JP2007044332A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やし、遊技性を豊かにする遊技機等を提供する。
【解決手段】 合計払い出し数算出手段(120)と、払い出し制御手段(130)と、遊技毎ストック数を算出するための遊技毎ストック数演算手段(141)と、遊技毎ストック数を合計した合計ストック数を記憶するための合計ストック数加算記憶手段(142)と、合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして貯留払い出し手段(65)により払い出すためのストック放出制御手段(150)と、ストック放出された遊技媒体数を合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段(160)とを備えている。
【選択図】 図8

Description

この発明は、払い出し限度を超えた遊技媒体をストック可能な遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、さらに詳しくは、ストック放出制御手段等として機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機、具体的には、スロットマシンでは、1回の入賞により獲得できる遊技メダルの枚数は、通常、最大15枚に設定されている(例えば、特許文献1。)。この最大払い出し数の15枚は、当該遊技業界の規則として決められてあるものである。このため、1回の遊技で、複数の有効入賞ラインに、入賞図柄が並んでしまうような複合入賞で払い出し数の合計が15枚を超えるような入賞があっても、実際には、15枚を超える遊技メダルの入賞枚数はできず、そのような入賞は遊技者にとって無駄なものとなっていた。
特開2003−236066号公報(段落番号0005、段落番号0044)
しかし、上記した従来の遊技機では、1回の遊技で、複数の有効入賞ラインに、入賞図柄が並んでしまうような複合入賞で払い出し数の合計が15枚を超えるような入賞があっても、実際には、15枚を超える遊技メダルの入賞枚数の獲得はできず、そのような入賞は遊技者にとって無駄なものになるといった問題点があった。
すなわち、上述したように1回の遊技における遊技媒体の払い出し数の上限を設定すると、その上限を超えるような入賞態様が発生しても、遊技者にとって、意味がなく、面白みがないものになる。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができるようにした遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
(請求項1)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)と、投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段(65)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の入賞態様になることにより、入賞となり、前記払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように設定された遊技機(10)において、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段(120)と、前記合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、前記払い出し限度まで前記貯留払い出し手段(65)により払い出すための払い出し制御手段(130)と、前記合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数が、前記払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段(141)と、前記遊技毎ストック数演算手段(141)の前記遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段(142)と、予め定めた特定のときに、前記合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして前記貯留払い出し手段(65)により払い出すためのストック放出制御手段(150)と、前記ストック放出制御手段(150)により払い出されてストック放出された遊技媒体数を前記合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段(160)とを備えていることを特徴とする。
また、ここで、「図柄表示手段(41)」とあるのは、具体的には、回転リール(40)のように、周囲に複数の図柄を表示した円筒状のものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、そのようなものが液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
また、ここで、「遊技媒体」とは、遊技機(10)内部への投入により遊技開始の条件となり、また、入賞により所定数が遊技者へ払い出される価値物であって、具体的には、例えば、円板状の遊技メダルであるが、それに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、球状のボール球でもよいものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(23)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
なお、ここで、「入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する」とは、複数の当選役が入賞したような場合に、各当選役の入賞時の予め定めた払い出し数の合計を、合計払い出し数として算出することを意味する。具体的には、例えば、当選役「チェリー」(払い出し数3枚)と、当選役「スイカ」(払い出し数10枚)とが同時に、有効入賞ライン上に並んで入賞した場合、両方の払い出し数の合計13枚を合計払い出し数として算出するようなものである。もちろん、3つの当選役が入賞した場合には、3つの当選役の払い出し数の合計が合計払い出し数として算出されるものである。
また、ここで、「予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として」の「払い出し限度」とは、1回の遊技で、遊技者に払い出される遊技媒体の最大払い出し数を意味するものであって、具体的には、15枚に設定されているものである。なお、この払い出し限度は、業界団体の規則によって、いたずらに射幸心を煽ることがないように、最大の払い出し数を設定しているものである。
また、ここで、「予め定めた特定のときに、〜払い出す」とは、予め定めた特定の契機を条件として払い出すことを意味する。具体的には、例えば、いわゆるビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」という。)において遊技メダルをストックし、BBゲーム以外の入賞のときに、払い出し限度まで払い出すようなことを含む。また、例えば、BBゲームにおいて遊技メダルをストックし、BBゲーム後、100ゲームにおいて、当選役リプレイに入賞したときに、15枚(或いは12枚)の遊技メダルを払い出すようなことを含む。(ここで、払い出し限度を15枚に設定して、当選役リプレイを0枚役とみなしたときは、15枚となる。一方、当選役リプレイは、投入メダル無しで再遊技可能であるため、3枚役とみなしたときは、12枚となる。)
さらに、例えば、BBゲームにおいて遊技メダルをストックし、BBゲーム後、100ゲームにおいて、いずれの当選役が入賞しても、当選役の払い出し数が予め何枚に設定されていても、かかる場合だけ15枚の遊技メダルを払い出すようなことを含む。また、通常遊技中に、遊技メダルをストックし、その後、いずれの当選役が入賞しても、払い出し限度の15枚まで遊技メダルを払い出すようなものを含む。
