JP2005022628A - ベルトラインモール - Google Patents

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敦 八田
Sukenori Aritake
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Abstract

【課題】外観品質の向上を図り、意匠面が傷つきにくく、かつ、軽量化を図ることの可能なベルトラインモールを提供することにある。
【解決手段】自動車のドア1に装着するベルトラインモール4は、ベルトラインに沿って取付ける本体部6と、該本体部6から延びるシールリップ部7とを備えている。本体部6の外表面には、透明なカバー層21、カバー接着層22、金属層23、接着層24を有する積層体25からなり、光輝性を持った意匠部12が備えられている。金属層23は、厚み0.15mmのステンレス板からなる。意匠部23は、ベルトラインモール4の基材となる材料とともに積層体25が押出成形されることで、接着層24が本体部6に溶着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のドアのベルトラインに沿って取付けられるベルトラインモールに関するものである。
自動車のドアのガラスとボディアウタパネルとの間をシールするために、ベルトラインに沿ってベルトラインモールが装着される。該ベルトラインモールは、押出成形により長尺状に形成される。また、ベルトラインモールは、ボディアウタパネルのフランジに取付けるための断面略U字形状の本体部と、該本体部から内側へと延びる把持リップ部と、前記本体部からガラスに向かって延びるシールリップ部とを備えている。前記本体部のうち、露出度の高い側壁部の車外側面の一部が、外観品質に多大な影響を与える意匠面とされており、該意匠面に光輝性を持たせたものが存在する。
例えば、金属蒸着層を備えた樹脂フィルムを、ベルトラインモール基材となる樹脂と共に押出成形し、樹脂フィルムをベルトラインモール基材の表面に接着させるものがある(例えば、特許文献1参照)。また、本体部のほぼ全体に厚みが2mm程度のステンレス板や、ステンレステープを貼り付けた安価な鋼板からなるインサートを入れ、部分的にベルトラインモール基材からインサートのステンレス面を露出させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
実開平3−5652号公報 特開平8−324246号公報
ところが、上記金属蒸着層を備えた樹脂フィルムは、傷つきやすいため、製品として使用する場合の耐久性が問題となるおそれがある。また、前記樹脂フィルムは、剛性が低く、延伸しやすいため、ベルトラインモールの押出成形において、本体部の外形に合わせた湾曲形状を保ってダイスへと供給することが難しい。さらに、押出時には、押し伸ばされて金属蒸着層に亀裂が入るおそれがある。加えて、上記インサートを露出させるタイプのベルトラインモールは、ステンレス面に傷がつきにくいが、インサートの重量が重いため、製品の重量が重くなってしまうといった問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、外観品質の向上を図り、意匠面が傷つきにくく、かつ、軽量化を図ることの可能なベルトラインモールを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.自動車のドアの車外側ベルトラインに沿って取付けられる本体部と、該本体部から車内側に向かって延びるシールリップ部とを備えたベルトラインモールであって、前記本体部の外表面には、意匠部が備えられており、前記意匠部は、金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する積層体であり、前記金属層は、厚みが0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなることを特徴とするベルトラインモール。
上記手段1によれば、自動車のドアに装着するベルトラインモールは、ベルトラインに沿って取付ける本体部と、該本体部から延びるシールリップ部とを備えている。本体部の外表面には、厚み0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなる金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する意匠部が設けられている。前記金属層によって、意匠部に光輝性を持たせることができ、これにより、外観品質の向上を図ることができる。また、樹脂フィルムに金属蒸着層が備えられている従来技術と異なり、金属板を用いているため、金属蒸着工程も必要ない。さらに、金属層の厚みが、0.15mm以上であるため、製品として傷つきにくく、長期に渡り、光輝性の維持を図ることができる。また、金属層の厚みが、0.3mm以下であるため、意匠部によって、製品重量がそれほど重くなることが無く、製品の軽量化を図ることができる。加えて、剛性が高すぎず、本体部の外表面に沿った形状に容易に曲げ加工可能である。
