JP2004352248A - 乗員拘束装置 - Google Patents

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【課題】 エアバッグのセルを区画するための基布の縫製が端部から破断するのを防止する。
【解決手段】 エアバッグ21の基布を1本の線状に縫製27することにより膨張可能な複数のセル28a〜28fを形成し、前記縫製27の端部a〜fを円形に縫製したので、インフレータ30が発生したガスでセル28a〜28fが膨張して縫製27の端部に大きな荷重が加わっても、円形に縫製した部分で前記荷重を分散させて縫製糸の破断を防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体のドア開口部の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置に関する。
かかる乗員拘束装置は、例えば、下記特許文献1、2により公知である。この種の乗員拘束装置のエアバッグは、その長手方向に延びる折り畳み線に沿ってジクザグに折り畳まれており、エアバッグはインフレータに連なる上部連通路から下向きに延びる複数のセルにガスを供給することで展開するようになっている。
特開2000−33847号公報 特開平11−235965号公報
ところで、エアバッグのセルは重ね合わせた2枚の基布を線状に縫製することにより区画され、隣接する縫製間に挟まれた部分がセルとなってガスの流入により膨張する。従って、セルが膨張するときに前記縫製の端部に大きな荷重が加わり、そこから縫製糸が破断してしまう可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグのセルを区画するための基布の縫製が端部から破断するのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車体のドア開口部の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグを配置し、車両の衝突時にインフレータが発生するガスでエアバッグを膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置において、エアバッグの基布を1本の線状に縫製することにより膨張可能な複数のセルを形成し、前記縫製の端部を円形に縫製したことを特徴とする乗員拘束装置が提案される。
請求項1の構成によれば、エアバッグの基布を1本の線状に縫製することにより膨張可能な複数のセルを形成し、前記縫製の端部を円形に縫製したので、インフレータが発生したガスでセルが膨張して縫製の端部に大きな荷重が加わっても、円形に縫製した部分で前記荷重を分散させて縫製糸の破断を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図12は本発明の一実施例を示すもので、図1は自動車の車室内部を示す斜視図、図2は乗員拘束装置のエアバッグが展開した状態を示す、前記図1に対応する図、図3はエアバッグが展開した乗員拘束装置の拡大図、図4は乗員拘束装置の分解斜視図、図5は図1の5−5線拡大断面図、図6は図1の6−6線拡大断面図、図7は図1の7−7線拡大断面図、図8は図1の8−8線拡大断面図、図9は図3の9−9線拡大断面図、図10は図5の10−10線拡大断面図、図11は図4の11方向矢視図、図12は図7の12方向矢視図である。
図1に示すように、車両の車体側面にはフロントピラー11およびセンターピラー12間にフロントドア13が取り付けられるドア開口部14が形成され、センターピラー12およびリヤピラー15間にリヤドア16が取り付けられるドア開口部17が形成される。フロントピラー11の上端とリヤピラー15の上端とを接続するように車体前後方向に延びるルーフサイドレール18(図5参照)はフロントドア13およびリヤドア16のドア開口部14,17の上縁を区画しており、このルーフサイドレール18に沿って乗員拘束装置Cが設けられる。尚、乗員拘束装置Cは、実質的に同一構造のものが車体の左右両側にそれぞれ設けられているが、以下その代表として車体の右側に設けられたものについて説明する。
図2に示すように、車両の側面衝突時あるいはロールオーバー時に所定値以上の加速度が検出されると、車体の内部側面、即ちフロントピラー11、センターピラー12、リヤピラー15、フロントドア13のドアガラス13aおよびリヤドア16のドアガラス16aと、フロントシートおよびリヤシートに座った乗員との間に遮るように、乗員拘束装置Cのエアバッグ21がドア開口部14,17の上縁から下向きにカーテン状に展開する。
