JP2005039947A - サーボ駆動装置及びその制御方法 - Google Patents

サーボ駆動装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来のものより消費電力を低減することが可能なサーボ駆動装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 本発明のNC切削機10によれば、X軸又はZ軸のサーボモータ30X,30Zのモータ出力軸を駆動しかつ、Y軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸を所定の位置に保持する場合に、ブレーキ31YにてY軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸をロックするので、サーボロックのみでモータ出力軸をロックする従来のものに比べて、消費電力を低減することが可能となる。また、CPU21は、NCプログラムP1を読み込むと、そのNCプログラムP1に含まれる移動コマンドのパラメータに基づいてY軸保持用の移動コマンドであるか否かを自動的に判別し、Y軸保持用と判別した移動コマンドを実行したときにブレーキ30Yにてモータ出力軸をロックするので、ブレーキオン用のコマンドを制御プログラムに組み込む手間が省かれ、制御プログラムの作成効率が向上する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ワーク及び/又はツールを位置決め制御するための複数のサーボモータを備えたサーボ駆動装置及びその制御方法に関する。
従来、この種のサーボ駆動装置の一例として、例えば切削工具をワークに対して水平方向(Z軸方向)と重力方向(Y軸方向)とにそれぞれサーボモータにて移動してワークの所定部位を切削するNC切削機が知られている。このNC切削機の各サーボモータにはブレーキが備えられており、NC切削機を停止するときには各サーボモータへの給電が停止されてブレーキによりモータ出力軸がロックされ、NC切削機を作動させるときにはブレーキを解除して各サーボモータに給電を行い、切削工具が所定の位置に位置決め制御される。
ところで、上記した従来のNC切削機では、切削工具をY軸方向、Z軸方向の何れか一方向に移動しかつ他方向に移動しないときには、その移動しない軸方向のモータ出力軸をサーボロックのみでロックしていた。このため切削工具が移動しない軸に係るサーボモータにおいても電力が消費され、特に重力方向(Y軸方向)でサーボロックするときには、自重を保持するために多くの電力が消費されていた。
なお、本発明の先行技術を開示した文献は、見つけることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来のものより消費電力を低減することが可能なサーボ駆動装置及びその制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るサーボ駆動装置は、ワーク及び/又はツールを位置決め制御するための複数のサーボモータと、サーボモータのモータ出力軸をロックするためのブレーキと、サーボモータ及びブレーキを制御する制御部とを備えたサーボ駆動装置において、制御部は、一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動してワーク及び/又はツールを移動するときに、ブレーキにより一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のサーボ駆動装置において、制御部は、サーボモータの出力に係る変位量又は目標位置をパラメータとした移動コマンドを含む制御プログラムを実行し、移動コマンドに基づいてワーク及び/又はツールを位置決め制御すると共に、各移動コマンドが、一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動する一部保持用の移動コマンドであるか否かをパラメータに基づいて判別して、一部保持用と判別された移動コマンドを実行するときに、ブレーキにて一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のサーボ駆動装置において、制御部は、サーボモータの出力に係る変位量又は目標位置をパラメータとした移動コマンドと、指定された何れかの一のサーボモータに対するブレーキをオンするブレーキオンコマンドとを含む制御プログラムを読み込み、移動コマンドに基づいてワーク及び/又はツールを位置決め制御すると共に、ブレーキオンコマンドに基づいて、一のサーボモータのモータ出力軸をブレーキによりロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のサーボ駆動装置において、制御部は、ブレーキによってモータ出力軸がロックされた一のサーボモータに給電を行うことでブレーキとサーボロックとの両方によって一