JP2005007438A - 曲げ加工用マンドレル - Google Patents
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
【課題】構造が簡単で、十分な剛性を有する曲げ加工用マンドレルを得る。
【解決手段】外周が球面状のプラグ12を複数の備え、かつ、複数の各プラグ12に支点ピン16を装着する。隣同士のプラグ12の支点ピン16に第1、第2リンク部材18,20,22を揺動可能に装着して隣同士のプラグ12を第1、第2リンク部材18,20,22により連結する。また、曲げ加工の際に、隣のプラグ12が挿入可能な球状の溝26を各プラグ12に形成した。そして、シャンク14にプラグを第2リンク部材20,22を介して連結した。曲げ加工されるパイプ1の曲げ加工箇所にプラグ12を挿入してパイプ1の変形を防止する。
【選択図】 図3
【解決手段】外周が球面状のプラグ12を複数の備え、かつ、複数の各プラグ12に支点ピン16を装着する。隣同士のプラグ12の支点ピン16に第1、第2リンク部材18,20,22を揺動可能に装着して隣同士のプラグ12を第1、第2リンク部材18,20,22により連結する。また、曲げ加工の際に、隣のプラグ12が挿入可能な球状の溝26を各プラグ12に形成した。そして、シャンク14にプラグを第2リンク部材20,22を介して連結した。曲げ加工されるパイプ1の曲げ加工箇所にプラグ12を挿入してパイプ1の変形を防止する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプを曲げ加工する際に、曲げ加工箇所の変形を防止する曲げ加工用マンドレルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特許文献1,2にあるように、シャンクの先端に直列状に取り付けられた複数のプラグを備えた曲げ加工用マンドレルが知られている。図4に示すように、このプラグ50の外周は球面状に形成され、プラグ50にはその中心に連結軸52が挿着されている。連結軸52の先端には球状部54が設けられると共に、他端には球面状の溝56が形成されている。
【0003】
一つの連結軸52の球状部54が別の連結軸52の球溝56に挿入されて、自在継手が構成され、複数のプラグ50が直列状に連結されている。また、シャンク58にも同様の球溝60が形成されて、連結軸52の球状部54が挿入されて、プラグ50がシャンク58に取り付けられている。
【0004】
曲げ加工する際には、パイプ62の曲げ加工箇所にプラグ50を挿入して、曲げ加工する。これにより、球状部54が球溝56,60内で摺動して、プラグ50が曲げ方向に沿って首を振る。これにより、曲げ内側では、プラグ50の間隔が狭くなり、プラグ50の各外周がパイプ62の内周に接触して、パイプ62の曲げ内側に皺等の変形が生じるのを防止する。
【0005】
【特許文献1】実開平06−041921号公報
【特許文献2】特開平07−290156号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、図4に示すように、連結軸52の一端側に球状部54を、他端側に球溝56を形成しなければならず、構造が複雑で形成が容易でないと共に、プラグ50を連結軸52に固定しなければならず、十分な剛性が得られない場合があるという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、構造が簡単で、十分な剛性を有する曲げ加工用マンドレルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所にプラグを挿入して前記パイプの変形を防止する曲げ加工用マンドレルにおいて、
外周が球面状の前記プラグを複数備え、かつ、複数の前記各プラグに支点ピンを装着すると共に、隣同士の前記プラグの前記支点ピンにリンク部材を揺動可能に装着して隣同士の前記プラグを前記リンク部材により連結し、
また、曲げ加工の際に、隣の前記プラグが挿入可能な溝を前記各プラグに形成したことを特徴とする曲げ加工用マンドレルがそれである。
【0009】
シャンクに前記プラグをリンク部材を介して連結した構成としてもよい。また、前記溝は球状であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はパイプで、パイプ1の曲げ形状に応じた曲げ型2の外周にパイプ1が接触されている。曲げ型2に対向して、締め型4が設けられ、パイプ1は曲げ型2と締め型4とに挟持され、締め型4が曲げ型2を中心にして公転すると共に、曲げ型2も回転して、パイプ1を曲げ加工する。締め型4に並べて、曲げ加工の際の曲げ反力を受ける圧力型6も設けられている。尚、曲げ加工は、これに限らず、マンドレルを用いて曲げ加工する場合であれば、どの曲げ加工でもよい。
【0011】
パイプ1には、曲げ加工用マンドレル10が挿入されており、曲げ加工用マンドレル10は、複数のプラグ12とシャンク14とを備えている。各プラグ12は、その外周が球面状に形成されており、各プラグ12には、球面状外周の中心を通って支点ピン16が嵌入されて装着されている。
【0012】
この各支点ピン16には、板状の第1リンク部材18と同じく板状の第2リンク部材20,22とが揺動可能に装着されている。本実施形態では、第1リンク部材18の一端がプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されると共に、第1リンク部材18の他端が隣のプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されている。
【0013】
