JP2004352182A - 車両用遮光システム - Google Patents

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JP2004352182A JP2003155302A JP2003155302A JP2004352182A JP 2004352182 A JP2004352182 A JP 2004352182A JP 2003155302 A JP2003155302 A JP 2003155302A JP 2003155302 A JP2003155302 A JP 2003155302A JP 2004352182 A JP2004352182 A JP 2004352182A
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Mitsuhito Ito
光仁 伊藤
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Abstract

【課題】計測器などの搭載の必要がない簡便な車両用遮光システムを提供する。
【解決手段】日本国内では、冬至の太陽の仰角が最も小さく、北緯35度における午前8時および午後4時の太陽の仰角は8.5度である。シート110の位置は、各センサ116〜118の出力信号により検出できる。シート110に対する乗員の目の位置は、統計学に基づいて乗員の身体の寸法、たとえば乗員の身長により求めることができる。これにより、車室空間内での乗員の目の位置が決定される。この乗員の目の位置に基づいて、乗員が垂直に下ろしたサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見たときに、その仰角が8.5度よりも大きいか否かを判断する。そして、肯定判断されると、乗員が垂直に下ろしたサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見たときに、その仰角が8.5度となるようにシート110の位置を調節する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内に入射する外来光を遮蔽する遮光技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウインドウの遮光範囲を調整し、搭乗者へ入射する眩光を遮光するシステムが知られている(特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平05−203906号公報
【特許文献2】
特開2002−331835号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遮光システムでは、搭乗者に照射される外来光を避けるために、搭乗者の目の位置を検出して、遮光範囲を変更している。このため搭乗者の目の位置を検出するための計測器などが必要であり、システムが複雑化する。
【0005】
本発明は、計測器などの搭載の必要がない簡便な車両用遮光システムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両用遮光システムは、搭乗者の身体の寸法を入力し記憶する入力記憶手段と、シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを検出する検出手段と、シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを変更する変更手段と、外来光を遮蔽する遮蔽手段と、入力記憶手段に入力された搭乗者の身体の寸法と、検出手段が検出したシート位置とシートバック角度とシートクッション高さとに基づいて搭乗者の目の位置を算出し、該算出結果を基に遮光手段によって外来光が遮光できるようにシート位置、シートバック角度、シートクッション高さのいずれか、もしくはそれらを組み合わせたものを変更する制御信号を変更手段に出力する制御手段と、制御信号を出力するように制御手段に対して指示する信号を出力する信号出力手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
本発明による車両用遮光システムでは、搭乗者の身体の寸法によって搭乗者の目の位置を決定するシートの位置を移動させるので、搭乗者の目の位置を測定する装置が不要にできる。これにより簡便で安価な車両用遮光システムが実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
―――第1の実施の形態―――
図1〜10を参照して、本発明による車両用遮光システムの第1の実施の形態を説明する。図1は、遮光システムの主な機器構成を示す図、図2は、遮光システムのシステムブロック図である。この遮光システムは、乗員が着座する車両の前席(シート110)と、フロントウィンドウ101を透過する外来光を遮蔽するサンバイザー120と、シート110の位置を制御する制御部130と、乗員の身長を入力する入力部140とを備えている。以下の説明では、運転席について説明するが、複数ある車両の前席のいずれについても同様であり、詳細な説明を省略する。
【0009】