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のサーボ駆動装置において、制御部は、ブレーキ及びサーボロックの両方によってモータ出力軸がロックされた一のサーボモータへの給電に対して電流制限を行うように構成されたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のサーボ駆動装置において、制御部は、一のサーボモータの出力がブレーキの保持力より小さくなるように電流制限を行うように構成されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項4乃至6の何れかに記載のサーボ駆動装置において、制御部は、サーボモータの出力に係る変位量又は目標位置をパラメータとした移動コマンドと、何れかの一のサーボモータのモータ出力軸に対してブレーキ及びサーボロックの両方のロックを行うためのダブルロックコマンドとを含む制御プログラムを読み込み、移動コマンドに基づいてワーク及び/又はツールを位置決め制御すると共に、ダブルロックコマンドに基づいて、一のサーボモータのモータ出力軸をブレーキ及びサーボロックの両方でロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7に記載のサーボ駆動装置において、制御部は、ブレーキによってロックされた一のサーボモータのモータ出力軸の位置ずれを検出するように構成されたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載のサーボ駆動装置において、異常を報知するための異常報知手段を設け、制御部は、ブレーキによってロックされた一のサーボモータのモータ出力軸が位置ずれを起こしたときに異常報知手段を作動させるように構成されたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載のサーボ駆動装置において、制御部は、ブレーキによってロックされた一のサーボモータのモータ出力軸が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲内で位置ずれを起こした場合に、ブレーキをオフした状態で一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に位置決め制御してから再度ブレーキをオンするように構成されたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載のサーボ駆動装置において、制御部は、ブレーキによってロックされた一のサーボモータのモータ出力軸が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲内で位置ずれを起こした場合に、ブレーキとサーボロックの両方、或いは、サーボロックのみで、一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項12の発明に係るサーボ駆動装置の制御方法は、複数のサーボモータによってワーク及び/又はツールを位置決め制御するサーボ駆動装置の制御方法において、一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動してワーク及び/又はツールを移動する場合に、一のサーボモータのモータ出力軸をブレーキによってロックするように構成されたところに特徴を有する。
請求項13の発明に係るサーボ駆動装置の制御方法は、複数のサーボモータによってワーク及び/又はツールを位置決め制御するサーボ駆動装置の制御方法において、一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動してワーク及び/又はツールを移動する場合に、一のサーボモータのモータ出力軸をブレーキとサーボロックとの両方によってロックするように構成されたところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項12の発明>
請求項1及び請求項12のサーボ駆動装置及びその制御方法では、他のサーボモータを駆動しかつ一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持する場合に、ブレーキにより一のサーボモータのモータ出力軸をロックするので、サーボロックのみでモータ出力軸をロックする従来のものに比べて消費電力を低減することが可能となる。
<請求項2の発明>
請求項2のサーボ駆動装置に備えた制御部は、制御プログラムを読み込むと、その制御プログラムに含まれる移動コマンドのパラメータに基づいて一部保持用の移動コマンドであるか否かを自動的に判別し、一部保持用と判別した移動コマンドを実行したときにブレーキにてモータ出力軸をロックするので、ブレーキオン用のコマンドを制御プログラムに組み込む手間が省かれ、制御プログラムの作成効率が向上する。
<請求項3の発明>
