JP2004533974A - 袋状容器用の不正開封防止機能付封止体と注ぎ口備品 - Google Patents
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Abstract
不正開封防止機能付分配構造体(50)を、折り畳み可能な袋状容器(60)に密封されるように設ける。この構造体(50)は、互いに別々に成型され、袋状容器内の開口で袋状容器(60)の周面に密封することができる、備品(70)および蓋構造体(80)を含んでいる。備品(70)は受け部(93)、および備品(70)を通過する少なくとも1つの分配流路(84)を有する。蓋構造体(80)は、備品の受け部(93)に固定かつ解放不可能に取り付けられる基部(13)と、分配通路(84)を塞ぐように、備品(70)上に密封的かつ取り外し可能に取り付けられるキャップ(160)と、キャップ(160)を基部(130)から離すことに対応するように、キャップ(160)を基部(130)に連結させる少なくとも第1の壊れやすいウェブ(180)とを含んでいる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動製品を入れた折り畳み可能な袋状容器用の2部品からなる不正開封防止機能付分配構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
折り畳み可能な袋状容器は普通、食品、飲料、パーソナル・ケア用品、日用品、または液体、ローション、ゲル、ペーストなどの形の他の類似製品または非類似製品を含む、様々な製品を包装するのに使用される。このような袋状容器は普通、可撓性のある熱密封可能な高分子シートから、または熱密封可能な高分子裏張りを有する可撓性のあるボール紙または金属箔シートから作られる。袋状容器は普通、このような製品を入れるようになっている内部領域を画定し、袋状容器内部領域と袋状容器の外部の間の繋がりを確立する開口を画定するように、互いに周囲が密封された対向する2つの可撓性ウェブ部を有する。この開口は、分配備品を受けるようになっており、この備品により分配弁、および取り出し可能なカバー、または他の類似または非類似機構を組み込むことができるとともに、折り畳み可能な袋状容器のウェブ部に熱密封させることができる高分子材料から成形されている。
【0003】
分配弁および取り出し可能なカバーを組み込んだ、このような備品の例が、Illinois州、Crystal LakeのAptarGroup, Inc.に譲渡された、米国特許第6,050,451号に開示されている。ここに開示されているように、備品の基部は、備品の対向する2つの端部で収束し、備品を垂直に向けると、垂直に向けられる2つの側壁を有する。さらに、側壁はそれぞれ、間隔を置いて配置した一連のリブを有し、これらのリブは各側壁から突出し、折り畳み可能な袋状容器のウェブ部のうちの関連する1つをこれに熱密封することができる。
【0004】
上述の先行技術の構造は、設計した応用例において十分な機能を果たすが、製造者と、さらに消費者に追加の利益を与えることができる改良型の分配構造体を提供することが望ましい。
【0005】
例えば、分配構造体が非常に容易に開けられるが、視認性の高い不正開封防止機構を含むことができる、袋状容器用の改良型の分配構造体を提供することが利点である。
【0006】
このような改良型の構造が、袋状容器または備品を密封閉塞する前に、袋状容器に製品を詰めるため、必要に応じて袋状容器を支持する手段の使用に適応することができることが利点である。
【0007】
このような改良型の分配構造体が、金型アセンブリ内のキャビティの数を最大にするため、また費用を最小限に抑えるため、単純な真っ直ぐ引っ張った成型動作による該構造の成型に対応することができることが有利である。
【0008】
さらに、不正開封防止機構を備えている場合、このような分配構造体が、分配構造体を最初に開いた後に処分する必要がある廃棄片の生成を無くす、または少なくとも実質的に最小限に抑えるように機能できることが望ましい。
【0009】
また、開いた後の、このような改良型の不正開封防止分配構造体は、開いた袋状容器が製品を分配するのに使用される場合、または開いた袋状容器を別の方法で取り扱う場合、このような片がバタバタ動くまたはばらばらに小刻みに揺れることができるように、いかなる片も備品の上にばらばらには保持しないという利点がある。
【0010】
いったん開けると、製品の流れに対する、または分配構造体を受入容器、またはさらには使用者の口へ挿入することに対する明らかな干渉を回避するように、製品分配領域内に最小限の障害のみを与える、または障害を与えない、このような改良型の分配構造体を提供することも望ましい。
【0011】
さらに、このような改良型の構造を、多数の使用の間にシステムを密封して、閉じることができるように、キャップなどの封止体部材の再設置に簡単に対応するように設計することが利点である。
【0012】
このような改良型の分配構造体が、製品の流出の可能性を少なくして、製品の分配を制御するために外部または内部分配弁の任意選択での使用に対応できることが有利である。
【0013】
また、袋状容器に製品を詰めるシステムを簡単にする、このような改良型の分配構造体を提供することが望ましい。例えば、このような改良型の分配構造体により、製造ラインにおいて安定した方法かつ、その後分配構造体の封止体を簡単に受けるように、分配構造体の少なくとも一部を通して袋状容器を詰めることができることに利点がある。
【0014】
本発明により、上に論じた利点、利益、および特徴を提供する、設計要素を組み込むことが可能になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、折り畳み可能な袋状容器に密封される不正開封防止機能付分配構造体を提供する。この袋状容器は、内部領域を画定するように、また内部領域への開口を画定するように、互いに密封される対向する2つの可撓性ウェブ部を有する。この開口は、分配構造体が折り畳み可能な袋状容器に密封されると、分配構造体の一部を受けるようになっている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の分配構造体により、製造者が袋状容器に製品を詰めることができるようになり、いくつかの任意の方法で分配構造体を袋状容器に設置することができるようになる。
【0017】
好ましい一形態では、最初、空の袋状容器は、分配構造体の第1の部分がその中に配置され密封的に取り付けられる開口を除く、全周囲で密封される。分配構造体の取り付けられた第1の部分は、流動材料の袋状容器内へのまたは袋状容器からの流れを受ける通路を含んでいる。袋状容器の上部に設置した分配構造体の第1の部分により、袋状容器に製品を詰めることができる。したがって、分配構造体の第2の部分を、密封した封止体を作るように分配構造体の第1の部分に取り付けることができる。本発明の最も好ましい形態において、分配構造体の第1の部分は備品であり、この備品は流路を含み、備品により袋状容器に液体製品を詰めるのに適切な充填装置を通して運ばれるレール上に、袋状容器が密封的に取り付けられた状態で、備品を支持することができる、複数の支持タブを含んでいる。したがって、密閉したパッケージを形成するように、蓋構造体などの分配構造体の第2の部分を備品上に設置することができる。
【0018】
より複雑であるが、第2の代替形態では最初、分配構造体備品および蓋構造体を袋状容器上に設置する前に、空の袋状容器に流動製品を詰めることができる。袋状容器の上部の開口を通して袋状容器に製品を詰めた後に、開いた袋状容器の上部に熱密封される、既に組み立てられた一体型の閉塞した分配構造体として、分配構造体備品および蓋構造体を設けることができる。
【0019】
本発明の分配構造体によって、第3の代替形態に対応することができる。特に、備品および取り付けられ閉塞した蓋構造体を含む分配構造体を、最初に袋状容器の開口に密封することができるが、袋状容器の反対側の底端部を開けたままにすることができる。次いで、袋状容器を逆さまにすることができ、開いている端部を通して袋状容器に製品を詰めることができる。したがって、袋状容器の開いている端部を密封閉塞することができる。
【0020】
しかし、本発明は、(1)最初、袋状容器の上部の開口を除いた、全周で密封される空の袋状容器を提供するプロセスと、(2)分配構造体の第1の部分または備品を開口において袋状容器に熱密封するプロセスと、(3)袋状容器および備品を備品上の支持タブから懸架させる間に、備品内の分配通路を通して袋状容器に製品を詰めるプロセスと、(4)最後に、パッケージ用の密封した封止体を形成するように、蓋構造体を備品上に設置するプロセスにおいて、使用することにより、本発明に固有の容易性および効率を利用することを、大部分の製品パッケージの使用者が望むだろうと考慮している。
【0021】
本発明の好ましい態様によると、備品は、袋状容器の開口で備品の周囲で袋状容器に密封される少なくとも1つの表面を有する。この備品はまた、蓋構造体用受け部、および備品を通る少なくとも1つの分配通路を有する。
【0022】
蓋構造体を、備品とは別に成型し、したがって備品に取り付けることができる。蓋構造体は、備品受け部に固定可能かつ解放不可能に取り付けられる基部を有する。蓋構造体はまた、分配通路を塞ぐように、備品上に密封可能かつ取り外し可能に取り付けられるキャップを有する。蓋構造体はまた、その後にキャップを基部から離すことに対応するように、キャップを基部に連結する少なくとも第1の壊れやすいウェブを有する。