図3に示すように、車体前後方向に延びるエアバッグ21は略同一形状の第1基布25および第2基布26(図9参照)を2重に重ね合わせて縫製27したものであり、その縫製27によって複数個(例えば6個)のセル28a〜28fと、上部連通路29とが形成される。セル28a〜28fの形状は一定しておらず、曲線状の縫製27によってJ字状やU字状に形成される。リヤピラー15の内部に収納されたインフレータ30から前方に延びるガス供給パイプ31の前端は上部連通路29内に挿入され、その上部連通路29から前記6個のセル28a〜28fが下向きに分岐する。ガス供給パイプ31が上部連通路29内に挿入される部分は金属バンド等で固定され、ガスが漏れないようにシールされる。6個のセル28a〜28fの端部a〜fは、縫製糸の破断を防止して強度を増加させるために小さな円形に縫製される。
尚、エアバッグ21のフロントピラー11の後側に対応する位置と、センターピラー12の後側に対応する位置とには、セル28a〜28fが形成されない非膨張部21b,21cが設けられる。
エアバッグ21の上縁に沿って複数個(例えば5個の)の衝撃吸収部材支持部21a…が設けられており、コルゲートパイプよりなる衝撃吸収部材33が前記衝撃吸収部材支持部21a…によってエアバッグ21と一体化される。図10に示すように、衝撃吸収部材33は中央のアルミニウム製の本体部33aと内外の紙製の被覆33b,33cとを積層して円形断面の蛇腹状に形成したもので、外部からの荷重により潰れて有効な衝撃吸収効果を発揮する。ルーフ34はアウター部材35、センター部材36およびインナー部材37から構成されており、エアバッグ21の後側の4個の衝撃吸収部材支持部21a…の上端は各2本のボルト38,38でインナー部材37に固定される(図5〜図7参照)。フロントピラー11はアウター部材39、センター部材40およびインナー部材41から構成されており、エアバッグ21の前端の衝撃吸収部材支持部21aの上端は2本のボルト38,38でインナー部材41に固定される(図8参照)。
このように、折り畳んだエアバッグ21と衝撃吸収部材33とを予め一体化してモジュールを構成したので、それらを別個に車体に取り付ける場合に比べて取付作業が容易になり、作業能率の向上および組付精度の向上が可能になる。しかも折り畳んだエアバッグ21およびコルゲートパイプより衝撃吸収部材33は共に可撓性を有しているため、湾曲したルーフサイドレール18に沿うように配置することが容易である。
図4から明らかなように、折り畳み状態のエアバッグ21は、不織布で形成したエアバッグカバー42の内部に収納される。エアバッグカバー42は、長方形の布片を筒状にして下縁に沿って縫製したもので、ルーフサイドレール18に対向する側面に容易に破断するスリット42a…がミシン目状に形成される。またエアバッグ21の上端から突出する衝撃吸収部材支持部21a…が、エアバッグカバー42の上面に形成した開口42b…を通過して上方に突出する。
図5から明らかなように、アウター部材43、センター部材44およびインナー部材45から構成されたルーフサイドレール18の下端には、リヤドア16(あるいはフロントドア13)に当接可能なウエザーストリップ46が設けられる。ルーフ34の下面に沿うように配置された合成樹脂製のルーフガーニッシュ47の端縁は、ルーフサイドレール18の下端から車室側に突出したウエザーストリップ46の端縁に係止される。車室に対向するルーフガーニッシュ47の下面は表皮材49で被覆されており、この表皮材49はルーフガーニッシュ47の端縁において下面側から上面側に回り込んでいる。これにより、衝撃が加わったときに合成樹脂製のルーフガーニッシュ47の端縁が割れて飛散するのを防止することができる。
図4および図6から明らかなように、ルーフサイドレール18から下向きに延びるセンターピラー12はアウトサイドパネル65、スチフナ66およびセンターピラーインナー67から構成されており、ルーフ34のインナー部材37とセンターピラー12のセンターピラーインナー67とに亘ってフロントブラケット50が装着される。フロントブラケット50は金属板を折り曲げたもので、その上部がルーフ34のインナー部材37に重ねられた状態で、エアバッグ21の衝撃吸収部材支持部21aと共に2本のボルト38,38で固定され、またその下部がセンターピラー12のセンターピラーインナー67に2本のボルト51,51で固定される。
フロントブラケット50の中間には車室側に突出する突出部52が形成されており、突出部52の上面に形成したガイド面52aが折り畳んだエアバッグ21の下端に対向するとともに、突出部52の下面に形成した2個の係止孔52b,52bに、センターピラーガーニッシュ53の上部内面に突設した係止爪53a,53aが係合する。尚、センターピラーガーニッシュ53の内面には、乗員の二次衝突の衝撃を吸収すべく多数の衝撃吸収リブ53b…(図2および図6参照)が形成される。
しかして、特別のクリップ等を用いることなく、センターピラーガーニッシュ53の上部をセンターピラー12に固定することができ、しかもクリップを用いた場合に比べてセンターピラーガーニッシュ53を強固に固定することができる。そしてルーフガーニッシュ47の下縁が、フロントブラケット50の突出部52の頂面52cとセンターピラーガーニッシュ53の上端内面との間に挟まれて固定される。
