JP2005017607A - 光ビーム走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光ビーム走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単一の光源と単一の偏向器を用い、高速高画質を得られるフルカラー用の光ビーム走査装置を提供することを課題とする。
【解決手段】光源部から射出された光ビームを単一の偏向器により偏向し、結像光学系により複数の感光体を時分割で走査する光ビーム走査装置において、偏向器として、単一のミラーを直交2方向に偏向可能な2次元走査ミラー10を設ける。二次元走査ミラー10は、内側振動による走査方向が主走査対応方向にされ、外側振動による走査方向が副走査対応方向にされている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源部から射出された光ビームを単一の偏向器により偏向し、結像光学系により複数の感光体を時分割で走査する光ビーム走査装置、及び、それを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式のカラープリンタやカラー複写機が広く使用されている。そして、高速でフルカラー画像を出力するために、帯電、露光、現像、転写機能を備えた画像形成部を4色分並列に配置し、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成を1パスで行うタンデム方式の画像形成装置が開発されている。
【0003】
このタンデム方式のカラー画像形成装置は、4つの画像形成部を並列に備えるため装置が大型化する傾向にあるので、一般オフィスにも設置可能とするために、小型化、低コスト化の工夫が重ねられている。
【0004】
画像形成部のうち、光ビーム走査装置に関する改良としては、従来は画像形成部の数(色数)だけ設けられていた光ビーム走査装置を単一化し、単一の筐体から複数の光ビームを射出して複数の感光体を露光するものが提案されている。
【0005】
この場合、単一の筐体内部に単一の偏向器を配置し、複数の感光体へ至る光ビームを共通に偏向することで構成が簡素化され、装置の小型化と低コスト化とが可能になる。
【0006】
しかしながら、上述した従来の光ビーム走査装置では、光源は露光される感光体と同数必要であるため、偏向器へ光ビームを導く光学系、及び、画像データに従って光源を駆動する回路も複数必要であった。
【0007】
この問題に対して、同一の光源から射出された光ビームを、偏向器により時分割で複数の感光体へ振り分けるものが提案されている。
【0008】
図12(A)及び(B)は、それぞれ、特許文献1に記載された光ビーム走査装置の構成を示す側面図及び平面図である。ポリゴンミラー181の複数反射面各々の回転軸82に対する傾斜角度を個別に変化させることで、反射面の切り替わりで走査方向と直交する方向に光ビームを変位させ、複数の感光体を走査する。
【0009】
図13(A)から(D)は、それぞれ、特許文献2に記載された光ビーム走査装置に設けられたポリゴンミラーの側面図である。反射面の傾斜角度が異なるポリゴンミラー(回転多面鏡)191により偏向方向を副走査方向に変化させ、1本のレーザ光で複数の感光体を走査する。
【0010】
しかし、特許文献1、2で提案された光ビーム走査装置では、単一のポリゴンミラーの反射面を複数の感光体に割り当てるため、1つの感光体を走査する単位時間あたりの光ビーム数が減少する。そこで、特許文献1、2ともに、傾斜面が同一である反射面を複数にして偏向器一回転あたりの走査回数を増やすことが記載されているが、何れも、1つの感光体あたりに割り当てられる光ビームは2本に過ぎず、高速高解像化には限界がある。さらに、ポリゴンミラーでは、入射ビームを反射する位置が回転により徐々に変化するため、反射面には一定の幅が必要であり、面数を増やすとポリゴンミラーの径が大きくなる。この結果、駆動モータへの負荷が大きくなって、消費電力の増大、起動時間の延長、信頼性の低下という二次障害を招く懸念がある。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−2846号公報
【特許文献2】
