JP2005025160A - 空間光変調装置の駆動方法及びプロジェクタ - Google Patents

空間光変調装置の駆動方法及びプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得ること。
【解決手段】空間光変調装置の駆動方法であって、第1色光用サブフレームパルス信号R1〜R8、B1〜B8を生成する第1色光用サブフレームパルス信号生成工程と、第2色光用サブフレームパルス信号G1〜G8を生成する第2色光用サブフレームパルス信号生成工程と、画像の少なくとも1フレームの期間中において、第1色光用サブフレームパルス信号R1〜R8、B1〜B8の少なくとも三つが、第2色光用サブフレームパルス信号G1〜G8のいずれか一つに隣接するように、各色光用サブフレームパルス信号を配列するサブフレームパルス信号配列工程と、サブフレームパルス信号配列工程で配列された各色光用サブフレームパルス信号に基づいて、少なくとも第1の反射位置と第2の反射位置とを択一的に選択できる複数の可動ミラー素子を駆動する可動ミラー素子駆動工程と、を含む。
【選択図】 図5



Description

本発明は、空間光変調装置の駆動方法及びプロジェクタ、特に、固体発光素子とティルトミラーデバイスとを用いるプロジェクタと、空間光変調装置の駆動方法の技術に関する。
プロジェクタは、コンピュータ等の画像供給装置から供給された画像信号に応じて光(投写光)を投写し、画像を表示する画像表示装置である。従来、プロジェクタの光源部には、主として超高圧水銀ランプが用いられている。プロジェクタの空間光変調装置には、ティルトミラーデバイスを用いることができる。また、超高圧水銀ランプとティルトミラーデバイスとを組み合わせたプロジェクタには、カラーホイールが用いられている。カラーホイールは、超高圧水銀ランプからの光を、赤色光(以下、「R光」という。)と、緑色光(以下、「G光」という。)と、青色光(以下、「B光」という。)とに分離する。ティルトミラーデバイスは、カラーホイールにより分離された各色光を、画像信号に応じて変調する。ティルトミラーデバイスの例の一つは、テキサス・インスツルメンツ社のディジタルマイクロミラーデバイス(以下、「DMD」という。)である。カラーホイールとDMDとを組み合わせた技術としては、例えば、特許文献1に提案されているものがある。
特開平8−51633号公報
しかし、超高圧水銀ランプと、ティルトミラーデバイスと、カラーホイールとを用いた従来のプロジェクタは、R光、G光、B光のそれぞれの表示画像が別個の像として認識されてしまう、いわゆるカラーブレイクアップを生じる場合がある。カラーブレイクアップは、特に、輪郭が移動している動画を表示するときや、観察者が表示画像において目視位置を移動させるときに生じる。そして、カラーブレイクアップは、投写像の画質の低下や、画像のちらつきにより観察者の目の疲労を引き起こすことの原因となり得る。
画像表示の周波数をさらに向上させることによりカラーブレイクアップの発生を解消する場合、画像表示の周波数を大幅に向上することを要する。画像表示の周波数を大幅に向上するためには、カラーホイールを回転するためのモータの高性能化、画像信号の量の増大による駆動回路の高性能化が必要となる。モータと駆動回路との高性能化は、プロジェクタの高コスト化を招来することとなる。さらに、画像表示の周波数の向上に、ティルトミラーデバイスの駆動速度が対応しきれないことも考えられる。従って、画像表示の周波数を向上させることのみでは、カラーブレイクアップを低減することは困難である。カラーブレイクアップが生じると、投写像の品質が低下するため問題である。本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得るための空間光変調装置の駆動方法、及びその空間光変調装置の駆動方法により駆動される空間光変調装置を有するプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、第1色光の画像信号と、第2色光の画像信号とからなる画像信号に応じて入射光を変調する空間光変調装置の駆動方法であって、前記第1色光の画像をnビット(nは正の整数)で階調表現するために、1〜nビットのそれぞれに対応した重み付けを有するn〜2n個の第1色光用サブフレームパルス信号を生成する第1色光用サブフレームパルス信号生成工程と、第2色光の画像をmビット(mは正の整数、n≦m)で階調表現するために、1〜mビットのそれぞれに対応した重み付けを有するm〜2m個の第2色光用サブフレームパルス信号を生成する第2色光用サブフレームパルス信号生成工程と、画像の少なくとも1フレームの期間中において、第1色光用サブフレームパルス信号のうち少なくとも三つが、いずれか一つの第2色光用サブフレームパルス信号に隣接するように、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とを配列するサブフレームパルス信号配列工程と、サブフレームパルス信号配列工程で配列された第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とに基づいて、少なくとも第1の反射位置と第2の反射位置とを択一的に選択できる複数の可動ミラー素子を駆動する可動ミラー素子駆動工程と、を含むことを特徴とする空間光変調装置の駆動方法を提供することができる。
例えば、8ビットで階調表現するために、1〜8ビットのそれぞれに対応する重み付けを有する8つのサブフレームパルス信号を用いるとする。ここで「重み付け」とは、サブフレームパルス信号が継続する期間を表す。サブフレームパルス信号配列工程により、少なくとも三つのビットについての第1色光用サブフレームパルス信号が、いずれか一つのビットについての第2色光用サブフレームパルス信号に隣接するように、第1色光用サブフレームパルス信号と、第2色光用サブフレームパルス信号とを配列する。このようにして第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とを配列することにより、1フレーム期間内において、第1色光用サブフレームパルス信号と、第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接する組合せを少なくとも一つ増加させることができる。第1色光用サブフレームパルス信号と、第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接する組合せを増加させることにより、1フレーム期間中において、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とを切り換えるタイミングを増加させることができる。
また、1〜8ビットのそれぞれに対応する重み付けを有する各サブフレームパルス信号は、さらに分割することもできる。8ビットで階調表現する場合、1ビットの重み付けを有する256個のサブフレームパルス信号にまで分割することができる。例えば、8ビットの重み付けを有するサブフレームパルス信号を分割して他の色光用サブフレームパルス信号と隣接させることで、色切り換えの機会をさらに増加することができる。