シート110は、車両CAの前後方向および上下方向に位置調整可能なシートクッション111と、シートクッション111と共に移動して角度調節可能なシートバック112とから構成されている。シート110は、着座位置を調節するためのアクチュエータを備えた、いわゆるパワーシートと呼ばれるものであり、シート前後位置を調節する前後位置調節アクチュエータ113と、シートバック角度を調節する角度調節アクチュエータ114と、シートクッション高さを調節する高さ調節アクチュエータ115とを備えている。また、シート110には、シート前後位置を検出する前後位置検出センサ116と、シートバック角度を検出する角度検出センサ117と、シートクッション高さを検出する高さ検出センサ118とが設けられている。
【0010】
図3は、サンバイザー120を示す図である。サンバイザー120は、遮光部121の一辺に挿入されたサンバイザーシャフト122とブラケット123とを介して車両CAの側面に近い天井に取り付けられている。遮光部121はサンバイザーシャフト122を軸に回動可能である。サンバイザーシャフト122の一端は、ブラケット123を中心に水平面内で回動可能に取り付けられている。すなわち、遮光部121も、サンバイザーシャフト122とともにブラケット123を中心に水平面内で回動可能である。上述のように、遮光部121は、車両側面側がサンバイザーシャフト122とブラケット123とによって天井に取り付けられるとともに、車両中央側の切り欠き部分に設けられた係止軸124は、車両CAの天井に設けたホルダー125と係止される。
【0011】
図4,5に示すように、ホルダー125は、車両CAの天井に取り付けられたコの字形状の部材であり、遮光部121の係止軸124を回動および着脱可能に係止する。係止軸124を係止するホルダー125の内面には、接点126a,bが設けられている。接点126a,bはスイッチ127に接続されている。接点126aと接点126bとが電気的に接続されると、スイッチ127は閉路される。
【0012】
係止軸124は、絶縁体である樹脂で構成され、遮光部121に固定された軸である。なお、係止軸124は金属製の軸状部材に対して絶縁体を被覆した構造であってもよい。係止軸124には、2つの接点128a,bが軸対称に設けられている。接点128a,128bの表面は係止軸124の表面に露出しており、接点128aと128bとは、電気的に導通している。
【0013】
遮光部121が略鉛直になったとき、係止軸124も遮光部121とともに回動されて、ホルダー125の接点126aと係止軸124の接点128aとが接触し、ホルダー125の接点126bと係止軸124の接点128bとが接触する。接点128aと128bとは電気的に導通しているので、ホルダー125の接点126aと接点126bとが電気的に接続されてスイッチ127は閉路される。
【0014】
図2に示すように、制御部130には、上述した各アクチュエータ113〜115、各検出センサ116〜118、スイッチ127、および入力部140が接続されている。また、制御部130には、サイドブレーキの使用状況を検出するサイドブレーキ検出スイッチ135が接続されている。制御部130は、CPU131とROM132とRAM133とを有する。後述するように、CPU131は、RAM133を作業エリアとしてROM132に格納された制御プログラムを実行して、接続された各機器の入力信号やRAM133に格納されたデータなどに基づいてシート110の移動量を演算する。制御部130は、この演算結果を基に各アクチュエータ113〜115に信号を出力して着座位置を調節する。
【0015】
―――サンバイザー120と搭乗者の目の位置について―――
外来光のうちフロントウィンドウ101を透過する直射日光をサンバイザー120で遮光するためには、サンバイザー120の下端121aと搭乗者の目を結ぶ線よりも上に太陽が位置するよう、サンバイザー120の下端121aおよび搭乗者の目の位置を設定すればよい。日本国内では、冬至の太陽の仰角が最も小さいことが知られており、北緯35度における午前8時および午後4時の太陽の仰角は8.5度である。サンバイザー120の下端121aが最も下がった位置は不変であるため、後述するように、本実施の形態の遮光システムでは、着座位置、すなわち、サンバイザー120の下端121aに対する搭乗者の目の位置を調節して、太陽の仰角が8.5度の時であってもサンバイザー120で遮光可能とする。
【0016】
図6は、シート110と着座した乗員とサンバイザー120との位置関係を示す図である。太陽の仰角が8.5度の時であってもサンバイザー120で遮光可能とするためには、着座した乗員の目の高さが、サンバイザー120の遮光部121の下端121aから車両後方に向かって俯角8.5度の線L1の線上もしくは線L1より上であればよい。すなわち、乗員がサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見たときに、その仰角が8.5度以下であればよい。着座位置の変更(シート位置調節)は、ステアリングホイール102および操作ペダル103との位置関係から、シートバック角度を優先して調節する。たとえば乗用車の場合、シートバック112は、垂直から車両後方に略23度傾斜した状態であることが好ましいとされている。そこで、この実施の形態では、後述するシート110の位置調整を行う際、最初にシートバック112を垂直から車両後方に略23度傾斜した状態となるよう調節する。その後、シートクッション高さとシート前後位置とを調節することで、乗員が遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度となるように調節する。
