JP2005042421A - 折れ戸用連動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3枚以上の戸体を有する折れ戸を連動させて折りたたみながら開閉する新しい機構により一操作でより広い開放寸法が得られるようにし、さらには逆折れのない閉鎖時の円滑な操作を可能とすることを目的とする。
【解決手段】 3枚以上の複数の戸体を設け、折れて手前に突出する連結位置には回転部材を、折れて奥側に突出する連結位置には、2枚以上の円弧形状の歯を有する部材を各々の軸芯にてベース部材に互いの歯が噛み合った状態で回転自在に組付けた構成の連動装置を装着する。また円弧状の歯を有する部材のどちらか一方に、角度規制孔付歯車と突起部分とからなる係脱機構を設ける。開ける動作では端部の戸体を開くと残った偶数の戸体が同時に二枚一対に折りたたまれ、閉じる動作では端部の戸体を閉じると角度規制孔付歯車が空転してそのまま回転し、その後レールに沿って移動する操作にて折れ戸を連動させて閉鎖する。
【選択図】 図1

Description

本発明は折れ戸の開閉装置に関するものである。
最近、クローゼットや家具の扉に折れ戸を用いているものが頻繁に使用されている。この折れ戸の構成としては図31に示すように、戸体は二枚一対としその中間連結部分に丁番やピボットヒンジ等の回転部材4を取付け、戸体端部にはレール5に沿って横方向に移動可能なように戸車6や滑りの良い案内部材が装着されている。また、レール5が上下両方に配置されているタイプと、上部にのみ配置され戸体を吊り下げた状態で開閉するタイプがあるが、開閉の動作自体は同じである。
基本動作としては、図31に示すように、二枚一対となっている折れ戸の回転部材4位置付近を手前に引く操作により二枚の戸体が手前に突出してV字に折れ始め、その後横方向に寄せる操作により戸車6がレール5に沿って移動してV字が狭まりながら開く動作になる。このとき戸体両端のどちらか片方を枠体8側にピンヒンジ7等で回転のみ可能に保持しておくと開閉する方向は一方向になり、枠体8に保持した側に二枚の戸体を折りたたんで寄せた状態にて完全に開放することができる。
この折れ戸の特徴としては、従来の開き戸に比べて開放時に手前側に戸体の先端がせり出す寸法が小さいことが挙げられる。この開放時に戸先がせり出す問題は重要であり、最近では若者の平均身長が増し、ロングコート等を収納するクローゼット等も必然的に一定以上の高さが必要になり、従来のような開き戸で高さのあるものを使用すると扉の上部位置が大きく手前側にせり出して天井から吊り下げるタイプの蛍光灯の傘部分に衝突する問題が発生する。また室内に洗濯物を干した場合にも同様のことが言え、さらには比較的狭い部屋では扉の開放時に通行しにくいようなことも考えられる。
その点折れ戸は二枚一対にて同じ開放寸法を得るため、約半分のせり出しで済むことになり非常に優れたものであるといえる。ここで、さらに折れ戸の戸体一枚の幅を小さくしていくとせり出し寸法はより少なくできるのであるが、当然二枚一対にて得られる開放寸法は狭くなってしまう。また、機構として二枚一対で開閉するのが条件であるため、例えば任意の一定幅の開放寸法を必要とするときに、折れ戸では二枚一対のものを1セットか左右に2セット取り付ける構成になり、必要開放寸法に対して折れ戸一対では小さすぎ、二対では大きすぎるようなケースが発生しやすい。
次に開閉時の操作性について考えると、まず図31に示すように最初は閉じた状態での戸体の回転部材4付近であるY位置を手前に引く操作が必要であり、この引く位置が両端側にずれると力の大部分が戸車6や枠体8を引く力として作用してしまい、V字に折る動作にはなりにくい。また手前にのみ引き続けると、ある程度V字にたたまれた状態からは突っ張ってしまい、この段階になる前に今度は横方向に移動させるように操作する必要がある。
この操作を効果的に実施できるように握り手部材の形状を工夫したものが特開2003−074221号公報に記載されており、手前に引いた後に横方向にも力を掛けやすいように大き目の長円パイプ形状にて形成されている。つまり上記の折れ戸では、最初の引く操作と横方向に移動させる操作をタイミングよく連続させないと円滑な開放動作が得られないことになる。したがって折れ戸を開放する時の操作性は、幅が同じ寸法の戸体では単に開くだけの開き戸と比較すると遥かに劣ることになる。
また閉じる操作においては、図31に示す完全に折りたたまれて戸体がレール5に対してほぼ直角になっている状態でのX位置付近をレール5に沿って横方向に引く動作が必要になる。X位置はせり出した折れ戸の奥側になるため比較的持ちにくく、正面からでは手を伸ばして操作する必要があり、ここで折りたたまれて手前側に突出している非常に持ちやすいY位置を横方向に押してしまうと戸車6はレール5に沿って横方向には滑らず、折りたたまれたままで逆折れ現象になってしまい破損の原因にもなりかねない。したがって開放時にはY位置にて、閉鎖時にはX位置にて操作する必要があり、状況によっては持ち替えて操作することになり操作性としてはそれほど優れているとは言えない。
そこでこの逆折れ現象を防止し、Y位置を横に押しても逆折れせずに閉鎖できるような構成として、特開2000−337014号公報にレール5の戸先側を傾斜させたり湾曲させる構成が記載されている。しかしこの構成でもより横方向に戻りやすくするためには傾斜の度合いや湾曲の度合いを大きくする必要があり、レール5や他の部品の加工も複雑になりコスト面でも割高になるため完全なものには至っておらず、まだあまり実用化されていないのが現状である。
次により広い開口部を得る構成としては、特開平10−108888号公報に記載されているように二枚一対の折れ戸を左右に2セット配置し、片方は右側に、他方は左側に開放するものが多く、この構成では開ける方向が左右で逆になり、上記の操作性の点からもそれ程優れたものとは考えにくい。また、クローゼット等で壁面全体に連続した戸体を有する開放寸法が非常に広いタイプも増加しており、この場合は両端とも枠体8にピンヒンジ7等で保持していない状態の二枚一対の折れ戸を複数組み直列に並べただけの構成であり、つまり開閉には複数回の操作を必要とし、さらにはレール5に沿って長い距離を一対ずつ移動させなければならないことになり非常に操作性が悪いことが挙げられる。
また多数枚の戸体を有し、全体を連結させた状態から広い開放寸法を得る構成では、特開2002−339663号公報や特開2002−147102号公報に二枚一対の折れ戸の両端どちらかにさらに子扉を配置し、子扉は折れ戸の端部に回転のみ可能に保持されており、折れ戸を折りたたんだ後に開き戸のように子扉を回転させて3枚分の開放寸法を得る構成になっているものが報告されている。しかし上記においても操作は折れ戸を折りたたむ従来と同じ操作と子扉を開閉する回転操作の二操作を別々に実施しなければならない。
