JP2020154956A - 数値制御装置及び工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動軸を指定の回転位置で精度良く静止できる数値制御装置及び工作機械を提供する。【解決手段】数値制御装置はCPUを備える。CPUはC軸テーブルに連結した駆動軸がC軸モータの駆動により指定の回転位置に移動した時、クランプ装置に駆動軸のクランプを開始させる。CPUはクランプ装置による駆動軸のクランプが完了した時、位置ずれ量がエラー閾値以下であるか判断する。CPUは位置ずれ量がエラー閾値より大きいと判断した時、クランプ装置に駆動軸をアンクランプし(S61)、その後、クランプする制御を行う(S81)。故に数値制御装置は、駆動軸を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、数値制御装置及び工作機械に関する。
特許文献1は、回転軸であるC軸と傾斜軸であるA軸を有する工作機械を制御する数値制御装置を開示する。C軸は加工対象であるワークを保持し且つ回転する軸である。A軸はC軸の傾きを変更する軸である。工作機械は、ワークを回転可能に保持するワーク保持機構を備える。ワーク保持機構は、A軸テーブルを備える。A軸テーブルは回転可能に設けてある。A軸モータはA軸テーブルと連結する支軸を回転させる。A軸テーブルは支軸と一体して回転し任意方向に傾く。数値制御装置はA軸モータの出力軸の回転方向と回転量を制御することで、A軸テーブルの傾斜角度を調整する。
特開2016−085650号公報
回転した支軸をクランプし、支軸が所定の回転量を超えて回転することを抑制するためのクランプ装置を工作機械に設ける時がある。クランプ装置が支軸をクランプする時に、支軸が微小に回転することがある。支軸の回転量が大きい時、ワークの加工精度に影響する可能性があった。
本発明の目的は、駆動軸を指定の回転位置で精度良く静止できる数値制御装置及び工作機械を提供することである。
本発明の第一態様に係る数値制御装置は、サーボモータ、前記サーボモータで回転駆動する駆動軸、前記駆動軸をクランプするクランプ部を備えた工作機械を制御可能な数値制御装置において、前記サーボモータを制御し、指定した回転位置である第一回転位置まで前記駆動軸を回転する第一制御部と、前記第一制御部により前記駆動軸を前記第一回転位置まで回転した時、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプする第二制御部と、前記駆動軸の回転位置と前記第一回転位置との差分であるずれ量と、閾値との関係を判定する判定部と、前記第二制御部による前記駆動軸のクランプが完了した後の前記ずれ量が、前記判定部により所定の第一閾値以上であると判定した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をアンクランプし、その後、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプする第三制御部とを備えたこと特徴とする。
第一態様によれば、数値制御装置は、駆動軸を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。
第一態様において、前記第三制御部は、前記駆動軸のアンクランプが完了してから第一時間が経過した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプしてもよい。数値制御装置は、駆動軸のアンクランプをしてから第一制御部が駆動部を制御する時間を確保できる。故に数値制御装置は、駆動軸を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。
第一態様において、前記第三制御部は、更に、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプした後の前記ずれ量が前記第一閾値未満となるまで、前記駆動軸のアンクランプ及びクランプを繰り返す繰り返し制御を実行し、前記第三制御部による前記繰り返し制御の回数である第一回数が、所定の第二閾値以上である場合、前記第三制御部による前記繰り返し制御を中止する第一停止部とを備えてもよい。使用者は第一回数に基づき数値制御装置の制御の不調を判断し易い。
第一態様において、前記第二制御部による前記駆動軸のクランプが完了した後の前記ずれ量が、前記判定部により、前記第一閾値よりも値が大きい第三閾値以上と判定した場合、報知部に報知させてもよい。故に使用者は、数値制御装置の制御の不調を把握し易い。
第一態様において、前記第三制御部による前記駆動軸のクランプが完了した後の前記ずれ量が、前記判定部により、前記第一閾値よりも値が大きい第四閾値以上と判定した場合、前記第三制御部による前記繰り返し制御を停止し、報知部に報知させる第二停止部を更に備えてもよい。故に使用者は、数値制御装置の制御の不調を把握し易い。
