JP2005002415A - 溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材 - Google Patents

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一実 西村
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卓也 原
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【課題】Zn系めっき鋼材を種々の方法で溶接する際、溶接熱影響部における液体金属脆化割れの発生を抑制可能な、溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材を提供する。
【解決手段】鋼材と該鋼材表面に付与した溶融Zn系めっき層との界面に、質量%で、P:0.01〜11%、B:0.01〜13%、S:0.01〜12%、Mo:0.01〜25%、W:0.01〜40%、Co:0.01〜50%、Sn:0.01〜30%、Mn:0.01〜25%の1種又は2種以上を含有し、残部がNi及び不可避不純物からなるNi合金めっき層を有することを特徴とする溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、建材、自動車等の構造部材に使用される溶融Zn系めっき鋼材に関する。
【0002】
【従来の技術】
Znめっき鋼材は、建材及び自動車の構造部材の耐食性向上を目的として幅広く用いられている。Znめっきに下地鋼に達するような疵が付いた場合、下地鋼に対してZnめっき層は電気化学的に卑であるから、下地鋼をカソードとしてアノード溶解し、絶縁性の腐食生成物を生成することで、その後のめっきの腐食を抑制する。初期に生成するのは、塩基性塩化Znや塩基性炭酸Znを主体とする絶縁性の腐食生成物である。この腐食生成物は時間を経るとZnOに変化する。ZnOは塩基性塩化Znに比べてポーラスであるため、めっきの腐食を抑制できない。そこで、最近では、絶縁性の腐食生成物を安定化させることによる耐食性の向上を目的として、Znめっき中にAl、Mg又はSiを添加したZn−Al−Mg系合金めっき、Zn−Al−Mg−Si系合金めっき等のZn系めっきを鋼材表面に施した、耐食性に優れたZn系めっき鋼材が特開平10−226865号公報(特許文献1)及び特開2000−64061号公報(特許文献2)で知られている。
【0003】
また、これらZn系めっき鋼材を用いて管状に成形後、突合せ端部を高周波誘導溶接及び高周波抵抗溶接(以下、電縫溶接という)等により溶接した鋼管や角管も多く使用されている。しかし、これらZn系めっき鋼材を溶接する際に、鋼材の溶接熱影響部(以下、溶接HAZ部という)では、溶接入熱により溶融されたZn系めっきが鋼材表面に溶融状態のまま残留しやすく、かつ、鋼材組織は結晶粒が成長、粗大化した組織となりやすい。このような状態で鋼材に引用応力が働いた場合には、鋼材の溶接HAZ部組織によっては、溶融めっきが鋼材表面の結晶粒界に侵入して粒界が脆化した領域、つまり脆化域が形成され、割れが発生する場合がある。特に被溶接部材が著しく拘束された状態での溶接時に溶接HAZ部の脆化域で割れが発生することがある。
【0004】
一方、従来から、鋼材を溶接して得られた溶接構造物を高温溶融Zn合金めっき浴中でめっき処理する際にも、溶接構造物の溶接部、特に溶接止端部〔溶接ビード(溶接金属)と鋼材との境界〕近傍に残留した引張応力(以下、残留引張応力という)やめっき浴中で発生する熱歪み等が作用し同様な割れが発生することが知られていた。これらのように、高温である種の液体金属がある種の固体金属表面に接触し、かつ固体金属表面にある大きさの引張応力が作用する場合に、固体金属表面に脆化域が形成され、割れが発生する現象を液体金属脆化割れ:LME(Liquid Metal Embrittlement)と称され、例えば、文献A.K. Huntington,J.Inst.Metals,1914,p.108(非特許文献1)で知られている。
【0005】
従来、溶接継ぎ手を高温溶融めっき浴中でめっきする際に発生する液体金属脆化割れ(LME)を抑制するための手法としては、鋼材の成分規定による組織制御が試みられており、LME炭素当量式がJIS(例えば、鋼材用はJIS G3219−1995、また、鋼管用はJIS G 3474−1995)で規格化されている。また、特開平5−156406号公報(特許文献3)では、Zn−Al系合金めっきが施される鋼材に対して鋼材の各成分を限定するとともに、特にBに対しては0.0002質量%以下の厳しい制約を設けている。
【0006】
