JP2005021676A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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修作 天野
Eiji Kubota
栄司 久保田
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義宗 関根
Tomoya Tanaka
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Abstract

【課題】 遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機等を提供する。
【解決手段】 遊技機(10)は、貯留払い出し手段(65)と、ベットスイッチ(16)と、投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段(120)と、最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段(130)と、最大クレジット数を、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段(140)とを備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、最大クレジット数を変更可能なスロットマシン
やパロット等の遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳しくは、最大クレジット数変更手段等として機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、例えばスロットマシンであって、遊技媒体である遊技メダルを媒体投入口から遊技機内部に投入し、スタートスイッチを操作することにより複数列(例えば3列)に並んだ回転リールが回転し、ストップスイッチを押すことで、その回転リールの回転を停止させることができる遊技機である。そして、この遊技機は、所定の確率で内部抽選に当選し、回転リールの周囲の図柄を所定の図柄配置にすることができて入賞した場合には、内部の払い出し装置により払い出し媒体皿へ所定数の遊技媒体としての遊技メダルが払い出されるように形成されている。
また、従来の技術として、ベットスイッチを操作しなくても、スタートスイッチの操作だけで、クレジットされた遊技媒体を減じて、自動的に一定数の媒体投入に代えることができるような遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の技術として、クレジット媒体の投入スイッチ、いわゆるベットスイッチの操作により、回転リールの回転の開始ができるようにした遊技機が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、従来の技術において、クレジット媒体数の最大値は、所定数、例えば遊技媒体として遊技メダルを使用するような場合、50枚に設定されている(例えば、特許文献2、段落番号0018参照。)。
一方、遊技媒体として全体形状が球状の遊技球であるパチンコ玉を用い、スロットマシンと同様の遊技を行うことができる、いわゆるパロット遊技機が知られている。このパロット遊技機は、上皿に媒体排出口及び媒体投入口があり、払い出された遊技球や、媒体貸し出し機から貸し出された遊技球を、所定のスイッチ操作により投入し、スタートスイッチ及びストップスイッチの操作により回転リールを回転及び停止させ、所定の図柄を揃えることにより上皿に遊技球が払い出される。そして、上皿に遊技球が一杯になった場合には、下皿に移して貯留できるようになっているものである。
特開2001−246045号公報 特開平6−126022号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、クレジット媒体数の最大値は、所定数、例えば遊技メダルを使用するスロットマシンでは50枚に設定されているが、この最大値は、通常、予め定めた所定の数値に固定されているもので、かかるクレジット媒体数の最大値を変更できるようには形成されていない。
一方、遊技者の一部においては、遊技媒体のクレジットが可能な遊技機であっても、ベットスイッチを使用した間接的な遊技媒体の投入よりも、毎回の遊技において、遊技媒体を、媒体投入口から直接投入する投入方法を好んで用いる者が存在する。かかるクレジットした遊技媒体をベットスイッチで投入するよりも、直接投入を好む遊技者は、できるだけ遊技媒体を、遊技機内部にクレジットせずに、手許の払い出し媒体皿に置いておきたいという要望があり、クレジット可能な最大クレジット数は、できるだけ小さな数値に設定したいという要望がある。しかし、従来の遊技機では、最大クレジット数は、ベットスイッチによる間接投入をする者のために、予め設定された数(例えば遊技メダルを使用するスロットマシンでは50枚)に固定されてあり、直接投入を好む遊技者のために最大クレジット数を変更することはできなかった。このように、遊技者の投入の好みにより、最大クレジット数を変更することができずに、面白くないと感じる遊技者が存在するといった問題点があった。
また、遊技球を使用するいわゆるパロットにおいても同様の問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、遊技者の操作により、最大クレジット数を設定することができて、遊技者の嗜好に合った最大クレジット数により、遊技を進めることができて、便利な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、遊技者による最大クレジット数の設定の操作を省略することができて便利な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、直ぐに、変更した最大クレジット数に適合したクレジット数で遊技を行うことができて、遊技者の嗜好にあった遊技を、直ぐに開始することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、遊技の進展にともなって、クレジット数を、最大クレジット数に緩やかに適合させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7記載の発明は、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機(10)であって、前記遊技機(10)は、遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備え、前記遊技機(10)は、投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段(65)と、前記遊技機(10)内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えるためのベットスイッチ(16)と、前記貯留払い出し手段(65)に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチ(16)の操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段(120)と、クレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段(130)と、前記最大クレジット数記憶手段(130)が記憶する最大クレジット数を、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段(140)とを備えていることを特徴とする。
なお、ここで、「遊技媒体」は、パチンコで使用される遊技球のように、それ自体が、遊技を直接、進行するための媒体となり得るものを含む。
更に、この「遊技媒体」は、遊技機で使用される遊技媒体やパロットで使用される遊技球のように、他の遊技を進行させるための媒体、いわゆる遊技を行うための価値媒体であって、この価値媒体の投入に伴って、遊技を開始することができるようなものも含む。
そして、「遊技媒体」は、具体的には、例えば、円板状の遊技メダルのようなものが含まれる。もちろん、かかる形状の遊技メダルに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、パロット遊技機において使用されるような全体形状が球状の遊技球でもよく、また、スティック状のものでもよいものである。更に、遊技機の遊技開始の条件とすることができるような媒体であれば良いものであって、特に形状は限定されるものではない。
また、ここで、「媒体直接投入モード」とは、具体的には、例えば、遊技者が直接、遊技媒体を手で持って、かかる遊技媒体を媒体投入口(18)から直接、投入することができるような遊技形態である。
また、ここで、「クレジット投入モード」とは、具体的には、例えば、遊技者が予め複数枚の遊技媒体を媒体投入口(18)へ投入して、或いは、遊技の入賞の払い出しの賞金として、払い出された遊技媒体をクレジットし、かかるクレジットした遊技媒体のうちから、ベットスイッチ(16)の操作により、遊技開始のための遊技媒体の投入に代えるようなことができる遊技形態である。
また、ここで、「貯留払い出し手段(65)」とは、いわゆるホッパーユニットのようなものを意味するものであって、上方に向かって開口して遊技媒体を貯留可能なホッパー部と、かかるホッパー部の下に位置して、ホッパー部に貯留した遊技媒体を1枚ずつ、払い出し媒体皿(64)へ払い出すことができるようなものを意味する。
また、ここで、「予め定めた最大クレジット数」とは、遊技媒体をクレジットできる最大数であって、具体的には、最大クレジット数変更手段(140)により決定して、最大クレジット数記憶手段(130)に記憶された数を意味するものである。すなわち、ここでの「予め定めた」というのは、最大クレジット数変更手段(140)により変更された後の最大クレジット数を意味する。したがって、具体的には、この最大クレジット数は、遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の3枚や、20枚や、50枚等の数値を意味する。
また、ここで、「遊技媒体の予め定めた限界クレジット数」とは、遊技機の製造工場から出荷する段階で既に固定された数値であって、具体的には、例えば、スロットマシンの遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の50枚の数値や、パロットの遊技媒体として遊技球(パチンコ玉)を使用する場合の250個を意味する。
また、ここで、「1回の遊技の最大使用数」とは、1回の遊技で、投入可能な遊技媒体の数を意味するものであって、具体的には、例えば、スロットマシンの遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の3枚や、パロットの遊技媒体として遊技球(パチンコ玉)を使用する場合の15個である。
また、ここで、「最大クレジット数を、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能」とは、上述したスロットマシンの遊技媒体として遊技メダルを使用する場合には、例えば、1回の遊技の最大使用数である3枚以上であって、限界クレジット数である50枚以下の範囲で変更可能なこと、すなわち、3枚〜50枚の範囲で最大クレジット数を変更することができるようなことを意味する。
(作用)
本発明に係る遊技機(10)は、ベットスイッチ(16)及びクレジット演算手段(120)を備えているので、いわゆるクレジット投入モードにおいて、予め投入したクレジット媒体のうちから、ベットスイッチ(16)を操作することにより、所定数の遊技媒体数を減じて、遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることができる。そして、かかるクレジット投入モードで遊技媒体の投入を好む遊技者は、最大クレジット数を可能な限り大きな数値、例えば、限界クレジット数(具体的には、例えば遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の50や、遊技媒体として遊技球を使用する場合の250)に設定することにより、クレジット用の遊技媒体を一度に投入できる数を限界まで大きくすることができて、遊技を効率的に行うことができる。これにより、遊技媒体の投入において、いわゆるクレジット投入モードで遊技媒体を投入することを好む遊技者の嗜好に対応した遊技機(10)とすることができる。
