JP2005020803A - 制御ユニットと圧縮機用制御ユニットおよび圧縮機 - Google Patents

制御ユニットと圧縮機用制御ユニットおよび圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】小型コンパクトにし、なおかつ回路部品の信頼性を高め安定動作が実現可能なインバータ制御用の制御ユニットを実現する。
【解決手段】筐体5と、筐体5内には駆動回路部としての少なくとも整流回路部6とスイッチング回路部7と制御回路部8とを収納し、整流回路部6およびスイッチング回路部7を筐体5の側板部2に面して配置し、ダイオード10やIGBT13からの発熱を熱伝導体21を介して外部に放熱し、制御ユニットの小型コンパクト化と筐体5内部の回路部品の信頼性を高める。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電源を用いたインバータ制御により駆動部を制御する制御ユニットと、空調用冷凍サイクルに用いられる冷媒圧縮用の圧縮機を駆動させるための圧縮機用制御ユニットおよびこの制御ユニットを一体的に搭載した圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用空気調和機の圧縮機としてはインバータ制御による圧縮機が主流であり、圧縮機とその圧縮機を制御する制御ユニットが空気調和機を構成する室外ユニットに搭載されて冷凍サイクルを運転している。
【0003】
図11は従来の分離型空気調和機における室外ユニットの概略構成を示す斜視図である。図11に示すように、室外ユニット100は、圧縮機構部(図示せず)およびこの圧縮機構部を駆動する電動機部(図示せず)を密閉容器内に収納した圧縮機110と、外気との熱交換を行うための室外熱交換器120と、熱交換のための外気を送風する送風機130により構成されている。また、これらの構成要素は外枠体(図示せず)に収納されている。また、室外ユニット100の構成要素部品を駆動するための駆動回路ユニット140が、室外ユニット100の上部空間に圧縮機110とは切り離されて配置されている。
【0004】
駆動回路ユニット140は、圧縮機110を駆動制御するための圧縮機用制御ユニット、送風機130を駆動制御するための送風機用制御ユニット、冷凍サイクルを駆動制御するための冷凍サイクル用制御ユニット、さらには室内ユニットへの配線部などにより構成され、大部分は圧縮機用制御ユニットである。
【0005】
一方、図12には、空気調和機の圧縮機として、インバータ制御による圧縮機を駆動するための駆動回路図を示す。図12に示すように、交流商用電源200を直流に変換するコンバータ回路部となる整流回路部210、直流を三相交流に変換して圧縮機101の電動機部であるモータ220を駆動するインバータ回路部となるスイッチング回路部230、さらにスイッチング回路部230を駆動するゲートドライブ回路部240、さらに通電信号を形成する演算器250により構成されている。ここで、整流回路部210はリアクタンス260、コンデンサ270、さらにはダイオード280などの組み合わせによって形成されている。また、スイッチング回路部230は、高速スイッチングが可能なIGBT(Insulated Gate Bipor mode Transistor)やパワートランジスタなどよりなるスイッチング素子290によって構成されている。
【0006】
図11に示すように、駆動回路ユニット140はそれぞれの駆動要素とは別体で設けられ、それらの駆動要素とは組み立て時に配線接続する構成となっている。
【0007】
一方、近年、車載空調機にもインバータ制御の圧縮機が搭載され、空調機の小型化軽量化などを目的として、圧縮機と圧縮機制御回路ユニットとを一体化した例が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2など)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−174178号公報
【特許文献2】
特開2003−13859号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年、家庭用機器、特に空調機などにはその小型化と省エネルギ性が要求されている。そのため、室内ユニットでの熱交換器の伝熱面積が増大するのと同様に、室外ユニットでも熱交換器の伝熱面積を増大させ、なおかつ、室外ユニットを小型化することが要求されている。一方、室外ユニットに搭載されている圧縮機についても小型高性能化が要求されている。また、圧縮機については、圧縮機本体と制御ユニットを一体化して、圧縮機構成部品の小型化と製造時の組み立て性を容易にすることなども要求されている。
【0010】