【0017】
車室空間内での乗員の目の位置は、シート110の位置、およびシート110に対する乗員の目の位置により決定される。シート110の位置は、各センサ116〜118の出力信号により検出できる。シート110に対する乗員の目の位置は、統計学に基づいて乗員の身体の寸法、たとえば乗員の身長により求めることができる。なお、シート110に対する乗員の目の位置は、同じ身長であっても、人種毎に異なる。そこで、本実施の形態では、車両の出荷時に乗員の人種を車両の仕向地毎に入力部140から入力、設定する。なお、この設定は、乗員が変更可能に構成してもよい。乗員の身長は、乗員が入力部140から入力する。一度入力した身長の値は、RAM133に記憶されるので、乗員が変わらなければ、乗車の都度再入力する必要はない。
【0018】
サンバイザー120と乗員の目の位置との関係(相対位置)は、車両CAの前後および上下方向について考えればよく、車両CAの左右方向については考慮しなくてもよい。そこで、本実施の形態では、垂直に下げた遮光部121の下端121aの延長線が車両CAの床面高さFLと交わる点を車室内基準位置Oとし、車両CAの前後方向をY軸とし、車両CAの上下方向をZ軸としたY−Z平面内に各部が存在するものとして各部の位置を特定する。車室内基準位置Oからシート110の位置A(y,z)は、前後位置検出センサ116と高さ検出センサ118とによって検出できる。シート110の位置A(y,z)に対する着座位置基準点HPの位置HP(y,z)は、乗員の身長が異なっても、シートクッションの沈み込み等を考慮すると、ほぼ一定の位置とみなしても差し支えない。そこで、着座位置基準点HPの位置HP(y,z)は、各センサ116,118で検出したシート110の位置A(y,z)にあらかじめ決められたオフセット値(a1,b1)を与えることで求められる。したがって、着座位置基準点HPの位置HP(y,z)は、次式で与えられる。
【数1】
HP(y,z)=(y+a1,z+b1) ・・・(1)
(a1=const. b1=const.)
【0019】
図6に示すように、シートバック112が垂直から車両後方に傾斜する角度をシートバック角度θとする。シートバック角度θが23度の時の着座位置基準点HPから乗員の目までの高さSEzs(以下、基準アイポイント高さと呼ぶ)は、次式より求められる。
【数2】
SEzs=αh−β+γh ・・・(2)
(α=const. β=const. γ=const.)
ただし、hは乗員の身長(mm)である。
シートバック角度θが変化した場合、着座位置基準点HPから乗員の目までの高さSEz(以下、アイポイント高さと呼ぶ)は、シートバック角度θ=23度からの角度差△θの関数で基準アイポイント高さSEzsを補正した次式で与えられる。
【数3】
SEz=SEzs×f(△θ) ・・・(3)
【0020】
着座位置基準点HPから乗員の目までの水平距離SEyは、シートバック角度θが同じであれば乗員の身長hによらず、ほぼ一定の値とみなしても差し支えない。したがって、着座位置基準点HPから乗員の目までの水平距離SEyは、シートバック角度θに依存し、次式で与えられる。
【数4】
SEy=g(△θ) ・・・(4)
【0021】
以上の各式(1),(3),(4)により、乗員の目の位置E(y,z)は、次のように表される。
【数5】
Figure 2004352182
【0022】
アイポイント高さSEzと乗員の身長hとの関係を示す一例として、基準アイポイント高さSEzsと乗員の身長hとの関係を図7に示す。また、図7には、シート前後位置を乗員の身長に応じて最も一般的な位置に調整し、かつ、シート高さを最も低くしたときの着座位置基準点HPから図6に示した線L1までの高さを表す直線も掲載している。
【0023】
たとえば、図8に示すように、身長145cm(1450mm)の乗員がシート前後位置を身長に応じて最も一般的な位置に調整し、かつ、シートバック角度θが23度の場合について考える。シート高さを最も低くしたときには、図7より、着座位置基準点HPから線L1までの高さは、略500mmであり、基準アイポイント高さSEzsは略400mmである。したがって、乗員の目の位置は線L1より略100mm下に位置する。このとき、乗員が垂直に下ろしたサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見ると、その仰角は8.5度よりも大きくなる。そこで、シート高さを最も低い位置から略100mm上昇させると、基準アイポイント高さSEzsと着座位置基準点HPから線L1までの高さは一致する。すなわち、乗員の目の位置は線L1に到達するので、乗員が垂直に下ろしたサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見たときの仰角は8.5度となる。
【0024】
なお、線L1は水平より8.5度傾斜しているので、シート110の前後位置が変化すれば、上述した着座位置基準点HPから線L1までの高さも変化する。たとえば、図8に示した状態からシート位置を30mm前方に移動させた場合、乗員の目の位置を線L1に到達させるためには、30mm×tan8.5≒4.5mmだけシート110の上昇距離を増やせばよい。また、図8に示した状態からシート位置を30mm後方に移動させた場合、乗員の目の位置を線L1に到達させるためには、30mm×tan8.5≒4.5mmだけシート110の上昇距離を減らせばよい。