特開2000−221437号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情を鑑み、単一の光源と単一の偏向器を用い、高速高画質を得られるフルカラー用の光ビーム走査装置を提供することを第一の目的とする。また、モノクロ画像形成時には、フルカラー画像形成時よりも高速または高解像度で画像形成可能な画像形成装置を提供することを第二の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の光ビーム走査装置は、光源部から射出された光ビームを単一の偏向器により偏向し、結像光学系により複数の感光体を時分割で走査する光ビーム走査装置において、前記偏向器は、単一のミラーを直交2方向に偏向可能な2次元走査ミラーであって、内側振動による走査方向が主走査対応方向であり、外側振動による走査方向が副走査対応方向であることを特徴としている。
【0014】
主走査対応方向とは主走査方向に対応する方向であり、副走査対応方向とは副走査方向に対応する方向である。
【0015】
請求項1に記載の発明では、このように偏向器として二次元走査ミラーを使用することで、主走査方向走査と複数感光体の時分割走査とを両立できる。また、振動質量の小さい内側振動に振動数が大きい主走査方向を対応させることで、偏向器への負荷を軽減し、高速偏向を可能とする。
【0016】
請求項2に記載の光ビーム走査装置は、請求項1において、前記二次元走査ミラーの主走査方向の振動数を、副走査方向の振動数の7以上の整数倍とすることを特徴としている。
【0017】
電子写真方式でフルカラー画像を形成するには、4つの感光体を走査する必要がある。主走査方向の振動数を副走査方向の7倍以上の整数倍とすることで、副走査方向1周期内に時分割で4つの感光体を走査でき、光路分離が容易な走査光学系を構成できる。
【0018】
請求項3に記載の光ビーム走査装置は、請求項2において、主走査方向と、偏向された光ビームの傾斜方向と、の2条件がともに同一である4ラインで前記複数の感光体を時分割走査することを特徴としている。
【0019】
主走査方向の振動数を副走査方向の振動数の8倍とすることにより、4つの感光体それぞれに主走査方向に2周期分の走査期間を確保できる。従って、副走査往復運動の一方向のみを画像形成に適用でき、主走査方向と、偏向された光ビームの傾斜方向と、がともに同一である4ラインを使用することで、光路分離(光路分割)が容易な結像光学系光路を構成できる。
【0020】
請求項4に記載の光ビーム走査装置は、請求項1乃至3のうち何れか1項において、単一の同期検知手段を備えたことを特徴としている。
【0021】
複数の感光体を単一の偏向器である二次元走査ミラーで走査するため、1つの同期検知信号ですべての感光体の走査タイミングを同期可能であるので、同期検知手段を単一にできる。
【0022】
請求項5に記載の光ビーム走査装置は、請求項4において、前記同期検知手段が、画像走査幅内であって前記複数の感光体を走査する光ビームとは異なる光路上に位置することを特徴としている。
【0023】
2次元走査における往復運動光路を利用し、感光体を走査する間のタイミング間で光ビームを同期検知することで、光路分離ミラー(光路分割用のミラー)の間を抜けた光ビームを同期検知手段に導光できる。このため、画像走査幅内で同期検知可能となり、画像走査エリアの外側に同期検知用の余剰走査エリアを設ける必要がなく、装置を小型化できる。
【0024】
請求項6に記載の光ビーム走査装置は、請求項1乃至5のうち何れか1項において、前記光源部は、前記複数の発光点が二次元配列された面発光レーザであることを特徴としている。
【0025】
マルチスポット化に適した面発光レーザを使用することで、時分割走査で従来の光ビーム走査装置と同等の画像形成効率を得ることができる。
【0026】
請求項7に記載の光ビーム走査装置は、請求項1乃至6のうち何れか1項において、前記結像光学系は、前記複数の感光体上の走査線の傾きを調整する調整手段を備えていることを特徴としている。
【0027】
単一の偏向面を二次元振動させて偏向する場合、主走査方向と副走査方向との偏向方向が同時に変わるため、偏向した光ビームが傾斜した走査線となる。この傾斜を補正する手段を光路上に設けることで、感光体上の走査線の傾きを調整してフルカラー画像形成時にカラーレジずれを補正可能にできる。
【0028】
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1乃至7記載のうち何れか1項記載の光ビーム走査装置を備えた画像形成装置であって、フルカラー画像形成時には前記二次元走査ミラーを2方向に振動させ、モノクロ画像形成時には前記二次元走査ミラーを主走査方向にのみ振動させることを特徴としている。
【0029】
