JP2004522006A - ロール表面及び/又は布地を処理する装置及び方法 - Google Patents

ロール表面及び/又は布地を処理する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

製紙機械等のロールの表面、特にロールの溝及び穿たれた孔、並びに/又は支持された布地を清掃し、並びに/又はその排水を改良する方法が開示されている。この方法によると、動いているロールの表面(1)及び/又は布地(6)の性質と共に、走行中のそれらの挙動がガス混合物(5)によって影響されるように、前記ガス混合物の流れが、ロール表面(1)、ロールシェルに作られた溝(2)、ロールシェルの孔(2)及び/又は布地(6)、あるいは、前記対象物の少なくとも1つの近傍に向けられる。
【選択図】図8a

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部分の記載によって、製紙機械等のロールの表面、特にロール表面の溝及び孔、並びに/又はロール表面に支持された布地を清掃する方法、並びにロール表面での水の排出を改善する方法に関する。本発明は、また、請求項8の前提部分の記載によって、前記方法を実施するのに適した装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この技術分野においては、製紙機械又は類似した種類の装置のロール表面及び/又は布地を清掃するための複数の異なる装置が知られている。ポリマー材料、ガラス繊維、炭素繊維、鋼又はその組み合わせによって作られたドクターブレードの助けによって、例えば、製紙機械のロール、特に、溝付シェルロール、サクションロール、ドライヤーロール又は他の類似のロールを掻き取ることによって清掃するような装置が知られている。これは、掻き取りによって、ロール表面、特にその溝や孔を清掃し、該溝及び/若しくは孔から、並びに/又はロール表面から水及び汚れを除去するように機能する。水と汚れとを除去しなければならない場合に、ロールの溝及び/又は孔に関して、従来技術の取り組みは特に問題がある。特に、ワイヤ部及び加圧部で、水及び/又は汚れがロールの溝及び/又は孔に付着してそこに留まり続け、製紙機械のロール/布地の排水性能が悪くなり、ひいては、製紙工程の効率を低減し、生産されたウェブの品質を低下させ、さらに、製紙機械を低速で運転する必要性が生じて、生産性の損失が避けられないものとなる。
【発明の開示】
【0003】
本発明の目的は、ロール及び/又は布地において操作効率の低減を排除し、様々な種類のロール表面及び/又は布地に詰まった汚れに起因すると共にロールの溝及び/若しくは穴並びに/又は布地に付着する水と汚れとの影響による、製紙/厚紙製造機械の走行性の問題を廃する完全に新しい種類の装置を提供することである。この発明のゴールは、新しい型の掻き取り装置を用いてロールの表面を掻き取ることによって達成される。本発明においては、加圧されたガス、特に圧縮空気を使用して、掻き取り部材の入口又は出口で、加圧又は真空状態を発生させ、本願新規掻き取り装置の汚れ除去能力を高めている。圧縮空気のような清掃ガスの供給は、本発明の清掃ガスをロールの表面並びに/又はロール表面の溝及び/若しくは孔に当てるのに適した、特別に設計されたガス噴出装置を用いて行われる。さらに、本発明による方法及び装置は、製紙機械及び類似の機械の布地から水と汚れとを除去するのに使用することができる。
【0004】
製造の時点で、本発明による装置は、例えば、ロール表面の温度及び/又は温度変化を測定するのに適した熱電対ワイヤ及び類似のセンサのような、異なる種類の統合センサを備えることができる。さらに、圧力センサ、ガス抜きセンサ、振動センサ、又は例えば荷重変化及び/若しくは掻き取り要素からの漏れ、更には、水分、速度、加速度をモニタする他の類似のセンサ、並びに例えば掻き取り要素、ロール及び/若しくは布地の運転状態をモニタする他のセンサを組み入れることもできる。
【0005】
より詳しくは、本発明は添付のクレームに記載されている事項によって特徴づけられる。
【0006】
本発明の装置によって、多くの重要な利益をえることができる。圧縮空気のような清掃ガスの噴出組立体は、複数の異なる装置に応用することができる。この装置は、例えば、製紙機械のロール表面の清掃、並びにロール表面の溝及び/又は孔から水と詰まっている原材料とを除去するのに適している。さらに、本発明の方法及び装置は、製紙機械等の布地上の清掃、乾燥、排水及び汚れ除去に用いることができる。