第一態様において、前記判定部により、前記ずれ量が前記第一閾値以上と判定した場合、第二時間が経過するまでの間、前記サーボモータの駆動を停止する第三停止部を更に備え前記第三制御部は、前記第二時間が経過した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプしてもよい。数値制御装置は、ずれ量が第一閾値以上である場合、第二時間の間、サーボモータの駆動を停止させるので、駆動軸で発生するトルクが低減する。故に数値制御装置は、駆動軸のずれ量が大きくなることを抑制できる。
第一態様において、前記回転位置を検出可能な検出部を備え、前記判定部は、前記検出部が検出した前記回転位置と前記第一回転位置との差分である前記ずれ量と、前記閾値との関係で判定してもよい。数値制御装置は、駆動軸の回転位置を検出できるので、駆動軸を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。
本発明の第二態様に係る工作機械は、第一態様に係る数値制御装置を備えたことを特徴とする。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
工作機械100の斜視図。 ワーク支持装置8の斜視図。 数値制御装置1と工作機械100の電気ブロック図。 C軸位置合わせ処理の流れ図。 C軸位置合わせ処理の流れ図であって、図4の続き。 C軸位置合わせ処理の流れ図であって、図5の続き。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照し説明する。以下説明は、図中に矢印で示す上下、左右、前後、を使用する。工作機械100の左右方向、前後方向、上下方向は、夫々工作機械100のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向である。図1に示す工作機械100は、移動軸、回転軸、傾斜軸を有する五軸制御の立型工作機械である。移動軸は、X軸、Y軸、Z軸である。回転軸はC軸、傾斜軸はA軸である。
図1を参照し、工作機械100の構造を説明する。工作機械100は、基台2、コラム5、Y軸移動機構(図示略)、X軸移動機構(図示略)、Z軸移動機構(図示略)、主軸ヘッド6、主軸(図示略)、ワーク支持装置8、工具交換装置9、制御箱(図示略)等を備える。
基台2は、架台11、主軸基台12、右側ワーク基台13、左側ワーク基台14等を備える。架台11は前後方向に長い略直方体状の構造体である。主軸基台12は前後方向に長い略直方体状に形成し、架台11上面後方に設ける。右側ワーク基台13は架台11上面右前方に設ける。左側ワーク基台14は架台11上面左前方に設ける。右側ワーク基台13と左側ワーク基台14は夫々、前側の支持台13A、14Aと、後側の支持台13B、14Bを備える。支持台13A、13B、14A、14Bは夫々上下方向に延びる柱状に形成し、上面にワーク支持装置8を支持する。
Y軸移動機構は主軸基台12上面に設け、一対のY軸レール16(図1は右側のY軸レール16のみ図示)、Y軸ボール螺子(図示略)、Y軸モータ62(図3参照)等を備える。一対のY軸レール16とY軸ボール螺子はY軸方向に延びる。一対のY軸レール16は上面に移動体15をY軸方向に案内する。移動体15は略平板状に形成し、底部外面にナット(図示略)を備える。該ナットはY軸ボール螺子に螺合する。Y軸モータ62がY軸ボール螺子を回転すると、移動体15はナットと共に一対のY軸レール16に沿って移動する。故にY軸移動機構は移動体15をY軸方向に移動可能に支持する。
X軸移動機構は移動体15上面に設け、一対のX軸レール(図示略)、X軸ボール螺子(図示略)、X軸モータ61(図3参照)等を備える。X軸レールとX軸ボール螺子はX軸方向に延びる。コラム5は上下方向に延び、移動体15上面に設ける。コラム5は底部にナット(図示略)を備える。該ナットはX軸ボール螺子に螺合する。X軸モータ61がX軸ボール螺子を回転すると、コラム5はナットと共に一対のX軸レールに沿って移動する。故にX軸移動機構はコラム5をX軸方向に移動可能に支持する。故にコラム5は、Y軸移動機構、移動体15、X軸移動機構により、基台2上をX軸方向とY軸方向に移動可能である。
Z軸移動機構はコラム5前面に設け、一対のZ軸レール(図示略)、Z軸ボール螺子(図示略)、Z軸モータ63(図3参照)等を備える。Z軸レールとZ軸ボール螺子はZ軸方向に延びる。主軸ヘッド6は背面にナット(図示略)を備える。該ナットはZ軸ボール螺子に螺合する。Z軸モータ63はZ軸ボール螺子の上端部の軸受(図示略)に固定する。Z軸モータ63がZ軸ボール螺子を回転すると、主軸ヘッド6は一対のZ軸レールに沿って移動する。故にZ軸移動機構は主軸ヘッド6をZ軸方向に移動可能に支持する。
主軸ヘッド6は下部にZ軸カバー18を備える。Z軸カバー18はコラム5前面に設けたZ軸移動機構を覆い且つ主軸ヘッド6の上下動に伴って伸縮する。Z軸カバー18はZ軸移動機構内に切粉と切削液が侵入するのを防止する。主軸(図示略)は主軸ヘッド6内部に設け、主軸ヘッド6下部に工具装着穴(図示略)を備える。工具装着穴は工具を装着する。主軸は主軸ヘッド6上部に設けた主軸モータ64(図3参照)で回転する。