一方、遊技媒体を直接投入する、いわゆる媒体直接投入モードを好むような遊技者は、最大クレジット数変更手段(140)により、最大クレジット数を、可能な限り小さな数値、例えば、1回の遊技の最大使用数(具体的には、例えば遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の3や、遊技媒体として遊技球を使用する場合の15)に設定することにより、毎回、投入する遊技媒体の数を所定数以下に抑えることができ、遊技機内部にクレジットする遊技媒体の数を小さなものに設定することができる。これにより、遊技媒体を遊技機(10)の内部に投入せずに、遊技者の手許に多く残している状態にすることができる。このように、遊技媒体の投入において、いわゆる直接投入モードで遊技媒体を投入することを好む遊技者の嗜好にも対応した遊技機とすることができる。
上述したように最大クレジット数変更手段(140)により遊技媒体の最大クレジット数を変更することができて、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記遊技機(10)は、前記最大クレジット数変更手段(140)の最大クレジット数を変更させるために遊技者が最大クレジット数を入力操作可能な変更入力手段(150)を備え、前記最大クレジット数変更手段(140)は、前記変更入力手段(150)からの操作信号の入力に基づいて、最大クレジット数を変更するようにしたことを特徴とする。
なお、ここで、「変更入力手段(150」は、最大クレジット数変更手段(140)の最大クレジット数を、予め定めた所定の範囲で変更可能なものである。すなわち、最大クレジット数を、1回の遊技の最大使用数(例えば遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の3枚)から限界クレジット数(例えば遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の50枚)までの範囲のうちから、遊技者が自由に選択することができるものである。具体的には、変更入力手段(150)は、例えば、10キーが配置されてあって、所定の範囲(例えば遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の3〜50)において数値を打ち込むことができるようなものや、プラスキー及びマイナスキーが配置され、プラスキーを押下中は、所定の範囲(例えば遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の3〜50)で数値が増加し、マイナスキーを押下中は、かかる範囲で数値が減少するようなものを含むものである。
(作用)
本発明は、変更入力手段(150)により、遊技者が、最大クレジット数を、所定の範囲内で自由に選択することができる。これにより、遊技者が、自らの意思により、最大クレジット数を設定することができて、遊技者の嗜好に合った最大クレジット数により、遊技を進めることができて、便利である。したがって、遊技者の嗜好にあった遊技内容にすることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記最大クレジット数変更手段(140)は、遊技者により選択された遊技内容により最大クレジット数を決定することを特徴とする。
なお、ここで、「遊技者により選択された遊技内容」の「遊技内容」とは、具体的には、例えば、媒体直接投入モードや、クレジット投入モードのようなものを含むものである。
具体的には、「遊技者により選択された遊技内容」とは、媒体直接投入モードスイッチを遊技者が操作すると、媒体直接投入モードへ移行し、クレジット投入モードスイッチを遊技者が操作すると、クレジット投入モードへ移行するようなものを含む。
また、遊技媒体として遊技メダルを使用するような場合において、クレジット数が0枚の場合は、媒体直接投入モードが選択され、クレジット数が1枚以上の場合は、クレジット投入モードが選択されるようなものも含まれるものである。すなわち、クレジット数が0であって、遊技媒体がクレジットとして投入されていない場合は、3枚までの遊技媒体の投入は、自動的に媒体直接投入モードとなり、3枚以上の遊技媒体の投入は、自動的にクレジット投入モードとなるようなものを含むものである。
また、ここで、「遊技者により遊技機で、選択された遊技内容により最大クレジット数を決定する」とは、上述した例の場合、媒体直接投入モードが遊技者により選択された場合は、最大クレジット数が自動的に3枚や、或いは20枚等に設定され、クレジット投入モードが遊技者により選択された場合は、最大クレジット数が自動的に50枚に設定されるようなものを含むものである。
(作用)
本発明は、最大クレジット数変更手段(140)が、遊技者により遊技機(10)で選択された遊技内容により最大クレジット数を決定している。これにより、遊技者が、最大クレジット数を別途、選択しなくても、遊技内容により、自動的に最大クレジット数が決定され、遊技者による最大クレジット数の設定の操作を省略することができて便利である。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、前記クレジット演算手段(120)は、変更予定の最大クレジット数と現在のクレジット数との遊技媒体数の差を算出し、前記貯留払い出し手段(65)が、かかる遊技媒体数の差を遊技者に払い出すようにしたことを特徴とする。
具体的には、遊技媒体として遊技メダルを使用するとき、最大クレジット数が50枚に設定されて、現在のクレジット数が43枚の場合、最大クレジット数変更手段(140)により、最大クレジット数を3枚に変更したときは、その減少した遊技媒体の差の40枚(43枚−3枚)は、貯留払い出し手段(65)により、遊技者に向かって払い出されるようなものを意味するものである。
(作用)
本発明は、最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも減少するように変更した場合、最大クレジット数と、現在のクレジット数との差を、遊技者に払い出す。これにより、クレジット数を遊技の進行にともなって徐々に減少させるようなものと比較して、直ぐに、変更した最大クレジット数に適合したクレジット数で遊技を行うことができる。すなわち、遊技者の遊技の嗜好にあった遊技を、直ぐに開始することができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、クレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達する前は、前記クレジット演算手段(120)により変更予定の最大クレジット数を有効なものとせずにクレジット投入モードが選択されるとともに、遊技入賞により獲得した遊技媒体をクレジットせずに前記貯留払い出し手段(65)により強制的に払い出すように設定され、遊技中のベットスイッチ(16)の操作によりクレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達した後は、変更予定の最大クレジット数を有効なものとするようにしたことを特徴とする。
本発明は、最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも減少するように変更する場合、クレジット投入モードにより、毎回の遊技のベットスイッチ(16)による投入により、徐々にクレジット数を減少させるものである。
遊技媒体として遊技メダルを使用する場合、本発明は、最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を50から20に減少するように変更した場合、クレジット投入モードが採用されて、且つ、入賞しても獲得した遊技媒体はクレジットされずに貯留払い出し手段(65)により遊技者に直接払い出される。このため、遊技が進むにつれて、例えば、ベットスイッチ(16)により遊技媒体の3枚投入が行われると、クレジット数を50枚→47枚→44枚→41枚→・・・→23枚→20枚と確実に減少していくものである。そして、クレジット数が20に到達した後は、かかる20が最大クレジット数となって、本来の最大クレジット数としての機能を奏する。すなわち、20枚を超えて遊技媒体がクレジットされることなく、クレジットされる最大数が20枚に設定されることとなる。このように、クレジット数よりも最大クレジット数を小さなものに変更する場合、遊技が進むにつれて、クレジット数を徐々に減らすことができるものである。
(作用)
本発明は、クレジット数が変更後の最大クレジット数に到達する前は、クレジット演算手段(120)により変更後の最大クレジット数を有効なものとせずにクレジット投入モードが選択されるとともに、遊技入賞により獲得した遊技媒体をクレジットせずに前記貯留払い出し手段(65)により強制的に払い出す。したがって、遊技が進むにつれて、クレジット投入モードにおけるベットスイッチ(16)の投入操作により、クレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える。これにより、クレジット数を徐々にベットスイッチ(16)による投入した数だけ減らすことができる。また、かかる遊技において、入賞しても、その入賞により獲得した遊技媒体はクレジットされずに貯留払い出し手段(65)により払い出されるため、入賞して獲得した遊技媒体によりクレジット数が増加することもない。したがって、遊技が進むにつれて、クレジット数を確実に減少させることができる。
そして、クレジット数が変更後の最大クレジット数に到達する前は、変更後の最大クレジット数を有効なものとしていないため、クレジット数が、変更後の最大クレジット数を超えていてもクレジットした遊技媒体として使用することができる。
そして、遊技が進むにつれて、クレジット数が変更後の最大クレジット数に到達した後は、変更後の最大クレジット数が有効なものとなる。このため、変更後の最大クレジット数が、最大クレジット数としての本来の機能を奏し、最大クレジット数を超えて遊技媒体がクレジットされることを防止することができる。
上述したように遊技の進展にともなって、クレジット数を、最大クレジット数に緩やかに適合させることができる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機(10)であって、前記遊技機(10)は、遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備え、前記遊技機(10)を、投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段(65)、前記遊技機(10)内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える契機とするために遊技者が操作可能なベット操作手段、前記貯留払い出し手段(65)に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチ(16)の操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段(120)、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数を限度としてクレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段(130)、前記最大クレジット数記憶手段(130)が記憶する最大クレジット数を、前記限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段(140)として機能させるための遊技機用プログラムである。
ここで、「遊技機(10)」は、例えば、回転リール(40)、スタートスイッチ(30)、ストップスイッチ(50)及び制御装置(20)などを備えた現実の遊技機(10)でもよく、また、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機(10)でも良い。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技媒体の払い出しを行い得ないので、この遊技制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技媒体の数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムは、現実の遊技機(10)を制御するためのプログラムと、業務用或いは家庭用のテレビゲーム機等に読み込まれることにより業務用或いは家庭用のテレビゲーム機等を遊技機(10)として機能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