また、ここで、「合計ストック数の一部又は全部を、〜払い出す」の「一部又は全部」とは、具体的には、合計ストック数が払い出し限度を超えているような場合、例えば、合計ストック数が20枚の場合には、合計ストック数20枚の「一部」である例えば15枚を払い出すようなことを意味する。そして、合計ストック数が払い出し限度を超えていない場合、例えば、合計ストック数が10枚の場合には、合計ストック数10枚の「全部」である10枚を払い出すようなことを意味する。
(作用) 本発明は、合計払い出し数算出手段(120)が、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する。そして、払い出し制御手段(130)が、合計払い出し数の遊技媒体を、払い出し限度まで貯留払い出し手段(65)により、遊技者へ向かって払い出す。
そして、遊技毎ストック数演算手段(141)は、合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数が、払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出する。更に、合計ストック数加算記憶手段(142)は、遊技毎ストック数演算手段(141)のかかる遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計し、その合計したものを合計ストック数として記憶する。
そして、ストック放出制御手段(150)は、予め定めた特定のときに、その合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上載せして、貯留払い出し手段(65)により遊技者へ向かって払い出す。
そして、合計ストック数減算記憶手段(160)は、ストック放出制御手段(150)により払い出されてストック放出された遊技媒体数を、合計ストック数から減算したものを新たな合計ストック数として設定する。
これにより、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となる。したがって、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超えるような入賞態様が遊技者の利益に大きく貢献することとなって、そのような払い出し限度を超えるような入賞態様に大きな意義を付与することができる。結果として、遊技者にとって、意義のある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)、投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段(65)として機能させ、前記遊技機(10)を、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の入賞態様になることにより、入賞となり、前記払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、前記遊技機(10)を、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段(120)、前記合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、前記払い出し限度まで前記貯留払い出し手段(65)により払い出すための払い出し制御手段(130)、前記合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数が、前記払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段(141)、前記遊技毎ストック数演算手段(141)の前記遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段(142)、予め定めた特定のときに、前記合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして前記貯留払い出し手段(65)により払い出すためのストック放出制御手段(150)、前記ストック放出制御手段(150)により払い出されてストック放出された遊技媒体数を前記合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段(160)として機能させるための遊技機用プログラムである。
本発明の作用は、請求項1の作用と同一であるため、その説明を省略する。
(請求項3)
(特徴点) 請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)、投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段(65)として機能させ、前記遊技機(10)を、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の入賞態様になることにより、入賞となり、前記払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記遊技機(10)を、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段(120)、前記合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、前記払い出し限度まで前記貯留払い出し手段(65)により払い出すための払い出し制御手段(130)、前記合計払い出し数算出手段(120)により算出された合計払い出し数が、前記払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段(141)、前記遊技毎ストック数演算手段(141)の前記遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段(142)、予め定めた特定のときに、前記合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして前記貯留払い出し手段(65)により払い出すためのストック放出制御手段(150)、前記ストック放出制御手段(150)により払い出されてストック放出された遊技媒体数を前記合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段(160)として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の作用は、請求項1の作用と同一であるため、その説明を省略する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができるようにした遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となって、意義ある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(図面の説明) 図1乃至図10は、本発明の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技制御手段のブロック図、図3は当選抽選手段のブロック図、図4は遊技機の外観正面図、図5乃至図10は遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、図4に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
上記回転リール40は、図4の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図4の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20) 上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の報知装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21) 前記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の遊技者による操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(1)遊技制御手段27(通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80)