これらの要求に対して、交流商用電源を用いたインバータ駆動の圧縮機を用いた空調機では、図11に示すように、圧縮機本体と制御ユニットとが別体で設けられている。圧縮機用制御ユニットは、交流商用電源を直流に変換するダイオードなどにより構成されたコンバータ回路部よりなる整流回路部、直流を交流に変換するIGBTなどにより構成されたインバータ回路部となるスイッチング回路部、スイッチング回路を駆動するためのドライブ回路、さらにこれらを制御するための制御回路部により構成されている。そのため、コンバータ回路部やインバータ回路部での放熱面積を大きくする必要があり、なおかつその制御ユニットを別体で室外ユニットに設けているために制御ユニットの室外ユニットに占める体積が大きくなり、室外熱交換器の有効伝熱面積を減少させて性能を損なわせている。
【0011】
一方、車載用のインバータ駆動圧縮機の場合は、直接に直流電源を使用するため、圧縮機用制御ユニット内に整流回路部(コンバータ回路部)を設ける必要がない。そのため、圧縮機用制御ユニットの小型化が可能となり圧縮機本体と一体化して車載することが可能となる。しかしながら、圧縮機用制御ユニットを圧縮機本体と一体化した場合、制御ユニット内のパワー回路部品などの発熱部品の冷却が十分になされないといった課題や、圧縮機の振動によって部品の破損が生じるなどの課題が発生する。また、制御ユニットの発熱部品を冷却するために圧縮機の吸入冷媒を利用する方法は、冷凍サイクルの安定運転に影響を与えるという課題を有している。
【0012】
本発明は、これらの上記の課題を解決するためになされたもので、交流商用電源を用いてインバータ駆動する電動機などの制御ユニットを小型化するとともに制御ユニット内部の回路部品の信頼性を高めることを目的とする。特にインバータ圧縮機の制御ユニットの小型化と回路部品の信頼性を高め、制御ユニットと圧縮機本体とを一体化した圧縮機を実現し、空気調和機の室外ユニットに搭載した時に、室外熱交換器の有効伝熱面積を増加させ、空調能力を増大させることが可能な、圧縮機用制御ユニットと圧縮機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために、本発明の制御ユニットは、筐体と、駆動回路部を構成する回路部品とを備え、駆動回路部は少なくともコンバータ回路部とインバータ回路部と制御回路部とを構成し、回路部品を筐体内に配置するとともに筐体を密封した構成としている。
【0014】
この構成により、交流商用電源を用いたインバータ駆動用制御ユニットを筐体内に一体化して小型化し、外部に対しても防水防滴構造とすることで制御ユニット内の回路部品の信頼性を高めることができる。
【0015】
さらに、筐体内に配置された回路基板は樹脂を充填してモールドされている。そのため、耐絶縁性、耐振動性を確保できる。
【0016】
さらに、平面配置された回路基板上に回路部品が搭載されているため、回路部品の組み立て性が向上する。
【0017】
また、駆動回路部を、回路部品を搭載した複数のリジッド基板と、リジッド基板同士を接続配線するフレキシブル基板とにより構成された回路基板上に形成している。そのため、回路基板を筐体に収納する際に、煩雑な配線作業なしで、なおかつ回路基板全体をコンパクトに筐体に収容することができる。
【0018】
さらに、回路基板を渦巻き状に屈曲して筐体内に配置しているため、筐体内への収納性が増し、制御ユニットとしての小型化が図られる。
【0019】
さらに、リング状の鉄心とその鉄心に巻回されたコイルにより駆動回路部のリアクタンスを構成し、鉄心を筐体の中心部に配置している。そのため、高容量のリアクタンスを実現し、なおかつ筐体内でコンパクトに構成することができる。
【0020】
さらに、ボビンとそのボビンに巻回された積層コンデンサにより駆動回路部のコンデンサを構成し、ボビンを筐体の中心部に配置している。そのため高容量のコンデンサを実現し、なおかつ筐体内でコンパクトに構成することができる。
【0021】
さらに、渦巻き状に屈曲された回路基板間に、誘電体を積層してコンデンサを形成している。そのため、高容量のコンデンサを実現し、なおかつ筐体内でコンパクトに構成することができる。
【0022】
また、コンバータ回路部およびインバータ回路部を筐体の側部に面して配置しているため、コンバータ回路部およびインバータ回路部の発熱部品からの発熱を筐体外部に放熱しやすく、筐体内部の回路部品の信頼性を高めることができる。
【0023】
さらに、筐体の外側部にフィン部を有している。発熱部品からの発熱を筐体の外壁を通して外部に放熱する際に放熱効果が大きく、発熱回路部品の信頼性を確保できるとともに、他の部品への熱的影響を排除し高い信頼性を得ることができる。
【0024】
さらに、筐体には熱伝導率の異なる複数種類の樹脂を充填し、コンバータ回路部およびインバータ回路部と筐体の側部との間には樹脂のうち熱伝導率の大きい樹脂を充填している。そのため、発熱部品と筐体の側部との熱移動における熱抵抗を小さくすることが可能となり、発熱部品からの放熱を大きくして、制御ユニットをコンパクトにして部品を高密度に配置しても、回路部品の安定動作を実現することができる。