また特開2002−013353号公報には幅広の主折れ戸と幅狭の副折れ戸を連結した、戸体を4枚使用するものが報告されている。しかし上記においても単に連結されているだけで操作は二枚一対ずつ折れ戸を同じ方向に折りたたんで寄せる動作になり、従来のものとそれ程の違いは無いと考えられる。
つまり折れ戸においては、戸体一枚の幅が小さいほど開放時のせり出しは少ないがその分一回の開閉操作での開放寸法も小さいことになり、したがって広い開口幅を開放させるにはどうしても複数の操作が必要になる。ここでさらに優れた折れ戸を想定すると、折りたたむ動作を二枚一対として限定せず、3枚同時か、さらにはそれ以上の枚数を連動させた状態で折りたたむように構成し、さらに最端部の戸体を折りたたむと連動して他の折れ戸も同時に折りたたむことができると一回の操作で非常に広い開放寸法が得られることになる。
また完全に折りたたまれた状態からの閉鎖時の操作においても、折りたたまれてせり出した突出部分付近を横方向に押しても逆折れすることのない円滑な閉操作が実現できることが望まれる。さらには開放及び閉鎖のどちらの操作においても、同じ方向への一度だけの動作で済み、引き手を持ったままでの一連の操作で複数枚の戸体の開放及び閉鎖が実施できるとさらに操作性を向上させることが可能になると考えられる。
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、一操作で3枚以上の戸体を連動させて折りたたみながら開閉する新しい機構を採用し、戸体先端のせり出し寸法を大きくすること無くより広い開放寸法を得ることを第一の目的とする。さらには操作性においても、最初の段階で手前に引寄せながらタイミングを見計らって横方向に移動させるような比較的困難な開放時の操作を排除し、折りたたまれて手前に突出した位置を操作しても逆折れすることのない閉鎖時の円滑な操作を実現可能とすることを第二の目的とする。
特開平10−108888号公報 特開2000−337014号公報 特開2002−013353号公報 特開2002−147102号公報 特開2002−339663号公報 特開2003−074221号公報
本発明では上記目的を達成するために次の技術手段を設けた。まず複数枚の戸体を設け、その内の2枚を丁番若しくはピボットヒンジ等の回転部材を用いて回転自在に連結する。また上記2枚のどちらか片方の戸体の端部をピンヒンジ等で枠体に回転のみ可能な状態で保持し、他方の戸体の戸先側に戸車若しくは案内部材を装着し、枠体にレールを装着してレールに沿って横方向に移動可能なように構成しておく。この段階までは通常の折れ戸と全く同様であり、枠体側に保持されている戸体を第一戸体、その横に連結されている戸体を第二戸体とする。ここで本発明では第二戸体の戸先側に隣接してさらに第三戸体を配置する。
次に円弧形状の歯を有した2枚の歯付取付け部材とベース部材を設け、互いの歯が噛み合った状態でベース部材に回転自在に装着して第一の連動装置として構成する。このとき円弧状の歯の中心位置が回転の中心になるように各々の軸芯を用いて組付けておく。そして互いに近接する第二戸体端部と第三戸体端部に2枚の歯付取付け部材を別々に振り分けた状態で固定する。したがって第二戸体と第三戸体はベース部材を介して回転自在に連結され、第二戸体は片方の歯付取付け部材と共にベース部材に対して軸芯を中心に回転し、第三戸体は他方の歯付取付け部材と共にベース部材に対して軸芯を中心に回転し、互いの歯が噛み合っているために第二戸体と第三戸体は連動することになる。
また円弧形状の歯を備えた歯付取付け部材と取付け部材と片端に円弧状の歯部分を備え他端に受け連結孔を備えた連動アームと3ヵ所の軸芯挿入孔を備えたベース部材とを設け、歯付取付け部材と連動アームと取付け部材をベース部材に同一面上にて回転自在に装着して第二の連動装置として構成する。このとき歯付取付け部材と取付け部材は前述の2枚の歯付取付け部材と同様の配置で各々の軸芯にてベース部材に装着し、次に連動アームの歯が歯付取付け部材の歯と噛み合う配置でベース部材に連動アームを円弧状の歯の中心を軸芯として回転自在に装着する。このとき取付け部材は歯付取付け部材や連動アームとは干渉しないようにしておく。
次に、歯付取付け部材の軸芯位置が第三戸体の回転の中心になるように、かつ取付け部材の軸芯位置が第二戸体の回転の中心になるように、第三戸体端部に歯付取付け部材を、第二戸体端部に取付け部材を別々に振り分けて固定する。さらに第二戸体の回転部材寄りの位置に長孔を有した受け部材を装着し、連動アーム他端部の受け連結孔を受け部材に連結する。したがって第二戸体と第三戸体はベース部材を介して回転自在に連結され、第二戸体は取付け部材と共にベース部材に対して回転し、第三戸体は歯付取付け部材と共にベース部材に対して回転し、連動アームの歯と歯付取付け部材の歯が噛み合っているために第三戸体の回転動作によりL型の連動アーム先端が受け部材及び第二戸体を押し引きすることになり、第二戸体と第三戸体は連動することになる。
さらに第二戸体と第三戸体の回転の中心位置と第一戸体が枠側に回転自在に保持されている位置を一直線上に設定し、この線上にレールを配置しておく。連動装置の戸体に対する上下方向の取付け位置は特に限定されないが、上下端部位置が適しており、上下両方か若しくはどちらか片方に装着すると良い。上下のどちらか片方に装着した場合は、他方には第二戸体と第三戸体が離脱しないように、かつ連動装置による軌跡と同じ回転動作が可能になるように連結部材を装着しておくと良い。またレール内を横方向に移動する戸車や案内部材はベース部材の歯付取付け部材と取付け部材の両軸芯の中央部分上下位置付近に装着しておく。
次に上記の構成からの折れ戸の開閉動作を説明する。まず、第一戸体と第二戸体と第三戸体が真っ直ぐに並んだ折れ戸が閉じた状態から第三戸体の戸先部分を手前方向に開く。すると第三戸体はベース部材に対して歯付取付け部材の軸芯を中心に回転しようとする。ところが歯付取付け部材の歯は、第一の連動装置ではもう一つの歯付取付け部材と、第二の連動装置では連動アームの歯と噛み合っているため、どちらにおいても第二戸体は第三戸体に対して反対方向に回転し、結果として手前側にせり出す動作になる。