本発明に係る遊技機用プログラムには、いわゆる「電気通信回線を通じた提供」に利用される遊技機用プログラムも含まれるものである。そして、この電気通信回線を通じた提供に係る遊技機用プログラムは、遊技機用プログラムをインターネット等の双方向通信回線を介して実際に使用者に送信して利用させるもの(遊技機用プログラムの送信によるもの)と、遊技機用プログラム等を提供者のサーバー等の手許に残したまま、ユーザーがインターネット等の双方向通信を介して当該遊技機用プログラムにアクセスして、遊技機用プログラムのアプリケーションを利用させるもの(機能送信型のASP(アプリケーションサービスプロバイダ)によるもの)とのいずれの場合も含まれるものである。
(作用)
本発明に係る遊技機用プログラムは、最大クレジット数変更手段(140)により遊技媒体の最大クレジット数を変更することができて、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能なものを提供することができる。
更に、前記遊技機用プログラムは、前記最大クレジット数変更手段(140)の最大クレジット数を変更させるために遊技者が最大クレジット数を入力操作可能な変更入力手段(150)を備え、前記最大クレジット数変更手段(140)は、前記変更入力手段(150)からの操作信号の入力に基づいて、最大クレジット数を変更するように形成することができる。
このように形成すると、変更入力手段(150)により、遊技者が、最大クレジット数を、所定の範囲内で自由に選択することができる。これにより、遊技者が、自らの意思により、最大クレジット数を設定することができて、遊技者の嗜好に合った最大クレジット数により、遊技を進めることができて、便利である。したがって、遊技者の嗜好にあった遊技内容にすることができる。
更に、前記最大クレジット数変更手段(140)は、遊技者により選択された遊技内容により最大クレジット数を決定するように形成することができる。
このように形成すると、最大クレジット数変更手段(140)が、遊技者により遊技機(10)で選択された遊技内容により最大クレジット数を決定している。これにより、遊技者が、最大クレジット数を別途、選択しなくても、遊技内容により、自動的に最大クレジット数が決定され、遊技者による最大クレジット数の設定の操作を省略することができる。
更に、前記最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、前記クレジット演算手段(120)は、変更予定の最大クレジット数と現在のクレジット数との遊技媒体数の差を算出し、前記貯留払い出し手段(65)が、かかる遊技媒体数の差を遊技者に払い出すように形成することができる。
このように形成すると、最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも減少するように変更した場合、最大クレジット数と、現在のクレジット数との差を、遊技者に払い出す。これにより、クレジット数を遊技の進行にともなって徐々に減少させるようなものと比較して、直ぐに、変更した最大クレジット数に適合したクレジット数で遊技を行うことができる。すなわち、遊技者の遊技の嗜好にあった遊技を、直ぐに開始することができる。
更に、前記最大クレジット数変更手段(140)が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、クレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達する前は、前記クレジット演算手段(120)により変更予定の最大クレジット数を有効なものとせずにクレジット投入モードが選択されるとともに、遊技入賞により獲得した遊技媒体をクレジットせずに前記貯留払い出し手段(65)により強制的に払い出すように設定され、遊技中のベットスイッチ(16)の操作によりクレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達した後は、変更予定の最大クレジット数を有効なものとするように形成することができる。
このように形成すると、クレジット数が変更後の最大クレジット数に到達する前は、クレジット演算手段(120)により変更後の最大クレジット数を有効なものとせずにクレジット投入モードが選択されるとともに、遊技入賞により獲得した遊技媒体をクレジットせずに前記貯留払い出し手段(65)により強制的に払い出す。したがって、遊技が進むにつれて、クレジット投入モードにおけるベット操作手段の投入操作により、クレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える。これにより、クレジット数を徐々にベット操作手段による投入した数だけ減らすことができる。また、かかる遊技において、入賞しても、その入賞により獲得した遊技媒体はクレジットされずに貯留払い出し手段(65)により払い出されるため、入賞して獲得した遊技媒体によりクレジット数が増加することもない。したがって、遊技が進むにつれて、クレジット数を確実に減少させることができる。そして、クレジット数が変更後の最大クレジット数に到達する前は、変更後の最大クレジット数を有効なものとしていないため、クレジット数が、変更後の最大クレジット数を超えていてもクレジットした遊技媒体として使用することができる。そして、遊技が進むにつれて、クレジット数が変更後の最大クレジット数に到達した後は、変更後の最大クレジット数が有効なものとなる。このため、変更後の最大クレジット数が、最大クレジット数としての本来の機能を奏し、最大クレジット数を超えて遊技媒体がクレジットされることを防止することができる。上述したように遊技の進展にともなって、クレジット数を、最大クレジット数に緩やかに適合させることができる。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機(10)であって、前記遊技機(10)は、遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備え、前記遊技機(10)を、投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段(65)、前記遊技機(10)内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える契機とするために遊技者が操作可能なベット操作手段、前記貯留払い出し手段(65)に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチ(16)の操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段(120)、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数を限度としてクレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段(130)、前記最大クレジット数記憶手段(130)が記憶する最大クレジット数を、前記限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段(140)として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
また、本発明の作用は、請求項6記載の発明の作用と同一であるため、説明を省略する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技者の操作により、最大クレジット数を設定することができて、遊技者の嗜好に合った最大クレジット数により、遊技を進めることができて、便利な遊技機を提供することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、遊技者による最大クレジット数の設定の操作を省略することができて便利な遊技機を提供することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、直ぐに、変更した最大クレジット数に適合したクレジット数で遊技を行うことができて、遊技者の嗜好にあった遊技を、直ぐに開始することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、遊技の進展にともなって、クレジット数を、最大クレジット数に緩やかに適合させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項6)
請求項6記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項7)
請求項7記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、遊技媒体の投入方法として媒体直接投入モードを好む遊技者と、クレジット投入モードを好む遊技者との二つの嗜好の異なる遊技者にも対応可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図9は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は当選抽選手段のブロック図、図3は遊技機の外観正面図、図4乃至図9は遊技機の通常遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10)
遊技機10は、図3に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
上記回転リール40は、図3の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図3の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入媒体の数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技媒体としての遊技メダルの投入数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技媒体の投入数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技媒体の投入数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
なお、ここで、本実施の形態に係る遊技機10は、いわゆるスロットマシンであって、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用しているものである。
また、ここで、遊技媒体の媒体投入口18からの直接投入により、或いは、ベットスイッチ16の操作により、遊技を開始可能とするために投入された遊技媒体を「投入媒体」と定義し、かかる意味内容で使用する。すなわち、投入媒体が1枚のとき、入賞有効ラインが一本となり、投入媒体が2枚のとき、入賞有効ラインが三本となり、投入媒体が3枚のとき、入賞有効ラインが五本となるものである。本実施の形態に係る遊技機10では、投入媒体の数は、1枚、2枚、3枚のいずれかに設定されているものである。
また、ここで、遊技機の内部にクレジット(貯留)されて、ベットスイッチ16の操作により投入媒体として利用可能な遊技媒体を「クレジット媒体」と定義し、かかる意味内容で使用する。そして、このクレジット媒体としてクレジットされている遊技媒体の数を、「クレジット数」として定義し、かかる意味内容で使用する。本実施の形態に係る遊技機10のクレジット数は、0、1、2・・・50までの範囲で設定可能に形成されている。
本実施の形態に係る遊技機10は、遊技媒体である遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備えている。
具体的には、媒体投入口18から遊技媒体を投入する場合、投入媒体数が、投入媒体数の最大数である3枚に到達していないときは、媒体直接投入モードとなり、媒体投入口18から投入された遊技媒体は投入媒体となる。なお、投入媒体の最大数3枚を超えて、遊技媒体が媒体投入口18から投入された場合は、かかる遊技媒体は、クレジット媒体となり、クレジット数に加算されるものである。そして、クレジット数が最大クレジット数に到達するまでは、遊技媒体の直接投入により、クレジット数に加算され、最大クレジット数を超えて、遊技媒体を直接投入すると、かかる遊技媒体は払い出し媒体皿64へ排出されるように設定されている。