【0025】
さらに、制御回路部を筐体の内側に配置し、制御回路部とコンバータ回路部およびインバータ回路部との間に断熱層を設けている。そのため、発熱部品からの熱が制御回路部品に伝わることがなく、制御回路部品の熱的ダメージを低減することができる。
【0026】
さらに、制御回路部と筐体とを短絡する配線部を備えているため、制御回路部をシールド保護することが可能となる。
【0027】
また、本発明の圧縮機用制御ユニットは、圧縮機を駆動制御するための制御ユニットであって、制御ユニットが上記の制御ユニットである。そのため、圧縮機用制御ユニットとして小型化と回路部品の高い信頼性を実現することができる。
【0028】
また、本発明の圧縮機は、圧縮室内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮部と、圧縮部を駆動するモータ部と、圧縮部とモータ部とを収納して密閉化された第一の筐体と、第一の筐体外に設けられた第二の筐体とを備え、第二の筐体にはモータ部を駆動するコンバータ回路部とインバータ回路部と制御回路部とが収納され、第二の筐体が第一の筐体に一体化して固定されている。
【0029】
このように構成することにより、交流商用電源を用いたインバータ圧縮機として、制御ユニットと一体化して空気調和機の室外ユニットに搭載した時に、室外熱交換器の有効伝熱面積を増加させ、空調能力を増大させることが可能となる。
【0030】
さらに、第二の筐体は前述の圧縮機用制御ユニットである。そのため、圧縮機用制御ユニットとして小型でコンパクト、なおかつ発熱部品からの放熱が十分に行えるため、圧縮機本体との一体化が容易になる。そのため、空調機の室外ユニットに搭載する際に、室外機ユニットにおける圧縮機の体積を低減し、熱交換器の有効伝熱面積をさらに増大させることができるとともに、圧縮機とその駆動回路との配線組み立て性が向上する。
【0031】
さらに、第一の筐体の上面には圧縮部からの冷媒吐出管が設けられ、第二の筐体が第一の筐体の上面に固定されている。そのため、圧縮機本体への搭載が容易になる。さらに、第二の筐体には吐出管貫通部が設けられ、さらに第二の筐体の吐出管貫通部周囲に空気断熱部を設けているため、高温の吐出管による圧縮機用制御ユニットへの熱影響を排除することができ、制御ユニット内の回路部品の信頼性を高めることができる。
【0032】
さらに、第二の筐体には、第一の筐体に設けた冷媒吐出管の外径よりも大きな幅を有するスリット部により吐出管貫通部を形成しているため、第二の筐体の取り外しが容易となり圧縮機用制御ユニットのメンテナンス性が高まる。
【0033】
さらに、第二の筐体は少なくとも2分割され、分割された第二の筐体の片方にはコンバータ回路部とインバータ回路部が収納され、他方には制御回路部を収納しているため、第二の筐体のメンテナンス性が高まるとともに、回路部品への熱影響を抑え、信頼性を高めることができる。
【0034】
さらに、コンバータ回路部、インバータ回路部および制御回路部のうちの少なくとも一つが温度検知手段を有しているため、冷凍サイクルを制御して吐出温度を制御し、圧縮機用制御ユニットの熱的ダメージを抑制することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、制御ユニットとしての圧縮機用制御ユニットとそれを用いた圧縮機について図面を用いて詳しく説明する。
【0036】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における圧縮機用制御ユニットの平面図、図2はそのA−A断面図である。
【0037】
図1および図2に示すように、圧縮機用制御ユニット1は側板部2と底板部3と天板部4により円筒形状の筐体5を形成し、筐体5の内部に圧縮機を駆動制御するための駆動回路部品が収納されている。駆動回路部品は、交流商用電源を直流に変換するコンバータ回路部である整流回路部6、直流を交流に変換するインバータ回路部であるスイッチング回路部7、および制御回路部8のそれぞれのブロックに大きく分けられて収納されている。圧縮機用制御ユニット1の中央部には、圧縮機からの冷媒吐出配管が貫通する吐出管貫通部9が設けられている。
【0038】
整流回路部6には、ダイオード10、コンデンサ11、リアクタンス12などが配置されている。また、スイッチング回路部7には、高速スイッチングを行うIGBT13、その素子を駆動するためのドライブ回路14などが配置されている。また、制御回路部8には制御信号発生器15やマイコン16などの制御回路部品が配置されている。
【0039】