請求項3のサーボ駆動装置では、従来から用いられている制御プログラムにブレーキオンコマンドを挿入することで、本発明のサーボ駆動装置用の制御プログラムを作成することができる。
<請求項4及び請求項13の発明>
請求項4及び請求項13のサーボ駆動装置及びその制御方法では、ブレーキによってロックされた一のサーボモータに給電を行うことでブレーキとサーボロックとの両方でモータ出力軸をロックするので、何れか一方でロックする場合に比べて信頼性が高まると共に、サーボロックのみでロックした従来のものに比べて、消費電力を低減することが可能となる。
<請求項5の発明>
請求項5のサーボ駆動装置では、ブレーキ及びサーボロックの両方でロックされた一のサーボモータに流す電流を制限することで、一のサーボモータの発熱を抑えることができる。
<請求項6の発明>
請求項6のサーボ駆動装置では、一のサーボモータの出力がブレーキの保持力より小さくなるように電流制限を行うので、一のサーボモータのモータ出力軸が、目標位置からずれた位置でブレーキによりロックされたときのサーボモータの発熱を制限することができる。
<請求項7の発明>
請求項7のサーボ駆動装置では、従来から用いられている制御プログラムに、ダブルロックコマンドを挿入することで、本発明のサーボ駆動装置用の制御プログラムを作成することができる。
<請求項8の発明>
請求項8のサーボ駆動装置では、ブレーキによってロックされた一のサーボモータのモータ出力軸の位置が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲を超えてずれたことを検出するので、位置ずれがおきた状態で、サーボ駆動装置が継続して動作することを防ぐことができる。
<請求項9の発明>
請求項9のサーボ駆動装置では、ブレーキによりロックされたモータ出力軸が位置ずれを起こした場合に、異常報知手段が異常を報知するので、位置ずれに対する迅速な対応が可能になる。
<請求項10の発明>
請求項10のサーボ駆動装置では、ブレーキによってロックされたモータ出力軸が位置ずれを起こした場合、ブレーキをオフした状態で一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に位置決め制御してから再度ブレーキをオンすることで、モータ出力軸の位置を許容誤差範囲内に収めることができる。
<請求項11の発明>
請求項11のサーボ駆動装置では、ブレーキによってロックされた一のサーボモータのモータ出力軸が位置ずれを起こした場合に、一のサーボモータのモータ出力軸を、ブレーキとサーボロックの両方、或いは、サーボロックのみに切り替えることで、その一のサーボモータのモータ出力軸の位置を許容誤差範囲内に収めることができる。
<第1実施形態>
以下、本発明のサーボ駆動装置としてのNC切削機に係る一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示すようにNC切削機10のボディ11には、水平方向を向いた主軸12が設けられ、この主軸12に工具13(本発明の「ツール」に相当する)が着脱可能に取り付けられている。また、NC切削機10のうちボディ11の前方には治具14が備えられ、その治具14の上面にワーク90が固定されている。
NC切削機10には、工具13をワーク90に対して任意の位置に移動するための直動機構34X,34Y,34Zが備えられている。具体的には、重力方向をY軸とし、ボディ11と治具14とが対向する水平方向(即ち、工具13の軸方向)をZ軸とし、ボディ11と治具14との対向方向と直行する水平方向をX軸とすると、Y軸直動機構34Yは、サーボモータ30Y(図2参照)を駆動源として備え、工具13を主軸12と共にY方向に直動する。また、Z軸直動機構34Zは、サーボモータ30Z(図2参照)を駆動源として備え、ボディ11全体をZ軸方向に直動する。X軸直動機構34Xは、サーボモータ30X(図2参照)を駆動源として備え、治具14全体をX軸方向に移動することで、工具13をワーク90に対して相対的にX軸方向に移動する。これらにより、治具14に固定されたワーク90のうちボディ11との対向面の任意の位置に工具13を位置決め制御することができる。なお、NC切削機10には、図示しないツールチェンジャーが備えられており、自動で工具交換することが可能になっている。
図2に示すように各サーボモータ30X,30Y,30Zには、ブレーキ31X,31Y,31Zが一体に備えられている。各ブレーキ31X,31Y,31Zは、例えば、ソレノイド駆動される図示しない摩擦部材を弾性体により常にはモータ出力軸に押し付けた構造になっている。そして、ソレノイドに給電を行うことで、各ブレーキ31X,31Y,31Zがオフ(即ち、ブレーキが解除される)する一方、ソレノイドへの給電を停止することで、各ブレーキ31X,31Y,31Zがオンし(即ち、ブレーキがかかり)、各サーボモータ30X,30Y,30Zのモータ出力軸がロックされる。
