JP2004342048A - 通信機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリケーションプログラムの実行制御部3は、アプリケーションプログラム2の起動、一時停止、再開、および終了を制御する機能等を有する。背景画像設定部4は、アプリケーションプログラム2により作成され、表示器に表示させるための画像に関連した画像を、背景画像記憶部5に設定させる。画像切り替え部6は、アプリケーションプログラム2の起動中は、アプリケーションプログラム2により作成された画像をビデオメモリ7に出力するが、その一時停止期間の少なくとも一部の期間において、背景画像記憶部5に記憶された画像を背景画像とする画像をビデオメモリ7に出力し、表示器8に表示させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機器のプラットフォーム上にアプリケーションプログラムが実装され、表示器に画像を表示させる通信機器に関するものである。特に、携帯電話機などの携帯型通信機器に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機(以下、単に移動機という)などの携帯通信機器は、画像表示機能を持つようになり、Java(TM)、(本明細書中、(TM)は登録商標であることを表す)などのアプリケーションプログラムが搭載されるようになってきている。このようなアプリケーションプログラムは、一時停止する場合がある。
一時停止する場合としては種々の要因がある。アプリケーションプログラム自体の要求による場合の他、移動機プログラム側においては、一時停止のユーザ操作を検出した場合、電力消費抑制のためのスリープモードに入る場合、電話や電子メールの着信呼に応答する場合などがある。
【0003】
一例として、アプリケーションプログラムを常駐させて、移動機の「待ち受け画面」を表示する機能を実現する場合について説明する。
移動機では、着信を待っている待機期間において、液晶ディスプレイなどの表示器に「待ち受け画面」を表示している。この「待ち受け画面」の背景には、一般に「壁紙」といわれる背景画像が表示される。移動機に予め組み込まれた複数の画像やユーザによって登録された1または複数の画像の中から、ユーザによって「壁紙」が選択される。このような「壁紙」を背景とする「待ち受け画面」の表示は、移動機プログラム(ネイティブ環境)で実現される。
これに対し、待ち受け期間において、アニメーションキャラクタなど、特定の表示内容の動画表示を行ったり、ユーザ操作に応じて画像を変化させたりできる「待ち受け画面」を表示するアプリケーションプログラムが提供されるようになってきている(例えば、特願2001−367264号の明細書および図面)。
【0004】
図7は、従来における、アプリケーションプログラムの状態による実画面の変化を示す説明図である。
図7(a)は、アプリケーションプログラムの終了状態における実画面11aである。移動機プログラムにより作成された画像が表示され、その背景画像は、移動機に予め設定された「壁紙」(以下、「ネイティブ壁紙」という)になっている。
図7(b)は、アプリケーションプログラムの起動状態における実画面11bである。アプリケーションプログラムにより作成された画像が表示されている。上述した「ネイティブ壁紙」は表示されない。
図7(c)は、アプリケーションプログラムの一時停止状態における実画面81である。図7(a)と同様に、移動機プログラムにより作成された画像が表示される。
一時停止状態から、アプリケーションプログラムの再開の要因が生じたときは、再開とともに、図7(b)に示す実画面11bに戻る。
【0005】
上述した待ち受け画面表示用のアプリケーションプログラムは、「待ち受け画面」にユーザの嗜好や個性を反映させることを主な利用目的としている。例えば、ユーザの好む特定のキャラクタの動画を表示させる。ところが、一時停止時には、移動機プログラムにより作成された画像が表示されなくなり、移動機プログラムにより作成された「待ち受け画面」が表示されるため、必ずしも特定のキャラクタで統一された画面になるとは限らない。
その結果、待ち受け画面表示用のアプリケーションプログラムで作り上げる世界観を壊してしまうことになり、このアプリケーションプログラムを利用する意図が反映されないという不都合があった。
【0006】
待ち受け画面表示用アプリケーションプログラムにとって、消費電力節減のためのスリープモードは必要不可欠であり、また、電話や電子メールの通信機能と共存させる必要があることから、一時停止モードは不可欠である。
従って、待ち受け画面表示用のアプリケーションプログラムにより作成された画像を、一時停止時にも実画面に表示させればよい。しかし、アプリケーションプログラムと移動機プログラム(ネイティブ環境)との独立性から、従来の移動機ではこのような表示は不可能であった。
