JP2005007427A - レーザマーキング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】f・θレンズを用いずに、平面ワークは勿論のこと曲面ワークにレーザマーキングする方法を提供することを課題とするものである。
【解決手段】X−Yスキャナ2を用いてワークWの表面又は透過性ワークの内部にレーザマーキングをする方法において、レーザ装置1とX−Yスキャナ2間にリニアトランスレータ4を設け、前記X−Yスキャナ2の制御装置3とリニアトランスレータ4の焦点調節用可動レンズCの駆動装置5間に前記ワークWの形状に応じた補正テーブルを備えた駆動信号出力装置6を設け、その出力信号に応じて、前記可動レンズCの駆動装置5により可動レンズCを光軸方向に移動させてレーザ光の集光点を変化させることを特徴とするレーザマーキング方法である。
【選択図】図1
【解決手段】X−Yスキャナ2を用いてワークWの表面又は透過性ワークの内部にレーザマーキングをする方法において、レーザ装置1とX−Yスキャナ2間にリニアトランスレータ4を設け、前記X−Yスキャナ2の制御装置3とリニアトランスレータ4の焦点調節用可動レンズCの駆動装置5間に前記ワークWの形状に応じた補正テーブルを備えた駆動信号出力装置6を設け、その出力信号に応じて、前記可動レンズCの駆動装置5により可動レンズCを光軸方向に移動させてレーザ光の集光点を変化させることを特徴とするレーザマーキング方法である。
【選択図】図1
Description
【0001】
本発明は、レーザ光を用いてマーキングする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平3−124486号公報にはマーキングすべき対象物(ワーク)の内部にレーザ光を集光させる方法として集光レンズを用いた方法が開示されているが、レンズから集光点までの距離が一定であるため、図4に示すように、ワークWが平面の場合、マーキング位置が変化した場合、ワークをX−Y方向に移動しなければならない。
【0003】
従来、この問題を解決する手段として、平板のワークにレーザマーキングする場合は、X−YスキャナとワークWとの間にf・θレンズを設ける方法が採られているが、曲面のワークにレーザマーキングする方法が無かった。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−124486号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、f・θレンズを用いずに、平面ワークは勿論のこと曲面ワークにレーザマーキングする方法を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、X−Yスキャナを用いてワークの表面又は透過性ワークの内部にレーザマーキングをする方法において、レーザ装置とX−Yスキャナ間にリニアトランスレータを設け、前記X−Yスキャナの制御装置とリニアトランスレータの焦点調節用可動レンズの駆動装置間に前記ワークの形状に応じた補正テーブルを備えた駆動信号出力装置を設け、その出力信号に応じて、前記可動レンズの駆動装置により可動レンズを光軸方向に移動させてレーザ光の集光点を変化させることを特徴とするレーザマーキング方法である。
【0007】
すなわち、X−Yスキャナを用いたレーザマーキング方法では、X、Yミラーの走査時に走査角の大きい部分で集光点のずれが発生し、そのずれ量は計算により求まる値であるから、本発明では予めXミラーとYミラーの走査各位置に補正量分だけ焦点調節用の可動レンズを移動して集光点を補正する補正テーブルを用意し、その補正テーブルに従った補正信号Δfを可動レンズの駆動装置に与えて、所期のレーザマーキング位置にレーザマーキングが行われるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施するための装置の模式図で、1はレーザ装置、2はX−Yスキャナ、3はX−Yスキャナ制御装置、4は前記レーザ装置1とX−Yスキャナ2間に設けた固定レンズA,B及び可動レンズCから成るリニアトランスレータ、5は可動レンズCの駆動装置、6はワークWの形状(平面、曲面等)に対応した補正信号作成用補正テーブルを記憶させた補正用駆動信号出力装置である。
【0009】
補正用駆動信号出力装置6に記憶させる補正テーブルは、レーザマーキング位置とその位置のステージからワークWのZ軸方向のレーザマーキング位置例えば、図2ではL0、図3ではL0,L1,L2,L3…を計算又は測定により求めて作る。
【0010】
従って、実施例装置で図2に示すようなガラスや透明プラスチック板等の平面ワークW内のL0の位置にレーザマーキングする場合、レーザマーキング位置が変化すると、それに応じてリニアトランスレータ4の可動レンズCを光軸方向に移動して固定レンズAから集光点までのレーザ光の距離が変化し、従来のようにf・θレンズを設けなくともレーザマーキングが行われる。
【0011】
