JP2005040248A - アームレストの角度調節装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造の手間及び費用を低減することができるアームレストの角度調節装置を提供する。
【解決手段】シートバックフレーム(図示せず)には、左右方向に向かって水平に延びる軸体3の基端部をブラケット2を介して固定する。アームレストEには、それを左右方向へ水平に貫通する筒体4を固定する。筒体4には、軸体3を回動可能に、かつ摺動可能に嵌合する。アームレストEは、コイルばね5によって軸体3の先端側に付勢する。軸体3の先端面には、アームレストEを使用位置に位置させるストッパ7を固定する。軸体3の外周面にはセレーション部3bを形成する。筒体4の内周面には、アームレストEが使用位置に位置したときにはセレーション部3bが嵌合し、アームレストEが使用位置から所定距離以上軸体3の基端側へ移動すると、セレーション部3bが脱出するセレーション孔部4bを形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】シートバックフレーム(図示せず)には、左右方向に向かって水平に延びる軸体3の基端部をブラケット2を介して固定する。アームレストEには、それを左右方向へ水平に貫通する筒体4を固定する。筒体4には、軸体3を回動可能に、かつ摺動可能に嵌合する。アームレストEは、コイルばね5によって軸体3の先端側に付勢する。軸体3の先端面には、アームレストEを使用位置に位置させるストッパ7を固定する。軸体3の外周面にはセレーション部3bを形成する。筒体4の内周面には、アームレストEが使用位置に位置したときにはセレーション部3bが嵌合し、アームレストEが使用位置から所定距離以上軸体3の基端側へ移動すると、セレーション部3bが脱出するセレーション孔部4bを形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用のアームレストの回動位置を適宜に調節することができるアームレストの角度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用のアームレストの角度調節装置においては、座席のシートバックフレームに軸体が水平に設けられる一方、アームレストに嵌合孔が設けられている。そして、嵌合孔に軸体が回動可能に嵌合されることにより、アームレストが上下方向へ回動可能になっている。軸体の一端部外周面には、セレーション部が形成されている。アームレストの嵌合孔には、連結筒が摺動可能に、かつ回動不能に設けられている。この連結筒の内周面には、セレーション孔部が形成されている。連結筒は、嵌合孔の内部に設けられたコイルばねによって軸体の一端側へ付勢されており、アームレストの通常の使用時には使用位置に位置させられている。連結筒が使用位置に位置しているときには、セレーション孔部に軸体のセレーション部に嵌合している。したがって、通常の使用時には、アームレストがシートバックフレームに回動不能に支持されている。
【0003】
その一方、アームレストには、操作ボタンが設けられており、この操作ボタンと連結筒との間には移動機構が設けられている。操作ボタンを押圧操作すると、連結筒が移動機構によりコイルばねの付勢力に抗して軸体の一端側から他端側へ移動させられる。この結果、軸体のセレーション部が連結筒のセレーション孔部から脱出する。すると、アームレストが軸体に対して回動可能になり、アームレストを所望の位置に回動させることができる。アームレストを所望の位置に回動させた後、操作ボタンの押圧を解除すると、連結筒がコイルばねによって使用位置に戻され、セレーション孔部にセレーション部が嵌合する。この結果、アームレストがシートバックフレームに対して回動不能になる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実願平4−89339号(実開平6―52609号)の内容を記載したマイクロフィルム(第6頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のアームレストの角度調節装置は、操作ボタン、連結筒、移動機構を必要とし、部品点数が多い。このため、製造の手間及び費用が嵩むという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、シートバックフレームとアームレストとの間に設けられ、上記アームレストを上記シートバックフレームに回動位置調節可能に連結するアームレストの角度調節装置において、上記シートバックフレームと上記アームレストとのいずれか一方にほぼ水平に固定された軸体と、上記シートバックフレームと上記アームレストとのいずれか他方にほぼ水平に固定され、上記軸体が回動可能にかつ軸線方向へ摺動可能に嵌合された筒体とを備え、上記軸体の外周面にはセレーション部が形成され、上記筒体の内周面には上記セレーション部に係脱可能に嵌合するセレーション孔部が形成され、上記セレーション部及び上記セレーション孔部が、上記アームレストが上記軸体の軸線方向における所定の使用位置に位置したときには互いに嵌合して上記軸体と上記筒体との相対回動を阻止し、上記アームレストが上記使用位置から上記軸体の軸線方向へ所定距離以上離れた位置に位置しているときには互いに離脱して上記軸体と上記筒体との相対回転を許容することを特徴としている。