このとき連動装置の移動は戸車によりレールに沿った方向に規制されており、第一戸体の片端はピンヒンジ等で枠体に保持されているため、回転部材で連結されている第一戸体と第二戸体とが手前方向にV字に折れ始め、戸車がレール内を吊元側に移動する動作が得られる。さらに大きく第三戸体を手前に開くと第一戸体と第二戸体のV字は狭まり、最終的に第一戸体と第二戸体と第三戸体が完全に折りたたまれた状態で吊元側に寄って折れ戸全体が開放されることになる。したがって、第三戸体と第二戸体が常に同じ角度ずつ開くように互いの歯のピッチを設定しておくと良い。
操作性においても、最初に第三戸体を開く操作は開き戸を開けるような動作に類似しており、ある程度開くにしたがって自然に連動装置が戸車と共に横方向に移動し、第三戸体を90度近くにまで開ける最終の段階では第一戸体と第二戸体を横方向に寄せる動作と戸車が移動する方向が同じになるため非常に円滑な開放操作が得られることになる。したがって開閉のための操作部材としては掘り込んだ状態での引き手やハンドル等を第三戸体の戸先側端部にのみ取り付けるだけで良い。
第一の連動装置は直接2個の歯付取付け部材を噛み合わせるためどうしても戸体の厚みより歯の径が大きくなくてはならなく、外部に若干露出してしまう点が問題として挙げられる。また戸体の幅に対する歯付取付け部材の軸芯から歯先までの距離の比率が小さくなり、開放時に非常に大きな力が歯にかかることも改良の余地を残している。また歯の強度を増そうと厚みを大きくすると、より目立つことになり意匠面でよくない。そこで第二の構成の連動装置にすると、折れ戸正面に対して奥側位置に連動アームを配置でき、歯の外周を正面側には露出させないようにすることができると共に、円弧状歯の径をある程度任意に設定することができ、大き目の径にて設定することにより操作時に歯にかかる力を低減することが可能になる。
次に第一戸体と第二戸体と第三戸体がレールに対してほぼ直角に折りたたまれた状態からの閉じる操作について説明する。上記にて説明した構成では、第三戸体の戸先を閉じようと奥方向に回転させると互いの歯が常に噛み合って係合しているため、第二戸体をさらに吊元側に回転させようとする動作になり、このままでは閉鎖することはできないことになる。したがって閉鎖するには第三戸体を回転させるより先にレールに沿って戸車を装着している連動装置部分を戸先側横方向に移動させる動作が必要になるのであるが、この動作は上記の構成からでは非常に困難である。
そこで第一の連動装置の2個の歯付取付け部材のどちらか片方の歯の部分か、第二の連動装置の歯付取付け部材と連動アームのどちらか片方の歯の部分を、角度規制孔付歯車と突起部分とからなる係脱機構を有する構成に替えるとよい。突起部分は略扇形で歯付取付け部材若しくは連動アームの軸芯位置に固定しておき、同様に略扇形でより開き角度の大きい突起部分挿入孔を有した角度規制孔付歯車を突起部分に被せるようにして嵌め込む。また突起部分が突起部分挿入孔内で片端部にて当接する位置から他端部にて当接する位置までの角度範囲内で回転できるように構成しておく。つまり、第三戸体の戸先位置を手前方向に引く開放操作においては、歯付取付け部材と角度規制孔付歯車が係合するため、第二戸体が反対方向に回転して手前方向に折れる動作を得、折りたたまれた状態からの閉じる操作においては、第三戸体の回転に対して突起部分が角度規制孔付歯車内で空転し角度規制孔付歯車は回転しないため、第二戸体の動作には影響せず第三戸体のみが閉じるように構成しておくとよい。
したがって閉鎖時においては、折りたたまれた状態から第三戸体を閉じる方向に回転させると第三戸体のみがレールと平行な位置にまで空転し、その後はレールに沿って戸先側横方向に第三戸体を移動させることにより第二戸体と第一戸体が広がりながら折れ戸全体が閉じる動作を得ることができる。また、このときの第二戸体と第一戸体が広がりながら回転する動作により、歯付取付け部材と噛み合っている角度規制孔付歯車が回転し、完全に閉じた段階では解放前の元の位置に自然復帰することになる。
以上は3枚の戸体を同時に開閉する構成であるが、次に3枚以上の複数枚の戸体を連続して開閉する構成を説明する。まず4枚の戸体を同じ方向に一操作で開閉する場合は、上記の第三戸体の戸先側にさらにもう一枚の戸体を配置し、その戸体の戸先位置に戸車や案内部材を設けてレールに挿入し、その戸体と第三戸体とは丁番等の回転部材にて連結しておく。この構成での開ける操作は前述の第三戸体の戸先側を手前に引く動作ではなく、端部の戸体と第三戸体を連結している回転部材位置付近を手前に引く従来の折れ戸と同様の動作になるが、第二戸体と第三戸体に装着された連動装置により第一戸体と第二戸体がV字に折りたたまれる動作は同じである。さらには偶数枚での多数枚の構成の折れ戸においても同様であり、枚数が増えるにしたがって戸体間に連動装置と回転部材を交互に装着するとよいことになる。したがって偶数枚の戸体を一操作で同じ方向に開放することが可能になる。
また偶数枚の戸体を有する構成での閉じる操作は従来の折れ戸と同様であり、折れた状態での最端部の戸体の奥側の位置をレールに沿って横方向に移動させる動作になり、したがって角度規制孔付歯車と突起部分を有する係脱機構の構成は必要ないことになる。
また、5枚以上の奇数枚の戸体を有する構成では、最初に手前側に開く最端部の戸体が機能上前述の第三戸体に相当する役割を担うことになり、最端部の戸体と次の戸体とを係脱機構を有する連動装置にて連結し、その次の戸体間からは回転部材と係脱機構を有しない連動装置を順に交互に装着すると連動した開放動作が得られることになる。また閉鎖時の操作も同様であり、最端部の戸体を閉じる方向に回転させるとレールと平行な位置まで空転し、その後戸先方向にレールに沿って移動させる操作になる。したがって掘り込み引き手等の操作部材は最端部の戸体にのみ取り付けておくと良い。
しかし偶数枚での構成では、閉鎖時に誤って手前側にせり出した位置を操作してしまったときの逆折れ現象の問題が残り、この場合は歯に大きな荷重がかかり破損する恐れが考えられる。また第二の連動装置の場合は左右反対方向から折りたたむとバランスが良くないことも問題である。そこでこの問題をさらに解消する手段としては、ベース部材に対する歯付取付け部材と取付け部材と連動アームの組み合わせを、もう一組左右に反転させた配置でそれぞれの回転の中心位置が変わらないように上下方向に重ね合わせた状態でベース部材に装着した構成の第三の連動装置を用いると良い。そして受け部材も第三の連動装置を挟んだ両側の戸体に装着し、左右両方に伸びた連動アームの受け連結孔を受け部材の長孔に連結ピンで連結する。この第三の連動装置は、歯の耐荷重を高めることができると共に左右反対方向から戸体を開こうと操作したときでも両方の連動アームが同時に連動することになり、したがって複数枚の折れ戸を左右どちら側からでもバランスよく開閉可能することができる。
