JP2004529957A - デンプンとエステルを含有する化粧品用組成物とその用途 - Google Patents

デンプンとエステルを含有する化粧品用組成物とその用途 Download PDF

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Abstract

本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも一のデンプンと、1)C3−C30カルボン酸とC1−C30アルコールとの液状エステルで、酸又はアルコールの少なくとも一方が分枝状又は不飽和であるもの;及び2)カルボキシル官能基が芳香環に直接結合しているC7−C30芳香族酸とC1−C30アルコールとのエステルから選択される少なくとも一のカルボン酸エステルとを含有せしめてなる新規な化粧品用組成物に関する。本発明の組成物は石鹸を含有しない。前記組合せにより、ビロードのような滑らかなテクスチャーを有する化粧品用組成物が提供され、該組成物は容易にすすぐことができる。前記組成物で処理された毛髪は柔軟な感触があり、残留物もない。本発明の組成物は、毛髪又は皮膚等のケラチン物質の洗浄及び/又はコンディショニングに特に適している。

Description

【発明の開示】
【0001】
本発明は化粧品的に許容可能な媒体中に少なくとも一の特定のカルボン酸エステルと少なくとも一のデンプンを含有してなる新規な化粧品用組成物に関する。
【0002】
大気中の要因の作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び/又はパーマネントウエーブ処理の作用で様々な程度に敏感化した(すなわちダメージを受けた及び/又は脆性化した)毛髪は、多くの場合、もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くことはよく知られている。
増粘多糖類、特にデンプン又はセルロースを含有する化粧品用組成物が、ケラチン物質、特に毛髪のトリートメントのために既に提案されている。
しかし、このような組成物には、すすぎ性の問題、酸性pHでの安定性の問題があり、ケラチン物質上へ分散させるのが難しく、化粧品特性が不十分であるといった欠点があった。
【0003】
毛髪等のケラチン物質を洗浄又は手入れする組成物に、毛髪のもつれをほぐし易くし、毛髪に柔軟性としなやかさを付与するためにカチオン性ポリマーを使用することは既に推奨されている。この目的のためにカチオン性ポリマーを使用することには様々な欠点がある。毛髪に対するその高親和性のために、これらのポリマーのなかには、繰り返し使用するうちにかなりの量が付着し、例えば不快な重い感じ、毛髪のごわつき、スタイリングに影響する繊維間の付着のような望ましくない影響を生じる。
コンディショナーとして、油、例えば植物性又は動物性の油、もしくは他に脂肪酸エステルを使用することも既に提案されている。しかしながら、このような組成物で処理されたケラチン物質には通常かなりの脂性感がある。
要約すると、従来の化粧品用組成物は、完全には満足のいくものではないことが分かった。
【0004】
しかして、本出願人は、特定のカルボン酸エステルとデンプンを組合せることにより、これらの欠点を改善できることを見出した。
従って、当該問題に関して鋭意研究を行ったところ、本出願人は、特定のエステルとデンプンをベースとした組成物、特にヘアケア用組成物を使用することで、上述した問題を制限するか、もしくは抑制することさえできることを見出した。毛髪はもつれをほぐしやすく、根本から先端まで滑らかで、スタイルの保持性が改善される。
さらに、この組合せにより、化粧品用組成物に「メルティング」テクスチャー:つまり毛髪中に素早く消えてしまうテクスチャーが付与される。この組成物で処理された毛髪には残留物がなく、柔軟な感触がある。
さらに、本発明の組成物は、特にフォームバス又はシャワーゲルの形態で皮膚に適用される場合、皮膚の柔軟性を改善する。
【0005】
従って、本発明は、化粧品的に許容可能な媒体中に、
少なくとも一のデンプンと、
1)C3−C30カルボン酸とC1−C30アルコールとの液状エステルで、酸又はアルコールの少なくとも一方が、少なくとも一の炭素-炭素二重結合を有しているか分枝状であるもの、及び
2)カルボキシル官能基が芳香環に直接結合しているC7−C30芳香族酸とC1−C30アルコールとのエステル、
から選択される少なくとも一のカルボン酸エステルとを含有せしめてなる新規な化粧品用組成物であって、
但し、該組成物が脂肪酸石鹸を実質的に含有せず、
また該組成物が少なくとも30重量%の水分及び20重量%未満の脂肪相を含有し、
さらに該組成物が10重量%未満の脂肪相を含有し、
またさらに該組成物が、デンプンがリン酸デンプンである場合に、非シリコーン性カチオン性ポリマーを含有せず、
該組成物がホスホリル化デンプン誘導体、少なくとも一の増粘剤、及び3重量%未満の界面活性剤を含有する場合、該エステルはパルミチン酸イソプロピル又はアジピン酸ジイソプロピルではない組成物を提供する。
【0006】
また本発明は、上述したエステルを含有する化粧品用組成物自体又は該組成物の調製におけるデンプンの使用を提供する。
さらに本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪をトリートメントするための、上述した化粧品用組成物の使用を提供する。
またさらに本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪をコンディショニングするための、上述した化粧品用組成物の使用を提供する。
【0007】
本発明の種々の主題事項を以下に詳細に記載する。本発明で使用され、以下に付与される全ての化合物の意味と定義は、本発明の全主題事項に対して有効である。
本発明の目的のための脂肪酸石鹸は、C10−C18脂肪酸、特にステアリン酸及びイソステアリン酸の、アルカリ金属又はアルカリ土類金属又は脂肪アミン塩である。本発明の目的において「脂肪酸石鹸を含有せず」とは、脂肪酸石鹸の濃度が、組成物の全重量に対して約1.5重量%以下、好ましくは約0.5重量%未満、より特定的には0.1重量%未満であることを意味している。
【0008】
脂肪相は、組成物の周囲温度で水に不溶性であるあらゆる油脂、例えば特に、脂肪エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、脂肪アルコール、脂肪酸、ロウ、及びシリコーン類を含む。脂肪相は、組成物の全重量に対し、好ましくは0.001〜15重量%、特に0.01〜10重量%、さらには0.5〜8重量%である。
本発明の組成物は、10重量%未満の脂肪エステルを含有する。脂肪エステルが意味するところは、本発明のエステルと、C3−C30カルボン酸とC1−C30アルコールとのエステルで、分枝状か又は少なくとも一の炭素-炭素二重結合を有する少なくとも一の酸又はアルコールを含まないエステルである。
【0009】
本発明で使用可能なデンプンは、より詳細には、無水グルコース単位である基本単位からなるポリマーの形態をした巨大分子である。これらの単位の数とそのアセンブリにより、アミロース(直鎖状ポリマー)とアミロペクチン(分枝状ポリマー)とを区別することができる。アミロースとアミロペクチンの相対割合と、それらの重合度は、デンプンの由来となる植物に応じて変化する。
本発明で使用されるデンプン分子は、植物学的には穀物又は根菜類から由来し得る。よって、デンプンは、例えばトウモロコシデンプン、米デンプン、キャッサバデンプン、タピオカデンプン、大麦デンプン、ジャガイモデンプン、小麦デンプン、サトウモロコシデンプン及びエンドウデンプンから選択される。
デンプンは一般に冷水に不溶性の白色粉末の形態であり、その基本粒子径は3〜100ミクロンの範囲のサイズである。
【0010】
本発明の組成物に使用されるデンプンは、次の反応:プレゼラチン化、酸化、架橋、エステル化及び熱処理の一又は複数により変性され得る。
特にこれらの反応は次のようにして実施することができる:
− デンプン粒を破裂させることによるプレゼラチン化(例えば、乾燥ドラム中での乾燥と蒸解);