この場合、アームレストの角度調節装置は、上記アームレストを上記軸体の軸線方向における一方向へ付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して上記アームレストを上記使用位置に停止させるストッパ手段とをさらに備えていることが望ましい。
また、上記付勢手段としてコイルばねが用いられ、このコイルばねが上記軸体に外挿されていることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1〜図5を参照して説明する。
まず、図3を参照してこの発明に係るアームレストの角度調節装置が採用された車両用シートAについて説明すると、このシートAは、座部Bと背もたれ部Cとを有している。座部Bの後端部(図3において右端部)と背もたれ部Cの下端部との間には、リクライニング装置Dが設けられている。このリクライニング装置Dにより、背もたれ部Cが座部Bに左右方向(図3においては紙面に直交する方向)に延びる水平な軸線を中心として回動可能に、しかも角度調節可能に連結されている。背もたれ部Cの左右の両側部の上下方向における中間部には、アームレストEの基端部(図3において右端部)がそれぞれ(一方のアームレストEのみ図示)支持されている。各アームレストEは、この発明に係るアームレストの角度調節装置1により背もたれ部Cの側部に左右方向に延びる水平な軸線を中心として回動可能に、しかも角度調節可能に連結されている。
【0008】
アームレストの角度調節装置1は、図1及び図2に示すように構成されている。すなわち、背もたれ部Cのシートバックフレーム(図示せず)の両側部には、ブラケット2がそれぞれ(一方のブラケット2のみ図示)固定されている。このブラケット2には、軸体3の基端部が固定されている。この軸体3は、断面円形をなしており、その軸線を左右方向に向けて水平に配置され、背もたれ部Cから離れる方向に延びている。軸体3は、その基端側に設けられた全長のほぼ2/3程度の長さを有する支持部3aと、先端部に設けられたセレーション部3bと、支持部3aとセレーション部3bとの間に設けられた小径部3cとを有している。支持部3aの外径とセレーション部3bの外径とはほぼ同一に設定されている。セレーション部3bの外周面には、セレーションが形成されている。ここで、この発明においてセレーションとは、日本工業規格に規定されたセレーションのみならず、日本工業規格に規定されたスプライン、その他軸体3の長手方向に沿って延びる突条と溝とが一定間隔で交互に形成されたものを総称するものである。そして、それらのいずれかが外周面に形成された部分をセレーション部と称している。小径部3cの外径は、セレーション部3bの歯底円径と同等かそれより若干小径に設定されている。小径部3cの長さは、セレーション部3bの長さと同等かそれより若干長く設定されている。
【0009】
アームレストEの基端部には、当該基端部を左右方向に向かって水平に貫通する筒体4が固定されている。筒体4は、両端が開口した円筒体として形成されており、その内周面には嵌合孔部4aとセレーション孔部4bとが形成されている。セレーション孔部4bは、セレーション部3bとほぼ同一の長さを有しており、筒体4の外側(軸体2の先端側)の端縁から内側(軸体2の基端側)に向かって形成されている。セレーション孔部4b以外の筒体4の内周部が嵌合孔部4aになっている。嵌合孔部4aの長さは、支持部3aの長さより短く設定されており、嵌合孔部4aの内径は支持部3aの外径とほぼ同一に設定されている。嵌合孔部4aには、軸体3の支持部3aが回動可能に、かつ軸線方向へ摺動可能に嵌合されている。
【0010】
ブラケット2とアームレストEとの間に位置する軸体3の支持部3aには、コイルばね(付勢手段)5が外挿されている。これによって、コイルばね5が占有する空間を小さくし、角度調節装置1の小型化が図られている。コイルばね5は、その一端部がブラケット2に、他端部がアームレストEにそれぞれ突き当たることにより、アームレストEを軸体3の基端側から先端側へ向かって付勢している。コイルばね5の外側には、筒状をなすカバー6が設けられている。カバー6の一端部はブラケット2のアームレストEとの対向面に固定され、他端部はアームレストEのブラケット2との対向面に固定されている。この結果、ブラケット2とアームレストEとの間の軸体3及びコイルばね5がカバー6によって覆われ、外部から目視されないようになっている。これにより、シートAの美感の向上が図られている。しかも、カバー6は、蛇腹状に形成されることによって軸体3の長手方向に伸縮可能になっており、アームレストEが軸体3の軸線方向へ移動するときには、それに追随して伸縮するようになっている。