上記のように構成することにより、全体の戸体の枚数が奇数枚または偶数枚にかかわらず3枚以上の複数枚の戸体を一操作にて折りたたみながら開閉することが可能になり、操作性にも優れた新しい機構を有した折れ戸の連動開閉装置を提供することができることになる。
多数枚の戸体を有する折れ戸で、折れて手前に突出する位置には回転部材を装着し、折れて奥側に突出する位置には複数枚の円弧状の歯を有する部材をベース部材に互いの歯が噛み合った状態で組付けた連動装置を装着することにより、多数枚の戸体を一操作で連動させて開閉することが可能になる。
奇数枚の戸体にて構成される折れ戸においては、角度規制孔付歯車と突起部分による係脱機構を設けることにより、開けるときにはそのまま連動して全ての戸体を同時に折りたたむ動作が得られ、閉じるときには最端部の戸体を閉じる方向に一旦空転させ、そのままレールに沿って戸先方向に移動する一連の動作により折れ戸を連動させて一操作にて閉じることが可能になる。
第四実施形態の連動装置の構成により、戸体の正面側に円弧状歯の外周が露出することなく、デザイン性によい構成が実現できる。また円弧状の歯の径を任意に設定でき、歯の強度を高めることが可能になる。
以下図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1〜図12は本発明の第一実施形態であり、3枚の戸体を同じ方向に連動して折りたたむことにより開閉する構成の折れ戸を示している。図1は第一実施形態の納まり斜視図であり、まずここで3枚の戸体を吊元側から第一戸体1、第二戸体2、第三戸体3とする。第一戸体1は片端部を枠体8側面にピンヒンジ7等で回転のみ可能に保持しておき、第一戸体1と第二戸体2とは丁番やピボットヒンジ等の回転部材4にて両端が近接した状態で連結し、第二戸体2と第三戸体3とは連動装置aにて両端が近接した状態で連結する。このとき回転部材4は折れ戸の奥面側に配置しておくとよい。また図1では枠体8側面は吊元側だけを表示しているが、当然第三戸体3の戸先側方向にも枠体8側面を有しているものとする。
またレール5を枠体8の上面前部に取り付けておき、戸車6若しくは案内部材を第二戸体2と第三戸体3の両端部が近接する位置になるように連動装置aに一体化して組み付け、レール5内を左右方向に移動できるように構成しておく。さらにレール5の枠体8側の端部位置が、枠体8側面に取り付けたピンヒンジ7等の軸芯位置と一致するように配置しておく。
図1はクローゼット等に適した形態での折れ戸を内側から見た状態の上部半分程度を表示しているが、当然第一戸体1は下部位置でもピンヒンジ7等で枠体8側面に保持されており、第一戸体1と第二戸体2を連結している回転部材4も上下方向に数ヵ所取り付けられている。ここで第二戸体2と第三戸体3とは連動装置aにて連結されているのであるが、下部にもレール5を有する構成の折れ戸であれば、上部の連動装置aには戸車6を装着し、下部の連動装置aには案内部材を装着しておき、上下両方にてガイドした状態でレール5内を移動させると良い。また下部にはレール5を有しない吊り下げタイプの折れ戸であれば、案内部材を有しない連動装置aを装着するか、若しくは第二戸体2と第三戸体3が下部位置で分離しないように連動装置aと同じ折りたたみの軌跡を有する連結手段を下部位置に設けておくとよい。
図2は連動装置aと戸車6と第二戸体2及び第三戸体3の近接位置を示す分解斜視図である。図2に示すように第一実施形態での連動装置aは歯付取付け部材9と、角度規制孔付歯車11と突起付取付け部材13からなる係脱機構付歯付取付け部材10と、ベース部材14とから構成される。
図3は歯付取付け部材9の平面図であり、板状で片側に円弧状の歯15を有し、歯15の中心位置に軸芯挿入孔16を設け、逆側には取付け用ねじ孔17を設けておく。図4は角度規制孔付歯車11の平面図であり、円盤状で外周に歯15を有し、中央部分には略扇形で2ヵ所に当接面18を有した突起部分挿入孔19を設けておく。図5は突起付取付け部材13の平面図であり、板状で片側に平面から突出した状態の略扇形で当接面18を有した突起部分12を備え、突起部分12の中央位置に軸芯挿入孔16を設け、逆側には歯付取付け部材9と同様の取付け用ねじ孔17を設けておく。
図6は突起付取付け部材13に角度規制孔付歯車11を重ねて構成される係脱機構付歯付取付け部材10の平面図である。突起付取付け部材13の突起部分12の略扇形の開き角度を角度規制孔付歯車11の略扇形の突起部分挿入孔19の開き角度より90度程度小さくしておき、互いの当接面18が片方に寄った状態で接触する位置から、他方に寄った状態で接触する位置までの90度程度の角度範囲内で角度規制孔付歯車11が回転可能なように構成しておく。また、図7はベース部材14の平面図であり、同様に板状で2ヵ所に軸芯挿入孔16を設けておく。
次にベース部材14の2ヵ所の軸芯挿入孔16に歯付取付け部材9と係脱機構付歯付取付け部材10を軸芯20にて回転自在に組付けて連動装置aとして構成する。このとき歯付取付け部材9の歯15と角度規制孔付歯車11が噛み合うように配置することにより、角度規制孔付歯車11は歯付取付け部材9の回転動作により連動することになる。
さらに図2に示すように第二戸体2と第三戸体3の端部上面に掘り込みを施し、歯付取付け部材9を第二戸体2に、係脱機構付歯付取付け部材10を第三戸体3に取付けねじ21で固定する。したがって第二戸体2と第三戸体3はベース部材14を介して回転自在に連結されることになる。また戸車6や案内部材はベース部材14上面の両軸芯20の中央位置に装着しておくと良い。図8は第一実施形態での連動装置aを第二戸体2と第三戸体3間に装着し、第二戸体2と第三戸体3が一直線に並んで折れ戸が閉じた状態の納まり平面図である。この折れ戸が閉じている状態での係脱機構付歯付取付け部材10は、角度規制孔付歯車11の正面手前側の当接面18に突起部分12の正面手前側の当接面18が接触するように両者を配置しておく。また歯付取付け部材9と係脱機構付歯付取付け部材10を左右方向に反転させ、歯付取付け部材9を第三戸体3に係脱機構付歯付取付け部材10を第二戸体2に固定する構成であってもよい。
図9は第一実施形態での連動装置aを第二戸体2と第三戸体3間に装着し、第一戸体1と第二戸体2を回転部材4にて連結し、完全に折れ戸が閉じた状態から第三戸体3の戸先位置を手前方向に開く操作により開放する際の折れ戸全体の軌跡を示す平面図である。図9(a)は第一戸体1と第二戸体2と第三戸体3が完全に並んだ折れ戸が閉じた状態を示しており、連動装置aは図8と同じ状態である。このとき歯付取付け部材9の軸芯20と係脱機構付歯付取付け部材10の軸芯20はレール5に対して平行に配置しておく。
