JP2005036372A - 同乗者支持装置及び載置物支持装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】自動2輪車の同乗者が子供等、長時間ライダー2と一体化しにくい場合でも、ライダー2と密着を維持できるようにする。
【構成】ライダー2のライダースーツ4背面と同乗者3の同乗者スーツ5における上半身前面にそれぞれ面ファスナーを設け、同乗者3がライダー2の背面へ密着すると、ライダースーツ4と同乗者スーツ5が面ファスナーにより係合一体化する。また、同乗者スーツ5から出た腰ベルト6の先端にある連結部材7をライダースーツ4の腰部左右に設けた連結部材8へ係合して、後方への移動を阻止し、ライダースーツ4と同乗者スーツ5の分離を阻止する。さらに、ライダースーツ4の肩部にはネット固定用フック10を設け、ネットを係止できるようにし、ライダースーツ4にの腰部左右にはタンデムグリップ11を設けて同乗者3が握るようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動2輪車等の跨座式同乗者シートを有する車両等において、後席乗員である同乗者というを前席乗員であるライダーに対してしっかりと支持させておくことができるようにするための同乗者支持装置並びにライダーの後方へ密接して載置された物を支持するための載置物支持装置関する。
自動2輪車等の跨座式車両において同乗者用シートを有する場合、前後席にライダーと同乗者がそれぞれ着席して走行するとき、同乗者はコーナリング時等で大きく振られないよう、ライダーの腰に抱きついて、前同乗者が一体化した状態で走行することがある。
また、前同乗者間の結合を維持するため、各腰部周囲をベルト等で巻くことにより相互に連結することも考えられる。
ところで、同乗者が子供などの場合は、上記のように長時間密着を維持しにくい。そこで何らかの拘束手段、例えば、前同乗者間の各腰部周囲をベルト等で巻くことにより相互に連結し、密着を強制的に維持することが考えられる。しかし、腰部をベルトで巻いても、同乗者の姿勢が左右へ揺動するなど大きく変化するときは上半身全体が動くため、余り有効な手段とはならない場合がある。そこで本願発明は、このような同乗者の大きな姿勢変化を効果的に予防することを目的にする。併せてライダーの後方へ密接して載置された物を容易かつ確実に支持するための支持装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に係る同乗者支持装置の発明は、ライダー用の前席と同乗者用の跨座式後席を備えた車両における同乗者を支持するための装置において、前記ライダーと同乗者はそれぞれライーダー用装具と同乗者用装具を着用するとともに、ライーダー用装具の背面に同乗者用装具の上半身部分前面を密着させて支持するための上半身支持手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記上半身支持手段が、ライーダー用装具の背面に設けられた雌雄いずれか一方の面ファスナーと、同乗者用装具の上半身部分前面に設けられたいずれか他方の面ファスナーとを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記ライーダー用装具と同乗者用装具の各腰部をベルト部材で連結したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1において、前記同乗者の少なくとも頭部を包む頭部支持部材を設け、その両端を前記ライーダー用装具と同乗者用装具に連結したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記頭部支持部材がネット状をなし、前記ライーダー用装具又は同乗者用装具のいずれか一方の背中に対して、予め一端が固定的に取付けられ、他端が係脱自在に取付けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1において、前記上半身支持手段は、前記同乗者用装具の腕部に設けた面ファスナーを備え、前記ライダー用装具の腰部側面を含む部分に設けられているいずれか他方の面ファスナーと係脱自在であることを特徴とする。