また、従来の自動車、建築分野においては、普通鋼材を溶接後、その溶接構造物をZnめっき浴中でめっき処理する、後付けめっき処理が主流であったが、近年、工程省略、製造コスト削減の観点からめっき後の鋼材又はその成形部材を溶接する、プレめっき鋼材の溶接施工が適用されるようになり、溶接時に発生するめっき割れを抑制するための技術に対する産業上の意義が大きくなってきた。
また、耐食性に優れた鋼管を製造する方法として、生産性向上及び製造コスト低減の観点から、従来の電縫鋼管製品を後付けめっき処理する方法に替えて、近年、Zn系めっき鋼板を用いて管状に成形後、突合せ端部を電縫溶接する方法も実用化されている。
【0007】
しかし、造管後の電縫溶接時には、大きなスプリングバック力(加工反力)、成形歪または熱収縮力が作用するため、Zn−Al−Mg系合金めっき、Zn−Al−Mg−Si系合金めっき等のZn系めっきの成分系の種類によっては、900℃より低い温度域で溶接HAZ部表面に残留した溶融Zn系めっきが鋼材表面から粒界に浸入して、液体金属脆化割れが起こる。
【0008】
【引用文献】
(1)特許文献1(特開平10−226865号公報)
(2)特許文献2(特開2000−64061号公報)
(3)特許文献3(特開平5−156406号公報)
(4)非特許文献1(A.K. Huntington,J.Inst.Metals,1914,p.108)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述したような従来技術の問題点を踏まえ、例えば、めっき鋼材、特に、Zn−Al−Mg系合金めっき、Zn−Al−Mg−Si系合金めっき等を施したZn系めっき鋼材を種々の方法で溶接する際、溶接熱影響部における液体金属脆化割れの発生を抑制可能な、溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、上記の課題に対して鋭意検討した結果、鋼材に特定組成、付着量のNi合金めっきを付与した後に溶融Zn系めっきを行うことで、鋼材成分の制約無しで溶接時における溶接HAZ部における割れの発生を抑制可能であることを見出した。本発明は、上記知見に基づき完成されたもので、その要旨は次の通りである。
(1)鋼材と該鋼材表面に付与した溶融Zn系めっき層との界面に、質量%で、P:0.01〜11%、B:0.01〜13%、S:0.01〜12%、Mo:0.01〜25%、W:0.01〜40%、Co:0.01〜50%、Sn:0.01〜30%、Mn:0.01〜25%、の1種又は2種以上を含有し、残部がNi及び不可避不純物からなるNi合金めっき層を有することを特徴とする溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
【0011】
(2)前記Ni合金めっき層の厚みが0.01〜5μmである(1)記載の溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
(3)前記溶融Zn系めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1%超10%以下を含有し、残部がZn及び不可避的不純物である(1)記載の溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
(4)前記溶融Zn系めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1%超10%以下、Si:0.01〜2%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物である(1)記載の溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の下地鋼材については、特に制約を設けない。熱間圧延、冷間圧延材を問わず使用でき、Si、Mn、Alを多量に含有する高強度鋼に対し、めっきを行ってもよい。発明者らは、板厚3.2mmのアルミキルド鋼板を塩酸酸洗にてスケール除去した後、Ni合金めっきを行い、その後、溶融めっきを行った。
溶接部の割れの評価方法としては、図1(a)、(b)に示すように、板厚5mmの低炭素アルミキルド厚手鋼材1の内側に、評価対象となるめっき鋼材2を嵌め込み溶接3し、さらに、めっき鋼材2上に直径30mm長さ30mmの低炭素アルミキルド丸鋼4を円周溶接5することによって、円周溶接5の溶接ビードのクレータ部(終端部)に溶接割れ部6での発生する割れの深さを測定し評価した。厚手鋼材1にめっき鋼材2を溶接することにより、めっき鋼材2を円周溶接5する際の拘束条件を厳しくした。
【0013】
なお、溶接部の割れ深さは、溶接部断面を観察し、鋼材表面から割れの伸展している板厚方向の長さを測定することによって求めた。