【0025】
図9に示すように、身長185cm(1850mm)の乗員がシート前後位置を身長に応じて最も一般的な位置に調整し、かつ、シートバック角度θが23度の場合について考える。シート高さを最も低くしたときには、図7より、着座位置基準点HPから線L1までの高さは略480mmであり、基準アイポイント高さSEzsは略500mmである。したがって、乗員の目の位置は線L1より略20mm上に位置する。このとき、乗員が垂直に下ろしたサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見ると、その仰角は8.5度よりも小さくなる。この場合、シート110の位置を調整する必要はない。
【0026】
本実施の形態の遮光システムでは、上述したように乗員の目の位置を演算して、線L1より下に位置するか否か、すなわち乗員が垂直に下ろした遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度よりも大きいか否かを判断する。そして、これが肯定判断されると、乗員が垂直に下ろした遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度となるように、すなわち乗員の目の位置が線L1上に位置するようにシート110の位置を調節する。以下、詳述する。
【0027】
―――シート110の位置調整―――
図10は、上述したようにシート110の位置を調節するプログラムの処理内容を示すフローチャートである。不図示のイグニッションスイッチがONになったとき、図10に示した処理を行うプログラムが制御部130で実行される。ステップS1において、入力部140から乗員の身長が入力されるまで待機する。なお、一定時間乗員の身長の入力値が更新されない場合には、前回乗車時にRAM133へ格納された乗員の身長の値を後の演算に用いる。ステップS1が肯定判断されるとステップS3へ進み、サンバイザー120の遮光部121が略垂直に下ろされて、スイッチ127が閉路されるまで待機する。ステップS3が肯定判断されるとステップS5へ進み、サイドブレーキ検出スイッチ135の出力信号を検出してサイドブレーキが使用されるまで待機する。ステップS5が肯定判断されるとステップS7へ進む。
【0028】
ステップS7において、上述した式(5)より乗員の目の位置E(y,z)を算出する。そして、乗員が垂直に下ろした遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度よりも小さくなっているか否かを判断する。ステップS7が否定判断されるとステップS9へ進み、乗員が垂直に下ろした遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度となる位置を演算する。そして、算出された位置までシート110を調節するよう各アクチュエータ113〜115に制御信号を出力してリターンする。ステップS7が肯定判断されるとリターンする。
【0029】
上述した第1の実施の形態の遮光システムでは、乗員が垂直に下ろしたサンバイザー120の遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度となるように、次のようにしてシート110の位置を調整できる。乗員の身長が入力部140から入力されると、その入力値をRAM133に格納する。乗員が身長を入力しなくても、前回の乗車時にRAM133に格納された身長の入力値はRAM133に保持されているので、この値を後の演算に使用してもよい(ステップS1)。遮光のために乗員がサンバイザー120の遮光部121を略垂直に下げると、ホルダー125に設けられた接点126a,bと、係止軸124に設けられた接点128a,bとによってスイッチ127が閉路される(ステップS3肯定判断)。走行中にシート110の位置を調整することは、安全上好ましくないため、シート110の調節は、サイドブレーキを使用した停車中に限定する(ステップS5)。シート110の位置を、各センサ116〜118の出力信号により検出し、乗員の目の位置を上述の式(5)によって算出する。その結果、乗員が遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度以下でなければ、その仰角が8.5度となるようにシート110を調節する。最初にシートバック角度θを略23度傾に調節し、その後、シートクッション高さとシート前後位置とを調節する。
【0030】
上述した第1の実施の形態の遮光システムによれば、次の作用効果を奏する。
(1) 乗員の身体の寸法によって乗員の目の位置を算出するよう構成した。これにより、乗員の目の位置を検出するカメラや測定装置が不要となり、遮光システムを安価で簡便に実現できる。
(2) シート110の位置と、乗員の身体の寸法から乗員の目の位置を算出するので、乗員の目の位置と外来光を遮蔽するサンバイザー120との相対位置が把握できる。これにより、遮光に必要なシート110の位置を乗員毎に決定できるので、乗員毎に適切な遮光状態を得ることができる。
(3) 乗員の目の位置とサンバイザー120との相対位置を基に、シート110の位置を調節するよう構成した。これにより、サンバイザー120の大きさを変えることなく適切な遮光状態を得ることができるので、乗員の視界を妨げることがない。また、サンバイザーのコンパクト化も可能である。