請求項7の発明は、ライダーの後方へ密接して載置された物を支持するための載置物支持装置において、ライダーが着用するライダー用装具の背面へ雌雄いずれか一方の面ファスナーを設けるとともに、前記載置される物に取付けられる載置物側支持部材にいずれか他方の面ファスナーを設け、この載置物側支持部材をライダー用装具の背面へ面ファスナーにより係脱自在に連結したことを特徴とする。
請求項1によれば、ライダー用装具の背面へ同乗者用用装具の上半部分前面を密着させて支持するための上半身支持手段を備えたので、同乗者の上半身が左右へ揺動するなどの大きな姿勢変化を阻止できる。したがって、子供や老人もしくは障害者等、大きな拘束力が望まれる同乗者の支持に有効である。
請求項2によれば、上半身支持手段を雌雄の面ファスナーで構成し、そのいずれか一方をライダー用装具の背面に設け、他方を同乗者用装具の上半身部分前面に設けることにより、同乗者がライダーの背面へ密着すると、この状態でライダー用装具と同乗者用装具の雌雄の面ファスナーが係合して結合し、ライダーの背面における広い面積で同乗者の上半身を連結支持するので、大きな姿勢変化を阻止できる。
請求項3によれば、面ファスナーで結合したライーダー用装具と同乗者用装具の各腰部間をさらにベルトで連結したので、より結合を強力にできる。
請求項4によれば、同乗者の少なくとも一部を包む頭部支持部材を用いて同乗者の少なくとも頭部を包み、かつ頭部支持部材の両端をライーダー用装具と同乗者用装具に連結する。これにより、同乗者の頭部をライダーの背面へ密着して結合させることができ、仮に同乗者が眠ってしまっても、頭部をガクガクと揺らすことなく、安定させることができる。
請求項5によれば、頭部支持部材がネット状をなし、ライーダー用装具又は同乗者用装具いずれか一方の背中へ予め一端を固定的に取付け、他端を係脱自在に取付けてておくので、使用時には他端の係合を解いて、ライーダー用装具又は同乗者用装具のいずれか他方側へ係合させれば簡単に取付けできる。また不使用時にはライーダー用装具又は同乗者用装具のいずれか一方側へ他端を係合しておくことにより、取り扱いが容易になる。
請求項6によれば、上半身支持手段が、同乗者用装具の腕部に設けた面ファスナーを備えるので、同乗者がライダーの腰の回りに抱きつくと、腕部の面ファスナーがライダー用装具の腰部側面を含む部分に設けられている面ファスナーと係合する。このため腕部でもしっかりライダー側と結合できるので、同乗時におけるライダーと同乗者の一体化がより強固になる。しかも腕が疲れた場合でも結合を維持できるので、強い結合を維持したままで長時間の同乗走行が可能になる。
請求項7によれば、ライダーの後方へ密接して載置された物に、予め雌雄いずれか一方の面ファスナーが設けられた載置物側支持部材を取付け、その面ファスナーをライダー用装具の背面に設けた面ファスナーへ係合させる。これによりライダー後方に載置された物はライダーと一体化されて容易かつ確実に支持される。しかも他の拘束部材でシート等の上へ拘束せず、もしくはより簡単な拘束の状態で走行可能になる。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。図1〜5は第1実施例に係り、図1は上半身支持手段の使用状態を示す斜視図、図2はライダー側の連結部材を装着状態で前方側から示す図、図3は背面側を示す図である。図4は同乗者側の連結部材を装着状態で前方側から示す図、図5はその背面側を示す図、図6はネット部材の使用説明図である。
図1において、自動2輪車には同乗者シート1を備え、その前席にライダー2が着席し、後席には同乗者3が着席する。本例では、同乗者3は子供である。同乗者3はライダー2の腰に腕を回して抱きつくことにより上半身前面をライダー2の背面へ密着して一体化している。