図9(a)の状態から第三戸体3の戸先側を時計と反対回りである正面手前側に開くと、突起付取付け部材13も同方向に回転し、このとき回転しようとする側の突起部分12の当接面18が角度規制孔付歯車11の当接面18に接触している状態であるため、同時に角度規制孔付歯車11を同方向に回転させることになる。その結果噛み合っている角度規制孔付歯車11と歯付取付け部材9の歯15が係合して第二戸体2を歯付取付け部材9の軸芯20を中心に時計回りに回転させる動作が得られる。したがって角度規制孔付歯車11と歯付取付け部材9の歯15のピッチを合わせておくと第二戸体2は第三戸体3と同じ角度だけ手前方向に回転することになる。
上記の動作の初期の段階が図9(b)に示す状態であり、第二戸体2は回転部材4にて第一戸体1と連結されているため同時に第一戸体1と第二戸体2がV字状に手前に折れる動作になる。このとき第一戸体1の吊元側は枠体8に保持されているため、連動装置a上部の戸車6がレール5内を走行して折れ戸全体が吊元側に移動することになる。さらに第三戸体3を手前側に開くと図9(c)と図9(d)と図9(e)の状態を経て、図9(f)に示す第一戸体1と第二戸体2と第三戸体3が共にレール5に対して90度近くにまで回転し、完全に折りたたまれた状態にて折れ戸を開放することができる。
図9(d)は第三戸体3を45度程度開いた状態を示しており、図9(a)から図9(d)までの動作では第三戸体3を開く度合いに対して吊元側に移動する距離は比較的小さいのであるが、図9(d)から図9(f)の動作では第三戸体3を開く度合いに対して吊元側に移動する距離が非常に大きくなる。つまり開放操作としては、最初は手前側に引きながら徐々に吊元側横方向に寄せるような動作になり、したがってこの動作に合った力をかけやすいように、図9に示すような吊元方向に指がかかる形状の掘り込みを施した引き手22を装着しておくとよい。
また各戸体は正面側の両コーナーをR状にしておくとよく、連動装置a前方位置においては第二戸体2と第三戸体3が各々の軸芯20を中心に手前方向に回転したときに互いのコーナー部分が当接するのを防止するために必ず必要であり、回転部材4前方位置においては折れ戸を閉じるときに第一戸体1と第二戸体2の間に指を詰めるのを防止する役割を持たせることができる。
次に図9(f)に示す完全に開いた状態から折れ戸を閉じる動作について説明する。上記にて説明した開放の動作では常に突起付取付け部材13に対する角度規制孔付歯車11の位置は一定で変化しておらず、したがって折れ戸を開ける段階では係脱機構付歯付取付け部材10の替わりに歯付取付け部材9を使用しても特に問題は発生しない。ところが閉じる動作においては上記のような2枚の歯付取付け部材9を噛み合わせた構成では、完全に開いた図9(f)の状態から第三戸体3を閉じようと時計回りに回転させると、両歯付取付け部材9の歯15の係合により第二戸体2を第二戸体2の軸芯を中心として反時計回りに回転させようとしてしまい、つまり第一戸体1と第二戸体2を同時にさらに吊元側に折る動作になり、したがって第三戸体3の戸先位置を閉じる方向に回転させる操作では閉鎖できないことになる。
そこで閉じる操作のために角度規制孔付歯車11と突起付取付け部材13による係脱機構を設けたのであり、次に閉操作時の連動装置aの係脱機構による動作を図10にて説明する。図10(a)は図9(f)と同じ開放状態の連動装置aの拡大平面図である。このとき突起付取付け部材13の突起部分12は角度規制孔付歯車11の突起部分挿入孔19内で最大に反時計回りの方向に回転した位置で両当接面18が接触している状態であり、したがって第三戸体3に固定されている突起付取付け部材13は時計回りには回転可能な状態になっている。ここで図10(a)の状態から第三戸体3を時計回りである閉じる方向に回転させると、歯付取付け部材9と係合している角度規制孔付歯車11は回転動作せず、図10(b)に示すように突起部分12を有する突起付取付け部材13と共に第三戸体3が軸芯20を中心に90度空転することになる。
図11は閉操作時の軌跡を示す平面図であり、図11(a)の開放状態から第三戸体3の戸先を閉じる方向に操作すると、そのまま図11(b)に示すように第三戸体3のみがレール5に平行な位置にまで空転する動作になる。そして次に第三戸体3をレール5に沿って戸先側横方向に移動させると、図11(c)に示すように第二戸体2と第一戸体1が広がり、図11(d)の閉鎖状態にまで閉じることが可能になる。つまり全体の閉操作としては第三戸体3の戸先位置の引き手22を持って一旦第三戸体3のみを閉じ、そのまま横方向に引いて全体を閉鎖する一連の動作になる。また図11(b)の段階からの横方向の移動により第二戸体2の角度が変わるため歯付取付け部材9も回転動作になり、角度規制孔付歯車11が歯付取付け部材9の歯15と係合して回転し、図11(d)の閉鎖状態では角度規制孔付歯車11は元の位置に復帰することになる。
上記のように構成することにより、第三戸体3の引き手22を持っての一操作だけで3枚の戸体を連動させた開閉が可能になる。また図12に示すような上下方向にばねで出没可能に構成したボールラッチ23等を第三戸体3の戸先上部に装着し、レール5内に軽い力で嵌り、かつボールの回転動作により左右方向に移動可能にしておくことにより、第三戸体3を開ける最初の段階でのレール5を乗り越えて手前に外れる動作にクリック感が得られ、さらには閉じる時の第三戸体3が空転してレール5と平行になる最終位置を明確にできると共に、その後横方向に引寄せるときにもレール5に沿って移動する案内になり、メリハリのある操作が実現できることになる。
以上に第一実施形態での戸体を3枚用いた折れ戸について説明したが、次に5枚若しくはさらに多数の奇数枚の戸体を連動させて開閉する構成を第二実施形態として図13に示す。図13は戸体を5枚用いた場合の折れ戸を示しており、奇数枚の戸体を用いる場合は吊元側から最も離れた端部の戸体と次の戸体を歯付取付け部材9と係脱機構付歯付取付け部材10とから構成された係脱機構を有する連動装置aで連結し、その次の戸体間からは回転部材4と2枚の歯付取付け部材9にて構成された係脱機構を有しない連動装置aを順に交互に装着するとよい。