【0007】
従来の清掃又は掻き取り方法及び装置は、ロールの表面、溝及び/又は孔に、過剰に大量の水及び/又は汚れを残している。これが、排水能力並びに/又は製紙機械のワイヤ部及び加圧部の効率を低減させ、ウェブの走行性に問題を発生し、ウェブに破断や欠陥を生じさせていた。その直線的な形状及び機能故に、従来の掻き取り器はロールの最も外側の表面以外には接触して清掃することができなかったので、例えば、溝付きシェルロールの溝は、水及び/又は汚れの層で塞がれたままになっていた。従来の掻き取り装置及び方法は、掻き取り要素がロールの表面のみと表面的に接触するため、穿孔サクションロールの穿たれた穴から水及び/又は汚れを完全に除去することもできない。今日では、吸引システムと協働する、別個に搭載された高圧水の噴流が、製紙機械及び類似のシステム上の布地を清掃するのに使用されている。これらのシステムにおいては、高い投資コストの割に清掃装置の効率が低いのが大きなデメリットである。しかも、このような清掃装置を通過した布地は、水と、繊維及び様々な表面サイズ又は充填材及び接着剤などの汚れとを依然として含有している。
【0008】
製紙機械上のロール表面、特に、溝付シェルロール及び/又はサクションロールを清掃及び/又は掻き取ることを意図した本発明の方法及び装置は、本発明の実施のために特に開発された装置によって、効率の向上を達成することができる。この装置においては、本発明による掻き取り組立体の入口、出口及び/若しくは内側空間、並びに/又は掻き取り組立体の輪郭壁として機能するドクターブレード間に、新規な型の掻き取り組立体の水及び汚れ除去能力を向上させるのに役立つ高圧又は真空を発生するのに、圧縮空気などの加圧ガスが使用される。例えば、溝付シェルロール用の掻き取り組立体の第一の態様は、掻き取り組立体が、同じ掻き取り組立体に取り付けられている2つのドクターブレードを有していることを特徴としている。この掻き取り組立体は、圧縮空気室などの特別に設計されたガス室を備えている。ブレード間の空間は、しっかりと輪郭を取られた、閉じたポケットを形成し、そこに、特別に設計された掻き取り組立体の圧縮空気室から、特別に設計・制御されている室の壁に本発明によって作られた開口部、ノズル及び/又はスリットを介して、特別に設計・制御された方法で、ガス、特に圧縮空気を送り込むことができる。結果として、掻き取り組立体のドクターブレード間のポケットに、導入されたガス、特に圧縮空気によって、掻き取り組立体の第一ドクターブレードの下から前方、即ち、掻き取り組立体の入口側へ、溝付シェルロールの溝を通って外部へ逃げる傾向のある高圧体を形成することができる。溝付シェルロールの溝を介してドクターブレードの下からこのように逃げる高圧ガス又は圧縮空気は、ロールの溝に付着している水及び/又は汚れが、ロールの回転によってドクターブレードの下側を通過してしまうのを防ぐ高圧障壁帯を、ドクターブレードの前及び下、そして溝の内部に形成する。ブレード間のポケットにポンプで送り込まれる、圧縮空気のような高圧ガスの一部は、第二ドクターブレードの下から掻き取り組立体の後方(後に、出口と呼ばれる)に、溝付シェルロールの清掃された溝を通って逃げる傾向がある。溝付シェルロールの溝を介してドクターブレードの下から逃げる、圧縮空気のような高圧ガスは、掻き取り組立体の出口側、特にそのドクターブレードの下側に、高真空帯を発生する。この高真空帯は、放出効果によって、依然として溝に付着している可能性のある水と汚れとの残分を除去するように機能する。
【0009】
サクションロール用掻き取り組立体の第二の態様は、掻き取り組立体が、同じ掻き取り組立体に取り付けられている2つのドクターブレードを有していることを特徴としている。この掻き取り組立体は、圧縮空気室などの特別に設計されたガス室を備えている。ブレード間の空間は、しっかりと輪郭を取られた、閉じたポケットを形成し、そこに、特別に設計された掻き取り組立体の圧縮空気室から、本発明によって特別に設計・制御されている室の壁に作られた開口部、ノズル及び/又はスリットを介して、特別に設計・制御された方法で、ガス、特に圧縮空気を送り込むことができる。結果として、掻き取り組立体のドクターブレード間のポケットに、導入されたガス、特に圧縮空気によって、室の後方にある第二ドクターブレードに特別に設計・制御された様式で設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを通って、掻き取り組立体の出口側から外部へ逃げる傾向のある高圧体を形成することができる。このように、第二の後者のドクターブレードを介して逃げる圧縮空気のような高圧ガスは、ドクターブレードの後方及び下側に、高圧障壁帯を形成する。この高圧障壁帯は、放出効果によって、ロールシェルの孔に依然として付着している可能性のある水や汚れの残分を除去するように機能する。