【0011】
軸体3の先端面には、円板状をなすストッパ部材(ストッパ手段)7がボルト8によって押圧固定されている。コイルばね5によって付勢されたアームレストEがストッパ部材7に突き当たると、アームレストEはそれ以上軸体3の先端側へ移動することができなくなって停止する。このときのアームレストEの位置が図1に示す使用位置である。アームレストEが使用位置に位置しているときには、筒体4の嵌合孔部4aに軸体3の支持部3aが嵌合するのみならず、セレーション孔部4bにセレーション部3bが嵌合している。セレーション孔部4bにセレーション部3bが嵌合することにより、軸体3と筒体4とが回動不能になっている。その結果、アームレストEが背もたれ部Cに対して回動不能になっている。
【0012】
その一方、アームレストEをコイルばね5の付勢力に抗して軸体3の基端側へ所定距離だけ移動させると、軸体3のセレーション部3bが筒体4のセレーション孔部4bから相対的に抜け出るとともに、小径部3cがセレーション孔部3bに入り込む。特に、この実施の形態の角度調節装置1においては、セレーション部3bがセレーション孔部4bから抜け出た後、アームレストEを小径部3cとセレーション孔部4bとの長さの差の分だけ軸体3の基端側へさらに移動させると、セレーション孔部4bを構成する各歯の嵌合孔部4a側における端面が支持部3aの先端面に突き当たり、アームレストEがそれ以上軸体3の基端側へ移動することができなくなる。以下、セレーション部3bがセレーション孔部4bから抜け出てからセレーション孔部4bの歯の端面が支持部3aの先端面に突き当たるまでの間におけるアームレストEの位置を離脱位置と称する。アームレストEが離脱位置に位置しているときには、セレーション部3bがセレーション孔部4bから抜け出るとともに、小径部3cがセレーション孔部4bに入り込んでいるので、筒体4が軸体3に対して回動可能になり、ひいてはアームレストEが背もたれ部Cに対して回動可能になる。
【0013】
上記構成の角度調節装置1によってアームレストEの回動位置を調節する場合には、使用位置に位置しているアームレストEをコイルばね5の付勢力に抗して軸体3の基端側へ移動させ、アームレストEを離脱位置に位置させる。すると、アームレストEが軸体3に対して回動可能になる。そこで、アームレストEを所望の位置に回動させる。その後、アームレストEをその角度を維持しつつ自由に移動することができるようにすると、アームレストEはコイルばね5によってストッパ部材7に突き当たるまで移動させられて使用位置に位置する。すると、軸体3のセレーション部3bが筒体4のセレーション孔部4bに嵌合する。その結果、アームレストEが背もたれ部Cに軸体3及びブラケット2を介して回動不能に連結され、所望の回動位置に位置固定される。なお、セレーション部3bがセレーション孔部4bに嵌合するときには、最大でセレーション部3bのピッチの半分に相当する角度だけアームレストが所望の位置から外れる。この角度をできるだけ小さくするために、セレーション部3b及びセレーション孔部4bのピッチを小さくするのが望ましい。
【0014】
この発明の角度調節装置1では、従来の角度調節装置において用いられていた操作ボタン、連結筒及びこの連結筒を移動させるための移動機構が不必要であり、その分だけ部品点数を減らすことができる。したがって、製造の手間及び費用を大幅に低減することができる。
【0015】
次に、図4及び図5に示すこの発明の他の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態については、上記の実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、同様な部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】
この実施の形態のアームレストの角度調節装置1′においては、上記の実施の形態の軸体3及び筒体4に代えて、軸体3′及び筒体4′が用いられている。軸体3′は、その基端側から先端側に向かって順次形成された小径部3d、セレーション部3e及び支持部3fを有している。セレーション部3eの歯底円径は、小径部3dの外径より大径になっている。支持部3fの外径は、セレーション部3eの外径(歯先円径)より大径になっている。したがって、セレーション部3eと支持部3fとの間には、段差面(ストッパ手段)3gが形成されている。
【0017】
