JP2005042252A - 透撮防止衣類及びその素材繊維 - Google Patents

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Abstract

【目的】 下着、水着等着用者に対しての所謂透撮行為を有効に阻止しうる下着、水着等衣類の提供を目的とする。
【構成】 ビデオカメラ等による赤外線放射による透撮を阻止するため、金属、金属炭化物、炭化物の薄膜を生地面に形成するか、素材繊維にこれらの粉末を含有せしめて生地を構成させ、赤外線を反射又は吸収する。
【選択図】図3a,b

Description

本発明は所謂透撮、即ち薄手の生地、例えば水着や下着などに対する透撮を防止するための新規な布帛又は衣類全般及び布帛の素材繊維に関するものである。
まずここで、現時点での一部偏ったマニア等による実態に触れておくと同時に透撮メカニズムも併せて明示したい。即ち、現在一般に市販され誰もが容易に入手可能なビデオカメラなどと、一部悪質なマニアとの関係につき述べる。
まず、典型的な例としては、昨今、通常薄手の一枚生地より成る女性用水着などに対して、市販のビデオカメラを用い、該水着等を透過して人体そのもの、即ち女性競泳者の裸の状態を盗み撮りするといった極めて悪質な行為が多発している。そのため、例えば水泳連盟などではこれを大きな問題として把え研究課題として採りあげられている。
従来は、この種の問題に対して、特殊な薬剤を水着等を構成する繊維乃至生地に含浸させるなどの対応をしているのみであったが、必ずしも効果的ではなかった。
また、水着等を構成する生地自体を厚く構成することも考えられていたが、防止効果そのものが余り期待され得なかったのみならず、特に競技種目などでは、運動性の劣下、という欠点があったため、タイムロスに直結する結果が生じてしまうことを嫌う選手には現実には使用され得なかった。
結局、衣服としての有効な対策は、従来全く存在しなかったと云える。
この問題を解決させるためには、まず、透撮行為に至るメカニズムを知らなくては、問題解決の路は拓けない。
即ち、人間が目視できる範囲(可視光範囲)を超えた範囲(不可視光範囲)として、700〜1000ナノメーターの範囲の赤外線を放射するビデオカメラが市販されている事実が現実に存在しており、これらの入手は容易である。
又、1000ナノメーターを超えて、即ち700〜1600ナノメーターという範囲の高性能の(元来は軍事用として開発されたもの)ビデオカメラも存する。
又、該高性能のビデオカメラ等の機器に限らず、一般的なビデオカメラ類に、これまた一般的に安価で入手可能な赤外線透過フィルターを装着することによっても、前述の高性能とされる特殊なビデオカメラ同等の機能を備えさせることが可能である。又、所謂デジタルカメラでも同様な現象を生じさせることが同じく可能であるし、更には、従来のフィルムカメラの場合であっても、夜間用として用いられている高感度特殊白黒フィルムを用い、更に該フィルムカメラに前述の赤外線透過フィルターを装着して用いることによっても同様な現象が生じうる。
これをいま少し詳しくメカニズム的に別の表現で表すと、次のようにも云える。
そもそも、光の波長の種類としては、人間の目で見える範囲、即ち可視光の範囲(一般に400〜700ナノメーターと云われている)と、それを更に超えた、人間が目視しえない不可視光たる700ナノメーター以上の範囲の、即ち、可視光よりも長い波長(これが正確に言うとところの赤外線である)が存する。
この結果として何が問題として生じるか、と云えば、該可視光は特に問題とならないが(目視しうる範囲、ということは、水着等が見えるだけ、ということ、図1a)、例えば、女性用水着や、下着に対して上記不可視光たる長い波長700〜1600ナノメーターまでの赤外線を前記ビデオカメラ等にて、他の太陽光・白熱灯等ライトのもとにて放射すると、該ビデオカメラ等が、可視光たる700ナノメーターまでの波長は全てカットして(別の言い方では、透過せず)、該不可視光たる700〜1600ナノメーターの範囲の赤外線(屈折率が小さい)内のものだけを全て選択的にすくいあげ乃至拾い上げて(選択的に、でなければ、可視たる下着等まで同時に拾われる、即ち下着等の生地まで映ってしまう、ことになる)そのままビデオカメラ等に戻してしまう、別の云い方で云えば、下着等は透過されてしまいその内側の裸の人体そのものにまで該放射された不可視赤外線が到達した上、そのまま反射される、即ち、本来の被写体たる人体に到達してそのまま直ちにビデオカメラ等の機器自体に戻るということになるのであり、到達点たる裸体そのものをビデオカメラ等のハード機器が人間の目と同じように見てしまう、ということである(図1b)。