手段2.自動車のドアの車外側ベルトラインに沿って取付けられる本体部と、該本体部から車内側に向かって延びるシールリップ部とを備え、押出成形法によって長尺状に成形されたベルトラインモールであって、前記本体部の外表面には、意匠部が備えられており、前記意匠部は、金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する積層体であり、前記金属層は、厚みが0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなるとともに、前記意匠部は、前記本体部の押出成形時に、前記積層体の接着層の熱溶着によって、前記積層体が前記本体部に接着させられていることを特徴とするベルトラインモール。
上記手段2によれば、自動車のドアに装着するベルトラインモールは、ベルトラインに沿って取付ける本体部と、該本体部から延びるシールリップ部とを備え、押出成形法によって長尺状に成形されている。本体部の外表面には、厚み0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなる金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する意匠部が設けられている。本体部やシールリップ部を構成する基材とともに、押出成形機に積層体が供給され、押し出されることで、接着層の熱溶着によって、本体部の外表面に接着されるようになっている。前記ベルトラインモールは、前記金属層によって、意匠部に光輝性を持たせることができ、これにより、外観品質の向上を図ることができる。また、樹脂フィルムに金属蒸着層が備えられている従来技術と異なり、金属板を用いているため、金属蒸着工程も必要ない。金属層の厚みが、0.15mm以上であるため、製品として傷つきにくく、長期に渡り、光輝性の維持を図ることができる。さらに、押出成形時に、引き伸ばされて意匠部に亀裂が生じたり、意匠部が波打つように変形してしまうといった不具合の防止を図ることもできる。また、金属層の厚みが、0.3mm以下であるため、意匠部によって、製品重量がそれほど重くなることが無く、製品の軽量化を図ることができる。加えて、本体部の外表面に沿った形状に容易に曲げ加工可能である。
手段3.車外側に位置する車外側側壁、車内側に位置する車内側側壁、及び前記車外側側壁と車内側側壁とを連結する連結部からなり、自動車のドアの車外側ベルトラインに沿って取付けられる本体部と、該本体部から車内側に向かって延びるシールリップ部とを備えたベルトラインモールであって、少なくとも前記車外側側壁の外表面には、意匠部が備えられており、前記意匠部は、厚みが0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなる金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する積層体であり、前記意匠部の一部を前記車内側側壁の一部にまで延設したことを特徴とするベルトラインモール。尚、手段1乃至3に記載の金属層の厚みは、好ましくは、0.16mm以上、0.28mm以下であり、さらに、好ましくは、0.17mm以上、0.25mm以下である。
手段3によれば、手段1と同様の効果を得ることができる。また、意匠部の少なくとも一部が前記車内側側壁の一部にまで及んでおり、車外側側壁のみならず車内側側壁においても意匠部、特に金属層が存在する構成となる。つまり、両者を互いに似通った構成とすることができる。そのため、例えば、意匠部と本体部とが、伸縮率(熱膨張率)の異なる素材で構成されていても、反りや変形等の発生を抑制することができ、形状の安定化を図ることができる。また、意匠部は、車内側側壁の全体にまで延びていない。このため、重量の増大をさほど招くことなく、上記作用効果を奏せしめることができる。なお、「前記意匠部は、前記本体部の押出成形時に、前記積層体の接着層の熱溶着によって、前記積層体が前記本体部に接着させられていること」としてもよい。
手段4.前記本体部は、断面略逆U字状に構成され、前記車内側側壁の一部にまで延設される意匠部の一部は、前記車内側側壁の上下方向に沿うようにして、前記車内側側壁に埋設されていることを特徴とする手段3に記載のベルトラインモール。
手段4によれば、意匠部が、車内側側壁内部において上下方向に沿うようにして埋設されており、上記手段3の効果を一層確実なものとすることができる。
手段5.前記車内側側壁内に位置する前記意匠部の上下幅を、前記車内側側壁の上下幅の10%以上50%以下としたことを特徴とする手段3又は4に記載のベルトラインモール。
手段5によれば、重量の大幅な増加を抑制しつつ、上記手段3の効果を一層確実なものとすることができる。なお、上記値未満の場合には、上述した作用効果を十分に発揮できないおそれがある。また、上記上限値よりも大きい場合には、重量が大きくなりすぎてしまうおそれがある。また、前記車内側側壁内に位置する前記意匠部の上下幅は、前記車内側側壁の上下幅の10%以上40%以下がより望ましく、15%以上25%以下がさらに望ましい。
手段6.前記車内側側壁内に位置する前記意匠部の上下幅を、前記車外側側壁の上下幅の20%以上50%以下としたことを特徴とする手段3乃至5のいずれかに記載のベルトラインモール。