図4、図7および図12から明らかなように、ルーフサイドレール18から下向きに延びるリヤピラー15はアウター部材54、センター部材55およびインナー部材56から構成されており、ルーフ34のインナー部材37とリヤピラー15のインナー部材56とに亘ってリヤブラケット57が装着される。リヤブラケット57はフロントブラケット50と略同一形状であり、その上部がルーフ34のインナー部材37に重ねられた状態で、エアバッグ21の衝撃吸収部材支持部21aと共に2本のボルト38,38で固定され、その下部がリヤピラー15のインナー部材56に2本のボルト58,58で固定される。リヤブラケット57の中間には車室側に突出する突出部59が形成されており、突出部59の上面に形成したガイド面59aが折り畳んだエアバッグ21の下端に対向する。
リヤピラー15のインナー部材56にクリップ60で固定されたリヤピラーガーニッシュ61は、その上端に車体外側に折れ曲がったフランジ61aを備えており、ルーフガーニッシュ47の下縁にも前記リヤピラーガーニッシュ61のフランジ61aに突き合わされるフランジ47aが形成される。ルーフガーニッシュ47のフランジ47aは、下向きに突出する複数個(実施例では5個)の係止爪47b…を備えており、これらの係止爪61b…はリヤピラーガーニッシュ61のフランジ61aの裏面に係合する。尚、リヤピラーガーニッシュ61の内面には、乗員の二次衝突の衝撃を吸収すべく多数の衝撃吸収リブ61c…(図2および図7参照)が形成される。
図2、図8および図11に示すように、フロントピラー11の前面にはラバー部材62を介してフロントガラス63の側縁が支持されており、このラバー部材62とフロントピラー11の後面に設けたウエザーストリップ48との間に、断面が弧状に湾曲するフロントピラーガーニッシュ64が取り付けられる。フロントピラーガーニッシュ64の上半部は中空であり、そこにエアバッグ21の前端の折り畳まれた非膨張部21bと、衝撃吸収部材33の前端部とが収納される。そしてエアバッグ21および衝撃吸収部材33が収納されないフロントピラーガーニッシュ64の下半部の内面には、衝撃吸収用の多数の衝撃吸収リブ64a…が一体に形成される。
このように、フロントピラーガーニッシュ64の上半部に衝撃吸収部材33を収納し、フロントピラーガーニッシュ64の下半部に多数の衝撃吸収リブ64a…を形成したことにより、フロントピラー11内にエアバッグ21の前端部を収納しながら、フロントピラー11の全長に亘って衝撃吸収効果を発揮させることができる。しかもエアバッグ21の前端部を収納するフロントピラーガーニッシュ64の上半部に衝撃吸収リブ64a…が形成されていないため、エアバッグ21の展開時にフロントピラーガーニッシュ64を容易に撓ませてエアバッグ21のスムーズな展開を可能にし、かつフロントピラーガーニッシュ64の一部が割れて飛散するのを確実に防止することができる。
図1に示すように、前部側突センサ71および後部側突センサ72が電子制御ユニット73に接続されており、電子制御ユニット73が両加速度センサ71,72からの信号に基づいて車両の側面衝突(あるいは車両のロールオーバー)1検知すると、エアバッグ21を展開すべくインフレータ30に作動信号を出力する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
車両の側面衝突が検知されるとインフレータ30が作動し、インフレータ30内に蓄圧されていたガスがガス供給パイプ31および上部連通路29を経て6個のセル28a〜28fに流入し、それら6個のセル28a〜28fを膨張させる。エアバッグ21の膨張によりエアバッグカバー42のスリット42a…が破断し、拘束を解かれたエアバッグ21が下方に展開する。
図5に示すように、フロントドア13およびリヤドア16のドア開口部14,17では、展開するエアバッグ21の圧力でルーフガーニッシュ47の下縁が下方に押し下げられてウエザーストリップ46との係合が外れ、そこに形成された開口を通ってエアバッグ21が車室内に下向きに展開する。
また図6に示すように、センターピラー12の位置では、展開するエアバッグ21の圧力でルーフガーニッシュ47の下縁が下方に押し下げられてセンターピラーガーニッシュ53の上端との係合が外れ、そこに形成された開口を通ってエアバッグ21が車室内に下向きに展開する。
ところで、センターピラー12の車室側側面を覆うセンターピラーガーニッシュ53は、センターピラー12ではなくフロントブラケット50に固定されているため、車両が側面衝突してルーフサイドレール18に対してセンターピラー12の上部が変形しても、フロントブラケット50の上部に支持したエアバッグ21とセンターピラーガーニッシュ53との位置関係が変化し難くなる。従って、センターピラーガーニッシュ53をクリップではなく係止爪53a,53aでフロントブラケット50に強固に固定したことと相俟って、展開するエアバッグ21がセンターピラーガーニッシュ53の上端に引っ掛かり難くして確実な展開を保証することができる。
