JP2004348274A - 通信故障の診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送受信が禁止されるエラーステータスに遷移したときに正常状態への復帰を試みるリカバリー機能に影響されることなく、継続する異常を適正に判定して確実に故障を検知し、診断の信頼性を向上する。
【解決手段】CAN通信バスの状態を監視し、エラーワーニング、エラーパッシブ、バスオフの何れかの異常状態を検出したか否かを調べ(S2)、異常状態を検出したとき、仮故障判定フラグをセットし、継続故障判定タイマを作動させる(S3)。そして、エラーアクティブ状態を連続して2回検出することなく故障判定時間が経過したとき、故障確定を示す故障確定フラグをセットし(S4〜S7)、リンプホーム機能に入る。これにより、CANのリカバリー機能による影響を回避すると共に、外乱等による短時間の通信エラーによる誤診断を防止し、診断の信頼性を向上することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送受信が禁止されるエラーステータスに遷移したときに正常状態への復帰を試みるリカバリー機能を有する通信装置における通信故障の診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車等の車両においては、複数の電子制御ユニットを搭載してエンジン、トランスミッション、サスペンション、エアコン等の様々な制御を各ユニットで分担するようになり、これら複数のユニットを多重通信バスで接続して車内ネットワークを構成し、制御データや制御指令等のやり取りを行なうことでトータルな制御性の向上を図るようにしている。
【0003】
このような車内ネットワークは、一般に、エラーマネージメント機能に優れたCAN(Controller Area Network;コントローラ・エリア・ネットワーク)を用いて構成する場合が多く、このCANのプロトコルでは、送受信時のエラーをカウントするエラーカウンタの値により、基本的に、通信が正常である状態(エラーアクティブ状態)、通信が困難な状態(エラーパッシブ状態)、通信が不能の状態(バスオフ状態)の3つのエラーステータス(エラー状態)が規定されており、エラーカウンタ値の増減に応じてエラーアクティブ状態とエラーパッシブ状態とが可逆的に遷移し、バスオフ状態に遷移した場合には、通信バス上の送受信が禁止される。
【0004】
従って、バスオフ状態を監視することで、通信系システムの故障を判断することができるが、通信線の断線等の故障では、エラーカウンタ値が増加せずにエラーパッシブ状態が維持されるため、バスオフ状態のみの監視では故障検知が不十分となる。このため、特開2001−78535号公報には、農作業機に搭載した複数のCANコントローラ間で相互に制御データを転送する際、エラーパッシブ状態も故障と判断してCAN通信データを用いた関連制御を停止させ、エラーアクティブ状態に復帰した際には、停止させた関連制御を再開する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−78535号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、診断の信頼性を高めるためには、外乱等による短時間の通信エラーを車両の故障と判定しないよう、通信異常が継続する時間を判定する必要があり、特許文献1に記載の技術のように、エラーアクティブ状態に復帰した時点で「通信異常無し」と判断して制御を再開してしまうと、継続して異常が発生している場合に、対処することができない。
【0007】
更に、CAN通信のプロトコルでは、バスオフ状態になった後、連続する規定のビットを設定回数カウントしたとき、エラーカウンタ値を一度“0”にクリアしてエラーアクティブ状態に復帰するリカバリー機能が備えられており、一度バスオフ状態になっても、短い周期でリカバリー機能が訪れ、再度通信を試みるようになっている。
【0008】
このため、図5のタイムチャートに示すように、異常が継続する時間を判定するための時間(故障判定時間)を設定し、CAN通信バスのバスオフ状態を検知したとき、異常継続時間を計時して故障を判定するためのタイマ(継続故障判定タイマ)のカウントをスタートさせても、リカバリー機能により、設定した故障判定時間よりも短い周期でエラーアクティブ状態に復帰してしまい、このリカバリー機能によるエラーアクティブ状態を検知すると、継続故障判定タイマがクリアされてしまう。従って、実際に異常が継続して発生しており、設定した故障判定時間を過ぎても、故障確定を示すフラグ(故障確定フラグ)等をセットすることができない。すなわち、異常発生のタイミングによっては、実際に故障と確定するまでの時間がばらつき、診断の信頼性が低下する。