JP2005013489A - X線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の目視に依存せずに、被検体が有効視野内に収まるようする被検体のセッティングを容易化する。
【解決手段】距離計21を回転フレーム12に搭載して被検体16の周囲の各方向からトンネル部内壁19より被検体16の表面までの距離を測定するとともに、この距離計21の位置(角度)を距離計位置検出器22で検出し、距離データと距離計位置データとにより被検***置測定装置23において被検体の表面輪郭位置を再構成し、この再構成された被検体表面輪郭位置をガントリ11の位置情報表示装置24とコンソール31の位置情報表示装置32に表示し、これらによって表示された被検体表面輪郭位置に基づき被検体のセッティングを行うことができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】距離計21を回転フレーム12に搭載して被検体16の周囲の各方向からトンネル部内壁19より被検体16の表面までの距離を測定するとともに、この距離計21の位置(角度)を距離計位置検出器22で検出し、距離データと距離計位置データとにより被検***置測定装置23において被検体の表面輪郭位置を再構成し、この再構成された被検体表面輪郭位置をガントリ11の位置情報表示装置24とコンソール31の位置情報表示装置32に表示し、これらによって表示された被検体表面輪郭位置に基づき被検体のセッティングを行うことができるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、医学的な臨床診断に用いられるX線CT装置(CTスキャナ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、被検体(被検者)の周囲にX線発生器とX線検出器とを回転させて、各方向からのX線ビームによる投影データを収集し、これらのデータを逆投影法などのアルゴリズムで処理することによりCT像(断層像)を再構成するものであるが、具体的な構成としては、X線発生器とX線検出器とを回転フレームに搭載して回転させるようにしており、これらX線発生器、X線検出器、回転フレームおよび回転フレームを回転させる機構がガントリと呼ばれる一種の筐体中に収められる。回転フレームは中空リング型となっており、その中空部に被検体を挿入する必要がある。その中空部に対応してガントリにトンネル部が設けられており、実際にはこのトンネル部に被検体を挿入・配置することになる。
【0003】
ただし、トンネル部の内部全体が撮像可能な有効領域となっているわけではなく、周辺では撮像できない。そこで、有効領域からはみ出ないように被検体を配置する必要がある。被検体が有効領域からはみ出ていると、再構成した断層像に虚像(アーティファクト)が発生し、診断に支障をきたすことがある。そのため、再度の撮像を行わなくてはならないこともあり、そうなるとX線被曝量が増加するので、適切なセッティングは重要である。
【0004】
従来では、被検体が有効領域からはみ出ないようにするセッティングおよびその確認は操作者の目視に依存して行われている。また、接触型のセンサ(タッチセンサ)が設けられ、被検体がガントリのトンネル部内壁に衝突することを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、患者の体が大きい場合や、円背や四肢の固定などにより、被検体自体は有効視野内に収まる場合であっても、実際にはその一部が有効視野からはみ出してしまうこともあり、目視での適切なセッティングは難しい。また、接触型の衝突防止センサでは、被検体が圧迫された後で動作するため、被検体に負担がかかり好ましくない。
【0006】
この発明は、上記に鑑み、操作者の目視に依存せずに被検体が有効視野内に収まるようセッティングすることが容易にできるように改善した、X線CT装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明によれば、ガントリのトンネル部の周囲各方向からのX線ビームでそのトンネル部内に配置された被検体をスキャンし各方向からの透過X線ビームによる投影データを得、この投影データから断層像を再構成するX線CT装置において、ガントリのトンネル部周囲各位置からトンネル部中心方向での被検体表面までの距離を測定する非接触型の距離計と、この距離計によって計測された距離データとその距離計の位置データとに基づいてトンネル部内での被検***置情報を得る被検***置測定装置と、該被検***置情報を表示する位置情報表示装置とを備えることが特徴となっており、位置情報表示装置によってトンネル部内での被検体の位置に関する情報が示されるため、被検体を有効視野内に収めるセッティングが容易になる。