そして、クレジット媒体が有る場合に、ベットスイッチ16を操作すると、クレジット投入モードとなる。例えば、投入媒体が0枚で、クレジット数が33枚存在している場合に、3枚投入のベットスイッチ16が操作されると、記憶されたクレジット数から3枚の遊技媒体数が減算されて、クレジット数が30枚となり、投入媒体が3枚となるものである。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成したものでも良い。
(遊技制御装置21)
上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(5)の手段として機能する。
(1)遊技制御手段23
(2)当選抽選手段110
(3)クレジット演算手段120
(4)最大クレジット数記憶手段130
(5)最大クレジット数変更手段140
また、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(5)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカ67等の報知装置66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、次の(1)及び(2)の手段として機能する。
(1)入賞演出データ記憶手段25
(2)入賞演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
なお、ここで、遊技機10は、遊技制御装置21を配置した主基板の他に、前記演出制御装置22を配置したサブ基板を設けているものである。
上記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、上記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段)
上記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
(6)変更入力手段150
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(6)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段)
上記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)貯留払い出し手段65
(3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示装置68)
(4)最大クレジット数表示装置48
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(4)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
上記投入スイッチ15は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技媒体の媒体投入口18から投入された遊技媒体を検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
上記ベットスイッチ16は、図3に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留した遊技媒体媒体の数、いわゆるクレジットした遊技媒体の数であるクレジット数を減じて媒体投入に代えるためのものである。なお、ここで、かかるベットスイッチ16は、いわゆるマックスベットスイッチであって、投入媒体として投入可能な最大数である3枚のクレジット媒体を投入媒体として代えることができるものである。但し、マックスベットスイッチが操作されても、遊技媒体の計算上、1枚ずつカウントされて、それが順に自動的に3回行われるように設定されている。なお、このマックスベットスイッチであるベットスイッチ16の左には、1枚のクレジット媒体を1回の押下で投入媒体に代えることができる1枚ベットスイッチ19が形成されている。
(精算スイッチ17)
上記精算スイッチ17は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入媒体を払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
上記スタートスイッチ30は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技媒体の投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技媒体を新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50)
上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(変更入力手段150)
上記変更入力手段150は、最大クレジット数変更手段140の最大クレジット数を変更させるために遊技者が最大クレジット数を入力操作可能なものである。具体的には、この変更入力手段150は、図1に示すように、次の3つのスイッチを有している。
(1)減算スイッチ47
(2)加算スイッチ46
(3)最大クレジット数設定スイッチ49
(減算スイッチ47)
上記減算スイッチ47は、図3に示すように媒体投入口18の正面から向かって左側にあって、遊技者が押下可能な押しボタン式のスイッチである。この減算スイッチ47を1回、押下することにより、最大クレジット数変更手段140が、現在の最大クレジット数から1を減算するものである。例えば、現在の最大クレジット数が50のときに、かかる減算スイッチ47が1回、押下されると、50から1が減算されて49が最大クレジット数として設定されるものである。
(加算スイッチ46)
上記加算スイッチ46は、図3に示すように減算スイッチ47の正面から向かって左側にあって、遊技者が押下可能な押しボタン式のスイッチである。この加算スイッチ46を1回、押下することにより、最大クレジット数変更手段140が、現在の最大クレジット数に1を加算するものである。例えば、現在の最大クレジット数が20のときに、かかる加算スイッチ46が1回、押下されると、20に1が加算されて21が最大クレジット数として設定されるものである。
(最大クレジット数設定スイッチ49)
上記最大クレジット数設定スイッチ49は、図3に示すように加算スイッチ46の正面から向かって左側にあって、遊技者が押下可能な押しボタン式のスイッチである。この最大クレジット数設定スイッチ49を押下することにより、最大クレジット数が確定するものである。
(リールユニット60)
上記リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
(貯留払い出し手段65)
上記貯留払い出し手段65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技媒体を払い出すためのものである。いわゆるホッパーユニットとも呼ばれるもので、上方に向かって開口するホッパー状の内部に遊技媒体を貯留可能なものである。そして、この貯留払い出し手段65は、下部に配置した回転円板により、1枚毎に遊技媒体を払い出し媒体皿64へ払い出し可能なものである。
なお、遊技媒体として遊技球を使用するような場合は、上述した回転円板の代わりに、ホッパーの下部に位置して、周囲に遊技球が挿入可能な窪みを有して、遊技球を1個ずつ送り出し可能な回転スプロケットを備えている。
(報知装置66)
上記報知装置66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
(最大クレジット数表示装置48)
上記最大クレジット数表示装置48は、図3に示すように、加算スイッチ46及び減算スイッチ47の上方であって、図柄表示窓13の下方の表示窓12に形成されているものである。具体的には、この最大クレジット数表示装置48は、7セグメントのLEDからなり、3乃至50(遊技媒体として遊技球を使用する場合は、15乃至250)の数値が表示可能なものである。
(遊技制御手段23)
上記遊技制御手段23は、遊技を行わせるためのものである。
すなわち、媒体の投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、貯留払い出し手段65を介して所定数の媒体が払い出される。なお、媒体を払い出す代わりに、クレジットしても良い。
そして、当選抽選手段110の抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技媒体である遊技媒体が払い出されたり、或いは、遊技者に有利な特別遊技であるビッグボーナスゲームが行われるように形成されている。
本実施の形態では、停止制御として、停止テーブルを使用している。このため、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、青セブン、青セブン、青セブンのBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して青セブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されてあり、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれ青セブン、青セブン、青セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
(当選抽選手段110)
上記当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者に遊技媒体の払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図2に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
上記乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(乱数抽出手段112)
上記乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル113)
上記当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
(判定手段114)
上記判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の当選率データを基に乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(クレジット演算手段120)
上記クレジット演算手段120は、貯留払い出し手段65に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、ベットスイッチ16の操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数として記憶するためのものである。
ここで、クレジット演算手段120は、最大クレジット数を、最大クレジット数記憶手段130に記憶しているデータから採取するものである。そして、この最大クレジット数は、遊技者が変更入力手段150の操作で最大クレジット数変更手段140により変更可能なものである。
具体的には、クレジット演算手段120は、遊技者が媒体投入口18から遊技媒体を1枚、投入した場合、クレジット数が最大クレジット数に到達するまでは、クレジット数に1を加算するものである。
また、クレジット演算手段120は、遊技媒体として遊技メダルを使用する場合、ベットスイッチ16が操作されて、1枚のクレジット媒体を1枚の投入媒体に代える場合、クレジット数から1を減算して、その減算した結果の数値を新たなクレジット数とするものである。なお、1回の押下により3枚の投入媒体の投入に代えることができる、いわゆるマックスベットスイッチが操作された場合には、上述した1枚の投入媒体の投入が、3回、自動的に行われるものである。また、1枚ベットスイッチ19が操作された場合には、上述した1枚の投入媒体の投入が、1回行われるものである。