整流回路部6が位置する部分の筐体5の側板部2には、商用交流電源の取り込み端子部17が設けられ、スイッチング回路部7が位置する部分の筐体5の側板部2には、圧縮機の電動機部への出力端子部18が設けられている。
【0040】
図2は図1のA−A断面図であり、図2に示すように円筒形の側板部2と、上面に設けられた天板部4と、さらに底板部3とにより密閉容器を構成している。さらに、中央部には吐出管貫通部9が底板部3から天板部4を貫通して設けられている。これらの側板部2、天板部4あるいは底板部3は熱伝導率の高い、例えば金属材料などにより構成されるとともに、防水防滴の密閉構造を有している。図2に示すように、筐体5に収納された各駆動回路部品は、筐体5の底部に平面配置して設けられた回路基板である基板19に実装されている。図2においては、各駆動回路部品の接続端子20が基板19上に接続される構成としているが、基板19に直接表面実装して、回路部品の載置面積と載置体積を小さくすることも可能である。
【0041】
図1に示すように、整流回路部6のダイオード10やスイッチング回路部7のIGBT13などの発熱部品は側板部2に面して配置され、さらに側板部2とそれらの発熱部品との間には、高熱伝導率材料よりなる熱伝導体21を介在させている。熱伝導体21はダイオード10やIGBT13からの発熱を筐体5外部へ放熱するための部材であり、これらの発熱部品と密着して設けられるように接着性樹脂層22を設けた構成としている。また熱伝導体21の材料は高熱伝導率材料である銅やアルミなどの金属材料、あるいは高熱伝導率の樹脂材料などを用いることができる。熱伝導体21が弾性を有する樹脂材料で構成した場合には、発熱部品と熱伝導体21との密着性を確保できるので必ずしも接着性樹脂層22を設ける必要はなくなる。
【0042】
図2に示すように、筐体5の内部にはそれぞれの回路部品の間には樹脂23がモールドされ、それぞれの回路部品間の絶縁を確保しているとともに耐振動性、耐防湿性などを確保している。ここで、発熱の大きい整流回路部6やスイッチング回路部7と、発熱の小さい制御回路部8とにより構成されていることから、回路部品の間にモールドする樹脂23をそれぞれの領域ブロックで異ならせることによってそれぞれの回路部品の信頼性を高めることもできる。すなわち、全体としては熱伝導率の大きい樹脂材料をモールドし、整流回路部6やスイッチング回路部7と制御回路部8とが接する境界部には断熱性を有する低熱伝導率の樹脂材料をモールドすることも可能である。また、断熱性を有する樹脂材料に代えて空気断熱層を設けることも可能である。したがって、各ブロック、各回路部品に応じて樹脂材料を選択し、放熱量の制御と回路部品の固定をすることによって、圧縮機用制御ユニットをコンパクトにすることができる。
【0043】
このように、制御ユニットは筐体を一体化して密閉構造としているため、防水防滴構造とすることで制御ユニット内回路部品の信頼性を高めることができる。また、筐体内に配置された回路部品は樹脂を充填してモールドされているため、耐絶縁性、耐振動性を確保でき、圧縮機などの振動発生源に直接搭載しても回路部品の信頼性を確保できる。
【0044】
さらに、実施の形態1では、回路部品を筐体5の底部に平面配置した基板19上に搭載接続する構成としているため、基板19に回路部品を搭載した後に筐体5に収納し、樹脂をモールドすることによって回路部品を固定し、その後天板部4を固定することで制御ユニットの組み立てができ、その組み立て性が容易となる。
【0045】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における圧縮機用制御ユニットの平面図である。
【0046】
実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、吐出管貫通部9の周囲の構成だけであるので他の構成要素についての説明は省略する。実施の形態2では吐出管貫通部9の周囲にコンデンサ24を設けている。コンデンサ24としてはボビン(図示せず)に巻回した積層タイプのコンデンサであり、ボビンが吐出管貫通部9を利用して配置されている。そのため、高容量のコンデンサ24が筐体5内のスペースを有効に活用してコンパクトに形成できる。したがって、圧縮機用制御ユニットへの回路部品の収納を効率的に行い、筐体5の回路部品配置スペースの有効利用と小型化が可能となる。
【0047】
また、図3においては、整流回路部6のコンデンサを吐出管貫通部6の周囲に巻回してコンデンサ24を形成しているが、同じ整流回路部6のリアクタンス12を吐出管貫通部9の周囲に形成することも可能である。すなわち、リング状の鉄心とその鉄心に巻回されたコイルによって形成されたリアクタンスを、リング状の鉄心を吐出管貫通部9に挿入することによって配置することができる。この構成によっても、高容量のリアクタンスが可能となり、圧縮機用制御ユニットへの回路部品の収納を効率的に行い、筐体5の回路部品配置スペースの有効利用と小型化が可能となる。