【0008】
さらに上記X線CT装置に、被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、被検体が載置されたベッド天板のガントリに対する相対的な位置を調整する位置調整装置を備えるようにしてもよい。この場合、被検体を有効視野内に収めるような被検体の位置調整がいっそう容易になる。
【0009】
被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、断層像の画像モニター装置の画面上での表示位置を自動調整するようにしてもよい。この場合、モニター画面上での断層像の位置調整の手間が不要となり、撮像時間を短縮できる。
【0010】
被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、X線曝射条件設定を行うようにしてもよく、これにより、最適なX線曝射条件を設定し、X線被曝線量を低下させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態を模式的に示すブロック図であり、この図1において、ガントリ11には中空リング型の回転フレーム12が回転自在に保持されており、この回転フレーム12にX線管13、X線検出器14がマウントされている。X線検出器14は多数(たとえば800個)の検出器エレメントが弧状に配列された多チャンネル検出器であり、X線管13と対向配置されている。
【0012】
この回転フレーム12は、モーターやベルト・プーリー機構などからなる回転駆動機構15によって矢印に示すように回転駆動される。被検体(患者)16は回転フレーム12の中空部、つまりガントリ11のトンネル部内に置かれる。この回転フレーム12とともにX線管13、X線検出器14等が被検体16の周囲に回転することになる。
【0013】
被検体16はベッド天板17上に載置されて、トンネル部内壁19に衝突しないようにトンネル部に挿入される。X線管13からX線を照射しながら回転フレーム12を回転させることにより、被検体16を通ったX線ビームによる投影データが各方向において得られる。X線検出器14によって検出されるX線ビームが通る領域が有効視野18ということになる。回転フレーム12の回転角度は回転駆動機構に備えられた回転検出器により検出され、この検出角度信号に応じて各方向からの投影データを収集する。この投影データが360°(あるいは180°)分収集されたとき、そのデータを逆投影法などのアルゴリズムで処理することにより、CT像が再構成される。以上は通常のX線CT装置と変わらないため、データ収集装置や画像再構成装置、角度検出器などは図では省略している。
【0014】
この図1に示した例では、回転フレーム12に非接触型の距離計21が取り付けられている。この非接触型の距離計21は、たとえばレーザ式、超音波式、あるいは赤外線式などのもので、トンネル部の中心方向にレーザ、超音波、赤外線等を発射して、トンネル部内壁19から中心方向での被検体16の表面までの距離を計測する。計測された距離データは被検***置測定装置23に送られる。被検***置測定装置23は、回転フレーム12を回転させ、その回転中の距離計21の位置(角度)を検出する検出器22からの位置(角度)信号に基づき、距離計21の位置(角度)ごとにその距離データを収集し、図2のようなデータを得る。なお、距離計位置検出器22は、回転駆動機構15に備えられた回転角度検出器を利用することもできる。
【0015】
図2において、距離aは有効視野18までの距離であり、距離計21によって測定された距離がこの距離aより短い場合にはその方向では被検体16が有効視野をはみ出していることになる。距離bはトンネル部内壁19との衝突防止限界を示す。被検***置測定装置23は、測定距離データとそれを得た距離計21の位置(角度)データと(図2)から被検体16の表面輪郭位置を再構成することができ、たとえば図3のような、有効視野18およびトンネル部内壁19に対して位置付けられた再構成輪郭20を得る。位置情報表示装置24は、図2のような生データないし図3のような再構成された輪郭20を表示する。これらの空間的位置情報は、コンソール31に備えられた位置情報表示装置32においても表示される。
【0016】
したがって、操作者はガントリ11の位置情報表示装置24またはコンソール31の位置情報表示装置32を見て、被検体16が有効視野18からはみ出さないよう被検体16の位置を調整するなどのセッティングを行うことができる(図1の場合はベッド天板17の右側に偏って被検体16が置かれているため、中央付近に正しくセットしなおすことになる)。
【0017】