また、待ち受け画面表示を主目的としないアプリケーションプログラムであっても、その一時停止時には移動機プログラムにより作成された画像が表示されることから、アプリケーションプログラムが終了してしまったかのような印象をユーザに与えてしまうという不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、アプリケーションプログラムの一時停止時にもアプリケーションプログラムが意図する画像を表示することができ、例えば、アプリケーションプログラムの見かけ上の動作状態や世界観を継続させることができる通信機器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の発明においては、通信機器のプラットフォーム上にアプリケーションプログラムが実装され、表示器に画像を表示させる通信機器であって、前記アプリケーションプログラムの起動、一時停止、再開、および終了を制御する機能を少なくとも有するアプリケーションプログラムの実行制御手段と、前記表示器に表示させる背景画像を記憶する背景画像記憶手段と、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているとき、前記アプリケーションプログラムにより作成された第1の画像を前記表示器に表示させるとともに、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが一時停止している期間の少なくとも一部の期間において、前記背景画像記憶手段に記憶された背景画像を背景とする第2の画像を前記表示器に表示させる画像切り替え手段と、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているときに、前記アプリケーションプログラムにより作成され、かつ、前記第1の画像に関連した第3の画像を前記背景画像記憶手段に設定する背景画像設定手段を有するものである。
ここで、第3の画像としては、変化を続ける第1の画像のあるタイミングにおける画像であったり、第1の画像とは内容的に関連性はあるが、第1の画像とは別に作成された画像であったりする。
従って、アプリケーションプログラムが一時停止中でも、アプリケーションプログラムにより作成された、アプリケーションプログラムが意図する画像を、背景画像として表示させることができる。
第3の画像を背景画像として表示させるため、アプリケーションプログラムが一時停止中において、移動機プログラムが何らかの情報を表示する場合でも、第3の画像を極力表示させることが可能である。
その結果、一時停止状態の少なくとも一部の期間において、アプリケーションプログラムを見かけ上の動作継続状態にしておくことができ、また、アプリケーションプログラムの世界観を継続させることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の通信機器において、通信機器のプラットフォーム側で設定された第4の画像を記憶する画像記憶手段を有し、前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが終了したときは、前記画像記憶手段に記憶された第4の画像を前記背景画像記憶手段に設定するものである。
従って、アプリケーションプログラムが終了したときは、アプリケーションプログラムにより作成された画像による「壁紙」が破棄されることになるから、このアプリケーションプログラムの世界観を消去できるとともに、著作権のある画像が移動機に残存することを防止できる。
【0010】
請求項3に記載の発明においては、請求項2に記載の通信機器において、前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているときに、前記アプリケーションプログラムにより設定要求があったときは、前記第3の画像を前記背景画像記憶手段に設定するものである。
従って、アプリケーションプログラムは、起動中における任意のタイミングで、一時停止している少なくとも一部の期間において、第1の画像に関連し、背景画像とする第3の画像を設定することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明においては、請求項3に記載の通信機器において、前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているときに、前記アプリケーションプログラムにより解除要求があったときは、前記画像記憶手段に記憶された第4の画像を前記背景画像記憶手段に設定するものである。
従って、アプリケーションプログラムは、起動中における任意のタイミングで、一時停止している少なくとも一部の期間において背景画像とする第4の画像を設定して、第3の画像を破棄することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明においては、請求項1から4までのいずれか1項に記載の通信機器において、請求項1から4までのいずれか1項に記載の通信機器仮想画面領域記憶バッファを有し、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段は、前記第1の画像および前記第3の画像を、それぞれ、前記アプリケーションプログラムから前記仮想画面領域記憶バッファを介して、前記画像切り替え手段および前記背景画像設定手段に供給し、前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムによる設定要求があったときに、前記仮想画面領域記憶バッファに保持された画像を前記第3の画像として前記背景画像記憶手段に設定するものである。
従って、アプリケーションプログラムと移動機プログラムとの間の独立構成を保ちながら、仮想画面領域において、アプリケーションプログラムにより作成された画像を、移動機プログラムにより作成される画像の背景画像として設定することができる。その結果、アプリケーションプログラムと移動機プログラムとの間のインターフェースを従来から大幅に変更しなくてすむ。
【0013】