【0023】
現時点で好ましい一実施例において、備品は本体と、本体の上に延びる注ぎ口と、キャップによって閉じられる受け部とを有する。分配通路は、本体、受け部、および注ぎ口を通って延びている。
【0024】
本発明の好ましい一形態において、蓋構造体の基部および備品受け部は、互いにスナップ嵌合するようになっている。
【0025】
本発明の現時点で好ましい一形態において、蓋構造体はさらに、(1)(a)キャップと基部の間に配置され、(b)第1の壊れやすいウェブによって一縁部に沿って画定される開封帯と、(2)第1および第2の壊れやすいウェブを破った後に、開封帯をキャップに取り付けたままにするように、開封帯の一部のみをキャップに連結させる第2の壊れやすいウェブとを含んでいる。これによって、処分する必要がある別の切取り廃棄片を作る必要がなくなる。
【0026】
開封帯は、第1および第2の壊れやすいウェブがそれぞれ厚さ断面を小さくした材料によって画定される、ほぼ円錐台形の構造をしていることが好ましい。開封帯は、把持可能なタブと、キャップと合体する反対側の端部を含んでいることが好ましく、第2の壊れやすいウェブは、把持可能なタブから反対側の端部に延びている。
【0027】
キャップは、ねじまたはスナップばめビードおよび溝構造などの保持機構と合わせて、摩擦密封表面または密封ビードを含む、適当な手段により備品上に密封的に配置することができる。
【0028】
備品受けは、備品本体の上に延びるプラットホームを含み、このプラットホームは、プラットホームを通って延びる少なくとも1つの開口部を画定することが好ましい。蓋構造体基部の好ましい形態は、(1)ポストと、(2)(a)ポストの遠位端部に配置され、(b)ヘッドまたはプラットホームの何れかを一時的に弾性変形させることにより、プラットホーム開口部を通してヘッドを押すことができるように、開口部より広い大きなヘッドとを含んでいる。したがって、備品および蓋構造体を取り外し不可能なスナップばめ係合で保持するように、ヘッドをプラットホームに隣接して配置して、ポストを開口部に受け入れさせることができる。
【0029】
代替実施例において、可撓性のあるスリット型圧力開放可能な弁などの分配弁を、備品の分配通路内に取り付けることができる。
【0030】
本発明の他の目的、特徴、および利点の多くは、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、および添付図面からすぐに明らかになるだろう。
【実施例】
【0031】
添付図面において、全体を通して同様の部品を示すのに、同様の数字を使用する。
【0032】
本発明は、多くの異なる形態で実施することが可能であるが、本明細書および添付図面では、本発明を実施する備品の例として、いくつかの特定の実施例のみを開示している。しかし、本発明は、このように開示した実施例に限定することを意図したものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲において指示されている。
【0033】
説明を簡単にするため、開示した実施例を、選択した方向で図示し、説明する。しかし、本発明を実施する分配構造体を、開示した方向以外の方向で、製造、貯蔵、運搬、使用、および販売することができることが理解されるだろう。
【0034】
図1および図2は、折り畳み可能な袋状容器60上に設置して示し、全体を通して参照番号50で示す、本発明の分配構造体を図示している。袋状容器60は、分配構造体50を開いた後に分配される流動製品を含み、このような製品は、食品、飲料、パーソナル・ケア製品、日用製品、または他の液体、懸濁液、ペースト、ゲル、粉末、粒子などの形の類似製品または非類似製品であってもよい。
【0035】
特別なまたは従来の設計の、折り畳み可能な袋状容器60は普通、図1に示すように、対向した2つの可撓性ウェブ部61、62を備えるように、可撓性のある熱密封可能な高分子シート、または熱密封可能な高分子裏張りを有する可撓性のあるボール紙または金属箔シートから作られていることが好ましい。ウェブ部61、62は、周縁部で互いに密封されて、内部領域を画定し、(1)内部領域に開口し、(2)分配構造体50を折り畳み可能な袋状容器60に密封させたときに、分配構造体50の下部を受けるようになっている開口を画定している。
【0036】
図4から分かるように、本発明の分配構造体50は、それぞれ別々に成型することができ、したがって互いに取り付けられるまたは連結されることが好ましい、2つの基本要素、部分、または部品、すなわち備品70および蓋構造体80を含んでいる。
【0037】
現時点で好ましい形態において、少なくとも備品70は、好ましくは高分子材料である、高密度ポリエチレン(HDPE)で成形され、この材料は好ましくは、超音波接合、または接着固定などにより、折り畳み可能な袋状容器60のウェブ部61、62に密封されるのに適している。
【0038】
図8から分かるように、備品70は、本体82を通って延び、蓋構造体80が開いた時に、袋状容器の内部と袋状容器の外部の間の繋がりを確立する内部分配通路84を備える本体82を含んでいる。備品本体82は、袋状容器開口の中に嵌合し、袋状容器ウェブ部61、62に密封されるように、適切であればどんな特別なまたは従来の設計をしていてもよい。本発明の分配構造体で使用することができる、このような備品本体の設計が、2000年8月17日提出の係属中の米国特許出願第09/640,614号の図9〜図13に開示されており、これと矛盾しない程度に、この特許出願の開示を参照によってここに援用する。基本的に、このような備品本体は、外部表面を画定するほぼボート形の構造をしており、超音波熱接合あるいは別の方法により、袋状容器フィルム壁またはウェブの可撓縁に密封的に固定される。備品本体が、適切な密封表面および分配通路を備えるべきであるという事実以外に、備品本体の特定の詳細な設計は、本発明の一部をなすものではない。
【0039】
図8に示す現時点で好ましい形態において、備品本体82が、開口底部86、上部デッキ88、および対向する2つの側壁部91、92(図6)を備えた中空ボート形構造となるように成型される。図4に示す好ましい実施例において、フィン95は、備品70の対向するそれぞれの端縁部から突出している。備品の好ましい一形態において、周寸法が、底部における最も小さい寸法から、増えた後には減らない、底部と上部の間の中間寸法を通って、上部における最大寸法まで増える。
【0040】
図8に示すように、中空受け部93は、デッキ88から上に突出し、4つのウイングまたはタブ96(図4)を備えるプラットホーム94を有する。図13から分かるように、タブ96は、本体82のあらゆる部分の上にかからないことが好ましい。図4および図13に示すように、各タブ96は開口部98を画定する。図4に示すように、プラットホーム94はまた、2つのアーチ形溝100を画定している。
【0041】
図8から分かるように、注ぎ口120は本体82および受け部93の上に延びている。分配通路122は、注ぎ口120を通って延び、注ぎ口120の底部で受け部93および本体82の内部中空領域と繋がる。注ぎ口通路122を、本体分配通路84(図8)の延長または一部としてみなすことができる。備品70全体はしたがって、底部から上部に備品全体を通って延びる、分配通路84、122を含むことを特徴とすることもできる。
【0042】
好ましい実施例において、注ぎ口120は、図8に示すように外部雄ねじ124を含んでいる。好ましい製造方法において、備品70は熱可塑性材料から成形されており、注ぎ口ねじ124は、金型部から備品70のねじ込みを外すことにより、隣接する噛合った金型部から解放される。もう1つの製造方法において、隣接する金型部から備品70のねじ込みは外れない。むしろ、備品70および金型は、単に引っ張って離され、この目的のため、雄ねじ124は十分浅いことが好ましく、注ぎ口の壁厚さは十分に薄く可撓性があり、それによって金型から備品を外すのに、ねじを解放するためのサイドアクション金型アセンブリは必要ない。したがって、備品本体82の上述の形状、およびタブ96が本体82の上に直接かからない事実を考えると、備品70を単純な2部品金型で成型することができ、この金型は水平分割面を画定し、分割面と垂直なアクション方向に沿って、かつサイドアクション動作なしで、互いの金型部の簡単な単軸直線引っ張り運動によって開くことができる。
【0043】
代替実施例(図示せず)において、備品70は、備品70の注ぎ口120の中または下に取り付けられた、内部スリット型圧力開放可能な可撓弁(図示せず)を備えることができる。この弁は、その開示をこれに関連する程度、かつこれに矛盾しない程度に本明細書に援用した、米国特許第5,839,614号に開示した弁と、構造的および機能的に一致または類似していてもよい。
【0044】
蓋構造体80は、備品70とは別に成形されることが好ましく、したがって備品に取り付けることができる。図10に示すように、蓋構造体80は基部130を含み、図3および図5に示すように、備品受けプラットホーム94に固定可能かつ解放不可能に取り付けられる。図13に示すように、蓋構造体80を備品70に取り付ける機構は、4本のポスト134および2つのアーチ形案内部材138を含む。アーチ形案内部材138はそれぞれ、備品プラットホームのアーチ形溝100(図4)の一つに受け入れられるようになっており、ポスト134はそれぞれ、備品受けプラットホーム開口部98(図13)の一つに受け入れられるようになっている。図9に図示するように、各ポスト134の上端部または基端部は、ほぼアーチ形の2つの開口144(図20)の間に延びる2つの支持ウェブまたはブリッジ142により蓋構造体の上部130に結合される。