そして、図2に示すように、第1リンク部材18の他端側を一対の第2リンク部材20,22の一端が挟持すると共に、一対の第2リンク部材20,22の一端が同じ支点ピン16に揺動可能に装着されている。一対の第2リンク部材20,22の他端は、更に隣のプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されている。この一対の第2リンク部材20,22の他端の間に第1リンク部材18の一端が挟持されると共に、この第1リンク部材18の一端が支点ピン16に揺動可能に装着されている。
【0014】
この第1リンク部材18の他端は隣のプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されている。これが繰り返されて、第1リンク部材18と第2リンク部材20,22とにより複数のプラグ12が、本実施形態では4個のプラグ12が、連結されている。シャンク14にも支点ピン24が装着されており、シャンク14には、端にあるプラグ12に連結された第2リンク部材20,22の一端が、支点ピン24を介して揺動可能に装着されている。
【0015】
一方、各プラグ12には、それぞれ隣のプラグ12を挿入可能な球状の溝26が形成されている。この球状の溝26は、プラグ12の球状の外周よりも少し大きく形成されている。本実施形態では、隣同士のプラグ12の支点ピン16の間隔は、プラグ12の球状の外周の半径とほぼ同じか、それよりも僅かに大きく形成されている。そして、球状の溝26の中心は、隣のプラグ12の球状外周の中心とほぼ同じ位置となるように形成されている。また、シャンク14のプラグ12側の端の外周も、プラグ12の外周と同様に、球状に形成されている。
【0016】
プラグ12は、外周が球状に形成されると共に、その外周の直径は、パイプ1の内径よりも僅かに小さく形成されて、プラグ12をパイプ1内に挿入できるように形成されている。そして、プラグ12は、球をその半径とほぼ同じ幅を残して切り取って、その半径とほぼ同じ厚さを有するように形成されている。複数のプラグ12は、その厚さ方向に僅かな隙間を空けて並べられている。
【0017】
球状の溝26と反対側のプラグ12には、支点ピン16の廻りに、相対的にプラグ12と第1リンク部材18、第2リンク部材20,22が揺動できるように、スリット28が形成されている。本実施形態では、スリット28は、片側にのみ揺動できるように形成されている。
【0018】
次に、前述した本実施形態の曲げ加工用マンドレル10の作動について説明する。
まず、図1に示すように、曲げ型2と締め型4とにより、パイプ1を挟持すると共に、圧力型6をパイプ1に当接させる。そして、曲げ加工用マンドレル10をパイプ1内に挿入する。その際、曲げ加工箇所に、プラグ12のスリット28が曲げ内側となるように複数のプラグ12を挿入する。
【0019】
そして、締め型4を曲げ型2の中心の廻りに公転すると共に、曲げ型2を回転させる。これにより、パイプ1が曲げ型2に巻き付けられるようにして、引き曲げ加工される。その際、曲げ加工箇所では、パイプ1の曲げ外側は伸び、曲げ内側は圧縮される。
【0020】
曲げ加工用マンドレル10では、図3に示すように、各支点ピン16の廻りに、相対的にプラグ12と第1リンク部材18、第2リンク部材20,22が揺動する。各プラグ12が曲げ外側ではその間隔が広がり、曲げ内側ではその間隔が狭まる。よって、曲げ内側では、隣のプラグ12の外周が、溝26内に入り込み、隣のプラグ12との間に隙間ができないように、各プラグ12が密着する。従って、パイプ1を曲げ加工した際、曲げ内側でパイプ1が圧縮されても、皺等の変形が防止される。
【0021】
また、支点ピン16と第1リンク部材18、第2リンク部材20,22とにより各プラグ12が連結されるので、構造は簡単である。そして、各プラグ12に大きな外力が加わっても、支点ピン16、第1リンク部材18、第2リンク部材20,22により支えられるので、その剛性は高く、破損等を防止できる。
【0022】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の曲げ加工用マンドレルは、簡単な構造であると共に、その剛性が高いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての曲げ加工用マンドレルの曲げ加工前の状態を示す断面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】本実施形態の曲げ加工用マンドレルの曲げ加工後の状態を示す断面図である。
【図4】従来の曲げ加工用マンドレルの曲げ加工後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,62…パイプ 2…曲げ型
4…締め型 6…圧力型
10…加工用マンドレル 12,50…プラグ
14…シャンク 16,24…支点ピン
18…第1リンク部材 20,22…第2リンク部材
26…溝 28…スリット
52…連結軸 54…球状部
56…球溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプを曲げ加工する際に、曲げ加工箇所の変形を防止する曲げ加工用マンドレルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特許文献1,2にあるように、シャンクの先端に直列状に取り付けられた複数のプラグを備えた曲げ加工用マンドレルが知られている。図4に示すように、このプラグ50の外周は球面状に形成され、プラグ50にはその中心に連結軸52が挿着されている。連結軸52の先端には球状部54が設けられると共に、他端には球面状の溝56が形成されている。
【0003】
一つの連結軸52の球状部54が別の連結軸52の球溝56に挿入されて、自在継手が構成され、複数のプラグ50が直列状に連結されている。また、シャンク58にも同様の球溝60が形成されて、連結軸52の球状部54が挿入されて、プラグ50がシャンク58に取り付けられている。
【0004】