手段6によれば、重量の大幅な増加を抑制しつつ、上記手段3の効果を一層確実なものとすることができる。なお、前記車内側側壁内に位置する前記意匠部の上下幅は、前記車外側側壁の上下幅の20%以上40%以下がより望ましく、25%以上40%以下がさらに望ましい。
手段7.前記金属板は、ステンレスからなることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載のベルトラインモール。
上記手段7のように、金属板としてステンレス板を用いることで、腐食を防止でき、長期に渡って光輝性の維持を図ることができる。
手段8.前記本体部は、硬質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーからなり、前記シールリップ部は、軟質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーからなることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載のベルトラインモール。
上記手段8のように、本体部を硬質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーで、シールリップ部を軟質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーで構成するようにしてもよい。この場合、本体部が、硬質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーからなるため、適度な剛性を有することとなる。従って、金属性のインサートを本体部内に設ける必要がなく、ベルトラインモールとしての軽量化を図ることができる。
手段9.前記意匠部は、前記金属層を被覆するための樹脂からなるカバー層と、該カバー層を前記金属層に接着するためのカバー接着層とを有することを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載のベルトラインモール。
上記手段9によれば、意匠部には、金属層を被覆するためのカバー層が設けられているため、金属層の傷つきを一層防止することができる。また、より一層の金属層の腐食防止を図ることができる。
(第1実施形態)
以下に、第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。例えば、図2に示すように、自動車のドア1のガラス2とボディアウタパネル3との間をシールするために、ベルトラインに沿ってベルトラインモール4が、装着されている。
図1に基づいて、かかるベルトラインモール4の断面構造について説明する。ベルトラインモール4は、ボディアウタパネル3のフランジ5に嵌め込まれることで取付けられる本体部6と、ガラス2とフランジ5との間をシールするための2つのシールリップ部7とを備えている。
本体部6は、フランジ5に略平行な車外側側壁8及び車内側側壁9と、前記一対の側壁8,9を連結する連結部10とを備えている。尚、本実施の形態では、連結部10は、外面が車外側に向くように傾斜しており、連結部10と車外側側壁8とで断面略へ字形状をなしている。車内側側壁9の端部には、本体部6内に向かって延びるフランジ5を保持するための保持リップ部11が具備されている。本体部6の車外側外面(車外側側壁8端部から連結部10の途中まで)には、光輝性を付与するべく意匠部12が備えられている。シールリップ部7は、本体部6からガラス2に向かって延びるように形成されている。また、本体部6における意匠部12を除いた部分は、硬質TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)からなり、シールリップ部7は、軟質TPOからなる。
次に、図3に基づいて、意匠部12の構成について説明する。意匠部12は、本実施の形態では、最外面側から内面側に向かって順に、厚み0.038mmのカバー層21、厚み0.022mmのカバー接着層22、厚み0.15mmの金属層23、厚み0.06mmの接着層24からなる積層構造を有している。金属層23は、ステンレス板からなり、所定の光輝性を具備している。尚、本実施の形態では、カバー層21が、金属層23の傷つきをさらに防止するために設けられており、透明なPE(ポリエチレン)フィルムが用いられている。カバー接着層22は、金属層23とカバー層21とを接着するためのものである。接着層24は、ホットメルトによって金属層23を本体部6に接着させるために設けられており、PP(ポリプロピレン)からなる。
かかるベルトラインモール4は、押出成形によって長尺状に形成される。前記意匠部12を形成するための積層体25は、図示しない押出成形機に、硬質TPO、軟質TPOと共に、平板状態で供給され、ヘッド内で本体部6の外形形状に沿うようへ字形状に曲げ加工され、本体部6の外面に位置するようセットされて、前記硬質TPO、軟質TPOと共に押し出されることで、接着層24が溶けて硬質TPOに溶着されるようになっている。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、金属層23のステンレス板によって、意匠部12に光輝性を持たせている。ステンレス板は、薄すぎず適切な強度を有するため、金属蒸着された樹脂フィルムが接着されている従来技術と異なり、押出成形時に曲げ加工された形状を保持しつつ、ダイスへ移送することが容易である。また、意匠部12の変形や、亀裂が生じてしまうといった事態を防止することができる。製品としても、傷つきにくく、長期に渡り光輝性の維持を図ることができる。さらに、本実施の形態ではステンレス板がカバー層21で被覆されているため、一層傷つきの防止を図ることができる。
