JP2004531113A - 注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】全方位性の360゜撮影と高さ方向に沿った、相違した露出撮影による3次元イメージの獲得及び感光範囲の拡大が可能であり、撮影されたイメージは撮影位置及び撮影時間による注釈を記入して地理情報として用い、他の地理情報システムのデータベースと連動して活用され得る注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供する。
【解決手段】獲得装置は複数個のカメラを、一地点を中心として相互対称されるように配置して形成された多重カメラモジュールを含み、上記多重カメラモジュールは3次元イメージ獲得及びイメージに対する感光範囲の拡大のために、高さ方向に沿って積層され、使用されることができる。そして、撮影に対する全般的な制御と撮影されたイメージの貯蔵のために上記多重カメラモジュールにコンピュータビジョンシステムを電気的に連結し、モバイール機能が付与されるように移動手段に搭載して使用する。
【選択図】図1
【解決手段】獲得装置は複数個のカメラを、一地点を中心として相互対称されるように配置して形成された多重カメラモジュールを含み、上記多重カメラモジュールは3次元イメージ獲得及びイメージに対する感光範囲の拡大のために、高さ方向に沿って積層され、使用されることができる。そして、撮影に対する全般的な制御と撮影されたイメージの貯蔵のために上記多重カメラモジュールにコンピュータビジョンシステムを電気的に連結し、モバイール機能が付与されるように移動手段に搭載して使用する。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージデータを獲得するための技術分野であって、より詳しくは、注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法に関するものである。
【0002】
本出願は米国で2001年 2月 9日に仮出願された、出願番号第60/267,761号の利益に対する権利を主張する。
【背景技術】
【0003】
特定地点での人の視覚的な経験が記録され、再現されるための努力などが続けられてきた。全方位性写真は特定瞬間、一地点での視覚的な経験を再現するのに効果的な手段のうち一つである。このような全方位性写真は水平に360゜、垂直に180゜の領域までを記録することができ、写真撮影が実施された地点を中心として完全な球形の撮影領域を確保することができる。
【0004】
しかし、人の視覚的な経験を記録及び再現するためには、全体球形領域を撮影するよりは、水平領域部分にもっと集中することがより効果的である。このような理由により、球形視覚領域の上側部と下側部とを省略したパノラマイメージも広く用いられてきた。
【0005】
現在までの全方位性イメージ取得方法を分類すれば、次の通りである。
(a)非平面鏡とカメラとを用いて半球程度の視覚領域を確保しようとする方法。
(b)多数個の平面鏡と多数個のカメラとを用いてもっと広い視覚領域を確保しようとする方法。
(c)カメラを回転させて多数個のイメージを撮影し、撮影された各イメージを連結してパノラマイメージを生成させる方法。
(d)ラインスキャンカメラを回転させて単一のパノラマイメージを生成させる方法(http://www.e-pan.com/index.html)。
(e)互いに異なる視覚領域を担当する多数個のカメラを用いてもっと広い視覚領域を確保する方法(例えば、米国特許登録第5,023,725号)。
(f)魚眼レンズを用いて半球程度の視覚領域を確保する方法(例えば、米国特許第5,185,667号)。
前記各方法には固有の長所と短所とがある。(a)の方法と(f)の方法とは、特別に大きいセンサーを用いない限り、1個のカメラで広い視覚領域を確保しようとするため、画質が顕著に劣る問題点がある。(b)の方法では、かなり大きいサイズの鏡を用いなくてはより広い縦方向の視覚領域を確保し難い問題点がある。(c)の方法と(d)の方法とは、カメラを回転させて全方位性イメージを獲得する方法であるため、まず、(c)の方法は、カメラの回転時間に基づいて動く同一対象物に対しては撮影された上記対象物の位置が各イメージ別に互いに異なる問題点がある。そして、(d)の方法では、動く対象物が歪曲されて現れる問題点がある。(e)の方法は、幾台のカメラを用いて広い視覚領域を確保することになる。このような(e)の方法では、各カメラの担当領域が比較的狭められることができるため、全体写真の画質は必要なだけ改善させることができる。
しかし、上記(e)の方法を実現するための構造の装置が自動車のような移動手段に搭載されて撮影を行う場合には、各カメラの精密制御が容易でない問題点がある。
高速移動によるイメージ撮影時、切実に要求される精密制御として、第一に、写真撮影を行おうとする位置ですべてのカメラに対して精密に同期化されたトリガリングが容易でない問題点があり、第二には、互いに異なる方向に向けている各カメラに対して動きに基づいた映像ぼやけ現象がなく、適正露出程度を調整するのが難しい問題点がある。
【0006】
本発明では、正確な位置でトリガー信号を精密に送出し、各カメラ別に適正露出程度を計算してゲイン、オフセット及び露出時間から構成された露出信号を各カメラに送出することにより、上記のような(e)の方法での技術的な問題などを克服できる。所望の写真位置を精密に決定するために、本発明による装置は動く間、GPSセンサー、距離センサー及び方向センサーを用いて現在の位置を測定する。
【0007】
合わせて、本発明は全方位性3次元情報取得及び感光範囲の拡大を具現することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は上記のような従来の問題点などに鑑みて案出されたものであって、本発明の第1の目的は、装置周辺の対象物に対する全方位性撮影がなされ得るし、カメラを積層してなされる構造として対象物を撮影し、3次元データを獲得できる注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、積層された各カメラの露出程度を相違にして感光範囲の拡大を実現できる全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
本発明の第3の目的は、イメージに対する注釈記入により地理情報として用いられ、他の地理情報システムのデータベースと連動して活用できる注釈記入による3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
また、本発明の第4の目的は、カメラの積層構造に基づいて発生したイメージ処理アル
ゴリズムを用いて3次元データ獲得速度を高めることができる注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような本発明の目的などは、一地点を中心として周辺対象物に対する全方位の連続的なパノラマ撮影が可能なように角度を等分し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュール;前記多重カメラモジュール別の各カメラに電気的に連結され、撮影イメージをフレーム別に抽出する第1のフレーム抽出機;前記第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、抽出されたフレーム別イメージに基づいて前記各カメラの露出量を計算する露出量計算機;前記露出量計算機の計算された露出量に基づき、露出量に対する情報を信号として送信するように前記各カメラに電気的に連結される露出信号発生器;前記各第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、前記各カメラの撮影イメージを位置及び時間によって貯蔵する貯蔵手段;前記各カメラの撮影位置を感知し、撮影時間をデータとして記録するGPSセンサー;前記GPSセンサーに電気的に連結され、感知されたデータに基づいて前記各フレームに対応する位置及び時間を計算し、前記貯蔵手段に電気的に連結され、計算された位置及び時間を前記各フレームに注釈として記入する注釈記入器;及び前記貯蔵手段及び露出信号発生器の間に電気的に連結され、前記注釈記入器の間に電気的に連結されてイメージ撮影が開示され得るようにトリガー信号を選択的に前記露出信号発生器及び注釈記入器に送信するトリガー信号発生器;を含み、前記多重カメラモジュールが高さ方向に沿って積層されて高さ方向に少なくとも2層を形成する全方位性3次元イメージデータ獲得装置によって達成される。
ここで、前記露出量計算機が外部の光度に基づき、前記各カメラの露出量を計算できるように、前記露出量計算機に電気的に連結される複数個の光度感知センサーが更に備えられる。
上記装置のうち、貯蔵手段はハードディスク、コンパクトディスク、磁気テープ及びメモリーを含むデジタル貯蔵装置群から選択されるいずれか一つである。
合わせて、前記貯蔵手段には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するオーディオクリップが更に添付され得るように、音声感知センサーから感知される音声信号をデジタル信号に変換するオーディオデジタル変換器が電気的に更に連結されることが望ましい。
また、前記貯蔵手段には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するビデオクリップが更に添付され得るように、撮影された動映像をフレーム別に抽出する第2のフレーム抽出機を媒介にしてビデオカメラが電気的に更に連結されることが望ましい。
そして、前記多重カメラモジュールは上向き撮影が可能なように上部にカメラが更に備えられる。
ここで、前記全方位性3次元イメージ獲得装置には前記多重カメラモジュールの連続的なパノラマ撮影が可能なように、前記多重カメラモジュールを上部に搭載して移動する移動手段が更に含まれる。
そして、撮影された各イメージの距離及び方向情報を感知できるように距離感知センサー及び方向感知センサーが更に備えられる。
合わせて、本発明の目的などは、全方位の角度を分割し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュールの、前記各カメラで高さ方向に沿って同一な対象物を撮影し、複数個のイメージを獲得する段階;前記各イメージから互いに対応する点を探し出す段階;幾何学的な三角法を用いて距離情報を抽出する段階;前記距離情報に基づいて3次元イメージを獲得する段階;を含む3次元データ獲得方法によって達成される。
また、本発明の目的などは、全方位の角度を分割し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュールの、前記各カメラの露出程度を互いに異にして同一な対象物を撮影する段階;撮影された各イメージから一定した露出程度を有する部分を選択的に抽出する段階;抽出された各イメージを合成して感光範囲が拡大された最終イメージを獲得する段階;を含む感光範囲の拡大方法によって達成される。
なお、本発明の上記目的などは、一地点を中心として周辺対象物に対する全方位の連続的なパノラマ撮影が可能なように角度を等分し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュール;前記多重カメラモジュールを乗降させるように備えられる乗降器;前記多重カメラモジュール別の各カメラに電気的に連結され、撮影イメージをフレーム別に抽出する第1のフレーム抽出機;前記第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、抽出されたフレーム別イメージに基づいて前記各カメラの露出量を計算する露出量計算機;前記露出量計算機の計算された露出量に基づき、露出量に対する情報を信号として送信するように前記各カメラに電気的に連結される露出信号発生器;前記各第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、前記各カメラの撮影イメージを位置及び時間によって貯蔵する貯蔵手段;前記各カメラの撮影位置を感知し、撮影時間をデータとして記録するGPSセンサー;前記GPSセンサーに電気的に連結され、感知されたデータに基づいて前記各フレームに対応する位置及び時間を計算し、前記貯蔵手段に電気的に連結され、計算された位置及び時間を前記各フレームに注釈として記入する注釈記入器;及び前記貯蔵手段及び露出信号発生器の間に電気的に連結され、前記注釈記入器の間に電気的に連結されてイメージ撮影が開示され得るようにトリガー信号を選択的に前記露出信号発生器及び注釈記入器に送信するトリガー信号発生器;を含む全方位性3次元イメージデータ獲得装置によって達成される。