− デンプン分子へのカルボキシル基の導入とデンプン分子の解重合を生じる、強酸化剤による酸化(例えば、次亜塩素酸ナトリウムによるデンプン水溶液の処理);
− デンプン分子のヒドロキシル基と反応可能で、互いに結合する、官能性剤での架橋(例えば、グリセリル及び/又はホスファート基);
− 官能基、特にC1−C6アシル(アセチル)基、C1−C6ヒドロキシアルキル(ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル)基、カルボキシメチル基、及びオクテニルコハク酸基のグラフト化のためのアルカリ性媒体中でのエステル化。
【0011】
リン化合物を用いた架橋により、特にモノスターチホスファート類(St-O-PO-(OX)型のもの)、ジスターチホスファート類(St-O-PO-(OX)-O-St-型のもの)、又はトリスターチホスファート類(St-O-PO-(O-St)型のもの)、又はそれらの混合物を得ることができる。
Xは、特にアルカリ金属(例えばナトリウム又はカリウム)、アルカリ土類金属(例えばカルシウム、マグネシウム)、アンモニウム塩、アミン塩、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、3-アミノプロパン-1,2-ジオールの塩、及び塩基性アミノ酸、例えばリジン、アルギニン、サルコシン、オルニチン及びシトルリンから得られるアンモニウム塩を示す。
リン化合物は、例えばトリポリリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウム、オキシ塩化リン、又はトリメタリン酸ナトリウムであってよい。
好ましくは、ジスターチホスファート、又はジスターチホスファートに富む化合物、例えばアヴェベ社(AVEBE)から照会名プレジェル(PREJEL)VA-70-T AGGL(ゼラチン化されヒドロキシプロピル化されたキャッサバのジスターチホスファート)又はプレジェルTK1(ゼラチン化されたキャッサバのジスターチホスファート)又はプレジェル200(ゼラチン化されアセチル化されたキャッサバのジスターチホスファート)、又はナショナル・スターチ社(NATIONAL STARCH)からストラクチャー・ジー(STRUCTURE ZEA)(ゼラチン化されたトウモロコシのジスターチホスファート)で提供されている製品が使用される。
【0012】
本発明においては、両性デンプンを使用することもできる;これらの両性デンプンは、一又は複数のアニオン性基及び一又は複数のカチオン性基を有する。アニオン性基及びカチオン性基は、デンプン分子の同一の反応部位又は異なる反応部位に結合可能である;好ましくは同じ反応部位に結合する。アニオン性基は、カルボキシル、ホスファート又はスルファート型、好ましくはカルボキシル型のものであってよい。カチオン性基は第1級、第2級、第3級又は第4級アミン型のものであってよい。両性デンプンは、特に次の式:
【化1】
Figure 2004529957
Figure 2004529957
[上式中:
St−Oはデンプン分子を表し、
Rは同一又は異なっており、水素原子又はメチル基を表し、
R'は同一又は異なっており、水素原子、メチル基又は-COOH基を表し、
nは2又は3の整数であり、
Mは同一又は異なっており、水素原子、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、例えばNa、K、Li、NH、第4級アンモニウム又は有機アミンを表し、
R"は、水素原子又は1〜18の炭素原子を有するアルキル基を表す]
の化合物から選択される。
これらの化合物は、出典を明示してここに含まれる米国特許第5455340号及び米国特許第4017460号に特に開示されている。
【0013】
デンプン分子はデンプンの任意の植物源、例えば特に、トウモロコシ(コーン)、ジャガイモ、オート麦、米、タピオカ、サトウモロコシ、大麦又は小麦から得ることができる。上述のデンプンの加水分解物を使用することもできる。デンプンは好ましくはジャガイモから得られる。
【0014】
式(I)又は(II)のデンプンが特に使用される。2-クロロエチルアミノジプロピオン酸で変性されたデンプン、すなわち式(I)又は(II)においてR、R'、R"及びMが水素原子を表し、nが2に等しいデンプンが特に使用される。
デンプン又はデンプン類は、組成物の全重量に対して、好ましくは0.01〜20重量%の範囲の量で使用される。より好ましくは、この量は、組成物の全重量に対して0.05〜15重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量%の範囲である。
【0015】
本発明のエステルは、好ましくは水に不溶の液状エステルである。水に不溶で液状のカルボン酸エステルは、25℃の水に0.1重量%以上の濃度で水不溶性である;すなわちこれらの条件下では、透明で、肉眼で等方性(isotropic)の溶液を形成しない。
本発明のエステルの全炭素数は、一般的に10以上、好ましくは100未満、特に80未満である。
本発明において使用されるエステルは、周囲温度(20〜30℃)で液状である。
酸又はアルコールの少なくとも一方が分枝状又は不飽和である、C3−C30カルボン酸とC1−C30アルコールとの液状エステルは、特にC6−C24カルボン酸とC3−C20アルコールとのエステルから選択される。
【0016】
ベヘン酸オクチルドデシル;ベヘン酸イソセチル;乳酸イソセチル;乳酸イソステアリル;乳酸リノレイル;乳酸オレイル;オクタン酸イソステアリル;オクタン酸イソセチル;オレイン酸デシル;イソステアリン酸イソセチル;ラウリン酸イソセチル;ステアリン酸イソセチル;オクタン酸イソデシル;オレイン酸イソデシル;イソノナン酸イソノニル;パルミチン酸イソステアリル;イソステアリン酸ミリスチル;イソノナン酸オクチル;2-エチルヘキシルイソノナート;イソステアリン酸オクチル;エルカ酸オクチルドデシル;パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、分枝状のミリスチン酸アルキル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸t-ブチル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、イソステアリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソブチル;及びラウリン酸2-ヘキシルデシルを挙げることができる。
【0017】
また、C4−C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸とC1−C22アルコールとのエステル、及びC2−C26ジ-、トリ-、テトラ-又はペンタヒドロキシアルコールとモノカルボン酸、ジカルボン酸又はトリカルボン酸とのエステルを使用することもできる。
特に、セバシン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジイソステアリル;ステアリン酸オクチルドデシルステアロイル;テトライソノナン酸ペンタエリトリチル;テトライソステアリン酸ペンタエリトリチル;クエン酸トリイソプロピル;クエン酸トリイソステアリル;及びクエン酸トリオクチルドデシルを挙げることができる。
エステルの酸とアルコールは、好ましくは飽和している
上述したエステルの中でも、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、分枝状のミリスチン酸アルキル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸t-ブチル、及びミリスチン酸2-オクチルドデシル、イソステアリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ブチル、及びステアリン酸イソブチル;ラウリン酸2-ヘキシルデシル、及びイソノナン酸イソノニルが好ましく使用される。
【0018】
C7−C30芳香族酸とC1−C30アルコールとのエステルは、好ましくはC7−C17芳香族酸とC1−C20アルコールとのエステルである。これらのエステルは、特に安息香酸C12−C15アルキル、安息香酸イソステアリル、安息香酸オクチルドデシル、安息香酸ベヘニル及び安息香酸2-エチルヘキシルである。