ライダー2はライダー用装具の一例であるライダースーツ4,同乗者3は同乗者用装具の一例である同乗者スーツ5をそれぞれ着用している。ライダースーツ4の背面と同乗者スーツ5の上半身前面は、後述する上半身支持手段により結合一体化し、コーナリング時など車体が大きく傾いても、ライダー2と同乗者3はほぼ一体に姿勢を変化させることができる。
また、ライダー2と同乗者3の腰部には腰ベルト6により相互に連結されている。腰ベルト6は同乗者スーツ5と一体化されており、腰ベルト6の前端部に設けた連結部材7をライダースーツ4に設けた連結部材8に連結している。連結部材7はカナビラ等であり、連結部材8はこれが係合するリングである。但し、このようなものに限らず、連結部材7,8は種々の公知の手段を用いることができる。
符号9は同乗者ステップであり、同乗者3はここに足を置いて姿勢を保つ。ライダー2もライダー用ステップ(図示省略)により同様に足を支持する。
図2に示すように、ライダースーツ4は、ベスト型のスーツになっている。但し、長袖のライダースーツとすることは当然可能である。ライダースーツ4は引っ張り等の機械的特性に優れた公知の素材からなり、左右の肩部にはネット固定用フック10がそれぞれ設けられている。ネット固定用フック10は略門形の金具である。
腰部左右にも略門形をなすタンデムグリップ11が設けられている。タンデムグリップ11は同乗者3が握る部分であり、握ることができる程度の大きさと形になっている。
さらにタンデムグリップ11の付け根部分近傍には、連結部材8が設けられている。ライダースーツ4は左右へ分離される前割れに構成され、上下方向へ多段に構成されたファスナー12により結合される。
ファスナー12はプラスチック製のワンタッチ式のもの等、公知のものを適宜使用できる。ファスナー12はライダースーツ4の左右にベルト13を介して取付けられ、長く調節を可能になっている。
ベルト13の長さを適切に調節してファスナー12を結合すると、ライダースーツ4の左右は確実に結合して閉じられ、ネット固定用フック10,タンデムグリップ11及びファスナー12へ同乗者3側から力を加えられても、これに耐えることができ、同乗者3に支持の安心感を与える。
図3において、ライダースーツ4の背面14には、そのほぼ全面に雌雄いずれか一方の面ファスナー15が取付けられている。この背面14は同乗者の結合に必要であるが、同乗者がいない場合は、広告等の適宜表示を着脱自在に取付けて走行することにより、街頭表示等を行うこともできる。
図4において、同乗者スーツ5は長袖のものであり、その上半身相当部前面16には、そのほぼ全体に雌雄いずれか他方の面ファスナー17が取付けられ、背面14の面ファスナー15とと面ファスナー17が係合するようになっている。
同乗者スーツ5は前割れでチャック18により開閉され、肩部から腕にかけてウレタンパッド等の緩衝パッド19が設けられている。特に首回りの緩衝パッド19はヘルメットの支持に役立ち、重くて大きいヘルメットに頭を振られやすい子供にとって有効である。同乗者スーツ5の素材は、ライダースーツ4と同様であり、形状も半袖等種々可能である。
図5において、同乗者スーツ5の背中部分20の中央を横断して腰ベルト6の中間部が取付けられている。また、背中部分20の中央上下には、ネット部材21が取付けられている。ネット部材21の上端部は、背中部分20の上端部における首回り部分へ縫合等で固定的に取付けられる。ネット部材21の下端部は、その左右に設けられたフック23が、予め腰部の左右に設けられているフック金具22へ係脱自在に係合することにより、ネット部材21を背中部分20の背面に取付け一体化されている。
図6においてBに示すように、左右のフック23をフック金具22からはずすと、ネット部材21を裏返して同乗者3の頭(ヘルメット27)を後方から前方へ包む。ネット部材21はある程度の強度があるものであれば素材は自由であるが、防水性があり、軽量なものが好ましい。
