JP2005035050A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】記録媒体2に付着した粉塵を貼着除去する粘着ローラ15を備えるとともに、粘着ローラ15に当接して粘着ローラ15に付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラ16を有し、清掃ローラ16は、外径が粘着ローラ15の外径と異なるように形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】記録媒体2に付着した粉塵を貼着除去する粘着ローラ15を備えるとともに、粘着ローラ15に当接して粘着ローラ15に付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラ16を有し、清掃ローラ16は、外径が粘着ローラ15の外径と異なるように形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に係り、特に、記録媒体に付着した粉塵の除去を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、グラビア印刷方式より簡便、安価に画像を作成することができるという理由から、インクジェット記録方式に代表される画像記録装置が、写真・各種印刷・マーキング・カラーフィルターといった特殊印刷等の様々な印刷分野に応用されてきている。
【0003】
画像記録装置において高精細な画像を得るには、記録媒体に付着している粉塵が問題となる。特に、画像が記録された記録媒体の光沢、耐候性、耐傷性を向上させるため、画像を記録した後に、記録媒体の表面に樹脂皮膜を形成させることが行われているが、この場合において、記録媒体の表面に粉塵が付着していると、粉塵が含まれた状態で樹脂皮膜が形成されてしまい、画質が著しく低下する。
【0004】
そこで、記録媒体に付着している粉塵を除去する画像記録装置としては、従来、記録媒体上に転動させて記録媒体に付着した粉塵を貼着除去する1つの粘着ローラを設けるとともに、この粘着ローラに接触させて粘着ローラに付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラを設けた画像記録装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−72192号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような画像記録装置では、粘着ローラの外径と清掃ローラの外径との関係については規定されておらず、粘着ローラの外径と清掃ローラの外径とが同じ大きさに設定されている場合には、粘着ローラ及び清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと清掃ローラとが同じ位置で接触を繰り返すため、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されると、清掃ローラにより除去することができなくなり、これにより、記録媒体に付着した粉塵も除去することができず、画質が低下するという問題があった。
【0007】
また、この場合、粘着ローラの同じ位置に貼着された粉塵を、清掃ローラの他の位置では貼着して除去することが可能であるにもかかわらず、粘着ローラ及び清掃ローラを交換あるいはクリーニングしなければならず、効率が悪いという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明による画像記録装置は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、前記記録媒体に付着した粉塵を貼着除去する粘着ローラを備えるとともに、前記粘着ローラに当接して前記粘着ローラに付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラを有し、前記清掃ローラは、外径が前記粘着ローラの外径と異なるように形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、清掃ローラの外径が、粘着ローラの外径と異なっており、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触するため、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去される。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記清掃ローラの外径は、前記粘着ローラの外径よりも大きいことを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触し、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去される上、粘着ローラの周面の面積よりも清掃ローラの周面の面積の方が広いため、長期にわたって清掃ローラの粘着性が維持される。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置において、前記粘着ローラを近接して2本設けるとともに、前記清掃ローラは、前記2本の粘着ローラに同時に当接することを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、粘着ローラが2本設けられているため、より確実に記録媒体に付着している粉塵が除去される上、2本の粘着ローラに対して清掃ローラは1本しか設けられていないため、スペースをとらず簡易な構成により、粘着ローラに貼着された粉塵が除去される。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体は、記録面に熱可塑性樹脂粒子を含むインク受容層を有するとともに、搬送される前記記録媒体に対してインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにより画像を記録した前記記録媒体に対して加熱及び加圧を行う定着装置とを設け、前記定着装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、粘着ローラにより記録媒体に付着した粉塵が除去された後に、記録媒体の記録面に形成されるインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子が、定着装置により加熱され平滑化される。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体を搬送させ、画像を記録した前記記録媒体に対して樹脂フィルムをラミネートするラミネート装置を設け、前記ラミネート装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、粘着ローラにより記録媒体に付着した粉塵が除去された後に、ラミネート装置により記録媒体の表面に樹脂フィルムがラミネートされる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体を搬送させ、転写フィルムに形成された樹脂層を画像を記録した前記記録媒体に対して転写する樹脂層転写装置を設け、前記樹脂層転写装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、粘着ローラにより記録媒体に付着した粉塵が除去された後に、樹脂層転写装置により記録媒体の表面に樹脂層が転写される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1から図3を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明に係る画像記録装置1の実施の一形態を示したもので、この画像記録装置1の内部下方には、所定幅を有する長尺な記録媒体2が巻回された給紙ロール3が配設されており、この給紙ロール3は、給紙ロール駆動機構(図示しない)によって回転駆動して記録媒体2を所定の搬送方向Xに送り出すようになっている。
【0023】
ここで、本実施形態に用いられる記録媒体2は、記録面側に熱可塑性樹脂粒子を含有するインク受容層が形成されており、このインク受容層の下側には顔料インク溶媒吸収層が形成されている。熱可塑性樹脂粒子は、例えば、ポリアクリルエステル、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、これらの共重合体等であり、中でもポリアクリルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、SBRラテックスが好ましい。これらの熱可塑性樹脂粒子を含有する記録媒体2は、加熱及び加圧されインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子が溶融し平滑化されることによってガラス質の光沢を有する写真画質の画像形成を可能とする。
【0024】
給紙ロール3の上方には、記録媒体2の幅方向に延在するガイドレール(図示しない)に支持されたキャリッジ4が設けられており、このキャリッジ4は、図示しないキャリッジ駆動機構によって記録媒体2の幅方向をガイドレールに沿って往復移動するようになっている。