一方、筒体4の内周面には、その内側(軸体3′の基端側)の端部にセレーション孔部4cが形成されている。このセレーション孔部4cは、セレーション部3eが係脱可能に嵌合するものであり、セレーション部3dの長さと同等か若干長くなっている。筒体4の内周面のセレーション孔部4cから外側(軸体3′の先端側)の部分が嵌合孔部4dになっている。嵌合孔部4dの内径は、セレーション孔部4cの歯底円径より大径であり、支持部3fの外径とほぼ同一に設定されている。嵌合孔部4dには、支持部3fが摺動可能に、かつ回動可能に嵌合されている。また、嵌合孔部4dの内径がセレーション孔部4cの内径より大径であるので、それらの間には段差面(ストッパ手段)4eが形成されている。この段差面4eが軸体3′の段差面3gに突き当たると、コイルばね5に付勢されたアームレストEがそれ以上軸体3′の先端側へ移動することができなくなって停止する。このときのアームレストEの位置が使用位置である。アームレストEが使用位置に位置すると、図4に示すように、セレーション孔部4cにセレーション部3e全体が嵌合するとともに、アームレストEの外側の端面が軸体3′の先端面とほぼ同一平面上に位置する。
【0018】
上記実施の形態の角度調節装置1′においても、アームレストEを図4に示す使用位置からコイルばね5の付勢力に抗して軸体3′の基端側へ移動させ、図5に示すように、セレーション孔部4dからセレーション部3eを離脱させる。この場合、上記の実施の形態と同様に、アームレストEをセレーション部3eがセレーション孔部4dから離脱した離脱位置を越えて移動するのを阻止するストッパ手段を小径部3dの外周面に設けるのが望ましい。アームレストEを離脱位置に移動させると、アームレストEが回動可能になる。そこで、アームレストEを所望の角度位置まで回動させる。その後、その角度を維持しつつアームレストEを自由に移動することができる状態にすると、アームレストEがコイルばね5によって使用位置まで移動させられて停止し、セレーション孔部4dにセレーション部3eが嵌合する。これによってアームレストEが所望の角度位置に維持される。
【0019】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記二つの実施の形態のうちの先の実施の形態においては、セレーション部3bの外径を支持部3aの外径と同一にしているが、セレーション部3bの外径及び歯底円径を支持部3aの外径より大きくしてもよい。そのようにした場合には、セレーション孔部4bの内径がセレーション部3bに対応して支持部3aより大径になるので、アームレストEを脱出位置に移動させたときにセレーション孔部4bの内周面に対応する軸体3の外周面に小径部3cを形成する必要がなくる。よって、支持部3aに続けてセレーション部3bを形成することができる。
また、上記各実施の形態においては、背もたれ部Cのシートバックフレームに軸体3を設け、アームレストEに筒体4を設けているが、シートバックフレームに筒体を水平に設け、アームレストEにその内側(背もたれ部側)の側面から背もたれ部側へ向かって水平に延びる軸体を設け、この軸体を筒部に挿入するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、アームレストの角度調節装置の部品点数を従来のものに比して大幅に減らすことができ、したがって、角度調節装置の製造に要する手間及び費用を大幅に低減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態をアームレストが使用位置に位置させられた状態で示す図3のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図2】アームレストが解除位置に位置させられた状態で示す図1と同様の断面図である。
【図3】この発明に係るアームレストの角度調節装置が採用された車両用シートの一例を示す側面図である。
【図4】この発明の他の実施の形態を示す図1と同様の断面図である。
【図5】同他の実施の形態の図2と同様の断面図である。
【符号の説明】
E アームレスト
1 アームレストの角度調節装置
1′ アームレストの角度調節装置
3 軸体
3′ 軸体
3b セレーション部
3e セレーション部
3g 段差面(ストッパ手段)
4 筒体
4b セレーション孔部
4c セレーション孔部
4e 段差面(ストッパ手段)
5 コイルばね(付勢手段)
7 ストッパ部材(ストッパ手段)
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用のアームレストの回動位置を適宜に調節することができるアームレストの角度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用のアームレストの角度調節装置においては、座席のシートバックフレームに軸体が水平に設けられる一方、アームレストに嵌合孔が設けられている。そして、嵌合孔に軸体が回動可能に嵌合されることにより、アームレストが上下方向へ回動可能になっている。軸体の一端部外周面には、セレーション部が形成されている。アームレストの嵌合孔には、連結筒が摺動可能に、かつ回動不能に設けられている。この連結筒の内周面には、セレーション孔部が形成されている。連結筒は、嵌合孔の内部に設けられたコイルばねによって軸体の一端側へ付勢されており、アームレストの通常の使用時には使用位置に位置させられている。連結筒が使用位置に位置しているときには、セレーション孔部に軸体のセレーション部に嵌合している。したがって、通常の使用時には、アームレストがシートバックフレームに回動不能に支持されている。