開閉操作は第一実施形態と全く同じであり、開放時には最も端部の戸体の戸先部分に装着した引き手22を手前方向に回転させる操作で残りの戸体が二枚一対になって折りたたまれて開放する連動動作が得られ、閉鎖時には最も端部の戸体を奥方向に回転させるとレール5に平行な位置まで端部の戸体は空転し、その後レール5に沿って横方向に移動する操作により折れ戸全体を閉じることが可能になる。
次に4枚以上の偶数枚の戸体を連動させて開閉する構成である本発明の第三実施形態を図14と図15にて説明する。図14は4枚の戸体を用いた場合を示しており、吊元側を枠体8にピンヒンジ7等で連結し、二枚一対になるように回転部材4で連結した戸体二組を係脱機構を有しない連動装置aでさらに連結した構成になっている。このときの開閉動作は従来の折れ戸とほぼ同様であり、開けるときは戸先側の二枚一対になっている戸体の回転部材4位置付近であるY位置を手前に引きながら吊元側に移動させる操作になり、この動作と共に第一戸体と第二戸体も連動して手前側に折れ、4枚の戸体を同時に折りたたんで開放することができる。
また閉じる時は最も端部の戸体のX位置付近をレール5に沿って戸先側に移動する操作になる。したがって偶数枚の構成では係脱機構を有する連動装置aは必要なく、4枚以上の戸体を有する多数枚の折れ戸の場合においても、最も端部の戸体と次の戸体を回転部材4で連結し、その次の戸体間からは係脱機構を有しない連動装置aと回転部材4を順に交互に装着するとよい。したがって操作性においては奇数枚の戸体を有する構成のほうが優れていると考えられる。
図15は図14の状態から枠体8側とのピンヒンジ7等での保持を無くした構成の平面図である。開ける際の方向性という点においては奇数枚の戸体を用いる第一実施形態及び第二実施形態では片方向に限定されるのであるが、第三実施形態では偶数枚の戸体を使用するため左右どちら側から開放操作をしても全く差し支え無い。ただ左右両方向から操作するには、連結された折れ戸の両端の戸体のX位置とY位置両方に引き手22が必要になる。したがって左右両端の戸体に図15に示すような幅方向に長いパイプ状の引き手22を設けるとX位置とY位置を同じ引き手22で操作でき、左右両開きの構成に発展させることも可能である。
しかし上記第一実施形態や第二実施形態や第三実施形態での構成においては、歯付取付け部材9の軸芯20位置が第二戸体2の回転の中心であり、係脱機構付歯付取付け部材10の軸芯20位置が第三戸体3の回転の中心であり、この両軸芯20の位置は戸体の厚みの中央部分に配置されている。この配置は第三戸体3と第二戸体2の近接する厚み方向面が図9(f)に示す完全に折りたたまれた状態で互いに衝突しないためであり、かつ図9(a)の閉じた状態で両者に隙間が無いように設定するためにも必要な条件である。
したがってこの条件を守りながら互いの歯15が直接係合するためには歯15の径を戸体の厚みより大きく設定する必要があり、その結果歯15の外周部分が戸体正面より前方に出てしまい意匠面でよくないという問題がある。また戸体の厚みにより円弧状の歯15の直径がある程度制限されることになり、どうしても軸芯20から歯15の先端までの距離が軸芯20から引き手22までの距離に比べて非常に小さくなり、操作時に非常に大きな力が歯15にかかることも問題である。歯15の強度に関しては厚みを大きくすると対応できるのであるが、そうすると益々歯15の外周部分が分厚く露出してしまうことになる。
そこで、上記の問題点をさらに解消する構成を第四実施形態として図16〜図27に基づいて説明する。第四実施形態では第一実施形態や第二実施形態や第三実施形態とは異なった構成の連動装置bを用いるのであるが、連動装置b以外の他の部材やそれぞれの配置や開閉の操作方法は全く同じである。図16〜図25は第四実施形態での3枚の戸体を有する構成を示しており、図26は5枚以上の奇数枚の戸体を有する構成を、図27は4枚以上の偶数枚の戸体を有する構成を示している。図16は第四実施形態での折れ戸の上部半分程度を示す納まり斜視図であり、図17は連動装置bの分解斜視図であり、図18は連動装置bを第二戸体2と第三戸体3に組付けた状態の斜視図である。
図17に示すように第四実施形態での連動装置bは歯付取付け部材9と取付け部材24と連動アーム25とベース部材14とから構成される。歯付取付け部材9は第一実施形態と同様であり、取付け部材24は図19に示すように板状で、ほぼ歯付取付け部材9の歯15の無い形状であり同様に片方に軸芯挿入孔16を他方に取付け用ねじ孔17を有している。
連動アーム25は図20に示すように板状でL型に曲がった形状とし、片方に円弧状の歯15を有し、円弧状の歯15の中心位置に軸芯挿入孔16を設け、他方は長く伸びた形状で先端に受け連結孔26を設けておく。ここで3枚の戸体を有する折れ戸においては第一実施形態と同様に閉じる操作において第三戸体3が空転する機構が必要であり、したがって連動アーム25か歯付取付け部材9のどちらか片方に前述と同様の係脱機構を設けるとよい。図21は角度規制孔付歯車11と突起部分12からなる係脱機構を有した構成の連動アーム25の平面図である。
ベース部材14も図22に示すようにやはり板状であり、3ヵ所に軸芯挿入孔16を設けておく。この3ヵ所の軸芯挿入孔16は略三角形の配置になっており、レール5に平行な線上にその内の2ヵ所の軸芯挿入孔16を配置し、この2ヵ所の軸芯挿入孔16に歯付取付け部材9と取付け部材24を各々の軸芯20にて回転自在に組付ける。さらにベース部材14のもう1ヵ所の奥方向に位置する軸芯挿入孔16と連動アーム25の軸芯挿入孔16をもう一本の軸芯20にて連結する。このとき連動アーム25の角度規制孔付歯車11と歯付取付け部材9の歯15が互いに噛み合うように両者を配置し、角度規制孔付歯車11と取付け部材24は干渉しないようにしておく。上記のようにベース部材14に歯付取付け部材9と取付け部材24と係脱機構を有した連動アーム25を組付けて第四実施形態での連動装置bを構成する。また戸車6や案内部材はベース部材14のレール5に平行な2ヵ所の軸芯挿入孔16の中間位置付近に装着しておくとよい。
図23は第四実施形態での連動装置bを第二戸体2と第三戸体3に装着し、両戸体が一直線上に並んだ、折れ戸が閉じている状態を示す平面図である。このとき歯付取付け部材9の軸芯20と取付け部材24の軸芯20は第二戸体2と第三戸体3の近接点を境に左右対称な配置になるようにし、連動アーム25の軸芯20はその奥側に位置し、第二戸体2の方向にL型に曲がった連動アーム25の先端の受け連結孔26が第二戸体2の奥面に接する位置付近になるように構成しておく。