【0025】
キャリッジ4には、記録媒体2に対して、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインクを吐出するノズル(図示しない)が形成された記録ヘッド(図示しない)が搭載されている。
【0026】
キャリッジ4の移動可能範囲の中央部分は、記録媒体2に記録を行う記録領域とされており、この記録領域には、平板状の部材で構成され、記録媒体2を非記録面から支持するプラテン5が設けられている。
【0027】
プラテン5よりも搬送方向Xの下流側には、記録媒体2の全幅にわたって記録媒体2を所定長に切断するカッター6が設けられている。カッター6は、互いに摺接可能な2枚の刃により構成され、この2枚の刃により記録媒体2を挟んだ状態で互いに摺接させることにより、記録媒体2を切断するようになっている。
【0028】
画像記録装置1の上側部には、画像が記録された記録媒体2を排出する排出口7が設けられている。
【0029】
画像記録装置1の内部には、供給ロールから送り出された記録媒体2を、記録領域へ搬送した後、カッター6の配設位置へ搬送し、カッター6により切断された記録媒体2を排出口7へ排出させる搬送経路8が設けられている。この搬送経路8の所定位置には、搬送方向Xに記録媒体2を搬送するための複数対の搬送ローラ9,9…が設けられている。
【0030】
搬送経路8の途中であってカッター6の搬送方向Xの下流側では、図1において下方へ向けて搬送された記録媒体2を搬送経路8の下端から一旦送り出すとともに、搬送方向Xを逆方向に切り換えて再度搬送経路8内に引き込み、上方へ向けて搬送させる切換ローラ10が設けられている。搬送ローラ9,9…及び切換ローラ10は、図示しない搬送駆動機構によって所定方向に回転駆動されるようになっている。
【0031】
切換ローラ10の近傍には、搬送経路8を切り換える切換レバー11が、搬送方向Xの上流側端部を支点として揺動自在に設けられており、これにより、記録媒体2が搬送経路8を所定方向に沿って搬送されるようになっている。
【0032】
切換レバー11より搬送方向Xの下流側には、記録媒体2の記録面に付着した粉塵を除去するクリーニング装置12が、搬送経路8に沿って設けられており、このクリーニング装置12は、搬送駆動機構により回転駆動する駆動ローラ13を有している。
【0033】
駆動ローラ13と搬送経路8を隔てて対向する位置には、表面に粘着性のある材料により形成された粘着層14を有する粘着ローラ15が、記録媒体2の全幅にわたって設けられており、この粘着ローラ15は、駆動ローラ13の回転に従動して回転して、記録媒体2の記録面に付着した記録媒体2を切断した際に発生した紙粉やゴミ等の粉塵を貼着除去するようになっている。
【0034】
粘着ローラ15と対向する位置であって駆動ローラ13の反対側には、粘着ローラ15の回転に従動して回転し粘着ローラ15に付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラ16が設けられている。この清掃ローラ16は、粘着ローラ15の長さと同じ長さであるとともに、粘着ローラ15よりも大きな外径を有し、清掃ローラ16の表面には、粘着ローラ15よりも粘着性の高い粘着層17が形成されている。
【0035】
なお、粘着ローラ15と駆動ローラ13とは、記録媒体2を記録面側と非記録面側とから挟持して搬送方向Xに搬送するようになっている。
【0036】
粘着ローラ15及び駆動ローラ13より搬送方向Xの下流側には、記録媒体2に形成されたインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子を溶融して平滑化する定着装置18が、搬送経路8に沿って設けられている。
【0037】
定着装置18は、記録媒体2の全幅以上にわたる長さの円柱状のローラ19と、ローラ19の内部に軸方向に沿って延在するヒータ20とから構成され熱可塑性樹脂粒子を溶融する加熱ローラ21を有しており、この加熱ローラ21は、図示しない加熱ローラ21駆動機構により回転自在とされている。
【0038】
加熱ローラ21より搬送方向Xの下流側には、加熱ローラ21と同じ長さのローラ22が回転可能に設けられており、このローラ22及び加熱ローラ21には、これらローラ22及び加熱ローラ21の回転に伴って、記録媒体2を搬送可能な環状の加熱ベルト23が、張設されている。この加熱ベルト23の表面は、フッ素樹脂や耐熱シリコン樹脂等で形成された離型性層によって覆われており、溶融、平滑化された熱可塑性樹脂を、さらに平滑にするとともに、記録媒体2が加熱ベルト23から容易に剥離できるようになっている。
【0039】
加熱ローラ21と対向する位置には、加熱ローラ21と同じ長さの加圧ローラ24が図示しない加圧ローラ駆動機構によって回転自在に設けられており、この加圧ローラ24は、記録媒体2を加熱ローラ21に対して押圧することにより、加熱ローラ21により溶融された熱可塑性樹脂を平滑化して定着させるようになっている。加圧ローラ24は、ゴム等の弾性を有する材料によって形成されている。
【0040】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0041】
画像記録装置1に画像情報が送られると、記録媒体2が給紙ロール2から送り出され、搬送駆動機構により搬送ローラ9,9…が回転動作して記録媒体2が搬送される。記録媒体2が記録領域まで到達したら、キャリッジ4がガイドレールに沿って往復移動されるとともに、記録ヘッドから所定の画像データに基づいて所定のインクを吐出され、記録媒体2に画像が記録される。
【0042】
画像の記録が完了すると、記録媒体2が所定位置でカッター6により切断され、切断された記録媒体2を搬送ローラ9,9…により搬送経路8に沿って下方へ向けて搬送させて、切換ローラ10により搬送経路8の下端から一旦送り出した後、搬送方向Xを逆方向に切り換えて再度搬送経路8内に引き込み、上方へ向けて搬送させる。
【0043】
記録媒体2は、クリーニング装置12に搬送されると、駆動ローラ13と粘着ローラ15とに挟持されて搬送方向Xに搬送される。このとき、記録媒体2が、回転する粘着ローラ15の周面に当接されながら通過することにより、記録媒体2の記録面に付着している粉塵が、順次、粘着ローラ15に貼着されて除去される。同時に、粘着ローラ15の回転に伴って清掃ローラ16が、粘着ローラ15に当接された状態で回転することにより、粘着ローラ15に貼着された粉塵が、順次清掃ローラ16に移し取られる。これにより、粘着ローラ15の粘着性が維持され、次に搬送されてくる記録媒体2に付着した粉塵の除去に備えられる。
【0044】
ここで、清掃ローラ16の外径は、粘着ローラ15の外径と異なっているため、清掃ローラ16が1回転するごとに、粘着ローラ15と異なる位置で接触し、粘着ローラ15の同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラ16の他の位置で貼着除去される上、粘着ローラ15の周面の面積よりも清掃ローラ16の周面の面積の方が広いため、長期にわたって清掃ローラ16の粘着性が維持される。
【0045】
その後、記録媒体2が定着装置18に搬送されると、加熱ローラ21により記録媒体2の記録面に形成されたインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子が加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ24により所定の圧力で加圧されることによって表層の顔料インクをインク受容層に埋めこまれて平滑化され、加熱ベルト23に密着された状態で搬送される。
【0046】
この加熱加圧処理は、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面において熱可塑性樹脂とともに固着することがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像が形成される。
【0047】
定着装置18により加熱加圧処理が行われた記録媒体2は、搬送ローラ9,9…により搬送経路8に沿って搬送され、排出口7から排出される。
【0048】
以上より、本実施形態によれば、清掃ローラ16が1回転するごとに、粘着ローラ15と異なる位置で接触し、粘着ローラ15の同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラ16の他の位置で貼着除去される上、粘着ローラ15の周面の面積よりも清掃ローラ16の周面の面積の方が広く、長期にわたって清掃ローラ16の粘着性が維持されるため、清掃ローラ16による粘着ローラ15に付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体2に付着した粉塵を確実に除去することができる。
【0049】
そして、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に、定着装置18による加熱加圧処理が行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面において熱可塑性樹脂とともに固着することがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0050】