より判り易く云えば、放射された不可視赤外線は、対象たる人体そのものに衝突し、そのまま反射される、数字的に云えば、700ナノメーターより小さい波長の範囲の放射可視光は、人体等対象物には到達できず、逆に、700〜1600ナノメーターという波長の範囲、即ち不可視光たる赤外線だけはそのまま下着等衣類の下の(内側の)対象物に到達し、かつ、そのまま反射するので、ビデオカメラ等のハード機器が該到達点たる対象物自体を映している、ということになる。
これら透撮された写真画像等は、例えばインターネット上のオークションなどにて売買の対象とされているなど悪用される例が現実には極めて多い。
従って、これらの対策としては種々考えられてきてはいる。
例えば、水泳で云えば水着を通常の水着よりも局部的に厚くする、競泳場での監視を厳しくする、ビデオカメラの持ち込みを禁止する、等々である。
しかし乍ら、これらはすべて現実には困難なことばかりであって、水泳連盟やその他の各水泳団体等が悩んでいるのが今日の現状である。
殊に、水着を厚くすることは、着心地が悪く着用者に好まれず、のみならず競泳用水着では記録に直結するだけに問題外となることは前述の通りである。
本発明は、不可視光たる波長700〜1600ナノメーターまでの範囲の赤外線波長を、人体にまで到達させないこと(即ち、到達以前に反射させるか、吸収させること)、を目的として開発された新規な下着、水着等の衣類等(図2a/2b)に関するものである。
本発明が解決しようとする問題点は、水着着用者等に対しての透撮を有効に防止しうる手段が従来なかった点である。
本発明は、ビデオカメラ等にて赤外線を放射し、下着や水着等に対する所謂透撮を防止するため、赤外線が下着等の下の(内側の)身体に到達することのないよう、下着等生地面に対して金属等薄膜を形成させる、あるいは、生地素材としての繊維に金属粉末を含有させる、ことをその特徴とするものである。
本発明を実施するとすれば、昨今社会的問題ともなっている所謂透撮行為自体を防げる。
更には、その結果としてのビデオカメラフィルムや画像、あるいは写真、のインターネット利用による売買、などを、極めて効率的に防止することも出来るのみならず、競泳等のスポーツ種目にても、水着やスケートなどの衣服を厚くする必要もなくなるためタイムロスも防げるという顕著な利点が存する。
「素材」
本発明に於いて不可視赤外線を反射させうる素材としては、まずは、広く金属全般が適用されうる。
現実には、経済性の問題や、軽量化の必要性あるいは所謂風合い乃至着心地などの点から、アルミニウム、ステンレス、チタン、ジルコニウムなどが適宜選択される。
次に、金属炭化物が広く適用されうる。例えば、炭化ジルコニウム、炭化チタンなどが適宜選択されうる。
尚、念のため述べるが、これらは、金属酸化物であってはならず、金属炭化物でなくてはならない。けだし、例えば酸化チタンなどを選択すると、酸化チタンの下の対象物は表面に映ってしまうこととなるので、この場合炭化チタンを選択する必要がある。
又、所謂、再帰性反射素材も適用が可能である。
念のためここで説明を加えると、該再帰性反射素材と一般に云われているものは、例えば極薄シート状のアルミニウムに、ガラスビーズを多数固着させたものを云う(図2c)が、反射能は、表面のガラスビーズが発揮するのではなく、下層の該アルミニウムが機能しているに過ぎない。
従って、厳密には、ここで殊更に再帰性反射素材を挙げる必要はないとも云える。
又、セラミックあるいはその他反射能を素材特性として有する物質も、ケースにより広く採択されうる。
尚、これら素材は、一つの生地乃至繊維に対して必ずしも一種である必要はなく、二種以上を選択し混合することも任意に可能である。