(2)当選抽選手段110
(3)合計払い出し数算出手段120
(4)払い出し制御手段130
(5)ストック数演算記憶手段140
(6)ストック放出制御手段150
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカ67等の報知装置66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、次の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置21を配置した主基板の他に、前記演出制御装置22を配置したサブ基板を設けているものである。このため、サブ基板を交換することにより、演出内容の一部だけが異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、サブ基板のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に交換することができるため、演出内容だけを、例えば、静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場する等の多色、精彩な動画からなる複雑な種々の演出内容のもの等に容易に変更することができる。
なお、本実施の形態は、上述したような主基板及びサブ基板を備えているが、特にこれに限定されるものではなく、主基板のみからなるようなものや、或いは、更に複数のサブ基板を備えているようなものでも良いものである。
上記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、上記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 上記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動開始操作手段31)
(5)ストップスイッチ50(停止操作手段51)
なお、入力手段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)貯留払い出し手段65
(3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16) 前記ベットスイッチ16は、図4に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、最大50枚の貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、前記図柄表示手段としての回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動開始操作手段31である。このスタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段51であって、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
以下、具体的に説明すると、この回転リール40の外周表面の21個の図柄61には、各図柄61の表示位置により異なる図柄番号が付与されている。そして、この回転リール40の回転駆動軸には、回転リール40を回転駆動させるための回転駆動源である駆動モーター63としてのステッピングモーター64が固定されている。このステッピングモーター64は、リールユニット60の基体である枠体に固定されて所定の回転角度だけ回転リール40を回転させるための回転駆動力を発生するものである。このリールユニット60は、このステッピングモーター64を回転駆動させるためのモータードライバ62が形成されている。このモータードライバ62には、遊技制御装置21からの制御信号としてのパルス信号が入力されることにより、ステッピングモーター64を回転駆動させる駆動電力を供給するためのものである。
(貯留払い出し手段65) 前記払い出し装置65は、いわゆるホッパーユニットであって、図示しないが、投入された遊技媒体を貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に向かって所定数の遊技媒体をメダルを払い出すためのものである。なお、本形態では、メダル投入のための最大50枚の貯留メダルや、払い出し限度を超えた場合の遊技メダルのストックが設定されているが、これらは全てデータ上のメダル枚数を管理しているだけであって、実際に遊技メダルを貯留したりストックしているものではなく、実際の遊技メダルは、全てこの貯留払い出し手段65としてのホッパーユニットに貯留しているものである。
(報知装置66) 前記報知装置66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
(遊技制御手段27) 前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものであって、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うためのものである。具体的には、遊技制御手段27は、通常遊技の制御を行う通常遊技制御手段70と、特別遊技の制御を行う特別遊技制御手段80とを備えている。
(通常遊技制御手段70) 前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すなわち、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
ここで、「フラグ」とは、当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリーであり、小役当選の場合には、小役当選フラグを成立させ、抽選結果が特別当選である場合には特別当選フラグを成立させるものである。そして、この特別当選の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(蹴飛ばし設定と、引き込み設定) 前記回転リール40の回転及び停止を制御する停止制御として、入賞図柄の組み合わせを遊技者がストップスイッチ50を操作して所定位置に停止させようとしても、回転リール40が回転して、かかる当選図柄が所定位置に揃わないように設定した蹴飛ばし設定と、ストップスイッチ50を操作した状態から所定の図柄数だけ回転リール40の回転上流側に位置する引き込み可能図柄の中に、当選フラグ成立中の当選図柄が含まれているような場合に、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備えている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれ青セブン、青セブン、青セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
(特別遊技制御手段80) 前記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。前記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。なお、ストップスイッチ50の操作タイミングにおける所定の位置の図柄の上から4図柄(当該図柄を含めると5図柄)の所定範囲の引き込み範囲から、引き込み可能な引き込み設定を有しているのは、通常遊技制御手段70で説明したものと同様である。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に、所定の条件の範囲内(具体的には、所定の獲得遊技メダル枚数の範囲内)で入賞した場合には何回でも行われるように設定されている。もちろん、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、前記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、前記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