本発明のその他の目的、特定な長所など及び新規な特徴などは添付された図面などと連関される以下の詳細な説明と望ましい実施例などからもっと明らかになるだろう。
【発明の効果】
【0010】
本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置及び注釈記入による3次元データ獲得方法と感光範囲の拡大方法によると、全方位性撮影及び高さ方向に沿ってカメラを積層して撮影することにより、撮影対象物に対する3次元イメージを獲得することができ、この時、各カメラの露出程度を異にしてイメージに対する感光範囲の拡大を実現できる長所がある。
さらに、撮影されたイメージは撮影位置及び撮影時間に応じた注釈記入によって貯蔵され、情報の有効性を増大させることができ、これはその他の地理情報システムから生成された更に他の地理情報と連結され、地理情報システムと連動して活用され得る特徴がある。
合わせて、移動手段が備えられており、移動しながら連続的に撮影が可能である。
例え、本発明が以下で言及する望ましい実施例と関連して説明されたが、本発明の要旨と範囲から外れることなく、他の多様な修正及び変形が可能であるだろう。従って、添付された請求の範囲は本発明の真正な範囲内に属する、そのような修正及び変形を含むものであると思われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施例に関して添付された図面と共に詳しく説明する。
【0012】
図1は本発明の第1の実施例による上記獲得装置の構成図であり、図2aから図2eまでは本発明による多重カメラモジュールが形態を異にして積層された模様を図示した構成図である。
【0013】
図1及び図2a〜図2fのように、上記獲得装置100は多重カメラモジュール10と、上記多重カメラモジュール10に電気的に連結されるコンピュータビジョンシステム30を含んでなされる。
【0014】
上記多重カメラモジュール10は全方位の360゜撮影が可能なように複数個のカメラ11を、一地点を中心として対称されるように配置して構成されたものである。
【0015】
ここで、上記各多重カメラモジュール10は高さ方向に積層する構造を取ることができ、これにより、同一な対象物を高さ方向に沿って複数個のカメラ10を通じ、撮影して3次元イメージを獲得することができる。合わせて、積層された多重カメラモジュール10の各カメラ11の露出程度を異にして撮影が行われると、イメージに対する感光範囲(Dynamic Extension)の拡大が実現され得る。
【0016】
そして、上記コンピュータビジョンシステム30は各カメラ11の撮影されたイメージをデジタルデータとして貯蔵するためのものである。上記多重カメラモジュール10で撮影されたイメージはコンピュータビジョンシステム30の第1のフレーム抽出機31からフレーム別に抽出される。そして、注釈記入器35で対応する撮影位置及び時間別に注釈を記入して貯蔵手段32に貯蔵される。
【0017】
このような上記獲得装置100で上記多重カメラモジュール10は、各カメラ11のオプチカルセンターが同一平面上に位置するようにし、一地点を中心として相互対称されるように配置させてなされたものである。
【0018】
この時、各カメラ11は全方位、即ち、360゜撮影がパノラマ撮影技法で可能なように全方位角度を等分して担当することになる。例えば、上記多重カメラモジュール10をなすカメラ11が総4個または5個である場合、上記各カメラ11は約90゜或いは72゜くらいほどの角度を等分して担当する。また、上記多重カメラモジュール10の各カメラ11が高さ方向に沿って相違した露出で撮影できるように複数個の多重カメラモジュール10が積層される。このために、上記各多重カメラモジュール10の各カメラ11は高さ方向に沿って相互一直線上に配置される。
【0019】
合わせて、上記多重カメラモジュール10が積層配置されている場合、最上層の多重カメラモジュール10には図2c、2d、2fのように、1個のカメラ11が更に備えられる。ここで、上記多重カメラモジュール10の上層に設けられたカメラ11は撮影方向を上向きにして設けられることにより、全方位はもちろん、上向き撮影も可能である。
【0020】
上記のように記述した多重カメラモジュール10で各カメラ11が撮影したイメージは第1のフレーム抽出機31からフレーム別に抽出される。この時、上記第1のフレーム抽出機31は1個の多重カメラモジュール10を1個のレーヤ(Layer)と見なす場合、各レーヤをなす各カメラ11別に個別連結されている。
【0021】
上記各第1のフレーム抽出機31から抽出されたフレーム別イメージは貯蔵手段32に貯蔵されると共に、上記第1のフレーム抽出機31に電気的に連結された露出量計算機33に送達される。上記貯蔵手段32は撮影されたイメージをデジタルデータに貯蔵するものであって、ハードディスク、コンパクトディスク、磁気テープ、メモリーなどのようなデジタル貯蔵装置から択一して使用することができる。
【0022】
合わせて、上記第1のフレーム抽出機31から上記露出量計算機33に伝達されたイメージは上記露出量計算機33により分析され、これを通じて各カメラ11の露出量が計算される。計算された露出量は上記露出量計算機33に電気的に連結された露出信号発生器34に送達される。そして、上記露出信号発生器34は上記露出量に基づき、各カメラ11が露出すべき露出程度を信号として上記各カメラ11に送出する。この時、上記各カメラ11の撮影位置及び時間、距離、方向などのような一種の地理情報は、衛星から位置情報を実施間で収集できるGPSセンサー20を通じて得ることができる。
【0023】
上記GPSセンサー20の他に、距離感知センサー37a及び方向感知センサー37bが更に備えられて撮影距離及び撮影方向を得ることができる。ここで、上記GPSセンサー20は衛星から実施間で位置データを伝送されて位置情報を実施間で確認することができるが、撮影中、高層ビルとかトンネル、林などのように、GPS信号の受信が妨害を受ける地域に至ることになると、衛星からのGPS信号が遮断されることがある。
【0024】
このように、GPS信号の有効性が顕著に劣ることになると、上記距離感知センサー37a及び方向感知センサー37bの感知信号が二次的な情報として活用される。
【0025】
合わせて、上記GPSセンサー20、距離感知センサー37a及び方向感知センサー37bに注釈記入器35が電気的に連結され、上記各センサー20、37a、37bから感知された地理情報データを受信する。そうしたら、上記注釈記入器35は受信を受けた上記地理情報データに基づき、上記貯蔵手段32に貯蔵される上記各フレームに対応する注釈を記入することになる。上記注釈は撮影されたイメージの各フレーム別の撮影位置、方向及び撮影時間であって、上記イメージはフレーム別にこのような注釈が記入されて上記貯蔵手段32に貯蔵される。この時、上記貯蔵手段32で上記カメラ11が撮影をする段階と、イメージが貯蔵される段階とが相互順次的、或いは同時並行で進行されることができる。そして、これに関連された各センサー20、37a、37bの感知動作及びカメラ11に対する露出情報の計算及び交流などのような一連の動作などもやはり、連動して進行される必要がある。
【0026】
各撮影及び貯蔵段階などと、これに関係された動作などの進行は、トリガー信号発生器36が露出信号発生器34にトリガー信号を送出するところから開示される。
【0027】
上記トリガー信号発生器36は上記距離感知センサー37a及び注釈記入器35の間に電気的に連結される。
【0028】
この時、上記GPSセンサー20から上記注釈記入器35に伝達される注釈写真及び時間、地理情報が先に活用される。
【0029】
以後、もし、上記GPSセンサー20の有効性が低下されたら、二次的に上記距離感知センサー37aの感知信号が上記注釈記入器35で活用される。
【0030】
この時、上記貯蔵手段32でのイメージ貯蔵速度が上記イメージの獲得速度に比べてずっと遅くなると、イメージ貯蔵動作がイメージ獲得動作を乗り越えるために、トリガー信号は一時遮断されることがある。
【0031】
一方、上記貯蔵手段32には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するオーディオクリップまたはビデオクリップが補助資料として更に添付され得るように、オーディオデジタル変換器38またはビデオカメラ39が電気的に更に連結される。上記オーディオデジタル変換器38は音声感知センサー38aから感知されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換して上記貯蔵手段32にデジタルデータとして貯蔵する。そして、上記ビデオカメラ39は撮影位置または撮影区間で撮影されたイメージまたはイメージグループに対応して周辺対象物200を動映像として撮影することになり、撮影された動映像は第2のフレーム抽出機39aからフレーム別に抽出して上記貯蔵手段32に貯蔵される。
【0032】
図3は本発明の第2の実施例による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の構成図である。
【0033】
図3に図示されたように、露出信号計算機33は各カメラ11の露出程度を計算する。そして、計算された露出情報は露出信号発生器34によって上記各カメラ11に送信される。この時、上記露出信号計算機33には撮影位置の周辺または対象物200の前面での光度を感知できるように光度感知センサー33aが電気的に更に連結される。
【0034】
従って、上記光度感知センサー33aから感知されて伝送される光度感知信号は上記露出量計算機33に送信され、上記露出量計算機33によってカメラ11の露出量を計算することになる。計算された露出量は露出信号発生器34を通じて信号として各カメラ11に伝送され、各カメラ11は露出信号に基づいて露出程度を調節することになる。
【0035】
図4は本発明による多重カメラモジュールがハウジングに装着された模様を図示した斜視図であって、図5は上記獲得装置が移動手段に搭載された第1の構成図であり、図6は上記獲得装置が移動手段に搭載された第2の構成図である。
【0036】
図4乃至図6に図示されたように、上記多重カメラモジュール10及びコンピュータビジョンシステム30はモバイール機能が付与されるように移動手段60に搭載されて移動しながら周辺対象物200を撮影することができる。上記多重カメラモジュール10は胴体部位は保護し、レンズ部位のみが外部へ露出され得るように一定したハウジング40内に装着される。そして、上記ハウジング40の下部はジグ50によって支持されながら、一定高さで離隔され、上記移動手段60に設けられた乗降器70によって上下に乗降される。移動手段60は駆動エンジンが装着される自動車、或いは移動されることができる車であることが望ましい。もし、道路で移動しながら撮影する場合には上記自動車を使用し、人道や廊下で移動しながら撮影する場合には車を使用する。
【0037】
図7は本発明による3次元データの獲得方法に関する順序図である。
【0038】
図7に図示されたように、まず、多数個のカメラ11を、一地点を中心として相互対称されながらオプチカルセンターが同一平面上に位置するように配置して多重カメラモジュール10を構成することにおいて、構成された上記多重カメラモジュール10を高さ方向に沿って積層する。上記各多重カメラモジュール10で高さ方向に沿ってオプチカルセンターが一列に配置された各カメラ11で一定位置にある同一な対象物200を撮影する。そうすると、各カメラ11は同一な対象物を撮影するが、撮影された複数個のイメージは互いに異なる位置で撮影されたため、イメージ上の対象物200の位置が相違することになる(S1100)。合わせて、上記各イメージで互いに対応する点を探し出す(S1200)。そして、幾何学的三角法を用いて各点の距離を測定することにより、全般的な距離情報を抽出する(S1300)。抽出された距離情報に基づいて明暗関係がはっきりした3次元イメージを獲得する(S1400)。
