音に付加するハーモニー楽音を発生するための準備を行う。ステップS37では、生成した演奏信号及びハーモニー信号に基づき演奏楽音とハーモニー楽音とを同時に発音する。
【0033】
なお、上述した実施例においてはオートハーモニー機能として、演奏楽音の音高に対して1オクターブ上の音高のハーモニー楽音を付加する「モードA」、演奏楽音の音高に対して1オクターブ下の音高のハーモニー楽音を付加する「モードB」のいずれか一方のモードのみを設定することができるようにしたものを示したがこれに限らず、「モードA」及び「モードB」を同時に設定することができるようにしてもよい。こうした場合には演奏楽音の音高に対して1オクターブ上又は1オクターブ下の音高のいずれかのみのハーモニー楽音を付加するデュアルを発生させることができるだけでなく、演奏楽音の音高に対して1オクターブ上及び1オクターブ下両方の音高のハーモニー楽音を同時に付加するトリオを発生させることができるようになる。また、演奏楽音の音高に対して付加するハーモニー楽音の音高は1オクターブ上や1オクターブ下の音高に限らず、適宜の音程をもって決定されるものであればよい。さらに、こうした場合には音程を演奏者が適宜に決定できるようにしてもよい。
【0034】
なお、上述した管楽器型の電子楽器として演奏ガイド機能を具えてなり、演奏者に対していずれの演奏操作子5Aを操作すべきかを指示することができるようになっていてもよい。
なお、上述した実施例においては、「ボイスボタン」、「△/▽ボタン」、「ダイヤル」の各設定操作子が組み合されて操作された場合に演奏楽音に対してハーモニー楽音を付加するなどの処理を行うものを例として示したがこれに限らず、他の設定操作子であってもよい。
なお、上述した実施例においては音高入力手段として、演奏者の発した音声に従う音高を入力するマイクロフォン5B等の空気振動検出器を用いたものを示したが、それを例えば骨伝導ピックアップ等に代え、人体の「喉仏」に配設し接触させて振動を検出し音高を入力するようにしてもよい。あるいは、演奏者が吹き込んだ息の強さで振動するセンサー等を用いて、振動に応じて音高を入力するようにしたものなどであってもよい。
【0035】
なお、本発明に係る電子楽器はパネル操作子6や表示機7あるいは音源8等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、外部インターフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものにも同様に適用することができることは言うまでもない。
なお、上述したメイン処理を含む各種処理はコンピュータソフトウエアの形態に限らず、DSP(Digital Signal Processor)によって処理されるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された専用ハードウエア装置の形態で実施してもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、小さなスペースに配置されている各種の操作子を用いてハーモニー楽音に関する各種設定を行うようにしたことから、演奏者は操作に手間取ることもなくハーモニー楽音に関する各種設定の設定を簡単な操作で行うことができるようになる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る管楽器型の電子楽器の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。
【図2】設定操作子の操作に基づく音色決定についての一実施例を示す動作フローである。
【図3】メイン処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】パネル設定処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】演奏処理の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマー、2…ROM、3…RAM、4…記憶装置、5…演奏指示受付インターフェース、5A…演奏操作子、5B…マイクロフォン、6…パネル操作子、7…表示機、8…音源、9…DSP、10…サウンドシステム、11…外部インターフェース、1D…通信バス

Claims (3)