ワーク支持装置8は架台11上面前側に配置し、右側ワーク基台13と左側ワーク基台14の夫々の上面に固定して支持する。ワーク支持装置8はワーク(図示略)を回転可能に保持する。ワーク支持装置8はA軸テーブル20とC軸テーブル40を備える。A軸テーブル20はX軸方向に対して平行な軸を中心に回転可能である。A軸テーブル20の回転軸はA軸である。C軸テーブル40は円盤状に形成し、A軸テーブル20の上面略中央に設ける。C軸テーブル40はZ軸方向に平行な軸を中心に回転可能であり、上面に把持機構200(図2参照)を用いてワークを固定する。C軸テーブル40の回転軸はC軸である。ワーク支持装置8はA軸テーブル20を任意方向に傾けることができる。ワーク支持装置8の具体的構造は後述する。
工具交換装置9は工具マガジン(図示略)と保護カバー9A等を備える。保護カバー9Aは工具マガジンを覆って保護する。工具マガジンはコラム5と主軸ヘッド6周囲を取り巻く略円環状である。工具マガジンは複数のポット(図示略)、チェーン(図示略)、マガジンモータ65(図3参照)等を備える。ポットは工具を着脱可能に装着する。チェーンは工具マガジンに沿って環状に設ける。複数のポットはチェーンに沿って取り付ける。マガジンモータ65の駆動で、チェーンは工具マガジンの形状に沿って移動する。複数のポットはチェーンと共に移動する。工具交換位置は工具マガジン最下部に位置するポットの位置である。工具交換装置9は主軸ヘッド6の昇降動作中に工具交換位置のポットが保持する工具を、主軸に現在装着する工具と交換する。
制御箱は例えば工作機械100を覆うカバー(図示略)の外壁に取り付ける。制御箱は数値制御装置1を内側に格納する。数値制御装置1はNCプログラムに基づき、工作機械100の動作を制御する。NCプログラムは複数のブロックで構成し、各ブロックは制御指令を含む。制御指令は例えばGコード、Mコード等である。
図2を参照し、ワーク支持装置8の具体的構造を説明する。ワーク支持装置8は、A軸テーブル20、左側支持台27、右側駆動機構部28、C軸テーブル40、C軸駆動部50等を備える。A軸テーブル20は、テーブル部21、右連結部22、左連結部23を備える。テーブル部21は、A軸テーブル20の傾斜角度が0°で上面が水平となる平面視略略長方形状の板状部である。右連結部22は、テーブル部21の右端部から右斜め上方に延び、右側駆動機構部28と回動可能に連結する。左連結部23はテーブル部21の左端部から左斜め上方に延び、後述する左側支持台27と回転可能に連結する。C軸テーブル40はテーブル部21上面略中央に回転可能に設ける。
C軸駆動部50はテーブル部21下面に設ける。C軸駆動部50は内側に、駆動軸41、C軸モータ66(図3参照)、クランプ装置68(図3参照)を備える。駆動軸41の一端はテーブル部21の略中央に設けた穴(図示略)を介してC軸テーブル40と連結する。駆動軸41の他端はC軸モータ66の出力軸と連結する。故にC軸テーブル40はC軸モータ66の駆動で回転する。クランプ装置68は、例えばディスクブレーキ(図示略)を備え、駆動軸41をクランプ可能である。クランプ装置68は駆動軸41をクランプすることで駆動軸41の回転を抑制する。切削加工時、工作機械100は、駆動軸41が回転することで、ワークをC軸回りに所定回転位置まで回転し、クランプ装置68が駆動軸41をクランプすることで、ワークのC軸の回転位置を決定する。
左側支持台27はA軸テーブル20の左側に位置する。左側支持台27は左側面視略三角形状で且つ左右方向に所定厚を有する柱状に形成する。左側支持台27は上方に突出する頂点部にて、左連結部23の左端面から左方に突出する略円柱状の支軸31を回転可能に支持する。左側支持台27の底部は、左側ワーク基台14の支持台14A、14B(図1参照)の夫々の上面に架け渡して固定する。
右側駆動機構部28はA軸テーブル20の右側に位置する。右側駆動機構部28はカバー部33、34を備える。カバー部33は略直方体状に形成し右側駆動機構部28上半分周囲を覆う。カバー部34はカバー部33下部と連結し右側駆動機構部28下半分周囲を覆う。カバー部33、34は内側に、右側支持台(図示略)、減速機(図示略)、A軸モータ67(図3参照)等を格納する。右側支持台は、カバー部33、34の夫々の左側面に跨いで設けた円形状の穴部35を介して、右連結部22右端面から右方に突出する略円柱状の支軸(図示略)を回転可能に支持し、且つA軸モータ67を一体化して保持する。
右連結部22の支軸とA軸モータ67の出力軸は、減速機を介して互いに連結する。減速機は歯車等で動力の回転速度を減じて出力する機械装置であり、出力として減速比に比例したトルクを得ることができる。故にA軸モータ67の出力軸が回転すると、減速機を介して、右連結部22の支軸はA軸モータ67の出力軸よりも減速して回転する。A軸テーブル20は右連結部22と一体して回転し、A軸回りに任意の方向に傾く。故にワーク支持装置8は、主軸に装着する工具に対してワークを任意方向に傾けることができる。右側支持台の底部は、右側ワーク基台13の支持台13A、13B(図1参照)の夫々の上面に架け渡して固定する。