なお、本実施形態においては、定着装置18は、ヒータ20を有する加熱ローラ21、加圧ローラ24の搬送方向X下流側に設けられたローラ、これらローラに張設させれた加熱ベルト23及び加圧ローラ24により構成したが、記録媒体2の加熱加圧を行うことができる機構を有するものであればこれに限られない。
【0051】
例えば、加圧ローラ24の搬送方向X下流側に、さらに、加熱ローラ21と同じ長さのローラを回転可能に設け、このローラ及び加圧ローラ24に、これらローラ及び加圧ローラ24の回転に伴って、記録媒体2を搬送可能な環状の加圧ベルトを張設するようにしてもよい。また、加熱ローラ21と加圧ローラ24とのみにより定着装置18を構成するようにしてもよい。
【0052】
また、本実施形態においては、記録媒体2を搬送方向Xに搬送させるとともに、インクを吐出する記録ヘッドを記録媒体2の幅方向に往復移動させて画像を形成するシリアルヘッド方式の記録ヘッドを用いるようにしたが、記録媒体2の全幅にわたって記録媒体2の上方に設けられ、搬送されてくる記録媒体2に対してインクを吐出して画像を形成するラインヘッド方式の記録ヘッドを用いるようにしてもよい。
【0053】
さらに、本実施形態においては、記録媒体2は、所定幅を有する長尺な記録媒体2を給紙ロール3に巻回したものとしたが、記録媒体2の形状はこれに限られず、所定長のシート状の記録媒体2を順次取り出す形式のものとしてもよい。
【0054】
次に、本発明の第2実施形態を、図2を参照して説明する。なお、本実施形態は、クリーニング装置に関する構成以外の構成については、第1実施形態と同様であるため、以下においては、特に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0055】
本実施形態におけるクリーニング装置25は、搬送経路8の記録媒体2の非記録面側に、互いに近接して配設される第1駆動ローラ26及び第2駆動ローラ27を有しており、これらの駆動ローラ26,27は、搬送駆動機構により回転駆動するようになっている。
【0056】
これらの駆動ローラ26,27と搬送経路8を隔てて対向する位置には、表面に粘着性のある材料により形成された粘着層14を有する第1粘着ローラ28及び第2粘着ローラ29が、記録媒体2の全幅にわたってそれぞれ設けられている。これらの粘着ローラ28,29は、駆動ローラ26,27の回転にそれぞれ従動して回転し記録媒体2の記録面に付着した粉塵を貼着除去するようになっている。
【0057】
これら粘着ローラ28,29と対向する位置であって駆動ローラ26,27の反対側には、2つの粘着ローラ28,29に同時に当接され、粘着ローラ28,29の回転に従動して回転して粘着ローラ28,29に付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラ30が設けられている。この清掃ローラ30は、粘着ローラ28,29の長さと同じ長さであるとともに、粘着ローラ28,29よりも大きな外径を有し、清掃ローラ30の表面には、粘着ローラ28,29よりも粘着性の高い粘着層14が形成されている。
【0058】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0059】
記録媒体2がクリーニング装置25に搬送されると、記録媒体2は、駆動ローラ26,27と粘着ローラ28,29とに挟持されて搬送方向Xに搬送される。このとき、記録媒体2が、搬送方向Xの上流側の第1粘着ローラ28の周面に当接されながら通過することにより、記録媒体2の記録面に付着している粉塵が、順次、第1粘着ローラ28に貼着されて除去され、第1粘着ローラ28により除去されなかった粉塵は、記録媒体2が第2粘着ローラ29の周面に当接されながら通過することにより、第2粘着ローラ29に貼着され除去される。
【0060】
これと同時に、粘着ローラ28,29の回転に伴って清掃ローラ30が粘着ローラ28,29に当接された状態で回転することにより、粘着ローラ28,29に貼着された粉塵が、順次清掃ローラ30に移し取られる。これにより、粘着ローラ28,29の粘着性が維持され、次に搬送されてくる記録媒体2に付着した粉塵の除去に備えられる。
【0061】
ここで、清掃ローラ30の外径は、粘着ローラ28,29の外径と異なっているため、清掃ローラ30が1回転するごとに、粘着ローラ28,29と異なる位置で接触し、粘着ローラ28,29の同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラ30の他の位置で貼着除去される上、粘着ローラ28,29の周面の面積よりも清掃ローラ30の周面の面積の方が広いため、長期にわたって清掃ローラ30の粘着性が維持される。
【0062】
その後、記録面に付着した粉塵が除去された記録媒体2は、定着装置18に向けて搬送される。
【0063】
以上より、本実施形態によれば、粘着ローラ28,29が2本設けられているため、より確実に記録媒体2に付着している粉塵が除去することができる上、2本の粘着ローラ28,29に対して清掃ローラ30は1本しか設けられていないため、スペースをとらず簡易な構成により、清掃ローラ30による粘着ローラ28,29に付着した粉塵の貼着除去を、効率よく確実に行うことができる。
【0064】
なお、本発明は、本実施形態に限定されないことは、第1実施形態と同様である。
【0065】
次に、本発明の第3実施形態を、図3を参照して説明する。なお、本実施形態による画像形成装置31は、第1実施形態における定着装置18に代えて、ラミネート装置32が設けられている点以外の構成は、第1実施形態とほぼ同様であるので、以下においては、特に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0066】
クリーニング装置12より搬送方向Xの下流側には、画像を記録した記録媒体2に対して樹脂フィルム33をラミネートするラミネート装置32が設けられている。
【0067】
ラミネート装置32は、記録媒体2と同じ幅を有する長尺の樹脂フィルム33をロール状に巻き取ったラミネートロール34を有しており、このラミネートロール34は、図示しない駆動機構により回転自在とされている。
【0068】
ラミネートロール34の搬送経路8側の側方には、ラミネートロール34から搬送経路8に対して樹脂フィルム33を送り出す第1送出ローラ35,3635及び第2送出ローラ36が設けられている。
【0069】
ラミネートロール34及び送出ローラ35,36は、搬送経路8の下流側から搬送されてくる記録媒体2とともに、樹脂フィルム33を搬送経路8に沿って搬送させるように、樹脂フィルム33を搬送経路8に対して送り出すようになっている。
【0070】
第1送出ローラ35と第2送出ローラ36との間には、樹脂フィルム33の全幅にわたって樹脂フィルム33を所定長に切断するフィルムカッター37が設けられている。
【0071】
第2送出ローラ36より樹脂フィルム33の搬送方向Xの下流側には、樹脂フィルム33を記録媒体2の記録面に対して密着させる密着装置38が、搬送経路8に沿って設けられている。
【0072】
密着装置38は、記録媒体2の全幅以上にわたる長さの円柱状のローラ39と、ローラ39の内部に軸方向に沿って延在するヒータ40とから構成され樹脂フィルム33を溶融する加熱ローラ41を有しており、この加熱ローラ41は、図示しない加熱ローラ駆動機構により回転自在とされている。
【0073】
加熱ローラ41と対向する位置には、加熱ローラ41と同じ長さの加圧ローラ42が図示しない加圧ローラ駆動機構によって回転自在に設けられており、この加圧ローラ42は、記録媒体2及び樹脂フィルム33を加熱ローラ41に対して押圧することにより、加熱ローラ41により溶融された樹脂フィルム33を平滑化して密着させるようになっている
【0074】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0075】
画像の記録処理が開始されて、記録ヘッドにより画像が記録され、クリーニング装置12により記録面に付着していた粉塵が除去された記録媒体2が、ラミネート装置32に対して搬送されてくるタイミングにあわせて、ラミネートロール34が回転するとともに送出ローラ35,36が回転駆動することにより樹脂フィルム33が送り出される。その後、樹脂フィルム33がフィルムカッター37の位置まで搬送されると、フィルムカッター37により、所定長に切断され、切断された樹脂フィルム33は、搬送経路8へ送り出され、ラミネート装置32に対して搬送されてきた記録媒体2の記録面に重なり合わされた状態で、密着装置38へ搬送される。
【0076】
記録媒体2及びラミネートが密着装置38に搬送されると、加熱ローラ41により樹脂フィルム33が加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ42により所定の圧力で加圧されることによって平滑化され、樹脂フィルム33が記録媒体2の記録面に密着される。
【0077】
この加熱加圧処理は、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面と樹脂フィルム33との間に挟まれた状態で、ラミネート加工が行われることがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像が形成される。