【0048】
吐出管貫通部9を利用してコンデンサを配置するかリアクタンスを配置するかは、適宜選択可能であるし、制御ユニットの厚み方向に両者を配置することも可能である。
【0049】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3における圧縮機用制御ユニットの平面図である。実施の形態3における圧縮機用制御ユニット30は、実施の形態1あるいは実施の形態2で示した筐体5の側板部2の外周面に複数の放熱フィン31を設けた構成であり、他の構成要素は実施の形態1あるいは実施の形態2と同じである。
【0050】
図4に示すように、側板部2の外周面には放熱フィン31が所定のピッチ、所定の長さで多数配設されている。放熱フィン31は熱伝導率の大きな材料、例えば銅やアルミ材料などによって構成され、さらにその表面に耐食性の表面処理が施されている場合もある。また、これらの放熱フィン31は側板部2の外周面に機械的に埋め込み固定したり、ろう付けや溶接などの手段によって固定されても良いし、側板部2と一体的に押し出し加工などで形成することも可能である。
【0051】
実施の形態1で説明したように、筐体5に収納されている回路部品は整流回路部6やスイッチング回路部7に発熱部品を有している。圧縮機用制御ユニットとして安定動作を行うためには、これらの発熱を外部に効率的に放熱するとともに、内部のその他の回路部品に熱的な影響を与えないことが重要である。実施の形態1と実施の形態2では、これらの発熱部品を側板部2に面して配置し、高熱伝導率材料の熱伝導体21で外部に伝導伝熱させて放熱させる構成としている。しかしながら、これらの熱をさらに効率的に放熱するためには側板部2の外周面での伝熱面積を増加させるか熱伝達率を上げる必要がある。本実施の形態のように側板部2の外周面に放熱フィン31を設けて伝熱面積を増加することによって放熱を促進することができる。また、このような圧縮機用制御ユニット30を圧縮機本体の上部に搭載する場合には、これらの放熱フィン31の外径と圧縮機本体の外形寸法との関係を最適にすることによって、圧縮機からの放熱によって発生する自然対流を利用して放熱フィン31での対流伝熱を促進することができる。また、放熱フィン31は側板部2の外周面全周に設けても良いし、発熱部品の配置された領域に選択的に配置しても良く、さらに底板部3、天板部4に設けても良い。
【0052】
このような構成によって、制御ユニットからの発熱を効率的に外部放熱することが可能となり、制御ユニットを小型コンパクトにして回路部品の安定動作を実現し、信頼性を高めることができる。
【0053】
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4における圧縮機用制御ユニットの平面図であり、図6は実施の形態4における回路部品を搭載した基板の構成を模式的に示す平面図である。
【0054】
図5に示すように、圧縮機用制御ユニット40は実施の形態1から実施の形態3で述べた筐体5とその筐体5内部に配置収納された回路部品より構成されている。本実施の形態が実施の形態1から実施の形態3と異なるのは、筐体5内部での回路部品の配置収納の方法とそのための基板、回路部品の構成の方法である。
【0055】
まず、回路部品を搭載する基板について述べる。図6に示すように、圧縮機を駆動制御するための回路部品は、エポキシ樹脂材料などの剛体材料よりなるリジッド基板41、42、43、44、45とそれらのリジッド基板41からリジッド基板45同士を接続配線するフレキシブル基板46とにより構成されている。リジッド基板41からリジッド基板45はそれぞれ圧縮機の駆動制御回路を構成し、例えばリジッド基板41には整流回路部、リジッド基板42にはスイッチング回路部、リジッド基板43とリジッド基板44には制御回路部、リジッド基板45にはドライブ回路部などがそれぞれ形成されている。これらのリジッド基板41からリジッド基板45への回路部品の搭載方法は端子付部品を半田固定する方法や表面実装による方法など種々の方法が適用可能である。また、フレキシブル基板46は可撓性を有し屈曲自在な材料で構成されている。
【0056】
図5は、上述のリジッド基板41からリジッド基板45とフレキシブル基板46よりなる回路基板を筐体5内部に収納した状態を示している。リジッド基板41からリジッド基板45とフレキシブル基板46より構成された回路基板47は、渦巻き状に屈曲されて筐体5内部に収容されている。また、図5の渦巻き状に屈曲されたフレキシブル基板46の内部には、破線で示すような同じく渦巻き状に巻回されて面積を大きくしたコンデンサ48が設けられている。フレキシブル基板46に接続されたリジッド基板41からリジッド基板45が、側板部2に面して配置され、特に整流回路部を構成するダイオードやスイッチング回路部を構成するIGBTなどの発熱部品は側板部2の内周面に当接するように構成されている。