【0045】
図15に図示するように、各ポスト134は、開口部98より広い、ポスト遠位端部に配置された大きなヘッド140を有する。この大きなヘッド140は、開口部98への挿入に対応するように、傾斜面(図15に示す)を画定する。プラットホーム94および/またはヘッド140を一時的に弾性変形させることにより、大きなヘッド140を備える各ポスト134を、プラットホーム開口部98を通して押し込むことができ、それによって備品70および蓋構造体80を互いに取り外し不可能なスナップばめ係合で保持するように、ヘッド140を受け部のプラットホーム94の底部側に隣接して配置した状態で、ポスト134を最終的に開口部98に受けさせることができる。
【0046】
図4に図示するように、蓋構造体80はまた、基部130からキャップ160に上向きに延びる開封帯150を含む。開封帯160の一端部は、把持可能なタブ170を含んでいる。
【0047】
図12を参照すると、キャップ160は、図7に示すように備品注ぎ口の雄ねじ124とねじ係合するようになっている、内部雌ねじ172を含む。図12を参照すると、キャップ160はまた、図7に示すように備品注ぎ口排出通路122の上側開口端部に入るようになっている、ほぼ環状の密封プラグまたはスパッド176がそこから下がる、上部壁または上端部壁174を含んでいる。図8に示すように、備品注ぎ口120の上端部は、内側に延びる密封ビード178を画定して、キャップ170が注ぎ口120にねじ係合すると(図7に示す)、キャップ・スパッド176と密封的に係合する。
【0048】
図4および図7に示すように、蓋構造体は最初、開封帯150の下縁部を基部130に連結させる少なくとも第1の壊れやすいウェブ180を含む。第2の壊れやすいウェブ182は、開封帯150の上縁部をキャップ160に連結させる。したがって、図示した好ましい実施例において、開封帯150は蓋構造体基部130と蓋構造体キャップ160の間に配置されている。開封帯150は円錐台形であることが好ましく、第1の壊れやすいウェブ180によって底縁部に沿って画定され、第2の壊れやすいウェブ182によって上縁部に沿って画定される。
【0049】
好ましい実施例において、第1の壊れやすいウェブ180および第2の壊れやすいウェブ182はそれぞれ、厚さ断面を小さくした材料によって画定される。しかし、他の形態の壊れやすいウェブを使用することもできる。例えば、開口部によって離隔され周配置された接続タブまたはブリッジによって、開封帯150の下縁部を蓋構造体基部130に連結することができ、開封帯150の上縁部と蓋構造体キャップ160の間の壊れやすい連結は同じまたは異なる構造をもつこともできる。
【0050】
代替実施例(図示せず)において、開封帯150を一緒に取り除くことができ、キャップ160を単一の壊れやすいウェブで蓋構造体基部130に直接連結することができる。しかし、好ましい配置は、蓋構造体の基部130とキャップ160の間に介在する開封帯150などの、開封帯を含んでいることを現時点では意図している。
【0051】
開封帯150を蓋構造体80で使用する場合、使用者は開封帯150の一端部から上向きに突出するタブ170を握ることができ、使用者は壊れやすいウェブ180、182を引き裂くようにタブ170を引っ張って、キャップ160を蓋構造体の基部130から離し、開封帯150をキャップ160から部分的にまたは完全に離すことができる。開封帯150がないということは、システムが開けられた、または不正に変更されたことを示す。
【0052】
好ましい実施例において、開封帯150は、蓋構造体の基部130から完全に離れているが、キャップ160から完全には離れていない。開封帯150の一部が、キャップ160に連結されたままである(図19)ことが好ましい。
【0053】
開封帯150を蓋構造体の基部130から完全に離した後、キャップ160を備品注ぎ口120からねじって外すことができる。しかし、図19に示すように、開封帯150の端部はキャップ160に連結されたままであり、それによって別々に処分しなければならない小さな屑片または廃棄片が作り出されるのを防ぐ。
【0054】
図19に示すように、本発明の好ましい形態において、開封帯150は、開封帯150が取付部または連結リブ190によりキャップ160と一緒になっている開封帯150の端部で、キャップ160の底縁部に連結したままである。開封帯150を引き裂く前の、開封帯150および連結リブ190の構造を、図9、図11、図16、図17、および図18に示す。図9および図11は、開封帯150および取り付けた把持タブ170が、蓋構造体の基部130内に画定される開口202で終端する状態を示している。
【0055】
図11に示す構造の底部を、図16の拡大斜視図に示す。図16において、把持タブ170と反対側の開封帯150の端部を、連結部またはリブ190でキャップ160の底部と連結させて示している。キャップ160の底部は、第2の壊れやすいウェブ182に沿って開封帯150に連結される、ほぼ環状の平面206によって画定される。開封帯150の他の周縁部が、第1の壊れやすいウェブ180で蓋構造体の基部130に取り付けられている。図12および図16に示すように、開封帯150の内側表面は、下側または第1の表面211と、中間または第2の表面212と、上側または第3の表面213とを含んでいる。下側または第1の壊れやすいウェブ180に隣接して、蓋構造体の基部130が周壁表面216を画定する。
【0056】
図12および図16を参照すると、開封帯150の内面が径方向内側に延びて、キャップ底部環状表面206の幅にわたってキャップ160の底部に連結されるリブ190を画定する、開封帯150の端部を除いて、キャップ160の底部環状表面206の外側底部周縁部に壊れやすいウェブ182を通して開封帯150が連結されていることが分かるだろう。
【0057】
図19に示すように、開封帯150を引っ張ると、開封帯150と基部130の間の壊れやすいウェブ180が、引き裂かれるまたは切断され、開封帯150をキャップ160に連結させる壊れやすいウェブ182も引き裂かれるまたは切断されるが、開封帯150はリブ190においてキャップ160の底部に取り付けられたままである。図20および図21は、開封帯150およびキャップ160を取り除いた後の分配構造体50を示しており、簡単に図示するため、袋状容器60(図1)を図20および図21では省略したものと理解する。図20および図21に示すように、キャップ160を取り除いた後に、前に詳細に説明したように、備品の受け部94を通過して蓋構造体の基部130の裏側から突出するポスト134の大きなヘッド140で行われるスナップばめ係合によって、蓋構造体の基部130は備品の受け部94にしっかり取り付けられたままである。
【0058】
図22および図23は、本発明の分配構造体を使用する、パッケージの製造方法における中間段階を図示している。図22および図23に示す段階の前の製造ステップにおいて、図4に示す分配構造体の備品70および分配構造体の蓋構造体80は別々に成形されているが、組み立てられてはいない。備品70は次いで、空の袋状容器60の内部開口に密封され、中間アセンブリをその後、図22および図23に示すように、間隔を置いて配置した1対の平行レール250を含む、運搬システム内で支持することができる。フィラー・チューブを開いている注ぎ口120に挿入して、袋状容器に製品を詰める、充填機(図示せず)の下で、搬送システムに沿ってこのような空の袋状容器アセンブリを移動させることができる。このような機械の詳細な構造および動作は、本発明の一部をなすものではない。もちろん、望むなら、袋状容器に製品を手で詰めることができることが分かるだろう。
【0059】
したがって、レール250上に支持されたままで、運搬システムが、備品の上に注ぎ口120上の蓋構造体80(図4)を自動的に設置することに対応する、上側開口領域を有する、蓋構造体設置ステーション(図示せず)の下で、袋状容器に現在製品を詰めた状態で、アセンブリを移動させることができる。このような蓋構造体設置ステーションは図示しないが、このようなステーションの構造および動作は本発明の一部をなすものではない。もちろん、蓋構造体を注ぎ口120の上で備品に手で設置することができることが分かるだろう。
【0060】
いかなる場合でも、蓋構造体80の設置中に、蓋構造体80(図4)が注ぎ口120上で下向きに押され、それによってキャップ160内の雌ねじ172(図7)が注ぎ口の雄ねじ124の上を摺動する。キャップ160は、このような設置過程に対応するのに十分な可撓性および弾力性をもっている。
【0061】
蓋構造体80が完全に下向きに押されると、蓋構造体の基部130が備品の受け部94に係合する。蓋構造体の案内部材138が、備品の受け部のプラットホームの溝100内に受け入れられ、蓋構造体の基部のポスト134(図13)が備品の受け部のプラットホーム94の開口部98に入り、それによってポスト134の大きなヘッド140が受け部のプラットホーム94の下にスナップ嵌めされ、確実できついスナップばめ係合が確立される。
【0062】