【0003】
その一方、アームレストには、操作ボタンが設けられており、この操作ボタンと連結筒との間には移動機構が設けられている。操作ボタンを押圧操作すると、連結筒が移動機構によりコイルばねの付勢力に抗して軸体の一端側から他端側へ移動させられる。この結果、軸体のセレーション部が連結筒のセレーション孔部から脱出する。すると、アームレストが軸体に対して回動可能になり、アームレストを所望の位置に回動させることができる。アームレストを所望の位置に回動させた後、操作ボタンの押圧を解除すると、連結筒がコイルばねによって使用位置に戻され、セレーション孔部にセレーション部が嵌合する。この結果、アームレストがシートバックフレームに対して回動不能になる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実願平4−89339号(実開平6―52609号)の内容を記載したマイクロフィルム(第6頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のアームレストの角度調節装置は、操作ボタン、連結筒、移動機構を必要とし、部品点数が多い。このため、製造の手間及び費用が嵩むという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、シートバックフレームとアームレストとの間に設けられ、上記アームレストを上記シートバックフレームに回動位置調節可能に連結するアームレストの角度調節装置において、上記シートバックフレームと上記アームレストとのいずれか一方にほぼ水平に固定された軸体と、上記シートバックフレームと上記アームレストとのいずれか他方にほぼ水平に固定され、上記軸体が回動可能にかつ軸線方向へ摺動可能に嵌合された筒体とを備え、上記軸体の外周面にはセレーション部が形成され、上記筒体の内周面には上記セレーション部に係脱可能に嵌合するセレーション孔部が形成され、上記セレーション部及び上記セレーション孔部が、上記アームレストが上記軸体の軸線方向における所定の使用位置に位置したときには互いに嵌合して上記軸体と上記筒体との相対回動を阻止し、上記アームレストが上記使用位置から上記軸体の軸線方向へ所定距離以上離れた位置に位置しているときには互いに離脱して上記軸体と上記筒体との相対回転を許容することを特徴としている。
この場合、アームレストの角度調節装置は、上記アームレストを上記軸体の軸線方向における一方向へ付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して上記アームレストを上記使用位置に停止させるストッパ手段とをさらに備えていることが望ましい。
また、上記付勢手段としてコイルばねが用いられ、このコイルばねが上記軸体に外挿されていることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1〜図5を参照して説明する。
まず、図3を参照してこの発明に係るアームレストの角度調節装置が採用された車両用シートAについて説明すると、このシートAは、座部Bと背もたれ部Cとを有している。座部Bの後端部(図3において右端部)と背もたれ部Cの下端部との間には、リクライニング装置Dが設けられている。このリクライニング装置Dにより、背もたれ部Cが座部Bに左右方向(図3においては紙面に直交する方向)に延びる水平な軸線を中心として回動可能に、しかも角度調節可能に連結されている。背もたれ部Cの左右の両側部の上下方向における中間部には、アームレストEの基端部(図3において右端部)がそれぞれ(一方のアームレストEのみ図示)支持されている。各アームレストEは、この発明に係るアームレストの角度調節装置1により背もたれ部Cの側部に左右方向に延びる水平な軸線を中心として回動可能に、しかも角度調節可能に連結されている。
【0008】