前記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様のBB中小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中のBB中小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、BBゲーム中の所定獲得枚数までは何回でも行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBBゲーム中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が、予め定めた特定枚数を超えるまでは、BBゲーム中のRBゲームを何回でも行うことができるように設定されている。そして、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が特定枚数を超えたときに、当該BBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件はこれに限定されるものではなく、例えば、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中のBB中小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するように設定しても良いものである。また、かかる場合のBBゲーム中のRBゲームや、BB中小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良いものである。
(特定遊技制御手段101) 前記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)の終了により、RBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件は、これに限定されるものではなく、予め定めた特定の獲得遊技メダル枚数に到達することにより終了するように設定しても良い。
(当選抽選手段110) 前記当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
前記当選抽選手段110は、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(当選乱数発生手段111) 前記当選乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させるものである。この当選乱数発生手段111は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するである。0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタである。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとるものである。こらは、「当選乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
なお、ここで、「当選乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものでも良い。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「当選乱数発生手段」或いは「当選乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル記憶手段113) 前記当選判定テーブル記憶手段113は、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。この当選判定テーブル記憶手段113は、異なる抽選確率を記憶した複数のものが形成されている。具体的には、当選判定テーブル記憶手段113は、第1設定当選判定テーブルと、第2設定当選判定テーブルと、第3設定当選判定テーブルと、第4設定当選判定テーブルと、第5設定当選判定テーブルと、第6設定当選判定テーブルとを備えているものである。この第1〜6設定当選判定テーブルは、それぞれ異なる抽選確率が記録されてあり、第1設定当選判定テーブルから第6設定当選判定テーブルまで、順に、抽選確率が高くなるように設定されている。
(当選判定手段114) 前記当選判定手段114は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル記憶手段113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(合計払い出し数算出手段120) 前記合計払い出し数算出手段120は、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出するためのものである。例えば、当選役チェリーと、当選役スイカとの図柄が、有効入賞ライン上に並んだ場合、当選役チェリーの払い出し数が3枚に設定され、当選役スイカの払い出し数が10枚に設定されてある。かかる場合、合計払い出し数算出手段120は、両方の払い出し数の合計13枚を合計払い出し数として算出するものである。また、当選役チェリー(払い出し数3枚)と、当選役BB(払い出し数15枚)とが同時に、有効入賞ライン上に並んで入賞した場合、両方の払い出し数の合計18枚を合計払い出し数として算出する。また、3つの当選役が入賞した場合には、3つの当選役の払い出し数の合計が合計払い出し数として算出されるものである。
(払い出し制御手段130) 前記払い出し制御手段130は、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、払い出し限度まで貯留払い出し手段65により払い出すためのものである。払い出し限度は、予め15枚に設定されている。したがって、上述した例では、払い出し制御手段130は、合計払い出し数が13枚の場合、13枚の遊技メダルを貯留払い出し手段65により遊技者へ払い出す。また、払い出し制御手段130は、合計払い出し数が18枚の場合、払い出し限度である15枚までの遊技メダルを貯留払い出し手段65により遊技者へ払い出す。
この払い出し制御手段130は、合計ストック数を放出しない遊技における遊技媒体の払い出しを制御するものであって、具体的には、BBゲーム中の遊技と、通常遊技(但し、BBゲーム終了後から100ゲームの通常遊技を除く)との遊技媒体の払い出しを制御する。
(ストック数演算記憶手段140(141,142,160)) 前記ストック数演算記憶手段140は、後述する遊技毎ストック数に基づいて合計ストック数を算出するとともに、放出したストック数を減算して新たな合計ストック数とするものである。すなわち、前記ストック数演算記憶手段140は、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数が、払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出し、かかる遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するためのものである。更に、ストック数演算記憶手段140は、後述するストック放出制御手段150により払い出されてストック放出された数を、合計ストック数から減算したものを新たな合計ストック数として設定するためのものである。
本形態におけるストック数演算記憶手段140は、BBゲーム中においてのみ、遊技毎ストック数を算出し、合計ストック数を加算するように設定されている。そして、ストック数演算記憶手段140は、BBゲーム終了後、通常遊技100ゲームの間に、かかる合計ストック数としてストックしたものを放出し、合計ストック数から減算するように設定されている。このストック数演算記憶手段140は、以下の3つの手段を有する。
(1) 遊技毎ストック数演算手段141
(2) 合計ストック数加算記憶手段142
(3) 合計ストック数減算記憶手段160
(遊技毎ストック数演算手段141) 前記遊技毎ストック数演算手段141は、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数が、払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するためのものである。具体的には、遊技毎ストック数演算手段141は以下の演算を行う。