【0039】
図8は本発明により撮影されたイメージを有するカメラシステムの感光範囲の拡大方法に関する構成図である。
【0040】
図8に図示されたように、垂直に積層された3組の多重カメラモジュール10でそれぞれ相違した露出として同一な対象物200を3個のイメージで撮影した。
【0041】
各カメラ11は対象物200が感光範囲の上位限界水準より明るければ、白色のように最大明るさとして記録され、対象物200が感光範囲の下位限界水準より暗ければ、黒色のように最小の明るさとして記録される。両方の場合、すべてイメージ領域の詳細な部分は損失される。もし、積層されたカメラ11が異なった露出で同じ対象物200を記録したら、対象物200の明るさがある一つのカメラ11の感光範囲を超過しても他のカメラ11は感光範囲内にあることができる。露出を異にした各カメラ11は感光範囲が異なるので、それぞれ対象物200の詳細な部分を撮ることができる領域が異なることになる。これにより、感光範囲が異なるカメラ11で撮ったイメージを合成してもっと良いイメージを作られることになる。
【0042】
図9は本発明による感光範囲の拡大方法に関する順序図である。
【0043】
図9に図示されたように、感光範囲の拡大方法を拡大するために、高さ方向に沿って3組の多重カメラモジュール10を積層する。上記多重カメラモジュール10は全方位の角度を等分し、個別的に担当する各カメラ11が一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる構造である。さらに、各カメラ11の視野角は複数のカメラ11により360を分割するように配置される。
【0044】
以後、上記各多重カメラモジュール10をなす各カメラ11の露出程度を互いに異にする。そして、一定位置にある一つの対象物200を撮影して同一な対象物200を撮影した複数個のイメージを獲得する(S2100)。
【0045】
次に、撮影された各イメージから適正な露出程度を有する部分を選択的に抽出する。この時、露出程度の選択は肉眼で識別するのに視覚的に一番はっきりと撮影されたものを選択する(S2200)。
【0046】
最後に抽出されたイメージを合成して感光範囲が拡大された最終イメージを獲得する(S2300)。
【0047】
上記において、多重カメラモジュール10の組数は3組の他に、2組以上であれば感光範囲の拡大が可能である。
【0048】
図10は本発明による多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図である。
【0049】
複数個のカメラ11から構成された広角、或いは多重カメラモジュール10は数個のオプチカルセンターを同時に持つことができる。各カメラ11は個別的にオプチカルセンターと球形座標の一部分を担当することになる有効撮影角度を有することになる。各カメラ11が担当する有効撮影角度に局限して全方位性イメージセンサーは単一のオプチカルセンターを有するといえる。本例示図では4個の個別的な球形座標が初期化されて設定及び補正された。例え、本例示図では4個のカメラ11が図示されたが、本発明の方法の範囲を修正することなく、カメラ11の個数を任意に選択して使用することができる。このような球形座標系はエピポーラー(Epipolar)幾何学的構造をもう少し効果的に適用するために、対をなした一組のカメラ11に対して整列されるように任意の方向に回転させることができる。
【0050】
図11は図10の上部を図示した平面図である。
【0051】
このような実施例において、120゜の有効撮影角度を有する4台のカメラ11が相互近接したカメラ11と重なる部分を有し、全方位の360゜までを担当することができる。
【0052】
図12は本発明による2層をなす多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図である。
【0053】
高さ方向に沿った整列で人の自然的な視覚方向である水平方向に対して3次元距離(Depth)情報を含んだ360゜パノラマイメージを取得するのに有利である。球形座標は高さ方向に沿った各多重カメラモジュール10の2台のカメラ11が持っている各オプチカルセンターを連結する線と、その軸とが一致されるように整列される。球形座標の設定は2個のイメージ間の対応点(Feature point)を探すために、エピポーラー幾何学的構造を適用するのに有利である。この時、2台のカメラ11から獲得された2個のイメージに対するエピポーラー線が上記球形座標の経線となる。
【0054】
図13は本発明に従って円筒形映写によりパノラマイメージを生成する実施図であり、図14は本発明に従って球形映写によりパノラマイメージを生成する実施図である。即ち、図13及び図14は六角形のイメージから円筒形映写物または球形映写物の代表的なパノラマイメージ生成をみせてくれる。生成された円筒形または球形イメージは使用者に提示される前に、円筒または球の表面に対応され、使用者がコンピュータモニター上の観察ソフトウェアのウィンドーを介して円筒または球の表面に観察されるように提示される。図13の点線は各カメラ11の投影領域を示す。
【0055】
図15は本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置を用いて3次元の距離データを獲得する段階を図示した順序図である。即ち、図15は球形座標系の設定とエピポーラー幾何学構造とを適用して3次元データを抽出する段階である。このような方法はまず、球形座標は球形座標の中心がカメラ11のオプチカルセンターに固定され、球形座標の軸とオプチカルセンターの軸とが直線上にあるように設定する段階(S100)を含む。
【0056】
そして、マッピングテーブル(Mapping Table)、或いは球形座標上の点とカメラ11のイメージ平面上の点との間のマッピング関数を実験的とか数学的な校正により発見する(S200)。
【0057】
2個のイメージ獲得位置間の小さい視覚差異を有する同一場面に対する2個の2次元イメージを獲得する(S300)。
【0058】
マッピングテーブル、或いはマッピング関数を用いて2個の球の表面(または球を表現するデータ構造)に上記2個の2次元イメージを対応させる(S400)。
【0059】
球形座標系の軸と対をなした2台のカメラ11のオプチカルセンターを連結する線が相互一致され、2個の球形座標の緯度線0゜が同じ方向になるように上記球形座標系を回転させる(S500)。
【0060】
合わせて、上記2個のイメージ間から対応する点を探すために、エピポーラー幾何学的構造を適用させる(S600)。
【0061】
幾何学的三角法によって互いに対応される点の空間的な位置を決定する(S700)。
【0062】
もっと多いイメージを作るためには、S300の段階からS700の段階まで繰り返す。
【0063】
図16は本発明による獲得装置を用いて3次元距離情報を獲得する原理を図示した第1の構成図であり、図17は本発明に従って獲得装置を用い、3次元距離情報を獲得する原理を図示した第2の構成図である。即ち、図16及び図17は2個のカメラ11から得られた2個のイメージから3次元距離情報を抽出する原理を示す。球形座標S1、S2はカメラ11のオプチカルセンターを各カメラ11に対して設定し、球形座標の軸とカメラ11の視覚軸とは同一直線上であり、各カメラ11のマッピング対応テーブルは上記球形座標に対して校正される。
【0064】
初期化された球形座標において、対をなした2個のカメラ11間のエピポーラー平面は上記球形座標系の緯度線と同一平面でない。緯度線とエピポーラー平面とを同一平面に作るために、上記球形座標の回転がなされる。各点に対して回転関数を適用することにより球形座標系が回転され得る。以前の座標系の各点は新たな座標系に一対一に対応する。
【0065】
図17では各カメラに対して座標系が回転された新たな球形座標の設定を図示したが、座標系の中心は各カメラ11のオプチカルセンターC1、C2とそれぞれ一致し、エピポーラー平面と緯度線などとは同一平面上に位置するようになっているが、この同一平面は各球形座標の0゜緯度線が同じ方向に配列されたものである。
【0066】
図18は本発明に従って獲得した球形イメージを2次元データ構造で表現するように緯度及び経度によって構成した構成図である。即ち、図18は各球形イメージの2次元的な表現の一例を示す。ここで、X軸は経度を示し、Y軸は緯度を示す。この表示で経度線はY軸に平行な直線として示される。
【0067】
このような表示は迅速な計算のために、2次元配列で表現されることができる。同じエピポーラー線、即ち、緯度線はメモリーの連続されるブロックに貯蔵されて迅速に処理され得る。球形座標の回転が実行される時、本来の2次元配列上の各画素は回転された球形座標を表現する新たな2次元配列上の他の画素に対応される。
【0068】
図19は水平的な配列または位置調整として4個のカメラずつ2組から構成される多重カメラモジュールを用いて3Dデータを感知する原理を図示した第1の構成図である。
【0069】
対象物200のAの3次元データを決定するために、カメラ11のS1、S5が用いられた。上記各カメラ11の球形座標はカメラ11のS1、S5のオプチカルセンターを含む、それらの基線(Baseline)と整列されるために回転される。
【0070】
対象物200のBの3次元データを決定するために、カメラ11のS3、S7が用いられる。これらのカメラ11の球形座標がカメラS3、S7のオプチカルセンターを含む基線と整列されるために回転される。
【0071】
もし、対象物200のAが上記多重カメラモジュール10に対して移動したら、その結果としてAはA´位置に移動し、カメラ11のS1の範囲を外れる。この場合、新たなカメラ11の対であるS2とS5とは連続的な対象物200トラッキングのために用いられることができる。これは、多重カメラモジュール10からなった全方位性システムの新たな長所である。
【0072】
図20は垂直的な配列または位置調整として2層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第2の構成図であり、2層をなす4こずつのカメラ11からなった2組の多重カメラモジュール10から構成された全方位性カメラシステムの代表的な実施例である。2個のカメラ11間の基線及び距離は相対的に位置が固定されている。球形座標などはそれらの中心と各カメラ11のオプチカルセンターとが同一であり、エピポーラー平面と緯度線とが同一平面上に位置するように設定される。このような座標系整列は緯度線がエピポーラー線となるため、エピポーラー線を探すのに有利な長所を有している。一方、対象物200のAに対する距離情報は2個の球形座標系間の対象物200のAに対する撮影角度の差異により計算され得る。
【0073】
図21は垂直的な配列または位置調節として3層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第3の構成図であり、4個ずつのカメラ11からなった3組の多重カメラモジュール10から構成された全方位性カメラシステムの代表的な実施例である。
【0074】
距離計算方法は2個のカメラ11の場合と同じであるが、3個のカメラ11である場合、両端の基線距離は大きいか、或いは同じようにすることができるながらも、不一致量は比較的小さいため、対応点探し、即ち、獲得された各イメージ間での相互対応する点の探しがもっと正確になり得る。
【0075】
カメラ11の基線距離が小さくなるにつれて2個のイメージ間で距離計算をすることにおいて、もし、不一致量が少なくなると、上記のような対応点探しはもっと正確に施行されることができる。
【0076】
しかし、カメラ11の距離が短ければ、不一致量の対応点探しから発生される小さい誤差が相対的に大きい距離情報の誤差を誘発することになる。3組の多重カメラモジュール10の配列は2組の多重カメラモジュール10の配列に比べて同じ基線距離を維持する反面、2個の隣接したイメージ間の不一致部分が少ないため、対応点探しの正確性が増大される。
