JP2005003336A - 電動弁 - Google Patents

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重貴 脇坂
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Abstract

【課題】弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する第1冷媒流路から冷媒室内に流入した冷媒流が冷媒室内を通過する際に発生する流動音を低減できる電動弁を提供する。
【解決手段】熱源側膨張弁26は、駆動機構41と、弁体42と、弁本体43とを備えている。弁体42は、一端に弁頭部42aを有し、駆動機構41によって軸方向に進退される。弁本体43は、弁体42が挿入される中空の空間からなる冷媒室43aと、弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室43aに開口する2つの第1冷媒流路43b、43cと、弁頭部42aに対向するように開口する第2冷媒流路43dと、弁体42の進退によって弁頭部42aとの間における冷媒の流路面積が可変される弁座43eとを有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動弁、特に、冷凍装置の冷媒回路に設けられた電動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、冷凍装置の冷媒回路においては、凝縮器と蒸発器とを接続する冷媒配管等に電動弁が設けられている。
この電動弁は、主に、駆動機構と、弁体と、弁本体とから構成されている。駆動機構は、モータやソレノイド等からなる。弁体は、一端に弁頭部を有し、駆動機構によって軸方向に進退される。弁本体は、弁体が挿入される中空の空間からなる冷媒室と、冷媒室を冷媒回路に接続するために弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する第1冷媒流路と、冷媒室を冷媒回路に接続するために弁頭部に対向するように開口する第2冷媒流路と、弁体の進退によって弁頭部との間における冷媒の流路面積が可変される弁座とを有する。ここで、弁体は、通常、その軸が上下方向に向くように配置されるため、第1冷媒流路は、冷媒室の側方から冷媒が流入又は流出するように配置され、第2冷媒流路は、冷媒室の下方から冷媒が流入又は流出するように配置されることになる。
【0003】
このような電動弁において、第1冷媒流路から冷媒が流入する際に発生する電動弁における騒音としては、冷媒流の弁体への衝突により発生する弁体の振動に起因する振動音がある。この振動音に対しては、冷媒室の側方の第1冷媒流路を弁体の軸中心から偏心させた位置に開口するように配置し、第1冷媒流路から流入する冷媒流の弁体への衝突をなくすことで、弁体の振動を減少させて、振動音を低減するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−159617号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電動弁においては、第1冷媒流路から冷媒室に流入する冷媒流が冷媒室内を通過する際に発生する流動音に起因する騒音も存在するため、この流動音を低減することが望ましい。
しかし、上記の構成の電動弁では、冷媒室の側方の第1冷媒流路を弁体の軸中心から偏心させた位置に開口するように配置しているため、弁体の振動を減少させることはできるが、冷媒室の側方の第1冷媒流路から冷媒室内に流入した冷媒流が冷媒室内を通過する際に発生する流動音を低減する効果を得ることは難しい。
【0006】
本発明の課題は、弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する第1冷媒流路から冷媒室内に流入した冷媒流が冷媒室内を通過する際に発生する流動音を低減できる電動弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の電動弁は、冷凍装置の冷媒回路に設けられた電動弁であって、駆動機構と、弁体と、弁本体とを備えている。弁体は、一端に弁頭部を有し、駆動機構によって軸方向に進退される。弁本体は、弁体が挿入される中空の空間からなる冷媒室と、冷媒室を冷媒回路に接続するために弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する複数の第1冷媒流路と、冷媒室を冷媒回路に接続するために弁頭部に対向するように開口する第2冷媒流路と、弁体の進退によって弁頭部との間における冷媒の流路面積が可変される弁座とを有する。
【0008】
この電動弁では、第1冷媒流路を複数箇所設けることによって、各第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が有する運動エネルギーが小さくなるようにしている。これにより、弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する第1冷媒流路から冷媒室内に流入した冷媒流が冷媒室内を通過する際に発生する流動音を低減することができる。
【0009】
請求項2に記載の電動弁は、請求項1において、複数の第1冷媒流路は、第2冷媒流路の開口位置に対して、冷媒室の軸方向中央位置よりも離れた位置において開口している。
この電動弁では、第1冷媒流路と第2冷媒流路間の距離を離すことで、第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が第2冷媒流路に至るまでの間に減速されて、冷媒流が有する運動エネルギーがさらに小さくなるため、流動音をさらに低減することができる。
【0010】