【0010】
今日では、サクションロール、溝付シェルロール等は、弾力性のある材料の厚い短冊によって形成されている、いわゆる箔を用いて清掃されている。ここで、この箔を本発明による掻き取り組立体、圧縮ガスのような高圧ガス用の一体化チャンバーを含む掻き取り組立体と置き換えることができる。これによって、圧縮空気などの清掃ガスは、掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に、本発明によって特別に設計された様式で形成されている開口部、ノズル及び/又はスリットを介して前記室から、制御された方法で、組立体の掻き取り要素の入口若しくは前方側及び/又は出口側、又はその後方及び下方へと送られる。
【0011】
製紙機械などの布地は、今日、別々に搭載された吸引システムと高圧シャワーシステムとの組み合わせによってそれぞれ清掃されている。このような従来の装置は、本発明による掻き取り組立体、圧縮空気などの加圧空気用の一体化チャンバーを含む掻き取り組立体と置き換えることができる。これによって、掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に特別に設計された開口部、ノズル及び/又はスリットを介して圧縮空気等のガスが、掻き取り組立体の入口若しくは前方側及び/又は出口側、又はその後方及び下方へと、制御された方法で、送られる。掻き取り組立体は、製紙機械又は同種の機械の布地の近傍で動作するように配置される。
【0012】
態様を例示することによって上に記述された本発明による掻き取り組立体によると、ワイヤ部及び加圧部のロールに作られた溝及び/又は孔に残ってしまう水及び/又は汚れの量を低減することができる。このように、本発明の掻き取り組立体は、製紙機械のロール及び布地の水除去性を向上させ、製造されたウェブの固体含有率を高め、製紙効率を高め、ペーパーウェブの品質を高め、製紙機械の運転速度を大きくすることができるので、これらの要素全てを組み合わせると、製造の全体的な効率を高めることができる。
【0013】
態様を例示することによって上に記述された本発明による掻き取り組立体は、ロール、特にドライヤーシリンダの表面近傍で、ウェブの動きに影響を与える空気圧の差、空気流及び類似する因子を制御するのにも利用することができる。
【0014】
製紙機械の排水効率が向上することにより、ワイヤ部及び加圧部を通過した後のウェブの固体含有量が増加する。ウェブを乾燥するのに必要なスチームの量が製紙における主要な単独コスト因子の1つであるので、特に加圧部通過後のウェブの固体含有量は莫大な経済的影響力を有している。
【0015】
本発明の掻き取り組立体は、ロール表面、布地及び/又はペーパーウェブの湿度の均一性及び温度変化などの、ロール、布地及び/又はペーパーウェブの性質に影響を与え、加圧部の出口側でのペーパーウェブの布地へのスポット的な付着を減少することができる。
【0016】
さらに、本発明による掻き取り装置は、その製造中に、熱電対ワイヤ及びロール表面の温度及び/又は温度変化を測定するのに適している類似のセンサ等の様々な種類の統合センサを備えることができる。さらに、例えば、圧力センサ、ガス抜きセンサ、振動センサ、又は例えば荷重変化及び/若しくは掻き取り要素からの漏れ、更には、水分、速度、加速度をモニタする他の類似のセンサ、並びに例えば掻き取り要素、ロール及び/若しくは布地の運転状態をモニタする他のセンサを組み入れることもできる。本発明の掻き取り組立体に一体的に組み入れられたこのようなセンサは、掻き取り要素、ロール、布地及び/又はペーパーウェブの、水分量、温度、湿度及び/又は温度変化等の性質、掻き取り要素とロール及び/又は布地表面との接触、並びに類似するパラメータをモニタするのに使用することもできる。
【0017】
上記の機能に加えて、本発明の掻き取り組立体は、水箔(water foil)と同じ方法で組立体を使用することによって、製紙機械又は類似の機械の布地を清掃、乾燥し、該布地から水及び汚れを除去するのにも使用することができる。
【0018】
以下において、添付の図面を参照しながら本発明をより詳細に記述する。
【0019】