更には、金属、金属炭化物、セラミック以外の素材として、カーボン等の炭化物が、不可視赤外線を吸収する素材として広く適用されうる。
一般的には、強度等の理由から、カーボンが採択されるが、必ずしも限られず、天然の木炭などでもよいことは勿論である。
「手段」
本発明に於いて、適宜手段にて下着等衣類を形成する方法としては、適宜素材を、薄膜形成の場に於いては、金属の箔等自体を公知の手段にて生地に直接スパッタリング加工(図3a)する、また、適宜樹脂をバインダーとして、金属微粉末等をコーティング加工(図4a)する、あるいは直接プリント加工(図5a)する、など生地面に対して、最適な加工手段が適宜採択されうる。
また、これらスパッタリング加工、コーティング加工、プリント加工の場合、生地表面に加工するか、あるいは裏面に加工するかは、任意に選択されうる。(図3b、図4b、図5b)
更に、スパッタリング加工、コーティング加工の場合には、生地全面に形成することも、局部的に形成することも、任意であり、例えば競泳用水着の場合に於いては全面形成が好ましいが、一般用水着や下着の場合は、胸部及び/又は、下腹部相当部だけに形成されてもよい(図6)。
次に、生地を構成する繊維を得るための加工手段としては、広く公知手段が適用されうるが、典型的には、例えば金属や金属炭化物素材を微粉化した上合成繊維自体に練り込む手法、即ち、一般的な混練があるし(図7)、また更には、これまた一般に採択されている所謂芯さや構造(図8)として、繊維の芯自体を、金属等の微粉と合成樹脂等とを混練して構成すること、あるいは全く逆に、さや芯構造(図9)とすることなどの形態をとることが可能である。
また更には、繊維の表面に、長手方向に部分的に形成することも出来る(図10a)。この場合、該部以外だけでは、本発明の目的を達成しえないが、現実には、通常24〜48本の繊維をもって一本の糸(図10b)とするのであるから、該部は一本の糸全てに形成されていると同じ結果となるのであり、格別問題とならない。
その他、16分割、海島構造など、従来技術によるあらゆる形態がバリエーションとして採択しうる。(図示せず)。
尚、生地全体がメッシュ状となることは、本発明の目的を達成できなくなるのであるから、好ましくなく、又、前述の、繊維自体での加工たる素材微粉の練り込み、芯さや、さや芯、部分的形成、等の何れの場合(図7〜図10)でも、本発明で採択される前述の金属粉等は全体に対して可能な範囲で密であればある程好ましく、粗であると効果が発揮しにくくなる。具体的には、2〜35%の範囲、好ましくは15〜20%の密度が採択されることとなる。
又、金属等を微粉とするする場合、粒度径は一般には5μm程度にまで極めて小径に微粉化される。
尚、これら、密度、粒径、は、必ずしも繊維自体に加工される場合のみには限らず、前述の、例えばコーティング加工による薄膜形成に於いてバインダーに混入される金属粉の場合などにも適用されうること勿論である。
まず本発明の第一の実施例を説明したいが、その前に、実施例と比較した試験試料を示す。
図11は、一般的な水着を構成するための生地1に身体を表す意味でのアルファベットを被写体2として表面に描いたものであって、該水着を構成するための生地1、は次の構成を呈している。
生地1:ツーウェイトリコット(混編)
ポリエステル70%+ポリウレタン30%、
ポリエステル33dt/48フィラメント、
ポリウレタン55dt
(注)dtは1万メータ/1グラムでの重量単位たるデシテックスを意味する。
以下同。
該生地1を机上に平面的に置いた上、該生地1と全く同一0.50ミリ厚の生地1を試料とし、該生地1’を生地1上面に密着させ、図15に示す試験条件下にて、双方をテストをした。
その結果は図11にて容易に理解できるように、被写体2はほぼ完全に透けてビデオカメラに画像として撮影された。
図12は第一実施例を示す。
本例でも、一般的な水着を構成するための生地1に、身体を表す意味でのアルファベット2を被写体として表面に描いた。
又、該水着を構成する生地1も次の構成を呈している。
生地1:ツーウェイトリコット(混編)