さらに、被検***置測定装置23から出力される位置情報はスキャナ停止装置25にも送られる。こうして測定された距離がbよりも短い場合などにスキャナ停止装置25を動作させて被検体16がトンネル部内壁19に接触する前にガントリ11の移動またはベッド天板17の移動を停止させて、被検体16がトンネル部内壁19に衝突することを未然に防止することができる。
【0018】
図4は、他の実施形態を示すものである。この図4の場合、被検***置調整装置26が加えられており、被検***置測定装置23からの位置情報に基づいてベッド天板17の位置が調整される。ここでは、ベッド天板17は、ベッド駆動装置41によってその上下および左右の位置が調整されるようになっている。このベッド駆動装置41にはベッド天板17を上下に駆動する上下動駆動装置42と左右に駆動する左右駆動装置43とが備えられている。被検***置調整装置26は、被検***置測定装置23からの位置情報より被検体16を有効視野18内に収めるために必要な、上下・左右に移動量を計算し、その移動量を表す駆動信号を上下動駆動装置42と左右駆動装置43とに送る。こうして、被検体16が有効視野18内に収まるようにする位置調整が自動的に行われる。
【0019】
図5は同じく被検***置測定装置23からの位置情報に基づいて被検体16の位置を調整する機能を持たせた第3の実施形態を示す。ここでは図4とは異なり、ベッド駆動装置41は、ベッド天板17を上下に駆動する上下動駆動装置42のみを備えており、被検体16のガントリ11に対する相対的な左右方向への移動はガントリ11を全体として左右に移動させるガントリ左右動駆動装置27によって行われる。これらベッド天板上下動駆動装置42およびガントリ左右動駆動装置27へ被検***置調整装置26からの駆動信号が送られて、被検体16が有効視野18内に収まるようにする位置調整が自動的に行われる点は図4と同じである。
【0020】
図6に示す第4の実施形態では、被検***置測定装置23からの位置情報を断層像表示に利用している。コンソール31には図示しない断層像再構成装置からの画像データが断層像表示装置33に送られてきており、その画像データによって表された断層像が画像モニター装置51によって表示されるようになっている。この断層像表示装置33に被検***置測定装置23からの位置情報が入力されており、トンネル部内での被検体16の位置に応じて画像モニター装置51の画面上に表示される断層像の位置を自動的に調整するようにしている。これにより、画像モニター装置51の画面上での断層像の表示位置を手動で調整する手間を省き、撮像にかかる時間を短縮することができる。
【0021】
図7に示す第5の実施形態では、被検***置測定装置23からの位置情報をX線曝射条件の制御に利用し、被検体16のX線被曝線量の低減に役立てている。被検***置測定装置23からの位置情報は断層像を得る断面の面積をも表しており、これがコンソール31に備えられたX線曝射条件設定装置35に送られる。他方、コンソール31には被検体16の各種情報(年齢、性別、撮影部位など)を入力する、キーボードなどの被検体情報入力装置36が備えられており、これによって被検体16に関する年齢、性別、撮影部位などの情報があらかじめ入力され、X線曝射条件設定装置35に送られている。そこで、X線曝射条件設定装置35は、年齢、性別、撮影部位および断層面の面積に応じて最適なX線曝射条件を自動的に定めることができ、被検体16へのX線被曝線量を必要最小限のものとし、X線被曝線量の低減を図ることができる。
【0022】
なお、上記では、1個の距離計21を回転フレーム12に搭載して被検体16の周囲に回転させるものとしたが、複数個(たとえば4個ないし6個あるいはそれ以上の個数)の距離計を等間隔(等角度)に配置して回転させないものとしてもよい。この場合、距離を測定する位置(角度)間隔は粗いものとなる(回転させる場合は無限に細かくすることが可能である)が、簡易的に被検体16のトンネル部内での位置を計測することができる。
【0023】
また、図4および図5において相対的な上下動および左右動を自動的に行うものとしたが、被検***置調整装置26からの信号(移動量を表す)に基づいて手動で調整するようにしてもよい。さらに、図7の場合も、X線曝射条件を年齢、性別、撮影部位および断層面の面積に応じて手動で調整するように構成することもできる。
【0024】