請求項3に記載の電動弁は、請求項1において、複数の第1冷媒流路は、各第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が互いに直接衝突しないように設けられている。
この電動弁では、複数の第1冷媒流路から流入する冷媒流同士の干渉を防ぎ、流動音をさらに低減することができる。
【0011】
請求項4に記載の電動弁は、請求項1において、複数の第1冷媒流路は、互いが異なる軸方向位置において開口している。
この電動弁では、複数の第1冷媒流路から流入する冷媒流同士の干渉を防ぎ、流動音をさらに低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる電動弁の実施形態について、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(1)空気調和装置の全体構成
図1は、本発明の第1実施形態にかかる電動弁を備えた冷凍装置の一例としての空気調和装置1の冷媒回路の概略図である。空気調和装置1は、本実施形態において、冷房運転及び暖房運転が可能な冷媒回路10を有しており、熱源ユニット2と、利用ユニット5と、熱源ユニット2と利用ユニット5とを接続するための液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7とを備えている。
【0013】
利用ユニット5は、主に、利用側熱交換器51を有している。利用側熱交換器51は、室内の空気と冷媒との熱交換を行う熱交換器である。
熱源ユニット2は、主に、圧縮機21と、四路切換弁22と、熱源側熱交換器23と、ブリッジ回路24と、レシーバ25と、熱源側膨張弁26(電動弁)と、液側仕切弁27と、ガス側仕切弁28とを有している。
【0014】
圧縮機21は、吸入した冷媒ガスを圧縮する圧縮機である。四路切換弁22は、冷房運転と暖房運転との切り換え時に、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房運転時には圧縮機21の吐出側と熱源側熱交換器23のガス側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側とガス冷媒連絡配管7側とを接続し、暖房運転時には圧縮機21の吐出側とガス冷媒連絡配管7側とを接続するとともに圧縮機21の吸入側と熱源側熱交換器23のガス側とを接続することが可能である。
【0015】
熱源側熱交換器23は、熱源としての室外空気や水と冷媒との熱交換を行う熱交換器である。
ブリッジ回路24は、熱源側熱交換器23の液側に接続された液冷媒管31と液側仕切弁27に接続された液冷媒管32とに接続されており、液冷媒管31及び液冷媒管32の一方からレシーバ25及び熱源側膨張弁26を介して液冷媒管31及び液冷媒管32の他方へ冷媒を流通させることが可能である。具体的には、ブリッジ回路24は、冷房運転時には、液冷媒管31(すなわち、熱源側熱交換器23側)からの冷媒をレシーバ25に流入させた後、熱源側膨張弁26を介して、液冷媒管32(すなわち、利用側熱交換器51側)に冷媒を流通させることが可能である。また、ブリッジ回路24は、暖房運転時には、液冷媒管32からの冷媒をレシーバ25に流入させた後、熱源側膨張弁26を介して、液冷媒管31に冷媒を流通させることが可能である。
【0016】
ブリッジ回路24は、液冷媒管31及び液冷媒管32と、レシーバ25の入口と、熱源側膨張弁26の出口とに接続された4つの逆止弁24a〜24dから構成されている。逆止弁24aは、液冷媒管31からレシーバ25への冷媒の流通のみを許容するように設けられている。逆止弁24bは、液冷媒管32からレシーバ25への冷媒の流通のみを許容するように設けられている。逆止弁24cは、熱源側膨張弁26から液冷媒管31への冷媒の流通のみを許容するように設けられている。逆止弁24dは、熱源側膨張弁26から液冷媒管32への冷媒の流通のみを許容するように設けられている。
【0017】
熱源側膨張弁26は、本実施形態において、冷媒圧力の調節や冷媒流量の調節を行うために、レシーバ25の出口とブリッジ回路24とを接続するように設けられたソレノイド駆動式の電動弁である。より具体的には、熱源側膨張弁26は、レシーバ25の出口に接続された2つのレシーバ出口管29a、29bからなるレシーバ出口管29に接続されている。また、熱源側膨張弁26は、ブリッジ回路24に接続された膨張弁出口管30に接続されている。尚、熱源側膨張弁26の構造の詳細については、後述する。
【0018】
液側仕切弁27及びガス側仕切弁28は、それぞれ、液冷媒連絡配管6及びガス冷媒連絡配管7に接続されている。
(2)熱源側膨張弁の構造
次に、図2及び図3を用いて、熱源側膨張弁26の構造について説明する。ここで、図2は、熱源側膨張弁26の縦断面概略図である。図3は、図2のA−A断面図である。
【0019】
熱源側膨張弁26は、主に、駆動機構41と、弁体42と、弁本体43とから構成されている。
駆動機構41は、本実施形態において、ソレノイドからなる。
弁体42は、一端に弁頭部42aを有し、駆動機構41によって軸方向に進退される。弁体42は、本実施形態において、ニードル形状を有しており、その軸線が上下方向に向くように配置されている。
【0020】
弁本体43は、弁体42が挿入される中空の空間からなる冷媒室43aと、冷媒室43aをレシーバ出口管29a、29bに接続するために弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する2つの第1冷媒流路43b、43cと、冷媒室43aをレシーバ出口管29a、29bに接続するために弁頭部42aに対向するように開口する第2冷媒流路43dと、弁体42の進退によって弁頭部42aとの間における冷媒の流路面積が可変される弁座43eとを有している。弁本体43は、本実施形態において、駆動機構41の下側に配置されている。