(4) 乗員の目の位置を算出する乗員の身体の寸法として乗員の身長を入力するよう構成した。これにより、乗員の身体の寸法の入力が簡単であり、かつ正確に乗員の目の位置が算出できるので、利便性が高い。
(5) サンバイザー120を天井に係止するホルダー125に設けられた接点126a,bと、係止軸124に設けられた接点128a,bとによってスイッチ127を閉路するよう構成した。これによりサンバイザー120の使用状態を検出して、乗員が防眩を必要としているときのみ、シート110の位置の調整をするので、シートが移動する際、乗員に違和感を覚えさせることがない。
【0031】
―――第2の実施の形態―――
図11〜15を参照して、本発明による車両用遮光システムの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。図11は、第2の実施の形態の遮光システムの主な機器構成を示す図であり、図12は、第2の実施の形態の遮光システムのシステムブロック図である。この遮光システムは、乗員が着座するシート110と、外来光を遮蔽する遮蔽液晶220と、シート110の位置を制御する制御部130と乗員の身長を入力する入力部140とを備えている。
【0032】
図13は、遮蔽液晶220を示す図である。図14は、遮蔽液晶220の近傍を車両側面から見た断面図である。遮蔽液晶220は、フロントウィンドウ101の車外側表面付近に設けられた液晶であり、外来光の透過度合いが制御部130から印加される電圧によって調節される。遮光の必要がないときには、遮蔽液晶220には電圧が印加されず、外来光は遮蔽液晶220を透過する。車両CAのルーフフロント104には、乗員の顔面の照度を測定する照度センサ227が設けられている。後述するように、照度センサ227は、遮蔽液晶220による遮光を開始するスイッチとして機能する。また、遮蔽液晶220への印加電圧は、照度センサ227の出力信号に基づいて決定される。
【0033】
第2の実施の形態の遮光システムでは、第1の実施の形態と同様に乗員の目の位置を演算して、遮蔽液晶220の下端220aから車両後方に向かって俯角8.5度の線L1より下に位置するか否か、すなわち乗員が遮蔽液晶220の下端220aを見たときの仰角が8.5度よりも大きいか否かを判断する。そして、これが肯定判断されると、乗員が遮蔽液晶220の下端220aを見たときの仰角が8.5度となるように、すなわち乗員の目の位置が線L1上に位置するようにシート110の位置を調節する。以下、詳述する。
【0034】
―――シート110の位置調整―――
図15は、乗員が遮蔽液晶220の下端220aを見たときの仰角が8.5度より大きい場合にシート110の位置を調節するプログラムの処理内容を示すフローチャートである。不図示のイグニッションスイッチがONになったとき、図15に示した処理を行うプログラムが制御部130で実行される。ステップS1は、第1の実施の形態で説明した、図10に記載のフローチャートにおけるステップS1の動作と同じであるので、説明を省略する。ステップS1が肯定判断されるとステップS23へ進み、照度センサ227が検出した乗員の顔面の照度がしきい値以上となるまで待機する。ステップS23が肯定判断されるとステップS24へ進み、外来光を遮蔽するために遮蔽液晶220に電圧を印加する。遮蔽液晶220に印加される電圧値、すなわち、外来光の透過度合いは、照度センサ227が検出する乗員の顔面の照度に基づいて適宜調節される。ステップS24が実行されるとステップS25へ進む。ステップS25以降の動作については、第1の実施の形態で説明した、図10に記載のフローチャートにおけるステップS5以降の動作と同じであるので、説明を省略する。
【0035】
上述した第2の実施の形態の遮光システムでは、乗員が遮蔽液晶220の下端220aを見たときの仰角が8.5度となるように、次のようにしてシート110の位置を調整できる。乗員の身長の入力については、第1の実施の形態と同じである。外来光によって乗員の顔面の照度がしきい値以上になると、遮蔽液晶220に電圧が印加されて、外来光を遮蔽する(ステップS23,24)。外来光の透過度合いは、照度センサ227が検出する乗員の顔面の照度に基づいて適宜調節される。サイドブレーキを使用した停車中に限定してシート110の調節を行う点(ステップS25、および、シート110の位置の調節については第1の実施の形態と同じである。
【0036】
上述した第2の実施の形態の遮光システムによれば、第1の実施の形態の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
(1) 外来光を遮蔽する手段を遮蔽液晶220で構成し、乗員が遮蔽液晶220の下端220aを見たときの仰角が8.5度以下になるようシート110の位置を調節するよう構成した。これにより、従来のサンバイザーに限らず、フロントウィンドウに配置した遮光物によって効果的に遮光できるので利便性が高い。
(2) 遮蔽液晶220による遮光を開始するスイッチとして、および遮光量を調節するためのセンサとして照度センサ227を用いている。これにより、外来光の状態の応じて適切な遮光状態を確保できる。
【0037】
―――変形例―――