図3を参照し、数値制御装置1と工作機械100の電気的構成を説明する。数値制御装置1はCPU91、ROM92、RAM93、不揮発性メモリ94、I/O基板96等を備える。CPU91は工作機械100の動作を制御する。ROM92は後述する制御プログラム等を記憶する。制御プログラムは、図4〜図6に示すC軸位置合わせ処理を実行するものである。RAM93は各種処理実行中に発生するクランプ確認時間カウンタ、アンクランプ確認時間カウンタ、クランプ待ち時間カウンタ、モータ待ち時間カウンタ、変数Nの値等を記憶する。各カウンタ、変数Nの説明は後述する。不揮発性メモリ94はNCプログラム、リトライ最大回数、ずれ許容値、クランプ待ち時間等を記憶する。リトライ最大回数、ずれ許容値、クランプ待ち時間の説明は後述する。I/O基板96は工作機械100と各種信号の入出力を行う回路基板である。
工作機械100は駆動回路51〜59を更に備える。駆動回路51〜59は数値制御装置1のI/O基板96に接続する。駆動回路51はCPU91の指令信号に従いX軸モータ61に駆動電流(パルス)を出力する。エンコーダ71はX軸モータ61とI/O基板96に接続する。エンコーダ71はX軸モータ61の位置情報(モータの絶対位置情報)を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。駆動回路52はCPU91の指令信号に従いY軸モータ62に駆動電流を出力する。エンコーダ72はY軸モータ62とI/O基板96に接続する。エンコーダ72はY軸モータ62の位置情報を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。
駆動回路53はCPU91の指令信号に従いZ軸モータ63に駆動電流を出力する。エンコーダ73はZ軸モータ63とI/O基板96に接続する。エンコーダ73はZ軸モータ63の位置情報を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。駆動回路54はCPU91の指令信号に従い主軸モータ64に駆動電流を出力する。エンコーダ74は主軸モータ64とI/O基板96に接続する。エンコーダ74は主軸モータ64の位置情報を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。駆動回路55はCPU91の指令信号に従いマガジンモータ65に駆動電流を出力する。エンコーダ75はマガジンモータ65とI/O基板96に接続する。エンコーダ75はマガジンモータ65の位置情報を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。
駆動回路56はCPU91の指令信号に従いC軸モータ66に駆動電流を出力する。エンコーダ76はC軸モータ66とI/O基板96に接続する。エンコーダ76はC軸モータ66の位置情報を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。駆動回路57はCPU91の指令信号に従いA軸モータ67に駆動電流を出力する。エンコーダ77はA軸モータ67とI/O基板96に接続する。エンコーダ77はA軸モータ67の位置情報を検出し該検出信号をI/O基板96に入力する。
駆動回路58はCPU91の指令信号に従いクランプ装置68に駆動電流を出力する。
CPU91がI/O基板96を介して駆動回路58に入力する指令信号はアンクランプ出力信号である。CPU91がアンクランプ出力信号を駆動回路58に入力した時、クランプ装置68は駆動軸41をアンクランプする。CPU91がアンクランプ出力信号を駆動回路58に入力しない時、クランプ装置68は駆動軸41をクランプする。以下、CPU91がアンクランプ出力信号を駆動回路58に入力することを「アンクランプ出力信号をONする」と称し、CPU91がアンクランプ出力信号を駆動回路58に入力しないことを「アンクランプ出力信号をOFFする」と称す。
駆動回路59はCPU91の指令信号に従い表示部84に駆動電流を出力する。入力部81はI/O基板96に接続する。入力部81、表示部84は例えば工作機械100を覆うカバー(図示略)の外壁に取り付ける。表示部84は例えばLCDである。使用者は表示部84が表示する情報を確認しながら入力部81を操作して、NCプログラム、リトライ最大回数、ずれ許容値、クランプ待ち時間等を不揮発性メモリ94に記憶させる。
X軸モータ61、Y軸モータ62、Z軸モータ63、主軸モータ64、マガジンモータ65、C軸モータ66、A軸モータ67は何れもサーボモータである。エンコーダ71〜77は一般的なアブソリュートエンコーダである。エンコーダ71〜75、77はサーボモータの出力軸の回転位置の絶対位置を検出して出力する位置センサである。エンコーダ76は駆動軸41の回転位置の絶対位置を検出して出力する位置センサである。駆動回路51〜57はエンコーダ71〜77からフィードバック信号を受け、位置と速度のフィードバック制御を行う。駆動回路51〜59は例えばFPGA回路でもよい。