そして、クレジット演算手段120は、上述したような演算が行われた結果、新たなクレジット数を内部に記憶するものである。
前記クレジット演算手段120は、最大クレジット数記憶手段130から最大クレジット数を採取するものである。そして、クレジット演算手段120は、最大クレジット数を超える数の遊技媒体が投入されてもクレジット数を最大クレジット数以上に設定することはなく、投入された遊技媒体は払い出し媒体皿64へ直接排出される。
遊技者の変更入力手段150の操作により最大クレジット数変更手段140が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、前記クレジット演算手段120は、変更予定の最大クレジット数と現在のクレジット数との遊技媒体の数の差を算出するものである。なお、変更予定の最大クレジット数は、最大クレジット数変更手段140からデータとしてクレジット演算手段120へ送出されているものである。そして、上述した最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、かかるクレジット演算手段120により、算出された変更予定の最大クレジット数と現在のクレジット数の遊技媒体の数の差のデータは、貯留払い出し手段65へ送出される。そして、貯留払い出し手段65は、かかる遊技媒体の数の差を払い出し媒体皿64へ排出して遊技者に払い出される。
(最大クレジット数記憶手段130)
上記最大クレジット数記憶手段130は、クレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶するためのものである。なお、この最大クレジット数は、遊技者の変更入力手段150の操作により変更可能なものであるが、電源投入時の初期値としては、50枚(遊技媒体として遊技球を使用する場合は250個)が設定されている。
(最大クレジット数変更手段140)
上記最大クレジット数変更手段140は、最大クレジット数記憶手段130が記憶する最大クレジット数を、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能なものである。具体的には、この最大クレジット数変更手段140は、遊技媒体としての遊技メダルの最大クレジット数を、50枚以下、且つ、3枚以上の範囲で変更可能なものである。すなわち、限界クレジット数は50枚に設定されてあり、また、1回の遊技の最大使用数は3枚に設定されてある。
なお、本実施の形態は、スロットマシンの場合であるが、いわゆるパロットに使用する場合、遊技媒体として遊技メダルの代わりに、遊技球を使用することになる。そして、パロットに適用した際、遊技メダル1枚の価値が遊技球5個分に相当するものである場合、上述した遊技メダル1枚に対して、遊技球5個に換算した数値となるものである。すなわち、最大クレジット数変更手段140は、遊技媒体としての遊技球の最大クレジット数を、250個以下、且つ、15個以上の範囲で変更可能なものとなる。
この最大クレジット数変更手段140は、変更入力手段150からの操作信号の入力に基づいて、最大クレジット数を変更するものである。
具体的には、最大クレジット数変更手段140は、最大クレジット数記憶手段130から、現在の最大クレジット数を採取し、加算スイッチ46からの操作信号の入力に基づいて、遊技媒体としての遊技メダルの最大クレジット数に1(遊技媒体として遊技球を使用する場合、5)を加算し、減算スイッチ47からの操作信号の入力に基づいて、遊技媒体としての遊技メダルの最大クレジット数から1(遊技媒体として遊技球を使用する場合、5)を減算するものである。そして、最大クレジット数設定スイッチ49からの操作信号の入力に基づいて、最大クレジット数を最大クレジット数記憶手段130へ送出して、最大クレジット数として確定するものである。
また、上述した数値は、スロットマシンの場合であって、遊技媒体として遊技メダルを使用する場合の数値であるが、パロットに適用する場合、上述した遊技メダル1枚に対して、遊技球3個に換算した数値となる。すなわち、最大クレジット数記憶手段130から、現在の最大クレジット数を採取し、加算スイッチ46からの操作信号の入力に基づいて、遊技媒体としての遊技球の最大クレジット数に3を加算し、減算スイッチ47からの操作信号の入力に基づいて、遊技媒体としての遊技球の最大クレジット数から3を減算するものとなる。
(入賞演出データ記憶手段25)
上記入賞演出データ記憶手段25は、報知装置66等の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、入賞時の表示装置66のスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
(入賞演出制御手段26)
上記入賞演出制御手段26は、入賞演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知装置66等に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図4乃至図10に示したフローを用いて説明する。
先ず、図4に示すステップ100において、最大クレジット数の変更操作が行われたか否かが判定される。具体的には、遊技者の操作により、加算スイッチ46又は減算スイッチ47が操作されたか否かが判定されるものである。そして、最大クレジット数の変更操作処理が行われていると判定された場合、次のステップ101に進む。
ステップ101において、最大クレジット数の変更操作処理が、最大クレジット数変更手段140により行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、クレジット数の調整処理が行われる。これは、クレジット数が変更後の最大クレジット数より大きい場合の調整のための処理である。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、媒体投入処理が行われたか否かが判定される。具体的には、媒体投入口18から直接、遊技媒体が投入されたか、或いは、ベットスイッチ16の操作により、クレジット媒体を投入媒体として代えたかが判定されるものである。そして、媒体投入処理が行われていると判定された場合、次のステップ104に進む。
ステップ104において、媒体投入処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、スタートスイッチ30の操作が行われたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ30の操作が行われていると判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ109に進む。
ステップ109において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、回転リール40の回転停止処理が行われる。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果、選択された停止テーブルに基づいて、ストップスイッチ50の押下タイミングにより、停止位置が決定されるものである。なお、ここで、停止テーブルとは、各図柄位置でストップスイッチ50を操作した場合に所定の基準位置から停止するまでのコマ数(図柄数)が、回転リール40の21個の図柄位置のそれぞれに対して設定されているものである。この停止テーブルは、各抽選結果に対応した複数のものが予め設定されているものであり、当選抽選手段110の抽選結果により所定の停止テーブルのうちから選択されるものである。そして、次のステップ111に進む。
ステップ111において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ112に進む。
ステップ112において、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ113に進む。
ステップ113において、入賞図柄に相当する数の遊技媒体が、貯留払い出し手段65により払い出し媒体皿64へ払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ100において、最大クレジット数の変更操作処理が行われていないと判定された場合、ステップ103に進む。
前記ステップ103において、媒体投入処理が行われていないと判定された場合、ステップ100に戻る。
前記ステップ105において、スタートスイッチ30の操作が行われていないと判定された場合、ステップ100に戻る。
前記ステップ111において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ109に戻る。
前記ステップ112において、入賞していないと判定された場合、ステップ113を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の最大クレジット数変更操作処理について、図5のフローを用いて説明する。
ステップ200において、加算スイッチ46が遊技者により押下されたか否かが判定される。そして、加算スイッチ46が遊技者により押下されていると判定された場合、次のステップ201に進む。
ステップ201において、最大クレジット数は、限界クレジット数(遊技媒体として遊技メダルの場合は50枚、遊技媒体として遊技球を使用する場合は250個)未満であるか否かが判定される。なお、この限界クレジット数は、当初より遊技メダルの場合は50(遊技球の場合は250個)に固定されている数値であって、変更されないものである。そして、最大クレジット数が、限界クレジット数未満であると判定された場合、次の202ステップに進む。
ステップ202において、最大クレジット数変更手段140により、最大クレジット数に1が加算される。なお、この最大クレジット数は、最大クレジット数変更手段140が、最大クレジット数記憶手段130に記憶された現在の最大クレジット数が採取することにより得られているものである。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、最大クレジット数表示装置48により、最大クレジット数が遊技者に向かって表示される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、最大クレジット数変更手段140により、最大クレジット数設定スイッチ49が遊技者により押下されたか否かが判定される。最大クレジット数設定スイッチ49が押下されていると判定された場合は、現在の最大クレジット数が、正式な最大クレジット数として確定し、最大クレジット数記憶手段130の内部に記憶されるものである。そして、最大クレジット数変更操作処理が終了する。
前記ステップ200において、加算スイッチ46が遊技者により押下されていないと判定された場合、次のステップ205に進む。
ステップ205において、最大クレジット数変更手段140により、現状の最大クレジット数は、遊技メダルの場合3(遊技球の場合15個)より大きいか否か(遊技メダルの場合4(遊技球の場合20)以上であるか否か)が判定される。そして、最大クレジット数が遊技メダルの場合3(遊技球の場合15)より大きいと判定された場合、次のステップ206に進む。
ステップ206において、最大クレジット数変更手段140により、減算スイッチ47が遊技者により押下されたか否かが判定される。そして、減算スイッチ47が押下されていると判定された場合、次のステップ207に進む。
ステップ207において、最大クレジット数変更手段140により、最大クレジット数から遊技メダルの場合1(遊技球の場合5)が減算され、その減算して数値が現状の最大クレジット数となる。そして、次のステップ203に進む。
前記ステップ205において、最大クレジット数が遊技メダルの場合3(遊技球の場合15)より大きくない(遊技メダルの場合3(遊技球の場合15)以下である)と判定された場合、ステップ203に進む。
前記ステップ206において、減算スイッチ47が押下されていないと判定された場合、ステップ203に進む。
前記ステップ201において、最大クレジット数が、限界クレジット数未満でないと判定された場合、すなわち、具体的には、遊技媒体としての遊技メダルの最大クレジット数が限界クレジット数の50枚(遊技球の場合250個)であると判定された場合、ステップ200に戻る。
前記ステップ204において、最大クレジット数設定スイッチ49が押下されていないと判定された場合は、ステップ200に戻る。