モノクロ画像形成時には、副走査方向の振動を停止し、全ての主走査振動で単一の感光体を走査することで、フルカラー画像形成時に対して画像形成効率を大幅に向上させることができ、高速走査を実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げ、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態に係る光ビーム走査装置100の構成を示す副走査断面図(主走査方向に直交する平面による断面図)である。光ビーム走査装置100は、単一の筐体18から4本の光ビームLY、LM、LC、LKを射出して、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する4つの感光体17Y、17M、17C、17Kをそれぞれ走査する装置である。
【0032】
筐体18には、偏向器として二次元走査ミラー10が配置されている。光ビーム走査装置100では、図示せぬ光源部から偏向器10に入射された複数の光ビームは、二次元走査ミラー10の反射面を副走査方向に振動させることで、副走査方向にも光ビームが偏向される。二次元偏向された光ビームは、共通に通過する第一の結像レンズ11へ入射して透過する。
【0033】
その後、光ビームLY、LM、LCは、第一の折り返しミラー12Y、12M、12Cによりそれぞれ光路を分割され、更に、第二の折り返しミラー13Y、13M、13Cによりそれぞれ再び折り返される。そして、第二の結像レンズ15Y、15M、15Cとシールガラス16Y、16M、16Cとをそれぞれ透過して感光体17Y、17M、17Cをそれぞれ露光する。一方、光ビームLKは、折り返しミラー14により折り返されたのち、第二の結像レンズ15Kとシールガラス16Kとを透過して感光体17Kを露光する。
【0034】
図2(A)から(D)は、図1に示した光ビーム走査装置の画像形成動作を説明するための側面断面図である。画像形成における動作は、図2で(A)→(B)→(C)→(D)のように4つ感光体17Y〜Kを順番に(時分割で)露光する。図2の各々の状態で示した光路(1本の直線)は代表光線を表し、このまわりに存在する複数本の光ビームが感光体を同時に露光する。
【0035】
図3は、二次元走査ミラーの構造を示す斜視図である。中央部にミラー部40を備え、トーションバー41を軸としてミラー40がY軸まわりに振動する。さらに、電流を流すための駆動コイルが形成された枠42がトーションバー43を軸としてミラー40とともにX軸回りに振動する。この互いに直交する方向の振動を独立に制御することで、主走査方向への偏向と、副走査方向への偏向とを単一のミラーで実現する。ここで、主走査方向をX軸、副走査方向をY軸に対応させる。これは、振動質量が小さいY軸周りの振動の方が、X軸周りの振動に比べ、振動周波数を大きくできるからである。
【0036】
図1において、結像レンズは、第一の結像レンズ11と第二の結像レンズ15とが協働して必要な光学特性を実現する。偏向器として二次元走査ミラー10を使用する場合では、偏向特性が正弦波状となるため、結像レンズの構成はアークサイン特性をもつ構成とする。偏向面が単面のため、偏向面と感光体とを幾何光学的に共役な結像関係とする、所謂、面倒れ補正光学系は不要であるが、偏向面と感光体とを共役関係、または、共役に近い関係とすることで、走査線の傾斜と非直線性の補正効果がある。
【0037】
図4は、光源部の発光点配置を説明する正面図(出射側から見た図)である。光源部60は、発光点を二次元配列した面発光レーザである。X軸方向が主走査方向に、Y軸方向が副走査方向に対応するように取り付けられ、4×4の16点の発光点を備えている。発光点ピッチの一例としては、副走査対応方向の隣接ピッチがPYが28μm(例えば、発光点61と発光点62との副走査方向距離PYが28μm)、主走査対応方向の隣接ピッチPXが35μm(例えば、発光点61と発光点63との主走査方向距離PXが35μm)である。発光点は、主走査方向には斜め配列されており、副走査方向に順次P1=7μmづつずれる配列となっている。この2次元配列を副走査ライン上に投影すると、7μmピッチで16の発光点が並んでいるのと同じことになる。仮に、縦の配列数を8とすると、発光点が32点となる。
【0038】
図5は、主走査方向の振動数が副走査方向の8倍である場合の偏向ビーム軌跡を示す概念図である。図5では、X軸が主走査方向、Y軸が副走査方向である。図5でAを起点とすると、副走査方向半周期の間に▲1▼(A→B)、▲2▼(B→C)、▲3▼(C→D)、▲4▼(D→E)の4周期の主走査が可能である。このうち、右向き、右上がりの走査タイミングで、順にY、M、C、Kについての画像データをそれぞれ出力することで、4つの感光体17Y〜Kを時分割走査する。
【0039】