上記のように、本発明は、ロール表面及び/又は布地、並びにロール表面などの溝及び/又は孔における汚れの蓄積と移動に起因する、製紙/厚紙製造機械及び類似の機械の、様々な種類のロール表面及び布地についての操業効率及び走行性が低下するという問題に対応するのに適した、完全に新しい種類の装置を提供することを目的としている。本発明の方法では、ロールの移動する表面1、その溝2及び/又はその孔2に付着する、量3だけある汚れ及び/又は水を、掻き取り要素4によって除去する。この掻き取り要素は本発明に従って特別に設計されており、通常は圧縮空気室であるガス室を一体的に組み入れており、そこから、ロール表面、溝、孔及び/若しくは布地6、又はその近傍に向けて、通常は圧縮空気であるガス5を、特別に設計された掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを通して制御された方法で掻き取り組立体の入口若しくは前側及び/又は出口若しくは後側、又はその後ろ側、又はその下方へと送る。
【0020】
特に、本発明による掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に設けられた、特別に設計された開口部、ノズル又はスリットによる本発明の掻き取り組立体によると、これらのロール表面/布地の少なくとも1つの性質、走行性、若しくはそれら両方を制御し、並びに/又はこれらの制御を介して、ロール表面、溝、孔及び/若しくは布地、又はその近傍に向けて、掻き取り組立体の入口若しくは前側及び/又は出口若しくは後側、又はその後ろ側、又はその下方へと、制御された方法で送られたガス、特に圧縮空気を通って走行する材料ウェブ7の性質、走行性又はその両方を制御することが可能になる。
【0021】
この方法においては、制御された方法で、ガス室からガスが送られる。ロール表面及び/又は布地の動きはモニタされ、ロール表面及び/又は布地の性質はガスの配給、方向、量、圧力、流量、組成、温度及び他の性質を制御することによって変えることができる。
【0022】
清掃ガスの配給を制御することによって、以下の変数の内の少なくとも1つに影響を与えることが可能である。
−ロール表面、ロールシェルの溝及び/若しくは孔、並びに/又は布地の水分量及び/又は水分変化、
−ロールシェル及び/又は布地のロール表面、溝及び/又は孔の清潔及び/又は清掃、
−ロール表面及び/又は布地の温度及び/又は温度変化
−ロール表面からの材料ウェブのテークオフ
−布地表面への材料ウェブの付着、
−例えば、ロールシェルの溝及び/若しくは孔、並びに/又は布地に捕捉された水分の量を減らすことによってウェブの排水を向上させることによる、材料ウェブ中の水分量、
−布地中に捕捉されている空気、
−ロールシェルの溝及び/若しくは孔中、並びに/又は布地中の透水性、
−布地の寿命、並びに
−布地のフェルト栓及び端部毛羽立ち等の布地の走行性を複雑にする他の要素。
【0023】
組立体に配給されるガスが、特定の必要性や応用に応じて異なる複数の成分を有している可能性があるので、多くの場合、圧縮空気を単独、又は他のガスと共に使用することができる。
【0024】
本発明による装置の具体例が図1〜7に示されている。本発明による掻き取り組立体の1つは、例えば、図8及び9に示されている方法で、製紙機械の溝付シェルロールに関する構造で使用することができる。これらの図面は、製紙機械の溝付シェルロールの一部を単純化した図を示している。図8aを参照すると、同図には、特に溝付シェルロールに使用することを意図した掻き取り組立体の一態様が示されている。ここでは、掻き取り組立体4は、同じ掻き取り組立体枠に取り付けられた2つのドクターブレードと、例えば、圧縮空気室として機能する特別に設計されたガス室5とを有する。ブレード間の空間は、閉鎖され、しっかりと輪郭を取られたポケットを形成し、ガス、特に圧縮空気が、特別に設計・制御された方法で、掻き取り組立体の圧縮空気室から、本発明の方法で圧縮空気室の壁に設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを通って前記ポケットに送り込まれる。その結果、掻き取り組立体のドクターブレード間のポケットに導入されたガス、特に圧縮空気によって、掻き取り組立体の第一ドクターブレードの下方から溝付シェルロールの溝2を通って前側、即ち掻き取り組立体の入口側へと逃げる傾向のある高圧状態(+p)を形成することができる。