その他、具体的な構成はこの発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更可能である。たとえば、ガントリ11とコンソール31とを別体とせず一体にする構成なども考えられる。また、被検***置測定装置23や被検***置調整装置26などはハードウェア的に述べたが、内蔵コンピュータのソフトウェアとして構成することもできる。さらに、この発明は、X線管とX線検出器とを回転させるタイプのX線CT装置だけでなく、X線検出器をトンネル部の全周に固定配置し、X線管のみ回転させるタイプなど他のタイプのX線CT装置にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のX線CT装置によれば、ガントリのトンネル部内での被検体の位置を測定することによって、操作者の目視に依存せずに被検体が有効視野内に収まるようセッティングすることが容易にできる。そのため、アーティファクトにより誤診や、再検査によるX線被曝線量の増大を回避することが可能になる。ガントリのトンネル部内での被検体の位置が非接触に測定されるため、被検体に圧迫を加えることなく、衝突防止できる。被検体の測定位置データによって、被検体が載置されたベッド天板の相対的な移動を行うことができるので、自力で***を変化させることが困難な患者についてとくに効果が大きい。被検体の測定位置データを断層像の表示に利用することにより、手間を省いて撮像にかかる時間を短縮することが可能となる。被検体の測定位置データをX線曝射条件設定に利用することにより、最適なX線曝射条件を定め、X線被曝線量を少なくすることに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を模式的に示すブロック図。
【図2】測定された位置データの例を示すグラフ。
【図3】測定位置データから再構成された被検体表面輪郭を示す図。
【図4】第2の実施形態を模式的に示すブロック図。
【図5】第3の実施形態を模式的に示すブロック図。
【図6】第4の実施形態を模式的に示すブロック図。
【図7】第5の実施形態を模式的に示すブロック図。
【符号の説明】
11 ガントリ
12 回転フレーム
13 X線管
14 X線検出器
15 回転駆動機構
16 被検体
17 ベッド天板
18 有効視野
19 トンネル部内壁
20 再構成輪郭
21 距離計
22 距離計位置検出器
23 被検***置測定装置
24 位置情報表示装置
25 スキャナ停止装置
26 被検***置調整装置
27 ガントリ左右動駆動装置
31 コンソール
32 位置情報表示装置
33 断層像表示装置
35 X線曝射条件設定装置
36 被検体情報入力装置
41 ベッド駆動装置
42 ベッド天板上下動駆動装置
43 ベッド天板左右動駆動装置
51 画像モニター装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、医学的な臨床診断に用いられるX線CT装置(CTスキャナ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、被検体(被検者)の周囲にX線発生器とX線検出器とを回転させて、各方向からのX線ビームによる投影データを収集し、これらのデータを逆投影法などのアルゴリズムで処理することによりCT像(断層像)を再構成するものであるが、具体的な構成としては、X線発生器とX線検出器とを回転フレームに搭載して回転させるようにしており、これらX線発生器、X線検出器、回転フレームおよび回転フレームを回転させる機構がガントリと呼ばれる一種の筐体中に収められる。回転フレームは中空リング型となっており、その中空部に被検体を挿入する必要がある。その中空部に対応してガントリにトンネル部が設けられており、実際にはこのトンネル部に被検体を挿入・配置することになる。
【0003】
ただし、トンネル部の内部全体が撮像可能な有効領域となっているわけではなく、周辺では撮像できない。そこで、有効領域からはみ出ないように被検体を配置する必要がある。被検体が有効領域からはみ出ていると、再構成した断層像に虚像(アーティファクト)が発生し、診断に支障をきたすことがある。そのため、再度の撮像を行わなくてはならないこともあり、そうなるとX線被曝量が増加するので、適切なセッティングは重要である。
【0004】
従来では、被検体が有効領域からはみ出ないようにするセッティングおよびその確認は操作者の目視に依存して行われている。また、接触型のセンサ(タッチセンサ)が設けられ、被検体がガントリのトンネル部内壁に衝突することを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、患者の体が大きい場合や、円背や四肢の固定などにより、被検体自体は有効視野内に収まる場合であっても、実際にはその一部が有効視野からはみ出してしまうこともあり、目視での適切なセッティングは難しい。また、接触型の衝突防止センサでは、被検体が圧迫された後で動作するため、被検体に負担がかかり好ましくない。
【0006】