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、送受信が禁止されるエラーステータスに遷移したときに正常状態への復帰を試みるリカバリー機能に影響されることなく、継続する異常を適正に判定して確実に故障を検知し、診断の信頼性を向上することのできる通信故障の診断装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による第1の通信故障の診断装置は、通信バスを介した送受信時のエラー発生状況に応じてエラーステータスが遷移し、送受信が禁止されるエラーステータスに遷移したとき、正常状態への復帰を試みるリカバリー機能を有する通信装置の故障診断を行う通信故障の診断装置であって、上記エラーステータスが正常状態から異常状態に遷移したとき、仮故障と判定すると共に、この仮故障の継続時間を計時する手段と、上記仮故障の継続時間が設定時間に達する前に、上記エラーステータスが正常状態へ遷移したことを連続して設定回数検出できないとき、通信故障と確定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明による第2の通信故障の診断装置は、CAN通信バスを介した送受信時のエラー発生状況に応じてエラーステータスが遷移し、送受信が禁止されるバスオフ状態に上記エラーステータスが遷移したとき、エラーアクティブ状態への復帰を試みるリカバリー機能を有するCAN通信装置の故障診断を行う通信故障の診断装置であって、上記エラーステータスがエラーアクティブ状態以外に遷移したとき、仮故障と判定すると共に、この仮故障の継続時間を計時する手段と、上記仮故障の継続時間が設定時間に達する前に、上記エラーステータスがエラーアクティブ状態へ遷移したことを連続して設定回数検出できないとき、通信故障と確定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
第2の通信故障の診断装置を、複数のCAN通信装置をCAN通信バスを介して接続した車両内のネットワークに適用する場合には、ネットワーク上の何れかのノードで通信故障発生と確定したとき、リンプホーム制御の実行を指示することが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形態に係わり、図1は車内LANの構成例を示す説明図、図2は車内LANに接続される各ユニット内の要部構成を示すブロック図、図3はCAN通信診断処理のフローチャート、図4はCAN通信診断のタイムチャートである。
【0014】
図1は、自動車等の車両において、車両に搭載される複数の電子制御ユニットやインテリジェント型のセンサ・アクチュエータ類等の各ノードを多重通信バスを介して互いに接続した車内LANの構成例を示す。この車内LANは、多重通信バスとして2線式のシリアル通信バスであるCAN通信バスを採用しており、高速の走行系通信網NHと低速のボディ系通信網NLとがボディ統合ユニットC1を介して接続されている。
【0015】
走行系通信網NHは、エンジン、トランスミッション、ブレーキ、サスペンション等に対する制御機能や走行状態のセンシング機能を分担する複数のユニット、すなわち、エンジンユニットC2、ATユニットC3、走行系ユニットC4,C6、走行系センサユニットC5等がCAN通信バス1Hを介して接続されて構成される。また、ボディ系通信網NLは、エアコン、パワーウィンドウ、パワーステアリング、各種メータ類やダッシュボード、キーレスエントリ等のボディ装備機器に対する制御機能を分担する車体ユニットC7〜C11がCAN通信バス1Lを介して接続されて構成されている。
【0016】
そして、通信速度の異なる走行系通信網NHとボディ系通信網NLとがゲートウェイをなすボディ統合ユニットC1を介して相互接続され、全てのノード間でのデータの送受信が可能となっている。尚、図1においては、車体ユニットC7及び車体ユニットC9には、それぞれ、専用通信バス2,3を介して車体ユニットC12,C13が接続されている。
【0017】
以上の車内LANに接続される各ユニットCn(n=1,2,…)は、マイクロコンピュータを用いて構成され、それぞれが、制御対象に対するコントローラとしての機能を有すると共にCAN通信に対するコントローラとしての機能を有している。図2に示すように、各ユニットは、各種演算処理や制御を実行するCPU100に対し、ROM101、RAM102、クロック発生器103、タイマ104、A/D変換器105、D/A変換器106等を有する一般的なマイクロコンピュータの構成に加え、CANコントローラ部107、CANドライバ108を備えている。
【0018】
ROM101には、制御プログラムや故障診断プログラム、制御用定数やマップ等の固定データが記憶されており、RAM102には、各種入力データやワークデータ等のデータが一時的に記憶される、更に、RAM102には、通常の処理領域に加え、CAN通信のための複数の受信スロット102a及び送信スロット102bを備えている。送信スロット102bは、自己のユニットからのメッセージを所定のタイミングで送信するとき、予めこれを書き込んで格納しておき、他方、受信スロット102aには、他のユニットから返送されたメッセージを格納する。
【0019】
CANコントローラ部107は、CAN通信プロトコルによる通信制御を司る部分であり、割込マスクや送受信設定のためのコントロールレジスタ、各種エラー条件やシステム状態を表すステータスレジスタ、エラー状態を管理するためのエラーカウンタ(送信エラーカウンタTEC及び受信エラーカウンタREC)等を有している。また、CANドライバ108は、CAN_HighとCAN_Lowとの2つの系統の回線からなるCAN通信バス1H(1L)を介してメッセージを送受信するためのものである。