ドクターブレードの下から溝付シェルロールの溝を通って逃げる圧力ガス又は圧縮空気は、ドクターブレードの前及び下、そして溝付シェルロールの溝中で、高圧障壁領域(+p)を形成し、これによって、ロールの溝に付着している水及び/又は汚れが、ドクターブレードの下を通って送られてしまうのを防ぐことができる。圧縮空気などのブレード間ポケットに送り込まれた加圧ガスの一部は、溝付シェルロールのこのようにして清掃された溝を通って、第二のドクターブレードの下側から掻き取り組立体の後方(後に、出口と呼ばれる)へと逃げる傾向がある。したがって、溝付シェルロールの溝を経てドクターブレードの下側から逃げる圧縮空気などの圧力ガスは、掻き取り組立体の出口側、ドクターブレードの下側、そして溝内に高真空状態(−p)を生成する。この高真空状態は、放出効果によって、依然として溝に付着している可能性のある水及び汚れ3の残りを除去するように作用する。
【0025】
ここで、図8bを参照すると、同図には溝付シェルロール用掻き取り組立体の他の態様が示されている。この態様においては、掻き取り組立体は、圧縮空気室等の特別に設計されたガス室5を補足的に備えた同じ掻き取り組立体に取り付けられた2枚のドクターブレードを有する。ブレード間の空間は、閉鎖されていると共にしっかりと縁取られたポケットを形成しており、その中に、ガス、特に圧縮空気が、本発明の方法で特別に設計・制御された様式で圧縮ガス室の壁に設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを経て、掻き取り組立体の圧縮ガス室から送り込まれる。その結果、掻き取り組立体のドクターブレード間のポケットに導入されたガス、特に圧縮空気によって、本発明に従って特別に設計された圧縮空気室の後方にある、第二、即ち、後半のドクターブレードに設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを経て、掻き取り組立体の出口側へと逃げる傾向のある高圧状態(+p)を形成することができる。反対に、掻き取り組立体の壁を通って逃げる圧縮空気などの圧力ガスは、ドクターブレードの前及び下、そして溝付シェルロールの溝中で、高真空状態(−p)を生成する。この高真空状態は、放出効果によって、依然として溝に付着している可能性のある水及び汚れ3の残りを除去するように作用する。
【0026】
掻き取り組立体の前記特徴は、サクションロール、特に、やはりロールシェルに設けられた溝を有する穿孔サクションロールと共に利用することもできる。
【0027】
図10及び11を参照すると、本発明の掻き取り組立体の第三の態様が示されており、これは、現在、サクションロール、溝付シェルロールなどに使用されている、いわゆる箔に置き換えるのに適している。ここにおいて、本発明の掻き取り組立体4は、一体化されたガス室5、特に圧縮空気室を組み入れており、ここから、圧縮ガス等のガスが、掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に本発明に従って特別に設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを制御された方法で通って、入口若しくは前側、及び/又は掻き取り組立体の掻き取り要素の出口側、また、その後方及び下方に送られる。その結果、第二、即ち、後半のブレードを通過して逃げる圧縮空気等の加圧ガスは、ドクターブレードの後方及び下方、そしてロールの孔2中に高真空帯(−p)を形成し、放出効果によって、依然として孔に付着している可能性のある水及び汚れ3の残りを除去するように機能する。
【0028】
製紙機械上をペーパーウェブが走行するのを支持するのに加えて、布地は、シート中の固体含有量を増加させるにも重要な機能を果たす。ワイヤの排水能力は、ワイヤを通過するシートから除去される大量の水を通過させることができるように、優れていなくてはならない。両方の圧力フェルトは、それぞれ、加圧中にシートから除去した水を受け取り、ドライヤーワイヤはシートから放出される水蒸気を通さなくてはならない。それ故に、布地6の問題のない機能を保証し、その使用寿命の全体に亘って特定の性能レベルで水を透過させることを維持するのが重要である。
【0029】
製紙機械又は類似の機械に使用される布地を清掃し、及び/又はその性能を改良するというこの目的には、一体化ガス室、特に圧縮空気室を組み入れた、先に記述した型の、本発明による掻き取り組立体を使用することが可能である。一体化されたガス室からは、本発明によって特別に設計された方法で掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを介して、制御された方法で、組立体の掻き取り要素の入口若しくは前側及び/又は出口側、あるいは又、その背部や下部に向けて、圧縮空気等のガスが送られる。その結果、掻き取り組立体の壁を通って逃げて行く圧縮空気等の圧力ガスが、ドクターブレードの背後及び下部並びに布地6中に高真空状態(−p)を形成する。この高真空状態は、放出効果によって、依然として布地に付着している可能性のある水及び汚れ3を除去するように作用する。掻き取り組立体は、製紙機械又は類似した機械の布地の近傍で動作するように配置されている。
【0030】
掻き取り組立体の所望の機能、製紙機械の構造、及び位置に影響を与える他の因子に応じて、従来の布地調節装置に関して上流又は下流、特に吸引箱の上流又は下流の複数の異なった位置において、布地に近接した位置で製紙機械上を掻き取り組立体が動作するように適合させることもできる。
【0031】
図12に示されているように、本発明の装置は国際特許公開公報第01/12898(FI-19991717)に開示されている方法と組み合わせて使用し、製紙機械又は類似の機械のドライヤーシリンダ近傍で作動するように組立体を配置することによって、紙シート又は類似のウェブの近傍での圧力差を制御するようにすることもできる。ここにおいて、本発明の掻き取り組立体4は、一体化ガス室5、特に圧縮空気室を組み入れており、ここから本発明による特別に設計された方法で掻き取り組立体の圧縮空気室の壁に設けられた開口部、ノズル及び/又はスリットを介して、制御された方法で、組立体の掻き取り要素の入口若しくは前側及び/又は出口側、あるいは又、その背部や下部に向けて、圧縮空気等のガスが送られる。これによって、上記国際特許公開公報第01/12898号(FI-19991717)に記載の方法に従ったものよりも、材料ウェブ7の通行をよりよく制御することができる。
【0032】
さらに、その製造に際して、本発明の掻き取り組立体には、例えば、熱電対ワイヤ並びに温度及び/又はロール表面の温度変化を測定するのに適した類似のセンサ等の、様々な種類の統合型のセンサを備え付けることができる。さらに、圧力センサ、偏向センサ、振動センサ、又は例えば、荷重変化及び/若しくは掻き取り要素下方からの漏洩の可能性と共に水分量、速度及び加速度等をモニタする類似のセンサ、並びに、例えば、掻き取り要素の動作状況をモニタする他のセンサを組み入れることが可能である。本発明による掻き取り要素に統合されるこのようなセンサの助けを借りて、水分量、温度、湿度及び/又は温度変化、ロール及び布地表面と掻き取り要素との接触状態、並びに他のパラメータなどの、掻き取り要素、ロール、布地及び/又はペーパーウェブの性質をモニタすることが可能になる。
【0033】
上に記載した種類の掻き取り組立体は、例えば、製紙機械のワイヤ部、加圧部、ドライヤー部、巻き上げ機及び/又はコーター及びサイズ処理台に配置することができる。
【0034】
さらに、本発明の装置及び/又は方法は、フェルトの端部領域で特に発生する材料ウェブのしわの問題を管理し、本発明による状態変化制御掻き取り組立体を用いて布地の端部の毛羽立ちを抑制するのに使用することができる。本発明の掻き取り組立体においては、ガスは、布地又はその近傍に対して、機械を横切る方向に区域ごとに導入することができる。
【0035】
本発明の方法は、例えば、シートの固体含有量の増加にも応用することができる。さらに、本発明の、区域ごとの制御を受けた掻き取り組立体は、例えば、布地の異なる領域に異なる量のガスを送ることによって、布地の水分変化を管理し、布地の透水性が異なる領域を制御する。
【0036】
前記のように、本発明は、ロール表面及び/若しくは布地を清掃し、並びに/又は製紙機械若しくは類似の機械の排水性を改良する装置にも関する。この装置は、本発明の方法を実施するのに適しており、動いているロール表面1、ロール表面の溝2及び/若しくは孔、並びに/又は布地6、又はその近傍に、制御された方法で、ガス、通常は圧縮空気を配給する掻き取り組立体を有する。
【0037】
この装置は、ドクターブレードと一体化されたガス室、特に圧縮空気室とを組み入れた掻き取り組立体を有する。本発明による掻き取り組立体は、例えば、布地の性質及び挙動を区域ごとに調節可能に連続制御する、独立に制御可能な複数の区域を有していてもよい。
【0038】
このために、本発明の掻き取り組立体は、ガス、通常は圧縮空気を導入するための、独立に導入可能な複数の副組立体を有してもよい。その例としては、異なる種類のノズルオリフィス及び/又は調節可能な若しくは固定ガス流量制御要素などを有する並列された多数の圧縮空気室を挙げることができる。