  1. 生成したい楽音に関する各種設定情報を指定する複数の設定操作子と、音高を入力する音高入力手段と、複数の演奏操作子の操作状態を検出する操作子状態検出手段と、前記音高入力手段により入力された音高と前記操作子状態検出手段により検出された複数の演奏操作子の操作状態の組み合わせに応じて楽音の音高を決定する音高決定手段と、前記音高決定手段により決定された音高に従う楽音を生成する楽音生成手段とを有する管楽器型の電子楽器であって、
    前記複数の設定操作子のうち操作された設定操作子の組み合わせを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された設定操作子の組み合わせが所定の組み合わせである場合に、前記音高決定手段により決定された音高に対して所定の関係にある付加音を生成する付加音生成手段と、
    前記付加音生成手段で生成した付加音を前記楽音生成手段で生成した楽音と共に発生する楽音発生手段と
    を具える管楽器型の電子楽器。
  2. 前記判定手段により判定された設定操作子の組み合わせが前記所定の組み合わせとは異なる組み合わせである場合に、前記付加音生成手段で生成する付加音の音色を変更する変更手段を具えることを特徴とする請求項1に記載の管楽器型の電子楽器。
  3. 前記楽音生成手段で生成する楽音の音色と前記付加音生成手段で生成する付加音の音色とを対応付けて記憶してなり、付加音に用いる音色を前記楽音生成手段で生成する楽音の音色に基づき自動的に決定する決定手段を具えることを特徴とする請求項1又は2に記載の管楽器型の電子楽器。
JP2003204001A 2003-07-30 2003-07-30 管楽器型の電子楽器 Expired - Fee Related JP3821117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003204001A JP3821117B2 (ja) 2003-07-30 2003-07-30 管楽器型の電子楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003204001A JP3821117B2 (ja) 2003-07-30 2003-07-30 管楽器型の電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005049469A true JP2005049469A (ja) 2005-02-24
JP3821117B2 JP3821117B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=34263169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003204001A Expired - Fee Related JP3821117B2 (ja) 2003-07-30 2003-07-30 管楽器型の電子楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821117B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158759A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Yamaha Corp 電子音楽装置およびハーモニー音生成方法を実現するためのプログラム
JP2015075754A (ja) * 2013-10-12 2015-04-20 ヤマハ株式会社 発音割当てプログラム、装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158759A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Yamaha Corp 電子音楽装置およびハーモニー音生成方法を実現するためのプログラム
JP2015075754A (ja) * 2013-10-12 2015-04-20 ヤマハ株式会社 発音割当てプログラム、装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3821117B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002116686A (ja) 演奏指示装置及び方法並びに記憶媒体
JP4265551B2 (ja) 演奏補助装置及び演奏補助プログラム
JP4848371B2 (ja) 楽音出力切り換え装置、楽音出力切り換え方法、楽音出力切り換えのためのコンピュータプログラム
JP3835163B2 (ja) 電子ドラム装置
JP3815249B2 (ja) 楽譜表示装置及び楽譜表示プログラム
JP3821117B2 (ja) 管楽器型の電子楽器
JP2007248881A (ja) 演奏システム、このシステムに用いるコントローラ、およびプログラム
JP3722005B2 (ja) 電子音楽装置及びその制御方法並びにプログラム
CN111009231B (zh) 共鸣音信号产生装置及方法、介质以及电子音乐装置
JP3632536B2 (ja) パート選択装置
JP5125374B2 (ja) 電子音楽装置及びプログラム
JP4802947B2 (ja) 奏法決定装置及びプログラム
JP2007240558A (ja) コード検出領域設定装置、該装置を具えたコード表示装置、及びこれらのプログラム
JP2006267611A (ja) 弦楽器型の電子楽器
JP4244504B2 (ja) 演奏制御装置
JP3620396B2 (ja) 情報修正装置及び情報修正プログラムを記録した媒体
JP3933070B2 (ja) アルペジオ生成装置及びプログラム
CN113838446B (zh) 电子乐器、伴奏音指示方法以及伴奏音自动生成装置
JP5560584B2 (ja) 電子打楽器
JP2005017676A (ja) 自動演奏装置及びプログラム
JP2008216871A (ja) 電子鍵盤楽器およびその制御方法を実現するためのプログラム
JPH10171475A (ja) カラオケ装置
JP3933154B2 (ja) 電子楽器
JP2016045254A (ja) サウンドプレビュー装置及びプログラム
JP4218566B2 (ja) 楽音制御装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140630

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees