JP2004514302A - ノイズに強い複数バンド電圧制御発振器のための方法及び装置 - Google Patents

ノイズに強い複数バンド電圧制御発振器のための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

電源ノイズに対する強さを改善したRF電圧制御発振器(VCO)設計。より詳細には、高い回路Q、ノイズに対する強さを提供し、且つ、複数の別個のバンドで同調可能なVCO共振回路。共振回路は、動作周波数を決定するための同調回路を必要とする集積回路発振器と共に、実現される。上記集積回路発振器は、それが無線電話内の局部発振器(LO)として使用されるとき、多数の電源ノイズ源にさらされる。符号分割多元接続(CDMA)無線電話システムにおいては、RF送信経路の部分への電源は、送信データ・レートに依存して、オン/オフが繰り返される。本発明は、上記電源の繰り返しのため上記電源に誘発されたノイズに対する強さを増大した発振器を提供する。

Description

【0001】
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、電子回路に関する。より詳細には、本発明は、ノイズに強い新規且つ改善されたバンド切換電圧制御発振器(VCO)に関する。
【0002】
2.従来の技術
無線通信システムは、無線による無線周波数(RF)リンクの予測できる性能に頼っている。無線電話システムは、同時に多数のRFリンクをモニタし制御することを要求される。
【0003】
移動ユニット即ち無線電話は、多数の複雑な回路の合体である。基地局との無線通信リンクを提供するために、RFトランシーバが使用されている。このRFトランシーバは、受信機と送信機とから成っている。受信機は、当該移動ユニットにインタフェースされたアンテナによって、上記基地局からのRF送信を受信する。受信機は、その受信信号を増幅し、フィルタリングし、ベースバンド信号にダウンコンバートする。そして、このベースバンド信号は、ベースバンド処理回路に送られる。ベースバンド処理回路は、その信号を復調し、それをスピーカを通したユーザへの放送に適合させる。
【0004】
キー操作によるユーザ入力又はマイクロホンへの音声入力は、該ベースバンド処理回路において適合させられる。この信号は、変調され、送信機に送られる。送信機は、該移動ユニットで生成されたベースバンド信号を受け取り、その信号をアップコンバートし、フィルタリングし、増幅する。アップコンバートされたRF信号は、上記受信機で使用されたのと同じアンテナにより、基地局に送信される。
【0005】
受信機でのダウンコンバート及び送信機でのアップコンバートを成し遂げるのに必要とされる局部発振器信号を生成するために、周波数シンセサイザが使用されている。上記局部発振器信号を生成するのには、シンセサイザの周波数安定性、得られる信号のスペクトルの純粋性、及びデジタル制御の能力のため、周波数合成が使用されている。
【0006】
周波数シンセサイザは、ダイレクト型とインダイレクト型とに分類される。ダイレクト・デジタル合成(Direct Digital Synthesis)においては、複数の論理回路が所望の信号のデジタル表記を生成し、このデジタル表記をアナログ波形に変換するためにD/Aコンバータが使用される。DDSを実現する一般的な方法の一つは、波形位相のテーブルをメモリに格納しておくことである。そして、位相がメモリから読み出されるレートは、出力信号の周波数と直接的に比例する。DDSが正弦波の非常に正確な表現を生成することができるのに対して、出力周波数は上記読み出しレートによって制限される。
【0007】
インダイレクト合成は、発振器の出力にロックされた位相ロックループを利用する。高周波数発振器の出力が位相ロックループの動作範囲内の周波数まで分周することができるので、インダイレクト周波数合成は、高周波数設計のためにより一般に普及している。
【0008】
図1は、位相ロックループを利用したインダイレクト周波数シンセサイザのブロック図である。LO出力112を提供するために、所望の周波数範囲以上の同調が可能なVCO110が使用されている。このVCO110の出力は、また、分周回路120の入力に送られるものであり、なおここで、Nは分周比を表すことに注意されたい。分周出力は、位相検波器130に、その第一の入力として提供される。この位相検波器130への第二の入力は、基準発振器140の出力である。位相ロックループは、分周器120の出力が上記基準発振器140の出力に等しくなるように、VCO110の出力を調整するよう動作する。位相検波器130は、二つの入力信号の間の位相誤差に対応する出力信号を提供する。上記位相検波器130の出力は、それがVCO110の周波数制御入力端に供給される前に、低域通過フィルタ(LPF)を通して調整される。而して、VCO110は、上記基準発振器140との位相ロックを維持するように制御される。上記分周比Nの値を増加或いは減少させることは、上記基準発振器140の周波数に等しい上記LO出力112の周波数を変更させることになるということは、容易にこのブロック図から推論されることができる。上記基準発振器140の周波数は、上記LOの周波数ステップ・サイズを決定する。
【0009】
周波数変化のレートがループ帯域幅より小さいならば、VCO110の出力における周波数変化のみが、この位相ロックループによって訂正される。位相ロックループは、ループ帯域幅よりも高いレートで生じるVCO周波数変化は訂正することができない。位相ロックループの整定時間は、初期周波数オフセット及びループ帯域幅に依存するだろう。ループ帯域幅がより広ければ、整定時間はより短くなる。ノイズに強いVCOは、周波数変動を減らし、これにより、位相ロックループの整定時間を短くするだろう。したがって、周波数同調特性を維持しつつ、ノイズに強いVCOを設計することが重要である。
【0010】
VCOは、単に同調可能な発振器でしかない。典型的な発振器回路はアンプと共振回路とから成るものであるが、一般には、共振回路と呼ばれている。結果の発振器は、利得が1よりも大きく且つ位相がゼロに等しい周波数出力を持つ。共振回路は、この発振周波数を設定する。その関係は、ボード線図で最も簡単に参照される。図2(A)は、典型的な発振器のためのボード線図を示している。曲線210は、左側の縦軸にデシベル表記で参照される発振器の利得であり、曲線220は、右側の縦軸に度表記で参照される位相である。点230で示されるように、発振は、発振器利得が約14dBであり且つ位相が約124MHzで発振を生じるゼロであるときに、発生する。
【0011】
VCOを構成するために、共振回路は、少なくとも一つの可変コンポーネントから成るもので、ここで、該可変コンポーネントのリアクタンスは、制御信号(典型的に電圧レベル)の関数であり、そのため、0位相の周波数、従って発信周波数もまた、変化する。VCOが広い周波数範囲にわたって同調させることを要求されるとき、上記可変コンポーネントは、広い周波数レンジにわたって共振回路を同調させることができなければならない。広い周波数範囲をカバーすることができる可変共振回路のため可能な回路構成は、非常に敏感な可変コンポーネントを組み込んだ共振回路、又は、広範な制御電圧レンジを必要とする共振回路を含む。MHz/Vで測定されるVCO利得が非常に高くなるので、第一の選択肢は幾つか問題点がある。これは、比較的小さな制御電圧の変化で大きく周波数を変化させてしまうこととなり、同調ライン上に誘発されたノイズに、より影響され易いVCOとなってしまう。また、要求される制御電圧レンジが非常に広いので、第二の選択肢も問題がある。大きな制御電圧は、限られた利用可能供給電圧レンジしか持たない移動式バッテリ駆動電子機器において問題となる。
【0012】
独特の周波数バンドがサポートされなければならない応用においては、広い同調レンジをカバーするようVCOを設計する第三の選択肢がとられることができる。この状況は、一般にデュアル・バンド無線電話の設計において発生する。無線電話は、セルラ・バンド(送信バンド824〜849MHz、受信バンド869〜894MHz)及びパーソナル通信システム(PCS)バンド(送信バンド1850〜1910MHz、受信バンド1930〜1990MHz)で動作するのが最も一般的である。一台の電話が、セルラ・バンドとPCSバンドの両方で動作するよう設計されることができる。電話内部の周波数計画は、典型的に、発振器の数を最小にし、それによって、電話のコストを最小にするように設計される。しかしながら、最も賢明な周波数計画でさえも、一方のバンドで動作するときと他方のバンドで動作するときでは、異なるL0周波数を必要とする。セルラ動作バンドとPCS動作バンドの両方をサポートするために、発振器の共振回路中で、複数のコンポーネントが選択的に切り換えられる。そのような複数コンポーネントは、発振器の共振回路内に含められるものであり、ダイオード・スイッチを使用して切り換えられる。回路の動作周波数は、そのようなスイッチのために使用されるダイオードの種類を制限する。スイッチが閉位置にあるときには、ダイオードは、最小の抵抗を維持すると同時に、変化するRF電流を流すことができなければならない。スイッチが開位置にあるときには、ダイオードは、RF電圧を絶縁し且つ高い抵抗を維持することができなければならない。一般には、他の種類のダイオードがスイッチとして使用されることができるとはいえ、PINダイオード・スイッチがRF周波数でのスイッチのために使用されている。さらに、上記回路はダイオード・スイッチの使用に限られるものではない。閉位置でRF電流を流すことができ且つ開位置でRF絶縁ができるいかなるスイッチも、上記回路内に組み込まれることができる。
【0013】
ダイオード・スイッチが順方向バイアスされると、切換型コンポーネントが、共振回路内でアクティブになる。ダイオード・スイッチが順方向バイアスされないときには、上記コンポーネントは、共振回路に電気的に寄与しない。共振回路内のコンポーネントの切り換えは、VCO利得を対応して増加させることなしに、発振器の同調レンジを大きく広げる。
【0014】
共振回路は、所望の動作周波数に発振器を同調させるには十分なものでない。共振回路のQは、所定の制御電圧レベルで特定の出力周波数を維持するのに重要である。図2(B)は、異なるQ値を持つ二つの共振回路の位相応答を示すものである。より低い回路Qは、よりゆるやかな位相応答を生成するのに対し、より高い回路Qは、より鋭い位相応答を生成する。より高い回路Qは、出力周波数の小さい位相変動の影響を最小にすることを要求される。比較的低い回路Qを持つ回路の位相応答は、曲線240で示される。曲線250は、より高い回路Qを持つ回路を示している。ある位相変動のために、より低い回路Qを持つ回路で周波数変化がより大きいということが参照されることができる。ある位相変動のための低いQの回路の周波数変化f2の大きさは、同じ位相変動のための高いQの回路の周波数変化f1の大きさよりも大きい。
【0015】
特定用途向け集積回路は、多くの無線電話機能を一つのICに組み込むのに有効なものである。周波数シンセサイザICは、必要とされたシンセサイザ回路のほとんど全てを一つのチップ上に組み込むのに有効である。典型的に、これらのICの一つのユーザは、合成されたLOを生成するために、当該ICに加えて、共振回路、ループ・フィルタ及び基準発振器を提供する必要があるだけである。シンセサイザの残りの構成要素である、VCOのアンプ部分、分周器、及び位相検波器が、一つのICへ組み込まれる。ユーザは、所望の出力周波数を発生するのに必要とされる共振回路を提供する。ユーザは、また、所望のループ・バンド幅を発生する低域通過フィルタ設計を提供する。
【0016】
特定用途向けICが、無線電話内部でのLOの発生を単純化するとはいえ、無線電話操作環境は、熟考されなければならない追加のノイズ源を提供する。無線電話のコスト及びスペースの制限は、有効なノイズ・フィルタリング解法をさらに束縛する。
【0017】
移動式電話の設計は、それがサポートする特定の移動式システムに依存して、非常に異なるものである。移動式電話設計を概説している仕様は、通信工業会(TIA)/電子工業会(EIA)IS−95−B、デュアルモード・スペクトル拡散方式のための移動局‐基地局互換性基準(MOBILE STATION−BASE STATION COMPATABILITY STANDARD FOR DUAL−MODE SPREAD SPECTRUM SYSTEMS)や、TIA/EIA IS−98−B、デュアルモード・スペクトル拡散セルラ移動局のための勧告された最小限の性能基準(RECOMMENDED MINIMUM PERFORMANCE STANDARDS FOR DUAL−MODE SPREAD SPECTRUM CELLULAR MOBILE STATIONS)を含む。パーソナル通信システム(PCS)バンドでのCDMAシステムの動作をカバーする仕様は、アメリカ規格協会(ANSI)J−STD−008、1.8〜2.0GHz符号分割多元接続(CDMA)パーソナル通信システムのための個人局‐基地局互換性要件(PERSONAL STATION−BASE STATION COMPATIBILITY REQUIREMENTS FOR 1.8 TO 2.0 GHZ CODE DIVISION MULTIPLE ACCESS (CDMA) PERSONAL COMMUNICATIONS SYSTEMS)である。同様に、電話即ち個人局は、ANSI J−STD−018、1.8〜2.0GHz符号分割多元接続(CDMA)個人局のための勧告された最小限の性能要件(RECOMMENDED MINIMUM PERFORMANCE REQUIREMENTS FOR 1.8 TO 2.0 GHZ CODE DIVISION MULTIPLE ACCESS (CDMA) PERSONAL STATIONS)で定められている。さらに、移動式電話の仕様は、電話ハードウェアで実現されるとき、電話内部のノイズ源を増加させる傾向があるという特徴を顕著にする。
【0018】
IS−95及びJ−STD−008で定められたようなCDMA電話システムで利用される1つの有益な特徴は、複数のデータ・レート・セットである。無線電話通信リンクの可変の性質の利点を受け取るために、CDMA仕様は、減じられたレートでのデータ送信を提供する。人が電話で会話しているとき、一方の当事者だけが話している期間が多くある。減じられたスピーチ活動の期間の間、電話は、送信のデータ・レートを減らし、平均送信パワー・レベルをより低くすることができる。
【0019】
無線電話から基地局への通信リンクは、逆方向リンクと呼ばれる。上記逆方向リンク上では、平均送信パワーの減少は、活動が低い期間の間、その時間の一部で送信機をオフにすることによって成し遂げられる。CDMA逆方向リンクでは、電話は常に最大限のデータ・レートで送信するが、しかしながら、内部構造が減じられたデータ・レートでの動作を許すときには、データは多数回繰り返される。一例として、電話が最大限のデータ・レートの半分で動作することができるとき、情報は、送信されたデータ・レートを最大限のデータ・レートまで持ってくるために、二回繰り返される。同様に、1/4のレート・データは、最大限のデータ・レートを成し遂げるために、4回繰り返される。
【0020】
逆方向リンクで節電するために、各20mSデータ・フレームは、16個の1.25mS時間グループに細分される。電話が最大限のデータ・レートで動作しているとき、フレーム内の16個全てのグループが送信される。しかしながら、電話が減じられたデータ・レートで動作するときには、16個のグループの一部分だけが送信される。送信されたグループの部分は、データ・レートにおける減少と等しい。電話が半分で動作するとき、最大限のデータ・レートの半分のグループが送信される。しかしながら、データがデータ・レート減少に反比例で繰り返されるので、データは消失しないという点に注意されたい。半分のレート・データが二回繰り返されるが、しかし、半分のデータだけが送信される。データの重複した部分は、送信されない。同様に、1/8のレート・データは8回繰り返されるが、しかし、1/8のデータだけが送信される。
【0021】
電話が減じられたデータ・レートで動作するとき、電力は送信経路上のアクティブ回路を選択するためにゲート制御される。データが送信されていないときには、上記回路への電力はオフにゲート制御される。電力は、所望のデータ・グループの送信に先立って、上記回路をオンに戻すようゲート制御される。電力ゲート制御は、無線電話内部の電力を節約するために働く。これは、非常に切望されている延長したバッテリ寿命になる。
【0022】
電力ゲート制御の逆の影響は、電話の電源に突然の負荷変化を与えるということである。オン/オフ切り換えされるRF送信経路の部分は、電源に対して最も大きな負荷を与える。従って、電力ゲート制御の間、電話の電源は、それが経験するだろう最も大きな負荷変動を受ける。電源が負荷変動に無感応ではないので、電力ゲート制御が発生するレートで、電源の出力は電圧リップルを見せるだろう。給電ライン上の実際の電圧リップルは、電源負荷除去と、電力ゲート制御のレートと、電力ゲート制御のための電源負荷の変化との関数である。電源負荷の変化は、当該電話が基地局と維持しているRF通信リンクに関して変化する。負荷電流の変化は、電話が減少されたRF電力レベルで送信しているときよりも、電話がより高いRF電力レベルで送信しているときのほうが大きいだろう。電力ゲート制御は、逆方向リンク上で各データ・フレームのために使用される各1.25のmS時間グループで発生することができる。これは、重要な800のHz周波数コンポーネントで、電源負荷変動を引き起こす。
【0023】
一定の制御電圧の印加で、安定した出力周波数を維持する電圧制御発振器設計が望まれている。VCOは、二つの別個の周波数バンドで同調されるように切り換えられることができなければならない。さらに、VCO出力は、電源ノイズに無感応でなければならない。特に、VCOがCDMA電話内部に組み込まれるとき、VCO出力は、RF送信経路の電源ゲート制御によって発生する電源ノイズに無感応でなればならない。本発明の別の目的は、VCO内の共振回路として使用するための、高いQ、低コスト、少コンポーネント数の、コンポーネント切り換え型の、ノイズに無感応な回路の設計である。
【0024】
発明の要約
本発明は、よりノイズに強い、新規且つ改善された複数バンド電圧制御発振器(VCO)である。さらに、本発明は、切換型コンポーネントを含み、高いQを持ち、且つ、ノイズに無感応である、新規な共振回路構成と見られることができる。新規な共振回路は、複数バンドのカバーレージ、ノイズ無感応、及び周波数安定性の特徴を持つVCOを構成するために、アンプ又は特定用途向けICで実現されることができる。
【0025】
第一の実施形態においては、共振回路の構成要素の全ては、インダクタを除いて、バランス型構成で接続される。第一及び第二の結合コンデンサは、共振回路への正及び負平衡接続を含む。上記第一及び第二の結合コンデンサの出力は、スイッチト・キャパシタと直列のインダクタとを使用して、互いに接続されている。第一の同調コンデンサは、第一の結合コンデンサの出力を第一の可変コンデンサに接続する。第二の同調コンデンサは、第二の結合コンデンサの出力を第二の可変コンデンサに接続する。第一及び第二の可変コンデンサの反対側は共に接続され、それによって、共振回路の平衡接続に関してバランス型構成を維持する。ダイオード・スイッチは、該ダイオード・スイッチが順方向バイアスされないときに、上記スイッチト・キャパシタが共振回路に電気的に接続されるように、上記スイッチ・キャパシタに並列接続されている。上記ダイオード・スイッチが順方向バイアスされたときには、上記スイッチト・キャパシタは上記共振回路に電気的に接続されない。
【0026】
第一の実施形態においては、第一及び第二の同調コンデンサは、電圧制御型可変回路として利用される。第一の実施形態においては、上記可変回路の静電容量値は、制御電圧の印加で変化させられる。制御電圧を使用して共振周波数を同調できるように、そのインピーダンスが印加された電圧に従って変化する種類の可変回路が共振回路中に使用されることができる。本発明で述べられた好ましい実施形態は、そのような可変回路として、可変コンデンサを利用する。
【0027】
上記スイッチの動作によって、上記VCOの中心周波数が二つの値、fとf、の間でシフトするようになる。より詳細には、上記スイッチの駆動によって、共振回路の共振周波数が変化するようになり、それによって、fとfの間でVCOの中心周波数をシフトする。
【0028】
第一の実施形態は、回路Qを最大にするという効果を持つ。これは、一つのインダクタだけが回路中で利用されるからである。インダクタQは、高い回路Qを成し遂げることへの制約である。回路中の多数のインダクタの除去は、回路Qを最大にする。しかしながら、この回路は、第二の実施形態ほどノイズに無感応なものではない。
【0029】
第二の実施形態においては、共振回路の構成要素の全てが、バランス型構成で接続される第一及び第二の結合コンデンサは、まさに第一の実施形態におけるように、共振回路へ正及び負平衡接続を含む。上記第一及び第二の結合コンデンサの出力は、第一及び第二のインダクタに接続される。上記第一及び第二のインダクタは、上記結合コンデンサの一方とグラウンドとにそれぞれ接続している。第一の同調コンデンサは、上記第一の結合コンデンサの出力を第一の可変コンデンサに接続する。第二の同調コンデンサは、上記第二の結合コンデンサの出力を第二の可変コンデンサに接続する。上記第一及び第二の可変コンデンサの反対側は共に接続され、それによって、共振回路の平衡接続に関してバランス型構成を維持する。第二の実施形態は、後述するように、共振回路の入力に関して完全にバランスされている。スイッチト・キャパシタの一端は、上記第二の結合コンデンサの出力に接続されている。このスイッチト・キャパシタは、上記第一の結合コンデンサの出力に接続されたダイオード・スイッチに直列に接続されている。上記第一の結合コンデンサの出力は、上記ダイオード・スイッチと直列の上記スイッチト・キャパシタを使用して、上記第二の結合コンデンサの出力に接続されている。共振回路は、上記スイッチト・キャパシタが、上記第二の結合コンデンサの出力に接続された上記ダイオード・スイッチと共に上記第一の結合コンデンサの出力に接続されているかどうか、即ち、上記スイッチト・キャパシタの位置と上記ダイオード・スイッチの位置が置き換えられるかどうかは、重要なものでない。
【0030】
上記スイッチの動作によって、VCOの中心周波数が二つの値、fとf、の間でシフトするようになる。より詳細には、上記スイッチの駆動によって、共振回路と関連した静電容量が変化するようになり、それによって、共振回路の共振周波数をシフトし、従って、VCOの中心周波数をfからfへ変化させる。
【0031】
また、第二の実施形態は、高域通過フィルタの追加のポールのため、よりノイズに強い。入力側から見ると、平衡入力の各々は、高域通過フィルタを効果的に持つ。これは、インダクタに関する結合コンデンサの構成による。この高域通過フィルタは、共振回路上に誘発されたノイズの大多数を除去するのに効果的に機能する。ノイズが、可変コンデンサに影響を及ぼすことから除去され、それによって、共振回路の動作に対する誘発されたノイズの影響を除去する。
【0032】
好ましい実施形態の詳細な説明
図3は、無線電話中で使用される一般的な局部発振器の構成を示すブロック図である。合成発振器IC300は、位相同期ループ(PLL)302と、発振器304として構成されたアンプとを組み込んだものである。合成発振器IC300は、動作するために、外部の共振回路とループ・フィルタ310とを必要とする。上記共振回路が制御電圧の印加によって同調されることができるならば、発振器304は電圧制御発振器(VCO)として構成される。
【0033】
上記共振回路は、容量性ネットワークと、それに並列なインダクタ320とから成る。上記容量性ネットワークは、直列に接続された第一及び第二の可変コンデンサ342及び344を利用する。上記第一の可変コンデンサ342は、第一の同調コンデンサ332を介して、上記インダクタ320の第一の端部に接続されている。上記第二の可変コンデンサ344は、第二の同調コンデンサ334を介して、上記インダクタ320の第二の端部に接続されている。上記第一の可変コンデンサ342と上記第二の可変コンデンサ344との接続点は、信号用グラウンドに連結されている。
【0034】
上記合成発振器IC300内の上記発振器304は、上記共振回路の周波数で動作する。上記発振器304の出力のサンプルが、上記PLL302に送られる。上記PLL302は、上記発振器304の出力信号の位相を基準信号(図示せず)と比較する。結果として生じる誤差信号が、ループ・フィルタ310に渡され、そこから上記共振回路に印加される。上記ループ・フィルタ310の出力は、第一及び第二のバイアス抵抗器352及び354を介して、上記可変コンデンサ342及び344に印加される。上記第一のバイアス抵抗器352は、上記ループ・フィルタ310の出力端を、上記第一の可変コンデンサ342の上記第一の同調コンデンサ332に接続された端子に接続する。同様に、上記第二のバイアス抵抗器354は、上記ループ・フィルタ310の出力端を、上記第二の可変コンデンサ344の上記第二の同調コンデンサ334に接続された端子に接続するのに使用される。上記第一の可変コンデンサ342及び上記第二の可変コンデンサ344は、バラクタ・ダイオードとして実現されることができる。上記ループ・フィルタ310の出力は、これらバラクタ・ダイオードの逆バイアスに使用される。バラクタ・ダイオードは、印加された逆バイアスのレベルに基づいてその静電容量値を変化させるものである。従って、上記バラクタ・ダイオードの逆バイアス電圧を制御することによって、上記発振器の周波数が制御されることができる。上記制御電圧は、上記PLL302の位相同期を維持するために変えられる。
【0035】
図3に示されるように無線電話LOが構成されるとき、上記発振器304は、上記共振回路のレンジで同調することができるだけである。電話が複数の周波数バンドをカバーすることができるような広い周波数スパンで同調することを上記発振器304が必要とされるならば、上記共振回路は上記全レンジで同調可能でなければならない。広いレンジでの図3の共振回路の同調は、二つの方法で成し遂げられることができる。
【0036】
第一の方法は、非常に高感度の可変コンデンサ342及び344を利用するものである。非常に高感度な可変コンデンサが使用されると、制御電圧レンジは最小限の値に維持される。しかしながら、上記可変コンデンサの感度は、上記共振回路を、当該回路上で誘発されたノイズに敏感にする。上記可変コンデンサ・バイアスで誘発されたノイズのいかなる源も、上記回路の共振周波数にシフトを引き起こす。誘発されたノイズのレートがループ帯域幅より高いならば、上記PLL302は、誤差を訂正することができない。
【0037】
第二の方法は、広げた制御電圧レンジで、低感度の可変コンデンサを利用するものである。しかしながら、上記広げた制御電圧レンジは、バッテリ電力で動作する無線電話のためには問題となる。バッテリによって提供される電圧は比較的低いので、上記制御電圧レンジの拡大は、使用可能な電圧のステップ・アップを必要とする。電圧のステップ・アップは、DC−DCコンバータで成し遂げられる。DC−DCコンバータは、100%効率で動作するものではない。上記ステップ・アップ電圧変換での損失は、浪費されたバッテリ電力である。バッテリ電力消費を最小にすることは、無線電話では重大なプライオリティである。無線電話における別の重大なプライオリティは、物理的なサイズを最小にすることである。これらプライオリティの高い設計制約は両方とも、無線電話での広げた制御電圧レンジの使用を妨げる。
【0038】
代わりの共振回路構成は、切換型コンポーネントを上記共振回路に組み込むものである。上記コンポーネントは、第一の周波数帯での動作のためには上記共振回路から切換切断され、また、第二の周波数帯での動作のためには、上記コンポーネントは上記共振回路に切換接続される。
【0039】
本発明の第一の実施形態は、図4に示されている。上記LO構成は、図3で述べられたのと同様の合成発振器IC300とループ・フィルタ310とを利用する。しかしながら、図4における共振回路の構成は、図3で示されたものとは異なっている。図4に示された共振回路は、上記回路に対し、ダイオード・スイッチ420のバイアスに従って、切換接続及び切換切断されることができるスイッチト・キャパシタ414を含む。しかしながら、図4に示される共振回路は、図3の共振回路には組み込まれていない追加の構成要素を含んでいる。
【0040】
図4に示された共振回路は、第一及び第二の結合コンデンサ402及び404を組み込んでいる。これらの結合コンデンサは、上記発振器のピンから上記共振回路までのいかなるノイズのレベルをも減少させるだろう。各結合コンデンサの第一の端子は、上記共振回路を上記発振器304のそれぞれの端子に接続するために使用される。各結合コンデンサ402及び404の第二の端子は、上記共振回路の残りの反対側の端部に接続されている。上記第一の結合コンデンサ402の上記第二の端子は、スイッチト・キャパシタ414と直列に配置されているインダクタ410に接続されている。上記スイッチト・キャパシタ414の上記インダクタに接続されていない側の端部は、上記第二の結合コンデンサ404の上記第二の端子に接続されている。
【0041】
ダイオード・スイッチ420が、上記スイッチト・キャパシタ414と並列に接続されている。上記ダイオード・スイッチ420のアノードは、上記第二の結合コンデンサ404の上記第二の端子に接続され、上記ダイオード・スイッチ420のカソードは、上記インダクタ410と上記スイッチト・キャパシタ414との接合部に接続されている。上記ダイオード・スイッチ420のアノードは、プル・アップ抵抗器462を使用して給電レールにプル・アップされている。上記第一の結合コンデンサ402と上記インダクタ410の接合部に接続されているのは、上記ダイオード・スイッチ420の順方向バイアスを制御するために使用される回路である。この回路は、DCスイッチ466に接続されたプル・ダウン抵抗器464を含む。上記DCスイッチ466が閉じられると、上記プル・ダウン抵抗器464は、上記インダクタ410からのDC経路を開放し、電流は該DC経路を流れない。上記DCスイッチ466に接続された制御抵抗468を駆動する帯域選択信号が、上記DCスイッチ466を制御する。上記スイッチト・キャパシタ414に並列に配置された上記スイッチの構成は、重要ではない。図4に示された上記順方向バイアスされたダイオード・スイッチ420は、一例でしかなく、上記共振回路で使用されることができるスイッチ構成を何ら限定するものではない。上記スイッチト・キャパシタ414と並列に配置されるいかなる類似のスイッチも許される。
【0042】
図4の共振回路の残りのものは、図3に示されたものと非常に類似の構成である。第一の同調コンデンサ432は、上記第一の結合コンデンサ402の上記第二の端子を第一の可変コンデンサ442に接続する。第二の同調コンデンサ434は、上記第二の結合コンデンサ404の上記第二の端子を第二の可変コンデンサ444に接続する。上記二つの可変コンデンサ442及び443の上記同調コンデンサ432及び434と反対側の端部は、共に接続され、グラウンドに連結されている。上記ループ・フィルタ310からの上記制御電圧信号は、バイアス抵抗器452及び454を介して、上記可変コンデンサ442及び444の各々に印加される。第一のバイアス抵抗器452は、上記ループ・フィルタ310からの上記制御電圧信号を、上記第一の可変コンデンサ442と第一の同調コンデンサ432との接合部に接続する。第二のバイアス抵抗器454は、上記ループ・フィルタ310からの上記制御電圧信号を、上記第二の可変コンデンサ444と第二の同調コンデンサ434との接合部に接続する。上記バイアス抵抗器452及び454は、上記可変コンデンサ442及び444がバラクタ・ダイオードとして実現されるとき、上記制御電圧信号を上記可変コンデンサに逆バイアスで印加する。本実施形態においては、上記制御電圧は、0〜3ボルトに変えられることができる。上記制御電圧信号は、コンポーネント中の変動や温度変動のために本発明を調節するのに使用される。
【0043】
本第一の実施形態の周波数バンド・スイッチの能力は、以下のように述べられる。上記DCスイッチ466が閉じられると、上記ダイオード・スイッチ420は、順方向にバイアスされ、導通する。上記ダイオード・スイッチ420が導通すると、上記スイッチト・キャパシタ414は短絡され、電気的に上記共振回路に寄与しない。そして、上記共振周波数fは、上記可変コンデンサ442及び444に関して、上記同調コンデンサ432及び434から成る容量性の同調回路と並列な上記インダクタの値によって決定される。上記帯域選択信号が上記DCスイッチ466を開放状態に制御するとき、上記ダイオード・スイッチ420はもはや導通しない。
【0044】
上記ダイオード・スイッチ420が導通していないとき、上記スイッチト・キャパシタ414は、電気的に上記共振回路に接続される。上記スイッチト・キャパシタ414が電気的に上記共振回路に寄与するとき、上記回路の上振周波数fは増大される。上記スイッチト・キャパシタ414が上記インダクタ410と直列に現れるので、上記共振周波数fは増大される。上記直列の組合せは、各リアクタンスの合計であるリアクタンスになる。インダクタのリアクタンスがコンデンサのリアクタンスとは反対であるので、直列の組合せの効果は、上記二つのリアクタンスのうちの大きい方よりも小さいリアクタンスである。上記スイッチト・キャパシタ414のリアクタンスは、上記二つの構成要素の直列の組合せが、同等により小さいインダクタのリアクタンスを持つように、上記インダクタ410のリアクタンスよりも小さくなるよう選択される。上記共振回路中のインダクタが小さくなれば、上記共振周波数がより高くなる。
【0045】
図4に示された本発明の第一の実施形態は、いくつかの効果を奏する。一つ効果は、本実施形態が回路Qを最大にするということである。上記回路が最小限の数のインダクタで実現されるので、上記回路Qは最大にされる。その物理的な構造のため、インダクタは、コンデンサよりも非常に低いコンポーネントQと、コンデンサよりも大きなサイズを持つ。インダクタの追加及び除去によってバンド切り換えを成し遂げる共振回路は、コンデンサの追加及び除去によってバンド切り換えを成し遂げる共振回路よりも低い回路Qを持つだろう。また、回路Qは、上記インダクタ410とスイッチト・キャパシタ414の直列組合せによって、最大にされる。より大きいインダクタ410の値が使用されるので、上記回路Qは、上記インダクタ410とスイッチト・キャパシタ414の上記直列組合せで、より高い。インダクタ410のコンポーネントQがX/Rとして決定されるので、インダクタンスがより大きな値となれば、コンポーネントQはより大きくなる。また、コンデンサ値がインダクタ値よりも細かい階調で使用可能であるので、インダクタとそれより高いコンデンサとを使用する二つの動作周波数の中心を見出すことは、より簡単である。
【0046】
本第一の実施形態の別の効果は、ノイズに対する強さをより強くするということである。CDMA無線電話システムにおける減じられたレートでの送信の間、電力を節約するために、送信経路の回路がゲート制御でパワー・オン/オフされるとき、上記電源負荷の突然の変化は、上記電源出力の変動を引き起こす。上記電源出力の変動は、全ての能動部分に影響を及ぼす。上記合成発振器IC300は、上記電源変動によって影響を受け、全ての出力ライン上に、対応する電圧リップルを現すことがある。上記電圧リップルは、上記ループ・フィルタ310への上記制御電圧ライン上に加えて、上記共振回路につながる端子上に現れるだろう。
【0047】
上記二つの結合コンデンサ402及び404は、発振器ピンを介して上記共振回路上に誘発されたいかなるノイズの影響も減少させるのを助ける。上記結合コンデンサ402及び404は、上記可変コンデンサ442及び444に最終的に到達する電圧リップルのレベルを減らすのに役立つ追加のリアクタンスを提供する。
【0048】
上記共振回路のバンド切換構成は、上記VCO利得を最小にすることによって、よりノイズに強いものとなる。上記VCO利得は、上記VCOの同調感度の尺度であり、Kvで表され、一般にMHz/Vの測定単位である。上記バンド切換構成は、上記共振回路中の上記可変コンデンサの必要とされる静電容量変化を制限することによって、上記VCO利得を最小にする。周波数バンドを切り換えるのに必要とされる大規模な変更が上記スイッチト・キャパシタ414の包含によって行われるので、静電容量レンジは最小にされる。従って、制限された電圧制御レンジは、Kの値を増大することなしに両方のバンドで発振器周波数を正確に制御することができる。本第一の実施形態においては、L及びCの値は、上記K値が、動作周波数f及びfでほぼ同じであるように、選択される。
【0049】
図5に示される本発明の第二の実施形態は、回路Qのわずかな低下で、より一層、ノイズに強くするものである。また、この第二の実施形態は、バンド切換共振回路構成を利用する。本第二の実施形態は、上記第一の実施形態と非常に同様のものである。
【0050】
本第二の実施形態は、共振回路への入力として、第一及び第二の結合コンデンサ502及び504を組み込んでいる。上記合成発振器IC300は、外部の共振回路のために、一対の平衡接続を持っている。上記第一の結合コンデンサ502の第一の端子は、上記合成発振器IC300の正共振回路インタフェース結合部に接続している。上記第一の結合コンデンサの第二の端子は、第一のインダクタ512に接続している。上記第一のインダクタ512は、グラウンドへの回路経路を提供する。同様に、上記第二の結合コンデンサ504の第一の端子は、上記合成発振器IC300の負共振回路インタフェース結合部に接続している。上記第二の結合コンデンサ504の第二の端子は、第二のインダクタ514に接続している。上記第二のインダクタ514は、グラウンドへの回路経路を提供する。
【0051】
ダイオード・スイッチ520とそれに直列なスイッチト・キャパシタ522は、上記第一の結合コンデンサ502の上記第二の端子を、上記第二の結合コンデンサ504の上記第二の端子に接続する。上記ダイオード・スイッチ520のアノードは、直列接続で上記スイッチト・キャパシタ522に接続されている。図5は、上記スイッチト・キャパシタ522が、上記第二の結合コンデンサ504の上記第二の端子に接続され、上記ダイオード・スイッチ520のカソードが、上記第一の結合コンデンサ502の上記第二の端子に接続されていることを示している。しかしながら、上記スイッチト・キャパシタ522とダイオード・スイッチ520の直列接続は、当該回路の動作に影響を及ぼすことなく、逆にすることができる。即ち、回路動作の変化なしで、上記ダイオード・スイッチ520のカソードが、上記第二の結合コンデンサ504の上記第二の端子に接続され、上記スイッチト・キャパシタが、上記第一の結合コンデンサ502の上記第二の端子に接続される。
【0052】
上記ダイオード・スイッチ520をバイアスするのに必要とされる回路は、一端が上記ダイオード・スイッチ520のアノードに接続され、他端がDCスイッチ566に接続された、プル・アップ抵抗器564を含む。上記DCスイッチ566は、閉じられた状態で上記プル・アップ抵抗器564を電源レールに接続する。上記DCスイッチ566が閉じられたとき、DC電流の流れは、上記プル・アップ抵抗器564、順方向バイアスされた上記ダイオード・スイッチ520、及び上記第一のインダクタ512を介してグラウンドへの経路をたどる。上記DCスイッチ566が開状態にあるときには、上記プル・アップ抵抗器564は開放とされ、電流は上記プル・アップ抵抗器564を流れない。上記DCスイッチ566の制御端子に接続された制御抵抗568を駆動する帯域選択信号が、上記DCスイッチ566の動作を制御する。
【0053】
共振回路の残りの部分は、上記第一の実施形態におけるものと同様の手段で構成されている。第一の同調コンデンサ532は、上記第一の結合コンデンサ502の上記第二の端子を、第一の可変のコンデンサ542に接続する。第二の同調コンデンサ534は、上記第二の結合コンデンサ504の上記第二の端子を、第二の可変コンデンサ544に接続する。上記二つの可変コンデンサ542及び544の、上記同調コンデンサ532及び534とは反対側の端部は、共に接続され、グラウンドに連結される。上記ループ・フィルタ310からの制御電圧信号は、バイアス抵抗器552及び554を介して、上記可変コンデンサ542及び544の各々に印加される。第一のバイアス抵抗器552は、上記ループ・フィルタ310からの上記制御電圧信号を、上記第一の可変コンデンサ542と第一の同調コンデンサ532との接合部に接続する。第二のバイアス抵抗器554は、上記ループ・フィルタ310からの上記制御電圧信号を、上記第二の可変コンデンサ544と第二の同調コンデンサ534との接合部に接続する。上記バイアス抵抗器552及び554は、上記可変コンデンサ542及び544がバラクタ・ダイオードとして実現されるとき、上記制御電圧信号を上記可変コンデンサに逆バイアスで印加する本実施形態においては、上記制御電圧は、0〜3ボルトに変えられることができる。上記制御電圧信号は、コンポーネント中の変動や温度変動のために本発明を調節するのに使用される。
【0054】
本発明の第二の実施形態も、バンド切換発振器を実現する。上記ダイオード・スイッチ520が順方向バイアスされると、上記スイッチト・キャパシタ522は、電気的に上記共振回路に接続される。上記スイッチト・キャパシタ522は、上記共振回路中で、上記同調コンデンサ532及び534と上記可変コンデンサ542及び544とから成る容量性ネットワークと並列に現れる。従って、上記スイッチト・キャパシタ522は、上記共振回路における静電容量値を増大する。その効果は、上記共振回路の共振周波数をfに下げることである。ダイオードがオフのときには、上記回路はより高い共振周波数fで動作する。本第二の実施形態における共振回路は、バンド切換共振回路の使用を通しての両方の発振器周波数バンドでのカバーレージを提供することによって、低い値のVCO利得Kを維持する。
【0055】
本第二の実施形態の共振回路の主要な効果は、ノイズに対する強さに関してである。上記第一の実施形態の場合と同様に、本第二の実施形態は、バンド切換構成を利用していない広帯域発振器と比較されるとき、より強いノイズに対する強さを提供する。上記バンド切換発振器におけるより低いVCO利得Kの値は、そのバンド切換発振器を、制御電圧ライン上に誘発されたノイズに、より敏感にする。上記ループ・フィルタ310が上記制御電圧ライン上に誘発されたノイズの大多数を除去するだろうとはいえ、上記ノイズの全てが除去されるというわけではないだろう。上記広帯域発振器の制御電圧ライン上の同等の電圧リップルは、より大きい周波数逸脱になるだろうし、そして、上記バンド切換発振器の制御電圧ライン上に同様の電圧リップルを誘発することになるだろう。バンド切換設計のためのノイズに対する強さの改良は、二つの発振器設計のためのVCO利得の比率である。
【0056】
上記共振回路の完全な平衡設計はまた、共振回路への入力に誘発されたノイズに対する増大された強さを生ずる。どちらの入力端子から見ても、上記共振回路は高域通過フィルタとして構成される。分路中の上記第一又は第二のインダクタ512又は514の何れかに関連する直列結合コンデンサ502又は504の組合せは、二つのポール高域通過フィルタを生ずる。上記高域通過フィルタ構成は、上記合成発振器IC300からノイズを除去する際に特に役に立つ。上記合成発振器IC300からのノイズの一つの特定の源は、送信信号経路中のアクティブ装置の電力サイクリングに対応する電源電圧変動に起因している。上記送信信号経路中のアクティブ装置の電力サイクリングは、CDMA無線電話が減じられたデータ・レートで動作するときに発生する。上記CDMA電話が減じられたデータ・レートで動作しているときには、多数繰り返されるデータ期間のうちの一つのコピーだけが送信される。これは、上記電話の節電になるだけでなく、上記電話から送信される平均RF電力の減少にもなる。上記減じられた平均電話RF送信電力は、同じバンドで動作している他の電話に対し、より小さい妨害にしかならない。送信電力サイクリングは、重要な800Hz周波数コンポーネントで、電源ノイズになる。上記電源ノイズは、上記合成発振器IC300のインタフェース結合部を通して上記共振回路上に誘発される。上記共振回路の設計に組み込まれた高域通過フィルタは、上記可変コンデンサ542及び544からノイズを除去する。その結果は、上記共振回路中の他のいかなるコンポーネントも電圧変動によって影響を受けないので、上記共振回路は上記合成発振器IC300から誘発されたノイズに影響されないということである。そして、上記共振回路がノイズによって影響を受けないので、上記発振器304の出力は、より良好な位相ノイズを現す。
【0057】
本発明は、要求された特徴の大多数を持つ発振器を提供する。上記共振回路の高いQは、上記発振器が所定の制御電圧のために安定した動作周波数を維持することを確実にする。上記バンド切換設計は、VCO利得の低い値を維持すると同時に、上記発振器が複数の周波数バンドをカバーするのを許す。これは、制御電圧ライン上のノイズに対し上記VCO出力の感度を下げることによって、上記発振器出力の位相ノイズを改善する。最も重大なのは、上記共振回路設計は、誘発されたノイズに比較的強いということである。合成発振器ICのようなアクティブ発振器回路から誘発されたノイズは、それが共振回路内の同調構成要素上で影響を持つことができる前に、上記共振回路中でフィルタリングされる。上記フィルタは、高域通過構成に上記共振回路の構成要素を組み立てることによって構成される。従って、上記共振回路を構成するまさしくその構成要素は、同時に、いかなるノイズもフィルタリングするのに役立つ。その結果は、上記発振器回路の雑音が多い操作環境に関係なく、純粋な発振器出力である。