また、インサートを意匠面に露出させる従来技術と異なり、インサートを必要とせず、重量が重くなる要因である金属部分の金属層23の厚みが従来のインサートと比較して非常に薄いため、軽量化を図ることができる。さらに、インサートは、押出成形前に、曲げ加工をするためのフォーミング工程が必要とされるが、本実施の形態では、フォーミング工程を要せず、全体として工程の短縮化及び簡略化を図ることができる。併せて、本体部6内に金属が埋設されず、金属層23のある意匠部12が、外面に接着されているため、本体部6から分離させやすい。従って、リサイクル性の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
以下に、第2実施形態について図4を参照しつつ説明する。なお、上記した第1実施形態と同様の構成部分については、その説明を省略するとともに、以下には、第1実施形態と相違する部分を中心として説明する。
ベルトラインモール41は、上記第1実施形態と同様にして、フランジ5に嵌め込まれることで取付けられる本体部42と、ガラス2とフランジ5との間をシールするための2つのシールリップ部43とを備えている。本体部42は、フランジ5に略平行な車外側側壁44及び車内側側壁45と、前記一対の側壁44,45を連結する連結部46とを備えている。また、車内側側壁45の端部には、本体部42内に向かって延びるフランジ5を保持するための保持リップ部47が具備されている。
さて、本体部42には、少なくとも車外側側壁44の外面を覆うようにして光輝性を有する意匠部51が備えられている。当該意匠部51は、上記第1実施形態の意匠部12と同様の構成を具備するものである。本実施の形態では、意匠部51は、車外側側壁44に対応して設けられた車外側対応部52と、連結部46に対応して設けられた連結対応部53と、車内側側壁45に対応して設けられた車内側対応部54とから構成されている。車外側対応部52と連結対応部53とは、それらのほとんどが外周側に露出するよう構成されている。また、車外側対応部52の下端部付近、及び連結対応部53の途中から車内側側壁45側は、本体部42内部に埋設されており、車内側対応部54に至ってはその全体が本体部42内部に埋設されている。加えて、車内側対応部54は、車内側側壁45内部において上下方向に沿うようにして延びている。本実施の形態における車内側対応部54の上下幅は、車内側側壁45の上下幅の約1/5、車外側側壁44の上下幅の約1/3となるよう構成されている。なお、車内側対応部54の上下幅は、車内側側壁45の上下幅の10%以上50%以下となっていることが望ましい。より望ましくは、車内側側壁45の上下幅の10%以上40%以下であり、さらに望ましくは、15%以上25%以下である。また、車内側対応部54の上下幅は、車外側側壁44の上下幅の20%以上50%以下となっていることが望ましい。より望ましくは、車外側側壁44の上下幅の20%以上40%以下であり、さらに望ましくは25%以上40%以下である。
以上詳述したように、本実施の形態では、意匠部51の一部が、車内側側壁45内部において上下方向に沿うようにして埋設されており、車外側側壁44のみならず車内側側壁45においても意匠部51(車内側対応部54)が存在する構成となる。つまり、両側壁(車外側側壁44、車内側側壁45)を互いに似通った構成とすることができる。そのため、意匠部51と本体部42とが、伸縮率(熱膨張率)の異なる素材で構成されている場合において、側壁の片側だけを2層構造とした場合に考えられる反りや変形等の発生を抑制することができ、形状の安定化を図ることができる。また、車内側対応部54の上下幅は、車内側側壁45の上下幅の約1/5、車外側側壁44の上下幅の約1/3となるよう構成されている。つまり、意匠部51は、車内側側壁45の全体にまで延びていない。このため、重量の増大をさほど招くことなく、上記作用効果を奏せしめることができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)積層体25の各層の厚みは、必ずしも上記の数値に拘泥されるものではない。但し、金属層23の厚みは、0.15mm以上0.3mm以下である必要がある。0.15mmよりも小さい場合(試作品として、0.14mmのものを用いて作った場合)、押出成形機のヘッド内で、曲げ加工された形状を保持できず、押出時に、金属層23が波打つように変形し、時として該金属層23に亀裂が入るといった不具合が発生してしまった。一方、0.3mmよりも大きい場合(試作品として0.31mmのものを用いて作った場合)、積層体25を押出成形機のヘッド内で容易に曲げ加工できなかった。また、金属層23の厚みが増加した分だけ、製品重量の増加を招いてしまった。この点、0.15mm以上0.3mm以下の場合には、上記各不具合が生じなかった。尚、0.16mm以上0.28mm以下であるのがより好ましく、より一層に好ましくは、0.17mm以上0.25mm以下である。なお、第2実施形態に示すように、複数の屈曲部が存在するような場合には、押出成形の前工程として曲げ加工のフォーミング工程を設けたほうがよい。