スナップばめ係合により、使用者は従来の非破壊手段により備品の受け部のプラットホーム94から蓋構造体の基部140を外すことができない。したがって、蓋構造体80が備品の受け部のプラットホーム94に取り付けられる場合、確実な不正開封防止アセンブリが作り出される。使用者は、袋状容器内部へのアクセスを得るため、開封帯150を引き裂かなくてはならない。
【0063】
開封帯150自体を使用せず(代替実施例においては、図示せず)、代わりに、1つの壊れやすい環状ウェブのみを使用して、キャップ160を蓋構造体の基部130に直接連結させる場合でも、使用者はキャップ160に十分なトルクを加えることにより、1つの壊れやすいウェブを破かなければならない。この1つの壊れやすいウェブが破壊されていることが、このシステムに不正変更が加えられたこと、または少なくとも部分的にキャップ160のねじ込みが外されたことを示す働きをする。
【0064】
本発明の分配構造体50は、様々な他のパッケージ製造技術に対応する。例えば、空の袋状容器60(図1)に、分配構造体50を最初に設置しないで、流動製品を詰めることができる。分配構造体の備品70および蓋構造体80は次いで、既に組み立てられた一体型封止体分配構造体50として設けることができ、袋状容器に製品を詰めた後に、開いている袋状容器の上部に熱密封することができる。
【0065】
別のパッケージ製造の代替形態では、備品70および取り付けた閉塞した蓋構造体80を含む、分配構造体50を、最初に対向する底端部が開いたままの空の袋状容器の上部の開口に密封することができる。袋状容器をその後、逆さまにすることができ、開口端部を通してこの袋状容器に製品を詰めることができる。したがって、熱密封、接着剤塗布などを含む、適当な従来のまたは特殊な技術によって、この開口端部を密封閉塞することができる。
【0066】
使用者がキャップ160を取り除くと、袋状容器から注ぎ口を通した通過する製品の排出に干渉する可能性のある周囲構造が実質的になく、注ぎ口120が備品から突出することが分かるだろう。キャップ160は完全に取り外すことができ、かつ備品に取り付けられたままの開封帯の部分がないので、注ぎ口を通して袋状容器から内容物を注入することに対応し、さらに注ぎ口を使用者の口に挿入することに対応するのに、十分な隙間が開いている注ぎ口120の周りに存在する。
【0067】
望むなら、分配弁を注ぎ口120に設置することができる。このような弁は、米国特許第5,839,614号に開示する弁と同じ、またはこれに類似していてもよい。このような弁はまた、注ぎ口の下で備品の内側に設置し、適切なスナップばめ構造または波形壁によってその位置に維持されて、弁のフランジと係合することができる。このような分配弁はまた、弁が備品の材料とは異なるシリコーンなどの材料で成形されている場合に特に適している、適当なバイインジェクション成型技術を使用して、備品内に直接成形することができる。
【0068】
備品の注ぎ口120は、キャップねじ172(図7)とねじ係合する雄ねじ124を有するように示されているが、キャップ160を注ぎ口120上に解放可能に取り付ける他の手段を使用することもできる。例えば、キャップ・スパッド176(図7)を、さらに長く、外側を向いた雄ねじを含むように変更することができ、次いで備品の注ぎ口120は相補的な雌ねじを備えることができる。
【0069】
別の代替形態において、キャップ160と注ぎ口120の間のねじ係合をともになくすことができる。代わりに、適当な内部または外部の解放可能なスナップばめビード/溝配置、またはビード/ビード配置を使用することもできる。
【0070】
分配構造体50の好ましい実施例を、蓋構造体80を備品70に固定する4つのスナップばめポスト134を備えて示しているが、より多いまたは少ない数のポストを使用できることが分かるだろう。
【0071】
さらに、解放不可能なスナップばめ係合機構の他の形態を、ポストおよび受入れ開口部の代わりに使用することができる。スナップばめ係合が好ましいが、熱接合取付、超音波溶接、接着剤取付などの、蓋構造体80を備品70に連結させる異なる手段を設けることが望ましい応用例もある。
【0072】
図に示した好ましい実施例において、蓋構造体80は、下向きに下がるアーチ形の壁またはリブ138を含み、備品の溝100(図4)内に受け入れられる。いくつかの応用例では、これらの機構を省略することができる。しかし、使用する場合は、これらの機構を、蓋構造体のポスト134を備品の受け部の開口部98に心合わせするのに役に立つように設計することができる。これによって、蓋構造体80の備品70上への位置決めを安定させる助けとなることができる。これは、完成したアセンブリを使用者および捩じり動作によって開き、トルクをこのアセンブリに加えると、有利である。
【0073】
図4および図13を参照すると、蓋構造体はまた、下向きに突出する1対のリブまたは壁280を含むのが好ましく、これらが備品の受け部のプラットホームのウイングまたはタブ96間の空洞を埋めて、完成したアセンブリに円滑かつ均一な外観が与えられる。
【0074】
好ましい実施例において、開封タブ150は、ほぼ円錐台形をもつように形成される。これによって、特別かつ複雑な成型動作を必要とする切り込みを使用することなく、壊れやすい連結ウェブおよび把持タブをより簡単に成型する事が可能になる。しかし、このような複雑な成型動作の費用が可能ないくつかの応用例では、開封帯150はほぼ円錐台形以外の適当な形状をしていてもよい。
【0075】
多くの他の変更および変更形態を、本発明の新規の概念または原則の真の精神および範囲から逸脱することなく実施することができることは、前述の詳細な説明および添付図面から簡単に考えられるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】折り畳み可能な袋状容器に設置して示す、本発明の分配構造体の側面図である。
【図2】図1の平面2−2にほぼ沿った前面図である。
【図3】図1および図2に示した袋状容器に設置する前の、本発明の分配構造体の上面斜視図である。
【図4】2つの部品を組み立てて分配構造体を形成する前の、備品部品および蓋構造体部品を示す、図3に示した分配構造体の展開斜視図である。
【図5】図3の平面5−5にほぼ沿った、分配構造体の側面図である。
【図6】図5の平面6−6にほぼ沿った、端面図である。
【図7】図6の平面7−7にほぼ沿った、断面図である。
【図8】図4に示した分配構造体の備品の部分断面図および側面図を組み合わせた図である。
【図9】図4の平面9−9にほぼ沿った、蓋構造体の上面図である。
【図10】図9の平面10−10にほぼ沿った側面図である。
【図11】図10の平面11−11にほぼ沿った底面図である。
【図12】図9の平面12−12にほぼ沿った断面図である。
【図13】蓋構造体および備品を組み立てる前の、分配構造体部品の展開底部斜視図である。
【図14】蓋構造体および備品を組み立てた後の、分配構造体の底部斜視図である。
【図15】図3の平面15−15にほぼ沿った、拡大した断片断面図である。
【図16】蓋構造体の一部の大きく拡大した断片底部斜視図である。
【図17】図9の平面17−17にほぼ沿った、大きく拡大した断片断面図である。
【図18】図9の平面18−18にほぼ沿った、大きく拡大した断片断面図である。
【図19】開封帯を、蓋構造体の残っている部分とキャップの一部から離すように引き裂いた後とキャップの備品の注ぎ口からのねじ込みが外された後の、キャップの底部斜視図である。
【図20】キャップを取り除いた後の、分配構造体の上部斜視図である。
【図21】図20の平面21−21にほぼ沿った、一部断面図である。
【図22】パッケージ詰めおよび次の加工のため、備品によってレール・システム上にパッケージを支持した状態で、それぞれ備品を含む2つのパッケージの断片斜視図である。
【図23】図22の平面23−23にほぼ沿った、加工システムの端面図である。
【0001】
本発明は、流動製品を入れた折り畳み可能な袋状容器用の2部品からなる不正開封防止機能付分配構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
折り畳み可能な袋状容器は普通、食品、飲料、パーソナル・ケア用品、日用品、または液体、ローション、ゲル、ペーストなどの形の他の類似製品または非類似製品を含む、様々な製品を包装するのに使用される。このような袋状容器は普通、可撓性のある熱密封可能な高分子シートから、または熱密封可能な高分子裏張りを有する可撓性のあるボール紙または金属箔シートから作られる。袋状容器は普通、このような製品を入れるようになっている内部領域を画定し、袋状容器内部領域と袋状容器の外部の間の繋がりを確立する開口を画定するように、互いに周囲が密封された対向する2つの可撓性ウェブ部を有する。この開口は、分配備品を受けるようになっており、この備品により分配弁、および取り出し可能なカバー、または他の類似または非類似機構を組み込むことができるとともに、折り畳み可能な袋状容器のウェブ部に熱密封させることができる高分子材料から成形されている。
【0003】
分配弁および取り出し可能なカバーを組み込んだ、このような備品の例が、Illinois州、Crystal LakeのAptarGroup, Inc.に譲渡された、米国特許第6,050,451号に開示されている。ここに開示されているように、備品の基部は、備品の対向する2つの端部で収束し、備品を垂直に向けると、垂直に向けられる2つの側壁を有する。さらに、側壁はそれぞれ、間隔を置いて配置した一連のリブを有し、これらのリブは各側壁から突出し、折り畳み可能な袋状容器のウェブ部のうちの関連する1つをこれに熱密封することができる。