ポリエステル70%+ポリウレタン30%、
ポリエステル33dt/48フィラメント、
ポリウレタン55dt
(注)dtはデシテックスを意味する(以下同)。
尚、本実施例で示した図12の上記迄の説明は、以下に挙げる他の実施例に共通であるので、以下には、単に、水着生地1、被写体2、とのみ便宜上記す。
該水着生地1を机上に平面的に置いた上、下記の構成を呈する生地にアルミニウムの皮膜をスパッタリングにて付着し一体形成して得られた0.47ミリ厚の透撮防止衣類用の生地3を試料とし、該生地3を、該生地1の表面に密着させた上で、図15に示す試験条件下にてテストを行った。
生地3(スパッタリング前):
ポリエステル80%+ポリウレタン20%(混編)
ポリエステル55dt/36フィラメント、
ポリウレタン44dt、
尚、スパッタリングは、一般的に行われている所謂直接法であり、高周波化成スパッタリング装置を用い混合ガスを送入することによって、前記構成の生地にアルミニウム薄膜を付着形成して被膜を形成するものである。
その結果として、被写体2は該試料生地3に完全に覆われる、即ち、被写体2は試料3の存在によって透過されることが全くなく、ビデオカメラに画像として撮影されることはなかった。
尚、これは、2ウェイ伸長時に於いても同様であって。
図13は第二の実施例を示す。
本例では、水着生地1を机上に平面的に置いた上、下記の構成を呈する生地に、チタンの被膜をスパッタリングにて付着し一体形成して得られた0.15ミリ厚の透撮防止衣類用布帛4を試料とし、該布帛4を、生地1の表面に密着させた上で、図15に示す試験条件下に於いてテストを行った。
布帛4(スパッタリング前):
ポリエチレン不織布
本例も一般に云う直接法たるスパッタリングによっている。
その結果、被写体2は該試料生地の存在によって、完全に反射され透過されることは全くなかった。
尚、本例でも、2ウェイ伸長時にあっても同様であったことも附記しておく。
図14は、第三の実施例を示している。
本例では、水着生地1を机上に平面的に置いた上、下記の構成を呈する炭化物入り繊維を素材とした透撮防止衣類用素材繊維を以って、厚さ0.8ミリの丸編みニット5を得、該ニット5を試料として水着生地1の表面に密着させ、同じく図15に示す試験条件下の下でテストを行った。
丸編み短繊維5:
綿65%+ポリエステル18%+炭素物繊維(本例の場合備長炭 粉末を均一に混練、粒径1.0μm)17%
本例は、前記実施例とは異なり、ポリエステル(その他ナイロン、アクリル、レーヨン等の合成乃至人造繊維素材が用いられうる)と、炭化物たる備長炭微粉と、綿素材、とを充分に練り上げた所謂混練形態をとり、該混練物を一般的手法にて溶融紡糸したものである。
尚、これら、炭化物(金属、金属炭化物、セラミックも)の微粉を繊維等自体に含有させ紡糸するには、従来の一般的手法たる押出紡糸装置を用いるなど適宜手段にて、本例の混練(図7参)の他にも、芯さや構造とすること(図8参)、あるいは逆にさや芯構造とすること(図9参)、更には表面に部分的に形成させること(図10参)などの他、分割(図示せず)又、海島状(図示せず)等々の形態が任意に採択されうることは勿論であり、詳論は公知技術手法であるので敢えて詳説することは煩雑となるのみなため避ける。
尚、例えば芯さや又はさや芯の構造の場合に適用される樹脂系バインダーとしては、通常、芯とさやの何れにも同一の合成繊維が用いられるが必ずしも限られない。
本例による結果は、図14に表されているように被写体2は全く画像として現出することはない。
これは、本例の場合は、炭化物の存在により、赤外線は全てニットたる該試料5に吸収されてしまい、被写体にまで到達することがない故である。
尚、このことは、2ウェイ伸長時に於いても同様であった。
本例では第四の実施例を示す(図示せず。又、前述同様の部分は格別詳しく述べることも略す)。
本例にあっての試料としては、前第三例と異なり、水着生地1の表面にではなく裏面に、アクリル、ポリエステル、ポリウレタン、シリコン等の合成樹脂をバインダーとして、金属粉、炭化物粉、金属炭化物粉などを含有させ「コーティングする例があげられる。