【0078】
以上より、本実施形態によれば、清掃ローラ16により効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラ15により記録媒体2に付着していた粉塵を除去した後に、ラミネート装置32によるラミネート処理が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0079】
なお、本発明は、本実施形態に限定されないことは、第1実施形態と同様である。
【0080】
次に、本発明の第4実施形態を、図4を参照して説明する。なお、本実施形態による画像記録装置43は、定着装置18に代えて樹脂層転写装置44が設けられている点以外の構成は、第1実施形態とほぼ同様であるので、以下においては、特に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0081】
クリーニング装置12より搬送方向Xの下流側には、画像を記録した記録媒体2に対して樹脂層を記録媒体2の記録面に対して転写させる樹脂層転写装置44が設けられている。
【0082】
樹脂層転写装置44は、記録媒体2と同じ幅を有し樹脂層が形成された転写フィルム45をロール状に巻き取った転写フィルムロール46と、記録媒体2に対して樹脂層が転写された後の転写フィルム45をロール状に巻き取る巻取ロール47とを有しており、これら転写フィルムロール46及び巻取ロール47は、図示しない駆動機構により回転自在とされている。
【0083】
転写フィルムロール46の搬送経路8側の側方には、転写フィルムロール46から搬送経路8に対して転写フィルム45を送り出す送出ローラ48が設けられている。また、巻取ロール47の搬送経路8側の側方には、記録媒体2に対する樹脂層の転写を終えた転写フィルム45を巻取ロール47に送り込む送込ローラ49が設けられている。
【0084】
転写フィルムロール46及び送出ローラ48は、搬送経路8の下流側から搬送されてくる記録媒体2とともに、転写フィルム45を搬送経路8に沿って搬送させるように、転写フィルム45を搬送経路8に対して送り出すようになっており、巻取ロール47及び送込ローラ49は、転写処理速度に合わせて転写を終えた転写フィルム45を巻取ロール47に送り込んで巻き取るようになっている。
【0085】
転写フィルムロール46と巻取ロール47との間には、転写フィルム45を記録媒体2の記録面に対して転写させる転写装置50が、搬送経路8に沿って設けられている。
【0086】
転写装置50は、記録媒体2の全幅以上にわたる長さの円柱状のローラ51と、ローラ51の内部に軸方向に沿って延在するヒータ52とから構成され転写フィルム45に形成された樹脂層を溶融する加熱ローラ53を有しており、この加熱ローラ53は、図示しない加熱ローラ駆動機構により回転自在とされている。
【0087】
加熱ローラ53と対向する位置には、加熱ローラ53と同じ長さの加圧ローラ54が図示しない加圧ローラ駆動機構によって回転自在に設けられており、この加圧ローラ54は、記録媒体2を加熱ローラ53に対して押圧することにより、加熱ローラ53により溶融された樹脂層を記録媒体2の記録面に対して転写させるようになっている。
【0088】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0089】
画像の記録処理が開始されて、記録ヘッドにより画像が記録され、クリーニング装置12により記録面に付着していた粉塵が除去された記録媒体2が、樹脂層転写装置44に対して搬送されてくるタイミングにあわせて、転写フィルムロール46が回転するとともに送出ローラ48が回転駆動することにより転写フィルム45が送り出される。
【0090】
そして、転写フィルム45は、搬送経路8へ送り出され、樹脂層転写装置44に対して搬送されてきた記録媒体2の記録面に重なり合わされた状態で、転写装置50へ搬送される。
【0091】
記録媒体2及び転写フィルム45が転写装置50に搬送されると、加熱ローラ53により転写フィルム45に形成された樹脂層が加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ54により所定の圧力で加圧されることによって記録媒体2の記録面に樹脂層が転写される。
【0092】
この加熱加圧処理は、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面と樹脂層との間に挟まれた状態で、転写が行われることがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像が形成される。
【0093】
その後、転写フィルム45は、搬送経路8から巻取ロール47に対して送込ローラ49により送り込まれ、巻取ロール47により巻き取られる。
【0094】
以上より、本実施形態によれば、清掃ローラ16により効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラ15により記録媒体2に付着していた粉塵を除去した後に、樹脂層転写装置44による樹脂層の転写が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0095】
なお、本発明は、本実施形態に限定されないことは、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
【0096】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、清掃ローラの外径が、粘着ローラの外径と異なっており、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触し、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去されるため、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる。
【0097】
請求項2に記載の発明によれば、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触し、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去される上、粘着ローラの周面の面積よりも清掃ローラの周面の面積の方が広く、長期にわたって清掃ローラの粘着性が維持されるため、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる。
【0098】
請求項3に記載の発明によれば、粘着ローラが2本設けられているため、より確実に記録媒体に付着している粉塵が除去することができる上、2本の粘着ローラに対して清掃ローラは1本しか設けられていないため、スペースをとらず簡易な構成により、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく確実に行うことができる。
【0099】
請求項4に記載の発明によれば、清掃ローラにより効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラにより記録媒体に付着していた粉塵を除去した後に、定着装置による加熱加圧処理が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0100】
請求項5に記載の発明によれば、清掃ローラにより効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラにより記録媒体に付着していた粉塵を除去した後に、ラミネート装置によるラミネート処理が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0101】
請求項6に記載の発明によれば、清掃ローラにより効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラにより記録媒体に付着していた粉塵を除去した後に、樹脂層転写装置による樹脂フィルムの転写が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置の一実施形態の構成を示す図である。
【図2】第2実施形態に係る画像記録装置の構成を示す図である。
【図3】第3実施形態による画像記録装置の構成を示す図である。
【図4】第4実施形態による画像記録装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,31,43 画像記録装置
2 記録媒体
12,25 クリーニング装置
15 粘着ローラ
28 第1粘着ローラ
29 第2粘着ローラ
16,30 清掃ローラ
18 定着装置
32 ラミネート装置
44 樹脂転写装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置に係り、特に、記録媒体に付着した粉塵の除去を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、グラビア印刷方式より簡便、安価に画像を作成することができるという理由から、インクジェット記録方式に代表される画像記録装置が、写真・各種印刷・マーキング・カラーフィルターといった特殊印刷等の様々な印刷分野に応用されてきている。