請求項6に記載の発明においては、請求項1から5までのいずれか1項に記載の通信機器において、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段は、通信機器のプラットフォーム上に実装されたアプリケーション実行環境により実現されるものである。
従って、通信機器の基本機能とは独立して、ユーザの好みに合わせて、後からアプリケーションプログラムを組み込んだり、外したりすることが容易にできる。その結果、アプリケーションプログラムにより実現される世界観を、ユーザの好みに合わせて、自由に設定したり、変更したりして楽しむことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態を示す機能構成図である。通信機器のプラットフォーム上にアプリケーションプログラムが実装され、Java(TM)アプリケーションプログラムなどのアプリケーションプログラムや移動機プログラムにより作成された画像を表示器に表示させる移動機である。
図中、1は画像記憶部であって、移動機に予め設定された第4の画像を背景画像「ネイティブ壁紙」として記憶している。
2はアプリケーションプログラムであって、後述する表示器8に表示される画像を作成して提供する表示画像作成および表示画像提供機能を有する。その起動中において、表示器8に表示させる第1の画像と、この第1の画像に関連した第3の画像を背景画像「アプリケーション壁紙」として作成する。
3はアプリケーションプログラムの実行制御部であって、アプリケーションプログラム2の起動、一時停止、再開、および終了を制御する機能を有するとともに、アプリケーションプログラム2から画像を、後述する背景画像設定部4や画像切り替え部6等のプラットフォーム側に供給する機能を有する。このアプリケーションプログラムの実行制御部3は、アプリケーション実行環境により実現される。
ネイティブ実行制御部9は、プラットフォーム側の実行制御を行うものであり、アプリケーションプログラム実行制御部3から、例えば、一時停止や終了等が通知されると、これに応じて、背景画像設定部4および画像切り替え部6を制御する。このネイティブ実行制御部9の機能は、ネイティブ環境により実現される。
これらの実行制御を行う要因は、アプリケーションプログラム2の側にある場合の他、移動機プログラムにある場合がある。
【0015】
4は背景画像設定部であって、アプリケーションプログラムの実行制御部3によりアプリケーションプログラム2が起動しているときに、ネイティブ実行制御部9の制御により、アプリケーションプログラム2により作成され、アプリケーションプログラムの実行制御部3を介して供給され、上述した表示器8に表示させるための第1の画像に関連した第3の画像を、後述する背景画像記憶部5に「アプリケーション壁紙」として設定する。
一具体例として、アプリケーションプログラム2から、アプリケーションプログラムの実行制御部3およびネイティブ実行制御部9を介して背景画像の設定要求があったときは、第3の画像を背景画像記憶部5に設定し、また、背景画像解除要求があったときは、画像記憶部1に記憶された第4の画像を背景画像記憶部5に設定する。
一方、アプリケーションプログラムの実行制御部3によるアプリケーションプログラム2が終了したときは、ネイティブ実行制御部9により、画像記憶部1に記憶された「ネイティブ壁紙」を、背景画像記憶部5に設定する。
画像切り替え部6は、アプリケーションプログラムの実行制御部3によりアプリケーションプログラム2が起動しているときは、ネイティブ実行制御部9の制御により、アプリケーションプログラム2により作成され、アプリケーションプログラムの実行制御部3を介して供給された第1の画像をビデオメモリ7に出力するとともに、アプリケーションプログラムの実行制御部3によりアプリケーションプログラム2が一時停止している期間の少なくとも一部の期間においては、ネイティブ実行制御部9の制御により、背景画像記憶部5に記憶された画像を背景画像とする第2の画像をビデオメモリ7に出力する。
ビデオメモリ7は、入力された画像を実画面として記憶し、表示器8に表示させる。
【0016】
図2は、図1に示した実施の一形態における、アプリケーションプログラムの状態による実画面の変化を示す説明図である。
アプリケーションプログラムの実行制御部3は、移動機のプラットフォーム上に実装されたアプリケーション実行環境によって実現される。
アプリケーションプログラムの一時停止は、ユーザ操作による一時停止要求、他のアプリケーションプログラムがタイマー起動されることによる常駐型アプリケーションプログラムに対する一時停止要求、一定時間にわたってキー操作がないとき、折り畳み式移動機に対し、筐体が折り畳まれた場合、着信イベントにユーザが応答した場合など、種々の要因があり、機種に依存したり、ユーザの設定により異なったりする。
一時停止状態からの再開は、例えば、ユーザの解除操作、他のアプリケーションプログラムが終了したとき、着信イベント応答処理終了等の場合に行われる。
【0017】
図2(a)に示した、アプリケーションプログラム2の終了状態において、図7(a)と同様の実画面11aが表示され、背景には移動機プログラムにより予め設定された「ネイティブ壁紙」が表示される。
図2(b)に示した、アプリケーションプログラム2の起動状態においては、図7(b)と同様に、アプリケーションプログラム2により作成された実画面11bが表示される。
図2(c)に示した、アプリケーションプログラムの一時停止状態においては、図7(c)の実画面11aとは異なる実画面11cが表示される。すなわち、実画面11cには、画像切り替え部6の制御により、背景画像記憶部5に記憶されていた「アプリケーション壁紙」が表示される。
従って、アプリケーションプログラム2が一時停止状態にあるときでも、アプリケーションプログラム2が意図する画面を表示器8に表示できることから、待ち受け画面表示用アプリケーションプログラムの世界観を保つことなどが可能となる。
なお、アプリケーションプログラムの再開要因が生じたときは、再開とともに図2(b)に示す実画面11bに戻る。
また、アプリケーションプログラムの終了要因が生じたときは、終了とともに、図2(a)に示した実画面11aのように、背景画像を「ネイティブ壁紙」に戻す。
【0018】
上述した画像切り替え部6は、アプリケーションプログラム2の一時停止状態において、実際には、移動機プログラムにより作成された画像、図2(c)をビデオメモリ7に出力するように切り替える。その際、その背景部に、背景画像記憶部5に記憶された画像が用いられることから、アプリケーションプログラム2が作成した「アプリケーション壁紙」が表示されることになる。
一時停止時に移動機プログラム側で作成された通常の「待ち受け画面」が表示される場合は、背景画像が表示される。この背景画像の前面に時計やカレンダー等の他の情報を重ね合わせ表示する場合もある、
しかし、一時停止状態であっても、電話着信や電子メール着信時に、ユーザに対する通知画面(利用者への問い合わせ画面)が表示される期間や、ユーザが着信に応答して通話したり、電子メールを読んでいたりする期間などにおいては、背景画像を表示しない場合もある。従って、一時停止状態であれば常に「アプリケーション壁紙」が表示されるというわけではない。
【0019】
なお、表示器に表示される実画面11a〜11cは、全体として1つの画面として説明した。しかし、実際の移動機では、表示画面の上部に電源状態、電波状態、着信通知等に用いるピクト領域があり、表示画面の下部にソフトキーの表示領域がある。いずれも移動機プログラム(ネイティブ環境)が管理している。従って、アプリケーションプログラムが生成する画像は、両者の間の領域に表示される。
一方、移動機の機種によっては、移動機側で予め設定される「壁紙」は、上述した表示画面の上部、下部を含めて表示される場合もある。この場合、「壁紙」の前面に、上述した電源状態やソフトキーなどの表示が重ね合わされる。
【0020】
図3は、本発明の実施の一形態である移動機のハードウエア構成を示すブロック図である。
図中、21は移動機全体の制御を行うCPU(中央処理装置)である。22は記憶部であって、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、DRAMなどの揮発性メモリから構成され、リアルタイムオペレーティングシステム,ネイティブアプリケーションプログラムなどの各種制御プログラム、Java(TM)実行環境プログラム、Java(TM)アプリケーションプログラム、および、各種データなどを記憶する。
23は表示器8を含む表示部、24はキー入力部である。
25はアンテナである。26は受信部であって、高周波増幅器、ミキサ、中間周波増幅器および復調器などからなる。27は送信部であって、変調器、ミキサおよび電力増幅部などからなる。28は周波数シンセサイザであって、受信部26,送信部27のミキサに高周波発振信号を供給する。29は、音声信号処理などを行う信号処理部である。30は受話用マイクロフォン、31は送話用スピーカである。
【0021】
この実施の一形態では、上述したハードウエア構成の移動機上に、Java(TM) VM(Virtual Machine:仮想マシン)環境を実装することにより、Java(TM) アプリケーションプログラムの実行が可能である。
図4は、Java(TM) VM機能を持つJava(TM)アプリケーション対応移動機41のソフトウエア構造の概要図である。
移動機プラットフォーム42の上に、Java(TM)実行環境43が実装されている。その上で、Java(TM)アプリケーションプログラム44が実行される。一方、移動機プラットフォーム42の上には、Java(TM)仮想マシン用のバイトコードを使用せず、ハードウエア機械語(ネイティブコード)を用いて、メール、ウェブブラウザ、背景画像設定等の諸機能を実現するネイティブアプリケーションプログラム45も実装されている。
移動機プラットフォーム42は、移動機のハードウエア、リアルタイムオペレーティングシステム、デバイスドライバ/プロトコルスタックスを備える。
移動機プラットフォーム42およびネイティブアプリケーションプログラム45は、ネイティブ環境を構成し、本明細書では、これらをまとめて移動機プログラムと言う。
【0022】
Java(TM)アプリケーション実行環境43は、Java(TM)アプリケーション対応移動機41のソフトウエア構造のミドルウエアに位置し、上位のJava(TM)アプリケーションプログラムと下位の移動機プログラムの実行と管理に必要なライブラリおよびプログラムを提供する。ここでは、組み込み機器用のJava(TM) 2 Platform Micro Edition (J2ME) が採用されている。
その基本部分は、CLDC(Connected, Limited Device Configuration)部と、クラスライブラリ部、アプリケーションマネージメント(AM)部で構成される。
CLDC部は、仮想マシンKVMとCLDC標準ライブラリで構成され、移動機プラットフォームへの組み込み用に特化した実行環境管理ライブラリを持つ。