上述したステップ102のクレジット数調整処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ300において、クレジット演算手段120により、クレジット数が、最大クレジット数より大きいか否が判定される。そして、クレジット数が、最大クレジット数より大きいと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、クレジット演算手段120により、クレジット数と、最大クレジット数との差が算出される。例えば、遊技媒体としての遊技メダルのクレジット数が30枚(遊技球の場合150個)に対して、遊技媒体としての遊技メダルの最大クレジット数を10枚(遊技球の場合50個)に変更したような場合、その差の20枚(遊技球の場合100個)が算出される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、クレジット数と、最大クレジット数との差の数の遊技媒体を、貯留払い出し手段65により、払い出し媒体皿64へ払い出す。上述した例の場合には、差の20枚(遊技球の場合100個)の遊技媒体が、貯留払い出し手段65により、払い出し媒体皿64へ払い出されるものである。そして、クレジット調整処理が終了する。
前記ステップ300において、クレジット数が、最大クレジット数より大きくないと判定された場合、当該クレジット数調整処理は終了する。
上述したステップ104の媒体投入処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ300において、クレジット媒体が有るか否か、すなわち遊技機10内部にクレジットした遊技媒体のクレジット数が1以上であるか否かが判定される。そして、クレジット媒体が無いと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、遊技媒体が遊技者により媒体投入口18から直接、投入されたか否かが判定される。そして、遊技媒体が媒体投入口18から直接、投入されたと判定された場合、次のステップ302に進む。
ステップ302において、投入媒体数が上限値であるか否か、すなわち今回、遊技媒体が投入される直前の投入媒体の数が、投入媒体の最大数である3枚(遊技球の場合15個)で有るか否かが判定される。そして、直前の投入媒体数が上限値の3枚(遊技球の場合15個)であると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、クレジット数が、最大クレジット数未満であるか否かが判定される。そして、クレジット数が、最大クレジット数未満であると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、クレジット演算手段120により、投入された媒体数が、クレジット数へ加算される。そして、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ301において、遊技媒体が媒体投入口18から直接、投入されていないと判定された場合、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ302において、直前の投入媒体数が上限値である遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)ではないと判定された場合、次のステップ303に進む。
ステップ303において、投入された遊技媒体を投入媒体として設定する。すなわち、投入された遊技媒体の数を、投入媒体の数として加算し、その加算した数を、現在の投入媒体数として設定する。そして、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ304において、クレジット数が、最大クレジット数未満でないと判定された場合、すなわち、クレジット数が、最大クレジット数以上であると判定された場合、次のステップ306に進む。
ステップ306において、今回、投入された遊技媒体は、遊技機10内部にクレジットされずに、払い出し媒体皿64へ戻される。
前記ステップ300において、クレジット媒体が有ると判定された場合、次のステップ307に進む。
ステップ307において、ベットスイッチ16が遊技者により操作されてON状態となったか否かが判定される。そして、ベットスイッチ16が操作されていると判定された場合、次のステップ308に進む。
ステップ308において、投入媒体数が上限値であるか否か、すなわち今回、遊技媒体としての遊技メダルが投入される直前の投入媒体の数が、投入媒体の最大数である3枚(遊技球の場合15個)で有るか否かが判定される。そして、直前の投入媒体数が上限値の3枚(遊技球の場合15個)でないと判定された場合、次のステップ309に進む。
ステップ309において、ベットスイッチ16によりクレジット媒体から投入された遊技媒体を投入媒体として設定する。すなわち、ベットスイッチ16により投入された遊技媒体の数を、投入媒体の数として加算し、その加算した数を、現在の投入媒体数として設定する。そして、次のステップ310に進む。
ステップ310において、クレジット演算手段120により、クレジット数からベットスイッチ16により投入媒体へ代えられた数を減算して、その減算した結果を新たなクレジット数として設定する。そして、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ307において、ベットスイッチ16が操作されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ308において、直前の投入媒体数が上限値の遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)であると判定された場合、媒体投入処理は終了する。
上述したステップ107の抽選処理について、図8のフローを用いて説明する。
ステップ400において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処理の評価に対応した停止テーブルが選択される。そして、抽選処理が終了する。この停止テーブルは、上述したようにストップスイッチ50の停止操作タイミングに基づいて、それぞれ何個の図柄数だけ移動して回転リール40を停止させるかのデータを記録しているものであって、回転リール40上の21個の各図柄位置の所定位置でストップスイッチ50が操作されたときの移動図柄数を記録しているものである。
上述したステップ112の媒体払い出し処理について、図9のフローを用いて説明する。
ステップ500において、クレジット数が、最大クレジット数未満であるか否かが判定される。そして、クレジット数が、最大クレジット数未満であると判定された場合、次のステップ501に進む。
ステップ501において、クレジット数に入賞して獲得した遊技媒体の数を加算して、その加算した結果を新たなクレジット数として設定する。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、入賞して全ての入賞媒体が払い出されたか否かが判定される。そして、入賞して全ての入賞媒体が払い出されていると判定された場合、払い出し処理が終了する。
前記ステップ500において、クレジット数が、最大クレジット数未満でないと判定された場合、すなわち、クレジット数が最大クレジット数以上であると判定された場合、次のステップ503に進む。
ステップ503において、入賞して獲得した入賞媒体は、貯留払い出し手段65により、直接、払い出し媒体皿64へ払い出される。そして、次のステップ502に進む。
(第二の実施の形態)
本実施の形態に係る遊技機10は、図1、2、3、4、5、8、9、10、11、12に示されるものであり、そのうち、図1、2、3、4、5、8、9は第一の実施の形態として使用しているものをそのまま使用するものである。
本実施の形態に係る遊技機10の動作は、第一の実施の形態で説明した図4に示すフローと略同一である。そして、そのうちのステップ101の処理は、図5に示したフローと同一であり、ステップ107の処理は、図8に示したフローと同一である。また、図4に示すフローのうちのステップ102、ステップ104及びステップ113の処理が異なるものである。以下、異なる処理に関して、図10乃至図12を用いて説明する。
図10乃至図12は、本発明の第二の実施の形態であって、遊技機の通常遊技の動作の概略のフローであって、図10はクレジット数調整処理の動作の概略のフロー、図11は媒体投入処理の動作の概略のフロー、図12は払い出し処理の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
本実施の形態に係る遊技機10は、最大クレジット数変更手段140が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、クレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達する前は、クレジット演算手段120により変更予定の最大クレジット数を有効なものとせずにクレジット投入モードが選択されるとともに、遊技入賞により獲得した遊技媒体をクレジットせずに貯留払い出し手段65により強制的に払い出すように設定されるているものである。
すなわち、遊技者が、変更入力手段150により、最大クレジット数を、現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、例えば、現在のクレジット数が遊技メダル40枚(遊技球の場合200個)あるにもかかわらず、遊技者が変更入力手段150により最大クレジット数を遊技メダル20枚(遊技球の場合100個)に設定するような場合である。かかる場合に、現在のクレジット数が変更予定の最大クレジット数よりも大きくなり、変更予定の最大クレジット数の遊技メダル20枚(遊技球の場合100個)を有効なものとしないものである。この変更予定の最大クレジット数を有効なものとしないとは、最大クレジット数変更手段140の内部処理において、最大クレジット数無効フラグをONにすることにより、設定されるものである。そして、この最大クレジット無効フラグがON状態のときに、遊技者が媒体投入口18へ遊技媒体を直接、投入しても、貯留払い出し手段65内部に貯留されずに、投入された遊技媒体はそのまま全て払い出し媒体皿64へ強制的に排出されるように設定されている(図11のステップ700〜702)。そして、クレジット投入モードが選択されることにより、クレジット媒体を投入媒体に代えることによりのみ遊技を進めることができ、投入媒体としてクレジット媒体を強制的に使用するものである。そして、遊技入賞により獲得した遊技媒体は、クレジットされずに貯留払い出し手段65により強制的に払い出し媒体皿64へ払い出される。これは、クレジット数が変更予定の最大クレジット数より大きい場合に、入賞獲得媒体強制払い出しフラグをON状態に設定し(図10のステップ600〜602)、払い出し処理において、かかる入賞獲得媒体強制払い出しフラグがON状態のときは、入賞して獲得した遊技媒体を、払い出し媒体皿64へ強制的に払い出すように設定することにより行われる(図12のステップ800及びステップ804)。これらにより、遊技を進めるにともなって、確実にクレジット媒体の数、いわゆるクレジット数を減らすことができるものである。
そして、最大クレジット数変更手段140が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、上述したように遊技を進めるにともなって、遊技中のベットスイッチ16の操作によりクレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達した後は、変更予定の最大クレジット数を有効なものとするようにしたものである。この変更予定の最大クレジット数を有効なものとするとは、クレジット数が最大クレジット数より大きくない場合、すなわちクレジット数が最大クレジット数以下になっている場合、最大クレジット無効フラグをOFF状態にするものである(図10のステップ600及びステップ603)。これにより、遊技媒体が投入されると、クレジット数が最大クレジット数未満である場合には、クレジット数に加算され、クレジット数に到達している場合は、払い出し媒体皿64へ排出されることにより、最大クレジット数が有効なものとして機能するものである(図11のステップ712、ステップ713及びステップ716)。また、クレジット数が最大クレジット数よりも大きい場合には、入賞獲得媒体強制払い出しフラグがOFFに設定され、払い出し処理において、入賞して獲得した遊技媒体が強制的に払い出し媒体皿64へ払い出されることもない(図12のステップ800)。なお、その他の構成や、それらの作用等は、第一の実施の形態で説明したものと同様である。