アームレストの角度調節装置1は、図1及び図2に示すように構成されている。すなわち、背もたれ部Cのシートバックフレーム(図示せず)の両側部には、ブラケット2がそれぞれ(一方のブラケット2のみ図示)固定されている。このブラケット2には、軸体3の基端部が固定されている。この軸体3は、断面円形をなしており、その軸線を左右方向に向けて水平に配置され、背もたれ部Cから離れる方向に延びている。軸体3は、その基端側に設けられた全長のほぼ2/3程度の長さを有する支持部3aと、先端部に設けられたセレーション部3bと、支持部3aとセレーション部3bとの間に設けられた小径部3cとを有している。支持部3aの外径とセレーション部3bの外径とはほぼ同一に設定されている。セレーション部3bの外周面には、セレーションが形成されている。ここで、この発明においてセレーションとは、日本工業規格に規定されたセレーションのみならず、日本工業規格に規定されたスプライン、その他軸体3の長手方向に沿って延びる突条と溝とが一定間隔で交互に形成されたものを総称するものである。そして、それらのいずれかが外周面に形成された部分をセレーション部と称している。小径部3cの外径は、セレーション部3bの歯底円径と同等かそれより若干小径に設定されている。小径部3cの長さは、セレーション部3bの長さと同等かそれより若干長く設定されている。
【0009】
アームレストEの基端部には、当該基端部を左右方向に向かって水平に貫通する筒体4が固定されている。筒体4は、両端が開口した円筒体として形成されており、その内周面には嵌合孔部4aとセレーション孔部4bとが形成されている。セレーション孔部4bは、セレーション部3bとほぼ同一の長さを有しており、筒体4の外側(軸体2の先端側)の端縁から内側(軸体2の基端側)に向かって形成されている。セレーション孔部4b以外の筒体4の内周部が嵌合孔部4aになっている。嵌合孔部4aの長さは、支持部3aの長さより短く設定されており、嵌合孔部4aの内径は支持部3aの外径とほぼ同一に設定されている。嵌合孔部4aには、軸体3の支持部3aが回動可能に、かつ軸線方向へ摺動可能に嵌合されている。
【0010】
ブラケット2とアームレストEとの間に位置する軸体3の支持部3aには、コイルばね(付勢手段)5が外挿されている。これによって、コイルばね5が占有する空間を小さくし、角度調節装置1の小型化が図られている。コイルばね5は、その一端部がブラケット2に、他端部がアームレストEにそれぞれ突き当たることにより、アームレストEを軸体3の基端側から先端側へ向かって付勢している。コイルばね5の外側には、筒状をなすカバー6が設けられている。カバー6の一端部はブラケット2のアームレストEとの対向面に固定され、他端部はアームレストEのブラケット2との対向面に固定されている。この結果、ブラケット2とアームレストEとの間の軸体3及びコイルばね5がカバー6によって覆われ、外部から目視されないようになっている。これにより、シートAの美感の向上が図られている。しかも、カバー6は、蛇腹状に形成されることによって軸体3の長手方向に伸縮可能になっており、アームレストEが軸体3の軸線方向へ移動するときには、それに追随して伸縮するようになっている。
【0011】
軸体3の先端面には、円板状をなすストッパ部材(ストッパ手段)7がボルト8によって押圧固定されている。コイルばね5によって付勢されたアームレストEがストッパ部材7に突き当たると、アームレストEはそれ以上軸体3の先端側へ移動することができなくなって停止する。このときのアームレストEの位置が図1に示す使用位置である。アームレストEが使用位置に位置しているときには、筒体4の嵌合孔部4aに軸体3の支持部3aが嵌合するのみならず、セレーション孔部4bにセレーション部3bが嵌合している。セレーション孔部4bにセレーション部3bが嵌合することにより、軸体3と筒体4とが回動不能になっている。その結果、アームレストEが背もたれ部Cに対して回動不能になっている。
【0012】
その一方、アームレストEをコイルばね5の付勢力に抗して軸体3の基端側へ所定距離だけ移動させると、軸体3のセレーション部3bが筒体4のセレーション孔部4bから相対的に抜け出るとともに、小径部3cがセレーション孔部3bに入り込む。特に、この実施の形態の角度調節装置1においては、セレーション部3bがセレーション孔部4bから抜け出た後、アームレストEを小径部3cとセレーション孔部4bとの長さの差の分だけ軸体3の基端側へさらに移動させると、セレーション孔部4bを構成する各歯の嵌合孔部4a側における端面が支持部3aの先端面に突き当たり、アームレストEがそれ以上軸体3の基端側へ移動することができなくなる。以下、セレーション部3bがセレーション孔部4bから抜け出てからセレーション孔部4bの歯の端面が支持部3aの先端面に突き当たるまでの間におけるアームレストEの位置を離脱位置と称する。アームレストEが離脱位置に位置しているときには、セレーション部3bがセレーション孔部4bから抜け出るとともに、小径部3cがセレーション孔部4bに入り込んでいるので、筒体4が軸体3に対して回動可能になり、ひいてはアームレストEが背もたれ部Cに対して回動可能になる。
【0013】