なお、ブレーキ31X,31Y,31Zの保持力(いわゆる、ブレーキトルク)は、例えば各サーボモータ30X,30Y,30Zの定格出力トルクと略同一になっている。
図2に示すように、各サーボモータ30X,30Y,30Zは、NC切削機10に備えた制御駆動部20によって駆動される。具体的には、制御駆動部20では、CPU21(本発明の「制御部」に相当する)が例えばメモリ22に記憶されたNCプログラムP1(本発明の「制御プログラム」に相当する)を読み込むことで、工具13のX,Y,Zの各軸に対する目標位置を取得すると共に、各サーボモータ30X,30Y,30Zに備えたエンコーダ32X,32Y,32Zの検出信号に基づいて、工具13の現在位置を取得する。そして、工具13の現在位置と目標位置との偏差に応じた電流指令値が、CPU21からX,Y,Zの各軸のサーボアンプ33X,33Y,33Zに出力され、サーボアンプ33X,33Y,33Zから流された駆動電流によって各サーボモータ30X,30Y,30Zが駆動される。
また、制御駆動部20には、NCプログラムP1を変更又は入力するためのキーボード23と、CPU21からの出力信号に応じたメッセージ、画像等を表示するモニタ24と、CPU21から出力信号に応じた音を発するスピーカ25が備えられている。
図3には、NCプログラムP1のプログラムリストが示されている。このNCプログラムP1は、以下の表1に示したコマンドを含んでなる。なお、同図において、NCプログラムP1の右側に引き出し線と共に示した「S110」、「S111」、・・・等は、説明の便宜上、NCプログラムP1に付したステップ番号である。
Figure 2005039947
CPU21は、NCプログラムP1の各コマンドを実行前に先読みして、それらコマンドに基づく指令データを演算処理し、バッファに格納する。そして、バッファに格納された指令データを各サーボアンプ33X,33Y,33Z等に出力する。ここで、CPU21は、上記表1における「G00 *」、「G01 *」で示した移動コマンドを読み込んだときの演算処理の1つとして、読み込んだ移動コマンドが、工具13をX軸方向又はZ軸方向に移動しかつY軸方向(重力方向)では所定の位置に保持する移動コマンド(以下、これを「Y軸保持用の移動コマンド」といい、これが本発明に係る「一部保持用の移動コマンド」に相当する)である否かを判別する。
例えば、NCプログラムP1におけるステップS111に含まれる移動コマンド「G00 X−100.Y−100」は、工具13を現在位置からX軸方向に「−100」、Y軸方向に「−100」、Z軸方向に「0」だけ移動するものであり、Y軸方向の移動を行うので、Y軸保持用の移動コマンドではない通常の移動コマンドと判別される。一方、例えば、NCプログラムP1におけるステップS120に含まれる移動コマンド「G00 Z−50」は、現在位置からX軸方向に「0」、Y軸方向に「0」、Z軸方向に「−50」だけ移動するものであり、工具13をZ軸方向に移動しかつY軸方向(重力方向)には移動しないものであるから、Y軸保持用の移動コマンドであると判別される。
これらと同様に、ステップS130,S160,S180に含まれる移動コマンド「G00 X100.Y100」、「G00 X−50.Y−50」、「G00 X50.Y50」は通常の移動コマンドと判別される一方、ステップS121,S122,S170,S171,S172に含まれる移動コマンド「G01 Z−50」、「G00 Z150」、「G00 Z−50」、「G01 X−300」、「G00 Z50」はY軸保持用の移動コマンドであると判別される。
CPU21は、移動コマンドのうちY軸保持用の移動コマンドを実行するときには、その前の通常の移動コマンドの実行を終了した時点で、Y軸用のサーボモータ30Yのブレーキ31Yをオンして、そのサーボモータ30Yのモータ出力軸をロックし、そのロック後、サーボモータ30Yへの給電を停止する(Y軸のサーボをオフする)。また、CPU21は、Y軸保持用の移動コマンドを実行した後に、通常の移動コマンドを実行するときには、その前のY軸保持用の移動コマンドの実行を終了した時点で、Y軸用のサーボモータ30Yに給電を開始し(サーボをオンし)、そのサーボモータ30Yのブレーキ31Yをオフする。
なお、工具をチェンジするためのコマンド「M06」を実行するときには、その前に主軸12を工具交換位置に停止させるためのコマンド「M19」の実行を終了した時点で、Y軸用のサーボモータ30Yのブレーキ31Yをオンしてから、サーボモータ30Yへの給電を停止する(Y軸のサーボをオフする)。