【0004】
上述の先行技術の構造は、設計した応用例において十分な機能を果たすが、製造者と、さらに消費者に追加の利益を与えることができる改良型の分配構造体を提供することが望ましい。
【0005】
例えば、分配構造体が非常に容易に開けられるが、視認性の高い不正開封防止機構を含むことができる、袋状容器用の改良型の分配構造体を提供することが利点である。
【0006】
このような改良型の構造が、袋状容器または備品を密封閉塞する前に、袋状容器に製品を詰めるため、必要に応じて袋状容器を支持する手段の使用に適応することができることが利点である。
【0007】
このような改良型の分配構造体が、金型アセンブリ内のキャビティの数を最大にするため、また費用を最小限に抑えるため、単純な真っ直ぐ引っ張った成型動作による該構造の成型に対応することができることが有利である。
【0008】
さらに、不正開封防止機構を備えている場合、このような分配構造体が、分配構造体を最初に開いた後に処分する必要がある廃棄片の生成を無くす、または少なくとも実質的に最小限に抑えるように機能できることが望ましい。
【0009】
また、開いた後の、このような改良型の不正開封防止分配構造体は、開いた袋状容器が製品を分配するのに使用される場合、または開いた袋状容器を別の方法で取り扱う場合、このような片がバタバタ動くまたはばらばらに小刻みに揺れることができるように、いかなる片も備品の上にばらばらには保持しないという利点がある。
【0010】
いったん開けると、製品の流れに対する、または分配構造体を受入容器、またはさらには使用者の口へ挿入することに対する明らかな干渉を回避するように、製品分配領域内に最小限の障害のみを与える、または障害を与えない、このような改良型の分配構造体を提供することも望ましい。
【0011】
さらに、このような改良型の構造を、多数の使用の間にシステムを密封して、閉じることができるように、キャップなどの封止体部材の再設置に簡単に対応するように設計することが利点である。
【0012】
このような改良型の分配構造体が、製品の流出の可能性を少なくして、製品の分配を制御するために外部または内部分配弁の任意選択での使用に対応できることが有利である。
【0013】
また、袋状容器に製品を詰めるシステムを簡単にする、このような改良型の分配構造体を提供することが望ましい。例えば、このような改良型の分配構造体により、製造ラインにおいて安定した方法かつ、その後分配構造体の封止体を簡単に受けるように、分配構造体の少なくとも一部を通して袋状容器を詰めることができることに利点がある。
【0014】
本発明により、上に論じた利点、利益、および特徴を提供する、設計要素を組み込むことが可能になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、折り畳み可能な袋状容器に密封される不正開封防止機能付分配構造体を提供する。この袋状容器は、内部領域を画定するように、また内部領域への開口を画定するように、互いに密封される対向する2つの可撓性ウェブ部を有する。この開口は、分配構造体が折り畳み可能な袋状容器に密封されると、分配構造体の一部を受けるようになっている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の分配構造体により、製造者が袋状容器に製品を詰めることができるようになり、いくつかの任意の方法で分配構造体を袋状容器に設置することができるようになる。
【0017】
好ましい一形態では、最初、空の袋状容器は、分配構造体の第1の部分がその中に配置され密封的に取り付けられる開口を除く、全周囲で密封される。分配構造体の取り付けられた第1の部分は、流動材料の袋状容器内へのまたは袋状容器からの流れを受ける通路を含んでいる。袋状容器の上部に設置した分配構造体の第1の部分により、袋状容器に製品を詰めることができる。したがって、分配構造体の第2の部分を、密封した封止体を作るように分配構造体の第1の部分に取り付けることができる。本発明の最も好ましい形態において、分配構造体の第1の部分は備品であり、この備品は流路を含み、備品により袋状容器に液体製品を詰めるのに適切な充填装置を通して運ばれるレール上に、袋状容器が密封的に取り付けられた状態で、備品を支持することができる、複数の支持タブを含んでいる。したがって、密閉したパッケージを形成するように、蓋構造体などの分配構造体の第2の部分を備品上に設置することができる。
【0018】
より複雑であるが、第2の代替形態では最初、分配構造体備品および蓋構造体を袋状容器上に設置する前に、空の袋状容器に流動製品を詰めることができる。袋状容器の上部の開口を通して袋状容器に製品を詰めた後に、開いた袋状容器の上部に熱密封される、既に組み立てられた一体型の閉塞した分配構造体として、分配構造体備品および蓋構造体を設けることができる。
【0019】
本発明の分配構造体によって、第3の代替形態に対応することができる。特に、備品および取り付けられ閉塞した蓋構造体を含む分配構造体を、最初に袋状容器の開口に密封することができるが、袋状容器の反対側の底端部を開けたままにすることができる。次いで、袋状容器を逆さまにすることができ、開いている端部を通して袋状容器に製品を詰めることができる。したがって、袋状容器の開いている端部を密封閉塞することができる。
【0020】
しかし、本発明は、(1)最初、袋状容器の上部の開口を除いた、全周で密封される空の袋状容器を提供するプロセスと、(2)分配構造体の第1の部分または備品を開口において袋状容器に熱密封するプロセスと、(3)袋状容器および備品を備品上の支持タブから懸架させる間に、備品内の分配通路を通して袋状容器に製品を詰めるプロセスと、(4)最後に、パッケージ用の密封した封止体を形成するように、蓋構造体を備品上に設置するプロセスにおいて、使用することにより、本発明に固有の容易性および効率を利用することを、大部分の製品パッケージの使用者が望むだろうと考慮している。
【0021】
本発明の好ましい態様によると、備品は、袋状容器の開口で備品の周囲で袋状容器に密封される少なくとも1つの表面を有する。この備品はまた、蓋構造体用受け部、および備品を通る少なくとも1つの分配通路を有する。
【0022】
蓋構造体を、備品とは別に成型し、したがって備品に取り付けることができる。蓋構造体は、備品受け部に固定可能かつ解放不可能に取り付けられる基部を有する。蓋構造体はまた、分配通路を塞ぐように、備品上に密封可能かつ取り外し可能に取り付けられるキャップを有する。蓋構造体はまた、その後にキャップを基部から離すことに対応するように、キャップを基部に連結する少なくとも第1の壊れやすいウェブを有する。
【0023】
現時点で好ましい一実施例において、備品は本体と、本体の上に延びる注ぎ口と、キャップによって閉じられる受け部とを有する。分配通路は、本体、受け部、および注ぎ口を通って延びている。
【0024】
本発明の好ましい一形態において、蓋構造体の基部および備品受け部は、互いにスナップ嵌合するようになっている。
【0025】
本発明の現時点で好ましい一形態において、蓋構造体はさらに、(1)(a)キャップと基部の間に配置され、(b)第1の壊れやすいウェブによって一縁部に沿って画定される開封帯と、(2)第1および第2の壊れやすいウェブを破った後に、開封帯をキャップに取り付けたままにするように、開封帯の一部のみをキャップに連結させる第2の壊れやすいウェブとを含んでいる。これによって、処分する必要がある別の切取り廃棄片を作る必要がなくなる。
【0026】
開封帯は、第1および第2の壊れやすいウェブがそれぞれ厚さ断面を小さくした材料によって画定される、ほぼ円錐台形の構造をしていることが好ましい。開封帯は、把持可能なタブと、キャップと合体する反対側の端部を含んでいることが好ましく、第2の壊れやすいウェブは、把持可能なタブから反対側の端部に延びている。
【0027】
キャップは、ねじまたはスナップばめビードおよび溝構造などの保持機構と合わせて、摩擦密封表面または密封ビードを含む、適当な手段により備品上に密封的に配置することができる。
【0028】
備品受けは、備品本体の上に延びるプラットホームを含み、このプラットホームは、プラットホームを通って延びる少なくとも1つの開口部を画定することが好ましい。蓋構造体基部の好ましい形態は、(1)ポストと、(2)(a)ポストの遠位端部に配置され、(b)ヘッドまたはプラットホームの何れかを一時的に弾性変形させることにより、プラットホーム開口部を通してヘッドを押すことができるように、開口部より広い大きなヘッドとを含んでいる。したがって、備品および蓋構造体を取り外し不可能なスナップばめ係合で保持するように、ヘッドをプラットホームに隣接して配置して、ポストを開口部に受け入れさせることができる。
【0029】
代替実施例において、可撓性のあるスリット型圧力開放可能な弁などの分配弁を、備品の分配通路内に取り付けることができる。
【0030】
本発明の他の目的、特徴、および利点の多くは、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、および添付図面からすぐに明らかになるだろう。
【実施例】
【0031】
添付図面において、全体を通して同様の部品を示すのに、同様の数字を使用する。
【0032】
本発明は、多くの異なる形態で実施することが可能であるが、本明細書および添付図面では、本発明を実施する備品の例として、いくつかの特定の実施例のみを開示している。しかし、本発明は、このように開示した実施例に限定することを意図したものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲において指示されている。