又、図3に示すような曲面板ワークW’内のL0の位置にレーザマーキングする場合は、その形状に応じた補正テーブルを補正用駆動信号出力装置6に記憶させておくことにより、レーザマーキングすることができる。
【0012】
【発明の効果】
以上、本発明によればレーザマーキングの対象物(ワーク)の形状が平面の場合は勿論のこと異なる場合でも容易にレーザマーキングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の構成を示す模式図。
【図2】本発明の実施例装置により、平板にレーザマーキングする場合のレーザ光の集光状態を示す説明図。
【図3】本発明の実施例装置により曲面にレーザマーキングする場合のレーザ光の集光状態を示す説明図。
【図4】f・θレンズを使用しないで、X−Yスキャナでレーザマーキングした場合のレーザ光の集光状態を示す説明図。
【符号の説明】
W ワーク
1 レーザ装置
2 X−Yスキャナ
3 X−Yスキャナ制御装置
4 リニアトランスレータ
5 可動レンズの駆動装置
6 補正用駆動信号出力装置
7 ステージ
本発明は、レーザ光を用いてマーキングする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平3−124486号公報にはマーキングすべき対象物(ワーク)の内部にレーザ光を集光させる方法として集光レンズを用いた方法が開示されているが、レンズから集光点までの距離が一定であるため、図4に示すように、ワークWが平面の場合、マーキング位置が変化した場合、ワークをX−Y方向に移動しなければならない。
【0003】
従来、この問題を解決する手段として、平板のワークにレーザマーキングする場合は、X−YスキャナとワークWとの間にf・θレンズを設ける方法が採られているが、曲面のワークにレーザマーキングする方法が無かった。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−124486号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、f・θレンズを用いずに、平面ワークは勿論のこと曲面ワークにレーザマーキングする方法を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、X−Yスキャナを用いてワークの表面又は透過性ワークの内部にレーザマーキングをする方法において、レーザ装置とX−Yスキャナ間にリニアトランスレータを設け、前記X−Yスキャナの制御装置とリニアトランスレータの焦点調節用可動レンズの駆動装置間に前記ワークの形状に応じた補正テーブルを備えた駆動信号出力装置を設け、その出力信号に応じて、前記可動レンズの駆動装置により可動レンズを光軸方向に移動させてレーザ光の集光点を変化させることを特徴とするレーザマーキング方法である。
【0007】
すなわち、X−Yスキャナを用いたレーザマーキング方法では、X、Yミラーの走査時に走査角の大きい部分で集光点のずれが発生し、そのずれ量は計算により求まる値であるから、本発明では予めXミラーとYミラーの走査各位置に補正量分だけ焦点調節用の可動レンズを移動して集光点を補正する補正テーブルを用意し、その補正テーブルに従った補正信号Δfを可動レンズの駆動装置に与えて、所期のレーザマーキング位置にレーザマーキングが行われるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施するための装置の模式図で、1はレーザ装置、2はX−Yスキャナ、3はX−Yスキャナ制御装置、4は前記レーザ装置1とX−Yスキャナ2間に設けた固定レンズA,B及び可動レンズCから成るリニアトランスレータ、5は可動レンズCの駆動装置、6はワークWの形状(平面、曲面等)に対応した補正信号作成用補正テーブルを記憶させた補正用駆動信号出力装置である。
【0009】
補正用駆動信号出力装置6に記憶させる補正テーブルは、レーザマーキング位置とその位置のステージからワークWのZ軸方向のレーザマーキング位置例えば、図2ではL0、図3ではL0,L1,L2,L3…を計算又は測定により求めて作る。
【0010】
従って、実施例装置で図2に示すようなガラスや透明プラスチック板等の平面ワークW内のL0の位置にレーザマーキングする場合、レーザマーキング位置が変化すると、それに応じてリニアトランスレータ4の可動レンズCを光軸方向に移動して固定レンズAから集光点までのレーザ光の距離が変化し、従来のようにf・θレンズを設けなくともレーザマーキングが行われる。
【0011】
又、図3に示すような曲面板ワークW’内のL0の位置にレーザマーキングする場合は、その形状に応じた補正テーブルを補正用駆動信号出力装置6に記憶させておくことにより、レーザマーキングすることができる。
【0012】
【発明の効果】
以上、本発明によればレーザマーキングの対象物(ワーク)の形状が平面の場合は勿論のこと異なる場合でも容易にレーザマーキングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の構成を示す模式図。