ところで、上記した運転中におけるY軸のブレーキ31Yが、モータ出力軸を完全にロックできなかった場合に備えて、本実施形態では以下の構成が採用されている。即ち、CPU21は、ブレーキ31YによってロックされたY軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸の位置ずれを検出するように構成されている。具体的には、CPU21は、Y軸のサーボモータ30Yに備えたエンコーダ32Yの検出信号が、ブレーキ31Yをオンした状態で、予め設定された所定の許容誤差範囲を超えて変化したか否かに基づいて、位置ずれを検出する。そして、Y軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸が位置ずれを起こしたときには、NC切削機10を一時停止すると共に、モニタ24及びスピーカ25(本発明の「異常報知手段」に相当する)に異常検出信号を出力し、表示と音声によって異常を報知する。これにより、位置ずれがおきた状態でNC切削機10が継続して動作することを防ぐことができると共に、位置ずれに対する迅速な対応が可能になる。
また、CPU21は、ブレーキ31YによってロックされたY軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲内で位置ずれを起こした場合には、NC切削機10を一時停止し、ブレーキ31Yをオフした状態でY軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸を所定の位置に位置決め制御してから再度ブレーキ31Yをオンし、NC切削機10を再起動する。これにより、Y軸のモータ出力軸の位置を許容誤差範囲内に収めることができかつ、位置ずれを起こしても自動的に復旧することができる。ここで、許容誤差範囲には、製品の品質上問題にならない位置ずれの範囲に設定すればよい。
なお、CPU21は、ブレーキ31YによってロックされたY軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲内で位置ずれを起こした場合に、ブレーキ31Yとサーボロックの両方、或いは、サーボロックのみで、Y軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸をロックするように構成してもよい。
本実施形態のNC切削機10の構成は以上であり、次に図3を参照してNC切削機10の動作について説明する。図3に示すように、作業者がNC切削機10の図示しない電源をオンし(S1)、さらに図示しない運転準備スイッチをオンすると(S2)、X軸、Z軸の各サーボモータ30X,30Zに給電が開始されてX軸、Z軸のモータ出力軸がサーボロックされかつブレーキ31X,31Zがオフされる(S3)。また、Y軸のサーボモータ30Yに関しては給電は行われず、ブレーキ31Yにてモータ出力軸がロックされた状態になっている。
この状態で作業者がNCプログラムP1の実行スイッチを押すと(S4)、CPU21によりNCプログラムP1が実行される(S5)。すると、主軸12の回転数が5000[rpm]に設定され(S110)、工具13が移動コマンド「G00 X−100.Y−100」に応じてX軸方向に−100、Y軸方向に−100離れた目標位置に移動され、さらに、工具13が正転駆動される(S111)。ここで、移動コマンド「G00 X−100.Y−100」は、Y軸方向の移動を伴う通常の移動コマンドであるので、ブレーキ31Yがオフされた状態で、この移動コマンドが実行される。
次いで、工具13は、移動コマンド「G00 Z−50」に応じてZ軸方向に−50離れた目標位置に移動された後(S120)、さらに移動コマンド「G01 Z−100」によりZ軸方向に−100離れた目標位置に移動される(S121)。そして、その目標位置に工具13が到達したら、移動コマンド「G00 Z150」に応じて、Z軸方向に150離れた目標位置に工具13が戻される(S122)。ここで、移動コマンド「G00 Z−50」、「G01 Z−100」、「G00 Z150」は、工具13をY軸方向において現在位置に保持した状態で、その他の軸方向(Z軸方向)に移動するY軸保持用の移動コマンドであるので、ブレーキ31YをオンしかつY軸のサーボをオフした状態でこれら移動コマンドが実行される。これにより、Y軸のサーボモータ30Yは、電力を消費しなくなり、節電を図ることができる。しかも、ブレーキ31Yは、通電しない状態でモータ出力軸をロックするので、ブレーキ31Yも電力を消費しない。
次いで、工具13は移動コマンド「G00 X100.Y100」に応じて、X軸方向に100、Y軸方向に100離れた目標位置に移動して工具交換位置に停止し(S130)、工具番号「2番」の工具に交換される(S140,S141)。そして、主軸12の回転数が2000[rpm]に設定される。これらコマンドを実行する間(S140〜S150)、工具13はY軸方向において現在位置に保持された状態になっているので、Y軸のブレーキ31YをオンしかつY軸のサーボをオフした状態でこれら各コマンドが実行される。これにより、Y軸のサーボモータ30Yは、電力を消費しなくなり、節電を図ることができる。
次いで、工具13が移動コマンド「G00 X−50.Y−50」に応じてX軸方向に−50、Y軸方向に−50離れた目標位置に移動された後、主軸12が正転駆動される(S160)。この移動コマンド「G00 X−50.Y−50」は、通常の移動コマンドであるので、Y軸のサーボをオンしかつブレーキ31Yをオフした状態で実行される。