この発明は、上記に鑑み、操作者の目視に依存せずに被検体が有効視野内に収まるようセッティングすることが容易にできるように改善した、X線CT装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明によれば、ガントリのトンネル部の周囲各方向からのX線ビームでそのトンネル部内に配置された被検体をスキャンし各方向からの透過X線ビームによる投影データを得、この投影データから断層像を再構成するX線CT装置において、ガントリのトンネル部周囲各位置からトンネル部中心方向での被検体表面までの距離を測定する非接触型の距離計と、この距離計によって計測された距離データとその距離計の位置データとに基づいてトンネル部内での被検***置情報を得る被検***置測定装置と、該被検***置情報を表示する位置情報表示装置とを備えることが特徴となっており、位置情報表示装置によってトンネル部内での被検体の位置に関する情報が示されるため、被検体を有効視野内に収めるセッティングが容易になる。
【0008】
さらに上記X線CT装置に、被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、被検体が載置されたベッド天板のガントリに対する相対的な位置を調整する位置調整装置を備えるようにしてもよい。この場合、被検体を有効視野内に収めるような被検体の位置調整がいっそう容易になる。
【0009】
被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、断層像の画像モニター装置の画面上での表示位置を自動調整するようにしてもよい。この場合、モニター画面上での断層像の位置調整の手間が不要となり、撮像時間を短縮できる。
【0010】
被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、X線曝射条件設定を行うようにしてもよく、これにより、最適なX線曝射条件を設定し、X線被曝線量を低下させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の実施の形態を模式的に示すブロック図であり、この図1において、ガントリ11には中空リング型の回転フレーム12が回転自在に保持されており、この回転フレーム12にX線管13、X線検出器14がマウントされている。X線検出器14は多数(たとえば800個)の検出器エレメントが弧状に配列された多チャンネル検出器であり、X線管13と対向配置されている。
【0012】
この回転フレーム12は、モーターやベルト・プーリー機構などからなる回転駆動機構15によって矢印に示すように回転駆動される。被検体(患者)16は回転フレーム12の中空部、つまりガントリ11のトンネル部内に置かれる。この回転フレーム12とともにX線管13、X線検出器14等が被検体16の周囲に回転することになる。
【0013】
被検体16はベッド天板17上に載置されて、トンネル部内壁19に衝突しないようにトンネル部に挿入される。X線管13からX線を照射しながら回転フレーム12を回転させることにより、被検体16を通ったX線ビームによる投影データが各方向において得られる。X線検出器14によって検出されるX線ビームが通る領域が有効視野18ということになる。回転フレーム12の回転角度は回転駆動機構に備えられた回転検出器により検出され、この検出角度信号に応じて各方向からの投影データを収集する。この投影データが360°(あるいは180°)分収集されたとき、そのデータを逆投影法などのアルゴリズムで処理することにより、CT像が再構成される。以上は通常のX線CT装置と変わらないため、データ収集装置や画像再構成装置、角度検出器などは図では省略している。
【0014】
この図1に示した例では、回転フレーム12に非接触型の距離計21が取り付けられている。この非接触型の距離計21は、たとえばレーザ式、超音波式、あるいは赤外線式などのもので、トンネル部の中心方向にレーザ、超音波、赤外線等を発射して、トンネル部内壁19から中心方向での被検体16の表面までの距離を計測する。計測された距離データは被検***置測定装置23に送られる。被検***置測定装置23は、回転フレーム12を回転させ、その回転中の距離計21の位置(角度)を検出する検出器22からの位置(角度)信号に基づき、距離計21の位置(角度)ごとにその距離データを収集し、図2のようなデータを得る。なお、距離計位置検出器22は、回転駆動機構15に備えられた回転角度検出器を利用することもできる。
【0015】
図2において、距離aは有効視野18までの距離であり、距離計21によって測定された距離がこの距離aより短い場合にはその方向では被検体16が有効視野をはみ出していることになる。距離bはトンネル部内壁19との衝突防止限界を示す。被検***置測定装置23は、測定距離データとそれを得た距離計21の位置(角度)データと(図2)から被検体16の表面輪郭位置を再構成することができ、たとえば図3のような、有効視野18およびトンネル部内壁19に対して位置付けられた再構成輪郭20を得る。位置情報表示装置24は、図2のような生データないし図3のような再構成された輪郭20を表示する。これらの空間的位置情報は、コンソール31に備えられた位置情報表示装置32においても表示される。
