JP2005211402A - 車両用シートのヘッドレスト - Google Patents
車両用シートのヘッドレスト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005211402A JP2005211402A JP2004022994A JP2004022994A JP2005211402A JP 2005211402 A JP2005211402 A JP 2005211402A JP 2004022994 A JP2004022994 A JP 2004022994A JP 2004022994 A JP2004022994 A JP 2004022994A JP 2005211402 A JP2005211402 A JP 2005211402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- head
- spring
- seated person
- forth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【構成】 車両用シート1の背凭シート2の上部に該背凭シート2の支持部材9に装着するピラー8に対してリンク機構リンク機構Lにより前後動自在にヘッドレスト3を設け、該ヘッドレスト3はバネ20により常時前方移動するように付勢し、且つ、バネ20の弾力は頭部が接触するとヘッドレスト3を後方退避させるように構成すると共に、ヘッドレストフレーム4とピラー8の間には、着座者の頭部の接触による退避するヘッドレスト3の移動速度では抵抗を低くし、衝撃を受けて着座者の頭部が後方移動する移動速度のときには抵抗を大きくするダンパー25を設けた車両用シートのヘッドレスト。
【選択図】 図1
Description
このヘッドレストにおいて、リンク機構にダンパーを設け、衝撃荷重を受けたときにはヘッドレストの後方移動を阻止し、通常の前後位置調節は可能にした構成は公知である(特許文献1参照)。
そのため、ヘッドレストの前後位置調節可能な範囲で最も前側に位置させない限り、必ず頭部とヘッドレストとの間に隙間が発生し、衝撃荷重が掛かったとき、頭部は一旦ヘッドレストに当たるまでの前記隙間分後方移動してから、ダンパーが作動するという課題がある。
本願は、着座者の自由意思によらずに、予めヘッドレストを常時最前方位置に位置させて、この位置にてヘッドレストの後方移動を停止させて、むち打ち症の発症を防止するように工夫したものである。
本発明は、車両用シート1の背凭シート2の上部にリンク機構Lにより前後動自在にヘッドレスト3を設け、ヘッドレスト3はバネ20により前後動範囲内で常時前方移動するように付勢し最前方位置に位置し、バネ20は着座者の頭部が接触すると後方退避する弾力に構成することにより、ヘッドレスト3は常時頭部に追随して前後するように構成し、ヘッドレストフレーム4とピラー8の間には、着座者の頭部の接触による退避するヘッドレスト3の移動速度では抵抗を低くし、衝撃を受けて着座者の頭部が後方移動する移動速度のときには抵抗を大きくするダンパー25を設けた車両用シートのヘッドレストとしたものである。
本発明は、車両用シート1の背凭シート2の上部にリンク機構Lにより前後動自在にヘッドレスト3を設け、ヘッドレスト3はバネ20により前後動範囲内で常時前方移動するように付勢し最前方位置に位置し、バネ20は着座者の頭部が接触すると後方退避する弾力に構成することにより、ヘッドレスト3は常時頭部に追随して前後するように構成し、ヘッドレストフレーム4とピラー8の間には、ロック用係合溝30を形成したロックプレート31と、ヘッドレスト3に掛かる衝撃荷重を検知するとロック用係合溝30に係合するロック体32を設けた車両用シートのヘッドレストとしたものである。
請求項2の発明では、バネ20とダンパー25により合理的に構成でき、コストを低くできる。
請求項3の発明では、ダンパー25を使用しないので、一層、安価にできる。
ヘッドレスト3は、ヘッドレストフレーム4にクッション材5を設けて構成する。実施例のヘッドレスト3はクッション材5の周囲を表皮部材6で被覆しているが表皮部材6は要件ではない。
8はヘッドレスト3を背凭シート2の支持部9に装着するピラーであり、実施例では左右一対の脚部10を所定間隔を置いて設けているが、平板形状に形成してもよい。
また、背凭シート2の支持部材9には公知の構成の脚部10に設けた係合部に係合する係合体を設け、ピラー8を上下所定位置にて保持するようにして、ヘッドレスト3の高さ調節を行えるようにすると、ヘッドレスト3の位置を着座者の体格に合わせられて、好適である。
ヘッドレストフレーム4(ヘッドレスト3)はピラー8に対して前後移動自在であればよく、ヘッドレストフレーム4および固定部材11の形状は任意であり、要件ではない。
そのため、図2において、同じ箇所にヘッドレスト3およびヘッドレストフレーム4の符号を示しているが、これによりヘッドレストフレーム4の形状等の構成が限定されることはない。
12は前記ヘッドレストフレーム4に固定の連動部材であり、連動部材12に前記リンク機構Lの前後一対のリンクアーム13の上部を軸14により回動自在に取付け、各リンクアーム13の下部は固定部材11に軸15により回動自在に取付ける。
実施例では、図示は省略するが、前記連動部材12およびリンク機構Lのリンクアーム13および固定部材11は左右一対設け、ヘッドレスト3を前後移動させる。
ヘッドレスト3は、前記リンク機構Lにより前後移動するが、この前後移動距離は標準体型を想定した背凭シート2を基準に通常の設計で設定される前後移動範囲とするが、このヘッドレスト3の前後移動範囲内において、ヘッドレスト3は常時最前方位置に位置するようにバネ20により付勢する。
そして、バネ20の弾力は、着座者が通常の動作で頭部をヘッドレスト3に接触させたとき、ヘッドレスト3は抵抗無く後側に移動(退避)する弾力とする。
即ち、着座者の頭部がヘッドレスト3に接触したとき、着座者が煩わしさなどの不快感を感じるとき又は前に退避する弾力にバネ20を設定する。
即ち、ヘッドレスト3は常時最前方位置に位置するようにバネ20により付勢され、通常の動作で頭部が接触したときは退避するが、衝撃を受けたときにはダンパー25によりヘッドレスト3の後方移動を停止させて頭部を支持する。
ダンパー25の一端は三角形状に形成した連動部材12の前端に取付け、他端は固定部材11の後部に取付け、ダンパー25の伸縮ストロークを確保しているが、所謂ロータリー式のダンパを設けてもよい。
なお、バネ20はストローク式のダンパー25の外周に一体状に取付けて構成してもよい。