上記構成の角度調節装置1によってアームレストEの回動位置を調節する場合には、使用位置に位置しているアームレストEをコイルばね5の付勢力に抗して軸体3の基端側へ移動させ、アームレストEを離脱位置に位置させる。すると、アームレストEが軸体3に対して回動可能になる。そこで、アームレストEを所望の位置に回動させる。その後、アームレストEをその角度を維持しつつ自由に移動することができるようにすると、アームレストEはコイルばね5によってストッパ部材7に突き当たるまで移動させられて使用位置に位置する。すると、軸体3のセレーション部3bが筒体4のセレーション孔部4bに嵌合する。その結果、アームレストEが背もたれ部Cに軸体3及びブラケット2を介して回動不能に連結され、所望の回動位置に位置固定される。なお、セレーション部3bがセレーション孔部4bに嵌合するときには、最大でセレーション部3bのピッチの半分に相当する角度だけアームレストが所望の位置から外れる。この角度をできるだけ小さくするために、セレーション部3b及びセレーション孔部4bのピッチを小さくするのが望ましい。
【0014】
この発明の角度調節装置1では、従来の角度調節装置において用いられていた操作ボタン、連結筒及びこの連結筒を移動させるための移動機構が不必要であり、その分だけ部品点数を減らすことができる。したがって、製造の手間及び費用を大幅に低減することができる。
【0015】
次に、図4及び図5に示すこの発明の他の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態については、上記の実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、同様な部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】
この実施の形態のアームレストの角度調節装置1′においては、上記の実施の形態の軸体3及び筒体4に代えて、軸体3′及び筒体4′が用いられている。軸体3′は、その基端側から先端側に向かって順次形成された小径部3d、セレーション部3e及び支持部3fを有している。セレーション部3eの歯底円径は、小径部3dの外径より大径になっている。支持部3fの外径は、セレーション部3eの外径(歯先円径)より大径になっている。したがって、セレーション部3eと支持部3fとの間には、段差面(ストッパ手段)3gが形成されている。
【0017】
一方、筒体4の内周面には、その内側(軸体3′の基端側)の端部にセレーション孔部4cが形成されている。このセレーション孔部4cは、セレーション部3eが係脱可能に嵌合するものであり、セレーション部3dの長さと同等か若干長くなっている。筒体4の内周面のセレーション孔部4cから外側(軸体3′の先端側)の部分が嵌合孔部4dになっている。嵌合孔部4dの内径は、セレーション孔部4cの歯底円径より大径であり、支持部3fの外径とほぼ同一に設定されている。嵌合孔部4dには、支持部3fが摺動可能に、かつ回動可能に嵌合されている。また、嵌合孔部4dの内径がセレーション孔部4cの内径より大径であるので、それらの間には段差面(ストッパ手段)4eが形成されている。この段差面4eが軸体3′の段差面3gに突き当たると、コイルばね5に付勢されたアームレストEがそれ以上軸体3′の先端側へ移動することができなくなって停止する。このときのアームレストEの位置が使用位置である。アームレストEが使用位置に位置すると、図4に示すように、セレーション孔部4cにセレーション部3e全体が嵌合するとともに、アームレストEの外側の端面が軸体3′の先端面とほぼ同一平面上に位置する。
【0018】
上記実施の形態の角度調節装置1′においても、アームレストEを図4に示す使用位置からコイルばね5の付勢力に抗して軸体3′の基端側へ移動させ、図5に示すように、セレーション孔部4dからセレーション部3eを離脱させる。この場合、上記の実施の形態と同様に、アームレストEをセレーション部3eがセレーション孔部4dから離脱した離脱位置を越えて移動するのを阻止するストッパ手段を小径部3dの外周面に設けるのが望ましい。アームレストEを離脱位置に移動させると、アームレストEが回動可能になる。そこで、アームレストEを所望の角度位置まで回動させる。その後、その角度を維持しつつアームレストEを自由に移動することができる状態にすると、アームレストEがコイルばね5によって使用位置まで移動させられて停止し、セレーション孔部4dにセレーション部3eが嵌合する。これによってアームレストEが所望の角度位置に維持される。
【0019】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記二つの実施の形態のうちの先の実施の形態においては、セレーション部3bの外径を支持部3aの外径と同一にしているが、セレーション部3bの外径及び歯底円径を支持部3aの外径より大きくしてもよい。そのようにした場合には、セレーション孔部4bの内径がセレーション部3bに対応して支持部3aより大径になるので、アームレストEを脱出位置に移動させたときにセレーション孔部4bの内周面に対応する軸体3の外周面に小径部3cを形成する必要がなくる。よって、支持部3aに続けてセレーション部3bを形成することができる。