(合計払い出し数)−(払い出し限度15枚)=(遊技毎ストック数)
上述した例では、合計払い出し数が、13枚の場合、遊技毎ストック数は、0枚となる。また、合計払い出し数が、18枚の場合、遊技毎ストック数は、3枚となる。なお、本形態では、遊技毎ストック数演算手段141は、BBゲーム中においてのみ遊技毎ストック数を算出するように設定されている。
(合計ストック数加算記憶手段142) 前記合計ストック数加算記憶手段142は、遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するためのものである。本形態における予め定めた複数の遊技とは、BBゲーム中の遊技を意味する。すなわち、本形態における合計ストック数加算記憶手段142は、BBゲーム中に遊技毎ストック数演算手段141により算出された遊技毎ストック数を、BBゲーム中の遊技に跨って合計ストック数として加算し、記憶するものである。したがって、合計ストック数加算記憶手段142は、BBゲーム中以外の遊技中には、合計ストック数は加算されないものである。
本形態に係る合計ストック数加算記憶手段142は、BBゲームに移行した際、合計ストック数は、後述する合計ストック数減算記憶手段160に記憶されている合計ストック数から引き継がれるものである。すなわち、BBゲーム中にストックした合計ストック数のうち、後述するストック放出期間中にストック放出が全部行われずに、合計ストック数が残存している場合に、合計ストック数減算記憶手段160から残った合計ストック数を引き継いで使用することができるものである。もちろん、ストック放出期間後に残った合計ストック数を引き継がないように設定しても良く、合計ストック数減算記憶手段160は、BBゲームに移行した際、合計ストック数を0枚に設定するようにしても良い。これにより、合計ストック数の放出期間中に、ストック放出が全部行われずに合計ストック数が残っていても、合計ストック数を0にリセットすることができる。
(合計ストック数減算記憶手段160) 前記合計ストック数減算記憶手段160は、BBゲーム終了後から通常遊技100ゲームまでの間に、後述するストック放出制御手段150により払い出されてストック放出された遊技媒体数を、合計ストック数から減算し、かかる減算した後の遊技媒体数を新たな合計ストック数として設定するためのものである。合計ストック数減算記憶手段160が作動する期間は、合計ストック数加算記憶手段142の合計ストック数のストックを放出する期間と同一であって、BBゲーム終了後から通常遊技100ゲームまでの期間である。この合計ストック数加算記憶手段142は、BBゲーム終了後から通常遊技100ゲームが終了した時点において、まだ、合計ストック数が0となっておらず、残存している合計ストック数は、そのまま、次のBBゲームに移行するまで、合計ストック数加算記憶手段142に引き継がれるように設定されている。これにより、ストックしたものは、1つも無駄にすることなく、使用することが可能となる。もちろん、これに限定されるものではなく、合計ストック数減算記憶手段160は、BBゲーム終了後から100ゲームが終了した時点において、合計ストック数の残存の如何にかかわらず、合計ストック数を0となるようにリセットしても良い。これにより、ストック放出期間において、全ての合計ストック数を放出しなければ、合計ストック数が0にリセットされてしまうという脅迫観念の下、興奮性のある遊技にすることができる。
(ストック放出制御手段150) 前記ストック放出制御手段150は、予め定めた特定のときに、ストック数演算記憶手段140の合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして貯留払い出し手段65により払い出すためのものである。
ここで、本形態における「予め定めた特定のとき」とは、BBゲーム終了後から100回までの通常遊技を意味する。また、本形態における「他の入賞の払い出し数に上乗せして」とは、当選役リプレイの入賞の払い出し数に上乗せして払い出すことを意味する。すなわち、ストック放出制御手段150は、BBゲーム終了後、100回の通常遊技中に、合計ストック数加算記憶手段142に記憶されている合計ストック数の一部又は全部を、当選役リプレイの入賞の払い出し数に上乗せして、払い出し限度を超えない範囲で貯留払い出し手段65により払い出すためのものである。本形態では、当選役リプレイは、その払い出し数を0枚とした0枚当選役として換算している。なお、当選役リプレイは、遊技メダルを投入することなく、再遊技が可能であるため、3枚当選役として換算しても良い。
また、ここで、「一部又は全部」とあるのは、具体的には、当選役リプレイの払い出し数(0枚)と合計ストック数との和が払い出し限度の15枚を超えているような場合、例えば、当選役リプレイの払い出し数(0枚)と合計ストック数との和が20枚の場合には、合計ストック数20枚の「一部」である15枚を払い出すようなことを意味する。また、当選役リプレイの払い出し数(0枚)と合計ストック数との和が払い出し限度を超えていない場合、例えば、合計ストック数が10枚の場合には、合計ストック数10枚の「全部」である10枚を払い出すことを意味する。
したがって、ストック放出制御手段150は、BBゲーム終了後の100回の通常遊技中、リプレイに入賞した場合、合計ストック数が15枚以上ある限り、15枚の払い出しを行う。そして、ストック放出制御手段150は、BBゲーム終了後の100回の通常遊技中、リプレイに入賞した場合、合計ストック数が15枚未満になると、当該合計ストック数の全部の枚数の払い出しを行う。
このように、このストック放出制御手段150は、合計ストック数のストック放出をする場合の遊技の遊技媒体の払い出し制御を行うものであって、BBゲーム終了後から通常遊技100ゲームまでの遊技媒体の払い出し制御を行うものである。
なお、予め定めた特定のときは、BBゲームの終了後の100回に限定されるものではなく、他の予め定めた特定のときであっても良い。
また、他の入賞の払い出し数に上乗せして払い出すのも、当選役リプレイの入賞の払い出し数に上乗せして払い出すことに限定されるものではなく、他の当選役、例えば、当選役チェリー(払い出し数3枚)等の払い出し数に上乗せして払い出すように設定しても良い。また、特に当選役を限定せずに、全ての当選役の払い出し数に上乗せして、払い出し限度を超えない範囲で払い出すように設定しても良い。
(演出データ記憶手段25) 前記演出データ記憶手段25は、報知装置66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の報知装置66のスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知装置66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、前記構成を備えた遊技機の1回の遊技の動作の概略について、図5乃至図10に示したフローを用いて説明する。
先ず、図5に示すステップ102において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。
ステップ108において、当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、遊技メダルの払い出し処理が行われる。そして、遊技が終了する。
前記ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ105に戻る。
前記ステップ108において、入賞していないと判定された場合、ステップ109を飛び越して、遊技が終了する。
なお、上述した図5に示すフローの流れは、通常遊技、BBゲーム、BBゲーム等のいずれの遊技でも同様の流れとなるものである。
上述したステップ103の当選抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、当選抽選処理が終了する。
上述したステップ106の回転リール40の回転停止処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ250において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ251に進む。