クラスライブラリ部には、携帯電話用の標準プロファイルであるMIDP(Mobile Information Device Profile)に拡張クラスライブラリが追加されている。
アプリケーションマネージメント(AM)部に属するアプリケーションマネージャは、Java(TM)アプリケーションプログラムの実行制御機能および管理機能を有している。
上述した各ライブラリとプログラムを使用するために、それぞれに、アプリケーションマネージャインターフェース(API)が規定されている。
【0023】
図5は、図3,図4を参照して説明した移動機において、Java(TM)アプリケーションプログラムにより作成された画像が、表示部23の表示器に実画面として表示されるまでの経路を示す説明図である。図5中では、Java(TM)アプリケーションプログラムを、単にアプリケーションプログラムという。
移動機プラットフォーム42は、移動機仮想画面領域(オフスクリーンバッファ)51、および、ビデオメモリ53を備えている。移動機仮想画面領域51には、アプリケーションプログラム用領域51aおよび移動機プログラム用領域51bがある。ビデオメモリ53は実画面に対応する画像を記憶し、移動機仮想画面領域51における各領域51a,51bは、実画面よりも広いのが通常である。
【0024】
最初、Java(TM)アプリケーションプログラム44が終了状態にあるとき、移動機プログラムにより、画像が移動機プログラム用領域51bに書き込まれた後、図2(a)の実画面11aが切り出されてビデオメモリ53に転送される。
ただし、移動機プログラム用領域51bは、必ずしも1つの格納領域とは限らない。例えば、背景画像用の格納領域、電子メール用の格納領域など複数の格納領域を備えていたりする。
しかし、最終的には、各格納領域に記憶された画像が選択されたり、スーパーインポーズ(重ね合わせ)されたりして、移動機プログラム用領域51b上に書き込まれることになる。従って、背景用画像が専用の格納領域に格納される場合でも、背景用画像が選択され、かつ、前面に表示される画像が背景画像を全て覆ってしまわない限り、表示器の実画面に表示されることになる。
従って、通常は、画像記憶部52に記憶されている、移動機で予め設定された「ネイティブ壁紙」が、移動機プログラム用領域51bの背景画像として用いられる。
【0025】
Java(TM)アプリケーションプログラム44が起動状態にあるとき、Java(TM)アプリケーションプログラム44で作成された画像は、Java(TM)アプリケーション実行環境43により、移動機仮想画面領域51の中のアプリケーションプログラム用領域51aに書き込まれる。移動機プラットフォーム42は、アプリケーションプログラム用領域51aに書き込まれた画像から図2(b)の実画面11bを切り出してビデオメモリ53に転送する。
同時に、Java(TM)アプリケーション実行環境43は、Java(TM)アプリケーションプログラム44から「壁紙設定要求」があったとき、このときアプリケーションプログラム用領域51aに格納された画像「アプリケーション壁紙」が、移動機プログラム用領域51bの背景画像としてとして書き込まれるように、例えば、その背景画像用の格納領域に渡しておく。
【0026】
すなわち、Java(TM)アプリケーションプログラムで生成されて提供された画像を、この画像が書き込まれるJava(TM)アプリケーション用の仮想画面領域から、移動機プログラム用の仮想画面の背景画像領域に渡すことにより、移動機の背景画像を強制的に変更する。
ここで、Java(TM)アプリケーションプログラム44が、「アプリケーション壁紙」としてアプリケーションプログラム用領域51aに格納する画像は、必ずしも、Java(TM)アプリケーションプログラム44の実行中に表示させる実画面(通常は、変化を続ける動画像である)の、あるタイミングにおける画像そのものでなくてもよい。
より詳しく説明すると、「アプリケーション壁紙」は、「壁紙設定要求」をしたときの実画面の画像であるとは限らない。
表示器に表示させる実画面の画像と内容的に関連性があるが、これとは別に、特別に「アプリケーション壁紙」を作成し、アプリケーションプログラム用領域51aに一時的に格納した上で、移動機プログラム用領域51bに設定してもよい。
このように、アプリケーションプログラムと移動機プログラムとの間の独立構造を保ちながら、移動機仮想画面領域51における、アプリケーションプログラム用領域51aと移動機プログラム用領域51b間のインターフェースにより、アプリケーションプログラムにより作成された画像を、移動機プログラムにより作成される画像の背景画像として設定することができる。
【0027】
Java(TM)アプリケーションプログラム44が一時停止状態になったとき、移動機プラットフォーム42は、移動機プログラム用領域51bに書き込まれた画像の一部を実画面として切り出して、ビデオメモリ53に転送する。
その結果、ビデオメモリ53には、図2(c)に示したように、移動機プログラムにより作成された画像ではあるが、その背景画像は、Java(TM)アプリケーションプログラム44により作成された画像となる。すなわち、Java(TM)アプリケーションプログラムの一時停止状態においても、Java(TM)アプリケーションプログラムから提供された画像を実画面に表示させることができる。
【0028】
Java(TM)アプリケーションプログラム44が終了状態になったとき、移動機プログラムは、画像記憶部52に記憶された「ネイティブ壁紙」を、移動機プログラム用領域51bの背景画像領域に設定するなどして、背景画像を元に戻す。