図4〜図6を参照し、CPU91が実行するC軸位置合わせ処理を説明する。CPU91はC軸テーブル40を回転させる制御指令を受信した時、C軸位置合わせ処理を実行する。
図4に示す如く、CPU91は不揮発性メモリ94からリトライ最大回数を取得し(S1)、ずれ許容値を取得し(S2)、クランプ待ち時間を取得する(S3)。CPU91は変数Nに0を設定する(S4)。変数Nは後述するリトライ処理の実行回数である。
CPU91はC軸モータ66を駆動する(S11)。C軸モータ66の駆動により駆動軸41と駆動軸41に連結するC軸テーブル40が回転する。CPU91は使用者が設定した所定回転位置に駆動軸41が到達したかを判断する(S12)。CPU91はエンコーダ76の検出結果に基づきS12の判断を行う。CPU91は駆動軸41が所定回転位置に到達していないと判断した時(S12:NO)、処理をS12に戻し、該処理を繰り返す。
CPU91は駆動軸41が所定回転位置に到達したと判断した時(S12:YES)、アンクランプ出力信号をOFFにする(S21)。該時、クランプ装置68は駆動軸41のクランプを開始する。CPU91はクランプ確認時間をクランプ確認時間カウンタに設定する(S22)。CPU91はクランプ確認時間カウンタをRAM93に記憶する。クランプ確認時間はクランプ装置68が駆動軸41のクランプを開始してから完了する迄の時間である。
CPU91はクランプ確認時間が経過したか判断する(S23)。CPU91はS22で設定したクランプ確認時間カウンタの値に基づきS23の判断を行う。CPU91はクランプ確認時間カウンタの値が0でなく、クランプ確認時間が経過していないと判断した時(S23:NO)、処理をS23に戻し、該処理を繰り返す。CPU91はクランプ確認時間カウンタの値が0であり、クランプ確認時間が経過したと判断した時(S23:YES)、C軸モータ66を停止する(S24)。クランプ装置68がクランプを完了した時、CPU91はエンコーダ76の検出結果から駆動軸41の回転位置を検出する。
図5に示す如く、CPU91は駆動軸41における使用者が設定した所定回転位置とクランプ装置68のクランプ完了後の回転位置とのずれ量である位置ずれ量がエラー閾値以下であるか判断する(S31)。例えばクランプ装置68が駆動軸41をクランプするトルクが大きい時、位置ずれ量が0でないことがある。エラー閾値は駆動軸41の位置ずれにより工作機械100の加工精度に影響が出る可能性があるかをCPU91が判断するための閾値である。CPU91は位置ずれ量がエラー閾値以下であると判断した時(S31:YES)、C軸位置合わせ処理を終了する。該時、クランプ装置68が正常にクランプを完了したとして、工作機械100はワークの加工を開始する。
CPU91は位置ずれ量がエラー閾値より大きいと判断した時(S31:NO)、位置ずれ量がずれ許容値以下であるか判断する(S32)。ずれ許容値はクランプ装置68が後述するリトライ処理を実行するかをCPU91が判断するための閾値である。ずれ許容値は位置ずれ量についての閾値である。ずれ許容値はエラー閾値より大きく、例えばエラー閾値の5〜10倍の値である。
CPU91は位置ずれ量がずれ許容値以下であると判断した時(S32:YES)、変数Nがリトライ最大回数以下であるか判断する(S33)。リトライ最大回数はクランプ装置68が後述するリトライ処理を実行するかをCPU91が判断するための閾値である。リトライ最大回数は変数Nについての閾値である。CPU91は変数Nがリトライ最大回数未満であると判断した時(S33:YES)、処理をS51(図6参照)に移行する。
図6に示す如く、CPU91は変数Nに1加算する(S51)。CPU91はモータ待ち時間をモータ待ち時間カウンタに設定する(S52)。CPU91はモータ待ち時間カウンタをRAM93に記憶する。モータ待ち時間は停止中のC軸モータ66を再度駆動する迄の待ち時間である。
CPU91はモータ待ち時間が経過したか判断する(S53)。CPU91はS52で設定したモータ待ち時間カウンタの値に基づきS53の判断を行う。CPU91はモータ待ち時間カウンタの値が0でなく、モータ待ち時間が経過していないと判断した時(S53:NO)、処理をS53に戻し、該処理を繰り返す。CPU91はモータ待ち時間カウンタの値が0であり、モータ待ち時間が経過したと判断した時(S53:YES)、処理をS61に移行する。
CPU91はアンクランプ出力信号をONにする(S61)。該時、クランプ装置68は駆動軸41のアンクランプを開始する。CPU91はアンクランプ確認時間をアンクランプ確認時間カウンタに設定する(S62)。CPU91はアンクランプ確認時間カウンタをRAM93に記憶する。アンクランプ確認時間はクランプ装置68が駆動軸41のアンクランプを開始してから完了する迄の時間である。CPU91はC軸モータ66を駆動する(S63)。CPU91はエンコーダ76の検出結果に基づきC軸モータ66を制御して駆動軸41を所定回転位置まで移動させる。