【0057】
また、吐出管貫通部9の周囲には実施の形態2で述べたようにリアクタンス12が設けられている。さらに、これらの回路部品が収納された空間には、樹脂材料49がモールドされ、特に側板部2の内周面には高熱伝導率材料よりなる樹脂層50がモールドされている。また、マイコンなどが搭載された制御回路部44はノイズ影響を除去するために、端子51によって側板部2と接地されている。
【0058】
このように、実施の形態4によれば、回路基板47は回路部品を搭載した複数のリジッド基板41からリジッド基板45と、リジッド基板41からリジッド基板45同士を接続配線するフレキシブル基板46とにより構成している。そのため、回路基板47を筐体5に収納する際に、煩雑な配線作業なしで、なおかつ回路基板47全体をコンパクトに筐体5に収容することができる。また、回路基板47を渦巻き状に屈曲して筐体5内に配置しているため、筐体5内への収納性が増し、制御ユニットとしての小型化を図ることができる。また、リジッド基板41からリジッド基板45に配置された発熱部品を側板部2の内周面に当接させることができ、これらの部品からの放熱性を良好にして回路部品の信頼性を向上させることができる。
【0059】
さらに、渦巻き状に屈曲された回路基板47間に、高容量のコンデンサ48をコンパクトに構成することができる。なお、側板部2の外周面に放熱フィンを設けることで、放熱性をさらに向上させることも可能である。
【0060】
(実施の形態5)
図7は本発明の実施の形態5における圧縮機を模式的に示す正面図であり、図8は同じく実施の形態5における圧縮機に搭載された圧縮機用制御ユニットの平面図である。
【0061】
図7に示すように、密閉された第一の筐体である圧縮機本体60の内部には、冷媒吸入管61より吸入された冷媒を圧縮する圧縮部62と圧縮部62を駆動するモータ部63が収納配置されている。モータ部63によって発生する回転力は回転軸(図示せず)を介して圧縮部62に伝達され、圧縮機構部(図示せず)を回転運動あるいは往復運動させることによって冷媒を圧縮し、上部に設けられた冷媒吐出管64より冷凍サイクル中に供給される。また、圧縮機本体60はベース65によって、例えば室外ユニットなどに配置固定されている。
【0062】
圧縮機本体60の上部には、第二の筐体である圧縮機用制御ユニット66を冷媒吐出管64が貫通し、断熱性と防振性を有する中間部材67を介して圧縮機本体60と一体的に固定されている。そのため、圧縮機本体60からの圧縮機用制御ユニット66への熱影響と振動影響を軽減し、圧縮機用制御ユニット66の安定動作を実現している。また圧縮機用制御ユニット66に設けた出力端子部68と圧縮機本体60に設けた入力端子部69が接続され、圧縮機本体60のモータ部63の駆動制御を行っている。
【0063】
ここで、圧縮機用制御ユニット66は前述の実施の形態1から実施の形態4に述べた圧縮機用制御ユニットであり、圧縮機本体60のモータ部63がインバータ制御されて回転数可変に制御される。したがって、圧縮機用制御ユニット66は、少なくともコンバータ回路部、インバータ回路部、制御回路部が実施の形態1から実施の形態4に述べたように構成されている。
【0064】
図8の圧縮機用制御ユニット66の上面図に示すように、圧縮機用制御ユニット66の冷媒吐出管64が貫通するその周囲には、空隙部70が設けられている。空隙部70は圧縮機用制御ユニット66の高さ方向に圧縮機用制御ユニット66を貫通し、冷媒吐出管64と圧縮機用制御ユニット66内部に配置された回路部品とを断熱している。また、圧縮機用制御ユニット66のコンバータ回路部、インバータ回路部、制御回路部のうちの少なくとも一つには、温度検出手段(図示せず)が設けられてそれらを構成する回路部品あるいは基板の温度を検知している。これらの温度は圧縮機本体60の運転にフィードバック制御され、冷媒吐出管64からの吐出冷媒温度を制御して、圧縮機用制御ユニット66内の回路部品の保護あるいは安定運転を行うように制御される。
【0065】
(実施の形態6)
図9は本発明の実施の形態6における圧縮機用制御ユニットの平面図であり、図9(a)は制御ユニットにスリット部を設けた例であり、図9(b)は制御ユニットを分割可能とした例を示している。
【0066】
図9(a)に示すように、圧縮機用制御ユニット71はスリット部72を有している。スリット部72はその幅Wを冷媒吐出管64の外径よりも大きくしているため、圧縮機本体への着脱は圧縮機用制御ユニット71をスライドするだけで可能となる。そのため、圧縮機用制御ユニット71のメンテナンス性が高まる。また、スリット部72を挟んで、片方に発熱の大きい回路部品73を収納し、他方に防熱の必要なあるいは発熱の小さい回路部品74を収納することにより、断熱構造を形成し回路部品の信頼性を高めることができる。
【0067】