【0039】
本発明の装置は、導入されるガス、通常は圧縮空気のガス流量、温度、圧力及びガス導入前の組成等の変数を測定、調節、そして制御する手段をさらに備えていてもよい。さらにまた、本発明の装置は、相容性のあるソフトウェアとオートメーション手段とを備えた制御ユニットを有する。それ故に、本発明の装置では、ガス、特に圧縮空気の導入制御を、状況に応じて自動的に又は人手によって行うことができる。
【0040】
前記本発明による掻き取り組立体は、従来の、そして既存の全ての掻き取り要素把持手段に対して使用することができ、それらを改造及び応用するのに適している。
【0041】
当業者には、本発明が上記態様によって限定されず、添付の請求項の範囲及び精神内で変えることができるのは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】図1は、溝付シェルロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第一の態様の単純化した端面図である。
【図2】図2は、溝付シェルロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第二の態様の単純化した端面図である。
【図3】図3は、溝付シェルロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第三の態様の単純化した端面図である。
【図4】図4は、サクションロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第一の態様の単純化した端面図である。
【図5】図5は、サクションロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第二の態様の単純化した端面図である。
【図6】図6は、サクションロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の一態様の単純化した端面図である。
【図7】図7は、製紙機械又は類似の機械への使用に適した本発明による掻き取り組立体の一態様の単純化した端面図である。
【図8a】図8aは、溝付シェルロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第一の態様の動作原理を示す、単純化した端面図である。
【図8b】図8bは、溝付シェルロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の第二の態様の動作原理を示す、単純化した端面図である。
【図9】図9は、溝付シェルロールについての、本発明による掻き取り組立体の一態様の位置を示す、単純化された端面図である。
【図10】図10は、溝付シェルロールへの使用に適した本発明による掻き取り組立体の一態様の動作原理を示す、単純化した端面図である。
【図11】図11は、製紙機械又は類似の機械の布地についての発明による掻き取り組立体の一態様の操作原理と位置とを示す、単純化した端面図である。
【図12】図12は、製紙機械又は類似の機械の、ドライヤーシリンダなどのロール表面についての本発明による掻き取り組立体の一態様の操作原理と位置とを示す、単純化した端面図である。

Claims (16)

  1. 製紙機械などのロールの表面、ロールの溝及び穿たれた孔、並びに/又は支持された布地を清掃し、並びに/又はその排水を改良する方法であって、動いているロールの表面(1)及び/又は布地(6)の性質と共に、走行中のそれらの挙動がガス混合物(5)によって影響されるように、前記ガス混合物の流れが、ロール表面(1)、ロールシェルに作られた溝(2)、ロールシェルの孔(2)及び/又は布地(6)、あるいは、前記対象物の少なくとも1つの近傍に向けられることを特徴とする方法。