【0077】
図22は本発明により垂直的な配列または位置調整として6層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第4の構成図であり、4個ずつのカメラ11からなった6組の多重カメラモジュール10から構成された全方位性カメラシステムの代表的な実施例である。
【0078】
多重カメラモジュール10の個数が増加することにより、システムは近接したイメージの不一致量の増加無しに、最大基線距離を増加させることができる。また、カメラ11からのイメージは対象物200の距離を決定するのに用いられ得る対象物200のオプチカルフローを生成する。
【0079】
図23乃至図27はカメラの配列によって獲得されたオプチカルフローから3次元感知原理を図示した例示図などである。
【0080】
図23は本発明によりオプチカルフローを使用して3次元データ獲得を説明するための多重カメラモジュールのセッティング図である。即ち、図23は上記原理を説明するための対象物200とカメラ11との代表的なセッティングを図示したものである。カメラ11は一列に配置されて同一方向に向け、それらの各オプチカルセンターは同一な基線上に配列される。
【0081】
図24は本発明により上記多重カメラモジュールが対象物を撮影する時、対象物に対する特徴点を図示した例示図である。即ち、図24は各カメラから対象物200の特徴点に対する視線方向を図示したものである。例えば、カメラ11のAからFまでの点aの視線方向が右方から左方に漸次的に変化する。
【0082】
図25は本発明により上記多重カメラモジュールによって獲得されたイメージなどのオプチカルフローを図示した例示図である。即ち、図25はカメラ11のAからFまでによって撮影されたイメージなどでのオプチカルフローを図示したものである。カメラ11のAから撮影されたイメージとカメラ11のFから撮影されたイメージとはかなり異なるが、カメラ11のB乃至Fから撮影された中間イメージはカメラ11のAからFまで変化する対象物200のオプチカルフローをみせてくれる。
【0083】
図26は本発明によりセット化された上記多重カメラモジュールと撮影された対象物との間のエピポーラー平面を図示した例示図である。即ち、図26はカメラ11配列に対する種々のエピポーラー平面を示す。
【0084】
図26に図示されたように、もし、各カメラ11の球形座標が図22に図示されたもののようにセッティングされたら、このエピポーラー平面は対応する緯度線と同一平面上にあることになる。対応点探しはエピポーラー線に沿ってなされ、このエピポーラー線は球形座標の緯度線となる。
【0085】
図27は本発明により上記多重カメラモジュールによるオプチカルフローと対象物の距離との関係をみせてくれる例示図である。即ち、図27ではオプチカルフローと対象物200の距離との関係をみせてくれるために、カメラ11のAからかめら11のFまでに撮影されたイメージからエピポーラー平面Mに対するオプチカルフローが図示された。
【0086】
遠い対象物200はY軸に対して緩やかな傾斜をなす反面、近い対象物200はY軸に対して急な傾斜をなす。これは、また領域a、bによって点c、dが部分的に遮られることになるのをみせてくれる。傾きの程度で対象物200の距離を決定することができる。
【0087】
図28は本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の位置変化による、特徴点に対する3Dデータ獲得原理を図示した構成図である。即ち、図28は移動する全方位性カメラシステムで3次元データ獲得原理を示す。例えば、移動される獲得装置100は図示した3次元モデルリングのために空間情報を獲得するのに用いられることができる。このような上記獲得装置100の移動は車輪回転数と運送手段との方向変化に従って決定され得る。移動しながら特徴点をトラッキングする獲得装置100において、上記特徴点の位置は上記装置100の位置変化と上記特徴点に対する視線角度変化などを三角法によって計算されることができる。また、トラッキングされる特徴点の空間位置は垂直に配列されたカメラ11のイメージで不一致量によって決定され得る。このような重複された距離情報は3次元情報獲得の正確度を増加させるように作用する。
【0088】
図29は本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の移動撮影時、対象物に対するトラッキング原理を図示した例示図である。即ち、図29は都市環境において3次元データ獲得の原理を示す。図示の構造物はほとんど垂直的な四角平面から構成され、線はほとんど垂直または水平である。
【0089】
もし、四角平面が一つの位置として仮定されたら、これは、上記獲得装置100の移動と共に追跡されることができる。上記四角平面を追跡することは、各特徴点を追跡することより迅速な方法である。一応、四角平面の位置と姿勢(Pose)が決定されたら、上記四角平面の位置と姿勢とは上記四角平面を含んで撮影された他のイメージなどに対して撮影する当時のカメラ11の位置と姿勢情報とを知り出すのに用いられることができる。
【0090】
以上でのような本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置及び注釈記入による3次元データ獲得方法と感光範囲の拡大方法において、カメラモジュール10を構成するカメラ11は4個〜8個の範囲、或いはカメラ11の大きさの小型化によって、その以上の個数から任意に選択して使用することができる。
【0091】
合わせて、多重カメラモジュール10の積層数(または積層に従って配列されるカメラ11の数)は1層、或いはその以上に変更して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0092】
本発明のもっと深い理解のために提供され、本出願の構成と合致する、添付された図面などは本発明の実施例などを示し、本発明の要旨を説明するために、発明の詳細な説明と共に示される。
【0093】
【図1】本発明の第1の実施例による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の構成図。
【図2a】本発明による多重カメラモジュールの第1の構成図。
【図2b】本発明による多重カメラモジュールの第2の構成図。
【図2c】本発明による多重カメラモジュールの第3の構成図。
【図2d】本発明による多重カメラモジュールの第4の構成図。
【図2e】本発明による多重カメラモジュールの第5の構成図。
【図2f】本発明による多重カメラモジュールの第6の構成図。
【図3】本発明の第2の実施例による獲得装置の構成図。
【図4】本発明による多重カメラモジュールがハウジングに装着された模様を図示した斜視図。
【図5】本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置が移動手段に搭載された第1の構成図。
【図6】本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置が移動手段に搭載された第2の構成図。
【図7】本発明による3次元イメージデータ獲得方法に関する順序図。
【図8】本発明による感光範囲の拡大方法を図示した構成図。
【図9】本発明による感光範囲の拡大方法に関する順序図。
【図10】本発明による多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図。
【図11】図10の上部を図示した平面図。
【図12】本発明による2層をなす多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図。
【図13】本発明に従って円筒形映写によりパノラマイメージを生成する実施図。
【図14】本発明に従って球形映写によりパノラマイメージを生成する実施図。
【図15】本発明による獲得装置を用いて3次元のイメージを獲得する段階を図示した順序図。
【図16】本発明による獲得装置を用いて3次元の距離情報を獲得する原理を図示した第1の構成図。
【図17】本発明による獲得装置を用いて3次元の距離情報を獲得する原理を図示した第2の構成図。
【図18】本発明に従って獲得した球形イメージを2次元データ構造として表現するように緯度及び経度によって構成した構成図。
【図19】水平的な配列または位置調整として4個のカメラずつ2組から構成される多重カメラモジュールを用いて3Dデータを感知する原理を図示した第1の構成図。
【図20】垂直的な配列または位置調整として2層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第2の構成図。
【図21】垂直的な配列または位置調整として3層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第2の構成図。
【図22】垂直的な配列または位置調整として6層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第4の構成図。
【図23】オプチカルフローを有して3Dデータ獲得を説明するための多重カメラモジュールのセッティング図。
【図24】上記多重カメラモジュールが対象物を撮影する時、対象物に対する特徴点を図示した例示図。
【図25】上記多重カメラモジュールによって獲得されたイメージなどのオプチカルフロー(Optical Flow)を図示した例示図。
【図26】セット化された上記多重カメラモジュールと撮影された対象物との間のエピポーラー平面を図示した例示図。
【図27】上記多重カメラモジュールによるオプチカルフローと対象物の距離との関係をみせてくれる例示図。
【図28】本発明による獲得装置の位置変化による特徴点に対する3Dデータ獲得原理を図示した構成図。
【図29】本発明による獲得装置の移動撮影時、対象物に対するトラッキング原理を図示した例示図。
【0001】
本発明は、イメージデータを獲得するための技術分野であって、より詳しくは、注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法に関するものである。
【0002】
本出願は米国で2001年 2月 9日に仮出願された、出願番号第60/267,761号の利益に対する権利を主張する。
【背景技術】
【0003】
特定地点での人の視覚的な経験が記録され、再現されるための努力などが続けられてきた。全方位性写真は特定瞬間、一地点での視覚的な経験を再現するのに効果的な手段のうち一つである。このような全方位性写真は水平に360゜、垂直に180゜の領域までを記録することができ、写真撮影が実施された地点を中心として完全な球形の撮影領域を確保することができる。
【0004】
しかし、人の視覚的な経験を記録及び再現するためには、全体球形領域を撮影するよりは、水平領域部分にもっと集中することがより効果的である。このような理由により、球形視覚領域の上側部と下側部とを省略したパノラマイメージも広く用いられてきた。
【0005】
現在までの全方位性イメージ取得方法を分類すれば、次の通りである。
(a)非平面鏡とカメラとを用いて半球程度の視覚領域を確保しようとする方法。
(b)多数個の平面鏡と多数個のカメラとを用いてもっと広い視覚領域を確保しようとする方法。
(c)カメラを回転させて多数個のイメージを撮影し、撮影された各イメージを連結してパノラマイメージを生成させる方法。
(d)ラインスキャンカメラを回転させて単一のパノラマイメージを生成させる方法(http://www.e-pan.com/index.html)。
(e)互いに異なる視覚領域を担当する多数個のカメラを用いてもっと広い視覚領域を確保する方法(例えば、米国特許登録第5,023,725号)。
(f)魚眼レンズを用いて半球程度の視覚領域を確保する方法(例えば、米国特許第5,185,667号)。