その結果、Niめっき中に合金を添加しなかった場合、円周溶接後に顕著な割れが発生するのに対して、Niめっき中に、質量%で、P:0.01〜11%、B:0.01〜13%、S:0.01〜12%、Mo:0.01〜25%、W:0.01〜40%、Co:0.01〜50%、Sn:0.01〜30%、Mn:0.01〜25%、の1種又は2種以上を含有させることで、溶接割れの発生が抑制可能であることを見出した。
【0014】
溶接割れの発生が抑制される理由の詳細は不明であるが、溶接時にNi合金めっき中の添加元素がめっき層中のZnの下地鋼粒界への浸入を抑制しているためであると推定される。鋼材へのNi合金めっきの付与法として、水溶液又は非水溶媒からの電気めっき法、溶融めっき法、気相めっき法等のいずれの方法を用いてもよい。Niめっき層中にP、B、S、Mo、W、Co、Sn、Mnの1種以上を上記濃度で含有させると、溶接時の熱影響部における割れの発生が抑制されるが、上記濃度より低い場合は添加効果が認められず、また、上記濃度を超えて含有する場合、上記添加元素とNiとの金属間化合物の生成によって、Niめっき自体の加工性が悪化して、Zn系めっきの密着性が低下するため、めっき疵部の耐食性が十分に得られない。
【0015】
Ni合金めっきの厚みは、特に限定するものではないが、0.01μm未満では、溶接割れの抑制効果が発現しない恐れがあり、また、5μm超では、溶接割れ抑制効果が飽和するとともに、製造コストが増大することから、0.01〜5μmのめっき厚みとすることが好ましい。
上記Ni合金めっきの表面に施される溶融Zn系めっきとしては、Zn−Al−Mg系、Zn−Al−Mg−Si系の合金めっきが好ましい。Zn−Al−Mg系合金めっきは、Al:2〜19%、Mg:1%超10%以下、残部Zn及び不可避不純物からなるめっき組成が好ましく、Zn−Al−Mg−Si系合金めっきは、Al:2〜19%、Mg:1%超10%以下、Si:0.01〜2%、残部Zn及び不可避不純物からなるめっき組成が好ましい。
【0016】
Zn−Al−Mg系、Zn−Al−Mg−Si系の合金めっき中のAl含有率を2〜19%としたのは、2%未満では耐食性が十分確保できないためであり、19%超では耐食性が飽和するためである。Zn−Al−Mg系、Zn−Al−Mg−Si系の合金めっき中のMg含有率を1%超10%以下としたのは、1%以下では耐食性が十分確保できないためであり、10%超ではめっき層が脆くなり、めっき密着性が低下するためである。
【0017】
Zn−Al−Mg−Si系合金めっき中のSi含有率を0.01〜2%としたのは、0.01%未満では下地鋼とAlの反応層が成長し、めっき密着性が十分確保できないためであり、2%超ではめっき密着性が飽和するためである。
溶融Zn系めっきの付着量は、特に制限を設けないが、平面部の耐食性の保持を考慮すると5g/m以上、加工性の観点から350g/m以下であることが好ましい。溶融Zn系めっき付与前に、Ni合金めっき後の鋼材をオーステナイト−フェライト二相領域まで加熱しても、溶融Zn系めっき後の溶接性を低下させることはない。本発明の溶融Zn系めっき層の上に、各種後処理、例えば、クロメート処理、クロメートフリー処理、りん酸塩処理、潤滑性向上処理、導電性向上処理等を施しても良い。
【0018】
【実施例】
以下、実施例によって、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
板厚3.2mmの低炭素アルミキルド鋼材に対し、アルカリ脱脂、塩酸酸洗を行った後、表1〜9に示すような成分及び厚みのNi合金めっきを電気めっき法により付与した。作製したNi合金めっき材に対し、N−5vol%H雰囲気中で450℃まで加熱を行い、表10に示す組成の溶融Zn系めっきを420〜460℃の溶融金属浴に浸漬し、ガスワイピングにより付着量を90g/mに制御した後、室温まで冷却することで試料を製造した。
【0019】
【表1】
Figure 2005002415
【0020】
【表2】
Figure 2005002415
【0021】
【表3】
Figure 2005002415
【0022】
【表4】
Figure 2005002415
【0023】
【表5】
Figure 2005002415
【0024】
【表6】
Figure 2005002415
【0025】
【表7】
Figure 2005002415
【0026】
【表8】
Figure 2005002415
【0027】
【表9】
Figure 2005002415
【0028】
【表10】
Figure 2005002415
【0029】
1.溶接性評価
溶接は、パルスMAGアーク溶接で、溶接電流200A、溶接電圧23V、溶接速度30cm/minとし、溶接ワイヤにはYGW−12を使用した。なお、溶接部の割れの検査は、図1(a)、(b)に示すように、円周溶接5の溶接ビードで割れの発生し易い溶接終端部における断面観察にて割れ深さを測定し、めっき鋼材の板厚に対する割れ深さの比を割れ深さ率として求め、下記基準で評価した。
溶接性評価(◎、○で合格)