  2. ノズルオリフィスを備えた掻き取り組立体に接続するガス室、より具体的には圧縮空気室等の配給/計量手段(4)を用いて、前記ガス混合物(5)の流れを、ロール表面、ロールシェルの溝及び/若しくは孔、並びに/又は前記布地、あるいはこのような対象物の近傍に向けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ガス混合物(5)が、ロール表面(1)、ロールシェルの溝(2)及び/若しくは孔(2)、並びに/又は布地(6)の少なくとも1の性質、あるいは、前記布地及び/若しくは材料ウェブ(7)の走行性に影響を与えるように導入されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ガス混合物(5)が計量制御された方法で導入されることを特徴とする、請求項1殻3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記ガス混合物(5)の状態がモニタされ、該ガス混合物(5)を前記配給/計量手段に送る前に調節しておくことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ガス混合物(5)が以下の変数の少なくとも1つに影響を与えるように導入されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
    −ロール表面、ロールシェルの溝及び/若しくは孔、並びに/又は布地の水分量及び/又は水分変化、
    −ロールシェル及び/又は布地のロール表面及び/又は溝及び/又は孔の清潔及び/又は清掃、
    −ロール表面及び/又は布地の温度及び/又は温度変化
    −ロール表面からの材料ウェブのテークオフ
    −布地表面への材料ウェブの付着、
    −例えば、ロールシェルの溝及び/若しくは孔、並びに/又は布地に捕捉された水分の量を減らすことによってウェブの排水を向上させることによる、材料ウェブ中の水分量、
    −布地中に捕捉されている空気、
    −ロールシェルの溝及び/若しくは孔中、並びに/又は布地中の透水性、
    −布地の寿命、並びに
    −布地のフェルト栓及び端部毛羽立ち等の布地の走行性を複雑にする他の要素。
  7. 前記ガス混合物(5)の組成が個々の必要性及び適用に応じて、一種以上の成分、有利には空気(特に、圧縮空気)の成分を有するように変えられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 製紙機械などのロールの表面、ロールの溝及び穿たれた孔、並びに/又は支持された布地を清掃し、並びに/又はその排水を改良する装置であって、該装置が、ノズルオリフィスを備えた掻き取り組立体などのガス混合物を配給/計量する手段(4)を有し、該配給/計量手段が、前記ガス混合物を、ロール表面(1)、ロールシェルの溝(2)及び/若しくは孔(2)、並びに/又は布地(6)、あるいは、前記対象物の少なくとも1つの近傍に実質的に向けて導入するように設計されていることを特徴とする装置。
  9. 前記配分/計量手段が導入されるガス混合物を調節する少なくとも1つの制御要素を有していることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 前記配分/計量システム、特にその掻き取り組立体が、掻き取り組立体、ロール表面、布地、及び/又は材料ウェブの状態をモニタする少なくとも1つの統合センサを有していることを特徴とする請求項8又は9に記載の装置。
  11. 前記装置が、前記ガス混合物(5)を導入する変化制御計量システムを操作するための必要なシステム及び制御要素を備えていることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記装置が、ガス配給/計量システムを手動又は自動制御するために必要な制御要素及びソフトウェアを備えていることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記装置が、計量に先立って、導入されるガス混合物(5)を調節する手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項8〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記装置が、ガス混合物(5)の温度を制御する手段を有することを特徴とする、請求項8〜13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 前記装置が、ガス混合物(5)の圧力を制御する手段を有することを特徴とする、請求項8〜14のいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記装置が、ガス混合物(5)の流量を制御する手段を有することを特徴とする、請求項8〜15のいずれか1項に記載の装置。
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