【0021】
冷媒室43aは、本実施形態において、略卵形の形状を有しており、その平面視中央位置に弁体42が配置されている。
第1冷媒流路43b、43cは、本実施形態において、一端が、それぞれレシーバ出口管29a、29bに接続されており、他端が、冷媒室43aの側方から弁体42に向かって開口するように設けられた管部である。より具体的には、第1冷媒流路43b、43cは、冷媒室43aの上下方向中央位置付近において、互いが弁体42を挟んで対向するように開口している。
【0022】
第2冷媒流路43dは、本実施形態において、一端が、それぞれ膨張弁出口管30に接続されており、他端が、冷媒室43aの下側に設けられた管部である。
弁座43eは、弁頭部42aが当接可能なオリフィス孔43fを有する部材であり、本実施形態において、第2冷媒流路43dに設けられている。
(3)熱源側膨張弁の動作
次に、熱源側膨張弁26の動作について説明する。
【0023】
圧縮機21等を起動して、空気調和装置1の冷媒回路10内を冷媒が循環し始めると、レシーバ25に溜まった液冷媒は、2つのレシーバ出口管29a、29b及び第1冷媒流路43b、43cを通じて、冷媒室43a内に吹き出すとともに、弁体42の側部に衝突するように流入する。そして、冷媒室43a内に流入した液冷媒は、冷媒室43aを下方に向かって減速されながら流れ、弁頭部42aと弁座43eのオリフィス孔43fとによって形成された流路を通過して膨張されて、第2冷媒流路43dから流出する。
【0024】
ここで、冷媒室43aに流入する液冷媒は、第1冷媒流路43b、43cの2箇所から流入しているため、各第1冷媒流路43b、43cから冷媒室43a内に流入する液冷媒の冷媒流が有する運動エネルギーが小さくなっている。このため、第1冷媒流路43b、43cから冷媒室43a内に流入する冷媒流が冷媒室43a内を通過する際に発生する流動音が低減されている。しかも、本実施形態のように、第1冷媒流路43b、43cが弁体42の側部に衝突するように開口しているにもかかわらず、冷媒流が有する運動エネルギーが小さくなっているため、弁体42の振動も小さくなっている。
【0025】
[第2実施形態]
第1実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁26では、2つの第1冷媒流路43b、43cが、冷媒室43aの上下方向中央位置付近において、互いが弁体42を挟んで対向するように開口しているため、2つの第1冷媒流路43b、43cから流入する冷媒流同士が干渉しやくなっているが、2つの第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が互いに衝突しないように設けてもよい。
【0026】
具体的には、図4に示される本発明の第2実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁126のように、第1冷媒流路143b、143cを弁体42の軸中心に対して側方に偏倚した位置で開口するように配置することができる。
これにより、各第1冷媒流路から流入する冷媒流同士の干渉を防ぎ、流動音をさらに低減することができる。
【0027】
[第3実施形態]
第1実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁26では、2つの第1冷媒流路43b、43cを有する構造であったが、3以上の複数個の第1冷媒流路を有する構造であってもよい。
具体的には、図5に示される本発明の第3実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁226のように、3つの第1冷媒流路243b、243c、243gを有する構造にすることができる。この際、図5に示されるように、各第1冷媒流路243b、243c、243gを第2実施形態の熱源側膨張弁126のように、第1冷媒流路143b、143cを弁体42の軸中心に対して側方に偏倚した位置で開口するように配置するのが望ましい。尚、この場合、詳細は図示しないが、図1に示されるレシーバ出口管の数を2本から3本に増やす必要がある。
【0028】
このように、第1冷媒流路の数を増やすことによって、各第1冷媒流路から流入する冷媒流が有する運動エネルギーが小さくなるため、流動音をさらに低減することができる。
[第4実施形態]
第1実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁26では、第1冷媒流路43b、43cが冷媒室43aの上下方向中央位置付近で開口するように設けられているが、冷媒室の上部位置で開口するように設けてもよい。
【0029】
具体的には、図6に示される本発明の第4実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁326のように、第1冷媒流路343b、343cを冷媒室343aの上部位置において開口させることで、第1冷媒流路343b、343cの開口位置と第2冷媒流路43dの開口位置との間の距離L’を、第1実施形態の熱源側膨張弁26における第1冷媒流路43b、43cの開口位置と第2冷媒流路43dの開口位置との距離Lよりも大きくすることができる。
【0030】
これにより、第1冷媒流路343b、343cから冷媒室43a内に流入する冷媒流が第2冷媒流路(具体的には、弁座43e)に至るまでの間に減速されて、冷媒流が有する運動エネルギーがさらに小さくなるため、流動音をさらに低減することができる。
[第5実施形態]
第1実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁26では、第1冷媒流路43b、43cが冷媒室43aの同じ上下方向位置で開口するように設けられているが、異なる上下方向位置で開口するように設けてもよい。