【0003】
画像記録装置において高精細な画像を得るには、記録媒体に付着している粉塵が問題となる。特に、画像が記録された記録媒体の光沢、耐候性、耐傷性を向上させるため、画像を記録した後に、記録媒体の表面に樹脂皮膜を形成させることが行われているが、この場合において、記録媒体の表面に粉塵が付着していると、粉塵が含まれた状態で樹脂皮膜が形成されてしまい、画質が著しく低下する。
【0004】
そこで、記録媒体に付着している粉塵を除去する画像記録装置としては、従来、記録媒体上に転動させて記録媒体に付着した粉塵を貼着除去する1つの粘着ローラを設けるとともに、この粘着ローラに接触させて粘着ローラに付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラを設けた画像記録装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−72192号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような画像記録装置では、粘着ローラの外径と清掃ローラの外径との関係については規定されておらず、粘着ローラの外径と清掃ローラの外径とが同じ大きさに設定されている場合には、粘着ローラ及び清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと清掃ローラとが同じ位置で接触を繰り返すため、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されると、清掃ローラにより除去することができなくなり、これにより、記録媒体に付着した粉塵も除去することができず、画質が低下するという問題があった。
【0007】
また、この場合、粘着ローラの同じ位置に貼着された粉塵を、清掃ローラの他の位置では貼着して除去することが可能であるにもかかわらず、粘着ローラ及び清掃ローラを交換あるいはクリーニングしなければならず、効率が悪いという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明による画像記録装置は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、前記記録媒体に付着した粉塵を貼着除去する粘着ローラを備えるとともに、前記粘着ローラに当接して前記粘着ローラに付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラを有し、前記清掃ローラは、外径が前記粘着ローラの外径と異なるように形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、清掃ローラの外径が、粘着ローラの外径と異なっており、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触するため、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去される。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記清掃ローラの外径は、前記粘着ローラの外径よりも大きいことを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触し、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去される上、粘着ローラの周面の面積よりも清掃ローラの周面の面積の方が広いため、長期にわたって清掃ローラの粘着性が維持される。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置において、前記粘着ローラを近接して2本設けるとともに、前記清掃ローラは、前記2本の粘着ローラに同時に当接することを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、粘着ローラが2本設けられているため、より確実に記録媒体に付着している粉塵が除去される上、2本の粘着ローラに対して清掃ローラは1本しか設けられていないため、スペースをとらず簡易な構成により、粘着ローラに貼着された粉塵が除去される。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体は、記録面に熱可塑性樹脂粒子を含むインク受容層を有するとともに、搬送される前記記録媒体に対してインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにより画像を記録した前記記録媒体に対して加熱及び加圧を行う定着装置とを設け、前記定着装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、粘着ローラにより記録媒体に付着した粉塵が除去された後に、記録媒体の記録面に形成されるインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子が、定着装置により加熱され平滑化される。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体を搬送させ、画像を記録した前記記録媒体に対して樹脂フィルムをラミネートするラミネート装置を設け、前記ラミネート装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、粘着ローラにより記録媒体に付着した粉塵が除去された後に、ラミネート装置により記録媒体の表面に樹脂フィルムがラミネートされる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体を搬送させ、転写フィルムに形成された樹脂層を画像を記録した前記記録媒体に対して転写する樹脂層転写装置を設け、前記樹脂層転写装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、粘着ローラにより記録媒体に付着した粉塵が除去された後に、樹脂層転写装置により記録媒体の表面に樹脂層が転写される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1から図3を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明に係る画像記録装置1の実施の一形態を示したもので、この画像記録装置1の内部下方には、所定幅を有する長尺な記録媒体2が巻回された給紙ロール3が配設されており、この給紙ロール3は、給紙ロール駆動機構(図示しない)によって回転駆動して記録媒体2を所定の搬送方向Xに送り出すようになっている。
【0023】
ここで、本実施形態に用いられる記録媒体2は、記録面側に熱可塑性樹脂粒子を含有するインク受容層が形成されており、このインク受容層の下側には顔料インク溶媒吸収層が形成されている。熱可塑性樹脂粒子は、例えば、ポリアクリルエステル、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテル、これらの共重合体等であり、中でもポリアクリルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、SBRラテックスが好ましい。これらの熱可塑性樹脂粒子を含有する記録媒体2は、加熱及び加圧されインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子が溶融し平滑化されることによってガラス質の光沢を有する写真画質の画像形成を可能とする。
【0024】
給紙ロール3の上方には、記録媒体2の幅方向に延在するガイドレール(図示しない)に支持されたキャリッジ4が設けられており、このキャリッジ4は、図示しないキャリッジ駆動機構によって記録媒体2の幅方向をガイドレールに沿って往復移動するようになっている。
【0025】
キャリッジ4には、記録媒体2に対して、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインクを吐出するノズル(図示しない)が形成された記録ヘッド(図示しない)が搭載されている。
【0026】
キャリッジ4の移動可能範囲の中央部分は、記録媒体2に記録を行う記録領域とされており、この記録領域には、平板状の部材で構成され、記録媒体2を非記録面から支持するプラテン5が設けられている。
【0027】
プラテン5よりも搬送方向Xの下流側には、記録媒体2の全幅にわたって記録媒体2を所定長に切断するカッター6が設けられている。カッター6は、互いに摺接可能な2枚の刃により構成され、この2枚の刃により記録媒体2を挟んだ状態で互いに摺接させることにより、記録媒体2を切断するようになっている。
【0028】
画像記録装置1の上側部には、画像が記録された記録媒体2を排出する排出口7が設けられている。
【0029】
画像記録装置1の内部には、供給ロールから送り出された記録媒体2を、記録領域へ搬送した後、カッター6の配設位置へ搬送し、カッター6により切断された記録媒体2を排出口7へ排出させる搬送経路8が設けられている。この搬送経路8の所定位置には、搬送方向Xに記録媒体2を搬送するための複数対の搬送ローラ9,9…が設けられている。
【0030】