ロック体32は、一例を示すと、上部に係合爪35を設け、中間部を軸36により固定部材11に回動自在に取付け、軸36より下方部分にウエイト37を設けて構成している。
また、前記ロックプレートロックプレート31の構成は任意であり、リンク機構Lのリンクアーム13と一体または別体の何れでもよいが、一体に形成すると、部品点数を減少させ、また、支持強度を向上させている。
ヘッドレスト3のヘッドレストフレーム4はリンク機構Lを介してピラー8(固定側)に取付けられ、ヘッドレストフレーム4はバネ20により前方移動するように付勢されているから、ヘッドレスト3は常時最前方位置に位置する。
しかし、バネ20の弾力は頭部を動かして接触したような僅かな力が作用したときに、ヘッドレスト3を退避させる弾力に構成しているから、一々ヘッドレスト3を前後移動させるまでもなく、頭部が接触したときにはヘッドレスト3は退避する。
したがって、本願のヘッドレスト3の前後位置は、着座者ではなく設計者の意図により、邪魔にならない範囲で可及的に前側に位置することになり、ヘッドレスト3は頭部のすぐ後方に位置する。
この場合、ヘッドレスト3の前後位置は、邪魔にならない範囲で可及的に前側に位置しているから、着座者の頭部とヘッドレスト3との隙間が殆ど無い状態のときにダンパー25を作用させるので、むち打ち症の予防の効果を向上させる。
しかして、図5の実施例では、ロック体32は通常ロック用係合溝30に係合していないから、バネ20により常時最前方位置に位置しているヘッドレスト3に着座者の頭部が通常の動作で接触したときは、ヘッドレスト3は抵抗無く後側に退避させる。
即ち、ロック体32は、上部に係合爪係合爪35を設け、中間部を軸軸36により固定部材11に回動自在に取付け、軸36より下方部分にウエイトウエイト37を設けて構成しているから、通常はウエイト37がロック体32を起立させて係合爪35はロック用係合溝30に係合していないので、ヘッドレスト3の退避のための後方移動を許容する。
ヘッドレスト3に頭部の衝撃荷重が掛かると、ウエイト37が過剰により後方に移動し、これによりロック体32は軸36中心に回動して係合爪35がロック用係合溝30に係合してヘッドレスト3の移動を停止させて荷重を支持する。
Claims (3)
- 車両用シート1の背凭シート2の上部にリンク機構Lにより前後動自在にヘッドレスト3を設け、ヘッドレスト3はバネ20により前後動範囲内で常時前方移動するように付勢し最前方位置に位置し、バネ20は着座者の頭部が接触すると後方退避する弾力に構成することにより、ヘッドレスト3は常時頭部に追随して前後するように構成し、後突による衝撃を受けたときはダンパー25によりヘッドレスト3の後方移動を停止するようにした車両用シートのヘッドレスト。
- 車両用シート1の背凭シート2の上部にリンク機構Lにより前後動自在にヘッドレスト3を設け、ヘッドレスト3はバネ20により前後動範囲内で常時前方移動するように付勢し最前方位置に位置し、バネ20は着座者の頭部が接触すると後方退避する弾力に構成することにより、ヘッドレスト3は常時頭部に追随して前後するように構成し、ヘッドレストフレーム4とピラー8の間には、着座者の頭部の接触による退避するヘッドレスト3の移動速度では抵抗を低くし、衝撃を受けて着座者の頭部が後方移動する移動速度のときには抵抗を大きくするダンパー25を設けた車両用シートのヘッドレスト。
- 車両用シート1の背凭シート2の上部にリンク機構Lにより前後動自在にヘッドレスト3を設け、ヘッドレスト3はバネ20により前後動範囲内で常時前方移動するように付勢し最前方位置に位置し、バネ20は着座者の頭部が接触すると後方退避する弾力に構成することにより、ヘッドレスト3は常時頭部に追随して前後するように構成し、ヘッドレストフレーム4とピラー8の間には、ロック用係合溝30を形成したロックプレート31と、ヘッドレスト3に掛かる衝撃荷重を検知するとロック用係合溝30に係合するロック体32を設けた車両用シートのヘッドレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004022994A JP2005211402A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 車両用シートのヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004022994A JP2005211402A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 車両用シートのヘッドレスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005211402A true JP2005211402A (ja) | 2005-08-11 |
JP2005211402A5 JP2005211402A5 (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=34906160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004022994A Pending JP2005211402A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 車両用シートのヘッドレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005211402A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007099195A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Toyota Motor Corp | 乗員腰部拘束装置 |
JP2007331576A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シートのヘッドレスト |
JP2010119658A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Toyota Boshoku Corp | 乗物シート用ヘッドレスト |
WO2010084911A1 (ja) | 2009-01-21 | 2010-07-29 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
KR100991236B1 (ko) | 2008-04-02 | 2010-11-01 | 다이모스(주) | 자동차의 액티브 헤드레스트 |