本発明において、カルボン酸エステル又はエステル類は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%未満、好ましくは0.01重量%〜8重量%、より好ましくは0.05重量%〜6重量%である。
1)型エステル/デンプンの重量比は、好ましくは1.5以下、特に1未満である。組成物が2)型エステルを含有する場合、エステル/デンプンの比は、好ましくは2.5未満、特に2未満である。
【0019】
特に好ましい一実施態様において、本発明の組成物は、少なくとも一の毛髪に有益な薬剤、例えば特に、シリコーン類、植物性油、動物性油、鉱物性油又は合成油、ロウ類、セラミド類、擬似セラミド類、カチオン性ポリマー、サンスクリーン剤及びビタミン類をさらに含有する。
【0020】
本発明で使用可能なシリコーン類は、特に、組成物に不溶であり、油、ロウ、樹脂又はガムの形態とすることができるポリオルガノシロキサン類である。
オルガノポリシロキサン類は、ウォルター・ノール(Walter NOLL)の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(1968)、アカデミック・プレス(Academic Press)社版において、より詳細に定義されている。それらは揮発性でも非揮発性であってもよい。
【0021】
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に60℃〜260℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される:
(i) 3〜7、好ましくは4〜5のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特に、ローン-プーラン社(Rhone-Poulenc)からシルビオン(Silbione)70045V2又はユニオン・カーバイド社(Union Carbide)から揮発性シリコーン7207の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローン-プーラン社からシルビオン70045V5、ユニオン・カーバイド社から揮発性シリコーン7158の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造:
【化2】
Figure 2004529957
を有し、ユニオン・カーバイド社から販売されている揮発性シリコーンFZ3109を挙げることもできる。
さらに、有機ケイ素化合物と環状シリコーン類との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール(50/50)の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンの混合物を挙げることができる。
【0022】
(ii) 2〜9のケイ素原子を有し、25℃で5x10−6/s以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば、特に、東レシリコーン社(Toray Silicone)からSH200の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、この範疇に属するシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレタリー(Cosmetics and Toiletries)の第91巻、1月、76、27-32頁、トッド・アンド・バイヤー(Todd & Byers)の「化粧品用の揮発性シリコーン流体(Volatile Silicone Fluids for Cosmetics)」において発表されている論文に記載されている。
【0023】
非揮発性シリコーン類、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物が好ましく使用される。
これらのシリコーン類は、特にポリアルキルシロキサン類から選択され、中でも、25℃で5x10−6〜2.5m/s、好ましくは1x10−5〜1m/sの粘度を有するトリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサン類を主として挙げることができる。シリコーン類の粘度は、例えばASTM規格445、アペンディクスCに従い、25℃で測定される。
【0024】
これらポリアルキルシロキサン類としては、限定するものではないが、次の市販品:
− ローン-プーラン社から販売されているミラシル(Mirasil)油又は47及び70 047シリーズのシルビオン油、例えばオイル70 047V500000;
− ローン-プーラン社から販売されているミラシルシリーズの油;
− ダウ・コーニング社(Dow Corning)の200シリーズの油、特に60000cStの粘度を有するDC200;
− ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)のビスカシル(Viscasil)油及びジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズの所定の油(SF96、SF18);
を挙げることができる。
【0025】
また、ジメチルシラノール末端基を有するポリジメチルシロキサン類(CTFA名によればジメチコノール)、例えばローン-プーラン社の48シリーズの油を挙げることもできる。
さらに、このカテゴリーのポリアルキルシロキサン類としては、ポリ(C-C20)アルキルシロキサン類であり、ゴールドシュミット社(Goldschmidt)からアビルワックス(Abil Wax)9800及び9801の名称で販売されている製品を挙げることができる。
【0026】
ポリアルキルアリールシロキサン類は、特に、25℃で1x10−5〜5x10−2/sの粘度を有する、直鎖状及び/又は分枝状のポリジメチルメチルフェニルシロキサン類及びポリジメチルジフェニルシロキサン類から選択される。
これらポリアルキルアリールシロキサン類としては、例えば、次の名称で販売されている製品:
・ローン-プーラン社の70 641シリーズのシルビオン油;
・ローン-プーラン社のロードルシル(Rhodorsil)70 633及び763シリーズの油;
・ダウ・コーニング社のダウ・コーニング556コスメティック・グレード・フルイド(Cosmetic Grade Fluid)である油;
・バイエル社(Bayer)のPKシリーズのシリコーン類、例えば製品名PK20;
・バイエル社のPN及びPHシリーズのシリコーン類、例えば製品名PN1000及びPH1000;
・ジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズのある種の油、例えばSF1023、SF1154、SF1250及びSF1265;
を挙げることができる。
【0027】
本発明で使用可能なシリコーンガムは、特に、溶媒中で、単独又は混合物として使用され、200000〜1000000の高い数平均分子量を有するポリジオルガノシロキサン類である。この溶媒は、揮発性シリコーン類、ポリジメチルシロキサン(PDMS)油、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、塩化メチレン、ペンタン、ドデカン及びトリデカン、又はそれらの混合物から選択することができる。
【0028】
特に、次の製品:
− ポリジメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサンガム、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサン、
を挙げることができる。
【0029】
特に、本発明で使用可能な製品は、例えば次の混合物である:
・鎖の末端がヒドロキシル化したポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればジメチコノールと称される)と環状のポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればシクロメチコーンと称される)から形成される混合物、例えばダウ・コーニング社から販売されている製品Q2・1401;
・環状のシリコーンとポリジメチルシロキサンガムから形成される混合物、例えば、ジェネラル・エレクトリック社の製品SF1214シリコーン・フルイド;この製品は、デカメチルシクロペンタシロキサンに相当するSF1202シリコーン・フルイド油に溶解した、数平均分子量500000を有する、ジメチコーンに相当するSF30ガムである;
・異なる粘度を有する2つのPDMS、特に、PDMSガムとPDMSオイルの混合物、例えばジェネラル・エレクトリック社の製品SF1236。製品名SF1236は、20m/sの粘度を有する上述したSE30ガムと、5x10−6/sの粘度を有するSF96オイルの混合物である。この製品は、好ましくは15%のSE30ガムと85%のSF96オイルを含有する。
【0030】
本発明で使用可能なオルガノポリシロキサン樹脂は、Rが1〜16の炭素原子を有する炭化水素ベース基又はフェニル基を示す、次の単位:
SiO2/2、RSiO1/2、RSiO3/2及びSiO4/2
を含有する架橋したシロキサン系である。これらの生成物の中で特に好ましいものは、RがC-C低級アルキル基、特にメチル又はフェニル基を示すものである。
【0031】
これらの樹脂としては、ジメチル/トリメチルシロキサン構造のシリコーン類であり、ジェネラル・エレクトリック社からシリコーン・フルイドSS4230及びSS4267の名称で販売されているもの、又はダウ・コーニング593の名称で販売されている製品を挙げることができる。
また、特に信越社(Shin-Etsu)からX22-4914、X21-5034及びX21-5037の名称で販売されているトリメチルシロキシシリカート型の樹脂を挙げることもできる。
【0032】
本発明で使用可能な有機修飾されたシリコーン類は、その構造に、炭化水素ベース基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含有する、上述したシリコーン類である。
有機修飾されたシリコーン類としては次のポリオルガノシロキサン類を挙げることができる:
− C-C24アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社からQ2・5200の名称で販売されている、(C12)アルキルメチコーンコポリオール、及びユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット(Silwet)L722、L7500、L77及びL711、又はダウ・コーニング社からDC1248の名称で販売されているジメチコーンコポリオールとして公知の製品;
− 置換又は非置換のアミン基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社(Genesee)からGP7100及びGP4シリコーン・フルイドの名称で販売されている製品、又はダウ・コーニング社からQ2・8220及びダウ・コーニング929もしくは939の名称で販売されている製品。置換されたアミン基は、特にC-Cアミノアルキル基である;
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社からGP72A及びGP71の名称で販売されている製品;
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばSWSシリコーン社からシリコーン・コポリマーF-755、またゴールドシュミット社からアビルワックス2428、2434及び2440の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば式(IX):
【化3】
Figure 2004529957
[上式中、R基は同一又は異なっており、メチル及びフェニル基から選択され;R基の少なくとも60モル%はメチルを示し;R'基は、二価のC-C18炭化水素ベースのアルキレン鎖単位であり;pは1〜30であり;qは1〜150である]
に相当し、仏国特許出願公開第85/16334号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類;
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば、式(X):
【化4】
Figure 2004529957
[上式中:
はメチル、フェニル、-OCOR又はヒドロキシル基を示し、一つのケイ素原子当たりR基の一つをOHにすることができ;
R'はメチル又はフェニルを示し;全てのR及びR'基の少なくとも60モル%はメチルを示し;
はC-C20のアルキル又はアルケニルを示し;
R''は直鎖状又は分枝状で、二価のC-C18炭化水素ベースのアルキレン基を示し;
rは1〜120であり;
pは1〜30であり;
qは0に等しいか、又は0.5p未満であり、p+qは1〜30であり;
式(VI)のポリオルガノシロキサンは次の基:
【化5】
Figure 2004529957
をp+q+rの合計が15%を越えない割合で含有していてもよい]
に相当し、米国特許第4957732号に記載されているポリオルガノシロキサン。
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション(Chisso Corporation)からの欧州特許第186507号に記載されている製品、又はアルキルカルボキシル型のもの、例えば信越社の製品X-22-3701Eに存在するもの;2-ヒドロキシアルキル-スルホナートを有するポリオルガノシロキサン類;2-ヒドロキシアルキル-チオスルホナートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社からアビルS201及びアビルS255の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第342834号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Q2-8413を挙げることができる。
【0033】
また、本発明においては、ポリシロキサン部位と非シリコーン有機鎖からなる部位とを有し、該2つの部位の一方はポリマーの主鎖を構成し、他方は該主鎖にグラフトしているシリコーン類を使用することができる。これらのポリマーは、例えば、欧州特許出願公開第412704号、欧州特許出願公開第412707号、欧州特許出願公開第640105号、国際公開第95/00578号、欧州特許出願公開第582152号及び国際公開第93/23009号及び米国特許第4693935号、同4728571号及び同4972037号に記載されている。これらのポリマーは、好ましくはアニオン性又は非イオン性である。
このようなポリマーは、例えば:
a) 50〜90重量%のアクリル酸tert-ブチル;
b) 0〜40重量%のアクリル酸;
c) 5〜40重量%の次の式:
【化7】
Figure 2004529957
(上式中、vは5〜700の範囲の数である)
のシリコーンマクロマーで;重量%がモノマーの全重量に対して算出されたものである;
からなるモノマー混合物から出発して、フリーラジカル重合により得ることのできるコポリマーである。
【0034】
グラフト化シリコーンポリマーの他の例としては、特に、ポリ(メタ)アクリル酸型及びポリアルキル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が混合して、チオプロピレン型の連結鎖単位を介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)、及びポリイソブチル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が、チオプロピレン型の連結鎖単位を介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)がある。