(b)上記実施の形態では、意匠部12(51)にカバー層21が設けられているが、カバー層21を省略しても差し支えない。この場合、カバー接着層22も省略できる。
(c)上記実施の形態では、シールリップ部7,43を2つとしているが、数はこれに限定されるものではなく、例えば、3つ以上としてもよい。
(d)保持リップ部11,47は、本体部6,42内に向かっていればよく、その数や位置は、上記実施の形態に限定されない。
(e)上記実施の形態では、意匠部12は、車外側側壁8端部から連結部10の途中までの車外側面に沿って設けられているが、これに限定されるわけではない。車外より目視され易い位置に設ければよいのであって、本体部6外面の任意の部分に設けることもできる。
第1実施形態におけるベルトラインモールを示す断面図である。 自動車のドアを示す正面図である。 意匠部の構成を示す断面図である。 第2実施形態におけるベルトラインモールを示す断面図である。
符号の説明
1…ドア、4…ベルトラインモール、6…本体部、7…シールリップ部、12…意匠部、21…カバー層、22…カバー接着層、23…金属層、24…接着層、25…積層体、42…本体部、43…シールリップ部、44…車外側側壁、45…車内側側壁、46…連結部、51…意匠部、52…車外側対応部、53連結対応部、54…車内側対応部。

Claims (8)

  1. 自動車のドアの車外側ベルトラインに沿って取付けられる本体部と、該本体部から車内側に向かって延びるシールリップ部とを備えたベルトラインモールであって、
    前記本体部の外表面には、意匠部が備えられており、
    前記意匠部は、金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する積層体であり、
    前記金属層は、厚みが0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなることを特徴とするベルトラインモール。
  2. 自動車のドアの車外側ベルトラインに沿って取付けられる本体部と、該本体部から車内側に向かって延びるシールリップ部とを備え、押出成形法によって長尺状に成形されたベルトラインモールであって、
    前記本体部の外表面には、意匠部が備えられており、
    前記意匠部は、金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する積層体であり、
    前記金属層は、厚みが0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなるとともに、
    前記意匠部は、前記本体部の押出成形時に、前記積層体の接着層の熱溶着によって、前記積層体が前記本体部に接着させられていることを特徴とするベルトラインモール。
  3. 車外側に位置する車外側側壁、車内側に位置する車内側側壁、及び前記車外側側壁と車内側側壁とを連結する連結部からなり、自動車のドアの車外側ベルトラインに沿って取付けられる本体部と、
    該本体部から車内側に向かって延びるシールリップ部とを備えたベルトラインモールであって、
    少なくとも前記車外側側壁の外表面には、意匠部が備えられており、
    前記意匠部は、厚みが0.15mm以上0.3mm以下の金属板からなる金属層と、該金属層を本体部に接着するための接着層とを有する積層体であり、
    前記意匠部の一部を前記車内側側壁の一部にまで延設したことを特徴とするベルトラインモール。
  4. 前記本体部は、断面略逆U字状に構成され、前記車内側側壁の一部にまで延設される意匠部の一部は、前記車内側側壁の上下方向に沿うようにして、前記車内側側壁に埋設されていることを特徴とする請求項3に記載のベルトラインモール。
  5. 前記車内側側壁内に位置する前記意匠部の上下幅を、前記車内側側壁の上下幅の10%以上50%以下としたことを特徴とする請求項3又は4に記載のベルトラインモール。
  6. 前記車内側側壁内に位置する前記意匠部の上下幅を、前記車外側側壁の上下幅の20%以上50%以下としたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のベルトラインモール。
  7. 前記金属板は、ステンレスからなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のベルトラインモール。
  8. 前記本体部は、硬質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーからなり、前記シールリップ部は、軟質の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のベルトラインモール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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