また図18に示すように歯付取付け部材9と取付け部材24の厚み分だけ第二戸体2上面と第三戸体3上面に掘り込みを施し、取付けねじ21で歯付取付け部材9を第三戸体3に、取付け部材24を第二戸体2に固定する。さらに長孔28を有した受け部材27を設け、第二戸体2奥面の回転部材4寄りの位置に固定しておき、連動アーム25の受け連結孔26と受け部材27の長孔28に連結ピン29を差し込んで両者を連結する。
図23に示すように第四実施形態での連動装置bは、第二戸体2や第三戸体3の回転の中心が戸体の厚みの中央位置ではなく奥側に寄った位置になっており、したがって歯15の外周部分は正面側には露出せず、戸体の正面を大きく欠き取ってしまう必要も無く、意匠面においては第一実施形態よりも優れている。また第四実施形態では図24に示すように、さらに第二戸体2と第三戸体3の回転の中心位置を奥方向に配置することも可能であり、その結果歯付取付け部材9の円弧状の歯15の直径や角度規制孔付歯車11の直径をより大きく設定することができ、開閉操作の際に歯15にかかる力を緩和し、かつ個々の歯15自体の強度を増加させることが可能になる。
図25は第四実施形態での3枚の戸体を有する折れ戸を開くときの軌跡を示す平面図である。図25(a)は折れ戸を閉じた状態を示しており、引き手22を手前方向に回転操作すると第三戸体3と共に歯付取付け部材9も同時に回転することになる。このとき歯付取付け部材9の歯15と角度規制孔付歯車11は互いに係合しており、第一実施形態と同様に連動アーム25に設けられた係脱機構は、突起部分12の当接面18と角度規制孔付歯車11の当接面18が回転しようとする方向に接触している状態であり、したがって連動アーム25は反対方向に回転することになる。ここで連動アーム25の受け連結孔26と第二戸体2に固定された受け部材27は連結されており、したがって連動アーム25が第二戸体2を手前方向に押すことになり、図25(b)に示すように第一戸体1と第二戸体2がV字に折れ始める。さらに大きく第三戸体3を開くと、図25(c)から図25(e)の状態を経て図25(f)の位置にまで移動し、折れ戸を折りたたんで開けることが可能になる。
第四実施形態では戸体の厚みよりも奥側に大きく飛び出して連動装置bが配置されるため、クローゼットのような表裏がある折れ戸には適しているが部屋の間仕切りのように両面が見える構成には不向きである。また連動アーム25をL型にて形成しているのは、図25(f)に示す折りたたまれた状態で第二戸体2の連動装置b側の奥面コーナー部分と干渉しないようにするためであり、そのために図25(f)の段階では連動アーム25を第二戸体2と第一戸体1とで挟んだ状態になり、僅かではあるが折りたたみきれない現象が起こる。そこで第二戸体2上部の連動アーム25が開閉操作により移動する部分を広く掘り込めばよく、すると連動アーム25の形状を角度規制孔付歯車11から受け部材27にまでもう少し直線状に形成することができ、第二戸体2と第一戸体1が平行になるぐらいまで完全に折りたたむことが可能になる。
閉じる操作においては第一実施形態と同様であり、図示はしないが第三戸体3を奥方向に回転させると、角度規制孔付歯車11と突起部分12による空転動作で第三戸体3はレール5と平行な位置にまで回転し、その後レール5に沿って横方向に移動することで折れ戸全体を閉鎖することができる。
図26は第四実施形態の構成での5枚の戸体を有する折れ戸の平面図であり、連動装置b以外は第二実施形態と同様で、最も戸先側の戸体と次の戸体は係脱機構を有した連動装置bにて連結し、その次の戸体間には回転部材4と係脱機構を有しない連動装置bを順に交互に装着するとよい。また、5枚以上の奇数枚の戸体を有する折れ戸においても上記と同様である。
図27は第四実施形態の構成での偶数枚の戸体を有する折れ戸の平面図であり、連動装置b以外は第三実施形態と同様であり、したがって連動装置bは係脱機構を有しない構成のものでよい。また4枚の戸体を連動させる場合においては枠体8とのピンヒンジ7等での保持を外すと第三実施形態と同様に左右両方向から開閉操作することが可能である。しかし第四実施形態での連動装置bはL型の連動アーム自体に若干の方向性があり、左右反対方向から操作するとバランスが悪い点が挙げられる。そこでより歯15にかかる力が均等でバランスのよい構成を第五実施形態として図28と図29にて説明する。
図28は第五実施形態での連動装置cの分解斜視図であり、図29は4枚の戸体を有する折れ戸に第五実施形態での連動装置cを装着した状態の平面図である。第五実施形態での連動装置cは図28に示すように、第四実施形態での連動装置bのベース部材14に対する歯付取付け部材9と取付け部材24と連動アーム25の構成を、もう一組左右に反転させた配置でそれぞれの回転の中心位置が変わらないように、上下方向に重ね合わせた状態でベース部材14に装着して構成する。
また受け部材27を連動装置aの左右両側の戸体に装着し、左右両方に伸びた連動アーム25の受け連結孔26を受け部材27の長孔28に連結ピン29で連結する。このように構成することにより上下2セットの歯15が同時にバランスよく係合することになり、歯15に対する耐荷重も2倍に高めることができる。また第四実施形態や第五実施形態では歯15が戸体の正面側には露出しないため、戸体上部に深い掘り込みが可能であり、歯付取付け部材9や連動アーム25の厚みを増加させるとさらに高強度な構成にすることができる。
また、さらに別の連動装置dの構成を第六実施形態として図30にて説明する。第六実施形態では図30に示すように2個の歯付取付け部材9と別途2個の歯車部材30を設け、互いの歯15をベース部材14を介して順に噛み合わせて連動させる構成で、戸体に対する配置や開閉動作は前述の各実施形態と全く同様である。また図には記載していないが奇数枚の折れ戸の場合は前述と同様に最端部の戸体と次の戸体にのみ係脱機構を有する構成の連動装置dを装着しておくとよい。さらには歯付取付け部材9の軸芯20をなるべく戸体の奥側に配置し、比較的直径の大きい歯車部材30にて連動させると高強度な構成にできると考えられる。