CPU91はアンクランプ確認時間が経過したか判断する(S71)。CPU91はS62で設定したアンクランプ確認時間カウンタの値に基づきS71の判断を行う。CPU91はアンクランプ確認時間カウンタの値が0でなく、アンクランプ確認時間が経過していないと判断した時(S71:NO)、処理をS71に戻し、該処理を繰り返す。CPU91はアンクランプ確認時間カウンタの値が0であり、アンクランプ確認時間が経過したと判断した時(S71:YES)、処理をS72に移行する。
CPU91はクランプ待ち時間をクランプ待ち時間カウンタに設定する(S72)。CPU91はクランプ待ち時間カウンタをRAM93に記憶する。クランプ待ち時間はクランプ装置68が駆動軸41のアンクランプを完了してから再度クランプを行う迄の待ち時間である。
CPU91はクランプ待ち時間が経過したか判断する(S73)。CPU91はS72で設定したクランプ待ち時間カウンタの値に基づきS73の判断を行う。CPU91はクランプ待ち時間カウンタの値が0でなく、クランプ待ち時間が経過していないと判断した時(S73:NO)、処理をS73に戻し、該処理を繰り返す。CPU91はクランプ待ち時間カウンタの値が0であり、クランプ待ち時間が経過したと判断した時(S73:YES)、処理をS81に移行する。
CPU91はアンクランプ出力信号をOFFにする(S81)。該時、クランプ装置68は駆動軸41のクランプを開始する。CPU91はクランプ確認時間をクランプ確認時間カウンタに設定する(S82)。S81、S82の処理はS21、S22(図4参照)と同様の処理である。
CPU91はクランプ確認時間が経過したか判断する(S83)。S83の処理はS23(図4参照)と同様である。CPU91はクランプ確認時間が経過していないと判断した時(S83:NO)、処理をS83に戻し、該処理を繰り返す。CPU91はクランプ確認時間が経過したと判断した時(S83:YES)、C軸モータ66を停止する(S84)。S84の処理はS24(図4参照)と同様である。
このように、CPU91は駆動軸41の位置ずれ量がエラー閾値よりも大きいと判断した時(S31:YES、図5参照)、S51〜S84の処理を実行する。S51〜S84の処理では、クランプ装置68は駆動軸41を一度アンクランプした後、再度クランプをする。S51〜S84の処理を総称して「リトライ処理」と称す。CPU91は、リトライ処理の実行後、処理をS31(図5参照)に戻す。
図5に示す如く、CPU91はリトライ処理(図6参照)の実行後、位置ずれ量がエラー閾値以下であるか判断する(S31)。CPU91はリトライ処理後に位置ずれ量がエラー閾値以下であると判断した時(S31:YES)、C軸位置合わせ処理を終了する。該時、工作機械100はワークの加工を開始する。
CPU91はリトライ処理後でも位置ずれ量がエラー閾値より大きいと判断した時(S31:NO)、S32とS33の判断を行った後、リトライ処理(図6参照)を繰り返し実行する。CPU91はリトライ処理を繰り返す度、変数Nに1加算する。
CPU91は位置ずれ量がエラー閾値より大きく(S31:NO)、更にずれ許容値より大きいと判断した時(S32:NO)、処理をS41に移行する。またCPU91は繰り返しリトライ処理を実行した結果、変数Nがリトライ最大回数に到達した時(S33:NO)、処理をS41に移行する。CPU91は使用者が設定した所定回転位置から駆動軸41が位置ずれして、工作機械100の加工精度に影響が出る可能性があることを表示部84に表示する(S41)。CPU91はクランプ装置68が正常にクランプを完了できなかったとして、リトライ処理を行わない(S42)。該時、工作機械100はワークの加工を中止する。CPU91はC軸位置合わせ処理を終了する。
上記説明にて、C軸モータ66は本発明のサーボモータに相当し、クランプ装置68は本発明のクランプ部に相当し、所定回転位置は本発明の第一回転位置に相当し、S11、S12を実行するCPU91は本発明の第一制御部に相当し、S21を実行するCPU91は本発明の第二制御部に相当し、位置ずれ量は本発明のずれ量に相当し、エラー閾値、ずれ許容値は本発明の閾値に相当し、S31、S32を実行するCPU91は本発明の判定部に相当し、エラー閾値は本発明の第一閾値に相当し、S61、S81を実行するCPU91は本発明の第三制御部に相当し、クランプ待ち時間は本発明の第一時間に相当し、変数Nは本発明の第一回数に相当し、リトライ最大回数は本発明の第二閾値に相当し、S42を実行するCPU91は本発明の第一停止部に相当し、ずれ許容値は本発明の第三閾値に相当し、表示部84は本発明の報知部に相当し、ずれ許容値は本発明の第四閾値に相当し、S41、S42を実行するCPU91は本発明の第二停止部に相当し、モータ待ち時間は本発明の第二時間に相当し、S24、S84を実行するCPU91は本発明の第三停止部に相当する。