【0020】
周知のように、CAN通信のメッセージは、メッセージの優先順位を決定すると共にメッセージの宛先・内容を識別するためのアイデンティファイアを含むデータ送信用のデータフレーム、送信要求のリモートフレーム、通信エラー検出時のエラーフレーム、受信側が受信準備未了時に出力するオーバーロードフレームの4種類であり、各フレーム毎にエラーがチェックされる。
【0021】
このエラーチェックは、送信時と受信時とで独立して実行され、エラーの検出毎に、エラーカウンタ(送信エラーカウンタTEC、受信エラーカウンタREC)のカウンタ値がインクリメントされ、正常に送受信したときには、カウンタ値がデクリメントされる。エラーカウンタの値は、ステータスレジスタに反映され、以下に示すように、CAN通信のエラーステータスが変化する。
【0022】
(1)エラーアクティブ状態
送信エラーカウンタTEC及び受信エラーカウンタの値が共に0〜127であり、正常に通信を行える状態である。
【0023】
(2)エラーパッシブ状態(エラーワーニング状態)
送信エラーカウンタTEC或いは受信エラーカウンタRECの値が128〜255であり、エラー頻度の高い状態である。尚、CANプロトコルによっては、エラーパッシブ状態に代えて、送信エラーカウンタTEC或いは受信エラーカウンタRECの値が96〜255の状態をエラーワーニング状態として採用する場合もある。
【0024】
(3)バスオフ状態
送信エラーカウンタTECの値が256〜となった状態であり、バス上の送受信が禁止される。
【0025】
この場合、エラーアクティブ状態とエラーパッシブ状態とは、エラーカウンタ値の上下変動に応じて相互に遷移することができるが、CAN_HighとCAN_Lowとの短絡等のように、バスオフ状態に至るような故障の場合には、通信不能となる。しかしながら、CANプロトコルでは、CAN通信バス上に連続した規定のビットを設定回数(例えば、11ビットのレセッシブビットを128回)検出すると、エラーカウンタを一度“0”にクリアし、エラーアクティブ状態に復帰するリカバリー機能を有している。
【0026】
このため、各ユニットのCPU100では、CAN通信のエラーステータスの遷移を監視し、正常状態(エラーアクティブ)から異常状態(エラーワーニング、エラーパッシブ、バスオフ)に遷移したときには、仮故障と判定してフラグをセットし、この仮故障のフラグがセットされている継続時間を計時する。そして、仮故障の継続時間が設定した故障判定時間に達する前に、エラーアクティブ状態に遷移したことを連続して設定回数検出できないときに、通信故障と確定することで、誤診断を回避して確実に故障を検知し、診断の信頼性を向上する。
【0027】
以下、各ユニットのCPU100によって実行されるCAN通信診断処理について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0028】
このCAN通信診断処理では、CANコントローラ部107がCAN通信を開始すると、先ず、ステップS1で、車両の状態に応じた診断実行条件が成立するか否かを調べ、診断実行条件成立後にCAN通信の診断を開始する。診断実行条件としては、例えば、システムの初期化が完了して起動状態にあり、各機器の電源電圧が動作保証電圧範囲内にある条件等である。
【0029】
次に、ステップS2へ進み、CANコントローラ部107のステータスレジスタ(或いはエラーカウンタ)を参照してCAN通信バスの状態を監視し、その監視結果、エラーワーニング、エラーパッシブ、バスオフの何れかの異常状態を検出したか否かを調べる。そして、バス状態の監視結果、エラーワーニング状態、エラーパッシブ状態、バスオフ状態の何れも検出せず、通信が正常に行われている状態(エラーアクティブ状態)であるときには、ステップS2でのバス状態の監視ループを、設定サンプリング時間毎に繰返す。このサンプリング時間は、CANのリカバリー機能によるバスオフ状態からエラーアクティブ状態への復帰時間に対して十分短い時間に設定され、例えば、リカバリー機能によるエラーアクティブ状態への復帰時間を4msとすると、サンプリング時間は1msに設定される。
【0030】
また、ステップS2でのバス状態の監視結果、エラーワーニング状態、エラーパッシブ状態、バスオフ状態の何れかを検出したときには、ステップS2からステップS3へ進んで、仮故障判定フラグFLGRをセットし(FLGR←1)、継続故障判定タイマTMによる計時をスタートする。仮故障判定フラグFLGRは、CANコントローラ部107が検出したエラーを受けてセットされるものであり、エラーが一時的なものではなく継続し、車両として必要な措置を講じなければならない故障と確定する前の仮判定状態を示す。そして、この仮故障判定フラグFLGRがセットされた状態の継続時間を、継続故障判定タイマTMで計時する。
【0031】
次いで、ステップS4へ進み、バス状態の監視結果、設定回数連続してエラーアクティブ状態を検出したか否かを調べる。この設定回数は、CANのリカバリー機能によるバスオフ状態からエラーアクティブ状態への復帰時間と、バス状態の監視周期のサンプリング時間との関係に基づいて設定され、異常が継続していないと判断することのできる回数、例えば、リカバリー機能によるエラーアクティブ状態への復帰時間を4ms、サンプリング時間を1msとした場合、2回に設定される。