搬送経路8の途中であってカッター6の搬送方向Xの下流側では、図1において下方へ向けて搬送された記録媒体2を搬送経路8の下端から一旦送り出すとともに、搬送方向Xを逆方向に切り換えて再度搬送経路8内に引き込み、上方へ向けて搬送させる切換ローラ10が設けられている。搬送ローラ9,9…及び切換ローラ10は、図示しない搬送駆動機構によって所定方向に回転駆動されるようになっている。
【0031】
切換ローラ10の近傍には、搬送経路8を切り換える切換レバー11が、搬送方向Xの上流側端部を支点として揺動自在に設けられており、これにより、記録媒体2が搬送経路8を所定方向に沿って搬送されるようになっている。
【0032】
切換レバー11より搬送方向Xの下流側には、記録媒体2の記録面に付着した粉塵を除去するクリーニング装置12が、搬送経路8に沿って設けられており、このクリーニング装置12は、搬送駆動機構により回転駆動する駆動ローラ13を有している。
【0033】
駆動ローラ13と搬送経路8を隔てて対向する位置には、表面に粘着性のある材料により形成された粘着層14を有する粘着ローラ15が、記録媒体2の全幅にわたって設けられており、この粘着ローラ15は、駆動ローラ13の回転に従動して回転して、記録媒体2の記録面に付着した記録媒体2を切断した際に発生した紙粉やゴミ等の粉塵を貼着除去するようになっている。
【0034】
粘着ローラ15と対向する位置であって駆動ローラ13の反対側には、粘着ローラ15の回転に従動して回転し粘着ローラ15に付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラ16が設けられている。この清掃ローラ16は、粘着ローラ15の長さと同じ長さであるとともに、粘着ローラ15よりも大きな外径を有し、清掃ローラ16の表面には、粘着ローラ15よりも粘着性の高い粘着層17が形成されている。
【0035】
なお、粘着ローラ15と駆動ローラ13とは、記録媒体2を記録面側と非記録面側とから挟持して搬送方向Xに搬送するようになっている。
【0036】
粘着ローラ15及び駆動ローラ13より搬送方向Xの下流側には、記録媒体2に形成されたインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子を溶融して平滑化する定着装置18が、搬送経路8に沿って設けられている。
【0037】
定着装置18は、記録媒体2の全幅以上にわたる長さの円柱状のローラ19と、ローラ19の内部に軸方向に沿って延在するヒータ20とから構成され熱可塑性樹脂粒子を溶融する加熱ローラ21を有しており、この加熱ローラ21は、図示しない加熱ローラ21駆動機構により回転自在とされている。
【0038】
加熱ローラ21より搬送方向Xの下流側には、加熱ローラ21と同じ長さのローラ22が回転可能に設けられており、このローラ22及び加熱ローラ21には、これらローラ22及び加熱ローラ21の回転に伴って、記録媒体2を搬送可能な環状の加熱ベルト23が、張設されている。この加熱ベルト23の表面は、フッ素樹脂や耐熱シリコン樹脂等で形成された離型性層によって覆われており、溶融、平滑化された熱可塑性樹脂を、さらに平滑にするとともに、記録媒体2が加熱ベルト23から容易に剥離できるようになっている。
【0039】
加熱ローラ21と対向する位置には、加熱ローラ21と同じ長さの加圧ローラ24が図示しない加圧ローラ駆動機構によって回転自在に設けられており、この加圧ローラ24は、記録媒体2を加熱ローラ21に対して押圧することにより、加熱ローラ21により溶融された熱可塑性樹脂を平滑化して定着させるようになっている。加圧ローラ24は、ゴム等の弾性を有する材料によって形成されている。
【0040】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0041】
画像記録装置1に画像情報が送られると、記録媒体2が給紙ロール2から送り出され、搬送駆動機構により搬送ローラ9,9…が回転動作して記録媒体2が搬送される。記録媒体2が記録領域まで到達したら、キャリッジ4がガイドレールに沿って往復移動されるとともに、記録ヘッドから所定の画像データに基づいて所定のインクを吐出され、記録媒体2に画像が記録される。
【0042】
画像の記録が完了すると、記録媒体2が所定位置でカッター6により切断され、切断された記録媒体2を搬送ローラ9,9…により搬送経路8に沿って下方へ向けて搬送させて、切換ローラ10により搬送経路8の下端から一旦送り出した後、搬送方向Xを逆方向に切り換えて再度搬送経路8内に引き込み、上方へ向けて搬送させる。
【0043】
記録媒体2は、クリーニング装置12に搬送されると、駆動ローラ13と粘着ローラ15とに挟持されて搬送方向Xに搬送される。このとき、記録媒体2が、回転する粘着ローラ15の周面に当接されながら通過することにより、記録媒体2の記録面に付着している粉塵が、順次、粘着ローラ15に貼着されて除去される。同時に、粘着ローラ15の回転に伴って清掃ローラ16が、粘着ローラ15に当接された状態で回転することにより、粘着ローラ15に貼着された粉塵が、順次清掃ローラ16に移し取られる。これにより、粘着ローラ15の粘着性が維持され、次に搬送されてくる記録媒体2に付着した粉塵の除去に備えられる。
【0044】
ここで、清掃ローラ16の外径は、粘着ローラ15の外径と異なっているため、清掃ローラ16が1回転するごとに、粘着ローラ15と異なる位置で接触し、粘着ローラ15の同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラ16の他の位置で貼着除去される上、粘着ローラ15の周面の面積よりも清掃ローラ16の周面の面積の方が広いため、長期にわたって清掃ローラ16の粘着性が維持される。
【0045】
その後、記録媒体2が定着装置18に搬送されると、加熱ローラ21により記録媒体2の記録面に形成されたインク受容層に含まれる熱可塑性樹脂粒子が加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ24により所定の圧力で加圧されることによって表層の顔料インクをインク受容層に埋めこまれて平滑化され、加熱ベルト23に密着された状態で搬送される。
【0046】
この加熱加圧処理は、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面において熱可塑性樹脂とともに固着することがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像が形成される。
【0047】
定着装置18により加熱加圧処理が行われた記録媒体2は、搬送ローラ9,9…により搬送経路8に沿って搬送され、排出口7から排出される。
【0048】
以上より、本実施形態によれば、清掃ローラ16が1回転するごとに、粘着ローラ15と異なる位置で接触し、粘着ローラ15の同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラ16の他の位置で貼着除去される上、粘着ローラ15の周面の面積よりも清掃ローラ16の周面の面積の方が広く、長期にわたって清掃ローラ16の粘着性が維持されるため、清掃ローラ16による粘着ローラ15に付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体2に付着した粉塵を確実に除去することができる。
【0049】
そして、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に、定着装置18による加熱加圧処理が行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面において熱可塑性樹脂とともに固着することがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0050】
なお、本実施形態においては、定着装置18は、ヒータ20を有する加熱ローラ21、加圧ローラ24の搬送方向X下流側に設けられたローラ、これらローラに張設させれた加熱ベルト23及び加圧ローラ24により構成したが、記録媒体2の加熱加圧を行うことができる機構を有するものであればこれに限られない。
【0051】
例えば、加圧ローラ24の搬送方向X下流側に、さらに、加熱ローラ21と同じ長さのローラを回転可能に設け、このローラ及び加圧ローラ24に、これらローラ及び加圧ローラ24の回転に伴って、記録媒体2を搬送可能な環状の加圧ベルトを張設するようにしてもよい。また、加熱ローラ21と加圧ローラ24とのみにより定着装置18を構成するようにしてもよい。
【0052】
また、本実施形態においては、記録媒体2を搬送方向Xに搬送させるとともに、インクを吐出する記録ヘッドを記録媒体2の幅方向に往復移動させて画像を形成するシリアルヘッド方式の記録ヘッドを用いるようにしたが、記録媒体2の全幅にわたって記録媒体2の上方に設けられ、搬送されてくる記録媒体2に対してインクを吐出して画像を形成するラインヘッド方式の記録ヘッドを用いるようにしてもよい。
【0053】
さらに、本実施形態においては、記録媒体2は、所定幅を有する長尺な記録媒体2を給紙ロール3に巻回したものとしたが、記録媒体2の形状はこれに限られず、所定長のシート状の記録媒体2を順次取り出す形式のものとしてもよい。
【0054】