本発明の第一実施形態の、折れ戸上部の納まり斜視図である。 本発明の第一実施形態の、連動装置の分解斜視図である。 本発明の第一実施形態の、歯付取付け部材の平面図である。 本発明の第一実施形態の、角度規制孔付歯車の平面図である。 本発明の第一実施形態の、突起付取付け部材の平面図である。 本発明の第一実施形態の、係脱機構付歯付取付け部材の平面図である。 本発明の第一実施形態の、ベース部材の平面図である。 本発明の第一実施形態の、戸体が閉じた状態の連動装置の納まり平面図である。 本発明の第一実施形態の、開放時の軌跡を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の、閉鎖時の係脱機構を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の、閉鎖時の軌跡を示す平面図である。 本発明の第一実施形態の、ボールラッチを示す斜視図である。 本発明の第二実施形態を示す平面図である。 本発明の第三実施形態の、左右片方向から操作する構成の平面図である。 本発明の第三実施形態の、左右両方向から操作する構成の平面図である。 本発明の第四実施形態の、折れ戸上部の納まり斜視図である。 本発明の第四実施形態の、連動装置の分解斜視図である。 本発明の第四実施形態の、連動装置の組付け斜視図である。 本発明の第四実施形態の、取付け部材の平面図である。 本発明の第四実施形態の、係脱機構を有しない連動アームの平面図である。 本発明の第四実施形態の、係脱機構を有する連動アームの平面図である。 本発明の第四実施形態の、ベース部材の平面図である。 本発明の第四実施形態の、戸体が閉じた状態の連動装置の納まり平面図である。 本発明の第四実施形態の、歯付取付け部材と角度規制孔付歯車の軸芯位置と、円弧状の歯の径を任意に設定した構成の平面図である。 本発明の第四実施形態の、開放時の軌跡を示す平面図である。 本発明の第四実施形態の、奇数枚の戸体を用いた構成の平面図である。 本発明の第四実施形態の、偶数枚の戸体を用いた構成の平面図である。 本発明の第五実施形態の、連動装置の分解斜視図である。 本発明の第五実施形態の、左右両方向から操作する構成の平面図である。 本発明の第六実施形態の、戸体が閉じた状態の連動装置の納まり平面図である。 従来の折れ戸の開閉の軌跡を示す平面図である。
符号の説明
a、b、c、d 連動装置
1 第一戸体
2 第二戸体
3 第三戸体
4 回転部材
5 レール
6 戸車
7 ピンヒンジ
8 枠体
9 歯付取付け部材
10 係脱機構付歯付取付け部材
11 角度規制孔付歯車
12 突起部分
13 突起付取付け部材
14 ベース部材
15 歯
16 軸芯挿入孔
17 取付け用ねじ孔
18 当接面
19 突起部分挿入孔
20 軸芯
21 取付けねじ
22 引き手
23 ボールラッチ
24 取付け部材
25 連動アーム
26 受け連結孔
27 受け部材
28 長孔
29 連結ピン
30 歯車部材

Claims (7)

  1. 複数の戸体を有し、手前側に突出して折れる戸体の連結位置に回転部材を装着し、戸体が戸車若しくは案内部材によりレールに沿って移動しながら折れる動作にて開閉可能とする折れ戸用の開閉装置であって、3枚以上の複数の戸体を有し、戸体が折れて手前に突出する連結位置には回転部材を、折れて奥側に突出する連結位置には、少なくとも2枚以上の円弧状の歯を有する部材を互いの歯が噛み合った状態で各々の軸芯にてベース部材に回転自在に組付けた構成の連動装置を装着したことを特徴とする折れ戸用連動開閉装置。
  2. 前記連動装置は2枚の歯付取付け部材とベース部材とを有し、両歯付取付け部材の歯は円弧状でその中心が軸芯位置になり、互いの歯が噛み合った状態でベース部材に回転自在に装着し、近接する両戸体端部位置に2枚の歯付取付け部材を別々に振り分けて固定することによりベース部材を介して両戸体を連結し、ベース部材に対して両戸体が各々の軸芯を中心に連動して回転するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の折れ戸用連動開閉装置。
  3. 前記連動装置は円弧状の歯を備えた歯付取付け部材と、取付け部材と、片端部に円弧状の歯を備え他端部に受け連結孔を備えた連動アームと、ベース部材とを有し、歯付取付け部材を円弧状の歯の中心を軸芯位置としてベース部材に回転自在に装着し、取付け部材も軸芯を用いてベース部材に回転自在に装着し、連動アームは円弧状の歯の中心を軸芯位置として歯が歯付取付け部材の歯に噛み合った配置でベース部材に回転自在に装着し、近接する両戸体端部位置に歯付取付け部材と取付け部材を別々に振り分けて固定することによりベース部材を介して両戸体を連結し、ベース部材に対して両戸体が歯付取付け部材と取付け部材の軸芯位置を中心に回転するように構成し、さらに戸体の回転部材寄りの位置に長孔を有した受け部材を装着し、連動アームの他端部の受け連結孔を受け部材と連結することにより両戸体を連動させる構成であることを特徴とする請求項1に記載の折れ戸用連動開閉装置。
  4. 前記連動装置の円弧状の歯を有する2枚の部材のどちらか片方に角度規制孔付歯車と突起部分とからなる係脱機構を設け、近接する両戸体の一方の戸先側端部を開ける操作においては円弧状の歯を有する部材と角度規制孔付歯車が係合し、他方の戸体が反対方向に回転して折れる連動動作を得、閉じる操作においては角度規制孔付歯車が突起部分に対して空転し、操作した戸体のみが単独で回転するように構成したことを特徴とする請求項1及至3いずれかに記載の折れ戸用連動開閉装置。
  5. 3枚以上の奇数枚の戸体を有し、最端部の戸体と次の戸体とを前記係脱機構を有した連動装置で連結し、その次の戸体間からは回転部材と係脱機構を有しない連動装置とを順に交互に配置し、最端部の戸体の戸先側を手前に開く操作により残りの偶数枚の戸体が同時に連続して二枚一対になってV字状に折りたたまれる動作を得、閉じる際には最端部の戸体は空転してレールと平行な位置にまで回転し、その後最端部の戸体をレールに沿って戸先方向に直線移動させる操作により残りの二枚一対で折りたたまれた戸体が広がりながら閉じる動作を得るように構成したことを特徴とする請求項1及至4いずれかに記載の折れ戸用連動開閉装置。
  6. 4枚以上の偶数枚の戸体を有し、最端部の戸体と次の戸体を回転部材にて連結し、その次の戸体間からは係脱機構を有しない連動装置と回転部材を順に交互に配置し、最端部の戸体と次の戸体の回転部材付近を手前に引寄せる動作により、残りの偶数枚の戸体が同時に連続して二枚一対になってV字状に折りたたまれる動作を得るように構成したことを特徴とする請求項1及至3いずれかに記載の折れ戸用連動開閉装置。
  7. 前記ベース部材に対する歯付取付け部材と取付け部材と連動アームの構成を、もう一組左右に反転させた配置でそれぞれの回転の中心位置が変わらないように上下方向に重ね合わせた状態でベース部材に回転自在に装着して連動装置を構成し、受け部材を連動装置の左右両側の戸体に装着し、左右両方に伸びた連動アームの受け連結孔を受け部材の長孔に連結したことを特徴とする請求項1または3または6いずれかに記載の折れ戸用連動開閉装置。
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