このようにして各サブフレームパルス信号を配列して、第1色光用サブフレームパルス信号に第1色光、第2色光用サブフレームパルス信号に第2色光を同期して供給する。第1色光用サブフレームパルス信号と、第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接する組合せを増やすほど、1フレーム期間内において、第1色光と第2色光とを切り換えるタイミングを多く設けることができる。第1色光と第2色光とを切り換えるタイミングをより多く設けることにより、画像信号の周波数を維持しつつR光、G光、B光のそれぞれの表示画像が別個の像として認識されることを防止できる。これにより、カラーブレイクアップ低減を可能とし、高品質な投写像を得られる。
なお、必ずしも異なる色光についてのサブフレームパルス信号が隣接する配列である必要は無い。例えば、少なくとも1フレーム期間において、一部のサブフレームパルス信号については、同一の色光についてのサブフレームパルス信号が隣接するように配列しても良い。同一の色光についてのサブフレームパルス信号が隣接しても、色切り換え速度が十分速い場合は、カラーブレイクアップを低減できる。また、色切り換え回数を減少可能であることから、簡易な回路により光源を駆動することができる。略均一の周波数で色切り換えが可能であると、光源の駆動を簡易にできる。これにより、光源の駆動回路を簡易な構成とし、プロジェクタを安価な構成にできる。さらに、各色光についてサブフレームパルス信号の組合せが略同一の重み付けとなるように配列されると、略均一の周波数で色切り換えを行うことが可能となる。これにより、さらに光源の駆動回路を簡易な構成とすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、サブフレームパルス信号配列工程において、画像の少なくとも1フレームの期間中に、さらに、第1色光用サブフレームパルス信号のそれぞれが、いずれか一つの第2色光用サブフレームパルス信号に隣接するように、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とを配列することが望ましい。
このように、第1色光用サブフレームパルス信号のそれぞれを、いずれか一つの第2色光用サブフレームパルス信号に隣接させると、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接する多数の組合せができる。第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接する多数の組合せを設けることにより、第1色光と、第2色光とを切り換える多数のタイミングを設けることができる。1フレーム期間内において第1色光と第2色光とをより多く切り換えることにより、R光、G光、B光のそれぞれの表示画像が別個の像として認識されることを防止できる。これにより、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、サブフレームパルス信号配列工程において、画像の少なくとも1フレームの期間中に、さらに、最小の重み付けから最大の重み付けまでのそれぞれについて、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接するように第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とを配列することが望ましい。これにより、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、サブフレームパルス信号配列工程において配列された、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接するような、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号との配列の組合せをサブフレームパルス組合せ信号としたとき、画像の1フレームの期間中に、複数のサブフレームパルス組合せ信号が繰り返し設けられていることが望ましい。これにより、空間光変調装置の駆動周波数を向上させて、さらにカラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、サブフレームパルス信号配列工程において、画像のシーンに対応して、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号との配列のパターンをシーン毎に異ならせることが望ましい。第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号との配列のパターンをシーン毎に異ならせることにより、1フレーム期間中において、第1色光を供給する第1光源と、第2色光を供給する第2光源との、それぞれの点灯タイミングが時系列的に偏ることを防止できる。また、第1色光用サブフレームパルス信号と第2色光用サブフレームパルス信号との配列を、さらに画像のシーンに適したものとすることができる。これにより、投写像のちらつきを低減し、さらに、画像のシーンに適した高品質な投写像を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1色光は、赤色光と青色光とからなり、第2色光は、緑色光からなることが望ましい。これにより、フルカラーの投写像のカラーブレイクアップを低減することができる。また、第1色光の画像を階調表現するためのビット数と、第2色光の画像を階調表現するためのビット数とが等しいことが望ましい。第1色光の画像を階調表現するビット数と、第2色光の画像を階調表現するビット数とを等しくすることにより、少なくとも1フレームの期間中において、第1色光用サブフレームパルス信号と、第2色光用サブフレームパルス信号と過不足なく交互に配列することができる。これにより、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られる。
さらに、本発明によれば、第1色光と第2色光とを供給する光源部と、第1の反射位置と第2の反射位置とを択一的に選択できる複数の可動ミラー素子を有するティルトミラーデバイスからなり、入射光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を有するプロジェクタであって、空間光変調装置は、上記の空間光変調装置の駆動方法により駆動されることを特徴とするプロジェクタを提供することができる。プロジェクタの空間光変調装置を上記の駆動方法により駆動することにより、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像のプロジェクタを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、光源部は、固体発光素子からなり、光源部は、第1色光用サブフレームパルス信号に同期して第1色光を供給し、第2色光用サブフレームパルス信号に同期して第2色光を供給することが望ましい。固体発光素子は、点灯と消灯とを高速かつ瞬時に切り換えられることを特徴とする。このため、第1色光用サブフレームパルス信号と、第2色光用サブフレームパルス信号とが交互に配列され、各色光用サブフレームパルス信号が高速に切り換わる場合であっても、サブフレームパルス信号に対応する色光のみを順次点灯させることができる。これにより、各色光の切り換えと、サブフレームパルス信号の切り換えとを正確に同期させることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