一方、Java(TM)アプリケーションプログラム44は、その起動中において、Java(TM)アプリケーション実行環境43に対し、一旦、「壁紙設定要求」をした後、「壁紙解除要求」をすることができる。「壁紙解除要求」があれば、Java(TM)アプリケーション実行環境43は、移動機プログラムに対し、上述したJava(TM)アプリケーションプログラム44の終了時と同様に、画像記憶部52に記憶された「ネイティブ壁紙」を、移動機プログラム用領域51bの背景画像領域に設定するなどして背景画像を元に戻させる。
従って、Java(TM)アプリケーションプログラムが終了したとき、あるいは解除要求があったとき、移動機プログラムは、背景画像を、移動機に予め設定されていた「ネイティブ壁紙」に戻して、実画面をビデオメモリ53に転送し、表示器に表示させる。
【0029】
図6は、図3,図4を参照して説明した移動機において、Java(TM)アプリケーション実行環境43が、移動機プラットフォーム42に対し、「ネイティブ壁紙」と「アプリケーション壁紙」とを切り替えさせる動作の一例を示すフローチャートである。
Java(TM)アプリケーション実行環境43が実行するその他の処理については説明を省略する。ここでは、「背景画像」を省略表現して「壁紙」という。
最初、Java(TM)アプリケーションプログラムが終了状態にあるものとする。移動機の初期状態では、移動機で予め設定された「壁紙」を有する実画面11aが表示されている。
ここで、何らかの起動要因(例えば、ユーザがメニュー画面に表示されたJava(TM)アプリケーションプログラムのライブラリを見ながら、1つを選択する)が発生する。
【0030】
S61において、Java(TM)アプリケーション実行環境は、Java(TM)アプリケーションプログラムをJava(TM)VM上にロードするなどの起動処理を行う。
S62において、Java(TM)起動状態(Active状態)になり、Java(TM)対応移動機はJava(TM)実行環境の制御下にある。
S63において、Java(TM)アプリケーション実行環境43は、Java(TM)アプリケーションプログラムからの「壁紙設定要求」の有無を判定し、あればS64に処理を進め、なければS65に処理を進める。
S64において、壁紙データを移動機プログラムに渡す。移動機プログラムにおいては、この壁紙データを、移動機プログラム用領域51b(図5)の背景画像領域に書き込む処理を行う。
S66において、「壁紙解除要求」の有無を判定し、あればS67に処理を進め、なければS68に処理を進める。
S68において、Java(TM)アプリケーションプログラムからJava(TM)アプリケーション実行環境を介して「壁紙解除要求」を受けた移動機は、移動機で設定された「ネイティブ壁紙」を、移動機アプリケーション用領域51b(図5)に属する背景画像領域に書き込む。その結果、「アプリケーション壁紙」を破棄し、「ネイティブ壁紙に」差し替えることになる。S68の処理を終了すると、処理をS62に示す最初の起動状態に戻す。
【0031】
一方、S67において、Java(TM)アプリケーション実行環境は、Java(TM)アプリケーションプログラムあるいは移動機プログラムからの「一時停止要求」の有無を判定し、あればS69に処理を進め、Java(TM)アプリケーションプログラムの一時停止処理を行う。Java(TM)アプリケーション実行環境は、一時停止状態へ遷移し、Java(TM)アプリケーションプログラムで指定された「アプリケーション壁紙」を有する実画面11cが表示される。
また、S67において「一時停止要求」がなければ、さらにS70に処理を進め、Java(TM)アプリケーションプログラムあるいは移動機プログラムからの「終了要求」の有無を判定し、「終了要求」があればS71に処理を進め、Java(TM)アプリケーションプログラムの終了処理を行い、Java(TM)アプリケーション実行環境は終了状態に遷移する。
S73において、移動機プログラムは、Java(TM)アプリケーション実行環境の終了状態を受けて、移動機で予め設定された「ネイティブ壁紙」を、移動機プログラム用領域51b(図5)の背景画像領域に書き込む。すなわち、「アプリケーション壁紙」を破棄し、「ネイティブ壁紙」に差し替える。その結果、移動機で予め設定された「ネイティブ壁紙」を有した、図2(a)の実画面11aが表示器に表示される。
【0032】
また、S70において「終了要求」がなければ、さらにS72に処理を進め、Java(TM)アプリケーション実行環境は、Java(TM)アプリケーションからの「壁紙設定要求」の有無を判定し、あればS74に処理を進め、なければS66の「壁紙解除要求」有無判定に処理を戻す。
S74において、Java(TM)アプリケーション実行環境は、新たにJava(TM)アプリケーションにより作成された背景画像データを移動機プログラムに渡す。移動機プログラムは、この壁紙データを、移動機プログラム用領域51b(図5)の背景画像領域に書き込む処理を行う。その後、S66の「壁紙解除要求」判定に処理を戻す。
【0033】
S63にて「壁紙設定要求」がないときに処理が進められるS65において、Java(TM)アプリケーションプログラムあるいは移動機プログラムからの「一時停止要求」の有無を判定し、「一時停止要求」があればS75に処理を進め、Java(TM)アプリケーションプログラムの一時停止処理を行う。Java(TM)アプリケーション実行環境は、一時停止状態へ遷移し、移動機で予め設定された「ネイティブ壁紙」を有する実画面11a(図2)が表示される。