本発明においては、ポリウレタンシリコーン類、特に欧州特許出願第0751162号及び欧州特許出願第0619111号に記載されているものを使用することもできる。
また、本発明において、全てのシリコーン類は、エマルション、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態で使用することができる。
【0035】
本発明において特に好ましいポリオルガノシロキサン類は:
− トリメチルシリル末端基を有するポリアルキルシロキサン類クラスから選択される非揮発性シリコーン類、例えば25℃で0.2〜2.5m/sの粘度を有する油、例えばダウ・コーニング社のDC200シリーズの油、特に、60000cStの粘度を有するもの、ローン-プーラン社から販売されているシルビオン70047及び47シリーズのもの、特にオイル70 047V500000、ジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサン類、例えばジメチコーン類、又はポリアルキルアリールシロキサン類、例えばローン-プーラン社から販売されている油であるシルビオン70641V200;
− ダウ・コーニング593の名称で販売されているオルガノポリシロキサン樹脂;
− アミン基を有するポリシロキサン類、例えばアモジメチコーン又はトリメチルシリルアモジメチコーン;
である。
【0036】
本発明で使用可能なカチオン性ポリマーは、毛髪の美容特性を改善するために、既にそれ自体公知のもの全て、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載されているものから選択することができる。
さらに一般的には、本発明の趣意において「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。
好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を形成可能であるか、又は該鎖に直接結合される側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択される。
一般的に使用されるカチオン性ポリマーは、約500〜5x10、好ましくは約10〜3x10の数平均分子量を有する。
【0037】
カチオン性ポリマーとしては、ポリアミン、ポリアミノアミド及び第4級ポリアンモニウム型のポリマーを特に挙げることができる。これらは公知の生成物である。
本発明で使用可能な全カチオン性ポリマーのなかでも、第4級セルロースエーテル誘導体、例えばユニオン・カーバイド・コーポレーション(Union Carbide Corporation)からJR400の名称で販売されている製品、カチオン性シクロポリマー類、特に、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物のホモポリマー、又はカルゴン社(Calgon)社からメルクアット100、メルクアット550及びメルクアットSの名称で販売されているコポリマー、及びビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの第4級化ポリマー、メタクリロイルオキシ(C-C)アルキルトリ(C-C)アルキルアンモニウム塩のホモポリマー又はコポリマー、及びそれらの混合物を使用することが好ましい。
【0038】
本発明において、付加的な有益な薬剤は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1重量%〜5重量%である。
【0039】
本発明の組成物は、有利には、組成物の全重量に対して、一般的に約0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜40重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%の量で存在する、少なくとも一の界面活性剤をさらに含有する。
前記界面活性剤は、アニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤、又はそれらの混合物から選択され得る。
本発明の実施に適した界面活性剤は、特に以下のものである:
(i)アニオン性界面活性剤(類):
本発明において、その種類はあまり重要な特徴ではない。
よって、本発明において単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類;アルキルスルホシクシナマート類;アルキルスルホアセタート類;アルキルエーテルホスファート類;アシルサルコシナート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類の塩(特にアルカリ性の塩、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基が、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基が、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものを挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えばアルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
アニオン性界面活性剤として、本発明においてはアルキルスルファート塩及びアルキルエーテルスルファート塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
【0040】
(ii)非イオン性界面活性剤(類):
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M..R. Porter)の「界面活性剤のハンドブック(Handbook of Surfactants)」、1991、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの種類はあまり重要な特徴ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有する脂肪酸、アルキルフェノール類、アルファ-ジオール類又はアルコール類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、特に本発明で適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
【0041】
(iii)両性界面活性剤(類):
本発明において、両性界面活性剤の種類はあまり重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも一の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の式:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-) (2)
[上式中:Rは、加水分解されたヤシ油中に存在する酸R-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rはβ-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
-CONHCHCH-N(B)(C) (3)
[上式中:
Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
は、加水分解されたアマニ油又はヤシ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、米国特許第2528378号及び同2781354号に記載され、ミラノール(Miranol)の名称で販売されている製品を挙げることができる。
【0042】
これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium cocoamphodiacetate)、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium lauroamphodiacetate)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium caprylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium cocoamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium lauroamphodipropionate)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium caprylamphodipropionate)、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium capryloamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸、ココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA辞典、第5版、1993に分類されている。
例えば、ローン-プーラン社からミラノールC2M濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。
【0043】
(iv)カチオン性界面活性剤は、以下のものから選択され得る:
A)次の一般式(IV)の第4級アンモニウム塩:
【化7】
Figure 2004529957
ここにおいて、Xはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)、又は(C-C)アルキルスルファート類、特にメチルスルファート、ホスファート類、アルキル-又はアルキルアリール-スルホナート類の群から選択されるアニオン、アセタート又はラクタート等の有機酸から誘導されるアニオンであり、
a)RないしRの基は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜4の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリールのような芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ及びアルキルアミド基から選択される。
は、16〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示す。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)である。
b)R及びRの基は同一でも異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族基、又はアリールかアルキルアリール等の芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、約1〜4の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキル基から選択され;
及びRは同一又は異なっており、12〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、該基は少なくとも1つのエステル又はアミド官能基を有する。
及びRは、特に(C12-C22)アルキルアミド(C-C)アルキル、及び(C12-C22)アルキルアセタート基から選択される;
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)である。
【0044】
B)− イミダゾリニウムの第4級アンモニウム塩、例えば、次の式(V)のもの:
【化8】
Figure 2004529957
ここにおいて、Rは、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基、例えば獣脂の脂肪酸誘導体を表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基、又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC-Cアルキル基を表し、Rは水素原子又はC-Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル-又はアルキルアリール-スルホナート類からなる群から選択されるアニオンである。好ましくは、RとRは12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物、例えば獣脂の脂肪酸誘導体を示し、Rはメチルを示し、Rは水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトゥコ社(WITCO)から、「リウォカット(REWOQUAT)」W75、W90、W75PG及びW75HPGの名称で販売されているとクオタニウム(Quaternium)-27(CTFA 1997)又はクオタニウム-83(CTFA 1997)である。
【0045】
C)− 次の式(VI)の第4級ジアンモニウム塩:
【化9】
Figure 2004529957
ここにおいて、Rは約16〜30炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13及びR14は同一又は異なっており、水素、又は1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選択され、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類及び硫酸メチルからなる群から選択されるアニオンである。このような種類の第4級ジアンモニウム塩には、特にプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
【0046】
D)− 次の式(VII)で、少なくとも1つのエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩:
【化10】
Figure 2004529957
ここにおいて:
− R15はC-Cアルキル基とC-Cのヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキルから選択され;
− R16は、
− 次の基:
【化11】
Figure 2004529957
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C22炭化水素基であるR20
− 水素原子
から選択され、
− R18は、
− 次の基:
【化12】
Figure 2004529957
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C炭化水素基であるR22
− 水素原子
から選択され、
− R17,R19及びR21は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素基から選択され;
− n、p及びrは同一又は異なっており、2〜6の値の整数であり;
− yは1〜10の値の整数であり;
− xとzは同一又は異なっており、0〜10の値の整数であり;
− Xは単純又は複合した有機又は無機のアニオンであり;
但し、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であれば、R18はR22を示す。
【0047】
式(VII)のアンモニウム塩のうち以下の:
− R15がメチル又はエチル基を示し;
− xとyは1であり;
− zは0又は1であり;
− n、pとrは2であり;
− R16
− 次の基:
【化13】
Figure 2004529957
− メチル、エチル又はC14-C22炭化水素基、
− 水素原子;
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素基から選択され;
− R18
− 次の基:
【化14】
Figure 2004529957
− 水素原子
から選択される、
ものが特に使用される。