図6は、図5に示した偏向ビーム軌跡を図1に示した光ビーム走査装置に適用した場合の偏向ビーム軌跡を示す概念図である。右上がりで走査する4ラインの光路上に折り返しミラー12Y、12M、12C、14をそれぞれ設けることで光路分割し、単一の偏向器である二次元走査ミラー10で偏向された光ビームを4つの感光体17Y〜Kへそれぞれ導く。
【0040】
点Gは、同期信号を取り出す位置を示しており、図1に示した折り返しミラー12Cと14との間を抜けて、集光レンズ8を通過して同期検知センサー9に到達する。これにより、画像走査幅内に、同期検知光ビームの光路と同期検知センサーとを配置できるので、同期検知ビームを通過させるために有効画像エリアの外側まで走査する必要がなくなり、装置を小型化できる。
【0041】
図7は、主走査方向の振動数が副走査方向の7倍である場合の偏向ビーム軌跡を示す概念図である。図7でA点を起点とすると、副走査方向半周期の間に(A→B)、(B→C)、(C→D)の3周期と(D→E)の1/2周期との合計3.5周期の主走査が可能である。このうち、右向き、右上がりの走査タイミングで、順にY、M、C、Kについての画像データをそれぞれ出力することで、4つ感光体17Y〜Kを時分割走査する。これにより、8倍周期に比較してYMCK形成のサイクルが7/8になる分だけ効率アップする。
【0042】
図8は、8倍走査の画像データ形成タイミングを示すチャ−ト図である。1周期の中央部分で画像形成を行う。往復運動の1方向で4周期続けて、Y、M、C、Kの画像データを出力し、傾斜方向が往路方向と異なる復帰方向では、画像データを出力しない。周期▲3▼と周期▲4▼との間で、同期検知用の光ビームを検知し、同期検知を行う。
【0043】
図9は、7倍走査の画像データ形成タイミングを示すチャート図である。8倍走査の7/8の期間で画像形成できる。
【0044】
図10は、モノクロモードの画像データ形成タイミングを示すチャート図である。主走査方向の振動数は、副走査方向の振動数の8倍である。このモードでは、副走査方向の偏向動作を停止させ、一直線上の往復運動のみを行わせる。副走査方向の偏向を停止した状態の光ビームにより、黒色形成の感光体を走査する。同一走査方向タイミングでのみ画像データを出力すると、時分割でフルカラー走査する場合の4倍の画像形成効率が得られ、プロセススピードを4倍に増速できる。または、プロセススピードを変化させなければ、4倍の解像度で画像形成できる。プロセススピードアップと解像度アップを適宜組合せても良い。さらに、往復での画像データ出力を行えば、8倍の画像形成効率が得られる。但し、この場合は、1ラインごとに走査方向が反転するので、画像データを反転して出力する。
【0045】
従って、光ビーム走査装置100を備えた画像形成装置110(図1参照)では、フルカラー画像形成時には二次元走査ミラー10を主走査方向及び副走査方向の2方向に振動させ、モノクロ画像形成時には二次元走査ミラー10を主走査方向にのみ振動させることができる。これにより、モノクロ画像形成時では、フルカラー画像形成時に対して画像形成効率を大幅に向上させることができる。
【0046】
なお、モノクロ画像形成時に二次元ミラー10を主走査方向にのみ振動させる装置構成とする場合は、主走査方向延長上の非画像形成範囲に同期検知手段を配置し、同期検知を行う。この場合は、従来と同様の構成が使用可能である。
【0047】
図11は、走査線のSKEW補正を説明する概念図である。二次元走査により原理的に発生する走査線の傾きは、第二の結像レンズ15を予め斜めに取り付けることで補正する(補正−1)。二次元走査により発生する走査線の非直線性(両端の曲がり)は、画像データを組替えることにより補正する(補正−2)。なお、図11で、補正−2 を行った後の画像データを示す図では、太線で囲った四角部分は補正前のデータを示し、ハッチングを付した部分は、この補正前のデータを補正してなる補正後のデータを示す。
【0048】
そして、補正−1,2によるノミナル補正に対して残存する製造バラツキ分を光学系の調整により更に補正する。具体的には予め斜めに取り付けられた第二の結像レンズ15を更に調整して、光ビーム相互のずれを補正する(補正−3)。最終的に残存するSkew成分は、画像データをオフセットして補正する(補正−4)。なお、図11で、補正−4 を行った後の画像データを示す図では、太線で囲った四角部分は補正前のデータを示し、ハッチングを付した部分は、この補正前のデータを補正してなる補正後のデータを示す。
【0049】
以上の補正を行うことにより、二次元走査ミラー10を使用した光ビーム走査装置100で、カラーレジを補正することができる。