【0033】
説明を簡単にするため、開示した実施例を、選択した方向で図示し、説明する。しかし、本発明を実施する分配構造体を、開示した方向以外の方向で、製造、貯蔵、運搬、使用、および販売することができることが理解されるだろう。
【0034】
図1および図2は、折り畳み可能な袋状容器60上に設置して示し、全体を通して参照番号50で示す、本発明の分配構造体を図示している。袋状容器60は、分配構造体50を開いた後に分配される流動製品を含み、このような製品は、食品、飲料、パーソナル・ケア製品、日用製品、または他の液体、懸濁液、ペースト、ゲル、粉末、粒子などの形の類似製品または非類似製品であってもよい。
【0035】
特別なまたは従来の設計の、折り畳み可能な袋状容器60は普通、図1に示すように、対向した2つの可撓性ウェブ部61、62を備えるように、可撓性のある熱密封可能な高分子シート、または熱密封可能な高分子裏張りを有する可撓性のあるボール紙または金属箔シートから作られていることが好ましい。ウェブ部61、62は、周縁部で互いに密封されて、内部領域を画定し、(1)内部領域に開口し、(2)分配構造体50を折り畳み可能な袋状容器60に密封させたときに、分配構造体50の下部を受けるようになっている開口を画定している。
【0036】
図4から分かるように、本発明の分配構造体50は、それぞれ別々に成型することができ、したがって互いに取り付けられるまたは連結されることが好ましい、2つの基本要素、部分、または部品、すなわち備品70および蓋構造体80を含んでいる。
【0037】
現時点で好ましい形態において、少なくとも備品70は、好ましくは高分子材料である、高密度ポリエチレン(HDPE)で成形され、この材料は好ましくは、超音波接合、または接着固定などにより、折り畳み可能な袋状容器60のウェブ部61、62に密封されるのに適している。
【0038】
図8から分かるように、備品70は、本体82を通って延び、蓋構造体80が開いた時に、袋状容器の内部と袋状容器の外部の間の繋がりを確立する内部分配通路84を備える本体82を含んでいる。備品本体82は、袋状容器開口の中に嵌合し、袋状容器ウェブ部61、62に密封されるように、適切であればどんな特別なまたは従来の設計をしていてもよい。本発明の分配構造体で使用することができる、このような備品本体の設計が、2000年8月17日提出の係属中の米国特許出願第09/640,614号の図9〜図13に開示されており、これと矛盾しない程度に、この特許出願の開示を参照によってここに援用する。基本的に、このような備品本体は、外部表面を画定するほぼボート形の構造をしており、超音波熱接合あるいは別の方法により、袋状容器フィルム壁またはウェブの可撓縁に密封的に固定される。備品本体が、適切な密封表面および分配通路を備えるべきであるという事実以外に、備品本体の特定の詳細な設計は、本発明の一部をなすものではない。
【0039】
図8に示す現時点で好ましい形態において、備品本体82が、開口底部86、上部デッキ88、および対向する2つの側壁部91、92(図6)を備えた中空ボート形構造となるように成型される。図4に示す好ましい実施例において、フィン95は、備品70の対向するそれぞれの端縁部から突出している。備品の好ましい一形態において、周寸法が、底部における最も小さい寸法から、増えた後には減らない、底部と上部の間の中間寸法を通って、上部における最大寸法まで増える。
【0040】
図8に示すように、中空受け部93は、デッキ88から上に突出し、4つのウイングまたはタブ96(図4)を備えるプラットホーム94を有する。図13から分かるように、タブ96は、本体82のあらゆる部分の上にかからないことが好ましい。図4および図13に示すように、各タブ96は開口部98を画定する。図4に示すように、プラットホーム94はまた、2つのアーチ形溝100を画定している。
【0041】
図8から分かるように、注ぎ口120は本体82および受け部93の上に延びている。分配通路122は、注ぎ口120を通って延び、注ぎ口120の底部で受け部93および本体82の内部中空領域と繋がる。注ぎ口通路122を、本体分配通路84(図8)の延長または一部としてみなすことができる。備品70全体はしたがって、底部から上部に備品全体を通って延びる、分配通路84、122を含むことを特徴とすることもできる。
【0042】
好ましい実施例において、注ぎ口120は、図8に示すように外部雄ねじ124を含んでいる。好ましい製造方法において、備品70は熱可塑性材料から成形されており、注ぎ口ねじ124は、金型部から備品70のねじ込みを外すことにより、隣接する噛合った金型部から解放される。もう1つの製造方法において、隣接する金型部から備品70のねじ込みは外れない。むしろ、備品70および金型は、単に引っ張って離され、この目的のため、雄ねじ124は十分浅いことが好ましく、注ぎ口の壁厚さは十分に薄く可撓性があり、それによって金型から備品を外すのに、ねじを解放するためのサイドアクション金型アセンブリは必要ない。したがって、備品本体82の上述の形状、およびタブ96が本体82の上に直接かからない事実を考えると、備品70を単純な2部品金型で成型することができ、この金型は水平分割面を画定し、分割面と垂直なアクション方向に沿って、かつサイドアクション動作なしで、互いの金型部の簡単な単軸直線引っ張り運動によって開くことができる。
【0043】
代替実施例(図示せず)において、備品70は、備品70の注ぎ口120の中または下に取り付けられた、内部スリット型圧力開放可能な可撓弁(図示せず)を備えることができる。この弁は、その開示をこれに関連する程度、かつこれに矛盾しない程度に本明細書に援用した、米国特許第5,839,614号に開示した弁と、構造的および機能的に一致または類似していてもよい。
【0044】
蓋構造体80は、備品70とは別に成形されることが好ましく、したがって備品に取り付けることができる。図10に示すように、蓋構造体80は基部130を含み、図3および図5に示すように、備品受けプラットホーム94に固定可能かつ解放不可能に取り付けられる。図13に示すように、蓋構造体80を備品70に取り付ける機構は、4本のポスト134および2つのアーチ形案内部材138を含む。アーチ形案内部材138はそれぞれ、備品プラットホームのアーチ形溝100(図4)の一つに受け入れられるようになっており、ポスト134はそれぞれ、備品受けプラットホーム開口部98(図13)の一つに受け入れられるようになっている。図9に図示するように、各ポスト134の上端部または基端部は、ほぼアーチ形の2つの開口144(図20)の間に延びる2つの支持ウェブまたはブリッジ142により蓋構造体の上部130に結合される。
【0045】
図15に図示するように、各ポスト134は、開口部98より広い、ポスト遠位端部に配置された大きなヘッド140を有する。この大きなヘッド140は、開口部98への挿入に対応するように、傾斜面(図15に示す)を画定する。プラットホーム94および/またはヘッド140を一時的に弾性変形させることにより、大きなヘッド140を備える各ポスト134を、プラットホーム開口部98を通して押し込むことができ、それによって備品70および蓋構造体80を互いに取り外し不可能なスナップばめ係合で保持するように、ヘッド140を受け部のプラットホーム94の底部側に隣接して配置した状態で、ポスト134を最終的に開口部98に受けさせることができる。
【0046】
図4に図示するように、蓋構造体80はまた、基部130からキャップ160に上向きに延びる開封帯150を含む。開封帯160の一端部は、把持可能なタブ170を含んでいる。
【0047】
図12を参照すると、キャップ160は、図7に示すように備品注ぎ口の雄ねじ124とねじ係合するようになっている、内部雌ねじ172を含む。図12を参照すると、キャップ160はまた、図7に示すように備品注ぎ口排出通路122の上側開口端部に入るようになっている、ほぼ環状の密封プラグまたはスパッド176がそこから下がる、上部壁または上端部壁174を含んでいる。図8に示すように、備品注ぎ口120の上端部は、内側に延びる密封ビード178を画定して、キャップ170が注ぎ口120にねじ係合すると(図7に示す)、キャップ・スパッド176と密封的に係合する。
【0048】
図4および図7に示すように、蓋構造体は最初、開封帯150の下縁部を基部130に連結させる少なくとも第1の壊れやすいウェブ180を含む。第2の壊れやすいウェブ182は、開封帯150の上縁部をキャップ160に連結させる。したがって、図示した好ましい実施例において、開封帯150は蓋構造体基部130と蓋構造体キャップ160の間に配置されている。開封帯150は円錐台形であることが好ましく、第1の壊れやすいウェブ180によって底縁部に沿って画定され、第2の壊れやすいウェブ182によって上縁部に沿って画定される。
【0049】
好ましい実施例において、第1の壊れやすいウェブ180および第2の壊れやすいウェブ182はそれぞれ、厚さ断面を小さくした材料によって画定される。しかし、他の形態の壊れやすいウェブを使用することもできる。例えば、開口部によって離隔され周配置された接続タブまたはブリッジによって、開封帯150の下縁部を蓋構造体基部130に連結することができ、開封帯150の上縁部と蓋構造体キャップ160の間の壊れやすい連結は同じまたは異なる構造をもつこともできる。