一方、図9(b)には、圧縮機用制御ユニット71を冷媒吐出管64の中心を通る線で2分割構成とした例を示し、分割したユニット75、76を接続端子77で電気的に接続している。また、ユニット75には発熱が小さいあるいは防熱の必要な制御回路部8を収納し、ユニット76には発熱の大きい整流回路部6やスイッチング回路部7などを収納している。そのため、圧縮機用制御ユニット71のメンテナンス性が向上するとともに、回路部品への断熱が行われて回路部品の信頼性を高めることができる。
【0068】
(実施の形態7)
図10には、図7に示した圧縮機を空気調和装置の室外ユニットに搭載した実施例を模式的に示している。図10(a)は室外ユニットの平面図であり、図10(b)は正面図である。室外ユニット本体80は外装部81、室外熱交換器82、送風ファン83、送風機用モータ84、送風ガイドとなるベルマウス89、圧縮機85により構成されている。圧縮機85は圧縮機本体86とその上部に搭載されて一体化された圧縮機用制御ユニット87とにより構成されている。
【0069】
本実施の形態における室外ユニットと図11に示す従来の室外ユニットとの違いは、圧縮機の全体構成と駆動回路ユニットの構成である。すなわち、駆動回路ユニットの大部分を占める圧縮機用制御ユニット87を、小型コンパクトにして圧縮機本体86の上部に一体的に搭載している。したがって、従来は駆動回路ユニットにおいて無駄な領域となっていた室外熱交換器82のうちの非有効伝熱領域88を有効伝熱面積とすることができ、空調能力を増大させることが可能となる。
【0070】
また、本実施の形態のように、圧縮機は圧縮機本体と圧縮機用制御ユニットが一体化されているため、室外ユニットの組み立て時においてその組み立て性が向上するだけでなく、メンテナンスにおいても圧縮機と制御ユニットを一つのユニットとして扱えメンテナンス性が向上する。
【0071】
なお、本説明では制御ユニットを分離型空気調和機の圧縮機用として説明したが、本発明の制御ユニットは、交流電源を用いたインバータ制御の全ての制御ユニットに適用可能であり、例えば圧縮機用として冷蔵庫や自販機、あるいは電動機を用いた掃除機やその他の機器に適用可能であることはいうまでもない。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、交流電源を用いたインバータ制御の機器において、少なくともコンバータ回路部、インバータ回路部、制御回路部を小型コンパクトにし、なおかつ回路部品の信頼性を高め安定動作が実現可能な制御ユニットを提供することができる。特に、圧縮機用制御ユニットに適用し、空調機器に適用することにより、小型化と省エネルギ性、さらには製造容易性とメンテナンス容易性が実現可能な圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における圧縮機用制御ユニットの平面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本発明の実施の形態2における圧縮機用制御ユニットの平面図
【図4】本発明の実施の形態3における圧縮機用制御ユニットの平面図
【図5】本発明の実施の形態4における圧縮機用制御ユニットの平面図
【図6】同圧縮機用制御ユニットにおける回路部品を搭載した基板の構成を模式的に示す平面図
【図7】本発明の実施の形態5における圧縮機を模式的に示す正面図
【図8】同圧縮機に搭載された圧縮機用制御ユニットの平面図
【図9】本発明の実施の形態6における圧縮機用制御ユニットの平面図
【図10】本発明の実施の形態7において、図7に示した圧縮機を空気調和機の室外ユニットに搭載した実施例を模式的に示す図
【図11】従来の分離型空気調和機における室外ユニットの概略構成を示す斜視図
【図12】インバータ制御による圧縮機を駆動するための駆動回路図
【符号の説明】
1,30,40,66,71,87 圧縮機用制御ユニット
2 側板部
3 底板部
4 天板部
5 筐体
6 整流回路部
7 スイッチング回路部
8 制御回路部
9 吐出管貫通部
10 ダイオード
11,24,48 コンデンサ
12 リアクタンス
13 IGBT
14 ドライブ回路
15 制御信号発生器
16 マイコン
17 取り込み端子部
18 出力端子部
19 基板
20,77 接続端子
21 熱伝導体
22 接着性樹脂層
23 樹脂
31 放熱フィン
41,42,43,44,45 リジッド基板
46 フレキシブル基板
47 回路基板
49 樹脂材料
50 樹脂層
51 端子
60,86 圧縮機本体
61 冷媒吸入管
62 圧縮部
63 モータ部
64 冷媒吐出管
65 ベース
67 中間部材
68 出力端子部
69 入力端子部
70 空隙部
72 スリット部
73 発熱の大きい回路部品
74 発熱の小さい回路部品
75,76 ユニット
80 室外ユニット本体