前記各方法には固有の長所と短所とがある。(a)の方法と(f)の方法とは、特別に大きいセンサーを用いない限り、1個のカメラで広い視覚領域を確保しようとするため、画質が顕著に劣る問題点がある。(b)の方法では、かなり大きいサイズの鏡を用いなくてはより広い縦方向の視覚領域を確保し難い問題点がある。(c)の方法と(d)の方法とは、カメラを回転させて全方位性イメージを獲得する方法であるため、まず、(c)の方法は、カメラの回転時間に基づいて動く同一対象物に対しては撮影された上記対象物の位置が各イメージ別に互いに異なる問題点がある。そして、(d)の方法では、動く対象物が歪曲されて現れる問題点がある。(e)の方法は、幾台のカメラを用いて広い視覚領域を確保することになる。このような(e)の方法では、各カメラの担当領域が比較的狭められることができるため、全体写真の画質は必要なだけ改善させることができる。
しかし、上記(e)の方法を実現するための構造の装置が自動車のような移動手段に搭載されて撮影を行う場合には、各カメラの精密制御が容易でない問題点がある。
高速移動によるイメージ撮影時、切実に要求される精密制御として、第一に、写真撮影を行おうとする位置ですべてのカメラに対して精密に同期化されたトリガリングが容易でない問題点があり、第二には、互いに異なる方向に向けている各カメラに対して動きに基づいた映像ぼやけ現象がなく、適正露出程度を調整するのが難しい問題点がある。
【0006】
本発明では、正確な位置でトリガー信号を精密に送出し、各カメラ別に適正露出程度を計算してゲイン、オフセット及び露出時間から構成された露出信号を各カメラに送出することにより、上記のような(e)の方法での技術的な問題などを克服できる。所望の写真位置を精密に決定するために、本発明による装置は動く間、GPSセンサー、距離センサー及び方向センサーを用いて現在の位置を測定する。
【0007】
合わせて、本発明は全方位性3次元情報取得及び感光範囲の拡大を具現することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は上記のような従来の問題点などに鑑みて案出されたものであって、本発明の第1の目的は、装置周辺の対象物に対する全方位性撮影がなされ得るし、カメラを積層してなされる構造として対象物を撮影し、3次元データを獲得できる注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、積層された各カメラの露出程度を相違にして感光範囲の拡大を実現できる全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
本発明の第3の目的は、イメージに対する注釈記入により地理情報として用いられ、他の地理情報システムのデータベースと連動して活用できる注釈記入による3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
また、本発明の第4の目的は、カメラの積層構造に基づいて発生したイメージ処理アル
ゴリズムを用いて3次元データ獲得速度を高めることができる注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような本発明の目的などは、一地点を中心として周辺対象物に対する全方位の連続的なパノラマ撮影が可能なように角度を等分し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュール;前記多重カメラモジュール別の各カメラに電気的に連結され、撮影イメージをフレーム別に抽出する第1のフレーム抽出機;前記第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、抽出されたフレーム別イメージに基づいて前記各カメラの露出量を計算する露出量計算機;前記露出量計算機の計算された露出量に基づき、露出量に対する情報を信号として送信するように前記各カメラに電気的に連結される露出信号発生器;前記各第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、前記各カメラの撮影イメージを位置及び時間によって貯蔵する貯蔵手段;前記各カメラの撮影位置を感知し、撮影時間をデータとして記録するGPSセンサー;前記GPSセンサーに電気的に連結され、感知されたデータに基づいて前記各フレームに対応する位置及び時間を計算し、前記貯蔵手段に電気的に連結され、計算された位置及び時間を前記各フレームに注釈として記入する注釈記入器;及び前記貯蔵手段及び露出信号発生器の間に電気的に連結され、前記注釈記入器の間に電気的に連結されてイメージ撮影が開示され得るようにトリガー信号を選択的に前記露出信号発生器及び注釈記入器に送信するトリガー信号発生器;を含み、前記多重カメラモジュールが高さ方向に沿って積層されて高さ方向に少なくとも2層を形成する全方位性3次元イメージデータ獲得装置によって達成される。
ここで、前記露出量計算機が外部の光度に基づき、前記各カメラの露出量を計算できるように、前記露出量計算機に電気的に連結される複数個の光度感知センサーが更に備えられる。
上記装置のうち、貯蔵手段はハードディスク、コンパクトディスク、磁気テープ及びメモリーを含むデジタル貯蔵装置群から選択されるいずれか一つである。
合わせて、前記貯蔵手段には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するオーディオクリップが更に添付され得るように、音声感知センサーから感知される音声信号をデジタル信号に変換するオーディオデジタル変換器が電気的に更に連結されることが望ましい。
また、前記貯蔵手段には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するビデオクリップが更に添付され得るように、撮影された動映像をフレーム別に抽出する第2のフレーム抽出機を媒介にしてビデオカメラが電気的に更に連結されることが望ましい。
そして、前記多重カメラモジュールは上向き撮影が可能なように上部にカメラが更に備えられる。
ここで、前記全方位性3次元イメージ獲得装置には前記多重カメラモジュールの連続的なパノラマ撮影が可能なように、前記多重カメラモジュールを上部に搭載して移動する移動手段が更に含まれる。
そして、撮影された各イメージの距離及び方向情報を感知できるように距離感知センサー及び方向感知センサーが更に備えられる。
合わせて、本発明の目的などは、全方位の角度を分割し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュールの、前記各カメラで高さ方向に沿って同一な対象物を撮影し、複数個のイメージを獲得する段階;前記各イメージから互いに対応する点を探し出す段階;幾何学的な三角法を用いて距離情報を抽出する段階;前記距離情報に基づいて3次元イメージを獲得する段階;を含む3次元データ獲得方法によって達成される。
また、本発明の目的などは、全方位の角度を分割し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュールの、前記各カメラの露出程度を互いに異にして同一な対象物を撮影する段階;撮影された各イメージから一定した露出程度を有する部分を選択的に抽出する段階;抽出された各イメージを合成して感光範囲が拡大された最終イメージを獲得する段階;を含む感光範囲の拡大方法によって達成される。
なお、本発明の上記目的などは、一地点を中心として周辺対象物に対する全方位の連続的なパノラマ撮影が可能なように角度を等分し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュール;前記多重カメラモジュールを乗降させるように備えられる乗降器;前記多重カメラモジュール別の各カメラに電気的に連結され、撮影イメージをフレーム別に抽出する第1のフレーム抽出機;前記第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、抽出されたフレーム別イメージに基づいて前記各カメラの露出量を計算する露出量計算機;前記露出量計算機の計算された露出量に基づき、露出量に対する情報を信号として送信するように前記各カメラに電気的に連結される露出信号発生器;前記各第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、前記各カメラの撮影イメージを位置及び時間によって貯蔵する貯蔵手段;前記各カメラの撮影位置を感知し、撮影時間をデータとして記録するGPSセンサー;前記GPSセンサーに電気的に連結され、感知されたデータに基づいて前記各フレームに対応する位置及び時間を計算し、前記貯蔵手段に電気的に連結され、計算された位置及び時間を前記各フレームに注釈として記入する注釈記入器;及び前記貯蔵手段及び露出信号発生器の間に電気的に連結され、前記注釈記入器の間に電気的に連結されてイメージ撮影が開示され得るようにトリガー信号を選択的に前記露出信号発生器及び注釈記入器に送信するトリガー信号発生器;を含む全方位性3次元イメージデータ獲得装置によって達成される。
本発明のその他の目的、特定な長所など及び新規な特徴などは添付された図面などと連関される以下の詳細な説明と望ましい実施例などからもっと明らかになるだろう。
【発明の効果】
【0010】
本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置及び注釈記入による3次元データ獲得方法と感光範囲の拡大方法によると、全方位性撮影及び高さ方向に沿ってカメラを積層して撮影することにより、撮影対象物に対する3次元イメージを獲得することができ、この時、各カメラの露出程度を異にしてイメージに対する感光範囲の拡大を実現できる長所がある。
さらに、撮影されたイメージは撮影位置及び撮影時間に応じた注釈記入によって貯蔵され、情報の有効性を増大させることができ、これはその他の地理情報システムから生成された更に他の地理情報と連結され、地理情報システムと連動して活用され得る特徴がある。
合わせて、移動手段が備えられており、移動しながら連続的に撮影が可能である。
例え、本発明が以下で言及する望ましい実施例と関連して説明されたが、本発明の要旨と範囲から外れることなく、他の多様な修正及び変形が可能であるだろう。従って、添付された請求の範囲は本発明の真正な範囲内に属する、そのような修正及び変形を含むものであると思われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施例に関して添付された図面と共に詳しく説明する。
【0012】
図1は本発明の第1の実施例による上記獲得装置の構成図であり、図2aから図2eまでは本発明による多重カメラモジュールが形態を異にして積層された模様を図示した構成図である。
【0013】
図1及び図2a〜図2fのように、上記獲得装置100は多重カメラモジュール10と、上記多重カメラモジュール10に電気的に連結されるコンピュータビジョンシステム30を含んでなされる。
【0014】
上記多重カメラモジュール10は全方位の360゜撮影が可能なように複数個のカメラ11を、一地点を中心として対称されるように配置して構成されたものである。
【0015】
ここで、上記各多重カメラモジュール10は高さ方向に積層する構造を取ることができ、これにより、同一な対象物を高さ方向に沿って複数個のカメラ10を通じ、撮影して3次元イメージを獲得することができる。合わせて、積層された多重カメラモジュール10の各カメラ11の露出程度を異にして撮影が行われると、イメージに対する感光範囲(Dynamic Extension)の拡大が実現され得る。
【0016】
そして、上記コンピュータビジョンシステム30は各カメラ11の撮影されたイメージをデジタルデータとして貯蔵するためのものである。上記多重カメラモジュール10で撮影されたイメージはコンピュータビジョンシステム30の第1のフレーム抽出機31からフレーム別に抽出される。そして、注釈記入器35で対応する撮影位置及び時間別に注釈を記入して貯蔵手段32に貯蔵される。
【0017】
このような上記獲得装置100で上記多重カメラモジュール10は、各カメラ11のオプチカルセンターが同一平面上に位置するようにし、一地点を中心として相互対称されるように配置させてなされたものである。
【0018】