(遊技機10の動作)
上述したステップ102のクレジット数調整処理について、図10のフローを用いて説明する。
ステップ600において、クレジット演算手段120により、クレジット数が、最大クレジット数より大きいか否かが判定される。そして、クレジット数が、最大クレジット数より大きいと判定された場合、次のステップ601に進む。
ステップ601において、最大クレジット数無効フラグがON状態となる。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、入賞獲得媒体強制払い出しフラグがON状態となる。そして、クレジット数調整処理が終了する。
前記ステップ600において、クレジット数が、最大クレジット数より大きくないと判定された場合、次のステップ603に進む。
ステップ603において、最大クレジット数無効フラグがOFF状態となる。そして、次のステップ604に進む。
ステップ604において、入賞獲得媒体強制払い出しフラグがOFF状態となる。そして、クレジット数調整処理が終了する。
上述したステップ104の媒体投入処理について、図11のフローを用いて説明する。
ステップ700において、最大クレジット無効フラグがON状態であるか否かが判定される。そして、最大クレジット無効フラグがON状態であると判定された場合、次のステップ701に進む。
ステップ701において、遊技者により、遊技媒体が直接、媒体投入口18へ投入されたか否かが判定される。そして、遊技媒体が直接、媒体投入口18へ投入されていると判定された場合、次のステップ702に進む。
ステップ702において、遊技者により直接、媒体投入口18から投入された遊技媒体の全てが、払い出し媒体皿64へ排出される。そして、次のステップ703に進む。
ステップ703において、ベットスイッチ16が操作されたか否かが判定される。そして、ベットスイッチ16が操作されていると判定された場合、次のステップ704に進む。
ステップ704において、投入媒体の数が上限値である遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)であるか否かが判定される。そして、投入媒体の数が上限値である遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)でないと判定された場合、次のステップ705に進む。
ステップ705において、ベットスイッチ16によりクレジット媒体から投入された遊技媒体を投入媒体として設定する。すなわち、ベットスイッチ16により投入された遊技媒体の数を、投入媒体の数として加算し、その加算した数を、現在の投入媒体数として設定する。そして、次のステップ706に進む。
ステップ706において、クレジット数からクレジット演算手段120により、クレジット数からベットスイッチ16により投入媒体へ代えられた数を減算して、その減算した結果を新たなクレジット数として設定する。そして、次のステップ707に進む。
ステップ707において、新たなクレジット数が、最大クレジット数以下であるか否かが判定される。そして、新たなクレジット数が、最大クレジット数以下であると判定された場合、次のステップ708に進む。
ステップ708において、最大クレジット数無効フラグをOFFに設定し、入賞獲得媒体強制払い出しフラグをOFFに設定する。そして、媒体投入処理が終了し、ステップ105へ戻る。
前記ステップ700において、最大クレジット無効フラグがON状態でないと判定された場合、次のステップ709に進む。
ステップ709において、クレジット媒体が有るか否かが判定される。すなわち、クレジット媒体のクレジット数が遊技メダル1枚(遊技球の場合5個)以上であるか否かが判定されるものである。そして、クレジット媒体が無いと判定された場合、ステップ710に進む。
ステップ710において、媒体投入口18により、直接、遊技媒体が投入されたか否かが判定される。そして、遊技媒体が投入されていると判定された場合、次のステップ711に進む。
ステップ711において、投入媒体の数が、上限値の遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)であるか否かが判定される。そして、投入媒体の数が、上限値の3枚(遊技球の場合15個)であると判定された場合、次のステップ712に進む。
ステップ712において、クレジット数が最大クレジット数未満であるか否かが判定される。例えば、遊技メダルのクレジット数が10枚(遊技球の場合50個)で、最大クレジット数が遊技メダル50枚(遊技球の場合250個)に設定されているような場合、クレジット数が最大クレジット数未満であると判定されるものである。そして、クレジット数が最大クレジット数未満であると判定された場合、ステップ713に進む。
ステップ713において、媒体投入口18より投入された遊技媒体がクレジット数に加算される。そして、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ701において、遊技媒体が直接、媒体投入口18へ投入されていないと判定された場合、ステップ703に進む。
前記ステップ709において、クレジット媒体が無いと判定された場合、すなわちクレジット数が0であると判定された場合、ステップ703に進む。
前記ステップ703において、ベットスイッチ16が操作されていないと判定された場合、ステップ714に進む。
ステップ714において、最大クレジット無効フラグがONの状態であると判定された場合、この媒体投入処理が終了する。
前記ステップ714において、最大クレジット無効フラグがONの状態でない、すなわちOFFの状態であると判定された場合、ステップ710に進む。
前記ステップ710において、遊技媒体が媒体投入口18より投入されていないと判定された場合、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ711において、投入媒体の数が、上限値の遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)でないと判定された場合、次のステップ715に進む。
ステップ715において、媒体投入口18から投入された遊技媒体を、いわゆる投入媒体として設定する。そして、今までに投入された投入媒体の数の合計が加算されて投入媒体の数として設定されるものである。そして、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ712において、クレジット数が最大クレジット数未満でないと判定された場合、すなわち、クレジット数が最大クレジット数に達していると判定された場合、ステップ716に進む。
ステップ716において、媒体投入口18より投入された遊技媒体は、そのまま、払い出し媒体皿64へ排出される。そして、媒体投入処理が終了する。
前記ステップ704において、投入媒体の数が上限値である遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)であると判定された場合、当該媒体投入処理が終了する。
前記ステップ707において、新たなクレジット数が、最大クレジット数以下でないと判定された場合、媒体投入処理が終了する。
第一の実施の形態で説明した図4のステップ113の媒体払い出し処理について、図12のフローを用いて説明する。
ステップ800において、入賞獲得媒体強制払い出しフラグがONの状態であるか否かが判定される。そして、入賞獲得媒体強制払い出しフラグがON状態でない、すなわちOFF状態であると判定された場合、次のステップ801に進む。
ステップ801において、クレジット数が、最大クレジット数未満であるか否かが判定される。そして、クレジット数が、最大クレジット数未満であると判定された場合、次のステップ802に進む。
ステップ802において、クレジット数に入賞して獲得した遊技媒体の数を加算して、その加算した結果を新たなクレジット数として設定する。そして、次のステップ803に進む。
ステップ803において、入賞して全ての入賞媒体が払い出されて入賞払い出しが終了しているか否かが判定される。そして、入賞して全ての入賞媒体が払い出されて入賞払い出しが終了していると判定された場合、払い出し処理が終了する。
前記ステップ800において、入賞獲得媒体強制払い出しフラグがONの状態であると判定された場合、次のステップ804に進む。
ステップ804において、今回入賞して、この入賞により獲得した遊技媒体、すなわち入賞獲得媒体を、払い出し媒体皿64へ払い出す。そして、次のステップ803に進む。
前記ステップ801において、クレジット数が、最大クレジット数未満でないと判定された場合、ステップ804に進む。
前記ステップ803において、入賞して全ての入賞媒体が払い出されている、すなわち入賞払い出しが終了していないと判定された場合、ステップ801へ戻る。
また、この遊技機10は、投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段65、前記遊技機10内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える契機とするために遊技者が操作可能なベット操作手段、前記貯留払い出し手段65に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチ16の操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段120、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数を限度としてクレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段130、前記最大クレジット数記憶手段130が記憶する最大クレジット数を、前記限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段140として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技媒体の払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技媒体の数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
上述した第一及び第二の実施の形態では、最大クレジット数を遊技者が変更入力手段150により決定していたが、特にこれに限定されずに、最大クレジット数変更手段140は、遊技者により選択された遊技内容により最大クレジット数を決定するように設定しても良いものである。具体的には、遊技機10が、媒体直接投入モードへ移行可能な媒体直接投入モードスイッチと、クレジット投入モードへ移行可能なクレジット投入モードスイッチとを備えている。そして、媒体直接投入モードスイッチを遊技者が操作すると、媒体直接投入モードへ移行し、最大クレジット数変更手段140は、最大クレジット数を自動的に遊技メダル3枚(遊技球の場合15個)、或いは遊技メダル20枚等(遊技球の場合100個)に設定する。そして、クレジット投入モードスイッチを遊技者が操作すると、クレジット投入モードへ移行し、最大クレジット数変更手段140が、最大クレジット数を自動的に遊技メダル50枚(遊技球の場合250個)に設定するものである。これにより、遊技者が、最大クレジット数を別途、選択しなくても、遊技内容により、自動的に最大クレジット数が決定され、遊技者による最大クレジット数の設定の操作を省略することができる。
(第三の実施の形態)
図13は、本発明の第三の実施の形態であって、遊技機の外観正面図である。
第三の実施の形態は、遊技媒体として、円板状の遊技メダルではなく、パチンコ等に使用されている球状の遊技球を使用する遊技機、いわゆるパロットPであることに特徴を有するものである。ここで、パロットPとは、パチンコ玉としても使用可能な球状の金属球である遊技球を用いて、スロットマシンと同様の遊技を行わせる遊技機である。