ステップ251において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ252に進む。
ステップ252において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ253に進む。
ステップ253において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ250において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ254に進む。
ステップ254において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ255に進む。
ステップ255において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ253に進む。
前記ステップ254において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ253に進む。
前記ステップ255において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ251に進む。
前記ステップ252において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ250に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ251乃至ステップ255で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
上述したステップ109の遊技メダルの払い出し処理について、図8から図10までのフローを用いて説明する。
図8は、BBゲーム中におけるステップ109の遊技メダルの払い出し処理のフローを示すものである。すなわち、ストック期間中の遊技メダルの払い出し処理を示すものである。
先ず、ステップ310において、合計払い出し数算出手段120により、合計払い出し数の算出処理が行われる。具体的には、合計払い出し数算出手段120により、有効入賞ライン上に停止して入賞した当選役の払い出し数の合計を算出するものである。1つの当選役が入賞した場合、当該当選役の払い出し数が合計払い出し数として算出され、複数の当選役が入賞した場合、かかる複数の当選役の払い出し数の合計を、合計払い出し数として算出するものである。そして、次のステップ311に進む。
ステップ311において、合計払い出し数が、1回の払い出し限度(15枚)を超えているか否かが判定される。そして、合計払い出し数が、1回の払い出し限度(15枚)を超えていると判定された場合、次のステップ312に進む。
ステップ312において、遊技毎ストック数演算手段141により、今回の遊技における合計払い出し数と払い出し限度(15枚)との差を今回遊技の遊技毎ストック数として算出する。そして、次のステップ313に進む。
ステップ313において、合計ストック数加算記憶手段142により、合計ストック数加算記憶手段142に記憶された合計ストック数に今回遊技の遊技毎ストック数を加算したものを、新たな合計ストック数として設定する。そして、この新たな合計ストック数は、合計ストック数加算記憶手段142に、合計ストック数として記憶される。次のステップ314に進む。
ステップ314において、ストック放出制御手段150により、貯留払い出し手段65を介して、払い出し限度である15枚まで遊技媒体が遊技者へ払い出される。そして、遊技メダルの払い出し処理が終了する。
前記ステップ311において、合計払い出し数が、1回の払い出し限度(15枚)を超えていないと判定された場合、次のステップ315に進む。
ステップ315において、ストック放出制御手段150により、今回の遊技における合計払い出し数まで、遊技媒体が遊技者へ払い出される。そして、遊技メダルの払い出し処理が終了する。
図9は、BBゲーム終了後から100ゲームの通常遊技中であって、特定の当選役(リプレイ)に入賞した場合のステップ109の遊技メダルの払い出し処理のフローを示すものである。すなわち、ストック放出期間中の遊技メダルの払い出し処理を示すものである。
先ず、ステップ410において、合計払い出し数算出手段120により、合計払い出し数の算出処理が行われる。具体的には、合計払い出し数算出手段120により、有効入賞ライン上に停止して入賞した当選役の払い出し数の合計を算出するものである。1つの当選役が入賞した場合、当該当選役の払い出し数が合計払い出し数として算出され、複数の当選役が入賞した場合、かかる複数の当選役の払い出し数の合計を、合計払い出し数として算出するものである。そして、次のステップ411に進む。
ステップ411において、合計払い出し数と、合計ストック数との和が、払い出し限度(15枚)以上か否かが判定される。なお、本形態では、リプレイの払い出し数は、0枚として換算している。そして、合計払い出し数と、合計ストック数との和が、払い出し限度(15枚)以上であると判定された場合、次のステップ412に進む。
ステップ412において、ストック放出制御手段150により、貯留払い出し手段65を介して、払い出し限度(15枚)まで、遊技メダルが遊技者へ払い出される。そして、次のステップ413に進む。
ステップ413において、合計ストック数減算記憶手段160により、合計ストック数から、今回、ストック放出した数を減算し、かかる減算後の数値を、新たな合計ストック数として設定する。そして、メダル払い出し処理が終了する。
前記ステップ411において、合計払い出し数と、合計ストック数との和が、払い出し限度(15枚)以上でない、すなわち払い出し限度(15枚)未満であると判定された場合、次のステップ414に進む。
ステップ414において、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数と、合計ストック数とを合計した数の全部の枚数の遊技メダルの払い出しが行われる。そして、次のステップ413に進む。
図10は、以下に示す(1)及び(2)に示す通常遊技中におけるステップ109の遊技メダルの払い出し処理のフローを示すものである。
(1)通常遊技(但し、BBゲーム終了後から100ゲームまでの通常遊技を除く)
(2)BBゲーム終了後から100ゲームまでの通常遊技であって、特定の当選役(リプレイ)以外の当選役が入賞した場合の通常遊技
すなわち、図10に示すフローは、ストック期間中でもなく、ストック放出期間中でもない場合の遊技メダルの払い出し処理を示すものである。
先ず、ステップ510において、合計払い出し数算出手段120により、合計払い出し数の算出処理が行われる。具体的には、合計払い出し数算出手段120により、有効入賞ライン上に停止して入賞した当選役の払い出し数の合計を算出するものである。1つの当選役が入賞した場合、当該当選役の払い出し数が合計払い出し数として算出され、複数の当選役が入賞した場合、かかる複数の当選役の払い出し数の合計を、合計払い出し数として算出するものである。そして、次のステップ511に進む。
ステップ511において、合計払い出し数が、1回の払い出し限度(15枚)を超えているか否かが判定される。そして、合計払い出し数が、1回の払い出し限度(15枚)を超えていると判定された場合、次のステップ512に進む。
ステップ512において、払い出し制御手段130により、貯留払い出し手段65を介して、払い出し限度である15枚まで遊技媒体としての遊技メダルが遊技者へ払い出される。そして、遊技メダルの払い出し処理が終了する。
前記ステップ511において、合計払い出し数が、1回の払い出し限度(15枚)を超えていないと判定された場合、次のステップ513に進む。
ステップ513において、払い出し制御手段130により、合計払い出し数算出手段120が算出した今回の遊技における合計払い出し数まで、遊技媒体としての遊技メダルが貯留払い出し手段65を介して遊技者へ払い出される。そして、遊技メダルの払い出し処理が終了する。