曲げ加工する際には、パイプ62の曲げ加工箇所にプラグ50を挿入して、曲げ加工する。これにより、球状部54が球溝56,60内で摺動して、プラグ50が曲げ方向に沿って首を振る。これにより、曲げ内側では、プラグ50の間隔が狭くなり、プラグ50の各外周がパイプ62の内周に接触して、パイプ62の曲げ内側に皺等の変形が生じるのを防止する。
【0005】
【特許文献1】実開平06−041921号公報
【特許文献2】特開平07−290156号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、図4に示すように、連結軸52の一端側に球状部54を、他端側に球溝56を形成しなければならず、構造が複雑で形成が容易でないと共に、プラグ50を連結軸52に固定しなければならず、十分な剛性が得られない場合があるという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、構造が簡単で、十分な剛性を有する曲げ加工用マンドレルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所にプラグを挿入して前記パイプの変形を防止する曲げ加工用マンドレルにおいて、
外周が球面状の前記プラグを複数備え、かつ、複数の前記各プラグに支点ピンを装着すると共に、隣同士の前記プラグの前記支点ピンにリンク部材を揺動可能に装着して隣同士の前記プラグを前記リンク部材により連結し、
また、曲げ加工の際に、隣の前記プラグが挿入可能な溝を前記各プラグに形成したことを特徴とする曲げ加工用マンドレルがそれである。
【0009】
シャンクに前記プラグをリンク部材を介して連結した構成としてもよい。また、前記溝は球状であってもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はパイプで、パイプ1の曲げ形状に応じた曲げ型2の外周にパイプ1が接触されている。曲げ型2に対向して、締め型4が設けられ、パイプ1は曲げ型2と締め型4とに挟持され、締め型4が曲げ型2を中心にして公転すると共に、曲げ型2も回転して、パイプ1を曲げ加工する。締め型4に並べて、曲げ加工の際の曲げ反力を受ける圧力型6も設けられている。尚、曲げ加工は、これに限らず、マンドレルを用いて曲げ加工する場合であれば、どの曲げ加工でもよい。
【0011】
パイプ1には、曲げ加工用マンドレル10が挿入されており、曲げ加工用マンドレル10は、複数のプラグ12とシャンク14とを備えている。各プラグ12は、その外周が球面状に形成されており、各プラグ12には、球面状外周の中心を通って支点ピン16が嵌入されて装着されている。
【0012】
この各支点ピン16には、板状の第1リンク部材18と同じく板状の第2リンク部材20,22とが揺動可能に装着されている。本実施形態では、第1リンク部材18の一端がプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されると共に、第1リンク部材18の他端が隣のプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されている。
【0013】
そして、図2に示すように、第1リンク部材18の他端側を一対の第2リンク部材20,22の一端が挟持すると共に、一対の第2リンク部材20,22の一端が同じ支点ピン16に揺動可能に装着されている。一対の第2リンク部材20,22の他端は、更に隣のプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されている。この一対の第2リンク部材20,22の他端の間に第1リンク部材18の一端が挟持されると共に、この第1リンク部材18の一端が支点ピン16に揺動可能に装着されている。
【0014】
この第1リンク部材18の他端は隣のプラグ12の支点ピン16に揺動可能に装着されている。これが繰り返されて、第1リンク部材18と第2リンク部材20,22とにより複数のプラグ12が、本実施形態では4個のプラグ12が、連結されている。シャンク14にも支点ピン24が装着されており、シャンク14には、端にあるプラグ12に連結された第2リンク部材20,22の一端が、支点ピン24を介して揺動可能に装着されている。
【0015】
一方、各プラグ12には、それぞれ隣のプラグ12を挿入可能な球状の溝26が形成されている。この球状の溝26は、プラグ12の球状の外周よりも少し大きく形成されている。本実施形態では、隣同士のプラグ12の支点ピン16の間隔は、プラグ12の球状の外周の半径とほぼ同じか、それよりも僅かに大きく形成されている。そして、球状の溝26の中心は、隣のプラグ12の球状外周の中心とほぼ同じ位置となるように形成されている。また、シャンク14のプラグ12側の端の外周も、プラグ12の外周と同様に、球状に形成されている。
【0016】
プラグ12は、外周が球状に形成されると共に、その外周の直径は、パイプ1の内径よりも僅かに小さく形成されて、プラグ12をパイプ1内に挿入できるように形成されている。そして、プラグ12は、球をその半径とほぼ同じ幅を残して切り取って、その半径とほぼ同じ厚さを有するように形成されている。複数のプラグ12は、その厚さ方向に僅かな隙間を空けて並べられている。
【0017】
球状の溝26と反対側のプラグ12には、支点ピン16の廻りに、相対的にプラグ12と第1リンク部材18、第2リンク部材20,22が揺動できるように、スリット28が形成されている。本実施形態では、スリット28は、片側にのみ揺動できるように形成されている。
【0018】
次に、前述した本実施形態の曲げ加工用マンドレル10の作動について説明する。
まず、図1に示すように、曲げ型2と締め型4とにより、パイプ1を挟持すると共に、圧力型6をパイプ1に当接させる。そして、曲げ加工用マンドレル10をパイプ1内に挿入する。その際、曲げ加工箇所に、プラグ12のスリット28が曲げ内側となるように複数のプラグ12を挿入する。
【0019】