次いで、工具13は移動コマンド「G00 Z−50」に応じて、Z軸方向に−50離れた目標位置に移動された後(S170)、移動コマンド「G01 X−300」により、X軸方向に−300離れた目標位置に工具13が移動される(S171)、さらに、移動コマンド「G00 Z50」により、Z軸方向に50離れた目標位置に工具13が移動される(S172)。これら移動コマンド「G00 Z−50」、「G01 X−300」、「G00 Z50」は、Y軸保持用の移動コマンドであるので、ブレーキ31YをオンしかつY軸のサーボをオフした状態でこれら移動コマンドが実行される。これにより、Y軸のサーボモータ30Yは、電力を消費しなくなり、節電を図ることができる。
次いで、工具13が移動コマンド「G00 X50.Y50」に応じて、X軸方向に50、Y軸方向に50離れた目標位置に移動されて工具交換位置に停止し(S180)、工具番号が「1番」の工具に交換され(S190,S191)、NCプログラムP1が終了する(S192)。
このように本実施形態のNC切削機10によれば、X軸又はZ軸のサーボモータ30X,30Zのモータ出力軸を駆動しかつ、Y軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸を所定の位置に保持する場合に、ブレーキ31YにてY軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸をロックするので、サーボロックのみでモータ出力軸をロックする従来のものに比べて、消費電力を低減することが可能となる。しかも、Y軸は自重を受ける軸であるので、運転中に他の軸をブレーキにてロックする場合に比べて効率的に消費電力の低減を図ることができる。また、CPU21は、NCプログラムP1を読み込むと、そのNCプログラムP1に含まれる移動コマンドのパラメータに基づいてY軸保持用の移動コマンドであるか否かを自動的に判別し、Y軸保持用と判別した移動コマンドを実行したときにブレーキ30Yにてモータ出力軸をロックするので、ブレーキオン用のコマンドを制御プログラムに組み込む手間が省かれ、制御プログラムの作成効率が向上する。さらに、従来のNC切削機とコマンドの書式を統一化して、従来のプログラム資源を有効活用することも可能になる。
<第2実施形態>
本実施形態は、図4に示されている。同図に示した本実施形態のNCプログラムP2は、前記第1実施形態のNCプログラムP1に以下説明するダブルロック用補助コマンドを追加した構成になっている。
詳細には、第1実施形態のNCプログラムP1を本実施形態のNCプログラムP2に変更するには、作業者はNC切削機10の制御駆動部20に備えたキーボード23を操作してNCプログラムP1を呼び出し、モニタ24にNCプログラムP1のプログラムリストを表示する。そして、そのプログラムリストにおけるY軸保持用の移動コマンドのうちY軸のサーボモータ30Yの負荷が比較的大きなものを選択し、そのY軸保持用の移動コマンドの前にキーボード23によってダブルロック用補助コマンドを挿入する。具体的には、例えば、上記したNCプログラムP1におけるステップS170の前に、ダブルロック用補助コマンドを挿入する(S161)。
ここで、ダブルロック用補助コマンドは、図4において例えば「M13」で表示されており、CPU21がこのダブルロック用補助コマンド「M13」を実行すると、Y軸のブレーキ31Yがオンした状態でサーボモータ30Yへの給電が行われ、ブレーキ31Yとサーボロックとの両方によってモータ出力軸がロックされる。このとき、CPU21は、サーボオンによるモータ出力トルクが、ブレーキ31Yのブレーキトルクより小さくなるようにサーボモータ30Yに流す電流を制限する。これにより、Y軸のサーボモータ30Yのモータ出力軸が、目標位置からずれた位置でブレーキ31Yによりロックされたときのサーボモータの発熱を制限することができる。なお、上記したNCプログラムP2以外の本実施形態の構成は、前記第1実施形態と同じであるため重複した説明は省略する。
このように本実施形態のNC切削機10によれば、ブレーキ31Yとサーボロックとの両方でモータ出力軸をロックするので、何れか一方でロックする場合に比べて信頼性が高まると共に、サーボロックのみでロックした従来のものに比べて、消費電力を低減することが可能となる。また、既存のNCプログラムに、ダブルロックコマンドを挿入することで、容易に本発明に係るNC切削機10用のNCプログラムに変更することができる。
<第3実施形態>
前記第1実施形態のNC切削機10では、NCプログラムP1の移動コマンドのパラメータに基づいて、それら移動コマンドがY軸保持用の移動コマンドか否かを自動判別していたが、本実施形態のNC切削機10では、図5に示すように、作業者がNCプログラムにブレーキオン用補助コマンド、ブレーキオフ用補助コマンド、ダブルロック用補助コマンドを挿入し、CPU21がこれら補助コマンドに応じて、Y軸ブレーキ及びサーボをオンオフする構成になっている。