(1) 上述した第1の実施の形態の遮光システムでは、サンバイザー120の遮光部121は、略垂直に下げた状態であったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、次に述べるように遮光システムを構成すれば、遮光部121が傾斜して、遮光部121の下端121aの位置が変化しても、乗員が遮光部121の下端121aを見たときの仰角が8.5度となるようにシート110の位置を調整できる。
【0038】
図16に示すように、遮光部121が略垂直に下げられた状態における遮光部121の下端121aから車両後方に向かって俯角8.5度の線を上述の説明と同様に線L1とする。遮光部121が略垂直から角度θsだけ傾斜した状態における遮光部121の下端121aから車両後方に向かって俯角8.5度の線を線L2とする。遮光部121のサンバイザーシャフト122から下端121aまでの距離をStとすると、線L1と線L2との垂直方向の距離△Zは、次式で表される。
【数6】
△Z=St×(1−cosθs) ・・・(6)
【0039】
すなわち、線L2は線L1より式(6)で表される△Zだけ上方に垂直に移動している。したがって、上述の説明と同様に、乗員の目の位置が線L2上(仮に点E´(y´,z´)とする)に位置するようにシート110の位置を調節すればよい。また、遮光部121の垂直からの傾斜角度θsを検出するためには、係止軸124やホルダー125に設けた接点126a,b、接点128a,bおよびスイッチ127に代えて、たとえば角度検出センサを設ければよい。
【0040】
(2) 上述した第1の実施の形態の遮光システムおよびその変形例では、サンバイザー120の使用を検出するスイッチ127や角度検出センサを用いたが、本発明はこれに限定されない。たとえば乗員の手元に操作スイッチを配置することもできる。サンバイザー120を使用してもなお、乗員がまぶしいと感じたとき、操作スイッチを操作すると、上述した図10のステップS5以降の動作によってシート110が調整されるよう構成することもできる。
【0041】
また、サンバイザー120の使用を検出するスイッチ127や角度検出センサの代わりに用いられるものは、上述した操作スイッチに限らない。たとえば、第2の実施の形態で説明した照度センサ227を用いることもできる。この場合、上述の図15に示したフローチャートにおけるステップS23が肯定判断されるとステップS5へ進むようにすることで、上述の説明と同様にシート110の位置を調節できる。
【0042】
(3) 上述した第2の実施の形態の遮光システムでは、遮蔽液晶220による遮光を開始するスイッチとして照度センサ227を用いているが、本発明はこれに限らない。たとえば乗員が手元で操作できるスイッチによって、遮光するか否かを指示できるように構成できる。また、遮蔽液晶220に印加する電圧を調節できるボリュームなどを上記スイッチとともに配置することもできる。これにより、乗員が手元のスイッチやボリュームで自在に遮光状態を調節でき、利便性が高い。
(4) 上述した第2の実施の形態の遮光システムでは、遮蔽液晶220は1段だけ設けられていたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図17に示すように、遮蔽液晶230をフロントウィンドウ101の上下方向に複数段設けることもできる。この場合、照度センサ227が検出する乗員の顔面の照度がしきい値未満になるまで、複数段の遮蔽液晶230に上段の遮蔽液晶231から遮蔽液晶232,233へと下段に向かって順次電圧を印加するようにしてもよい。そして、最下段の遮蔽液晶233に電圧を印加してもなお乗員の顔面の照度がしきい値以上であった場合、第1の実施の形態で説明した図10のステップS5以降の動作によってシート110を調整することもできる。
【0043】
(5) 上述した第2の実施の形態の遮光システムおよびその変形例では、遮蔽液晶220は、フロントウィンドウ101の車外側表面付近に設けられるものであったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、フロントウィンドウ101の車室側表面付近に設けられるものであってもよく、フロントウィンドウ101を2層構造として、各層の間に遮蔽液晶220を設けることもできる。
【0044】
また、図18、19に示すように、フロントウィンドウ101の車外側および車室内側表面付近に複数段設けられた薄い帯状の液晶からなる遮光部材320を外来光の遮光に用いることもできる。
【0045】
図18は、遮光部材320を車室内から見た状態を示す図である。図19は、遮光部材320の近傍を車両側面から見た断面図である。遮光部材320は、フロントウィンドウ101の上部から所定間隔をあけて複数段配置されている。遮光部材320は、フロントウィンドウ101の車外側に設けられた遮光部材321と車室内側に設けられた遮光部材322とによって、乗員から見て仰角θa以上の角度から入射する外来光を遮蔽する。乗員から見て仰角θa未満の視界については、所定間隔があけられて遮光部材321,322が配置されない部分から確保できる。
【0046】