まず、図1、図2、図3を参照して、本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略を説明する。その後、図4以降を参照して、本発明の特徴的な事項を説明する。図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクタ100の概略構成を示す。プロジェクタ100は、第1光源部101RBと、第2光源部101Gとを有する。第1光源部101RBと、第2光源部101Gとは、光軸AXに関して略対称な位置に配置されている。
第1光源部101RBと第2光源部101Gとは、それぞれ固体発光素子である発光ダイオード素子(以下、適宜「LED」という。)を有する。第1光源部101RB、第2光源部101Gのいずれも、複数のLEDを有する。第1光源部101RBは、第1色光である赤色光(以下「R光」という。)を供給するR光用LED102Rと、第1色光である青色光(以下「B光」という。)を供給するB光用LED102Bとを有する。第2光源部101Gは、第2色光である緑色光(以下「G光」という。)を供給するG光用LED102Gを有する。
第1光源部101RBと第2光源部101Gとから供給される光は、それぞれフィールドレンズ103を透過した後、空間光変調装置104に入射する。フィールドレンズ103は、空間光変調装置104をテレセントリックに照明する機能、即ち、照明光をできるだけ主光線に平行にして空間光変調装置104に入射させる機能を有する。プロジェクタ100は、第1光源部101RBの像と第2光源部101Gの像とを、投写レンズ105の入射瞳の位置に結像する。このため、空間光変調装置104は、第1光源部101RBと第2光源部101Gとから供給される光により、ケーラー照明される。
空間光変調装置104は、入射光を画像信号に応じて変調する。空間光変調装置104には、ティルトミラーデバイスを用いることができる。ティルトミラーデバイスの例の一つは、テキサス・インスツルメンツ社のDMDである。投写レンズ105は、空間光変調装置104で変調された光をスクリーン106に投写する。空間光変調装置104は、空間光変調装置104の投写レンズ105の側の面に、複数の可動ミラー素子(不図示)を有する。可動ミラー素子は、第1の反射位置と第2の反射位置とに択一的に選択して、入射光を投写レンズ105の方向と、投写レンズ105以外の方向とに反射させる。投写レンズ105の方向に進行する光は、スクリーン106にて投写像を形成する。
次に、図2−1、図2−2を用いて、R光用LED102Rと、G光用LED102Gと、B光用LED102Bとの、点灯時間と点灯タイミングとについて説明する。R光、G光、B光を順次投写し、全体として白色の投写像を得るためには、G光の光束量が全体の光束量のうち60〜80%であることを要する。各色光用LED102R、102G、102Bの出力量と数量とが同一である場合、G光の光束量が不足することとなる。
このため、図2−1に示すように、G光用LED102Gの点灯時間GTを、R光用LED102Rの点灯時間RT、及びB光用LED102Bの点灯時間BTのいずれよりも長くする。図2−2は、階調表現時間の調節により、投写像の色調を調整する様子を示す。階調表現時間とは、空間光変調装置104が、各色光について画像信号に応じた強度(階調)を実現するために必要な時間期間である。各階調表現時間は、各色光に対応する画像のサブフレームの期間に一致している。
画像の階調をnビット(nは正の整数)で表現する場合、G光階調表現時間GKの単位ビットの長さとR光及びB光の階調表現時間RK、BKの単位ビットの長さとを異ならせることができる。さらに、G光用LED102Gの数量を、R光用LED102Rの数量、及びB光用LED102Bの数量のいずれよりも多くすることにより、G光用LED102Gの点灯時間GTを、R光用LED102Rの点灯時間RT、及びB光用LED102Bの点灯時間BTと同一に、又は短くすることもできる。
また、上述のように、R光用LED102R及びB光用LED101Bと、G光用LED102Gとを、投写レンズ105の光軸AXに関して略対称な位置に配置している。G光用LED102Gは、R光用LED102R及びB光用LED102Bから所定の空間的間隔で配置される。このため、G光用LED102Gの数量を、R光用LED102Rの数量、及びB光用LED102Bの数量のいずれよりも多くすることが容易となる。この結果、簡易な構成で良好なカラーバランスの投写像を得ることができる。
上述のように、空間光変調装置104の可動ミラー素子は、入射光を投写レンズ105の方向と、投写レンズ105以外の方向とに反射させる。また、R光用LED102R及びB光用LED101Bと、G光用LED102Gとを、投写レンズ105の光軸AXに関して略対称な位置に配置している。このため、空間光変調装置104の可動ミラー素子は、G光を投写レンズ105の方向へ反射させる場合と、R光及びB光を投写レンズ105の方向へ反射する場合とにおいて、反射面を逆向きに変換する必要がある。そこで図2−1に示すように、可動ミラー素子の駆動極性は、G光用LED102Gの点灯時間GTと、R光用LED102Rの点灯時間RT及びB光用LED102Bの点灯時間BTとで反転させる。これによりフルカラーの像を投写する。
次に、空間光変調装置104の可動ミラー素子の駆動について説明する。本実施形態のプロジェクタ100は、パルス幅変調(Pulse Width Modulation、以下、「PWM」という。)を用いるサブフレーム駆動方式により、画像の階調を表現する。図3−1は、PWMのサブフレームパルス信号を示す。まず、1つの映像を16階調(4ビット)で表現する場合を例として説明する。4ビットで階調表現する場合、4ビットのそれぞれに対応した重み付けを有する4つのサブフレームパルス信号P0(=20)、P1(=21)、P2(=22)、P3(=23)を用いる。なお、それぞれのサブフレームパルス信号は、パルス信号の継続時間をそれぞれのビットに対応させることにより、重み付けがなされる。横軸を時間とすると、それぞれのサブフレームパルス信号は、それぞれ図3−1に示すような幅を有する矩形波として表現することができる。
図3−2は、サブフレームパルス信号P0、P1、P2、P3のタイミングチャート、及び画像信号の例を示す。例えば、図3−2に示すように、フレーム1Fの表示期間において画像の階調が10レベルである場合、サブフレームパルス信号P1の期間とサブフレームパルス信号P3の期間とにおいて、光を投写する。この結果、フレーム1F内で光を投写する時間の積分値が、実際に観察される表示画像の階調となる。フレーム2Fにおいて、画像の階調が10レベルから6レベルへ変化した場合、フレーム1Fの場合と同様に、サブフレームパルス信号P1の期間とサブフレームパルス信号P2の期間とにおいて、光を投写する。