以上説明の如く、数値制御装置1はCPU91を備える。CPU91はC軸モータ66を制御して使用者が設定した所定回転位置に駆動軸41を移動させる(S11)。CPU91は駆動軸41が所定回転位置に移動した時(S12:YES)、アンクランプ出力信号をOFFにして(S21)、クランプ装置68に駆動軸41のクランプを開始させる。CPU91はクランプ装置68が駆動軸41のクランプが完了した時(S23:YES)、位置ずれ量がエラー閾値以下であるか判断する(S31)。CPU91は位置ずれ量がエラー閾値より大きいと判断した時(S31:NO)、リトライ処理(S51〜S84)を実行する。故に数値制御装置1は、駆動軸41を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。
CPU91はリトライ処理(S51〜S84)において、クランプ装置68が駆動軸41のアンクランプが完了した時(S71:YES)、使用者が設定したクランプ待ち時間をクランプ待ち時間カウンタに設定する(S72)。CPU91はクランプ待ち時間が経過した時(S73:YES)、アンクランプ出力信号をOFFにして(S81)、駆動軸41をクランプする。故にCPU91は、クランプ待ち時間の間で駆動軸41が指定の回転位置に移動するようにC軸モータ66を制御できる。故に数値制御装置1は、駆動軸41を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。
CPU91は位置ずれ量がエラー閾値より大きい時(S31:NO)、位置ずれ量がエラー閾値以下になる迄繰り返しリトライ処理(S51〜S84)を実行する。CPU91はリトライ処理(S51〜S84)を実行する度に変数Nに1加算する(S51)。CPU91は使用者が設定したリトライ最大回数に変数Nの値が到達した時(S33:NO)、リトライ処理を中止する(S42)。故に使用者は、変数Nの値に基づき数値制御装置1の制御の不調を判断し易い。
CPU91はクランプ装置68が駆動軸41のクランプが完了した時(S23:YES)、位置ずれ量がずれ許容値以下であるか判断する(S32)。CPU91は位置ずれ量がずれ許容値より大きいと判断した時(S32:NO)、所定回転位置から駆動軸41が位置ずれして、工作機械100の加工精度に影響が出る可能性があることを表示部84に表示する(S41)。故に使用者は、表示部84の表示から数値制御装置1の制御の不調を把握し易い。
CPU91はリトライ処理(S51〜S84)において、クランプ装置68が駆動軸41のクランプを完了した時(S83:YES)、位置ずれ量がずれ許容値以下であるか判断する(S32)。CPU91は位置ずれ量がずれ許容値より大きいと判断した時(S32:NO)、所定回転位置から駆動軸41が位置ずれして、工作機械100の加工精度に影響が出る可能性があることを表示部84に表示する(S41)。該時、CPU91はリトライ処理を中止する(S42)。故に使用者は、表示部84の表示から数値制御装置1の制御の不調を把握し易い。
CPU91はクランプ装置68による駆動軸41のクランプが完了した時(S23:YES、S83:YES)、C軸モータ66を停止する(S24、S84)。CPU91は位置ずれ量がエラー閾値より大きい時(S31:NO)、リトライ処理(S51〜S84)において、モータ待ち時間をモータ待ち時間カウンタに設定する(S53)。CPU91はモータ待ち時間が経過した時(S53:YES)、クランプ装置68による駆動軸41のアンクランプを実行して(S61)、C軸モータ66を駆動する(S63)。CPU91はクランプ装置68による駆動軸41のクランプを実行する(S81)。クランプ装置68が駆動軸41をクランプしている時に、CPU91はモータ待ち時間の間、C軸モータ66を停止するので、駆動軸41で発生するC軸モータ66によるトルクが低減する。故に数値制御装置1は、駆動軸41の位置ずれ量が大きくなることを抑制できる。
エンコーダ76は駆動軸41の回転位置の絶対位置を検出する。CPU91は検出した駆動軸41の回転位置と所定回転位置との差分である位置ずれ量と、エラー閾値(S31)又はずれ許容値(S32)との関係を判定する。数値制御装置1は、駆動軸41の回転位置を検出できるので、駆動軸41を指定の回転位置で精度良く静止させることができる。
本発明は、上記実施例に限らない。上記実施例では、CPU91はC軸テーブル40に連結した駆動軸41に対してリトライ処理を実行したが、これに限られない。右側駆動機構部28はクランプ装置を備え、CPU91はA軸テーブル20と連結した右側駆動機構部28の支軸に対してリトライ処理を実行してもよい。工作機械100がY軸に対して平行な回転軸であるB軸やその他の回転軸の駆動軸を有し、これらの駆動軸に対してリトライ処理を実行してもよい。
上記実施例では、クランプ装置はディスクブレーキを備えることを例示したが、ドラムブレーキ等、その他の制動装置であってもよい。クランプ装置の駆動方式は空気圧でもよいし、油圧でもよく、限定しない。
上記実施例では、CPU91は駆動軸41の回転位置をエンコーダ76により駆動軸41の回転位置を特定したが、回転位置を検出するものはエンコーダ76に限らず、例えば複数の位置センサの検出結果から駆動軸41の回転位置を検出してもよい。