そして、締め型4を曲げ型2の中心の廻りに公転すると共に、曲げ型2を回転させる。これにより、パイプ1が曲げ型2に巻き付けられるようにして、引き曲げ加工される。その際、曲げ加工箇所では、パイプ1の曲げ外側は伸び、曲げ内側は圧縮される。
【0020】
曲げ加工用マンドレル10では、図3に示すように、各支点ピン16の廻りに、相対的にプラグ12と第1リンク部材18、第2リンク部材20,22が揺動する。各プラグ12が曲げ外側ではその間隔が広がり、曲げ内側ではその間隔が狭まる。よって、曲げ内側では、隣のプラグ12の外周が、溝26内に入り込み、隣のプラグ12との間に隙間ができないように、各プラグ12が密着する。従って、パイプ1を曲げ加工した際、曲げ内側でパイプ1が圧縮されても、皺等の変形が防止される。
【0021】
また、支点ピン16と第1リンク部材18、第2リンク部材20,22とにより各プラグ12が連結されるので、構造は簡単である。そして、各プラグ12に大きな外力が加わっても、支点ピン16、第1リンク部材18、第2リンク部材20,22により支えられるので、その剛性は高く、破損等を防止できる。
【0022】
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の曲げ加工用マンドレルは、簡単な構造であると共に、その剛性が高いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての曲げ加工用マンドレルの曲げ加工前の状態を示す断面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】本実施形態の曲げ加工用マンドレルの曲げ加工後の状態を示す断面図である。
【図4】従来の曲げ加工用マンドレルの曲げ加工後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,62…パイプ 2…曲げ型
4…締め型 6…圧力型
10…加工用マンドレル 12,50…プラグ
14…シャンク 16,24…支点ピン
18…第1リンク部材 20,22…第2リンク部材
26…溝 28…スリット
52…連結軸 54…球状部
56…球溝
Claims (3)
- 曲げ加工されるパイプの曲げ加工箇所にプラグを挿入して前記パイプの変形を防止する曲げ加工用マンドレルにおいて、
外周が球面状の前記プラグを複数備え、かつ、複数の前記各プラグに支点ピンを装着すると共に、隣同士の前記プラグの前記支点ピンにリンク部材を揺動可能に装着して隣同士の前記プラグを前記リンク部材により連結し、
また、曲げ加工の際に、隣の前記プラグが挿入可能な溝を前記各プラグに形成したことを特徴とする曲げ加工用マンドレル。 - シャンクに前記プラグをリンク部材を介して連結したことを特徴とする請求項1記載の曲げ加工用マンドレル。
- 前記溝は球状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の曲げ加工用マンドレル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175101A JP2005007438A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 曲げ加工用マンドレル |
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EP04014189A EP1488867A1 (en) | 2003-06-19 | 2004-06-17 | Mandrel for bending |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175101A JP2005007438A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 曲げ加工用マンドレル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005007438A true JP2005007438A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=33410992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003175101A Pending JP2005007438A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 曲げ加工用マンドレル |
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US (1) | US20040255638A1 (ja) |
EP (1) | EP1488867A1 (ja) |
JP (1) | JP2005007438A (ja) |
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ITMI20121137A1 (it) | 2012-06-28 | 2013-12-29 | Crippa Spa | Anima di curvatura |
WO2014028498A2 (en) | 2012-08-16 | 2014-02-20 | S.P.M. Flow Control, Inc. | Plug valve having preloaded seal segments |
US9322243B2 (en) | 2012-08-17 | 2016-04-26 | S.P.M. Flow Control, Inc. | Automated relief valve control system and method |
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