【0050】
本実施形態での好ましい条件の一例を表1に示す。なお、この場合、共振周波数は、Y軸周りに1.5KHz、X軸周りに350Hz程度まで設定可能である。そのときの偏向角度は±20度程度である。
【0051】
【表1】
Figure 2005017607
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、偏向器として二次元走査ミラーを用いることで、主走査方向走査と、複数感光体の時分割走査とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ビーム走査装置の構成を示す側面断面図(主走査方向に直交する平面による断面図)である。
【図2】図2(A)から(D)は、それぞれ、図1に示した光ビーム走査装置の画像形成動作を説明するための側面断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る光ビーム走査装置に設けられた二次元走査ミラーの構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光ビーム走査装置の光源部の発光点配置を説明する正面図(出射側から見た図)である。
【図5】主走査方向の振動数が副走査方向の8倍である場合の偏向ビーム軌跡を示す概念図である。
【図6】図5に示した偏向ビーム軌跡を図1に示した光ビーム走査装置に適用した場合の偏向ビーム軌跡を示す概念図である。
【図7】主走査方向の振動数が副走査方向の7倍である場合の偏向ビーム軌跡を示す概念図である。
【図8】8倍走査の画像データ形成タイミングを示すチャート図である。
【図9】7倍走査の画像データ形成タイミングを示すチャート図である。
【図10】モノクロモードの画像データ形成タイミングを示すチャート図である。
【図11】走査線のSKEW補正を説明する概念図である。
【図12】図12(A)及び(B)は、それぞれ、従来の光ビーム走査装置(特許文献1に開示された光ビーム走査装置)の構成を示す側面図及び平面図である。
【図13】図13(A)から(D)は、それぞれ、従来の光ビーム走査装置(特許文献2に開示された光ビーム走査装置)に設けられたポリゴンミラーの側面図である。
【符号の説明】
9 同期検知センサー(同期検知手段)
10 二次元走査ミラー
11 第一の結像レンズ(結像光学系)
15 第二の結像レンズ(結像光学系)
17Y〜K 感光体
60 光源部
61 発光点
62 発光点
63 発光点
100 光ビーム走査装置
110 画像形成装置
181 ポリゴンミラー(偏向器)
191 ポリゴンミラー(偏向器)

Claims (8)

  1. 光源部から射出された光ビームを単一の偏向器により偏向し、結像光学系により複数の感光体を時分割で走査する光ビーム走査装置において、
    前記偏向器は、単一のミラーを直交2方向に偏向可能な2次元走査ミラーであって、内側振動による走査方向が主走査対応方向であり、外側振動による走査方向が副走査対応方向であることを特徴とする光ビーム走査装置。
  2. 前記二次元走査ミラーの主走査方向の振動数を、副走査方向の振動数の7以上の整数倍とすることを特徴とする請求項1記載の光ビーム走査装置。
  3. 主走査方向と、偏向された光ビームの傾斜方向と、の2条件がともに同一である4ラインで前記複数の感光体を時分割走査することを特徴とする請求項2記載の光ビーム走査装置。
  4. 単一の同期検知手段を備えたことを特徴する請求項1乃至3のうち何れか1項記載の光ビーム走査装置。
  5. 前記同期検知手段が、画像走査幅内であって前記複数の感光体を走査する光ビームとは異なる光路上に位置することを特徴とする請求項4記載の光ビーム走査装置。
  6. 前記光源部は、複数の発光点が二次元配列された面発光レーザであることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1項記載の光ビーム走査装置。
  7. 前記結像光学系は、前記複数の感光体上の走査線の傾きを調整する調整手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか1項記載の光ビーム走査装置。
  8. 請求項1乃至7記載のうち何れか1項記載の光ビーム走査装置を備えた画像形成装置であって、フルカラー画像形成時には前記二次元走査ミラーを2方向に振動させ、モノクロ画像形成時には前記二次元走査ミラーを主走査方向にのみ振動させることを特徴とする画像形成装置。
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