図4は、従来のプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングの例を示す。図4に示すタイミングチャートは、横軸を時間tとし、また、すべてのサブフレームパルス信号の期間について光を投写するものとして表している。図4に示すタイミングチャートは、赤色の画像と、緑色の画像と、青色の画像とをそれぞれ256階調(8ビット)で表現する場合のものを示す。赤色の画像については、8つのサブフレームパルス信号R1(=20)、R2(=21)、…R7(=26)、R8(=27)を用いて階調表現する。緑色の画像については、8つのサブフレームパルス信号G1(=20)、G2(=21)、…G7(=26)、G8(=27)を用いて階調表現する。
青色の画像については、8つのサブフレームパルス信号B1(=20)、B2(=21)、…B7(=26)、B8(=27)を用いて階調表現する。参考のために、図4に、R光用サブフレームパルス信号の組合せSRの部分を拡大して示す。図4に示すように、従来のプロジェクタは、例えば、1/2フレーム期間(図4中、「1/2F」と示す。)を、赤色を階調表現するR光用サブフレームパルス信号の組合せSRと、緑色を階調表現するG光用サブフレームパルス信号の組合せSGと、青色を階調表現するB光用サブフレームパルス信号の組合せSBとに3分割する。
ここで、従来のプロジェクタは、例えばカラーホイールを用いることにより、超高圧水銀ランプからの光をR光と、G光と、B光とに時系列的に順次分離する。カラーホイールは、R光のみを透過するR光透過ダイクロイック膜と、G光のみを透過するG光透過ダイクロイック膜と、B光のみを透過するB光透過ダイクロイック膜とを有する。光源部からの光がR光透過ダイクロイック膜に照射するとき、R成分の光のみが透過する。R光透過ダイクロイック膜を透過したR光は、空間光変調装置へ供給される。
このとき、光源部からの光がR光透過ダイクロイック膜に照射するタイミングと、R光用サブフレームパルス信号の組合せSRとを同期させる。これにより、カラーホイールから空間光変調装置へR光が供給される期間と、R光用サブフレームパルス信号の組合せSRとを同期させることができる。G光、B光についてもR光の場合と同様に、カラーホイールから空間光変調装置へG光が供給される期間とG光用サブフレームパルス信号の組合せSG、B光が供給される期間とB光用サブフレームパルス信号の組合せSBとは、いずれも同期している。
1フレームの表示時間を1/60秒とすると、図4に示すタイミングによりR光と、G光と、B光とを切り換える場合、画像表示の周波数は120Hzである。従来の標準的なプロジェクタは、画像表示の周波数を120Hzとしている。観察者は、R光、G光、B光のそれぞれの表示画像の残像により、フルカラー像を認識する。しかし、図4に示すタイミングによりR光と、G光と、B光とを切り換え、画像表示の周波数を120Hzとした場合、カラーブレイクアップが生じてしまう場合がある。特に、輪郭が移動している動画を表示するときや、観察者が表示画像において目視位置を移動させるときに、カラーブレイクアップは生じ易くなる。カラーブレイクアップは、投写像の画質の低下や、画像のちらつきにより観察者の目の疲労を引き起こすことの原因となり得る。
図5は、本実施例のプロジェクタ100におけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。図5に示すタイミングチャートは、横軸を時間tとし、また、すべてのサブフレームパルス信号の期間について光を投写するものとして表している。図5に示すタイミングチャートは、図4に示すタイミングチャートと同様、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、赤色の画像と、緑色の画像と、青色の画像とをそれぞれ256階調(8ビット)で表現することを示している。なお、本実施例のプロジェクタ100の画像表示の周波数は、図4に示す従来のプロジェクタと同様、120Hzである。
プロジェクタ100は、R光、G光、B光の画像をそれぞれ8ビットで階調表現する。このため、第1色光用サブフレームパルス信号生成工程にて、1〜8ビットのそれぞれに対応した重み付けを有する8個のR光用サブフレームパルス信号R1〜R8と、8個のB光用サブフレームパルス信号B1〜B8とを生成する。また、第2色光用サブフレームパルス信号生成工程にて、1〜8ビットのそれぞれに対応した重み付けを有する8個のG光用サブフレームパルス信号G1〜G8を生成する。
そして、プロジェクタ100は、サブフレームパルス信号配列工程において、R光用サブフレームパルス信号R1〜R8と、G光用サブフレームパルス信号G1〜G8と、B光用サブフレームパルス信号B1〜B8とを配列する。G光用サブフレームパルス信号G1は、R光用サブフレームパルス信号R1と、B光用サブフレームパルス信号B1とに隣接している。同様に、B光用サブフレームパルス信号B1は、G光用サブフレームパルス信号G1と、R光用サブフレームパルス信号R2とに隣接している。
各色光用サブフレームパルス信号R2〜R8、G2〜G8、B2〜B8についても、各色光用サブフレームパルス信号R1、G1、B1と同様にして配列される。参考のため、図5に、サブフレームパルス信号の組合せSEの部分を拡大して示す。このように、画像の1/2フレーム期間1/2Fにおいて、R光用サブフレームパルス信号R1〜R8と、B光用サブフレームパルス信号B1〜B8とは、最小ビットである1ビットから最大ビットである8ビットまでの全てのビットについて、1ビットから8ビットまでのいずれか一つのビットについてのG光用サブフレームパルス信号(G光用サブフレームパルス信号G1〜G8のうちいずれか一つ)と隣接させる。
このようにして、各色光用サブフレームパルス信号R1〜R8、G1〜G8、B1〜B8を配列する。本実施例における各色光用サブフレームパルス信号の配列は、異なる色光用のサブフレームパルス信号どうしをより多く隣接させる点において、各色光用サブフレームパルス信号の組合せSR、SG、SBに3分割させる従来のプロジェクタの各色光用サブフレームパルス信号の配列と異なる(図4参照)。
図5に示すように、本実施例のサブフレームパルス信号の配列において、1/2フレーム期間1/2Fの最初には、1ビットについてのサブフレームパルス信号R1、G1、B1が配列されている。1ビットについてのサブフレームパルス信号R1、G1、B1に続いて、2ビットについてのサブフレームパルス信号R2、G2、B2が配列されている。3ビットから8ビットについてのサブフレームパルス信号R3〜R8、G3〜G8、B3〜B8についても、1ビット、2ビットについてのサブフレームパルス信号R1、R2、G1、G2、B1、B2と同様にして配列されている。
このように、本実施例のプロジェクタ100は、サブフレームパルス信号配列工程により、1/2フレーム期間1/2Fに、1〜8ビットの各ビットについて、R光用サブフレームパルス信号R1〜R8と、G光用サブフレームパルス信号G1〜G8と、B光用サブフレームパルス信号B1〜B8とが隣接するように、サブフレームパルス信号を配置する。また、本実施例のプロジェクタ100は、R光、G光、B光のいずれの画像も8ビットで階調表現する。各色光の画像のビット数を8ビットとすると、各色光について8個のサブフレームパルス信号を配列することで、各色光用サブフレームパルス信号をいずれも過不足無く交互に配列することができる。