【0048】
このような種類の化合物は、例えばヘンケル社(HENKEL)からデハイカート(DEHYQUART)、ステパン社(STEPAN)社からステパンカート(STEPANQUAT)、セカ社(CECA)社からノキサミウム(NOXAMIUM)、リウォ-ウィトゥコ社(REWO-WITCO)からリウォカットWE18の名称で販売されている。
第4級アンモニウム塩としては、ウィトゥコ社からクオタニウム-27又はクオタニウム-83、ヴァンダイク社(VAN DYK)からセラフィル(CERAPHYL)70の名称で販売されているステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウムクロリド及びベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。
【0049】
組成物は、組成物の全重量に対して、好ましくは30〜99%の水分、特に50〜95%の水分、さらには70〜95重量%の水分を含有する。
化粧品的に許容可能な水性媒体には、水単独、又は水とC-C低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール又はn-ブタノール;ポリオール、例えばプロピレングリコール;ポリオールエーテル;C-C10アルカン類;C3−4ケトン類、例えばアセトン及びメチルエチルケトン;C-C酢酸アルキル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル及び酢酸ブチル;ジメトキシエタン及びジエトキシエタン;及びそれらの混合物から選択される化粧品的に許容可能な溶媒との混合物が含まれる。
【0050】
本発明の組成物のpHは4〜8、好ましくは5〜7である。
さらに、本発明の組成物は、増粘剤、香料、真珠光沢剤、防腐剤、シリコーン性又は非シリコーン性のサンスクリーン剤、ビタミン類、プロビタミン類、アニオン性又は非イオン性ポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸、ヒドロキシ酸、ビタミン類、プロビタミン類、例えばパンテノール、及び本発明の組成物の特性に影響を与えず、化粧品に従来から使用されている任意の他の添加剤から選択される、少なくとも一の添加剤をさらに含有していてもよい。
【0051】
当業者であれば、本発明の組成物の特性に不利益をもたらさないように、留意して、任意の添加剤及びそれらの量を選択するであろう。
これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0.001〜20重量%の範囲の割合で本発明の組成物に存在する。各々の添加剤の厳密な量は、その種類及び機能に応じて当業者により容易に決定される。
【0052】
本発明の組成物は、ケラチン物質、特に毛髪、皮膚、まつげ、眉毛、爪、唇又は頭皮、特に毛髪を洗浄又はトリートメントするために特に使用され得る。
また本発明の組成物は、すすがれる又はそのまま残るコンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、又は染色、脱色、パーマネントウエーブ又はストレート化の前又は後、又はパーマネントウエーブ又はストレート化の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物の形態であってよい。
本発明の好ましい一実施態様において、組成物はコンディショナーとして使用することができる。
組成物がコンディショナー又は手入れ用組成物の形態で、適切にはすすがれるものある場合、有利には少なくとも一のカチオン性界面活性剤を含有し、その濃度は、組成物の全重量に対して、一般的に0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%である。
【0053】
また、一又は複数の両性又は非イオン性界面活性剤の混合物を含有していてもよい。
特に本発明の組成物は、洗浄用組成物、例えばシャンプー、シャワーゲル及び泡立て溶剤であってよい。この本発明の実施態様において、組成物は一般的に水性である少なくとも一の洗浄基剤を含有する。
洗浄基剤を構成する界面活性剤(類)は、上述したアニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤から、単独で又は混合物として、区別することなく選択することができる。
【0054】
2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファート、ココイルイセチオン酸ナトリウム及びアルファ-(C14-C16)オレフィンスルホン酸ナトリウムから選択されるアニオン性界面活性剤、及びそれらと;
− 両性界面活性剤、例えば、特に、38%の含有量で活性物質を含有する水溶液としてミラノールC2M・CONCの商品名で、又はミラノールC32の名称で、ローンプーラン社から市販されているココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム又はココアンホプロピオン酸ナトリウムとして公知のアミン誘導体か;
− 又は双性イオン性型の両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン類、特に、ヘンケル社から、32%の活性物質を含有する水溶液としてデハイトン(Dehyton)AB30の名称で販売されているココベタイン、
との混合物が好ましく使用される。
【0055】
洗浄基剤の量及び質は、最終組成物に、満足のいく発泡力及び/又は洗浄力を付与するのに十分な量とされる。
よって、本発明においては、洗浄基剤は、最終組成物の全重量に対して4重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜35重量%、さらに好ましくは8重量%〜25重量%とすることができる。
【0056】
また本発明は、上述した化粧品用組成物をケラチン物質に適用し、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、皮膚又は毛髪等のケラチン物質の処理方法を提供する。
よって本発明のこの方法により、ヘアスタイルの保持、毛髪又は任意の他のケラチン物質、特に毛髪のトリートメント、手入れ、洗浄又はメークアップの除去が可能となる。
【0057】
また本発明の組成物は、皮膚に対する洗浄用組成物の形態、特に浴用又はシャワー溶液もしくはゲルあるいはメークアップ除去製品の形態にしてもよい。
さらに本発明の組成物は、皮膚の手入れ及び/又は毛髪の手入れ用の水性又は水性-アルコール性ローションの形態にされてもよい。
本発明の化粧品用組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、増粘したローション又はムースの形態であってもよく、皮膚、爪、まつげ、唇、特に毛髪に使用される。
組成物は様々な形態、特に組成物を気化した形又は泡の形で付与するために、ベーパライザー、ポンプ式ディスペンサーボトル又はエアゾール容器に包装してもよい。このような包装形態は、例えば、毛髪をトリートメントするためのスプレー、ラッカー又はムースを得ることが望まれる場合に示される。
【実施例】
【0058】
明細書全体を通して、表されるパーセントは重量基準である。
本発明を次の実施例によりさらに十分例証するが、記載された実施例に限定されるものではない。
実施例1
次の組成を有する本発明のコンディショナーを調製した:
Figure 2004529957
組成物は、湿った毛髪に適用された場合、ゼラチン状で高いメルティングテクスチャーを有する。そのすすぎ性は良好である。湿った毛髪は重くならず、毛髪の形を整えるのも容易である。
【0059】
実施例2
次の組成を有する本発明のコンディショナーを調製した:
Figure 2004529957
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。
【0060】
実施例3
次の組成を有する本発明のコンディショナーを調製した:
Figure 2004529957
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。