【0058】
以上の好ましい実施形態の説明は、いかなる当業者も本発明を実施即ち使用できるようにするために提供されたものである。これらの実施形態への種々の修正は、当業者には容易であることは明らかであり、ここで定義された包括的な原理は、発明能力の使用なしで、他の態様に適用することができる。従って、本発明は、ここで示された上記実施形態に限定されるものではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴と一致した最も広い範囲に一致させられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
合成局部発振器のブロック図である。
【図2】
(A)及び(B)はそれぞれ発振器回路を特徴づける振幅プロット及び位相プロットを示す図である。
【図3】
集積回路合成発振器のブロック図である。
【図4】
集積回路発振器に組み込まれた本発明の第一の実施形態を示すブロック図である。
【図5】
集積回路発振器に組み込まれた本発明の第二の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
300   合成発振器IC
302   位相同期ループ(PLL)
304   発振器
310   ループ・フィルタ
402,404,502,504   結合コンデンサ
410,512,514   インダクタ
414,522   スイッチト・キャパシタ
420,520   ダイオード・スイッチ
432,434,532,534   同調コンデンサ
442,444,542,544   可変コンデンサ
452,454,552,554   バイアス抵抗器
462,564   プル・アップ抵抗器
464   プル・ダウン抵抗器
466,566   DCスイッチ
468,568   制御抵抗

Claims (15)

  1. アンプと、
    所望の動作周波数に当該発振器を同調させるために上記アンプに接続された共振回路と、
    を具備する電圧制御発振器(VCO)であって、
    前記共振回路は、
    そのインピーダンスが制御電圧によって決定される可変回路と、
    上記共振回路への入力と上記可変回路との間の低周波減衰フィルタと、
    を含むVCO。
  2. 上記低周波減衰フィルタは高域通過フィルタである請求項1のVCO。
  3. 上記低周波減衰フィルタはバンドパス・フィルタである請求項1のVCO。
  4. 上記共振回路が平衡回路構成として実現されている請求項1のVCO。
  5. 上記共振回路は、第二の入力と上記可変回路との間に第二の低周波減衰フィルタをさらに含む請求項4のVCO。
  6. 上記共振回路は、スイッチと、上記発振器動作周波数を別周波数に同調させるための切換構成要素とをさらに含む請求項5のVCO。
  7. 上記切換構成要素は、コンデンサである請求項6のVCO。
  8. 上記スイッチは、ダイオード・スイッチである請求項5のVCO。
  9. 上記切換構成要素は、コンデンサである請求項8のVCO。
  10. 上記共振回路は、スイッチと、上記発振器動作周波数を別周波数に同調させるための切換構成要素とをさらに含む請求項1のVCO。
  11. 上記共振回路はさらにインダクタを含み、上記切換構成要素は上記インダクタと並列に接続される請求項10のVCO。
  12. 上記共振回路はさらにインダクタを含み、上記切換構成要素は、上記スイッチが開いている時に上記インダクタと直列に接続される請求項10のVCO。
  13. 電圧制御発振器(VCO)のノイズに対する強さを増加する方法であって、
    可変回路と、共振回路への入力と上記可変回路との間の低周波減衰フィルタとを有する共振回路を実現することと、
    上記共振回路をアンプに接続すること、
    を含む方法。
  14. 各バンドでの共振周波数のレンジにわたって同調可能な複数バンド共振回路であって、
    インダクタと、
    上記インダクタと直列に接続されたスイッチト・キャパシタと、
    そのインピーダンスが制御電圧によって決定される可変回路と、
    上記インダクタと上記スイッチト・キャパシタとの直列組合せの第一の端部を、上記可変回路の第一の端部に接続する第一の同調コンデンサと、
    上記インダクタとスイッチト・キャパシタとの上記直列組合せの第二の端部を、上記可変回路の第二の端部に接続する第二の同調コンデンサと、
    上記第一の同調コンデンサと上記インダクタとの接合部に接続された第一の結合コンデンサと、
    上記第二の同調コンデンサと上記スイッチト・キャパシタとの接合部に接続された第二の結合コンデンサと、
    上記スイッチト・キャパシタに選択的に短絡接続を提供し、それによって、当該共振回路から上記スイッチト・キャパシタを電気的に取り除くために、上記スイッチト・キャパシタに並列に接続されたスイッチと、
    を具備する複数バンド共振回路。
  15. 各バンドでの共振周波数のレンジにわたって同調可能な複数バンド共振回路であって、
    インダクタと、
    上記インダクタの第一の端部に接続された第一の結合コンデンサと、
    上記インダクタの第二の端部に接続された第二の結合コンデンサと、
    スイッチト・キャパシタと、
    上記スイッチト・キャパシタと直列に接続されるスイッチであり、それによって、該スイッチと上記スイッチト・キャパシタとの直列組合せが、上記インダクタに並列に接続される、スイッチと、
    そのインピーダンスが制御電圧によって決定される可変回路と、
    上記インダクタの上記第一の端部を上記可変回路の第一の端部に接続する第一の同調コンデンサと、
    上記インダクタの上記第二の端部を上記可変回路の第二の端部に接続する第二の同調コンデンサと、
    を具備し、
    上記スイッチト・キャパシタは、上記スイッチが入れられたとき、上記共振回路の共振周波数に寄与し、且つ、上記スイッチが切られたときには、上記スイッチト・キャパシタは、上記共振回路の共振周波数に寄与しない、複数バンド共振回路。
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