この時、各カメラ11は全方位、即ち、360゜撮影がパノラマ撮影技法で可能なように全方位角度を等分して担当することになる。例えば、上記多重カメラモジュール10をなすカメラ11が総4個または5個である場合、上記各カメラ11は約90゜或いは72゜くらいほどの角度を等分して担当する。また、上記多重カメラモジュール10の各カメラ11が高さ方向に沿って相違した露出で撮影できるように複数個の多重カメラモジュール10が積層される。このために、上記各多重カメラモジュール10の各カメラ11は高さ方向に沿って相互一直線上に配置される。
【0019】
合わせて、上記多重カメラモジュール10が積層配置されている場合、最上層の多重カメラモジュール10には図2c、2d、2fのように、1個のカメラ11が更に備えられる。ここで、上記多重カメラモジュール10の上層に設けられたカメラ11は撮影方向を上向きにして設けられることにより、全方位はもちろん、上向き撮影も可能である。
【0020】
上記のように記述した多重カメラモジュール10で各カメラ11が撮影したイメージは第1のフレーム抽出機31からフレーム別に抽出される。この時、上記第1のフレーム抽出機31は1個の多重カメラモジュール10を1個のレーヤ(Layer)と見なす場合、各レーヤをなす各カメラ11別に個別連結されている。
【0021】
上記各第1のフレーム抽出機31から抽出されたフレーム別イメージは貯蔵手段32に貯蔵されると共に、上記第1のフレーム抽出機31に電気的に連結された露出量計算機33に送達される。上記貯蔵手段32は撮影されたイメージをデジタルデータに貯蔵するものであって、ハードディスク、コンパクトディスク、磁気テープ、メモリーなどのようなデジタル貯蔵装置から択一して使用することができる。
【0022】
合わせて、上記第1のフレーム抽出機31から上記露出量計算機33に伝達されたイメージは上記露出量計算機33により分析され、これを通じて各カメラ11の露出量が計算される。計算された露出量は上記露出量計算機33に電気的に連結された露出信号発生器34に送達される。そして、上記露出信号発生器34は上記露出量に基づき、各カメラ11が露出すべき露出程度を信号として上記各カメラ11に送出する。この時、上記各カメラ11の撮影位置及び時間、距離、方向などのような一種の地理情報は、衛星から位置情報を実施間で収集できるGPSセンサー20を通じて得ることができる。
【0023】
上記GPSセンサー20の他に、距離感知センサー37a及び方向感知センサー37bが更に備えられて撮影距離及び撮影方向を得ることができる。ここで、上記GPSセンサー20は衛星から実施間で位置データを伝送されて位置情報を実施間で確認することができるが、撮影中、高層ビルとかトンネル、林などのように、GPS信号の受信が妨害を受ける地域に至ることになると、衛星からのGPS信号が遮断されることがある。
【0024】
このように、GPS信号の有効性が顕著に劣ることになると、上記距離感知センサー37a及び方向感知センサー37bの感知信号が二次的な情報として活用される。
【0025】
合わせて、上記GPSセンサー20、距離感知センサー37a及び方向感知センサー37bに注釈記入器35が電気的に連結され、上記各センサー20、37a、37bから感知された地理情報データを受信する。そうしたら、上記注釈記入器35は受信を受けた上記地理情報データに基づき、上記貯蔵手段32に貯蔵される上記各フレームに対応する注釈を記入することになる。上記注釈は撮影されたイメージの各フレーム別の撮影位置、方向及び撮影時間であって、上記イメージはフレーム別にこのような注釈が記入されて上記貯蔵手段32に貯蔵される。この時、上記貯蔵手段32で上記カメラ11が撮影をする段階と、イメージが貯蔵される段階とが相互順次的、或いは同時並行で進行されることができる。そして、これに関連された各センサー20、37a、37bの感知動作及びカメラ11に対する露出情報の計算及び交流などのような一連の動作などもやはり、連動して進行される必要がある。
【0026】
各撮影及び貯蔵段階などと、これに関係された動作などの進行は、トリガー信号発生器36が露出信号発生器34にトリガー信号を送出するところから開示される。
【0027】
上記トリガー信号発生器36は上記距離感知センサー37a及び注釈記入器35の間に電気的に連結される。
【0028】
この時、上記GPSセンサー20から上記注釈記入器35に伝達される注釈写真及び時間、地理情報が先に活用される。
【0029】
以後、もし、上記GPSセンサー20の有効性が低下されたら、二次的に上記距離感知センサー37aの感知信号が上記注釈記入器35で活用される。
【0030】
この時、上記貯蔵手段32でのイメージ貯蔵速度が上記イメージの獲得速度に比べてずっと遅くなると、イメージ貯蔵動作がイメージ獲得動作を乗り越えるために、トリガー信号は一時遮断されることがある。
【0031】
一方、上記貯蔵手段32には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するオーディオクリップまたはビデオクリップが補助資料として更に添付され得るように、オーディオデジタル変換器38またはビデオカメラ39が電気的に更に連結される。上記オーディオデジタル変換器38は音声感知センサー38aから感知されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換して上記貯蔵手段32にデジタルデータとして貯蔵する。そして、上記ビデオカメラ39は撮影位置または撮影区間で撮影されたイメージまたはイメージグループに対応して周辺対象物200を動映像として撮影することになり、撮影された動映像は第2のフレーム抽出機39aからフレーム別に抽出して上記貯蔵手段32に貯蔵される。
【0032】
図3は本発明の第2の実施例による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の構成図である。
【0033】
図3に図示されたように、露出信号計算機33は各カメラ11の露出程度を計算する。そして、計算された露出情報は露出信号発生器34によって上記各カメラ11に送信される。この時、上記露出信号計算機33には撮影位置の周辺または対象物200の前面での光度を感知できるように光度感知センサー33aが電気的に更に連結される。
【0034】
従って、上記光度感知センサー33aから感知されて伝送される光度感知信号は上記露出量計算機33に送信され、上記露出量計算機33によってカメラ11の露出量を計算することになる。計算された露出量は露出信号発生器34を通じて信号として各カメラ11に伝送され、各カメラ11は露出信号に基づいて露出程度を調節することになる。
【0035】
図4は本発明による多重カメラモジュールがハウジングに装着された模様を図示した斜視図であって、図5は上記獲得装置が移動手段に搭載された第1の構成図であり、図6は上記獲得装置が移動手段に搭載された第2の構成図である。
【0036】
図4乃至図6に図示されたように、上記多重カメラモジュール10及びコンピュータビジョンシステム30はモバイール機能が付与されるように移動手段60に搭載されて移動しながら周辺対象物200を撮影することができる。上記多重カメラモジュール10は胴体部位は保護し、レンズ部位のみが外部へ露出され得るように一定したハウジング40内に装着される。そして、上記ハウジング40の下部はジグ50によって支持されながら、一定高さで離隔され、上記移動手段60に設けられた乗降器70によって上下に乗降される。移動手段60は駆動エンジンが装着される自動車、或いは移動されることができる車であることが望ましい。もし、道路で移動しながら撮影する場合には上記自動車を使用し、人道や廊下で移動しながら撮影する場合には車を使用する。
【0037】
図7は本発明による3次元データの獲得方法に関する順序図である。
【0038】
図7に図示されたように、まず、多数個のカメラ11を、一地点を中心として相互対称されながらオプチカルセンターが同一平面上に位置するように配置して多重カメラモジュール10を構成することにおいて、構成された上記多重カメラモジュール10を高さ方向に沿って積層する。上記各多重カメラモジュール10で高さ方向に沿ってオプチカルセンターが一列に配置された各カメラ11で一定位置にある同一な対象物200を撮影する。そうすると、各カメラ11は同一な対象物を撮影するが、撮影された複数個のイメージは互いに異なる位置で撮影されたため、イメージ上の対象物200の位置が相違することになる(S1100)。合わせて、上記各イメージで互いに対応する点を探し出す(S1200)。そして、幾何学的三角法を用いて各点の距離を測定することにより、全般的な距離情報を抽出する(S1300)。抽出された距離情報に基づいて明暗関係がはっきりした3次元イメージを獲得する(S1400)。
【0039】
図8は本発明により撮影されたイメージを有するカメラシステムの感光範囲の拡大方法に関する構成図である。
【0040】
図8に図示されたように、垂直に積層された3組の多重カメラモジュール10でそれぞれ相違した露出として同一な対象物200を3個のイメージで撮影した。
【0041】
各カメラ11は対象物200が感光範囲の上位限界水準より明るければ、白色のように最大明るさとして記録され、対象物200が感光範囲の下位限界水準より暗ければ、黒色のように最小の明るさとして記録される。両方の場合、すべてイメージ領域の詳細な部分は損失される。もし、積層されたカメラ11が異なった露出で同じ対象物200を記録したら、対象物200の明るさがある一つのカメラ11の感光範囲を超過しても他のカメラ11は感光範囲内にあることができる。露出を異にした各カメラ11は感光範囲が異なるので、それぞれ対象物200の詳細な部分を撮ることができる領域が異なることになる。これにより、感光範囲が異なるカメラ11で撮ったイメージを合成してもっと良いイメージを作られることになる。
【0042】
図9は本発明による感光範囲の拡大方法に関する順序図である。
【0043】
図9に図示されたように、感光範囲の拡大方法を拡大するために、高さ方向に沿って3組の多重カメラモジュール10を積層する。上記多重カメラモジュール10は全方位の角度を等分し、個別的に担当する各カメラ11が一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる構造である。さらに、各カメラ11の視野角は複数のカメラ11により360を分割するように配置される。
【0044】
以後、上記各多重カメラモジュール10をなす各カメラ11の露出程度を互いに異にする。そして、一定位置にある一つの対象物200を撮影して同一な対象物200を撮影した複数個のイメージを獲得する(S2100)。
【0045】
次に、撮影された各イメージから適正な露出程度を有する部分を選択的に抽出する。この時、露出程度の選択は肉眼で識別するのに視覚的に一番はっきりと撮影されたものを選択する(S2200)。
【0046】
最後に抽出されたイメージを合成して感光範囲が拡大された最終イメージを獲得する(S2300)。
【0047】
上記において、多重カメラモジュール10の組数は3組の他に、2組以上であれば感光範囲の拡大が可能である。
【0048】
図10は本発明による多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図である。
【0049】
複数個のカメラ11から構成された広角、或いは多重カメラモジュール10は数個のオプチカルセンターを同時に持つことができる。各カメラ11は個別的にオプチカルセンターと球形座標の一部分を担当することになる有効撮影角度を有することになる。各カメラ11が担当する有効撮影角度に局限して全方位性イメージセンサーは単一のオプチカルセンターを有するといえる。本例示図では4個の個別的な球形座標が初期化されて設定及び補正された。例え、本例示図では4個のカメラ11が図示されたが、本発明の方法の範囲を修正することなく、カメラ11の個数を任意に選択して使用することができる。このような球形座標系はエピポーラー(Epipolar)幾何学的構造をもう少し効果的に適用するために、対をなした一組のカメラ11に対して整列されるように任意の方向に回転させることができる。
【0050】
図11は図10の上部を図示した平面図である。
【0051】
このような実施例において、120゜の有効撮影角度を有する4台のカメラ11が相互近接したカメラ11と重なる部分を有し、全方位の360゜までを担当することができる。
【0052】