【0031】
具体的には、図7に示される本発明の第5実施形態にかかる電動弁としての熱源側膨張弁426のように、第1冷媒流路443bを冷媒室43aの上下方向中央位置よりも上部位置において開口させるとともに、第1冷媒流路443cを第1冷媒流路443bの上側の位置において開口させてもよい。
これにより、各第1冷媒流路から流入する冷媒流同士の干渉を防ぎ、流動音をさらに低減することができる。しかも、各第1冷媒流路と第2冷媒流路との間の距離が離れているため、第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が第2冷媒流路に至るまでの間に減速されて、冷媒流が有する運動エネルギーがさらに小さくなるため、流動音をさらに低減することができる。
【0032】
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)前記実施形態では、ソレノイド駆動式の膨張弁を例として説明したが、これに限定されず、モータ駆動式の膨張弁等の他の形式の電動弁であっても、本発明が適用可能である。
【0033】
(2)前記実施形態では、本発明を熱源ユニットのレシーバから熱源側熱交換器又は利用側熱交換器に送られる冷媒を膨張させる熱源側膨張弁に適用したが、これに限定されず、複数の利用ユニットを有する冷凍装置において各利用ユニットに設けられる利用側膨張弁に適用してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、第1冷媒流路を複数箇所設けることによって、各第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が有する運動エネルギーが小さくなるようにしているため、弁体軸に交差する方向に向かって冷媒室に開口する第1冷媒流路から冷媒室内に流入した冷媒流が冷媒室内を通過する際に発生する流動音を低減することができる。
【0035】
請求項2にかかる発明では、第1冷媒流路と第2冷媒流路間の距離を離すことで、第1冷媒流路から冷媒室内に流入する冷媒流が第2冷媒流路に至るまでの間に減速されて、冷媒流が有する運動エネルギーがさらに小さくなるため、流動音をさらに低減することができる。
請求項3にかかる発明では、複数の第1冷媒流路から流入する冷媒流同士の干渉を防ぎ、流動音をさらに低減することができる。
【0036】
請求項4にかかる発明では、複数の第1冷媒流路から流入する冷媒流同士の干渉を防ぎ、流動音をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる電動弁を備えた冷凍装置の一例としての空気調和装置の冷媒回路の概略図。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる電動弁の縦断面概略図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】本発明の第2実施形態にかかる電動弁を示す図であって、図3に対応する図。
【図5】本発明の第3実施形態にかかる電動弁を示す図であって、図3に対応する図。
【図6】本発明の第4実施形態にかかる電動弁を示す図であって、図2に対応する図。
【図7】本発明の第5実施形態にかかる電動弁を示す図であって、図2に対応する図。
【符号の説明】
26、126、226、326、426 熱源側膨張弁(電動弁)
41 駆動機構
42 弁体
43 弁本体
43a 冷媒室
43b、43c、143b、143c、243b、243c、243g、343b、343c、443b、443c 第1冷媒流路
43d 第2冷媒流路
43e 弁座

Claims (4)

  1. 冷凍装置の冷媒回路に設けられた電動弁(26、126、226、326、426)であって、
    駆動機構(41)と、
    一端に弁頭部(42a)を有し、前記駆動機構によって軸方向に進退される弁体(42)と、
    前記弁体が挿入される中空の空間からなる冷媒室(43a)と、前記冷媒室を前記冷媒回路に接続するために弁体軸に交差する方向に向かって前記冷媒室に開口する複数の第1冷媒流路(43b、43c)(143b、143c)(243b、243c、243g)(343b、343c)(443b、443c)と、前記冷媒室を前記冷媒回路に接続するために前記弁頭部に対向するように開口する第2冷媒流路(43d)と、前記弁体の進退によって前記弁頭部との間における冷媒の流路面積が可変される弁座(43e)とを有する弁本体(43)と、
    を備えた電動弁(26、126、226、326、426)。
  2. 前記複数の第1冷媒流路(343b、343c)(443b、443c)は、前記第2冷媒流路(43d)の開口位置に対して、前記冷媒室(43a)の軸方向中央位置よりも離れた位置において開口している、請求項1に記載の電動弁(326、426)。
  3. 前記複数の第1冷媒流路(143b、143c)(243b、243c、243g)(443b、443c)は、前記各第1冷媒流路から前記冷媒室(43a)内に流入する冷媒流が互いに直接衝突しないように設けられている、請求項1に記載の電動弁(126、226、426)。
  4. 前記複数の第1冷媒流路(443b、443c)は、互いが異なる軸方向位置において開口している、請求項1に記載の電動弁(426)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007040330A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Fuji Koki Corp 電動弁

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