リトライ最大回数、ずれ許容値、クランプ待ち時間は使用者が値を設定するが、予め設定した所定の値であってもよい。初回の駆動軸41のクランプ(S21)した時と、リトライ処理での駆動軸41のクランプ(S81)した時とで、ずれ許容値の値が異なってもよい。
上記実施例では、CPU91がアンクランプ出力信号を駆動回路58に入力した時、クランプ装置68は駆動軸41をアンクランプし、CPU91がアンクランプ出力信号を駆動回路58に入力しない時、クランプ装置68は駆動軸41をクランプしたが、これに限らない。CPU91がクランプ出力信号を駆動回路58に入力した時、クランプ装置68は駆動軸41をクランプしてもよい。該時、CPU91がクランプ出力信号を駆動回路58に入力しない時、クランプ装置68は駆動軸41をアンクランプしてもよい。
初回の駆動軸41のクランプ(S21)した時と、リトライ処理での駆動軸41のクランプ(S81)した時とで、S41の報知は報知の態様が異なってもよい。
1 数値制御装置
40 C軸テーブル
41 駆動軸
50 C軸駆動部
66 C軸モータ
68 クランプ装置
76 エンコーダ
100 工作機械

Claims (8)

  1. サーボモータ、前記サーボモータで回転駆動する駆動軸、前記駆動軸をクランプするクランプ部を備えた工作機械を制御可能な数値制御装置において、
    前記サーボモータを制御し、指定した回転位置である第一回転位置まで前記駆動軸を回転する第一制御部と、
    前記第一制御部により前記駆動軸を前記第一回転位置まで回転した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプする第二制御部と、
    前記駆動軸の前記回転位置と前記第一回転位置との差分であるずれ量と、閾値との関係を判定する判定部と、
    前記第二制御部による前記駆動軸のクランプが完了した後の前記ずれ量が、前記判定部により所定の第一閾値以上であると判定した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をアンクランプし、その後、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプする第三制御部と
    を備えたこと特徴とする数値制御装置。
  2. 前記第三制御部は、
    前記駆動軸のアンクランプが完了してから第一時間が経過した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプする
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記第三制御部は、更に、
    前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプした後の前記ずれ量が前記第一閾値未満となるまで、前記駆動軸のアンクランプ及びクランプを繰り返す繰り返し制御を実行し、
    前記第三制御部による前記繰り返し制御の回数である第一回数が、所定の第二閾値以上である場合、前記第三制御部による前記繰り返し制御を中止する第一停止部と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  4. 前記第二制御部による前記駆動軸のクランプが完了した後の前記ずれ量が、前記判定部により、前記第一閾値よりも値が大きい第三閾値以上と判定した場合、報知部に報知させることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の数値制御装置。
  5. 前記第三制御部による前記駆動軸のクランプが完了した後の前記ずれ量が、前記判定部により、前記第一閾値よりも値が大きい第四閾値以上と判定した場合、前記第三制御部による前記繰り返し制御を停止し、報知部に報知させる第二停止部を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の数値制御装置。
  6. 前記判定部により、前記ずれ量が前記第一閾値以上と判定した場合、第二時間が経過するまでの間、前記サーボモータの駆動を停止する第三停止部を更に備え
    前記第三制御部は、
    前記第二時間が経過した場合、前記クランプ部を制御して前記駆動軸をクランプすることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の数値制御装置。
  7. 前記回転位置を検出可能な検出部を備え、
    前記判定部は、前記検出部が検出した前記回転位置と前記第一回転位置との差分である前記ずれ量と、前記閾値との関係で判定する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の数値制御装置。
  8. 請求項1から7の何れかに記載の数値制御装置を備えたことを特徴とする工作機械。
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