次に、本発明の第2実施形態を、図2を参照して説明する。なお、本実施形態は、クリーニング装置に関する構成以外の構成については、第1実施形態と同様であるため、以下においては、特に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0055】
本実施形態におけるクリーニング装置25は、搬送経路8の記録媒体2の非記録面側に、互いに近接して配設される第1駆動ローラ26及び第2駆動ローラ27を有しており、これらの駆動ローラ26,27は、搬送駆動機構により回転駆動するようになっている。
【0056】
これらの駆動ローラ26,27と搬送経路8を隔てて対向する位置には、表面に粘着性のある材料により形成された粘着層14を有する第1粘着ローラ28及び第2粘着ローラ29が、記録媒体2の全幅にわたってそれぞれ設けられている。これらの粘着ローラ28,29は、駆動ローラ26,27の回転にそれぞれ従動して回転し記録媒体2の記録面に付着した粉塵を貼着除去するようになっている。
【0057】
これら粘着ローラ28,29と対向する位置であって駆動ローラ26,27の反対側には、2つの粘着ローラ28,29に同時に当接され、粘着ローラ28,29の回転に従動して回転して粘着ローラ28,29に付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラ30が設けられている。この清掃ローラ30は、粘着ローラ28,29の長さと同じ長さであるとともに、粘着ローラ28,29よりも大きな外径を有し、清掃ローラ30の表面には、粘着ローラ28,29よりも粘着性の高い粘着層14が形成されている。
【0058】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0059】
記録媒体2がクリーニング装置25に搬送されると、記録媒体2は、駆動ローラ26,27と粘着ローラ28,29とに挟持されて搬送方向Xに搬送される。このとき、記録媒体2が、搬送方向Xの上流側の第1粘着ローラ28の周面に当接されながら通過することにより、記録媒体2の記録面に付着している粉塵が、順次、第1粘着ローラ28に貼着されて除去され、第1粘着ローラ28により除去されなかった粉塵は、記録媒体2が第2粘着ローラ29の周面に当接されながら通過することにより、第2粘着ローラ29に貼着され除去される。
【0060】
これと同時に、粘着ローラ28,29の回転に伴って清掃ローラ30が粘着ローラ28,29に当接された状態で回転することにより、粘着ローラ28,29に貼着された粉塵が、順次清掃ローラ30に移し取られる。これにより、粘着ローラ28,29の粘着性が維持され、次に搬送されてくる記録媒体2に付着した粉塵の除去に備えられる。
【0061】
ここで、清掃ローラ30の外径は、粘着ローラ28,29の外径と異なっているため、清掃ローラ30が1回転するごとに、粘着ローラ28,29と異なる位置で接触し、粘着ローラ28,29の同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラ30の他の位置で貼着除去される上、粘着ローラ28,29の周面の面積よりも清掃ローラ30の周面の面積の方が広いため、長期にわたって清掃ローラ30の粘着性が維持される。
【0062】
その後、記録面に付着した粉塵が除去された記録媒体2は、定着装置18に向けて搬送される。
【0063】
以上より、本実施形態によれば、粘着ローラ28,29が2本設けられているため、より確実に記録媒体2に付着している粉塵が除去することができる上、2本の粘着ローラ28,29に対して清掃ローラ30は1本しか設けられていないため、スペースをとらず簡易な構成により、清掃ローラ30による粘着ローラ28,29に付着した粉塵の貼着除去を、効率よく確実に行うことができる。
【0064】
なお、本発明は、本実施形態に限定されないことは、第1実施形態と同様である。
【0065】
次に、本発明の第3実施形態を、図3を参照して説明する。なお、本実施形態による画像形成装置31は、第1実施形態における定着装置18に代えて、ラミネート装置32が設けられている点以外の構成は、第1実施形態とほぼ同様であるので、以下においては、特に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0066】
クリーニング装置12より搬送方向Xの下流側には、画像を記録した記録媒体2に対して樹脂フィルム33をラミネートするラミネート装置32が設けられている。
【0067】
ラミネート装置32は、記録媒体2と同じ幅を有する長尺の樹脂フィルム33をロール状に巻き取ったラミネートロール34を有しており、このラミネートロール34は、図示しない駆動機構により回転自在とされている。
【0068】
ラミネートロール34の搬送経路8側の側方には、ラミネートロール34から搬送経路8に対して樹脂フィルム33を送り出す第1送出ローラ35,3635及び第2送出ローラ36が設けられている。
【0069】
ラミネートロール34及び送出ローラ35,36は、搬送経路8の下流側から搬送されてくる記録媒体2とともに、樹脂フィルム33を搬送経路8に沿って搬送させるように、樹脂フィルム33を搬送経路8に対して送り出すようになっている。
【0070】
第1送出ローラ35と第2送出ローラ36との間には、樹脂フィルム33の全幅にわたって樹脂フィルム33を所定長に切断するフィルムカッター37が設けられている。
【0071】
第2送出ローラ36より樹脂フィルム33の搬送方向Xの下流側には、樹脂フィルム33を記録媒体2の記録面に対して密着させる密着装置38が、搬送経路8に沿って設けられている。
【0072】
密着装置38は、記録媒体2の全幅以上にわたる長さの円柱状のローラ39と、ローラ39の内部に軸方向に沿って延在するヒータ40とから構成され樹脂フィルム33を溶融する加熱ローラ41を有しており、この加熱ローラ41は、図示しない加熱ローラ駆動機構により回転自在とされている。
【0073】
加熱ローラ41と対向する位置には、加熱ローラ41と同じ長さの加圧ローラ42が図示しない加圧ローラ駆動機構によって回転自在に設けられており、この加圧ローラ42は、記録媒体2及び樹脂フィルム33を加熱ローラ41に対して押圧することにより、加熱ローラ41により溶融された樹脂フィルム33を平滑化して密着させるようになっている
【0074】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0075】
画像の記録処理が開始されて、記録ヘッドにより画像が記録され、クリーニング装置12により記録面に付着していた粉塵が除去された記録媒体2が、ラミネート装置32に対して搬送されてくるタイミングにあわせて、ラミネートロール34が回転するとともに送出ローラ35,36が回転駆動することにより樹脂フィルム33が送り出される。その後、樹脂フィルム33がフィルムカッター37の位置まで搬送されると、フィルムカッター37により、所定長に切断され、切断された樹脂フィルム33は、搬送経路8へ送り出され、ラミネート装置32に対して搬送されてきた記録媒体2の記録面に重なり合わされた状態で、密着装置38へ搬送される。
【0076】
記録媒体2及びラミネートが密着装置38に搬送されると、加熱ローラ41により樹脂フィルム33が加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ42により所定の圧力で加圧されることによって平滑化され、樹脂フィルム33が記録媒体2の記録面に密着される。
【0077】
この加熱加圧処理は、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面と樹脂フィルム33との間に挟まれた状態で、ラミネート加工が行われることがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像が形成される。
【0078】
以上より、本実施形態によれば、清掃ローラ16により効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラ15により記録媒体2に付着していた粉塵を除去した後に、ラミネート装置32によるラミネート処理が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0079】
なお、本発明は、本実施形態に限定されないことは、第1実施形態と同様である。
【0080】
次に、本発明の第4実施形態を、図4を参照して説明する。なお、本実施形態による画像記録装置43は、定着装置18に代えて樹脂層転写装置44が設けられている点以外の構成は、第1実施形態とほぼ同様であるので、以下においては、特に第1実施形態と異なる点について説明する。
【0081】
クリーニング装置12より搬送方向Xの下流側には、画像を記録した記録媒体2に対して樹脂層を記録媒体2の記録面に対して転写させる樹脂層転写装置44が設けられている。
【0082】
樹脂層転写装置44は、記録媒体2と同じ幅を有し樹脂層が形成された転写フィルム45をロール状に巻き取った転写フィルムロール46と、記録媒体2に対して樹脂層が転写された後の転写フィルム45をロール状に巻き取る巻取ロール47とを有しており、これら転写フィルムロール46及び巻取ロール47は、図示しない駆動機構により回転自在とされている。