(6) 上述した第2の実施の形態の遮光システムおよびその変形例では、遮蔽液晶220または遮光部材320は液晶を用いるものであったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、不透明なガラスのように可視光線の透過率が低い物質を外来光の遮光に用いることもできる。図20は、遮蔽液晶220に代えて、不透明なガラスを使用した遮光部材240であり、図21は、液晶を用いた遮光部材320に代えて、不透明なガラスを使用した遮光部材330である。また、これらの遮光部材240,330には、可視光線だけでなく、紫外線や赤外線を遮蔽する機能を付加することもできる。
(7) 上述の説明では、車両の進行方向方位や姿勢については特に言及しなかったが、これらを加味してシート110の位置調整を制御してもよい。たとえば、GPS衛星を利用した自車位置の緯度経度、時刻、方位により、車両進行方向に太陽が位置していない場合や、太陽の仰角が十分高い場合などにはシート110の位置調整を行わないようにすることもできる。傾斜角度センサなどにより検出した車両CAの傾斜角度によって、乗員から見た見かけの太陽の仰角を補正することもできる。たとえば、車両CAが1.5度の下り坂を走行していると判断されたときには、図10のステップS7において、シート110の位置調整をするか否かの判断基準である仰角8.5度を8.5+1.5=10.0度とすることができる。
【0047】
(8) 上述の説明では、乗員の身体の寸法として身長を入力するようにしていたが、本発明はこれに限定されない。たとえば座高を入力してシート110に対する乗員の目の位置を算出するようにしてもよく、身長と体重など、複数のパラメータを入力することで、乗員の目の位置を算出するよう構成することもできる。
(9) 上述の説明では、車両の出荷時に乗員の人種を車両の仕向地毎に入力部140から入力、設定するか、乗員が変更可能に構成することとして説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、GPS衛星を利用した自車位置の緯度経度から車両の走行地域を判断し、その地域で最も人口が多い人種を設定する人種とするよう構成することもできる。
(10) 上述の説明では、運転席について説明したが、本発明はこれに限定されない。フロントウィンドウ101に対向して着座する乗員の座席について本発明は適用できる。また、本発明は、フロントウィンドウ101に対向して着座する乗員の座席それぞれに対して独立した遮光物を用いることができ、それぞれの乗員の身体の寸法に合わせて各座席を位置調節することができる。
(11) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
【0048】
上述の説明において、検出手段は各検出センサ116〜118に、変更手段は各アクチュエータ113〜115に、制御手段は制御部130に、車両のウインドシールドガラスに配置された液晶装置は遮蔽液晶220,230に、それぞれ対応する。車両のウインドシールドガラスに配置された不透明部材は遮光部材240に、スリット状の液晶装置は遮光部材320に、スリット状の不透明部材は遮光部材330に、照度検出手段は照度センサ227に、それぞれ対応する。入力記憶手段は制御部130と入力部140とによって構成される。遮蔽手段はサンバイザー120、遮蔽液晶220,230、遮光部材240,320,330のいずれかである。信号出力手段は接点126a,bと接点128a,bとスイッチ127とによって、もしくは照度センサ227によって構成される。検出スイッチは接点126a,bと接点128a,bとスイッチ127とによって構成される。さらに、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における機器構成に何ら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の遮光システムの主な機器構成を示す図である。
【図2】図1の遮光システムのシステムブロック図である。
【図3】図1のサンバイザー120を示す図である。
【図4】図3のサンバイザー120を係止するホルダー125とホルダー125に係止される係止軸124とを示す図である。
【図5】図4のホルダー125を示す図である。
【図6】シート110と着座した乗員とサンバイザー120との位置関係を示す図である。
【図7】シートバック角度θが23度の時の着座位置基準点HPから乗員の目までの高さと乗員の身長hとの関係を示す図である。
【図8】シート110と着座した乗員とサンバイザー120との位置関係を示す図である。
【図9】シート110と着座した乗員とサンバイザー120との位置関係を示す図である。
【図10】第1の実施の形態におけるシート110の位置を調節するプログラムの処理内容を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態の遮光システムの主な機器構成を示す図である。
【図12】図11の遮光システムのシステムブロック図である。
【図13】図11の遮蔽液晶220を示す図である。
【図14】図13の遮蔽液晶220の近傍を車両側面から見た断面図である。
【図15】第2の実施の形態におけるシート110の位置を調節するプログラムの処理内容を示すフローチャートである。
【図16】第1の実施の形態の変形例である、サンバイザー120の遮光部121が傾斜した状態を説明する図である。
【図17】第2の実施の形態の遮光システムの変形例を説明する図である。
【図18】第2の実施の形態の遮光システムの変形例を説明する図である。
【図19】第2の実施の形態の遮光システムの変形例を説明する図である。