図12は本発明による2層をなす多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図である。
【0053】
高さ方向に沿った整列で人の自然的な視覚方向である水平方向に対して3次元距離(Depth)情報を含んだ360゜パノラマイメージを取得するのに有利である。球形座標は高さ方向に沿った各多重カメラモジュール10の2台のカメラ11が持っている各オプチカルセンターを連結する線と、その軸とが一致されるように整列される。球形座標の設定は2個のイメージ間の対応点(Feature point)を探すために、エピポーラー幾何学的構造を適用するのに有利である。この時、2台のカメラ11から獲得された2個のイメージに対するエピポーラー線が上記球形座標の経線となる。
【0054】
図13は本発明に従って円筒形映写によりパノラマイメージを生成する実施図であり、図14は本発明に従って球形映写によりパノラマイメージを生成する実施図である。即ち、図13及び図14は六角形のイメージから円筒形映写物または球形映写物の代表的なパノラマイメージ生成をみせてくれる。生成された円筒形または球形イメージは使用者に提示される前に、円筒または球の表面に対応され、使用者がコンピュータモニター上の観察ソフトウェアのウィンドーを介して円筒または球の表面に観察されるように提示される。図13の点線は各カメラ11の投影領域を示す。
【0055】
図15は本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置を用いて3次元の距離データを獲得する段階を図示した順序図である。即ち、図15は球形座標系の設定とエピポーラー幾何学構造とを適用して3次元データを抽出する段階である。このような方法はまず、球形座標は球形座標の中心がカメラ11のオプチカルセンターに固定され、球形座標の軸とオプチカルセンターの軸とが直線上にあるように設定する段階(S100)を含む。
【0056】
そして、マッピングテーブル(Mapping Table)、或いは球形座標上の点とカメラ11のイメージ平面上の点との間のマッピング関数を実験的とか数学的な校正により発見する(S200)。
【0057】
2個のイメージ獲得位置間の小さい視覚差異を有する同一場面に対する2個の2次元イメージを獲得する(S300)。
【0058】
マッピングテーブル、或いはマッピング関数を用いて2個の球の表面(または球を表現するデータ構造)に上記2個の2次元イメージを対応させる(S400)。
【0059】
球形座標系の軸と対をなした2台のカメラ11のオプチカルセンターを連結する線が相互一致され、2個の球形座標の緯度線0゜が同じ方向になるように上記球形座標系を回転させる(S500)。
【0060】
合わせて、上記2個のイメージ間から対応する点を探すために、エピポーラー幾何学的構造を適用させる(S600)。
【0061】
幾何学的三角法によって互いに対応される点の空間的な位置を決定する(S700)。
【0062】
もっと多いイメージを作るためには、S300の段階からS700の段階まで繰り返す。
【0063】
図16は本発明による獲得装置を用いて3次元距離情報を獲得する原理を図示した第1の構成図であり、図17は本発明に従って獲得装置を用い、3次元距離情報を獲得する原理を図示した第2の構成図である。即ち、図16及び図17は2個のカメラ11から得られた2個のイメージから3次元距離情報を抽出する原理を示す。球形座標S1、S2はカメラ11のオプチカルセンターを各カメラ11に対して設定し、球形座標の軸とカメラ11の視覚軸とは同一直線上であり、各カメラ11のマッピング対応テーブルは上記球形座標に対して校正される。
【0064】
初期化された球形座標において、対をなした2個のカメラ11間のエピポーラー平面は上記球形座標系の緯度線と同一平面でない。緯度線とエピポーラー平面とを同一平面に作るために、上記球形座標の回転がなされる。各点に対して回転関数を適用することにより球形座標系が回転され得る。以前の座標系の各点は新たな座標系に一対一に対応する。
【0065】
図17では各カメラに対して座標系が回転された新たな球形座標の設定を図示したが、座標系の中心は各カメラ11のオプチカルセンターC1、C2とそれぞれ一致し、エピポーラー平面と緯度線などとは同一平面上に位置するようになっているが、この同一平面は各球形座標の0゜緯度線が同じ方向に配列されたものである。
【0066】
図18は本発明に従って獲得した球形イメージを2次元データ構造で表現するように緯度及び経度によって構成した構成図である。即ち、図18は各球形イメージの2次元的な表現の一例を示す。ここで、X軸は経度を示し、Y軸は緯度を示す。この表示で経度線はY軸に平行な直線として示される。
【0067】
このような表示は迅速な計算のために、2次元配列で表現されることができる。同じエピポーラー線、即ち、緯度線はメモリーの連続されるブロックに貯蔵されて迅速に処理され得る。球形座標の回転が実行される時、本来の2次元配列上の各画素は回転された球形座標を表現する新たな2次元配列上の他の画素に対応される。
【0068】
図19は水平的な配列または位置調整として4個のカメラずつ2組から構成される多重カメラモジュールを用いて3Dデータを感知する原理を図示した第1の構成図である。
【0069】
対象物200のAの3次元データを決定するために、カメラ11のS1、S5が用いられた。上記各カメラ11の球形座標はカメラ11のS1、S5のオプチカルセンターを含む、それらの基線(Baseline)と整列されるために回転される。
【0070】
対象物200のBの3次元データを決定するために、カメラ11のS3、S7が用いられる。これらのカメラ11の球形座標がカメラS3、S7のオプチカルセンターを含む基線と整列されるために回転される。
【0071】
もし、対象物200のAが上記多重カメラモジュール10に対して移動したら、その結果としてAはA´位置に移動し、カメラ11のS1の範囲を外れる。この場合、新たなカメラ11の対であるS2とS5とは連続的な対象物200トラッキングのために用いられることができる。これは、多重カメラモジュール10からなった全方位性システムの新たな長所である。
【0072】
図20は垂直的な配列または位置調整として2層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第2の構成図であり、2層をなす4こずつのカメラ11からなった2組の多重カメラモジュール10から構成された全方位性カメラシステムの代表的な実施例である。2個のカメラ11間の基線及び距離は相対的に位置が固定されている。球形座標などはそれらの中心と各カメラ11のオプチカルセンターとが同一であり、エピポーラー平面と緯度線とが同一平面上に位置するように設定される。このような座標系整列は緯度線がエピポーラー線となるため、エピポーラー線を探すのに有利な長所を有している。一方、対象物200のAに対する距離情報は2個の球形座標系間の対象物200のAに対する撮影角度の差異により計算され得る。
【0073】
図21は垂直的な配列または位置調節として3層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第3の構成図であり、4個ずつのカメラ11からなった3組の多重カメラモジュール10から構成された全方位性カメラシステムの代表的な実施例である。
【0074】
距離計算方法は2個のカメラ11の場合と同じであるが、3個のカメラ11である場合、両端の基線距離は大きいか、或いは同じようにすることができるながらも、不一致量は比較的小さいため、対応点探し、即ち、獲得された各イメージ間での相互対応する点の探しがもっと正確になり得る。
【0075】
カメラ11の基線距離が小さくなるにつれて2個のイメージ間で距離計算をすることにおいて、もし、不一致量が少なくなると、上記のような対応点探しはもっと正確に施行されることができる。
【0076】
しかし、カメラ11の距離が短ければ、不一致量の対応点探しから発生される小さい誤差が相対的に大きい距離情報の誤差を誘発することになる。3組の多重カメラモジュール10の配列は2組の多重カメラモジュール10の配列に比べて同じ基線距離を維持する反面、2個の隣接したイメージ間の不一致部分が少ないため、対応点探しの正確性が増大される。
【0077】
図22は本発明により垂直的な配列または位置調整として6層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第4の構成図であり、4個ずつのカメラ11からなった6組の多重カメラモジュール10から構成された全方位性カメラシステムの代表的な実施例である。
【0078】
多重カメラモジュール10の個数が増加することにより、システムは近接したイメージの不一致量の増加無しに、最大基線距離を増加させることができる。また、カメラ11からのイメージは対象物200の距離を決定するのに用いられ得る対象物200のオプチカルフローを生成する。
【0079】
図23乃至図27はカメラの配列によって獲得されたオプチカルフローから3次元感知原理を図示した例示図などである。
【0080】
図23は本発明によりオプチカルフローを使用して3次元データ獲得を説明するための多重カメラモジュールのセッティング図である。即ち、図23は上記原理を説明するための対象物200とカメラ11との代表的なセッティングを図示したものである。カメラ11は一列に配置されて同一方向に向け、それらの各オプチカルセンターは同一な基線上に配列される。
【0081】
図24は本発明により上記多重カメラモジュールが対象物を撮影する時、対象物に対する特徴点を図示した例示図である。即ち、図24は各カメラから対象物200の特徴点に対する視線方向を図示したものである。例えば、カメラ11のAからFまでの点aの視線方向が右方から左方に漸次的に変化する。
【0082】
図25は本発明により上記多重カメラモジュールによって獲得されたイメージなどのオプチカルフローを図示した例示図である。即ち、図25はカメラ11のAからFまでによって撮影されたイメージなどでのオプチカルフローを図示したものである。カメラ11のAから撮影されたイメージとカメラ11のFから撮影されたイメージとはかなり異なるが、カメラ11のB乃至Fから撮影された中間イメージはカメラ11のAからFまで変化する対象物200のオプチカルフローをみせてくれる。
【0083】
図26は本発明によりセット化された上記多重カメラモジュールと撮影された対象物との間のエピポーラー平面を図示した例示図である。即ち、図26はカメラ11配列に対する種々のエピポーラー平面を示す。
【0084】
図26に図示されたように、もし、各カメラ11の球形座標が図22に図示されたもののようにセッティングされたら、このエピポーラー平面は対応する緯度線と同一平面上にあることになる。対応点探しはエピポーラー線に沿ってなされ、このエピポーラー線は球形座標の緯度線となる。
【0085】
図27は本発明により上記多重カメラモジュールによるオプチカルフローと対象物の距離との関係をみせてくれる例示図である。即ち、図27ではオプチカルフローと対象物200の距離との関係をみせてくれるために、カメラ11のAからかめら11のFまでに撮影されたイメージからエピポーラー平面Mに対するオプチカルフローが図示された。
【0086】
遠い対象物200はY軸に対して緩やかな傾斜をなす反面、近い対象物200はY軸に対して急な傾斜をなす。これは、また領域a、bによって点c、dが部分的に遮られることになるのをみせてくれる。傾きの程度で対象物200の距離を決定することができる。
【0087】
図28は本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の位置変化による、特徴点に対する3Dデータ獲得原理を図示した構成図である。即ち、図28は移動する全方位性カメラシステムで3次元データ獲得原理を示す。例えば、移動される獲得装置100は図示した3次元モデルリングのために空間情報を獲得するのに用いられることができる。このような上記獲得装置100の移動は車輪回転数と運送手段との方向変化に従って決定され得る。移動しながら特徴点をトラッキングする獲得装置100において、上記特徴点の位置は上記装置100の位置変化と上記特徴点に対する視線角度変化などを三角法によって計算されることができる。また、トラッキングされる特徴点の空間位置は垂直に配列されたカメラ11のイメージで不一致量によって決定され得る。このような重複された距離情報は3次元情報獲得の正確度を増加させるように作用する。