81 外装部
82 室外熱交換器
83 送風ファン
84 送風機用モータ
85 圧縮機
88 非有効伝熱領域
89 ベルマウス

Claims (23)

  1. 筐体と、
    駆動回路部を構成する回路部品とを備え、
    前記駆動回路部は少なくともコンバータ回路部とインバータ回路部と制御回路部とを構成し、前記回路部品を前記筐体内に配置するとともに前記筐体を密封したことを特徴とする制御ユニット。
  2. 筐体内に配置された回路部品は樹脂を充填してモールドされていることを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット。
  3. 平面配置された回路基板上に回路部品が搭載されていることを特徴とする請求項2に記載の制御ユニット。
  4. 駆動回路部を、回路部品を搭載した複数のリジッド基板と、前記リジッド基板同士を接続配線するフレキシブル基板とにより構成された回路基板上に形成したことを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット。
  5. 回路基板を渦巻き状に屈曲して筐体内に配置していることを特徴とする請求項4に記載の制御ユニット。
  6. リング状の鉄心と前記鉄心に巻回されたコイルにより駆動回路部のリアクタンスを構成し、前記鉄心を筐体の中央部に配置したことを特徴とする請求項3または請求項5に記載の制御ユニット。
  7. ボビンと前記ボビンに巻回された積層コンデンサにより駆動回路部のコンデンサを構成し、前記ボビンを筐体の中央部に配置したことを特徴とする請求項3または請求項5に記載の制御ユニット。
  8. 渦巻き状に屈曲された回路基板間に誘電体を積層してコンデンサを形成したことを特徴とする請求項5に記載の制御ユニット。
  9. コンバータ回路部およびインバータ回路部を筐体の側部に面して配置したことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の制御ユニット。
  10. 筐体の外側部にフィン部を有することを特徴とする請求項9に記載の制御ユニット。
  11. 筐体には熱伝導率の異なる複数種類の樹脂を充填し、コンバータ回路部およびインバータ回路部と前記筐体の側部との間には前記樹脂のうち熱伝導率の大きい樹脂を充填していることを特徴とする請求項2または請求項9に記載の制御ユニット。
  12. 制御回路部を筐体の内側に配置し、前記制御回路部とコンバータ回路部およびインバータ回路部との間に断熱層を設けたことを特徴とする請求項11に記載の制御ユニット。
  13. 断熱層が空気断熱層であることを特徴とする請求項12に記載の制御ユニット。
  14. 制御回路部と筐体とを短絡する配線部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の制御ユニット。
  15. 圧縮機を駆動制御するための制御ユニットであって、請求項1から請求項14のいずれかに記載の制御ユニットであることを特徴とする圧縮機用制御ユニット。
  16. 圧縮室内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部を駆動するモータ部と、
    前記圧縮部と前記モータ部とを収納して密閉化された第一の筐体と、
    前記第一の筐体外に設けられた第二の筐体とを備え、
    前記第二の筐体には前記モータ部を駆動するコンバータ回路部とインバータ回路部と制御回路部とが収納され、前記第二の筐体が前記第一の筐体に一体化して固定されていることを特徴とする圧縮機。
  17. 第二の筐体が請求項15に記載の圧縮機用制御ユニットであることを特徴とする請求項16に記載の圧縮機。
  18. 第一の筐体の上面には圧縮部からの冷媒吐出管が設けられ、第二の筐体が前記第一の筐体の上面に固定されていることを特徴とする請求項17に記載の圧縮機。
  19. 第二の筐体には吐出管貫通部が設けられ、さらに第二の筐体の吐出管貫通部周囲に空気断熱部を設けたことを特徴とする請求項18に記載の圧縮機。
  20. 第二の筐体には、第一の筐体に設けた冷媒吐出管の外径よりも大きな幅を有するスリット部により吐出管貫通部を形成したことを特徴とする請求項19に記載の圧縮機。
  21. 第二の筐体は少なくとも2分割されていることを特徴とする請求項18に記載の圧縮機。
  22. 分割された第二の筐体の片方にはコンバータ回路部とインバータ回路部が収納され、他方には制御回路部が収納されていることを特徴とする請求項21に記載の圧縮機。
  23. コンバータ回路部、インバータ回路部および制御回路部のうちの少なくとも一つが温度検知手段を有していることを特徴とする請求項16に記載の圧縮機。
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