◎:溶接割れ皆無
○:割れ深さ率<5%
×:割れ深さ率≧5%
【0030】
2.耐食性評価
耐食性の評価方法は、めっき鋼材を150mm×70mmの大きさに切り出し、切断端面をシールし、カッターナイフにて下地鋼に至る疵を50mm長さで2本、互いに直交するように付与し、耐食性評価試料とした。この試料に対して、サイクル腐食試験を10サイクル行い、めっき平面部及び疵部からの赤錆の発生状況を調査した。サイクル試験は、塩水噴霧2時間→乾燥4時間→湿潤2時間を1サイクルとした。
【0031】
平面部耐食性評価(◎、○で合格)
◎:平面部の赤錆発生皆無
○:平面部の赤錆発生微小
×:平面部の赤錆発生大
疵部耐食性評価(◎、○で合格)
◎:疵部の赤錆発生皆無
○:疵部の赤錆発生微小
×:疵部の赤錆発生大
【0032】
【表11】
Figure 2005002415
【0033】
【表12】
Figure 2005002415
【0034】
【表13】
Figure 2005002415
【0035】
【表14】
Figure 2005002415
【0036】
【表15】
Figure 2005002415
【0037】
【表16】
Figure 2005002415
【0038】
【表17】
Figure 2005002415
【0039】
【表18】
Figure 2005002415
【0040】
【表19】
Figure 2005002415
【0041】
【表20】
Figure 2005002415
【0042】
【表21】
Figure 2005002415
【0043】
【表22】
Figure 2005002415
【0044】
【表23】
Figure 2005002415
【0045】
【表24】
Figure 2005002415
【0046】
【表25】
Figure 2005002415
【0047】
表11〜25に溶融Zn径めっき鋼材の溶接性及び耐食性の評価結果を示す。No.1〜27、29〜88、90〜119、121〜156、158〜196、198〜239、241〜276、278〜313及び315〜327は、本発明例である。本発明の溶融Zn系めっき鋼材は、溶接割れの発生が抑制されており、さらに、平面部及び疵部における赤錆発錆も皆無もしくは微小である。一方、本発明例の範囲を逸脱するNo.28、89、120、157、197、240、277、314、及び328〜330は、溶接割れの抑制ができていないことが分かる。
以上の実施例では溶接方法としてアーク溶接を用いたが、同様にレーザ溶接、スポット溶接、プロジェクション溶接を用いた試験においても、溶接性については問題なかった。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、建材、自動車などの構造部材として溶接して使用される溶融Zn系めっき鋼材を種々の方法で溶接する際に、溶接HAZ部における液体金属脆化割れの発生を抑制可能な、溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アーク溶接によるめっき鋼材の溶接性評価方法を示す図である。
【符号の説明】
1 厚手鋼材
2 めっき鋼材
3 嵌め込み溶接
4 丸鋼
5 円周溶接
6 溶接割れ部

Claims (4)

  1. 鋼材と該鋼材表面に付与した溶融Zn系めっき層との界面に、質量%で、
    P:0.01〜11%、
    B:0.01〜13%、
    S:0.01〜12%、
    Mo:0.01〜25%、
    W:0.01〜40%、
    Co:0.01〜50%、
    Sn:0.01〜30%、
    Mn:0.01〜25%、
    の1種又は2種以上を含有し、残部がNi及び不可避不純物からなるNi合金めっき層を有することを特徴とする溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
  2. 前記Ni合金めっき層の厚みが0.01〜5μmである請求項1記載の溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
  3. 前記溶融Zn系めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1%超10%以下を含有し、残部がZn及び不可避的不純物である請求項1記載の溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
  4. 前記溶融Zn系めっきが、質量%で、Al:2〜19%、Mg:1%超10%以下、Si:0.01〜2%を含有し、残部がZn及び不可避的不純物である請求項1記載の溶接性に優れた溶融Zn系めっき鋼材。
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