【0088】
図29は本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の移動撮影時、対象物に対するトラッキング原理を図示した例示図である。即ち、図29は都市環境において3次元データ獲得の原理を示す。図示の構造物はほとんど垂直的な四角平面から構成され、線はほとんど垂直または水平である。
【0089】
もし、四角平面が一つの位置として仮定されたら、これは、上記獲得装置100の移動と共に追跡されることができる。上記四角平面を追跡することは、各特徴点を追跡することより迅速な方法である。一応、四角平面の位置と姿勢(Pose)が決定されたら、上記四角平面の位置と姿勢とは上記四角平面を含んで撮影された他のイメージなどに対して撮影する当時のカメラ11の位置と姿勢情報とを知り出すのに用いられることができる。
【0090】
以上でのような本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置及び注釈記入による3次元データ獲得方法と感光範囲の拡大方法において、カメラモジュール10を構成するカメラ11は4個〜8個の範囲、或いはカメラ11の大きさの小型化によって、その以上の個数から任意に選択して使用することができる。
【0091】
合わせて、多重カメラモジュール10の積層数(または積層に従って配列されるカメラ11の数)は1層、或いはその以上に変更して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0092】
本発明のもっと深い理解のために提供され、本出願の構成と合致する、添付された図面などは本発明の実施例などを示し、本発明の要旨を説明するために、発明の詳細な説明と共に示される。
【0093】
【図1】本発明の第1の実施例による全方位性3次元イメージデータ獲得装置の構成図。
【図2a】本発明による多重カメラモジュールの第1の構成図。
【図2b】本発明による多重カメラモジュールの第2の構成図。
【図2c】本発明による多重カメラモジュールの第3の構成図。
【図2d】本発明による多重カメラモジュールの第4の構成図。
【図2e】本発明による多重カメラモジュールの第5の構成図。
【図2f】本発明による多重カメラモジュールの第6の構成図。
【図3】本発明の第2の実施例による獲得装置の構成図。
【図4】本発明による多重カメラモジュールがハウジングに装着された模様を図示した斜視図。
【図5】本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置が移動手段に搭載された第1の構成図。
【図6】本発明による全方位性3次元イメージデータ獲得装置が移動手段に搭載された第2の構成図。
【図7】本発明による3次元イメージデータ獲得方法に関する順序図。
【図8】本発明による感光範囲の拡大方法を図示した構成図。
【図9】本発明による感光範囲の拡大方法に関する順序図。
【図10】本発明による多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図。
【図11】図10の上部を図示した平面図。
【図12】本発明による2層をなす多重カメラモジュールのイメージ処理アルゴリズムの適用のために設定された球座標系を図示した斜視図。
【図13】本発明に従って円筒形映写によりパノラマイメージを生成する実施図。
【図14】本発明に従って球形映写によりパノラマイメージを生成する実施図。
【図15】本発明による獲得装置を用いて3次元のイメージを獲得する段階を図示した順序図。
【図16】本発明による獲得装置を用いて3次元の距離情報を獲得する原理を図示した第1の構成図。
【図17】本発明による獲得装置を用いて3次元の距離情報を獲得する原理を図示した第2の構成図。
【図18】本発明に従って獲得した球形イメージを2次元データ構造として表現するように緯度及び経度によって構成した構成図。
【図19】水平的な配列または位置調整として4個のカメラずつ2組から構成される多重カメラモジュールを用いて3Dデータを感知する原理を図示した第1の構成図。
【図20】垂直的な配列または位置調整として2層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第2の構成図。
【図21】垂直的な配列または位置調整として3層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第2の構成図。
【図22】垂直的な配列または位置調整として6層をなす多重カメラモジュールで3Dデータを感知する原理を図示した第4の構成図。
【図23】オプチカルフローを有して3Dデータ獲得を説明するための多重カメラモジュールのセッティング図。
【図24】上記多重カメラモジュールが対象物を撮影する時、対象物に対する特徴点を図示した例示図。
【図25】上記多重カメラモジュールによって獲得されたイメージなどのオプチカルフロー(Optical Flow)を図示した例示図。
【図26】セット化された上記多重カメラモジュールと撮影された対象物との間のエピポーラー平面を図示した例示図。
【図27】上記多重カメラモジュールによるオプチカルフローと対象物の距離との関係をみせてくれる例示図。
【図28】本発明による獲得装置の位置変化による特徴点に対する3Dデータ獲得原理を図示した構成図。
【図29】本発明による獲得装置の移動撮影時、対象物に対するトラッキング原理を図示した例示図。
Claims (11)
- 一地点を中心として周辺対象物に対する全方位の連続的なパノラマ撮影が可能なように角度を等分し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュール;
前記多重カメラモジュール別の各カメラに電気的に連結され、撮影イメージをフレーム別に抽出する第1のフレーム抽出機;
前記第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、抽出されたフレーム別イメージに基づいて前記各カメラの露出量を計算する露出量計算機;
前記露出量計算機の計算された露出量に基づき、露出量に対する情報を信号として送信するように前記各カメラに電気的に連結される露出信号発生器;
前記各第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、前記各カメラの撮影イメージを位置及び時間によって貯蔵する貯蔵手段;
前記各カメラの撮影位置を感知し、撮影時間をデータとして記録するGPSセンサー;
前記GPSセンサーに電気的に連結され、感知されたデータに基づいて前記各フレームに対応する位置及び時間を計算し、前記貯蔵手段に電気的に連結され、計算された位置及び時間を前記各フレームに注釈として記入する注釈記入器;及び
前記貯蔵手段及び露出信号発生器の間に電気的に連結され、前記注釈記入器の間に電気的に連結されてイメージ撮影が開示され得るようにトリガー信号を選択的に前記露出信号発生器及び注釈記入器に送信するトリガー信号発生器;を含み、
前記多重カメラモジュールが高さ方向に沿って積層されて高さ方向に少なくとも2層を形成する全方位性3次元イメージデータ獲得装置。 - 前記露出量計算機が外部の光度に基づき、前記各カメラの露出量を計算できるように前記露出量計算機に電気的に連結される複数個の光度感知センサーが更に備えられる請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 前記貯蔵手段はハードディスク、コンパクトディスク、磁気テープ及びメモリーを含むデジタル貯蔵装置群から選択されるいずれか一つである請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 前記貯蔵手段には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するオーディオクリップが更に添付され得るように、音声感知センサーから感知される音声信号をデジタル信号に変換するオーディオデジタル変換器が電気的に更に連結される請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 前記貯蔵手段には貯蔵される各イメージまたはイメージグループに対応するビデオクリップが更に添付され得るように、撮影された動映像をフレーム別に抽出する第2のフレーム抽出機を媒介にしてビデオカメラが電気的に更に連結される請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 前記多重カメラモジュールは上向き撮影が可能なように上部にカメラが更に備えられる請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 前記全方位性3次元イメージ獲得装置には前記多重カメラモジュールの連続的なパノラマ撮影が可能なように、前記多重カメラモジュールを上部に搭載して移動する移動手段が更に含まれる請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 前記各カメラから撮影された各イメージの距離及び方向を感知するための距離感知センサー及び方向感知センサーが更に備えられる請求項1に記載の全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
- 全方位の角度を分割して個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュールの、前記各カメラで高さ方向に沿って同一な対象物を撮影し、複数個のイメージを獲得する段階;
前記各イメージから互いに対応する点を探し出す段階;
幾何学的な三角法を用いて距離情報を抽出する段階;及び
前記距離情報に基づいて3次元イメージを獲得する段階;を含む3次元データ獲得方法。 - 全方位の角度を分割して個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュールの、前記各カメラの露出程度を互いに異にして同一な対象物を撮影する段階;
撮影された各イメージから一定した露出程度を有する部分を選択的に抽出する段階;及び
抽出された各イメージを合成して感光範囲が拡大された最終イメージを獲得する段階;を含む感光範囲の拡大方法。 - 一地点を中心として周辺対象物に対する全方位の連続的なパノラマ撮影が可能なように角度を等分し、個別的に担当する各カメラが一地点を中心として相互対称されるように配列されてなされる多重カメラモジュール;
前記多重カメラモジュールを乗降させるように備えられる乗降器;
前記多重カメラモジュール別の各カメラに電気的に連結され、撮影イメージをフレーム別に抽出する第1のフレーム抽出機;
前記第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、抽出されたフレーム別イメージに基づいて前記各カメラの露出量を計算する露出量計算機;
前記露出量計算機の計算された露出量に基づき、露出量に対する情報を信号として送信するように前記各カメラに電気的に連結される露出信号発生器;
前記各第1のフレーム抽出機に電気的に連結され、前記各カメラの撮影イメージを位置及び時間によって貯蔵する貯蔵手段;
前記各カメラの撮影位置を感知し、撮影時間をデータとして記録するGPSセンサー;
前記GPSセンサーに電気的に連結され、感知されたデータに基づいて前記各フレームに対応する位置及び時間を計算し、前記貯蔵手段に電気的に連結され、計算された位置及び時間を前記各フレームに注釈として記入する注釈記入器;及び
前記貯蔵手段及び露出信号発生器の間に電気的に連結され、前記注釈記入器の間に電気的に連結されてイメージ撮影が開示され得るようにトリガー信号を選択的に前記露出信号発生器及び注釈記入器に送信するトリガー信号発生器;を含む全方位性3次元イメージデータ獲得装置。
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