詳細には、前記第1実施形態におけるNCプログラムP1の各移動コマンドが、Y軸保持用の移動コマンドか否かを作業者が判別し、Y軸保持用の移動コマンド(ステップS120,S121,S122,S171,S172)の前側に、ブレーキオン用補助コマンドを挿入する(S112,S131)。また、通常の移動コマンドの前側(ステップS111,S130,S160,S180)には、ブレーキオフ用補助コマンドを挿入する(S101,S123,S151、S173)。さらに、Y軸保持用の移動コマンドのうちY軸のサーボモータ30Yの負荷が比較的大きなもの(S170)の前には、ダブルロック用補助コマンドを挿入する(S161)。
ここで、ブレーキオン用補助コマンドは、図5において例えば「M12」で表示されており、CPU21がこのブレーキオン用補助コマンド「M12」を実行すると、Y軸のブレーキ31Yをオンしかつサーボモータ30Yへの給電を停止する(サーボをオフする)。また、ブレーキオフ用補助コマンドは、図5において例えば「M11」で表示されており、CPU21がこのブレーキオフ用補助コマンド「M11」を実行すると、Y軸のブレーキ31Yをオフしかつサーボモータ30Yへの給電を行う(サーボをオンする)。なお、上記以外の本実施形態の構成は、前記第1及び第2の実施形態と同じであるため重複した説明は省略する。
本実施形態のNC切削機10では、従来から用いられている制御プログラムに、ブレーキオンコマンド、ブレーキオフコマンド及び必要に応じてダブルロック用補助コマンドを挿入することで、容易に、本発明のNC切削機10用のNCプログラムを作成することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第3の各実施形態では、NC切削機を一例にして本発明に係るサーボ駆動装置及びその制御方法を説明したが、本発明に係るサーボ駆動装置には、ワークを加工しない検査機、測定機、又はロボット等も含まれる。
(2)前記第1〜第3の各実施形態では、モータ出力軸が回転するサーボモータであったが、モータ出力軸が直動するリニアモータとしてのサーボモータを備えたサーボ駆動装置に本発明を適用してもよい。
(3)前記第1〜第3の各実施形態では、ブレーキがサーボモータに一体に備えられていたが、サーボモータとは別に、モータ出力軸に連結された駆動系の一部にブレーキを備えた構成にしてもよい。
(4)前記第1〜第3の各実施形態では、重力方向のY軸のサーボモータにのみ運転中のブレーキによるロックを行っていたが、他の軸に関して運転中のブレーキによるロックを行ってもよいし、全軸に関して運転中のブレーキによるロックを行ってもよい。
(5)前記第1〜第3の各実施形態のサーボ駆動装置では、直交3軸の駆動系の駆動源としての複数のサーボモータの一部に、運転中のブレーキによるロックを行う構成であったが、互いに向きが異なる駆動系を備えていれば、それらの向きは直交3軸に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係るNC切削機の斜視図 NC切削機の電機的構成を示すブロック図 プログラムリストを含むNC切削機の動作を示すフロー 第2実施形態のNC切削機の動作を示すフロー 第3実施形態のNC切削機の動作を示すフロー
符号の説明
10 NC切削機
11 ボディ
13 工具(ツール)
14 治具
21 CPU(制御部)
24 モニタ(異常報知手段)
25 スピーカ(異常報知手段)
30X X軸のサーボモータ(他のサーボモータ)
30Y Y軸のサーボモータ(一のサーボモータ)
30Z Z軸のサーボモータ(他のサーボモータ)
31X,31Y,31Z ブレーキ
90 ワーク

Claims (13)

  1. ワーク及び/又はツールを位置決め制御するための複数のサーボモータと、前記サーボモータのモータ出力軸をロックするためのブレーキと、前記サーボモータ及び前記ブレーキを制御する制御部とを備えたサーボ駆動装置において、
    前記制御部は、一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動して前記ワーク及び/又はツールを移動するときに、前記ブレーキにより前記一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたことを特徴とするサーボ駆動装置。
  2. 前記制御部は、前記サーボモータの出力に係る変位量又は目標位置をパラメータとした移動コマンドを含む制御プログラムを実行し、前記移動コマンドに基づいて前記ワーク及び/又はツールを位置決め制御すると共に、
    前記各移動コマンドが、前記一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動する一部保持用の移動コマンドであるか否かを前記パラメータに基づいて判別して、前記一部保持用と判別された移動コマンドを実行するときに、前記ブレーキにて前記一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のサーボ駆動装置。