(作用) 本形態では、BBゲーム中において、合計払い出し数算出手段120が、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する。そして、払い出し制御手段130が、合計払い出し数の遊技媒体を、払い出し限度である15枚まで貯留払い出し手段65により、遊技者へ向かって払い出す。
そして、BBゲーム中において、遊技毎ストック数演算手段141は、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数が、遊技1回の払い出し限度である15枚を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度である15枚を除いた残りの遊技メダル枚数を遊技毎ストック数として算出する。更に、合計ストック数加算記憶手段142は、遊技毎ストック数演算手段141のかかる遊技毎ストック数を、BBゲーム中の複数の遊技に跨って合計し、その合計したものを合計ストック数として記憶する。
そして、BBゲーム終了後から通常遊技100回までの間の遊技中、ストック放出制御手段150は、その合計ストック数の一部又は全部を、払い出し限度(15枚)を超えない範囲で、当選役リプレイの入賞の払い出し数に上載せして、貯留払い出し手段65により遊技者へ向かって払い出す。
そして、かかるストック放出期間中、すなわち、BBゲーム終了後から通常遊技100回までの間の遊技中、合計ストック数減算記憶手段160は、ストック放出制御手段150により払い出されてストック放出された遊技媒体数を、合計ストック数から減算したものを新たな合計ストック数として設定する。このため、かかるストック放出期間中は、当選役リプレイに入賞した場合、合計ストック数が払い出し限度の15枚以上残存している限り、15枚の遊技メダルが遊技者へ払い出される。そして、ストック放出期間中に当選役リプレイに入賞した場合、合計ストック数が払い出し限度の15枚未満になると、かかる合計ストック数の遊技メダルが遊技者へ払い出される。
これにより、BBゲーム中において、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超える入賞態様が発生しても、ストック放出期間中に、ストックが放出されて、最終的には、遊技者へ、合計払い出し数の全ての遊技媒体の払い出しが可能となる。したがって、1回の遊技における遊技媒体の払い出し限度を超えるような複数の当選役の同時入賞するような入賞態様が遊技者の利益に大きく貢献することとなって、そのような払い出し限度を超えるような入賞態様に大きな意義を付与することができる。結果として、遊技者にとって、意義のある入賞態様のパターンを増やすことができて、遊技性を豊かなものにすることができる。
更に、本形態では、所定枚数以上の遊技メダルを払い出さずにストックして、後でストックしたものを放出することで、ストックを回収することができる。すなわち、BBゲーム中にストックすることにより、BBゲームでの払い出し枚数の上限を抑えることができる。そして、その後、BBゲーム後の100回の通常遊技におけるストック放出により、かかる払い出し枚数の上限を抑えた分の遊技メダルを最終的には回収することができる。これにより、時間的に、一時に、多数の遊技メダルの払い出しが行われるのを回避して、長時間にわたって、払い出しの枚数を分散させることが可能となり、時間当たりの払い出しの枚数の増減の山や谷の発生を抑えることができて、時間当たりの払い出しをより均一なものに近づけることができる。
一方、ストック放出図柄を当選役リプレイに設定しているが、ストック放出期間中に、かかるストック放出図柄である当選役リプレイを、短時間に集中して発生させるようにストック放出期間中の当選役リプレイの抽選確率を大きくする等の設定をすることにより、ストック放出による払い出しが集中するような大きな払い出しの波のある遊技にも設定することが可能となる。
(他のバリエーション) また、この遊技機10は、以下の(1)、(2)及び(3)に示される遊技機用プログラムによって制御することができる。
(1)遊技機を、複数の図柄61を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段41、図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段110、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うための遊技制御手段27、投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段65として機能させための遊技機用プログラム。
(2)遊技機10を、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段110の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄61表示の入賞態様になることにより、入賞となり、払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラム。
(3)遊技機10を、入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段120、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、払い出し限度まで貯留払い出し手段65により払い出すための払い出し制御手段130、合計払い出し数算出手段120により算出された合計払い出し数が、払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段141、遊技毎ストック数演算手段141の遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段142、予め定めた特定のときに、合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして貯留払い出し手段65により払い出すためのストック放出制御手段150、ストック放出制御手段150により払い出されてストック放出された遊技媒体数を合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段160として機能させるための遊技機用プログラム。
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「遊技制御手段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与するものである。また、かかる場合には、遊技制御手段は、例えば、貯留払い出し手段65を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
上述した形態では、BBゲーム中において、払い出し限度を超える払い出し枚数をBBゲーム中の複数の遊技期間中、合計ストック数としてストックしている。そして、BBゲーム終了後から100ゲームの通常遊技をストック放出期間として、かかるストック放出期間中において、ストックした合計ストック数を当選役リプレイの入賞に上乗せして放出している。このストックする期間や、ストック放出期間は、上述したものに限定されるものではなく、他の遊技期間に設定しても良いものである。具体的には、通常遊技中において、合計払い出し数が、払い出し限度の15枚を超えるような場合、払い出し限度を超える遊技メダルの枚数を遊技毎ストック数演算手段141により遊技毎ストック数として算出する。そして、合計ストック数加算記憶手段142が、通常遊技中、かかる遊技毎ストック数を、加算したものを合計ストック数として記憶する。そして、同じく通常遊技中において、予め定めたストック放出図柄(当選役リプレイ)が有効入賞ライン上に揃って入賞した場合、ストックした遊技メダルを払い出し限度の範囲内で、ストック放出図柄の払い出しに上乗せして払い出すように設定しても良いものである。
また、ここで、上述した形態において、ストック放出図柄は、当選役リプレイに設定しているが、特に、これに限定されるものでは無い。具体的には、例えば、ストック放出図柄は、他の当選役に設定しても良いものである。また、ストック放出図柄としてだけ使用する特別の図柄を設定しても良い。また、いずれの当選役が入賞しても、合計ストック数のストックがある限り、払い出し限度の範囲内で、入賞した当選役の払い出し数に上乗せして払い出すように設定しても良い。