図5に示すように、空間光変調装置104は、可動ミラー素子駆動工程により、サブフレームパルス信号配列工程で配列されたR光用サブフレームパルス信号と、G光用サブフレームパルス信号と、B光用サブフレームパルス信号とに基づいて、可動ミラー素子を駆動する。従来のプロジェクタは、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、サブフレームパルス信号の色光ごとの切り換わりは、R光からG光への1回と、G光からB光への1回との2回行われる(図4参照)。
これに対し、図5に示すように、本実施例のプロジェクタ100は、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、サブフレームパルス信号の色光ごとの切り換わりは、23(=8×3−1)回行われる。さらに、サブフレームパルス信号配列工程により配列されたサブフレームパルス信号に同期して、第1光源部101RBと第2光源部101Gとを点灯する。第1光源部101RBは、R光用サブフレームパルス信号R1〜R8に同期してR光用LED102Rを、B光用サブフレームパルス信号B1〜B8に同期してB光用LED102Bを、それぞれ点灯する。
また、第2光源部101Gは、G光用サブフレームパルス信号G1〜G8に同期して、G光用LED102Gを点灯する。このようにして、空間光変調装置104の駆動速度を向上することなく、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、R光と、G光と、B光とを切り換えるタイミングをより多く設けることができる。R光と、G光と、B光とを切り換えるタイミングをより多く設けることにより、R光、G光、B光のそれぞれの表示画像が別個の像として認識されることを防止できる。これにより、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られるという効果を奏する。
なお、上述のように、本実施例のプロジェクタ100は、全てのビットについてのR光用サブフレームパルス信号とB光用サブフレームパルス信号とのそれぞれを、G光用サブフレームパルス信号に隣接させてサブフレームパルス信号を配列している。しかし、サブフレームパルス信号の配列は、これに限られない。例えば、R光用サブフレームパルス信号のうち少なくとも三つを、G光用サブフレームパルス信号、及びB光用サブフレームパルス信号のいずれか一つのサブフレームパルス信号に隣接させることとしても良い。
例えば、1ビットから7ビットまでについてのサブフレームパルス信号R1〜R7、G1〜G7、B1〜B7については同じ色光用のサブフレームパルス信号どうしを隣接させて配列する。そして、B光用サブフレームパルス信号B7に隣接させて、8ビットについての各色光用サブフレームパルス信号を、サブフレームパルス信号R8、G8、B8の順で配列しても良い。このとき、R光用サブフレームパルス信号R8は、B光用サブフレームパルス信号B7と、G光用サブフレームパルス信号G8とに隣接している。また、G光用サブフレームパルス信号G8は、R光用サブフレームパルス信号R8と、B光用サブフレームパルス信号B8とに隣接している。
これにより、B光用サブフレームパルス信号B7の期間からB光用サブフレームパルス信号B8の期間において、B光、R光、G光、B光の順で色光を切り換えるタイミングをより多く設けることができる。このようにして、少なくとも三つのビットについての第1色光用サブフレームパルス信号を、いずれか一つの第2色光用サブフレームパルス信号に隣接させる。R光と、G光と、B光とを切り換えるタイミングをより多く設けることにより、R光、G光、B光のそれぞれの表示画像が別個の像として認識されることを防止できる。これにより、カラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られるという効果を奏する。
なお、従来の空間光変調装置の駆動方法は、1フレーム期間を3分割したそれぞれを、各色光のサブフレームパルス信号の組合せとしている。このため、従来の方法では、2つのビットのサブフレームパルス信号が、異なる色光についてのサブフレームパルス信号と隣接している。これに対し、本実施形態の空間光変調装置の駆動方法は、各色光について少なくとも三つのビットについてのサブフレームパルス信号を、異なる色光についてのサブフレームパルス信号と隣接させることとしている。これにより、従来の駆動方法と比較して、異なる色光のサブフレームパルス信号に切り換わるタイミングを少なくとも一つ増加させることができる。
ここで、上述のように、プロジェクタ100の第1光源部101RBと第2光源部101Gとには、LEDが用いられている。LEDは、点灯と消灯とを高速かつ瞬時に切り換えられることを特徴とする。このため、各色光用サブフレームパルス信号が交互に配列され、各色光用サブフレームパルス信号が高速に切り換わる場合であっても、サブフレームパルス信号に対応する色光のみを順次点灯させることができる。
カラーホイールを用いて、本実施例のプロジェクタ100と同様に、図5に示すタイミングによる階調表現を行う場合を考える。この場合、例えば、図5に示す各色光用サブフレームパルス信号のタイミングと同期させるように、カラーホイールのR光ダイクロイック膜と、G光ダイクロイック膜と、B光ダイクロイック膜とを設ける。そして、サブフレームパルス信号R1の期間と、光源からの光がR光ダイクロイック膜を透過する期間とを同期させ、サブフレームパルス信号G1の期間と、光源からの光がG光ダイクロイック膜を透過する期間とを同期させる。
ここで、本実施例に示すタイミングでは、R光と、G光と、B光とを高速に切り換えることを要する。特に、図5に示すサブフレームパルス信号の組合せSEの期間は、高速かつ正確に、サブフレームパルス信号の切り換えと各色光の切り換えとを同期させる必要がある。カラーホイールについては、特に、サブフレームパルス信号の組合せSEの期間にある各サブフレームパルス信号に対して正確に各色光を同期させるように、ダイクロイック膜を施すことが困難である。従って、本実施例のプロジェクタ100には、カラーホイールと超高圧水銀ランプとに代えて、LEDを使用する。第1光源部101RBと第2光源部101GとにLEDを用いることにより、各色光の切り換えと、サブフレームパルス信号の切り換えとを正確に同期させることができるという効果を奏する。
なお、本実施例のプロジェクタ100は、R光用LED102RとB光用LED102Bとを第1光源部101RBに、G光用LED102Gを第2光源部101Gに配置している。LEDの配置はこれに限られず、例えば、単独の光源部に各色光用LEDを配置することとしても良い。単独の光源部を用いる場合、プロジェクタ100は、光源部からの光を一方向から空間光変調装置104に供給する。