本実施の形態におけるパロットPは、図13に示すように、筐体11の正面に回転リール40の図柄を視認可能な図柄表示窓13が形成されてある。そして、この図柄表示窓13の下方であってパロットPの略中央部は、スタートスイッチ30やストップスイッチ50等の操作手段が設けられた操作部441が形成されている。この操作部441の上部には、遊技の結果、入賞により遊技球が払い出される媒体排出口431と、パロットP内部へ投入するための遊技球を一時貯留しておくための上皿430が設けられている。また、筐体11の下部に上皿430に貯留された遊技球を落下移動させて貯留しておくための払い出し媒体皿64としての下皿440が形成されている。なお、特に図示していないが、遊技者の操作により、上皿430に貯留した遊技球を、遊技機内部を通って下皿排出口432から下皿440へ移動させることができるように形成されてあり、また、上皿430が遊技球で一杯になり、媒体排出口431からの遊技球が上皿430へ払い出されないような場合には、かかる払い出しの遊技球は、途中の通路から溢れて、下皿排出口432を介して下皿440へ払い出されるように形成されている。
そして、上皿430に遊技球を入れると、この遊技球は、上皿430の底部に設けられパロットP内部に連通する媒体投入口420に転がって移動する。この媒体投入口420は、第一の実施の形態で説明した媒体投入口18に相当するものである。そして、操作部441のベットスイッチ16を操作すると、媒体投入口420から遊技球が所定の個数だけ投入され、遊技が開始可能となる。そこで、スタートスイッチ30の操作により回転リール40を回転させ、ストップスイッチ50の操作により回転リール40を停止させる。このとき、複数の回転リール40に表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定の個数の遊技球が媒体排出口431から払い出されるように形成されているものである。
ここで、パロットPの筐体11は、正面と背面とが開口する枠部材であり、遊技場のいわゆる島と呼ばれる設備に並列して固定されているものである。島の内部には、特に図示しないが、入賞した際に払い出すための入賞玉を供給したり、投入玉を吸引する玉循環装置が設けられてあり、筐体11と筐体11との間には、媒体貸し出し機が設置されている。媒体貸し出し機は、紙幣投入口から紙幣を投入すると、この金銭と引き替えに、遊技球を貸し出すものである。
この遊技機SとしてのパロットPは、最大クレジット数までの遊技媒体をクレジット可能に形成されているとともに、ベットスイッチ16の操作により、クレジットした遊技媒体を投入した遊技媒体に代えることができるように形成されている。
なお、当該パロットPでは、第一の実施の形態で説明した遊技メダルの投入や、払い出しにおける遊技メダル1枚が、パチンコ玉としても使用可能な当該遊技球の5個に相当するように形成されている。
上述したように、遊技媒体として、第一の実施の形態で使用した円板上の遊技メダルではなく、遊技媒体としてパチンコ遊技機等で使用する球状の金属球からなる遊技球を使用し、かかる遊技球は、遊技メダル1枚の価値に対して、遊技球5個の価値に相当することや、遊技球を使用するがための遊技機の構造上の若干の違いを除いて、その他の基本的な構成は、第一の実施の形態において説明したものと同様である。本実施の形態におけるパロット遊技機も、第一の実施の形態で説明したものと、同様の作用を有し、同様の効果を有するものである。ただ、遊技媒体が、円板状の遊技メダルから、パチンコ機等に使用される球状の遊技球であることから、それに適応すべく形成されているものである。
本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第一の実施の形態であって、当選抽選手段を示すブロック図である。 本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、遊技機の通常遊技の動作の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、最大クレジット数変更操作処理の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、クレジット数調整処理の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、媒体投入処理の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、入賞抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、払い出し処理の概略を示すフローである。 本発明の第二の実施の形態であって、クレジット数調整処理の概略を示すフローである。 本発明の第二の実施の形態であって、媒体投入処理の概略を示すフローである。 本発明の第二の実施の形態であって、払い出し処理の概略を示すフローである。 本発明の第三の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。
符号の説明
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 媒体投入口
19 1枚ベットスイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 遊技制御手段 25 入賞演出データ記憶手段
26 入賞演出制御手段 30 スタートスイッチ
40 回転リール 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 46 加算スイッチ
47 減算スイッチ 48 最大クレジット数表示装置
49 最大クレジット数設定スイッチ 50 ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
64 払い出し媒体皿 65 貯留払い出し手段
66 報知装置 67 スピーカ
68 表示装置 69 報知ランプ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
91 特定導入遊技制御手段 101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 乱数発生手段
112 乱数抽出手段 113 当選判定テーブル
114 判定手段 120 クレジット演算手段
130 最大クレジット数記憶手段 140 最大クレジット数変更手段
150 変更入力手段 400 媒体払い出し口
420 媒体投入口 430 上皿(媒体投入皿)
431 媒体排出口 432 下皿排出口
440 下皿 441 操作部
450 媒体貸し出し機 P パロット

Claims (7)

  1. 遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機であって、
    前記遊技機は、遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備え、
    前記遊技機は、
    投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段と、
    前記遊技機内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えるためのベットスイッチと、
    前記貯留払い出し手段に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチの操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段と、
    クレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段と、
    前記最大クレジット数記憶手段が記憶する最大クレジット数を、遊技媒体の予め定めた限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、前記最大クレジット数変更手段の最大クレジット数を変更させるために遊技者が最大クレジット数を入力操作可能な変更入力手段を備え、
    前記最大クレジット数変更手段は、前記変更入力手段からの操作信号の入力に基づいて、最大クレジット数を変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記最大クレジット数変更手段は、遊技者により選択された遊技内容により最大クレジット数を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記最大クレジット数変更手段が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、
    前記クレジット演算手段は、変更予定の最大クレジット数と現在のクレジット数との遊技媒体数の差を算出し、
    前記貯留払い出し手段が、かかる遊技媒体数の差を遊技者に払い出すようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記最大クレジット数変更手段が、最大クレジット数を現在のクレジット数よりも小さな値に変更する場合、
    クレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達する前は、前記クレジット演算手段により変更予定の最大クレジット数を有効なものとせずにクレジット投入モードが選択されるとともに、遊技入賞により獲得した遊技媒体をクレジットせずに前記貯留払い出し手段により強制的に払い出すように設定され、
    遊技中のベットスイッチの操作によりクレジット数が変更予定の最大クレジット数に到達した後は、変更予定の最大クレジット数を有効なものとするようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機であって、
    前記遊技機は、遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備え、
    前記遊技機を、
    投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段、
    前記遊技機内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える契機とするために遊技者が操作可能なベット操作手段、
    前記貯留払い出し手段に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチの操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段、
    遊技媒体の予め定めた限界クレジット数を限度としてクレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段、
    前記最大クレジット数記憶手段が記憶する最大クレジット数を、前記限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段として機能させるための遊技機用プログラム。
  7. 遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となる遊技機であって、
    前記遊技機は、遊技媒体を直接投入して遊技を実行する媒体直接投入モードと、遊技内部に電子データとして記憶されたクレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代えることが可能なクレジット投入モードとの両方を備え、
    前記遊技機を、
    投入した遊技媒体を貯留するとともに遊技者に向かって払い出し可能な貯留払い出し手段、
    前記遊技機内部にクレジットした遊技媒体を遊技開始の条件となる遊技媒体の投入に代える契機とするために遊技者が操作可能なベット操作手段、
    前記貯留払い出し手段に投入された遊技媒体を予め定めた最大クレジット数を限度にクレジット数としてカウントするとともに、前記ベットスイッチの操作に基づいて、クレジット数から所定数の遊技媒体数を減じて、新たなクレジット数とするためのクレジット演算手段、
    遊技媒体の予め定めた限界クレジット数を限度としてクレジット可能な遊技媒体の最大クレジット数を記憶する最大クレジット数記憶手段、
    前記最大クレジット数記憶手段が記憶する最大クレジット数を、前記限界クレジット数以下、且つ、1回の遊技の最大使用数以上の範囲で変更可能な最大クレジット数変更手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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