【0061】
実施例4
次の組成を有する本発明のコンディショナーを調製した:
Figure 2004529957
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。

Claims (20)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体中に、
    少なくとも一のデンプンと、
    1)C3−C30カルボン酸とC1−C30アルコールとの液状エステルで、該酸又は該アルコールの少なくとも一方が、少なくとも一の炭素-炭素二重結合を有しているか分枝状であるもの、及び
    2)カルボキシル官能基が芳香環に直接結合しているC7−C30芳香族酸とC1−C30アルコールとのエステル、
    から選択される少なくとも一のカルボン酸エステルとを含有することを特徴とする化粧品用組成物であって、
    該組成物は脂肪酸石鹸を実質的に含有せず、
    少なくとも30重量%の水と20重量%未満の脂肪相を含み、
    10重量%未満の脂肪エステルを含み、
    デンプンがデンプンリン酸である場合、該組成物は非シリコーン性カチオン性ポリマーを含有せず、
    該組成物が少なくとも一の増粘剤と3重量%未満の界面活性剤を含有する場合、エステルはパルミチン酸イソプロピル又はアジピン酸ジイソプロピルではない組成物。
  2. デンプンが、トウモロコシデンプン、米デンプン、キャッサバデンプン、タピオカデンプン、大麦デンプン、ジャガイモデンプン、小麦デンプン、サトウモロコシデンプン及びエンドウデンプンから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. デンプンが、一又は複数の次の反応:プレゼラチン化、酸化、架橋、エステル化、熱処理により変性されていることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
  4. デンプンが、モノスターチホスファート類、ジスターチホスファート類、トリスターチホスファート類、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. デンプンが両性デンプンから選択されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. エステルが、ベヘン酸オクチルドデシル;ベヘン酸イソセチル;乳酸イソセチル;乳酸イソステアリル;乳酸リノレイル;乳酸オレイル;オクタン酸イソステアリル;オクタン酸イソセチル;オレイン酸デシル;イソステアリン酸イソセチル;ラウリン酸イソセチル;ステアリン酸イソセチル;オクタン酸イソデシル;オレイン酸イソデシル;イソノナン酸イソノニル;パルミチン酸イソステアリル;イソステアリン酸ミリスチル;イソノナン酸オクチル;2-エチルヘキシルイソノナート;イソステアリン酸オクチル;エルカ酸オクチルドデシル;パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸t-ブチル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル等の分枝状のミリスチン酸アルキル、イソステアリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソブチル;ラウリン酸2-ヘキシルデシル;セバシン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジイソステアリル;ステアリン酸オクチルドデシルステアロイル;テトライソノナン酸ペンタエリトリチル;テトライソステアリン酸ペンタエリトリチル;クエン酸トリイソプロピル;クエン酸トリイソステアリル;及びクエン酸トリオクチルドデシルから選択されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. エステルが、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸t-ブチル、及びミリスチン酸2-オクチルドデシル等の分枝状のミリスチン酸アルキル、イソステアリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ブチル、及びステアリン酸イソブチル;ラウリン酸2-ヘキシルデシル、及びイソノナン酸イソノニルから選択されることを特徴とする、請求項6に記載の組成物。
  8. エステルが、C12−C15安息香酸アルキル、安息香酸イソステアリル、安息香酸オクチルドデシル、安息香酸ベヘニル及び安息香酸2-エチルヘキシルから選択されることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 植物性油、動物性油、鉱物性油又は合成油、ロウ類、セラミド類、擬似セラミド類、シリコーン類、カチオン性ポリマー、サンスクリーン剤及びビタミン類から選択される少なくとも一の毛髪に有益な薬剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. デンプンが、組成物の全重量に対して、0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.05重量%〜15重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. カルボン酸エステルが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%未満、好ましくは0.01重量%〜8重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 毛髪に有益な薬剤が、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする、請求項9ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性界面活性剤、及びそれらの混合物から選択される少なくとも一の界面活性剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選択される少なくとも一の界面活性剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
  15. 界面活性剤又は界面活性剤類が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜40重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする、請求項13又は14に記載の組成物。
  16. シャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、毛髪のパーマネントウエーブ又はストレート化施術の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物、又は体の洗浄用組成物の形態であることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 毛髪等のケラチン物質を洗浄又は手入れするための、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  18. 毛髪等のケラチン物質をトリートメント及びコンディショニングするための、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  19. コンディショニング剤としての、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  20. 請求項1ないし16のいずれか1項に記載の化粧品用組成物をケラチン物質に適用し、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、毛髪等のケラチン物質の処理方法。
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