図6は、実施例1の変形例であるプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。図6に示すサブフレームパルス組合せ信号SAと、図5に示すサブフレームパルス組合せ信号SAとは、各色光用サブフレームパルス信号の配列が同一である。本変形例のプロジェクタは、画像の1/2フレーム期間1/2Fに、5つのサブフレームパルス組合せ信号SAが繰り返し配列されている。本変形例のプロジェクタは、画像表示の周波数を、120Hzの5倍速の600Hzとしている。これにより、空間光変調装置の駆動速度を向上させて、さらにカラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られるという効果を奏する。
図7は、本発明の実施例2に係るプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。本実施例は、上記実施例1のサブフレームパルス信号の配列に用いられるサブフレームパルス信号R8、G8、B8をさらに2つに分割して並べ替えることを特徴とする。本実施例のタイミングチャートにおいて、サブフレームパルス信号の組合せS(1〜4)は、図5におけるサブフレームパルス信号R1〜R4、G1〜G4、B1〜B4と同一の配列である。また、サブフレームパルス信号の組合せS5、S6、S7も、サブフレームパルス信号R5〜R7、G5〜G7、B5〜B7とそれぞれ同一の配列である。
本実施例の2つのサブフレームパルス信号R8a、R8bは、図5に示すサブフレームパルス信号R8を2つに分割したものである。サブフレームパルス信号R8a、R8bは、いずれも64レベルの重み付けを有する(64+64=27)。サブフレームパルス信号G8a、G8b、B8a、B8bも、サブフレームパルス信号G8、B8をそれぞれ2つに分割したものである。サブフレームパルス信号G8a、G8b、B8a、B8bも、いずれも64レベルの重み付けを有する。このように分割されたサブフレームパルス信号は、それぞれ異なる色光用サブフレームパルス信号と隣接して配列される。分割されたサブフレームパルス信号を他の色光用サブフレームパルス信号と隣接させることで、さらに色切り換えの機会を増加することができる。
また、大きい重み付けのサブフレームパルス信号を分割して並び替えると、単独の色光が投写され続ける時間も分割される。その結果、有効にカラーブレイクアップを低減することができる。これにより、さらにカラーブレイクアップを低減し、高品質な投写像を得られるという効果を奏する。なお、サブフレームパルス信号は2つに分割する場合に限らず、3つ以上に分割しても良い。また、本実施例のように、それぞれ同じ重み付けのサブフレームパルス信号に分割する場合に限らず、異なる重み付けを有するサブフレームパルス信号に分割しても良い。
サブフレームパルス信号は、各ビットに対応する重み付けに限らず、1レベル単位で適宜重み付けを決定して分割することができる。例えば、27レベルの重み付けを有するサブフレームパルス信号は、30レベル、98レベルの2つのサブフレームパルス信号に分割しても良い。分割したサブフレームパルス信号の重み付けは、各色光について同じにする場合に限らず、色光ごとに異ならせても良い。さらに、サブフレームパルス信号の配列は、R用、G用、B用の順序に限らず、いずれの順序であっても良い。
(実施例2の変形例)
図8は、実施例2の変形例に係るプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。本変形例は、さらに、上記実施例1の全てのサブフレームパルス信号を、1レベルの重み付けを有するサブフレームパルス信号にまで分割したものである。本変形例のサブフレームパルス信号は、画像表示の周波数が上記実施例1と同じ120Hzであるときに分割可能な最小単位である。各色光の画像を8ビットで表現する場合、各色光のサブフレームパルス信号は、1/2フレームにつき256個に分割して並べられる。
このように分割されたサブフレームパルス信号をそれぞれ異なる色光用サブフレームパルス信号と隣接して配列すると、色切り換え回数は最大となる。これにより、所定の周波数で画像表示を行う場合に、色切り換え回数を最大にでき、カラーブレイクアップを最大限に低減することができる。さらに色切り換え回数を増加するには、画像表示の周波数を増加することが必要である。本変形例のサブフレームパルス信号は、全てレベル1の重み付けを有することとしているが、色光ごとにサブフレームパルス信号の重みを適宜変更しても良い。これにより、図2−2を用いて説明した単位ビットの長さを変更することと同一の効果が得られ、各色光の光量バランスを調節することができる。
図9は、本発明の実施例3に係るプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。本実施例のサブフレームパルス信号の配列は、上記実施例2のサブフレームパルス信号を並べ替えたものである。本実施例は、一部のサブフレームパルス信号については、同一の色光についてのサブフレームパルス信号が隣接するように配列されることを特徴とする。1/2フレーム期間1/2Fにおいて、サブフレームパルス信号R1〜R4は、隣接するように配列される。サブフレームパルス信号G1〜G4、B1〜B4も、それぞれ隣接するように配列される。
本実施例では、8ビットの重み付けを有するサブフレームパルス信号のうち、レベル23以下の小さい重み付けを有するサブフレームパルス信号が、同一の色光について隣接する。レベル23以下の重み付けを有するサブフレームパルス信号の組合せは、15レベルの重み付けに相当する長さを有する。色切り換え速度が十分速ければ、同一の色光についてのサブフレームパルス信号が隣接してもカラーブレイクアップを低減できる。小さい重み付けを有するサブフレームパルス信号については、同一の色光についてのサブフレームパルス信号が隣接しても、同一の色光が投写され続ける時間は短い。同一の色光が投写され続ける時間が短ければ、カラーブレイクアップの発生に及ぼす影響は小さい。同一の色光についてのサブフレームパルス信号が隣接しても、図4に示す従来の配列と比較して、カラーブレイクアップを低減できる。
また、同一の色光についてサブフレームパルス信号を多く隣接させるに従い、色切り換え回数が減少する。このことから、同一の色光についてサブフレームパルス信号を隣接させると、光源の駆動を遅くすることもできる。光源の駆動を遅くできると、簡易な回路により光源を駆動することができる。これにより、光源の駆動回路を簡易な構成とし、プロジェクタを安価な構成にできるという効果を奏する。なお、各ビットに対応する重み付けに限らず、1レベル単位で適宜重み付けを決定可能である点は、上記実施例2と同様である。
(実施例3の変形例)
図10は、実施例3の変形例に係るプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。本変形例は、さらに、サブフレームパルス信号、及び同一の色光についてのサブフレームパルス信号の組合せが、いずれも略同一の重み付けを有することを特徴とする。本変形例では、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、サブフレームパルス信号R1〜R6、G1〜G6、B1〜B6が、それぞれ隣接するように配列される。レベル25以下の重み付けを有するサブフレームパルス信号の組合せの全体は、63レベルの重み付けに相当する長さを有する。