しかも、展開するエアバッグ21は、フロントブラケット50の突出部52の傾斜したガイド面52aに案内されて車室内に向けて斜め下方に案内されるため、センターピラーガーニッシュ53との干渉を回避してエアバッグ21を一層スムーズに展開させることができる。
また図7に示すように、リヤピラー15の位置では、展開するエアバッグ21の圧力でルーフガーニッシュ47の下縁が下方に押し下げられてリヤピラーガーニッシュ61の上端との係合が外れ、そこに形成された開口を通ってエアバッグ21が車室内に下向きに展開する。このとき、展開するエアバッグ21は、リヤブラケット57の突出部59の傾斜したガイド面59aに案内されて車室内に向けて斜め下方に案内されるため、リヤピラーガーニッシュ47との干渉を回避してエアバッグ21をスムーズに展開させることができる。
更に、ルーフガーニッシュ47の下縁近傍は突出部59の頂面59bとリヤピラーガーニッシュ61のフランジ61aとにより両側から挟まれて位置決めされるため、両者のフランジ47a,61aは段差を発生せずに突き合わされて美観が向上する。しかもエアバッグ21の展開時にルーフガーニッシュ47の係止爪47b…が撓んでリヤピラーガーニッシュ61のフランジ61aから簡単に外れるため、ルーフガーニッシュ47とリヤピラーガーニッシュ61との間にエアバッグ21が展開する開口を確実に形成することができる。仮に、ルーフガーニッシュ47の下縁全体をリヤピラーガーニッシュ61の上縁の裏面に係合させると、エアバッグ21の展開時にルーフガーニッシュ47の下縁をリヤピラーガーニッシュ61の上縁からスムーズに分離させるのが難しくなる。
また図8に示すように、フロントピラー11の位置では、展開するエアバッグ21の圧力でフロントピラーガーニッシュ64の後縁が下方に押し下げられてウエザーストリップ48との係合が外れ、そこに形成された開口を通ってエアバッグ21が車室内に下向きに展開する。
上述のようにしてエアバッグ21が車室内に展開したとき、図2から明らかなように、エアバッグ21のセル28a〜28fの6個の端部a〜fのうち、端部bはセンターピラーガーニッシュ53の近傍に配置され、端部c,dはセンターピラーガーニッシュ53上に配置され、端部eはリヤピラーガーニッシュ61の近傍に配置さる。
図9にはセンターピラーガーニッシュ53の近傍およびセンターピラーガーニッシュ53の上に位置する2つの端部b,cが示されており、この膨張不能な端部b,cの近傍でエアバッグ21が充分な衝撃吸収効果を発揮できなくても、その後ろ側に位置するセンターピラーガーニッシュ53に設けた衝撃吸収リブ53b…が圧潰することで、必要な衝撃吸収効果を確保することができる。センターピラーガーニッシュ53あるいはリヤピラーガーニッシュ61に対応する他の2個所の端部d,eについても、上述した作用効果を得ることができる。
側面衝突により発生する加速度が所定値以下の場合には乗員拘束装置Cは作動しないが、その衝撃で乗員がルーフサイドレール18に臨むルーフガーニッシュ47の下縁、あるいはフロントピラーガーニッシュ64の上部に二次衝突した場合には、コルゲートパイプよりなる衝撃吸収部材33が押し潰されて衝撃を吸収するだけでなく、折り畳まれたエアバッグ21も衝撃吸収効果を高める機能を発揮する。このとき、衝撃吸収部材33はルーフ34のインナー部材37あるいはフロントピラー11のインナー部材41に当接する状態で支持されているため(図5〜図8参照)、それらインナー部材37,41に押し付けられて確実に圧潰し、二次衝突の衝撃を効果的に吸収することができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、エアバッグ21のセル28a〜28fの形状は実施例のものに限定されず、任意の形状を採用することができる。
自動車の車室内部を示す斜視図 乗員拘束装置のエアバッグが展開した状態を示す、前記図1に対応する図 エアバッグが展開した乗員拘束装置の拡大図 乗員拘束装置の分解斜視図 図1の5−5線拡大断面図 図1の6−6線拡大断面図 図1の7−7線拡大断面図 図1の8−8線拡大断面図 図3の9−9線拡大断面図 図5の10−10線拡大断面図 図4の11方向矢視図 図7の12方向矢視図
符号の説明
14 ドア開口部
17 ドア開口部
21 エアバッグ
25 基布
26 基布
27 縫製
28a〜28f セル
30 インフレータ

Claims (1)

  1. 車体のドア開口部(14,17)の上縁に沿って折り畳み状態のエアバッグ(21)を配置し、車両の衝突時にインフレータ(30)が発生するガスでエアバッグ(21)を膨張させて車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開させる乗員拘束装置において、
    エアバッグ(21)の基布(25,26)を1本の線状に縫製(27)することにより膨張可能な複数のセル(28a〜28f)を形成し、前記縫製(27)の端部を円形に縫製したことを特徴とする乗員拘束装置。
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