ネット部材21の下端部24はヘルメット27の上方を通ってライダー2の肩部へ達するので、左右のフック23をライダースーツ4のネット固定用フック10へ係合させると、図のCに示すように、同乗者3は頭(ヘルメット27)がネット部材21で包まれる。
走行後のネット部材不使用時には、図のDに示すようにネット部材21を元に戻すことができる。このとき、同乗者3が被っていたヘルメット27をネット部材21と同乗者スーツ5の背中部分20との間へ入れて背中に保持することができる。
次に、作用を説明する。まず、ライダー2と同乗者3が同乗者シート1へ同乗したとき、同乗者3がライダー2の腰部前方へ手を伸ばしてライダースーツ4に設けたタンデムグリップ11を握ると、同乗者3はライダー2の背中へ密着する。
このとき、同乗者3の同乗者スーツ5に設けた面ファスナー17が、ライダー2のライダースーツ4における背面14に設けた面ファスナー15と密着係合するので、同乗者3は面ファスナー15と面ファスナー17によりライダー2の背面へ密着して結合され、同乗者3が単独でその上半身を左右へ揺らすような大きな姿勢変化をしにくくなる。また、同乗者3は上半身前面の広い範囲でライダー2の背面14側へ密着支持されるので、上半身の支持が安定する。
そのうえ、必要ならば、腰ベルト6の両端を前方へ延ばしてその連結部材7をライダースーツ4の連結部材8へ係合すれば同乗者3は後方への動きも規制されるから、さらに面ファスナー15と前面16の係合を強力に維持する。
また、図6に示すように、同乗者3が眠ってしまう等、自力での姿勢保持がしにくい状態(A)になると、Bに示すように、ネット部材21を裏返してライダースーツ4のネット固定用フック10へフック23で係合する。これによりネット部材21が同乗者3の頭26を包んでライダー2の背中へ固定させて支持するので、重量の大きな頭26がガクガクと揺動することを防ぐことができるから、同乗者3の頭の揺動等を気にせずに走行できる(C)。
しかも、走行後には、邪魔になりやすいヘルメット27等をネット部材21で背中に背負うことができるから、物品の保持手段としても便利である(D)。
このように、本実施例によれば、同乗者3の上半身をライダー2の背中へ密着させて結合できるから、同乗者3のみが不用意に大ききく姿勢変化することを阻止できるので、同乗走行が容易になる。
しかも、種々な走行状態及び同乗者3の状態に応じて、腰ベルト6による結合や、ネット部材21による支持が可能になるから、さらに快適な走行ができる。したがって、子供や老人もしくは障害者等、走行中常時ライダー2と一体化しにくい者と同乗走行することが容易になった。
図7〜10に第2実施例を示す。この実施例は同乗者の腕も結合できるようにしたものである。図7のAはライダースーツ4を前方側から示す斜視図、図のBは同乗者スーツ5を前方側から示す斜視図、図のCは同乗者スーツ5を背面側から示す斜視図である。なお前実施例との共通部は共通符号を用いて重複説明を省略する。
図8はライダースーツ4について、Aに正面図、Bに側面図、Cに背面図を示す。
これらの図及び前記図7のAに示すように、このライダースーツ4もベスト型のスーツであり、背面14のほぼ全面に雌雄いずれか一方の面ファスナー15が取付けられている。但し、本例ではこの面ファスナー15が腰の両側まで連続して形成された側方延長部15aをなしている。この側方延長部15aは脇の下の下方を通って前面側の左右まで若干回り込んで形成されている。
図9は同乗者スーツ5について、Aに正面図、Bに側面図、Cに背面図をそれぞれ示す。これらの図及び前記図7のB、Cに示すように、この同乗者スーツ5は剣道の防具に類似した構造をなし、適当な緩衝材等からなるプロテクタとして形成された、胴部30、前腕部31及び上腕部32を複数のベルトで連結したものである。胴部30、前腕部31及び上腕部32の各表面には雌雄いずれか他方の面ファスナー17が取付けられている。