JP2011046235A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Nihon Technica Co Ltd | シート装置 |
US7971932B2 (en) | 2007-02-19 | 2011-07-05 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
KR101198564B1 (ko) | 2011-03-25 | 2012-11-06 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 액티브 헤드레스트의 유동방지 구조 |
-
2004
- 2004-01-30 JP JP2004022994A patent/JP2005211402A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007099195A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Toyota Motor Corp | 乗員腰部拘束装置 |
JP2007331576A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シートのヘッドレスト |
JP4654985B2 (ja) * | 2006-06-15 | 2011-03-23 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シートのヘッドレスト |
US7971932B2 (en) | 2007-02-19 | 2011-07-05 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
KR100991236B1 (ko) | 2008-04-02 | 2010-11-01 | 다이모스(주) | 자동차의 액티브 헤드레스트 |
JP2010119658A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Toyota Boshoku Corp | 乗物シート用ヘッドレスト |
WO2010084911A1 (ja) | 2009-01-21 | 2010-07-29 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
JP2011046235A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Nihon Technica Co Ltd | シート装置 |
KR101198564B1 (ko) | 2011-03-25 | 2012-11-06 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 액티브 헤드레스트의 유동방지 구조 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8708411B2 (en) | Vehicle seat | |
RU147023U1 (ru) | Кресло для транспортного средства, содержащее независимое удлинение подушки и опору для бедер | |
JP4290701B2 (ja) | 車両用シート | |
US8100472B2 (en) | Vehicle active head restraint system with a locking linkage | |
US20130119723A1 (en) | Vehicle seat | |
US9409503B2 (en) | Ratcheting vehicle head restraint assembly | |
GB2347853A (en) | Anti submarining seat | |
US8287048B2 (en) | Pinch guard for a vehicle seat | |
JP2011136649A (ja) | 乗物用シート | |
US8388069B2 (en) | Automobile seat and headrest thereof | |
JP2005212596A (ja) | 車両用シート | |
US20170158101A1 (en) | Four-way ratcheting vehicle head restraint assembly | |
JP2005211402A (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
JP2010179753A (ja) | 乗物用シート | |
JP4290702B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4290703B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2008189027A (ja) | 車両用シート | |
JP4096731B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5432612B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JP7495591B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP4458351B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2010208589A (ja) | 車両用シート | |
JP4315333B2 (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
JP2006076494A (ja) | 車両用シートのヘッドレスト | |
JP2007069795A (ja) | 車両用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070123 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090520 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090721 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091111 |