【0050】
代替実施例(図示せず)において、開封帯150を一緒に取り除くことができ、キャップ160を単一の壊れやすいウェブで蓋構造体基部130に直接連結することができる。しかし、好ましい配置は、蓋構造体の基部130とキャップ160の間に介在する開封帯150などの、開封帯を含んでいることを現時点では意図している。
【0051】
開封帯150を蓋構造体80で使用する場合、使用者は開封帯150の一端部から上向きに突出するタブ170を握ることができ、使用者は壊れやすいウェブ180、182を引き裂くようにタブ170を引っ張って、キャップ160を蓋構造体の基部130から離し、開封帯150をキャップ160から部分的にまたは完全に離すことができる。開封帯150がないということは、システムが開けられた、または不正に変更されたことを示す。
【0052】
好ましい実施例において、開封帯150は、蓋構造体の基部130から完全に離れているが、キャップ160から完全には離れていない。開封帯150の一部が、キャップ160に連結されたままである(図19)ことが好ましい。
【0053】
開封帯150を蓋構造体の基部130から完全に離した後、キャップ160を備品注ぎ口120からねじって外すことができる。しかし、図19に示すように、開封帯150の端部はキャップ160に連結されたままであり、それによって別々に処分しなければならない小さな屑片または廃棄片が作り出されるのを防ぐ。
【0054】
図19に示すように、本発明の好ましい形態において、開封帯150は、開封帯150が取付部または連結リブ190によりキャップ160と一緒になっている開封帯150の端部で、キャップ160の底縁部に連結したままである。開封帯150を引き裂く前の、開封帯150および連結リブ190の構造を、図9、図11、図16、図17、および図18に示す。図9および図11は、開封帯150および取り付けた把持タブ170が、蓋構造体の基部130内に画定される開口202で終端する状態を示している。
【0055】
図11に示す構造の底部を、図16の拡大斜視図に示す。図16において、把持タブ170と反対側の開封帯150の端部を、連結部またはリブ190でキャップ160の底部と連結させて示している。キャップ160の底部は、第2の壊れやすいウェブ182に沿って開封帯150に連結される、ほぼ環状の平面206によって画定される。開封帯150の他の周縁部が、第1の壊れやすいウェブ180で蓋構造体の基部130に取り付けられている。図12および図16に示すように、開封帯150の内側表面は、下側または第1の表面211と、中間または第2の表面212と、上側または第3の表面213とを含んでいる。下側または第1の壊れやすいウェブ180に隣接して、蓋構造体の基部130が周壁表面216を画定する。
【0056】
図12および図16を参照すると、開封帯150の内面が径方向内側に延びて、キャップ底部環状表面206の幅にわたってキャップ160の底部に連結されるリブ190を画定する、開封帯150の端部を除いて、キャップ160の底部環状表面206の外側底部周縁部に壊れやすいウェブ182を通して開封帯150が連結されていることが分かるだろう。
【0057】
図19に示すように、開封帯150を引っ張ると、開封帯150と基部130の間の壊れやすいウェブ180が、引き裂かれるまたは切断され、開封帯150をキャップ160に連結させる壊れやすいウェブ182も引き裂かれるまたは切断されるが、開封帯150はリブ190においてキャップ160の底部に取り付けられたままである。図20および図21は、開封帯150およびキャップ160を取り除いた後の分配構造体50を示しており、簡単に図示するため、袋状容器60(図1)を図20および図21では省略したものと理解する。図20および図21に示すように、キャップ160を取り除いた後に、前に詳細に説明したように、備品の受け部94を通過して蓋構造体の基部130の裏側から突出するポスト134の大きなヘッド140で行われるスナップばめ係合によって、蓋構造体の基部130は備品の受け部94にしっかり取り付けられたままである。
【0058】
図22および図23は、本発明の分配構造体を使用する、パッケージの製造方法における中間段階を図示している。図22および図23に示す段階の前の製造ステップにおいて、図4に示す分配構造体の備品70および分配構造体の蓋構造体80は別々に成形されているが、組み立てられてはいない。備品70は次いで、空の袋状容器60の内部開口に密封され、中間アセンブリをその後、図22および図23に示すように、間隔を置いて配置した1対の平行レール250を含む、運搬システム内で支持することができる。フィラー・チューブを開いている注ぎ口120に挿入して、袋状容器に製品を詰める、充填機(図示せず)の下で、搬送システムに沿ってこのような空の袋状容器アセンブリを移動させることができる。このような機械の詳細な構造および動作は、本発明の一部をなすものではない。もちろん、望むなら、袋状容器に製品を手で詰めることができることが分かるだろう。
【0059】
したがって、レール250上に支持されたままで、運搬システムが、備品の上に注ぎ口120上の蓋構造体80(図4)を自動的に設置することに対応する、上側開口領域を有する、蓋構造体設置ステーション(図示せず)の下で、袋状容器に現在製品を詰めた状態で、アセンブリを移動させることができる。このような蓋構造体設置ステーションは図示しないが、このようなステーションの構造および動作は本発明の一部をなすものではない。もちろん、蓋構造体を注ぎ口120の上で備品に手で設置することができることが分かるだろう。
【0060】
いかなる場合でも、蓋構造体80の設置中に、蓋構造体80(図4)が注ぎ口120上で下向きに押され、それによってキャップ160内の雌ねじ172(図7)が注ぎ口の雄ねじ124の上を摺動する。キャップ160は、このような設置過程に対応するのに十分な可撓性および弾力性をもっている。
【0061】
蓋構造体80が完全に下向きに押されると、蓋構造体の基部130が備品の受け部94に係合する。蓋構造体の案内部材138が、備品の受け部のプラットホームの溝100内に受け入れられ、蓋構造体の基部のポスト134(図13)が備品の受け部のプラットホーム94の開口部98に入り、それによってポスト134の大きなヘッド140が受け部のプラットホーム94の下にスナップ嵌めされ、確実できついスナップばめ係合が確立される。
【0062】
スナップばめ係合により、使用者は従来の非破壊手段により備品の受け部のプラットホーム94から蓋構造体の基部140を外すことができない。したがって、蓋構造体80が備品の受け部のプラットホーム94に取り付けられる場合、確実な不正開封防止アセンブリが作り出される。使用者は、袋状容器内部へのアクセスを得るため、開封帯150を引き裂かなくてはならない。
【0063】
開封帯150自体を使用せず(代替実施例においては、図示せず)、代わりに、1つの壊れやすい環状ウェブのみを使用して、キャップ160を蓋構造体の基部130に直接連結させる場合でも、使用者はキャップ160に十分なトルクを加えることにより、1つの壊れやすいウェブを破かなければならない。この1つの壊れやすいウェブが破壊されていることが、このシステムに不正変更が加えられたこと、または少なくとも部分的にキャップ160のねじ込みが外されたことを示す働きをする。
【0064】
本発明の分配構造体50は、様々な他のパッケージ製造技術に対応する。例えば、空の袋状容器60(図1)に、分配構造体50を最初に設置しないで、流動製品を詰めることができる。分配構造体の備品70および蓋構造体80は次いで、既に組み立てられた一体型封止体分配構造体50として設けることができ、袋状容器に製品を詰めた後に、開いている袋状容器の上部に熱密封することができる。
【0065】
別のパッケージ製造の代替形態では、備品70および取り付けた閉塞した蓋構造体80を含む、分配構造体50を、最初に対向する底端部が開いたままの空の袋状容器の上部の開口に密封することができる。袋状容器をその後、逆さまにすることができ、開口端部を通してこの袋状容器に製品を詰めることができる。したがって、熱密封、接着剤塗布などを含む、適当な従来のまたは特殊な技術によって、この開口端部を密封閉塞することができる。
【0066】
使用者がキャップ160を取り除くと、袋状容器から注ぎ口を通した通過する製品の排出に干渉する可能性のある周囲構造が実質的になく、注ぎ口120が備品から突出することが分かるだろう。キャップ160は完全に取り外すことができ、かつ備品に取り付けられたままの開封帯の部分がないので、注ぎ口を通して袋状容器から内容物を注入することに対応し、さらに注ぎ口を使用者の口に挿入することに対応するのに、十分な隙間が開いている注ぎ口120の周りに存在する。
【0067】
望むなら、分配弁を注ぎ口120に設置することができる。このような弁は、米国特許第5,839,614号に開示する弁と同じ、またはこれに類似していてもよい。このような弁はまた、注ぎ口の下で備品の内側に設置し、適切なスナップばめ構造または波形壁によってその位置に維持されて、弁のフランジと係合することができる。このような分配弁はまた、弁が備品の材料とは異なるシリコーンなどの材料で成形されている場合に特に適している、適当なバイインジェクション成型技術を使用して、備品内に直接成形することができる。
【0068】