【0016】
したがって、操作者はガントリ11の位置情報表示装置24またはコンソール31の位置情報表示装置32を見て、被検体16が有効視野18からはみ出さないよう被検体16の位置を調整するなどのセッティングを行うことができる(図1の場合はベッド天板17の右側に偏って被検体16が置かれているため、中央付近に正しくセットしなおすことになる)。
【0017】
さらに、被検***置測定装置23から出力される位置情報はスキャナ停止装置25にも送られる。こうして測定された距離がbよりも短い場合などにスキャナ停止装置25を動作させて被検体16がトンネル部内壁19に接触する前にガントリ11の移動またはベッド天板17の移動を停止させて、被検体16がトンネル部内壁19に衝突することを未然に防止することができる。
【0018】
図4は、他の実施形態を示すものである。この図4の場合、被検***置調整装置26が加えられており、被検***置測定装置23からの位置情報に基づいてベッド天板17の位置が調整される。ここでは、ベッド天板17は、ベッド駆動装置41によってその上下および左右の位置が調整されるようになっている。このベッド駆動装置41にはベッド天板17を上下に駆動する上下動駆動装置42と左右に駆動する左右駆動装置43とが備えられている。被検***置調整装置26は、被検***置測定装置23からの位置情報より被検体16を有効視野18内に収めるために必要な、上下・左右に移動量を計算し、その移動量を表す駆動信号を上下動駆動装置42と左右駆動装置43とに送る。こうして、被検体16が有効視野18内に収まるようにする位置調整が自動的に行われる。
【0019】
図5は同じく被検***置測定装置23からの位置情報に基づいて被検体16の位置を調整する機能を持たせた第3の実施形態を示す。ここでは図4とは異なり、ベッド駆動装置41は、ベッド天板17を上下に駆動する上下動駆動装置42のみを備えており、被検体16のガントリ11に対する相対的な左右方向への移動はガントリ11を全体として左右に移動させるガントリ左右動駆動装置27によって行われる。これらベッド天板上下動駆動装置42およびガントリ左右動駆動装置27へ被検***置調整装置26からの駆動信号が送られて、被検体16が有効視野18内に収まるようにする位置調整が自動的に行われる点は図4と同じである。
【0020】
図6に示す第4の実施形態では、被検***置測定装置23からの位置情報を断層像表示に利用している。コンソール31には図示しない断層像再構成装置からの画像データが断層像表示装置33に送られてきており、その画像データによって表された断層像が画像モニター装置51によって表示されるようになっている。この断層像表示装置33に被検***置測定装置23からの位置情報が入力されており、トンネル部内での被検体16の位置に応じて画像モニター装置51の画面上に表示される断層像の位置を自動的に調整するようにしている。これにより、画像モニター装置51の画面上での断層像の表示位置を手動で調整する手間を省き、撮像にかかる時間を短縮することができる。
【0021】
図7に示す第5の実施形態では、被検***置測定装置23からの位置情報をX線曝射条件の制御に利用し、被検体16のX線被曝線量の低減に役立てている。被検***置測定装置23からの位置情報は断層像を得る断面の面積をも表しており、これがコンソール31に備えられたX線曝射条件設定装置35に送られる。他方、コンソール31には被検体16の各種情報(年齢、性別、撮影部位など)を入力する、キーボードなどの被検体情報入力装置36が備えられており、これによって被検体16に関する年齢、性別、撮影部位などの情報があらかじめ入力され、X線曝射条件設定装置35に送られている。そこで、X線曝射条件設定装置35は、年齢、性別、撮影部位および断層面の面積に応じて最適なX線曝射条件を自動的に定めることができ、被検体16へのX線被曝線量を必要最小限のものとし、X線被曝線量の低減を図ることができる。
【0022】
なお、上記では、1個の距離計21を回転フレーム12に搭載して被検体16の周囲に回転させるものとしたが、複数個(たとえば4個ないし6個あるいはそれ以上の個数)の距離計を等間隔(等角度)に配置して回転させないものとしてもよい。この場合、距離を測定する位置(角度)間隔は粗いものとなる(回転させる場合は無限に細かくすることが可能である)が、簡易的に被検体16のトンネル部内での位置を計測することができる。
【0023】