また、上記各実施の形態においては、背もたれ部Cのシートバックフレームに軸体3を設け、アームレストEに筒体4を設けているが、シートバックフレームに筒体を水平に設け、アームレストEにその内側(背もたれ部側)の側面から背もたれ部側へ向かって水平に延びる軸体を設け、この軸体を筒部に挿入するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、アームレストの角度調節装置の部品点数を従来のものに比して大幅に減らすことができ、したがって、角度調節装置の製造に要する手間及び費用を大幅に低減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態をアームレストが使用位置に位置させられた状態で示す図3のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図2】アームレストが解除位置に位置させられた状態で示す図1と同様の断面図である。
【図3】この発明に係るアームレストの角度調節装置が採用された車両用シートの一例を示す側面図である。
【図4】この発明の他の実施の形態を示す図1と同様の断面図である。
【図5】同他の実施の形態の図2と同様の断面図である。
【符号の説明】
E アームレスト
1 アームレストの角度調節装置
1′ アームレストの角度調節装置
3 軸体
3′ 軸体
3b セレーション部
3e セレーション部
3g 段差面(ストッパ手段)
4 筒体
4b セレーション孔部
4c セレーション孔部
4e 段差面(ストッパ手段)
5 コイルばね(付勢手段)
7 ストッパ部材(ストッパ手段)
Claims (3)
- シートバックフレームとアームレストとの間に設けられ、上記アームレストを上記シートバックフレームに回動位置調節可能に連結するアームレストの角度調節装置において、
上記シートバックフレームと上記アームレストとのいずれか一方にほぼ水平に固定された軸体と、上記シートバックフレームと上記アームレストとのいずれか他方にほぼ水平に固定され、上記軸体が回動可能にかつ軸線方向へ摺動可能に嵌合された筒体とを備え、上記軸体の外周面にはセレーション部が形成され、上記筒体の内周面には上記セレーション部に係脱可能に嵌合するセレーション孔部が形成され、上記セレーション部及び上記セレーション孔部が、上記アームレストが上記軸体の軸線方向における所定の使用位置に位置したときには互いに嵌合して上記軸体と上記筒体との相対回動を阻止し、上記アームレストが上記使用位置から上記軸体の軸線方向へ所定距離以上離れた位置に位置しているときには互いに離脱して上記軸体と上記筒体との相対回転を許容することを特徴とするアームレストの角度調節装置。 - 上記アームレストを上記軸体の軸線方向における一方向へ付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して上記アームレストを上記使用位置に停止させるストッパ手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のアームレストの角度調節装置。
- 上記付勢手段としてコイルばねが用いられ、このコイルばねが上記軸体に外挿されていることを特徴とする請求項2に記載のアームレストの角度調節装置。
Priority Applications (1)
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JP2003201576A JP2005040248A (ja) | 2003-07-25 | 2003-07-25 | アームレストの角度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005040248A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007105336A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Calsonic Kansei Corp | アームレストヒンジ部構造 |
JP2017052492A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | トヨタ自動車株式会社 | ファーサイドエアバッグ装置及び車両用シート |
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2003
- 2003-07-25 JP JP2003201576A patent/JP2005040248A/ja active Pending
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