サブフレームパルス信号の組合せS7、S8a、S8bは、いずれも64レベルのサブフレームパルス信号が配列される。従って、本変形例では、サブフレームパルス信号及びサブフレームパルス信号の組合せが、いずれも略同一の重み付けを有する。このようにサブフレームパルス信号を配列すると、サブフレームパルス信号、及び同一の色光についてのサブフレームパルス信号の組合せに対応して、各色光の点灯時間が略同一となる。
各色光の点灯時間が略同一にできると、さらに光源の駆動を簡易にできる。これにより、さらに光源の駆動を簡易な構成とし、プロジェクタをさらに安価な構成にできるという効果を奏する。サブフレームパルス信号は、64レベルのほか例えば32レベルのように、ビット数に対応する重み付けを有する場合のほかに、例えば20レベルのように、ビット数以外の数に対応する重み付けを有することとしても良い。さらに、上記実施例2の変形例と同様に、サブフレームパルス信号が有する重み付けは、色光ごとに変更することとしても良い。
図11は、本発明の実施例4に係るプロジェクタにおけるサブフレームパルス信号のタイミングチャートを示す。本実施例のサブフレームパルス信号の配列は、上記実施例1のサブフレームパルス信号を並べ替えたものである。画像の1/2フレーム期間1/2Fにおいて、R光用サブフレームパルス信号R1〜R8と、B光用サブフレームパルス信号B1〜B8とは、最小ビットである1ビットから最大ビットである8ビットまでの全てのビットについて、1ビットから8ビットまでのいずれか一つのビットについてのG光用サブフレームパルス信号(G光用サブフレームパルス信号G1〜G8のうちいずれか一つ)と隣接している。また、R光用サブフレームパルス信号と、G光用サブフレームパルス信号と、B光用サブフレームパルス信号とが過不足なく交互となっている。
図11に示すサブフレームパルス信号の配列は、サブフレームパルス信号の配列が規則的でなく、隣接するサブフレームパルス信号がそれぞれ有する重み付けが任意である点が、図5に示すサブフレームパルス信号の配列と異なる。図11に示すサブフレームパルス信号の配列のように、隣接するサブフレームパルス信号のそれぞれの重み付けが任意であるようなサブフレームパルス信号の配列を、以下、「ランダムなサブフレームパルス信号の配列」という。
ここで、63レベルの階調の画像を表示する場合を考える。R光について、サブフレームパルス信号R1〜R8を用いて画像の階調を63レベルとする場合、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、6つのR光用サブフレームパルス信号R1、R2、R3、R4、R5、R6の期間において、R光を投写レンズ105方向に反射し投写する(R1+R2+R3+R4+R5+R6=63)。G光、B光についても、R光の場合と同様に、サブフレームパルス信号G1〜G6、B1〜B6の期間において、G光、B光を投写する。
また、サブフレームパルス信号R7、R8、G7、G8、B7、B8の期間においては、各色光を投写レンズ105以外の方向へ反射させる。このとき、上記実施例1の図5に示すサブフレームパルス信号の配列を用いると、R光、G光、B光が投写される期間は、1/2フレーム期間1/2Fの前半のみとなる。また、R光、G光、B光が投写されない期間は、1/2フレーム期間1/2Fの後半のみとなる。このように、各色光の投写タイミングは、時系列的に、1/2フレーム期間1/2Fの前半に偏ることとなる。このように、各フレームにおいて、各色光の投写タイミングが時系列的に偏っている状態が続くことにより、投写像のちらつきが発生する場合がある。
そこで、図11に示すようなランダムなサブフレームパルス信号の配列を用いると、例えば63レベルの階調の画像を表示する場合、各色光についてのサブフレームパルス信号R1〜R6、G1〜G6、B1〜B6のいずれも、異なるビットのサブフレームパルス信号と隣接することとなる。サブフレームパルス信号のいずれもが異なるビットのサブフレームパルス信号と隣接することとなると、サブフレームパルス信号R1〜R6、G1〜G6、B1〜B6は、1/2フレーム期間1/2Fの略全体にランダムに分散して配列されることとなる。
このため、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、各色光の投写タイミングが、時系列的に偏ることを防止できる。上記実施例1の図5に示すサブフレームパルス信号配列を用いる場合、63レベル以外のレベルの階調の画像を表示する場合であっても、各色光の投写タイミングが時系列的に偏ることがある。ランダムなサブフレームパルス信号の配列を用いることにより、63レベル以外のレベルの階調の画像を表示する場合にも、63レベルの階調の画像を表示する場合と同様に、各色光の投写タイミングが時系列的に偏ることを防止できる。
ランダムなサブフレームパルス信号の配列を用いることにより、1/2フレーム期間1/2Fにおいて、各色光の投写タイミングの時系列的な偏りを低減することができる。これにより、投写像のちらつきを低減することができるという効果を奏する。ランダムなサブフレームパルス信号の配列における、サブフレームパルス信号R1〜R8、G1〜G8、B1〜B8の時系列的な順序は、図11に示すものに限らず、適宜変更することができる。また、各1/2フレーム期間1/2Fについて、サブフレームパルス信号R1〜R8、G1〜G8、B1〜B8の時系列的な順序を異ならせるようにしても良い。
さらに、ランダムなサブフレームパルス信号の配列を用いることに加え、画像のシーンに対応して、各色光用サブフレームパルス信号R1〜R8、G1〜G8、B1〜B8の配列のパターンを、シーンごとに異ならせることとしても良い。これにより、R光と、G光と、B光との投写タイミングが、時系列的に偏ることを防止するうえ、さらに、画像のシーンに適した配列とすることができる。この結果、投写像のちらつきを低減し、さらに、画像のシーンに適した高品質な投写像を得られるという効果を奏する。
サブフレームパルス信号の配列のパターンは、例えば、画像の明るさに対応して設定することができる。例えば、暗い画像を表示する場合、1フレーム期間において、小さい重み付けのサブフレームパルス信号に対応して光が投写される。このとき、小さい重み付けのサブフレームパルス信号を1フレーム期間内で偏らせず略均一に分布させることで、ちらつきを低減できると考えられる。このように、シーンごとにサブフレームパルス信号のパターンを適宜設定することができる。なお、ランダムなサブフレームパルス信号の配列のうち、階調レベル等に適したものを記憶し、記憶しているランダムなサブフレームパルス信号の配列から画像信号に応じて選択しても良い。
また、本実施例のサブフレームパルス信号は、上記実施例2と同様にして分割したサブフレームパルス信号を、ランダムに配列しても良い。サブフレームパルス信号は、各色光について過不足なく交互に配列する場合に限らず、一部のサブフレームパルス信号については、同一の色光についてのものが隣接することとしても良い。さらに、本実施例においても、各サブフレームパルス信号は、各ビットに対応する重み付けに限られない。各サブフレームパルス信号は、1レベル単位で重み付けを適宜決定することができる。