また、図4および図5において相対的な上下動および左右動を自動的に行うものとしたが、被検***置調整装置26からの信号(移動量を表す)に基づいて手動で調整するようにしてもよい。さらに、図7の場合も、X線曝射条件を年齢、性別、撮影部位および断層面の面積に応じて手動で調整するように構成することもできる。
【0024】
その他、具体的な構成はこの発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更可能である。たとえば、ガントリ11とコンソール31とを別体とせず一体にする構成なども考えられる。また、被検***置測定装置23や被検***置調整装置26などはハードウェア的に述べたが、内蔵コンピュータのソフトウェアとして構成することもできる。さらに、この発明は、X線管とX線検出器とを回転させるタイプのX線CT装置だけでなく、X線検出器をトンネル部の全周に固定配置し、X線管のみ回転させるタイプなど他のタイプのX線CT装置にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のX線CT装置によれば、ガントリのトンネル部内での被検体の位置を測定することによって、操作者の目視に依存せずに被検体が有効視野内に収まるようセッティングすることが容易にできる。そのため、アーティファクトにより誤診や、再検査によるX線被曝線量の増大を回避することが可能になる。ガントリのトンネル部内での被検体の位置が非接触に測定されるため、被検体に圧迫を加えることなく、衝突防止できる。被検体の測定位置データによって、被検体が載置されたベッド天板の相対的な移動を行うことができるので、自力で***を変化させることが困難な患者についてとくに効果が大きい。被検体の測定位置データを断層像の表示に利用することにより、手間を省いて撮像にかかる時間を短縮することが可能となる。被検体の測定位置データをX線曝射条件設定に利用することにより、最適なX線曝射条件を定め、X線被曝線量を少なくすることに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を模式的に示すブロック図。
【図2】測定された位置データの例を示すグラフ。
【図3】測定位置データから再構成された被検体表面輪郭を示す図。
【図4】第2の実施形態を模式的に示すブロック図。
【図5】第3の実施形態を模式的に示すブロック図。
【図6】第4の実施形態を模式的に示すブロック図。
【図7】第5の実施形態を模式的に示すブロック図。
【符号の説明】
11 ガントリ
12 回転フレーム
13 X線管
14 X線検出器
15 回転駆動機構
16 被検体
17 ベッド天板
18 有効視野
19 トンネル部内壁
20 再構成輪郭
21 距離計
22 距離計位置検出器
23 被検***置測定装置
24 位置情報表示装置
25 スキャナ停止装置
26 被検***置調整装置
27 ガントリ左右動駆動装置
31 コンソール
32 位置情報表示装置
33 断層像表示装置
35 X線曝射条件設定装置
36 被検体情報入力装置
41 ベッド駆動装置
42 ベッド天板上下動駆動装置
43 ベッド天板左右動駆動装置
51 画像モニター装置
Claims (4)
- ガントリのトンネル部の周囲各方向からのX線ビームでそのトンネル部内に配置された被検体をスキャンし各方向からの透過X線ビームによる投影データを得、この投影データから断層像を再構成するX線CT装置において、ガントリのトンネル部周囲各位置からトンネル部中心方向での被検体表面までの距離を測定する非接触型の距離計と、この距離計によって計測された距離データとその距離計の位置データとに基づいてトンネル部内での被検***置情報を得る被検***置測定装置と、該被検***置情報を表示する位置情報表示装置とを備えることを特徴とするX線CT装置。
- 上記被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、被検体が載置されたベッド天板のガントリに対する相対的な位置を調整する位置調整装置をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
- 上記被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、断層像の画像モニター装置の画面上での表示位置を自動調整する表示装置をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
- 上記被検***置測定装置からの被検***置情報に基づき、X線曝射条件設定を行うX線曝射条件設定装置をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
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