ベルトは、腕部ベルト33、肩ベルト34、背面部ベルト35及び腰部ベルト36を備える。腕部ベルト33は前腕部31及び上腕部32の各背面側をつないで肩ベルト34へ接続する。 肩ベルト34は胴部30の左右両肩部に輪形状をなして設けられ、同乗者3の肩3cを入れるようになっている。背面部ベルト35は背骨に沿って上下に配置され、上部側は左右の肩ベルト34の背面側下端部と接続して略Y字状をなしている。背面部ベルト35の下部は幅広で略腹巻き状をした腰ベルト36に接続し、腰ベルト36の左右は胴部30の下部左右へ連結されている。
この同乗者スーツ5は、図7のB、Cに示すように、胴部30と腰ベルト36の間に胴3aを入れ、腕3bを前腕部31及び上腕部32並びに腕部ベルト33の間に入れて肩ベルト34を肩3cに掛けることにより簡単に身につけることができ、略逆手順で簡単に取り外すことができる。また図9のCに示す調節金具37によりベルトの長さを調節して体系に適合させることができる。
図10は同乗状態を示し、同乗者3は腕3bをライダー2の腰へ回して抱きついている。このとき同乗者腕の位置は、ライダースーツ4の側方延長部15aに重なるから、前腕部31及び上腕部32の面ファスナー17と側方延長部15aの面ファスナー15が係合する。したがって同乗者3の腕3bがライダー2の腰回りへしっかりと連結されるため、ライダー2との一体化が増して、走行中の分離が生じにくくなる。また腕3bが疲れても面ファスナーにより結合を保つので長時間の同乗状態走行が可能になる。そのうえ、前実施例におけるような腰ベルト6による結合(図1)を省略でき、結合と分離が容易になる。なお、ライダー2の背面と胴部30との面ファスナーによる結合は前実施例と同様である。
図11は病人の搬送に使用する態様を示し、病人である同乗者3は第2実施例と同様の同乗者スーツ5を着用し、胴3aと腕3bでライダー2と面ファスナーにより連結される。また頭26は、第1実施例におけるネット部材21(図6のC参照)でライダーの背中へ固定される。符号40は点滴装置であり、必要により輸液しながら搬送する。このようにすると、同乗者3の腕3bがライダー2へ連結されているため、抱きつく力がないような病人でも十分に搬送可能になる。しかも頭26のふらつきも生じない。しがって自動2輪車を救急車として利用することも可能になる。
図12は第3実施例であり、この例では同乗者に代えて、動物や物品等の物をこれまで同様のライダースーツ4を着用したライダー2の後方へ載置して走行するときの支持装置に関する。なお、本願の対象とする載置される物とは、走行中はライダー2へ掴まっているようせよという命令を理解できないような幼児程度の理解力を欠く動物や、意思自体が存在しない物品を含むものとする。図示の場合は大型犬を示す。
犬などの勝手に動きやすい動物を同乗させる場合、この例では犬50に腹巻き状等に形成した載置物側支持部材51を装着し、その前面に設けた面ファスナー52をライダー2が着用するライダースーツ4の背面に設けられている相手側面ファスナー15へ係合させることにより容易かつ確実に一体化させて同乗走行を可能にする。また、図示のように前足をライダーの肩にかけるときは、前足とライダースーツの肩との間でも面ファスナーで結合させるようにしてもよい。さらに頭等、他の部分を結合させてもよい。
また、物品等をライダー2の後方となるシート上等へ置いた状態で走行するときも、物品の周囲を面ファスナーを有する上記犬の場合と同様な載置物側支持部材で被覆し、この載置物側支持部材をライダースーツの背面へ面ファスナーで結合することにより、ライダーと一体化して容易かつ確実に支持できる。しかも物品を他の拘束部材でシート等の上へ拘束せず、もしくはより簡単な拘束の状態で走行可能になる。このとき、載置物品に対する支持のより安定化を期すため、物品とシート等との間でも面ファスナー等で結合させることもできる。さらに、このようなシート等との載置もしくは結合は、前記各実施例等においても補助的に採用することができる。この場合、物品等の載置面における結合は、同乗者等の着座面における結合となる。