その結果は、前述(実施例1乃至3)と同様に、被写体2は、該試料の存在によって、完全にカットされ画像として現れることはなかった。
これは、該試料が、赤外線を完全に反射又は吸収することに起因する。
尚、本例でも2ウェイ伸長時にあっても全く同様の結果となった。
水着、下着等に金属等を組み込むことによって、特に厚手とすることも必要なく、透撮を完全に防止しうる衣類を提供できることとなり、競技選手用に限らず、一般にも広く安心して着用できる下着等としても用いられうる。
透撮のメカニズムを示す模式図(可視光) 透撮のメカニズムを示す模式図(赤外線) 本発明の衣類等の透撮防止(反射)メカニズムを示す模式図 本発明の衣類等の透撮防止(吸収)メカニズムを示す模式図 再帰性素材の場合のメカニズム(反射)を示す模式図 スパッタリング例(表面)を示す断面図 スパッタリング例(裏面)を示す断面図 コーティング例(表面)を示す断面図 コーティング例(裏面)を示す断面図 プリント例(表面)を示す断面図 プリント例(裏面)を示す断面図 局部的形成を示す平面図 繊維(混練)の場合の例を示す拡大断面図 繊維(芯さや)の場合の例を示す拡大断面図 繊維(さや芯)の場合の例を示す拡大断面図 繊維(表面部分的)の場合の例を示す拡大断面図 (図10a)を糸とした拡大断面図 実施例の比較例を示す模式図 第一実施例を示す模式図 第二実施例を示す模式図 第三実施例を示す模式図 試験条件を示す模式図
符号の説明
1 水着生地
1’ 試料
2 アルファベット
3,4,5, 試料(透撮防止衣類用布帛又は繊維素材を用いたニット)
Figure 2005042252

Claims (12)

  1. 人体に密着使用される下着等に用いられる布帛面に、
    適宜手段によって、金属又は炭化物又は金属炭化物、又はセラミック、を素材とする薄膜を形成させ、該薄膜によって、赤外線を、反射又は吸収し、透撮防止を可能とした、透撮防止用布帛又は衣類。
  2. 前記金属が、アルミニウム、ステンレス、チタン、ジルコニウムであること、又、炭化物が、カーボン、木炭であること、更に、金属炭化物が、炭化ジルコニウム、炭化チタン、であること、を特徴する請求項1記載の透撮防止用布帛又は衣類。
  3. 前記薄膜形成の手段が、布帛に直接、又はバインダーを介して、であること、を特徴とする請求項1記載の透撮防止用布帛又は衣類。
  4. 前記薄膜が、布帛の表面又は裏面の何れかに形成されること、を特徴とする請求項1又は3記載の透撮防止用布帛又は衣類。
  5. 前記薄膜が、布帛の全面に又は局部的に、形成されること、を特徴とする請求項1又は3又は4記載の透撮防止用布帛又は衣類。
  6. 前記薄膜の厚が、1.0mm以下であること、を特徴とする請求項1、又は3乃至5記載の透撮防止用布帛又は衣類。
  7. 人体に密着使用される下着等に用いられる布帛を構成する素材繊維に於いて、適宜手段によって、金属又は、炭化物又は、金属炭化物又はセラミックの微粉を、該素材繊維自体に含有させることにより、赤外線を、反射又は吸収し、透撮防止を可能とする、透撮防止衣類用布帛の素材繊維。
  8. 前記金属が、アルミニウム、ステンレス、チタン、ジルコニウムであること、又、炭化物が、カーボン、木炭であること、更に、金属炭化物が、炭化ジルコニウム、炭化チタン、であること、を特徴とする請求項7記載の透撮防止衣類用布帛の素材繊維。
  9. 前記繊維自体に含有される微粉が、一本の繊維に於いて、前記金属、炭化物、金属炭化物中の二種以上であること、を特徴とする請求項7又は8記載の透撮防止衣類用布帛の素材繊維。
  10. 前記微粉の粒径が5μm以下であること、を特徴とする請求項7乃至9記載の透撮防止衣類用布帛の素材繊維。
  11. 前記繊維自体に含有させる手段が、混練、芯さや、さや芯、表面部分的、その他の形態をとること、を特徴とする請求項7又は9又は10記載の
    透撮防止衣類用布帛の素材繊維。
  12. 前記微粉の全体に対する、密度割合が、2〜35%の範囲であること、を特徴とする請求項9乃至11記載の透撮防止衣類用布帛の素材繊維。
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