S65において、「一時停止要求」がなければ、さらにS76に処理を進め、Java(TM)アプリケーションプログラムあるいは移動機プログラムからの「終了要求」の有無を判定する。「終了要求」があればS77に処理を進め、終了処理を行う。Java(TM)アプリケーション実行環境は、終了状態へ遷移し、移動機で予め設定された「ネイティブ壁紙」を有する実画面11a(図2)が表示される。一方、「終了要求」がなければ、S62の起動状態に戻る。
【0034】
上述したS69やS75による一時停止処理において、Java(TM)アプリケーション実行環境は、実行中のJava(TM)アプリケーションプログラムが保持しているオブジェクトを揮発性記憶域に保持したまま、アプリケーションプログラムの実行を停止し、制御を移動機プログラムに移す。
Java(TM)アプリケーション実行環境が、S69やS75によって一時停止(Paused)状態であるときに再開要因が発生したときは、再開処理が行われる。
再開時には、一時停止により保持したオブジェクトを用いてJava(TM)アプリケーションプログラムの実行を再開し、起動状態と同様に、以後、S62に処理を進める。
一方、S73やS77における終了処理においては、アプリケーションプログラムが持つリソースの開放をはじめとする終了処理を行った後に移動機プログラムが制御を獲得する。
Java(TM)アプリケーション実行環境が、S71やS77によって終了状態になっているときに、新たに起動要因が発生したときは、S61と同様の起動処理が行われ、S62に処理を進める。
【0035】
上述したフローチャートからわかるように、Java(TM)アプリケーションプログラム44は、起動中において、任意のタイミングで、かつ何回でも「壁紙設定要求」とともに、新たな内容の「アプリケーション壁紙」をJava(TM)アプリケーション実行環境に提供することができ、その都度、移動機プログラムに新たな内容の「アプリケーション壁紙」を設定させることができる。設定が繰り返されるときには、以前の「壁紙」は上書きされるので破棄されることになる。
また、起動中であれば、任意のタイミングで何回でも「壁紙解除要求」をJava(TM)アプリケーション実行環境に対して行うことができ、「ネイティブ壁紙」に戻すことができる。
【0036】
上述した説明では、常駐設定した待ち受け画面表示用のJava(TM)アプリケーションプログラムについて説明した。しかし、常駐設定しないJava(TM)アプリケーションプログラムであっても、一時停止した場合に、Java(TM)アプリケーションプログラムの意図する背景画像を設定できる。その結果、このJava(TM)アプリケーションプログラムが見かけ上、その動作を継続させているかのような印象をユーザに与えることができる。
また、上述した説明では、1つのメインの表示器に表示される画像について説明した。しかし、折り畳み型の移動機においては、折り畳まれた状態でも見ることのできるサブの表示器を筐体の背面などに持つものがある。筐体が折り畳まれた状態における、このサブの表示器に対し、移動機プログラムによる画像表示に加え、Java(TM)アプリケーションプログラムにより、「待ち受け画面」等の画像表示を行わせることができる。その際、Java(TM)アプリケーションプログラムは、筐体が折り畳まれた状態においても、起動、一時停止、再開、および終了を可能とする。
従って、同様に、Java(TM)アプリケーションプログラムにより作成された画像を、Java(TM)アプリケーションプログラムが一時停止状態になり、移動機プログラムの制御下にあるときにも、背景画像として表示させることができる。
なお、筐体が開いた状態において、Java(TM)アプリケーションプログラムにより、メインの表示器だけでなくサブの表示器にも画像表示を行わせてよい。
【0037】
上述した説明では、Java(TM)アプリケーションプログラム対応の携帯電話機を例にして説明した。しかし、Java(TM)アプリケーションプログラムでなくても、アプリケーションプログラムから提供される画像を表示器に表示させる通信機器であって、このアプリケーションプログラムの起動、一時停止等を制御するものであれば、本発明を適用することができ、同様の作用効果を奏する。
具体的には、PDA(Personal Digital Assistant)端末機などの携帯型の機器、表示器を備える固定電話機、通信機能を備えたデジタルテレビジョンなどの情報家電機器に適用可能である。
特に、通信機器のプラットフォーム上に、アプリケーションプログラム実行環境を実装し、このアプリケーションプログラムの実行環境上でJava(TM)等のアプリケーションプログラムを実行するとともに、このアプリケーションプログラムの起動、一時停止等を制御する種々の通信機器に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
上述した説明から明らかなように、本発明によれば、アプリケーションプログラムの一時停止状態においても、アプリケーションが意図する画像を表示させることができるという作用効果がある。
その結果、アプリケーションプログラムの一時停止状態においても、利用者からはアプリケーションの動作が継続しているように見える。
従って、一時停止状態において単に見かけ上アプリケーションプログラムが終了した印象を与えないというだけでなく、アプリケーションプログラムは、一時停止状態においてもユーザに対して画像情報を提供できる。