【図2】本発明の実施例装置により、平板にレーザマーキングする場合のレーザ光の集光状態を示す説明図。
【図3】本発明の実施例装置により曲面にレーザマーキングする場合のレーザ光の集光状態を示す説明図。
【図4】f・θレンズを使用しないで、X−Yスキャナでレーザマーキングした場合のレーザ光の集光状態を示す説明図。
【符号の説明】
W ワーク
1 レーザ装置
2 X−Yスキャナ
3 X−Yスキャナ制御装置
4 リニアトランスレータ
5 可動レンズの駆動装置
6 補正用駆動信号出力装置
7 ステージ
Claims (1)
- X−Yスキャナを用いてワークの表面又は透過性ワークの内部にレーザマーキングをする方法において、レーザ装置とX−Yスキャナ間にリニアトランスレータを設け、前記X−Yスキャナの制御装置とリニアトランスレータの焦点調節用可動レンズの駆動装置間に、前記ワークの形状に応じた補正テーブルを備えた補正用駆動信号出力装置を設け、その出力信号に応じて前記可動レンズの駆動装置により可動レンズを光軸方向に移動させてレーザ光の集光点を変化させることを特徴とするレーザマーキング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003174313A JP2005007427A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | レーザマーキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003174313A JP2005007427A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | レーザマーキング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005007427A true JP2005007427A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34097828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003174313A Pending JP2005007427A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | レーザマーキング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005007427A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305586A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Cyber Laser Kk | 板状体切断方法並びにレーザ加工装置 |
JP2008546540A (ja) * | 2005-06-21 | 2008-12-25 | ファメッカニカ.データ エス.ピー.エイ. | 50〜200010−3mmの直径のレーザスポットを用いて、物品、特に生理用品及びその構成要素をレーザ処理するための方法及び装置 |
JP2009202188A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Shibuya Kogyo Co Ltd | レーザ光照射方法およびその装置 |
KR101385095B1 (ko) | 2012-09-10 | 2014-04-24 | 이철희 | 레이저 마킹방법 |
-
2003
- 2003-06-19 JP JP2003174313A patent/JP2005007427A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305586A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Cyber Laser Kk | 板状体切断方法並びにレーザ加工装置 |
JP2008546540A (ja) * | 2005-06-21 | 2008-12-25 | ファメッカニカ.データ エス.ピー.エイ. | 50〜200010−3mmの直径のレーザスポットを用いて、物品、特に生理用品及びその構成要素をレーザ処理するための方法及び装置 |
JP2009202188A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Shibuya Kogyo Co Ltd | レーザ光照射方法およびその装置 |
KR101385095B1 (ko) | 2012-09-10 | 2014-04-24 | 이철희 | 레이저 마킹방법 |
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