なお、本願発明は上記実施例に限定されず、種々に応用や変形が可能である。上半身支持手段は面ファスナー15,面ファスナー17に限らず、背面14と前面16が広範囲で係脱できるものであれば、種々の構造が可能である。
また、ライダー用装具及び同乗者用装具は、それぞれが着用できるものであれば、種々な形式が可能である。したがって、ライダースーツ4及び同乗者スーツ5は、それぞれベストやスーツ状の衣服形状を要さず、例えば、ゼッケン状にライダー2の背面14及び同乗者3の前面16へ取付けるようにしただけのものでもよい。さらに本願発明の適用する車両は同乗者用の後席が跨座式であれば足り、前席はスクータのように跨座式ではなくてもよい。また、第3実施例のように物を乗せる場合は、後席の存在有無は不問であり、ライダーの後ろに物を接して載置できるようになっている車両であれば足りる。
上半身支持手段の使用状態を示す斜視図 ライダー側の連結部材を装着状態で前方側から示す図 背面側を示す図 同乗者側の連結部材を装着状態で前方側から示す図 その背面側を示す図 ネット部材の使用方法を説明する図 第2実施例に係る使用状態を示す斜視図 同上におけるライダースーツを示す図 同上における同乗者スーツを示す図 同上における走行状態を示す図 同上における別の使用態様を示す図 第3実施例同上における走行状態を示す図
符号の説明
1:同乗者シート、2:ライダー、3:同乗者、4:ライダースーツ、5:同乗者スーツ、6:腰ベルト、7:連結部材、8:連結部材、10:ネット固定用フック、11:タンデムグリップ、12:ファスナー、14:背面、15:面ファスナー、16:前面、17:面ファスナー、20:背中部分、21:ネット部材、22:フック金具、23:フック、24:下端部、25:上端部、26:頭、27:ヘルメット、30:胴部、31:上腕部、32:上腕部、33:腕部ベルト、34:肩部ベルト、35:背面部ベルト、36:腰部ベルト、40:点滴装置、50:犬、51:載置物側支持部材

Claims (7)

  1. ライダー用の前席と同乗者用の跨座式後席を備えた車両における同乗者を支持するための装置において、前記ライダーと同乗者はそれぞれライーダー用装具と同乗者用装具を着用するとともに、ライーダー用装具の背面に同乗者用装具の上半身部分前面を密着させて支持するための上半身支持手段を備えたことを特徴とする同乗者支持装置。
  2. 前記上半身支持手段は、ライーダー用装具の背面に設けられた雌雄いずれか一方の面ファスナーと、同乗者用装具の上半身部分前面に設けられたいずれか他方の面ファスナーとを備えることを特徴とする請求項1の同乗者支持装置。
  3. 前記ライーダー用装具と同乗者用装具の各腰部をベルト部材で連結したことを特徴とする請求項2の同乗者支持装置。
  4. 前記同乗者の少なくとも頭部を包む頭部支持部材を設け、その両端を前記ライーダー用装具と同乗者用装具に連結したことを特徴とする請求項1の同乗者支持装置。
  5. 前記頭部支持部材はネット状をなし、前記ライーダー用装具又は同乗者用装具のいずれか一方の背中に対して、予め一端が固定的に取付けられ、他端が係脱自在に取付けられていることを特徴とする請求項4の同乗者支持装置。
  6. 前記上半身支持手段は、前記同乗者用装具の腕部に設けた面ファスナーを備え、前記ライダー用装具の腰部側面を含む部分に設けられているいずれか他方の面ファスナーと係脱自在であることを特徴とする請求項2の同乗者支持装置。
  7. ライダーの後方へ密接して載置された物を支持するための支持装置において、ライダーが着用するライダー用装具の背面へ雌雄いずれか一方の面ファスナーを設けるとともに、前記載置される物に取付けられる載置物側支持部材にいずれか他方の面ファスナーを設け、この載置物側支持部材をライダー用装具の背面へ面ファスナーにより係脱自在に連結したことを特徴とする載置物支持装置。
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