【図20】第2の実施の形態の遮光システムの変形例を説明する図である。
【図21】第2の実施の形態の遮光システムの変形例を説明する図である。
【符号の説明】
101 フロントウィンドウ 110 シート
113 前後位置調節アクチュエータ 114 角度調節アクチュエータ
115 高さ調節アクチュエータ 116 前後位置検出センサ
117 角度検出センサ 118 検出センサ
120 サンバイザー 121 遮光部
121a 下端 126a,b,128a,b 接点
127 スイッチ 130 制御部
131 CPU 140 入力部
220,230 遮蔽液晶 227 照度センサ
240,320,330 遮光部材

Claims (9)

  1. 搭乗者の身体の寸法を入力し記憶する入力記憶手段と、
    シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを検出する検出手段と、
    シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを変更する変更手段と、
    外来光を遮蔽する遮蔽手段と、
    前記入力記憶手段に入力された搭乗者の身体の寸法と、前記検出手段が検出したシート位置とシートバック角度とシートクッション高さとに基づいて搭乗者の目の位置を算出し、該算出結果を基に前記遮光手段によって外来光が遮光できるようにシート位置、シートバック角度、シートクッション高さのいずれか、もしくはそれらを組み合わせたものを変更する制御信号を前記変更手段に出力する制御手段と、
    前記制御信号を出力するように前記制御手段に対して指示する信号を出力する信号出力手段とを備えることを特徴とする車両用遮光システム。
  2. 請求項1に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記入力記憶手段に入力する搭乗者の身体の寸法は、搭乗者の身長であることを特徴とする車両用遮光システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記遮蔽手段はサンバイザーであり、
    前記制御手段は、前記信号出力手段から前記制御信号を出力するように指示されると、使用位置における前記サンバイザーの下端位置に基づいて、シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを変更する制御信号を前記変更手段に出力することを特徴とする車両用遮光システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記遮蔽手段は、車両のウインドシールドガラスに配置された液晶装置であり、
    前記制御手段は、前記信号出力手段から前記制御信号を出力するように指示されると、駆動状態における前記液晶装置の下端位置に基づいて、シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを変更する制御信号を前記変更手段に出力することを特徴とする車両用遮光システム。
  5. 請求項1または請求項2に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記遮蔽手段は、車両のウインドシールドガラスに配置された不透明部材であり、
    前記制御手段は、前記信号出力手段から前記制御信号を出力するように指示されると、前記不透明部材の下端位置に基づいて、シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを変更する制御信号を前記変更手段に出力することを特徴とする車両用遮光システム。
  6. 請求項4に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記液晶装置は、遮光する範囲を任意に設定可能であることを特徴とする車両用遮光システム。
  7. 請求項1または請求項2に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記遮蔽手段は、車両のウインドシールドガラスに配置されて、所定の角度から入射する前記外来光を遮光するスリット状の液晶装置または不透明部材であり、駆動状態における前記液晶装置または前記不透明部材の下端位置に基づいて、シート位置、シートバック角度、シートクッション高さを変更する制御信号を前記変更手段に出力することを特徴とする車両用遮光システム。
  8. 請求項3に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記信号出力手段は、前記サンバイザーの使用状態を検出する検出スイッチであり、
    前記検出スイッチは、前記サンバイザーが使用されて少なくとも鉛直な状態であることを検出して、前記制御信号を出力するように前記制御手段に対して指示する信号を出力することを特徴とする車両用遮光システム。
  9. 請求項1〜7のいずれかの項に記載の車両用遮光システムにおいて、
    前記信号出力手段は、搭乗者の顔面の照度を検出する照度検出手段であり、
    前記制御手段は、前記照度検出手段が検出した搭乗者の顔面の照度が予め決められた値を超えた場合に前記制御信号を出力することを特徴とする車両用遮光システム。
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