【0083】
転写フィルムロール46の搬送経路8側の側方には、転写フィルムロール46から搬送経路8に対して転写フィルム45を送り出す送出ローラ48が設けられている。また、巻取ロール47の搬送経路8側の側方には、記録媒体2に対する樹脂層の転写を終えた転写フィルム45を巻取ロール47に送り込む送込ローラ49が設けられている。
【0084】
転写フィルムロール46及び送出ローラ48は、搬送経路8の下流側から搬送されてくる記録媒体2とともに、転写フィルム45を搬送経路8に沿って搬送させるように、転写フィルム45を搬送経路8に対して送り出すようになっており、巻取ロール47及び送込ローラ49は、転写処理速度に合わせて転写を終えた転写フィルム45を巻取ロール47に送り込んで巻き取るようになっている。
【0085】
転写フィルムロール46と巻取ロール47との間には、転写フィルム45を記録媒体2の記録面に対して転写させる転写装置50が、搬送経路8に沿って設けられている。
【0086】
転写装置50は、記録媒体2の全幅以上にわたる長さの円柱状のローラ51と、ローラ51の内部に軸方向に沿って延在するヒータ52とから構成され転写フィルム45に形成された樹脂層を溶融する加熱ローラ53を有しており、この加熱ローラ53は、図示しない加熱ローラ駆動機構により回転自在とされている。
【0087】
加熱ローラ53と対向する位置には、加熱ローラ53と同じ長さの加圧ローラ54が図示しない加圧ローラ駆動機構によって回転自在に設けられており、この加圧ローラ54は、記録媒体2を加熱ローラ53に対して押圧することにより、加熱ローラ53により溶融された樹脂層を記録媒体2の記録面に対して転写させるようになっている。
【0088】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0089】
画像の記録処理が開始されて、記録ヘッドにより画像が記録され、クリーニング装置12により記録面に付着していた粉塵が除去された記録媒体2が、樹脂層転写装置44に対して搬送されてくるタイミングにあわせて、転写フィルムロール46が回転するとともに送出ローラ48が回転駆動することにより転写フィルム45が送り出される。
【0090】
そして、転写フィルム45は、搬送経路8へ送り出され、樹脂層転写装置44に対して搬送されてきた記録媒体2の記録面に重なり合わされた状態で、転写装置50へ搬送される。
【0091】
記録媒体2及び転写フィルム45が転写装置50に搬送されると、加熱ローラ53により転写フィルム45に形成された樹脂層が加熱されて溶融されるとともに、加圧ローラ54により所定の圧力で加圧されることによって記録媒体2の記録面に樹脂層が転写される。
【0092】
この加熱加圧処理は、記録媒体2に付着していた粉塵を粘着ローラ15により除去した後に行われるため、粉塵が記録媒体2の記録面と樹脂層との間に挟まれた状態で、転写が行われることがなく、光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像が形成される。
【0093】
その後、転写フィルム45は、搬送経路8から巻取ロール47に対して送込ローラ49により送り込まれ、巻取ロール47により巻き取られる。
【0094】
以上より、本実施形態によれば、清掃ローラ16により効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラ15により記録媒体2に付着していた粉塵を除去した後に、樹脂層転写装置44による樹脂層の転写が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0095】
なお、本発明は、本実施形態に限定されないことは、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
【0096】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、清掃ローラの外径が、粘着ローラの外径と異なっており、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触し、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去されるため、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる。
【0097】
請求項2に記載の発明によれば、清掃ローラが1回転するごとに、粘着ローラと異なる位置で接触し、粘着ローラの同じ位置に複数回、粉塵が貼着されても、清掃ローラの他の位置で貼着除去される上、粘着ローラの周面の面積よりも清掃ローラの周面の面積の方が広く、長期にわたって清掃ローラの粘着性が維持されるため、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく行うとともに、記録媒体に付着した粉塵を確実に除去することができる。
【0098】
請求項3に記載の発明によれば、粘着ローラが2本設けられているため、より確実に記録媒体に付着している粉塵が除去することができる上、2本の粘着ローラに対して清掃ローラは1本しか設けられていないため、スペースをとらず簡易な構成により、清掃ローラによる粘着ローラに付着した粉塵の貼着除去を、効率よく確実に行うことができる。
【0099】
請求項4に記載の発明によれば、清掃ローラにより効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラにより記録媒体に付着していた粉塵を除去した後に、定着装置による加熱加圧処理が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0100】
請求項5に記載の発明によれば、清掃ローラにより効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラにより記録媒体に付着していた粉塵を除去した後に、ラミネート装置によるラミネート処理が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【0101】
請求項6に記載の発明によれば、清掃ローラにより効率よく確実に粉塵の除去が行われる粘着ローラにより記録媒体に付着していた粉塵を除去した後に、樹脂層転写装置による樹脂フィルムの転写が行われるため、効率よく確実に光沢があり、耐傷性、耐候性に優れた良好な写真画質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録装置の一実施形態の構成を示す図である。
【図2】第2実施形態に係る画像記録装置の構成を示す図である。
【図3】第3実施形態による画像記録装置の構成を示す図である。
【図4】第4実施形態による画像記録装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,31,43 画像記録装置
2 記録媒体
12,25 クリーニング装置
15 粘着ローラ
28 第1粘着ローラ
29 第2粘着ローラ
16,30 清掃ローラ
18 定着装置
32 ラミネート装置
44 樹脂転写装置
Claims (6)
- 記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、前記記録媒体に付着した粉塵を貼着除去する粘着ローラを備えるとともに、前記粘着ローラに当接して前記粘着ローラに付着した粉塵を貼着除去する清掃ローラを有し、前記清掃ローラは、外径が前記粘着ローラの外径と異なるように形成されていることを特徴とする画像記録装置。
- 前記清掃ローラの外径は、前記粘着ローラの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記粘着ローラを近接して2本設けるとともに、前記清掃ローラは、前記2本の粘着ローラに同時に当接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記記録媒体は、記録面に熱可塑性樹脂粒子を含むインク受容層を有するとともに、搬送される前記記録媒体に対してインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにより画像を記録した前記記録媒体に対して加熱及び加圧を行う定着装置とを設け、前記定着装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記記録媒体を搬送させ、画像を記録した前記記録媒体に対して樹脂フィルムをラミネートするラミネート装置を設け、前記ラミネート装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
- 前記記録媒体を搬送させ、転写フィルムに形成された樹脂層を画像を記録した前記記録媒体に対して転写する樹脂層転写装置を設け、前記樹脂層転写装置の前記記録媒体の搬送方向の上流側に、前記粘着ローラを配設したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-07-16 JP JP2003198015A patent/JP2005035050A/ja active Pending
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