なお、光源部は、高速な駆動を行い得るものを用いるものであれば、LED等の固体発光素子を用いるものに限られない。例えば、半導体レーザ素子等の固体レーザ素子等を用いることとしても良い。また、本発明に用いられる空間光変調装置は、DMDに限られない。空間光変調装置は、PWMを用いるサブフレーム駆動方式によって画像の階調を表現するものであれば、適宜変更可能である。
以上のように、本発明に係る空間光変調装置の制御方法は、プロジェクタにおける空間光変調装置の制御に適している。
本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成を示す図。 各色光用LEDの点灯時間の例を示す図。 各色光用LEDの点灯タイミングの例を示す図。 パルス幅変調の説明図。 パルス幅変調の説明図。 従来のプロジェクタのサブフレームパルス信号の例を示す図。 実施例1のサブフレームパルス信号を示す図。 実施例1の変形例のサブフレームパルス信号を示す図。 実施例2のサブフレームパルス信号を示す図。 実施例2の変形例のサブフレームパルス信号を示す図。 実施例3のサブフレームパルス信号を示す図。 実施例3の変形例のサブフレームパルス信号を示す図。 実施例4のサブフレームパルス信号を示す図。
符号の説明
100 プロジェクタ、101RB 第1光源部、101G 第2光源部、102R R光用LED、102G G光用LED、102B B光用LED、103 フィールドレンズ、104 空間光変調装置、105 投写レンズ、106 スクリーン、R1〜R8,R8a,R8b R光用サブフレームパルス信号、G1〜G8,G8a,G8b G光用サブフレームパルス信号、B1〜B8,B8a,B8b B光用サブフレームパルス信号、SA,SE,SR,SG,SB,S(1〜4),S5,S6,S7,S8a,S8b サブフレームパルス信号の組合せ

Claims (9)

  1. 第1色光の画像信号と、第2色光の画像信号とからなる画像信号に応じて入射光を変調する空間光変調装置の駆動方法であって、
    前記第1色光の画像をnビット(nは正の整数)で階調表現するために、1〜nビットのそれぞれに対応した重み付けを有するn〜2n個の第1色光用サブフレームパルス信号を生成する第1色光用サブフレームパルス信号生成工程と、
    前記第2色光の画像をmビット(mは正の整数、n≦m)で階調表現するために、1〜mビットのそれぞれに対応した重み付けを有するm〜2m個の第2色光用サブフレームパルス信号を生成する第2色光用サブフレームパルス信号生成工程と、
    前記画像の少なくとも1フレームの期間中において、前記第1色光用サブフレームパルス信号のうち少なくとも三つが、いずれか一つの前記第2色光用サブフレームパルス信号に隣接するように、前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号とを配列するサブフレームパルス信号配列工程と、
    前記サブフレームパルス信号配列工程で配列された前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号とに基づいて、少なくとも第1の反射位置と第2の反射位置とを択一的に選択できる複数の可動ミラー素子を駆動する可動ミラー素子駆動工程と、
    を含むことを特徴とする空間光変調装置の駆動方法。
  2. 前記サブフレームパルス信号配列工程において、前記画像の少なくとも1フレームの期間中に、さらに、前記第1色光用サブフレームパルス信号のそれぞれが、いずれか一つの前記第2色光用サブフレームパルス信号に隣接するように、前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号とを配列することを特徴とする請求項1に記載の空間光変調装置の駆動方法。
  3. 前記サブフレームパルス信号配列工程において、前記画像の少なくとも1フレームの期間中に、さらに、最小の前記重み付けから最大の前記重み付けまでのそれぞれについて、前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接するように前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号とを配列することを特徴とする請求項2に記載の空間光変調装置の駆動方法。
  4. 前記サブフレームパルス信号配列工程において配列された、前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号とが隣接するような、前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号との配列の組合せをサブフレームパルス組合せ信号としたとき、
    前記画像の1フレームの期間中に、複数の前記サブフレームパルス組合せ信号が繰り返し設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空間光変調装置の駆動方法。
  5. 前記サブフレームパルス信号配列工程において、前記画像のシーンに対応して、前記第1色光用サブフレームパルス信号と前記第2色光用サブフレームパルス信号との配列のパターンをシーン毎に異ならせることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の空間光変調装置の駆動方法。
  6. 前記第1色光は、赤色光と青色光とからなり、前記第2色光は、緑色光からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の空間光変調装置の駆動方法。
  7. 前記第1色光の画像を階調表現するためのビット数と、前記第2色光の画像を階調表現するためのビット数とが等しいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の空間光変調装置の駆動方法。
  8. 第1色光と第2色光とを供給する光源部と、
    第1の反射位置と第2の反射位置とを択一的に選択できる複数の可動ミラー素子を有するティルトミラーデバイスからなり、入射光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を有するプロジェクタであって、
    前記空間光変調装置は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の空間光変調装置の駆動方法により駆動されることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 前記光源部は、固体発光素子からなり、
    前記光源部は、第1色光用サブフレームパルス信号に同期して前記第1色光を供給し、第2色光用サブフレームパルス信号に同期して前記第2色光を供給することを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
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