その結果、表示する内容を工夫することによって、アプリケーションプログラムの表現の幅を広けることができる。
特に、一時停止状態においてもアプリケーションの世界観が維持されることから、待ち受け画面表示用のアプリケーションプログラムを利用する魅力を増進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す機能構成図である。
【図2】図1に示した実施の一形態における、アプリケーションプログラムの状態による実画面の変化を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の一形態である移動機のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図4】仮想マシン機能を持つアプリケーション対応移動機のソフトウエア構造の概要図である。
【図5】図3,図4を参照して説明した移動機において、アプリケーションプログラムにより作成された画像が、表示器に実画面として表示されるまでの経路を示す説明図である。
【図6】図3,図4を参照して説明した移動機において、アプリケーション実行環境が、移動機プログラムに対し、「ネイティブ壁紙」と「アプリケーション壁紙」とを切り替えさせる動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】従来における、アプリケーションプログラムの状態による実画面の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画像記憶部、2…アプリケーションプログラム、3…アプリケーションプログラムの実行制御部、4…背景画像設定部、5…背景画像記憶部、6…画像切り替え部、7…ビデオメモリ(実画面)、8…表示器、11a〜11c…実画面
Claims (6)
- 通信機器のプラットフォーム上にアプリケーションプログラムが実装され、表示器に画像を表示させる通信機器であって、
前記アプリケーションプログラムの起動、一時停止、再開、および終了を制御する機能を少なくとも有するアプリケーションプログラムの実行制御手段と、
前記表示器に表示させる背景画像を記憶する背景画像記憶手段と、
前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているとき、前記アプリケーションプログラムにより作成された第1の画像を前記表示器に表示させるとともに、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが一時停止している期間の少なくとも一部の期間において、前記背景画像記憶手段に記憶された背景画像を背景とする第2の画像を前記表示器に表示させる画像切り替え手段と、
前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているときに、前記アプリケーションプログラムにより作成され、かつ、前記第1の画像に関連した第3の画像を前記背景画像記憶手段に設定する背景画像設定手段、
を有することを特徴とする通信機器。 - 通信機器のプラットフォーム側で設定された第4の画像を記憶する画像記憶手段を有し、
前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが終了したときは、前記画像記憶手段に記憶された第4の画像を前記背景画像記憶手段に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。 - 前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているときに、前記アプリケーションプログラムにより設定要求があったときは、前記第3の画像を前記背景画像記憶手段に設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の通信機器。 - 前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムの実行制御手段により前記アプリケーションプログラムが起動しているときに、前記アプリケーションプログラムにより解除要求があったときは、前記画像記憶手段に記憶された第4の画像を前記背景画像記憶手段に設定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の通信機器。 - 仮想画面領域記憶バッファを有し、
前記アプリケーションプログラムの実行制御手段は、前記第1の画像および前記第3の画像を、それぞれ、前記アプリケーションプログラムから前記仮想画面領域記憶バッファを介して、前記画像切り替え手段および前記背景画像設定手段に供給し、
前記背景画像設定手段は、前記アプリケーションプログラムによる設定要求があったときに、前記仮想画面領域記憶バッファに保持された画像を前記第3の画像として前記背景画像記憶手段に設定する、
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の通信機器。 - 前記アプリケーションプログラムの実行制御手段は、通信機器のプラットフォーム上に実装されたアプリケーション実行環境により実現される、
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の通信機器。
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