備品の注ぎ口120は、キャップねじ172(図7)とねじ係合する雄ねじ124を有するように示されているが、キャップ160を注ぎ口120上に解放可能に取り付ける他の手段を使用することもできる。例えば、キャップ・スパッド176(図7)を、さらに長く、外側を向いた雄ねじを含むように変更することができ、次いで備品の注ぎ口120は相補的な雌ねじを備えることができる。
【0069】
別の代替形態において、キャップ160と注ぎ口120の間のねじ係合をともになくすことができる。代わりに、適当な内部または外部の解放可能なスナップばめビード/溝配置、またはビード/ビード配置を使用することもできる。
【0070】
分配構造体50の好ましい実施例を、蓋構造体80を備品70に固定する4つのスナップばめポスト134を備えて示しているが、より多いまたは少ない数のポストを使用できることが分かるだろう。
【0071】
さらに、解放不可能なスナップばめ係合機構の他の形態を、ポストおよび受入れ開口部の代わりに使用することができる。スナップばめ係合が好ましいが、熱接合取付、超音波溶接、接着剤取付などの、蓋構造体80を備品70に連結させる異なる手段を設けることが望ましい応用例もある。
【0072】
図に示した好ましい実施例において、蓋構造体80は、下向きに下がるアーチ形の壁またはリブ138を含み、備品の溝100(図4)内に受け入れられる。いくつかの応用例では、これらの機構を省略することができる。しかし、使用する場合は、これらの機構を、蓋構造体のポスト134を備品の受け部の開口部98に心合わせするのに役に立つように設計することができる。これによって、蓋構造体80の備品70上への位置決めを安定させる助けとなることができる。これは、完成したアセンブリを使用者および捩じり動作によって開き、トルクをこのアセンブリに加えると、有利である。
【0073】
図4および図13を参照すると、蓋構造体はまた、下向きに突出する1対のリブまたは壁280を含むのが好ましく、これらが備品の受け部のプラットホームのウイングまたはタブ96間の空洞を埋めて、完成したアセンブリに円滑かつ均一な外観が与えられる。
【0074】
好ましい実施例において、開封タブ150は、ほぼ円錐台形をもつように形成される。これによって、特別かつ複雑な成型動作を必要とする切り込みを使用することなく、壊れやすい連結ウェブおよび把持タブをより簡単に成型する事が可能になる。しかし、このような複雑な成型動作の費用が可能ないくつかの応用例では、開封帯150はほぼ円錐台形以外の適当な形状をしていてもよい。
【0075】
多くの他の変更および変更形態を、本発明の新規の概念または原則の真の精神および範囲から逸脱することなく実施することができることは、前述の詳細な説明および添付図面から簡単に考えられるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】折り畳み可能な袋状容器に設置して示す、本発明の分配構造体の側面図である。
【図2】図1の平面2−2にほぼ沿った前面図である。
【図3】図1および図2に示した袋状容器に設置する前の、本発明の分配構造体の上面斜視図である。
【図4】2つの部品を組み立てて分配構造体を形成する前の、備品部品および蓋構造体部品を示す、図3に示した分配構造体の展開斜視図である。
【図5】図3の平面5−5にほぼ沿った、分配構造体の側面図である。
【図6】図5の平面6−6にほぼ沿った、端面図である。
【図7】図6の平面7−7にほぼ沿った、断面図である。
【図8】図4に示した分配構造体の備品の部分断面図および側面図を組み合わせた図である。
【図9】図4の平面9−9にほぼ沿った、蓋構造体の上面図である。
【図10】図9の平面10−10にほぼ沿った側面図である。
【図11】図10の平面11−11にほぼ沿った底面図である。
【図12】図9の平面12−12にほぼ沿った断面図である。
【図13】蓋構造体および備品を組み立てる前の、分配構造体部品の展開底部斜視図である。
【図14】蓋構造体および備品を組み立てた後の、分配構造体の底部斜視図である。
【図15】図3の平面15−15にほぼ沿った、拡大した断片断面図である。
【図16】蓋構造体の一部の大きく拡大した断片底部斜視図である。
【図17】図9の平面17−17にほぼ沿った、大きく拡大した断片断面図である。
【図18】図9の平面18−18にほぼ沿った、大きく拡大した断片断面図である。
【図19】開封帯を、蓋構造体の残っている部分とキャップの一部から離すように引き裂いた後とキャップの備品の注ぎ口からのねじ込みが外された後の、キャップの底部斜視図である。
【図20】キャップを取り除いた後の、分配構造体の上部斜視図である。
【図21】図20の平面21−21にほぼ沿った、一部断面図である。
【図22】パッケージ詰めおよび次の加工のため、備品によってレール・システム上にパッケージを支持した状態で、それぞれ備品を含む2つのパッケージの断片斜視図である。
【図23】図22の平面23−23にほぼ沿った、加工システムの端面図である。
Claims (10)
- 内部領域を画定するように、また、内部領域に開口する開口であって、分配構造体(50)が折り畳み可能な袋状容器(60)に密封された時、分配構造体(50)の一部を受けるようになっている開口を画定するように互いに密封された対向する2つの可撓性ウェブ部(61、62)を有する折り畳み可能な袋状容器(60)に密封される、不正開封防止機能付分配構造体(50)であって、備品(70)と、前記備品(70)とは別に成形され、したがってこの備品に取り付けることができる蓋構造体(80)との少なくとも2つの部品を含む不正開封防止機能付分配構造体(50)にして、
前記備品(70)が、前記開口で備品(70)の周囲で前記袋状容器(60)に密封される、少なくとも1つの表面(91、92)と、受け部(93)と、前記備品(70)を通過する少なくとも1つの分配通路(84)とを有し、
前記蓋構造体(80)が、前記備品の受け部(93)に固定可能かつ解放不可能に取り付けられる基部(130)と、前記分配通路(84)を塞ぐように、前記備品(70)上に密封的にかつ取り外し可能に取り付けられる、キャップ(160)と、前記キャップ(160)を前記基部(130)から離すのに対応するように、前記キャップ(160)を前記基部(130)に連結させる、少なくとも第1の壊れやすいウェブ(180)とを有している不正開封防止機能付分配構造体。 - 前記備品が、前記少なくとも1つの表面を画定する本体と、前記キャップによって閉じる、前記本体および受け部の上に延びる注ぎ口とを含み、
前記分配通路が、前記本体および前記注ぎ口を通って延びる、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。 - 前記蓋構造体および前記備品が最初、組み立てられていない、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。
- 不正開封防止機能付分配構造体が、前記第1の壊れやすいウェブが開封帯を前記基部に連結させた状態で、前記キャップと前記基部の間に開封帯をさらに含み、前記開封帯がほぼ円錐台形の構造をしている、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。
- 前記第1の壊れやすいウェブが、厚さ断面を小さくした材料によって画定される、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。
- 前記蓋構造体がさらに、
前記キャップと前記基部の間に配置され、前記第1の壊れやすいウェブによって一縁部に沿って画定される開封帯と、
第2の壊れやすいウェブを引き裂いた後に、前記開封帯が前記キャップに取り付けられたままであるように、前記開封帯の一部のみを前記キャップに連結させる第2の壊れやすいウェブとを含む、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。 - 前記開封帯が、ほぼ円錐台形の構造をしており、
前記第1および第2の壊れやすいウェブはそれぞれ、厚さ断面を小さくした材料によって画定され、
前記開封帯が、把持可能なタブ、および前記キャップと合体する反対側の端部を含み、
前記第2の壊れやすいウェブが、前記把持可能なタブから前記反対側の端部まで延びる、請求項6に記載の不正開封防止機能付分配構造体。 - 前記キャップが内ねじを有し、前記備品が、前記キャップの内ねじとねじ係合する、外ねじを備える注ぎ口を有する、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。
- 前記備品が下側本体を含み、
前記受け部が、前記備品をレール上に保持するように、前記本体の上に間隔を置いて配置され、本体から外側に延びるタブを備えるプラットホームを含む、請求項1に記載の不正開封防止機能付分配構造体。 - 前記備品の受け部のプラットホームが、前記プラットホームを通って延びる少なくとも1つの開口部を画定し、
前記蓋構造体基部が、
ポストと、
前記ポストの遠位端部に配置され、ヘッドおよびプラットホームの少なくとも1つを一時的に弾性変形させることにより、ヘッドをプラットホーム開口部を通して押し込むことができるように、前記少なくとも1つの開口部より広い大きなヘッドとを含み、
それによって前記備品および蓋構造体を取り外し不可能なスナップばめ係合で保持するように、前記ヘッドを前記プラットホームに隣接して配置した状態で、前記ポストを前記開口部に受けさせることができる、請求項9に記載の不正開封防止機能付分配構造体。
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