本発明の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の形態であって、遊技制御手段を示すブロック図である。 本発明の形態であって、当選抽選手段を示すブロック図である。 本発明の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の形態であって、遊技機の1回の遊技の動作の概略を示すフローである。 本発明の形態であって、当選抽選処理を示すフローである。 本発明の形態であって、停止処理を示すフローである。 本発明の形態であって、メダル払出処理を示すフローである。 本発明の形態であって、メダル払出処理を示すフローである。 本発明の形態であって、メダル払出処理を示すフローである。
符号の説明
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 メダル投入口
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 25 演出データ記憶手段
26 演出制御手段 27 遊技制御手段
30 スタートスイッチ 31 変動開始操作手段
40 回転リール 41 図柄表示手段
42 リールテープ 43 左側回転リール
44 中央回転リール 45 右側回転リール
50 ストップスイッチ 51 停止操作手段
60 リールユニット 61 図柄
62 モータドライバ 63 駆動モーター
64 ステッピングモーター 65 貯留払い出し手段
66 報知装置 67 スピーカ
68 表示装置 69 報知ランプ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊技制御手段
100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 当選乱数発生手段
112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テーブル記憶手段
114 当選判定手段 120 合計払い出し数算出手段
130 払い出し制御手段 140 ストック数演算記憶手段
141 遊技毎ストック数演算手段 142 合計ストック数加算記憶手段
150 ストック放出制御手段 160 合計ストック数減算記憶手段

Claims (3)

  1. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段と、
    投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段とを備え、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の入賞態様になることにより、入賞となり、前記払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように設定された遊技機において、
    入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段と、
    前記合計払い出し数算出手段により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、前記払い出し限度まで前記貯留払い出し手段により払い出すための払い出し制御手段と、
    前記合計払い出し数算出手段により算出された合計払い出し数が、前記払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段と、
    前記遊技毎ストック数演算手段の前記遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段と、
    予め定めた特定のときに、前記合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして前記貯留払い出し手段により払い出すためのストック放出制御手段と、
    前記ストック放出制御手段により払い出されてストック放出された遊技媒体数を前記合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段、
    投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段として機能させ、
    前記遊技機を、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の入賞態様になることにより、入賞となり、前記払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、
    前記遊技機を、
    入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段、
    前記合計払い出し数算出手段により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、前記払い出し限度まで前記貯留払い出し手段により払い出すための払い出し制御手段、
    前記合計払い出し数算出手段により算出された合計払い出し数が、前記払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段、
    前記遊技毎ストック数演算手段の前記遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段、
    予め定めた特定のときに、前記合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして前記貯留払い出し手段により払い出すためのストック放出制御手段、
    前記ストック放出制御手段により払い出されてストック放出された遊技媒体数を前記合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段として機能させるための遊技機用プログラム。
  3. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段、
    投入された遊技媒体を貯留するとともに、予め定めた特定数を1回の遊技での払い出し限度として、所定の場合に遊技者へ遊技媒体を払い出すための貯留払い出し手段として機能させ、
    前記遊技機を、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の入賞態様になることにより、入賞となり、前記払い出し限度を超えない範囲で、その入賞態様に応じた遊技媒体の払い出しが行われることで当該遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記遊技機を、
    入賞態様に応じた払い出し数の合計を合計払い出し数として算出する合計払い出し数算出手段、
    前記合計払い出し数算出手段により算出された合計払い出し数の遊技媒体を、前記払い出し限度まで前記貯留払い出し手段により払い出すための払い出し制御手段、
    前記合計払い出し数算出手段により算出された合計払い出し数が、前記払い出し限度を超えている場合、合計払い出し数から払い出し限度を除いた残りの遊技媒体数を遊技毎ストック数として算出するための遊技毎ストック数演算手段、
    前記遊技毎ストック数演算手段の前記遊技毎ストック数を予め定めた複数の遊技に跨って合計したものを合計ストック数として記憶するための合計ストック数加算記憶手段、
    予め定めた特定のときに、前記合計ストック数の一部又は全部を、他の入賞の払い出し数に上乗せして前記貯留払い出し手段により払い出すためのストック放出制御手段、
    前記ストック放出制御手段により払い出されてストック放出された遊技媒体数を前記合計ストック数から減算し、かかる減算後の数を新たな合計ストック数として設定する合計ストック数減算記憶手段として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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