  3. 前記制御部は、前記サーボモータの出力に係る変位量又は目標位置をパラメータとした移動コマンドと、指定された何れかの一のサーボモータに対する前記ブレーキをオンするブレーキオンコマンドとを含む制御プログラムを読み込み、
    前記移動コマンドに基づいて前記ワーク及び/又はツールを位置決め制御すると共に、前記ブレーキオンコマンドに基づいて、前記一のサーボモータのモータ出力軸を前記ブレーキによりロックするように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のサーボ駆動装置。
  4. 前記制御部は、前記ブレーキによって前記モータ出力軸がロックされた前記一のサーボモータに給電を行うことで前記ブレーキとサーボロックとの両方によって前記一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のサーボ駆動装置。
  5. 前記制御部は、前記ブレーキ及びサーボロックの両方によって前記モータ出力軸がロックされた前記一のサーボモータへの給電に対して電流制限を行うように構成されたことを特徴とする請求項4に記載のサーボ駆動装置。
  6. 前記制御部は、前記一のサーボモータの出力が前記ブレーキの保持力より小さくなるように前記電流制限を行うように構成されたことを特徴とする請求項5に記載のサーボ駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記サーボモータの出力に係る変位量又は目標位置をパラメータとした移動コマンドと、何れかの一のサーボモータのモータ出力軸に対して前記ブレーキ及び前記サーボロックの両方のロックを行うためのダブルロックコマンドとを含む制御プログラムを読み込み、
    前記移動コマンドに基づいて前記ワーク及び/又はツールを位置決め制御すると共に、前記ダブルロックコマンドに基づいて、前記一のサーボモータのモータ出力軸を前記ブレーキ及びサーボロックの両方でロックするように構成されたことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載のサーボ駆動装置。
  8. 前記制御部は、前記ブレーキによってロックされた前記一のサーボモータのモータ出力軸の位置ずれを検出するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至7に記載のサーボ駆動装置。
  9. 異常を報知するための異常報知手段を設け、
    前記制御部は、前記ブレーキによってロックされた前記一のサーボモータのモータ出力軸が位置ずれを起こしたときに前記異常報知手段を作動させるように構成されたことを特徴とする請求項8に記載のサーボ駆動装置。
  10. 前記制御部は、前記ブレーキによってロックされた前記一のサーボモータのモータ出力軸が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲内で位置ずれを起こした場合に、前記ブレーキをオフした状態で前記一のサーボモータのモータ出力軸を前記所定の位置に位置決め制御してから再度前記ブレーキをオンするように構成されたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のサーボ駆動装置。
  11. 前記制御部は、前記ブレーキによってロックされた前記一のサーボモータのモータ出力軸が、所定の位置に対して予め設定された許容誤差範囲内で位置ずれを起こした場合に、前記ブレーキと前記サーボロックの両方、或いは、前記サーボロックのみで、前記一のサーボモータのモータ出力軸をロックするように構成されたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のサーボ駆動装置。
  12. 複数のサーボモータによってワーク及び/又はツールを位置決め制御するサーボ駆動装置の制御方法において、
    一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動して前記ワーク及び/又はツールを移動する場合に、前記一のサーボモータのモータ出力軸をブレーキによってロックするように構成されたことを特徴とするサーボ駆動装置の制御方法。
  13. 複数のサーボモータによってワーク及び/又はツールを位置決め制御するサーボ駆動装置の制御方法において、
    一のサーボモータのモータ出力軸を所定の位置に保持した状態で、他のサーボモータを駆動して前記ワーク及び/又はツールを移動する場合に、前記一のサーボモータのモータ出力軸をブレーキとサーボロックとの両方によってロックするように構成されたことを特徴とするサーボ駆動装置の制御方法。

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