【0032】
そして、エラーアクティブ状態を2回連続して検出したときには、バス状態がCANのリカバリー機能による一時的な正常状態への復帰ではなく完全に正常状態に復帰したものと判断し、ステップS4からステップS5へ進んで仮故障判定フラグFLGR及び継続故障判定タイマTMを共にクリア(FLGR←0、TM←0)した後、ステップS2へ戻ってバス状態の監視を続ける。
【0033】
また、ステップS4において、エラーアクティブ状態を2回連続して検出していないときには、ステップS4からステップS6へ進み、継続故障判定タイマTMの値が予め設定した故障判定時間を経過したか否かを調べる。そして、故障判定時間が経過していないときには、ステップS6からステップS4へ戻り、再度、バス状態の監視結果がエラーアクティブ状態を連続して2回検出したか否かを調べる。そして、ステップS4でエラーアクティブ状態を連続して2回検出することなく。ステップS6で故障判定時間が経過したときには、一時的な異常ではなく異常が継続している故障状態と判定してステップS6からステップS7へ進む。
【0034】
ステップS7では、故障確定を示す故障確定フラグFLGEをセットし(FLGE←1)、リンプホーム機能に入る。このリンプホーム機能では、例えば、燃料噴射量及び点火時期を所定のフェイルセーフ値に設定する等して必要最低限の走行性能を確保する。
【0035】
すなわち、図4のタイムチャートに示すように、CANのリカバリー機能を考慮してバス状態の監視周期を短くし、バスオフ状態に至るような異常を検知したとき、仮故障判定フラグFLGRをセットして継続時間を計時する。仮故障判定フラグFLGRがセットされた後は、設定回数連続して正常判定(エラーアクティブ検出)がなされない限りクリアされず(システムリセット時を除く)、仮故障判定フラグFLGRがセットされた状態で設定した故障判定時間が経過したとき、故障と確定して故障確定フラグFLGEをセットし、この故障確定フラグFLGEのセットにより、リンプホーム制御の実行を指示する。
【0036】
これにより、設定した故障判定時間で確実に故障を検知することができ、CANのリカバリー機能による影響を回避すると共に、外乱等による短時間の通信エラーによる誤診断を防止し、診断の信頼性を向上することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、送受信が禁止されるエラーステータスに遷移したときに正常状態への復帰を試みるリカバリー機能に影響されることなく、継続する異常を適正に判定して確実に故障を検知し、診断の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車内LANの構成例を示す説明図
【図2】車内LANに接続される各ユニット内の要部構成を示すブロック図
【図3】CAN通信診断処理のフローチャート
【図4】CAN通信診断のタイムチャート
【図5】従来のCAN通信診断のタイムチャート
【符号の説明】
1H,1L CAN通信バス
107 CANコントローラ部
FLGE 故障確定フラグ
FLGR 仮故障判定フラグ
REC 受信エラーカウンタ
TEC 送信エラーカウンタ
TM 継続故障判定タイマ

Claims (3)

  1. 通信バスを介した送受信時のエラー発生状況に応じてエラーステータスが遷移し、送受信が禁止されるエラーステータスに遷移したとき、正常状態への復帰を試みるリカバリー機能を有する通信装置の故障診断を行う通信故障の診断装置であって、
    上記エラーステータスが正常状態から異常状態に遷移したとき、仮故障と判定すると共に、この仮故障の継続時間を計時する手段と、
    上記仮故障の継続時間が設定時間に達する前に、上記エラーステータスが正常状態へ遷移したことを連続して設定回数検出できないとき、通信故障と確定する手段とを備えたことを特徴とする通信故障の診断装置。
  2. CAN通信バスを介した送受信時のエラー発生状況に応じてエラーステータスが遷移し、送受信が禁止されるバスオフ状態に上記エラーステータスが遷移したとき、エラーアクティブ状態への復帰を試みるリカバリー機能を有するCAN通信装置の故障診断を行う通信故障の診断装置であって、
    上記エラーステータスがエラーアクティブ状態以外に遷移したとき、仮故障と判定すると共に、この仮故障の継続時間を計時する手段と、
    上記仮故障の継続時間が設定時間に達する前に、上記エラーステータスがエラーアクティブ状態へ遷移したことを連続して設定回数検出できないとき、通信故障と確定する手段とを備えたことを特徴とする通信故障の診断装置。
  3. 複数の上記CAN通信装置を上記CAN通信バスを介して接続した車両内のネットワークに対し、
    上記ネットワーク上の何れかのノードで通信故障発生と確定したとき、リンプホーム制御の実行を指示する手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の通信故障の診断装置。
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